JP4591434B2 - ワイヤハーネスの配索方向規制材 - Google Patents

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本発明はワイヤハーネスの配索方向規制材に関し、特に、ワイヤハーネスの渡り配索領域において、外部干渉材との干渉が確実に防止できるように規制するものである。
例えば、自動車の車体からエンジンにかけてワイヤハーネスを渡り配索するエンジントラバース部では、図9に示すように、ワイヤハーネスWは車体パネルPとエンジンEとにそれぞれクリップ1、2で固定し、その間は空間中に湾曲して配索されている。このエンンジントラバー部では、エンジンEの揺動に伴ってワイヤハーネスが振動するため、クリップ1、2の固定箇所の間では余長を持たせて配索している。
ワイヤハーネスWは製造後に巻回状態で保管およびカーメーカへ搬送して、自動車に組つけられており、自動車に配索されるまでに曲がり癖がついている場合が多い。前記のように余長を設けたワイヤハーネスでは、自動車にどのように蛇行して配索されるが、予想することが困難であるうえ、エンジンEの揺動によるハーネスWの揺れ幅も考慮する必要がある。よって、図中点線で示すように、予めハーネスWの配索ラインの周辺に蛇行スペースを確保しておく必要があった。
しかしながら、狭いエンジンルーム内でワイヤハーネスWの蛇行スペースを確保することにより、周辺部品3のレイアウトが制約される点に問題がある。また、ワイヤハーネスWが予想しない曲がり方をして周辺機器(外部干渉材)に干渉し、それを振動に応じて繰り返すと断線する恐れがある。
一方、ハーネスの保護および配索方向規制を目的とする部材として、従来より様々なプロテクタが提案されている。
例えば、実開平4−101216号(特許文献1)では、図10(A)(B)に示すように、複数の集束部5が所定間隔で連結された第一集束部材4Aと第二集束部材4Bとで構成され、第二集束部材4Bの連結部6bに形成された係止突起7bを、第一集束部材4Aの連結部6aに形成された係止孔7aに挿入係止して第一、第二集束部材4A、4Bとを連結し、その内部にハーネス9を挿通して集束するプロテクタ4が提供されている。該プロテクタ4では、前記係止突起7bは、集束部5の配列方向に相対移動可能に前記係止孔7aに係止される。
前記プロテクタ4は、図10(B)に示すように、第一集束部材4Aの長さ方向両端に突設したクリップ8を固定部材(図示せず)に係止固定すると、前記係止突起7bが前記係止孔7a内を相対移動することにより、ハーネス9を容易に屈曲させて配索できるとされている。
このプロテクタ4を用いてエンジントラバース部にハーネス9をカーブさせて配索すると、その配索方向を規制でき、ハーネス蛇行スペースの確保は不要となると考えられる。しかしながら、該プロテクタ4は、第一集束部材4Aと第二集束部材4Bが分離しやすく、激しい振動をうけるとハーネス9から外れやすいと考えられる。また、該プロテクタ4はハーネス9を屈曲部の全長全周にわたってカバーするものであり、プロテクタ4を装着することによってハーネス9が徒太化するため、省スペース性にも問題がある。
さらに、該プロテクタ4は、第一集束部材4A側、あるいは第二集束部材4B側のいずれかに二次元的に屈曲させることは容易であるが、捩るなど、三次元的にカーブさせて配索することは困難であり、配索設計にも制約がある。
実開平4−101216号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの配索方向を所要の湾曲経路に規制することにより、揺動によるハーネス断線を防止し、かつ、配索経路の周辺にワイヤハーネス蛇行スペースを確保する必要がなく、省スペース性および配索設計自由度を高めることができるワイヤハーネスの配索方向規制材の提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、自動車のエンジンルーム内に配索され、車体パネルとエンジンとからなる固定部材の間に湾曲して架け渡されると共に、長さ方向に環状の谷部と山部を交互に設けたコルゲートチューブで外装されるワイヤハーネスの配索方向規制材であって、
