JP4585572B2 - 両手操作スイッチ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、両手を所定の待避位置に置かない限り操作不能として、危険部位に作業者が手を挿入した状態でプレス機械等が作動する危険を回避できるようにした両手操作スイッチ装置に関する。
両手を所定の待避位置に置かない限り操作不能として、危険部位に作業者が手を挿入した状態でプレス機械等が作動する危険を回避できるようにした両手操作スイッチ装置は、従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えばプレス機械に適用される場合、左手待避位置と右手待避位置とは、プレス機械のワーク挿入口の手前に左右適当な距離を隔てて設定される。こうして設定された左手待避位置及び右手待避位置のそれぞれには、かなり大型の押しボタンを有する押しボタンスイッチが配置される。それらの押しボタンスイッチが同時に押されているときに限り、両手操作スイッチ装置からは所定の出力信号が出力される。この出力信号は、プレス機械の側におけるプレス工程の起動条件、プレス工程の起動タイミングの制御等に利用される。
左側の押しボタンスイッチと右側の押しボタンスイッチとは、それらのスイッチが片手では同時に押せないように、十分な距離を隔てて配置されている。しかも、それらの押しボタンスイッチの復帰バネとしては、かなり強力なバネが使用されている。
そのため、両手操作スイッチ装置を作動させてプレス作業を行うためには、作業者の左手及び右手のそれぞれを左の押しボタン及び右の押しボタンの上にそれぞれ載せ、さらに、それらの押しボタンを同時に強く押し下げることが必要となる。その結果、プレス機械の危険部位に片手を挿入したままの状態でプレス機械のプレス工程が起動する危険が回避される。
なお、感応式プレス起動装置において、作業者の手首に装着された発信器から送出されたIDコードを用いて、遮光による起動条件を作業者毎に制御することは、従来より知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−212597号公報 特開平10−180495号公報
しかしながら、上述の両手操作スイッチ装置は、復帰用バネとしてかなり強力なバネを使用した押しボタンスイッチが採用されていたため、1スイッチ操作あたりの作業負荷が大きく、繰り返し作業により作業者に疲労を強いる結果、押しボタンスイッチの一方を押圧状態のまま粘着テープで固定することで、他方の押しボタンスイッチの片手操作だけで作業可能とする等の安易な不正操作を招きやすいと言う問題点がある。
また、従来の両手操作スイッチ装置は、両押しボタンスイッチが同時に押圧操作されさえすれば、直ちに、正常な出力信号を生成出力するため、二人の作業者が片手ずつで押圧操作したり、長い棒の先端で押圧操作したり、後ろ向きになって右手と左手とを替えて押圧操作すると言った不正操作乃至悪ふざけを見抜くことができないと言う問題点がある。
さらに、従来の両手操作スイッチ装置を採用したプレス機械等において、作業者認証システムや作業者記録システム等を導入しようとすると、各個人が所持するIDカード等から取得したIDに基づいて、プレス機械全体の運転者(電源投入者等)を特定することはできるものの、実際に最も危険なプレス作業それ自体に関与した作業者を特定することは極めて困難であると言う問題点がある。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、1スイッチ操作あたりの作業負荷が軽く、繰り返し操作によっても作業者を疲労させることが少ない両手操作スイッチ装置を提供することにある。
この発明の他の目的とするところは、作業者自身の両手を使用した正常操作以外の不正操作では作動しないようにした信頼性の高い両手操作スイッチ装置を提供することにある。
この発明の他の目的とするところは、両手操作スイッチ装置それ自体の操作者を確実に特定することが可能な両手操作スイッチ装置を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
本発明の両手操作スイッチ装置は、作業者の左手の所定位置に装着される第1のRFIDタグと、作業者の右手の所定位置に装着される第2のRFIDタグと、作業者の左手が所定の左手待避位置にあるときに限り、作業者の左手の所定位置に装着された第1のRFIDタグと交信可能となるように配置された左手用RFアンテナと、作業者の右手が所定の右手待避位置にあるときに限り、作業者の右手の所定位置に装着された第2のRFIDタグと交信可能となるように配置された右手用RFアンテナと、左手用RFアンテナからの受信信号と右手用RFアンテナからの受信信号とに基づいて出力信号を生成する出力信号生成手段とを具備するものである。
