JP4589929B2 - 格子流下液膜脱揮塔 - Google Patents

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Description

本発明は、重力駆動流下膜脱揮塔に関し、特に膜表面が連続して再生される高比表面積を有する格子流下膜脱揮塔に関する。
は、化学産業において、液相から気相へ発性物質を転送するための重要な工程である。脱の効率を改善する主たる方法は以下の通りである。
1.脱システムの温度を上げる。
2.気相における発分の分圧を下げる。
3.気相、液相間のインタフェースを増大する。
4.インタフェースを頻繁に再生する。
システムの温度は、工程条件により制約される。すなわち、脱装置の動作圧を制御するか、または不活性ガスをキャリアとして採用することにより、気相内の発分の分圧を低減してもよい。一方、気液インタフェースの拡大およびインタフェースの再生は、主として脱揮塔の構造に依存する。
現在、産業上の動作において様々な種類の脱装置がある。特に、管内流下膜脱装置や流下液柱(液滴)脱装置は、かなり大きな気液インタフェースも提供できるが、これらはほとんど再生されず、滞留時間は制御不可能であり、不十分な滞留時間のため、脱効率も悪影響を受ける可能性がある。
単一/二重軸および多重ディスク(メッシュ)攪拌器を有する水平脱装置は、ある程度まで効果的にインタフェースを再生し、液面を調整することによって滞留時間を制御することができるが、この構造は、必要以上に複雑であり、製作および動作のコストが高い。膜被覆面積を保証するために、このような脱装置の底部には、十分な深さの液層を維持しなければならない。その場合、静水は、脱効率に悪影響を与えることになる。
中華人民共和国特許第ZL97121654.1号明細書
本発明の目的は、気液インタフェースが大きく、膜再生が効果的であり、すべての材料が薄膜状態であり、構造が簡単で、しかも製作および動作コストがあまりかからない新規な格子流下膜脱揮塔を提供することである。
本発明の新規な格子流下膜脱揮塔は、本発明者による先行の中国特許第ZL97121654.1号「ポリエステル用格子平板型重縮合塔」をさらに変更して開発したものであるが、元の重縮合塔とは明らかに異なる構造を呈し、より広い範囲の粘度および流量の膜被覆面積を保証し、より安定した性能およびより広い範囲の応用を特徴とする。これは、新たな脱揮塔が製造されたものと考えられる。
本発明による新規な格子流下膜脱揮塔は、塔ハウジング(1)と、液体分配器(2)と、塔芯(3)とを備える。前記塔ハウジングは、一般に円筒形であるが、低圧で応用する場合には、正方形または長方形の断面を有することも可能である。これは、脱動作の工程要件として、望ましい温度および圧力環境を提供する機能を果たす。
塔ハウジングは、フランジを介して接続された上部カバー(1−1)と、塔本体(1−2)と、塔底部(1−3)とを備えるか、または塔本体および塔底部は、一体部分として製作することが可能である。前記上部カバーは、供給口aと、排気口cとを備える。前記塔底部は、材料排出口bを備える。
上部カバーと、塔本体と、塔底部とは、断熱ジャケットまたは外部コイルで被覆され、少なくとも1対の熱媒入り口dと出口eとをそれぞれ備える。しかも、上記ノズルの他に、様々な器具または他の必要な接続部を取り付けることも可能である。
前記液体分配器は、上部カバーの下方または塔本体の上部内で、しかも供給口と接続して配置され、第1の格子トレー上で均等に塔内に供給される材料を分配する機能を果たす。
上記塔芯は、一般に正方形断面を有するが、同様に長方形または他の形状であってもよく、支柱(3−1)と、多重格子トレー(3−2)とから構成される。塔芯は、大きな膜表面を材料から形成し、その膜表面を連続して再生する機能を果たす。前記塔芯は、一般にL形鋼、または他の鋼形状から構成され、塔芯の正方形または長方形断面の角部に立設された4個の支柱を備えてもよい。
支柱(3−1)の上部に設けられたハンガー(3−1−1)は、塔本体(1−2)の上部に固定された支持ブラケット(1−2−1)に搭載され、ボルトで固定されており、塔芯は、塔ハウジング内に簡単に取り外しできるように実装されている。支柱(3−1)の低部には、位置決めブロック(3−1−2)が設けられており、塔ハウジングの低部には整合ストッパ(1−2−2)が設けられており、温度変化につれて金属材料が伸縮することにより塔ハウジング内の塔芯を上下に摺動させながら、塔芯の底部の揺動を制限する。
