JP4592905B2 - 細隙灯顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、細隙灯顕微鏡に関し、より詳しくは、被検眼の特定の観察部位の細隙像はもちろん、観察部位の周辺部をも同時に明瞭に観察可能な細隙灯顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
眼科分野で使用される眼科装置一種として、細隙灯顕微鏡がある。これは眼科医の日常の診察において使用されるもので、被検眼への照明方法を工夫することで被検眼の種々の病変部を観察可能とするものである。
【0003】
この細隙灯顕微鏡は、図14に概念的に示すように、光源201からの光を細隙状の光(スリット光)にして被検眼Eの角膜Edに照射し、角膜Edを光切断の状態にして、この光切断された角膜部分からの反射光を対物レンズ202を介して図示しない観察光学系、画像処理系に取り込み、図15に示すように画像モニタ203の画面に角膜断面像Ed´を表示するものである。
【0004】
この細隙灯顕微鏡は、チンダル現象を利用することで、被検眼Eのわずかな病変部を観察することができる(糸井素一、金上貞夫著 「スリットランプ」 p25,Fig34 メディカル葵出版参照)。
【0005】
しかし、このような従来の細隙灯顕微鏡の場合、例えば角膜断面像Ed´のみを明瞭に観察できるものの、角膜断面以外の周辺の組織(強膜、虹彩等)は全く観察することはできない。これは、角膜をスリット状の照明光により照明するので照明野が極めて狭く、角膜断面以外の周辺領域は真っ暗(図15においてクロス斜線で示す)となって画像化することが困難である。
【0006】
しかし、被検眼Eのある特定部位の周辺の外観や組織状態も画像化し、被検眼全体に亘って病変部の位置、大きさが分かるようになれば、適切な診断ができるようになることから、ある特定部位の周辺の外観や組織状態をも観察可能とすることが要請される。このようにすれば、術者以外の第三者(患者やその家族、学会や雑誌等の関係者等)への病変部の説明が容易になる利点もある。
【0007】
被検眼Eの特定部位の周辺領域へ背景照明光を照射する細隙灯顕微鏡の従来例について図16を参照して説明する。
【0008】
図16に示す従来の細隙灯顕微鏡100は、テーブル102上に移動機構部103を介して水平横方向及び水平縦方向に移動可能に支持された基台104と、傾倒操作により基台104を水平横方向及び水平縦方向に変位させる操作ハンドル105と、前記基台104により支持された顕微鏡系(観察光学系)106、前記基台104に対して支持枠113を介して支持されるとともに光源や細隙を内蔵し、支持枠113の所定の位置に設けたミラー112を介して被検眼Eに細隙状の照明光を照射する照明系108と、前記顕微鏡系106の対物レンズを収納した鏡筒本体109に対峙させた被検者用の顎受部110a、額当て110bを有する顎受け台110とを具備している。
【0009】
前記鏡筒本体109の側面には、観察倍率変倍用の回転軸を突設し、この回転軸に対して外周に顕微鏡系106の観察倍率を示す6,10,16,25,40等の数字を付した操作ノブ111を装着している。
【0010】
前記照明系108の筐体部には、この照明系108が発光する照明光の一部を利用する手動操作型のライトガイド120が取り付けられ、このライトガイド120の先端から前記被検眼Eに向けて背景照明光を照射するようになっている。図16中、130は前記鏡筒本体109に取り付けた例えばビデオカメラのよううな撮像装置である。
【0011】
前記顎受け台110には、図17に示すように、その両側端110c、110dに、嵌合状態で同一寸法の一対の装着受部141a、141bを設けている。そして、装着受部141aに、固視標支持部材150を装着すようになっている。固視標支持部材150は、装着受部141aに挿入する挿入部151と、第1の回転可能な継手部152と、この第1の回転可能な継手部152により回転可能に支持した第1アーム153と、第1アーム153の端部に取り付けた第2の回転可能な継手部154と、この第2の回転可能な継手部154により回転可能に支持した第2アーム155とを備え、この第2のアーム155の先端部に固視標156を取り付ける構造となっている。
【0012】
このような顎受け台110に対して、図18に示すように、顎受け台110の上部を支軸として被検者の顔の前方の領域を回動可能な回動部材160を配置し、この回動部材160における被検眼Eの近傍を占める位置に背景照明用のLED161を取り付けた構造のものも知られている。
【0013】
