JP2015158704A - 拡張入力装置と拡張入力装置を内蔵した携帯端末用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末に嵌着されるカバーに、容易な入力機構を付加して、ユーザの入力操作性を向上させることを課題とする。
【解決手段】1または複数のスイッチからなる操作部と、近距離無線通信を行う携帯端末に非接触で情報を送信するNFCタグとを備え、前記NFCタグが、前記各スイッチを識別する識別情報を記憶したNFCチップと、電波を出力するコイルからなるアンテナ部とを備え、前記携帯端末と近距離無線通信が可能な状態で、所望の前記スイッチを押し下げる操作がされたときに、そのスイッチに対応した前記識別情報を、前記NFCチップから読み出して、前記アンテナ部から出力する。
【選択図】図2

Description

この発明は、拡張入力装置に関し、特に、携帯端末に、押しボタンタイプの入力操作機能を追加するための拡張入力装置に関し、さらに、その拡張入力装置を内蔵した携帯端末用カバーに関する。
今日の携帯端末では、入力操作を行うために、物理的なキーに加えて、あるいは物理的なキーの代わりに、タッチパネルを搭載したものが利用されている。タッチパネルを搭載した携帯端末では、物理的なキーの数が少なく、物理キーが全くないものもある。
一方、非接触のデータ通信を行って、所定の情報を読み取ったり、携帯端末に特定の動作を行わせたりすることのできる近距離無線通信(NFC;Near Field Communication)技術が利用されている。
NFCは、たとえば、所定の情報を記憶させたNFCチップを備えたNFCタグと携帯端末とを10cm程度以下の距離にまで接近させたときに、NFCタグと携帯端末間で無線信号によるデータ通信が可能となる技術であり、携帯端末を、NFCタグに接近させる操作をすることにより、携帯端末に備えられた特定のアプリケーションプログラムを起動したり、報知モード等を切り替えたりすることができる。
また、近距離無線通信NFCを利用した装置やシステムとしては、次のようなものが提案されている。
たとえば、携帯端末とRFIDタグとを近づけることにより、無線タグに対するタグ情報の読み書きを非接触で行い、携帯端末の動作モードの変更や、カメラ機能の設定情報の変更を行うシステムが提案されている(特許文献1参照)。
また、RFIDトランスポンダを備え、移動局に着脱可能な移動局カバーであって、給油機等に設けられたRFIDリーダを介して、無線通信によって、データをRFIDリーダに送信する電子デバイスカバーも提案されている(特許文献2参照)。
また、アプリケーション識別情報を記憶した端末機器と近接無線通信を行う中継機器であって、メモリとコントローラを備え、近接無線通信によって端末機器からアプリケーション識別情報を受信した場合、そのアプリケーション識別情報に対応するソフトウェアをメモリから取得して、コントローラが、その対応ソフトウェアを起動させる中継機器が提案されている(特許文献3参照)。
特開2006−262113号公報 特表2004−515839号公報 国際公開WO2012/008108
従来の物理キーを用いた入力操作では、所望のキーを押し下げる操作をする必要があったが、ユーザは、物理キーを押したという感触によって、所定の入力操作をしたというフィードバックを得ることができた。
しかし、タッチパネルを利用する携帯端末では、表示画面を見ながら入力操作をする必要があり、操作したことのフィードバックも、画面の変化や音を聞く必要があった。また、LCDなどに所定の表示画面を表示させた状態で操作をする必要があるので、表示させる情報の種類によっては消費電力が大きくなる場合もあった。
また、ユーザが利用するアプリケーション、携帯端末の使い方、あるいはユーザの嗜好により、操作したというフィードバックが明確である物理キーを用いた方が、好ましい場合もある。
しかし、携帯端末に搭載されたタッチパネルや物理キーの位置は固定されているので、予め用意されているキー操作や機能を利用し、端末本体のサイズを大きくしたり使用勝手を低下させたりすることなく、新たに、物理キーを追加することは難しい。
一方、NFCタグを利用した入力操作は、携帯端末をNFCタグに接近させる(かざす)という容易な操作であるが、携帯端末に加えてNFCタグを常に所持するか、あるいは、自己の作業場所の周囲にNFCタグを予め配置しておく必要があった。