塔芯の前記格子トレーの数は、工程要件につき望ましい膜再生の回数に依存し、一般に2ないし500であり、好ましくは5ないし200である。各格子トレーは、一対のビーム(3−2−1)と、複数個(少なくとも2個)の格子バー(3−2−2)と、対応する案内部材(3−2−3)とを備える。
格子トレー内の支柱、ビーム、格子バーおよび案内部材の一般的ユニット構造を、図2に示す。前記ビームは、格子トレーの対向する側面に配置され、この格子トレー上のビームは、同一水平面に配置され、溶接またはボルトで支柱に固定されている。2個の隣接する格子トレー内のビームは、平行に、または90度で交差して配置されている。
層間隔と呼ばれる、隣接する格子トレの水平高さの差は、通常、20ないし500mm、好ましくは40ないし250mmの範囲であり、それぞれの隣接する格子トレー間の層間隔は、等しくてもよいし、等しくなくてもよい。各格子トレー内の格子バーの数は、脱システムの流量および粘度ならびに塔の寸法に依存し、格子バーはビームに垂直である。
各格子トレーは、水平および平行に配置された単一、二重、または多重段の格子バーを備えてもよい。格子バーは、三角形または薄い金属片を曲げることによって形成できる逆V字型の断面を有することも可能であり、また円形もしくは菱形の管を採用してもよく、他の断面形状であってもよい。最外部の格子バーは、傾斜面または大きい垂直面を呈する屈曲片(3−2−2’)として形成され、格子トレー内の液面を維持するためのバッフルとなる。格子バーは、溶接または穴あきビームへの挿入により、ビーム上に固定される。
前記格子バーの幅および高さは、その剛性に依存し、格子バーの可撓性が許容範囲を超えないように保証するために、格子バーが長くなればなるほど、格子バーの幅および高さ(主として高さ)も増大させるべきである。格子間隙と呼ばれる2個の隣接する格子バー間の間隙幅は、脱効率を決定する重大な要因の一つであり、粘度、表面張力、材料中の発分の濃度、流量、動作圧等のパラメータを考慮して計算することによって、または実験によって決定されるべきものである。
高粘度、高流量の環境では、格子バーは、格子トレー内で少なくとも2段に配置して、処理能力を改善することが可能である。その間、上段および下段の格子バーの幅は、等しくてもよいし、異なってもよい。材料中の粘度または気体分が前記脱装置内で大きく変化した場合、各段の格子バーの幅および数、またはそのいずれかは、間隙の幅を変化させるように上部から底部にかけて徐々に調節するべきである。
前記案内部材は、案内ワイヤーメッシュ(3−2−3−1)と、案内ワイヤーメッシュを固定するためのクランプ(3−2−3−2)とから構成される。案内ワイヤーメッシュは、金属ワイヤ、織物金属ワイヤ、金属薄板、穴あき金属薄板、または金属薄板を切断し伸張して形成することが可能な菱形開口を呈するエキスパンデッドメタルメッシュであってもよい。
前記脱揮塔内で加熱もしくは放熱が望ましい場合、案内ワイヤーメッシュは図3に示すように、対面式に2枚の波形薄板を接合し、これらを突き合わせ溶接で固定して形成された管アレイを採用することも可能であり、また加熱または冷却媒体をそこに導入することも可能である。案内ワイヤーメッシュは、より低い動作温度で、プラスチック等の非金属材料で構成することも可能である。
案内部材は、2個の隣接する格子バー間で、その格子バーに平行に配置され、対応するクランプがビームと溶接されるか、または穴開きビームに挿入されてそれらを固定する。最外部のクランプ(3−2−3−2’)は、他のものよりも高く引き伸ばされ、格子トレー内に液面を維持するためのバッフルとなる。もしくは、案内ワイヤーメッシュは、クランプのない状態で、格子バーの下に直接固定できる。
動作の柔軟性をさらに増大するために、本発明は、オーバフロー膜形成機構を提供し、ここではクランプが格子バーの両側に配置されて格子漏斗を構成し、オーバフロー堰としての働きをする。液体の流量または粘度が低い場合、液面はクランプの上端よりも低く、材料は、格子バーとクランプとの間の間隙を介して流れ落ち、案内ワイヤーメッシュに沿って膜を生成するのみである。
