JP4582234B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、シート材を一枚ずつ搬送する給紙機構の改良に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、シート材を一枚ずつ給紙するために、積載されたシート材の最上位の一枚に当接する給紙ローラ(ピックアップローラ)が設けられる。給紙ローラは、シート材に対し所定の押圧力で押し付けられることが、一枚ずつ給紙を行うために重要である。ところが、シート材は、画像形成に伴い順次消費され、最上位のシート材の位置も徐々に変わっていく。そこで、給紙ローラのシート材への押圧状態を一定にするため、シート材の消費に伴うシート材ないし給紙ローラの移動機構が必要である。
特許文献1においては、供給トレイ内の積載板(圧板)を持ち上げる駆動力を、作用部材を介して積載板へ伝える駆動力伝達機構を有している。そして、駆動力伝達機構は、積載板が下方変位するのを規制するワンウェイクラッチを有している。つまり、積載板に駆動力を与えないときにおいても積載板に載る記録シートの重みで積載板が下方へ移動しないように、ワンウェイクラッチを用いているのである。
特開2007−269462号公報
しかしながら、いわゆる市販のワンウェイクラッチを部品として追加する場合、ワンウェイクラッチの遊び(バックラッシ)に応じて、積載板が下がってしまうという問題がある。例えば、特許文献1の構造においては、本体側において最下流に配されたギヤ227にワンウェイクラッチが取り付けられていたので(段落0097)、ワンウェイクラッチの遊びが積載板の下方への変位量に大きく影響しており、積載板を上方へ持ち上げる駆動力を切った後、積載板が最大0.8mmほど下がってしまっていた。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであって、いわゆるワンウェイクラッチを用いることなく、圧板の下降を防止することを目的とする。
前記した課題を解決する本発明は、装置本体と、前記装置本体に着脱可能に装着され、シート材が積載される供給トレイと、前記供給トレイに積載されたシート材の最上位の一枚に上方から当接するピックアップローラと、前記供給トレイに積載されるシート材の下方に設置され、給紙時に前記シート材を持ち上げる圧板と、サンギヤ、キャリア、プラネタリギヤおよびリングギヤを有し、サンギヤ、キャリアおよびリングギヤのうちの1つが入力ギヤ、1つが出力ギヤ、1つが動力伝達のトリガ部材となる遊星歯車機構と、前記入力ギヤに係合して動力を与える駆動源と、前記出力ギヤと係合して、前記出力ギヤの回転を、前記圧板を持ち上げる動力に変換する圧板リフト機構と、ON側とOFF側に揺動可能に支持された部材からなり、前記トリガ部材に係合して前記入力ギヤから前記出力ギヤへの動力伝達をONとし、前記トリガ部材から離脱してOFFとする切換部材と、前記ピックアップローラの上下動に応じて動作し、前記圧板が前記シート材を介して前記ピックアップローラを最上位の位置まで押し上げたときに前記切換部材をOFF側に揺動させ、前記シート材が消費されて前記ピックアップローラが所定の下方位置まで下がったときに前記切換部材をON側に揺動させる圧板制御機構と、前記切換部材と同時に揺動可能とされ、前記切換部材のON側への揺動動作に伴い前記出力ギヤから離脱して出力ギヤの回転を許容し、前記切換部材のOFF側への揺動動作に伴い前記出力ギヤに係合して前記出力ギヤの回転を止めるストッパと、前記ストッパを前記切換部材に向けて付勢して当接させることで前記切換部材と前記ストッパの同時の揺動を可能にするとともに、前記切換部材のOFF側への揺動動作に伴い変形して前記切換部材を前記ストッパとは別に揺動可能とするバネ部材とを備え、前記切換部材がOFF側に揺動するときに、前記切換部材が前記トリガ部材から離脱するのと同時または離脱するより先に前記ストッパが前記出力ギヤに係合するように構成されたことを特徴とする。
このような構成によれば、駆動源の駆動力は、遊星歯車機構の入力ギヤ、出力ギヤ、圧板リフト機構および圧板へと伝達して、圧板を持ち上げる動力となる。そして、この動力の伝達は、切換部材がON側に揺動してトリガ部材に係合することで伝わる(ON)ようになり、切換部材がOFF側に揺動してトリガ部材から離脱することで伝わらない(OFF)ようになる。ストッパは、バネ部材により切換部材に付勢されているため切換部材の揺動と同時に揺動する。そのため、切換部材がON側に位置している状態からOFF側に揺動するときには、ストッパが同時に揺動し、切換部材がトリガ部材から離脱するのと同時または離脱するより先にストッパが出力ギヤに係合する。これによりストッパが出力ギヤの回転を止める。また、ストッパが出力ギヤに係合した後は、バネ部材が変形することにより、切換部材がストッパとは別に揺動して、切換部材がトリガから十分に離脱する。
このようにして、ストッパが出力ギヤに係合することで、圧板の下降を防止することができる。
そして、ストッパが出力ギヤに係合するのは、切換部材がトリガ部材から離脱するのと同時または離脱するより先であるため、ストッパと出力ギヤの噛み合いの遊びによる圧板の下降は、最小限に抑えられる。
