JP4590691B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両側部の開口を、ドア前部をヒンジ軸として開放する前部ドアと、ドア後部をヒンジ軸として開放する後部ドアによって開閉する所謂観音開き構造の車両のドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、観音開き構造の車両のドア構造としては、例えば特開平8−268077号公報に記載されているように、バックドアを構成する左側ドアと右側ドアとを観音開き構造と成したものがある。
【0003】
一方、カーテシランプを備えた車両のドア構造としては、例えば特開平8−301009号公報に記載されているように、車両の側部の開口を開閉するフロントドアの車室内側面にカーテシランプを設け、このカーテシランプをドア開放時に点灯して乗降時において乗員の足元部を証明すべく構成したものがある。
【0004】
このような両従来技術を組合わせると、図13に示すような車両のドア構造を想定することができる。
つまり、車両側部の開口90を、前部ヒンジ軸91を支点として開閉する前部ドア92と、後部ヒンジ軸93を支点として開閉する後部ドア94とによって開閉するように構成し、かつ前部ドア92の車室内側面にカーテシランプ95を設けた車両のドア構造である。
【0005】
上述のカーテシランプ95は本来、乗降時において乗員の足元を証明する機能と、ドアが開放されたことを後続車に知らしめる機能とを具備しているが、図13に示すように観音開き構造の車両のドア構造において前部ドア92の車室内側面にカーテシランプ95が設けられた場合、前部ドア92の開放時にカーテシランプを点灯して乗員の足元を照明することができる利点がある反面、上述の前部ドア92と併せて後部ドア94が同図に示す如く略全開状態に開放されると、後続車の乗員からは上記カーテシランプ95の点灯を目視確認することができず、ドア92,94の開放を認識することが困難となる問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部が、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成された観音開きドアにおいて後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に光源(ランプ、LEDなどの半導体発光要素参照)を設け、該光源を、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けると共に、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けることで、観音開きドアであっても、ドアの開放を後続車に認識させることができて、安全性の向上を図ることができ、かつ車両デザインを何等損なうことがなく、また光源の汚れを防止することができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0007】
この発明はさらに、上記前部ドアの開放を検出する前部ドア開放検出手段と、上記光源に対する通電をコントロールする制御回路とを設け、上記前部ドア開放検出手段により前部ドアの開放が検出された時、上記制御回路が電力を上記光源に供給して、該光源を発光すべく構成することで、この光源で足元部分の照光を兼ねることができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0008】
この発明はさらに、上記光源をリリースハンドルの近傍に配置することで、後部ドア開放時におけるリリースハンドルの位置認識性向上を図ることができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0009】
この発明はさらに、前部ドアの車室内側面にドア開放時に発光する光源を設けることで、後続車に対するドア開放の認識性確保と、足元照明機能確保との両立を図ることができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0010】
この発明はまた、前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部が、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成された観音開きドアにおいて後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に、光を反射する反射手段(リフレクタ等の反射部材参照)を設け、該反射手段を、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けると共に、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けることで、観音開きドアであっても、ドアの開放を後続車に認識させることができて、安全性の向上を図ることができ、かつ車両デザインを何等損なうことがなく、また反射手段の汚れを防止することができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0011】
この発明はさらに、上記反射手段をリリースハンドルの近傍に配置することで、後部ドア開放時におけるリリースハンドルの位置認識性向上を図ることができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0012】
