本発明は、生ビールなどの飲料を注出するためのカウンタードラフトに関するものである。
例えば、図51の側面図や図52の断面図に示すカウンタードラフト701は、注出コック711や、カバー712、軸取付部材713、タワー本体714、飲料パイプ715、断熱材716などから構成されている。そして、このようなカウンタードラフト701では、注出コック711と軸取付部材713とがナット725を介して接続されているため、注出コック711を軸取付部材713から工具無しで取り外すことができるものの、タワー本体714がカウンター721にネジ722とナット723で固定され、タワー本体714内に差し込まれた飲料パイプ715がカウンター721の下で飲料ホース724と接続されているので、注出経路を形成する軸取付部材713及び飲料パイプ715をタワー本体714から取り外すことができない。
また、図53の側面図や図54の部分断面図に示すカウンタードラフト801は、注出コック811や、軸取付部材812、タワー本体814、飲料パイプ815、断熱材816などから構成されている。そして、このようなカウンタードラフト801では、注出コック811と軸取付部材812とがナット825を介して接続されているため、注出コック811を軸取付部材812から工具無しで取り外すことができ、さらに、軸取付部材812とタワー本体814とがネジ827を介して接続されているため、軸取付部材812をタワー本体814から工具により取り外すことができる。従って、タワー本体814がカウンター821にネジ822とナット823で固定されていても、注出経路を形成する軸取付部材812及び飲料パイプ815をタワー本体814から取り外すことができる。
但し、注出経路を形成する軸取付部材812及び飲料パイプ815をタワー本体814から取り外す際には、軸取付部材812をタワー本体814から取り外すための工具を必要とする。
また、図55の側面図や図56の側面図に示す飲料注出装置901は、注出コック911や、コック取付軸912、タワー本体914、飲料パイプ915などから構成されている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような飲料注出装置901は、注出コック911とコック取付軸912とがナット925を介して接続されているため、注出コック911をコック取付軸912から工具無しで取り外すことができ、さらに、コック取付軸912とタワー本体914とがナット926を介して接続されているため、コック取付軸912をタワー本体914から工具無しで取り外すことができる。従って、タワー本体914がディスペンサ921にネジ922で固定されていても、注出経路を形成するコック取付軸912及び飲料パイプ915をタワー本体914から取り外すことができる。
但し、コック取付軸912をタワー本体914に取り付ける箇所927が大きく、そのままの構造でカウンタードラフトに応用することは困難である。
実開昭63−157000号公報
また、下記特許文献2には、注出経路を丸ごと交換することができるビールディスペンサの洗浄装置が記載されているが、この点、カウンタードラフトは、本体がカウンターに固定されており、本体自体が重いこともあって、下記特許文献3に記載された注出経路を丸ごと交換する構造をそのままカウンタードラフトに応用することは困難である。
特開平9−48497号公報
また、従来では、取付用ブロックで注出経路を丸ごと交換することができるビールサーバーが存在するが、この背景技術では、注出コックを取り外すにはブロックごと取り外さなければならず、さらに、天板まで取り外さなければならない。それらに加え、取付用ブロックが大きく、下方向におさえるものがないことから、そのままの構造でカウンタードラフトに応用することは困難である。
一方、図57の説明図や図58の断面図に示すカウンタードラフト1000では、蓄氷型の飲料冷却装置であるディスペンサ1001の入口1003から出口1007を通過する際に飲料が冷却され、その冷却された飲料は、飲料ホース1006と飲料パイプ1014とコック取付軸1018とを通って、注出コック1010から注出される。このとき、冷却された飲料が通る飲料ホース1006と飲料パイプ1014とコック取付軸1018とを冷却するため、ディスペンサ1001内の冷却水をポンプ1002により、吐出側冷却ホース1004と戻り側冷却ホース1005と冷却パイプ1015,1016とに循環させている。この冷却循環機能を必要とする目的は、例えば、飲料がビールの場合、注出間隔があいてしまうと、周囲温度により温められ、管路内発泡を起こし、正常な注出ができないからである。また、タワー本体1009は、カウンター1021にネジ1022で固定されている。また、設置時には、ワンタッチ継手1111,1112a,1112bを介して、各ホース1004,1005,1006と各パイプ1014,1015,1016とを接続するが、さらに、各ホース1004,1005,1006については、図58に示すように、テープ1019で互いに締結し、断熱材1008で覆っている。
この点、飲料注出経路を形成する飲料パイプ1014とコック取付軸1018は、タワー本体1009に固定されているので、飲料注出経路を形成する飲料パイプ1014とコック取付軸1018をタワー本体1009から取り外すことは困難である。また、飲料ホース1006も断熱材1008に覆われていることから、飲料ホース1006を交換することは容易ではない。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、飲料注出経路を工具無しで取り付け・取り外しが可能なカウンタドラフトを提供することを課題とする。
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、カウンターに立設されたタワー本体と、前記タワー本体に内蔵された飲料ホースと、前記飲料ホースに連通するとともに前記タワー本体に突設されたコック取付軸と、前記コック取付軸に螺設された注出コックと、を有するカウンタードラフトにおいて、前記タワー本体に対して前記コック取付軸を着けたり外したりし得る着脱手段を備え、前記着脱手段は、前記タワー本体に螺設された第1螺子部と、前記コック取付軸に螺設された第2螺子部と、を備え、前記第1螺子部と前記第2螺子部とが螺合するものであること、前記タワー本体及び前記第1螺子部から前記コック取付軸を突出させるために形成された貫通穴と、前記タワー本体の上部から前記タワー本体及び前記第1螺子部に形成されることにより前記貫通穴に連通する切欠溝と、を備えたこと、を特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するカウンタードラフトであって、前記着脱手段としてユニオン継手を備え、前記ユニオン継手は、ユニオンねじとユニオンつばとが嵌め合わさってユニオンナットを介して連結されること、を特徴としている。
すなわち、本発明のカウンタードラフトでは、タワー本体に対してコック取付軸を着けたり外したりし得るので、注出コックとコック取付軸と飲料ホースとから一体的に形成される飲料注出経路を工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。
第1実施の形態のカウンタードラフトを図1乃至図4に示す。図1は、第1実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。図2は、第1実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。図3は、第1実施の形態のカウンタードラフトの軸取付部材付近の断面図である。図4は、第1実施の形態のカウンタードラフトに取付可能なカバーの側面図である。
図1や図2に示すように、第1実施の形態のカウンタードラフト1は、注出コック11や、カバー12、軸取付部材13、タワー本体14、飲料ホース15、断熱材16などから構成され、タワー本体14がカウンター21にネジ22とナット23で固定されている。そして、図3に示すように、第1実施の形態のカウンタードラフト1では、注出コック11や、コック取付軸13a、ワンタッチ継手13b、飲料ホース15から、飲料注出経路が形成されている。この点、上記飲料注出経路の一部を形成するコック取付軸13aとワンタッチ継手13bは、軸取付部材13の一部分であることから、上記飲料注出経路は、軸取付部材13と一体にある。
さらに、軸取付部材13は、その内側の上下に雌ネジ13c,13dが螺刻されているので、タワー本体14に螺刻された雄ネジ14a(図2参照)やカバー12に螺刻された雄ネジ12aと螺合することにより、タワー本体14やカバー12に着脱することが可能である。従って、図2に示すように、軸取付部材13と一体にある上記飲料注出経路(注出コック11や、コック取付軸13a、ワンタッチ継手13b、飲料ホース15から形成されるもの)は、軸取付部材13を介して、タワー本体14に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第1実施の形態のカウンタードラフト1は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック11や、コック取付軸13a、ワンタッチ継手13b、飲料ホース15から形成されるもの)をタワー本体14に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック11や、コック取付軸13a、ワンタッチ継手13b、飲料ホース15から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第1実施の形態のカウンタードラフト1では、上記飲料注出経路(注出コック11や、コック取付軸13a、ワンタッチ継手13b、飲料ホース15から形成されるもの)について、一体関係にある軸取付部材13が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第1実施の形態のカウンタードラフト1では、上記飲料注出経路(注出コック11や、コック取付軸13a、ワンタッチ継手13b、飲料ホース15から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
また、第1実施の形態のカウンタードラフト1では、上部のヘッド部を各種形状に変更することにより、色々な外観を増やすことが可能となる。
尚、タワー本体14やカバー12に対し軸取付部材13を着脱する手段は、ネジ13c,13d,12a,14aの螺合に限るものではなく、例えば、1/4回転で固定するものや、ラッチ式でワンタッチで固定するものであってもよい。
また、カバー12には、互換性があり、例えば、図4に示すように、形状が異なるカバー17を使用してもよい。
第2実施の形態のカウンタードラフトを図5と図6に示す。図5は、第2実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。図6は、第2実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
図5や図6に示すように、第2実施の形態のカウンタードラフト31は、注出コック41や、軸取付部材42、タワー本体44、飲料ホース45、断熱材46などから構成され、タワー本体44がカウンター51にネジ52とナット53で固定されている。さらに、注出コック41と軸取付部材42とがナット55を介して接続されているため、注出コック41を軸取付部材42から工具無しで取り外すことができる。
そして、第2実施の形態のカウンタードラフト31では、注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から、飲料注出経路が形成されている。この点、上記飲料注出経路の一部を形成する軸取付部材42内のコック取付軸やワンタッチ継手は、軸取付部材42の一部分であることから、上記飲料注出経路は、軸取付部材42と一体にある。
さらに、軸取付部材42は、その外側にナット56が設けられているので、タワー本体44の先端に螺刻された雄ネジ44a(図6参照)と螺合することにより、タワー本体44に着脱することが可能である。従って、図6に示すように、軸取付部材42と一体にある上記飲料注出経路(注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から形成されるもの)は、軸取付部材42を介して、タワー本体44に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第2実施の形態のカウンタードラフト31は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から形成されるもの)をタワー本体44に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第2実施の形態のカウンタードラフト31では、上記飲料注出経路(注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から形成されるもの)について、一体関係にある軸取付部材42が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第2実施の形態のカウンタードラフト31では、上記飲料注出経路(注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
