JP4417036B2 - 眼科用手術顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科用手術顕微鏡に関し、特に、被検眼の眼底を観察するための前置レンズを備えた眼科用手術顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
眼科分野の手術は、通常、顕微鏡観察下において行われる。下記の特許文献1には、このような眼科用手術顕微鏡の一例が開示されている。当該文献に示す眼科用手術顕微鏡は、対物レンズと被検眼との間に前置レンズを配設して眼内を照明できるように構成されている。これにより、術者は両手に手術器具を持って手術、特に眼底手術を行うことができる。ここで、同文献の図6および図9に示すように、前置レンズは、対物レンズと被検眼との間に挿脱できるように構成されている。
【0003】
また、特許文献1記載の眼科用手術顕微鏡は、同文献の図7に示すように、観察光学系の光軸から偏心して設けられた照明プリズムを介して照明光を被検眼に照射するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−350735号公報(段落〔0016〕−〔0018〕、第6図、第7図、第9図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、観察光学系の光軸に対して斜め方向から照明光を照射すると、前置レンズの屈折面の反射作用によって、照明光学系の射出瞳の反射像が2つ観察されてしまう。つまり、前置レンズは2つの屈折面を有しており、観察光学系の光軸方向から見ると、2つの屈折面における射出瞳の反射位置が異なっているため、2つの反射像として観察される。
【0006】
このような反射像は、術者の視野を欠損するとともに、観察像中の光点としてその周囲の観察を困難なものとしていた。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、好適な視野を得ることが可能な眼科用手術顕微鏡を提供することを目的とするものである。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、被検眼に対峙して配置される対物レンズと、前記対物レンズを介して前記被検眼を観察するための各種の光学素子からなる観察光学系と、前記観察光学系の光軸に対して所定の角度方向から照明光を前記被検眼に照射する照明光学系と、前記被検眼と前記対物レンズとの間に挿脱可能に設けられ、前記照明光学系からの照明光で前記被検眼の眼内を照明するための前置レンズと、を有する眼科用手術顕微鏡において、前記対物レンズの光軸方向に対して前記前置レンズを傾けて配置させることにより、前記照明光が前記前置レンズの2つの屈折面で反射されて生じる前記照明光学系の射出瞳の2つの反射像が略重なって観察されるように、前記反射像の位置を変更する像位置変更手段を備えていることを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の眼科用手術顕微鏡であって、前記観察光学系は、術者の左右の眼にそれぞれ観察光を導くための左右の観察光路を有し、前記像位置変更手段は、前記左右の観察光路に対応する左右の入射瞳の中心の中点と前記前置レンズによる前記観察光の焦点とを結んだ線分と、前記照明光学系の前記射出瞳の中心と前記焦点とを結んだ線分とが成す角を略2等分する方向に前記前置レンズの前記光軸を配置させることを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するために、請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の眼科用手術顕微鏡であって、前記照明光が前記前置レンズの2つの屈折面で反射されて生じる前記照明光学系の射出瞳の反射像が観察される領域に到達する、前記照明光の一部を遮光するための遮光手段を更に備えていることを特徴とする。
【0012】
また、上記目的を達成するために、請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の眼科用手術顕微鏡であって、前記遮光手段は、前記前置レンズの前記屈折面に対して、前記観察光学系の入射瞳の或る一点と光学的に共役な位置に配置されていることを特徴とする。
【0013】