この発明はさらに、前部ドアの車室内側面に反射手段を設けることで、後続車に対するドア開放の認識性確保と、足元照明機能確保との両立を図ることができる車両のドア構造の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両のドア構造は、車両側部の開口を、前部を支点として開閉する前部ドアと、後部を支点として開閉する後部ドアとによって開閉する車両のドア構造であって、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成されると共に、上記後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に光源を設けており、該光源は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けられると共に、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けられたものである。
【0014】
上記構成により、後部ドアの開放時には、該ドアの車両後方側に面する部位に光源が位置することになり、この結果、観音開きドアであっても、ドアが開放したことを後続車(車両、バイク、自転車を含む)に認識させることができ、安全性の向上を図ることができる。
【0015】
また、上記構成により、光源は各ドアの閉鎖時に外方から見えないように隠蔽されるので、車両デザインを何等損なうことがないのは勿論、光源に汚れが付着するのを防止することができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記前部ドアの開放を検出する前部ドア開放検出手段と、上記光源に対する通電をコントロールする制御回路とを設け、上記前部ドア開放検出手段により前部ドアの開放が検出された時、上記制御回路が電力を上記光源に供給して、該光源を発光すべく構成されたものである。
上記構成により、前部ドアの開放検出時に光源が発光するので、この光源で乗員乗降時の足元部分を照明し、該光源で足元部分の照光機能を兼ねることができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記後部ドアにはリリースハンドルが設けられ、上記光源はリリースハンドルの近傍に配置されたものである。
上記構成により、光源の発光により、後部ドア開放時におけるリリースハンドルの位置認識性の向上を図ることができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記前部ドアの車室内側面には前部ドア開放時または後部ドア開放時に発光する光源が設けられたものである。
上記構成により、前部ドアまたは後部ドアの開放時には、前部ドアの車室内側面に設けられた光源が発光するので、後続車に対するドア開放の認識性確保と、足元照明機能確保との両立を図ることができる。
【0019】
この発明による車両ドア構造はまた、車両側部の開口を、前部を支点として開閉する前部ドアと、後部を支点として開閉する後部ドアとによって開閉する車両のドア構造であって、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成されると共に、上記後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に光を反射する反射手段が設けられており、該反射手段は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けられると共に、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けられたものである。
【0020】
上記構成により、後部ドアの開放時には、該ドアの車両後方側に面する部位に反射手段が位置することになり、この結果、観音開きドアであっても、ドアが開放したことを後続車に認識させることができ、安全性の向上を図ることができる。
【0021】
また、上記構成により、反射手段は各ドアの閉鎖時に外方から見えないように隠蔽されるので、車両デザインを何等損なうことがないのは勿論、反射手段に汚れが付着するのを防止することができる。
【0022】
この発明の一実施態様においては、上記後部ドアにはリリースハンドルが設けられ、上記反射手段はリリースハンドルの近傍に配置されたものである。
上記構成により、反射手段からの光の反射により、後部ドア開放時におけるリリースハンドルの位置認識性の向上を図ることができる。
【0023】
この発明の一実施態様においては、上記前部ドアの車室内側面には反射手段が設けられたものである。
上記構成により、前部ドアまたは後部ドアの開放時には、前部ドアの車室内側面に設けられた反射手段が光を反射するので、後続車に対するドア開放の認識性確保と、足元照明機能確保との両立を図ることができる。
【0024】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のドア構造を示し、図1、図2において、車両11のキャビンを構成するボディ側部には前席12および後席13に対する乗員の乗降を許容すべくドア開口部14を形成し、このドア開口部14観音開き構造のフロントドア15とリヤドア16とで開閉すべく構成している。
【0025】
上記フロントドア15はウインドガラス17およびアウタハンドル18を有し、同様に、上記リヤドア16もウインドガラス19およびアウタハンドルとしてのリリースハンドル20(図3、図4参照)を有する。
【0026】
図3に示すように上記フロントドア15はドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを接合して構成され、ドアインナパネル22の前部において車幅方向に指向するパネル前部22aにはドア側ヒンジブラケット23を取付けている。一方、ボディ側としてのフロントピラーの対応部にはボディ側ヒンジブラケット24を取り付け、これら両ヒンジブラケット23,24をヒンジ軸としてのヒンジピン25で連結して、フロントドア15をドア前部のヒンジピン25を支点として開閉すべく構成している。