このような構成によれば、作業者が左右の手のそれぞれを左右の待避位置に移動させれば、第1及び第2のRFIDタグと左手用及び右手用のRFアンテナとの間でひとりでに交信が行われ、それらの交信を介して出力信号が生成される。
そのため、この両手操作スイッチ装置によれば、左右の手のそれぞれを左右の待避位置に移動させるだけで、所定の出力信号を発生させることができるから、従前の押しボタンスイッチを利用する両手操作スイッチ装置に比べて、1操作あたりの操作負荷が軽くなり、長時間の繰り返し作業に際しても、作業員を過度に疲労させることがないと言う利点がある。
しかも、RFIDタグとRFアンテナとの交信可能距離は、送受信電力、送受信周波数帯、アンテナの指向性等を適宜に設定することで、左右の手の待避位置周辺の狭い範囲に限定することができるため、操作手段の構成を押しボタンスイッチから電波送受信器に変更したとしても、それにより両手拘束作用に支障を来たしたり、瞬時応答性を低下させることもない。
すなわち、作業者は両手をきっちりと所定の待避位置に置かない限り、両手操作スイッチ装置を作動させることができないから、スイッチの操作を介して作業者の手を所定の待避位置に拘束することで、危険源から作業者の手を確実に保護することができる。
また、作業者の両手が所定の待避位置に正確に置かれない限り、タグとアンテナとの間の交信は開始されない一方、作業者の手が所定の待避位置から僅かでも離れたり或いはアンテナの指向性領域から外れれば、タグとアンテナとの間の交信は直ちに途絶えるから、両手の僅かの動きで出力信号の態様をコントロールすることもできる。
加えて、タグには様々な管理用データが格納可能である一方、アンテナとの間の交信に際しては、それらの管理用データはスイッチ装置側に任意に読み出しが可能であるから、本発明装置によれば、単にスイッチ装置としての機能のみならず、RFIDタグの読み取り装置としての機能も果たすこととなる。
これを利用すれば、両手操作スイッチ装置の操作と読み取りデータとを対応づけることにより、危険機械(プレス機械等)の作業を実際に担当した者と関連づけて様々なデータを蓄積し、これを適宜に利用することもできる。
本発明装置の好ましい実施の形態においては、出力信号生成手段は、左手用RFアンテナからの受信信号と右手用RFアンテナからの受信信号とが同時に存在する状態では第1の論理値となり、それ以外の状態では第2の論理値となる状態対応形式の出力信号を生成するものであってもよい。
このような構成によれば、出力信号の論理値状態は作業者の両手が待避位置にあるか否かにより変化するから、この両手操作スイッチ装置の出力信号を取り扱う機械(プレス機械等)側では、その出力信号の論理値それ自体に基づいて危険動作の実行可否を直ちに判断することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、出力信号生成手段は、左手用RFアンテナからの受信信号と右手用RFアンテナからの受信信号とが同時に存在する状態の開始時点、および/または、終了時点にワンショットパルスが現れる状態変化対応形式の出力信号を生成するものであってもよい。ここで、ワンショットパルスの極性は、開始時点と終了時点とで異ならせてもよいし、同一であってもよい。
このような構成によれば、出力信号中のワンショットパルスの出現タイミングを監視することで、作業者の両手が所定の待避位置に到達したタイミング並びに離脱したタイミングを知ることができるから、この両手操作スイッチ装置の出力信号を取り扱う機械(プレス機械等)側では、到達したタイミングから離脱したタイミングまでを保持することで、作業者の両手が所定の待避位置にあることを認識することができる。
本発明装置の好ましい実施の形態においては、第1のRFIDタグには左手識別情報が格納されており、かつ第2のRFIDタグには右手識別情報が格納されており、出力信号生成手段は、左手用RFアンテナから左手識別情報が受信され、かつ右手用RFアンテナから右手識別情報が受信されたことをさらに条件として、所定の出力信号を生成出力するように仕組まれているものであってもよい。
このような構成によれば、左手用RFアンテナから左手識別情報が受信され、かつ右手用RFアンテナから右手識別情報が受信されない限り、出力信号生成手段からは出力信号が生成されないため、二人の作業者が片手ずつで押圧操作したり、長い棒の先端で押圧操作したり、後ろ向きになって右手と左手とを替えて押圧操作すると言った不正操作乃至悪ふざけによる作動を禁止し、出力信号の生成信頼性を高めることができる。
本発明の装置の好ましい実施の形態においては、第1のRFIDタグには個人識別情報が格納されており、かつ第2のRFIDタグには個人識別情報が格納されており、出力手段は、左手用RFアンテナから受信された個人識別情報と右手用RFアンテナから受信された個人識別情報とが一致したことをさらに条件として、所定の出力信号を生成出力するように仕組まれているものであってもよい。
