JP4590974B2 - 光受信回路 - Google Patents

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Description

この発明は、光通信ネットワークの一部を構成する受信装置や送受信装置に適用可能な光受信回路に関するものである。
従来、光通信ネットワークの一部を構成する受信装置や送受信装置には、光電変換素子としてアバランシェホトダイオード(以下、APDという)を含む光受信回路を備えた装置が広く利用されている。このようなAPDを有する光受信回路しては、例えば特許文献1〜5に開示されたような回路が知られている。
ここで、特許文献1には、APDと同じ入力レベルの光信号を受光するピンホトダイオード(以下、PIN−PDという)とともに温度を検出するT/Vコンバータ、メモリが設けられた光受信回路が開示されており、この光受信回路は、PIN−PDで検出された信号と温度に応じた電圧によって該メモリからAPDに対してバイアスとして最適な電圧が読み出されるよう構成されている。また、特許文献2には、光の入力レベルが低い領域において瞬間的に該入力レベルが変動する場合に、PIN−PDによりAPDの入力レベルを検知し、該APDバイアス回路を制御する構成が開示されている。特許文献3には、定電流回路とAPDに並列にトランジスタを接続することにより、APD電流を制御する光受信回路が開示されている。なお、この構成はバイアス電圧制御によって増倍率を変化させる回路に比べて、応答性が良い。特許文献4には、APDのカソードと高圧発生回路の出力端子間に抵抗を介してトランジスタが接続(トランジスタのコレクタがAPDのカソードに接続)された光受信回路が開示されており、該トランジスタに電流を流すことで生じる抵抗の電圧ドロップによりAPDバイアス電圧が制御される。さらに、特許文献5には、APDと抵抗とで直列回路が形成され、印加電圧と抵抗の抵抗値とが適当に選ばれることにより、増幅率が常に入力信号に応じた最適値に保たれる光受信回路が開示されている。
特開2000−244418号公報 特開平10−303820号公報 特公平1−29333号公報 特公平10−2751229号公報 特開平5−343926号公報
発明者らは、APDを有する従来の光受信回路について検討した結果、以下のような課題を発見した。
すなわち、上記特許文献1の光受信回路は、APD特性に近似した温度補正をかける場合、温度調整が必要となる。しかしながら、回路構成部品ごとにその温度依存性にはバラツキがあるため、必然的にAPDに印可される最適なバイアス電圧にも温度依存が生じてしまう。加えて、上記特許文献1及び2の光受信回路では、APDへのバイアス電圧がメモリによる設定やAPD電流検知後のフィードバックによって設定されるため、メモリの反応時間や負フィードバックの時定数により過入力時バイアス電圧が追従せず、結果としてAPDを流れる電流量が増加してしまう。このように、急峻な光信号の過入力があったとき、上記特許文献1及び2の光受信回路ではAPDを十分に保護できなかった。
また、上記特許文献3の光受信回路は、急峻な光信号の過入力があったときの対策回路において、余分な消費電流を必要とする。これは、APDのカソードと高圧発生回路の出力端子間に抵抗を介してトランジスタがAPDとコレクタ接続し、該トランジスタに電流を流すことで生じる抵抗の電圧ドロップによりAPDバイアス電圧を制御するためである。同様に、上記特許文献4の光受信回路でも余分な消費電流を必要とする。これは、APDに並列に接続されたトランジスタに電流を流してAPD電流を制御するためである。
上記特許文献5の光受信回路は、高電圧発生回路とAPDのカソード間に抵抗があるので電圧ドロップによる消費電力ロスがあり、最大光入力時に消費電力が増大してしまう。なお、消費電力はAPD電流、DC/DCコンバータの出力電圧、DC/DCコンバータの効率に依存するため、電圧ドロップが大きい時(入力レベルが最大の時)にはDC/DCコンバータの出力電圧が必要以上に高く、効率も悪い。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、急峻な光の過入力が発生した場合でも、APDを流れる電流量を動的に調節することで該APDを効果的に保護することが可能な構造を備えた光受信回路を提供することを目的としている。
この発明に係る光受信回路は、高電圧電源(DC/DC)と、第1〜第3端子を有するカレントミラー回路と、APDと、電流設定回路とを備える。上記カレントミラー回路の第1端子は上記高電圧電源に接続される。また、上記カレントミラー回路の第2及び第3端子には所定の関係を満たしている電流がそれぞれ流れ、該第2端子には上記APDの一端が接続されるとともに、該第3端子には上記電流設定回路に接続される。特に、上記電流設定回路は、APDに流れる電流量を動的に調節する。