また、一般的に、携帯端末をNFCタグに接近させる操作をした場合に動作させることのできる機能は、1つの特定の機能であるので、NFCタグを利用して複数の機能を実行させるためには、異なる情報が記憶された複数個のNFCタグを所持しておく必要がある。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、物理キーの少ない携帯端末や物理キーを備えていない携帯端末であっても、所望の動作を実行させることのできる入力機構を付加することによって、ユーザの入力操作性を向上させることのできる拡張入力装置を提供することを課題とする。
この発明は、1または複数のスイッチからなる操作部と、近距離無線通信を行う携帯端末に非接触で情報を送信するNFCタグとを備え、前記NFCタグが、前記各スイッチを識別する識別情報を記憶したNFCチップと、電波を出力するコイルからなるアンテナ部とを備え、前記携帯端末と近距離無線通信が可能な状態で、所望の前記スイッチを押し下げる操作がされたときに、そのスイッチに対応した前記識別情報を、前記NFCチップから読み出して、前記アンテナ部から出力することを特徴とする拡張入力装置を提供するものである。
また、前記NFCチップは、前記スイッチと同数だけ設けられ、1つのNFCチップと1つのスイッチとが対応づけられ、各NFCチップは、それぞれ対応づけられたスイッチを識別する識別情報を予め記憶していることを特徴とする。
また、前記コイルと、1組の対応づけられた前記スイッチと前記NFCチップとが直列接続され、スイッチを押し下げる操作がされたときに、前記コイルとNFCチップと押し下げられたスイッチとによって閉ループが形成され、前記携帯端末との間の電磁誘導によって、閉ループが形成されたNFCチップに記憶されていた識別情報が読み出され、前記コイルから出力される電波によって、前記読み出された識別情報が前記携帯端末に送信されることを特徴とする。
また、この発明は、携帯端末の外表面に、着脱可能に嵌着するカバーであって、前記の拡張入力装置を内蔵した携帯端末用カバーを提供するものである。
ここで、前記携帯端末が、表示部と、前記表示部に重ね合わせて配置されたタッチパネルを備えている場合、前記拡張入力装置の操作部が、前記タッチパネルが形成された表面とは異なる背面側に配置されるように、前記携帯端末に嵌着されることを特徴とする。
これによれば、携帯端末に嵌着されるカバーに、拡張入力装置を内蔵するので、ユーザは、携帯端末と拡張入力装置とを、別々に所持する必要がなく、携帯端末をNFCタグにかざすという入力操作をすることもない。
また、操作部はスイッチからなるので、携帯端末の表示画面を見ながら入力操作をする必要はなく、スイッチを押し下げるという操作をすることによって、意図的な入力をしたということを明確に確認することができる。
この発明によれば、携帯端末と近距離無線通信が可能な状態で、押し下げる操作がされたスイッチに対応した識別情報が、アンテナ部から出力されるので、スイッチを押し下げるという容易な入力操作をすることによって、携帯端末に対する拡張的な入力機能を、提供することができる。
また、この発明の拡張入力装置を、携帯端末に嵌着されるカバーに内蔵することにより、携帯端末自体に新たな物理キーを追加することなく、NFCタグを備えた拡張入力装置を、携帯端末とは別に所持する必要はなく、携帯端末をNFCタグにかざすという入力操作をすることなく、携帯端末の表示画面を見ながら入力操作をすることなく、所望のスイッチを押し下げるという容易な入力操作をすることによって、そのスイッチに対応づけられた情報を携帯端末に送信することができ、ユーザの入力操作性を向上させることができる。
この発明の携帯端末と拡張入力装置との関係の説明図である。 この発明の携帯端末と拡張入力装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の携帯端末と拡張入力装置の構成関係の概略説明図である。 この発明の拡張入力装置(カバー)の一実施例の構成説明図である。 この発明の操作対象情報と、NFCチップに記憶されるデータの一実施例の説明図である。 この発明の入力操作に基づく携帯端末の動作処理の第1実施例のフローチャートである。 この発明の入力操作に基づく携帯端末の動作処理の第2実施例のフローチャートである。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<携帯端末と拡張入力装置の構成>
図1に、携帯端末と拡張入力装置の関係の説明図を示す。
携帯端末1(以下、単に、端末あるいはTEと呼ぶ)は、ユーザが所持できる程度の大きさと重さの情報処理装置であり、たとえば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などに相当する。
