JP4578696B2 - クーラント濾過方法とその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切削加工等に用いるクーラントの濾過装置の濾過能力を低減することなく、濾過装置の小型化、低コスト化を図るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のクーラント濾過装置1の構造を概略的に示す縦断側面図である。クーラント濾過装置1は、クーラントの循環経路において、クーラント流の中に、クーラントの循環流の方向Aと直交する方向に、複数の整流板2を設け、整流板2で挟まれる部分にクーラント流のよどみを発生させる。そして、当該よどみ内でクーラントに混入した異物3を沈降させるものである。クーラントの循環経路底面4は、図示のごとくクーラントの循環流の方向Aと同一方向に傾く急傾斜面となっており、整流板2の下端部は、循環経路底面4に対し若干の隙間を有している。したがって、急傾斜面である循環経路底面4に沈降した異物3は、循環経路底面4の上を矢印Bで示す傾斜方向へと滑り落ち、クーラント濾過装置1の下端面に設けたドレンバルブ5に回収される。
【0003】
一方、図6は、従来のクーラント濾過装置の別例を概略的に示す縦断側面図である。クーラント濾過装置6は、クーラントの循環経路において、クーラント流の中にクーラントの循環流の方向(図6の左から右へと向かう方向)と直交する方向に、交互に突出する複数の整流板7,8を設け、クーラントの循環流を矢印Cで示すように蛇行させる。そして、整流板8で挟まれる部分にクーラント流のよどみを発生させ、当該よどみ内でクーラントに混入した異物3を沈降させるものである。クーラントの循環経路底面9は、図示のごとく水平面となっており、整流板8の下端部は、循環経路底面9に対し若干の隙間を有している。さらに、循環経路底面9には、異物を回収するためのコンベヤ10を設けている。そして、コンベヤ10上に沈降した異物3を、コンベヤ10によって矢印D方向(クーラントの循環流の方向と同じ)へと送り、図示しない異物の回収容器へと集めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のクーラント濾過装置は、何れも、自然沈降式濾過装置に分類されるものであるが、各々、以下のような問題点を包含していた。まず、図5に示すクーラント濾過装置1は、沈降した異物3をドレンバルブ5へと集めて、回収するために、クーラントの循環経路底面4を急傾斜面とする必要がある。よって、装置の設置スペース(特に高さ方向)を大きく取る必要があった。また、図6に示すクーラント濾過装置6は、沈降した異物3を回収するコンベヤ10は、循環経路底面9の全面をカバーする大型のものが必要であることから、設備コストの上昇を抑えることができなかった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削加工等に用いるクーラントの濾過装置の濾過能力を低減することなく、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、本発明の請求項1に係るクーラント濾過方法は、クーラント濾過装置の、クーラントの流入口と、クーラントの流出口との間に配置されたクーラントの循環経路の、前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流の中に、該クーラントの循環流の方向と直交する方向に突出する整流板を設けて流れによどみを発生させ、該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させ、回収するクーラント濾過方法であって、
前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流と独立したクーラント流を、前記循環流と交差する方向に形成し、かつ、該独立したクーラント流と直交する方向に整流板を配置し、前記独立したクーラント流を、前記クーラントの循環経路底面の近傍にのみ形成して、前記よどみ内を沈降する異物に対して前記独立したクーラント流を作用させることなく、前記クーラントの循環経路底面に異物を自然沈降させ、前記独立したクーラント流によって、前記異物を回収することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、クーラントの循環経路底面に自然沈降した異物を、クーラントの循環流と独立したクーラント流によって、回収するものである。この際、前記クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流を形成することにより、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物に対しては、前記独立したクーラント流を作用させないようにする。そして、異物の自然沈降を阻害することなく、前記クーラントの循環経路底面に沈降済の異物のみを、前記独立したクーラント流によって流し、回収するものである。
しかも、前記独立したクーラント流を前記循環流と交差する方向に発生させ、前記クーラントの循環経路底面に沈降済の異物の回収方向を、クーラントの循環流と異なる方向とすることで、異物の回収を効率化することができる。
よって、クーラントの循環経路底面を急傾斜面として異物を集める必要性や、循環経路底面の全面をカバーする大型のコンベヤによって異物を回収する必要性をなくすことができる。
【0008】
また、本発明の請求項2に係るクーラント濾過方法は、請求項1記載のクーラント濾過方法において、前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流の方向と直交する方向に突出する整流板と、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置された整流板とにより、上下方向に延びる複数の筒状空間を形成することを特徴とするものである。そして、前記クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流を形成する。