上述のような構造を備えた光受信回路によれば、従来の光受信回路が最適な増倍率になるようにバイアス電圧をAPD電流からフィードバックして設定するのに対し、カレントミラー回路を使ってAPD電流が制御されるため、急激な光信号の過入力時において該APD電流は急激に増加せず、バイアス電圧が急激に減少する。その結果、APDの破壊が回避され得る(APDが効果的に保護される)。
この発明に係る光受信回路において、上記電流設定回路は、APDのバイアス電圧を反映した電圧値が所定の参照電圧値に等しくなるよう、該APDに流れる電流量を調節するよう構成されるのが好ましい。この場合、上記電流設定回路にはAPDを流れる電流量と同様の電流が流れているため、APD電流モニタ回路を別途追加することなく、簡単にAPD電流をモニタすることが可能になる。
また、この発明に係る光受信回路は、APDへの光信号の入力レベルをモニタするため、該APDと同じ入力レベルの光信号を受光するPIN−PDをさらに備えてもよい。そして、上記電流設定回路は、PIN−PDで生成される電流量から計算された値と同じになるようAPDに流れる電流量を調節する。従来の光受信回路が各温度での最適な増倍率になるようにAPDバイアス電圧を設定するのに対し、この場合、リミット機能が働かない領域において常に増倍率が一定になるため、各温度での増倍率調節が不要になる。
この発明に係る光受信回路は、PIN−PDの一端に接続された、当該光受信回路の増倍率変化を制限するための増倍率リミッタ回路をさらに備えてもよい。従来の光受信回路では、最適な増倍率になるようにAPDバイアス電圧をAPD電流からフィードバックして設定しており、全光入力範囲で増倍率が一定で消費電流が増大する。これに対し、当該光受信回路では、参照のPIN−PD電流のモニタ回路にダイオードを追加するだけで、一定量以上の光入力時に増倍率を下げ、消費電流を下げることができる。
さらに、この発明に係る光受信回路は、上記APDのバイアス電圧と上記カレントミラー回路における第1及び第2端子間の電位差の和に等しくするよう、上記高電圧電源の出力電圧を制御する電圧帰還制御回路をさらに備えてもよい。具体的には、上記電圧帰還制御回路は、上記カレントミラー回路における第2端子の電位と第3端子の電位が等しくなるよう上記高電圧電源を制御する。この場合、高電圧電源とAPDのカソード間に抵抗を挿入することで、光入力が大きくなるほど電圧ドロップによりバイアス電圧を落として増倍率を下げる回路と比較して、APD電流を制御した上で、その時のバイアス電圧をモニタし、該モニタされたバイアス電圧を高電圧電源にフィードバックすることで、高電圧電源とAPDのカソード間の電圧ドロップをより少なくし、消費電力を下げることができる。
以上のようにこの発明によれば、電流設定回路によりAPDに流れる電流量を動的に調節されるので、急峻な光の過入力に対してAPDの破壊が効果的に回避される。
以下、この発明に係る光受信回路の各実施形態を、図1〜図9を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部位、同一部材には同一符号を付して重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、この発明に係る光受信回路の第1実施形態の構成を示す回路図である。この第1実施形態に係る光受信回路は、図1(a)に示されたように、基本的な構成として、高電圧電源(以下、DC/DC電源という)10と、DC/DC電源10に接続された第1端子と、それぞれに所定の関係を満たす電流が流れる第2及び第3端子を有するカレントミラー回路20と、カレントミラー回路20の第2端子にその一端が接続された光電変換素子としてのAPD40と、カレントミラー回路20の第3端子に接続され、APD40に流れる電流量を動的に調節するた電流設定回路30とを備える。なお、図1(a)において、TIA(Trans-Impedance Amplifier)は、APD40で発生した電流を電圧に変換し、信号処理回路に出力する増幅器である。
ここで、APD40は、アノード−カソード間に印加される電圧(バイアス電圧)によってその出力電流が増幅する。この増幅によって、APD40はPIN−PDに比べて、受信感度が向上するので、最適な増幅を制御する必要がある。その増倍率Mは、以下の式(1)のように表される。
Figure 0004590974
なお、上記式(1)中、IOUTはAPD電流(APD40を流れる電流)、ηはAPD40における量子効率、λは入力光の波長(μm)、そして、PIN入力光の光パワーを意味する。
