JP4581662B2 - 投影光学系及び露光装置並びにデバイスの製造方法 - Google Patents

投影光学系及び露光装置並びにデバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光装置に搭載され、開口の大きさを調整可能な絞り装置を有する投影光学系に関するものである。さらに、マスク上に形成されたパターンの像を基板上に露光する露光装置に関するものである。加えて、リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法に関するものである。
従来より、半導体素子、液晶表示素子等のデバイスを製造するためのリソグラフィ工程では、フォトマスク、レチクル等のマスクに形成されたパターンを、投影光学系を介してレジスト等の感光性材料の塗布されたウエハ、ガラスプレート等の基板上に転写する露光装置が用いられている。この種の露光装置としては、いわゆるステッパ等の静止露光型の露光装置や、いわゆるスキャニング・ステッパ等の走査露光型の露光装置が、主として用いられている。
近年、デバイス、特に半導体素子においては、回路パターンの微細化が著しく、露光装置に対する高解像度化の要求も大きく高まっている。このような要求に対応するため、露光装置では、より短波長の露光光を用いるとともに、投影光学系の開口数を大きくする方向での開発が進められている。投影光学系の開口数は、投影光学系内の瞳面の近傍に配置された可変絞り装置によって、任意の大きさに変更することができる。
また、投影光学系を完全に設計通りに製造することは困難であり、実際に製造された投影光学系には、様々な要因で諸収差が残存してしまう。このため、実際に製造された投影光学系の光学特性は、設計上の光学特性と異なるものとなり、投影光学系の瞳面が湾曲したものとなることがある。このような湾曲した瞳面を有する投影光学系では、可変絞り装置を光軸方向の特定の位置に固定した場合、ある開口数においては理想の絞り位置と合致するとしても、他の開口数においては理想の絞り位置からずれてしまうことがある。
このような問題に対応するために、可変絞り装置の光軸方向の位置を調整可能にした光学系も開発されてきている。
この従来構成の光軸方向に位置調整可能な可変絞り装置は、マウントの内側に、そのマウントに装着されたモータにより回転される円環状のリングギアが配置されている。そして、リングギアの内側に、開口部の大きさを変更するためのアイリス絞りを挟持する内側リングと溝付リングとが保持されている。
リングギアには、内側リングの下面を覆うように光軸側へ突出する段部が形成されており、この段部の先端に配置された駆動ラグを介して内側リングが連結されている。そして、リングギアの回転が駆動ラグを介して内側リングに伝達され、アイリス絞りの開口部の大きさが調整されるようになっている。
また、リングギアには、溝付リングの外周面に形成された案内溝に係合する案内ラグが設けられている。そして、リングギアが回転されると案内ラグが案内溝内で変位して、溝付リング及び内側リングの光軸方向における位置が調整されるようになっている。(特許文献1参照)
特開2001−154235号公報(第5−6頁、第2図)
ところが、前記従来構成においては、リングギアにおいての駆動ラグを保持するための段部が、内側リングの下面を覆うように光軸方向へ大きく突出しているため、絞り装置の大型化が避けられない。
また、リングギアにおいて、内側リングを回転させるための駆動ラグが光軸方向に沿って設けられているのに対して、内側リング及び溝付リングを光軸方向に変位させるための案内ラグが光軸と交差する方向に沿って設けられている。言い換えると、1つのリングギアから互いに直交する方向を指向する2つの軸を突出させる必要があって、軸同士及びその周辺構成の干渉を避けるため、絞り装置の大型化及び構成の複雑化が避けられない。
しかも、投影光学系のさらなる高解像度化を実現すべく、その投影光学系の瞳面の近傍に、複数の可変絞り装置を設けようとする場合に、前記従来構成を採用としようとすれば、構成のさらなる複雑化及び大型化が避けられず、ひいては投影光学系、さらには露光装置の大型化を招くという問題があった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的としては、大型化を抑制しつつ解像力が高められた投影光学系を提供することにある。さらに、その他の目的としては、露光精度を向上可能な露光装置を提供することにある。加えて、その他の目的としては、高集積度のデバイスを歩留まりよく製造することのできるデバイスの製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、マスクに形成された所定のパターンの像を基板に投影する投影光学系において、開口の大きさを調整可能な複数の絞り羽根のそれぞれを移動可能に保持する第1プレート部材と、前記第1プレート部材を相対移動可能に支持し、かつ前記第1プレート部材を当該投影光学系の光軸方向に移動可能な第2プレート部材と、前記第1プレート部材の側面に係合するとともに、前記第2プレート部材の側面に係合する係合部材と、前記係合部材に連結し、前記係合部材を介して、前記第1プレート部材を駆動するとともに前記第2プレート部材を駆動する駆動機構とを備えることを特徴とするものである。
この請求項1に記載の発明では、投影光学系の結像特性を高精度に調整することができ、露光精度を向上させることができる。また、第1プレートの側面及び第2プレートの側面に係合する係合部材が設けられており、その係合部材を介して駆動機構により第1プレート及び第2プレートが駆動されるようになっている。そして、第1プレート部材の駆動により複数の絞り羽根が移動され、開口の大きさが調整可能になっている。また、第2プレート部材の駆動により、第1プレート部材が投影光学系の光軸方向に移動可能となっている。
このように、開口の大きさを調整するための機構と、投影光学系の光軸方向の位置を調整するための機構とを、光軸側に大きく突出する部材を設けることなく、第1プレートの側面及び第2プレートの側面に係合する係合部材に設けることができる。このため、構成の簡素化を図ることができるとともに、大型化を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1プレート部材は、前記第2プレート部材の前記光軸方向への移動に伴い、前記複数の絞り羽根を移動させて前記開口の大きさを調整することを特徴とするものである。