そして、整流板で挟まれる部分に形成された上下方向に延びる複数の筒状空間に、クーラント流のよどみを発生させ、当該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させるものである。また、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置された整流板によって、クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を形成する。この整流板を設けることにより、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物に対しては、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を作用させないようにする。
【0009】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過方法は、請求項1または2記載のクーラント濾過方法において、前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面としている。本発明によれば、前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面とすることで、当該傾斜面によって、前記独立したクーラント流による異物の流れを容易に作りだし、異物の回収を効率化することができる。また、緩傾斜面であるため、高さ方向に大きなスペースを必要としないものである。
【0010】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過方法は、請求項記載のクーラント濾過方法において、前記緩傾斜面を前記循環流と交差する方向に設けたものである。そして、本発明によれば、前記独立したクーラント流による異物の流れを、前記循環流と交差する方向に設けた当該傾斜面の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率を更に向上させることができる。
【0011】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置は、クーラントの流入口と、クーラントの流出口との間にクーラントの循環経路が配置され、該クーラントの循環経路中において前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流の中に、該クーラントの循環流の方向と直交する方向に突出する整流板を設けて流れによどみを発生させ、該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させ、回収するクーラント濾過装置であって、前記クーラントの循環流と独立したクーラント流を、前記循環流と交差する方向に発生させるクーラント流発生手段と、該クーラント流発生手段から供給されるクーラント流と直交する方向に配置された整流板とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明では、前記クーラントの循環流と独立したクーラント流の発生手段で、前記循環流と交差する方向に独立したクーラント流を発生させ、前記クーラントの循環経路底面に沈降済の異物の回収方向を、クーラントの循環流と異なる方向とすることで、異物の回収を効率化することができる。
しかも、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置される整流板によって、前記クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流を形成し、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物に対しては、前記独立したクーラント流を作用させないようにする。そして、異物の自然沈降を阻害することなく、前記クーラントの循環経路底面に沈降済の異物のみを、前記独立したクーラント流によって流し、回収するものである。
そして、前記クーラントの循環流と独立したクーラント流の発生手段で形成されるクーラント流によって、クーラントの循環経路底面に自然沈降した異物を集めることにより、クーラントの循環経路底面を急傾斜面として異物を集める必要性や、循環経路底面の全面をカバーする大型のコンベヤによって異物を回収する必要性をなくすことができる。
【0013】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置は、請求項記載のクーラント濾過装置において、前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流循環流の方向と直交する方向に突出する整流板と、前記クーラント流発生手段から供給されるクーラント流と直交する方向に配置された整流板とにより、上下方向に延びる複数の筒状空間が形成されているものである。
そして、整流板で挟まれる部分に形成された上下方向に延びる複数の筒状空間に、クーラント流のよどみを発生させ、当該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させるものである。また、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置された整流板によって、クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を形成する。この整流板を設けることにより、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物に対しては、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を作用させないようにする。
