JP4583971B2 - 記録装置、及び、記録装置の組立方法 - Google Patents

記録装置、及び、記録装置の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、外装と、この外装に収容される記録機構部とを備えてなる記録装置、及び、この記録装置の組立方法に関する。
一般に、プリンタは、記録ヘッドを含む機械部分と、この機械部分を収容する外装とから構成される。この外装と機械部分との接合部分は、機械部分の重量と、記録動作中の機械部分の揺れに起因する応力とに耐え得る強度を有する必要がある。そこで、必要な強度を有し、簡単かつ低コストな方法として、ネジ止めが多用されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−113784号公報
ところで、外装の多くは薄い金属板または樹脂を成形したものであり、撓みを生じやすい。このため、プリンタの組立工程において外装と機械部分とをネジ止めする際に、外装の撓みに起因して機械部分に歪みを生じてしまうことがあった。このため、機械部分の精度が低下し、記録動作に悪影響を与える可能性があった。
そこで、従来は、機械部分と外装とを接合する複数のネジ止め箇所について、各箇所に加わる荷重等を考慮して、組立時にネジを締める順序を決めていた。ところが、この方法では、組立工程において決められた順序に従ってネジを締めなければならず、作業効率が低下するという問題があった。また、決められた順序に従ってネジを締めたとしても、機械部分の歪みを完全に防止することはできなかった。さらに、整備性を考慮して、製造後にネジを取り外すための作業スペースを確保できるようにしなければならず、設計上の制約が増すという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、外装内に機械部分を収容して構成されるプリンタを、歪みを生じることなく簡単に組み立てられるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、上部ケースと下部ケースとからなる外装に、記録ヘッドを備えた記録機構部を収容してなる記録装置において、前記記録機構部に、前記上部ケースに当接する複数の弾性体と、前記下部ケースに当接して前記記録機構部の荷重を支持する複数の弾性支持部材とを設け、さらに、前記上部ケースと前記下部ケースとを連結する連結手段を設け、前記上部ケースと前記下部ケースとは、前記記録機構部を前記弾性体及び前記弾性支持部材を介して挟み込んで押圧した状態で、前記連結手段によって連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、上部ケースと下部ケースとからなる外装に記録ヘッドを備えた記録機構部を収容してなる記録装置において、上部ケースと下部ケースとは、記録機構部が備える複数の弾性体及び複数の弾性支持部材を介して挟み込んで押圧した状態で、連結手段によって連結されているので、記録機構部には、上部ケース及び下部ケースより加わる押圧力と、この押圧力に抗して弾性体及び弾性支持部材が反発する反発力が働く。このため、記録機構部にネジ止めを施すことなく、上部ケース及び下部ケースからなる外装に対して、弾性体及び弾性支持部剤を介して強固に固定されるので、歪みを生じることなく簡単に組立可能な記録装置を実現できる。
本発明において、前記記録機構部は、その長手方向両端部を構成する一対のサイドフレームを備え、各々の前記サイドフレームには、前記サイドフレームの一端側に位置するローラと、前記サイドフレームの他端側において前記下部ケースに対向するリング部材とが配設され、前記記録機構部が備える弾性支持部材は、前記ローラ及び前記リング部材であって、前記下部ケースには、前記ローラを受ける受け部と、前記受け部において前記ローラの位置を規制する位置規制部材と、前記リング部材に差し込まれる突起とを設けた構成としてもよい。
この場合、記録機構部が備えるサイドフレームには、弾性支持部材としてローラとリング部材とが配設され、このローラは、下部ケースに設けられる受け部によって受けられ、位置規制部材によって位置が規制され、また、リング部材には突起が差し込まれるので、記録機構部の長手方向両端部に配設されたローラとリング部材によって、記録機構部が、下部ケースに対して正しい位置に保持される。このため、記録装置の組立作業において、記録機構部を下部ケースに載せる際に、最初にローラを受け部に置き、その後、ローラを中心に記録機構部を回動させて、リング部材を突起の上方から徐々に降ろせば、ローラの位置が規制されているため、自然とリング部材に突起が差し込まれる。これにより、組立作業がより容易になる上、高い精度で組立可能であるという効果が得られる。
また、本発明において、前記連結手段は、前記上部ケースの下端において下方に突出する爪と、前記下部ケースの上部において前記上部ケースの爪を嵌め込み可能に形成された受け溝と、前記上部ケースと前記下部ケースとに跨って配設され、前記上部ケース及び前記下部ケースの各々に対してネジ止めされるブラケットと、を備える構成としてもよい。
この場合、上部ケースの下端において下方に突出する爪と、上部ケースの爪を嵌め込み可能に形成された受け溝と、上部ケースと下部ケースとに跨って配設されるブラケットとによって、上部ケースと下部ケースとを、容易に連結することができる。
