JP4579287B2 - データ管理システム、データ管理方法、サーバ装置、受信装置、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ管理システム、データ管理方法、サーバ装置、受信装置、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、複数のデータファイルを蓄積し、受信装置へ適宜配信する機能を有するサーバ装置と、該サーバ装置からデータファイルを受信し、蓄積する機能を有する受信装置とで構成されるデータ管理システム、それを構成するサーバ装置および受信装置、データ管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
ネットワークに繋がったサーバ−クライアント間で通信を行い、サーバ装置に蓄積されたコンテンツをクライアント端末(受信装置)にダウンロードし利用するといったデータサービスが、現在広く行われている。特に、昨今のブロードバンドネットワークの普及によって、デジタル映像のような伝送容量の大きいコンテンツについても、サーバに複数のAVコンテンツを蓄積し、クライアントの要求に従ってダウンロードもしくはストリーミングさせ、クライアント端末でAVコンテンツを再生させる仕組みが整いつつある。
図14は、サーバ装置1301と受信装置1302とがネットワークで結ばれ、サーバ装置1301から受信装置1302へAVコンテンツを配信する、従来のビデオ配信システム1300を大まかに図示したものである。これはいわゆるネットワーク経由のビデオオンデマンドシステムである。また、ネットワークを経由する以外にも、放送波を使って受信装置にコンテンツを蓄積させて視聴するサーバ型放送など、同様のシステム、サービスのバリエーションも増えてきている。
図15に、上記ビデオ配信システム1300で扱われるAVコンテンツの一形態として、プレイリストとクリップデータとからなるAVコンテンツを挙げる。なお、図15は、本発明の説明図でもある。
図15に示したAVコンテンツは、映像、音声などの実データを含む複数のファイル(クリップデータ1402)と、それら実データの再生手順(再生箇所含む)を示したファイル(プレイリスト1401)とからなる。すなわち、プレイリスト1401と複数のクリップデータ1402とをまとめて1つのAVコンテンツ1400として扱う。プレイリスト1401、クリップデータ1402、並びにそれらで構成されるAVコンテンツ1400の扱いについては、日本国公開特許公報「特開2002−56651号公報(公開日:2002年2月22日)」に詳しい記載がある。
一般に、上記ビデオ配信システム1300は、1つのサーバ装置1301に対して複数(多数)の受信装置1302が接続される。
そして、ビデオ配信システム1300では、受信装置1302のそれぞれに異なる手順でAVコンテンツ1400のダウンロードを許すと、それぞれの受信装置1302が次にサーバ装置1301上のどのファイル(クリップデータ1402)をダウンロード可能であるかを管理することが困難となる。なお、ある受信装置1302がダウンロード可能なファイルには、その受信装置1302がまだ取得していないファイルの他、既にダウンロード済みであっても内容が更新されたために新しいファイルに置き換える必要があるファイルも含まれる。それゆえ、ダウンロード可能なファイルを知るには、受信装置1302が既に取得済みのAVコンテンツ(を構成するファイル)を知る必要がある。
特に、AVコンテンツ1400の構成ファイル、すなわちクリップデータ1402を順次ダウンロードして上書きする場合に、新しいクリップデータ1402がダウンロード済みでない(ダウンロードの途中である)か、もしくはクリップデータ1402のダウンロードが途中で失敗した状態で、それらを参照するプレイリスト1401の再生が指示されると、過去にダウンロードされている別のファイルが誤って参照され、本来期待されるのと異なった再生がなされるといった問題があった。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のデータファイルを蓄積したサーバ装置から、受信装置へ適宜配信するデータ管理システムであって、受信装置におけるデータ管理を効果的に行うことができるデータ管理システム、それを構成するサーバ装置および受信装置、データ管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のデータ管理システムは、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムであって、上記受信装置はファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、上記サーバ装置は、上記受信装置の上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定する削除情報決定部(ファイル決定手段)と、上記削除情報決定部によって決定された第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を、第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報更新部(管理情報送信手段)とを備え、上記受信装置は、さらに、上記サーバ装置から受信した上記ファイル特定情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除する削除部(ファイル管理手段)を備えることを特徴としている。
また、本発明のデータ管理方法は、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、上記サーバ装置が、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定ステップと、上記サーバ装置が、上記決定された第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を、第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信ステップと、上記受信装置が、上記サーバ装置から受信した上記ファイル特定情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除するファイル管理ステップとを含むことを特徴としている。
また、本発明のサーバ装置は、1以上の受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信するサーバ装置であって、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定する削除情報決定部(ファイル決定手段)と、上記削除情報決定部によって決定された第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を、第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報更新部(管理情報送信手段)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の受信装置は、1以上のサーバ装置から複数のデータファイルよりなるファイルグループを受信する受信装置であって、ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部と、上記蓄積部に既に格納されており、かつ、上記サーバ装置から受信したファイル特定情報で特定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除する削除部(ファイル管理手段)を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、サーバ装置は、蓄積部に第1のデータファイルよりなるファイルグループが既に格納されている受信装置へ、第2のデータファイルよりなるファイルグループを新たに送信する際、受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を受信装置へ送信する。そして、受信装置は、サーバ装置から受信したファイル特定情報に基づき、蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除する。
これにより、旧バージョンのファイルグループが蓄積された受信装置に、新バージョンのファイルグループをダウンロードする際、ファイルグループを構成するデータファイルのうち、新バージョンに置き換えられるデータファイルの旧バージョンのファイルの削除等が可能となる。よって、旧バージョンのデータファイルが誤って利用されることを防止できる。
例えば、AVコンテンツの構成ファイル、すなわちクリップデータを順次ダウンロードして蓄積する場合に、新しいクリップデータがダウンロード済みでない(ダウンロードの途中である)か、もしくはクリップデータのダウンロードが途中で失敗した状態で、それらを参照するプレイリストの再生が指示されても、過去にダウンロードされている別のファイルが誤って参照され、本来期待されるのと異なった再生がなされるといった問題が生じない。
以上のように、上記の構成によれば、複数のデータファイルを蓄積したサーバ装置から、受信装置へ適宜配信するデータ管理システムにおいて、受信装置におけるデータ管理を効果的に行うことができる。
また、本発明のデータ管理システムは、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムであって、上記受信装置はファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、上記サーバ装置は、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する差分管理情報生成部(管理情報送信手段)を備え、上記受信装置は、さらに、上記サーバ装置から受信した上記管理情報に基づき、上記受信装置の上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定する管理情報判定更新部(ファイル決定手段)と、上記管理情報判定更新部によって決定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを上記蓄積部から削除する削除部(ファイル管理手段)を備えることを特徴としている。
また、本発明のデータ管理方法は、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、上記サーバ装置が、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信ステップと、上記受信装置が、上記サーバ装置から受信した上記管理情報に基づき、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定ステップと、上記受信装置が、上記決定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理ステップとを含むことを特徴としている。
また、本発明のサーバ装置は、1以上の受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信するサーバ装置であって、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する差分管理情報生成部(管理情報送信手段)を備えることを特徴としている。
また、本発明の受信装置は、1以上のサーバ装置から複数のデータファイルよりなるファイルグループを受信する受信装置であって、上記受信装置はファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部と、上記サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を当該サーバ装置から受信し、該管理情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の自装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定する管理情報判定更新部(ファイル決定手段)と、上記管理情報判定更新部によって決定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを上記蓄積部から削除する削除部(ファイル管理手段)を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、サーバ装置は、蓄積部に第1のデータファイルよりなるファイルグループが既に格納されている受信装置へ、第2のデータファイルよりなるファイルグループを新たに送信する際、受信装置へ新たに送信する第2のデータファイルを特定した管理情報を受信装置へ送信する。そして、受信装置は、サーバ装置から受信した管理情報に基づき、蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定し、当該第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは当該第1のデータファイルを削除する。
これにより、旧バージョンのファイルグループが蓄積された受信装置に、新バージョンのファイルグループをダウンロードする際、ファイルグループを構成するデータファイルのうち、新バージョンに置き換えられるデータファイルの旧バージョンのファイルの削除等が可能となる。よって、旧バージョンのデータファイルが誤って利用されることを防止できる。
例えば、AVコンテンツの構成ファイル、すなわちクリップデータを順次ダウンロードして蓄積する場合に、新しいクリップデータがダウンロード済みでない(ダウンロードの途中である)か、もしくはクリップデータのダウンロードが途中で失敗した状態で、それらを参照するプレイリストの再生が指示されても、過去にダウンロードされている別のファイルが誤って参照され、本来期待されるのと異なった再生がなされるといった問題が生じない。
以上のように、上記の構成によれば、複数のデータファイルを蓄積したサーバ装置から、受信装置へ適宜配信するデータ管理システムにおいて、受信装置におけるデータ管理を効果的に行うことができる。