【0014】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置は、請求項5または6記載のクーラント濾過装置において、前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面としたものである。本発明によれば、前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面とすることで、当該傾斜面によって、前記独立したクーラント流による異物の流れを容易に作りだし、異物の回収を効率化することができる。また、緩傾斜面であるため、高さ方向に大きなスペースを必要としないものである。
【0015】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置は、請求項記載のクーラント濾過装置において、前記緩傾斜面を前記循環流と交差する方向に設けたものである。そして、本発明によれば、前記独立したクーラント流による異物の流れを、前記循環流と交差する方向に設けた当該傾斜面の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率を更に向上させることができる。
【0016】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置は、請求項または記載のクーラント濾過装置において、前記緩傾斜面は傾斜方向に延びる溝を有するものとしている。本発明によれば、前記クーラントの循環経路底面に沈降する異物を、前記溝の底面へと積極的に集め、さらに前記独立したクーラント流を、前記傾斜面の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率の更なる向上を図ることができる。
【0017】
さらに、本発明の請求項10に係るクーラント濾過装置は、請求項からのいずれか1項記載のクーラント濾過装置において、前記クーラント流発生手段は、前記クーラントの循環経路底面の、高所端部に位置するクーラントポンプと、該クーラントポンプの吐出口が設けられた貯留槽内に設けられ、該クーラントポンプから流出するクーラントを、前記循環経路底面の全体に、均一に流すためのオーバーフロー機構を有することを特徴とする。本発明によれば、当該オーバーフロー機構によって、前記独立したクーラント流を、前記クーラントの循環経路底面の全体に均一に発生させ、異物の回収効率の更なる向上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1には、本発明の実施の形態に係るクーラント濾過方法を実施するための、クーラント濾過装置11の平面図を示している。また、図2には図1のE−E線における断面図を、図3には図1のF―F線における断面図を、図4(a)には図5のG−G線における断面図を、図4(b)には図1のH−H線における断面図を、夫々示している。
【0020】
クーラント濾過装置11は、クーラントの循環経路中において、クーラント流の中でクーラントの循環流の方向(図1、図2の右から左へと向かう方向)と直交する方向に、交互に突出する複数の整流板12,13を設け、クーラントの循環流を矢印I(図2)で示すように蛇行させる。そして、整流板13で挟まれる部分にクーラント流のよどみを発生させ、当該よどみ内でクーラントに混入した異物3を沈降させるものである。したがって、本発明の実施の形態に係るクーラント濾過装置11は、自然沈降式濾過装置に分類されるものである。なお、整流板12,13の間隔は、原則として等間隔であるが、濾過の進行度合を考慮して、下流に行くほどその間隔を広げることとしてもよい。また、符号14で示す部分はクーラントの流入口であり、符号15で示す部分はクーラントの流出口(循環ポンプ)である。
【0021】
クーラントの循環経路底面16は、図3に示すように、クーラントの循環流に対向する方向から見たときには、クーラントの循環流と直交する方向に傾斜する緩傾斜面(例えば、傾斜角15°)となっている。また、クーラントの循環経路底面16は、図2に示すように、クーラントの循環流を横から見たときには、前記傾斜方向に延びる溝17が形成されている。すなわち、クーラントの循環経路底面16は、図1の平面図において、上方から下方へと下がる緩傾斜面として形成され、溝17は、上方から下方へと延びている。なお、整流板13の下端部は、循環経路底面16に対し若干の隙間を有している。また、溝17は、図2では断面V字状の溝として示されているが、かかる溝形状に限定されるものではなく、例えば、断面U字状の溝であっても良い。
【0022】
さらに、クーラント濾過装置11は、クーラントの循環流と独立したクーラント流の発生手段を備えている。当該クーラント流発生手段は、緩傾斜面をなすクーラントの循環経路底面16の、高所端部に位置するクーラントポンプ18と、クーラントポンプ18から流出するクーラントを、循環経路底面16の全体に、均一に流すためのオーバーフロー機構19を有している。このオーバーフロー機構19は、クーラントポンプ18の吐出口が設けられた貯留槽20内に、水平方向に一定間隔の隙間を有する隔壁21,22を設け、クーラントポンプ18から吐出されるクーラントの流路を規制するものである。隔壁21,22の隙間を通過したクーラントは、クーラントの循環流の方向(図1、図2の右から左へと向かう方向)と直交する方向Jの、循環経路底面16の全体に均一な流れとなって、循環経路底面16へと供給される。
【0023】
