JP4590418B2 - 消炎鎮痛貼付剤 - Google Patents

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Description

本発明は、支持体の片面に、非ステロイド系消炎鎮痛薬の一種であるフェルビナクを含有する粘着剤層が設けられた消炎鎮痛貼付剤に関する。本発明の消炎鎮痛貼付剤は、フェルビナクを経皮的に皮膚透過性良く局所組織内に投与することができ、しかも、適度の温感刺激性を付与することにより、患者に不快感を与えることなく効き目感を発揮することができる。
フェルビナクは、フェニル酢酸誘導体の一種で、4−ビフェニル酢酸構造を有する非ステロイド系消炎鎮痛薬である。フェルビナクは、強い消炎鎮痛効果を示す薬物であり、皮膚透過性を有するため、例えば、貼付剤、パップ剤、プラスター剤、ゲル剤、ローションなどの経皮吸収型製剤として用いられている。
経皮吸収型貼付剤は、一般に、粘着剤成分に薬物を含有させた粘着組成物からなる粘着剤層を支持体の片面に設けた構造を有している。消炎鎮痛貼付剤において、非ステロイド系消炎鎮痛薬などの薬物は、皮膚透過性を有することが必要である。皮膚は、最外層に角質層が存在している。この角質層は、化学的バリア機能などによって、外部からの異物の侵入を防いでいる。そのため、多くの薬物は、皮膚を透過しにくい。
従来、フェルビナクなどの非ステロイド系消炎鎮痛薬の皮膚透過性を高めるため、クロタミトンなどの溶解剤;脂肪酸、脂肪酸エステル、モノテルペン類、低級アルコール、多価アルコール、ピロリドン類、非プロトン溶媒などの経皮吸収促進剤;1−メントールなどを添加している。しかし、クロタミトンなどの溶解剤や経皮吸収促進剤、1−メントールなどは、皮膚刺激性や不快感を示すという問題があった。
非ステロイド系消炎鎮痛薬などの薬物は、消炎作用や鎮痛作用などの薬効は有するものの、効き目を感じるような刺激感はない。そこで、多くの経皮吸収型の非ステロイド系消炎鎮痛貼付剤では、冷感刺激効果または温感刺激効果を付与するために、1−メントール、DL−メントール、DL−カンフル、ハッカ油、カプサイシン、トウガラシエキス、ノニル酸ワニリルアミドなどの刺激効果を有する成分を添加して、効き目を感じるような刺激感を発現させている。
1−メントール、DL−メントール、DL−カンフル、ハッカ油などの冷感刺激効果を発現させる冷感刺激成分は、清涼感を感じさせる独特のにおいを有しており、これを嫌がる患者も多い。
カプサイシン、トウガラシエキス、ノニル酸ワニリルアミドなどの温感刺激効果を発現させる温感刺激成分は、においはほとんどしないが、含有量が多すぎると、刺激感や痛みが強くなり、患者によっては我慢できず、消炎鎮痛貼付剤を剥がさなければならない場合があった。
他方、温感刺激成分の含有量が少なすぎると、刺激感が発現せず、効き目感が弱くなる。さらに、温感刺激成分による効き目の感じ方は、患者の個体差が大きいため、平均的な個体を基準として、適度な効き目感が発現するような含有量に設定すると、患者によっては強い痛みを感じることがあった。
非ステロイド系消炎鎮痛貼付剤は、粘着剤として、ゴム系粘着剤と粘着付与樹脂(粘着付与剤)とを組み合わせて使用したものが主流である。粘着付与樹脂に対する温感刺激成分の溶解性が高いと、温感刺激成分の放出性が低下するため、温感刺激による効き目感が弱くなる。そのため、温感刺激成分の含有量を増大せざるを得ないが、トウガラシエキスやノニル酸ワニリルアミドなどの温感刺激成分の含有量を増やすと、刺激感や痛みが強くなる。
消炎鎮痛貼付剤において、粘着付与樹脂として用いられるロジン系樹脂は、皮膚感作成分として作用することが知られている。皮膚感作とは、遅延性過敏反応の一種で、化学物質により過剰な免疫反応が起こり、皮膚にかぶれが起こる現象をいう。
消炎鎮痛貼付剤において、粘着剤層中に、皮膚感作または皮膚刺激性を示すロジン系樹脂、クロタミトン、1−メントールなどを含有させることなく、フェルビナクの皮膚透過性を向上させ、かつ、適度な効き目感を保持しながら、温感刺激成分の含有量を減ずることが望ましい。