また、図19に示すように、前記顎受け台110の側端110a(又は側端110b)に対して、取り付け具171、第1アーム172、継手173、第2アーム174を介して背景照明用のLED175を取り付けた構造のものも知られている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図16に示す従来の細隙灯顕微鏡100の場合、前記ライトガイド120からの背景照明光の光源は前記照明系108の光源と共通であるため、被検眼Eに対する細隙状の照明光の光量調製を行うと、これに連動して背景照明光の光量も変化してしまい、背景照明光のみの光量調整はできないという問題がある。このことは、被検眼Eの視覚観察やビデオカメラによる撮像、スチールカメラによる撮影等、多角的に被検眼Eの観察、記録を行う各々の場合に、被検眼Eの特定部位に関する背景照明の最適化が困難であることを意味する。
【0015】
また、図16に示す従来の細隙灯顕微鏡100の場合、前記ライトガイド120の先端部近傍に、光量調整用の複数の穴の空いた遮光部材を設け、穴の位置を切り換えることで前記背景照明光の光量調整を行うように構成している。
【0016】
しかし、このような構成では、光量調整を行う都度検者が遮光部材を操作するために指をライトガイド120の先端部近傍の遮光部材に触らなければならず、このため、被検者に煩雑感を与え、また、細隙灯顕微鏡100による被検眼Eの観察時の操作性を低下させるという問題がある。
【0017】
一方、前記照明系108とは全く別途に図18に示すような背景照明用のLED161を設けたり、図19に示すように各種機構部品を介して背景照明用のLED175を取り付けた構造の場合、電源部、光源の付加が必要で細隙灯顕微鏡100の全体構成の大型化、複雑化を招いてしまう。さらに、電源部、光源は前記テーブル102外の床上等に設置しなければならず、このため配線器具が増えたり、配線材の引き回し距離が長くなってしまい、細隙灯顕微鏡100の可動部分のいずれかの箇所に接触する等、細隙灯顕微鏡100自体の操作性を低下させてしまうという問題も生じる。
【0018】
そこで、本発明は、従来例のようなライトガイドや配線材等を不要とし、省スペース化を図りつつ良好な操作性を得ることができ、しかも、被検眼の視覚観察やビデオカメラによる撮像、スチールカメラによる撮影等、多角的に被検眼の観察、記録を行う場合に、各々特定部位に対する最適な背景照明を得ることができる細隙灯顕微鏡を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る細隙灯顕微鏡は、照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群を配置したことを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、前記照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射して被検眼の特定部位を観察できるとともに、顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群を配置したものであるから、被検眼の特定部位については、前記細隙状の照明光に基づき明瞭な画像を得て観察し、記録可能となるとともに、その周辺部についても前記発光素子群からの背景照明光に基づき被検眼の特定部位とともに明瞭に観察し、記録することが可能となる。
【0021】
請求項2記載の発明に係る細隙灯顕微鏡は、被検眼に対する位置を変位可能に配置した照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に周回配列され、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群と、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段とを有することを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、前記照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射して被検眼の特定部位を観察できるとともに、顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群を配置し、点灯調整手段により、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を調整するものである。
【0023】
従って、被検眼の特定部位については、前記細隙状の照明光に基づき明瞭な画像を得て観察し、記録可能となるとともに、その周辺部に対しても前記発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を前記点灯調整手段により調整することで、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じた最適の背景照明光を照射でき、前記被検眼の特定部位とともにその周辺領域を明瞭に観察し、記録することが可能となる。
