JP4576600B2 - 播種装置 - Google Patents

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Description

本発明は、大豆、小豆、トウモロコシなどの播種作業において、出芽率(播いた種子数に対して発芽して地上部に芽が出て発育した個体の割合)を向上させるために、種子より下の土層を強く鎮圧して下層からの毛管水の供給を高め、種子より上の表層を膨軟にして種子が出芽して地上に出るときの抵抗を少なくするとともに、降雨後に表層の土が硬化することを抑制することを目的とした、覆土前鎮圧播種機能を備えた播種方法、及びこの播種方法を精度良く行うための播種装置に関する。
従来、大豆、小豆、トウモロコシなどの播種作業では、播種溝を形成し、この播種溝に2〜3cm程度の深さに種子を播き、覆土して表層から種子の近傍までを鎮圧していた。これにより土中の水分が毛細管現象で種子に供給され、発芽が促進されている。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平 9−121613号公報 特開平11−313502号公報
しかしながら、上記従来の播種手段における作業では、降雨があると硬く締め固められた表層の土が吸水し、降雨後にクラスト(土壌表面の皮膜)が形成され、乾燥すると硬化する。発芽した種子は、このクラストが障害となって地表面に出芽できず、特に、粘質の土壌では出芽不良が顕著であった。
そこで本発明は、火山性土や砂質土壌など比較的軽く乾燥しやすい土壌や、客土された泥炭土や灰色低地土など湿性で粘性の高い土壌など、多様な土壌に適応でき、降雨が少なく乾燥した条件では毛管水の供給能力が高く、降雨の多い条件ではクラストが形成されにくい、覆土前鎮圧播種機能を備えた播種方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、種子より下の土層を強く鎮圧して下層からの毛管水の供給能力を高める。また、種子より上には圧密しない軟らかい土を覆うことにより、発芽した種子が地表面に出芽するときの抵抗を小さくし、クラストが形成されないようにする。そのために、以下の手段,構成を有することを特徴としている。
A.耕耘整地された播種床に、種子導管により土壌表面に排出された種子列を、幅5〜10cm程度の車輪幅を有する鎮圧輪により鎮圧して深さ2〜3cm程度の鎮圧溝を形成し、この鎮圧溝に対し、該鎮圧溝近傍の表土をかき寄せて膨軟な土を被せて覆土する播種方法。
B.耕耘・整地して播種床を形成するロータリ耕耘・整地部と、種子導管により播種床表面に種子を列状に排出する播種部と、該播種床に播種された種子列を幅5〜10cm程度、深さ2〜3cm程度に鎮圧して鎮圧溝を形成する鎮圧輪を備えた鎮圧部と、該鎮圧部により形成された鎮圧溝に対し、該鎮圧溝近傍の表土をかき寄せて膨軟な土を被せて覆土する覆土部と、を設け、覆土前鎮圧播種機能を備えた播種装置。
C.耕耘・整地して播種床を形成するロータリ耕耘・整地部と、種子導管により播種床表面に種子を列状に排出する播種部と、該播種床に播種された種子列とほぼ同列に薬剤導管により施薬する施薬部と、該播種床に播種された種子列及び施薬された薬剤列の側方に施肥溝を形成し、該施肥溝に肥料導管により列状に施肥する施肥部と、該播種床に播種された種子列、施薬された薬剤列、及び施肥溝に施肥された肥料列を、幅5〜10cm程度、深さ2〜3cm程度に鎮圧して鎮圧溝を形成する鎮圧輪を備えた鎮圧部と、該鎮圧部により形成された鎮圧溝に対し、該鎮圧溝近傍の表土をかき寄せて膨軟な土を被せて覆土する覆土部と、を設け、施肥、施薬、播種、鎮圧、覆土作業を1工程で行う播種装置。