本発明の記録装置の組立方法は、上部ケースと下部ケースとからなる外装に、記録ヘッドを備えた記録機構部を収容してなる記録装置の組立方法であって、前記記録機構部に、前記上部ケースに当接する複数の弾性体と、前記下部ケースに当接して前記記録機構部の荷重を支持する複数の弾性支持部材とを設け、さらに、前記上部ケースと前記下部ケースとを連結する連結手段を設けた構成とし、前記下部ケースに前記記録機構部を載せる第1工程と、前記記録機構部に前記上部ケースを被せ、前記上部ケースと前記下部ケースとによって、前記記録機構部を前記弾性体及び前記弾性支持部材を介して挟み込む第2工程と、前記上部ケースを前記下部ケースに向けて押圧した状態で、前記連結手段によって前記上部ケースと前記下部ケースとを連結する第3工程と、を経て前記記録装置を組み立てることを特徴とする。
本発明によれば、第1工程において、下部ケースに記録機構部を載せ、第2工程において、記録機構部に上部ケースを被せて上部ケースと下部ケースとによって記録機構部を挟み込み、第3工程において、上部ケースを下部ケースに向けて押圧した状態で上部ケースと下部ケースとを連結するので、記録機構部は、上部ケースから加わる押圧力と、この押圧力に弾性体及び弾性支持部材が反発することによる反発力とによって、上部ケース及び下部ケースに対して強く固定される。これにより、記録機構部に直接ネジ止めを施すことなく、記録機構部を確実に固定することが可能であり、歪みを生じることなく容易に組立可能な記録装置を実現できる。
また、本発明において、前記記録機構部は、その長手方向両端部を構成する一対のサイドフレームを備え、各々の前記サイドフレームには、前記サイドフレームの一端側に位置するローラと、前記サイドフレームの他端側において前記下部ケースに対向するリング部材とが配設され、前記記録機構部が備える弾性支持部材は、前記ローラ及び前記リング部材であって、前記下部ケースには、前記ローラを受ける受け部と、前記受け部において前記ローラの位置を規制する位置規制部材と、前記リング部材に差し込まれる突起とを設け、前記第1工程においては、最初に前記記録機構部が備えるローラを前記下部ケースの前記受け部に嵌め込み、続いて、前記ローラを中心として前記サイドフレームの面に沿って前記記録機構部を回動させ、前記リング部材に前記突起を差し込むようにしてもよい。
この場合、第1工程においては、最初に、サイドフレームに配設されたローラを下部ケースの受け部に嵌め込み、続いて、ローラを中心としてサイドフレームの面に沿って記録機構部を回動させ、リング部材に突起を差し込むので、最初にローラの位置が規制され、このローラを中心として記録機構部を回動させることにより、記録機構部が下部ケースに対して正しい位置に保持される。このため、より容易に、かつ高い精度で記録装置を組み立てることができる。
本発明によれば、外装と、この外装に収容される記録機構部とをネジ止めすることなく、かつ、記録機構部を確実に外装に固定することができるので、記録装置を、歪みを生じることなく簡単に組み立てることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るドットインパクトプリンタ10の外観斜視図であり、特に図1はドットインパクトプリンタ10を上方から見た斜視図であり、図2は下方から見た斜視図である。また、図3は、ドットインパクトプリンタ10が内蔵する記録機構部20の構成を示す斜視図であり、図4は、図1のA−A´線におけるドットインパクトプリンタ10の断面図である。
本発明の記録装置としてのドットインパクトプリンタ10は、複数の記録ワイヤ(図示略)を打ち出す記録ヘッド30により、記録媒体の記録面に対して、インクリボンを介して記録ワイヤを打ち出すことによって文字を含む画像を記録するものである。ここで、記録媒体としては、単票紙、連続紙、複写紙等、種々の形態のシート(紙製及び樹脂製を含む)を利用可能であるが、本実施形態では、上記記録媒体として連続紙を用いた例について説明する。
図1に示すように、ドットインパクトプリンタ10は、上部ケース11及び下部ケース12からなる略箱形の外装を有し、この外装に記録機構部20(図3)を内蔵する。
上部ケース11の上面前部には上面カバー13が配設され、後述するリボンカートリッジ50(図6)を記録機構部20に装着する際等に上方に開かれる。上部ケース11の前面下部には、記録機構部20に連続紙を供給するためのフロント給紙口101が開口する。フロント給紙口101の上には、前方に開く前面カバー15が配設され、前面カバー15を開けて記録機構部20に連続紙をセットできるようになっている。
また、図1及び図2に示すように、上部ケース11には、上部ケース11の上面後部から背面にかけて連続する上背面カバー14が配設される。上背面カバー14は、ヒンジ部17によって下部ケース12に連結され、後述する記録機構部20のメンテナンス時等に後方に向けて開放される。上背面カバー14の背面には、記録後の連続紙が吐き出される排紙口103が開口する。上部ケース11の背面において、上背面カバー14の下には、記録機構部20に連続紙を供給するためのリア給紙口102が開口する。
さらに、下部ケース12の背面下部にはI/Fカバー16が配設される。I/Fカバー16の内側には、ドットインパクトプリンタ10をコンピュータ等の各種機器に接続するためのコネクタ(図示略)が配設されており、I/Fカバー16を開けて、上記コネクタにケーブルを接続する等の作業を行えるようになっている。