【0024】
請求項3記載の発明に係る細隙灯顕微鏡は、被検眼に対する位置を変位可能に配置した照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に周回配列され、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群と、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段と、前記対物レンズの周りの発光素子群からの背景照明光の照度を調整する調光手段とを有することを特徴とするものである。
【0025】
この発明によれば、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記対物レンズの周りの発光素子群からの背景照明光の照度を調整する調光手段を設けているので、被検眼の特定部位については、前記細隙状の照明光に基づき明瞭な画像を得て観察し、記録可能となるとともに、その周辺部に対しても前記発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を前記点灯調整手段により調整することで、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じた最適の背景照明光を照射でき、前記被検眼の特定部位とともにその周辺領域を明瞭に観察し、記録することが可能となる。
【0026】
さらに、前記点灯調整手段による点灯動作する発光素子の位置及び個数の調整と、調光手段による背景照明光の照度調整とを組み合わせることにより、被検眼の視覚観察やビデオカメラによる撮像、スチールカメラによる撮影等、多角的に被検眼の特定部位の観察、記録を行う場合に、各々最適な背景照明を得ることが可能となる。
【0027】
請求項4記載の発明に係る細隙灯顕微鏡は、支持枠により被検眼に対する位置を変位可能に支持された照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、前記支持枠における前記被検眼に対向する領域に、前記被検眼へ照射する細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群を配置したことを特徴とするものである。
【0028】
この発明によれば、前記照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射して被検眼の特定部位を観察できるとともに、照明系を支持する支持枠における前記被検眼に対向する領域に配置した発光素子群から、前記被検眼へ背景照明光を照射することにより、前記細隙状の照明光に基づく特定部位の周辺領域についても、明瞭に観察し、記録することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
【0030】
図1に示す本実施の形態の細隙灯顕微鏡1は、テーブル2上に移動機構部3を介して水平横方向及び水平縦方向に移動可能に支持された基台4と、傾倒操作により基台4を水平横方向及び水平縦方向に変位させる操作ハンドル5と、前記基台4により被検眼Eに対して水平方向に回動変位可能に支持された顕微鏡系6、前記基台4に対して支持枠15を介して被検眼Eに対して水平方向に回動変位可能に支持されるとともに、光源や細隙状の照明光を形成する細隙を内蔵し、さらに細隙状の照明光の反射用のミラー12を搭載した照明系8と、前記顕微鏡系6の対物レンズ31を収納した鏡筒本体9に対峙させた被検者用の顎受部10a、額当て10bを有する顎受け台10とを具備している。
【0031】
前記鏡筒本体9の側面には、観察倍率変倍用の回転軸を突設し、この回転軸に対して外周に顕微鏡系6の観察倍率を示す6,10,16,25,40等の数字を付した操作ノブ11を装着するようになっている。
【0032】
前記鏡筒本体9における対物レンズ31側の端面9bには、図2、図3に示すように、対物レンズ31の回りを周回する配列で発光素子群、即ち、合計16個の発光素子(例えば白色LED)L1 乃至L16が各々の発光面が前記顎受け台10側、即ち、被検眼E側を向くようにして埋設され、これにより従来例のようなライトガイドを採用する場合に比べ省スペース化が図られている。
【0033】