このような構成によれば、左手用RFアンテナから受信された個人識別情報と右手用RFアンテナから受信された個人識別情報とが一致しない限り、出力信号生成手段からは出力信号が生成されないため、二人の作業者が片手ずつで押圧操作したり、長い棒の先端で押圧操作したりすることによる作動を禁止し、出力信号の生成信頼性を高めることができる。
本発明装置の好ましい実施の形態においては、所定の左手待避位置及び所定の右手待避位置は、両手操作検出信号により起動される危険機械の手前に、左右方向へ所定距離だけ隔てて配置されているものであってもよい。
このような構成によれば、プレス機械の加工具位置(危険部位)へとワークを供給するための作業台が存在するような状況にあっては、その作業台上に左右に離間して所定の左手待避位置及び所定の右手待避位置を配置することにより、危険部位へと手を差し込みそのままプレス機械が作動すると言った危険な事態を確実に回避することができる。
本発明装置の好ましい実施の形態においては、左手用RFアンテナ及び右手用RFアンテナはいずれも指向性を有するものであり、かつそれらのアンテナは互いに相手方と反対する方角へ向けられているものであってもよい。
このような構成によれば、左手用RFアンテナ及び右手用RFアンテナはいずれも指向性を有し、かつそれらのアンテナは互いに相手方と反対する方角へ向けられているものであるから、RFタグの受信可能範囲を指向性の範囲内に限定する一方、その範囲内においては、互いに相手方と反対向きであるから、送信電力を増加して高い感度を持たせることができ、感度並びに応答性を向上させることができる。
本発明装置の好ましい実施の形態においては、左手用RFアンテナと右手用RFアンテナとの間には衝立部材が配置されているものであってもよい。
このような構成によれば、衝立の有する物理的な作用を介して、作業者が左右の手の位置を交換して両手操作スイッチ装置を操作すると言った不正操作を未然に防止することができる。
この発明によれば、1スイッチ操作あたりの操作負荷が軽く、繰り返し操作によっても作業者を疲労させることが少ない両手操作スイッチ装置を提供することができる。また、この発明によれば、作業者自身の両手を使用した正常操作以外の不正操作では作動しないようにした信頼性の高い両手操作スイッチ装置を提供することができる。さらに、この発明によれば、両手操作スイッチ装置それ自体の操作者を確実に特定することが可能な両手操作スイッチ装置を提供することができる。
以下に、この発明に係る両手操作スイッチ装置の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明が適用された両手操作スイッチ装置の一例を示すハードウェア構成図が図1に示されている。同図に示されるように、この両手操作スイッチ装置100は、作業者の左手(図6、10a)の所定位置(例えば、手首や指等)に装着される第1のRFIDタグ1aと、作業者の右手(図6、10b)の所定位置(例えば、手首や指等)に装着される第2のRFIDタグ1bと、作業者の左手が所定の左手待避位置(図6,13a)にあるときに限り、作業者の左手の所定位置に装着された第1のRFIDタグ1aと交信可能となるように配置された左手用RFアンテナ2aと、作業者の右手が所定の右手待避位置(図6,13b)にあるときに限り、作業者の右手の所定位置に装着された第2のRFIDタグ1bと交信可能となるように配置された右手用RFアンテナ2bと、左手用RFアンテナ2aの送受信部2cからの受信信号と右手用RFアンテナ2bの送受信部2dからの受信信号とに基づいて出力信号(S1,S2,Data)を生成する出力信号生成手段として機能する信号処理部3とを備えている。
作業者の左手及び右手が所定の左手及び右手待避位置(図6,13a,13b)にあるときに限り、作業者の左手及び右手の所定位置に装着された第1及び第2のRFIDタグ1a,1bと左手及び右手用RFアンテナ2a,2bとが交信可能となるような状態を作り出すためには、様々な設計手法を採用することができる。例えば、アンテナ自体の指向性、アンテナの向き、送信電力、送信周波数等々を適宜に組み合わせて設定することによって、そのような状態を作り出すことができる。
信号処理部3は、主制御部31と、RFアンテナインタフェース32と、設定入力部33と、出力インタフェース部34と、表示部35とを備えている。
主制御部31は、装置全体を統括制御するものであり、例えば、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、周辺サポート回路等々を含んで構成されている。特に、この例では、RAM内には、図2に示されるように、左手用RFアンテナ2aからの受信情報を格納するための左側アンテナ領域(図2(a)参照)と右手用RFアンテナ2bからの受信情報を格納するための右側アンテナ領域(図2(b)参照)とが設けられている。
