JP4590649B2 - 警報装置識別装置、システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防犯、防災用としてビル内や家屋内に設置される警報装置の警報音を識別する技術に関する。
防犯、防災用として、ビル内や家屋内に様々なタイプの警報装置が設置されている。これら警報装置は、各種のセンサを備えており、センサにより異常を検知すると、警報音を発することで異常通知を行う。センサとしては、たとえば、侵入者を検知する赤外線センサ、火災を検知する温度センサや煙センサ、ガス漏れを検知するガスセンサなどがある。また、同じタイプの警報装置が複数配置される場合もある。
このように、ビル内や家屋内に複数の警報装置が設置される場合、異常発生時には、各警報装置が正常に作動することが第1に重要であるが、これと合わせて、異常箇所や異常の種別に応じて適切な対応をとるために、いずれの警報装置が作動したかをなるべく早く把握する必要がある。
下記特許文献1は、警報装置が部屋ごとに異なる周波数の警報音を発するように構成し、中継装置が各警報装置から発せられた警報音の周波数を特定することで、異常が発生した部屋を特定するようにしている。また、下記特許文献2は、警報音の発音時間、消音時間、もしくは発音時間と消音時間の和を、警報装置ごとに異なるように構成することで、警報装置を識別するようにしている。
特許第3197694号公報 特開2003−337983号公報
特許文献1および特許文献2において開示されている技術は、いずれもシステムの構成コストが高いという問題点と、汎用性が低いという問題点がある。つまり、警報装置ごとに発する警報音の周波数を異なるようにしたり、警報装置ごとに警報音の鳴動周期を異ならせたりするためには、警報装置を、そのようなシステムに対応したもので構成しなければならない。このため、既にビル内や家屋内に設置されている警報装置をそのまま用いることができない。あるいは、一般に市販されている多種多様の警報装置を用いてシステムを構成することは困難である。
そこで、上記の課題を解決するために、本発明は、既存の警報装置あるいは一般的な警報装置を利用しつつ、これら警報装置を識別可能な技術を提供することで、低コスト且つ汎用性の高い警報システムを構築することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、監視エリア内に設置された複数の警報装置を識別する装置であって、警報音を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された警報音の音圧レベルを基準レベルに調整する音圧制御手段と、各警報装置の警報音を順に入力させ、警報音の音圧レベルが前記音圧制御手段によって前記基準レベルに調整されたときの音圧制御情報を警報装置ごとに予めメモリに登録する登録手段と、前記入力手段によって入力された警報音の音圧レベルを前記音圧制御手段により前記基準レベルに調整して音圧制御情報を取得し、取得された音圧制御情報と前記メモリに登録されている音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する特定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の警報装置識別装置において、前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、前記メモリに登録されている音圧制御情報としての信号の最小レベル以上であるかを判定する第1判定手段と、前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する第2判定手段とをさらに備え、前記警報装置識別装置は、前記第1判定手段および前記第2判定手段による判定条件を満たしている場合、前記特定手段による警報装置の特定を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または請求項に記載の警報装置識別装置において、前記入力手段は、複数の位置で警報音を入力する手段、を含み、前記音圧制御手段は、前記複数の位置で取得された警報音の音圧レベルを個別に制御する手段、を含み、前記登録手段は、各警報装置について複数の位置に対応した複数の音圧制御情報を登録する手段、を含み、前記特定手段は、前記複数の位置において前記入力手段が入力した警報音の音圧レベルを前記音圧制御手段により前記所定の基準に従って制御して複数の音圧制御情報を取得し、取得された複数の位置に対応した音圧制御情報と前記メモリに登録されている複数の位置に対応した音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する手段、を含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずかに記載の警報装置識別装置において、前記登録手段は、各警報装置に対応して撮像範囲を登録する手段、を含み、前記警報装置識別装置は、さらに、監視エリア内を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像範囲を制御する撮像範囲制御手段と、を備え、前記撮像範囲制御手段は、前記特定手段により警報音を発した警報装置が特定された際、特定された警報装置に対応して登録されている撮像範囲を撮像するよう前記撮像手段を制御することを特徴とする。