図4は、本実施の形態の細隙灯顕微鏡1の光学構成の概略を示すものであり、この細隙灯顕微鏡1は、鏡筒本体9に収納した顕微鏡系6と、鏡筒本体9に取り付けた例えばビデオカメラのような撮像カメラ43を使用した撮像装置20と、顕微鏡系6に対し、被検眼Eに対峙させるミラー12に関して直交配置とした前記照明系8とを有している。顕微鏡系6は、対物レンズ31と、変倍光学系32と、集光レンズ33と、ビームスプリッタ34と、リレーレンズ35と、光路を接眼鏡筒9a側に変更するプリズム36と、接眼鏡筒9aに配置した接眼レンズ37とを具備し、被検眼Eの像を図4に示す結像点pに結像し検者眼E0 により観察可能とするようになっている。
【0034】
前記撮像装置20は、前記ビームスプリッタ34により分岐される光束を集光する集光レンズ41と、この集光レンズ41からの光束を90度直角に曲げるミラー42と、撮像カメラ43とを有している。
【0035】
前記照明系8は、ハロゲンランプ等の光源51と、この光源51からの光を集光する集光レンズ53と、この集光レンズ53を通過した光の一部のみを通過させる細隙(スリット)54と、細隙54を通過し細隙状の照明光を集光する集光レンズ55とを有し、細隙状の照明光を前記ミラー12で反射させ、被検眼Eの特定部位に照射するように構成している。
【0036】
前記細隙54と被検眼Eとは、集光レンズ55に対して共役の位置になるように配置され、これにより、前記ミラー12を介して被検眼Eの例えば角膜に対し、細隙状の照明光を照射し、被検眼Eの角膜断面像を前記顕微鏡系6により観察可能としている。
【0037】
また、前記対物レンズ31の回りに配置した発光素子L1 乃至L16により被検眼Eに向けて背景照明光が照射される。
【0038】
図5は、前記細隙灯顕微鏡1の制御系の主要部を示すものであり、前記光源51の点灯制御を含む全体の動作制御を行う制御部81と、前記撮像カメラ43からの画像信号を取り込む画像制御部82と、この画像制御部82に接続した液晶ディスプレイ等の画像モニタ83と、画像制御部82に接続した記憶手段である画像メモリ84と、前記細隙灯顕微鏡1全体の動作に必要な電力を供給する電源部85と、以下に詳細を説明する発光素子L1 乃至L16用の点灯調整手段及び調光手段を構成する操作パネル90とを有している。
【0039】
この操作パネル90の一端側には、図6に示すように、中央部に前記発光素子L1 乃至L16の全てを点灯させるためのスイッチS1 を配置するとともに、このスイッチS1 の回りに8個のスイッチS2 乃至S9 を円形配列し、合計9個のスイッチ構成からなる点灯調整手段を設けている。
【0040】
また、操作パネル90の他端側には、図6に示すように、前記発光素子L1 乃至L16用の調光釦(光量増加用)91a、調光釦(光量減少用)91bからなる調光スイッチ部と、発光素子L1 乃至L16の光量(背景照明光による被検眼Eの照射領域の照度)をバー形式表示で可視的に表示する光量レベル表示部92とからなる調光手段を設けている。
【0041】
図7は前記合計9個のスイッチS1 乃至S9 と、前記発光素子L1 乃至L16との点灯位置及び個数の対応表を示すものである。
【0042】
図7から明らかなように、点灯調整手段は、例えばスイッチS1 の操作により発光素子L1 乃至L16の全てを点灯させ、スイッチS2 の操作により対物レンズ上側の5個の発光素子L1 乃至L5 を点灯させ、スイッチS4 の操作により対物レンズ左側の5個の発光素子L5 乃至L9 を点灯させ、スイッチS6 の操作により対物レンズ下側の5個の発光素子L5 乃至L9 を点灯させ、スイッチS8 の操作により対物レンズ右側の5個の発光素子L13乃至L1 を点灯させるというように、合計9個のスイッチ構成により被検眼Eに対する前記発光素子L1 乃至L16の点灯位置及び個数を任意に調整し、被検眼Eに照射する背景照明光の最適化が可能となっている。
【0043】
次に、上述した構成の細隙灯顕微鏡1の動作を図8乃至図9をも参照して説明する。
【0044】
前記照明系8の光源51から発光した光は、集光レンズ53を介して細隙54を照射する。細隙54と被検眼Eとは共役に配置されているので、細隙54を通過して形成された細隙状の照明光は集光レンズ55、ミラー12を経て例えば図8に示すように被検眼Eの角膜断面(図8に斜線を付して示す)Edに照射される。
【0045】
この場合、点灯調整手段においては、例えばスイッチS1 の操作により、被検眼Eに正面から対峙させている対物レンズ31の回りの発光素子L1 乃至L16の全てを点灯させ、発光素子L1 乃至L16からの背景照明光を被検眼Eの角膜断面Edの周辺部に照射する。これにより被検眼Eの全体(主に周辺部分:虹彩等)が照明されることになる。
【0046】
このようにして、被検眼Eに照射され、被検眼Eの角膜断面Edで反射した光及び被検眼Eの全体で反射した光束は、前記顕微鏡系6の対物レンズ31に入射し、さらに、ビームスプリッタ34を経てその一部が図4に示す結像点pに結像し、検者眼E0 により観察されることになる。
【0047】