この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、投影光学系の瞳面に湾曲が生じているような場合においても、湾曲した瞳面に沿って絞りを所望の開口数に設定しつつより好ましい位置に配置することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第1プレート部材は、前記第2プレート部材の前記光軸方向への移動に伴い、前記光軸を中心として前記第2プレート部材に対して回転することを特徴とするものである。
この請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の発明の作用に加えて、複数の絞り羽根に形成される開口の大きさを、その絞り羽根の光軸方向の位置に連動させて調整することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記駆動機構の駆動源が取り付けられる枠部材を有し、前記係合部材は、枠状に形成されるとともに、前記枠部材の内側に配置され、前記光軸を中心として、前記枠部材に対して回転することを特徴とするものである。
この請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、係合部材を投影光学系の光軸を中心に回転させることで、複数の絞り羽根による開口の大きさの調整と、その複数の絞り羽根の光軸方向の位置の調整とを行うことができ、構成の簡素化を図ることができる。また、枠部材と係合部材とを、投影光学系の光軸を中心とする同心円状に、効率よく配置することができ、絞り装置の大型化を抑制することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記係合部材は、前記開口の大きさを調整するための第1のカム機構の少なくとも一部と、前記第2プレート部材を前記光軸方向に移動させるための第2のカム機構の少なくとも一部とを有することを特徴とするものである。
この請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明の作用に加えて、簡単な構成で、開口の大きさの調整と第2プレート部材の光軸方向の位置の調整とを行うことができ、絞り装置の構成の簡素化と大型化の抑制を実現することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第1のカム機構は第1のカム溝を有し、前記第2のカム機構は第2のカム溝を有することを特徴とするものである。
この請求項6に記載の発明では、係合部材に第1及び第2のカム溝を設けることで、請求項5に記載の発明の作用を実現することができ、さらなる絞り装置の構成の簡素化と大型化の抑制が可能となる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の発明において、前記第1プレート部材は、前記光軸方向に所定間隔をおいて複数配列され、前記係合部材は、前記複数の第1プレート部材の側面にそれぞれ係合することを特徴とするものである。
この請求項7に記載の発明では、投影光学系内に複数の可変絞りを設けることで、投影光学系の結像特性を、1つの可変絞りを設けた場合に比べてより細かく調整することができ、例えば投影光学系の像面における線幅異常をより好適に補正することができるようになる。これにより、投影光学系の解像力を、さらに向上させることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記複数の第1プレート部材は、前記開口の大きさを互いに異なる大きさに調整することを特徴とするものである。
この請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の発明の作用に加えて、投影光学系の結像特性を一層細かく調整することができ、投影光学系の解像力をさらに向上させることができる。
また、請求項9に記載の発明は、マスクに形成された所定のパターンの像を基板に投影する投影光学系を備える露光装置において、前記投影光学系として、請求項1〜のいずれか一項に記載の投影光学系が用いられることを特徴とするものである。
この請求項9に記載の発明では、投影光学系の結像特性を高精度に調整することができ、露光精度を向上させることができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記複数の絞り羽根は、前記投影光学系の瞳面に沿って移動することを特徴とするものである。
この請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の発明の作用に加えて、瞳面に沿って複数の絞り羽根の状態を調整することができ、光学系の結像特性を精度よく補正することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記瞳面は、湾曲した瞳面であり、前記複数の絞り羽根は、前記湾曲した瞳面に沿って、前記開口の大きさを調整しつつ、前記投影光学系の光軸方向に移することを特徴とするものである。
この請求項11に記載の発明では、瞳面に湾曲している場合にも、請求項10に記載の発明の作用を発揮させることができる
た、請求項12に記載の発明は、リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法において、前記リソグラフィ工程は、請求項9〜11のいずれか一項に記載の露光装置を用いることを特徴とするものである。
この請求項12に記載の発明では、高集積度のデバイスを歩留まりよく製造することができる。
次に、前記各請求項に記載の発明にさらに含まれる技術的思想について、それらの作用とともに以下に記載する。
(1) 前記複数の第1プレート部材が、単一の前記係合部材に係合するように設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の投影光学系
従って、この(1)に記載の発明によれば、請求項7または8に記載の発明の作用に加えて、さらに小型化することができるという作用が奏される。
(2) 前記複数の第1プレート部材における前記光軸方向の相対位置を調整する位置調整機構を有することを特徴とする請求項7または8に記載の投影光学系
従って、この(2)に記載の発明によれば、請求項7または8に記載の発明の作用に加えて、投影光学系の残存収差に応じて、複数の可変絞りの相対位置を細かく調整することで、投影光学系の結像特性をさらに高精度に補正することができるという作用が奏される。
(3) 前記湾曲した瞳面が、前記投影光学系の一部を構成する光学素子と干渉する場合には、前記湾曲した瞳面と前記光学素子とが干渉する部分で、前記複数の絞り羽根と前記光学素子との干渉を回避する干渉回避機構を備えることを特徴とする請求項10または11に記載の露光装置