流量または粘度が増大すると、材料の一部がクランプから溢れ出し、クランプの外側に沿って流れ落ち、材料が格子バーとクランプとの間隙を通過する状態で集中して、案内ワイヤーメッシュに沿って膜を生成する。この構成において、前記脱揮塔は、より広い範囲の流量および粘度に適合可能であり、より高い動作柔軟性が達成される。
各格子トレーでは、材料は重力で格子間隙を通過し、案内部材に沿って膜を生成し、それによって高度の脱インタフェースが得られる。
インタフェースを再生するために、2個の隣接する格子トレーを以下の構成で配置することも可能である。
A. 格子トレーを平面視で同一方向に配置して、上段および下段の格子バーを膜間隔または漏斗間隔の半分だけ互い違いに配列する。
1.各格子トレー内の格子バーは、図4に示すように、一段で同一方向に配置する。
2.各格子トレー内の格子バーは、図5に示すように、二段で同一方向に配置する。
3.格子トレーが同一方向に配置されるオーバフロー膜形成機構に対しては、以下のようなさらなる3つの構造がある。
1)各格子トレー内の格子バーは、図6に示すように、二段で配置され、格子漏斗は下段に配置され、上段の格子バーの幅は、その下の2個の格子漏斗間の間隔以上である。
2)図7に示すように、上部格子バーの段を除去するとともに、格子漏斗と格子漏斗との間隔、1つの格子漏斗の幅よりも小さくする
3)上部格子バーの段を除去するとともに、隣接する格子漏斗の案内ワイヤーメッシュの低部、図8に示すように互いに傾斜させる。
B. 隣接する格子トレーは、交差するように配置する。
1.図9に示すように、各格子トレー内の格子バーは一段で配置し、隣接する格子トレー内の格子バーは、交差するように配置する。
2.図10に示すように、各格子トレー内の格子バーは二段で配置し、隣接する格子トレー内の格子バーは、交差するように配置する。
3.隣接する格子トレーが交差するように配置されるオーバフロー膜形成機構に対しては、図11に示すように、各格子トレー内の格子バーは二段で配置され、上段の格子バーの幅は、その下の2個の格子漏斗の間隔以上である。
C. 構成AおよびBの混成
本発明によって提供された脱揮塔は、以下のように動作する。
材料が、塔の上部の供給口aを介して塔内に供給され、液体分配器を介して均一に第1の格子トレーに流下し、その後、格子バーの間隙を通過して案内ワイヤーメッシュに沿って膜を生成する。その膜は、第2の格子トレー内の格子バーによって調節され、材料が第2の格子トレー内の、格子間隙(2個の隣接する格子バー間の間隙幅)を通過して第2の格子トレーにおける案内ワイヤーメッシュに沿って膜を生成する。材料が、最も低い格子トレー内の格子間隙を通過して塔底部まで流下し、その後、材料排出口bを介して塔から出るまで、再度、第3の格子トレー内の格子バーによって膜が調節され、材料が第3の格子トレー内の格子間隙を通過して、案内ワイヤーメッシュに沿って膜を生成する。
工程中に膜表面から逃げた気体は、液膜間の狭い空間を通過し、塔ハウジング(1)と塔芯(3)との間の弧状領域を通って上昇し、塔の上部に集まり、その後、排気口cを介して塔から出る。
各格子トレー内の膜表面は、以下のように再生される。
1.構成A
格子トレーの案内ワイヤーメッシュに沿って下る液膜は、下方の格子トレーの格子バーの角点でまっすぐに落ちるため、2個の半体に分割される。その後、2個の近隣の膜から成る2個の隣接する半体はそれぞれ、その間の格子間隙に集中し、その後、格子間隙を通過して案内ワイヤーメッシュに沿って膜を生成する。上記分割および集中工程の間、2個の隣接する膜の2個の対面する表面層が下方の膜の中心部に設けられ、一方、膜の中心部は、2個の隣接する下方の膜の表面層として現れ、膜表面が再生される。
2.構成B
格子トレー内の液膜は、隣接する格子トレー内の液膜に対して垂直であるため、材料は、長さおよび幅を介して適当に混合され、膜表面が再生される。
本発明の格子流下膜脱揮塔は、粘度が0.2mPa・sないし2000Pa・sの液体の脱に適用可能であり、石油化学、特に化学製品、薬物および食品産業等の広い範囲の応用にも採用することができる。従来の脱揮塔と比較すると、本発明の脱揮塔には以下の利点がある。
1.脱インタフェースが大きく、材料の単位体積あたりの脱面積がより広い。
