JP4590136B2 - カメラ - Google Patents

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JP4590136B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、オートフォーカスカメラに関するものであり、より詳細には、被写体の像信号を利用して、撮影レンズのピント合わせを行うタイプのオートフォーカスカメラ用の補助光の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被写体の像信号は、被写体の存在する場所が暗い場合や被写体にコントラストがない場合には、不明瞭なものとなってピント合わせ動作に十分なものではなくなる。
【0003】
そこで、古くからカメラが光を投射して、ピント合わせの補助を行う、いわゆる補助光の技術が知られていたAF(オートフォーカス)用光源として、特にストロボの光を利用することも、例えば特開昭62−134631号公報等により知られている。これによって、AF用に追加の光源を有する必要はなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開昭62−134631号公報に開示された技術は、可動部が必要な構成であり、信頼性に乏しいという課題を有していた。
【0005】
また、ストロボの光は、一般に画面内に均一照射する必要があり、いわゆるローコントラストの被写体に照射しても、測距用のコントラストを形成することはできないという課題を有していた。
【0006】
したがってこの発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、追加の光源を必要とせず、暗いシーンでもローコントラストの被写体に対しても測距可能なカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの発明は、測距光学系と、上記測距光学系を介して被写体の像を検出し、一対の像信号を出力するセンサアレイと、放電発光管を有し、該放電発光管を発光させることによってストロボ光を照射するストロボ手段と、上記被写体に上記ストロボ光を照射した際の上記センサアレイの出力に基いて、撮影レンズのピント合わせを行うピント合わせ手段と、を備えるカメラに於いて、上記ストロボ手段は、パターン状の赤外成分と均一照射の可視光成分とを有するストロボ光を上記被写体上に照射することを特徴とする。
【0010】
またこの発明のカメラにあっては、測距光学系を介して被写体の像が検出され、センサアレイによって一対の像信号が出力される。また、放電発光管を有するストロボ手段にて、該放電発光管が発光されることによってストロボ光が照射される。更に、上記被写体に上記ストロボ光を照射した際の上記センサアレイの出力に基いて、ピント合わせ手段によって撮影レンズのピント合わせを行うピント合わせが行わせる。そして、上記ストロボ手段に被写体上の照射は、上記ストロボ光の赤外成分がパターン状とされ、上記ストロボ光の可視光成分が均一照射される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図2(a)は、この発明のカメラの第1の実施の形態の構成を示したもので、コンパクトカメラの外観斜視図である。
【0013】
カメラ本体1の前面部には、撮影レンズ2の他、ファインダ対物窓3、測距用のレンズ4及び一部の光を集光投光する機能のあるストロボ窓5a等が設けられている。また、カメラ本体1の上面部には、レリーズスイッチ6や表示用LCDで構成される表示部7が配置されている。
【0014】
図2(b)は、同図(a)のストロボ部と測距レンズとの関係を示した図である。
【0015】
ストロボは、ストロボ発光部であるキセノン放電管(Xe管)5bと投光用のストロボ窓5aから構成されている。写真画面が通常横長であることより、このXe管5bは長さ方向をカメラの長手方向に合わせて横向きにする方がよい。
【0016】
また、測距装置は、複数のセンサアレイ10a及び10bにて、視差を有する2つの受光レンズ4a及び4bから入射された被写体像を検出し、その相対位置差から被写体距離Lを求めるものを想定している。
【0017】
尚、ここでは、上記センサアレイ10a、10bを一対として、三対用意している。そして、これらのセンサアレイは、画面の中央及び左右の測距用に用意されており、被写体検出域14C、14L、14Rを有している。
【0018】
また、ストロボからは、補助光としては均一な可視光11とコントラストのある赤外光12が照射される。
【0019】
次に、図1を参照して、このカメラの測距原理について説明する。