なお、上記サーバ装置および上記受信装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記サーバ装置および上記受信装置をコンピュータにて実現させる各装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分わかるであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明の一実施の形態に係るデータ管理システムの構成を示した機能ブロック図である。 図1、図7、図11に示したデータ管理システムで用いる管理情報のデータ構造の一例を示す説明図である。 図1に示したデータ管理システムの動作例を示す処理フロー図である。 図3に示した動作例の処理フローに従って管理情報が更新される様子を示した説明図である。 図1に示したデータ管理システムの他の動作例を示す処理フロー図である。 図5に示した動作例の処理フローに従って管理情報が更新される様子を示した説明図である。 本発明の他の実施の形態に係るデータ管理システムの構成を示した機能ブロック図である。 図7に示したデータ管理システムの蓄積部の内部構成を示した説明図である。 図7に示したデータ管理システムにおいて管理情報が更新される様子を具体例によって示した説明図である。 図7に示したデータ管理システムにおいて管理情報が更新される様子を具体例によって示した説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係るデータ管理システムの構成を示した機能ブロック図である。 図11に示したデータ管理システムの動作例を示す処理フロー図である。 図12に示した動作例の処理フローに従って管理情報が更新される様子を示した説明図である。 従来のビデオ配信システムの概要を示した説明図である。 AVコンテンツの構成例を示した説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係るデータ管理システムの構成を示した機能ブロック図である。 図16に示したデータ管理システムの動作例を示す処理フロー図である。 図17に示した動作例の処理フローに従って管理情報が更新される様子を示した説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係るデータ管理システムの構成を示した機能ブロック図である。 図19に示したデータ管理システムで用いる管理情報のデータ構造の一例を示す説明図である。 図19に示したデータ管理システムで管理情報が更新される様子を示した説明図である。 図19に示したデータ管理システムの動作例を示す処理フロー図である。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1から図6、図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ管理システム3の構成を示した機能ブロック図である。
上記データ管理システム3は、多数のAVコンテンツを蓄積して送り出すサーバ装置1と、サーバ装置1から送られたAVコンテンツを受信、蓄積し再生する受信装置2とから構成される。
サーバ装置1は、入出力制御部101、蓄積部102、管理情報判定部103、削除情報決定部104、管理情報更新部105を含む。また、受信装置2は、入出力制御部201、蓄積部202、表示部203、UI(ユーザインターフェイス)204(表示部203に含まれる)、削除部205、管理情報更新部206、再生部207、管理情報送受信部208を含む。
上記データ管理システム3において、サーバ装置1は、1以上の受信装置2へ複数のデータファイル(プレイリスト、クリップデータ)よりなるAVコンテンツ(ファイルグループ)を送信するものである。そして、サーバ装置1は、特に、受信装置2の蓄積部202に既に格納されているデータファイルのうち、受信装置2へ新たに送信するAVコンテンツを構成する(第2の)データファイルを蓄積部202に格納した状態の受信装置2における利用を防ぐために削除すべき(第1の)データファイルを決定する削除情報決定部(ファイル決定手段)104と、該決定された(第1の)データファイルを特定する削除情報(ファイル特定情報)を、(第2の)データファイルよりなるAVコンテンツの送信先である受信装置2へ送信する管理情報更新部(管理情報送信手段)105とを備える。
また、上記データ管理システム3において、受信装置2は、1以上のサーバ装置1から複数のデータファイル(プレイリスト、クリップデータ)よりなるAVコンテンツ(ファイルグループ)を受信し、蓄積部202に格納するものである。そして、受信装置2は、特に、蓄積部202に既に格納されており、かつ、サーバ装置1から受信した管理情報に含まれる削除情報で特定された(第1の)データファイルを削除する削除部(ファイル管理手段)205を備える。
なお、誤って利用されることを防ぐために蓄積部202から削除したファイルは、削除する代りに、利用を禁止あるいは制限してもよい。
上記データ管理システム3は、サーバ装置1から送信されるAVコンテンツを受信装置2で受信する際、送信意図を正しく保持しながらコンテンツを蓄積できるように構成されている。具体的には、サーバ装置1から受信装置2にAVコンテンツ(プレイリスト、クリップデータ)をダウンロードし蓄積する際、受信装置2に既に蓄積されている、誤って参照される可能性のあるファイルを特定した削除情報を生成する削除情報決定部104と、該削除情報を管理情報に含める更新部105と、ダウンロード前に該ファイルを削除する削除部205とを備えている。これにより、受信装置2において、誤ったファイルを用いた再生がなされないように管理することが可能となる。
なお、図1では、サーバ装置1と受信装置2との一対一でシステムが構成されるように見えるが、実際には、1つのサーバ装置1に対して複数の受信装置2がアクセスするシステム構成、あるいは1つの受信装置2が複数のサーバ装置1にアクセスするシステム構成も可能である。
上記データ管理システム3では、図15に示したAVコンテンツ1400を扱うものとする。AVコンテンツ1400は、映像、音声などの実データを含む複数のクリップデータ1402…と、それら実データの再生手順を示したプレイリスト1401とからなる。なお、プレイリスト1401が示す再生手順には、図示されているようなクリップデータ1402・1402間の順序情報の他、クリップデータ1402の一部を再生するための再生箇所の指定情報等を含むこともできる。また、1つのAVコンテンツ1400が複数のプレイリスト1401…を含み、条件によって再生されるプレイリスト1401が選択される、といった形態のAVコンテンツ1400もある。
上記データ管理システム3では、受信装置2にダウンロードされたAVコンテンツ1400(すなわち、プレイリスト1401およびクリップデータ1402)を管理するために、管理情報を用いる。なお、本実施の形態では、この管理情報は、受信装置2の蓄積部202に、管理対象であるAVコンテンツ1400とともに格納されるものとするが、AVコンテンツ1400との対応関係が保持されていれば、管理情報の格納場所は限定されない。
図2は、上記データ管理システム3で用いる管理情報301のデータ構造の一例を示す説明図である。
図2に示すように、管理情報301は、ダウンロードして得られたAVコンテンツ1400と、それを構成するプレイリスト1401およびクリップデータ1402とをリストにしたものである。具体的には、管理情報301は、蓄積部202に蓄積されたAVコンテンツ1400のコンテンツリスト301aと、リストされたAVコンテンツ1400のそれぞれを構成するプレイリスト1401およびクリップデータ1402を特定するデータリスト301bとからなる。
なお、図2は、管理情報301として保持すべき内容を端的に示した一例であり、同様の情報を記録したものであれば、記述形式は限定されない。例えば、XML形式で記述することも可能である。
この管理情報301は、後述のようにAVコンテンツ1400をダウンロードするときに受信装置2からサーバ装置1に送られ、ダウンロード可能なAVコンテンツ1400をサーバ装置1で調べて提示するのに利用される。また、既にダウンロードして蓄積されているAVコンテンツ1400を受信装置2で消去しようとする際に、そのAVコンテンツ1400にあたるプレイリスト1401およびクリップデータ1402を特定する情報として利用される。
以下、説明の簡便のため、AVコンテンツ1400を「コンテンツ」と、プレイリスト1401を「プレイリスト」と、クリップデータ1402を「クリップデータ」と、管理情報301を「管理情報」とそれぞれ記すこととする。また、プレイリスト、クリップデータは、それぞれ異なるファイルとして構成されるものとして説明する。同じく、管理情報も1つの独立したファイルとして説明する。ただし、実際には、プレイリスト、クリップデータ、管理情報は、それぞれが独立したファイルである必要はない。
(ダウンロード動作例1−コンテンツ#2全体を置き換えるケース)
図3および図4を参照して、上記データ管理システム3の各部の機能を、具体的な動作と共に説明する。図3は、受信装置2にコンテンツを新たにダウンロードする際のデータ管理システム3の動作を示す処理フロー図である。図4は、その際に管理情報が更新される様子を示した説明図である。
始めに、受信装置2には2つのコンテンツ、すなわちコンテンツ#1およびコンテンツ#2が既にダウンロードされて、蓄積部202に蓄積されているとする。コンテンツ#1はプレイリスト#1と2つのクリップデータ#11、#12とからなるAVコンテンツであり、コンテンツ#2はプレイリスト#2と3つのクリップデータ#21、#22、#23とからなるAVコンテンツであるとする(図2)。このとき、受信装置2の蓄積部202には、これらプレイリストおよびクリップデータのファイルの他に、管理情報301(図4)のファイルが格納されている。なお、このときの管理情報301は、蓄積部202に現在蓄積されているAVコンテンツのダウンロード時に作成したものである(図3のS18)。
次に、受信装置2がコンテンツのダウンロードを開始する(S11)際、まず受信装置2の蓄積部202に格納された管理情報301を、管理情報送受信部208が入出力制御部201を介してサーバ装置1に送信する。サーバ装置1は、入出力制御部101を介して管理情報301を受信し、管理情報判定部103に入力する。なお、図4に示すように、サーバ装置1が受信装置2より取得したものを管理情報401(内容は管理情報301と同一)と記す。
なお、ダウンロードの開始は、受信装置2のUI204を介してユーザが意識的に指示する他、受信装置2の起動時や、ダウンロードコンテンツに関連したデータを記録したリムーバルメディア(光ディスクやメモリカードなど)が受信装置2に装着された時などの所定のタイミングで開始する構成をとることもできる。
次に、サーバ装置1の管理情報判定部103が、受信装置2から受取った管理情報401(図4、管理情報301のコピー)と、自装置(サーバ装置1)の蓄積部102に蓄積されているコンテンツとを比較し、受信装置2がダウンロード可能なコンテンツを特定したコンテンツ提示情報を生成し、入出力制御部101を介して受信装置2へ出力する(S12)。ここで、受信装置2がダウンロード可能なコンテンツには、受信装置2が未取得のコンテンツの他、既にダウンロード済みのコンテンツを構成するファイルで、ダウンロード後に内容が更新されたために置換すべきファイル等が含まれる。
次に、受信装置2が、サーバ装置1から出力された上記コンテンツ提示情報を、入出力制御部101、201を介して受信し、表示部203に提示する。そして、表示部203に提示したコンテンツ提示情報から、ダウンロードするコンテンツをUI204を介して指定するユーザの操作を取得して、ダウンロードするコンテンツを指定したコンテンツ指定情報を生成し、サーバ装置1へ送信する(S13)。
例えば、図2に示すようにコンテンツ#1、コンテンツ#2が蓄積されている受信装置2に対して、更新可能なコンテンツ#2と、さらに送信可能な別のコンテンツ#3がサーバ装置1にある場合に、サーバ装置1はコンテンツ提示情報として「コンテンツ#2、コンテンツ#3」を示す情報を出力する。このとき、コンテンツ#2は「更新」コンテンツ、コンテンツ#3は「新規」コンテンツであることを示す情報を、コンテンツ提示情報に含めてもよい。受信装置2では、この提示されたコンテンツ提示情報に対して、コンテンツ#2をダウンロードすることをユーザが決定しUI204を通して指示すると、コンテンツ指定情報として「コンテンツ#2」を示す情報が生成されて、サーバ装置1へ送信される。このとき、コンテンツ提示情報およびコンテンツ指定情報として扱われる情報は、ユーザもしくは受信装置2がコンテンツを一意に特定するための情報であればよく、例えばコンテンツのタイトル情報、シリーズ情報等があげられる。
なお、ダウンロード開始時の処理と同様に、ここまでの処理をユーザの手を介さず自動的に行うこともできる。例えば、本動作例1で示すような、以前にダウンロード済みのコンテンツに対して、そのコンテンツがサーバ装置1上で更新された時に受信装置2内のコンテンツを常に最新のものに更新するといった利用形態では、特にユーザの指示を受けずにコンテンツのダウンロード更新を行うことが可能である。
以下、本動作例1では、ダウンロードするコンテンツを既にダウンロード済みであるコンテンツ#2とし、既にダウンロード済みのコンテンツ#2が新たな内容に更新されているケースについて説明する。具体的には、ダウンロード開始時、受信装置2の蓄積部202には、コンテンツ#2として、プレイリスト#2と3つのクリップデータ#21〜#23とが蓄積されている。一方、サーバ装置1の蓄積部102には、コンテンツ#2として、新たなクリップデータ#21〜#24と、それら4つのクリップデータを参照する新たなプレイリスト#2とが蓄積されている。そして、受信装置2に既に蓄積されているプレイリスト#2とクリップデータ#21〜#23とからなるコンテンツ#2を、サーバ装置1にあるプレイリスト#2とクリップデータ#21〜#24からなる新たなコンテンツ#2に置き換えることとする。
つづいて、サーバ装置1では、ダウンロードするコンテンツを指定したコンテンツ指定情報を受信装置2から受信した時、削除情報決定部104が、サーバ装置1から受信装置2へ新たなコンテンツ#2を送信する際の送信条件を調べ、受信装置2に削除を指示すべきファイルを特定する(S14)。