特開平4−321624号公報(特許文献1)には、フェルビナクに対する溶解能力に優れているクロタミトンを必須成分として含有させた粘着剤層を有するフェルビナク含有貼付剤が提案されている。しかし、クロタミトンは、粘着剤層の表面にブリードアウトしやすく、経時的に粘着力が低下する。しかも、「Contact Dermatitis(1992),27,p59」(非特許文献1)に記載されているとおり、クロタミトンは、皮膚刺激性を有することが知られている。
特開2003−286162号公報(特許文献2)には、クロタミトンを用いることなく、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ロジン系樹脂、可塑剤、1−メントール、及びフェルビナクを含有する粘着剤組成物を用いて粘着剤層を形成することにより、フェルビナクを溶融した状態のものと微細な結晶状態のものとが共存している半溶融状態で、粘着剤層に均一に分散させた貼付剤が提案されている。
国際公開第98/24423号パンフレット(特許文献3)には、フェルビナクの可溶化剤であるクロタミトンを用いることなく、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ロジン系樹脂、可塑剤、及びフェルビナクを含有する粘着剤層を形成した貼付剤が提案されている。特開2001−39864号公報(特許文献4)には、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリイソブチレン、ロジン系樹脂、可塑剤、フェルビナク、及び分散剤を含有する粘着剤層を形成した貼付剤が提案されている。
しかし、これらの貼付剤においては、クロタミトンを含有しないものの、ロジン系樹脂を必須成分として含有しており、場合によっては、1−メントールをも含有している。ところが、「Contact Dermatitis(1995),33 p396−400」(非特許文献2)に記載されているとおり、ロジン系樹脂は、皮膚感作成分として作用するため、その含有は望ましくないことが知られている。また、「Arch Dermatol(1978)vol.114,p286」(非特許文献3)に記載されているとおり、1−メントールは、皮膚刺激性を有することが知られている。したがって、これらのロジン系樹脂や1−メントールを含有する貼付剤は、皮膚感作や皮膚刺激性の点で問題がある。
特開昭54−138124号公報(特許文献5)には、貼付剤の粘着剤層中に温感刺激剤として、ノニル酸ワニリルアミドやカプサイシンを含有させることが提案されている。しかし、その含有量は、0.05〜20重量%と比較的多く、患者にとっては痛みを感ずる場合がある。
特開平4−321624号公報 特開2003−286162号公報 国際公開第98/24423号パンフレット 特開2001−39864号公報 特開昭54−138124号公報 Contact dermatitis: 1992;27 p59「Contact dermatitis from crotamiton」 Contact Dermatitis: 1995;33 p396-400「Rosin(colophony) and zinc oxide in adhesive bandages. An appropriate combination for rosin-sensitive patients」 Arch Dermatol: 1978,vol.114(Feb)p286「Menthol and dermatitis」
本発明の課題は、フェルビナクを含有する粘着剤層が設けられた消炎鎮痛貼付剤において、皮膚感作成分または皮膚刺激成分として作用するロジン系樹脂、クロタミトン、及び1−メントールを用いることなく、フェルビナクの皮膚透過性に優れ、かつ、適度の温感刺激による効き目感が良好な消炎鎮痛貼付剤を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、支持体の片面に、フェルビナクを含有する粘着剤層が設けられた消炎鎮痛貼付剤において、粘着剤基剤としてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体を使用し、粘着付与樹脂としてテルペン系樹脂を選択して用いることにより、フェルビナクの高い皮膚透過性を確保し得ることを見出した。粘着付与樹脂としてテルペン系樹脂を用いると、従来の配合量に比べて、適度の温感刺激作用による効き目感を与えることができる。そのため、患者の個体差や発汗状態の差異などによる過度の温感刺激感を抑制することができる。