本発明の画像形成装置によれば、切換部材がトリガ部材から離脱するのと同時または離脱するより先にストッパが出力ギヤに係合して圧板の下降を防止するので、いわゆるワンウェイクラッチを用いることなく圧板の下降を防止することができる。
<レーザプリンタの全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本発明の実施形態に係るレーザプリンタの要部側断面図である。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に給紙されたシート材の一例としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
本体ケーシング2の前側(以下の説明において、図1における右を前、左を後とする。)には、開閉自在なフロントカバー2aが設けられており、フロントカバー2aを開いたときにできる開口から、後述するプロセスカートリッジ30が着脱自在となっている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される供給トレイの一例としての給紙トレイ11と、給紙トレイ11の下部において用紙3の下方に設置され、給紙時に用紙3を持ち上げるため、前方が持ち上がるように揺動自在に設けられた圧板51と、圧板51の下方に設置され、圧板51を下側から持ち上げるリフト板52を備えている。リフト板52は、その後端53で、給紙トレイ11に回動可能に支持されており、後述するように、装置本体からの駆動力により回動駆動力が与えられて後端53周りに回動して圧板51を持ち上げるようになっている。なお、本明細書において、「装置本体」とは、レーザプリンタ1から、給紙トレイ11およびこの給紙トレイ11に取り付けられた部品を除いた部分である。
また、給紙トレイ11の前方の上方には給紙トレイ11に積載された用紙3の最上位の一枚に上方から当接するピックアップローラ61が配置され、その前方には分離ローラ62が配置されている。分離ローラ62は、給紙トレイ11に取り付けられた分離パッド12に対向して配置されている。分離ローラ62のさらに前方には、紙粉取りローラ13と対向ローラ14が互いに対向して配置されている。用紙3は、この2つのローラの間を通った後、搬送経路19に倣って後方へ方向を転換されるようになっている。
さらに、ピックアップローラ61の上方には、レジストローラ15が配置されている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ11内の用紙3が、リフト板52および圧板51によって持ち上げられてピックアップローラ61によって最上位の用紙3が分離ローラ62側に送られ、分離ローラ62および分離パッド12の摩擦によって最上位の用紙3のみが対向ローラ14側に送り出されて一枚ずつ画像形成部5に搬送される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセスカートリッジ30、定着部40などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部20は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー21、レンズ22,23、反射鏡24,25などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡24、レンズ23、反射鏡25の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ30の感光ドラム32の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ30は、スキャナ部20の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。このプロセスカートリッジ30は、感光ドラム32を支持した感光体カートリッジ30Aと、この感光体カートリッジ30Aに着脱自在に装着され、内部に現像剤としてのトナーを収容した現像剤カートリッジ30Bとからなる。
感光体カートリッジ30Aは、外枠を構成する感光体ケース31内に、感光ドラム32、スコロトロン型帯電器33および転写ローラ34が主に設けられている。
現像剤カートリッジ30Bは、感光体カートリッジ30Aに対して着脱自在に装着されており、現像剤を収容する現像剤ケース35に、現像ローラ36、供給ローラ38およびアジテータ39を備えている。このうち、現像ローラ36、供給ローラ38およびアジテータ39は、現像剤ケース35に回転可能に支持されている。そして現像剤ケース35内のトナーTは、供給ローラ38の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ36に供給され、このとき、供給ローラ38と現像ローラ36との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ36上に供給されたトナーTは、現像ローラ36の矢印方向(反時計方向)への回転に伴って、層厚規制のためのブレードBと現像ローラ36との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ36上に担持される。