また、第2実施の形態のカウンタードラフト31では、タワー本体44のR部分が存在するが、軸取付部材42とタワー本体44とが分割可能にしているので、軸取付部材42を単純に横に動かすだけで、上記飲料注出経路(注出コック41や、軸取付部材42(その内部で注出コック41と飲料ホース45を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース45から形成されるもの)をタワー本体44に対して取り付け・取り外しが可能である。
尚、タワー本体44に対し軸取付部材42を着脱する手段は、雄ネジ44aとナット56の螺合に限るものではなく、例えば、1/4回転で固定するものや、ラッチ式でワンタッチで固定するものであってもよい。
また、第2実施の形態のカウンタードラフト31では、タワー本体44のR部分に対して、断熱材46で覆われたホース45を抜き差しすることが少し手間となるが、背景技術と比べて、軸取付部材42が小さくなることにメリットがある。
第3実施の形態のカウンタードラフトを図7と図8に示す。図7は、第3実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。図8は、第3実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
図7や図8に示すように、第3実施の形態のカウンタードラフト71は、注出コック81や、軸取付部材82、タワー本体84、飲料ホース85、断熱材86などから構成され、タワー本体84がカウンター91にネジ92とナット93で固定されている。さらに、注出コック81と軸取付部材82とがナット95を介して接続されているため、注出コック81を軸取付部材22から工具無しで取り外すことができる。
そして、第3実施の形態のカウンタードラフト71では、注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から、飲料注出経路が形成されている。この点、上記飲料注出経路の一部を形成する軸取付部材82内のコック取付軸やワンタッチ継手は、軸取付部材82の一部分であることから、上記飲料注出経路は、軸取付部材82と一体にある。
さらに、軸取付部材82は、その外側にナット96が設けられているので、タワー本体84の先端に螺刻された雄ネジ84a(図8参照)と螺合することにより、タワー本体84に着脱することが可能である。従って、図8に示すように、軸取付部材82と一体にある上記飲料注出経路(注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から形成されるもの)は、軸取付部材82を介して、タワー本体84に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第3実施の形態のカウンタードラフト71は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から形成されるもの)をタワー本体84に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第3実施の形態のカウンタードラフト71では、上記飲料注出経路(注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から形成されるもの)について、一体関係にある軸取付部材82が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第3実施の形態のカウンタードラフト71では、上記飲料注出経路(注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
また、第3実施の形態のカウンタードラフト71では、軸取付部材82のR部分が存在するが、軸取付部材82とタワー本体84とが分割可能にしているので、軸取付部材82を単純に上に動かすだけで、上記飲料注出経路(注出コック81や、軸取付部材82(その内部で注出コック81と飲料ホース85を接続するコック取付軸やワンタッチ継手も含む)、飲料ホース85から形成されるもの)をタワー本体84に対して取り付け・取り外しが可能である。
尚、タワー本体84に対し軸取付部材82を着脱する手段は、雄ネジ84aとナット96の螺合に限るものではなく、例えば、1/4回転で固定するものや、ラッチ式でワンタッチで固定するものであってもよい。
また、第3実施の形態のカウンタードラフト81では、第2実施の形態のカウンタードラフト31と比べて、軸取付部材82が大きくなるが、タワー本体84が真っ直ぐなため、断熱材86で覆われたホース85を抜き差しすることが容易となるメリットがある。
第4実施の形態のカウンタードラフトを図9乃至図19に示す。図9は、第4実施の形態のカウンタードラフトの使用時の正面図である。図10は、第4実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。図11は、第4実施の形態のカウンタードラフトの使用時の上面図である。図12は、第4実施の形態のカウンタードラフトを図10の線B−Bで切断した部分断面図である。図13は、第4実施の形態のカウンタードラフトの分解時の部分断面図である。図14は、第4実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した側面図である。図15は、第4実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した上面図である。図16は、第4実施の形態のカウンタードラフトにおけるタワー本体を示した正面図である。図17は、第4実施の形態のカウンタードラフトにおけるタワー本体を示した側面図である。図18は、第4実施の形態のカウンタードラフトにおけるカバーを示した部分断面図である。図19は、第4実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路の一部を示した正面図である。
図9乃至図12に示すように、第4実施の形態のカウンタードラフト101は、注出コック111や、タワー本体112、カバー113、コック取付軸114a、プレート114b,114c、ワンタッチ継手115、飲料ホース116、断熱材117などから構成され、タワー本体112がカウンター121にネジ122とナット123で固定されている。さらに、注出コック111とコック取付軸114aとがナット124を介して接続されているため、図13に示すように、注出コック111をコック取付軸114aから工具無しで取り外すことができる。
そして、第4実施の形態のカウンタードラフト101では、図14と図15に示すように、注出コック111や、プレート114b,114cを設けたコック取付軸114a、ワンタッチ継手115、断熱材117で覆われた飲料ホース116から、飲料注出経路が形成されている。この点、上記飲料注出経路の一部を形成するコック取付軸114aに設けられたプレート114b,114cは、コック取付軸114aの一部分であることから、上記飲料注出経路は、プレート114b,114cと一体にある。
さらに、プレート114b,114cは、その間に凹部114dが形成されているので、タワー本体112の先端に形設されたU字切欠部112b,112cに(図16と図17参照)、その上方向から嵌め合わせることにより、タワー本体112に着脱することが可能である。従って、プレート114b,114cと一体にある上記飲料注出経路(注出コック111や、プレート114b,114cを設けたコック取付軸114a、ワンタッチ継手115、断熱材117で覆われた飲料ホース116から形成されるもの)は、プレート114b,114cを介して、タワー本体112に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第4実施の形態のカウンタードラフト101は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック111や、プレート114b,114cを設けたコック取付軸114a、ワンタッチ継手115、断熱材117で覆われた飲料ホース116から形成されるもの)をタワー本体112に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック111や、プレート114b,114cを設けたコック取付軸114a、ワンタッチ継手115、断熱材117で覆われた飲料ホース116から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第4実施の形態のカウンタードラフト101では、上記飲料注出経路(注出コック111や、プレート114b,114cを設けたコック取付軸114a、ワンタッチ継手115、断熱材117で覆われた飲料ホース116から形成されるもの)について、一体関係にあるプレート114b,114cを設けたコック取付軸114aが小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第4実施の形態のカウンタードラフト101では、上記飲料注出経路(注出コック111や、プレート114b,114cを設けたコック取付軸114a、ワンタッチ継手115、断熱材117で覆われた飲料ホース116から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
また、第4実施の形態のカウンタードラフト101では、タワー本体112の先端に形設されたU字切欠部12b,12cについて、下方にあるU字切欠部12bよりも上方にあるU字切欠部12cを若干大きめにして、2段階のクリアランスを形成しているので、その上方向から、プレート114b,114cの間に形成された凹部4dを嵌め合わせることにつき、最初は挿入しやすく、最後にしっかりと固定することが可能になる。
また、第4実施の形態のカウンタードラフト101では、カバー113に螺設された雌ネジ113aと(図18参照)、タワー本体112の先端に螺設された雄ネジ112d(図16と図17参照)とを螺合させることにより、プレート114bを上方向からカバー113で押さえつける構造である。従って、注出コック111を操作する際に、上方向にずれることがない構造である。
第5実施の形態のカウンタードラフトを図20乃至図26に示す。図20は、第5実施の形態のカウンタードラフトの使用時の正面図である。図21は、第5実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。図22は、第5実施の形態のカウンタードラフトの使用時の上面図である。図23は、第5実施の形態のカウンタードラフトを図20のC−Cで切断した部分断面図である。図24は、第5実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した側面図である。図25は、第5実施の形態のカウンタードラフトのカバーとタワー本体を示した正面図である。図26は、第5実施の形態のカウンタードラフトのカバーとタワー本体に対して飲料注出経路を取り付けた際の状態を示した正面図である。
図20乃至図23に示すように、第5実施の形態のカウンタードラフト201は、注出コック211や、タワー本体212、カバー213、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216、断熱材217などから構成され、タワー本体212がカウンター221にネジ222とナット223で固定されている。さらに、注出コック211とコック取付軸214とがナット224を介して接続されているため、注出コック211をコック取付軸214から工具無しで取り外すことができる。
そして、第5実施の形態のカウンタードラフト201においては、タワー本体212とカバー213とがヒンジ219で連結されており、図21に示すように、タワー本体212に対してカバー213が回動する構造になっている。さらに、図25に示すように、タワー本体212には半円状の切欠部212aが形成されるとともに、カバー213にも半円状の切欠部213aが形成されている。一方、第5実施の形態のカウンタードラフト201においては、図24に示すように、注出コック211や、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216から、飲料注出経路が形成されている。従って、上記飲料注出経路は、コック取付軸214と一体にある。
さらに、コック取付軸214は、その周囲に切欠部214aが形成されているので、タワー本体212に対してカバー213が開いた状態にして(図21参照)、タワー本体212に形成された半円状の切欠部212aに(図25参照)、その上方向から嵌め合わせ、その後に、タワー本体212に対してカバー213を閉じた状態にして(図20参照)、カバー213に形成された半円状の切欠部213aを(図25参照)、その上方向から嵌め合わせること(押さえ込み構造)により、タワー本体212に着けることが可能であり(図26参照)、その逆を行えば、タワー本体212から外すことが可能である。