ここで言う「送信条件」とは、伝送可能速度、データ伝送路の伝送帯域幅やエラー発生率、配信システムのQoS(Quality of Service)等を指す。これらの伝送条件は、サーバ装置1の性能、利用するデータ伝送路もしくはサービスの運用規定等に従って決められている。サーバ装置1は、これら送信条件を考慮することで、同じタイミングで送信開始可能なデータ量や、引き続き伝送されるデータの伝送タイミングを決定する。
また、受信装置2に削除を指示すべきファイルを特定するためには、まず、管理情報401に記載されたファイルのうち、新たなコンテンツ#2を送信することで置換されるファイルを特定する。次に、上記した送信条件を考慮することでファイルの伝送タイミングが決定されるから、特定された上記置換されるファイルのうち、管理情報と同じタイミングで送られるファイルを除き、残ったファイルを削除を指示すべきファイルとする。
図3、図4で示した本動作例1では、送信条件から、サーバ装置1から受信装置2へ新たなコンテンツ#2を送る際、プレイリスト(#2)および1番目のクリップデータ(#21)は管理情報(更新後の管理情報402)と同じタイミングで送信するものとする。また、送信条件から、2番目以降のクリップデータ(#22、#23、#24)はそれより遅れて送信するものとする。
このとき、遅れて送信するクリップデータ#22〜#24のうち、クリップデータ#22および#23は、同一名のクリップデータファイルが既に受信装置2に蓄積されている。このため、新たなクリップデータ#22および#23がダウンロードされるより前の時点で受信装置2がコンテンツ#2を古いプレイリスト#2を用いて再生しようとすると、既に蓄積されている古いクリップデータ#22、#23が参照されて、誤って再生されてしまう。
このことから、サーバ装置1の削除情報決定部104は、クリップデータ#22、#23を受信装置2が事前に削除すべきファイルとして指定する。この事前に削除すべきファイルを指定した情報を、ここでは「削除情報」(図4の402c)と呼ぶ。
なお、サーバ装置1には常に最新のコンテンツが登録されているとし、受信装置2に蓄積されているコンテンツがサーバ装置1のものと異なるかは、例えば、サーバ装置1における該最新コンテンツの登録時刻と受信装置2の最終ダウンロード実施時刻とを比較することで判断される。あるいは簡易な方法として、ファイルサイズあるいは作成時刻を比較することでコンテンツが更新されていると判断することも可能である。
つづいて、サーバ装置1の管理情報更新部105は、削除情報決定部104で生成された削除情報402cを含めて、受信装置2に対する更新後の管理情報402を作成する(S15)。具体的には、元の管理情報401に対して、コンテンツ#2に関する情報を新しいもの(コンテンツリスト402a(プレイリスト#2)およびデータリスト402b(クリップデータ#21〜#24))に更新すると共に、あるいは更新後に、削除情報決定部104で特定された削除情報402c(クリップデータ#22、#23の指定情報)を付加して、新しい管理情報402を作成する。なお、図4の管理情報402では、ダウンロードで新たに更新されるコンテンツファイルと対応するものを太字で示している。
次に、サーバ装置1は、管理情報更新部105で更新した管理情報402と共に、蓄積部102に蓄積されたコンテンツ(プレイリスト、クリップデータ)を、入出力制御部101、201を介して受信装置2へ逐次送信する(S16)。一方、受信装置2は、サーバ装置1から受信したコンテンツ(プレイリスト、クリップデータ)を蓄積部202に蓄積する(S17)。このとき、コンテンツを構成する全てのファイルが管理情報402と同じタイミングでダウンロードされるのでなく、一部のファイル(本動作例1では、クリップデータ#22〜#24)は送信条件等により遅れて送信される。
受信装置2は、サーバ装置1から更新された管理情報402を受取ると、直ちに削除情報402cで指定されたファイルを削除するとともに、管理情報を更新する(S18)。具体的には、削除部205が、蓄積部202から管理情報402を読み込み、削除情報402cがあればそれに従って、指定されたファイル(クリップデータ#22および#23)を蓄積部202から削除する。そして、削除部205がファイルを削除した後、管理情報更新部206が、管理情報402から削除情報402cを除いた管理情報403を、管理情報301の代わりに蓄積部202に格納する。
その後、受信装置2は、サーバ装置1から送られてきたクリップデータ#22、#23、#24を、逐次、蓄積部202に格納し(S19)、全てのデータの格納が完了した時点でダウンロード処理が完了する。
次に、受信装置2におけるコンテンツの再生について説明する。
受信装置2がコンテンツを再生する場合、再生部207が、ダウンロードされて蓄積部202に格納されたコンテンツ(プレイリスト、クリップデータ)を、入出力制御部201を介して呼び出し、再生して表示部103に出力する。すなわち、あるコンテンツを再生する場合、対応するプレイリストを呼び出し、該プレイリストで参照されているクリップデータを順次読み出して再生する。具体的には、上述したようにダウンロード後のプレイリスト#2が、クリップデータ#21からクリップデータ#24までを順に再生することを指定したものであるとき、再生部207は、クリップデータを読み出して再生する動作をクリップデータ#21からクリップデータ#24まで繰り返す。
また、ダウンロードを開始し、削除情報402cに従って古いクリップデータ#22を削除した後、かつ、新しいクリップデータ#22をダウンロードする前の時点でコンテンツ#2の再生を開始した場合、クリップデータ#22が蓄積部202に存在しないため、再生部207は、クリップデータ#22のダウンロードが完了するまで再生を停止させる。あるいは、再生部207は、再生不可として再生処理を終了してもよい。
このように、上記データ管理システム3では、削除情報402cによるデータ管理によって、以前に蓄積されていたクリップデータ#22は蓄積部202から削除されているため、誤って既存のファイルを再生することはない。特に、コンテンツ作成者が古いファイルによる再生を望まない場合に、コンテンツ作成者の意図に反した再生を禁止することができる。
なお、上記データ管理システム3におけるデータ管理は、上記したような単純にクリップデータの再生順のみを指定したプレイリストの他、クリップデータの再生順とクリップデータ中の再生区間とを共に指定するようなプレイリストであっても同様に適用できる。
また、上記動作例1のようにダウンロードを実行しコンテンツ(プレイリスト、クリップデータ)を置換した際、プレイリストが変更されることで、どのプレイリストからも参照されないクリップデータが受信装置2に残されることがある。この点、削除情報402cに従ってファイルを削除することにより、ダウンロード時の更新によって受信装置2内にどこからも参照されないクリップデータが残ることを防止できる。例えば、図4を参考にして、サーバ装置1から新しく送るプレイリスト#2がクリップデータ#21、#22のみを参照するプレイリストであった場合、受信装置2に残るクリップデータ#23を削除情報により指定し、削除する。このようにすることで、参照されなくなった余分なクリップデータ#23を受信装置2内に残さず、受信装置2の記録領域(蓄積部202)を有効に使えるようになる。
(ダウンロード動作例2−コンテンツ#2の一部を差替えるケース)
次に、図5および図6を参照して、上記データ管理システム3による別のダウンロード処理例を示す。図5は、受信装置2においてコンテンツを新たにダウンロードする際のデータ管理システム3の動作を示す処理フロー図である。図6は、その際の管理情報の更新される様子を示した説明図である。
前記の動作例1(図3、図4)は、コンテンツを丸ごと(すなわち、そのコンテンツを構成するプレイリスト並びにクリップデータを全て)入れ替える場合であったが、本動作例2では、コンテンツを構成する一部のクリップデータのみを差替える場合を示す。
図5のステップS21〜S29の各動作は、既に説明した図3のステップS11〜S19の各動作とほぼ同じである。異なるのは、次の2点である。(1)ステップS24で削除情報(削除するファイル)を決定する際、コンテンツ#2を構成するファイルのうち、プレイリスト#2およびクリップデータ#21は既存のものをそのまま使うものとし、クリップデータ#22、クリップデータ#23のみを差替えるとして削除情報を決定する。(2)ステップS26、S27で最初に管理情報のみをサーバ装置1から受信装置2へ送信する。よって、以下では概略のみを説明する。
サーバ装置1は、入出力制御部101を介して管理情報301を受信し、管理情報判定部103に入力する。なお、図6に示すように、サーバ装置1内では管理情報301を管理情報601と記す。
次に、サーバ装置1の削除情報決定部104が、動作例1(S14)と同様に、サーバ装置1から受信装置2へ新たなコンテンツ#2を送信する際の送信条件を調べ、受信装置2に削除を指示すべきファイルを特定し、この事前に削除すべきファイルを指定した削除情報602cを生成する(S24)。
次に、サーバ装置1の管理情報更新部105が、削除情報決定部104で生成された削除情報602cを含めて、受信装置2に対する更新後の管理情報602を作成する(S25)。そして、管理情報更新部105は、削除情報602cを含む管理情報602を受信装置2に送信する(S26)。なお、図6の管理情報602のうち、太字で示しているのがダウンロードで新たに更新されるコンテンツファイルに対応する箇所である。
つづいて、受信装置2は、管理情報602を受信すると直ちに、削除部205が削除情報602cで指定されたクリップデータファイル(クリップデータ#22、#23)を蓄積部202から削除する。そして、削除部205がファイルを削除した後、管理情報更新部206が、管理情報602から削除情報602cを除いた管理情報603を、管理情報301の代わりに蓄積部202に格納する(S28)。
その後、受信装置2は、サーバ装置1から送られてきたクリップデータ#22、#23を、逐次、蓄積部202に格納し(S29)、全てのデータの格納が完了した時点でダウンロード処理が完了する。
このように、更新されたクリップデータのみの差替えを行うダウンロード処理を行えば、通信量が最小限に抑えることができる。また、例えば、あるコンテンツのプレイリストが書換え不可なデータである場合にも、コンテンツの再生結果を自由に変更することができる。
以上のように、本実施の形態に係るデータ管理システム3では、誤って参照される可能性のあるファイル(クリップデータ)をサーバ装置1上で特定し、その情報を削除情報として含めた管理情報をサーバ装置1で作成して受信装置2に送る。受信装置2は、管理情報に含まれる削除情報に従ってファイルを削除する。これにより、ダウンロードの実行に合せて既存のファイルを削除することができるので、その既存ファイルが誤って参照されて、誤って再生されることを防止することができる。
さらに、上記データ管理システム3では、各受信装置2の管理情報の内容をサーバ装置1で管理することができる。これにより、例えば、管理情報に記載の無いデータファイルについては受信装置2での再生を禁止する等の処理を加えることで、ファイルの違法コピーに対する対策に活用することも可能である。
なお、本実施の形態において、コンテンツを構成するプレイリストやクリップデータ、並びに管理情報は、それぞれ独立したファイルとして説明したが、これらは独立したファイルの形式を採らなくてもよい。例えば、コンテンツデータストリーム中のプレイリストデータ領域や、クリップデータ領域、並びに管理データ領域中に格納された各ビットストリームデータであるとしても、本質的に同一であり、本発明のデータ管理システムは問題なく適用可能である。この点は、後述する実施の形態2、3についても同様である。
また、本実施の形態では、受信装置2の管理情報としてコンテンツ(名)とファイル(名)とが直接リストされたものを挙げたが、これ以外にも、例えば、コンテンツのバージョン毎にその構成ファイルのリストを用意してサーバ装置1に記録しておき、受信装置2の管理情報としてはコンテンツとそのバージョン情報のみを格納するようにしてもよい。この場合、サーバ装置1で削除ファイルを決定する際には、管理情報に含まれるコンテンツのバージョン情報に対応する構成ファイルのリストを読出し、同じく更新後のコンテンツのバージョンでの構成ファイルリストと比較することで、上記したのと同様に削除ファイルを決定することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図7から図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
図7は、本発明の実施の形態2に係るデータ管理システム3′の構成を示した機能ブロック図である。上記データ管理システム3′の構成は、実施の形態1のデータ管理システム3(図1)とほぼ同じであるため、相違点のみ説明する。なお、データ管理システム3′では、蓄積部202、削除部205、再生部207の代わりに、蓄積部202′、ファイル管理部205′、再生部207′が設けられている。
上述した実施の形態1に係るデータ管理システム3では、受信装置2に同じファイル名のファイルがダウンロードされたとき、蓄積部202に既に蓄積されていたファイルは必ず上書きされていた。すなわち、以前のファイルを残すことはなかった。
これに対し、本実施の形態2に係るデータ管理システム3′では、保存先を複数用意することで、蓄積部202に既に蓄積されている同一名のファイルを保持したままで、新しいファイルをダウンロードして、別の領域に蓄積し、再生時には新しいファイルを再生する。こうすることで、データ管理システム3′では、コンテンツのファイル構成をダウンロード前の状態に戻すことが可能である。
具体的には、上記データ管理システム3′は、ディレクトリを分ける等して、ファイルの保存先が蓄積部202′に複数用意されている。そして、ファイル管理部205′が、同一ファイル名の新しいダウンロードファイルがあれば、以前のファイルを消さずに別のディレクトリに蓄積するように処理する。そして、コンテンツの再生の際、再生部207′が、異なるディレクトリに蓄積された同一ファイル名のファイルを、ディレクトリ間の優先順位に従って、最も優先順位の高いディレクトリのファイルを選択して、再生する。なお、この優先順位に基づく選択は、Unix(登録商標)オペレーションシステムやWindows(登録商標)におけるパス機能と類似のメカニズムに基づくものであり、ここでは特に説明は行わない。
以下、図8、図9、図10を参照しながら、上記データ管理システム3′の各部の機能を、具体的な動作と共に説明する。図8は、データ管理システム3′の蓄積部202′の記録領域の構成を示した説明図である。