感光ドラム32は、現像剤カートリッジ30Bが装着される感光体ケース31に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム32は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器33は、感光ドラム32の上方に、感光ドラム32に接触しないように、所定間隔を隔てて対向して配置されている。このスコロトロン型帯電器33は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム32の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ34は、感光ドラム32の下方において、この感光ドラム32に対向して接触するように配置され、感光体ケース31に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ34は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。転写ローラ34には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光ドラム32の表面は、スコロトロン型帯電器33により一様に正帯電された後、スキャナ部20からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光ドラム32の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36上に担持されているトナーTが、感光ドラム32に対向して接触する時に、感光ドラム32の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーTは、感光ドラム32の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム32と転写ローラ34とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム32と転写ローラ34との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム32の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
定着部40は、プロセスカートリッジ30の下流側に配設され、加熱ローラ41と、この加熱ローラ41に対向して配置され加熱ローラ41との間で用紙3を挟持する加圧ローラ42を備えている。そして、このように構成される定着部40では、用紙3上に転写されたトナーTを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
<フィーダ部の詳細構成>
次に、フィーダ部4の詳細構成について説明する。図2(a)は、ピックアップローラとこれを駆動するギア機構部分を左後側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のZ矢視図であり、図3(a)は、ピックアップローラとギヤ機構部分を右後側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のY部の分解拡大図である。なお、図2および図3においては用紙3を省略している。
図2に示すようにピックアップローラ61は、ホルダ65に回転可能に支持され、伝達ギヤ機構部Gからの駆動力が分離ローラシャフト62bを介して伝えられる。また、リフトアーム71を介してピックアップローラ61の上下の動作が伝達ギヤ機構部Gに伝えられるとともに、リフトアーム71によりピックアップローラ61が下方に付勢されている。
ピックアップローラ組立体60は、分離ローラシャフト62bの軸周りに揺動可能であり、給紙トレイ11を装置本体に装着したときには、積層された用紙3の最上面から離間している。後述する動力伝達の構成により用紙3が圧板51により持ち上げられると、ピックアップローラ61は用紙3に押し上げられ、ピックアップローラ61が所定の高さまで持ち上げられたときに、圧板51の上昇動作が止まるようになっている。また、用紙3が数枚〜十数枚使用されてピックアップローラ61の位置が下がると、再度圧板51が上昇し、ピックアップローラ61が所定の高さになるまで用紙3を持ち上げるようになっている。すなわち、ピックアップローラ61は、用紙3の最上面の高さ位置のセンサとしての役割を果たしている。このような動作を、本実施形態の画像形成装置においては、機械的な構成により実現している。このような構成は公知のものであり、例えば特開2006−176321号公報にも記載されている。
[分離ローラ駆動ギヤからピックアップローラへの動力伝達]
分離ローラシャフト62bは、いくつかのギヤを介してピックアップローラ61に連結されている。