そして、下部ケース12の底面には、フロント側に2個のフロント脚ゴム104が配設され、リア側に2個のリア脚部105が配設される。フロント脚ゴム104及びリア脚部105は、ドットインパクトプリンタ10が設置される設置面に当接する。
また、上部ケース11の前面上部には操作パネル106が配設される。操作パネル106は、ドットインパクトプリンタ10の動作に係る各種設定を行うためのスイッチ類、動作状態を報知するインジケータ及び液晶ディスプレイパネル等を備える。下部ケース12の前面の隅には、ドットインパクトプリンタ10の電源をON/OFFするスイッチ107が配される。また、図2に示すように、下部ケース12の背面には、ドットインパクトプリンタ10に電源を供給するための電源コネクタ108が配設される。
次に、記録機構部20の構成について説明する。図3及び図4に示すように、記録機構部20は、本体フレームとしての右サイドフレーム21、左サイドフレーム22、フロントフレーム23及びベースフレーム24を備える。この本体フレームに、記録ヘッド30と、記録ヘッド30を載置するキャリッジ28と、フロント側から記録ヘッド30に対して連続紙を供給するフロント給紙機構26と、リア側から記録ヘッド30に対して連続紙を供給するリア給紙機構27と、フロント給紙機構26及びリア給紙機構27により供給された連続紙を記録ヘッド30に向けて搬送する搬送機構34と、記録ヘッド30による記録済みの連続紙を排出する排紙機構35と、リボンカートリッジ(図示略)を駆動するリボン駆動ユニット37とが配設される。
右サイドフレーム21及び左サイドフレーム22は、記録機構部20の両端部において互いに対向するよう立設され、この右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に、フロントフレーム23及びベースフレーム24が架け渡される。フロントフレーム23は記録機構部20のフロント側に位置し、ベースフレーム24は記録機構部20の下部のリア側に位置する。
フロント給紙機構26は、記録機構部20の前面下部に配設されたフロント給紙台261と、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に平行に架け渡されたトラクタ支持軸263及びトラクタ駆動軸264と、左右一対のフロントトラクタ262と、各フロントトラクタ262に一体に取り付けられたフロントトラクタカバー266とを備える。フロント給紙台261は、記録機構部20の前面のほぼ下端部から斜め上に延びる面を有し、この面により、フロント給紙口101(図1)から挿入された連続紙を下方から支持する。フロント給紙台261の上方には、トラクタ支持軸263及びトラクタ駆動軸264が配設され、これらトラクタ支持軸263及びトラクタ駆動軸264に、左右一対のフロントトラクタ262が挿通される。フロントトラクタ262は各々平面部を有し、この平面部がフロント給紙台261の面に連なるよう配設される。また、フロントトラクタ262は、複数のピン265を有するトラクタベルト(図示略)を備える。このトラクタベルトはトラクタ支持軸263とトラクタ駆動軸264とに架けられる。トラクタ支持軸263は回転自在に配設される一方、トラクタ駆動軸264は搬送モータ(図示略)によって駆動されて回転する。そして、上記トラクタベルトは、トラクタ駆動軸264の回転に伴って回転し、ピン265をフロントトラクタ262の平面に沿って移動させる。ピン265は、フロントトラクタ262の平面部から露出し、連続紙の両端部に穿設されたスプロケットホールに係合する。そして、上記トラクタベルトが回転してピン265が移動することにより、連続紙が記録ヘッド30側へ搬送される。また、フロントトラクタ262には、ピン265の上方から被さるフロントトラクタカバー266が配設される。フロントトラクタ262に連続紙を載せてフロントトラクタカバー266を被せることにより、ピン265が連続紙のスプロケットホールに係合した状態が保持される。
リア給紙機構27は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に平行に架け渡されたトラクタ支持軸272及びトラクタ駆動軸273と、左右一対のリアトラクタ271と、各リアトラクタ271に一体に取り付けられたリアトラクタカバー275と、リアトラクタ271の奥に配設されたスプロケットホイール276とを備える。
記録機構部20のリア側においては、ベースフレーム24の一部が、リア給紙口102(図2)に対応する位置で平面に形成されており、この平面により、リア給紙口102から挿入された連続紙が下方から支持される。そして、このベースフレーム24に並べてトラクタ支持軸272及びトラクタ駆動軸273が配設され、これらトラクタ支持軸272及びトラクタ駆動軸273に、2個のリアトラクタ271が挿通される。リアトラクタ271は平面部を有し、この平面部が、ベースフレーム24がなす平面に連なるように配設される。また、リアトラクタ271は、複数のピン274を有するトラクタベルト(図示略)を備え、このトラクタベルトはトラクタ支持軸272とトラクタ駆動軸273とに架けられており、搬送モータ(図示略)によってトラクタ駆動軸273が駆動されることにより回転する。ピン274はリアトラクタ271の平面部に露出しており、連続紙に穿設されたスプロケットホールに係合する。そして、上記トラクタベルトの回転によりピン274が移動し、連続紙がフロント側へ搬送される。