また、上記目的を達成するために、請求項5に記載の本発明は、請求項3または請求項4に記載の眼科用手術顕微鏡であって、前記遮光手段は、前記前置レンズの前記挿脱に応じて、前記照明光の一部の遮光/透光を切り換えることを特徴とする。
【0014】
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載の本発明は、請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の眼科用手術顕微鏡であって、前記遮光手段は、前記照明光の光路上に配置され、前記照明光を遮光する遮光領域を所望の位置に表示することが可能な液晶ディスプレイであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る眼科用手術顕微鏡の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
[第1の実施の形態]
〔眼科用手術顕微鏡の全体構成〕
図1には、本実施形態の眼科用手術顕微鏡1の全体構成が示されている。この眼科用手術顕微鏡1は、装置を支持するための支柱2と、支柱2の上端にその一端を接続された第1アーム3と、第1アーム3の他端にその一端を接続された第2アーム4と、第2アーム4の他端に接続された駆動装置5と、駆動装置5により懸架された術者用顕微鏡6と、術者用顕微鏡6に付設された助手用顕微鏡7と、各種操作を足で行うためのフットスイッチ8とを備えている。術者用顕微鏡6および助手用顕微鏡7は、駆動装置5によって上下方向および水平方向に三次元的に駆動されるようになっている。符号Eは手術を受ける患者の眼(被検眼)である。また、符号40は、術者用顕微鏡6の対物レンズ(後述)と被検眼Eとの間に配設された前置レンズを示している。
【0018】
〔術者用顕微鏡の構成〕
図2の各図は術者用顕微鏡6の構成を説明するための拡大図で、図2(A)はその外観側面図を、図2(B)は外観正面図を、図2(C)は前置レンズの収納態様を示す透視側面図をそれぞれ示している。これらの図に示すように、術者用顕微鏡6は、本体部6aと、鏡筒部10と、インバータ部20と、左右一対の接眼レンズ30(30L、30R)とを備えている。なお、図2(B)では、接眼レンズ30の図示は省略されている。前置レンズ40は、保持アーム41等を介して鏡筒部10に接続され、上述の対物レンズと被検眼Eとの間に挿脱可能に設けられている(詳細については後述する)。
【0019】
本体部6aには、図示は省略するが、術者用顕微鏡6の動作制御を行う制御回路や、この制御回路によって鏡筒部10を上下に微動させる駆動装置等が格納されている。鏡筒部10には、対物レンズ11を含む、被検眼Eを照明・観察するための後述の光学系が格納されている。インバータ部20には、倒像として観察される像を正立像に転換するための公知の光学ユニットが格納されている。
【0020】
〔前置レンズおよびその周辺部の構成〕
続いて、前置レンズ40およびその周辺部の構成について説明する。前置レンズ40は、前述のように、保持アーム41等を介して術者用顕微鏡6に接続されている。前置レンズ40は、保持アーム41の先端部に形成された保持板41aに取り付けられている。
【0021】
保持アーム41と保持板41aとは、枢軸41bにより回動可能に接続されている。また、保持板41aには傾斜部41cが設けられている。また、保持アーム41には、保持アーム41を旋回させるための前置レンズ操作ノブ42が設けられている。
【0022】
術者用顕微鏡6には、更に、上部にフリンジ部71aを備えた昇降アーム71と、昇降アーム71の下部に接続された接続部71bと、この接続部71bに接続された上昇規制部材72と、接続部71bに挿通して設けられた連結ノブ73と、上昇規制部材72に着脱可能に設けられ、前置レンズ40および保持アーム41を収納するための収納部74とを含んでいる。保持アーム41は、枢軸74aにより収納部74に枢設されている。また、保持アーム41の上部には、コイルスプリング54が取り付けられている。なお、収納部74が上昇規制部材72に対して着脱可能とされているのは、手術後等に前置レンズ40や保持アーム41を滅菌するときに取り外す必要があるからである。また、前置レンズ40等を取り外した状態においても、通常の手術用顕微鏡として利用することが可能である。以下、本段落に登場した各部材による構成をまとめて前置レンズ支持部と称することがある。
