JP4576362B2 - ガスタービン用高温部材の製造方法 - Google Patents

ガスタービン用高温部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービン用高温部材、特に、ガスタービンのタービン動翼やタービン静翼の製造方法に関するものである。
ガスタービン用高温部材の製造方法としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開昭62−74529号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたガスタービン用高温部材の製造方法では、ガスタービン用高温部材の冷却孔の内周面を凹凸のない平坦な面にしか加工することができず、ガスタービン用高温部材(例えば、タービン動翼やタービン静翼)の冷却性能を向上させるのには限界があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ガスタービンのタービン動翼やタービン静翼等のガスタービン用高温部材の冷却性能をさらに向上させることができるガスタービン用高温部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明によるガスタービン用高温部材の製造方法は、冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、前記電極の先端部に導電性フィンが設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるようにした
このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に、図4(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10b,19bを複数加工することができる。
本発明によるガスタービン用高温部材の製造方法は、冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、前記電極の先端部が、長手方向軸線に対して傾斜する傾斜面を一つだけ有するようにカットされているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるようにした
このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に、図5(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10c,19cを複数加工することができる。
本発明によるガスタービン用高温部材の製造方法は、冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、前記電極を前記被加工物から引き抜いていく際、前記直流電圧を断続的に変化させるようにした
このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図8(b)に示すような凹凸10e,19eを形成させることができる。
本発明によるガスタービン用高温部材の製造方法は、冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、前記電極の先端部外表面に、円形状を呈する露出部が一つだけ設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるようにした
このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このようなガスタービン用高温部材の製造方法によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に、図10(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10g,19gを複数加工することができる。
本発明によるガスタービンは、上記ガスタービン用高温部材の製造方法により製造されたガスタービン用高温部材を具備している。
このようなガスタービンによれば、高温燃焼に十分に耐え得るガスタービン用高温部材を具備しているので、効率向上のためタービン入口ガス温度の上昇による効率化が図られた先進ガスタービンプラントにおいても使用可能である。
本発明による電解加工装置は、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている電解加工装置であって、前記電極の先端部に導電性フィンが設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるように構成されている
このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に、図4(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10b,19bを複数加工することができる。
本発明による電解加工装置は、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている電解加工装置であって、前記電極の先端部が、長手方向軸線に対して傾斜する傾斜面を一つだけ有するようにカットされているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるように構成されている
このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に、図5(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10c,19cを複数加工することができる。
本発明による電解加工装置は、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている電解加工装置であって、前記電極を前記被加工物から引き抜いていく際、前記直流電圧を断続的に変化させるように構成されている
このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このような電解加工装置によれば、例えば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図8(b)に示すような凹凸10e,19eを形成させることができる。