【0020】
図1は、この発明の第1の実施の形態に係るコンパクトカメラの主要部の電気系を示したブロック構成図である。
【0021】
図1に於いて、CPU17は、このカメラのシーケンス制御を行う演算制御手段である。そして、このCPU17には、上述したXe管5bを有するストロボ発光部5、レリーズスイッチ6、表示部7の他、シャッタ部18、ピント合わせ部19、EEPROM20及び測距装置21が接続されている。
【0022】
上記CPU17により、撮影時等にユーザによってレリーズスイッチ6が操作されたか否かが検出され、測距装置21が制御される。そして、得られた情報によってピント合わせ部19を介して撮影レンズ2が作動される。また、露出制御のために、シャッタ部18やストロボ発光部5が制御される。測距時に十分な像信号が得られない場合には、ストロボ発光部5が制御されて、測距装置21内の後述する定常光除去回路23が制御されて測距が行われる。
【0023】
また、撮影時に設定されたモードや撮影されたフィルムの駒数を示すために、表示部7がCPU17によって制御される。測距時やピント合わせ時のカメラ部品や組立て時のばらつきは、製造時にチェックされ、補正係数としてEEPROM20に記憶されているので、撮影時にこの補正係数が参照されて、CPU17により、上記ばらつきがキャンセルされた制御が行われるようになっている。
【0024】
上記測距装置21は、センサアレイ10a及び10b、受光レンズ4a及び4b、A/D変換部22及び定常光除去回路23を有して構成される。
【0025】
測距装置21の光学系とセンサアレイ10及び10bについては後述するが、該センサアレイ10a及び10bの出力は、A/D変換部22によってデジタル信号に変換され、CPU17に入力される。
【0026】
また、上記定常光除去回路23では、カメラ側から投射された測距用光のみが積分され、太陽光や人工照明によって被写体が照射されてセンサアレイ10a及び10bに入射される背景光が除去される。この定常光除去機能は、補助光投射時に使用されることによって、明るい所でも、補助光コントラストの効果を高めることができる。
【0027】
受光レンズ4a、4bの主点間距離は基線長Bと称されるもので、該受光レンズ4a、4bの後方に置かれて像が結像されるセンサアレイ10a、10bまでの距離をfとすると、距離Lの被写体25の像は、2つのセンサアレイ上に、xの相対位置差を持って形成される。このxは、上記B、fと距離Lの間でx=B・f/Lの関係を有している。したがって、この両センサアレイ上の被写体像を検出することが主要な技術となる。
【0028】
ここで、センサアレイを三対設けた理由を説明する。
【0029】
これは、図3に示されるように、画面27内のどの位置に被写体25が存在しても、センサ視野14によってピント合わせが可能であるように工夫されたもので、3点に限るものではないが、ここでは説明を単純化するために3点を例として述べる。
【0030】
このように、2つの受光レンズを上下に配置することにより、基線長方向は上下方向になるので、検出すべき像のシフト方向も上下となり、センサアレイの画素の並び方向も上下方向となる。これによって、検出すべき像信号のコントラストは上下方向に形成される方が好ましい構成となる。
【0031】
このように、上下方向にコントラストを形成し、尚かつ、画面内に横並びに複数の測距点に関しても、同様のコントラストを与えるためには、図2(b)或いは図5に示されるように、ストロボ発光部5のXe管5bそのものの像を投射するような補助光形態(赤外光12)が好ましいことがわかる。先の3つの横並び測距点それぞれに光が投射され、尚かつ、上下方向には狭い光が好ましい。
【0032】
その他、この3つのポイントに各々、独立した光点を投射するという考え方もあるが、それでは新たに光源を用意する必要があり、光源となる発光素子やそのドライバのスペースやコストが必要となる。また、LEDやランプでストロボの光ほど強力な光を得ることは大変であり、そのためにもう1つ専用のストロボ装置を設けるとなると、カメラの大型化が避けられなくなってしまう。
【0033】
したがって、一般に横方向に配置されるXe管5bの方向と、検出するべき像のズレ方向を直交させることによって、画面内の多くのポイントによって効率よくコントラストを形成することが可能となる。像検出方式のAFでは、コントラストのない被写体は測距ができないが、このような補助光を併用することによって、正確な測距が可能となる。
【0034】
図4は、このような構成のカメラの測距時にCPU17により行われる制御のフローチャートである。
【0035】
