JP4591434B2 - ワイヤハーネスの配索方向規制材 - Google Patents
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例えば、実開平4−101216号(特許文献1)では、図10(A)(B)に示すように、複数の集束部5が所定間隔で連結された第一集束部材4Aと第二集束部材4Bとで構成され、第二集束部材4Bの連結部6bに形成された係止突起7bを、第一集束部材4Aの連結部6aに形成された係止孔7aに挿入係止して第一、第二集束部材4A、4Bとを連結し、その内部にハーネス9を挿通して集束するプロテクタ4が提供されている。該プロテクタ4では、前記係止突起7bは、集束部5の配列方向に相対移動可能に前記係止孔7aに係止される。
さらに、該プロテクタ4は、第一集束部材4A側、あるいは第二集束部材4B側のいずれかに二次元的に屈曲させることは容易であるが、捩るなど、三次元的にカーブさせて配索することは困難であり、配索設計にも制約がある。
前記架け渡される長さに対応した可撓性を備えた帯材を設け、該帯材の長さ方向両端および該両端間に長さ方向に所要間隔をあけて、該帯材の幅方向の一端側からバンド部を一体成形で突設すると共に、対向する幅方向の他端側と前記バンド部の先端に被ロック部とロック部を設け、かつ、該帯材の長さ方向両端の表面および該長さ方向両端に突設した前記バンド部の内周面に上記コルゲートチューブの谷部に嵌合する円弧状のリブを突設し、
該帯材の上面に添わせて載置する前記ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの外周に前記バンド部を架け渡し、該コルゲートチューブの谷部に前記円弧状のリブを嵌合して位置決めすると共に、前記ロック部と被ロック部とをロック結合する一方、 前記長さ方向の両端の帯材の裏面に前記固定部材に係止するクリップを突設し、
前記両端のクリップを固定部材に係止した状態で、前記帯材を所要の経路に沿って湾曲させる構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの配索方向規制材を提供している。
また、所要の配索経路の周辺にハーネスの蛇行スペースを確保する必要がなくなるため、省スペース化に寄与でき、周辺機器の配置設計自由度を高めることができる。
また、前記基台を設けることにより、クリップの軸部と帯材との連結部が強化されると共に、該クリップを固定部材に係止した際に、帯材の固定部材への固定を安定させることができる。
詳しくは、前記帯材の湾曲部頂点となる部分の裏面に一対のリブを突出させ、これらのリブは対抗面を垂直な干渉面とすると共に、該干渉面の先端から前記帯材の裏面に向けて傾斜する傾斜面とした略三角形状とし、所要の湾曲方向で前記一対のリブは「ハ」の字状に開く一方、該帯材が逆方向へ湾曲すると前記一対のリブの前記干渉面が相互干渉して逆方向への湾曲を防止できる構成としている。
前記リブにより、所要経路以外へのハーネスの湾曲を確実に規制でき、ハーネスの揺れ幅も極小化できるため、より正確な配索設計および周辺機器の配置設計が可能となる。
いずれの実施形態においても、図9に示す従来例と同様に、自動車のエンジンルーム内の車体パネルPからエンジンEにかけて湾曲して架け渡されるワイヤハーネスWに装着される配索方向規制材に本発明を適用している。
なお、ワイヤハーネスWには、長さ方向に環状の谷部Taと山部Tbを交互に形成して屈曲性を備えたコルゲートチューブTで外装されている。
配索方向規制材10は、適度な剛性と可撓性を備えた長尺の帯材11と、該帯材11の長さ方向両端および該両端間に長さ方向に所要間隔をあけて該帯材11の幅方向一端側から突設したバンド部15と、該帯材11の長さ方向両端の裏面側より下方に突設したクリップ21とを、樹脂で一体成形している。
該帯材11の前記バンド部15を設ける部位には、該帯材11の幅方向両端から対向して表面側に支持壁12、13を突設し、ワイヤハーネス貫通用凹部14を形成している。