さらに、クーラント濾過装置11は、クーラントの循環流と独立したクーラント流の発生手段から供給される、J方向のクーラント流と直交する方向に、略等間隔に配置された複数の整流板23を備えている。なお、整流板23の下端部も、整流板13と同様に、循環経路底面16に対し若干の隙間を有している。そして、相互に直交する整流板13と整流板23とにより、上下方向に延びる複数の筒状空間が形成される。
【0024】
そして、整流板23によって、クーラントの循環経路底面16の近傍にのみ、J方向のクーラント流を形成する。この整流板23を設けることにより、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物3に対しては、J方向のクーラント流を作用させないようにしている。そして、異物の自然沈降を阻害することなく、クーラントの循環経路底面16に沈降済の異物のみを、J方向のクーラント流によって流すことができる。なお、J方向のクーラント流によって回収された異物3は、緩傾斜面をなすクーラントの循環経路底面16の、低所端部に位置するスクレーパ24へと集められ、コンベヤ25によって回収されて、図示しない異物の回収容器へと集められる。
【0025】
上記構成をなす本発明の実施の形態により得られる作用効果は、以下の通りである。まず、クーラント濾過装置11では、クーラントの循環流と独立したクーラント流の発生手段(クーラントポンプ18、オーバーフロー機構19、貯留槽20、隔壁21,22)で形成されるJ方向のクーラント流によって、クーラントの循環経路底面16に自然沈降した異物3を集めることができる。よって、クーラントの循環経路底面16を急傾斜面として異物を集める必要性や、循環経路底面16の全面をカバーする大型コンベヤによって異物を回収する必要性をなくすことができる。
【0026】
すなわち、本発明の実施の形態では、循環経路底面16は、図5に示す従来のクーラント濾過装置1の循環経路底面4に比して、傾斜を緩やかにすることができ、装置の設置スペース(特に高さ方向)を大きく取る必要がなくなる。また、スクレーパ24へと集められた異物3を回収するコンベヤ25は、図6に示す従来のクーラント濾過装置6のコンベヤ10に比して、幅が狭く小型で低コストとすることができる。
【0027】
また、クーラント濾過装置11では、J方向のクーラント流と直交する方向に配置される複数の整流板23によって、クーラント循環経路底面16の近傍にのみ、J方向へと流れるクーラント流を形成する。そして、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物3に対しては、J方向のクーラント流を作用させないようにして、異物3の自然沈降を阻害することなく、クーラントの循環経路底面16に沈降済の異物のみを、J方向のクーラント流によって流すことができる。したがって、異物の沈降および回収を、効率的に行うことが可能となる。
【0028】
また、クーラント濾過装置11では、前記独立したクーラント流の発生手段は、循環流と直交するJ方向のクーラント流を発生させるものである。このように、クーラントの循環経路底面16に沈降済の異物の回収方向を、あえてクーラントの循環流と直交する方向とすることで、異物がクーラントの循環流に再度混入することを防ぎ、異物の回収を効率化することができる。なお、循環流と独立したクーラント流の発生方向は、本発明の実施の形態のごとく、クーラントの循環流と直交する方向である場合が、最も回収効率が高く、交差する角度が小さくなると、徐々にその効率は低下する。しかしながら、例えば、クーラントの循環流と独立したクーラント流とが平行になった場合でも、実用上問題のないレベルで異物の除去を行うことができる。
【0029】
また、クーラント濾過装置11では、クーラントの循環経路底面16を緩傾斜面とすることで、当該傾斜面によっても、J方向のクーラント流による異物の流れを作りだし、異物の回収を効率化することができる。また、クーラントの循環経路底面16は緩傾斜面であるため、高さ方向に大きなスペースを必要としないものである。なお、クーラントの循環経路底面16の傾斜角度が極めて小さいか、若しくは平行な場合でも、J方向のクーラント流により、実用上問題のないレベルで異物の除去を行うことができる。
【0030】
また、クーラント濾過装置11は、循環経路底面16の緩傾斜面を、前記循環流と直交する方向に設けたことにより、J方向のクーラント流による異物の流れを、循環流と直交する方向(J方向)に傾斜する循環経路底面16上に作り、異物の回収効率を向上させている。
【0031】
また、クーラント濾過装置11は、クーラントの循環経路底面16に、傾斜方向へと延びる溝17を設けたことで、循環経路底面16に沈降する異物を、溝17の底面へと積極的に集め、さらにJ方向のクーラント流を、循環経路底面16の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率の更なる向上を図ることができる。
【0032】
さらに、クーラント濾過装置11は、J方向のクーラント流の発生手段は、オーバーフロー機構20を有しており、オーバーフロー機構20によって、J方向のクーラント流を、クーラントの循環経路底面16の全体に均一に発生させることで、異物の回収効率の更なる向上を図っている。
【0033】
【発明の効果】
本発明はこのように構成したので、以下のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係るクーラント濾過方法によれば、切削加工等に用いるクーラントの濾過装置の濾過能力を低減することなく、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0034】