本発明による電解加工装置は、導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている電解加工装置であって、前記電極の先端部外表面に、円形状を呈する露出部が一つだけ設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるように構成されている
このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に複数の凹凸を加工することができる。
また、このような電解加工装置によれば、例えば、被加工物に冷却流体通路または流体噴出孔を加工しながら、これら冷却流体通路または流体噴出孔の内周面に、図10(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10g,19gを複数加工することができる。
本発明によれば、ガスタービンのタービン動翼やタービン静翼等のガスタービン用高温部材の冷却性能をさらに向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る電解加工装置100を用いて加工された小口径(例えば、1.0mm〜3.5mm)の冷却孔(本実施形態では、後述する冷却流体通路10および流体噴出孔19のことである。)を備えたタービン翼1(本実施形態では動翼)の全体斜視図、図2は図1に示すタービン翼1の縦断面図、図3は図2のA−A線矢視断面図である。
後述する電解加工装置100およびガスタービン用高温部材の製造方法により製造されたタービン翼1を備えるものとしては、例えば、ガスタービン(図示せず)がある。このガスタービンは、圧縮機(図示せず)、燃焼器(図示せず)、およびタービン(図示せず)により構成され、圧縮機で圧縮された圧縮空気が燃焼器で燃料とともに燃焼され、燃焼ガスがタービンに導入されてタービンが駆動されるものである。そして、タービンの動力により圧縮機を作動させて、例えば、発電機で発電が実施されるようになっている。
タービンの回転軸側には、図1に示したタービン翼1が軸方向に多段にわたって設けられている。タービン翼1は、例えば、ニッケル基合金(例えば、MGA1400CC)等からなり、回転軸側に保持されるクリスマスツリー型の埋込部2が形成され、シャンク3およびプラットホーム4を挟んで翼部(翼プロファイル部)5が形成されている。
図2および図3に示すように、タービン翼1には、上下方向に延びる空洞が形成され、前縁から後縁にかけて、例えば、4つの冷却流体通路10,11,12,13が形成されている。前縁側の2つの冷却流体通路10,11には、ロータ側からの冷却流体(例えば、空気)を導く冷却流路14、15がそれぞれ連通している。
冷却流体通路(小口径深孔)10は、他の3つの冷却流体通路(「サーペンタイン通路」ともいう。)とは独立した狭隘な通路であり、翼根部の冷却流路14から冷却流体を導入して、翼頂部の排出口10aから排出する構成となっている。
また、この冷却流体通路10の内周面には、図4(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての(螺旋状の)凹凸10bが、翼頂部の開口10aから所定の深さまで形成されている。
サーペンタイン通路を構成する前縁側の冷却流体通路11と中央部の冷却流体通路12とは、翼端部に形成された折り返し部16で連通し、前縁側の冷却流体通路11を上方に流れた冷却流体は、折り返し部16で折り返して中央部の冷却流体通路12を下方に流れる。
また、中央部の冷却流体通路12と後縁側の冷却流体通路13とは、プラットホーム4を挟んでシャンク3側の翼根部に形成された折り返し部17で連通し、中央部の冷却流体通路12を下方に流れた冷却流体は、折り返し部17で折り返して後縁側の冷却流体通路13を上方に流れる。そして、後縁側の冷却流体通路13を上方に流れた冷却流体は、翼頂部に形成された排出口13aから排出される。
前縁側の冷却流体通路11の内壁面は、平坦な面として形成されており、中央部の冷却流体通路12および後縁側の冷却流体通路13の内壁面にはそれぞれ、冷却流体の流通方向に交差する方向に延びるタービュレータ(乱流発生手段)としてのリブ18が多数形成されている。
また、後縁側の冷却流体通路13の後縁部(最後縁)には、板厚方向に後縁部を貫通する流体噴出孔(小口径深孔)19が多数形成されており、各流体噴出孔19の内周面には、冷却流体通路10の内周面に形成された凹凸10bと同様、図4(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての(螺旋状の)凹凸19bが形成されている。そして、後縁側の冷却流体通路13を上方に流れる冷却流体の一部は、後縁部の端部に形成された排出口19aから排出される。
つぎに、冷却流体通路10および流体噴出孔19を加工する電解加工装置100およびガスタービン用高温部材の製造方法について、図4および図13を用いて説明する。
図13に示すように、電解加工装置100は、加工液供給タンク101と、ポンプ102と、スラッジ除去フィルタ103と、流量調整バルブ104と、加工機105と、移送ポンプ106と、沈殿タンク107と、ペーハー値制御装置108とを主たる要素として構成されたものである。
また、加工機105は、加工機本体109と、この加工機本体109に取り付けられて、パイプ電極110を鉛直方向(図13において上下方向)に移動させる送り機構111と、パイプ電極110を鉛直方向に沿う軸線回りに回転させる回転機構112と、直流電源113とを備えている。
そして、本実施形態によるパイプ電極110は、図4(a)に示すように、例えば、チタン(純チタン)からなる中空円筒状の電極本体110aと、電極本体110aの先端部以外の外周面を覆う、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(耐酸被覆材:絶縁材:コーティング材)110bと、電極本体110aの先端部に取り付けられた少なくとも1枚(本実施形態では1枚)の導電性フィン110cとを備えている。
このような構成を有する電解加工装置100では、加工液供給タンク101内に溜められた電解液は、ポンプ102で加工機105の方へ圧送され、スラッジ除去フィルタ103によってスラッジが分離された後、流量調整バルブ104を通って、1本または複数本(本実施形態では4本)のパイプ電極110の管内(中空部)に入るようになっている。
また、各パイプ電極110は、加工機本体109に取り付けられた被加工物(本実施形態ではタービン翼1)114に対して、回転機構112により一定の回転速度(例えば、1.0r.p.m.)で回転させられながら、送り機構111によって一定の送り速度(例えば、1.5mm/min)で鉛直方向に送り込まれるようになっている。