分離ローラシャフト62bの左端には、分離ローラ駆動ギヤ62cが設けられている。分離ローラ駆動ギヤ62cには、駆動源の一例としての駆動力入力ギヤ110から図示しない複数のアイドルギヤを介して動力が伝達されており、例えば特開2006−176321号公報に開示されたような公知の構成により、給紙するタイミングにおいてのみ回転されるようになっている。
分離ローラシャフト62bおよびピックアップローラ組立体60は、装置本体に取り付けられている。
リフトアーム71は、その略中央の支点71aにおいて装置本体に揺動可能に支持されている。リフトアーム71の右端には、係合孔71bが形成され、ホルダ65の突部65aと係合している。また、リフトアーム71の左端71cは、伝達ギヤ機構部Gに係合している。リフトアーム71の左端71cよりも若干内側(支点71a寄り)には、コイルスプリング72の下端が係合している。コイルスプリング72の上端は、図示しない装置本体に係合しており、コイルスプリング72は常時リフトアーム71の左端71cを上側に引っ張り上げている。この付勢力によりリフトアーム71の右端は、下方に付勢されており、ピックアップローラ61が下方に付勢される。
[圧板への動力伝達]
次に、圧板への動力伝達について説明する。参照する図において、図4(a)、(b)は、クラッチギヤの分解斜視図であり、図5は、圧板制御機構の斜視図であり、図6は、切換部材とストッパの分解斜視図であり、図7は、図5のX部拡大図である。
伝達ギヤ機構部Gは、図2および図3に示すように、駆動力入力ギヤ110、第1アイドルギヤ111、クラッチギヤ80、圧板リフト機構90(91〜94)およびスイッチングギヤ96を備えている。
駆動力入力ギヤ110は、図示しないモータに連結され、モータの回転時は、常時回転するようになっている。駆動力入力ギヤ110は、第1アイドルギヤ111を介してクラッチギヤ80の入力ギヤ81に係合している。
クラッチギヤ80は、入力ギヤ81からの動力を圧板51に伝えるかどうかを制御するギヤセットであり、図4(a),(b)に示すように、入力ギヤ81、出力ギヤ82およびトリガ部材83を備えた、いわゆる遊星歯車機構からなる。
入力ギヤ81は、遊星歯車機構のいわゆるサンギヤ81aを中央部に有し、外周に第1アイドルギヤ111が歯合する外歯81bを有している。
出力ギヤ82は、遊星歯車機構のいわゆるリングギヤ82aをトリガ部材83に対面する面に有し、反対側の面に出力ギヤ歯82bを有する。また、外周には、出力ギヤ歯82bより大径で、出力ギヤ歯82bより細かく数が多いストッパギヤ歯82cを有している。ストッパギヤ歯82cは、いわゆる歯車として機能するものではなく、後述するストッパ130と係合して出力ギヤ82の回転を規制するための歯である。
トリガ部材83は、遊星歯車機構のいわゆるキャリアに相当するものであり、遊星ギヤ83aを2つ保持している。トリガ部材83の外周には、トリガ歯83bが形成されている。トリガ歯83bは、いわゆる歯車として機能するものではなく、後述するように、切換部材120が係合することで入力ギヤ81から出力ギヤ82への動力伝達を可能(ON)にし、切換部材120が離脱することで入力ギヤ81から出力ギヤ82への動力伝達を不可能(OFF)にするための歯である。
圧板リフト機構90は、図2および図3に示すように、第1減速ギヤ91、第2アイドルギヤ92、第2減速ギヤ93およびリフトギヤ94を有している。
第1減速ギヤ91は、大径のギヤ91aが出力ギヤ82の出力ギヤ歯82bと歯合し、小径のギヤ91bが第2アイドルギヤ92に歯合して出力ギヤ82の回転を第2アイドルギヤ92に伝達している。
第2アイドルギヤ92は、第1減速ギヤ91の小径のギヤ91bに歯合するとともに第2減速ギヤ93の大径のギヤ93aに歯合して第1減速ギヤ91の回転を第2減速ギヤ93に伝達している。
第2減速ギヤ93は、大径のギヤ93aが第2アイドルギヤ92に歯合し、小径のギヤ93bがリフトギヤ94に歯合して第2アイドルギヤ92の回転をリフトギヤ94に伝達している。
リフトギヤ94は、図2(b)に示すように、扇形に形成されたギヤであり、前記したリフト板52が下端に固定されている。リフトギヤ94の回動中心は、リフト板52の後端53と一致しており、リフト板52の回動中心となる。
以上のような圧板リフト機構90の構成により、出力ギヤ82の回転は、第1減速ギヤ91、第2アイドルギヤ92、第2減速ギヤ93およびリフトギヤ94の順に伝わって、リフト板52を回動させる。リフト板52が回動して起きると、リフト板52が圧板51を下から持ち上げて、圧板51が上方に移動(回動)する。
[圧板の上昇および停止の切換の構成]
次に、圧板51を上下に移動させ、圧板51が用紙3を介してピックアップローラ61を上方の給紙位置まで押し上げたときに圧板51の上昇動作を停止させる圧板制御機構について説明する。参照する図において、図8は、圧板の上昇時の圧板制御機構の状態を説明する図であり、図9は、圧板が上昇時から停止時に切り替わる途中の圧板制御機構の状態を説明する図であり、図10は、圧板が上昇して停止した時の圧板制御機構の状態を説明する図である。