蓄積部202′は、複数の異なる記録領域(図8のディレクトリA、B、C)に区分されて、それぞれの記録領域には同じファイル名のファイルが蓄積可能である。そして、各記録領域の優先順位があらかじめ設定されており、再生部207′は、あるファイル名のファイルを再生する際、蓄積されている同一ファイル名のファイルのうち最も優先順位の高い記録領域に記録されたファイル1つを再生する。なお、各記録領域の優先順位の情報は、再生部207′(あるいはファイル管理部205′など)に保持されている。
なお、図8では、蓄積部202′内の複数の記録領域を「ディレクトリ」といった論理的な格納場所として示したが、これに限らず、例えば、データの「セクタ領域」といった物理的な格納場所を示すものであっても構わない。
ここで、図8において、各ディレクトリにはA>B>Cの関係で優先順位が付けられているとする。すなわち、ディレクトリAが最も優先順位が高く、ディレクトリCが最も優先順位が低い。
そして、状態701に示すように、クリップデータ#kiを参照するプレイリスト#kと、参照されるクリップデータ#kiとが、ディレクトリCに蓄積されているとする。
この状態701のときに、受信装置2′は、サーバ装置1から同じファイル名となるクリップデータ#kiをダウンロードすると、ファイル管理部205′が状態702(もしくは状態703)に示すようにクリップデータ#kiをディレクトリA(もしくはディレクトリB)に格納する。そして、この状態702(もしくは状態703)で、プレイリスト#kを再生するとき、再生部207′は、ディレクトリCよりも優先順位の高いディレクトリA(もしくはディレクトリB)に蓄積されたクリップデータ#kiを参照して再生を行う。
また、状態703でさらに、同一名の異なるクリップデータ#kiをダウンロードしたとき、ファイル管理部205′は、新たなクリップデータ#kiを状態704のようにディレクトリAに格納する。そして、この状態704で、プレイリスト#kを再生するとき、再生部207′は、最も優先順位の高いディレクトリAに蓄積されたクリップデータ#kiを参照して再生を行う。
ここで、本実施の形態2の上記データ管理システム3′が行うデータ管理では、実施の形態1において説明した処理に加えて、以下で説明する動作例3あるいは動作例4のようなダウンロード時の更新処理がさらに必要となる。データ管理システム3′が行うデータ管理でも、削除情報を含む管理情報を適用することにより、適切にダウンロードデータの管理を行うことができる。
(ダウンロード動作例3−既存クリップデータの削除のみを行うケース)
図8の状態704(同一名のクリップデータ#kiがディレクトリA、B、Cにそれぞれ格納されている状態)から、ダウンロード実行時に、優先順位の低いディレクトリBに既に蓄積されているクリップデータ#ki、あるいはディレクトリC上のクリップデータ#kiを、プレイリスト#kが参照できるように更新する場合の動作は次のとおりである。
この場合、優先順位が高いディレクトリ上にあるクリップデータ#kiを削除すればよいので、これを削除情報として管理情報に含めてサーバ装置1から受信装置2′に送る。
なお、サーバ装置1は、管理情報を作成する際に受信装置2′内のディレクトリについて優先順位を知っている必要があり、通信の確立段階で、あらかじめディレクトリの優先順位に関する情報を受信装置2′から取得しておくものとする。あるいは、受信装置2′が本発明に示したデータ配信サービス専用に設計された受信装置であり、サービスの仕様としてあらかじめ受信装置2′のディレクトリ構造、優先順位が決められている場合には、優先順位に関する情報を受取らなくても、サーバ装置1は受信装置2′のディレクトリ構造、優先順位を考慮して、管理情報を作成することができる。
図9は、データ管理システム3′において管理情報が更新される様子を具体例によって示した説明図である。図9に示す管理情報801は、サーバ装置1が受信装置2′から受取る元の管理情報である。管理情報802、803は、サーバ装置1から受信装置2′に送られる管理情報である。なお、図8、図9の丸数字は、管理情報の変化と蓄積部202′の状態の変化との対応関係を示す。
受信装置2′では、管理情報802(もしくは803)を受取ると、ファイル管理部205′が、直ちに削除情報802a(もしくは803a)に対応する各ディレクトリA、B上のファイルを削除する。その結果、受信装置2′の蓄積部202′は、図8に示した状態703(もしくは状態701)に更新される。よって、再生部207′は、プレイリスト#kに従って再生する際、ディレクトリB(もしくはディレクトリC)のクリップデータ#kiを正しく参照して、再生を行うことができる。
(ダウンロード動作例4−既存クリップデータの削除と新規クリップデータの追加を同時に行うケース)
図8の状態702(同一名のクリップデータ#kiがディレクトリAおよびCに格納されている状態)から、ダウンロード実行時に、ディレクトリBに新たにクリップデータ#kiを蓄積すると共に、プレイリスト#kがそれを参照するように変更する場合の動作は次のとおりである。
図10は、データ管理システム3′において管理情報が更新される様子を具体例によって示した説明図である。図10に示す管理情報901は、サーバ装置1が受信装置2′から受取る元の管理情報である。管理情報902は、サーバ装置1から受信装置2′に送られる管理情報である。なお、図8、図10の丸数字は、管理情報の変化と蓄積部202′の状態の変化との対応関係を示す。
本動作例4の場合、図10に示す管理情報902をサーバ装置1から受信装置2′に送る。すなわち、ディレクトリBに新たに蓄積されるクリップデータ#kiを示すデータリスト902bと、ディレクトリAに既にあるクリップデータ#kiを削除するための削除情報902aとが管理情報902に含められ、サーバ装置1から受信装置2′に送信される。そして、受信装置2′は、管理情報902を受取ると、ファイル管理部205′が直ちに削除情報902aに対応するディレクトリA上のクリップデータ#kiを削除する。また、受信装置2′は、新たなクリップデータ#kiを受取ると、ファイル管理部205′が直ちにディレクトリBに蓄積する。その結果、受信装置2′の蓄積部202′は、図8の状態703に更新される。よって、再生部207′は、プレイリスト#kに従って再生する際、ディレクトリB上のクリップデータ#kiを正しく参照して、再生を行うことができる。
なお、上記の説明では、ディレクトリA、B、Cを全てダウンロードファイルの格納可能な領域として記載したが、これに限らない。例えば、ディレクトリCが書換え不可な領域であって、デフォルトのコンテンツデータを常時格納する領域とし、一方、ディレクトリA、Bを、ディレクトリCの書換え不可なコンテンツデータを再生時に置き換えるためのテンポラリデータを随時格納する書換え可能な領域としてもよい。この場合には、ディレクトリCは固定されたデータ領域で蓄積内容が変化しないため、ディレクトリCの管理情報は特に規定されなくてもよい。
また、図8のように複数の記録領域(ディレクトリA、B、C)がある状態で、実施の形態1と同様に後からコンテンツデータ(クリップデータ)がダウンロードされるケースでは、それぞれの記録領域について、後からダウンロードされるコンテンツデータと同一名のデータファイル(削除ファイル)があるかをサーバ装置1上で調べ、削除情報を含む管理情報を生成して受信装置2′に送る。そして、受信装置2′が、削除情報に従って、各記録領域の対応するデータファイルを削除する。このとき、上述したように書換え不可な記録領域が存在する場合には、書換え不可な領域に記録されたデータファイルを削除することはできない。
このため、書換え不可な記録領域のデータファイルに対して削除情報で削除が指示された場合には、受信装置2′でそのデータファイルへの参照、もしくはそのデータファイルの再生を禁止するといった処理を付加することで対処する。あるいは、削除しようとする受信装置2′のデータファイルが削除不可であることがサーバ装置1で既に判っている場合には、受信装置2′が再生する際に参照を禁止するファイルを指定した参照(再生)禁止情報を生成し、管理情報に含めてサーバ装置1から受信装置2′に送ってもよい。これにより、受信装置2′は、既に蓄積されているデータファイルが参照(再生)禁止であることを検知して、後からダウンロードされて得られるデータファイルを正しく参照して、再生することが可能となる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図11から図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1および2において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1および2において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
上述した実施の形態1および2に係るデータ管理システム3、3′(図1、図7)では、受信装置2、2′においてファイルを管理するための管理情報の更新を、サーバ装置1上で行っていた。これに対し、本実施の形態3に係るデータ管理システム30では、受信装置20で管理情報の更新を全て行う。
図11は、本発明の実施の形態3に係るデータ管理システム30の構成を示した機能ブロック図である。
上記データ管理システム30は、多数のAVコンテンツを蓄積して送り出すサーバ装置10と、サーバ装置10から送られたAVコンテンツを受信、蓄積し再生する受信装置20とから構成される。
サーバ装置10は、入出力制御部1001、蓄積部1002、差分管理情報生成部1003を含む。また、受信装置20は、入出力制御部2001、蓄積部2002、表示部2003、UI(ユーザインターフェイス)2004(表示部2003に含まれる)、管理情報判定更新部2005、削除部2006、再生部2007を含む。このうち、サーバ装置10における入出力制御部1001、蓄積部1002、および、受信装置20における入出力制御部2001、蓄積部2002、表示部2003、UI2004、削除部2006、再生部2007は、実施の形態1、2に示した各機能ブロックである、サーバ装置1における入出力制御部101、蓄積部102、および、受信装置2・2′における入出力制御部201、蓄積部202・202′、表示部203、UI204、削除部205・ファイル管理部205′、再生部207・207′とそれぞれ同様の機能を有するものである。
図1および図7と図11とを比較すると、サーバ装置では、サーバ装置1にあった管理情報判定部103、削除情報決定部104、管理情報更新部105が除かれて、代わりにサーバ装置10に差分管理情報生成部1003が追加されている。また、受信装置では、受信装置2・2′の管理情報更新部206が除かれて、代わりに受信装置20に管理情報判定更新部2005が追加されている。
上記データ管理システム30において、サーバ装置10は、1以上の受信装置20へ複数のデータファイル(プレイリスト、クリップデータ)よりなるAVコンテンツ(ファイルグループ)を送信するものである。そして、サーバ装置10は、特に、受信装置20へ新たに送信するAVコンテンツを構成する(第2の)データファイルを特定した管理情報を、AVコンテンツの送信先である受信装置20へ送信する差分管理情報生成部(管理情報送信手段)1003を備える。
また、上記データ管理システム30において、受信装置20は、1以上のサーバ装置10から複数のデータファイル(プレイリスト、クリップデータ)よりなるAVコンテンツ(ファイルグループ)を受信し、蓄積部2002に格納するものである。そして、受信装置20は、特に、サーバ装置10から新たに受信するAVコンテンツを構成する(第2の)データファイルを特定した管理情報をサーバ装置10から受信し、該管理情報に基づき、蓄積部2002に既に格納されている(第1の)データファイルのうち、サーバ装置10から新たに受信するAVコンテンツを構成する(第2の)データファイルを蓄積部2002に格納した状態の自装置における利用を防ぐために削除すべき(第1の)データファイルを決定する管理情報判定更新部(ファイル決定手段)2005と、該決定された(第1の)データファイルを蓄積部2002から削除する削除部(ファイル管理手段)2006を備える。
なお、誤って利用されることを防ぐために蓄積部2002から削除したファイルは、削除する代りに、利用を禁止あるいは制限してもよい。
つづいて、図12および図13を参照して、上記データ管理システム30の各部の機能を、具体的な動作と共に説明する。図12は、受信装置20にコンテンツを新たにダウンロードする際のデータ管理システム30の動作を示す処理フロー図である。図13は、その際に管理情報が更新される様子を示した説明図である。
上記データ管理システム30では、受信装置20から特にダウンロードの要求を受けずに、サーバ装置10が自身のタイミングでダウンロードを開始する(S31)ものとし、ダウンロードデータを発信する(S33)。これは、例えば既に配信済みのコンテンツについて内容の更新があった場合に、更新データ分を自動配信するといった用途が考えられる。
この時、サーバ装置10の差分管理情報生成部1003は、発信するコンテンツデータを特定する情報のみをリストした管理情報を作成し(S32)、この管理情報をダウンロード開始と共に送信する(S33)。このサーバ装置10から送信される管理情報は、各受信装置20に到着した時、各受信装置20が管理情報と比較し追加されるべきファイルを特定した差分情報にあたることから、ここでは「差分管理情報」と呼ぶ。なお、ステップS32の差分管理情報の生成は、コンテンツデータがダウンロードされる以前になされていればよく、例えばダウンロード開始以前に生成されて蓄積部1002にあらかじめ蓄積され、蓄積された差分管理情報をダウンロード開始時に送るとしてもよい。
次に、受信装置20は、上記差分管理情報をサーバ装置10から受信すると、差分管理情報の内容を見て、それと対応するコンテンツデータを自装置に蓄積するか否かを決定する(S34)。具体的には、受取った差分管理情報を一時領域に一旦保持し、UI2004を通して差分管理情報をユーザに提示し、該当のコンテンツを蓄積するか否かの判断結果を取得する。もちろん、コンテンツデータを常に蓄積する場合、このステップS34を省略することができる。
そして、受信装置20は、ステップS34でコンテンツデータを蓄積すると決定した場合、差分管理情報と、該差分管理情報と同時に送られてきたコンテンツデータがあれば、そのコンテンツデータとを蓄積部2002に格納する(S35)。なお、図12は、差分管理情報のみが先に送られ、コンテンツデータ(クリップデータ)は全て後から送られる場合を例示している。