本発明は、上記A.(請求項1)の手段、及びB.(請求項2)、C.(請求項3)の構成を有することにより、以下の効果を奏することができる。
イ.上記A.の手段により、種子より下の土層を強く鎮圧して下層からの毛管水の供給を高め、種子より上の表層を膨軟にして種子が出芽して地上に出るときの抵抗を少なくすると共に、降雨後に表層の土が硬化することを抑制することができ、出芽率を向上させることができる。
ロ.上記B.の構成により、火山性土や砂質土壌など比較的軽く乾燥しやすい土壌や、客土された泥炭土や灰色低地土など湿性で粘性の高い土壌など、多様な土壌に適応でき、降雨が少なく乾燥した条件では毛管水の供給能力を高くし、降雨の多い条件ではクラストを形成しにくくすることができる。
ハ.上記C.の構成により、肥料、種子、薬剤より下の土層を強く鎮圧して下層からの毛管水の供給を高め、肥料、種子、薬剤より上の表層を膨軟にして種子が出芽して地上に出るときの抵抗を少なくするとともに、肥料、薬剤の効果を高め、降雨後に表層の土が硬化することを抑制することができ、出芽率を向上させ、作物の生育を促進させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明による覆土前鎮圧播種機能を組み込んだ大豆用ロータリシーダの側方から見た斜視図、図2は、同要部の側面図、図3は、同要部による作業状態を説明する側面図、図4は、同要部による作業工程を説明する縦断面図であり、(a)は播種床に施肥・施薬・播種を行った状態、(b)は施肥・施薬・播種を行った跡を鎮圧輪により鎮圧して鎮圧溝を形成する状態、(c)は(b)により形成された鎮圧溝に対し培土器により膨軟な土を覆土している状態、(d)は(c)により鎮圧溝に膨軟な土を覆土した状態、図5は、図4(d)における作業寸法を示す説明図、図6は、本発明(a)と従来(b)の播種法における土壌密度、及び土壌水分を示す説明図、図7は、本発明と従来の播種法における大豆の出芽速度の関係を示すグラフである。
図1及び図2において、符号1は本発明に係る覆土前鎮圧播種機能を備えた大豆用ロータリシーダで、このロータリシーダ1は、耕耘・整地して後述する播種床を形成するロータリ耕耘・整地部2と、種子導管3c,種子排出口3dを介して播種床表面に種子を列状に排出する播種部3と、播種床に播種された種子列とほぼ同列に薬剤導管4c,薬剤排出口4dを介して施薬する施薬部4と、播種床に播種された種子列及び施薬された薬剤列の側方に、施肥用作溝器5eにより形成された施肥溝に対して肥料導管5c,肥料排出口5dを介して列状に施肥する施肥部5と、播種床に播種された種子列、施薬された薬剤列、及び施肥溝に施肥された肥料列を、幅5〜10cm程度、深さ2〜3cm程度に鎮圧して後述する鎮圧溝を形成する鎮圧輪6a、及び鎮圧輪6aに付着する土を掻き落とすスクレーパ6bを備えた鎮圧部6と、該鎮圧部6により形成された鎮圧溝に対し、該鎮圧溝近傍の表土をかき寄せて膨軟な土を被せて覆土する覆土部7と、を設け、覆土前鎮圧播種機能、また、施肥、施薬、播種、鎮圧、覆土作業を1工程で行う機能を備えている。なお、ロータリシーダ1は、施薬部4と施肥部5の両方、あるいは、施薬部4か施肥部5のいずれか一方を省略しても成り立つものである。
前記ロータリ耕耘・整地部2の前部には、トップマスト8と、左右一対のロアリンク連結アーム9と、ロータリ耕耘・整地部2の作業深さ(耕深)を調節する左右一対のゲージホィール10と、トラクタ12から動力を受ける入力部11と、が設けられている。そして、前記トップマスト8及びロアリンク連結アーム9に、トラクタ12の後部に設けたトップリンク13及びロアリンク14を連結して、大豆用ロータリシーダ1を昇降自在に支持するようにしている。また、トラクタ12のPTO軸に連結されたPTO伝動シャフト15を介して、前記入力部11に回転動力が伝達される。