図から明らかなように、それらのアンテナ領域には、個人識別情報D1や手左右識別情報D2のほか、各種の安全情報(例えば、作業者スキル情報、許容エリア情報、許容作業情報等々)、並びに、受信時刻情報等が格納可能とされている。これらのアンテナ領域の使用方法については、のちに図4のフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
RFアンテナインタフェース32は、左手用RFアンテナ2a及び右手用RFアンテナ2bと主制御部31との間にあって、両者間のインタフェース機能を果たす回路であり、主として、このRFアンテナインタフェース32の存在によって、RFIDタグ1a,1bからの読み出し動作、RFID1a,1bに対する書き込み動作が実現される。
設定入力部33は、例えばDIPスイッチ等の設定スイッチで構成されており、各種のモード設定情報等の入力のために使用される。後述する「左右識別オプション設定」や「個人識別オプション設定」は、この設定入力部33を使用して行われる。
出力インタフェース部34は、主制御部31からの指令を受けて各種の出力信号を生成して出力する機能を有する。この例では、図に示されるように、状態指示信号S1、状態変化指示信号S2、データ信号Dataを生成して出力する。
ここで、状態指示信号S1とは、例えば図7に示されるように、作業者の左手10aが左手待避位置13aにあり、かつ作業者の右手10bが右手待避位置13bにある状態(以下、「両手待避状態」と言う)を示す信号である。より具体的には、状態指示信号S1の内容は、両手待避状態の期間では“1”となり、それ以外の期間では“0”となる。
状態変化指示信号S2とは、両手待避状態の期間の開始時点、および/または、終了時点をそれぞれ示すものである。より具体的には、状態変化指示信号S2の内容は、両手待避状態の期間の開始時点、および/または、終了時点のそれぞれ毎に“1”のワンショットパルス(微少幅パルス)が現れるものとなる。
データ信号Dataとは、左右のRFアンテナ2a,2bを介して左右のRFID1a,1bから読み出された各種のデータ(安全管理情報等)を意味している。つまり、この両手操作スイッチ装置は、RFIDタグ1a,1bからのデータ読み取り装置としての機能をも有している。そして、このデータの読み取りは、両手操作スイッチ装置を操作した作業者の所持するRFIDから読み取られるものであるから、本発明の両手操作スイッチ装置を利用すれば、プレス機械等の危険な工程に実際に従事した作業者に関する各種の個人情報を収集することができる。
表示部35は、図示しないが、各種のLEDランプや液晶ディスプレス等で構成され、両手操作スイッチ装置の運転状態等をオペレータに対して表示するものである。
次に、この両手操作スイッチ装置の制御部の処理全体を示すゼネラルフローチャートが図3に示されている。同図に示されるように、両手操作スイッチ装置の制御部は、電源投入直後のイニシャライズ処理(ステップ301)を経たのち、受信データ取得処理(ステップ302)と出力信号生成処理(ステップ303)とを繰り返し実行するように構成されている。
受信データ取得処理(ステップ302)では、左右のRFアンテナ2a,2bを介して左右のRFIDタグ1a,1bから読み出された各種のデータをメモリ内の左右のアンテナ領域(図2(a),(b)参照)にその受信時刻と共に格納する処理が実行される。受信データ取得処理(ステップ302)の詳細が図4に示されている。
同図において処理が開始されると、先ず、左右のRFアンテナ2a,2bが同時に駆動されて、RFIDタグの探査が行われる(ステップ401)。ここで、左手待避位置13aに作業者の左手10aが置かれ、その作業者の手首に装着されたRFIDタグ1aが左側RFアンテナ2aの間近に存在すれば、そのRFIDタグ1aと左側RFアンテナ2aとの間における交信が行われて、RFIDタグ1aに格納された情報が読み出され、所謂「受信状態」となる。
これに対して、左手待避位置13aに作業者の右手10aが置かれておらず、その作業者の手首に装着されたRFIDタグ1aが左側RFアンテナ2aの間近に存在しなければ、そのRFIDタグ1aと左側RFアンテナ2aの間における交信は行われないから、RFIDタグ1aに格納された情報が読み出されることはなく、所謂「受信状態」とはならない。