2.インタフェースが十分に再生される。
3.動作の柔軟性がより優れており、脱効率がより高い。
4.様々な応用が可能であり、粘度が0.2mPa・sないし2000Pa・sの材料の脱に使用できる。
5.デッドゾーンや軸方向のバックミキシングは存在しない。
6.全ての材料が薄膜形状であるため、静水の脱効率への悪影響がなくなる
7.構造が簡単であり、メンテナンスが容易であり、製作および動作コストがあまりかからない。
以下の実施例は、本発明をさらに例示するためのものであるが、本発明の請求の範囲は以下の実施例に限定されない。
実施例1: 高粘度ポリエステルのための最終的重縮合塔
塔は、直径1600mm、高さ8000mmである。塔芯の大きさは、1000mmx 1000mm x 6000mmであり、オーバフロー膜形成方法で交差するように配置された80層の格子トレーを備える。最上部の2個の格子トレーの層間隔は、15mmであり、最底部の格子トレーの層間隔は、37.5mmである。塔に導入されたプレポリマーは、固有粘度0.3、温度285度、流量2,500kg/時である。塔内の圧力は、100Paである。塔から出るポリマーの固有粘度は、0.85まで増大する。
実施例2: エチレン酸化物の水溶液からのCO 2 の脱揮
CO2の脱は、装置の腐食を防止するために、エチレン酸化物の水和反応の前に実施するべきである。
塔は、直径100mm、高さ7500mmである。塔芯の大きさは、620mm x 620mm x 5000mm であり、上記構成Cのように混成方式で配置された80層の格子トレーを備える。層間隔は、8mmである。2%のCO2を含有するエチレン酸化物の溶液を、塔内に送られ、温度は40度であり、流量は60,000kg/時である。塔内の圧力は、0.135MPaである。塔から出るエチレン酸化物の溶液内のCO2は、完全に除去される。
図1は、格子流下膜脱揮塔の構造を示す断面図である。 図2は、格子トレー内の支柱、ビーム、格子バー、案内部材のユニット構造を示す略図である。 図3は、管アレイの形状の案内ワイヤーメッシュの略図である。 図4は、格子トレーが同一方向に配置され、各格子トレー内の格子バーが一段で配置された各格子トレーにおける格子バーの構造を示す略図である。 図5は、格子トレーが同一方向に配置され、各格子トレー内の格子バーが二段で配置された各格子トレーにおける格子バーの構造を示す略図である。 図6は、オーバフロー膜形成機構の構造を示す略図であり、各格子トレーにおける格子バーは二段に配置されており、格子漏斗は低い方の段に配置され、隣接する2個の格子トレーは、同一方向に配置されている。 図7は、オーバフロー膜形成機構の構造を示す略図であり、各格子トレーの格子バーは一段に配置されており、隣接する2個の格子トレーは、同一方向に配置されている。 図8は、オーバフロー膜形成機構の構造を示す略図であり、各格子トレーにおける格子バーは一段に配置されており、隣接する格子トレーは、同一方向に配置されており、隣接する格子漏斗における案内ワイヤーメッシュの低い方の部分は、互いに傾斜している。 図9は、格子バーが一段に配置された各格子トレーと、交差するように配置された隣接する格子トレーの格子バーの構造を示す略図である。 図10は、格子バーが二段に配置された各格子トレーと、交差するように配置された隣接する格子トレーの格子バーの構造を示す略図である。 図11は、隣接する格子トレーにおける格子バーが交差するように配置されオーバフロー膜形成機構の構造を示す略図である。

Claims (10)

  1. 塔ハウジング(1)と、液分配器(2)と、塔芯(3)とを備える格子流下膜脱揮塔において、