そして、加工用の直流電源113の陽極が被加工物114に、また、陰極がパイプ電極110に結合されており、これにより、電気化学的に連続して被加工物114の溶出による加工が表面から行われることとなる。
なお、パイプ電極110の管内に流入した電解液は、パイプ電極110の先端(図13において下側の端)で上方へ逆流し、パイプ電極110の外周面と被加工物114との間を通って、被加工物114の上面から溢出する。そして、被加工物114の上面から溢出した電解液は、移送ポンプ106により沈殿タンク107に移送されるようになっている。沈殿タンク107では、スラッジ除去フィルタ103で除去されなかったスラッジを重力によって分離し、上澄みの電解液だけが加工液供給タンク101に戻されるようになっている。
一方、ペーハー値制御装置108は、硝酸タンク115と、ペーハー計116と、硝酸供給制御弁117とを備えている。このペーハー値制御装置108は、加工液供給タンク101に、例えば、中性塩系の硝酸ナトリウム(ペーハー値7)を投入し、濃度調整を行った後、硝酸タンク115の硝酸供給制御弁117を開いて、ペーハー計116でペーハーの自動制御を行い、電解液に少量の硝酸を添加して、加工液供給タンク101内の電解液のペーハー値を1〜3に調整するものである。
これにより、加工中に生成したスラッジを溶液中に再溶解させることでき、電解加工装置100のパイプ電極110の内面へのスラッジの付着を防止することができて、無短絡加工を実現し、加工途中でのパイプ電極110の内周面の清掃作業を不要とし、加工中断による停止痕をなくすことができる。
なお、図13中の符号118は、加工液供給タンク101内に溜められた電解液の温度を、例えば、20℃〜50℃に維持(調整)するための温調ユニットである。
本実施形態に係る電解加工装置100によれば、被覆材110bで覆われていない電極本体110aの先端部およびこの先端部に取り付けられた導電性フィン110cに電流密度を集中させることができるとともに、パイプ電極110が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、回転機構112により一定の回転速度で回転させられながら、送り機構111によって一定の送り速度で鉛直方向に送り込まれるようになっているので、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10または流体噴出孔19の内周面に、図4(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10b,19bを加工することができる。
また、本実施形態に係るガスタービン用高温部材の製造方法によれば、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10または流体噴出孔19の内周面に、図4(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10b,19bを加工することができるので、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、このような電解加工装置100およびガスタービン用高温部材の製造方法により製造されたタービン翼1によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図4(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての(螺旋状の)凹凸10b,19bが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼1全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第2実施形態について、図5(a)および図5(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110の代わりに、図5(a)に示すようなパイプ電極210が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
図5(a)に示すように、本実施形態に用いられるパイプ電極210は、例えば、チタン(純チタン)からなる中空円筒状の電極本体210aと、電極本体210aの外周面全体を覆う、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)210bとを備えている。また、電極本体210aの先端部は、鉛直方向(図5(a)において上下方向)に沿う軸線に対して傾斜する傾斜面を一つだけ有するようにカットされており、その先端面(図5(a)において下側の端面)は剥き出しの状態、すなわち、電極本体210aが露出した状態となっている。
本実施形態に係る電解加工装置によれば、パイプ電極210の先端部における電流密度を図6に示すような状態にすることができるとともに、パイプ電極210が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、回転機構112により一定の回転速度で回転させられながら、送り機構111によって一定の送り速度で鉛直方向に送り込まれるようになっているので、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10または流体噴出孔19の内周面に、図5(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10c,19cを加工することができる。
また、前述した第1実施形態における、パイプ電極110の外周面から半径方向外側に突出する導電性フィン110cが不要となるので、加工後のパイプ電極210の抜き出しを容易に行うことができる。
さらに、本実施形態に係るガスタービン用高温部材の製造方法によれば、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10または流体噴出孔19の内周面に、図5(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10c,19cを加工することができるので、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらにまた、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図5(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての(螺旋状の)凹凸10c,19cが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第1参考実施形態について、図7(a)および図7(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110,210の代わりに、図4(a)に示すパイプ電極110から導電性フィン110cを取り外す(削除する)とともに、電極本体110aの外周面全体が、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)110bで覆われたような形状を有するパイプ電極(図示せず)、すなわち、電極本体が先端面のみで露出するパイプ電極を具備しているという点で前述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