【0023】
術者用顕微鏡6の本体部6aには、昇降アーム71を支持する昇降アーム支持部材76を上下方向に駆動するための駆動部75が設けられている。昇降アーム71は、昇降アーム支持部材76を挿通して設けられている。また、昇降アーム71は、フリンジ部71aにより昇降アーム支持部材76からの落下が防止されている。結局、駆動部75による昇降アーム支持部材76の上下移動にしたがって前置レンズ40が上下に移動され、対物レンズ11との距離が相対的に変位されることとなる。このような構成により、鏡筒部10の上下微動とは独立して、前置レンズ40のみを上下に移動させることが可能となる。
【0024】
また、本体部6aの下部には、上昇規制部材72とともに前置レンズ支持部の上方への移動範囲を規制する上昇規制部材77が取り付けられている。この上昇規制部材77には、連結ノブ73を操作して前置レンズ支持部を本体部6aに連結して固定するための連結穴77aが形成されている。なお、前置レンズ支持部の本体部6aへの連結は、駆動部75により前置レンズ支持部を最も上の位置まで上昇させたのち(このとき、連結ノブ73の凸部73aと連結穴77との位置が合うようになっている。)、連結ノブ73を所定の方向に回転操作して凸部73を連結穴77に嵌入することにより行われる。
【0025】
図2(A)および図2(B)に表す術者用顕微鏡6の前置レンズ40には、被検眼Eと対物レンズ111との間に挿入された状態(使用状態)が示されている。術者は、前置レンズ40の使用を止めてこれを退避させるときには、前置レンズ操作ノブ42を把持して枢軸74aを軸に保持アーム41を上方に旋回させることにより、前置レンズ40および保持アーム41を収納部74に収納する。一方、収納部74に収納された前置レンズ40を使用状態とするには、同じ要領で保持アーム41を下方に旋回させる。
【0026】
ここで、図2(A)に示すように、使用状態における前置レンズ40は、その光軸が対物レンズ11の光軸方向(垂直方向)に対して所定の角度方向を向くように配置される。前置レンズ40のこの傾斜配置は、図3に示すような構成により実現される。ここで、図2および図3における前置レンズ40の傾斜角度は、説明を明確に行うために誇張されて示されている。
【0027】
図3(A)は、前置レンズ40および保持板41aの概略構成を示す透視側面図、また、図3(B)は、前置レンズ40および保持板41a図3(A)に向かって左側から見たときの概略構成を示す図、更に、図3(C)は、前置レンズ40が使用状態とされたときに傾斜配置されることを説明するための説明図をそれぞれ示している。
【0028】
図3(B)に示すように、保持板41aは、「コの字型」に形成された部分を有し、この部分に囲まれた領域に保持アーム41の下端部が挿入され、枢着されるようになっている。また、この領域の前置レンズ40側の壁面41dは、図3(A)に示すように所定の角度だけ傾斜して形成されている。なお、詳細は後述するが、この傾斜した側面41dは、本発明にいう像位置変更手段を構成している。
【0029】
このような構成の保持板41aを用いると、図3(C)に示すように、垂直方向に配置された保持アーム41に対する保持板41aの回動動作が壁面41dに規制されるので、前置レンズ40は傾斜した状態で配置される。
【0030】
図2(C)には、前置レンズ40が収納部74(収納位置)に収められた状態が示されている。同図によれば、枢軸74aを軸として上方に旋回された前置レンズ40および保持アーム41は、収納部74の長手方向に沿って収納されるようになっている。また、保持板41aは、枢軸41bを軸に回動されて、折り曲げられたような状態で収納される。これは、保持板41aの傾斜部41cと、収納部74の端部に取り付けられた接触部材74bとの作用によるもので、保持アーム41が上方に旋回されると傾斜部41cが接触部材74bに接触し、傾斜部41cの傾斜に案内されて保持板41aが枢軸41bを軸に回動し、自動的に折り曲げられて収納されるよう構成されていることによる。また、収納部74には、前置レンズ40が収納されているか否かを検知するためのマイクロスイッチ65が設けられており、前置レンズ40が収納部74が収納されると、保持板41aの一部がマイクロスイッチ65に接触してスイッチオン状態とされ、収納が解除されると接触状態も解除されてスイッチオフ状態とされる。なお、このマイクロスイッチ65の作用については、後述の変形例で取り上げることとする。