従って、この(3)に記載の発明によれば、湾曲した瞳面と光学素子とが干渉する部分では、複数の絞り羽根と光学素子との干渉を回避させながら、開口の大きさのみを調整することができる。そして、湾曲した瞳面と光学素子とが干渉しない部分では、瞳面に沿って、開口の大きさを調整しつつ複数の絞り羽根の投影光学系の光軸方向における位置を調整することができるという作用が奏される。
以上詳述したように、本発明によれば、大型化を抑制しつつ解像力が高められた投影光学系を提供することができる。さらに、本発明によれば、露光精度を向上可能な露光装置を提供することができる。加えて、本発明によれば、高集積度のデバイスを歩留まりよく製造することのできるデバイスの製造方法を提供することができる。
(第1実施形態)
以下に、本発明の露光装置、光学系及び絞り装置を、半導体素子を製造する際のリソグラフィ工程で使用される露光装置、その投影光学系、その投影光学系に設けられる絞り装置に具体化した第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本発明の露光装置21を示す概略構成図である。図1に示すように、この露光装置21は、マスクとしてのレチクルRと基板としてのウエハWとを一次元方向(ここでは、図1における紙面内左右方向であるY軸方向とする)に同期移動しつつ、レチクルRに形成された回路パターンを、投影光学系PLを介してウエハW上の各ショット領域に転写するようになっている。つまり、この露光装置21は、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置、すなわちいわゆるスキャニング・ステッパである。
露光装置21は、光源22、照明光学系23、レチクルステージRST、光学系としての投影光学系PL、ウエハステージWSTを備えている。照明光学系23は、光源22からの露光光ELによりレチクルRを照明する。レチクルステージRSTは、レチクルRを保持する。投影光学系PLは、レチクルRから射出される露光光ELをウエハW上に投射する。ウエハステージWSTは、ウエハWを保持する。
光源22としては、パルス紫外光からなる露光光を出力するArFエキシマレーザ光源が用いられている。光源22は、図示しないビームマッチングユニットを介して照明光学系23に接続されている。
照明光学系23は、不図示のNDフィルタ、ビーム整形光学系、振動ミラー、オプティカルインテグレータとしてのフライアイレンズ、リレーレンズ系、絞り機構、レチクルブラインド、コンデンサレンズを備える。そして、光源22から出射された露光光ELは、この照明光学系23を通過することにより、レチクルRのパターン面を均一な照度で照明する平行光に変換される。
投影光学系PLとしては、ここでは、石英や螢石を光学硝材とした屈折光学素子(レンズ素子)のみから成る1/4、1/5、又は1/6縮小倍率の屈折光学系が使用されている。この投影光学系PLは、屈折光学素子(レンズ素子)と反射光学素子(ミラー)とを組み合わせた反射屈折光学系(カタディオプトリック光学系)、あるいは、反射光学素子のみからなる反射光学系であってもよい。この投影光学系PLの鏡筒24は、気密構造を有している。そして、その鏡筒24内には、低吸収性ガス(例えば空気(酸素)の含有濃度が1ppm未満のクリーンな乾燥窒素ガスあるいはヘリウムガス)等が供給され、鏡筒内の酸素濃度及び水分量が所定値以下となるように保たれている。
投影光学系PLは、複数のレンズエレメントで構成される第1光学系LS1と、同じく複数のレンズエレメントで構成される第2光学系LS2と、第1光学系LS1と第2光学系LS2との間に配置される絞り装置としての開口絞り25とを含んでいる。この開口絞り25は、開口数が可変であり、投影光学系PLの瞳面ISに沿って移動可能なように設けられている。
次に、開口絞り25の構成について、図2〜図5に基づいて説明する。
図2は開口絞り25を開口数が最大の状態で示す斜視図であり、図3は開口絞り25を開口数が最小の状態で示す斜視図である。図2に示すように、開口絞り25は、枠部材としての固定枠体31と、係合部材としての可動枠体32と、第1プレート部材としての矢車33と、第2プレート部材としてのベースプレート34とを備えている。
固定枠体31は、円筒状をなしており、投影光学系PLの鏡筒24の一部を構成しており、その外面には駆動機構の駆動源としてのモータ37がモータ固定ブロック38を介して取り付けられている。
図4は、開口絞り25の主要部を示す部分断面図である。図4に示すように、このモータ固定ブロック38には、モータ37の駆動軸39に咬合する歯車40が回転可能に固定されている。歯車40の一部は、矩形状の開口部41を通して固定枠体31の内側に表出している。ここで、固定枠体31の外表面とモータ固定ブロック38との間には、開口部41を取り囲むようにOリング42が挟持されており、固定枠体31の内外におけるガスの流通が規制され、鏡筒24内の気密性が保たれるようになっている。
図2に示すように、可動枠体32は、円筒の枠状に形成されており、固定枠体31の内部に収容されている。図4に示すように、可動枠体32は、図示しないベアリングを介して固定枠体31の底部の内壁面から突出形成された凸部43上に保持されている。
可動枠体32には、固定枠体31の内部に表出した歯車40に咬合する平歯車46が固定されている。これにより、モータ37が駆動されると、駆動軸39からの駆動力は歯車40を介して平歯車46に伝達され、可動枠体32が投影光学系PLの光軸を中心として、固定枠体31に対して回転するようになっている。また、この可動枠体32の位置は、固定枠体31に取着された位置センサ47によって常時検出されるようになっている。
図2に示すように、可動枠体32には、1つの第1のカム機構の一部を構成する第1のカム溝としての回転角制御溝48と、3つの第2のカム機構の一部を構成する第2のカム溝としての斜行溝49と、3つの長孔50が形成されている。なお、図においては、作図の都合上、斜行溝49及び長孔50は、一部のみを示している。
回転角制御溝48は、投影光学系PLの光軸と平行な方向に延びるように形成されている。斜行溝49は、最大開口数側から最小開口数側に向かう可動枠体32の回転方向に向かって下がり勾配を有する斜状に形成されている。長孔50は、斜行溝49と同様に、可動枠体32の回転方向に向かって上り勾配を有する斜状で、かつ幅広く開口するように形成されている。ここで、斜行溝49及び長孔50は、互いに所定の間隔をおいて、それぞれ光軸を中心とする中心角が120°間隔となるように形成されている。