カバー2は、TE1の表面を保護する部材であり、図1(a)に示すように、外周が、TE1よりもやや大きい外枠面を有し、着脱可能に、TE1の外表面に嵌合するように装着される(図1(b)参照)。
このカバー2に、後述するように、いくつかのスイッチSWと、NFCタグとからなる入力機構を設ける。この入力機構を拡張入力装置2と呼ぶ。
NFCタグは、アンテナ部とNFCチップとからなり、図1(c)に示すように、TE1に備えられたデータ読取部が、近距離無線通信(NFC;Near Field Communication)によって、NFCチップの中に記憶されている識別情報NFC−IDを、読み取る。
ただし、カバーに設けられかつNFCチップと対応づけられたスイッチSWをユーザが押し下げる操作をしたときにのみ、そのスイッチSWに対応づけられたNFCチップに記憶されている識別情報NFC−IDが読み取られる。
このように、携帯端末TE1と、携帯端末TE1に嵌着されかつ拡張入力装置を備えたカバー2とによって、情報入力システムが形成される。
図2に、携帯端末と拡張入力装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
携帯端末TE1は、主として、制御部11、表示部12、入力部13、使用中判定部14、データ読取部15、操作認識部16、機能実行部17、記憶部20を備える。
制御部11は、この発明の主要な機能を実行させる部分であり、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ,タイマー等からなるマイクロコンピュータにより実現される。
また、CPUがROM等に記憶されたプログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させることにより、この発明の近距離無線通信機能、拡張入力機能、その他の各機能の実行を行わせる。
表示部12は、この発明の機能を実行するのに必要な情報や、設定情報などを表示させる部分であり、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられる。
入力部13は、文字等の情報の入力、機能選択入力などを行う部分であり、タッチパネル、キー、マウス等を用いることができる。タッチパネルは、表示部12に重ね合わせて配置される。
使用中判定部14は、ユーザがTE1を使用中であるか否かを判定する部分であり、たとえば、加速度センサ、グリップセンサなどが用いられる。
たとえば、加速度センサによってTE1本体が静止状態にないことが検出された場合、TE1が使用中であると判定される。また、タッチパネルに対する入力操作がされている場合も、使用中であると判定してもよい。
後述するように、この使用中判定部14は、カバーに取り付けられた拡張入力装置2からNFCを用いて送信されるデータの読取監視処理の起動および停止を判断するために用いられる。
データ読取部15は、NFC3により、拡張入力装置2と通信する部分であり、具体的には、後述する拡張入力装置2に備えられたアンテナ部33から出力される電波を受信して、NFCチップ34に予め記憶された識別情報NFC−ID35を非接触で読み取る部分である。
NFC3は、電磁誘導により、カバー2に備えられたアンテナ部を形成するコイル33から出力される電波を受信することにより行われ、一般的に、10cm程度以下の近距離にある2つの通信装置間で行われる無線通信である。
NFC3は、従来から用いられているのと同様の通信方式を用いればよく、たとえば、ISO/IEC 18092のような規格に対応した無線通信を用いればよい。
この発明では、図1(b)に示すように、カバー2がTE1にほぼ密着するように取り付けられた形態で使用されるので、いわゆるTE1をかざす操作をする必要はなく、TE1と拡張入力装置間で、ほとんど通信不良が発生することなく、NFCによる正常なデータ通信が可能である。
操作認識部16は、データ読取部15によって読み取られた識別情報NFC−IDから、その識別情報NFC−IDに対応する操作を認識する部分である。
具体的には、データ読取部15によって読み取られた識別情報NFC−IDと一致する識別情報NFC−IDが、後述する記憶部20の操作対応情報21に記憶されている場合に、その識別情報NFC−IDと対応づけて操作対応情報21に記憶されている動作機能を選択する部分である。