また、異物の沈降および回収を、効率的に行うことが可能となり、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、クーラントの循環経路底面に沈降済の異物の回収方向を、クーラントの循環流と異なる方向とすることで、異物の回収を効率化し、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0035】
また、本発明の請求項2に係るクーラント濾過方法によれば、請求項1記載のクーラント濾過方法において、整流板で挟まれる部分に形成された上下方向に延びる複数の筒状空間に、クーラント流のよどみを発生させ、当該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させるものである。また、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置された整流板によって、クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を形成する。この整流板を設けることにより、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物に対しては、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を作用させないようにすることができる。そして、異物の自然沈降を阻害することなく、クーラントの循環経路底面に沈降済の異物のみを、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流によって流すことができる。
【0036】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過方法によれば、請求項1または2記載のクーラント濾過方法において、前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面とすることで、当該緩傾斜面によって、前記独立したクーラント流による異物の流れを容易に作りだし、異物の回収を効率化することができる。また、緩傾斜面であるため、高さ方向に大きなスペースを必要としないものであり、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0037】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過方法によれば、請求項記載のクーラント濾過方法において、前記独立したクーラント流による異物の流れを、前記循環流と交差する方向に設けた当該傾斜面の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率を更に向上させ、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0038】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置によれば、切削加工等に用いるクーラントの濾過装置の濾過能力を低減することなく、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0039】
また、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置される整流板によって、前記クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流を形成し、異物の沈降および回収を、効率的に行うことを可能として、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、前記クーラントの循環経路底面に沈降済の異物の回収方向を、クーラントの循環流と異なる方向とすることで、異物の回収を効率化し、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0040】
また、本発明の請求項6に係るクーラント濾過装置によれば、整流板で挟まれる部分に形成された上下方向に延びる複数の筒状空間に、クーラント流のよどみを発生させ、当該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させるものである。また、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置された整流板によって、クーラントの循環経路底面の近傍にのみ、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を形成する。この整流板を設けることにより、クーラントの循環流に形成したよどみ内を沈降する異物に対しては、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流を作用させないようにすることができる。そして、異物の自然沈降を阻害することなく、クーラントの循環経路底面に沈降済の異物のみを、前記独立したクーラント流と直交する方向のクーラント流によって流すことができる。
【0041】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置によれば、請求項5または6記載のクーラント濾過装置において、前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面とすることで、当該緩傾斜面によって前記独立したクーラント流による異物の流れを容易に作りだし、異物の回収を効率化することができる。また、緩傾斜面であるため、高さ方向に大きなスペースを必要としないものであり、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0042】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置によれば、請求項記載のクーラント濾過装置において、前記独立したクーラント流による異物の流れを、前記循環流と交差する方向に設けた当該傾斜面の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率を更に向上させ、濾過装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0043】