リアトラクタ271の奥には、スプロケットホイール276が配設される。スプロケットホイール276は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に架け渡された軸に挿通された左右一対の輪状部材であり、上記軸が搬送モータ(図示略)により駆動されることで回転する。スプロケットホイール276の円周面には複数のピン277が並び、これらピン277は、リアトラクタ271から搬送された連続紙のスプロケットホールに、上方から係合する。そして、スプロケットホイール276の回転によって連続紙が巻き上げられ、記録ヘッド30に向けて搬送される。また、リアトラクタ271には、ピン277の上方から被さるリアトラクタカバー275が配設される。リアトラクタ271に連続紙を載せてリアトラクタカバー275を被せることにより、ピン274が連続紙のスプロケットホールに係合した状態が保持される。
搬送機構34は、連続紙の裏面に当接する第1搬送ローラ341と、連続紙を介して第1搬送ローラ341に対向する第2搬送ローラ342と、第2搬送ローラ342を軸支する第2搬送ローラ軸343と、記録ヘッド30に対向して配設されたプラテン31とを備える。
第1搬送ローラ341はスプロケットホイール276の上方に配設され、連続紙の裏面に当接する。この第1搬送ローラ341に対して、連続紙を挟んで対向する位置に、第2搬送ローラ軸343が配設される。この第2搬送ローラ軸343は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に回転自在に架け渡され、複数の第2搬送ローラ342が挿通される。第2搬送ローラ軸343は、ローラ開閉モータ(図示略)の動作によって所定の範囲内で移動可能であり、ローラ開閉モータの動作により、第2搬送ローラ342は、第1搬送ローラ341から離隔し、或いは、第1搬送ローラ341側へ付勢される。
そして、第2搬送ローラ342が第1搬送ローラ341側へ付勢されることで、連続紙が第1搬送ローラ341と第2搬送ローラ342との間に挟まれて支持される。第1搬送ローラ341は搬送モータ(図示略)及び駆動輪列部33により駆動され、第1搬送ローラ341の回転により、連続紙が記録ヘッド30側へ搬送される。
キャリッジ28は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に架け渡されたキャリッジ軸29に挿通される。キャリッジ28には、キャリッジ駆動モータ32とキャリッジ駆動プーリ(図示略)とに架けられたベルトが装着され、キャリッジ駆動モータ32とキャリッジ駆動プーリによってベルトが駆動されることで、キャリッジ軸29に沿って移動する。キャリッジ28には、記録ヘッド30が搭載される。記録ヘッド30は、搬送機構34の上方において連続紙の記録面に対向し、連続紙の記録面と記録ヘッド30との間にはインクリボン(図示略)が配設される。そして、記録ヘッド30から連続紙に向けて記録ワイヤ(図示略)を打ち出すことにより、連続紙の記録面にインクが付着し、文字を含む画像が記録される。記録ヘッド30に対向する位置においては、連続紙の裏面側に、プラテン31が配設される。プラテン31は、連続紙に接する平面を有する平プラテンであり、この平面において記録ワイヤの突出力を支持する。プラテン31は、連続紙に対して垂直な方向に移動可能に構成され、ばね(図示略)によって連続紙に向けて付勢される。
排紙機構35は、記録ヘッド30により記録された連続紙に裏側から当接する第1排紙ローラ351と、右サイドフレーム21から左サイドフレーム22にかけて配設された可動フレーム353と、可動フレーム353を支持する可動軸354及びユニット支持軸355と、可動フレーム353と左サイドフレーム22とに跨って組み付けられたばね356と、可動フレーム353に固定された複数の排紙ローラユニット357と、排紙ローラユニット357に組み付けられた第2排紙ローラ358とを備える。
第1排紙ローラ351は、記録ヘッド30の上方において連続紙の裏面に当接し、搬送モータ(図示略)及び駆動輪列部33により駆動されて回転する。この第1排紙ローラ351に対して、連続紙を介して対向する位置に、可動軸354及びユニット支持軸355が配設される。可動軸354及びユニット支持軸355は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に架け渡され、ユニット支持軸355は右サイドフレーム21及び左サイドフレーム22に固定される一方、可動軸354は、ユニット支持軸355を中心として円を描くように移動可能である。また、可動フレーム353は、可動軸354及びユニット支持軸355に固定され、可動軸354とともに移動可能である。
可動フレーム353には、可動軸354及びユニット支持軸355の軸方向に沿って並ぶ複数の排紙ローラユニット357が取り付けられる。排紙ローラユニット357には、それぞれ、ユニット支持軸355から離隔した位置に第2排紙ローラ358が組み付けられている。可動フレーム353は、左サイドフレーム22との間に架け渡されたばね356によって、ユニット支持軸355を中心として第1排紙ローラ351に近づく方向に付勢される。このため、排紙ローラユニット357が有する第2排紙ローラ358は、第1排紙ローラ351に押しつけられる方向に付勢され、この付勢力により、連続紙が第1排紙ローラ351と第2排紙ローラ358との間に挟まれる。さらに、可動軸354は、ローラ開閉モータ(図示略)の動作によって、ばね356の付勢力に抗して移動される。すなわち、ローラ開閉モータの動作時には、可動軸354がばね356の付勢力に抗して移動し、第2排紙ローラ358が第1排紙ローラ351から離隔され、ローラ開閉モータの非動作時には、ばね356の付勢力によって第2排紙ローラ358が第1排紙ローラ351に押しつけられる。