測距が開始されると、先ず、ステップS1にて、センサアレイ10a及び10bによって像検出がなされる。各センサの出力光電流が積分コンデンサ(図示せず)に蓄えられることで電圧変換された値が、A/D変換部22でA/D変換されてCPU17に入力される。
【0036】
しかし、低輝度であったり被写体にコントラストがないと、正確な測距はできないので、これらの判定がステップS2及びS3で行われる。すなわち、ステップS2にてコントラストが、ステップS3にて低輝度であるか否かが判定される。
【0037】
その結果、低コントラストでも低輝度でもない場合はステップS6へ移行し、低コントラストであるか低輝度であるかの何れかである場合は、ステップS4に移行して、背景光が記憶される。次いで、ステップS5にて、補助光がストロボ発光制御により照射され、その反射信号光による像検出が行われる。
【0038】
このストロボ光にはコントラストがつけられているので、それが被写体25上にコントラストのある像を形成し、正確な測距が可能となる。
【0039】
図5は、この像検出のためのセンサ出力の光電流積分部の詳細を示した図である。
【0040】
センサアレイのうち、1つのセンサ30について説明する。すなわち、センサ30には、スイッチ31を介して積分回路32が接続される。この積分回路32には、積分コンデンサ33とA/D変換部22が接続されている。また、センサ30には、スイッチ34を介して定常光除去回路35が接続されている。
【0041】
上記積分回路32は、センサ30の出力光電流を増幅して積分コンデンサ33に導くものである。積分時の積分コンデンサ33の電荷は、スイッチ31のオフによってサンプルホールドされるので、これを上述したA/D変換部22によって読取ればよい。
【0042】
また、定常光除去動作時には、スイッチ34のオンによって定常光電流は定常光除去回路35に流れていき、補助光発光時に増加した光電流のみが積分回路32に導かれるようになる。したがって、被写体から反射信号光が返ってこない場合には積分コンデンサ33に電荷は蓄えられず、スイッチ31がオンしていると、反射信号光量に応じて積分コンデンサ33が充電される。
【0043】
ストロボの発光オフに同期してスイッチ34をオフにすると、積分コンデンサ33の出力として、反射信号による像信号がA/D変換の結果として出力される。
【0044】
図4のフローチャートに戻って、このようにして得られた像によって、ステップS6では、CPU17にて被写体距離が算出される。そして、ステップS7にて、ピント合わせ部19により撮影レンズ2が制御されることによって、どのような被写体に対しても正確なピント合わせが可能となる。
【0045】
このように、3点の測距が可能なカメラでは、上述したステップS6までの処理動作を3点について行い、最も近い距離を選んでピント合わせを行うようにすればよい。
【0046】
図6は、第1の実施の形態に於けるストロボ発光部5の構成の一例を示したもので、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
【0047】
Xe管5bからの光がストロボの前方に照射されるように、Xe管5bの前面を除く方向に反射率37が設けられている。そして、このXe管5bの後方の反射傘37の一部には、スリット38が形成されている。このスリット38を通った光束は、更に後方に配置されるプリズム39内を2回反射して、可視光カットされたレンズ40にて集光され、被写体に投光される。
【0048】
このように、赤外光のみが補助光用に集光されて投光されるので、ストロボを利用しながら、写真の上にはこの集光されたパターンが写し込まれることはない。
【0049】
測距用センサは可視から赤外までの感度分布を有しており、Xe管5bの光は赤外成分が可視光と同じくらい含まれるので、補助光としては均一な可視光11とコントラストのある赤外光12が重なって、図6(b)に示されるように投射される。しかしながら、測距センサ10にとっては、図6(c)に示されるような光が入射した形となる。この赤外光12と可視光11のコントラストによって像が形成され、ローコントラストの被写体に対しても正しいピント合わせが可能となる。
【0050】
また、Xe管5bの長さに沿って長さ方向が確保されるので、図3に示されるように配置された複数の測距ポイントに対応した補助光となる。
【0051】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、ストロボの可視光成分は露出用に使いながら、赤外成分を特に測距用に利用して、ストロボの強烈な光を利用して、苦手な被写体のないピント合わせ、写真撮影を行うことができるカメラを提供することができる。
【0052】
次に、この発明の第2の実施の形態を説明する。
【0053】