図1(a)に示された第1実施形態に係る光受信回路は、このAPD電流IOUTを制御することで、増倍率Mを決める。すなわち、DC/DC電源10によって十分なバイアス電圧がAPD40に印加され、カレントミラー回路20によってAPD40に流れる電流量が制御される。APD電流の制御は、まず、APD40のバイアス電圧VAPD(=IOUT×R1)を電流設定回路30に含まれるオペアンプAmpに入力する必要がある。その信号電圧は、目標値Vと抵抗R2、R3から求められる電圧との差で決まる。つまりAPDバイアス電圧VAPDとAPD電流IOUTとの間には、以下の式(2)で表される関係が成立する。
Figure 0004590974
また、APDバイアス電圧VAPDと増倍率Mは、増倍率Mによって決まり、以下の式(3)のように表される。
Figure 0004590974
なお、上記式(3)中、VAPDはAPDバイアス電圧、Vは降伏電圧、nはAPD40に依存する定数、βはAPD40の温度係数(0.1〜0.3%/℃)を意味する。
つまり、ある光入力の時には上記式(1)、(2)、(3)を満たすAPD電流を制御することで増倍率Mが求められる。例えば、光入力が無い場合、APD電流IOUT=0なので、APDバイアス電圧は、上記式(2)から、V×(R+R)/Rとなる。また、光入力が増加するにしたがって、APDバイアス電圧はIOUT×R×(R+R)/R分だけ電圧降下し、増倍率Mが低下する。結果として、増倍率Mが下がることでAPD電流も一定の増倍率Mに比べて少なくなり、消費電流の増加が改善される。また、APD電流が制御されるため、急峻な光の過入力に対して、制御ループが安定するまで、APDバイアス電圧が低下することになり、結果的にAPD40が保護される(APD40の破壊回避)。
より具体的に、図1(a)に示された光受信回路の動作について説明する。ここでは、簡単のため、R2=0、R3=∞の時、すなわち、VAPDが直接加算器に入力されている場合を考える。この時、電流設定回路30におけるオペアンプの正相入力+INにはV−VAPDが印加される。オペアンプの出力、トランジスタ、カレントミラー回路、加算器、オペアンプの入力で構成される帰還回路は、該オペアンプの正相入力と逆相入力の電位差がゼロとなるように、すなわち+INと−INの入力レベルが等しくなるように帰還制御を行っている。したがって、帰還制御が正常に働いている場合には、オペアンプの−INのレベルもV−VAPDとなり、この信号が抵抗R1に印加されるので、該R1を流れる電流Iは(V−VAPD)/R1となる。この電流Iが電流設定回路30内のトランジスタを介してカレントミラー回路20から供給され、該カレントミラー回路20はI=Iとなるよう制御を行うので、電流I2も(V−VAPD)/R1となる。この電流IがAPD40を流れる(APD電流IOUT)。
以上の回路動作をAPD40を主体とした等価回路の焼き直すと、図1(b)に示された回路例となる。この図1(b)において、DC/DC電源(通常は数十Vの高電圧)10の出力Vが、抵抗R1を介してAPD40のバイアス電圧として印加され、その時APD40に流れる電流は、(V−VAPD)/R1となっている。図1(a)に示された光受信回路では、APD40に対して並列に抵抗R2、R3が接続されているが、(R2+R3)の大きさをAPD40の等価抵抗よりも十分大きくすると(抵抗R2、R3には電流がほとんど流れない)、上記式(1)〜(3)により加算器に入力される逆相信号はVAPDからVAPD×R/(R+R)に変化する。したがって、従来はVとして数十Vもの大きさの値を想定しなければならなかったが、図1(a)の光受信回路では、VAPDがR/(R+R)に相対的に小さくなるので、Vも数V程度の値に納まることになる。
図2は、図1(a)に示された光受信回路中のAPD40に対するI−V特性を示すグラフである。この図2において、グラフR1はこの第1実施形態に係る光受信回路の動作負荷線、グラフR2は後述する第3実施形態に係る光受信回路の動作負荷線、グラフM1は参考のためにカレントミラー回路を用いてAPDに流れる電流を一定(平均値として一定)にする比較回路の動作負荷線を示す。また、グラフP0は入力光パワーが0のときのI−V特性、グラフP1は入力光パワーがP1(>0)のときのI−V特性、グラフP2は入力光パワーがP2(>P1)のときのI−V特性、グラフP3は入力光パワーがP3(>P2)のときのI−V特性をそれぞれ示している。