図3(a)に示すように、リフトアーム71の左端71cの上下には、第1フック73および第2フック74が配置されている。第1フック73および第2フック74は、それぞれ図3(b)に示すような形状をしており、第1フック73は前側アーム73aと後側アーム73bを有し、第2フック74は、前側アーム74aと後側アーム74bを有する。第1フック73と第2フック74は、装置本体に支持されることで同じ軸を中心に揺動可能である。両者の前側アーム73a,74aは、互いにコイルスプリング75により引き寄せられており、これにより、一方のフックが揺動すると、他方のフックもコイルスプリング75に引かれて揺動するようになっている。
また、図5に示すように、両者の後側アーム73b,74bは、その先端がともにスイッチングギヤ96の第1カム部96bに対面しており、第1フック73および第2フック74の向きによって、後側アーム73b,74bの先端が第1カム部96bの段差部96d、突部96eに係合したり離脱したりするようになっている。
スイッチングギヤ96は、最外周に一部歯が無い欠歯部96j(図8参照)を有する外周ギヤ96aを有するとともに、内側(右側)に第1カム部96bを有し、さらに内側に第2カム部96cを有する。外周ギヤ96aは、後述するクラッチギヤ80の入力ギヤ81の外歯81bと歯合可能であり、外周ギヤ96aの歯がある部分と外歯81bとが対面すると、入力ギヤ81の回転がスイッチングギヤ96に伝わるようになっている。
第1カム部96bは、滑らかな円柱状の外周面に段差部96dと、突部96e(図8〜10参照)と、凹部96fを有している。
段差部96dは、図8に示すように第2フック74の後側アーム74bの先端は係合できるが、第1フック73の後側アーム73bの先端は係合できないようにスイッチングギヤ96の軸方向において、後側アーム74bが配置された範囲のみに設けられている。
また、突部96eは、第1フック73の後側アーム73bが係合でき、第2フック74の後側アーム74bが係合できないように、スイッチングギヤ96の軸方向において、後側アーム73bが配置された範囲のみに設けられている。
第2カム部96cは、全体として卵形のプロファイルを有するとともに、一部に平面部96gを有している。
第2カム部96cには、トーションスプリング97の一方のアーム97aが常時当接しており、図8に示すように、アーム97aが第2カム部96cの卵形の先端部96hに当接しているときには、アーム97aが第2カム部96cの平面部96gに当たろうとする方向、つまり、図8における時計回りにスイッチングギヤ96を回転させる力を発生させるようになっている。
図5および図6に示すように、クラッチギヤ80の出力ギヤ82の下方には、切換部材120が配置されている。切換部材120は、軸部121周りに揺動可能に支持された部材であって、2つのアームを有する。前側アーム122は、その先端がスイッチングギヤ96の第1カム部96bのカム面に対面しており、後側アーム123は、その先端がトリガ部材83の外周、つまりトリガ歯83bに対面している。図6に示すように、後側アーム123の右側面には、ストッパ130に向けて突出したバネ係止部124が設けられ、軸部121における後側アーム123が延出する部分のさらに後側には、バネ係止部125が設けられている。
バネ係止部124には、ストッパ130と切換部材120とを引き寄せ合うバネ部材の一例としてのスプリング141の一端が係合されている。バネ係止部124の後側の面は、ストッパ130と当接してスプリング141の力を受ける当接面124aとなっている。ここでは、スプリング141としてコイルスプリングを例示しているが、コイルスプリングに限らず、トーションスプリングを用いることもできる。
バネ係止部125には、スプリング142の一端が係合され、常時スプリング142に引かれることで、図5、図6の向きで見て、切換部材120が時計回りに付勢されるようになっている。
切換部材120の右側には、切換部材120と同軸で揺動可能なストッパ130が設けられている。ストッパ130は、軸部131、前側アーム132、後側アーム133およびバネ係止部134を有する。
軸部131は、切換部材120の軸部121の外側に嵌合し、ストッパ130を切換部材120と同軸で揺動できるように軸支している。
前側アーム132は、図6において軸部131から略上方に延びている。前側アーム132の前面132aは、切換部材120の当接面124aと当接できる位置に配置されている。
後側アーム133は、図5および図6に示すように、軸部131から後方に延び、その先端に係合部の一例としてのフック133aを有し、フック133aの先端が出力ギヤ82のストッパギヤ歯82cに対面している。
バネ係止部134には、スプリング141の他端が係合され、常時スプリング141により引かれることでストッパ130は図5、図6における反時計回りに付勢されている。この付勢力により、切換部材120の当接面124aと前側アーム132の前面132aが当接しているときには、切換部材120とストッパ130とが一体となり、両者が同時に揺動する。