    前記塔ハウジングは、円形、正方形または長方形の断面を有し、前記塔芯は、支柱(3−1)と、多数の格子トレー(3−2)とを備え、4個の支柱は、正方形または長方形の断面を有する塔芯の4個の角部それぞれ立設され、塔ハウジング内には、1個または平行に複数個の塔芯が配置されており、格子トレーの数は2ないし500であり、2個の隣接する格子トレーの層間隔は、20ないし500mmであり、各格子トレーは、一対のビーム(3−2−1)と、複数個の格子バー(3−2−2)と、対応する案内部材(3−2−3)とを備え、前記ビームは、同じ高さの水平面において格子トレーの対向する側面に配置されて支柱に固定され、前記格子バーは、前記ビームに垂直に固定され、一段、二段または多段で平行に配置されており、前記格子バーの断面は、三角形、薄い金属片を曲げて形成した逆V字型、円形または菱形であり、前記案内部材は、案内ワイヤーメッシュ(3−2−3−1)と、案内ワイヤーメッシュを固定するためのクランプ(3−2−3−2)とを備え、2個の隣接する格子バーの間の格子間隙で、前記格子バーに平行に配置されており、対応するクランプは、前記ビームに固定され、格子トレー内の最外部の格子バーは、傾斜面または大きい垂直面を呈する屈曲片(3−2−2’)として形成され、それらは、格子トレー内の液面を維持するためのバッフルとしての働きをするか、または前記格子トレー内の最外部の案内部材のクランプが、他のものよりも高く延長され、格子トレー内の液面を維持するためのバッフルとしての働きをすることを特徴とする格子流下膜脱揮塔
  2. 支柱(3−1)の上部にはハンガー(3−1−1)が設けられており、塔本体(1−2)の上部には支持ブラケット(1−2−1)が設けられており、前記ハンガーは、前記支持ブラケットに搭載されてボルトで固定され、その結果、前記塔芯(3)が前記塔ハウジング内に搭載され、前記支柱の低部には位置決めブロック(3−1−2)が設けられ、前記塔芯の底部の揺動を制限するために前記塔本体の低部には、整合ストッパ(1−2−2)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の格子流下膜脱揮塔
  3. 前記多数の格子トレー(3−2)の数は5ないし200であり、2個の隣接する格子トレーの層間隔は、40ないし250mmであることを特徴とする請求項1に記載の格子流下膜脱揮塔
  4. 前記2個の隣接する格子トレーにおける格子バーは、以下の態様で配置される、すなわちa)平面視で同一方向に配置されるが、上段および下段の格子バーが、膜間隔の半分だけ互い違いに配列される、b)平面視で上段および下段の格子バーが90度で交差する、c)a)とb)の態様の混成であることを特徴とする請求項1に記載の格子流下膜脱揮塔
  5. 前記案内ワイヤーメッシュは、金属ワイヤ、織物金属ワイヤ、金属薄板、穴あき金属薄板、エキスパンデッドメタルメッシュ、管アレイまたは非金属メッシュであり、前記案内ワイヤーメッシュは、格子の下方で直接固定してクランプを除去することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の格子流下膜脱揮塔
  6. 前記管アレイは、2個の波形薄板を対面式に接合して、それらを突き合わせ溶接で固定し、そこに加熱または冷却媒体を導入することによって形成されることを特徴とする請求項5に記載の格子流下膜脱揮塔
  7. 前記クランプが格子バーの両側に配置されて格子漏斗を構成し、前記クランプがオーバフロー堰としての働きをする、オーバフロー膜形成機構を採用することを特徴とする請求項1に記載の格子流下膜脱揮塔
  8. 2個の近隣の格子漏斗にそれぞれ属する2個の隣接するクランプの上方に格子バーが配置され、前記格子バーの幅が、その下の2個のクランプの間隔以上であり、2個の隣接する格子トレーにおける前記格子漏斗(または格子バー)は90度で交差するか、または同一方向に配置され、一方、前記格子漏斗(または格子バー)がその間隔の半分だけ互い違いに配列されることを特徴とする請求項7に記載の格子流下膜脱揮塔
  9. 前記2個の隣接する格子トレー内の格子漏斗が、平面視で同一方向に配置されるが、格子漏斗の間隔の半分だけ互い違いに配列され、2個の近隣の格子漏斗に属する2個の隣接するクランプの間隔が、その格子漏斗の2個のクランプの間隔より小さいか、または2個の近隣の格子漏斗に属する2個の隣接する案内ワイヤーメッシュの低部が互いに傾斜することを特徴とする請求項7に記載の格子流下膜脱揮塔
  10. 前記格子トレーにおける格子バーは、前記格子トレー内の格子間隙の幅が上から下に向かって徐々に増大するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の格子流下膜脱揮塔
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