この図2から分かるように、光入力がゼロの時には、APD40に電流が流れないのでその動作点は負荷線の右端(VDC/DC)にある。光入力が増加してくると動作点は負荷線と光入力特性の交点を図2において左上方向に移動する。これは、APD40のバイアス電圧VAPDが低下してゆくことと等価である。
一方、比較回路の場合、光入力がゼロの時には図2の右端にあることは同様であるが、光入力の増加とともに帰還ループの内部抵抗(非常に小さい、カレントミラー回路で電流が設定されるので、過電流状態はカレントミラー回路で抑制されるため)に基づく負荷線上を急速に所定電流値まで増加する。この時、APDのバイアス電圧VAPDの変化は極めて少ない。光入力があると直直ちに所定電流の動作をカレントミラー回路が開始する。そして、一旦定電流動作が開始されると、それ以後は光入力によらず一定の電流値(カレントミラー回路の抵抗で決定される)が平均値としてAPDに流れる。
この発明に係る光受信回路は、上述のように、急激なAPD40に対するバイアス電圧の変化を抑制する機能を、低電圧領域で可能とする回路である。すなわち、カレントミラー回路を用いているにも係わらず、電流設定用の電位(抵抗R1の両端の電圧、すなわち、電圧設定回路30内のオペアンプの逆相入力電圧)が、APD40のバイアス電圧に従って変化させられるので、定電流動作は行わずに、単にAPD40に対して抵抗が負荷として接続された光受信回路が実現されている。
(第2実施形態)
APD電流の制御には、上述のような制御以外にも上記式(1)で示されたように、入力光の波長が既知とし、APDへの光信号の入力レベルをモニタできれば、APD電流を制御することで増倍率Mを制御できる。図3は、このような別の制御を可能にする、この発明に係る光受信回路の第2実施形態の構成を示す回路図である。この第2実施形態に係る光受信回路では、入力光信号を分離し、APD40へ入射される光の強度をモニタしながら、該モニタされた光強度に応じてAPD40に流れる平均電流を帰還制御する。すなわち、入力光強度が大きい場合には、APD40の平均電流を下げるようにAPD40へのバイアス電圧VAPDを下げ、光強度が弱い場合にはその逆を行う。
具体的には、入力光信号をAPD40に入射する前に光カプラ50により分岐する。そして、分岐された一方の光はAPD40に入射されるが、同レベルの分岐光がPIN−PDに入射させる。このPIN−PDにより得られた光入力レベルをPD電流モニタ回路において電圧に変換することで、APD40の光入力レベルに比例した電圧を得る。次に、このPD電圧モニタ回路と電流設定回路30で得られた電流と同等の電流を、カレントミラー回路20を介してAPD40流す。このとき、APD40に入射される光入力PINとAPD電流IOUTによって上記式(1)から増倍率Mが求められる。なお、増倍率Mは、上記式(2)のように、バイアス電圧にも依存しているため、カレントミラー回路20とAPD40のカソード間は、先ほど求めた増倍率Mになるようなバイアス電圧に制御されることになるの、仮に温度変動があり、降伏電圧が変動しても、上記式(1)の増倍率Mになるべく、バイアス電圧が変動する。
(第3実施形態)
次に、上述の第2実施形態に係り光受信回路の具体例として、図4にこの発明に係る光受信回路の第3実施形態の構成を示す。この第3実施形態に係る光受信回路では、可変抵抗R5によってPD電流が電圧信号に変換される。すなわち、PIN−PDは負荷として可変抵抗R5(半固定抵抗)が直列に接続され、分岐光強度はモニタ信号(電圧)として、PIN−PDと抵抗R5との接続点から出力される。このとき、電流設定回路30を構成するオペアンプ、抵抗R1及びトランジスタによって、その変換電圧になるべく抵抗R1に電流が流れる。そして、カレントミラー回路20によって制御された電流と同等な電流がAPD40に流されることで、増倍率Mが決定される。結果として、抵抗R1の電圧がAPD電流のモニタとなり、当該光受信回路全体としてはAPD電流をモニタするための回路は不要になる。仮に、光カプラ50として3dBカプラが適用された場合、APD40とPIN−PDは同等の光入力レベルであるため(なお、分割比は1:1に限定されない)、それぞれの量子効率が等しいとすると増倍率MはR2/R1となる。また、異なった分光比においても算出することが可能である。
APD40のバイアス電圧は、電流設定回路のオペアンプとカレントミラー回路20により制御される。PIN−PDの出力は、オペアンプの正相側に入力されるので、このオペアンプではPIN−PDの出力と抵抗R1での電位降下(すなわち、抵抗R1を流れるカレントミラー回路20の一方の経路からの電流I)、を等しくするように、その出力(電流設定回路30内におけるトランジスタのベース電位)を制御する。また、カレントミラー回路20の作用によりAPD40に流れる電流も抵抗R1を流れる電流と等しくなるようにAPD40のバイアス電圧も制御される。すなわち、APD40に入射される光の強度は光カプラ50の分岐比で一意に決定される。その強度の光が入射された際に、別途、所定の平均電流値が得られるようにAPD40のバイアス電圧が制御される。