次に、受信装置20は、管理情報判定更新部2005において、受信装置20の現在の管理情報と、サーバ装置10から受取った差分管理情報(並びに同時に受取ったコンテンツデータがあればそれらコンテンツデータ)とを比較し、既に蓄積されているファイルのうち削除すべきファイル(削除ファイル)を決定する(S36)。
削除ファイルを決定するにはまず、現在の管理情報と受取った差分管理情報とを比較し、置換されるファイルを特定する。次に、特定されたファイルのうち、差分管理情報と同時に送られてきたファイルがあればそれらを除外して、残ったものを削除ファイルとする。
ここで、図13を用いて、管理情報判定更新部2005の動作について説明する。図13中、管理情報1201は受信装置20における現在の管理情報の例、差分管理情報1202は受信装置20がサーバ装置10から受取った差分管理情報の例である。
この動作例では、図12に示すように、差分管理情報1202を受取るタイミングで新たに送信されてきたコンテンツデータ(プレイリスト、クリップデータ)は無いものとし、差分管理情報1202に示されたコンテンツ#2に関するクリップデータ#22、クリップデータ#23が後から送信されてくるものとする。
受信装置20の管理情報判定更新部2005が、現在の管理情報1201とサーバ装置10から受取った差分管理情報1202とを比較することで、蓄積部2002に既存のクリップデータ#22、クリップデータ#23が新しくダウンロードされるクリップデータ#22、クリップデータ#23で置き換えられることを検知する。さらに、差分管理情報1202と共に送られてきたクリップデータが無かったことから、クリップデータ#22、#23は後から送られてくることを検知する。そして、管理情報判定更新部2005は、上記検知した情報に基づいて、既存のクリップデータ#22、#23を削除すべきファイルとし(S36)、対応する削除情報1204を作成して削除部2006に送ると共に、管理情報を1203のように更新する(S37)。
そして、管理情報判定更新部2005は、更新した管理情報1203を蓄積部2002に格納する。なお、図13の例では管理情報1201と管理情報1203とは同一の内容である。そのような場合には管理情報の再蓄積処理は省略されてもよい。
また、削除部2006は、削除情報1204に従って、蓄積部2002に格納された既存のクリップデータ#22、#23を削除する(S38)。なお、管理情報の更新(S37)と削除ファイルの削除(S38)とは、いずれを先に行ってもよい。
また、図13には削除情報1204を独立した形で示したが、管理情報判定更新部2005が削除ファイルを決定した時点(S36)で、対応する削除ファイルの情報を削除部2006に順次送り、直ちに削除を実行するように構成してもよい。
その後、サーバ装置10から送られてくる新しいクリップデータ#22、#23を、受信装置20が蓄積部2002に蓄積した(S39)時点で、ダウンロードが完了する。
以上のように、上記データ管理システム30では、誤って参照される可能性のあるファイル(クリップデータ)を管理情報および差分管理情報を利用することで特定し、特定されたファイルを受信装置20で削除する。これにより、ダウンロードの実行に合せて既存のファイルを削除することができるので、その既存ファイルが誤って参照されて、誤って再生されることを防止することができる。さらに、上記データ管理システム30では、管理情報の更新を管理装置20の内部で完結させることで、サーバ装置10の負担を軽くしたデータ管理システムの構築が可能である。
また、サーバ装置10から送るコンテンツを特定した管理情報を差分管理情報として送る代わりに、元の管理情報からの更新分を元の管理情報に含めた新しい管理情報を生成して、それを差分管理情報として送るようにしてもよい。この場合には、サーバ装置10は、実施の形態1、2と同様に受信装置20から管理情報を受取る必要があるが、受信装置20で削除すべきファイルをサーバ装置10が判定する必要はない。
具体的には、サーバ装置10は、差分管理情報生成部1003において、元の管理情報に、送信するコンテンツに相当する分の更新を加えて、差分管理情報を生成する。そして、受信装置20は、上記差分管理情報を受取ると、管理情報判定更新部2005においてその差分管理情報と元の管理情報とを比較して、削除すべきファイルを特定し、削除部2004で削除を実行する。この際、削除すべきファイルとして特定されるのは、元の管理情報に含まれ、かつ新しい管理情報(受信される差分管理情報)に含まれないファイル、すなわち、更新後の受信装置20において不要となるファイルである。したがって、この処理により、例えば、どのプレイリストからも参照されなくなったクリップデータ等を削除することができる。それゆえ、受信装置20の蓄積部2002の記録領域を有効に使うことが可能になる。なお、受信装置20が受信した差分管理情報はファイル削除後の蓄積部2002のファイルの蓄積状態を表すため、管理情報判定更新部2005は元の管理情報を差分管理情報で置き換える。
上記のことについて、次の実施の形態4でさらに詳しく説明する。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について図16から図18に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1、2および3において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1、2および3において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
図16は、本発明の実施の形態4に係るデータ管理システム30′の構成を示した機能ブロック図である。
上記データ管理システム30′は、多数のAVコンテンツを蓄積して送り出すサーバ装置10′と、サーバ装置10′から送られたAVコンテンツを受信、蓄積し再生する受信装置20′とから構成される。
上述したように、実施の形態1および2に係るデータ管理システム3、3′(図1、図7)では、受信装置2、2′に蓄積されるファイルに関する管理情報の更新、並びに削除すべきファイルを指示する削除情報の決定を、共にサーバ装置1上で行っていた。また、実施の形態3に係るデータ管理システム30(図11)では、上記蓄積ファイルに関する管理情報の更新、並びに上記削除ファイルの決定を、共に受信装置20上で行っていた。これらに対して、本実施の形態4に係るデータ管理システム30′では、受信装置20′に蓄積されるファイルの管理情報についてはサーバ装置10′上で更新し、一方、受信装置20′が削除すべきファイルの決定については受信装置20′上で行う。
サーバ装置10′は、入出力制御部1001′、蓄積部1002、管理情報判定部103、管理情報更新部(管理情報送信手段)1604を含む。受信装置20′は、入出力制御部2001′、蓄積部2002、表示部2003、UI(ユーザインターフェイス)2004(表示部2003に含まれる)、削除判定部(削除判定手段)2605、削除部2006、再生部2007、管理情報送受信部2008を含む。このうち、サーバ装置10′における管理情報判定部103は、実施の形態1および2に係るデータ管理システム3、3′(図1、図7)にあるのと同一のものである。
図11(実施の形態3における機能ブロック図)と図16とを比較すると、サーバ装置10′では差分管理情報生成部1003が除かれ、代わりに管理情報判定部103、管理情報更新部1604が設けられている。また、受信装置20′では、管理情報判定更新部2005が除かれ、代わりに削除判定部2605、管理情報送受信部2008が設けられている。
次に、図17および図18を用いて、上記データ管理システム30′の各部の機能を具体的な動作と共に説明する。図17は受信装置20′にコンテンツを新たにダウンロードする際の一連の処理フローを示した図であり、図18はその際の管理情報の更新される様子を示した説明図である。なお、実施の形態1、2、または3で既に説明した内容については、適宜省略して説明する。
上記データ管理システム30′では、ダウンロード開始時(S41)に、受信装置20′の管理情報送受信部2008が管理情報301をサーバ装置10′に送る。サーバ装置10′では、受取った管理情報301に基づいて、管理情報判定部103が、受信装置20′が次にダウンロード可能なコンテンツを判定し(S42)、ダウンロード候補となるコンテンツの情報を受信装置20′に提示する。受信装置20′では、UI2004を介して、ダウンロード候補となるコンテンツの情報をユーザに提示し、該提示した候補から次にダウンロードするコンテンツとしてユーザが選択したコンテンツを特定する指定情報を取得する(S43)。そして、そのコンテンツを示す指定情報をサーバ装置10′に送信する。ここまでの動作は、実施の形態1における図3のステップS11からS13、あるいは図5のステップS21からS23と同一である。
次に、サーバ装置10′では、管理情報更新部1604が、元の管理情報301に新たにダウンロードが指示されたコンテンツに関する情報を加えて、ダウンロード実行後の受信装置20′の蓄積内容に対応した管理情報1802を生成する(S44)。図18のケースでは、管理情報1801(301のコピー)に対して、ダウンロードが指示されたコンテンツ#2の情報をダウンロード後のものに入れ替えて新しい管理情報1802を生成する。そして、この更新された管理情報1802は、入出力制御部1001′、2001′を通して受信装置20′に送られる。また、ダウンロードが指示されたコンテンツに対応するファイルも入出力制御部1001′、2001′を通して受信装置20′に送られる(S45)。
図17、図18の例では、既に受信装置20′に蓄積されているプレイリスト#2と3つのクリップデータ#21、#22、#23とからなるコンテンツ#2が、プレイリスト#2と2つのクリップデータ#21、#22とからなる新たなコンテンツ#2に置き換えられるケースを示している。また、図17、図18の例では、新たなクリップデータ#21、#22が、管理情報1802並びにプレイリスト#2と同じタイミングで送られるとする。無論、これに限らず、実施の形態1、2、あるいは3のようにクリップデータを後から遅れて伝送することも可能である。
次に、受信装置20′では、伝送されてきた管理情報1802およびコンテンツ(プレイリスト#2、クリップデータ#21、#22)を蓄積部2002に蓄積する(S46)。この際、以前に蓄積されていた管理情報301およびコンテンツのファイルは上書きされて更新される。すなわち、管理情報1802が受信装置20′における新たな管理情報となる。ここで、受信装置20′は、以前の管理情報301を事前に別途保持しておき、以下の処理を行った後で廃棄する。なお、元の管理情報301の保持、廃棄については図17に図示していない。
次に、削除判定部2605は、サーバ装置10′から受信された新たな管理情報1802と、別途保持された元の管理情報301とを比較して、ダウンロードによって不要となったファイルが無いかを調べる。そして、削除判定部2605は、不要と判定したファイル(図18では、クリップデータ#23)を特定する情報を削除情報1803として出力する(S47)。
ここで、「不要になったファイル」とは、ダウンロードの実行によってプレイリストからの参照関係が切れてどのプレイリストからも参照されなくなったクリップデータや、コンテンツ自体を削除したことで使用されなくなったプレイリスト、クリップデータ等を指す。なお、不要ファイルの削除は本来、記録領域の確保等を目的に受信装置20′が主体となって行われるものであるが、例えば、コンテンツの利用期限が切れた場合やその他の理由による場合に、コンテンツの提供者(製作者)が意図的にそのコンテンツの提供を差し止めるケースでは、サーバ装置10′が主体となって該当するコンテンツの削除を管理する必要がある。このために、サーバ装置10′は、コンテンツ自体の削除を反映させた管理情報を管理情報更新部1604で生成して、その管理情報に従って該当するコンテンツを受信装置20′に削除させる。したがって、そのようなケースでは、受信装置20′でコンテンツを削除する下記の構成(削除判定部2605、削除部2006)は必須となる。
次に、削除部2006は、削除判定部2605から出力された削除情報1803に従ってファイル(図18では、クリップデータ#23)を削除する(S48)。その後、ダウンロードを完了する。
なお、削除判定部2605と削除部2006とは必ずしも分離されている必要はなく、削除情報1803を介さずに削除判定部2605で不要と判定されたファイルを直ちに削除部2006が削除するように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態に係るデータ管理システム30′では、管理情報の更新処理と削除ファイルの判定処理とを、サーバ装置10′と受信装置20′とに分散させて行う。このように構成することにより、サーバ装置10′は、少ない処理量で受信装置20′の蓄積内容を管理することができる。また、受信装置20′は、不要なファイルを削除することにより、受信装置20′内の記録領域を有効に活用できる。
〔実施の形態5〕
本発明のさらに他の実施の形態について図19から図22に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1から4において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1から4において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
図19は、本発明の実施の形態5に係るデータ管理システム3″の構成を示した機能ブロック図である。上記データ管理システム3″は、多数のAVコンテンツを蓄積して送り出すサーバ装置1″と、サーバ装置1″から送られたAVコンテンツを受信、蓄積し再生する受信装置2″とから構成される。
上記データ管理システム3″の構成は、実施の形態1に係るデータ管理システム3(図1)とほぼ同じである。但し、データ管理システム3″では、データ管理システム3と比較すると、管理情報判定部(ファイル選別手段)103、削除部205、管理情報更新部206、管理情報送受信部208が、異なる機能ブロックとなる管理情報判定部103″、削除部(ファイル管理手段)205″、管理情報更新部206″、管理情報送受信部(削除履歴情報送信手段)208″に置き換わっている。このため以下では、それら実施の形態1のデータ管理システム3との相違部分を中心に、本実施の形態5に係るデータ管理システム3″の動作を説明する。