該バンド部15の先端にはロック爪17を形成し、前記他方の支持壁13の上端には、前記ロック爪17を係止するロック枠18を形成している。
また、前記バンド部15のうち、帯材11の長さ方向両端に形成されたバンド部15Aの内周面にも、コルゲートチューブTの谷部Taに嵌合するリブ20を突設している。
このとき、長さ方向両端のワイヤハーネス貫通用凹部14Aに形成した前記リブ19をコルゲートチューブTの谷部Taに嵌合させて、コルゲートチューブTを位置決めする。
このとき、バンド部15のうち長さ方向両端のバンド部15Aを先にロックして、図3(B)に示すように、該バンド部15Aの内周面のリブ20をコルゲートチューブTの谷部Taに嵌合させ、コルゲートチューブTを位置決め固定する。
さらに、帯材11が湾曲変形しても、その変形はバンド部15を形成していない区間で吸収されるため、各バンド部15は変形の影響を受けず、歪むことなく安定したロック結合を維持できる。さらに、図6に示すように、帯材11を捩って三次元的に湾曲させて配索することも可能となる。
第二実施形態では、帯材11の湾曲部頂点となる部分の外周面11a側に一対のリブ26を突設している。
これにより、ワイヤハーネスWを所要の配索方向に一層確実に規制することができる。
11 帯材
12、13 支持壁
15、15A バンド部
17 ロック爪(ロック部)
18 ロック枠(被ロック部)
21 クリップ
P 車体パネル(固定部材)
E エンジン(固定部材)
W ワイヤハーネス
T コルゲートチューブ
Claims (3)
- 自動車のエンジンルーム内に配索され、車体パネルとエンジンとからなる固定部材の間に湾曲して架け渡されると共に、長さ方向に環状の谷部と山部を交互に設けたコルゲートチューブで外装されるワイヤハーネスの配索方向規制材であって、
前記架け渡される長さに対応した可撓性を備えた帯材を設け、該帯材の長さ方向両端および該両端間に長さ方向に所要間隔をあけて、該帯材の幅方向の一端側からバンド部を一体成形で突設すると共に、対向する幅方向の他端側と前記バンド部の先端に被ロック部とロック部を設け、かつ、該帯材の長さ方向両端の表面および該長さ方向両端に突設した前記バンド部の内周面に上記コルゲートチューブの谷部に嵌合する円弧状のリブを突設し、
該帯材の上面に添わせて載置する前記ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの外周に前記バンド部を架け渡し、該コルゲートチューブの谷部に前記円弧状のリブを嵌合して位置決めすると共に、前記ロック部と被ロック部とをロック結合する一方、 前記長さ方向の両端の帯材の裏面に前記固定部材に係止するクリップを突設し、
前記両端のクリップを固定部材に係止した状態で、前記帯材を所要の経路に沿って湾曲させる構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの配索方向規制材。 - 前記帯材の湾曲部頂点となる部分の裏面に一対のリブを突出させ、これらのリブは対抗面を垂直な干渉面とすると共に、該干渉面の先端から前記帯材の裏面に向けて傾斜する傾斜面とした略三角形状とし、所要の湾曲方向で前記一対のリブは「ハ」の字状に開く一方、該帯材が逆方向へ湾曲すると前記一対のリブの前記干渉面が相互干渉して逆方向への湾曲を防止できる構成としている請求項1に記載のワイヤハーネスの配索方向規制材。
- 前記バンド部を設ける部位の帯材には、幅方向の両端から対向して支持壁を突設してワイヤハーネス貫通用の凹部を設け、一方の支持壁の先端に薄肉ヒンジを介して前記バンド部を突設し、該バンドの先端にロック爪からなる前記ロック部を設けていると共に、前記他方の支持壁の先端にロック枠からなる被ロック部を設け、前記帯材の表面に設ける前記円弧状のリブを前記凹部の内面に突設している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの配索方向規制材。
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