請求項記載の発明は、監視エリア内に設置された複数の警報装置を識別するシステムであって、前記監視エリア内に設置された1または複数の情報装置と、前記監視エリア内に設置された識別装置と、を備え、前記1または複数の情報装置と前記識別装置とは、警報音を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された警報音の音圧レベルを基準レベルに調整する音圧制御手段と、各警報装置の警報音を順に入力させ、警報音の音圧レベルが前記音圧制御手段によって前記基準レベルに調整されたときの音圧制御情報を警報装置ごとに取得する手段と、を備え、前記識別装置は、前記1または複数の情報装置と前記識別装置において取得された警報装置ごとの音圧制御情報を予めメモリに登録する登録手段と、前記1または複数の情報装置から音圧制御情報を通信により取得し、前記1または複数の情報装置および前記識別装置が取得した複数の音圧制御情報と前記メモリに登録されている複数の音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する特定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の警報装置識別システムにおいて、前記識別装置は、前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、前記メモリに登録されている音圧制御情報としての信号の最小レベル以上であるかを判定する第1判定手段と、前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する第2判定手段とをさらに備え、前記識別装置は、前記第1判定手段および前記第2判定手段による判定条件を満たしている場合、前記特定手段による警報装置の特定を行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の警報装置識別システムにおいて、前記登録手段は、各警報装置に対応して、前記1または複数の情報装置と前記識別装置による撮像範囲を登録する手段、を含み、前記1または複数の情報装置と前記識別装置とは、さらに、監視エリア内を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像範囲を制御する撮像範囲制御手段と、を備え、各装置の撮像範囲制御手段は、特定された警報装置についてそれぞれ登録されている撮像範囲を撮像するよう各装置の撮像手段を制御することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、監視エリア内に設置された複数の警報装置を識別する方法であって、所定位置において各警報装置の警報音を順に入力させ、警報音の音圧レベルを基準レベルに調整することによって、警報装置ごとの音圧制御情報を取得してメモリに登録する登録工程と、監視時、前記所定位置において警報音を入力する入力工程と、前記入力工程によって入力された警報音の音圧レベルを基準レベルに調整して音圧制御情報を取得する音圧制御工程と、前記音圧制御工程において取得された音圧制御情報と前記メモリに登録されている音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する特定工程と、を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8に記載の警報装置識別方法において、前記音圧制御工程において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、前記メモリに登録されている音圧制御情報としての信号の最小レベル以上であるかを判定する第1判定工程と、前記音圧制御工程において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する第2判定工程とをさらに備え、前記特定工程は、前記第1判定工程および前記第2判定工程における判定条件を満たしている場合、警報装置の特定を行うことを特徴とする。
本発明によれば、警報装置の発する警報音を識別することが可能になる。したがって、既設の警報装置や一般に市販されている警報装置を利用し、これら警報装置と本発明の識別装置とを備えた警報システムを構成することで、システムコストの低減を図るとともに、汎用性の高いシステムを構築可能となる。
{第1の実施の形態}
以下、図面を参照しつつ本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。この警報システムは、監視エリア内の異常を検知して警報音を発する警報装置であるセンサアラーム2と、そのセンサアラーム2が発する警報音を受音して、いずれのセンサアラーム2が警報音を発したかを識別するとともに、図示せぬセキュリティセンターに異常発生通知を行う識別装置1Aから構成される。
図1においては、説明を簡単にするためにセンサアラーム2を1台のみ図示しているが、本システムは、監視エリア内に設置される複数のセンサアラーム2,2・・・と識別装置1Aから構成される。図2は、監視エリアである家屋内に3つのセンサアラーム2a〜2cが配置されている例を示している。以下、センサアラーム2a〜2cを特に区別する必要がない場合あるいは共通の機能を説明する場合には、センサアラーム2として説明する。