本実施形態による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法では、まず、パイプ電極が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、送り機構111によって一定の送り速度(例えば、1.5mm/min)で鉛直方向に送り込まれ、下孔(凹凸のない平坦な内周面を有する孔(あるいは通路))を一旦所定の深さまで加工し、つづいて、パイプ電極を所定のピッチ引き上げては止めて一定の時間(例えば、60秒間)電圧(例えば、10V)をかけ、所定のピッチ引き上げては止めて電圧をかけるといった操作を繰り返し行いながら、すなわち、図7(a)に示すような電極送り速度と電圧を与えながら、パイプ電極を引き抜くようにしている。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法によれば、電極本体の先端面のみが剥き出しの状態とされたパイプ電極が用いられることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面を、前述した実施形態のものよりも精度良く加工することができる。
また、パイプ電極を引き抜いていく際、パイプ電極を所定のピッチ引き上げては止めて電圧をかけ、所定のピッチ引き上げては止めて電圧をかけるといった操作を繰り返し行うようにしているので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図7(b)に示すような凹凸10d,19dを形成させることができて、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、前述した実施形態では必須の構成要素とされていた、パイプ電極を鉛直方向に沿う軸線回りに回転させる回転機構112を不要とする(なくす)ことができるので、装置全体の構成を簡略化することができ、設備費等のコストを低減化させることができる。
さらにまた、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図7(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての(螺旋状の)凹凸10d,19dが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第実施形態について、図8(a)および図8(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110,210の代わりに、図4(a)に示すパイプ電極110から導電性フィン110cを取り外す(削除する)とともに、電極本体110aの外周面全体が、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)110bで覆われたような形状を有するパイプ電極(図示せず)、すなわち、電極本体が先端面のみで露出するパイプ電極を具備しているという点で前述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
本実施形態による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法では、まず、パイプ電極が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、送り機構111によって一定の送り速度(例えば、1.5mm/min)で鉛直方向に送り込まれ、下孔(凹凸のない平坦な内周面を有する孔(あるいは通路))を一旦所定の深さまで加工し、つづいて、パイプ電極を一定の速度(例えば、1.0mm/min)で引き上げながら、所定のピッチ引き上げたところで一定の時間(例えば、60秒間)電圧(例えば、10V)をかけ、所定のピッチ引き上げたところで一定の時間電圧をかけるといった操作を繰り返し行いながら、すなわち、図8(a)に示すような電圧を与えながら、パイプ電極を引き抜くようにしている。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法によれば、電極本体の先端面のみが剥き出しの状態とされたパイプ電極が用いられることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面を、前述した第1実施形態および第2実施形態のものよりも精度良く加工することができる。
また、パイプ電極を引き抜いていく際、パイプ電極を一定の速度で引き上げながら、所定のピッチ引き上げたところで一定の時間電圧をかけ、所定のピッチ引き上げたところで一定の時間電圧をかけるといった操作を繰り返し行うようにしているので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図8(b)に示すような凹凸10e,19eを形成させることができて、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、パイプ電極が途中で止められることなく、一定の速度で一定の速度で引き抜かれるようになっているので、加工に要する時間を短縮することができる。
さらにまた、前述した第1実施形態および第2実施形態では必須の構成要素とされていた、パイプ電極を鉛直方向に沿う軸線回りに回転させる回転機構112を不要とする(なくす)ことができるので、装置全体の構成を簡略化することができ、設備費等のコストを低減化させることができる。