ここで、左側RFアンテナ2aが受信状態と判定されると(ステップ402YES)、RFIDタグ1aから読み出された情報は、主制御部31内のメモリに設定された左側アンテナ領域(図2(a)参照)へと格納される(ステップ403)。同時に、制御部31に内蔵の電子時計回路(図示せず)から得られた精密な時刻データ(例えば、10msec〜100msecのオーダー)に基づいて受信時刻の記録が行われる。こうして得られた受信時刻は、後述する左右の受信時間差の判定に使用される。これに対して、左側RFアンテナ2aが受信状態ではないと判定されると(ステップ402NO)、左側アンテナ領域(図2(a)参照)の内容はクリアされる(ステップ404)。なお、ここで言う「クリア」とは、データ自体を消去する場合とデータ自体は残しつつも所定の状態フラグをクリア状態に設定する場合との双方の意味を含んでいる。
続いて、右側RFアンテナ2bに関する受信状態の判定が同様にして行われる(ステップ406)。ここで、右手待避位置13bに作業者の右手10bが置かれ、その作業者の手首に装着されたRFIDタグ1bが右側RFアンテナ2bの間近に存在すれば、そのRFIDタグ1bと右側RFアンテナ2bとの間における交信が行われて、RFIDタグ1bに格納された情報が読み出され、所謂「受信状態」となる。
これに対して、右手待避位置13bに作業者の右手10bが置かれておらず、その作業者の手首に装着されたRFIDタグ1bが左側RFアンテナ2bの間近に存在しなければ、そのRFIDタグ1bと右側RFアンテナ2bとの間における交信は行われないから、RFIDタグ1bに格納された情報が読み出されることはなく、所謂「受信状態」とはならない。
ここで、右側RFアンテナ2bが受信状態と判定されると(ステップ406YES)、RFIDタグ1bから読み出された情報は、主制御部31内のメモリに設定された右側アンテナ領域(図2(b)参照)へと格納される(ステップ407)。同時に、制御部31に内蔵の電子時計回路(図示せず)から得られた精密な時刻データ(例えば、10msec〜100msecのオーダー)に基づいて受信時刻の記録が行われる。こうして得られた受信時刻は、後述する左右の受信時間差の判定に使用される。これに対して、右側RFアンテナ2bが受信状態ではないと判定されると(ステップ406NO)、右側アンテナ領域(図2(b)参照)の内容はクリアされる(ステップ408)。なお、ここで言う「クリア」とは、データ自体を消去する場合とデータ自体は残しつつも所定の状態フラグをクリア状態に設定する場合との双方の意味を含んでいる。
次に、図3に戻って、出力信号生成処理(ステップ303)においては、左右のアンテナ領域(図2参照)の格納情報に基づいて、出力信号生成の条件が成立しているか否かの判定が行われ、条件が成立している場合には、出力信号の生成処理が行われる。出力信号生成処理の詳細が図5に示されている。
同図において、処理が開始されると、先ず、左右のアンテナ領域のチェックが行われる(ステップ501)。作業者の所持するRFIDタグには、個人識別情報D1及び手左右識別情報D2が格納されるほか、各種の安全情報(例えば、作業者スキル情報、許容エリア情報、許容作業情報等々)、並びに、受信時刻情報が格納されている。これらの情報がRFIDタグから読み取られて、左右のアンテナ領域(図2参照)に格納されている。
続いて、左右のアンテナ領域(図2参照)の両方にデータが存在するか否か、及び左右の受信時間差が許容時間差(例えば、0.5秒程度)以内であるか、の判定が行われる(ステップ502)。ここで、左右のアンテナ領域の両方にデータが存在すると言うことは、左右のRFアンテナ2a,2bのいずれもが受信状態にあることを意味している。また、左右の受信時間差が許容時間差以内であると言うことは、作業者の両手がスイッチのオン操作を意図して左右の待避位置に置かれたことを意味している。つまり、片手がたまたま左右いずれかの手待避位置に置かれて休憩等していたときに、他の手が遅れてもう一方の手待避位置に偶然に置かれ、その結果、両手が左右の待避位置に同時に置かれた状態が意図せずに出現しても、両手操作スイッチ装置が作動しないように配慮しているのである。
両領域にデータが存在しかつ許容時間差以内と判定されると(ステップ502YES)、続いて、左右識別オプションが設定されているか否かの判定が行われる(ステップ503)。ここで、「左右識別オプション」とは、左手用RFアンテナ2aから左手識別情報が受信され、かつ右手用RFアンテナ2bから右手識別情報が受信されたことをさらに条件として、所定出力信号を生成出力する動作モードを意味している。この左右識別オプションに相当する動作モードの設定は、設定入力部33を構成するDIPスイッチの操作等で行うことができる。
左右識別オプションの設定が「あり」と判定されると(ステップ503YES)、続いて、左右のアンテナ領域の格納内容(特に、手左右識別情報)に基づいて、左側のアンテナ領域に格納された手左右識別情報の内容が「左手」であり、かつ右側のアンテナ領域に格納された手左右識別情報の内容が「右手」であることの判定(左領域=左手、右領域=右手)が行われ(ステップ504)、左領域に左手、右領域に右手と判定された場合には(ステップ504YES)、続いて、個人識別オプションが設定されているか否かの判定が行われる(ステップ505)。