前記ロータリ耕耘・整地部2は、入力部11から動力が伝達され、上下の長さが長く、チェン伝動系を内装した伝動ケース2aの下端部と該伝動ケース2aに対向して機体の他側に設けられた図示しない支持フレームの下端部との間に軸架されたアップカット形式の耕耘ロータ2bと、この耕耘ロータ2bの後方に上端部が前後揺動可能に支持され、前記伝動ケース2aからクランク揺動機構2dを介して動力を受ける櫛歯状の砕土レーキ2cと、該砕土レーキ2cの後方に上端部が回動自在に軸支され、上下に揺動しながら耕耘ロータ2bにより耕耘され、砕土レーキ2cにより大きな土塊は下層に沈め、細かい土壌は表層に集積するように篩い分けられた土壌を均平・整地する整地板2eと、耕耘ロータ2bの上方を覆うシールドカバー2fと、耕耘ロータ2bの左右両側に立設された側板2gと、を設けている。そして、耕耘ロータ2bにより耕耘された土壌をレーキ2cにより大きな土塊と細かい土壌を篩い分け、整地板2eにより均平・整地して左右の側板2g、2gの幅で播種床17を形成するようにしている(図3〜図5参照)。なお、上記砕土レーキ2cは省略してもよい。
前記播種部3、施薬部4、及び施肥部5は、それぞれの前部がロータリ耕耘・整地部2の上方に被さるようにして配設されている。これら播種部3、施薬部4、施肥部5は、それぞれの最上部に、種子を収容する種子ホッパ3a、薬剤を収容する薬剤ホッパ4a、肥料を収容する肥料ホッパ5aを設け、各ホッパ3a、4a、5aの底部に前記入力部11から動力を受けて前後方向に回転し、種子を下方に繰り出す種子繰り出し機構3b、薬剤を下方に繰り出す薬剤繰り出し機構4b、肥料を下方に繰り出す肥料繰り出し機構5bを設けている。各繰り出し機構3b、4b、5bの種子、薬剤、肥料の繰り出し位置には、それぞれ前記種子導管3c及び種子排出口3d、薬剤導管4c及び薬剤排出口4d、肥料導管5c,肥料排出口5dが接続されている。この実施例では、種子排出口3dと薬剤排出口4dを同じ位置にしているが、これを別々にしてもよく、また、種子導管3c及び種子排出口3d、薬剤導管4c及び薬剤排出口4d、肥料導管5c,肥料排出口5dの前後位置を適宜変えてもよい。
前記施肥部5においては、図3〜図5に示すように、播種床17に播種された種子S列及び施薬された薬剤M列の側方に、施肥用作溝器5eにより形成された施肥溝5fに対して肥料導管5c,肥料排出口5dを介して肥料Fを列状に施用するが、施肥溝5fを形成する施肥用作溝器5eは、図1及び図2に示すディスク状のもの、図3に示すシュー状のもののいずれにしてもよいものである。また、前記ロータリ耕耘・整地部2の耕耘ロータ2bは、アップカット形式に限らずダウンカット形式にしてもよいものである。さらに、この実施例では、播種部3、施薬部4、及び施肥部5を6条のもので構成しているが、その増減、間隔調整は自由にできる。
前記鎮圧部6の鎮圧輪6aは、播種床17に播種された種子S列、施薬された薬剤M列及び施肥溝5fに施肥された施肥F列を、幅5〜10cm程度、深さ2〜3cm程度に鎮圧して鎮圧溝18を形成する、表面が平滑なゴムタイヤ状のものである。これら鎮圧輪6aの上方には、該鎮圧輪6a列のカバーを兼ね、作業者が乗って前記種子ホッパ3a、薬剤ホッパ4a、肥料ホッパ5aに、それぞれ種子、薬剤、肥料を入れる作業を行うのに用いる鎮圧輪カバーを兼ねる足場台16が設けられている。なお、上記大豆用ロータリシーダ1は、大豆のみならず、他の豆類、トウモロコシなどの播種に広く適用できるものである。