従って、コック取付軸214と一体にある上記飲料注出経路(注出コック211や、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216から形成されるもの)は、コック取付軸214を介して、タワー本体212に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第5実施の形態のカウンタードラフト201は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック211や、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216から形成されるもの)をタワー本体212に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック211や、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第5実施の形態のカウンタードラフト201では、上記飲料注出経路(注出コック211や、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216から形成されるもの)について、一体関係にあるコック取付軸214が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第5実施の形態のカウンタードラフト201では、上記飲料注出経路(注出コック211や、コック取付軸214、ワンタッチ継手215、飲料ホース216から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
さらに、第5実施の形態のカウンタードラフト201では、タワー本体212に対してカバー213をパッチン錠218で締結することができるので、コック取付軸214を確実に固定することができる構造である。
尚、タワー本体212に対してカバー213を締結する部材は、パッチン錠218に限るものではなく、他の締結部材であってもよい。
第6実施の形態のカウンタードラフトを図27乃至図31に示す。図27は、第6実施の形態のカウンタードラフトの使用時の正面図である。図28は、第6実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。図29は、第6実施の形態のカウンタードラフトの分解時の上面図である。図30は、第6実施の形態のカウンタードラフトの側面図である。図31は、第6実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した側面図である。
図27乃至図31に示すように、第6実施の形態のカウンタードラフト251は、注出コック261や、縦に2分割されたタワー本体262a,262b、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266、断熱材267などから構成され、一方のタワー本体262aがカウンター281にネジ282とナット283で固定されている。さらに、注出コック261とコック取付軸264とがナット284を介して接続されているため、注出コック261をコック取付軸264から工具無しで取り外すことができる。
そして、第6実施の形態のカウンタードラフト251においては、縦に2分割されたタワー本体262a,262bがヒンジ270で連結されており、図28に示すように、一方のタワー本体262aに対して他方のタワー本体262bが回動する構造になっている。さらに、図28に示すように、一方のタワー本体262aには半円状の切欠部262cが形成されるとともに、他方のタワー本体262bにも半円状の切欠部262dが形成されている。一方、第6実施の形態のカウンタードラフト251においては、図31に示すように、注出コック261や、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266から、飲料注出経路が形成されている。従って、上記飲料注出経路は、コック取付軸264と一体にある。
さらに、コック取付軸264は、その周囲に切欠部264aが形成されているので、一方のタワー本体262aに対して他方のタワー本体262bが開いた状態にして(図28乃至図30参照)、一方のタワー本体262aに形成された半円状の切欠部262cに(図25参照)、その横方向から嵌め合わせ、その後に、一方のタワー本体262aに対して他方のタワー本体262bを閉じた状態にして(図27参照)、他方のタワー本体262bに形成された半円状の切欠部262dを(図25参照)、その横方向から嵌め合わせること(挟み込み構造)により、タワー本体262a,262bに着けることが可能であり(図27参照)、その逆を行えば、タワー本体262a,262bから外すことが可能である。
従って、コック取付軸264と一体にある上記飲料注出経路(注出コック261や、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266から形成されるもの)は、コック取付軸264を介して、タワー本体262a,262bに対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第6実施の形態のカウンタードラフト251は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック261や、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266から形成されるもの)をタワー本体262a,262bに対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック261や、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第6実施の形態のカウンタードラフト251では、上記飲料注出経路(注出コック261や、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266から形成されるもの)について、一体関係にあるコック取付軸264が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第6実施の形態のカウンタードラフト251では、上記飲料注出経路(注出コック261や、コック取付軸264、ワンタッチ継手265、飲料ホース266から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
さらに、第6実施の形態のカウンタードラフト251では、一方のタワー本体262aに対して他方のタワー本体262bをパッチン錠273で締結することができるので、コック取付軸264を確実に固定することができる構造である。
尚、一方のタワー本体262aに対して他方のタワー本体262bを締結する部材は、パッチン錠273に限るものではなく、他の締結部材であってもよい。
第7実施の形態のカウンタードラフトを図32乃至図36に示す。図32は、第7実施の形態のカウンタードラフトの使用時の説明図である。図33は、第7実施の形態のカウンタードラフトを図32の線C−Cで切断した断面図である。図34は、第7実施の形態のカウンタードラフトの側面図である。図35は、第7実施の形態のカウンタードラフトの一部を拡大した断面図である。図36は、第7実施の形態のカウンタードラフトの分解時における一部を拡大した断面図である。
図32乃至図36に示すように、第7実施の形態のカウンタードラフト301では、蓄氷型の飲料冷却装置であるディスペンサ311の入口313から出口317を通過する際に飲料が冷却され、その冷却された飲料は、飲料ホース316とワンタッチ継手332とコック取付軸328とを通って、注出コック320から注出される。このとき、冷却された飲料が通る飲料ホース316とコック取付軸328とを冷却するため、ディスペンサ311内の冷却水をポンプ312により、吐出側冷却ホース314と戻り側冷却ホース315とワンタッチ継手333a,333b,333cとに循環させている。この点、ワンタッチ継手333cは、コック取付軸328の周囲を覆うパイプである。この冷却循環機能を必要とする目的は、例えば、飲料がビールの場合、注出間隔があいてしまうと、周囲温度により温められ、管路内発泡を起こし、正常な注出ができないからである。
また、タワー本体319は、カウンター351にネジ352で固定されている。また、タワー本体319内に配置されたパイプ331aには飲料ホース316が挿通されており、さらに、パイプ331aの下端からディスペンサ311までに付設された断熱材318の内部を通る部位には屈曲自在なジャバラ管330aが配置されており、このジャバラ管330aが冷却ホース314,315に接触することにより、ジャバラ管330a及びパイプ331aを介して、冷熱を飲料ホース316に伝導する構造になっている。尚、ジャバラ管330a及びパイプ331aの材質は問わないが、熱伝導率の高い金属製がより適している。
また、上部のカバー337は、カバー337の下部に螺刻された雄ネジ337aとコック取付軸328の上部に螺刻された雌ネジ328aが螺合することにより、コック取付軸328に取り付けられる。
そして、第7実施の形態のカウンタードラフト301では、注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332、ワンタッチ継手333a,333b,333cから、飲料注出経路が形成されている。従って、上記飲料注出経路は、コック取付軸328と一体にある。この点、コック取付軸328は、コック取付軸328の下方に螺刻された雄ネジ328bがナット335と螺合することにより、タワー本体319に対して締結されている。従って、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)及び、冷水循環経路(ワンタッチ継手333a,333b,333cから形成されるもの)は、タワー本体319から工具無しで取り外すことができる。
よって、第7実施の形態のカウンタードラフト301は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)をタワー本体319に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第7実施の形態のカウンタードラフト301では、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)及び、冷水循環経路(ワンタッチ継手333a,333b,333cから形成されるもの)について、一体関係にあるコック取付軸328が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第7実施の形態のカウンタードラフト301では、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)及び、冷水循環経路(ワンタッチ継手333a,333b,333cから形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
尚、第7実施の形態のカウンタードラフト301において、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)の交換時には、工具無しでナット335を緩めて、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)及び、冷水循環経路(ワンタッチ継手333a,333b,333cから形成されるもの)をタワー本体319から取り外し、さらに、ワンタッチ継手332とワンタッチ継手333a,333bにより、飲料ホース316と冷却ホース314,315を上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)及び、冷水循環経路(ワンタッチ継手333a,333b,333cから形成されるもの)から取り外せば、このとき、飲料ホース316が挿通されているパイプ331a及びジャバラ管330aの内部には、飲料ホース316との間にクリアランス330b,331bが確保されているため、ディスペンサ311の出口317側に設けられたワンタッチ継手から飲料ホース316を取り外した状態で、上方又は下方に飲料ホース316に引き抜けば、飲料ホース316のみを取り出すことが可能である。また、この逆を行えば、飲料ホース316のみを取り入れることが可能である。
以上より、第7実施の形態のカウンタードラフト301では、冷却機能を損なうことなく、上記飲料注出経路(注出コック320や、コック取付軸328、ワンタッチ継手332から形成されるもの)及び、冷水循環経路(ワンタッチ継手333a,333b,333cから形成されるもの)を交換したり、飲料ホース316のみを取り出したり取り入れたりすることができる。
また、第7実施の形態のカウンタードラフト301においては、タワー本体319に対してコック取付軸328をナット335により締結して取り付けているが、これに限るものではなく、上記第1実施例乃至上記第6実施例における取り付け構造であってもよい。