また、記録機構部20のフロント側の右端部には、リボン駆動ユニット37が配設される。リボン駆動ユニット37は右サイドフレーム21に固定され、リボンカートリッジ(図示略)が備える巻き取り機構を駆動して、インクリボン(図示略)の巻き取り動作を行う。この巻き取り動作により、記録ヘッド30と連続紙との間に、常に新しいインクリボンが供給される。
図5は、上部ケース11の底面側、すなわち記録機構部20側の構成を示す平面図であり、図6は、下部ケース12の上側、すなわち記録機構部20側の構成を示す平面図である。また、図7及び図8は、記録機構部20を下部ケース12に載せてチルトさせた状態を示し、図7は斜視図であり、図8は背面図である。
ここで、上記図1〜図4並びに図5〜図8の各図を参照して、ドットインパクトプリンタ10の外装たる上部ケース11及び下部ケース12と、記録機構部20との取付構造について、詳細に説明する。
図3に示すように、右サイドフレーム21の上端部には、フロント側に右フロントダンパ211が配設され、リア側には右リアダンパ212が配設される。左サイドフレーム22においても同様に、フロント側の上端部に左フロントダンパ221が配設され、リア側の上端部に左リアダンパ222が配設される。本発明の弾性体に対応するこれらの各ダンパは、ゴム(天然ゴム及び合成ゴムを含む)或いはシリコーンゴム等の合成樹脂等、所定の弾性を有する材料により構成される。これら記録機構部20の上部の四隅に配置された4個のダンパは、上部ケース11の底面に当接する。なお、上記各ダンパは、その表面が所定以上の摩擦係数を有するものである場合、上部ケース11との摩擦により記録機構部20と上部ケース11とがより強く固定されるので、好ましい。
図5に示すように、上部ケース11には4個のダンパ受け111,112,113,114が形成される。上部ケース11の底面には、上部ケース11に必要な強度を持たせるための壁体が多数立設され、ダンパ受け111,112,113,114は、これら壁体の一部を他の部分よりも低くして、凹部となるよう形成したものである。そして、ダンパ受け111は、図4に示すように記録機構部20の右フロントダンパ211に嵌合し、ダンパ受け112は右リアダンパ212に嵌合する。また、同様に、ダンパ受け113(図5)は左フロントダンパ221に嵌合し、ダンパ受け114(図5)は左リアダンパ222に嵌合する。
一方、図3に示すように、記録機構部20の下部には、フロント側に突出する左右一対のローラ25が配設される。ローラ25は、ゴム(天然ゴム及び合成ゴムを含む)或いはシリコーンゴム等の合成樹脂等、所定の弾性を有する材料からなる輪と、この輪を回転自在に支持する軸とによって構成される。右側のローラ25の軸は右サイドフレーム21に固定され、左側のローラ25の軸は左サイドフレーム22に固定され、その輪は右サイドフレーム21及び左サイドフレーム22の面に沿って各々回転可能である。
また、図6に示すように、下部ケース12のフロント側の隅部には、本発明の受け部としてのローラ受け121、122が形成される。これらローラ受け121、122は、ローラ25に嵌合する凹部であって、その側方には、本発明の位置規制部材としての右ローラ規制部材123及び左ローラ規制部材124が配設される。
記録機構部20が備える2個のローラ25は、それぞれ、ローラ受け121、122に嵌合する。この状態において、右側のローラ25の側面には、左側から右ローラ規制部材123が当接し、左側のローラ25の側面には、右側から左ローラ規制部材124が当接する。従って、右ローラ規制部材123及び左ローラ規制部材124により、記録機構部20の長手方向、すなわちキャリッジ軸29の軸方向におけるローラ25の位置が規制される。
さらに、図7に示すように、記録機構部20のリア側の下部には、本発明のリング部材としての左右一対のゴム脚213、223が配設される。ゴム脚213、223は、ゴム(天然ゴム及び合成ゴムを含む)或いはシリコーンゴム等の合成樹脂等、所定の弾性を有する材料を、中央に孔を有するリング状に成型した部材である。ゴム脚213は右サイドフレーム21のリア側下部に固定され、ゴム脚223は左サイドフレーム22のリア側下部に固定される。
また、ゴム脚213と右サイドフレーム21との接合部においては、ゴム脚213の孔に対応する位置に空間が形成され、ゴム脚213の孔に対して、所定の長さ以下の棒体を挿入できるようになっている。ゴム脚223についても同様に、左サイドフレーム22との接合部において、ゴム脚223の孔に対応する位置に空間が形成されている。
これに対し、図6に示すように、下部ケース12のリア側には、本発明の突起としての左右一対の支持突起125、126が形成される。支持突起125、126は、下部ケース12の後部において上方に突出する柱状突起であり、その先端は丸められている。