図4に示すベースプレート34は、円環状をなしており、可動枠体32内に収容されている。ベースプレート34の外周縁に形成された側壁部53の上端には、矢車33の側端部54を図示しないベアリングを介して支持する支持溝55が形成されている。
側壁部53の側面には、可動枠体32の斜行溝49に係合する3つの第2のカム機構の一部を構成する斜行ベアリング56が設けられている。また、図2に示すように、側壁部53の側面における可動枠体32の長孔50と対応する位置には、3つのスライダ57が取着されている。このスライダ57は、長孔50を通して、固定枠体31の内周面上に光軸を中心とする中心角が120°間隔となる位置に、光軸と平行な方向に延びるように固定された回転規制レール58に係合するようになっている。
これにより、モータ37からの駆動力で可動枠体32が回転されると、ベースプレート34はスライダ57と回転規制レール58との係合により投影光学系PLの光軸を中心とする回転が規制されているため、斜行ベアリング56は斜行溝49内を投影光学系PLの光軸方向に移動することになる。このように、ベースプレート34は、投影光学系PLの光軸を中心とする回転が規制され、光軸方向のみの移動が許容されるようになっている。
図4に示す矢車33は、円環状をなしており、ベースプレート34と所定の隙間をもってかつ、相対移動可能に重合された状態で可動枠体32内に収容されている。
図5は、矢車33の平面図であり、複数の絞り羽根61のうち1枚の動きを示した図である。図3及び図5に示すように、矢車33の下面には、複数の絞り羽根61が、光軸に直交する平面内で、光軸から見て放射状に移動可能に取着されている。
絞り羽根61は、例えば内側が円弧状の輪郭を有しており、その内側の円弧の曲率は投影光学系PLに要求される最大の開口数に対応する開口径と同一にする。小開口径のときは、絞り羽根61の数と等しい角の数を有する多角形に近くなるが、近似的には所望の小開口径の開口絞り25と見ることができ、絞り羽根61の数を3以上、好ましくは5以上、さらに望ましくは8以上と多くすれば問題とならない。
絞り羽根61は、矢車33に対して外側の円弧の一端部で回転軸62により回転可能に固定されている。その絞り羽根61には、外側の円弧において回転軸62から先端側に所定距離だけ離間した位置にガイドピン63が突設されている。このガイドピン63は、矢車33に絞り羽根61の数と同数設けられた斜状のガイド溝64の1つに係合されている。ここで、ガイド溝64は、最大開口数側から最小開口数側に向かう矢車33の回転方向に向かって下がり勾配を有する斜状に形成されている。
図2に示すように、矢車33の側面をなす側端部54には、可動枠体32の回転角制御溝48に係合し、第1のカム機構の一部を構成する回転伝達ベアリング65が設けられている。
これにより、モータ37からの駆動力で可動枠体32が回転されると、矢車33は回転伝達ベアリング65と回転角制御溝48との係合により、可動枠体32と同期して回転される。矢車33が例えば図5の矢印R1の方向に回転されると、絞り羽根61のガイドピン63がガイド溝64内で矢車33に対して矢印R2に方向に相対移動され、絞り羽根61は回転軸62を中心に最小開口径側に回転される。
可動枠体32の回転に伴いベースプレート34が投影光学系PLの光軸方向に移動することで、矢車33も光軸方向に移動することになる。このとき、回転伝達ベアリング65は、回転角制御溝48内を投影光学系PLの光軸方向に移動することになる。
そして、ここで、図1に示すように、投影光学系PLの瞳面ISが湾曲している場合には、可動枠体32の回転角制御溝48及び斜行溝49の形状は、複数の絞り羽根61により形成される開口の周縁がその湾曲している瞳面ISに沿って移動するように形成されている。具体的には、例えば回転角制御溝48及び斜行溝49の少なくとも一方を、直線状ではなく、瞳面ISの湾曲状態に応じて緩い円弧状をなすように形成する。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(ア) この開口絞り25は、複数の絞り羽根61のそれぞれを移動可能な矢車33と、その矢車33を支持し、かつ矢車33を投影光学系PLの光軸方向に移動可能なベースプレート34とを備えている。また、この開口絞り25は、矢車33の側端部54に設けられた回転伝達ベアリング65に係合するとともに、ベースプレート34の側壁部53に設けられた斜行ベアリング56に係合する可動枠体32を備えている。そして、矢車33とベースプレート34とが、この可動枠体32に連結されるモータ37により、可動枠体32を介して駆動されるようになっている。
このため、開口絞り25における開口の大きさを調整するための機構と、投影光学系PLの光軸方向の位置を調整するための機構とを、光軸に向かって大きく突出する部材を設けることなく、矢車33及びベースプレート34の側面に係合する可動枠体32に設けることができる。このため、開口絞り25の構成の簡素化を図ることができるとともに、大型化を抑制することができる。
(イ) この開口絞り25においては、矢車33の複数の絞り羽根61が、ベースプレート34の光軸方向への移動に伴い、開口の大きさを調整するようになっている。
このため、投影光学系PLの瞳面ISに湾曲が生じているような場合においても、湾曲した瞳面ISに沿って開口絞り25を所望の開口数に設定しつつより好ましい位置に配置することができる。
(ウ) この開口絞り25では、矢車33が、ベースプレート34の光軸方向への移動に伴い、光軸を中心として回転するようになっている。
このため、複数の絞り羽根61により形成される開口の大きさを、その絞り羽根61の光軸方向の位置に連動させて調整することができる。
(エ) この開口絞り25は、モータ37が取り付けられる固定枠体31を有している。また、矢車33及びベースプレート34を駆動させるための可動枠体32が、固定枠体31と同様の枠状に形成され、固定枠体31の内側に配置され、投影光学系PLの光軸を中心として固定枠体31に対して回転されるようになっている。
このため、可動枠体32を投影光学系PLの光軸を中心に回転させることで、複数の絞り羽根61による開口の大きさの調整と、その複数の絞り羽根61の光軸方向の位置の調整とを行うことができ、構成の簡素化を図ることができる。また、固定枠体31と可動枠体32とを、投影光学系PLの光軸を中心とする同心円状に、効率よく配置することができ、開口絞り25の大型化を抑制することができる。
(オ) この開口絞り25では、可動枠体32に、開口の大きさを調整するための回転角制御溝48と、ベースプレート34を光軸方向に移動させるための斜行溝49とが設けられている。