テルペン系樹脂は、極性のある官能基を持たない構造を有しているので、薬物に対する溶解性が低い。したがって、本発明の消炎鎮痛貼付剤の粘着剤層にテルペン系樹脂を含有させると、フェルビナクの皮膚透過性が増大し、かつ、ノニル酸ワニリルアミドやカプサイシンの含有量を低くしても、適度の温感刺激性を得ることができる。
しかも、本発明の消炎鎮痛貼付剤は、ロジン系樹脂、クロタミトン、1−メントールなどの皮膚感作成分または皮膚刺激成分としての作用も有する汎用の添加剤成分を含有しないため、皮膚感作、皮膚刺激、強いにおいなどの好ましくない現象を抑制することができる。
かくして、本発明によれば、支持体の片面に、フェルビナクを含有する粘着剤層が設けられた消炎鎮痛貼付剤において、該粘着剤層が、
(a)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、
(b)テルペン系樹脂、
(c)可塑剤、
(d)酸化防止剤、
(e)フェルビナク、並びに
(f)ノニル酸ワニリルアミド及びカプサイシンからなる群より選ばれる少なくとも一種の温感刺激成分
を含有する消炎鎮痛貼付剤であって、該粘着剤層が、ロジン系樹脂、クロタミトン、及び1−メントールを含有せず、かつ、該粘着剤層が、粘着剤層を構成する全成分を基準として、ノニル酸ワニリルアミドを0.005質量%以下の割合で含有するか、及び/又は、カプサイシンを0.01質量%以下の割合で含有する消炎鎮痛貼付剤が提供される。
本発明によれば、以下の実施態様が提供される。
1.該粘着剤層が、ロジン系樹脂、クロタミトン、及び1−メントールを含有しない前記消炎鎮痛貼付剤。
2.該粘着剤層が、粘着剤層を構成する全成分を基準として、ノニル酸ワニリルアミドを0.005質量%以下の割合で含有する前記消炎鎮痛貼付剤。
3.該粘着剤層が、粘着剤層を構成する全成分を基準として、カプサイシンを0.01質量%以下の割合で含有する前記消炎鎮痛貼付剤。
支持体の片面に、非ステロイド系消炎鎮痛薬であるフェルビナクを含有する粘着剤層を設けた本発明の消炎鎮痛貼付剤は、粘着剤層がロジン系樹脂、クロタミトン、及び1−メントールを含有していなくても、テルペン系樹脂によって、高い皮膚透過性を実現することができる。しかも、薬物に対する溶解性が低いテルペン系樹脂によって、薬物の放出性が向上して、刺激感発現物質であるノニル酸ワニリルアミドやカプサイシンの含有量を低く抑えることができるため、刺激感の個体差や、発汗状態の違いなどによって生じる効き目の感じ方の違いを極力抑えることができる。
薬効成分としてのフェルビナクの含有量は、特に制限されるものではないが、粘着剤層を構成する全成分を基準として、好ましくは0.3〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体は、粘着剤層に粘着性を付与するとともに、各成分を粘着剤層中に保持し、他の成分を溶解または分散させる役割を担うものである。スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の含有量は、粘着性、他の成分の保持性、フェルビナクの分散性などの観点から、好ましくは10〜40質量%、より好ましくは20〜35質量%である。
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の含有量が少なすぎると、粘着剤層の凝集性や保型性が低下する傾向にある。他方、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の含有量が多すぎると、粘着力の低下、粘着剤層中の各成分の不均一化、あるいは各成分の混合作業や粘着剤組成物の塗工作業などにおける作業性の低下を招きやすくなる。