第8実施の形態のカウンタードラフトを図37乃至図43に示す。図37は、第8実施の形態のカウンタードラフトの使用時の説明図である。図38は、第8実施の形態のカウンタードラフトを図37の線E−Eで切断した断面図である。図39は、第8実施の形態のカウンタードラフトの側面図である。図40は、第8実施の形態のカウンタードラフトの一部を拡大した断面図である。図41は、第8実施の形態のカウンタードラフトの分解時における一部を拡大した断面図である。図42は、第8実施の形態のカウンタードラフトを図41の線F−Fで切断した断面図である。図43は、第8実施の形態のカウンタードラフトを図41の線G−Gで切断した断面図である。
図37乃至図43に示すように、第8実施の形態のカウンタードラフト401では、蓄氷型の飲料冷却装置であるディスペンサ411の入口413から出口417を通過する際に飲料が冷却され、その冷却された飲料は、飲料ホース416とワンタッチ継手432とコック取付軸428とを通って、注出コック420から注出される。このとき、冷却された飲料が通る飲料ホース416とコック取付軸428とを冷却するため、ディスペンサ411内の冷却水をポンプ412により、吐出側冷却ホース414と戻り側冷却ホース415とワンタッチ継手433a,433bと冷却パイプ440a,440bと冷却ブロック442に循環させている。この点、冷却ブロック442は、コック取付軸428に接触するものである。この冷却循環機能を必要とする目的は、例えば、飲料がビールの場合、注出間隔があいてしまうと、周囲温度により温められ、管路内発泡を起こし、正常な注出ができないからである。
また、タワー本体419は、カウンター451にネジ452で固定されている。また、タワー本体419内に配置されたパイプ431aには飲料ホース416が挿通されており、さらに、パイプ431aの下端からディスペンサ411までに付設された断熱材418の内部を通る部位には屈曲自在なジャバラ管430aが配置されており、このジャバラ管430aが冷却ホース414,415に接触することにより、ジャバラ管430a及びパイプ431aを介して、冷熱を飲料ホース416に伝導する構造になっている。尚、ジャバラ管430a及びパイプ431aの材質は問わないが、熱伝導率の高い金属製がより適している。
さらに、図43に示すように、冷却パイプ440a,440bがパイプ431aに接触しており、より冷却効果を高めている。尚、より接触面積を増やして冷却効率を高める方法としては、冷却パイプ440a,440bをパイプ431aに溶接により結合する、冷却パイプ440a,440bが接触するパイプ431aの断面を半円状にする、冷却パイプ440a,440bをパイプ431aに対して螺旋状に巻く、といった種々の方法が考えられる。
また、図42に示すように、冷却ブロック442には、冷却パイプ440a,440bに連結する冷却通路442aが内設されている。従って、冷却パイプ440aと冷却通路442aと冷却パイプ440bとを冷却水が流れることにより、冷却ブロック442を冷却することができる。この点、冷却ブロック442に形成されたU字切欠部442bにはコック取付軸428の外周面が接触することから、冷却ブロック442を介して、冷熱をコック取付軸428に伝導する構造になっている。尚、冷却ブロック442の材質は問わないが、熱伝導率の高い金属製がより適している。
また、上部のカバー437は、カバー437の下部に螺刻された雄ネジ437aとコック取付軸428の上部に螺刻された雌ネジ428aが螺合することにより、コック取付軸428に取り付けられる。
そして、第8実施の形態のカウンタードラフト401では、注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から、飲料注出経路が形成されている。従って、上記飲料注出経路は、コック取付軸428と一体にある。この点、コック取付軸428は、コック取付軸428の下方に螺刻された雄ネジ428bがナット435と螺合することにより、タワー本体419に対して締結されている。従って、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)は、タワー本体419から工具無しで取り外すことができる。
よって、第8実施の形態のカウンタードラフト401は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)をタワー本体419に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第8実施の形態のカウンタードラフト401では、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)について、一体関係にあるコック取付軸428が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第8実施の形態のカウンタードラフト401では、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
尚、第8実施の形態のカウンタードラフト401において、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)の交換時には、工具無しでナット435を緩めて、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)をタワー本体419から取り外し、さらに、ワンタッチ継手432により、飲料ホース416を上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)から取り外せば、このとき、飲料ホース416が挿通されているパイプ431a及びジャバラ管430aの内部には、飲料ホース416との間にクリアランス430b,431bが確保されているため、ディスペンサ411の出口417側に設けられたワンタッチ継手から飲料ホース416を取り外した状態で、上方又は下方に飲料ホース416に引き抜けば、飲料ホース416のみを取り出すことが可能である。また、この逆を行えば、飲料ホース416のみを取り入れることが可能である。
以上より、第8実施の形態のカウンタードラフト401では、冷却機能を損なうことなく、上記飲料注出経路(注出コック420や、コック取付軸428、ワンタッチ継手432から形成されるもの)を交換したり、飲料ホース416のみを取り出したり取り入れたりすることができる。
また、第8実施の形態のカウンタードラフト401においては、タワー本体419に対してコック取付軸428をナット435により締結して取り付けているが、これに限るものではなく、上記第1実施例乃至上記第6実施例における取り付け構造であってもよい。
第9実施の形態のカウンタードラフトを図44乃至図50に示す。図44は、第9実施の形態のカウンタードラフトの使用時の説明図である。図45は、第9実施の形態のカウンタードラフトを図44の線H−Hで切断した断面図である。図46は、第9実施の形態のカウンタードラフトを図44の線H−Hで切断した断面図であって、飲料ホースのみを取り出した際の状態を示したものである。
図44乃至図46に示すように、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、蓄氷型の飲料冷却装置であるディスペンサ511の入口513から出口517を通過する際に飲料が冷却され、その冷却された飲料は、飲料ホース516とワンタッチ継手532とコック取付軸528とを通って、注出コック520から注出される。このとき、冷却された飲料が通る飲料ホース516とコック取付軸528とを冷却するため、ディスペンサ511内の冷却水をポンプ512により、吐出側冷却ホース514と戻り側冷却ホース515とワンタッチ継手533a,533bとパイプ540a,540bと冷却ブロック542に循環させている。この点、冷却ブロック542は、コック取付軸528に接触するものである。この冷却循環機能を必要とする目的は、例えば、飲料がビールの場合、注出間隔があいてしまうと、周囲温度により温められ、管路内発泡を起こし、正常な注出ができないからである。
また、タワー本体519は、カウンター551にネジ552で固定されている。また、タワー本体519内に配置されたパイプ531aには飲料ホース516が挿通されており、さらに、パイプ531aの下端からディスペンサ411までに付設された断熱材518の内部では、冷却ホース514,515と飲料ホース516とがパースロックなどの締結部材555によりまとめられている。これにより、冷却ホース514,515からの冷熱を直接的な接触により飲料ホース516に伝導する構造になっている。
また、断熱材518には縦方向にスリット541が設けられており、このスリット541付近にある断熱材518の表面被覆部540が重なる部分542には、マジックテープ(登録商標)543,544が設けられている。
そして、冷却ブロック542の構成については、上記実施例8と同様であり、冷却ブロック542を介して、冷熱をコック取付軸528に伝導する構造になっている。
また、上部のカバー537の構成についても、上記実施例8と同様であり、カバー537の下部に螺刻された雄ネジとコック取付軸528の上部に螺刻された雌ネジが螺合することにより、コック取付軸528に取り付けられる。
そして、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から、飲料注出経路が形成されている。従って、上記飲料注出経路は、コック取付軸528と一体にある。この点、コック取付軸528は、コック取付軸528の下方に螺刻された雄ネジ528bがナット535と螺合することにより、タワー本体519に対して締結されている。従って、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)は、タワー本体519から工具無しで取り外すことができる。
よって、第9実施の形態のカウンタードラフト501は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)をタワー本体519に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)について、一体関係にあるコック取付軸528が小さいことから、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
尚、第9実施の形態のカウンタードラフト501において、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)の交換時には、工具無しでナット535を緩めて、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)をタワー本体519から取り外し、さらに、ワンタッチ継手532により、飲料ホース516を上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)から取り外せば、このとき、飲料ホース516が挿通されているパイプ531aの内部には、飲料ホース416との間にクリアランス531bが確保されているため、ディスペンサ511の出口517側に設けられたワンタッチ継手から飲料ホース516を取り外した状態で、上方又は下方に飲料ホース516に引き抜けば、飲料ホース516のみを取り出すことが可能である。また、この逆を行えば、飲料ホース516のみを取り入れることが可能である。
特に、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、図46に示すように、断熱材518の表面被覆部540が重なる部分542のマジックテープ(登録商標)543,544を外し、パースロックなどの締結部材555を開ければ、タワー本体519からディスペンサー511までの飲料ホース516のみを取り出すことが可能である。また、この逆を行えば、タワー本体519からディスペンサー511までの飲料ホース516のみを取り入れることが可能である。このとき、マジックテープ(登録商標)543,544は何度も着脱が可能であり、パースロックなどの締結部材555も何度も開閉が可能である。
従って、マジックテープ(登録商標)543,544を外せば、断熱材518内にある飲料ホース516を確認することができるので、飲料ホース516の交換の是非を飲料ホース516の視認により判断することができる。
尚、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、パースロックなどの締結部材555と冷却ホース514,515に代わって、図47及び図48に示すように、吐出側の冷却水が流れる部位562と戻り側の冷却水が流れる部位563と飲料ホース516を保持するための保持部564が一体に成形されたパイプ部材561を使用してもよい。このパイプ部材561を使用した場合には、飲料ホース516が保持部564に確実に固定されるため、部位562,563を流れる冷却水により飲料ホース516が確実に冷却されるし、断熱材518の表面被覆部540が重なる部分542のマジックテープ(登録商標)543,544を外し、飲料ホース516を保持部564から外せば、タワー本体519からディスペンサー511までの飲料ホース516のみを取り出すことが可能である。
また、一体に成形されたパイプ部材561には、他にも、図49に示すように、吐出側の冷却水が流れる部位572と戻り側の冷却水が流れる部位573と2つの飲料ホース516を保持するための保持部574,575が一体に成形されたパイプ部材571や、図50に示すように、冷却水が流れる部位582と飲料ホース516を保持するための保持部583が一体に成形されたパイプ部材581などがある。