【0031】
〔光学系の構成〕
次に、術者用顕微鏡6の鏡筒部10に格納されている光学系について、図4、図5および図6を参照して説明する。図4は、この光学系の概略構成を示す側面図である。また、図5は、この光学系の一部の概略構成を示す上面図である。図6は、後述の遮光部材16の概略構成を示す図である。
【0032】
図4に示すように、鏡筒部10内には、対物レンズ11と、観察光学系12と、光源13と、ライトガイド14と、遮蔽板15と、遮光部材16と、レンズ群17と、絞り17aと、偏向ミラー18a、18bおよび18cとが設けられている。なお、光源13、ライトガイド14、遮蔽板15、遮光部材16、レンズ群17、絞り17aおよび偏向ミラー18a、18b、18cは、本発明にいう照明光学系を構成している。また、図示は省略するが、被検眼Eの観察像を撮影するためのCCD素子等の撮像手段も鏡筒部10には内蔵されている。以下、このような撮像手段による「撮影」も「観察」の一形態として考えることとする。
【0033】
また、被検眼Eと対物レンズ11との間には、使用状態の前置レンズ40が所定の角度方向に傾斜して配置されている。このとき、被検眼Eからの観察光束は、前置レンズ40と対物レンズ11との間に焦点Fを形成するようになっている。よって、被検眼Eは倒像として観察されることとなるが、上述のインバータ部20内の光学ユニットにより正立像に転換されて観察されるため、手術中の操作性は担保されている。
【0034】
対物レンズ11の光軸の延長上には、術者が被検眼Eを観察するための左眼用、右眼用の接眼レンズ30L、30R(図1参照)が配置されている。観察光学系12は、図5に示すような左右一対の観察光学系12L、12Rとから構成され、各観察光学系12L、12Rは、観察倍率を変更するための変倍レンズ等を含むレンズ群からなり、左右の各接眼レンズ部30L、30Rにそれぞれ観察光束を案内するようになっている。図4中の符号12aは、観察光学系12の入射瞳を示している。
【0035】
ライトガイド14は、光源13からの照明光を導光する光ファイバ束によって構成されている。また、遮蔽板15は、ライトガイド14の出射端14aに隣接して配置されており、この出射端14aから出射された照明光の一部を遮蔽し、所望の断面形状の照明光を照射するための光学部材である。遮蔽板15は、ステッピングモータ等からなる遮蔽板駆動機構15aによって、照明光の光路上に各種形状の透光領域を選択的に配置させることができるよう構成されている。なお、この遮蔽板15の透光領域の形状は、使用する偏向ミラー18a、18b、18cに応じて選択配置されるようになっている。
【0036】
遮光部材16は、本発明にいう遮光手段を構成するもので、遮蔽板15を通過してきた照明光の一部を遮光するための構成を備えた、例えば図6に示すような光学部材からなる。この遮光部材16は、ソレノイド等の遮光部材駆動手段16aによって照明光の光路上に挿脱されるようになっている。このような操作は、例えばフットスイッチ8により行うことができるようになっている。図6に示す遮光部材16は、プラスティック素材等により形成された板状の光学部材であって、照明光を透過させる透光領域16bと、照明光を透過させずに遮光する遮光領域16cとを有している。この遮光領域16cの位置については後述することとする。
【0037】
また、遮光部材16は、観察光学系12の入射瞳12aの一点(例えばその中心)Aを物点とし前置レンズ40を反射面とした光学系において、この物点に対して光学的に共役な点Bの位置に挿入されるようになっている。
【0038】
レンズ群17は、遮光部材16の透光領域16cを透過した照明光を観察光学系12の光軸(観察光軸)の近傍まで案内する。また、絞り17aは、被検眼Eを照明する領域を制限するためのもので、焦点Fと共役な位置に設けられている。
【0039】
偏向ミラー18a、18bおよび18cは、対物レンズ11の上部かつ観察光軸の近傍の所定位置に配置された反射部材からなり、レンズ群17によって案内された照明光を偏向し、対物レンズ11を介して被検眼E方向へと導くためのものである。
【0040】
次に、観察光学系12およびその周辺の構成について、図5を参照して説明する。観察光学系12は、上述のように、左観察光学系12Lおよび右観察光学系12Rからなり、左観察光学系12Lは観察光束を接眼レンズ部の左眼用の接眼レンズ30Lに案内し、右観察光学系12Rは観察光束を右眼用の接眼レンズ30Rに案内するようになっている。