本発明で粘着付与樹脂として用いるテルペン系樹脂は、極性のある官能基を持たない構造を有しており、極性基を有する薬物の溶解性が低い。従来、薬物の経皮吸収においては、薬物が固体または結晶状態で存在している場合に比べて、薬物が溶解状態で存在している方が、経皮吸収性に優れていると考えられてきた。しかし、粘着剤層中に薬物のすべてが溶解状態で存在すると、薬物の放出性が低下して、実際に皮膚を透過する活性量が低下する場合のあることが判明した。
粘着付与樹脂としてテルペン系樹脂を用いると、テルペン系樹脂に対するフェルビナクの溶解性が低く、粘着剤層中でフェルビナクが溶解状態のものと、微結晶状態のものとが共存し、溶解状態のフェルビナクが皮膚を透過するにつれて、微結晶状態のフェルビナクが溶解するため、フェルビナク放出性が高くなり、薬効の持続性も向上することが見出された。そのため、本発明の消炎鎮痛貼付剤は、フェルビナクの活性量が高く、長時間にわたって良好な皮膚透過性を示す。テルペン系樹脂の含有量は、粘着剤層を構成する全成分を基準として、好ましくは5〜35質量%、より好ましくは10〜25質量%である。
テルペン系樹脂の含有量が少なすぎると、長時間の貼付を可能とする十分な粘着力が得られず、他方、テルペン系樹脂の含有量が多すぎると、薬物の放出性の低下や剥離時の痛みが発生し、皮膚のかぶれが発生し易くなる傾向にある。
本発明で用いる可塑剤とは、薬物の吸収促進剤としての作用ではなく、粘着剤の軟化作用を担う役割を果たすものである。可塑剤としては、例えば、ハイシスポリイソプレンゴム、ポリブテン、ポリイソブチレンなどの液状ゴム;プロセスオイル、エキステンダーオイル、流動パラフィンなどの石油系軟化剤;などが挙げられる。
可塑剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。可塑剤の含有量は、粘着剤層の保型性や粘着剤組成物の粘度などを考慮して適宜配合される。可塑剤の含有量は、粘着剤層を構成する全成分を基準として、好ましくは10〜60質量%であり、より好ましくは30〜55質量%である。
本発明で用いる酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤のBHT(化学名:ジブチルヒドロキシトルエン)及びBHA(ジブチルヒドロキシアニソール)等が挙げられる。酸化防止剤の含有量は、粘着剤層を構成する全成分を基準として、好ましくは0.1〜2質量%であり、より好ましくは0.3〜1質量%である。
ノニル酸ワニリルアミドは、パップ剤、プラスター剤、ゲル剤、クリーム剤、軟膏等で、温感刺激を与える目的で用いられているが、温感刺激感の患者の個体差が大きく、同じ濃度でもほとんど刺激を感じない患者と刺激が強すぎて痛みを感じてしまう患者がいる場合があり、少ない配合量では刺激を感じない人が増え、多い配合量では刺激を強く感じてしまう人が増え、その量の設定は難しい。従来技術のロジン系樹脂を用いた粘着剤を基材とする貼付剤の場合でも同様の問題点があり、多数の患者に共通してある程度の刺激感を与えるために一部の人がやや強く感じることがあるのは止むを得ないのが現状であった。本発明では、粘着付与樹脂としてテルペン系樹脂を用いることにより、この問題を解決することができた。すなわち、ロジン系樹脂を用いた場合よりも少ないノニル酸ワニリルアミドの配合量で、複数の患者に平均的に適度な効き目感を与えることができ、なおかつ個体差のばらつきを抑え、効き目感が少ない人や強い効き目により不快感を感じる人を少なくすることが可能となった。
温感刺激成分として、カプサイシンを用いる場合も同じである。上述のとおり、特開昭54−138124号公報(特許文献5)では、温感刺激成分の含有量は粘着剤中の0.05〜20重量%と記載されているが、本発明では、ノニル酸ワニリルアミドの含有量を、粘着剤層を構成する全成分を基準として、0.005質量%以下、好ましくは0.001〜0.005質量%と低くすることができる。カプサイシンの含有量は、0.01質量%以下、さらには、0.0005〜0.01質量%とすることができる。