【0027】
また上記リヤドア16はドアアウタパネル26とドアインナパネル27とを接合して構成され、ドアインナパネル27の後部において車幅方向に指向するパネル後部27aにはドア側ヒンジブラケット28を取付けている。一方、ドア開口部14口縁のボディ側には該ヒンジブラケット28と対応するようにボディ側ヒンジブラケット29を取付け、これら両ヒンジブラケット28,29をヒンジ軸としてのヒンジピン30で連結して、リヤドア16をドア後部のヒンジピン30を支店として開閉すべく構成している。なお、上記各ヒンジブラケット23,24,28,29はドアまたは車両上下方向に離間してアッパヒンジブラケットと、ロアヒンジブラケットとが設けられるが、図示の便宜上、簡略的に示している。
さらに上記リヤドア16のドアアウタパネル26の前部において車幅方向に指向するパネル前部26aには上述のリリースハンドル20を配設している。
【0028】
図4は図3の要部を拡大して示す図面で、この図4に示すように、フロントドア15側のドアインナパネル22の車室側の面には複数のクリップ31を用いて内装部材としてのドアトリム32が設けられている。
同様に、リヤドア16側のドアインナパネル27の車室側の面にも複数のクリップ(図示せず)を用いて内装部材としてのドアトリム33が設けられている。
【0029】
またリヤドア16においてドアアウタパネル26とドアインナパネル27との接合部34には両ドア15,16の閉鎖時に、これら両ドア15,16間をシールするシール部材としてのウエザストリップ35が嵌着固定されている。
図3から明らかなように、この実施例の観音開き構造のドアは、フロントドア15を先に開放した後に、リヤドア16が開放されるように構成されている。
【0030】
しかも、図3、図4に示すように、リヤドア16の開放時において該リヤドア16の車両後方側に面する部位(リヤドア16の閉時において車両前後方向に指向する部位)には光源としてのランプ36を取付けている。
【0031】
上記ランプ36は、この実施例では図2にも示すように、リヤドア16の上下方向においてリリースハンドル20の高さ位置と対応する高さ位置に近接配置されている。
【0032】
また、上述のランプ36は、リヤドア16の可及的遊端側に取付けられることが望ましく、この実施例では、図4に示す接合部34直後におけるドアアウタパネル26において、リヤドア16の開時に該リヤドア16の車両後方側と面する部位26bに取付け部材37を用いて、取付けられている。
【0033】
さらに、上述のランプ36の取付け位置下方においてリヤドア16の開時に該リヤドア16の車両後方側と面する部位には、図2に示すように、光を反射する反射手段としての反射部材38が設けられている。この反射部材38は光を反射させるように、その外面が凹凸加工されている。
【0034】
しかも、図4に示すように、フロントドア15とリヤドア16の閉鎖時には、上記ランプ36および反射部材38がフロントドア15の後部によって、外方から目視不可状態に隠蔽されるように構成している。換言すれば、上述のランプ36および反射部材38は両ドア15,16の閉成時にフロンドドア15の一部により隠蔽される部位に設けられたものである。
【0035】
図5はランプ36に対する通電回路を示し、フロントドア15の開放を検出するスイッチ40(前部ドア開放検出手段)と、通電をコントロールする制御回路41と、車載バッテリ42とを設け、常用タイプの上記スイッチ40がフロントドア15の開放を検出してON作動した時、制御回路41はバッテリ42の電力をランプ36に供給して、該ランプ36を点灯または点滅すべく構成している。なお、上述のスイッチ40はフロントピラー部に設けられるが、このスイッチ40に代えて、フロントドア15の開放を検出するセンサを用いてもよいことは勿論である。
【0036】
このように構成した車両のドア構造の作用を、以下に詳述する。
図1、図3、図4に示す両ドア15,16の閉鎖時においては、上記ランプ36および反射部材38はフロントドア15の後部一部分にて外方からの目視が不可となるように隠蔽されているので、これら両者36,38を、車両デザインを損なうことなくリヤドア16に取付けることができ、また上記隠蔽構造によりランプ36および反射部材38に汚れが付着するのを防止して、これら両者36,38の常時良好な機能を確保することができる。
【0037】
一方、乗降に際して、図6に示すようにフロントドア15が優先的に開放されると、このフロントドア15の開放が図5のスイッチ40により検出され、リヤドア16が閉成されていても、該リヤドア16に設けられたランプ36が点灯または点滅し、光aの発光によって、前席乗員に対する足元部分を照明すると共に、リリースハンドル20を照光するので、乗車時においては該リリースハンドル20の位置を明瞭に確認することができる。
【0038】
次にリヤドア16が図6に示す閉状態から図2、図7に示すように略直角状に全開(開放)されると、ランプ36および反射部材38は共に車両後方側に面するので、ランプ36からの光a、並びに反射部材38からの反射光bにより、後続車に対してドア15,16が開いていることを知らしめることができる。
【0039】
なお、図8に示すようにフロントドア15側において該ドア15の開放時に車両後方側に面する如くランプ43をドアインナパネル22の所定部に取付けると、フロントドア15のみが開放され、リヤドア16が閉鎖されている状態下にあってもフロントドア15が開いていることを後続車に対して知らしめることができる。
【0040】
このように上記実施例の車両のドア構造は、車両側部のドア開口部14を、前部を支点(ヒンジピン25参照)として開閉するフロントドア15と、後部を支点(ヒンジピン30参照)として開閉するリヤドア16とによって開閉する車両のドア構造であって、上記リヤドア16の開放時に該ドア16の車両後方側に面する部位に光源(ランプ36参照)を設けたものである。