ここで、「個人識別オプション」とは、左手用RFアンテナから受信された個人識別情報と右手用RFアンテナから受信された個人識別情報とが一致したことをさらに条件として、所定の出力信号を生成出力する動作モードを意味している。この個人識別オプションに相当する動作モードの設定も、設定入力部33を構成するDIPスイッチの操作等で行うことができる。
個人識別オプションの設定が「あり」と判定されると(ステップ505YES)、続いて、左右のアンテナ領域の格納内容(特に、個人識別情報)に基づいて、左手用RFアンテナ2aから受信された個人識別情報と右手用RFアンテナ2bから受信された個人識別情報とが一致しているか否かの判定がおこなわれ(ステップ506)、一致していると判定された場合には(ステップ506YES)、続いて、条件成立時の出力信号生成処理への移行がおこなわれる。
条件成立時の出力信号生成処理の最初では、先ず、状態指示信号S1の値を“1”に設定したのち(ステップ507)、状態指示信号S1の内容が“0”から“1”に変化したかを判定し(ステップ508)、変化したと判定される場合には(ステップ508YES)、状態変化指示信号S2としてワンショットパルスを出力する(ステップ509)。これに対して、変化したと判定されない場合には(ステップ508NO)、ワンショットパルス出力処理(ステップ509)はスキップされ、ワンショットパルスは出力されない。
続いて、データ出力処理(ステップ510)が実行されて、左右のアンテナ領域(図2参照)に格納された情報の中で、予め指定された情報が外部に出力される。この情報は制御対象となる危険機械(プレス機械等)或いは専用の安全管理装置へと取り込まれて、様々な安全管理のための制御に供される。
一方、両方のアンテナ領域(図2参照)にデータが存在しないと判定されたり(ステップ502NO)、左右の手判定処理に際して左領域=左手かつ右領域=右手が否定されたり(ステップ504NO)、さらには、左領域(個人)=右領域(個人)が否定されたりすると(ステップ506NO)、直ちに、条件不成立時の出力信号生成処理への移行が行われる。
条件不成立時の出力信号生成処理の最初では、先ず、状態指示信号S1の値を“0”に設定したのち(ステップ511)、状態指示信号S1の内容が“1”から“0”に変化したかを判定し(ステップ512)、変化したと判定される場合には(ステップ512YES)、状態変化指示信号S2としてワンショットパルスを出力する(ステップ509)。これに対して、変化したと判定されない場合には(ステップ508NO)、ワンショットパルス出力処理(ステップ509)はスキップされ、ワンショットパルスは出力されない。
なお、以上の説明において、左右識別オプションが設定されていなければ(ステップ503なし)、ステップ504はスキップされるから、左右識別オプションに相当する動作モードは適用されない。同様にして、個人識別オプションが設定されていなければ(ステップ505なし)、ステップ506はスキップされるから、個人識別オプションに相当する動作モードは適用されない。
次に、本実施形態に係る両手操作スイッチ装置の適用例を図6〜図8を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係る両手操作スイッチ装置をプレス機械に適用した一例における操作方法の説明図が図6及び図7に示されている。一般にプレス機械の危険部位(パンチとダイとの打撃部等)5の手前には、プレス加工の対象となるワークの供給を容易とするために、作業台9が設けられる。作業者の側から見ると、危険部位5は作業台9の正面に位置すると共に、その手前の左右両脇には、左手待避位置13aと右手待避位置13bとが距離Lだけ離間して設定されることとなる。距離Lはこの例では肩幅程度とされ、片手で双方のアンテナ2a,2bを受信動作させることは不可能とされる。
左手待避位置13a及び右手待避位置13bの近傍には、左手用RFアンテナ2aと右手用RFアンテナ2bとが配置される。それらのRFアンテナ2a,2bは左右方向への所定拡き角を有する指向性を具備しており、図示例では、左手用RFアンテナ2aは左向きに、また右手用RFアンテナ2bは右向きに角度設定されて作業台9上に取り付けられている。つまり、左手用RFアンテナ2a及び右手用RFアンテナ2bはいずれも指向性を有するものであり、かつそれらのアンテナは互いに相手方と反対する方角へ向けられているのである。