図7は、この発明の第2の実施の形態を示すもので、光学系の断面図である。
尚、以下に述べる実施の形態に於いて、上述した第1の実施の形態と同じ部分には同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0054】
この第2の実施の形態は、一眼レフレックスカメラに適用された例であり、撮影レンズ2の合焦状態を検出するものである。
【0055】
撮影レンズ2の後方(図7に於いて右側)に、フィルム面に相当する面43が位置される。この面43は、予定結像面、フィルム等価面とも称される面を表している。そして、この面43の近傍に設けられたコンデンサレンズ44は、撮影レンズ2により結像される像を、マスク45を介して再結像レンズ46に導く機能を有している。
【0056】
この再結像レンズ46を介して結像された像は、センサアレイ47a、47b上に結像される。ここで、被写体像がフィルム面上に結像された場合(I)と、前ピン状態(F)、後ピン状態(B)では、センサアレイ47a、47bに結像する像の位置が変化することが、図中の実線、破線、一点鎖線で示した光路により明らかである。
【0057】
このようなセンサアレイ47a、47b上の像位置をモニタすることによって、撮影レンズ2を制御して、ピント合わせを行う。
【0058】
尚、図7では、光軸を一直線にして示したが、実際のカメラでは、図8に示されるように各レンズ等が配置されている。
【0059】
すなわち、撮影レンズ2を介して入射された撮影光束は、メインミラー50によって反射され、プリズム55及び接眼レンズ56を介してユーザ57が観察することができる。この光路の部分が、ファインダ光学系を形成している。
【0060】
また、メインミラー50が光路から退避すると、フィルム53上に像が結像されて撮影が行われる。
【0061】
上記メインミラー50はハーフミラーになっており、該メインミラー50を透過した光線は、サブミラー51を介して下方に反射される。ここで反射された光線は、更に第2のミラー52で反射され、上述したコンデンサレンズ44、マスク45、再結像レンズ46を介してセンサアレイ47a、47bに入射される。
【0062】
このセンサアレイ47a、47b上の像信号がA/D変換部22を介してCPU17で検出されることにより、上述した原理でピント位置が検出され、撮影レンズ2のピント合わせが可能となる。
【0063】
また、センサアレイからの像信号によっては、この発明の特徴たるストロボ発光部5による補助光投射が、CPU17によって制御される。
【0064】
尚、ストロボ発光部であるのXe管5bの前方には、赤外光のみを集光する光学系としてストロボ窓5aが設けられている。
【0065】
更に、センサアレイを3列用意すれば、図3のセンサアレイ14のように、画面内の3点が測距可能となる。
【0066】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ストロボの光のXe管の長さ方向に延びた光によって、画面内の複数のポイントに対してコントラストの高い有効な補助光が投射でき、苦手な被写体のない測距撮影が可能となる。
【0067】
また、集光されるのは赤外光のみなので、撮影された写真上には補助光の痕跡が残ることなく美しい写真を得ることができる。
【0068】
次に、この発明の第3の実施の形態を説明する。
【0069】
図9(a)は、回折型光学素子(Diffractive Optical Element:DOE)が適用されたストロボの構成の一例を示した図である。
【0070】
尚、この回折型光学素子については、「光学」22巻、第126〜130頁(小野雄三)等により紹介されている。また、SPIE、1354(1990年)の“Diffractive doublet correctedon-axis at two wavelengths (Michael W, Farn, Joseph W. Goodman) ”及び“The design of achromatized hybrid diffractive lens systems (Camina Londono, Peter P. Clark)”等に、撮像光学系に回折形光学素子を用いた例が提案されている。
【0071】
図9(a)に於いて、ストロボの発光管60と、集光作用をもつミラー面62の被写体側に、ストロボ窓63が配置されている。
【0072】
ストロボ窓63の物体側面64には、ストロボ発光管60とミラー面62からのストロボ光の内の、主に可視光を撮影範囲全体に投光するためのフレネルレンズが形成されている。このフレネルレンズは、従来のストロボ窓に配置されているものと同等であり、可視光及び赤外光に対してレンズ作用を有しているものである。
【0073】