前記架け渡される長さに対応した可撓性を備えた帯材を設け、該帯材の長さ方向両端および該両端間に長さ方向に所要間隔をあけて、該帯材の幅方向の一端側からバンド部を一体成形で突設すると共に、対向する幅方向の他端側と前記バンド部の先端に被ロック部とロック部を設け、かつ、該帯材の長さ方向両端の表面および該長さ方向両端に突設した前記バンド部の内周面に上記コルゲートチューブの谷部に嵌合する円弧状のリブを突設し、
該帯材の上面に添わせて載置する前記ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの外周に前記バンド部を架け渡し、該コルゲートチューブの谷部に前記円弧状のリブを嵌合して位置決めすると共に、前記ロック部と被ロック部とをロック結合する一方、 前記長さ方向の両端の帯材の裏面に前記固定部材に係止するクリップを突設し、
前記両端のクリップを固定部材に係止した状態で、前記帯材を所要の経路に沿って湾曲させる構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの配索方向規制材を提供している。
前記構成の配索方向規制材を用いてワイヤハーネスを配索すると、ハーネスが癖付け等によって予想外の方向に曲がったり、振動に伴って大きく揺れ動くことを規制できるため、ハーネスの断線を防止できる。
また、所要の配索経路の周辺にハーネスの蛇行スペースを確保する必要がなくなるため、省スペース化に寄与でき、周辺機器の配置設計自由度を高めることができる。
さらに、ワイヤハーネスの外周に架け渡される前記バンド部は、前記帯材に所要間隔をあけて設けられるに過ぎず、帯材の湾曲変形の影響をバンド部非形成箇所で吸収することができるため、各バンド部は、振動や帯材の湾曲変形に対しても安定したロック結合を維持できると共に、該帯材は二次元方向のみでなく、捩り方向など、三次元方向にも湾曲することができ、ワイヤハーネスの多様な配索設計に対応することができる。また、配索方向規制材の装着によるワイヤハーネスの徒太化も抑制できる。
なお、前記クリップは、長さ方向両端の帯材の裏面に設けた基台から軸部を突設し、該軸部先端から両側に折り返し状の羽根部を突出させ、該羽根部の先端に係止段部を設け、前記固定部材に設けられた係止孔の内周面に前記係止段部を係止して固定する構成とすることが好ましい。
クリップに前記係止段部を形成することにより、固定部材の係止孔に対するクリップの挿入係止方向が一定方向に固定され、係止孔内でのクリップの軸回転を抑制できるため、帯材の幅方向の揺れ動きをより確実に防止できる。
また、前記基台を設けることにより、クリップの軸部と帯材との連結部が強化されると共に、該クリップを固定部材に係止した際に、帯材の固定部材への固定を安定させることができる。
前記帯材の湾曲部頂点となる部分の外周側に一対のリブを突出させ、所要の湾曲方向で前記一対のリブは「ハ」の字状に開く一方、該帯材が逆方向へ湾曲すると前記一対のリブが相互干渉して逆方向への湾曲を防止できる構成としている。
詳しくは、前記帯材の湾曲部頂点となる部分の裏面に一対のリブを突出させ、これらのリブは対抗面を垂直な干渉面とすると共に、該干渉面の先端から前記帯材の裏面に向けて傾斜する傾斜面とした略三角形状とし、所要の湾曲方向で前記一対のリブは「ハ」の字状に開く一方、該帯材が逆方向へ湾曲すると前記一対のリブの前記干渉面が相互干渉して逆方向への湾曲を防止できる構成としている。
前記リブにより、所要経路以外へのハーネスの湾曲を確実に規制でき、ハーネスの揺れ幅も極小化できるため、より正確な配索設計および周辺機器の配置設計が可能となる。