なお、PIN−PDの光-電流変換効率をC(V/W)とし、光カプラ50における分岐比をrとすると、APD40に流れる電流IOUT(I)は、P・r・C・(R5/R1)で与えられる。例えば、図1の光受信回路の静特性として図2に示されたI−V特性は、VDC/DCから電流軸に引いた抵抗R1に基づく負荷線上に動作点が設定されたが、この第3実施形態に係る光受信回路においては、始点と終点は同様であるが、負荷線は直線にはならず、PIN−PDのP−I特性を反映したものとなる。なお、PIN−PDのP−I特性は、光強度が小さい時は効率が大きく、光強度が大きくなると効率が低下する傾向にあるので、この第3実施形態に係る光受信回路における負荷線は、図2中のグラフR2で示されたように、直線負荷R1と定電流負荷M1との中間の特性、すなわち、始点、終点を一致させて上に凸の負荷線となる。
ところで、この第3実施形態において、カレントミラー回路20の電流設定回路30側は最適なバイアス電圧になるようにドロップするだけなので、カレントミラー回路20に印可する電圧は、例えばDC/DC電源10の出力電圧となり、全温度範囲における最大APDバイアス電圧とカレントミラー回路20内のトランジスタのドロップ分を併せた電圧が必要となる。実際の調整は、抵抗R5を可変抵抗にしておけば、受信信号のSN比を最良にする最適な増倍率Mや暗電流の少ない増倍率Mになるように調整するだけでよく、全温度範囲に対して同様の増倍率Mとなる。
(第4実施形態)
次に、上述の第3実施形態の応用例を図5に示す。この図5は、この発明に係る光受信回路の第4実施形態の構成を示す回路図である。この第4実施形態に係る光受信回路は、APD電流を制御する点において上述の第3実施形態と同様であるが、PD電流をモニタ回路で電圧信号に変換せず、電流のまま直接APD電流を制御する点で第3実施形態と異なる。
すなわち、この第4実施形態に係る光受信回路において、PIN−PDにより得られるPD電流は光入力に比例しており、PIN−PD側に新たに設けられたカレントミラー回路によって抵抗R1、R4の比率に依存した電流が生成される。さらに、このカレントミラー回路で生成された電流と同等の電流がAPD40に流れることで、実質的にAPD電流が制御される。このように、第4実施形態に係る光受信回路では、2個のカレントミラー回路とDC/DC電源10だけでAPD電流の制御を可能にしている。
より具体的には、この第4実施形態に係る光受信回路では、モニタ光によるAPD40のバイアス電圧の制御に関して、2個のカレントミラー回路が直列に接続され、その一方のカレントミラー回路(PIN−PD側)の右側経路の負荷としてPIN−PDが接続されている。そして、光カプラ50で分岐された一方の光がPIN−PDで受光されることにより、該PIN−PDで光電流が生成される。この光電流により抵抗R4に電圧降下が発生する。一方、PIN−PD側のカレントミラー回路の左側経路には抵抗R1が接続されている。カレントミラー回路の特質上、抵抗R4の電圧降下と抵抗R1での電圧降下が等しくなるように、両経路を流れる電流値が調整されるため、抵抗R1を流れる電流(すなわち、APD40側のカレントミラー回路20によりAPD電流IOUTに等しい)は、上述の第3実施形態と同様に、P・r・C・(R4・R1)となり、回路動作は台3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
次に、図6は、この発明に係る光受信回路の第5実施形態の構成を示す回路図である。
モニタとしてPIN−PDが適用された回路構成では、全温度範囲において増倍率Mが一定になるだけでなく、全ての光入力レベルにおいても増倍率Mが一定になる。実際のシステムでは、最小受信感度時に最適な増倍率Mが必要なだけで、最大入力時にも一定の増倍率Mだと、上記式(1)により求められる消費電流が増大する。したがって、実仕様では受信感度を上げるために、最小受信レベルにおける増倍率Mは7〜10程度でよく、また最大入力時にはAPDの帯域確保のための増倍率Mは3以上であればよい。加えて、光入力強度が大きくなっても、それに対応してAPD40に流れる電流は増加する特性を示す。このため、APD電流IOUTが大きくなり過ぎると自身の電流によりAPD40自身が破壊される現象が生じてしまう。そこで、この第5実施形態に係る光受信回路では、光入力強度がある程度以上大きくなった場合であっても、APD電流IOUTの制限するため、PIN−PDで発生した電流をモニタする回路部分に、抵抗R5に直列に接続された抵抗R6と、該抵抗R6に並列に接続されたダイオードD1とで構成される増倍率リミッタ回路60が設けられている。