以上より、第9実施の形態のカウンタードラフト501では、冷却機能を損なうことなく、上記飲料注出経路(注出コック520や、コック取付軸528、ワンタッチ継手532から形成されるもの)を交換したり、飲料ホース516のみを取り出したり取り入れたりすることができる。
また、第9実施の形態のカウンタードラフト501においては、タワー本体519に対してコック取付軸528をナット535により締結して取り付けているが、これに限るものではなく、上記第1実施例乃至上記第6実施例における取り付け構造であってもよい。
第10実施の形態のカウンタードラフトを図59乃至図62に示す。図59は、第10実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。図60は、第10実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。図61は、第10実施の形態のカウンタードラフトの使用時の断面図である。図62は、第10実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解して拡大した側面図である。
図59乃至図61に示すように、第10実施の形態のカウンタードラフト2001は、注出コック2011や、カバー2012、軸取付部材2013、タワー本体2014、ベース2017、飲料ホース2015などから構成され、タワー本体2014がベース2017を介してカウンター2021に固定される。そして、図60や図61に示すように、第10実施の形態のカウンタードラフト2001では、注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から、飲料注出経路が形成されている。
この点、飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)は、注出コック2011が軸取付部材2013に取り付けられた際には、注出コック2011が横方向に固定される一方で、縦方向のタワー本体2014内に飲料ホース2015を導くため、コック取付軸2011bを介して、飲料ホース2015が着脱されるワンタッチ継手2011cが下方を向いて固定されており、これにより、全体として、約90度に湾曲している。
また、軸取付部材2013には、図60と図62に示すように、ユニオン継手を構成するユニオンねじ2013aが突設されている。一方、図59乃至図61に示すように、注出コック2011には、ユニオン継手を構成するユニオンナット2011aが設けられている。従って、ユニオンねじ2013aに対しユニオンナット2011aを螺合させることにより、注出コック2011を軸取付部材2013に取り付けることができる。
もっとも、このとき、コック取付軸2011bは、ユニオンねじ2013aの中央に設けられた貫通穴2013c(図62参照)に位置する。そして、図62に示すように、ユニオンねじ2013aが設けられた軸取付部材2013には、軸取付部材2013の上端から貫通穴2013cにまで切欠溝2013bが設けれられている。従って、注出コック2011を軸取付部材2013に取り付ける際は、カバー2012を取り外した状態の軸取付部材2013において、注出コック2011のコック取付軸2011bを取付部材2013の切欠溝2013bを通すことにより、注出コック2011のコック取付軸2011bを取付部材2013の貫通穴2013cに位置させる。その後は、取付部材2013のユニオンねじ2013aに対し注出コック2011のユニオンナット2011aを螺合させることによって、注出コック2011を軸取付部材2013に取り付ける。
以上より、飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2011bやワンタッチ継手2011c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため飲料ホース2015が取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2011をそのままの状態で軸取付部材2013に非常に簡単に取り付けることができる。
また、その逆に、ユニオンナット2011aをユニオンねじ2013aから回し外すことにより、注出コック2011を軸取付部材2013から取り外すことができる。このとき、取付部材2013の貫通穴2013cに位置する注出コック2011のコック取付軸2011bを、カバー2012を取り外した状態にある取付部材2013の切欠溝2013bを通して、取付部材2013の外部に引き上げることにより、注出コック2011を軸取付部材2013から取り外す。
以上より、飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2011bやワンタッチ継手2011c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため飲料ホース2015が取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2011をそのままの状態で軸取付部材2013から非常に簡単に取り外すことができる。
また、図59乃至図61に示すように、上記飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)は、軸取付部材2013の切欠溝2013bを通して、軸取付部材2013やタワー本体2014に対し、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第10実施の形態のカウンタードラフト2001は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)を軸取付部材2013やタワー本体2014に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第10実施の形態のカウンタードラフト2001では、上記飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)について、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第10実施の形態のカウンタードラフト2001では、上記飲料注出経路(注出コック2011や、コック取付軸2011b、ワンタッチ継手2011c、飲料ホース2015から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
第11実施の形態のカウンタードラフトを図63と図64に示す。図63は、第11実施の形態のカウンタードラフトの分解時の斜視図である。図64は、第11実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。
図63や図64に示すように、第11実施の形態のカウンタードラフト2101は、注出コック2111や、カバー2112、軸取付部材2113、タワー本体2114、ベース2117などから構成されている。
この点、カバー2112には、トップピン2112aなどが螺合される。また、軸取付部材2113の上端においては、Oリング2112bを介して、カバー2112が取り付けられる。一方、軸取付部材2113の下端は、リング部材2114aを介して、タワー本体2114の上端に対して取り付けられる。また、タワー本体2114の下端は、ベース2117が嵌め込まれるとともに、その状態で一対のねじ2117a,2117bがねじ込まれることによって、タワー本体2114がベース2117に固定される。
一方、注出コック2111には、第1ナット2111zや、ユニオンナット2111a、第1スペーサ2111d、ユニオンつば2111e、、第2スペーサ2111fや、第2ナット2111g、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111cなどが取り付けられる。
また、軸取付部材2113では、その側面に設けられた貫通穴2113cに対して、ユニオンねじ2113aがはめ込まれる。さらに、軸取付部材2113に内接させた固定板2111hを介して、ユニオンねじ2113aが所定の位置関係をもって軸取付部材2113から突出させた状態で固定される。そして、ユニオンねじ2113aが軸取付部材2113に固定された状態では、ユニオンねじ2113aの切欠溝2118aと軸取付部材2113の切欠溝2118bと固定板2111hの切欠溝2118cとが重なり合い、軸取付部材2113の上端に連通した1つの切欠溝(不図示、以下、「重層切欠溝」という)が形成される。
そして、注出コック2111を軸取付部材2113に取り付ける際には、図64に示すように、カバー2112を取り外した状態の軸取付部材2113において、注出コック2111のコック取付軸2111bを取付部材213に形成された「重層切欠溝」を通すことにより、注出コック2111のコック取付軸2111bを取付部材2113の貫通穴2113cに位置させる。その後は、取付部材2113のユニオンねじ2113aに対し注出コック2111のユニオンナット2111aを螺合させることによって、注出コック2111を軸取付部材2113に取り付ける。
従って、軸取付部材2113に対する注出コック2111の取付は、注出コック2111に取り付けられたユニオンナット2111a及びユニオンつば2111eと、さらに、軸取付部材2113に取り付けられたユニオンねじ2113aとで構成されるユニオン継手をもって行われる。ここで、軸取付部材2113に対し注出コック2111を取り付ける際のユニオン継手内の一部を示した部分断面図であって、図64の部分B´を拡大したものを図65に示す。
そして、上述したように、ユニオン継手を介して軸取付部材2113に対し注出コック2111を取り付ける際には、図65に示すように、ユニオンナット2111aとユニオンつば2111eとの間に形成されたスペース2119と、ユニオンねじ2113aに形成された突起部2113bとが嵌め合わされる。これにより、軸取付部材2113に対し注出コック2111を取り付ける際には、注出コック2111の回動を防止する回り止めが実現され、さらに、注出コック2111の固定位置を確実に一方向に定めることができるので、軸取付部材2113に対し注出コック2111を取り付けることが容易となる。
ここで、ユニオンつば2111eについて、その正面図を図66に示し、その側面図を図67に示し、その背面図を図68に示し、その平面図を図69に示す。図66乃至図69に示すように、ユニオンつば2111eの周囲上下においては、Dカット2120が形成されており、突起部2121の上下にもDカット2122が形成されている。そして、ユニオンつば2111eを注出コック2111に取り付ける際には、突起部2121の上下に形成されたDカット2122によって、注出コック2111に対するユニオンつば2111eの取付位置が常に所定位置に決定され、これにより、ユニオンナット2111aの内面とユニオンつば2111eのDカット2120とによって形成されるスペース2119の位置も常に所定位置にある。
また、ユニオンねじ2113aについて、その正面図を図70に示し、図70の線C´−C´で切断した断面図を図71に示し、その背面図を図72に示し、その平面図を図73に示す。図70乃至図73に示すように、ユニオンねじ2113aの端面下部に突起部2113bが形成されている。
すなわち、軸取付部材2113に対し注出コック2111を取り付ける際において実現される、注出コック2111の回動を防止する回り止めは、比較的簡単な加工されたDカット2120,2122や突起部2113bなどにより構成され、他に余分な部品を必要としない。
また、第11実施の形態のカウンタードラフト2101では、注出コック2111や、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111c、さらに、ワンタッチ継手2111cに取り付けられた不図示の飲料ホースから、飲料注出経路が形成されており、上記飲料注出経路(注出コック2111や、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)は、軸取付部材2113やタワー本体2114に対して、ユニオンナット2111aとユニオンつば2111eとユニオンねじ2113aとで構成されるユニオン継手により、工具無しで取り付け・取り外しが可能であり、特に、工具無しで取り付ける際には、注出コック2111の回動を防止する回り止めが実現され、よって、注出コック2111の固定位置を確実に一方向に定めることができるので、注出コック2111の方向を合わせ続ける作業がなく、ユニオン継手による締結作業が楽になる。