そして、記録機構部20を下部ケース12に接合した状態において、下部ケース12の支持突起125は、図4に示すように、記録機構部20のゴム脚213の孔に差し込まれる。ここで、支持突起125の外径はゴム脚213の孔の径とほぼ同径または僅かに大きい径となっており、支持突起125がゴム脚213の孔に嵌合した状態において、支持突起125とゴム脚213とは密に接し、ガタや遊びを生じないようになっている。同様に、下部ケース12の支持突起126は、記録機構部20のゴム脚223の孔に差し込まれる。支持突起126の外径はゴム脚223の孔の径とほぼ同径であり、支持突起126がゴム脚223の孔に嵌合した状態において、支持突起126とゴム脚223とは密に接し、ガタや遊びを生じないようになっている。
このように、支持突起125、126が、それぞれゴム脚213、223の孔に嵌合することにより、記録機構部20の水平方向における位置が規制される。
このように、記録機構部20は、右フロントダンパ211、右リアダンパ212、左フロントダンパ221及び左リアダンパ222の各ダンパを介して上部ケース11に接合され、さらに、2個のローラ25、ゴム脚213、223を介して下部ケース12に接合される。そして、右フロントダンパ211、右リアダンパ212、左フロントダンパ221及び左リアダンパ222の各ダンパは、上部ケース11の底面に形成されたダンパ受け111,112,113,114に各々嵌合するので、記録機構部20の、上部ケース11に対する水平方向の位置が規制される。
また、記録機構部20が備える2個のローラ25は、下部ケース12に形成されたローラ受け121、122に各々嵌合し、これらローラ25には、側方から右ローラ規制部材123及び左ローラ規制部材124が当接する。これにより、ローラ25の左右方向の位置が規制される。さらに、記録機構部20が備えるゴム脚213、223には、下部ケース12に形成された支持突起125、126が各々嵌合する。これにより、記録機構部20の水平方向の位置が規制される。
ここで、上部ケース11と下部ケース12との連結構造について説明する。図2に示すように、ドットインパクトプリンタ10の背面側においては、上部ケース11と下部ケース12とに跨るブラケット18が配設される。ブラケット18は、上部ケース11及び下部ケース12の内部に配設され、下部ケース12の底面と、上部ケース11の背面にネジ止めされる。下部ケース12の底面のネジは下部ケース12により隠蔽される。一方、上部ケース11の背面のネジは露出し、容易に着脱可能になっている。
また、図3に示すように、下部ケース12のフロント側の上部には、受け溝120が形成されている。そして、この受け溝120に対応する位置において、上部ケース11のフロント側には、爪110(図5)が形成されている。爪110と受け溝120とは、上部ケース11と下部ケース12とを離隔しないよう規制する形状となっており、上部ケース11と下部ケース12とを突き合わせ、上部ケース11を下部ケース12に向けて押圧することにより、爪110が受け溝120に嵌め込まれる。
従って、上部ケース11と下部ケース12とを連結する場合には、上部ケース11と下部ケース12とを突き合わせて上部ケース11を押圧し、爪110を受け溝120に嵌め込み、その後、上部ケース11の背面側のネジを締めて上部ケース11とブラケット18とを固定すればよい。また、この逆の手順により、上部ケース11を下部ケース12から取り外すことが可能である。
ドットインパクトプリンタ10の組立作業は、1.下部ケース12に記録機構部20を載せる工程、2.記録機構部20に上部ケース11を被せて、上部ケース11と下部ケース12とによって記録機構部20を挟み込む工程、3.上部ケース11を下部ケース12に向けて押圧した状態で、上部ケース11と下部ケース12とを連結する工程からなる。
このうち、1.下部ケース12に記録機構部20を載せる工程においては、まず、下部ケース12のローラ受け121、122に記録機構部20のローラ25を落とし込み、続いて、ローラ25を中心に記録機構部20を回動させて、ゴム脚213、223に支持突起125、126を差し込む。
記録機構部20は金属製の部材や各種モータ等を搭載しており、比較的重いものであるから、下部ケース12に対して正確な位置に運ぶことは難しいといえる。しかし、上記の通り、最初にローラ25をローラ受け121、122に落とし込めば、ローラ25の位置が右ローラ規制部材123及び左ローラ規制部材124により規制されるので、記録機構部20の位置を簡単に正しい位置に合わせられる。この状態で記録機構部20を回動させ、ゴム脚213、223を支持突起125、126の上から降ろしていけば、支持突起125、126が自然にゴム脚213、223に差し込まれ、安全かつ容易に記録機構部20を載せることができる。
また、上記の3.上部ケース11を下部ケース12に向けて押圧した状態で、上部ケース11と下部ケース12とを連結する工程において、上部ケース11を押圧することで、この押圧力に抗して右フロントダンパ211、右リアダンパ212、左フロントダンパ221及び左リアダンパ222と、ゴム脚213、223とによる反発力が生じる。この反発力により、記録機構部20は、上部ケース11及び下部ケース12の内部で確実に固定される。従って、記録機構部20を上部ケース11及び下部ケース12にネジ止めすることなく、上部ケース11及び下部ケース12の内部において確実に固定できる。