【0041】
この構成により、リヤドア16の開放時には、該ドア16の車両後方側に面する部位に光源(ランプ36参照)が位置することになり、この結果、観音開きドア15,16であっても、ドアが開放したことを後続車(車両、バイク、自転車を含む)に認識させることができ、安全性の向上を図ることができる。
【0042】
また上述の観音開き構造の車両のドア構造において、上記リヤドア16の開放時に該ドア16の車両後方側に面する部位に光を反射する反射手段(反射部材38参照)が設けられたものである。
【0043】
この構成により、リヤドア16の開放時には、該ドア16の車両後方側に面する部位に反射手段(反射部材38参照)が位置することになり、この結果、観音開きドアであっても、ドアが開放したことを後続車に認識させることができ、安全性の向上を図ることができる。
【0044】
さらに、上記光源(ランプ36参照)はフロントドア15の開放が検出された時、発光すべく構成されたものであるから、この光源(ランプ36参照)で乗員乗降時の足元部分を照明し、該光源(ランプ36参照)で足元部分の照光機能を兼ねることができる。
【0045】
しかも、図4に示すように、上記フロントドア15とリヤドア16の閉鎖時に上記光源(ランプ36参照)および反射手段(反射部材38参照)は、フロントドア15の後部により隠蔽される部位に設けられたものである。
この構成により、光源(ランプ36参照)または反射手段(反射部材38参照)は各ドア15,16の閉鎖時に外方から見えないように隠蔽されるので、車両デザインを何等損なうことがないのは勿論、光源(ランプ36参照)や反射手段(反射部材38参照)に汚れが付着するのを防止することができる。なお、光源としてはランプ36に代えてLED等の他の光源を用いてもよい。
【0046】
また、上記リヤドア16にはリリースハンドル20が設けられ、上記光源(ランプ36参照)はリリースハンドル20の近傍に配置されたものである。
この構成により、光源(ランプ36参照)の発光により、リヤドア16開放時におけるリリースハンドル20の位置認識性の向上を図ることができる。
【0047】
図9は車両のドア構造の他の実施例を示し、先の実施例(図2における)反射部材38の取付け位置に該反射部材38に代えてランプ44を取付けたものである。
つまり、図9に示すこの実施例においてはリヤドア16の開放時に該ドア16の車両後方側に面する部位の上下にそれぞれランプ36,44を設け、特に上側のランプ36でリリースハンドル20部分を照明し、下側のランプ44で足元部分を照明すべく構成したものである。
【0048】
この場合、図10に示すように一方のランプ36に対して他方のランプ44を並列接続すると、フロントドア15の開時に両ランプ36,44を同時に点灯または点滅させることができる。
【0049】
このように構成すると、足元部分の照明機能の向上を図ることができると共に、ドア15,16が開放したことを後続車に対してより一層良好に認識させることができる。
なお、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図9、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0050】
図11、図12は車両のドア構造のさらに他の実施例を示し、リヤドア16側においては該ドア16の開放時に車両後方側に面にする部位26bに反射部材45を設けている。
【0051】
この反射部材45は入射光を乱反射させて反射光b(図12参照)を得るように、その外面が凹凸加工されている。また、この反射部材45はリリースハンドル20の近傍部位に配置されると共に、図11に示すようにフロントドア15およびリヤドア16を閉鎖した時、この反射部材45が外方から目視不可となるように隠蔽される部分に設けられたものである。
【0052】
一方、フロントドア15側においては図12に示すようにその車室内側面つまりドアインナパネル22の所定部に該ドア15の開放時に点灯または点滅するランプ46を設けている。なお、ドアインナパネル22の車室内側面にはドアトリム32が配置されるので、このドアトリム32にはランプ46の照光部分に対応する開口部を設ける等して、ランプ46からの光aをを導光すべく構成するとよい。また、足元部分に対する照光性を向上させるためには上記ランプ46をインナパネル22の可及的下側部位に配置するとよい。
【0053】
このように図11、図12に示す実施例においては、リヤドア16側の反射部材45と併せて、上記フロントドア15の車室内側面に、該ドア15開放時に発光する光源(ランプ46参照)を設けられたものである。
この構成により、フロントドア15の開放時には、該ドア15の車室内側面に設けられた光源(ランプ36参照)が発光するので、後続車に対するドア開放の認識性確保と、足元照明機能確保との両立を図ることができる。
【0054】
なお、上述のランプ46はリヤドア16の開放時に発光すべく構成してもよく、さらには、ランプ46に代えて反射手段を設けてもよい。
このように構成しても、その他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図11、図12において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0055】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車両側部の開口は、実施例のドア開口部14に対応し、
以下同様に、
前部ドアは、フロントドア15に対応し、
前部ドアの支点は、ヒンジ軸としてのヒンジピン25に対応し、
