JP4593409B2 - 伸縮可撓継手構造 - Google Patents
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Description
その筒状スペーサ4の奥部側の端部4aは、受け口の小口径部2aと大口径部2bとの間の段部2cに当接している。また、その筒状スペーサ4は、その本体部4bの内径が前記フランジ部3aの外径よりも小さく、前記奥部側の端部4aに、前記フランジ部3aの外径よりも小さい内径を有する内方突起を有し、フランジ部3aがこの内方突起を所定以上の力で押したときに変形してフランジ部3aが通ることを許容する。
また、シールリング5は、ゴムなど弾性を有する素材でできており、その一端がスペーサ4に当接するとともに、他端は、シールカバー6を介して継手本体2の外周にねじ込まれた袋ナット7の鍔部7aに拘束されている。
このようにすれば、シール部材は、受け口と袋ナットとの間に挟まれて固定されるので、継手部が大きく伸縮又は屈曲しても、シール部材が移動したり外れたりすることを防止し得る。このため、大きな屈曲に対しても、漏水を生じさせない。
このようにすれば、シール部材が管軸方向へ強く圧縮されると、そのシール部材は変形して各空間へ入り込む。すなわち、圧縮によるシール部材の変形は、その両空間へと逃げる。このため、継手部の伸長状態においても、シール部材の弾力性は減少せず変形性能が低下しない。
そのフランジ部の外周面とそれに対向する受け口の内周面との間に空間を形成し、上記挿し口の外周面と上記鍔部の内周面との間に空間を形成し、上記シール部材をその両空間に臨ませて配置した伸縮可撓継手構造を採用し得る。
すなわち、筒状のシール部材の外側にスリーブを嵌め、その後、そのシール部材の内側に挿し口の後端部を圧入して、その挿し口の前端部に設けたフランジ部の後端側端面を前記シール部材に当接させる。
そのスリーブの外側に上記受け口を嵌めた後、前記スリーブを後端側へ向かって引き抜き、その後、上記挿し口を貫通する袋ナットを前記受け口の外周にねじ込むようにした接続方法である。
この実施例の伸縮可撓継手10は、図3に示すように、水道管9に取り付けられた分水栓11の分岐管20に設けられるものである。その構成は、図1に示すように、分岐管20にパッキン21を介してねじ込まれた受け口12内に、ゴム製のシール部材15を介在させて挿し口13が挿し込まれ、その挿し込み状態で、挿し口13用の挿通孔18を有する袋ナット17が、挿し口13側から受け口12の外周にねじ込まれ固定されている。
受け口12の内周面22は、前記フランジ部13aの外周面23aの外径よりも大きな内径となっているので、その内周面22と外周面23aとの間に空間Pを形成している。
このとき、袋ナット17の上記挿通孔18の内周面28(鍔部17aの内周面28)は、その内径が挿し口13の外周面23の外径よりも大きくなっているので、その内周面28と挿し口13の外周面23との間に空間Qを形成している。
なお、袋ナット17の受け口12へのねじ込みは、その袋ナット17の内周に、受け口12の外周に形成されたねじ部12bに対応するねじ部17bが形成されているので、両ねじ部12b,17bを介して行われる。
このとき、図示する治具25には、シール部材15の後端が当接する凹部が形成されているので、そのシール部材15の後端には、膨出部15eが形成される。また、シール部材15の前端は、上記空間Pに入り込んで膨出部15dが形成される。この膨出部15dは、図2bに示すシール部材15の前端側突出部15cが変形したものである。
その後、スリーブ16を後端側へ向かって引き抜く(図2g参照)。この引き抜きにおいて、スリーブ16の後端に設けられたフランジ16aを掴むと便利である。このとき、スリーブ16の外周面は、軸方向に滑り易い表面形状、及び表面粗度に形成されているので、その引き抜きはスムースである。また、必要に応じてシール部材15の外周面に滑材を塗布しておけば、その引き抜きはさらにスムースとなる。スリーブ16の引き抜きがスムースであれば、シール部材15に無理な力が作用しないので、そのシール部材15の不必要な変形を抑えシール性能を向上させることができる。
さらに、この実施例によれば、シール部材15のボリュームが大きいので、そのシール部材15を構成するゴムの流動化によって、シール部材15が受け口12の内周面22及び挿し口13の外周面23等に強く密着する。このため、その止水性能は高いレベルで維持されることとなる。
シール部材15が圧縮される。この圧縮により、シール部材15による止水性能は、さらに向上する。
継手部がさらに伸長すると、シール部材は前記両空間P,Qに臨んで配置されているので、そのシール部材15の変形は、図2hに示す矢印の方向へ逃げる。このため、シール部材15はその圧縮前の初期の弾性力を維持して、継続して各部部材の変位を吸収し得る。したがって、この伸長状態で上記屈曲する方向への力が作用しても、隙間の発生に伴う漏水を生じさせないとともに、各部部材に損傷をも生じさせない。
また、この伸長状態において、シール部材15が、図2hに示す矢印の方向へ変形することに伴い、そのシール部材15にはその矢印の方向へのねじれの力が作用する。このとき、シール部材15の環状突出部15aは、袋ナット17と受け口12の端面12aとの間に挟まれて固定されているので、そのねじれの力に対してシール部材15は動かないように固定される。
また、上記各実施例では、シール部材15としてゴム(SBR)硬度70度のものを使用した。
2,12 受け口
3,13 挿し口
5,15 シール部材
7,17 袋ナット
11 分水栓
12b,12c,17b,20c ねじ部
13a フランジ部
13b フランジ部後端側端面
13c 後端部
15a 環状突出部
15b テーパ部
15c 前端側突出部
15d,15e 膨出部
15f 貫通孔
16 スリーブ
7a,17a 鍔部
17c 鍔部内側端面
18 挿通孔
20 管路(分岐管)
21 パッキン
22 受け口内周面
23 挿し口外周面
23a フランジ部外周面
24,25 圧入用治具
28 鍔部内周面
Claims (1)
- 受け口12内に、その前端部にフランジ部13aを有する挿し口13を挿し込み、前記フランジ部13aよりも後端側において、前記挿し口13の外周面23と受け口12の内周面22との間にシール部材15を介在させ、前記挿し口13が貫通する袋ナット17を前記受け口12の外周にねじ込んで、その袋ナット17の鍔部17aにより前記シール部材15を前記挿し口13の後端側へ抜け止めするとともに、前記フランジ部13aの後端側端面13bを前記シール部材15に当接させ、前記フランジ部13aの外周面23aとそれに対向する受け口12の内周面22との間に空間Pを形成し、前記挿し口13の外周面23と前記鍔部17aの内周面28との間に空間Qを形成し、前記シール部材15をその両空間P,Qに臨ませた伸縮可撓継手構造とするための挿し口13と受け口12との接続方法であって、
筒状のシール部材15の外側にスリーブ16を嵌め、その後、そのシール部材15の内側に挿し口13の後端部を圧入して、その挿し口13の前端部に設けたフランジ部13aの後端側端面13bを前記シール部材15に当接させ、
前記スリーブ16の外側に前記受け口12を嵌めた後、前記スリーブ16を後端側へ向かって引き抜くことにより、前記シール部材15の前端を、前記フランジ部13aの外周面23aと前記受け口12の内周面22との間の前記空間Pに臨ませ、その後、前記挿し口13を貫通する袋ナット17を前記受け口12の外周にねじ込むことにより、前記シール部材15の後端を、前記挿し口13の外周面23と前記鍔部17aの内周面28との間の前記空間Qに臨ませることを特徴とする挿し口13と受け口12との接続方法。
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