また、記録機構部20が備えるローラ25は回転自在に構成されており、上部ケース11が装着されない状態では、図7及び図8に示すように、記録機構部20を、ローラ25を中心としてチルトさせることが可能である。記録機構部20をチルトさせる場合、記録機構部20のリア側が持ち上げられる。ここで、ローラ25はローラ受け121、122(図6)に嵌合したまま回転して支点となり、記録機構部20のリア側に配設されるゴム脚213、223は上方に移動される。
記録機構部20をチルトさせた状態を保持するためには、支持棒40を用いる。支持棒40は所定の長さを有する棒状部材であり、記録機構部20の荷重に耐え得る強度を有するものであれば、その材料は特に限定されない。図6に示すように、下部ケース12のリアの左側に形成される支持突起126の側方には、支持棒受け穴115が形成されている。支持棒受け穴115は、支持棒40の径と同サイズまたは大きなサイズに形成された凹部であり、この支持棒受け穴115に支持棒40を差し入れることが可能である。記録機構部20をチルトさせた状態で、支持棒受け穴115に支持棒40の一端を差し入れ、他端をゴム脚223の孔の中に差し入れると、支持棒40によって記録機構部20の荷重が支持され、図7及び図8に示すように、記録機構部20がチルトした状態が保持される。
このように記録機構部20をチルトさせることにより、ドットインパクトプリンタ10の組立作業が、より一層容易になる。
図6に示すように、下部ケース12の底部には、回路基板41が収容される。回路基板41は、ドットインパクトプリンタ10の各モータや記録ヘッド30の動作を制御する制御回路等が実装されており、回路基板41に実装された回路は、記録機構部20に搭載されるモータや記録ヘッド30等に接続される。従って、ドットインパクトプリンタ10を組み立てる工程においては、回路基板41を下部ケース12に収容して固定した後、回路基板41上の回路及び記録機構部20のモータ等にハーネスを接続する配線作業が必要になる。この配線作業は、回路基板41を下部ケース12に固定した後に行う必要がある。また、ハーネスの長さの制限から、配線作業中は、回路基板41と記録機構部20とが近接していることが望ましい。
そこで、下部ケース12に回路基板41を固定した後で、下部ケース12に記録機構部20を載せ、さらに記録機構部20をチルトさせて支持棒40を組み付けると、配線作業に最適な状態が保たれる。記録機構部20がチルトした状態においては、記録機構部20のリア側から下部ケース12内を見渡すことができ、回路基板41上の回路に対する配線作業を容易に行える。また、回路基板41と記録機構部20とが近接した位置にあるため、ハーネスの長さの影響を受けずに配線作業を行える。
そして、配線作業が終了した後に、記録機構部20のリア側を持ち上げて記録機構部20を大きく傾け、支持棒40を取り外して、記録機構部20のゴム脚213、223を下部ケース12の支持突起125、126に嵌合させれば、下部ケース12に対する記録機構部20の組み付けが完了する。さらに、記録機構部20に上部ケース11を被せて上部ケース11と下部ケース12とを連結すれば、ドットインパクトプリンタ10の組立が完了する。
つまり、上述したドットインパクトプリンタ10の組立作業において、予め、下部ケース12の底部に、回路基板41及びブラケット18を固定しておき、上記の1.下部ケース12に記録機構部20を載せる工程において、記録機構部20をチルトさせて記録機構部20の各部と回路基板41との結線作業を行う。その後、上記の2.記録機構部20に上部ケース11を被せて、上部ケース11と下部ケース12とによって記録機構部20を挟み込む工程と、3.上部ケース11を下部ケース12に向けて押圧した状態で、上部ケース11と下部ケース12とを連結する工程とを行えばよい。
以上説明したように、本実施形態のドットインパクトプリンタ10によれば、記録機構部20が、右フロントダンパ211、右リアダンパ212、左フロントダンパ221及び左リアダンパ222を介して上部ケース11に当接し、ローラ25、ゴム脚213、214を介して下部ケース12に当接し、上部ケース11と下部ケース12とが、記録機構部20を押圧した状態で連結されているので、記録機構部20においては、上部ケース11及び下部ケース12により押圧力が加わり、各ダンパ及びローラ25、ゴム脚213、214による反発力とが生じ、この押圧力と反発力とによって記録機構部20が上部ケース11及び下部ケース12に強く固定される。このため、記録機構部20にネジ止めを施すことなく、上部ケース11及び下部ケース12に対して強固に固定されるので、歪みを生じることなく簡単に組立可能である。
また、右サイドフレーム21及び左サイドフレーム22に配設されるローラ25は、下部ケース12のローラ受け121、122に嵌合して、右ローラ規制部材123及び左ローラ規制部材124によって位置が規制される。このため、記録装置の組立作業において、記録機構部20を下部ケース12に載せる際に、最初にローラ25をローラ受け121、122に置き、その後、ローラ25を中心に記録機構部20を回動させて、ゴム脚213、214を支持突起125、126の上方から徐々に降ろせば、自然とゴム脚213、214に支持突起125、126が差し込まれる。これにより、組立作業がより容易になる上、高い精度で組立可能であるという効果が得られる。また、上部ケース11と下部ケース12とは、上部ケース11が備える爪110が下部ケース12の受け溝120に嵌合し、さらに、ブラケット18にネジ止めされることで固定される。このため、上部ケース11と下部ケース12とは、極めて容易に連結することが可能である。