センサアラーム2は、センサ部21、制御部22、およびスピーカ23を備えている。センサアラーム2は、従来から一般に市販されているような警報装置であり、窓や玄関付近などに取り付けられ、周辺環境の状態を検知し、異常を確認した場合には警報音を発する装置である。
センサ部21は、監視エリア内の状態を検知する機能部である。たとえば、センサ部21は、熱センサ、赤外線センサ、ガスセンサ、煙センサ、振動センサなどである。制御部22は、センサ部21から検知情報を入力し、異常が発生したか否かの判定を行う。そして、異常が発生したと判定された場合、制御部22からスピーカ23に警報音信号が送出され、スピーカ23から警報音が発せられる。
識別装置1Aは、監視エリア内の各所に設置されたセンサアラーム2,2・・・の警報音を受音するマイク101と、AGC(Automatic Gain control)回路103から入力した制御信号CSに基づいてマイク101が入力した音声信号の信号レベルを制御するアンプ102と、アンプ102から出力される音声信号を入力するとともに、音声信号が基準レベルを満たすようにアンプ102に対して制御信号CSを送出するAGC回路103とを備えている。
AGC回路103は、アンプ102から出力された音声信号が、基準レベルよりも強い信号である場合には、ゲインを制御して信号飽和を防ぐようアンプ102を制御し、基準レベルより弱い信号であった場合には、ゲインを制御して基準レベルまで信号レベルを押し上げるようアンプ102を制御する。
ここで、一般には、センサアラーム2から出力される警報音は、非常に大きな音であるので、マイク101が入力する音声信号のレベルも強く、AGC回路103がアンプ102に対して送出する制御信号CSは、音声信号のレベルを抑圧制御するための信号(抑圧信号)である。
識別装置1Aは、さらに、アンプ102が出力する音声信号をデジタル変換するA/D変換器104と、A/D変換器104から出力された音声信号を一時的に蓄積する音声バッファメモリ105と、音声バッファメモリ105に蓄積された時間領域の音声信号を取得し、この音声信号を周波数領域の音声信号に変換する周波数変換器106とを備えている。周波数変換器106は、FFT演算を実行することにより、周波数領域の音声信号を生成する。
また、識別装置1Aは、制御装置107と登録情報メモリ108とを備えている。制御装置107は、周波数変換器106から出力された周波数領域の音声信号を入力し、この信号を解析することにより、マイク101が入力した音声信号の基本周波数を特定する。また、制御装置107は、音声バッファメモリ105に格納されている音声信号を取得して、警報音の鳴動周期を計測する。
さらに、識別装置1Aは、通信装置109とアンテナ110を備えており、異常発生時には、通信を利用して図示せぬセキュリティセンターに対して異常発生の通報を行う。
以上のように構成された警報システムの動作について説明する。警報システムの動作として、登録動作と監視動作に分けて説明する。まず、登録動作について説明する。登録動作は、監視エリア内に配置された複数のセンサアラーム2,2・・・の情報を登録する動作である。たとえば、図2に示すように、3つのセンサアラーム2a,2b,2cが設置されている場合、識別装置1Aは、監視動作に先立って登録情報メモリ108に予め3つのセンサアラーム2a,2b,2cの登録動作を行う。
登録動作では、各センサアラーム2,2・・・の警報音を個別にマイク101から入力する。なお、各センサアラーム2,2・・・は、実際に監視動作において設置される場所において警報音を発する。たとえば、図2で示した例であれば、各センサアラーム2a,2b,2cは、図示された位置が、実際の監視動作を行う際の設置場所であるとともに、登録動作において設置される場所である。
識別装置1Aでは、上述したように、マイク101から入力した音声信号を基準レベルに調整するために、アンプ102およびAGC回路103によって音声信号レベルが調整される。ここで、音声信号を調整する基準レベルは、この登録動作中と監視動作中とで同じ基準レベルが使用される。
アンプ102およびAGC回路103の働きにより、音声信号が段階的に調整されて最終的に基準レベルに調整される。図3は、アンプ102から出力される音声信号が調整されて基準レベルを満たすように制御される様子を示している。前述したように、警報音の音圧レベルは過大であるので、制御信号CSは音声信号を抑圧する信号である。したがって、AGC回路103から出力される制御信号(抑圧信号)CSは段階的に大きくなり、それにつれてアンプ102の出力信号のレベルが小さくなっていく様子を示している。図では、時刻t1は警報音を検知し始めた時刻であり、時刻t2は、音声信号が基準レベルに調整された時刻を示しており、時間Taは、過渡期間を示している。
制御装置107は、AGC回路103から出力される制御信号(抑圧信号)CSを解析し、音声信号が最終的に基準レベルに調整されている状態の制御信号CSを取得し、登録情報メモリ108に登録する(以下、この登録される制御信号CSを、制御信号CSrとする。)。制御信号CSrは、図3で示すように、段階的にレベルが調整された後、定常状態となっている信号である。