よって、第11実施の形態のカウンタードラフト2101は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック2111や、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)を軸取付部材2113やタワー本体2114に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック2111や、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第11実施の形態のカウンタードラフト2101では、上記飲料注出経路(注出コック2111や、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)について、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第11実施の形態のカウンタードラフト2101では、上記飲料注出経路(注出コック2111や、コック取付軸2111b、ワンタッチ継手2111c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
第12実施の形態のカウンタードラフトを図74乃至図77に示す。図74は、第12実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。図75は、第12実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。図76は、第12実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。図77は、第12実施の形態のカウンタードラフトの使用時の断面図である。
図74乃至図77に示すように、第12実施の形態のカウンタードラフト2201は、注出コック2211や、カバー2212、軸取付部材2213、タワー本体2214、ベース2217、飲料ホース2215などから構成され、タワー本体2214がベース2217を介して不図示のカウンターに固定される。そして、図74に示すように、第12実施の形態のカウンタードラフト2201では、注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から、飲料注出経路が形成されている。
この点、飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)は、注出コック2211が軸取付部材2213に取り付けられた際には、注出コック2211が横方向に固定される一方で、縦方向のタワー本体2214内に飲料ホース2215を導くため、コック取付軸2211bを介して、飲料ホース2215が着脱されるワンタッチ継手2211cが下方を向いて固定されており、これにより、全体として、約90度に湾曲している。
また、軸取付部材2213には、図74に示すように、ユニオン継手を構成するユニオンねじ2213aが突設されている。一方、図74乃至図77に示すように、注出コック2211には、ユニオン継手を構成するユニオンナット2211aが設けられている。従って、ユニオンねじ2213aに対しユニオンナット2211aを螺合させることにより、注出コック2211を軸取付部材2213に取り付けることができる。
もっとも、このとき、コック取付軸2211bは、ユニオンねじ2213aの中央に設けられた不図示の貫通穴に位置する。そして、ユニオンねじ2213aが設けられた軸取付部材2213には、軸取付部材2213の上端からその貫通穴(不図示)にまで不図示の切欠溝が設けれられている。従って、注出コック2211を軸取付部材2213に取り付ける際は、カバー2212を取り外した状態の軸取付部材2213において、注出コック2211のコック取付軸2211bを取付部材2213の切欠溝(不図示)を通すことにより、注出コック2211のコック取付軸2211bを取付部材2213の貫通穴(不図示)に位置させる。その後は、取付部材2213のユニオンねじ2213aに対し注出コック2211のユニオンナット2211aを螺合させることによって、注出コック2211を軸取付部材2213に取り付ける。
尚、この点は、上述した第10実施の形態のカウンタードラフト2001(図59乃至図62参照)と同様である。
以上より、飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2211bやワンタッチ継手2211c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため飲料ホース2215が取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2211をそのままの状態で軸取付部材2213に非常に簡単に取り付けることができる。
また、その逆に、ユニオンナット2211aをユニオンねじ2213aから回し外すことにより、注出コック2211を軸取付部材2213から取り外すことができる。このとき、取付部材2213の貫通穴(不図示)に位置する注出コック2211のコック取付軸2211bを、カバー2212を取り外した状態にある取付部材2213の切欠溝(不図示)を通して、取付部材2213の外部に引き上げることにより、注出コック2211を軸取付部材2213から取り外す。
以上より、飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2211bやワンタッチ継手2211c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため飲料ホース2215が取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2211をそのままの状態で軸取付部材2213から非常に簡単に取り外すことができる。
また、図74乃至図77に示すように、上記飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)は、軸取付部材2213の切欠溝(不図示)を介して、軸取付部材2213やタワー本体2214に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第12実施の形態のカウンタードラフト2201は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)を軸取付部材2213やタワー本体2214に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第12実施の形態のカウンタードラフト2201では、上記飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)について、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第12実施の形態のカウンタードラフト2201では、上記飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
また、第12実施の形態のカウンタードラフト2201において、上記飲料注出経路(注出コック2211や、コック取付軸2211b、ワンタッチ継手2211c、飲料ホース2215から形成されるもの)を、軸取付部材2213やタワー本体2214に対して、工具無しで取り付け・取り外しをする際には、軸取付部材2213からカバー2212を取り外す必要がある。この点、軸取付部材2213に対するカバー2212の取り付けは、図77に示すように、カバー2212の内部に組み込まれたOリング2211bの弾性を利用した嵌め合いで行われているので、軸取付部材2213からカバー2212を取り外すことを簡単ですばやく行うことができる。さらに、汚れの噛み込み・錆び付き・飲料付着による固着などによって軸取付部材2213からカバー2212を取り外すことが困難となるような事態の発生を防止することができる。
第13実施の形態のカウンタードラフトを図78と図79に示す。図78は、第13実施の形態のカウンタードラフトの使用時の断面図である。図79は、第13実施の形態のカウンタードラフトの使用時でカバーを取り外した際の平面図である。
図78と図79に示すように、第13実施の形態のカウンタードラフト2301は、注出コック2311や、カバー2312、軸取付部材2313、タワー本体2314、ベース2317などから構成され、タワー本体2314がベース2317を介して不図示のカウンターに固定される。そして、図78に示すように、第13実施の形態のカウンタードラフト2301では、注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2331c、及び、そのワンタッチ継手2331cに取り付けられる不図示の飲料ホースから、飲料注出経路が形成されている。
この点、飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)は、注出コック2311が軸取付部材2313に取り付けられた際には、注出コック2311が横方向に固定される一方で、縦方向のタワー本体2314内に不図示の飲料ホースを導くため、コック取付軸2311bを介して、不図示の飲料ホースが着脱されるワンタッチ継手2311cが下方を向いて固定されており、これにより、全体として、約90度に湾曲している。
また、軸取付部材2313には、図78と図79に示すように、ユニオン継手を構成するユニオンねじ2313aが突設されている。この点、ユニオンねじ2313aは、軸取付部材2313に内接された固定板2311hに対して4本のトラスネジ2321で固定される。このとき、ユニオンねじ2313aと固定板2311hとの間には僅かな隙間が形成されており、固定板2311hが軸取付部材2313の内面に接触しても、この隙間に軸取付部材2313が介在することによって、ユニオンねじ2313aは軸取付部材2313を挟み込みながら固定板2311hにしっかり締め付けられる。
ここで、ユニオンねじ2313aについて、その正面図を図80に示し、図80の線D´−D´で切断した断面図を図81に示し、その背面図を図82に示し、その平面図を図83に示す。図80乃至図83に示すように、ユニオンねじ2313aには、4本のトラスネジ2321を挿入するための挿入穴2322が形成され、さらに、切欠溝2325が形成されている。
また、軸取付部材2313について、その正面図を図84に示し、図84の線E´−E´で切断した断面図を図85に示し、図85の線F´−F´で切断した断面図を図86に示し、その平面図を図87に示す。軸取付部材2313には、その側面に貫通穴2313が形成されるとともに、その上端から貫通穴2313に通じた切欠溝2313bが形成されている。
また、固定板2311hについて、その正面図を図88に示し、その側面図を図89に示す。固定板2311hには、4本のトラスネジ2321を螺合するためのネジ穴2323が螺設されるとともに、その上端から切欠溝2324が形成されている。
以上より、ユニオンねじ2313aと軸取付部材2313と固定板2311hには、それぞれ、切欠溝2325,2321b,2324が形成されており、それらの切欠溝2325,2321b,2324を重ね合わせるために、ユニオンねじ2313aが軸取付部材2313を挟み込んで固定板2311hに締め付けられる際には、その締め付け位置が所定位置に決まっている。この点、ユニオンねじ2313aが軸取付部材2313を挟み込んで固定板2311hに締め付けられる際には、ユニオンねじ2313aと固定板2311hとの間に形成された僅かな隙間に対し軸取付部材2313が介在するので、ユニオンねじ2313aや固定板2311hの回動が防止され、ユニオンねじ2313aや固定板2311hの締め付け位置を所定位置に自然にセットすることができる。
従って、このようにして、ユニオンねじ2313aは所定の位置関係をもって軸取付部材2313から突出させた状態で固定される。一方、図78と図79に示すように、注出コック2311には、ユニオン継手を構成するユニオンナット2311aが設けられている。従って、ユニオンねじ2313aに対しユニオンナット2311aを螺合させることにより、注出コック2311を軸取付部材2313に取り付けることができる。
もっとも、このとき、コック取付軸2311bは、ユニオンねじ2313aの中央に設けられた貫通穴2313cに位置する。そして、上述したように、ユニオンねじ2313aが設けられた軸取付部材2313には、軸取付部材2313の上端から貫通穴2313cにまで切欠溝2325,2321b,2324が重なった状態で設けれられている。従って、注出コック2311を軸取付部材2313に取り付ける際は、カバー2312を取り外した状態の軸取付部材2313において、注出コック2311のコック取付軸2311bを、取付部材2313で重なった状態にある切欠溝2325,2321b,2324に通すことにより、注出コック2311のコック取付軸2311bを取付部材2313の貫通穴2313cに位置させる。その後は、取付部材2313のユニオンねじ2313aに対し注出コック2311のユニオンナット2311aを螺合させることによって、注出コック2311を軸取付部材2313に取り付ける。
以上より、飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2311bやワンタッチ継手2311c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため不図示の飲料ホースが取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2311をそのままの状態で軸取付部材2313に非常に簡単に取り付けることができる。