一方、作業者の左手10aの手首には第1のRFIDタグ1aが、また作業者の右手10bの手首には第2のRFIDタグ1bが装着されている。左手用RFアンテナ2aは、作業者の左手10aが所定の左手待避位置13aにあるときに限り、作業者の左手10aの手首に装着された第1のRFIDタグ1aとの間で交信可能となるように配置されている。同様に、右手用RFアンテナ2bは、作業者の右手10bが所定の右手待避位置13bにあるときに限り、作業者の右手10bの手首に装着された第2のRFIDタグ1bとの間で交信可能となるように配置されている。
なお、6はワーク4が危険部位5に置かれたことを検知するための着座センサ、7はリセットスイッチ、8はメインスイッチ、14は非常停止スイッチである。メインスイッチ8はプレス機械を作動待機状態に設定するためのものであり、着座センサ6はワーク4が危険部位5に置かれない限り、両手操作スイッチ装置が作動してもプレス加工工程が起動されないように、内部でインターロックをとるために使用され、非常停止スイッチ14は非常停止動作の起動に使用される。
図示しないプログラマブル・コントローラ(PLC)では、本発明の両手操作スイッチ装置の出力信号(S1,S2,Data等)、着座センサ6の出力、メインスイッチ8の出力等に基づいて、ラダー図言語等で記述された所定のユーザプログラムを実行することにより、プレス機械の駆動部を適宜に制御することにより、プレス工程を繰り返し実行してワーク4を加工する。
以上の構成において、ブレス工程を実施するための作業者の動作はつぎのように説明される。先ず、図6に示されるように、作業者はその両手10a,10bにてワーク4の両端を把持し、図中矢印に示されるように、両腕を前方に突き出すことにより、ワーク4を真っ直ぐ前方へ運び、危険部位5にセットする。
すると、危険部位5の手前に取り付けられた着座センサ6が作動することにより、危険部位5にワーク4がセットされたことが、PLC側へと通知され、プレス工程起動のためのインターロックが解除される。
しかるのち、作業者は、図7に示されるように、左手10aを反時計回りに又右手10bを時計回りに旋回させつつ、それらの手10a,10bを手前に引き戻して、左右の待避位置13a,13bへと運ぶ。
すると、左手10aの手首に装着された第1のRFIDタグ1aと左手用RFアンテナ2aとが交信状態となると共に、右手10bの手首に装着された第2のRFIDタグ1bと右手用RFアンテナ2bとが交信状態となって、出力インタフェース34からは出力信号S1,S2や安全管理データDataが出力され、これらの出力信号は図示しないPLCへと取り込まれる。
図示しないPLCのユーザプログラムの側では、それらの出力信号S1,S2や安全管理データDataに基づいて、ブレス工程を安全に実行させることができる。例えば、状態指示信号S1の論理値が“1”にあるとき、作業者の左右の手10a,10bはいずれも左右の待避位置13a,13bにあることが判るから、状態指示信号S1の論理値が“1”であることを条件としてプレス工程の起動乃至作動中を管理するようにすれば、作業者が危険部位に手を挿入した状態でプレス工程が作動すると言った危険を回避し、作業者の安全を確保することができる。
また、状態変化指示信号S2は、先に説明したように、両手待避期間の開始時点と終了時点とでワンショットパルスとなるため、このワンショットパルスでプレス工程に起動をかければ、作業者が自分の手を左右の待避位置に運ぶ動作と連動して、プレス工程を起動するようにしても、上記の同様に作業者の安全を確保することができる。
また、左手用RFアンテナ2a及び右手用RFアンテナ2bはいずれも指向性を有するものであり、かつそれらのアンテナは互いに相手方と反対する方角へ向けられているため、RFタグの受信可能範囲を指向性の範囲内に限定する一方、その範囲内においては、互いに相手方と反対向きであるから、送信電力を増加して高い感度を持たせることができ、感度並びに応答性を向上させることができる。
さらに、安全管理データDataは、作業者スキル情報、許容エリア情報、許容作業情報等々を含んでいるため、それらの情報に基づいて、安全上又は管理上の一定の資格を有する者に限って、当該プレス機械の運転を許可すると言った制御も可能となる。
両手操作スイッチ装置の応用例が図8に示されている。この例にあっては、左右のRFアンテナ2a,2bとの間に、左右の手10a,10bの交換乃至交叉すると行った不正行為を不可能とするための衝立15が配置されている。また、左右のRFアンテナ2a,2bには指向性が付与されると共に、いずれも内側へ向けて姿勢設定されている。
この発明によれば、1スイッチ操作あたりの作業負荷が軽く、繰り返し操作によっても作業者を疲労させることが少ない両手操作スイッチ装置を提供することができる。また、この発明によれば、作業者自身の両手を使用した正常操作以外の不正操作を見抜くことが容易な両手操作スイッチ装置を提供することができる。さらに、この発明によれば、両手操作スイッチ装置それ自体の操作者を確実に特定することが可能な両手操作スイッチ装置を提供することができる。