また、アンプ102から出力された音声信号は、周波数変換器106において周波数領域の信号に変換された後、制御信号107に入力され、基本周波数が特定される。さらに、制御装置107は、音声バッファメモリ105に蓄積されている音声信号を入力し、特定された基本周波数の音声信号の鳴動周期を計測する。つまり、基本周波数の音声信号が、継続して何秒間鳴動するのか、鳴動の間隔は何秒間であるか、という情報を取得する。
制御装置107は、以上の処理により各情報を取得すると、これらの情報をセンサアラーム2のデータベースとして登録情報メモリ108に登録する。具体的には、警報音を発しているセンサアラーム2の識別情報と、制御信号CSrと、基本周波数と鳴動周期に関する情報とをセットで登録情報メモリ108に記録する。なお、識別情報とは、各センサアラーム2,2・・・に付与したシーケンシャルNoや、各センサアラームの属性情報などが含まれる。このような動作を、全てのセンサアラーム2,2・・・に対して順に実行することにより、各センサアラーム2の情報が登録情報メモリ108に格納される。
以上の登録動作は、監視動作の準備として行われる。そして、登録動作が終了し、各センサアラーム2の情報が登録情報メモリ108に格納された状態で監視動作に移行する。次に、図4のフローチャートを参照しながら監視動作における警報装置識別処理について説明する。
監視動作において、マイク101が警報音を入力すると、AGC回路103において音声信号のレベルが調整される。そして、制御装置107は、AGC回路103の出力した制御信号CSを入力する(ステップS11)。制御装置107は、取得した制御信号CSを解析し、音声信号が基準レベルに調整された段階における制御信号CSを得る。
次に、制御装置107は、制御信号CSが所定の条件を満たしているか否かの判定を行う(ステップS12)。具体的には、制御信号CSが最小レベル以上であるかという判定と、制御信号CSが定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する。最小レベルとは、登録情報メモリ108に登録されている制御信号CSの最小レベルを上回っているか否かの判定である。つまり、制御信号CSは抑圧信号であるので、最も警報音の小さいセンサアラーム2が取得可能となるように判定を行う。また、衝撃音や突発的な音を警報音として誤検知することを防止するために、定常状態が所定時間以上継続していることを条件とする。つまり、図3で示したように、取得した音声信号を警報音として認識するために必要な継続時間Tbが予め設定されており、定常状態となった制御信号CSがTb時間以上継続しているか否かを判定する。
制御信号CSが所定の条件を満たしている場合(ステップS12でYes)、制御装置107は、警報音の基本周波数を検出し(ステップS13)、次に、鳴動周期を計測する(ステップS14)。
そして、制御装置107は、この監視動作におけるステップS11,S13,S14で取得した制御信号CS、基本周波数および鳴動周期と、登録情報メモリ108に格納されている対応する情報(登録された制御信号CSr、基本周波数、鳴動周期)とを照合することにより、センサを特定する(ステップS15)。
ここで、照合する3つの情報について、全ての情報が一致した場合のみセンサアラーム2を特定するようにしてもよいが、3つの情報のうち、いずれか1つの情報あるいはいずれか2つの情報が一致した場合にセンサアラーム2を特定するようにしてもよい。また、取得した情報と登録情報とは完全に一致する場合に限られず、一致条件にある程度の幅を持たせ、所定範囲にあれば一致していると判断するようにすればよい。
制御装置107は、警報音を発しているセンサアラーム2を特定すると、その特定情報を含めた異常通知情報を生成する。この異常通知情報は、通信装置109により、アンテナ110を介して図示せぬセキュリティセンターに送信される。また、特定されたセンサアラームに応じた処理が設定されている場合には、設定に応じた通報処理を実行する。たとえば、通報先として警備サービス会社や管理人が設定されている場合には、設定されている宛先に通報を行う。また、携帯電話などに通報を行うように設定してもよい。
このように、本実施の形態における識別装置1Aは、警報装置(センサアラーム2)から発せられる警報音の音圧レベルを制御する信号に基づいて、警報装置を識別する。したがって、システムを構成する各警報装置で警報音の周波数や鳴動周期を異ならせる必要はない。これにより、既設の警報装置や一般に市販されている警報装置を用いて警報システムを構成することが可能であり、システム構築のコストを低く抑えることができる。また、多種多様な警報装置を利用することが可能であるので、汎用性の高いシステム構成となる。
{第2の実施の形態}
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。第2の実施の形態については、第1の実施の形態と異なる点を説明する。第1の実施の形態と異なる点は、識別装置1Bが、複数のマイクを備えており、複数系統の音声入力手段を用いて警報音を受音する点である。図5は、一例として、識別装置1Bが2つのマイク151a,151bを備える場合を図示しているが、音声入力手段の数は3以上であってもよい。