前記バンド部を設ける部位の帯材には、幅方向の両端から対向して支持壁を突設してワイヤハーネス貫通用の凹部を設け、一方の支持壁の先端に薄肉ヒンジを介して前記バンド部を突設し、該バンドの先端にロック爪からなる前記ロック部を設けていると共に、前記他方の支持壁の先端にロック枠からなる被ロック部を設けてもよい。
前記支持壁を突設してワイヤハーネス貫通用の凹部を形成することにより、ワイヤハーネスに配索方向規制材を装着する作業において、前記帯材上にワイヤハーネスを載置する第一工程の作業性が向上する。
前記のように、本発明は、コルゲートチューブで外装したワイヤハーネスを配索方向規制材装着するため、前記帯材の少なくとも長さ方向両端のバンド部の内周面にリブを突設しておき、コルゲートチューブの谷部に前記リブを嵌合させ、コルゲートチューブを配索方向規制材に位置決め固定できる構成としている。
前記のように、ワイヤハーネスは自動車のエンジンルーム内に配索され、前記一方の固定部材が車体パネル、他方の固定部材がエンジンであり、前記車体パネルとエンジンとの間に前記帯材を湾曲させて架け渡すものである
上述したように、本発明によれば、ワイヤハーネスの配索方向を所要の湾曲した配索方向に規制できるため、予想外の方向にワイヤハーネスが曲がったり揺れ動くことによるハーネスの断線を防止できる。また、所要の配索経路の周辺にハーネスの蛇行スペースを確保する必要がないため、スペースを有効利用でき、周辺機器の配置設計自由度を高めることができる。
また、ワイヤハーネスの外周に架け渡されるバンド部は帯材に所要間隔をあけて設けられるため、振動を受けたり帯材が湾曲変形してもバンド部のロック結合は解けにくく、かつ、該帯材は、二次元方向のみでなく、捩り方向など三次元方向にも湾曲することができるため、ワイヤハーネスの配索設計自由度を高めることができる。さらに、本発明の配索方向規制材を装着することによるワイヤハーネスの徒太化を抑制でき、この点からも省スペース化に対応できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
いずれの実施形態においても、図9に示す従来例と同様に、自動車のエンジンルーム内の車体パネルPからエンジンEにかけて湾曲して架け渡されるワイヤハーネスWに装着される配索方向規制材に本発明を適用している。
なお、ワイヤハーネスWには、長さ方向に環状の谷部Taと山部Tbを交互に形成して屈曲性を備えたコルゲートチューブTで外装されている。
図1乃至図5に、本発明の第一実施形態に係る配索方向規制材10を示す。
配索方向規制材10は、適度な剛性と可撓性を備えた長尺の帯材11と、該帯材11の長さ方向両端および該両端間に長さ方向に所要間隔をあけて該帯材11の幅方向一端側から突設したバンド部15と、該帯材11の長さ方向両端の裏面側より下方に突設したクリップ21とを、樹脂で一体成形している。
前記帯材11の長さは、エンジンEと車体パネルPとの間に湾曲して架け渡される長さに対応した長さに設定している。
該帯材11の前記バンド部15を設ける部位には、該帯材11の幅方向両端から対向して表面側に支持壁12、13を突設し、ワイヤハーネス貫通用凹部14を形成している。
前記バンド部15は、図1および図3(A)に、ワイヤハーネス貫通用凹部14に挿通されたワイヤハーネスWの外周上面に架け渡る断面円弧形状よりなり、前記支持壁12、13のうち、一方の支持壁12の上端に、薄肉ヒンジ16を介してワイヤハーネス周方向に開閉自在に連結している。
該バンド部15の先端にはロック爪17を形成し、前記他方の支持壁13の上端には、前記ロック爪17を係止するロック枠18を形成している。
前記ワイヤハーネス貫通用凹部14のうち、帯材11の長さ方向両端に形成されたワイヤハーネス貫通用凹部14Aは、その内周面に、図1および図3(B)に示すように、コルゲートチューブTの谷部Taに嵌合するリブ19を円弧状に突設している。