この第5実施形態に係る光受信回路において、光入力が低い場合、PD電流であるIPINは抵抗R5、R6に流れ、PD電流をモニタする回路部分の出力電圧はVOUTは(R5+R6)×IPINとなる。しかしながら、光入力が大きくなり、抵抗R6の両端の電圧が0.7Vになると、PD電流IPINの一部がダイオードD1に流れ、それ以上の電圧にはならない。よって、PD電流をモニタする回路部分の出力電圧VOUTはR5×IPIN+0.6となり、増倍率Mを変えることができる。例えば、光カプラ50として3dBカプラを用い、APD40とPIN−PDの量子効率が同様だとすると、増倍率Mは、R5×IPINが0.7V以下のときに以下の式(4)で与えられる一方、R5×IPINが0.7Vよりも大きいときには以下の式(5)で与えられる。
Figure 0004590974
Figure 0004590974
また、光入力レベルに応じた増倍率特性は図6のようになる。すなわち、光入力が−16dBm以上では上記式(5)で示されたように増倍率Mを下げることができ、上記式(1)で求められるAPD電流は、減少した増倍率分だけ減少する。
すなわち、光入力レベルが大きくなってPIN−PDで発生する電流が大きくなると、抵抗R5、R6での電位降下も大きくなる。抵抗R6での電位降下がダイオードD1の順方向電圧(約0.7V)を越えると、ダイオードD1にも電流が流れ始める。しかしながら、ダイオードD1での電位降下は0.7V程度にクランプされてそれ以上は増加しない。したがって、PD電流をモニタする回路部分の出力(電流設定回路30におけるオペアンプの正相入力電位)は、IPIN×R5+0.7にクランプされ、これ以上は増加しない。このモニタ電圧を抵抗R1で除したものがAPD電流IOUTであるので、該APD電流IOUTの増加もこのクランプに準じて押さえられる。入力光レベルが増加しているにも係わらずAPD電流IOUTの増加が抑制されていることは、すなわちAPD40のバイアス電圧VAPDが、入力光レベルに応じて低下している(APD40のP−I変換係数(キャリア増倍係数)M値)が低下していることを意味する。
上述された光受信回路の各実施形態によれば、増倍率Mの温度変動は、抵抗R1、R5(増倍率リミッタ回路を含む光受信回路では抵抗R6も含む)の温度偏差、オペアンプの入力オフセット偏差、カレントミラー回路の温度精度に依存するため、比較的少ない。さらに、増倍率リミッタ回路60が有効に機能する光入力レベルは、PIN−PDの量子効率とダイオードのVthの温度変動に依存するので、比較的一定な入力レベルでリミット機能が実現される。また、APD40に瞬間的にスペック以上の光が入射した場合においても、APDバイアスを制御しているわけではなく、電流を制御しているので、まずカレントミラー回路におけるトランジスタのドロップ分が大きくなるだけで、結果としてAPDバイアスは瞬間的に下がり、過電流が発生することはない。なお、上記式(5)に近づけるべく、ダイオードD1はもれ電流やVth温度ばらつきの小さいものが好ましい。
(第6及び第7実施形態)
次に、この発明に係る光受信回路の第6及び第7実施形態を図8及び図9を用いて説明する。
図1に示された第1実施形態に係る光受信回路や図6に示された第5実施形態に係る光受信回路のように、光入力が増大することで増倍率Mが減少し、その結果APDのバイアス電圧が減少する場合において、カレントミラー回路中のトランジスタで電圧ドロップさせていることになる。また、DC/DC電源10は出力電圧一定で、電流が増大するため、消費電力も増大する。つまり、トランジスタの電圧ドロップ分を一定にしてあげ、その分DC/DC電源10の出力電圧を下げることができれば、光入力が大きい場合に消費電力を下げることができる。そこで、その実際の回路例として、図8及び図9に第6及び第7実施形態に係る光受信回路を示す。
上述の各実施形態に係る光受信回路では、最適な増倍率MとなるべくAPD電流を制御するため、カレントミラー回路20の一方の経路とAPD40のカソード端子との間の第A点におけるバイアス電圧は、APD40の増倍率特性により不定である。つまり、カレントミラー回路を構成しているトランジスタでの電圧ドロップも不定である。そこで、これら第6及び第7実施形態に係る光受信回路では、第A点と、カレントミラー回路20の他方の経路と電流設定回路30に含まれるトランジスタとの間の第B点における電圧が同じになるように、DC/DC電源10の出力電圧を制御する。この電圧帰還制御回路70は、いずれも抵抗R7、R8と抵抗R9、R10でオペアンプに入力可能なレベルに分圧し、当該電圧帰還制御回路70に含まれるオペアンプの出力をDC/DC電源10の出力電圧設定端子に入力することで、DC/DC電源10の出力電圧を制御する。結果として、カレントミラー回路20のAPD側トランジスタのVceと抵抗R1側トランジスタのVceが同一になり、DC/DC電源10とAPD40間の電圧ドロップ分を減少させ、その分の消費電力が減少できる。