図5において、2つのマイク151a,151bに対応して、2つのアンプ152a,152b、2つのAGC回路153a,153bが備えられている。これら各アンプ、各AGC回路の機能は、図1で示したアンプ102,AGC回路103と同様である。AGC回路153a,153bは、それぞれ制御信号CSa,CSbを出力する。
また、A/D変換器154は、2つのアンプ152a,152bから入力した音声信号を合成してデジタル変換する。音声バッファメモリ155には、2つのマイク151a,151bの合成された音声信号が格納される。また、周波数変換器156は、合成音声信号を周波数領域の信号に変換し、出力する。制御装置157は、周波数変換器156の出力に基づいて、合成された音声信号の基本周波数を取得する。これにより対象となる警報音について、それぞれマイクに入力された警報音以外のノイズ音を抑制することができる。また、音声バッファメモリ155に格納されている音声信号に基づいて、音声信号の鳴動周期が取得される。
第2の実施の形態においても、登録動作と監視動作が実行される。登録動作の流れは、第1の実施の形態と同様であるが、登録情報メモリ158には、各マイクに対応した情報が登録される。
たとえば、図6で示したような警報システムを例に説明する。ここでは、監視エリアである屋内に識別装置1Bと5台のセンサアラーム2d〜2hが配置されている。また、識別装置1Bには、3つのマイク151a,151b,151cが接続されている。図2で示した例では、2つのマイクに対応して2つのアンプ、AGC回路が設けられているが、マイクが3つの場合には、これに対応して3つのアンプ、AGC回路が設けられる。また、A/D変換器154は、3系統の音声信号をデジタル変換し、3系統の信号を後の処理部へ受け渡す。この場合、登録動作により、登録情報メモリ158には、制御信号CSrに関して、表1に示すような情報が格納される。
Figure 0004590649
表1は、登録動作において、各センサアラーム2d〜2hが発した警報音を各マイク151a〜151cで入力した場合の制御信号CSrの大きさを示す表である。ここでは、説明を簡単にするために、制御信号CSrの大きさを「大」、「中」、「小」で表しているが、実際の制御信号CSrの値を登録するようにしてもよい。
また、基本周波数および鳴動周期についても、登録情報メモリ158に登録される。基本周波数および鳴動周期については、上述したように、各マイクで入力され合成された音声信号から算出される。
登録動作が終了すると、監視動作に移行する。図7は、監視動作における警報装置識別処理のフローチャートである。まず、制御装置157は、全てのAGC回路から制御信号CSを読み込み、定常状態にある制御信号CSを取得する(ステップS21)。そして、全ての制御信号CSが所定の条件を満たしているかを判定する(ステップS22)。つまり、各マイクから入力した音声信号それぞれについて、登録されている制御信号CSrの最小レベルを上回っているか、定常状態となっている音声信号の継続時間が所定時間以上であるかを判定する。
全ての制御信号CSが所定の条件を見たしている場合(ステップS22でYes)、制御装置107は、基本周波数を検出し(ステップS23)、次に、鳴動周期を計測する(ステップS24)。そして、取得した情報と登録情報メモリ158に格納されている情報を照合することにより、警報音を発したセンサアラーム2を特定する(ステップS25)。この際、各センサアラーム2については、複数のマイクに対応した制御信号CSrが登録されているので、複数のマイクから取得した制御信号CSと登録されている複数の制御信号CSrとの照合を行う。表1で示した例を用いて説明すると、マイク151a,151b,151cから取得した制御信号CSのレベルが「大」、「中」、「小」であった場合には、センサアラーム2dが発した警報音であると識別することが可能である。また、レベルが「小」、「小」、「中」であった場合には、センサアラーム2hを特定することが可能である。センサアラーム2が特定されると、通信装置109により、異常通知情報が図示せぬセキュリティセンターに送信される(ステップS26)。
第2の実施の形態においては、識別装置1Bが複数のマイクを備え、複数のマイクで警報音を取得する。そして、監視動作において取得した複数の制御信号CSと登録情報である複数の制御信号CSrとを比較するので、より警報装置の識別精度を向上させることが可能である。
{第3の実施の形態}
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は、第3の実施の形態における警報システムの構成図である。第3の実施の形態については、第1の実施の形態と異なる点のみ説明する。第1の実施の形態と異なる点は、識別装置1Cが映像の入力手段を備えている点である。
図8に示すように、識別装置1Cは、周辺の映像を撮像するカメラ111と、カメラ111が入力した映像信号をデジタル変換するA/D変換器112と、A/D変換器112から出力された映像信号に画像処理を施す画像処理回路113と、画像処理が施された映像信号を蓄積する画像バッファメモリ114とを備えている。また、カメラ111は、カメラ制御装置115の制御により、パン、チルト、ズームなどの動作を行うことにより、撮像領域を変化させることが可能である。