識別情報に対応する操作は、カバーに取り付けられたスイッチSWを押し下げる操作を意味し、この操作に予め対応づけられた動作機能が、操作対応情報21の中から選択される。
すなわち、携帯端末TE1と拡張入力装置2とが近距離無線通信が可能な状態で、ユーザによって、カバーに取り付けられた所望のスイッチSWを押し下げる操作がされたときに、そのスイッチSWに対応した識別情報NFC−IDが、拡張入力装置のNFCチップ34から読み出されてアンテナ部33から出力される。データ読取部15によって、このNFC−IDが読み取られた場合に、読み取られたNFC−IDに予め対応づけて記憶部20に記憶されていた動作機能が選択されることになる。
機能実行部17は、操作認識部16によって選択された動作機能を、実際に実行する部分である。
たとえば、メールアプリケーションプログラムを起動させるためのスイッチSWが押された場合には、そのスイッチSWに対応した識別情報NFC−IDが読み取られるので、読み取られたNFC−IDと予め対応づけて操作対応情報21に記憶されている動作機能としてメールアプリケーションプログラムが選択されて、そのプログラムの実行が開始される。
記憶部20は、TE1の動作に必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM,RAM,フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD,SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部20には、たとえば、操作対応情報21が記憶される。操作対応情報21は、識別情報NFC−IDと、実行すべき動作機能とを対応づけた情報である。ただし、記憶される情報は、この情報21に限るものではない。
図5(a)に、TE1の記憶部20に記憶される操作対応情報21の一実施例の説明図を示す。
図5(a)において、1つの操作対応情報21は、識別情報NFC−ID41と、動作機能42とから構成される。
NFC−ID41は、拡張入力装置2のNFCチップ34に記憶される情報であり、拡張入力装置2のスイッチSWを識別するための情報に相当する。
動作機能42は、TE1で実行されるべき機能を示した情報である。
たとえば、NFC−IDが001の場合、動作機能として、電子メールを管理するメールアプリケーションプログラム(以下、メールアプリとも呼ぶ)を起動させることが対応づけられている。
また、NFC−IDが002の場合、動作機能として、マナーモードの切替プログラムを起動させることが対応づけられている。
この操作対応情報41は、カバー2に取り付けられているスイッチSWを押下げる操作をしたときに動作させるべき機能を特定するためのものであり、予め固定的に設定しておいてもよい。ただし、ユーザが、NFC−IDに対応する動作機能を、自由に設定変更ができるようにしてもよい。
また、図5(a)では、2つの操作対応情報41を示したが、これに限るものではなく、カバーに設けるスイッチSWの数と同数の情報を予め設定すればよい。
また、動作機能は、図5(a)の2つに限るものではなく、TE1に備えられた他の機能を設定してもよい。
以上が、携帯端末TE1の主要な構成の説明であるが、これ以外にも、カメラなど従来の携帯端末が備えている構成と同様の構成を備えてもよい。
図2に示すように、カバー2は、操作部31と、NFCタグ32とからなる拡張入力装置を備える。
操作部31は、ユーザが所望の機能選択などの入力操作を行う部分であり、1または複数のスイッチSWから構成され、いわゆる物理キーに相当する。
TE1が、表示部12に重ね合わせて配置されたタッチパネル13を備えている場合、操作部31は、タッチパネル13が形成された表面とは異なる背面側に配置されるように、カバーがTE1に嵌着される。
ユーザは、所望のスイッチSWを押し下げる操作をすることにより、所定の機能の選択入力を行う。
NFCタグ32は、近距離無線通信を行う携帯端末TE1との間で、NFCにより非接触の情報通信を行う部分であり、主として、アンテナ部33と、NFCチップ34とから構成される。この発明では、特に、TE1に、非接触で、識別情報NFC−IDを送信する。
アンテナ部33は、識別情報NFC−IDを送信する部分であり、電波を出力するコイルによって形成され、TE1からの電磁誘導により通電されることにより、電波を発生する。
NFCチップ34は、NFCの規格に基づいてNFCを実現するICデバイスであり、この中に、ID記憶部35を備え、各スイッチSWを識別する識別情報NFC−IDを記憶する。