また、ビームスプリッタ34によりにより分岐される光束は前記ミラー42を経て撮像カメラ43に入射し、これにより、検者眼E0 の観察像と同一の観察像が撮像カメラ43により撮像され、前記画像制御部82の制御の基に画像モニタ83に送られて表示される。
【0048】
この観察像、即ち、細隙状の照明光による角膜断面像Ed´は、図11に示すように、良好なコントラストを維持した状態で観察でき、同時に被検眼Eにおける虹彩等を含む全体像E´をも明瞭に観察できるので、被検眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察することが可能となる。
【0049】
また、本実施の形態によれば、前記発光素子L1 乃至L16が各々の発光面が前記顎受け台10側、即ち、被検眼E側を向くようにして顕微鏡系6の対物レンズ31の回りに埋設されているので、省スペース化が可能であり、また、従来例のようなライトガイドを採用する場合に比べ、検者が背景照明の調整のために被検眼Eの近傍に手を伸ばす必要もなく、操作性の向上を図れる。
【0050】
また、上述した場合において、前記調光手段における調光釦91a又は調光釦91bを操作し、発光素子L1 乃至L16からの背景照明光を適宜調整することにより、検者眼E0 より観察する観察像の明るさを調整したり、撮像カメラ43により撮像する観察像の明るさを調整したり、さらには、撮像カメラ43の代わりにスチールカメラで被検眼Eを撮影する場合の被検眼像の明るさを調整したりすることができる。
【0051】
図9は細隙状の照明光を被検眼Eの正面から照射し、対物レンズ31を被検眼Eの上方から見て水平方向右側に配置した状態で発光素子群からの背景照明光を被検眼Eに向けて照射する場合を示すものである。
【0052】
この場合には、点灯調整手段においては、前記スイッチS8 の操作により、被検眼Eに対峙させている対物レンズ31の右側の5個の発光素子L13乃至L1 を点灯させ、発光素子L13乃至L1 からの背景照明光を前記細隙状の照明光の周辺部に照射する。これにより被検眼Eの特定部位を上方から見て水平方向右側から観察する場合においても、背景照明光が最適化され、被検眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察することが可能となる。
【0053】
図10は細隙状の照明光を被検眼Eの正面から照射し、対物レンズ31を被検眼Eの上方から見て水平方向左側に配置した状態で発光素子群からの背景照明光を被検眼Eに向けて照射する場合を示すものである。
【0054】
この場合には、点灯調整手段においては、前記スイッチS4 の操作により、被検眼Eに対峙させている対物レンズ31の左側の5個の発光素子L5 乃至L9 を点灯させ、発光素子L5 乃至L9 からの背景照明光を前記細隙状の照明光の周辺部に照射する。これにより被検眼Eの特定部位を上方から見て水平方向左側から観察する場合においても、背景照明光が最適化され、被検眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察することが可能となる。
【0055】
尚、図9、図10に示す場合においても、前記調光手段における調光釦91a又は調光釦91bの操作を組み合わせ、検者眼E0 より観察する観察像の明るさを調整したり、撮像カメラ43により撮像する観察像の明るさを調整したり、さらには、撮像カメラ43の代わりにスチールカメラで被検眼Eを撮影する場合の被検眼像の明るさを調整したりすることも勿論可能である。
【0056】
図12は本発明の実施の形態の変形例を示すものであり、対物レンズ31の回りに発光素子群を配置する代わりに、前記基台4上の照明系8を支持する支持枠15における前記被検眼Eに対向する左右両片15a、15bに、前記被検眼Eへ照射する細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する例えば8個の発光素子L21乃至L28からなる発光素子群を垂直配列に設け、これら発光素子L21乃至L28を記述した場合と同様に点灯制御するように構成したものである。
【0057】
このような支持枠15に発光素子群を設けた構成によっても、被検眼Eに対する背景照明光が最適化され、被検眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察することが可能となる。
【0058】
図13は、本発明の実施の形態のさらに別の変形例の顎受け台10、固視標支持部材23a、LED支持部材23bの配置を示す分解図である。
【0059】
前記顎受け台10の両側端10c、10dには、図13に示すように、嵌合状態で同一寸法の装着受部21a、21bを設けている。
【0060】