また、前記バンド部15のうち、帯材11の長さ方向両端に形成されたバンド部15Aの内周面にも、コルゲートチューブTの谷部Taに嵌合するリブ20を突設している。
前記クリップ21は、図4に示すように、前記帯材11の長さ方向両端部の裏面側に一体に設けられた基台22と、該基台22の裏面側より突設した軸部23と、該軸部23の先端から両側に折り返した羽根部24からなる。該羽根部24の先端には係止段部25を形成している。
前記構成の配索方向規制材10を用いてワイヤハーネスWを湾曲させて配索するとき、まず、コルゲートチューブTで外装したワイヤハーネスWを、バンド部15を開けた状態のワイヤハーネス貫通用凹部14に挿通し、帯材11の上面に添わせて載置する。
このとき、長さ方向両端のワイヤハーネス貫通用凹部14Aに形成した前記リブ19をコルゲートチューブTの谷部Taに嵌合させて、コルゲートチューブTを位置決めする。
次に、図2および図3に示すように、各バンド部15をコルゲートチューブTの外周に被せて前記ロック爪17を前記ロック枠18に係止してロック閉鎖する。
このとき、バンド部15のうち長さ方向両端のバンド部15Aを先にロックして、図3(B)に示すように、該バンド部15Aの内周面のリブ20をコルゲートチューブTの谷部Taに嵌合させ、コルゲートチューブTを位置決め固定する。
次いで、帯材21の両端に突設した前記クリップ21の一方を車体パネルPの係止孔31に、他方をエンジンEの係止孔32にそれぞれ挿入し、図4に示すように、クリップ21の前記係止段部25を、各係止孔31、32の内周面に係止して固定する。これにより、図5(A)(B)に示すように、帯材11が所要の経路に沿って湾曲すると同時に、ワイヤハーネスWも、該帯材11に沿って車体パネルPからエンジンEにかけて湾曲した状態で配索される。
本実施形態の配索方向規制材10を用いると、ワイヤハーネスWを帯材11に沿わせて湾曲させることができ、該帯材11は、上下面方向には湾曲するが幅方向には湾曲できず、かつ適度な剛性を備えるため、ワイヤハーネスWに癖付け等があったとしても、該ワイヤハーネスWの配索方向を所要の配索経路に正確に規制することができ、断線も防止できる。また、エンジンの振動等に伴うワイヤハーネスWの揺れ幅も殆どなくなるため、ワイヤハーネスWの蛇行スペースを確保する必要がなく、図5(A)(B)に示すように、ワイヤハーネスWの配索経路に接近させて周辺機器33を配置でき、レイアウトの自由度が高まる。
また、前記バンド部15は帯材11の長さ方向に所要間隔をあけて設けているため、配索方向規制材10をワイヤハーネスWに装着してときにワイヤハーネスW全体が徒太化することを防止できる。
さらに、帯材11が湾曲変形しても、その変形はバンド部15を形成していない区間で吸収されるため、各バンド部15は変形の影響を受けず、歪むことなく安定したロック結合を維持できる。さらに、図6に示すように、帯材11を捩って三次元的に湾曲させて配索することも可能となる。
図7および図8に本発明の第二実施形態を示す。
第二実施形態では、帯材11の湾曲部頂点となる部分の外周面11a側に一対のリブ26を突設している。
前記リブ26は、図7(A)(B)に示すように、帯材11の前記外周面11a(図示の例では裏面側)に対して略垂直に形成される干渉面26aと、該干渉面26aの先端(図示の例では下端)から帯材11の前記外周面11aにかけて形成される傾斜面26bとを有する断面略三角形状よりなる。該形状よりなるリブ26は、帯材11の長さ方向に前後一対で形成されると共に、帯材11の真直状態において、前記干渉面26a同士が近接あるいは当接して対向するように形成される。
本実施形態では、所要の湾曲方向に帯材11を湾曲した場合は、図8(A)に示すように、前記一対のリブ26の干渉面26aは「ハ」の字状に開くため互いに干渉しないが、帯材11が誤った逆方向に湾曲しようとすると、図8(B)に示すように、一対のリブ26の干渉面26a同士が相互干渉して逆方向への湾曲を阻止する。