NFCチップ34は、1または複数個設けられ、スイッチSWと同数だけ設けられるものとする。また、1つのNFCチップ34と1つのスイッチSWとが対応づけられ、各NFCチップ34には、それぞれ対応づけられたスイッチSWを識別する情報NFC−IDが、原則として1つだけ、予め固定的に記憶されるものとする。
ただし、1つのNFCチップ34の中に、複数のNFC−IDを記憶し、1つのスイッチSWが押下げられたときに、そのスイッチSWに対応づけられたNFC−IDが読み出されるようにしてもよい。
図3に、携帯端末とカバーに備えられる拡張入力装置との構成関係の一実施例の概略説明図を示す。
図3(a)には、拡張入力装置が、2つのスイッチ(SW1,SW2)と、2つのNFCチップ(1,2)と、1つのコイルとを備えたものを示している。
また、カバーに備えられるコイルの形成位置は、カバー2がTE1に嵌着されたときに、コイルから出力される電波が、TE1で確実に受信できるような位置にする必要がある。たとえば、TE1のデータ読取部15と対向する位置に、コイルを配置することが好ましい。
図3(a)において、ユーザによってスイッチSW1を押し下げる操作がされたとき、そのスイッチSW1の接点が閉じ、押し下げられたスイッチSW1と、NFCチップ1と、コイルとによって閉ループが形成される。このとき、TE1との間の電磁誘導によって、閉ループが形成されたNFCチップ1に記憶されていたNFC−IDが読み出され、コイルから出力される電波によって、読み出されたNFC−IDが、TE1に送信される。この送信されたNFC−IDが、TE1のデータ読取部15によって受信される。
また、図3(b)には、2つのスイッチ(SW1,SW2)と、1つのNFCモジュールと、1つのコイルとを備えた拡張入力装置を示している。
NFCモジュールは、たとえば、複数個のNFCチップを1つのパッケージに収納した1つの電子部品であり、1つのパッケージとすることで、拡張入力装置の構成を単純化し、製品コストや製造コストを削減することができる。
また、NFCモジュールは、その内部に複数のコイル端子と、導通しているコイル端子を識別する機能を有し、スイッチSWが押し下げられたことにより導通したコイル端子に対応して送出されるデータが異なるように構成してもよい。
ここで、NFCモジュールから送出されたデータが異なるようにするためには、たとえばNFCモジュール内に複数の識別情報を保有し、導通しているコイル端子に応じて送出する識別情報を切り替えればよい。
図4に、1つのコイル33と、n個のスイッチ(SW1〜SWn)と、n個のNFCチップ34(IC1〜ICn)を備えたカバー(拡張入力装置)の一実施例の構成説明図を示す。ここで、n≧1である。
1組の対応づけられたスイッチ31とNFCチップ34とが直列的に配置され、コイル33と、この1組の対応づけられたスイッチ31とNFCチップ34とが直列接続される。また、各NFCチップ34は互いに、コイル33に対して、並列的に接続される。
n個のスイッチSWのうち、たとえば1つのSWnが押し下げられた場合、そのSWnとそのSWnに対応するNFCチップICnとコイルとによって、上記のような閉ループが形成される。これにより、そのNFCチップICnに記憶されたNFC−IDに対応する情報を含む電波が出力されることになる。
図5(b)に、各NFCチップに記憶される記憶データの一実施例の説明図を示す。ここでは、NFCチップを特定するチップ番号に対応して、それぞれ、異なるNFC−IDが記憶されるものを示している。
たとえば、チップ番号がIC2のNFCチップには、NFC−IDとして002が予め記憶されていることを示す。
もしユーザが、カバーに備えられたスイッチSW2を押し下げた場合、上記のような閉ループが形成され、SW2に対応するNFCチップIC2に記憶されているNFC−ID、すなわち002が読み出され、コイル33からこのNFC−ID(002)に対応する電波が出力されて、TE1のデータ読取部15によって、読み取られる。
これにより、TE1では、操作認識部16によって、読み取ったNFC−ID(002)に対応する動作機能42が選択されて、図5(a)に示した操作対応情報21に基づいて、002に対応する「マナーモード機能」が実行される。
<この発明の拡張入力装置を用いた入力操作処理>
(第1実施例)
図6に、この発明の拡張入力装置を用いた入力操作に基づく携帯端末の動作処理の第1実施例のフローチャートを示す。ここでは、TE1を起動させる入力操作がされたときに、拡張入力装置による入力操作を開始できるようにした実施例を示す。