なお、上述した実施形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用可能であることは勿論である。例えば、上述した実施形態では、記録媒体として連続紙を用いる構成を例示したが、単票紙を用いることも勿論可能である。
また、上記実施形態においては、記録機構部20の上部の四隅に右フロントダンパ211、右リアダンパ212、左フロントダンパ221及び左リアダンパ222が配設される構成としたが、これらダンパの位置及びその数については任意であり、その形状についても変更可能である。また、その他の細部構成についても、本発明の趣旨を損なうことのない範囲において適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係るドットインパクトプリンタの外観斜視図である。 ドットインパクトプリンタの外観斜視図である。 記録機構部の構成を示す斜視図である。 図1のA−A´線における断面視図である。 上部ケースの底面側の構成を示す平面図である。 下部ケースの上側の構成を示す平面図である。 下部ケースに記録機構部を載せてチルトさせた状態を示す斜視図である。 下部ケースに記録機構部を載せてチルトさせた状態を示す背面図である。
符号の説明
10…ドットインパクトプリンタ(記録装置)、11…上部ケース、12…下部ケース、18…ブラケット、20…記録機構部、21…右サイドフレーム、22…左サイドフレーム、25…ローラ、30…記録ヘッド、40…支持棒、41…回路基板、110…爪、111,112,113,114…ダンパ受け、115…支持棒受け穴、120…受け溝、121、122…ローラ受け、123…右ローラ規制部材(位置規制部材)、124…左ローラ規制部材(位置規制部材)、125、126…支持突起(突起)、211…右フロントダンパ(弾性体)、212…右リアダンパ(弾性体)、213…ゴム脚(リング部材)、221…左フロントダンパ(弾性体)、222…左リアダンパ(弾性体)、223…ゴム脚(リング部材)。

Claims (3)

  1. 上部ケースと下部ケースとからなる外装に、記録ヘッドを備えた記録機構部を収容してなる記録装置において、
    前記記録機構部に、前記上部ケースに当接する複数の弾性体と、前記下部ケースに当接して前記記録機構部の荷重を支持する複数の弾性支持部材とを設け、さらに、前記上部ケースと前記下部ケースとを連結する連結手段を設け、前記上部ケースと前記下部ケースとは、前記記録機構部を前記弾性体及び前記弾性支持部材を介して挟み込んで押圧した状態で、前記連結手段によって連結され
    前記記録機構部は、その長手方向両端部を構成する一対のサイドフレームを備え、各々の前記サイドフレームには、前記サイドフレームの一端側に位置するローラと、前記サイドフレームの他端側において前記下部ケースに対向するリング部材とが配設され、前記記録機構部が備える弾性支持部材は、前記ローラ及び前記リング部材であって、前記下部ケースには、前記ローラを受ける受け部と、前記受け部において前記ローラの位置を規制する位置規制部材と、前記リング部材に差し込まれる突起とを設けたこと、
    を特徴とする記録装置。
  2. 前記連結手段は、前記上部ケースの下端において下方に突出する爪と、前記下部ケースの上部において前記上部ケースの爪を嵌め込み可能に形成された受け溝と、前記上部ケースと前記下部ケースとに跨って配設され、前記上部ケース及び前記下部ケースの各々に対してネジ止めされるブラケットと、を備えること、
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 上部ケースと下部ケースとからなる外装に、記録ヘッドを備えた記録機構部を収容してなる記録装置の組立方法であって、
    前記記録機構部に、前記上部ケースに当接する複数の弾性体と、前記下部ケースに当接して前記記録機構部の荷重を支持する複数の弾性支持部材とを設け、
    さらに、前記上部ケースと前記下部ケースとを連結する連結手段を設けた構成とし、
    前記下部ケースに前記記録機構部を載せる第1工程と、
    前記記録機構部に前記上部ケースを被せ、前記上部ケースと前記下部ケースとによって、前記記録機構部を前記弾性体及び前記弾性支持部材を介して挟み込む第2工程と、
    前記上部ケースを前記下部ケースに向けて押圧した状態で、前記連結手段によって前記上部ケースと前記下部ケースとを連結する第3工程と、を経て前記記録装置を組み立て、前記記録機構部は、その長手方向両端部を構成する一対のサイドフレームを備え、
    各々の前記サイドフレームには、前記サイドフレームの一端側に位置するローラと、前記サイドフレームの他端側において前記下部ケースに対向するリング部材とが配設され、
    前記記録機構部が備える弾性支持部材は、前記ローラ及び前記リング部材であって、
    前記下部ケースには、前記ローラを受ける受け部と、前記受け部において前記ローラの位置を規制する位置規制部材と、前記リング部材に差し込まれる突起とを設け、
    前記第1工程においては、最初に前記記録機構部が備えるローラを前記下部ケースの前記受け部に嵌め込み、続いて、前記ローラを中心として前記サイドフレームの面に沿って前記記録機構部を回動させ、前記リング部材に前記突起を差し込むこと
    を特徴とする記録装置の組立方法。
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