図7に拡大して示すように、出力ギヤ82のストッパギヤ歯82cは、回転方向前方(ここでは、駆動力入力ギヤ110の駆動力による回転方向であり、図7では時計回りである)の面が、回転方向前方に行くに従い内径側に向かう斜面(第1斜面)82dとなっている。そして、回転方向後側の面も、回転方向前方に行くに従い内径側に向かう斜面82eとなっている。
一方、ストッパ130の後側アーム133の先端のフック133aは、出力ギヤ82の回転方向後方の面が出力ギヤ82に近づくに従い出力ギヤ82の回転方向前方に向かう斜面(第2斜面)133bとなっている。そして、フック133aの、出力ギヤ82の回転方向前方の面も、出力ギヤ82に近づくに従い出力ギヤ82の回転方向前方に向かう斜面133cとなっている。
このため、出力ギヤ82が駆動力入力ギヤ110の駆動力により回転している状態でストッパギヤ歯82cとフック133aが係合しようとしたときには、斜面82dと斜面133bとが摺接して後側アーム133を出力ギヤ82から離れるように移動させるようになっている。つまり、後側アーム133に過度な負担が掛からないようになっている。
一方、駆動力入力ギヤ110の駆動力が出力ギヤ82に伝達されず、用紙3や圧板51の自重により出力ギヤ82が逆回転(図7において反時計回りである)しようとするときには、ストッパギヤ歯82cとフック133aが多少でも引っ掛かっていれば、斜面82eと斜面133cとが噛み合おうとするので、ストッパギヤ歯82cとフック133aの係合が維持され、圧板51が下降するのが防止されるようになっている。
以上のような構成のレーザプリンタ1の動作について本発明の特徴部分を中心に説明する。
給紙トレイ11を装置本体にセットしたときなど、圧板51が最下部に位置しているとき、レーザプリンタ1の制御部は、駆動力入力ギヤ110を回転させる。
このとき、用紙3の最上位の位置が、給紙位置まで上がっていないことから、ピックアップローラ61は下方に揺動しており、リフトアーム71は、図3において右端が下方に下がり、左端71cが上方に上がっている。
そのため、リフトアーム71の左端71cは、第1フック73の前側アーム73aを上方に押し上げており、図8に示すように、第2フック74も時計回りに回動して後側アーム74bと段差部96dとが係合した姿勢でスイッチングギヤ96が停止する。なお、このとき入力ギヤ81の外歯81bはスイッチングギヤ96の外周ギヤ96aのうち、欠歯部96jに対面するため、入力ギヤ81の回転は、スイッチングギヤ96には伝わらない。
そして、切換部材120の前側アーム122は、スイッチングギヤ96の凹部96fに対面するため、スプリング142の付勢力により切換部材120とストッパ130が図8の時計回りに回動し、切換部材120の後側アーム123がトリガ部材83のトリガ歯83bに係合する。
後側アーム123がトリガ部材83に係合してトリガ部材83の回転が拘束されると、駆動力入力ギヤ110から第1アイドルギヤ111を介してクラッチギヤ80の入力ギヤ81に入力された駆動力は、減速された上で出力ギヤ82に回転が伝えられる。このときの出力ギヤ82の回転方向は、図3の矢印に示すように、入力ギヤ81とは逆の回転となる。
出力ギヤ82の回転は、第1減速ギヤ91、第2アイドルギヤ92、第2減速ギヤ93およびリフトギヤ94の順に伝わって、リフト板52を回動させる。このリフト板52の回動により、圧板51が上昇する。
圧板51が上昇すると、用紙3が上昇してピックアップローラ61を持ち上げる。ピックアップローラ61の上昇に伴い、リフトアーム71は、右端が上がり、左端71cが下がっていく。
リフトアーム71の左端71cの下降により、左端71cは、第2フック74の前側アーム74aを押し下げ、第1フック73および第2フック74が図8における反時計回りに揺動する。第2フック74の後側アーム74bが反時計回りに揺動して段差部96dから外れると、トーションスプリング97のアーム97aが第2カム部96cの先端部96hを押すことによりスイッチングギヤ96が図8の時計回りに回転する。これにより、スイッチングギヤ96の外周ギヤ96aと入力ギヤ81が歯合して入力ギヤ81の回転がスイッチングギヤ96に伝わる。
図9に示すように、スイッチングギヤ96が時計回りに回転すると、凹部96fの斜面が切換部材120の前側アーム122を押し、切換部材120を図9の反時計回りに揺動させる。このとき、スプリング141によりストッパ130は、切換部材120に押し付けられているので切換部材120とストッパ130は一体になって同時に揺動する。
これにより、切換部材120の後側アーム123の先端は、トリガ部材83のトリガ歯83bから徐々に離脱するとともに、ストッパ130の後側アーム133のフック133aが徐々にストッパギヤ歯82cに係合していく。本実施形態では、フック133aのストッパギヤ歯82cへの係合が、後側アーム123の先端のトリガ歯83bからの離脱に僅かに先行する。そして、さらに切換部材120とストッパ130が図9の反時計回りに揺動することで、図10に示すように、切換部材120の後側アーム123の先端は完全にトリガ歯83bから離脱し、ストッパ130のフック133aは、ストッパギヤ歯82cに完全に係合する。このとき、スプリング141が伸びるように変形することで、切換部材120はストッパ130から独立して揺動し、後側アーム123の先端は十分な距離を持ってトリガ歯83bから離れることができる。そして、第1フック73の後側アーム73bの先端がスイッチングギヤ96の第1カム部96bの突部96eに係合することでスイッチングギヤ96は停止し、クラッチギヤ80の入力ギヤ81の外歯81bがスイッチングギヤ96の外周ギヤ96aの欠歯部96jに対面するので、入力ギヤ81の回転はスイッチングギヤ96に伝わらなくなる。