ノニル酸ワニリルアミドやカプサイシンの含有量が極端に少なすぎると、刺激感が発現し難くなり、効き目感が弱くなる。ノニル酸ワニリルアミドやカプサイシンの含有量が多すぎると、刺激感や痛みが強くなり、患者によっては我慢できずに貼付剤を剥がさなければならない場合がある。
本発明の重要な特徴の一つは、粘着剤層には、皮膚感作成分または皮膚刺激成分として作用するロジン系樹脂、クロタミトン、及び1−メントールを含有しない点にある。これらの成分を「含有しない」とは、実質的に含んでいないことを意味しており、実質的にとは、皮膚感作を起こすような含有量または皮膚刺激成分として効果を有する含有量ではないことを意味する。通常、ロジン系樹脂では、3質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0質量%であり、クロタミトンでは、0.5質量%以下、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0質量%である。1−メントールでは、0.005質量%以下、好ましくは0質量%である。
本発明の消炎鎮痛貼付剤の粘着剤層は、一般的な消炎鎮痛貼付剤の製造方法であるカレンダー法やホットメルト法などにより作製することができる。
カレンダー法では、はじめに、加圧ニーダーで、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、テルペン系樹脂、酸化防止剤並びにフェルビナクを、100〜150℃で10〜30分間混練り後、可塑剤を数回に分けて添加して混練りを継続し、最後にノニル酸ワニリルアミドを添加して、さらに5〜20分間混練りして、各成分が均一となった粘着剤組成物を得る。上記の混練時の温度及び時間は、例を挙げて説明したものであり、これらの範囲に限定されるものではない。
前記方法にて得られた粘着剤組成物(膏体)を、カレンダー塗工機にて、100〜200℃に温度制御した2本のロール間を通して剥離ライナー上に100〜250μmの厚さに展延した後、これに、支持体をラミネートし、消炎鎮痛貼付剤を作製する。
ホットメルト法とは、加熱制御可能な高速回転ミキサーで、最初にスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、テルペン系樹脂、酸化防止剤、及び可塑剤を、窒素雰囲気下、100〜190℃の膏体温度で20〜100分間加熱高速撹拌して溶解物とする。その後、有効成分であるフェルビナクと温感刺激成分であるノニル酸ワニリルアミド、またはカプサイシンを前記溶融物中に添加し、さらに120〜190℃の膏体温度で5〜30分間加熱高速撹拌して各成分が均一となった粘着剤組成物を得る。上記の撹拌時の温度及び時間は、例を挙げて説明したものであり、これらの範囲に限定されるものではない。
前記方法にて得られた粘着剤組成物(膏体)を、ホットメルト塗工機にて、100〜200℃に温度制御したダイヘッド部分から押し出して剥離ライナー上に100〜250μmの厚さに展延した後、これに、支持体をラミネートし、消炎鎮痛貼付剤を作製する。
これらの方法にて、本発明における消炎鎮痛貼付剤を得ることができるが、製造方法としてはこれらに限定されるものではない。
支持体としては、フィルム、不織布、和紙、綿布、編布、不織布とフィルムのラミネート複合体等の柔軟性を有する支持体が挙げられる。これらの支持体は、皮膚に密着することができ、かつ、皮膚の動きに追随することができる程度の柔軟な材質が好ましい。これらの支持体の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ナイロン、コットン、アセテートレーヨン、レーヨン、レーヨン/ポリエチレンテレフタレート複合体、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、アクリル系ポリウレタン、エステル系ポリウレタン、エーテル系ポリウレタン、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、セロハン等を必須成分とするものが挙げられる。支持体としては、薬物が吸着されず、かつ、支持体側から薬物が放出されないものが好ましい。