図6のステップS1において、制御部11が、ユーザが、入力部13を用いて、TE1の起動を開始させる入力操作をしたか否かをチェックする。
起動開始入力操作としては、たとえば、電源を投入する操作、画面を表示させる操作、タッチパネルに接触する操作などを意味する。
この入力操作がされた場合は、ステップS2へ進み、そうでないときはステップS1をループする。
ステップS2において、入力された起動開始に対応した所定の画面を表示させる。
ステップS3において、制御部11が、データ読取部15を用いて、NFCによるデータ読取の監視処理を開始させる。ここでは、コイル33から出力される電波の受信チェックを開始させる。
ステップS4において、NFCによるデータの読取が可能な状態となったか否かをチェックする。カバーのスイッチSWが押下げられ閉ループが形成されると、コイル33から電波が出力され、データの読取が可能な状態となる。
データの読取が可能な場合、ステップS5へ進み、そうでない場合はステップS9へ進む。
ステップS5において、データ読取部15が、NFCによる電波を受信し、NFCタグ32から読み出されてコイル33から送信されたNFC−IDを読み取る。
上記したように、ユーザが、カバー2に備えられたいずれかのスイッチSW31を押し下げる操作をすることにより、そのスイッチSW31に対応づけられたNFCチップ34に記憶されたNFC−IDが読み出され、コイル33から、NFC−IDに相当する情報を含む電波が出力される。
ステップS6において、操作認識部16が、読み取られたNFC−ID41が、記憶部20の操作対応情報21の中に存在するか否かをチェックする。存在する場合は、ステップS7へ進み、存在しない場合はステップS9へ進む。
ステップS7において、操作認識部16が、操作対応情報21から、読み取られたNFC−ID41に対応する動作機能42を取得する。
ステップS8において、機能実行部17が、取得した動作機能に相当する機能を実行させる。
ステップS9において、制御部11が、TE1の起動を停止させる入力操作があったか否かをチェックする。
あるいは、画面を消去する入力操作があったか否か、一定時間以上何も入力操作がないかなどをチェックしてもよい。
起動停止を意味する入力がされた場合、あるいは、一定時間以上何も入力されなかった場合には、ステップS10へ進み、そうでない場合は、ステップS4へ戻り、上記ステップS4からS9までの処理を繰り返す。
ステップS10において、NFCによるデータ読取の監視処理を停止する。
このように、ユーザが、自らの意思で、カバーに取り付けられたスイッチSWを押し下げる操作をすることにより、そのスイッチSWに予め対応づけられた動作機能を実行することができる。
スイッチSWは、ユーザが明示的に押し下げる操作をすることによって入力が行われるものであるので、ユーザは、TE1の表示画面を見ることなく、カバーに取り付けられたスイッチSWを手の感覚で探し出すことによって、容易かつ確実に入力操作をすることができる。
また、ユーザによって画面を表示させる操作などの起動開始を意味する入力がされた後、明示的に起動停止を意味する入力がされるまで、NFCを利用した拡張入力機能が有効となるので、それ以外の場合には、拡張入力機能は動作せず、消費電力を抑制することができる。
(第2実施例)
図7に、この発明の拡張入力装置を用いた入力操作に基づく携帯端末の動作処理の第2実施例のフローチャートを示す。
ここでは、TE1が現在使用中であるか否かをチェックし、使用中であると判断したときに、拡張入力装置による入力操作を開始できるようにした実施例を示す。
図7のフローチャートのステップについて、図6のステップと同様の処理を行うステップには、同じステップ番号を付与する。
図7において、まずステップS21において、使用中判定部14が、TE1が使用中か否かをチェックする。
たとえば、加速度センサ14により、TE1が移動していることを示す検知情報が検知されている場合は、TE1が使用中であると判定する。
一方、一定時間以上静止している状態であることが検知された場合は、TE1が使用中でないと判定する。
TE1が使用中の場合はステップS3へ進み、そうでない場合は、ステップS21をループする。
ステップS3により、上記したように、NFCによるデータ読取監視処理を開始する。
その後、図6に示したステップS3からS8と同様の処理を行い、押下げられたスイッチSWに対応したNFC−IDの読取り、およびNFC−IDに対応する機能を実行する。