このため、回転角制御溝48及び斜行溝49といった簡単な構成のカム溝で、開口の大きさの調整とベースプレート34の光軸方向の位置の調整とを行うことができ、開口絞り25の構成の簡素化と大型化の抑制を実現することができる。
(カ) この投影光学系PLでは、開口の大きさを可変とする絞り装置として、前記(ア)〜(オ)に記載の効果を有する開口絞り25が用いられる。
このため、投影光学系PLの大型化を抑制しつつ、投影光学系PLの解像力を向上させることができる。
(キ) この投影光学系PLでは、開口絞り25の複数の絞り羽根61が、投影光学系PLの瞳面ISに沿って移動するようになっている。
このため、開口絞り25を所望の開口数に設定する際に、複数の絞り羽根61による開口を所定の大きさに調整しつつ、複数の絞り羽根61を瞳面ISに沿って好適な光軸方向の位置に調整することができる。従って、投影光学系PLの結像特性を精度よく調整することができる。そして、この投影光学系PLを露光装置21に搭載することで、その露光装置21の露光精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
つぎに、本発明の絞り装置の第2実施形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に、図6及び図7に基づいて説明する。
図6は、第2実施形態の開口絞り25における可動枠体32の外周面の一部を示す部分展開図である。この第2実施形態の開口絞り25においては、図6に示すように、可動枠体32に形成された第2のカム機構の一部を構成する第2のカム溝としての斜行溝71の形状が、前記第1実施形態の斜行溝49とは異なったものとなっている。この斜行溝49には、その最大開口数側部分に、投影光学系PLの光軸を中心とする円の周方向に延びる干渉回避機構としての横行部72が形成されている。
図7は、投影光学系PLの瞳面IS’が湾曲しており、かつその瞳面IS’の最大開口数側部分が投影光学系PLにおける第2光学系LS2の一部を構成するレンズエレメント73に干渉している状態を示している。投影光学系PLの大きさと光学設計との制約上、このような瞳面IS’とレンズエレメント73との干渉を避けられないことがある。このような場合には、単純に開口絞り25の複数の絞り羽根61を瞳面IS’に沿って移動させることができない。
これに対して、図6に示すような横行部72を有する斜行溝71を備えた開口絞り25では、複数の絞り羽根61による開口の大きさと、複数の絞り羽根61の投影光学系PLの光軸方向の位置とが、次のように変化する。
すなわち、まず、開口絞り25が最大開口数に設定されている場合には、ベースプレート34に設けられた斜行ベアリング56が、斜行溝71における横行部72の末端部72aに配置されている。この状態から、開口絞り25の開口数を小さくすべく、モータ37を駆動させて可動枠体32を回転させると、斜行ベアリング56は、横行部72内を斜行部74側へと可動枠体32に対して相対移動することになる。
ここで、横行部72では、斜行ベアリング56に投影光学系PLの光軸方向の変位が生じず、ベースプレート34の光軸方向における位置は変化しない。この一方で、矢車33は回転角制御溝48と回転伝達ベアリング65との係合により回転されるため、複数の絞り羽根61は小開口径側に向かって回転されることになる。これにより、図7に二点鎖線で示すように、斜行ベアリング56が横行部72内を可動枠体32に対して相対移動している状態では、開口絞り25は、その光軸方向の位置が変化することなく、開口の大きさのみが瞳面IS’に向かって変化する。
やがて、複数の絞り羽根61により形成される開口の輪郭が、レンズエレメント73の近傍であって、そのレンズエレメント73と干渉しない部分の瞳面IS’に到達すると、斜行溝71内の斜行ベアリング56は、横行部72から斜行部74へと移行する。斜行ベアリング56が斜行部74内を可動枠体32に対して相対移動している状態では、ベースプレート34が投影光学系PLの光軸方向に移動されるようになる。そして、開口絞り25は、瞳面IS’に沿って、矢車33の回転により開口が小開口径化されるとともに、複数の絞り羽根61の光軸方向の位置が変化されるようになる。
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態における(ア)〜(キ)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(ク) この開口絞り25では、湾曲した瞳面IS’とレンズエレメント73とが干渉する部分で、複数の絞り羽根61とレンズエレメント73との干渉を回避するために、可動枠体32の斜行溝71に横行部72が設けられている。
このため、湾曲した瞳面IS’とレンズエレメント73とが干渉する部分では、複数の絞り羽根61とレンズエレメント73との干渉を回避させながら、開口絞り25の開口の大きさのみを調整することができる。そして、湾曲した瞳面IS’とレンズエレメント73とが干渉しない部分では、瞳面IS’に沿って、開口絞り25の開口の大きさを調整しつつ複数の絞り羽根61の光学系の光軸方向における位置を調整することができる。
(第3実施形態)
つぎに、本発明の絞り装置の第3実施形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に、図8及び図9に基づいて説明する。
図8(a)及び図8(b)は、第3実施形態の絞り装置としての開口絞り81の要部を示す部分断面図である。この第3実施形態の開口絞り81においては、図8(a)及び図8(b)に示すように、ベースプレート34と矢車33とが、複数組(本実施形態では二組)装備されている点で、前記第1実施形態の開口絞り25とは異なっている。
すなわち、この開口絞り81では、投影光学系PLの物体面側に配置される物体面側絞り82と、像面側に配置される像面側絞り83とが、投影光学系PLの光軸方向に所定の間隔をおいて配列されている。そして、物体面側絞り82のベースプレート34oと像面側絞り83の34iとは、単一の可動枠体32に係合されている。
なお、この開口絞り81において、投影光学系PLの物体面側に配置される物体面側絞り82と、像面側に配置される像面側絞り83との構成は、ともに前記第1実施形態の開口絞り25と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