これにより、ワイヤハーネスWを所要の配索方向に一層確実に規制することができる。
本発明の第一実施形態に係る配索方向規制材の全体斜視図である。 配索方向規制材をワイヤハーネスに装着した状態を示す斜視図である。 (A)は図2のA−A線断面図、(B)は図2のB−B線断面図である。 クリップを固定部材に係止固定した状態を示す断面図である。 配索方向規制材を固定部材に係止固定して湾曲させた状態を示し、(A)は概略側面図、(B)は概略上面図である。 帯材を捩じって湾曲させた状態を示す概略上面図である。 本発明の第二実施形態に係る配索方向規制材を示し、(A)は全体側面図、(B)は要部拡大斜視図である。 図7に示す配索方向規制材の湾曲状態を示し、(A)は所要方向への湾曲状態を示し、(B)は誤った方向への湾曲状態を示す概略側面図である。 従来例の図である。 (A)(B)は他の従来例の図である。
符号の説明
10 配索方向規制材
11 帯材
12、13 支持壁
15、15A バンド部
17 ロック爪(ロック部)
18 ロック枠(被ロック部)
21 クリップ
P 車体パネル(固定部材)
E エンジン(固定部材)
W ワイヤハーネス
T コルゲートチューブ

Claims (3)

  1. 自動車のエンジンルーム内に配索され、車体パネルとエンジンとからなる固定部材の間に湾曲して架け渡されると共に、長さ方向に環状の谷部と山部を交互に設けたコルゲートチューブで外装されるワイヤハーネスの配索方向規制材であって、
    前記架け渡される長さに対応した可撓性を備えた帯材を設け、該帯材の長さ方向両端および該両端間に長さ方向に所要間隔をあけて、該帯材の幅方向の一端側からバンド部を一体成形で突設すると共に、対向する幅方向の他端側と前記バンド部の先端に被ロック部とロック部を設け、かつ、該帯材の長さ方向両端の表面および該長さ方向両端に突設した前記バンド部の内周面に上記コルゲートチューブの谷部に嵌合する円弧状のリブを突設し、
    該帯材の上面に添わせて載置する前記ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブの外周に前記バンド部を架け渡し、該コルゲートチューブの谷部に前記円弧状のリブを嵌合して位置決めすると共に、前記ロック部と被ロック部とをロック結合する一方、 前記長さ方向の両端の帯材の裏面に前記固定部材に係止するクリップを突設し、
    前記両端のクリップを固定部材に係止した状態で、前記帯材を所要の経路に沿って湾曲させる構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの配索方向規制材。
  2. 前記帯材の湾曲部頂点となる部分の裏面に一対のリブを突出させ、これらのリブは対抗面を垂直な干渉面とすると共に、該干渉面の先端から前記帯材の裏面に向けて傾斜する傾斜面とした略三角形状とし、所要の湾曲方向で前記一対のリブは「ハ」の字状に開く一方、該帯材が逆方向へ湾曲すると前記一対のリブの前記干渉面が相互干渉して逆方向への湾曲を防止できる構成としている請求項1に記載のワイヤハーネスの配索方向規制材。
  3. 前記バンド部を設ける部位の帯材には、幅方向の両端から対向して支持壁を突設してワイヤハーネス貫通用の凹部を設け、一方の支持壁の先端に薄肉ヒンジを介して前記バンド部を突設し、該バンドの先端にロック爪からなる前記ロック部を設けていると共に、前記他方の支持壁の先端にロック枠からなる被ロック部を設け、前記帯材の表面に設ける前記円弧状のリブを前記凹部の内面に突設している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの配索方向規制材。
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