また、その逆に、ユニオンナット2311aをユニオンねじ2313aから回し外すことにより、注出コック2311を軸取付部材2313から取り外すことができる。このとき、取付部材2313の貫通穴2313cに位置する注出コック2311のコック取付軸2311bを、カバー2312を取り外した状態にある取付部材2313において重なった状態にある切欠溝2325,2321b,2324に通して、取付部材2313の外部に引き上げることにより、注出コック2311を軸取付部材2313から取り外す。
以上より、飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2311bやワンタッチ継手2311c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため不図示の飲料ホースが取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2311をそのままの状態で軸取付部材2313から非常に簡単に取り外すことができる。
また、図78と図79に示すように、上記飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)は、軸取付部材2313において重なった状態にある切欠溝2325,2321b,2324を介して、取り付け・取り外しが可能である。
よって、第13実施の形態のカウンタードラフト2301は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)を軸取付部材2313やタワー本体2314に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第13実施の形態のカウンタードラフト2301では、上記飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)について、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第13実施の形態のカウンタードラフト2301では、上記飲料注出経路(注出コック2311や、コック取付軸2311b、ワンタッチ継手2311c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
また、その一方で、ユニオンねじ2313aを軸取付部材2313に取り付け・取り外しをする際には、軸取付部材2313やタワー本体2314に対して、4本のトラスネジ2321を回すためのドライバーだけで取り付け・取り外しが可能である。これによって、その取り付け・取り外し作業を比較的簡単で確実に行うことができるようになり、また、位置決めピンなどの部品が不要であり部品数の削減に貢献することができ、さらに、その取り付け・取り外し作業が格段に楽になる。また、タワー本体2314内のスペースを大きくとれるので、その取り付け・取り外し作業がやすくなる。
第14実施の形態のカウンタードラフトを図90乃至図92に示す。図90乃至図92は、第14実施の形態のカウンタードラフトの使用時の部分断面図である。
図90乃至図92に示すように、第14実施の形態のカウンタードラフト2401は、注出コック2411や、カバー2412、軸取付部材2413、タワー本体2414などから構成され、タワー本体2014が不図示のカウンターに固定される。そして、図90乃至図92に示すように、第14実施の形態のカウンタードラフト2401では、注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、及び、そのワンタッチ継手2411cに取り付けられる付図示の飲料ホースから、飲料注出経路が形成されている。
この点、飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)は、注出コック2411が軸取付部材2413に取り付けられた際には、注出コック2411が横方向に固定される一方で、縦方向のタワー本体2414内に不図示の飲料ホースを導くため、コック取付軸2411bを介して、不図示の飲料ホースが着脱されるワンタッチ継手2411cが下方を向いて固定されており、これにより、全体として、約90度に湾曲している。
また、軸取付部材2413には、図90乃至図92に示すように、ユニオン継手を構成するユニオンねじ2413aが突設されている。一方、図90乃至図92に示すように、注出コック2411には、ユニオン継手を構成するユニオンナット2411aが設けられている。従って、図91に示すように、ユニオンねじ2413aに対しユニオンナット2411aを螺合させることにより、注出コック2411を軸取付部材2413に取り付けることができる。
もっとも、このとき、ユニオンナット2411aを注出コック2411側にスライドさせることにより、飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)や、ユニオンねじ2413aなどの接続部分を見やすくすることができる。また、ユニオンねじ2413aなどはメッキされていないが、ユニオンナット2411aを注出コック2411の反対側にスライドさせてユニオンねじ2413aに螺合させることにより、メッキされたユニオンナット2411aで覆われる。このとき、図90内の拡大図に示すように、注出コック2411に設けられた第1ナット2411z内の突起部2431に対してユニオンナット2411aの一端(メッキされていない)が接触する構造になっており、これにより、逆に、第1ナット2411zの一端2433がユニオンナット2411aに接触しない構造になっている。このような構造では、第1ナット2411zの一端2433がユニオンナット2411aのメッキ面を傷付けることがない。
さらに、このとき、コック取付軸2411bは、ユニオンねじ2413aの中央に設けられた不図示の貫通穴に位置する。そして、ユニオンねじ2413aが設けられた軸取付部材2413には、軸取付部材2413の上端から貫通穴(不図示)にまで不図示の切欠溝が設けれられている。従って、注出コック2411を軸取付部材2413に取り付ける際は、カバー2412を取り外した状態の軸取付部材2413において、注出コック2411のコック取付軸2411bを取付部材2413の切欠溝(不図示)を通すことにより、注出コック2411のコック取付軸2411bを取付部材2413の貫通穴(不図示)に位置させる。その後は、取付部材2413のユニオンねじ2413aに対し注出コック2411のユニオンナット2411aを螺合させることによって、注出コック2411を軸取付部材2413に取り付ける。
この点は、上述した第10実施の形態のカウンタードラフト2001(図59乃至図62参照)と同様である。
以上より、飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2411bやワンタッチ継手2411c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため不図示の飲料ホースが取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2411をそのままの状態で軸取付部材2413に非常に簡単に取り付けることができる。
また、その逆に、ユニオンナット2411aをユニオンねじ2413aから回し外すことにより、注出コック2411を軸取付部材2413から取り外すことができる。このとき、取付部材2413の貫通穴(不図示)に位置する注出コック2411のコック取付軸2411bを、カバー2412を取り外した状態にある取付部材2413の切欠溝(不図示)を通して、取付部材2413の外部に引き上げることにより、注出コック2411を軸取付部材2413から取り外す。
この点は、上述した第10実施の形態のカウンタードラフト2001(図59乃至図62参照)と同様である。
以上より、飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、飲料ホース2415から形成されるもの)が約90度に湾曲していても、コック取付軸2411bやワンタッチ継手2411c(飲料注出経路内をなるべく外気に触れないようにすべくクリーンな状態を保つため不図示の飲料ホースが取り付けられた状態を含む)が一体となった状態の注出コック2411をそのままの状態で軸取付部材2413から非常に簡単に取り外すことができる。
また、図90乃至図92に示すように、上記飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)は、軸取付部材2413の切欠溝(不図示)を介して、軸取付部材2413やタワー本体2414に対して、工具無しで取り付け・取り外しが可能である。
よって、第14実施の形態のカウンタードラフト2401は、洗浄殺菌を必要とする上記飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)を軸取付部材2413やタワー本体2414に対し容易に取り付け・取り外しが行え、上記飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)の洗浄作業をより簡便にし、飲料の劣化を防ぎ、美味の飲料の注出を可能している。
また、第14実施の形態のカウンタードラフト2401では、上記飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)について、洗浄済みにあるものをそのまま入れ替えることができる。
従って、第14実施の形態のカウンタードラフト2401では、上記飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)の接続等が容易であることから、洗浄時だけでなく設置時にも、効果を発揮する。
そして、第14実施の形態のカウンタードラフト2401では、上記飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)を、軸取付部材2413やタワー本体2414に対して、工具無しで取り付け・取り外しをする際において、ユニオンナット2411aを注出コック2411側にスライドさせることにより、飲料注出経路(注出コック2411や、コック取付軸2411b、ワンタッチ継手2411c、不図示の飲料ホースから形成されるもの)やユニオンねじ2413aなどの接続部分が見やすくなることから、その取り付け・取り外し作業がしやすくなり、また、ユニオンナット2411aを注出コック2411の反対側にスライドさせてユニオンねじ2413aに螺合させると、メッキされたユニオンナット2411aに覆われることから、ユニオンねじ2413aなどの外から見えない部分のメッキを不要にさせることができ、さらに、第1ナット2411zの一端2433がユニオンナット2411aに接触できない構造により、第1ナット2411zの一端2433がユニオンナット2411aのメッキ面を傷付けることがない。
次に、第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される飲料注出経路について説明する。図93は、第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される飲料注出経路の側面図である。
図93に示すように、第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される飲料注出経路は、注出コック2511や、コック取付軸2511b、継手2511c、飲料ホース2515から形成されている。この点、注出コック2511は樹脂製のものを使用する。また、継手2511cにおいては、図93内の拡大図で示すように、SUS304製のジョイント2511dを飲料ホース2515内に差し込むとともに2本の針金2511eを巻き付けることによって固定させている。
ここで、継手2511cを構成するジョイント2511dについて、その正面図を図94に示し、図94の線G´−G´で切断した断面図を図95に示す。また、ジョイント2511d内にセッティングされるパッキン2511fの正面図を図96に示し、図96の線H´−H´で切断した断面図を図97に示す。
以上より、第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される飲料注出経路(注出コック2511や、コック取付軸2511b、継手2511c、飲料ホース2515から形成されるもの)は、樹脂製の注出コック2511とSUS304製のジョイント2511dとを使用しているので、飲料注出経路(注出コック2511や、コック取付軸2511b、継手2511c、飲料ホース2515から形成されるもの)内の飲料がビール以外のもの、例えば、酎ハイであっても、腐食することがない。従って、第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される飲料注出経路は、その内部を流れる飲料がビールと酎ハイのいずれであっても、飲料注出経路(注出コック2511や、コック取付軸2511b、継手2511c、飲料ホース2515から形成されるもの)を共通にすることができることから、コストダウンに貢献することができる。