また、登録情報メモリ108には、各センサアラーム2に対応して、制御信号CSr、基本周波数、鳴動周期に関する情報に加えて、撮像領域情報が格納されている。そして、第1の実施の形態と同様の処理により、マイク101から入力した警報音に基づいて、センサアラーム2が特定されると、制御装置107は、そのセンサアラーム2について登録されている撮像領域を撮像するように、カメラ制御装置115に指示を送る。これに応答して、カメラ制御装置115がカメラ111を制御し、パン、チルト、ズーム動作が行われ、撮像領域が調整される。
たとえば、各センサアラーム2に対応した撮像領域情報として、当該センサアラーム2を含む領域を設定しておく。これにより、識別装置1Cによってセンサアラーム2が識別された場合には、識別装置1Cに搭載されたカメラ111が、識別されたセンサアラーム2の周辺を撮像するように制御することが可能であり、異常が検知した際、即座に異常発生箇所周辺の映像を取得することが可能である。
{第4の実施の形態}
次に、図9〜図11を参照しながら、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した識別装置1Aが複数設置される実施の形態であり、これら複数の識別装置1Aが情報を交換することにより、センサアラーム2を識別する。
図9は、3つの識別装置1A1〜1A3とセンサアラーム2により構成される警報システムを示す図である。ここで、識別装置1A1〜1A3は、図1で示した識別装置1Aと同様である。このように、1台のセンサアラーム2から発せられた警報音を複数の警報装置1A1〜1A3で受音することにより、センサアラーム2の識別を行う。
図10は、監視エリアである屋内に3つの識別装置1A1〜1A3と5つのセンサアラーム2d〜2hが配置されている状態を示す図である。各識別装置1A1〜1A3は、第1の実施の形態で示した登録動作を行い、登録情報メモリ108に各センサアラーム2の情報を登録する。そして、識別装置1A1〜1A3の中で、マスタ装置となる装置が設定されており、マスタ装置が各装置1A1〜1A3が保持している登録情報を通信により集計し、表2のようなデータベースを作成し、登録情報メモリ108に登録する。
Figure 0004590649
次に、図11を参照しながら監視動作における警報装置識別処理を説明する。図11は、マスタ装置(ここでは、識別装置1A1がマスタ装置であるものとして説明する。)における処理手順を示すフローチャートである。マスタ装置以外の識別装置1A2,1A3は、警報音を受音すると、マスタ装置である識別装置1A1に通信により通報を行う。識別装置1A1は、各識別装置1A2,1A3からの通報があるかどうかの監視を行う(ステップS31)。
他の識別装置1A2,1A3からの通報があると(ステップS31でYes)、識別装置1A1は、全ての識別装置1A1〜1A3が監視動作において取得している制御信号CSを取得する(ステップS34)。なお、識別装置1A2,1A3が取得している制御信号CSについては、通信により取得する。
他の識別装置1A2,1A3からの通報がない場合(ステップS31でNo)、識別装置1A1は、監視動作中において、自装置のAGC回路から出力された制御信号CSを読み込み(ステップS32)、制御信号CSが所定の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS33)。所定の条件を満たしている場合(ステップS33でYes)、識別装置1A1は、全ての識別装置1A1〜1A3が取得している制御信号CSを取得する(ステップS34)。
続いて、識別装置1A1は、全ての識別装置1A1〜1A3が取得した警報音の基本周波数と鳴動周期に関する情報を取得する(ステップS35,S36)、なお、識別装置1A2,1A3からは各種の情報を通信により取得する。
そして、識別装置1A1の制御装置107は、各識別装置1A1〜1A3から取得した警報音に関する情報と、登録情報メモリ108に格納されている情報とを照合することにより、警報音を発したセンサアラーム2を識別するのである(ステップS37)。特に、制御信号CSについては、各識別装置1A1〜1A3で取得された複数の制御信号CSと、表2で示すように登録されている複数の制御信号CSrとを照合することにより、センサアラーム2が識別される。また、基本周波数と鳴動周期については、マスタ装置で算出したものを用いて識別してもよいし、全ての識別装置から得た情報の平均値を用いて識別するようにしてもよい。センサアラーム2が識別されると、警報通知情報を図示せぬセキュリティセンターに送信する(ステップS38)。
第4の実施の形態においては、複数の識別装置1Aで警報音を取得し、監視動作において得られた複数の制御信号CSと登録されている複数の制御信号CSrとを比較して、警報装置を識別するので、より警報装置の識別精度を向上させることが可能である。
{第5の実施の形態}
次に、図12および図13を参照しながら、本発明の第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は、第3の実施の形態で説明した識別装置1Cが複数設置される実施の形態であり、これら複数の識別装置1Cが情報を交換することにより、センサアラーム2を識別する。図12は、3つの識別装置1C1〜1C3によりセンサアラーム2の警報音を受音するシステムを示す図である。なお、識別装置1C1〜1C3は、図8で示した識別装置1Cと同様である。