一方、ストロボ窓63のストロボ発光管60側の面65には、主に赤外光に作用するように構成された回折型レンズが配置されている。
【0074】
この解析形レンズと上記フレネルレンズ102と合わせることにより、ストロボ発光管60とミラー面62からのストロボ光の内の、主に赤外光を、図2(b)に示される12や図3に示される14のように投光する作用を有する。
【0075】
図9(b)及び(c)は、図2(b)の12に示されるように投光する場合の回折格子の配置例を示したもので、(b)は正面図、(c)はストロボ発光管60側の面65の中心の部分を拡大した断面図である。
【0076】
図9(c)に示されるように、回折格子65は、キノフォームと称される鋸状の形状で構成するのが望ましい(特開平7−260677号公報参照)。この鋸状の山の高さはほぼ一定とし、その高さは、以下の式で求める。
【0077】
h=mλ/(n−1)
尚、mは正の整数であり、望ましくは、m=1とする。
【0078】
λは、この回折効率のピーク波長であり、700nm〜1300nmが良く、更には900nm〜1300nmが好ましい。nは上記波長λの時のストロボ窓の屈折率である。
【0079】
図10は、上記波長λ=1100nm、m=1の時の回折分光特性を示した図である。
【0080】
この図10は、各波長に於いてどの位の割合でこの回折格子からレンズ作用を受けるかを示したものである。この図から、可視光は面65で殆どレンズ作用を受けないことがわかる。
【0081】
図11は、図3の14に示されるように投光する場合の回折格子の配置の一例を示した図である。
【0082】
このように、第3の実施の形態によっても、上述した第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0083】
次に、図12を参照して、この発明の第4の実施の形態について説明する。
【0084】
図12(a)は、この第4の実施の形態に於けるカメラの構成を示したもので、コンパクトカメラの外観斜視図である。
【0085】
カメラ本体70の前面部には、撮影レンズ2、ファインダ対物窓3、測距用のレンズ4及びストロボ窓5a等が設けられている。また、カメラ本体70の前面部には、パワースイッチを兼用するバリア70aが、摺動自在に設けられている。更に、測距用レンズ4と共に基線長方向に配置されたストロボ窓5aに隣接して、可視光カットフィルタ付レンズ71が設けられている。
【0086】
カメラ本体1の上面部には、レリーズスイッチ6や表示用LCDで構成される表示部7が配置されている。
【0087】
図12(b)は、図12(a)のカメラを、ファインダ対物窓3、測距用レンズ4、ストロボ窓5a及び可視光カットフィルタ付レンズ71を含む水平面で切断した断面図である。
【0088】
上記可視光カットフィルタ付レンズ71は、赤外光を通過させ、可視光を透過させる染料が混ぜ合わされたプリズム形状のモールド部品により構成される。そして、この可視光カットフィルタ付レンズ71は、キセノン放電管5b端部から照射される光を、基線長と直交する方向に集光する機能と、その光線の方向を変更する機能とを有している。
【0089】
これにより、ストロボの反射傘37から投射された露出補助用の赤外光と可視光とから成る均一な光11に対して、コントラストの高い赤外成分72が重ねられることとなる。このコントラストの高い赤外光は、人間の眼には見えず、写真にも撮影されない。しかしながら、シリコンフォトダイオードから成るセンサアレイ10a及び10bには感応されて電気信号に変換される。したがって、このコントラストが用いられることにより、ローコントラストの被写体に対しても正しい測距が可能となる。
【0090】
ローコントラストの被写体にストロボ光が投射されると、一対の受光レンズ4a及び4bを介して、この赤外光のコントラスト72a及び72bは、図示されるように、各センサアレイ10a及び10bに入射する。したがって、上記コントラスト部分の位置差を求めることによって、三角測距の原理に基いた測距を行うことができる。
【0091】
以上のように、第4の実施の形態によれば、コントラストの低い被写体にも赤外光のコントラストを照射して、正しい測距を可能とすることができる。
【0092】
このコントラストは、特別な発光素子を必要とせず、ストロボ発光部に隣接して設けられた小さなプリズム状の光学系によって形成されるので、低コストで、且つ小さなスペースにて構成することができる。
【0093】
また、露出やプリント上には、赤外光は何ら影響しないので、従来どおりの写真撮影を行うことができる。
【0094】
更に、ストロボ発光部は、近年のカメラにはほとんど内蔵されているので、大きなコストアップをすることなく、ローコントラストに強い測距装置を提供することができる。