さらに、ビール専用のカウンタードラフトにおいては、そこで使用される飲料注出経路に対して、樹脂製の注出コック2511やジョイント2511dなどから構成される継手2511cに交換すれば、酎ハイ用のカウンタードラフトとして使用することができるので、交換部品が少なく余分な手間がかからない。
本発明は、カウンタードラフトにおける飲料注出経路の交換に適用し得る。
第1実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
第1実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
第1実施の形態のカウンタードラフトの軸取付部材付近の断面図である。
第1実施の形態のカウンタードラフトに取付可能なカバーの側面図である。
第2実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
第2実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
第3実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
第3実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトの使用時の正面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトの使用時の上面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトを図10の線B−Bで切断した部分断面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトの分解時の部分断面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した側面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した上面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトにおけるタワー本体を示した正面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトにおけるタワー本体を示した側面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトにおけるカバーを示した部分断面図である。
第4実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路の一部を示した正面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトの使用時の正面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトの使用時の上面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトを図20の線C−Cで切断した部分断面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した側面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトのカバーとタワー本体を示した正面図である。
第5実施の形態のカウンタードラフトのカバーとタワー本体に対して飲料注出経路を取り付けた際の状態を示した正面図である。
第6実施の形態のカウンタードラフトの使用時の正面図である。
第6実施の形態のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
第6実施の形態のカウンタードラフトの分解時の上面図である。
第6実施の形態のカウンタードラフトの側面図である。
第6実施の形態のカウンタードラフトにおける飲料注出経路を示した側面図である。
第7実施の形態のカウンタードラフトの使用時の説明図である。
第7実施の形態のカウンタードラフトを図32の線D−Dで切断した断面図である。
第7実施の形態のカウンタードラフトの側面図である。
第7実施の形態のカウンタードラフトの一部を拡大した断面図である。
第7実施の形態のカウンタードラフトの分解時における一部を拡大した断面図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトの使用時の説明図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトを図37の線E−Eで切断した断面図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトの側面図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトの一部を拡大した断面図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトの分解時における一部を拡大した断面図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトを図41の線F−Fで切断した断面図である。
第8実施の形態のカウンタードラフトを図41の線G−Gで切断した断面図である。
第9実施の形態のカウンタードラフトの使用時の説明図である。
第9実施の形態のカウンタードラフトを図44の線H−Hで切断した断面図である。
第9実施の形態のカウンタードラフトを図44の線H−Hで切断した断面図であって、飲料ホースのみを取り出した際の状態を示したものである。
第9実施の形態のカウンタードラフトの一例を図44の線H−Hで切断した断面図である。
第9実施の形態のカウンタードラフトの一例を図44の線H−Hで切断した断面図であって、飲料ホースのみを取り出した際の状態を示したものである。
第9実施の形態のカウンタードラフトで使用し得るパイプ部材の一例を示した平面図である。
第9実施の形態のカウンタードラフトで使用し得るパイプ部材の一例を示した平面図である。
背景技術のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
背景技術のカウンタードラフトの使用時の断面図である。
背景技術のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
背景技術のカウンタードラフトの使用時の部分断面図である。
背景技術のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
背景技術のカウンタードラフトの分解時の側面図である。
背景技術のカウンタードラフトの使用時の説明図である。
背景技術のカウンタードラフトを図57の線A−Aで切断した断面図である。
第10実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
第10実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。
第10実施の形態のカウンタードラフトの使用時の断面図である。
第10実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解して拡大した側面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトの分解時の斜視図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトにおいて、軸取付部材に対し注出コックを取り付ける際のユニオン継手内の一部を示した部分断面図であって、図64の部分B´を拡大したものである。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンつばの正面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンつばの側面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンつばの背面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンつばの平面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの正面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの断面図であって、図70の線C´−C´で切断したものである。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの背面図である。
第11実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの平面図である。
第12実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。
第12実施の形態のカウンタードラフトの一部を分解した側面図である。
第12実施の形態のカウンタードラフトの使用時の側面図である。
第12実施の形態のカウンタードラフトの使用時の断面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトの使用時の断面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトの使用時でカバーを取り外した際の平面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの正面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの断面図であって、図80の線D´−D´で切断したものである。
第13実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの背面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトのユニオンねじの平面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトの軸取付部材の正面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトの軸取付部材の断面図であって、図84の線E´−E´で切断したものである。
第13実施の形態のカウンタードラフトの軸取付部材の断面図であって、図85の線F´−F´で切断したものである。
第13実施の形態のカウンタードラフトの軸取付部材の平面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトの固定板の正面図である。
第13実施の形態のカウンタードラフトの固定板の側面図である。
第14実施の形態のカウンタードラフトの使用時の部分断面図である。
第14実施の形態のカウンタードラフトの使用時の部分断面図である。
第14実施の形態のカウンタードラフトの使用時の部分断面図である。
第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される飲料注出経路の側面図である。
第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される継手を構成するジョイントの正面図である。
第15実施の形態のカウンタードラフトで使用される継手を構成するジョイントの断面図であって、図94の線G´−G´で切断したものである。。
第15実施の形態のカウンタードラフトで使用されるジョイント内にセッティングされるパッキンの正面図である。
第15実施の形態のカウンタードラフトで使用されるジョイント内にセッティングされるパッキンの断面図であって、図96の線H´−H´で切断したものである。
1,31,71,101,201,251,301,401,501,2001,2101,2201,2301,2401…カウンタードラフト
11,41,81,111,211,261,320,420,520,2011,2111,2211,2311,2411,2511…注出コック
13,42,82,2013,2113,2213,2313,2413…軸取付部材
13d,328b,428b,528b…雌ネジ
14,44,82,112,212,262a,262b,319,419,519,2014,2114,2214,2314,2414…タワー本体
14a,44a,88a…雄ネジ
15,45,85,116,216,266,316,416,516,2015,2215,2515…飲料ホース
21,51,91,121,221,281,351,451,551,2021…カウンター
56,91,335,435,535…ナット
112b,112c…U字切欠部
13a,114a,214,264,328,428,528,2011b,2111b,2211b,2311b,2411b,2511b…コック取付軸
114d…凹部
270…ヒンジ
2011a,2111a,2211a,2311a,2411a…ユニオンナット
2013a,2113a,2213a,2313a,2413a…ユニオンねじ
2013b…切欠溝
2013c,2113c…貫通穴
2111e…ユニオンつば
2113b…突起部
2119…スペース
2212a…Oリング