次に、上記構成の大豆用ロータリシーダ1の作用について説明する。
ロータリ耕耘・整地部2の耕耘ロータ2bにより耕耘・砕土され整地されて形成されたた播種床17の地表面に、播種部3の種子導管3c及び種子排出口3dを介して種子Sを列状に排出する。この種子S列と同一列の地表面に、施薬部4の薬剤導管4c及び薬剤排出口4dを介して薬剤Mを排出する。ここで施用する薬剤Mは、大豆の種子Sに卵を産むタネバエや発芽後の茎葉につくアブラムシを駆除するための殺虫剤等である。種子S列及び薬剤M列の側方3cm、深さ4cm程度の位置に、施肥部5の施肥用作溝器5eにより施肥溝5fを形成し、この施肥溝5fに対して肥料導管5c,肥料排出口5dを介して肥料(化成肥料)Fを列状に施用する。
播種床17に播種された種子S列、施薬された薬剤M列、及び施肥溝5fに施肥された肥料F列は、鎮圧部6の鎮圧輪6aにより幅5〜10cm程度、深さ2〜3cm程度に鎮圧され鎮圧溝18が形成される。これにより、種子S列、薬剤M列、及び肥料F列は下方に押し込まれて鎮圧域19を形成し、種子S列は鎮圧溝18底の表面に位置し、種子Sの直下は硬く鎮圧されている。この鎮圧溝18に対し、覆土部7の覆土器7aにより、該鎮圧溝18近傍の表土をかき寄せて、膨軟な土を被せて覆土して膨軟覆土20をし、地表面を均す。
以上したように、本発明の大豆用ロータリシーダ1により作業すると、種子Sは覆土前鎮圧により播種され、種子Sの近傍には殺虫剤Mが、種子Sの側方には化成肥料Fが施用され、これら一連の作業が1工程で効率よく作業できる。なお、殺虫剤Mはその効果を十分に発揮させるために種子Sの近傍に施用するのがよい。また、肥料Fが種子Sに近すぎると発芽障害を起こすため、種子Sから3cm程度離す必要がある。このロータリシーダ1を用いることにより、図5に示すように、種子Sと薬剤Mや肥料Fの相対位置が一定に保たれ、播種精度も高まる。
図6は、本発明(a)と従来(b)の播種法において、淡色黒ボク土(火山性土)において、従来の鎮圧法と覆土前鎮圧法による播種後の種子近傍の固相割合(単位体積当たりの土壌の体積割合)及び土壌含水比(土壌水分)を示している。覆土深さは覆土前鎮圧法で3.4cmとやや深く、従来法では2.2cmあった。覆土前鎮圧法は、従来法に比べて種子Sより下層では土壌の固相割合が高く、土壌水分もわずかに高かった。逆に、種子Sより上部の覆土は従来法に比べて固相割合が低く膨軟であった。
図7は、前記土壌における大豆の出芽速度を示したものである。この試験では、播種後6日間降雨がなく、7日目に日降水量8mm、14日目に23mmの降雨があった。そのため、播種直後から出芽期にかけて土壌はかなり乾燥した状態であった。出芽始めは覆土前鎮圧播種法及び従来法とも6日目であった。従来法は初期の出芽数は多いものの、出芽が緩慢で、最終的な出芽率は76.9%であった。覆土前鎮圧播種法は播種深さが深いことから初期の出芽数は従来法に比べて少ないが、出芽盛期に一気に出芽して揃いがよく、出芽率も81.5%と高かった。
表1及び表2は、粘質な灰色低地土での現地実証試験例である。ここでは本発明の大豆用ロータリシーダ1による覆土前鎮圧播種区、正転(ダウンカット)ロータリにより耕起して播種し、部分鎮圧した区、及び正転ロータリで耕起して逆転(アップカット)ロータリで砕土し、播種後に部分鎮圧してさらにローラで全面鎮圧した区を設けた。播種して数日後に日降水量27mmのまとまった降雨があり、その後12日間は降雨がなく晴天が続いたことから土壌が乾燥して硬化した。部分鎮圧区では砕土性が劣ったことから、土塊の毛管が切れて種子への水分供給が絶たれ、出芽率が極めて低くなった。部分鎮圧+全面鎮圧区では表層にクラストが形成され、発芽後に地上に出芽できない大豆種子が観察された。また、出芽が不揃いで初期の生育が抑制された。覆土前鎮圧法ではクラストは形成されず、出芽率は92.4%と最も高くなり、その後の生育も順調で、高収量を得た。