また、本発明の請求項に係るクーラント濾過装置によれば、請求項または記載のクーラント濾過装置において、前記クーラントの循環経路底面に沈降する異物を、前記溝の底面へと積極的に集め、さらに前記独立したクーラント流を、前記傾斜面の傾斜方向へと作ることで、異物の回収効率の更なる向上を図り、濾過装置の小型化、低コスト化を促進することができる。
【0044】
また、本発明の請求項10に係るクーラント濾過装置によれば、請求項からのいずれか1項記載のクーラント濾過装置において、前記独立したクーラント流を、前記クーラントの循環経路底面の全体に均一に発生させることで、異物の回収効率の更なる向上を図り、濾過装置の小型化、低コスト化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクーラント濾過装置を模式的に示す平面図である。
【図2】図1のE−E線における断面図である。
【図3】図1のF―F線における断面図である。
【図4】(a)には図1のG−G線における断面図を、(b)には図1のH−H線における断面図を、夫々示している。
【図5】従来のクーラント濾過装置の構造を示す概略図である。
【図6】従来の他のクーラント濾過装置の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
3 異物
11 クーラント濾過装置
12 整流板
13 整流板
14 クーラントの流入口
15 クーラントの流出口
16 クーラントの循環経路底面
17 溝
18 クーラントポンプ
19 オーバーフロー機構
20 貯留槽
21 隔壁
22 隔壁
23 整流板
24 スクレーパ
25 コンベヤ

Claims (10)

  1. クーラント濾過装置の、クーラントの流入口と、クーラントの流出口との間に配置されたクーラントの循環経路の、前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流の中に、該クーラントの循環流の方向と直交する方向に突出する整流板を設けて流れによどみを発生させ、該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させ、回収するクーラント濾過方法であって、
    前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流と独立したクーラント流を、前記循環流と交差する方向に形成し、かつ、該独立したクーラント流と直交する方向に整流板を配置し、前記独立したクーラント流を、前記クーラントの循環経路底面の近傍にのみ形成して、前記よどみ内を沈降する異物に対して前記独立したクーラント流を作用させることなく、前記クーラントの循環経路底面に異物を自然沈降させ、前記独立したクーラント流によって、前記異物を回収することを特徴とするクーラント濾過方法。
  2. 前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流の方向と直交する方向に突出する整流板と、前記独立したクーラント流と直交する方向に配置された整流板とにより、上下方向に延びる複数の筒状空間を形成することを特徴とする請求項1記載のクーラント濾過方法。
  3. 前記クーラントの循環経路底面を緩傾斜面とすることを特徴とする請求項1または2記載のクーラント濾過方法。
  4. 前記緩傾斜面を前記循環流と交差する方向に設けたことを特徴とする請求項記載のクーラント濾過方法。
  5. クーラントの流入口と、クーラントの流出口との間にクーラントの循環経路が配置され、該クーラントの循環経路中において前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流の中に、該クーラントの循環流の方向と直交する方向に突出する整流板を設けて流れによどみを発生させ、該よどみ内でクーラントに混入した異物を沈降させ、回収するクーラント濾過装置であって、
    前記クーラントの循環流と独立したクーラント流を、前記循環流と交差する方向に発生させるクーラント流発生手段と、該クーラント流発生手段から供給されるクーラント流と直交する方向に配置された整流板とを備えることを特徴とするクーラント濾過装置。
  6. 前記流入口から前記流出口へと向うクーラントの循環流循環流の方向と直交する方向に突出する整流板と、前記クーラント流発生手段から供給されるクーラント流と直交する方向に配置された整流板とにより、上下方向に延びる複数の筒状空間が形成されていることを特徴とする請求項5記載のクーラント濾過装置。
  7. 前記クーラントの循環経路底面は緩傾斜面であることを特徴とする請求項5または6記載のクーラント濾過装置。
  8. 前記緩傾斜面を前記循環流と交差する方向に設けたことを特徴とする請求項記載のクーラント濾過装置。
  9. 前記緩傾斜面は傾斜方向に延びる溝を有することを特徴とする請求項または記載のクーラント濾過装置。
  10. 前記クーラント流発生手段は、前記クーラントの循環経路底面の、高所端部に位置するクーラントポンプと、該クーラントポンプの吐出口が設けられた貯留槽内に設けられ、該クーラントポンプから流出するクーラントを、前記循環経路底面の全体に、均一に流すためのオーバーフロー機構を有することを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のクーラント濾過装置。
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