第5の実施の形態において、センサアラーム2を識別する動作は、第4の実施の形態と同様である。マスタ装置である識別装置1C1が各識別装置の情報を収集して、警報音を発したセンサアラーム2の特定を行う。
また、第3の実施の形態と同様に、識別装置1Cは、センサアラーム2が特定されると、設定された撮像領域を撮像するようにカメラ111を制御する。第5の実施の形態の特徴は、各識別装置1Cが協調して監視エリア内の重要ポイントを撮像するよう制御される点である。
図13は、2つの識別装置1C1,1C2による撮像方向を示す図である。たとえば、A点に設置されたセンサアラーム2が警報音を発した警報装置であると特定された場合、識別装置1C1はA点の方向を撮像するよう設定されており、識別装置1C2は、C点の方向を撮像するよう設定されている。これにより、異常が検知された場所と、異常が検知された場所の出入り口を撮像することが可能である。また、D点に設置されたセンサアラーム2が警報音を発した警報装置であると特定された場合、識別装置1C1はB点の方向を撮像するよう設定されており、識別装置1C2は、D点の方向を撮像するよう設定されている。これにより、異常が検知された場所と、異常が検知された場所の出入り口を撮像することが可能である。
第1の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。 複数の警報装置と識別装置の配置関係を示す図である。 音声信号と制御信号CSとを示す図である。 第1の実施の形態における警報装置識別処理のフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。 複数の警報装置と識別装置が備える複数のマイクの配置関係を示す図である。 第2の実施の形態における警報装置識別処理のフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。 第4の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。 複数の警報装置と複数の識別装置の配置関係を示す図である。 第4の実施の形態における警報装置識別処理のフローチャートである。 第5の実施の形態にかかる警報システムの構成図である。 異常発生時における警報装置の撮影方向を示す図である。
符号の説明
1A,1A1〜1A3 識別装置
1B (複数マイク付き)識別装置
1C,1C1〜1C3 (カメラ付き)識別装置
2,2a〜2h 警報装置
101,151a〜151c マイク
111 カメラ

Claims (9)

  1. 監視エリア内に設置された複数の警報装置を識別する装置であって、
    警報音を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された警報音の音圧レベルを基準レベルに調整する音圧制御手段と、
    各警報装置の警報音を順に入力させ、警報音の音圧レベルが前記音圧制御手段によって前記基準レベルに調整されたときの音圧制御情報を警報装置ごとに予めメモリに登録する登録手段と、
    前記入力手段によって入力された警報音の音圧レベルを前記音圧制御手段により前記基準レベルに調整して音圧制御情報を取得し、取得された音圧制御情報と前記メモリに登録されている音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する特定手段と、
    を備えることを特徴とする警報装置識別装置。
  2. 請求項1に記載の警報装置識別装置において
    前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、前記メモリに登録されている音圧制御情報としての信号の最小レベル以上であるかを判定する第1判定手段と、
    前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する第2判定手段と、
    をさらに備え、
    前記警報装置識別装置は、前記第1判定手段および前記第2判定手段による判定条件を満たしている場合、前記特定手段による警報装置の特定を行う警報装置識別装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の警報装置識別装置において、
    前記入力手段は、
    複数の位置で警報音を入力する手段、
    を含み、
    前記音圧制御手段は、
    前記複数の位置で取得された警報音の音圧レベルを個別に制御する手段、
    を含み、
    前記登録手段は、
    各警報装置について複数の位置に対応した複数の音圧制御情報を登録する手段、
    を含み、
    前記特定手段は、
    前記複数の位置において前記入力手段が入力した警報音の音圧レベルを前記音圧制御手段により前記所定の基準に従って制御して複数の音圧制御情報を取得し、取得された複数の位置に対応した音圧制御情報と前記メモリに登録されている複数の位置に対応した音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する手段、