図9は、第3実施形態の開口絞り81における可動枠体32の外周面の一部を示す部分展開図である。図8(a)及び図9に示すように、この可動枠体32には、物体面側絞り82の矢車33oの回転角を制御するための物体面側回転角制御溝48oと、像面側絞り83の矢車33iの回転角を制御するための像面側回転角制御溝48iとが1つずつ、投影光学系PLの光軸方向にほぼ沿うように設けられている。なお、本実施形態では、物体面側回転角制御溝48oがわずかに湾曲するように形成されており、像面側回転角制御溝48iが若干勾配を有する斜めの直線状に形成されている。
また、可動枠体32には、物体面側絞り82のベースプレート34oの投影光学系PLにおける光軸方向の位置を調整するための物体面側斜行溝49oと、像面側絞り83のベースプレート34iの投影光学系PLにおける光軸方向の位置を調整するための像面側斜行溝49iとが3つずつ形成されている。ここで、物体面側斜行溝49oと像面側斜行溝49iとは、ともに略S字状をなすとともに、1つずつが寄り添うように形成されている。また、物体面側斜行溝49oと像面側斜行溝49iとは、その間隔が可動枠体32の回転角に応じて変化するように形成されている。
ここで、図8(a)は、物体面側絞り82及び像面側絞り83の斜行ベアリング56が、それぞれ物体面側斜行溝49o及び像面側斜行溝49iにおける最大開口数側の末端部49aに配置された状態での開口絞り81の状態を示している。この状態では、物体面側絞り82及び像面側絞り83のいずれも最大開口数に設定されており、物体面側絞り82の開口径φ1が像面側絞り83の開口径φ2よりわずかに小さくなるように設定されている。
図8(b)は、物体面側絞り82及び像面側絞り83の斜行ベアリング56が、それぞれ物体面側斜行溝49o及び像面側斜行溝49iにおける最大開口数側と最小開口数側との中間部49bに配置された状態での開口絞り81の状態を示している。
この状態では、物体面側絞り82及び像面側絞り83の絞り羽根61o,61iが、投影光学系PLの光軸側に突出されており、最大開口数よりも小さな開口数に設定されている。また、物体面側絞り82の開口径φ1と像面側絞り83の開口径φ2との差が、最大開口数に設定された状態での開口数φ1とφ2との差に比べて大きくなっている。この開口径φ1と開口径φ2との差は、物体面側回転角制御溝48oと像面側回転角制御溝48iとの形状の差により、物体面側絞り82の矢車33oの回転角と像面側絞り83の矢車33iの回転角とに差を生じさせることにより設定するようになっている。
また、物体面側絞り82の複数の絞り羽根61oと像面側絞り83の複数の絞り羽根61iとの間隔L2が、最大開口数に設定された状態で両絞り羽根61o,61iの間隔L1より小さくなっている。このように、この開口絞り81では、物体面側絞り82と像面側絞り83とが投影光学系PLの光軸方向に移動されるのに伴って、物体面側絞り82の複数の絞り羽根61oと像面側絞り83の複数の絞り羽根61iとの間隔も調整されるようになっている。この両絞り羽根61o,61iの間隔の調整は、可動枠体32の各回転位置における物体面側斜行溝49oと像面側斜行溝49iとの間隔によって調整される。
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態における(ア)〜(キ)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(ケ) この開口絞り81では、複数の絞り羽根61o,61iを有する矢車33o,33iが投影光学系PLの光軸方向に所定間隔をおいて複数配列され、可動枠体32が複数の矢車33o,33iの側面にそれぞれ係合するようになっている。
このため、投影光学系PL内に、開口径を変更可能な物体面側絞り82と像面側絞り83とが設けられており、投影光学系PLの結像特性を、1つの可変絞りを設けた場合に比べてより細かく調整することができる。これにより、例えば投影光学系PLの像面における線幅異常をより好適に補正することができる。従って、投影光学系PLの解像力を、さらに向上させることができる。
また、この開口絞り81は、複数の可変絞り、物体面側絞り82及び像面側絞り83を有しているにも関わらず、その構成が簡単であり、可変絞りの数を増やしたことによる開口絞り81の大型化もほとんどない。その上、この開口絞り81では、可変絞りの数をさらに増やそうとする場合、矢車33とベースプレート34との数を増やして、それら矢車33とベースプレート34との数に対応して、可動枠体32に回転角制御溝48及び斜行溝49を形成するのみでよい。従って、この開口絞り81は、投影光学系PL内に複数の可変絞りを設ける必要がある場合に、特に好適である。
しかも、露光装置21の投影光学系PLにこの開口絞り81を装備することで、投影光学系PLの大型化、ひいては露光装置21の大型化を抑制しつつ、露光装置21の露光精度を向上させることができる。
(コ) この開口絞り81では、複数の矢車33o,33iが、複数の絞り羽根61o,61iにより形成される開口の大きさを互いに異なる大きさに調整するようになっている。
このため、投影光学系PLの結像特性を一層細かく調整することができ、投影光学系PLの解像力をさらに向上させることができる。
(サ) この開口絞り81では、複数の矢車33o,33iが、単一の可動枠体32に係合するように設けられている。このため、複数の可変絞り、つまり物体面側絞り82及び像面側絞り83を有する開口絞り81を、さらに小型化することができる。また、物体面側絞り82及び像面側絞り83を、1つのユニットとして取り扱うことができて、投影光学系PLの製造時に便利である。
(シ) この開口絞り81では、可動枠体32に、物体面側絞り82における複数の絞り羽根61oと像面側絞り83における複数の絞り羽根61iとの光軸方向の相対位置を調整可能なように物体面側斜行溝49oと像面側斜行溝49iとが形成されている。このため、投影光学系PLの残存収差に応じて、物体面側絞り82における複数の絞り羽根61oと像面側絞り83における複数の絞り羽根61iとの相対位置を細かく調整することで、投影光学系PLの結像特性をさらに高精度に補正することができる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変形してもよい。
・ 前記第1及び第2実施形態では、可動枠体32に1つの回転角制御溝48を設ける構成としたが、2つ以上の回転角制御溝48を設ける構成としてもよい。
・ 前記第1及び第2実施形態では、可動枠体32に3つの斜行溝49,71を設ける構成としたが、1つ、2つまたは4つ以上の斜行溝49,71を設ける構成としてもよい。
・ 前記第3実施形態では、可動枠体32内に二組の可変絞り、つまり物体面側絞り82と像面側絞り83とを設ける構成としたが、可動枠体32内に三組以上の可変絞りを設ける構成としてもよい。この場合、可変絞りの組数に応じて、可動枠体32に形成する回転角制御溝48、斜行溝49の数を調整する必要がある。