前記剥離ライナーとしては、シリコーン処理したポリエステルフィルム、シリコーン処理したポリエチレンラミネート上質紙、シリコーン処理したグラシン紙などが挙げられる。剥離ライナーとしては、薬物が吸収・吸着しにくい材質であることが好ましい。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(1)in vitro皮膚透過試験
ペントバルビタール麻酔下、ヘアレスマウス(雄、7週齢、3匹)の腹部皮膚を摘出し、直径20mmφの横型拡散セルに装着した。2重構造のセルに32℃の温水を循環させ、セル内部を一定の温度条件に保ち、皮膚の角質層側には、15mmφに打ち抜いた試験製剤を貼付した。レシーバー側には精製水を充満させ、撹拌子で撹拌しながら、経時的に0.5mlずつサンプリングし、サンプリングした各試料にメタノールを各0.5ml加え、撹拌後、遠心分離し、除蛋白した溶液をHPLC(高速液体クロマトグラフィ)にて定量して薬物濃度を測定することにより、皮膚透過速度を求めた。サンプリングした後のレシーバー溶液には、同量の精製水を補充した。
(2)皮膚刺激性
被験物質投与の1週間前にウサギ(雄、17週齢、6匹)の背部抜毛を電気バリカンで刈毛し、電気シェーバーで剃毛した。その後、被験物質の投与直前に、剃毛した背部に2.5cm×2.5cmの区画を1製剤につき2ケ所ずつ作り、その内の1区画に注射針〔23G、テルモ(株)〕で井桁状の損傷を入れて損傷皮膚を作製し、損傷をつけていない健常皮膚と損傷皮膚1ケ所ずつに、被験物質を投与した。被験物質の脱落を防止する目的で、投与部位をガーゼで覆い、約5×5cmの粘着包帯(エラストポア、ニチバン)で固定した。投与24時間後に試料を除去し、除去1時間後及び48時間後の皮膚反応を肉眼観察した。皮膚反応は、ドレイズ(Draize)の評価基準に従って評価した。すなわち、除去1時間後及び48時間後の評点の全て(健常皮膚及び損傷皮膚における、紅斑と痂皮形成及び浮腫形成の合計)を加え、全評点を4で割って個体毎の平均評点を算出し、次に被験物質毎に全動物での平均評点を求め、皮膚刺激指数(P.I.I.)とした。
ドレイズ(Draize)の評価基準
A:紅斑と痂皮形成
評点0 紅斑なし
評点1 ごく軽度の紅斑(やっと認める程度)
評点2 明らかな紅斑
評点3 中等度から強い紅斑
評点4 強い紅斑(深紅色)に軽度の痂皮形成(深部に傷害)
B:浮腫形成
評点0 浮腫なし
評点1 ごく軽度の浮腫(やっと認める程度)
評点2 軽度の浮腫(領域の縁が明らかな盛り上がりで区別できる)
評点3 中等度の浮腫(1mm以上盛り上がる)
評点4 強い浮腫(1mm以上盛り上がり、暴露領域を越えて広がる)
皮膚刺激性は、以下の安全性区分により評価した。
皮膚一次刺激指数の安全性区分
2未満 :弱い刺激物
2から5:中等度の刺激物
5以上 :強い刺激物
(3)実用性能(刺激感、におい)
被験者5名の腰部に、7cm×10cmの寸法に調製した製剤を貼付し、刺激感及び使用中(貼付時及び貼付中)のにおいを下記の基準(5段階もしくは4段階)で評価した。各被験者から得られた評点を平均して、その製剤の評価点とした。また、刺激感については、5段階評価の平均値が−1〜1であった場合をA、5段階評価の平均値は−1〜1だが最大評点が2であった場合をB、5段階評価の平均値が−1以下あるいは1以上であった場合をCと区分して評価した。
A:刺激感(5段階)
評点 −2 なし
評点 −1 やや弱い
評点 0 ちょうど良い刺激感
評点 1 やや強い
評点 2 刺激が強すぎて痛い
B:におい(4段階)
評点 0 なし
評点 1 匂いはあるが問題なし
評点 2 匂いがあり気になる
評点 3 匂いが強く嫌である
[実施例1]