    を含むことを特徴とする警報装置識別装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずかに記載の警報装置識別装置において、
    前記登録手段は、
    各警報装置に対応して撮像範囲を登録する手段、
    を含み、
    前記警報装置識別装置は、さらに、
    監視エリア内を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像範囲を制御する撮像範囲制御手段と、
    を備え、
    前記撮像範囲制御手段は、前記特定手段により警報音を発した警報装置が特定された際、特定された警報装置に対応して登録されている撮像範囲を撮像するよう前記撮像手段を制御することを特徴とする警報装置識別装置。
  5. 監視エリア内に設置された複数の警報装置を識別するシステムであって、
    前記監視エリア内に設置された1または複数の情報装置と、
    前記監視エリア内に設置された識別装置と、
    を備え、
    前記1または複数の情報装置と前記識別装置とは、
    警報音を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された警報音の音圧レベルを基準レベルに調整する音圧制御手段と、
    各警報装置の警報音を順に入力させ、警報音の音圧レベルが前記音圧制御手段によって前記基準レベルに調整されたときの音圧制御情報を警報装置ごとに取得する手段と、
    を備え、
    前記識別装置は、
    前記1または複数の情報装置と前記識別装置において取得された警報装置ごとの音圧制御情報を予めメモリに登録する登録手段と、
    前記1または複数の情報装置から音圧制御情報を通信により取得し、前記1または複数の情報装置および前記識別装置が取得した複数の音圧制御情報と前記メモリに登録されている複数の音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する特定手段と、
    を備えることを特徴とする警報装置識別システム。
  6. 請求項5に記載の警報装置識別システムにおいて、
    前記識別装置は、
    前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、前記メモリに登録されている音圧制御情報としての信号の最小レベル以上であるかを判定する第1判定手段と、
    前記音圧制御手段において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する第2判定手段と、
    をさらに備え、
    前記識別装置は、前記第1判定手段および前記第2判定手段による判定条件を満たしている場合、前記特定手段による警報装置の特定を行うことを特徴とする警報装置識別システム。
  7. 請求項5または請求項6に記載の警報装置識別システムにおいて、
    前記登録手段は、
    各警報装置に対応して、前記1または複数の情報装置と前記識別装置による撮像範囲を登録する手段、
    を含み、
    前記1または複数の情報装置と前記識別装置とは、さらに、
    監視エリア内を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像範囲を制御する撮像範囲制御手段と、
    を備え、
    各装置の撮像範囲制御手段は、特定された警報装置についてそれぞれ登録されている撮像範囲を撮像するよう各装置の撮像手段を制御することを特徴とする警報装置識別システム。
  8. 監視エリア内に設置された複数の警報装置を識別する方法であって、
    所定位置において各警報装置の警報音を順に入力させ、警報音の音圧レベルを基準レベルに調整することによって、警報装置ごとの音圧制御情報を取得してメモリに登録する登録工程と、
    監視時、前記所定位置において警報音を入力する入力工程と、
    前記入力工程によって入力された警報音の音圧レベルを基準レベルに調整して音圧制御情報を取得する音圧制御工程と、
    前記音圧制御工程において取得された音圧制御情報と前記メモリに登録されている音圧制御情報とを参照することにより、警報音を発した警報装置を特定する特定工程と、
    を備えることを特徴とする警報装置識別方法。
  9. 請求項8に記載の警報装置識別方法において、
    前記音圧制御工程において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、前記メモリに登録されている音圧制御情報としての信号の最小レベル以上であるかを判定する第1判定工程と、
    前記音圧制御工程において警報音の音圧レベルの調整に用いられる音圧制御情報としての制御信号が、定常状態を所定時間以上継続しているかを判定する第2判定工程と、
    をさらに備え、
    前記特定工程は、前記第1判定工程および前記第2判定工程における判定条件を満たしている場合、警報装置の特定を行う警報装置識別方法。
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