・ 前記各実施形態において、開口絞り25,81内に、固定絞りを設けてもよい。
・ 回転角制御溝48,48o,48i及び斜行溝49,49o,49i,71の形状は、前記各実施形態に記載のものに限定されるものではなく、投影光学系PLの瞳面IS,IS’の形状及び投影光学系PLの瞳面IS,IS’と投影光学系PLの光学素子との干渉状態に応じて適宜変更してもよい。
・ 前記各実施形態においては、本発明の開口絞り25,81を、露光装置21の投影光学系PL内に配置するものとしたが、例えば露光装置21の他の光学系、例えば照明光学系23、BMU内のリレー光学系等の内部に配置するようにしてもよい。また、本発明の開口絞り25,81は、露光装置21の光学系に限らず、例えばカメラ、ビデオカメラ、望遠鏡、顕微鏡、光学センサ、測長機、各種光源装置、レーザ干渉計、映写機、プロジェクタ等の他の光学機械の光学系に装着することができる。
・ また、露光装置21の光源22としては、前記実施形態に記載のArFエキシマレーザ(193nm)の他、例えばKrFエキシマレーザ(248nm)、Fレーザ(157nm)、Krレーザ(146nm)、Arレーザ(126nm)等を用いてもよい。また、DFB半導体レーザまたはファイバーレーザから発振される赤外域、または可視域の単一波長レーザ光を、例えばエルビウム(またはエルビウムとイッテルビウムの双方)がドープされたファイバーアンプで増幅し、非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いてもよい。
・ 前記各実施形態では、本発明を半導体素子製造用の走査露光型の露光装置に具体化したが、例えばステップ・アンド・リピート方式により一括露光を行う露光装置に具体化してもよい。
また、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクルまたはマスクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板やシリコンウエハなどへ回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。
もちろん、半導体素子の製造に用いられる露光装置だけでなく、液晶表示素子(LCD)などを含むディスプレイの製造に用いられてデバイスパターンをガラスプレート上へ転写する露光装置にも、本発明を適用することができる。また、薄膜磁気ヘッド等の製造に用いられて、デバイスパターンをセラミックウエハ等へ転写する露光装置、及びCCD等の撮像素子の製造に用いられる露光装置などにも本発明を適用することができる。
露光装置として、投影光学系PLとウエハWとの間に液体(例えば純水など)が満たされる液浸型露光装置にも適用できる。
なお、本発明の露光装置21は、例えば以下の方法で製造することができる。すなわち、複数のレンズ、ミラー等の光学素子から構成される照明光学系23、投影光学系PLを露光装置本体に組み込み光学調整する。また、多数の機械部品からなるレチクルステージRSTやウエハステージWSTを露光装置本体に取り付けて配線や配管を接続し、さらに総合調整(電気調整、動作確認等)を行う。また、露光装置21の製造は、温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
前記実施形態における照明光学系23の各レンズ及び投影光学系PLの各レンズエレメントの硝材としては、蛍石、石英などの他、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム、フッ化ストロンチウム、リチウム−カルシウム−アルミニウム−フロオライド、及びリチウム−ストロンチウム−アルミニウム−フロオライド等の結晶や、ジルコニウム−バリウム−ランタン−アルミニウムからなるフッ化ガラスや、フッ素をドープした石英ガラス、フッ素に加えて水素もドープされた石英ガラス、OH基を含有させた石英ガラス、フッ素に加えてOH基を含有した石英ガラス等の改良石英等も適用することができる。
次に、上述した露光装置21をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイス(以下、単に「デバイス」という)の製造方法の実施形態について説明する。
図10は、デバイス(ICやLSI等の半導体素子、液晶表示素子、撮像素子(CCD等)、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートを示す図である。図10に示すように、まず、ステップS201(設計ステップ)において、デバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップS202(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスク(レクチルR等)を製作する。一方、ステップS203(基板製造ステップ)において、シリコン、ガラスプレート等の材料を用いて基板(シリコン材料を用いた場合にはウエハWとなる。)を製造する。
次に、ステップS204(基板処理ステップ)において、ステップS201〜S203で用意したマスクと基板を使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によって基板上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS205(デバイス組立ステップ)において、ステップS204で処理された基板を用いてデバイス組立を行う。このステップS205には、ダイシング工程、ボンディング工程、及びパッケージング工程(チップ封入等)等の工程が必要に応じて含まれる。
最後に、ステップS206(検査ステップ)において、ステップS205で作製されたデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷される。
図11は、半導体デバイスの場合における、図10のステップS204の詳細なフローの一例を示す図である。図11において、ステップS211(酸化ステップ)では、ウエハWの表面を酸化させる。ステップS212(CVDステップ)では、ウエハW表面に絶縁膜を形成する。ステップS213(電極形成ステップ)では、ウエハW上に電極を蒸着によって形成する。ステップS214(イオン打込みステップ)では、ウエハWにイオンを打ち込む。以上のステップS211〜S214のそれぞれは、ウエハ処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて選択されて実行される。
ウエハプロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS215(レジスト形成ステップ)において、ウエハWに感光剤を塗布する。引き続き、ステップS216(露光ステップ)において、先に説明したリソグラフィシステム(露光装置)によってマスク(レチクルR)の回路パターンをウエハW上に転写する。次に、ステップS217(現像ステップ)では露光されたウエハWを現像し、ステップS218(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS219(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらの前処理工程と後処理工程とを繰り返し行うことによって、ウエハW上に多重に回路パターンが形成される。
以上説明した本実施形態のデバイス製造方法を用いれば、露光工程(ステップS216)において上記の露光装置が用いられ、真空紫外域の露光光により解像力の向上が可能となり、しかも露光量制御を高精度に行うことができる。従って、結果的に最小線幅が0.1μm程度の高集積度のデバイスを歩留まりよく生産することができる。
本発明の露光装置を示す概略構成図。 第1実施形態の開口絞りを、開口数が最大の状態で示す斜視図。 図2の開口絞りを、開口数が最小の状態で示す斜視図。 図2の開口絞りの主要部を示す部分断面図。 図2の矢車と、複数の絞り羽根のうち1枚の動きを示す平面図。 第2実施形態の開口絞りの可動枠体の外周面の一部を示す部分展開図。 投影光学系の瞳面の最大開口数側部分が投影光学系の光学素子に干渉している状態を示す説明図。 第3実施形態の開口絞りにおいて、(a)は最大開口数側に配置された状態を、(b)は最大開口数側と最小開口数側との中間位置に配置された状態を、それぞれ示す部分断面図。 図8の可動枠体の外周面の一部を示す部分展開図。 マイクロデバイスの製造例のフローチャート。 半導体素子の場合における図10の基板処理に関する詳細なフローチャート。
符号の説明
21…露光装置、25,81…絞り装置としての開口絞り、31…枠部材としての固定枠体、32…係合部材としての可動枠体、33,33i,33o…第1プレート部材としての矢車、34,34i,34o…第2プレート部材としてのベースプレート、37…駆動機構の駆動源としてのモータ、48…第1のカム機構の一部を構成する第1のカム溝としての回転角制御溝、48i…第1のカム機構の一部を構成する第1のカム溝としての像面側回転角制御溝、48o…第1のカム機構の一部を構成する第1のカム溝としての物体面側回転角制御溝、49…第2のカム機構の一部を構成する第2のカム溝としての斜行溝、49i…第2のカム機構の一部を構成する第2のカム溝としての像面側斜行溝、49o…第2のカム機構の一部を構成する第2のカム溝としての物体面側斜行溝、56…第2のカム機構の一部を構成する斜行ベアリング、61,61i,61o…絞り羽根、65…第1のカム機構の一部を構成する回転伝達ベアリング、IS,IS’…瞳面、PL…光学系としての投影光学系、R…マスクとしてのレチクル、W…基板としてのウエハ。

Claims (12)

  1. マスクに形成された所定のパターンの像を基板に投影する投影光学系において、
    口の大きさを調整可能な複数の絞り羽根のそれぞれを移動可能に保持する第1プレート部材と、
    前記第1プレート部材を相対移動可能に支持し、かつ前記第1プレート部材を当該投影光学系の光軸方向に移動可能な第2プレート部材と、
    前記第1プレート部材の側面に係合するとともに、前記第2プレート部材の側面に係合する係合部材と、
    前記係合部材に連結し、前記係合部材を介して、前記第1プレート部材を駆動するとともに前記第2プレート部材を駆動する駆動機構とを備えることを特徴とする投影光学系
  2. 前記第1プレート部材は、前記第2プレート部材の前記光軸方向への移動に伴い、前記複数の絞り羽根を移動させて前記開口の大きさを調整することを特徴とする請求項1に記載の投影光学系
  3. 前記第1プレート部材は、前記第2プレート部材の前記光軸方向への移動に伴い、前記光軸を中心として前記第2プレート部材に対して回転することを特徴とする請求項1または2に記載の投影光学系
  4. 前記駆動機構の駆動源が取り付けられる枠部材を有し、前記係合部材は、枠状に形成されるとともに、前記枠部材の内側に配置され、前記光軸を中心として、前記枠部材に対して回転することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の投影光学系
  5. 前記係合部材は、前記開口の大きさを調整するための第1のカム機構の少なくとも一部と、前記第2プレート部材を前記光軸方向に移動させるための第2のカム機構の少なくとも一部とを有することを特徴とする請求項4に記載の投影光学系
  6. 前記第1のカム機構は第1のカム溝を有し、前記第2のカム機構は第2のカム溝を有することを特徴とする請求項5に記載の投影光学系
  7. 前記第1プレート部材は、前記光軸方向に所定間隔をおいて複数配列され、前記係合部材は、前記複数の第1プレート部材の側面にそれぞれ係合することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の投影光学系
  8. 前記複数の第1プレート部材は、前記開口の大きさを互いに異なる大きさに調整することを特徴とする請求項7に記載の投影光学系
  9. マスクに形成された所定のパターンの像を基板に投影する投影光学系を備える露光装置において、
    前記投影光学系として、請求項1〜8のいずれか一項に記載の投影光学系が用いられることを特徴とする露光装置
  10. 前記複数の絞り羽根は、前記投影光学系の瞳面に沿って移動することを特徴とする請求項9に記載の露光装置
  11. 前記瞳面は、湾曲した瞳面であり、前記複数の絞り羽根は、前記湾曲した瞳面に沿って、前記開口の大きさを調整しつつ、前記投影光学系の光軸方向に移することを特徴とする請求項10に記載の露光装置
  12. リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法において、
    前記リソグラフィ工程は、請求項9〜11のいずれか一項に記載の露光装置を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
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