【0095】
図13は、この発明の第5の実施の形態を示した図である。この第5の実施の形態は、上述した第4の実施の形態とは逆に、赤外光を通さない光学系を利用して赤外光コントラストを得るためのものである。
【0096】
図13(a)は、ストロボ発光部及びその周辺部を示した断面図である。
【0097】
同図に於いて、ストロボ投光部窓に赤外カット機能、可視光透過機能を有するマルチコートのフィルタ74が、ストロボ窓5aの前面にシリンドリカルレンズ状に形成される。これにより、ストロボ光の赤外成分75が不均一に照射される。そして、このコントラストによって測距を行うことらわれ、上述した第4の実施の形態と同等の効果を得ようとしている。
【0098】
この第5の実施の形態では、可視光11はカットされないので、図示のように均一となる。そして、ストロボ光をローコントラスト被写体に投射したときに、センサアレイ10a上には、図13(b)に示されるようなパターン(赤外+可視光)11aが形成される。これによって、三角測距が可能となる。
【0099】
以上述べた実施の形態では、受光側は、いわゆる外光式のパッシブ三角測距方式について説明した。しかしながら、これに限られずに、図14に示されるように、デジタルカメラのコントラスト式のAFにも応用が可能である。
【0100】
図14(a)は、このようなデジタルカメラの構成を示した図である。
【0101】
このしたがってカメラの制御を司るCPU17には、撮像素子78と、ピント合わせ部19を介して撮影レンズ2が接続されると共に、ストロボ発光部5を介してキセノン放電管5bが接続される。
【0102】
上記ストロボ発光部5は、上述した実施の形態のような赤外光のみパターン照射できるものが想定される。
【0103】
このような構成に於いて、ローコントラストの被写体79を撮影する際には、ここに投射された赤外光パターン80が、撮影レンズ2を介して撮像素子78上に像パターン80aとして形成される。したがって、撮影レンズ2のピントがCPU17によってピント合わせ部19を介して制御されながら、撮像素子78上に形成された像の鮮明度が検出される。そして、最もコントラストの高い結果が得られた箇所にピント合わせを行うのが、この方式のAFである。
【0104】
このとき、撮像素子78上には、図14(b)に示されるように、赤外光のみを検知するセンサIRが、所定箇所に配置される。この撮像素子78上には、図14(c)に示されるように、一般に所定感度を有したR、G、Bのフィルタが搭載されているが、この例では、IRフィルタも追加して搭載されている。
【0105】
尚、画像再生時は、このIR画素は、隣接する画素で補間する等、赤外像を再生しないように工夫するのは言うまでもない。
【0106】
以上説明したように、こうした構成によれば、デジタルカメラに於いても、従来、測距が困難であったローコントラストのシーンであっても、コントラスト方式のAFで正しくピント合わせをすることができる。
【0107】
尚、この発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0108】
(1) 測距光学系と、
上記測距光学系を介して被写体像を検出し、一対の像信号を出力する一対のセンサアレイと、
放電発光管を発光させることによってストロボ光を照射するストロボ手段と、
上記センサアレイの長手方向に直交するように、上記ストロボ光の一部の光を集光して投光する投光手段と、
上記被写体に上記ストロボ光を照射した際の上記一対のセンサアレイの出力に基づいて、撮影レンズのピント合わせを行うピント合わせ手段と、
を具備することを特徴とするカメラ。
【0109】
(2) 上記投光手段で集光されるストロボ光の一部の光は、赤外光であることを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0110】
(3) 上記一対のセンサアレイは、上記ストロボ光を集光する方向に略一致した方向に並べられていることを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0111】
(4) 上記ストロボ光の一部は、ストロボ反射傘に隣接して設けられた可視光カットフィルタ付の光学系により、上記被写体上に照射されることを特徴とする上記(2)に記載のカメラ。
【0112】
(5) 上記センサアレイは、電子カメラの撮像素子の一部分によって構成されたことを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0113】
(6) 測距光学系と、
上記測距光学系を介して被写体の像を検出し、一対の像信号を出力するセンサアレイと、