以上の結果より、覆土前鎮圧播種法は従来の播種方式に比べて出芽率の改善に効果が高く、有用な技術と判断される。
Figure 0004576600
Figure 0004576600
本発明の播種方法及び装置により、種子より下の土層を強く鎮圧して下層からの毛管水の供給を高め、種子より上の表層を膨軟にして種子が出芽して地上に出るときの抵抗を少なくすると共に、降雨後に表層の土が硬化することを抑制することができ、出芽率を向上させることができる。
本発明による覆土前鎮圧播種機能を組み込んだ大豆用ロータリシーダの側方からの斜視図である。 同要部の側面図である。 同要部による作業状態を説明する側面図である。 同要部による作業工程を説明する縦断面図であり、(a)は播種床に施肥・施薬・播種を行った状態、(b)は施肥・施薬・播種を行った跡を鎮圧輪により鎮圧して鎮圧溝を形成する状態、(c)は(b)により形成された鎮圧溝に対し培土器により膨軟な土を覆土している状態、(d)は(c)により鎮圧溝に膨軟な土を覆土した状態である。 図4(d)における作業寸法を示す説明図である。 本発明(a)と従来(b)の播種法における土壌密度及び土壌水分を示す説明図である。 本発明と従来の播種法における大豆の出芽速度の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 大豆用ロータリシーダ
2 ロータリ耕耘・整地部 2a 伝動ケース 2b 耕耘ロータ 2c 砕土レーキ 2d クランク揺動機構 2e 整地板 2f シールドカバー 2g 側板
3 播種部 3a 種子ホッパ 3b 種子繰り出し機構 3c 種子導管 3d 種子排出口
4 施薬部 4a 薬剤ホッパ 4b 薬剤繰り出し機構 4c 薬剤導管 4d 薬剤排出口
5 施肥部 5a 肥料ホッパ 5b 肥料繰り出し機構 5c 肥料導管 5d 肥料排出口 5e 施肥用作溝器 5f 施肥溝
6 鎮圧部 6a 鎮圧輪 6b スクレーパ
7 覆土部 7a 覆土器
8 トップマスト
9 ロアリンク連結アーム
10 ゲージホィール
11 入力部
12 トラクタ
13 トップリンク
14 ロアリンク
15 PTO伝動シャフト
16 鎮圧輪カバー兼足場台
17 播種床
18 鎮圧溝
19 鎮圧域
20 膨軟覆土

Claims (1)

  1. 耕耘・整地して播種床を形成するロータリ耕耘・整地部と、
    種子導管により播種床表面に種子を列状に排出する播種部と、
    該播種床に播種された種子列とほぼ同列に薬剤導管により施薬する施薬部と、
    該播種床に播種された種子列及び施薬された薬剤列の側方に施肥溝を形成する施肥用作溝機を備えることで、施肥溝を形成しながら該施肥溝に肥料導管により列状に施肥する施肥部と、
    該播種床に播種された種子列、施薬された薬剤列、及び施肥溝に施肥された肥料列を、幅5〜10cm程度、深さ2〜3cm程度に鎮圧して鎮圧溝を形成する鎮圧輪を備えた鎮圧部と、
    該鎮圧部により形成された鎮圧溝に対し、前記鎮圧輪の幅より広い幅の板状体によって該鎮圧溝近傍の表土をかき寄せて膨軟な土を被せて覆土する覆土部と、を設け、
    施肥、施薬、播種、鎮圧、覆土作業を1工程で行うことを特徴とする播種装置。
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