後部ドアは、リヤドア16に対応し、
後部ドアの支点は、ヒンジ軸としてのヒンジピン30に対応し、
後部ドアに設けられた光源は、ランプ36に対応し、
後部ドアに設けられた反射手段は、反射部材38,45に対応し、
前部ドアに設けられた光源は、ランプ46に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0056】
例えば、上記光源としてはランプ36に代えてLED等の他の光源を用いてもよく、蓄光(夜光)顔料を含有する蓄光板を上記反射部材と併用してもよい。また車両11は図示の小型トラックに限定されるものではない。
【0057】
【発明の効果】
この発明によれば、前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部が、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成された観音開きドアにおいて後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に光源(ランプ、LEDなどの半導体発光要素参照)を設け、該光源を、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けると共に、上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けることで、観音開きドアであっても、ドアの開放を後続車に認識させることができて、安全性の向上を図ることができ、かつ車両デザインを何等損なうことがなく、また光源の汚れを防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドア構造を備えた車両の斜視図。
【図2】 両ドア開放時の要部斜視図。
【図3】 本発明の車両のドア構造を示す断面図。
【図4】 図3の要部拡大断面図。
【図5】 ランプに対する通電回路を示す断面図。
【図6】 前部ドア開放時の説明図。
【図7】 前部ドアおよび後部ドア開放時の説明図。
【図8】 本発明の車両のドア構造の他の実施例を示す拡大断面図。
【図9】 本発明の車両のドア構造のさらに他の実施例を示す要部斜視図。
【図10】 図9の各ランプに対する通電回路を示す電気回路図。
【図11】 本発明の車両のドア構造のさらに他の実施例を示す拡大断面図。
【図12】 両ドア開放時の説明図。
【図13】 従来の車両のドア構造を示す断面図。
【符号の説明】
14…ドア開口部(開口)
15…フロントドア(前部ドア)
16…リヤドア(後部ドア)
20…リリースハンドル
25…ヒンジピン(支点)
30…ヒンジピン(支点)
36,46…ランプ(光源)
38,45…反射部材(反射手段)

Claims (7)

  1. 車両側部の開口を、前部を支点として開閉する前部ドアと、後部を支点として開閉する後部ドアとによって開閉する車両のドア構造であって、
    上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、
    上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成されると共に、
    上記後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に光源を設けており、
    該光源は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けられると共に、
    上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けられた
    車両のドア構造。
  2. 上記前部ドアの開放を検出する前部ドア開放検出手段と、
    上記光源に対する通電をコントロールする制御回路とを設け、
    上記前部ドア開放検出手段により前部ドアの開放が検出された時、上記制御回路が電力を上記光源に供給して、該光源を発光すべく構成された
    請求項1記載の車両のドア構造。
  3. 上記後部ドアにはリリースハンドルが設けられ、
    上記光源はリリースハンドルの近傍に配置された
    請求項1または2記載の車両のドア構造。
  4. 上記前部ドアの車室内側面には前部ドア開放時または後部ドア開放時に発光する光源が設けられた
    請求項1,2または3記載の車両のドア構造。
  5. 車両側部の開口を、前部を支点として開閉する前部ドアと、後部を支点として開閉する後部ドアとによって開閉する車両のドア構造であって、
    上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に上記前部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部より車室外側に重なって位置し、
    上記前部ドアの開放後に、上記後部ドアが開放可能に成されるべく構成されると共に、
    上記後部ドアの開放時に該ドアの車両後方側に面する部位に光を反射する反射手段が設けられており、
    該反射手段は、上記後部ドアのヒンジ支持部の反対側の端部のうち、上記後部ドアの閉鎖時に車外側に指向する面に設けられると共に、
    上記前部ドアと後部ドアの閉鎖時に、前部ドアの後部により隠蔽される部位に設けられた
    車両のドア構造。
  6. 上記後部ドアにはリリースハンドルが設けられ、
    上記反射手段はリリースハンドルの近傍に配置された
    請求項5記載の車両のドア構造。
  7. 上記前部ドアの車室内側面には反射手段が設けられた
    請求項5または6記載の車両のドア構造。
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