前記カレンダー法にて、フェルビナクを3.5質量%、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体としてSIS 5229〔JSR(株)製〕を30質量%、テルペン系樹脂としてYSレジンPX1150N〔ヤスハラケミカル(株)製〕を21質量%、可塑剤としてクリストールJ352〔エクソンモービル(株)製、流動パラフィン〕を45質量%、酸化防止剤としてBHT(精工化学(株)製、ジブチルヒドロキシトルエン)を0.499質量%、ノニル酸ワニリルアミドを0.001質量%の配合処方で、混練りを行い、均一な粘着剤組成物を調製した。次に、該粘着剤組成物をシリコーン処理したポリエステルフィルム(厚さ75μm)上に、150μmの厚さに展延して、粘着剤層を形成した。この粘着剤層の上に、支持体としてポリエステル系編布をラミネートし、消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[実施例2]
前記ホットメルト法にて、フェルビナクを5質量%、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体としてクインタック(Quintac)3460C〔日本ゼオン(株)製〕を15質量%、Quintac 3520〔日本ゼオン(株)製〕を15質量%、テルペン系樹脂としてYSレジンPX1150N〔ヤスハラケミカル(株)製〕を14.5質量%、可塑剤としてハイコールM−352〔カネダ(株)製、流動パラフィン〕を50質量%、酸化防止剤としてBHT〔精工化学(株)製、ジブチルヒドロキシトルエン〕を0.497質量%、ノニル酸ワニリルアミドを0.003質量%の配合処方で加熱撹拌を行い、均一な粘着剤組成物を調製した。次いで、該粘着剤組成物をシリコーン処理したポリエステルフィルム(厚さ75μm)上に、100μmの厚さに展延して、粘着剤層を形成した。この粘着剤層の上に支持体としてポリエステル系編布をラミネートし、消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[実施例3]
前記ホットメルト法にて、フェルビナクを3.5質量%、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体としてQuintac 3520〔日本ゼオン(株)製〕を20質量%とSIS 5002〔JSR(株)製〕を10質量%、テルペン系樹脂としてYSレジンPX1150N〔ヤスハラケミカル(株)製〕を20質量%、可塑剤としてハイコールM−352〔カネダ(株)製、流動パラフィン〕を46質量%、酸化防止剤としてBHT〔精工化学(株)製、ジブチルヒドロキシトルエン〕を0.495質量%、ノニル酸ワニリルアミドを0.005質量%の配合処方で加熱撹拌を行い、均一な粘着剤組成物を調製した。次いで、該粘着剤組成物をシリコーン処理したポリエステルフィルム(厚さ75μm)上に、150μmの厚さに展延して、粘着剤層を形成した。該粘着剤層の上に支持体としてポリエステル系編布をラミネートし、消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[比較例1]
前記カレンダー法にて、BHTの含有量を0.493質量%とし、ノニル酸ワニリルアミドの含有量を0.007質量%としたこと以外は、実施例1と同様の方法で消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[比較例2]
前記カレンダー法にて、テルペン系樹脂の代わりにパインクリスタルKE−311〔荒川化学(株)製、水添ロジンエステル樹脂〕を21質量%の割合で使用し、BHTの含有量を0.495質量%とし、ノニル酸ワニリルアミドの含有量を0.005質量%としたこと以外は、実施例1と同様の方法で消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[比較例3]
前記カレンダー法にて、テルペン系樹脂の代わりにパインクリスタルKE−311〔荒川化学(株)製、水添ロジンエステル樹脂〕を21質量%の割合で使用し、BHTの含有量を0.492質量%とし、ノニル酸ワニリルアミドの含有量を0.008質量%としたこと以外は、実施例1と同様の方法で消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[比較例4]