さらに、具体的な動作を図8に示された第6実施形態に係る光受信回路について説明する。
この第6実施形態に係る光受信回路は、DC/DC電圧EO抑制して結果として消費電力を低下させるが、図1に示された第1実施形態に係る光受信器におけるDC/DC電圧は固定である。APD40に実際に印加されるバイアス電圧は、VAPD−IOUT特性の動作点に相当するので、VDC/DC−VAPDの差分電圧は、第1実施形態に係る光受信回路において、カレントミラー回路20中のAPD側トランジスタのコレクタ−エミッタ間及び560Ωの抵抗で消費される。一方、カレントミラー回路20の抵抗R1側トランジスタのベース−コレクタ間がショートされているので、DC/DC電圧は専ら電流設定回路30に含まれるオペアンプの負荷として接続されているトランジスタのコレクタ−エミッタ間で消費されることになる。DC/DC電圧が固定の場合、これら二つのトランジスタのコレクタ−エミッタ間に印加される電圧が加減されることにより、APD40に印加されるAPDバイアス電圧VAPDを制御していることになるが、VDC/DCを十分に確保しておく必要があることから、これら二つのトランジスタでの消費電力(浪費電力)が増加してしまうことになる。
図8に示された第6実施形態に係る光受信回路は、この浪費電力を削減するための構造を備え、VDC/DCをカレントミラー動作を行うために必要最小限の値にする。その動作は、図8において、カレントミラー回路20の二つの出力である上記第A点及び第B点の電位をモニタし、この差が等しくなるように電圧帰還制御回路70に含まれるオペアンプを介してDC/DC電源10に帰還を施すことにある。抵抗R7、R8と抵抗R9、R10は単に第1及び第2の電位(APD40を使う関係でDC/DC電源10の出力は数十Vに設定され、これら2点の電位も数十Vとなるので、IC等で信号処理を行うには高過ぎる値)を、信号処理可能なレベルにまで低下させるための抵抗分圧回路である。
DC/DC電源10、カレントミラー回路20、電圧帰還制御回路70に含まれるオペアンプ、そして、DC/DC電源10を巡る帰還制御が上記第1及び第2との電位を等しくするようにに作用する。この時、電圧帰還制御回路70に含まれるオペアンプの利得、あるいは、この帰還制御の閉ループ利得は大きくない方が好ましい。これは等価的には、上記第A点及び第B点の電位に差がある状態でも帰還制御において安定点が存在することを意味する。というのは、両点が完全に一致する状態は、カレントミラー回路20のAPD側トランジスタの動作として、ベース−コレクタ間の電位が同じ状態になることを意味する(抵抗R1側トランジスタの接続がそうなっているため)。そのようなバイアス状態(ベース−コレクタ間がショート)では、通常のトランジスタ動作を期待できないモードにあるからである。閉ループ利得を2〜5程度に抑制することで、VDC/DCの抑圧効果は十分に期待できる。
なお、図9に示された第7実施形態に係る光受信回路も、上述の第6実施形態に係る光受信回路と同様に、DC/DC電圧を可変にして、消費(浪費)電力をセーブするための回路であり、その動作は上述の第6実施形態と同様である。
この発明にかかる光受信回路は、光通信ネットワークの一部を構成する受信装置や送受信装置に好適に適用可能である。
この発明に係る光受信回路の第1実施形態の構成を示す回路図である。 図1に示された光受信回路(第1実施形態)におけるAPDのI−V特性を示すグラフである。 この発明に係る光受信回路の第2実施形態の構成を示す回路図である。 この発明に係る光受信回路の第3実施形態の構成を示す回路図である。 この発明に係る光受信回路の第4実施形態の構成を示す回路図である。 この発明に係る光受信回路の第5実施形態の構成を示す回路図である。 図6に示された光受信回路(第5実施形態)の増倍率特性を示すグラフである。 この発明に係る光受信回路の第6実施形態の構成を示す回路図である。 この発明に係る光受信回路の第7実施形態の構成を示す回路図である。
符号の説明
10…高電圧電源(DC/DC)
20…カレントミラー回路
30…電流設定回路
40…アバランシェホトダイオード(APD)
50…光カプラ
60…増倍率リミッタ回路