実施の形態1において、管理情報301は、受信装置2がサーバ装置1からダウンロードして現在蓄積しているコンテンツをリストした情報である。そして、受信装置2に記録された管理情報301はサーバ装置1に送られる。サーバ装置1では、管理情報判定部103が、サーバ装置1に蓄積され送信可能なコンテンツと、管理情報301に記載された受信装置2に現在蓄積されているコンテンツとを比較して、次に受信装置2がダウンロード可能なコンテンツの候補を決定する。そして、決定されたダウンロード候補コンテンツの情報は、受信装置2に送られてユーザに提示される。
ここで、サーバ装置1の管理情報判定部103が行う動作は、受信装置2が現在蓄積していないコンテンツを探すことである。しかしながら、受信装置2が、あるコンテンツを蓄積していない状態としては、まだそのコンテンツをダウンロードしていない場合の他に、ユーザがそのコンテンツをダウンロードして視聴した後に、そのコンテンツを不要として削除した場合が考えられる。後者の場合には、受信装置2にそのコンテンツは現在蓄積されていないが、過去にダウンロードして蓄積しユーザが既に不要と判断しているため、ダウンロード候補として提示されることはユーザにとって望ましくない。
このため、本実施の形態5では、図20に示すように、過去に削除したコンテンツの履歴を含む管理情報2201を用いる。この管理情報2201は、上記した実施の形態1から4で用いている管理情報301と比較して、以前に削除したコンテンツの削除履歴情報2201aを含んでいることに特徴がある。なお、本実施の形態のファイルの削除履歴情報を受信装置からサーバ装置へ送信する構成は、上述した実施の形態1から4に適用可能である。すなわち、管理情報送受信部208・2008(図1、図7、図16)がサーバ装置へ削除履歴情報を送信する機能を備えていてもよい。また、管理情報判定部103(図1、図7、図16)、差分管理情報生成部1003(図11)が受信装置へ送信するデータファイルを選別する機能を備えていてもよい。
図21および図22を用いて、図19に示した上記データ管理システム3″の各部の機能を具体的な動作と共に説明する。図21は、受信装置2″においてユーザがコンテンツの削除を行った際に管理情報が更新される様子を示した説明図である。
初めに、受信装置2″に2つのコンテンツ#1および#2がダウンロードされて既に蓄積されているとする。このとき、受信装置2″には図21に示した管理情報301が格納されている。この状態から、ユーザはコンテンツ#1を不要と判断して削除を指示する。
受信装置2″の削除部205″は、削除部205(実施の形態1)と同様に管理情報に含まれる削除情報に従って対応するコンテンツのファイルを削除する機能に加えて、ユーザの指示を受けてコンテンツを削除する機能を持つ。
また、管理情報更新部206″は、管理情報更新部206(実施の形態1)と同様に管理情報に含まれる削除情報をコンテンツの削除実行後に削除する機能に加えて、ユーザの指示を受けて削除したコンテンツの情報(削除履歴情報)を管理情報に加えて新たな管理情報を生成する機能を持つ。
図21に示すように、受信装置2″において、ユーザの指示によりコンテンツ#1が削除されると、受信装置2″の管理情報は管理情報301から管理情報2201へと更新される。具体的には、管理情報2201には、削除したコンテンツ#1をリストした削除履歴情報2201aが追記されている。
ここで、管理情報2201が受信装置2″に蓄積された状態から、実施の形態1と同様に新たなコンテンツをダウンロードする場合について説明する。図22は、上記データ管理システム3″において、コンテンツを新たにダウンロードする際の一連の動作を示す処理フロー図である。但し、ステップS54以降については、実施の形態1における処理フロー(図3、図5)のステップS14並びにS24以降、あるいは実施の形態4における処理フロー(図17)のステップS44以降と同一の内容となるため、図22では図示を省略している。
まず、ダウンロード開始時(S51)に、受信装置2″は管理情報送受信部(削除履歴情報送信手段)2008″がサーバ装置1″に削除履歴情報2201aを含む管理情報2201を送る。サーバ装置1″は、受取った管理情報2201に基づいて、受信装置2″が次にダウンロード可能なコンテンツを管理情報判定部103″で判定する(S52)。この時、管理情報判定部103″は、管理情報2201に含まれている削除履歴情報2201aを参照して、ダウンロード可能なコンテンツに既に受信装置2″において過去に削除されているコンテンツが含まれていれば、そのコンテンツを受信装置2″の次のダウンロード候補から除外する。そうした上で、ダウンロード候補となるコンテンツをリストした情報を受信装置2″に送信する。その後、受信装置2″では、受信したダウンロード候補のコンテンツを示すコンテンツ提示情報を表示部2003に提示する。そして、表示部2003に提示したコンテンツ提示情報から、ダウンロードするコンテンツをUI2004を介して指定するユーザの操作を取得して、ダウンロードするコンテンツを指定したコンテンツ指定情報を生成し、サーバ装置1″へ送信する(S53)。
あるいは、管理情報判定部103″は、管理情報2201に含まれている削除履歴情報2201aを参照して、ダウンロード可能なコンテンツに既に受信装置2″において過去に削除されているコンテンツが含まれていた場合、そのコンテンツを次のダウンロード候補に含めるが、受信装置2″に対して削除履歴情報2201aに含まれていないコンテンツとは別表示とするように指示する指示情報を含めた上で出力してもよい。
この場合、受信装置2″は、ダウンロード候補コンテンツを示す情報に含まれる前記指示情報を参照して、削除履歴のあるコンテンツを削除履歴のないコンテンツとは区別して表示してユーザに提示する。別表示の例としては、コンテンツを示すテキスト情報の文字色を変える、フォントを変える他、コンテンツを示す画像(サムネール)に強調枠を付ける、グループ分けして表示する、等の方法が考えられる。但し、これら以外のいかなる方法であってもよい。
あるいは、管理情報判定部103″では、実施の形態1の管理情報判定部103と同様にダウンロード可能なコンテンツの判定のみを行って、ダウンロード可能と判定されたコンテンツを全てダウンロード候補コンテンツとして受信装置2″に提示するものとし、受信装置2″が、管理情報2201に含まれている削除履歴情報2201aを参照して、サーバ装置1″から送信された候補のうち削除履歴情報2201aに含まれるものと含まれないものとを区別して表示するようにしてもよい。このように削除履歴情報2201aを受信装置2″でのみ参照する場合には、削除履歴情報2201aを管理情報2201に含める必要はなく、受信装置2″において、削除履歴情報2201aを管理情報2201とは別に蓄積して管理するようにしてもよい。
ステップS54以降の処理は、実施の形態1で図3、図5と共に説明したS14、S24以降の処理、あるいは実施の形態4で図17と共に説明したS44以降の処理と同様の処理となる。なお、削除履歴情報2201aは基本的に削除されないものであるが、例えば履歴情報に有効期限を設定して、期限終了後に削除する(リセットをかける)といった機能を加えてもよい。有効期限の設定(期限の有無、期限長さなど)はコンテンツ毎に設定できるとしてもよい。
削除されたコンテンツの履歴情報2201aとして、図20、21の管理情報2201では、削除されたファイルのリストでなく、削除されたコンテンツのリストを用いた。これは、削除されたファイル全てをリストして残すのに比較して、少ないデータ量で履歴情報を残すとしたものである。無論、削除したファイル名をリストして残すことも可能である。
また、一つのコンテンツに対して時系列的に複数のバージョンが存在するようなケースがある。この場合には、コンテンツを表す情報と共に、バージョン情報を併せて記録してもよい。これは、過去にコンテンツAのバージョン1のみを視聴して削除したユーザに対して、サーバ側にコンテンツAのバージョン1のみある場合にはダウンロード候補として提示しないが、コンテンツAがバージョン2に更新された時には候補に加えられるようにするためのものである。なお、ユーザが意図的に、コンテンツAについてはバージョンが更新されても候補にあげないように設定できるようにすることも可能である。
また、上記の説明では、ダウンロード候補にあげないコンテンツを、過去に削除したコンテンツとしたが、これに限らず、ユーザが特に不要としたコンテンツを指定するために用いることもできる。すなわち、履歴情報2201aは、過去の削除履歴情報のみでなく、過去に既にユーザが不要と判定したコンテンツを表す情報として利用できる。これにより、ユーザは、サーバ装置1からダウンロードコンテンツの提示を受ける際に、不要なコンテンツをあらかじめ除外しておくことが可能である。
本発明のデータ管理システムは、サーバ装置からコンテンツを受信装置にダウンロードさせる際、受信装置に既に蓄積されているコンテンツファイルのうち、誤って参照される可能性のある受信装置内のファイル(クリップデータ)をサーバ装置で特定し、削除情報を作成して受信装置へ管理情報と共に送信し、受信装置は、前記削除情報に従って自機内に既にあるファイルを削除するように構成されていてもよい。
これにより、新規ダウンロードに合せて既存のファイルを削除することで、その既存ファイルが誤って参照されて誤って再生されることを防止することが可能となる。
本発明のデータ管理システムは、1以上のサーバ装置と1以上の受信装置とで構成されるデータ管理システムであって、該サーバ装置−受信装置間では、コンテンツデータおよび該受信装置内のコンテンツデータの蓄積内容を記した管理情報が送受され、前記サーバ装置が、前記管理情報に基づいて、前記受信装置に既に蓄積されているコンテンツデータのうち、削除するコンテンツデータを決定する手段と、前記決定された削除対象のコンテンツデータを示す削除情報を、前記受信装置に送信する手段とを含み、前記受信装置が、受信した前記削除情報に従って対応するコンテンツデータを削除する手段とを含んで構成されていてもよい。
これにより、新規ダウンロードに先立って既存のファイルを削除することで、既存ファイルが誤って参照され再生されることを防止することができる。
さらに、上記データ管理システムは、前記削除情報を、前記管理情報に含めて前記サーバ装置から前記受信装置に送るように構成されていてもよい。
これにより、削除情報を管理情報と合せて扱えることで容易に管理することができる。
また、本発明のデータ管理システムは、1以上のサーバ装置と1以上の受信装置とで構成されるデータ管理システムであって、前記サーバ装置が、送信するコンテンツデータの送信内容を記した第1の管理情報を生成する手段と、該第1の管理情報を前記受信装置に送信する手段とを含み、前記受信装置が、該装置内のコンテンツデータの蓄積内容を記した第2の管理情報を保持し、前記第1の管理情報と前記第2の管理情報とに基づいて、前記受信装置に既に蓄積されているコンテンツデータのうち、削除するコンテンツデータを決定する手段と、前記決定されたコンテンツデータを削除する手段とを含んで構成されていてもよい。
これにより、新規ダウンロードに先立って既存のファイルを削除することで、既存ファイルが誤って参照され再生されることを防止することができる。
最後に、サーバ装置1・1″・10・10′および受信装置2・2′・2″・20・20′の各ブロック、特に、管理情報判定部103・103″、削除情報決定部104、管理情報更新部105・1604、差分管理情報生成部1003、および削除部205・205″、管理情報更新部206・206″、再生部207・207′、ファイル管理部205′、管理情報判定更新部2005、削除部2006、再生部2007、削除判定部2605は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、サーバ装置1・1″・10・10′および受信装置2・2′・2″・20・20′は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記制御プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるサーバ装置1・1″・10・10′および受信装置2・2′・2″・20・20′の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記サーバ装置1・1″・10・10′および受信装置2・2′・2″・20・20′に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、サーバ装置1・1″・10・10′および受信装置2・2′・2″・20・20′を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、ここで開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。もちろん、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明のデータ管理システムは、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムであって、上記受信装置はファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、上記サーバ装置は、上記受信装置の上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定手段と、上記ファイル決定手段によって決定された第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を、第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信手段とを備え、上記受信装置は、さらに、上記サーバ装置から受信した上記ファイル特定情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除するファイル管理手段を備える構成であってもよい。