また、LEDを用いた固視標22を支持する固視標支持部材23aと、前記固視標支持部材23aと略同一構成からなり背景照明用のLED24を支持するLED支持部材23bとを、前記各装着受部21a、21bに各々着脱可能に、かつ、相互に交換可能に配置している。
【0061】
背景照明用にLED24を用いているが、これは、最近高輝度の白色LEDがで実用化されたこと、大きさも小さく、しかも安価であることによるものである。前記固視標支持部材23aは、装着受部21a、21bに挿入する挿入部25と、第1の回転可能な継手部26と、この第1の回転可能な継手部26により回転可能に支持した第1アーム27と、第1アーム27の端部に取り付けた第2の回転可能な継手部28と、この第2の回転可能な継手部28により回転可能に支持した第2アーム29とを備え、この第2のアーム29の先端部に固視標22を取り付けている。
【0062】
前記LED支持部材23bは、前記第2のアーム29の先端部に、前記固視標22の替わりに背景照明用のLED24を取り付ける他は、前記固視標支持部材23aと同様の構成になっている。
【0063】
上述した構成を備えた細隙灯顕微鏡1によれば、顎受け台10の両側端10c、10dに設けた一対の同様な構成の装着受部21a、21bに対し、固視標22を支持する固視標支持部材23aと、背景照明用のLED24を支持するLED支持部材23bとを各々装着して、前記固視標22による検眼を行なうことはもちろんのこと、被検眼Eのスリット観察時に前記LED24による背景照明光の照射を容易に行なうことが可能となる。
【0064】
さらに、前記固視標支持部材23a、LED支持部材23bは、適宜装着受部21a、21bから取り外るせるので、顎受け台10に被検者の顔があるとき等に邪魔にならず、また、周辺領域を整然とすることができる。
【0065】
また、取り外した固視標支持部材23aの替わりに、別のLED支持部材23bを装着受部21aに取り付けることができ、この場合には、被検眼Eの左右両方向からの背景照明を実現でき、より影のない良好な被検眼の背景像を得ることができる。
【0066】
さらにまた、前記固視標22と背景照明用のLED24とを同一の支持部材により支持し、切り替えスイッチにより交互に切り替える構造のものでも良い。
【0067】
このような図13に示す構成によれば、顎受け台10に設けた一対の同一の構成の装着部21a、21bに対し、固視標22を支持する固視標支持部材23aと、被検眼Eのスリット観察時の背景照明用のLED24を支持するLED支持部材23bとを各々装着して、固視標24による被検眼Eの誘導と、前記LED24による披検眼Eのスリット観察の背景照明とを各々容易に行なうことができる。また、被検眼Eの検査時の操作性の向上、金物部品、電気部品の削減及び共通化による構成の簡素化を図ることができる。
【0068】
さらに、固視標支持部材23a、LED支持部材23bとは寸法的に共通化され、しかも、固視標22のLED、前記LED24の点灯用の電力は、細隙灯顕微鏡1の主電源から共通に得ることができるので、別電源の必要性はなく構造の簡略化が図れる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、省スペース化を図りつつ良好な操作性を得ることができ、しかも、被検眼を多角的に被検眼の観察、記録を行う場合に、各々特定部位に対する最適な背景照明を得て、被検眼の特定部位、周辺部ともに明瞭に観察し、記録することが可能な細隙灯顕微鏡を提供することができる。
【0070】
また、本発明によれば、被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じた最適の背景照明光を照射でき、異なる角度から被検眼の特定部位を観察する場合においてもその周辺領域を明瞭に観察し、記録することが可能な細隙灯顕微鏡を提供することができる。
【0071】
さらに本発明によれば、照明系を支持する支持枠における被検眼に対向する領域に発光素子群を配置した構成で省スペース化を図りつつ良好な操作性の基に被検眼の特定部位、周辺部ともに明瞭に観察し、記録することが可能な細隙灯顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の細隙灯顕微鏡の外観を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の細隙灯顕微鏡の顕微鏡系及び顎受け台の部分斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1の顕微鏡系の顕微鏡鏡筒端面の発光素子群を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1の細隙灯顕微鏡の光学系の主要部を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態1の細隙灯顕微鏡の制御系の主要部を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態1の細隙灯顕微鏡の操作パネルを示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1のスイッチと発光素子群との点灯対応表である。