両手操作スイッチ装置の構成図である。 左右のアンテナ領域の説明図である。 両手操作スイッチ装置の制御部の処理全体を示すゼネラルフローチャートである。 受信データ取得処理の詳細を示すフローチャートである。 出力信号生成処理の詳細を示すフローチャートである。 両手操作スイッチ装置の操作方法の説明図(その1)である。 両手操作スイッチ装置の操作方法の説明図(その2)である。 両手操作スイッチ装置の応用例の説明図である。
符号の説明
1a 第1のRFIDタグ
1b 第2のRFIDタグ
2a 左手用RFアンテナ
2b 右手用RFアンテナ
2c 送受信部(左手アンテナ用)
2d 送受信部(右手アンテナ用)
3 信号処理部
3a 左手用インタフェース
3b 右手用インタフェース
4 ワーク
5 プレス機械の危険部位
6 着座センサ
7 リセットスイッチ
8 メインスイッチ
9 作業台
10a 左手
10b 右手
11 メインスイッチ
12 非常停止スイッチ
13a 左手用待避位置
13b 右手用待避位置
14 非常停止スイッチ
15 不正防止用衝立
31 主制御部
32 RFアンテナインタフェース
33 設定入力部
34 出力用インタフェース
35 表示部
100 両手操作スイッチ装置

Claims (8)

  1. 作業者の左手の所定位置に装着される第1のRFIDタグと、
    作業者の右手の所定位置に装着される第2のRFIDタグと、
    作業者の左手が所定の左手待避位置にあるときに限り、作業者の左手の所定位置に装着された第1のRFIDタグと交信可能となるように配置された左手用RFアンテナと、
    作業者の右手が所定の右手待避位置にあるときに限り、作業者の右手の所定位置に装着された第2のRFIDタグと交信可能となるように配置された右手用RFアンテナと、
    左手用RFアンテナからの受信信号と右手用RFアンテナからの受信信号とに基づいて出力信号を生成する出力信号生成手段とを具備する、ことを特徴とする両手操作スイッチ装置。
  2. 出力信号生成手段は、左手用RFアンテナからの受信信号と右手用RFアンテナからの受信信号とが同時に存在する状態では第1の論理値となり、それ以外の状態では第2の論理値となる状態対応形式の出力信号を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の両手操作スイッチ装置。
  3. 出力信号生成手段は、左手用RFアンテナからの受信信号と右手用RFアンテナからの受信信号とが同時に存在する状態の開始時点、および/または、終了時点にワンショットパルスが現れる状態変化対応形式の出力信号を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の両手操作スイッチ装置。
  4. 第1のRFIDタグには左手識別情報が格納されており、かつ第2のRFIDタグには右手識別情報が格納されており、
    出力信号生成手段は、左手用RFアンテナから左手識別情報が受信され、かつ右手用RFアンテナから右手識別情報が受信されたことをさらに条件として、所定の出力信号を生成出力するように仕組まれている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の両手操作スイッチ装置。
  5. 第1のRFIDタグには個人識別情報が格納されており、かつ第2のRFIDタグには個人識別情報が格納されており、
    出力信号生成手段は、左手用RFアンテナから受信された個人識別情報と右手用RFアンテナから受信された個人識別情報とが一致したことをさらに条件として、所定の出力信号を生成出力するように仕組まれている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の両手操作スイッチ装置。
  6. 所定の左手待避位置及び所定の右手待避位置は、両手操作検出信号により起動される危険機械の手前に、左右方向へ所定距離だけ隔てて配置されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の両手操作スイッチ装置。
  7. 左手用RFアンテナ及び右手用RFアンテナはいずれも指向性を有するものであり、かつそれらのアンテナは互いに相手方と反対する方角へ向けられている、ことを特徴とする請求項6に記載の両手操作スイッチ装置。
  8. 左手用RFアンテナ及び右手用RFアンテナはいずれも指向性を有するものであり、かつそれらのアンテナは互いに相手方と正対する方角へ向けられており、さらに両アンテナ間には衝立が配置されている、ことを特徴とする請求項6に記載の両手操作スイッチ装置。
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