また、本発明のデータ管理方法は、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、上記サーバ装置が、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定ステップと、上記サーバ装置が、上記決定された第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を、第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信ステップと、上記受信装置が、上記サーバ装置から受信した上記ファイル特定情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除するファイル管理ステップとを含む方法であってもよい。
また、本発明のサーバ装置は、1以上の受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信するサーバ装置であって、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定手段と、上記ファイル決定手段によって決定された第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を、第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信手段とを備える構成であってもよい。
また、本発明の受信装置は、1以上のサーバ装置から複数のデータファイルよりなるファイルグループを受信する受信装置であって、ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部と、上記蓄積部に既に格納されており、かつ、上記サーバ装置から受信したファイル特定情報で特定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除するファイル管理手段を備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、サーバ装置は、蓄積部に第1のデータファイルよりなるファイルグループが既に格納されている受信装置へ、第2のデータファイルよりなるファイルグループを新たに送信する際、受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを特定するファイル特定情報を受信装置へ送信する。そして、受信装置は、サーバ装置から受信したファイル特定情報に基づき、蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを削除する。
これにより、旧バージョンのファイルグループが蓄積された受信装置に、新バージョンのファイルグループをダウンロードする際、ファイルグループを構成するデータファイルのうち、新バージョンに置き換えられるデータファイルの旧バージョンのファイルの削除等が可能となる。よって、旧バージョンのデータファイルが誤って利用されることを防止できる。
例えば、AVコンテンツの構成ファイル、すなわちクリップデータを順次ダウンロードして蓄積する場合に、新しいクリップデータがダウンロード済みでない(ダウンロードの途中である)か、もしくはクリップデータのダウンロードが途中で失敗した状態で、それらを参照するプレイリストの再生が指示されても、過去にダウンロードされている別のファイルが誤って参照され、本来期待されるのと異なった再生がなされるといった問題が生じない。
以上のように、上記の構成によれば、複数のデータファイルを蓄積したサーバ装置から、受信装置へ適宜配信するデータ管理システムにおいて、受信装置におけるデータ管理を効果的に行うことができる。
さらに、本発明のデータ管理システムは、上記管理情報送信手段が、上記ファイル特定情報と、ファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した情報とを含む管理情報を、上記受信装置へ送信するものであってもよい。
上記の構成によれば、さらに、サーバ装置から受信装置へ、送信するデータファイルを特定した情報とともに、受信装置において削除等を行うファイルを特定したファイル特定情報を送信することができる。それゆえ、データを一括して送信できるため、送信に係る処理が簡単になる。
さらに、本発明のデータ管理システムは、上記受信装置は、上記蓄積部から削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報を上記サーバ装置へ送信する履歴情報送信手段を備え、上記サーバ装置は、上記受信装置から受信した削除履歴情報に基づいて、当該受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別するファイル選別手段を備える構成であってもよい。
ここで、受信装置が、あるコンテンツを蓄積していない状態としては、まだそのコンテンツをダウンロードしていない場合の他に、ユーザがそのコンテンツをダウンロードして視聴した後に、そのコンテンツを不要として削除した場合が考えられる。後者の場合には、受信装置にそのコンテンツは現在蓄積されていないが、過去にダウンロードして蓄積しユーザが既に不要と判断しているため、ダウンロード候補として提示されることはユーザにとって望ましくない。
そこで、上記の構成によれば、さらに、サーバ装置は、受信装置から受信した削除履歴情報に基づいて、受信装置において過去に蓄積部から削除されたデータファイルを特定できる。そして、サーバ装置は、これら削除されたデータファイルを考慮して、受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別することができる。例えば、受信装置へ新たに送信する第2のデータファイルから、ユーザが不要であると判断したデータファイルを除外しておくことが可能となる。
また、本発明のデータ管理システムは、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムであって、上記受信装置はファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、上記サーバ装置は、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信手段を備え、上記受信装置は、さらに、上記サーバ装置から受信した上記管理情報に基づき、上記受信装置の上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定手段と、上記ファイル決定手段によって決定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理手段を備える構成であってもよい。
また、本発明のデータ管理方法は、1以上の受信装置と該受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、上記サーバ装置が、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信ステップと、上記受信装置が、上記サーバ装置から受信した上記管理情報に基づき、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の当該受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定ステップと、上記受信装置が、上記決定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理ステップとを含む方法であってもよい。
また、本発明のサーバ装置は、1以上の受信装置へ複数のデータファイルよりなるファイルグループを送信するサーバ装置であって、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信手段を備える構成であってもよい。
また、本発明の受信装置は、1以上のサーバ装置から複数のデータファイルよりなるファイルグループを受信する受信装置であって、上記受信装置はファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部と、上記サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を当該サーバ装置から受信し、該管理情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、当該サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを上記蓄積部に格納した状態の自装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定するファイル決定手段と、上記ファイル決定手段によって決定された第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは該第1のデータファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理手段を備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、サーバ装置は、蓄積部に第1のデータファイルよりなるファイルグループが既に格納されている受信装置へ、第2のデータファイルよりなるファイルグループを新たに送信する際、受信装置へ新たに送信する第2のデータファイルを特定した管理情報を受信装置へ送信する。そして、受信装置は、サーバ装置から受信した管理情報に基づき、蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルのうち、受信装置における利用を制限あるいは禁止したい第1のデータファイルを決定し、当該第1のデータファイルの利用を制限する、あるいは当該第1のデータファイルを削除する。
これにより、旧バージョンのファイルグループが蓄積された受信装置に、新バージョンのファイルグループをダウンロードする際、ファイルグループを構成するデータファイルのうち、新バージョンに置き換えられるデータファイルの旧バージョンのファイルの削除等が可能となる。よって、旧バージョンのデータファイルが誤って利用されることを防止できる。
例えば、AVコンテンツの構成ファイル、すなわちクリップデータを順次ダウンロードして蓄積する場合に、新しいクリップデータがダウンロード済みでない(ダウンロードの途中である)か、もしくはクリップデータのダウンロードが途中で失敗した状態で、それらを参照するプレイリストの再生が指示されても、過去にダウンロードされている別のファイルが誤って参照され、本来期待されるのと異なった再生がなされるといった問題が生じない。
以上のように、上記の構成によれば、複数のデータファイルを蓄積したサーバ装置から、受信装置へ適宜配信するデータ管理システムにおいて、受信装置におけるデータ管理を効果的に行うことができる。
さらに、本発明のデータ管理システムは、上記受信装置は、上記蓄積部から削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報を上記サーバ装置へ送信する履歴情報送信手段を備え、上記サーバ装置は、上記受信装置から受信した削除履歴情報に基づいて、当該受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別するファイル選別手段を備える構成であってもよい。
ここで、受信装置が、あるコンテンツを蓄積していない状態としては、まだそのコンテンツをダウンロードしていない場合の他に、ユーザがそのコンテンツをダウンロードして視聴した後に、そのコンテンツを不要として削除した場合が考えられる。後者の場合には、受信装置にそのコンテンツは現在蓄積されていないが、過去にダウンロードして蓄積しユーザが既に不要と判断しているため、ダウンロード候補として提示されることはユーザにとって望ましくない。
そこで、上記の構成によれば、さらに、サーバ装置は、受信装置から受信した削除履歴情報に基づいて、受信装置において過去に蓄積部から削除されたデータファイルを特定できる。そして、サーバ装置は、これら削除されたデータファイルを考慮して、受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別することができる。例えば、受信装置へ新たに送信する第2のデータファイルから、ユーザが不要であると判断したデータファイルをあらかじめ除外しておくことが可能となる。
なお、上記サーバ装置および上記受信装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記サーバ装置および上記受信装をコンピュータにて実現させる各装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する特許請求事項との範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明によれば、データファイルを蓄積し適宜配信する機能を有するサーバ装置と、該サーバ装置からデータを選択して受信する機能を有する受信装置とで構成されるデータ管理システムにおいて、受信装置に既に蓄積されているデータファイルを誤って参照することのないように管理することができるため、本発明は、例えば複数のAVコンテンツをオンデマンドに配信するビデオ配信システムに好適である。

Claims (22)

  1. 1以上の受信装置と該受信装置へ1つのコンテンツを形成するファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムであって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記受信装置は、上記ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、
    上記サーバ装置は、
    上記受信装置の上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち、当該受信装置へ新たに上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルを送信するときに、当該受信装置において当該ファイルグループに含まれる参照元ファイルから誤って参照される可能性のある、または、該参照元ファイルから参照されなくなる、第1の被参照ファイルを決定するファイル決定手段と、
    上記ファイル決定手段によって決定された上記第1の被参照ファイルを特定するファイル特定情報を、上記第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である上記受信装置へ送信する管理情報送信手段とを備え、