放電発光管を有し、該放電発光管を発光させることによってストロボ光を照射するストロボ手段と、
上記被写体に上記ストロボ光を照射した際の上記センサアレイの出力に基いて、撮影レンズのピント合わせを行うピント合わせ手段と、
を備えるカメラに於いて、
上記被写体上に照射されたストロボ光の赤外成分はパターン状とし、上記被写体上に照射されたストロボ光の可視光成分は均一照射とする光学手段を具備することを特徴とするカメラ。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば追加の補助光源を必要とせず、ほとんどのカメラが内蔵しているストロボを利用することによって、暗い所でもローコントラストの被写体でも、高精度でピント合わせを行うことが可能なカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るコンパクトカメラの主要部の電気系を示したブロック構成図である。
【図2】この発明のカメラの第1の実施の形態の構成を示したもので、(a)はコンパクトカメラの外観斜視図、(b)は(a)のストロボ部と測距レンズとの関係を示した図である。
【図3】センサアレイを三対設けた理由を説明するための図である。
【図4】カメラの測距時にCPU17により行われる制御動作を説明するフローチャートである。
【図5】像検出のためのセンサ出力の光電流積分部の詳細を示した図である。
【図6】第1の実施の形態に於けるストロボ発光部5の構成の一例を示したもので、(a)は断面図、(b)は斜視図、(c)は測距センサ10に入射される光の例を示した図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態を示すもので、光学系の断面図である。
【図8】第2の実施の形態に於いて実際のカメラに於けるレンズ配置の例を示した図である。
【図9】(a)は、回折型光学素子が適用されたストロボの構成の一例を示した図、(b)及び(c)は、図2(b)の12に示されるように投光する場合の回折格子の配置例を示したもので、(b)は正面図、(c)はストロボ発光管60側の面65の中心の部分を拡大した断面図である。
【図10】図9(c)に示されるキノフォームと称される鋸状の形状で構成された回折格子65の鋸状の山の高さhを求める式h=mλ/(n−1)に於いて、回折効率のピーク波長λ=1100nm、m=1の時の回折分光特性を示した図である。
【図11】図3の14に示されるように投光する場合の回折格子の配置の一例を示した図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態について説明するもので、(a)は第4の実施の形態に於けるコンパクトカメラの外観斜視図、(b)は(a)のカメラをファインダ対物窓3、測距用レンズ4、ストロボ窓5a及び可視光カットフィルタ付レンズ71を含む水平面で切断した断面図である。
【図13】この発明の第5の実施の形態を示したもので、(a)はストロボ発光部及びその周辺部を示した断面図、(b)は第5の実施の形態によるストロボ光のパターンを示した図である。
【図14】(a)はデジタルカメラのコントラスト式AFを説明するブロック図、(b)は(a)の撮像素子78上に配置されたセンサIRの例を示した図、(c)は撮像素子78上に搭載されるフィルタの感度特性を示した図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体、
2 撮影レンズ、
3 ファインダ対物窓、
4a、4b 受光レンズ、
5 ストロボ発光部、
5a ストロボ窓、
5b キセノン放電管(Xe管)、
6 レリーズスイッチ、
7 表示部、
10a、10b センサアレイ、
11 可視光、
12 赤外光、
14C、14L、14R 被写体検出域、
17 CPU、
18 シャッタ部、
19 ピント合わせ部、
20 EEPROM、
21 測距装置、
22 A/D変換部、
23 定常光除去回路、
25 被写体。

Claims (1)

  1. 測距光学系と、
    上記測距光学系を介して被写体の像を検出し、一対の像信号を出力するセンサアレイと、
    放電発光管を有し、該放電発光管を発光させることによってストロボ光を照射するストロボ手段と、
    上記被写体に上記ストロボ光を照射した際の上記センサアレイの出力に基いて、撮影レンズのピント合わせを行うピント合わせ手段と、
    を備えるカメラに於いて、
    上記ストロボ手段は、パターン状の赤外成分と均一照射の可視光成分とを有するストロボ光を上記被写体上に照射することを特徴とするカメラ。
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