【0041】
偏向ミラー18a、18bおよび18cは、それぞれ図5に示す形状を有している。なお、遮蔽板15の各透光領域は、偏向ミラー18a、18b、18cの形状にそれぞれ対応した形状とされている。
【0042】
偏向ミラー18a、18bは、被検眼Eのレッドレフレックス(徹照像)を得たいときに使用される。より詳しくは、遮蔽板15の透光領域を適宜選択して偏向ミラー18a、18bの双方に同時に照明光を導くことにより、観察光軸に対して小さな高さ且つ両側から被検眼Eを照明することができる。このようにすれば、被検眼Eの網膜の観察領域全体に亘ってレッドレフレックスを得ることができる。
【0043】
一方、偏向ミラー18cを介して照射される照明光は、偏向ミラー18a、18bの場合と比較して大きな角度となるため、観察像に立体感を持たせたいときに用いられる。
【0044】
以下、図4に示すように、照明光が偏向ミラー18cを介して照射される場合を取り上げて説明を行う。なお、その他の偏向ミラーが選択使用されている場合も同様に考えることができる。
【0045】
図5に示す符号ALおよびARは、それぞれ、左観察光学系12Lおよび右観察光学系12Rの入射瞳の中心を表している。更に、両入射瞳AL、ARの中点をAmidと表すこととする。また、同図中の符号Cは、偏向ミラー18cが使用されている場合の照明光学系の射出瞳の中心を表している。
【0046】
左右の観察光学系12L、12Rの入射瞳AL、ARの中点Amidおよび照明光学系の射出瞳の中心Cの配置状態を側方から見ると、図4に示すようになっている。即ち、光源13からの照明光は、照明光学系の各光学素子を経由して射出瞳の中心Cを含む偏向ミラー18cの領域で反射され、対物レンズ11および前置レンズ40を介して被検眼Eを照明する。被検眼Eで反射された照明光は、観察光束として前置レンズ40を介して一旦焦点Fを形成する。そして、対物レンズ11を経由し、左右の観察光学系12L、12Rのそれぞれの入射瞳AL、ARを通過して接眼レンズ30L、30Rに導かれる。
【0047】
ここで、入射瞳AL、ARの中点Amidと焦点Fとを通過する線分を観察軸Oと呼ぶこととし、射出瞳の中心Cで反射された照明光が焦点Fを通過するときの角度方向の線分を照明軸Lと呼ぶこととする。また、観察軸Oと照明軸Lとが成す角度をαとし、この角度αを略2等分する線分をO’とする。つまり、α≒αとなる。このとき、前置レンズ40の光軸Oの観察軸Oに対する傾斜角度θは、θ=αに設定されている。
【0048】
〔作用・効果〕
以下、上述のような構成を有する眼科用手術顕微鏡1の作用・効果について、図7、図8および図9を参照して説明する。図7は、前置レンズ40の光軸Oを観察軸Oに一致させて傾斜角度を持たせない従来の場合における被検眼Eの観察状態を模式的に示している。また、図8は、前置レンズ40を観察軸Oに対して傾斜配置させた本発明の場合における被検眼Eの観察状態を模式的に示している。また、図9は、前置レンズ40を傾斜配置させた図8の場合において、遮光部材16を作用させたときの観察状態を模式的に示している。なお、これら各図の(A)は左観察光学系12Lを介しての観察状態を、同(B)は右観察光学系12Rを介しての観察状態をそれぞれ示している。
【0049】
まず、図7に示す従来の場合について説明する。前置レンズ40の光軸Oが観察軸Oに一致されている場合、照明軸Lと観察軸Oとが成す角度αにより、照明光学系の射出瞳は前置レンズ40の2つの屈折面によって2つの反射像を左右それぞれ形成する。ここで、左観察光学系12Lを介して観察される上記2つの反射像を左反射像P1、P2と称し、右観察光学系12Rを介して観察される上記2つの反射像を右反射像Q1、Q2と称することとする。このとき、左反射像P1、P2および右反射像Q1、Q2は、通常設定される角度αの大きさにおいてはそれぞれ分離して観察される。したがって、被検眼Eの左の観察像は、左反射像P1、P2からなる2つの光点によって侵食され、観察可能な領域が狭められることとなる。更に、2つの光点の周辺部は、それらの眩しさによって視認性が低下される。被検眼Eの右の観察像についても同様に、観察可能な領域が狭められるとともに、光点周辺部の視認性が低下される。
【0050】