    上記受信装置は、さらに、
    上記サーバ装置から受信した上記ファイル特定情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている上記第1の被参照ファイルの利用を制限する、あるいは該第1の被参照ファイルを削除するファイル管理手段を備えることを特徴とするデータ管理システム。
  2. 上記管理情報送信手段が、上記ファイル特定情報と、上記ファイルグループを構成する上記第2のデータファイルを特定した情報とを含む管理情報を、上記受信装置へ送信するものであることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理システム。
  3. 上記受信装置は、さらに、
    上記蓄積部からユーザの指示により削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報を上記サーバ装置へ送信する履歴情報送信手段を備え、
    上記サーバ装置は、さらに、
    上記受信装置から受信した削除履歴情報に基づいて、当該受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別するファイル選別手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理システム。
  4. 1以上の受信装置と該受信装置へ1つのコンテンツを形成するファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記サーバ装置が、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち、当該受信装置へ新たに上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルを送信するときに、当該受信装置において当該ファイルグループに含まれる参照元ファイルから誤って参照される可能性のある、または、該参照元ファイルから参照されなくなる、第1の被参照ファイルを決定するファイル決定ステップと、
    上記サーバ装置が、上記決定された上記第1の被参照ファイルを特定するファイル特定情報を、上記第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である上記受信装置へ送信する管理情報送信ステップと、
    上記受信装置が、上記サーバ装置から受信した上記ファイル特定情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている上記第1の被参照ファイルの利用を制限する、あるいは該第1の被参照ファイルを削除するファイル管理ステップとを含むことを特徴とするデータ管理方法。
  5. 1以上の受信装置へ、1つのコンテンツを形成するファイルグループを送信するサーバ装置であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち、当該受信装置へ新たに上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルを送信するときに、当該受信装置において当該ファイルグループに含まれる参照元ファイルから誤って参照される可能性のある、または、該参照元ファイルから参照されなくなる、第1の被参照ファイルを決定するファイル決定手段と、
    上記ファイル決定手段によって決定された上記第1の被参照ファイルを特定するファイル特定情報を、上記第2のデータファイルよりなるファイルグループの送信先である上記受信装置へ送信する管理情報送信手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  6. 上記管理情報送信手段が、上記ファイル特定情報と、上記ファイルグループを構成する上記第2のデータファイルを特定した情報とを含む管理情報を、上記受信装置へ送信するものであることを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 上記受信装置から受信した、上記蓄積部からユーザの指示により削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報に基づいて、当該受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別するファイル選別手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
  8. 1以上のサーバ装置から、1つのコンテンツを形成するファイルグループを受信する受信装置であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部と、
    上記蓄積部に既に格納されており、かつ、上記サーバ装置から受信したファイル特定情報で特定された第1の被参照ファイルの利用を制限する、あるいは該第1の被参照ファイルを削除するファイル管理手段と、を備えることを特徴とする受信装置。
  9. 上記蓄積部からユーザの指示により削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報を上記サーバ装置へ送信する履歴情報送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
  10. 1以上の受信装置と該受信装置へ1つのコンテンツを形成するファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムであって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記受信装置は、上記ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、
    上記サーバ装置は、
    上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である当該受信装置へ送信する管理情報送信手段を備え、
    上記受信装置は、さらに、
    上記サーバ装置から受信した上記管理情報に基づき、上記受信装置の上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち、当該サーバ装置から新たに上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルを受信するときに、当該ファイルグループに含まれる参照元ファイルから誤って参照される可能性のある、または、該参照元ファイルから参照されなくなる、第1の被参照ファイルを決定するファイル決定手段と、
    上記ファイル決定手段によって決定された上記第1の被参照ファイルの利用を制限する、あるいは該第1の被参照ファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理手段と、を備えることを特徴とするデータ管理システム。
  11. 上記受信装置は、さらに、
    上記蓄積部からユーザの指示により削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報を上記サーバ装置へ送信する履歴情報送信手段を備え、
    上記サーバ装置は、さらに、
    上記受信装置から受信した削除履歴情報に基づいて、当該受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別するファイル選別手段を備えることを特徴とする請求項10に記載のデータ管理システム。
  12. 1以上の受信装置と該受信装置へ1つのコンテンツを形成するファイルグループを送信する1以上のサーバ装置とを含むデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記サーバ装置が、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である受信装置へ送信する管理情報送信ステップと、
    上記受信装置が、上記サーバ装置から受信した上記管理情報に基づき、上記受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち、当該サーバ装置から新たに上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルを受信するときに、当該ファイルグループに含まれる参照元ファイルから誤って参照される可能性のある、または、該参照元ファイルから参照されなくなる、第1の被参照ファイルを決定するファイル決定ステップと、
    上記受信装置が、上記決定された上記第1の被参照ファイルの利用を制限する、あるいは該第1の被参照ファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理ステップとを含むことを特徴とするデータ管理方法。
  13. 1以上の受信装置へ、1つのコンテンツを形成するファイルグループを送信するサーバ装置であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記受信装置において、当該受信装置の蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち利用を制限するあるいは削除する第1の被参照ファイルを決定するために利用される、上記受信装置へ新たに送信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を、当該ファイルグループの送信先である当該受信装置へ送信する管理情報送信手段を備えることを特徴とするサーバ装置。
  14. 上記受信装置から受信した、当該受信装置が備える蓄積部からユーザの指示により削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報に基づいて、当該受信装置へ新たに送信可能な上記第2のデータファイルを選別するファイル選別手段をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のサーバ装置。
  15. 1以上のサーバ装置から、1つのコンテンツを形成するファイルグループを受信する受信装置であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部と、
    上記サーバ装置から新たに受信するファイルグループを構成する第2のデータファイルを特定した管理情報を当該サーバ装置から受信し、該管理情報に基づき、上記蓄積部に既に格納されている第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち、当該サーバ装置から新たに上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルを受信するときに、当該ファイルグループに含まれる参照元ファイルから誤って参照される可能性のある、または、該参照元ファイルから参照されなくなる、第1の被参照ファイルを決定するファイル決定手段と、
    上記ファイル決定手段によって決定された上記第1の被参照ファイルの利用を制限する、あるいは該第1の被参照ファイルを上記蓄積部から削除するファイル管理手段と、を備えることを特徴とする受信装置。
  16. 上記蓄積部からユーザの指示により削除されたデータファイルを特定した削除履歴情報を上記サーバ装置へ送信する履歴情報送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の受信装置。
  17. 請求項5〜7,13,14のいずれか1項に記載のサーバ装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  18. 請求項8,9,15,16のいずれか1項に記載の受信装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  19. 請求項17または18に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 上記ファイル管理手段によって上記第1の被参照ファイルの利用が制限された、あるいは削除された後、上記第1のデータファイルおよび上記第2のデータファイルを含むファイルグループで形成されるコンテンツを再生する再生手段をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の受信装置。
  21. 請求項13に記載のサーバ装置から、1つのコンテンツを形成するファイルグループについて、該ファイルグループを構成する第2のデータファイルと、該第2のデータファイルを特定した管理情報とを受信し、
    上記管理情報に基づいて、利用を制限するあるいは削除する上記第1の被参照ファイルを決定し、該第1の被参照ファイルの利用を制限するあるいは削除することにより、上記第1のデータファイルおよび上記第2のデータファイルを含むファイルグループで形成されるコンテンツを再生する再生手段をさらに備えることを特徴とすることを特徴とする受信装置。
  22. 1以上のサーバ装置から、1つのコンテンツを形成するファイルグループを受信する受信装置であって、
    上記ファイルグループは、実データを含む被参照ファイルと、実データの再生順序の情報を含み、該被参照ファイルを参照する参照元ファイルと、を含む複数のデータファイルで構成されており、
    上記ファイルグループを構成するデータファイルを格納する蓄積部を備え、該蓄積部には、上記ファイルグループを構成する第1のデータファイルが予め格納されており、
    上記サーバ装置から、上記ファイルグループを構成する第2のデータファイルと、該第2のデータファイルを特定した管理情報とを新たに受信し、
    上記管理情報に基づいて、上記第1のデータファイルに含まれる被参照ファイルのうち利用を制限するあるいは削除する第1の被参照ファイルを決定し、該第1の被参照ファイルの利用を制限するあるいは削除することにより、上記第1のデータファイルおよび上記第2のデータファイルを含むファイルグループで形成されるコンテンツを再生する再生手段をさらに備えることを特徴とする受信装置。
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