70…電圧帰還制御回路

Claims (6)

  1. 高電圧電源と、
    第1及び第2トランジスタを含むカレントミラー回路であって、該第1及び第2トランジスタそれぞれのエミッタが抵抗素子を介して前記高電圧電源に接続される一方、該第1及び第2トランジスタそれぞれのコレクタに流れる電流が所定の関係を有するカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路を構成する第1トランジスタのコレクタにカソードが接続された、光電変換素子としてのアバランシェホトダイオードと、
    前記アバランシェホトダイオードのバイアス電圧を反映した電圧値が所定の参照電圧値に等しくなるよう、該アバランシェホトダイオードに流れる電流量を設定するための電流設定回路であって、前記カレントミラー回路を構成する第2トランジスタのベース及びコレクタにコレクタが接続された第3トランジスタを含むとともに、該第3トランジスタのベースに出力端が接続され、該第3トランジスタのエミッタ電圧が反転入力される一方、該アバランシェホトダイオードのバイアス電圧と所定の参照電圧値との差が正入力されるオペアンプを含む電流設定回路とを備えた光受信回路。
  2. 高電圧電源と、
    第1及び第2トランジスタを含む第1カレントミラー回路であって、該第1及び第2トランジスタそれぞれのエミッタが抵抗素子を介して前記高電圧電源に接続される一方、該第1及び第2トランジスタそれぞれのコレクタに流れる電流が所定の関係を有する第1カレントミラー回路と、
    前記第1カレントミラー回路を構成する第1トランジスタのコレクタにカソードが接続された、光電変換素子としてのアバランシェホトダイオードと、
    前記アバランシェホトダイオードへの光信号の入力レベルをモニタするためのピンホトダイオードと、
    前記ピンホトダイオードが生成する電流量に基づいて前記アバランシェホトダイオードに流れる電流量を調節するための電流設定回路として、第3及び第4トランジスタを含み、該第3及び第4トランジスタそれぞれのコレクタに流れる電流が所定の関係を有する第2カレントミラー回路であって、該第3トランジスタのコレクタが前記第2トランジスタのベース及びコレクタ接続され、該第3トランジスタのベースが該第4トランジスタのベース及びコレクタに接続され、該第4トランジスタのベース及びコレクタが前記ピンホトダイオードのアノードに接続された第2カレントミラー回路を備えた光受信回路。
  3. 高電圧電源と、
    第1及び第2トランジスタを含むカレントミラー回路であって、該第1及び第2トランジスタそれぞれのエミッタは抵抗素子を介して前記高電圧電源に接続される一方、該第1及び第2トランジスタそれぞれのコレクタに流れる電流が所定の関係を有するカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路を構成する第1トランジスタのコレクタにカソードが接続された、光電変換素子としてのアバランシェホトダイオードと、
    前記アバランシェホトダイオードへの光信号の入力レベルをモニタするためのピンホトダイオードと、
    前記ピンホトダイオードが生成する電流量に基づいて前記アバランシェホトダイオードに流れる電流量を調節するための電流設定回路であって、前記カレントミラー回路を構成する第2トランジスタのベース及びコレクタにコレクタが接続された第3トランジスタを含むとともに、該第3トランジスタのベースに出力端が接続され、該第3トランジスタのエミッタ電圧が反転入力される一方、該ピンホトダイオードのアノード電圧が正入力されるオペアンプを含む電流設定回路とを備えた光受信回路。
  4. 前記ピンホトダイオードの一端に接続された、当該光受信回路の増倍率変化を制限するための増倍率リミッタ回路をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の光受信回路。
  5. 電圧帰還制御回路をさらに備え、該電圧帰還制御回路は、前記アバランシェホトダイオードのバイアス電圧と、前記第1トランジスタのエミッタ―コレクタ間の電位差の和に等しくなるよう、前記高電圧電源の出力電圧を制御することを特長とする請求項1又は3記載の光受信回路。
  6. 前記電圧帰還制御回路は、前記第1トランジスタのコレクタと前記アバランシェホトダイオードのカソードとの間の電位と、前記第2トランジスタのコレクタと前記第3トランジスタのコレクタとの間の電位が等しくするよう、前記高電圧電源を制御することを特徴とする請求項5記載の光受信回路。
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