一方、本発明の眼科用手術顕微鏡1によれば、前置レンズ40の光軸Oが観察軸Oに対して上記のθだけ傾斜して配置されているので、左反射像P1、P2および右反射像Q1、Q2は、図8(A)、(B)に示すように、それぞれほぼ重なって観察される。したがって、これらに侵食される観察像の領域は小さく(ほぼ半分)なり、観察可能な領域は従来と比較して大きくなるので、観察状態は向上されることとなる。
【0051】
このように2つの反射像をほぼ一致させることによって観察状態が向上されても、反射像周辺部の視認性は未だ好適とは言えない。このような悪影響を解消するために、遮光部材駆動手段16aを動作させて遮光部材16を照明光の光路上に挿入する。
【0052】
ここで、遮光部材16の遮光領域16cは、ほぼ重なって観察される左反射像P1、P2および右反射像Q1、Q2の位置に到達する照明光の断面領域を遮光する位置に形成されている。よって、各反射像を形成するべき照明光の一部領域が遮られるので、図9(A)、(B)に示すように、左右の反射像の位置は照明光の当たらない暗点16c’として観察される。したがって、暗点16c’の周辺部(つまり反射像があるべき領域の周辺部)の眩しさによる視認性低下は解消されることとなる。
【0053】
なお、遮光部材16の遮光領域16cは、ほぼ重なって観察される2つの反射像に比べて僅かに大きな暗点を形成するようなサイズに形成されていることが好ましい。なお、遮光部材16上における遮光領域16cの位置は、前置レンズ40の傾斜角度に応じて一義的に決定されるので、適当な位置にあらかじめ設定することが可能である。
【0054】
なお、照明光が偏向ミラー18cにより反射されて被検眼Eを照射する場合についてのみ説明したが、前置レンズ40の傾斜角度を段階的に変更可能な構成とすることによって、偏向ミラー18a、18bを用いて観察するときにも対応することが可能である。このときの照明軸と観察軸Oとが成す角度をβとすると、前置レンズ40は、その光軸Oが観察軸Oに対してほぼβ/2の角度を成すように傾斜配置される。したがって、前置レンズ40の光軸Oが観察軸Oに対してαまたはβ/2の角度に段階的に変更できるように構成されていればよい。
【0055】
また、前置レンズ40の光軸Oの傾斜方向は、照明軸Lと観察軸Oとが成す角の略1/2である必要はなく、装置のスペックや機差などの条件に応じて適宜設定することができる。
【0056】
〔変形例〕
以上の実施形態では、フットスイッチ8からの操作によって遮光部材16の使用/不使用を切り換えるように構成されているが、前置レンズ40の使用/不使用に対応して切り換えられるように構成することも可能である。例えば、図2(C)に示すように、前置レンズ40が収納位置に収められているか否か検知するためのマイクロスイッチ65が設けられている(前述)。術者用顕微鏡6の本体部6aに設けられた図示しない制御回路は、収納位置から前置レンズ40が解除され、マイクロスイッチ65がスイッチオフ状態になったことに対応し、遮光部材駆動手段16aに制御信号を送信して遮光部材16を照明光の光路上に挿入させる。逆に、前置レンズ40が収納位置に収められてマイクロスイッチ65がスイッチオン状態になったことに対応し、制御回路は、遮光部材駆動手段16aに制御信号を送信して遮光部材16を照明光の光路上から退避させる。このような構成とすれば、前置レンズ40の使用/不使用に連動して遮光部材16を挿脱することができるので、使用上便利である。
【0057】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、前置レンズを傾斜配置させるための構成において第1の実施形態と相違している。なお、第1の実施形態と同様の構成部分については、同一の符号を用いて説明することとする。図10は、本実施形態の眼科用手術顕微鏡の一部構成の概略を示している。
【0058】
図10(A)には、使用状態に配置された前置レンズ40が示されている。本実施形態の眼科用手術顕微鏡は、収納部74とコイルスプリング54との接続部分に特徴を有している。収納部74とコイルスプリング54とは枢軸74aによって回動可能に接続されており、保持アーム41を旋回させることによって前置レンズ40の使用/収納を切り換えるようになっている。収納部74とコイルスプリング54との接続部分は、前置レンズ40を使用状態としたときに、保持アーム41が垂直方向に対して所定の傾斜角度を成すようになっている。このような傾斜角度を持たせるための構成としては、例えば、収納部74の内部に図10(B)に示すような傾斜した壁面74cを形成し、コイルスプリング54の使用状態の方向への回動がこの壁面74により制限されるよう構成すればよい。このとき、壁面74cの垂直方向に対する傾斜角度を、前置レンズ40の適当な傾斜角度に合わせて形成することにより、実施形態1と同様の作用・効果を得ることが可能となる。ここで、図10(A)、(B)における前置レンズ40の傾斜角度は、説明を明確に行うために誇張されている。