前記カレンダー法にて、可塑剤としてハイコールM−352〔カネダ(株)製、流動パラフィン〕を40質量%を用い、BHTの含有量を0.495質量%とし、ノニル酸ワニリルアミドを0.005質量%とし、さらに、薬物の溶解性を高めるためにクロタミトン〔金剛化学(株)〕を5質量%の割合で配合したこと以外は、実施例1と同様の方法で消炎鎮痛貼付剤を作製した。
[比較例5]
前記カレンダー法にて、可塑剤としてハイコールM−352〔カネダ(株)製、流動パラフィン〕を41質量%を用い、BHTの含有量を0.495質量%とし、ノニル酸ワニリルアミドを0.005質量%とし、さらに、1−メントール〔渡辺ケミカル(株)〕を4質量%配合したこと以外は、実施例1と同様の方法で消炎鎮痛貼付剤を作製した。
<実施例及び比較例の性能評価>
上記実施例及び比較例で得た経皮吸収型貼付剤の性能評価を実施し、その結果を表1に示した。
Figure 0004590418
(*1):ヘアレスマウス腹部摘出皮膚
(*2):P.I.I.の安全性区分(2未満:弱い刺激物、2以上5未満:中程度の刺激物、5以上:強い刺激物)
(*3):5段階(−2:なし、−1:やや弱い、0:ちょうど良い刺激感、1:やや強い、2:刺激が強すぎて痛い)
(*4):A……5段階評価の平均値が−1〜1、B……5段階評価の平均値は−1〜1だが最大評点が2、C……5段階評価の平均値が−1以下あるいは1以上
(*5):4段階(0:なし、1:匂いはあるが問題なし、2:匂いがあり気になる、3:匂いが強く嫌である)
[考察]
表1の結果から明らかなように、粘着付与樹脂としてテルペン系樹脂のYSレジンPX1150Nを用いて作製した消炎鎮痛貼付剤(実施例1〜3)は、比較例2に示したロジン系樹脂のパインクリスタルKE−311を用いて作製した消炎鎮痛貼付剤と同水準で、フェルビナクの良好な皮膚透過性を示した。さらに、温感刺激成分であるノニル酸ワニリルアミドを0.001質量%(実施例1)、0.003質量%(実施例2)、及び0.005質量%(実施例3)配合したいずれの場合においても、刺激感は良好であり、においも評価点が小さくほとんど気にならない結果が得られた。これに対して、温感刺激成分であるノニル酸ワニリルアミドを0.007質量%配合した比較例1の貼付剤は、刺激感が強く、粘着付与樹脂としてロジン系樹脂のパインクリスタルKE−311を使用した場合は、温感刺激成分であるノニル酸ワニリルアミドの含有量が0.005質量%(比較例2)でも、刺激感がやや強く、被験者によっては強い刺激感を感じる場合があり、最大評点が付いた貼付剤となった。また、比較例3のようにノニル酸ワニリルアミドの含有量を0.008質量%に増量すると刺激感はさらに強い評点となった。薬物の溶解性の高いクロタミトンを5質量%配合した比較例4の貼付剤は、in vitro皮膚透過性及び刺激感がやや低く、冷感刺激効果を有する1−メントールを4質量%配合した比較例5の貼付剤は、in vitro皮膚透過性が低く、実用評価におけるにおいの評価も悪かった。
本発明のフェルビナクを含有する粘着剤層が設けられた消炎鎮痛貼付剤は、患部(局所組織)の皮膚面に貼付することにより、フェルビナクを経皮吸収させることができる消炎鎮痛貼付剤として利用することができる。

Claims (1)

  1. 支持体の片面に、フェルビナクを含有する粘着剤層が設けられた消炎鎮痛貼付剤において、該粘着剤層が、
    (a)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、
    (b)テルペン系樹脂、
    (c)可塑剤、
    (d)酸化防止剤、
    (e)フェルビナク、並びに
    (f)ノニル酸ワニリルアミド及びカプサイシンからなる群より選ばれる少なくとも一種の温感刺激成分
    を含有する消炎鎮痛貼付剤であって、該粘着剤層が、ロジン系樹脂、クロタミトン、及び1−メントールを含有せず、かつ、該粘着剤層が、粘着剤層を構成する全成分を基準として、ノニル酸ワニリルアミドを0.005質量%以下の割合で含有するか、及び/又は、カプサイシンを0.01質量%以下の割合で含有する消炎鎮痛貼付剤
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