後側アーム123の先端がトリガ歯83bから離脱することで、入力ギヤ81の回転は出力ギヤ82に伝達されなくなり、圧板51の上昇は停止する。入力ギヤ81の回転が出力ギヤ82に伝達されなくなることで、今度は、用紙3および圧板51の自重により、出力ギヤ82は逆方向(図10で反時計回り)に回転しようとする。しかし、このときすでにストッパ130のフック133aは、ストッパギヤ歯82cに係合しているので、出力ギヤ82は回転しない。すなわち、用紙3および圧板51が下降しようとする力は、ストッパ130のフック133aとストッパギヤ歯82cの係合により受け止められ、用紙3および圧板51は下降しない。なお、駆動力入力ギヤ110の回転は、制御部により適宜なタイミングで停止される。
そして、圧板51が停止した後、用紙3が消費されてピックアップローラ61が下降していくと、前記した圧板51が最下部に位置しているときと同様にして、再度入力ギヤ81の回転が出力ギヤ82に伝達されて、圧板51が上昇する。
このようにして、本実施形態のレーザプリンタ1によれば、いわゆるワンウェイクラッチを用いることなく、用紙3および圧板51の下降を防止することができる。そして、本実施形態の機構は、かさ歯車やウォーム歯車を用いておらず、すべて平歯車を用いた機構からなるので、動力の伝達効率が高く、駆動源の動力を小さくすることができ、装置の小型化に寄与することができる。
また、出力ギヤ82の回転をストッパ130により止めることで圧板51の下降を止めており、動力伝達に関して出力ギヤ82の後段に減速ギヤ(第1減速ギヤ91および第2減速ギヤ93)を設けているので、ストッパギヤ歯82cとフック133aの遊びによる圧板51の下降量は、各減速ギヤにより小さくされる結果、ごく僅かとなる。また、出力ギヤ82から動力を取り出す出力ギヤ歯82bとは別個に、これより大径で歯数が多いストッパギヤ歯82cを設け、フック133aを出力ギヤ歯82bではなくストッパギヤ歯82cに係合させるようにしたため、ストッパギヤ歯82cとフック133aの遊びによる圧板51の下降量は僅かになった。図示した実施形態の例によれば、この下降量は最大0.2mm程度となった。一方で、出力ギヤ歯82bのモジュールは大きくできるので、大きな伝達力に耐えることができる。
さらに、出力ギヤ82が駆動力入力ギヤ110の駆動力により回転している状態でストッパギヤ歯82cとフック133aが係合しようとしたときには、斜面82dと斜面133bとが摺接して後側アーム133を出力ギヤ82から離れるように移動させるようになっているので後側アーム133に過度な負担が掛かることがない。また、ストッパギヤ歯82cとフック133aが係合した後、駆動力入力ギヤ110の駆動力が出力ギヤ82に伝達されなくなったときは、斜面82eと斜面133cとが噛み合おうとするので、ストッパギヤ歯82cとフック133aの係合が維持され、圧板51が下降するのが確実に防止される。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態には限定されず適宜変更して実施することが可能である。
例えば、前記実施形態においては、大きな減速比をとりつつ入力ギヤと出力ギヤの回転方向を逆にしてギヤの数を少なくするため、遊星歯車機構のサンギヤを入力ギヤ、リングギヤを出力ギヤ、キャリアをトリガ部材として用いたが、このような組み合わせには限られない。例えば、他の例としては、サンギヤを入力ギヤ、キャリアを出力ギヤ、リングギヤをトリガ部材として用いることもできるし、さらに別の組み合わせで用いることもできる。
前記実施形態ではシート材として紙の場合について説明したが、OHPシートなどでも全く同様に適用することができる。
また、前記実施形態で示した圧板リフト機構や圧板制御機構は、一例であり、これらの動力伝達機構は他の構造であっても構わない。
前記実施形態では、切換部材120がトリガ部材83から離脱するより先にストッパ130が出力ギヤ82に係合する例を示したが、切換部材120がトリガ部材83から離脱するのと同時にストッパ130が出力ギヤ82に係合するようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、画像形成装置の一例としてレーザプリンタを例示したが、デジタル複合機や、コピー機に本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの要部側断面図である。 (a)は、ピックアップローラとこれを駆動するギア機構部分を左後側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のZ矢視図である。 (a)は、ピックアップローラとギヤ機構部分を右後側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のY部の分解拡大図である。 (a)、(b)は、クラッチギヤの分解斜視図である。 圧板制御機構の斜視図である。 切換部材とストッパの分解斜視図である。 図5のX部拡大図である。 圧板の上昇時の圧板制御機構の状態を説明する図である。 圧板が上昇時から停止時に切り替わる途中の圧板制御機構の状態を説明する図である。 圧板が上昇して停止した時の圧板制御機構の状態を説明する図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