【0059】
第1および第2の実施形態において、前置レンズ40を傾斜配置させる2種類の具体的構成を開示したが、前置レンズ40を観察軸Oに対して傾斜させる構成であれば、その手法の如何を問わずに両実施形態と同様の作用・効果を得ることが可能である。
【0060】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の更に他の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態とは異なる遮光部材を有している。図11には、本実施形態の遮光部材160の一例の概略構成が示されている。遮光部材160は、照明光の光路上に設けられた液晶ディスプレイ(LCD)であり、何も表示されていないときは照明光はそのまま透過するようになっている。また、LCD160は、上述の制御回路により任意の位置に黒色の遮光領域160cを表示できるよう制御されている。例えば、図11(A)に示すように1つの領域からなる遮光領域160cを形成することや、図11(B)に示すように2つの分離した領域からなる遮光領域160cを形成することが可能である。
【0061】
このようなLCD160を遮光部材として用いると、次のような作用を奏することができる。まず、前置レンズ40を傾斜配置して照明光学系の射出瞳の2つの反射像がほぼ一致して観察される場合、図11(A)のようにその反射像の位置に対応するLCD160上の位置に1つの遮光領域160cを表示して観察像中に暗点を形成する。また、前置レンズ40が傾斜配置されておらず2つの反射像が観察される場合、この2つの反射像の位置に対応するLCD160上の位置に遮光領域をそれぞれ表示して2つの暗点を形成する。
【0062】
したがって、本実施形態によれば、照明光の入射高さの変化等に応じて反射像の位置が変化した場合であっても、遮光領域の位置を適宜変更することができる。更に、前置レンズが傾斜配置されていない場合であっても、2つの反射像に相当する領域を暗点とすることができ、視認性を向上させることができる。
【0063】
また、上述の制御回路により、遮光領域が表示されるLCD160上の位置を、反射像が観察される位置(反射像が1つの場合および/または2つの場合)に連動して変更するよう構成することもできる。これによれば、反射像の位置が変化しても自動的にその位置に暗点が形成されるので、使用上便利である。
【0064】
以上において詳細に説明した構成は、本発明を実施するための一例であり、本発明の範囲内における各種の構成の変形や変更、追加を施すことが可能であることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、前置レンズに起因する照明光学系の射出瞳の2つの反射像の位置を、これらがほぼ重なって観察されるように変更することができるので、観察可能な領域を大きくすることが可能である。したがって、術者は、好適な視野を得ることができる。
【0066】
また、請求項3記載の本発明によれば、照明光学系の射出瞳の反射像が観察される領域に照射されるべき照明光の一部を遮光することができるので、上記反射像の眩しさによる視認性の低下を解消することが可能となり、好適な視野を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態の全体構成の概略を示す外観図である。
【図2】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態の術者用顕微鏡の概略構成を示す拡大図であって、図2(A)は外観側面図であり、図2(B)は外観正面図であり、図2(C)は前置レンズの収納態様を示す透視側面図である。
【図3】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態の前置レンズの配置状態を説明するための拡大図であって、図3(A)は透視側面図であり、図3(B)は背面図であり、図2(C)は前置レンズが傾斜して配置される状態を示す説明図である。