ステップS22において、ステップS21と同様に、TE1が使用中か否かをチェックする。使用中の場合はステップS4へ戻り、使用中でない場合はステップS10へ進む。
ステップS10において、NFCによるデータ読取監視処理を停止する。
これにより、TE1が使用されていると判定されたときのみ、自動的にカバーに取り付けられたスイッチSWによる入力操作が有効となり、消費電力を抑制することができ、拡張された入力操作による機能が実行できるようになる。
(その他の実施例)
カバーに取り付けるスイッチは、1つでも、2つ以上設けてもよいが、ユーザの入力操作が明確にわかりやすくするためには、1つのスイッチSWを設けることが好ましい。
また、2つ以上のスイッチを設ける場合は、ユーザが押し下げるスイッチを見なくても入力操作をすることができるようにするために、スイッチの形状、大きさおよび配置する位置などを異ならせることが好ましい。
また、異なる拡張入力装置を備えたカバーを複数個作成しておき、ユーザが、TE1に装着するカバーを取りかえて、利用する機能ごとにカバーを使い分けてもよい。
複数個作成するカバーのそれぞれには、NFC−IDが異なるNFCチップを搭載し、スイッチの数や位置が異なるカバーを利用してもよい。
また、上記実施例では、識別情報NFC−IDは、予め固定的に記憶されるものとしたが、その内容を書き換え可能としてもよく、番号以外の情報も記憶してもよい。たとえば、識別情報NFC−IDとして、番号に加えて、図5(a)に示した動作機能に相当する情報(電子メール起動、マナーモード切替起動など)を記憶してもよい。
1 携帯端末TE
2 カバー(拡張入力装置)
3 近距離無線通信(NFC)
11 制御部
12 表示部
13 入力部
14 使用中判定部
15 データ読取部
16 操作認識部
17 機能実行部
20 記憶部
21 操作対応情報
31 操作部
32 NFCタグ
33 アンテナ部
34 NFCチップ
35 ID記憶部
41 NFC−ID
42 動作機能

Claims (5)

  1. 1または複数のスイッチからなる操作部と、
    近距離無線通信を行う携帯端末に非接触で情報を送信するNFCタグとを備え、
    前記NFCタグが、前記各スイッチを識別する識別情報を記憶したNFCチップと、電波を出力するコイルからなるアンテナ部とを備え、
    前記携帯端末と近距離無線通信が可能な状態で、所望の前記スイッチを押し下げる操作がされたときに、そのスイッチに対応した前記識別情報を、前記NFCチップから読み出して、前記アンテナ部から出力することを特徴とする拡張入力装置。
  2. 前記NFCチップは、前記スイッチと同数だけ設けられ、1つのNFCチップと1つのスイッチとが対応づけられ、各NFCチップは、それぞれ対応づけられたスイッチを識別する識別情報を予め記憶していることを特徴とする請求項1に記載の拡張入力装置。
  3. 前記コイルと、1組の対応づけられた前記スイッチと前記NFCチップとが直列接続され、スイッチを押し下げる操作がされたときに、前記コイルとNFCチップと押し下げられたスイッチとによって閉ループが形成され、前記携帯端末との間の電磁誘導によって、閉ループが形成されたNFCチップに記憶されていた識別情報が読み出され、前記コイルから出力される電波によって、前記読み出された識別情報が前記携帯端末に送信されることを特徴とする請求項1または2に記載の拡張入力装置。
  4. 携帯端末の外表面に、着脱可能に嵌着するカバーであって、前記請求項1ないし3のいずれかに記載した拡張入力装置を内蔵した携帯端末用カバー。
  5. 前記携帯端末が、表示部と、前記表示部に重ね合わせて配置されたタッチパネルを備えている場合、
    前記拡張入力装置の操作部が、前記タッチパネルが形成された表面とは異なる背面側に配置されるように、前記携帯端末に嵌着されることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末用カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018159975A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 株式会社デンソーウェーブ 携帯型リーダに着脱可能な拡張操作装置
JP2021111176A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社デンソーウェーブ 携帯端末用のアタッチメント

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