【図8】本発明の実施の形態1の被検眼に対する細隙状の照明光と背景照明光の照射状態を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態1の被検眼に対する細隙状の照明光と背景照明光の照射状態の他例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態1の被検眼に対する細隙状の照明光と背景照明光の照射状態のさらに別の例を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態1の被検眼像の一例を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態の変形例を示す部分拡大図である。
【図13】本発明の実施の形態のさらに別の変形例の顎受け台、固視標支持部材、LED支持部材の配置を示す分解図である。
【図14】従来の細隙灯顕微鏡におけるスリット光の照射状態を示す説明図である。
【図15】従来の細隙灯顕微鏡における観察像を示す説明図である。
【図16】従来の細隙灯顕微鏡の外観を示す側面図である。
【図17】従来例の顎受け台、固視標支持部材の配置を示す分解図である。
【図18】従来の顎受け台、背景照明用のLEDの配置の一例を示す正面図である。
【図19】従来の顎受け台、用のLEDの配置の他例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 細隙灯顕微鏡
6 顕微鏡系
8 照明系
12 ミラー
20 撮像装置
21a 装着受部
21b 装着受部
22 固視標
23a 固視標支持部材
23b LED支持部材
24 LED
31 対物レンズ
32 変倍光学系
33 集光レンズ
34 ビームスプリッタ
35 リレーレンズ
36 プリズム
43 撮像カメラ
51 光源
53 集光レンズ
54 細隙
81 制御部
82 画像制御部
83 画像モニタ
84 画像メモリ
90 操作パネル
91a 調光釦
92 光量レベル表示部
S1 乃至S9 スイッチ
L1 乃至L16 発光素子

Claims (4)

  1. 照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、
    前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群を配置したことを特徴とする細隙灯顕微鏡。
  2. 被検眼に対する位置を変位可能に配置した照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、
    前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に周回配列され、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群と、
    前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段と、
    を有することを特徴とする細隙灯顕微鏡。
  3. 被検眼に対する位置を変位可能に配置した照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、
    前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に周回配列され、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群と、
    前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段と、
    前記対物レンズの周りの発光素子群からの背景照明光の照度を調整する調光手段と、
    を有することを特徴とする細隙灯顕微鏡。
  4. 支持枠により被検眼に対する位置を変位可能に支持された照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、
    前記支持枠における前記被検眼に対向する領域に、前記被検眼へ照射する細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群を配置したことを特徴とする細隙灯顕微鏡。
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