【図4】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態の光学系の概略構成を示す側面図である。
【図5】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態の光学系の一部の概略構成を示す上面図である。
【図6】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態の遮光部材の概略構成を示す図である。
【図7】従来の眼科用手術顕微鏡による被検眼の観察状態を示す模式図である。
【図8】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態による被検眼の観察状態を示す模式図である。
【図9】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の一実施形態による被検眼の観察状態を示す模式図である。
【図10】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の他の実施形態の一部の概略構成を示す拡大図で、図10(A)は側面図であり、図10(B)は透視側面図である。
【図11】本発明に係る眼科用手術顕微鏡の他の実施形態の遮光部材の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 眼科用手術顕微鏡
11 対物レンズ
12 観察光学系
16 遮光部材
16a 遮光部材駆動手段
40 前置レンズ
41 保持アーム
41a 保持板
E 被検眼
F 焦点
L 照明軸
O 観察軸

Claims (6)

  1. 被検眼に対峙して配置される対物レンズと、
    前記対物レンズを介して前記被検眼を観察するための各種の光学素子からなる観察光学系と、
    前記観察光学系の光軸に対して所定の角度方向から照明光を前記被検眼に照射する照明光学系と、
    前記被検眼と前記対物レンズとの間に挿脱可能に設けられ、前記照明光学系からの照明光で前記被検眼の眼内を照明するための前置レンズと、
    を有する眼科用手術顕微鏡において、
    前記対物レンズの光軸方向に対して前記前置レンズを傾けて配置させることにより、前記照明光が前記前置レンズの2つの屈折面で反射されて生じる前記照明光学系の射出瞳の2つの反射像が略重なって観察されるように、前記反射像の位置を変更する像位置変更手段を備えていることを特徴とする眼科用手術顕微鏡。
  2. 前記観察光学系は、術者の左右の眼にそれぞれ観察光を導くための左右の観察光路を有し、
    前記像位置変更手段は、前記左右の観察光路に対応する左右の入射瞳の中心の中点と前記前置レンズによる前記観察光の焦点とを結んだ線分と、前記照明光学系の前記射出瞳の中心と前記焦点とを結んだ線分とが成す角を略2等分する方向に前記前置レンズの前記光軸を配置させることを特徴とする請求項1に記載の眼科用手術顕微鏡。
  3. 前記照明光が前記前置レンズの2つの屈折面で反射されて生じる前記照明光学系の射出瞳の反射像が観察される領域に到達する、前記照明光の一部を遮光するための遮光手段を更に備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼科用手術顕微鏡。
  4. 前記遮光手段は、前記前置レンズの前記屈折面に対して、前記観察光学系の入射瞳の或る一点と光学的に共役な位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の眼科用手術顕微鏡。
  5. 前記遮光手段は、前記前置レンズの前記挿脱に応じて、前記照明光の一部の遮光/透光を切り換えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の眼科用手術顕微鏡。
  6. 前記遮光手段は、前記照明光の光路上に配置され、前記照明光を遮光する遮光領域を所望の位置に表示することが可能な液晶ディスプレイであることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の眼科用手術顕微鏡。
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