3 用紙
4 フィーダ部
5 画像形成部
11 給紙トレイ
20 スキャナ部
30 プロセスカートリッジ
40 定着部
51 圧板
52 リフト板
60 ピックアップローラ組立体
61 ピックアップローラ
71 リフトアーム
73 第1フック
74 第2フック
75 コイルスプリング
80 クラッチギヤ
81 入力ギヤ
81a サンギヤ
81b 外歯
82 出力ギヤ
82a リングギヤ
82b 出力ギヤ歯
82c ストッパギヤ歯
82d 斜面
82e 斜面
83 トリガ部材
83a 遊星ギヤ
83b トリガ歯
90 圧板リフト機構
91 第1減速ギヤ
92 第2アイドルギヤ
93 第2減速ギヤ
94 リフトギヤ
96 スイッチングギヤ
110 駆動力入力ギヤ
111 第1アイドルギヤ
120 切換部材
130 ストッパ
133a フック
133b 斜面
133c 斜面
G 伝達ギヤ機構部

Claims (4)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能に装着され、シート材が積載される供給トレイと、
    前記供給トレイに積載されたシート材の最上位の一枚に上方から当接するピックアップローラと、
    前記供給トレイに積載されるシート材の下方に設置され、給紙時に前記シート材を持ち上げる圧板と、
    サンギヤ、キャリア、プラネタリギヤおよびリングギヤを有し、サンギヤ、キャリアおよびリングギヤのうちの1つが入力ギヤ、1つが出力ギヤ、1つが動力伝達のトリガ部材となる遊星歯車機構と、
    前記入力ギヤに係合して動力を与える駆動源と、
    前記出力ギヤと係合して、前記出力ギヤの回転を、前記圧板を持ち上げる動力に変換する圧板リフト機構と、
    ON側とOFF側に揺動可能に支持された部材からなり、前記トリガ部材に係合して前記入力ギヤから前記出力ギヤへの動力伝達をONとし、前記トリガ部材から離脱してOFFとする切換部材と、
    前記ピックアップローラの上下動に応じて動作し、前記圧板が前記シート材を介して前記ピックアップローラを最上位の位置まで押し上げたときに前記切換部材をOFF側に揺動させ、前記シート材が消費されて前記ピックアップローラが所定の下方位置まで下がったときに前記切換部材をON側に揺動させる圧板制御機構と、
    前記切換部材と同時に揺動可能とされ、前記切換部材のON側への揺動動作に伴い前記出力ギヤから離脱して出力ギヤの回転を許容し、前記切換部材のOFF側への揺動動作に伴い前記出力ギヤに係合して前記出力ギヤの回転を止めるストッパと、
    前記ストッパを前記切換部材に向けて付勢して当接させることで前記切換部材と前記ストッパの同時の揺動を可能にするとともに、前記切換部材のOFF側への揺動動作に伴い変形して前記切換部材を前記ストッパとは別に揺動可能とするバネ部材とを備え、
    前記切換部材がOFF側に揺動するときに、前記切換部材が前記トリガ部材から離脱するのと同時または離脱するより先に前記ストッパが前記出力ギヤに係合するように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出力ギヤは、前記圧板リフト機構と係合する出力ギヤ歯と、前記ストッパと係合するストッパギヤ歯とを別個に有し、前記ストッパギヤ歯の歯数は、前記出力ギヤ歯の歯数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ストッパギヤ歯は、前記出力ギヤの回転方向前方に行くに従い内径側に向かう第1斜面を有し、前記ストッパの前記ストッパギヤ歯に係合する係合部は、前記出力ギヤに近づくに従い前記出力ギヤの回転方向前方に向かう第2斜面を有し、
    前記ストッパと前記出力ギヤが係合した状態で、前記駆動源の駆動力が前記出力ギヤを回転させた場合に、前記第1斜面と前記第2斜面の摺接により前記ストッパを前記出力ギヤから離れるように移動可能としたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力ギヤは前記リングギヤであり、前記トリガ部材は前記キャリアであり、前記入力ギヤは前記サンギヤであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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