さらにまた、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図8(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての凹凸10e,19eが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第2参考実施形態について、図9(a)および図9(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110,210の代わりに、図4(a)に示すパイプ電極110から導電性フィン110cを取り外す(削除する)とともに、電極本体110aの外周面全体が、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)110bで覆われたような形状を有するパイプ電極(図示せず)、すなわち、電極本体が先端面のみで露出するパイプ電極と、図9(a)に示すパイプ電極510とを具備しているという点で前述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
パイプ電極510は、図9(a)に示すように、例えば、チタン(純チタン)からなる中空円筒状の電極本体510aと、電極本体510aの外周面を、周方向に沿って、所定ピッチ毎に所定の幅で覆う、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)510bとを備えている。
本実施形態による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法では、まず、先端面のみで露出するパイプ電極が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、送り機構111によって一定の送り速度(例えば、1.5mm/min)で鉛直方向に送り込まれ、下孔(凹凸のない平坦な内周面を有する孔(あるいは通路))を一旦所定の深さまで加工する。つぎに、このパイプ電極を引き抜いて、下孔の中にパイプ電極510を完全に挿入する。そして、一定の時間(例えば、150秒間)電圧(例えば、10V)を与えた後、パイプ電極510を下孔から引き抜くようにしている。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法によれば、電極本体の先端面のみが剥き出しの状態とされたパイプ電極により下孔が加工されることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面を、前述した第1実施形態および第2実施形態のものよりも精度良く加工することができる。
また、予め加工された下孔の中にパイプ電極510を挿入し、このパイプ電極510に一定の時間電圧をかけるようにしているので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図9(b)に示すような凹凸10f,19fを形成させることができて、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、前述した第1実施形態および第2実施形態では必須の構成要素とされていた、パイプ電極を鉛直方向に沿う軸線回りに回転させる回転機構112を不要とする(なくす)ことができるので、装置全体の構成を簡略化することができ、設備費等のコストを低減化させることができる。
さらにまた、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図9(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての凹凸10f,19fが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第実施形態について、図10(a)および図10(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110の代わりに、図10(a)に示すようなパイプ電極610が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
図10(a)に示すように、本実施形態に用いられるパイプ電極610は、例えば、チタン(純チタン)からなる中空円筒状の電極本体610aと、電極本体610aの外周面の略全体を覆う、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)610bとを備えている。また、電極本体610aの外周面の一部には、被覆材610bが施されないように、すなわち、本実施形態では、電極本体610aの外周面の一部が円形状に露出するようになっている。さらに、電極本体610aの先端面(図10(a)において下側の端面)にも被覆材610bが施されないようになっており、電極本体610aの先端面が露出するようになっている。
本実施形態による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法では、パイプ電極610が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、回転機構112により一定の回転速度(例えば、1.0r.p.m.)で回転させられながら、送り機構111によって一定の送り速度(例えば、1.5mm/min)で鉛直方向に送り込まれるようになっている。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法によれば、電極本体の先端面のみが剥き出しの状態とされたパイプ電極が用いられることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面を、前述した第1実施形態および第2実施形態のものよりも精度良く加工することができる。
また、被覆材610bで覆われていない電極本体610aの先端面および外周面の一部に電流密度を集中させることができるとともに、パイプ電極610が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、回転機構112により一定の回転速度で回転させられながら、送り機構111によって一定の送り速度で鉛直方向に送り込まれるようになっているので、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図10(b)に示すような(螺旋状の)凹凸10g,19gを形成させることができて、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図10(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての(螺旋状の)凹凸10g,19gが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第3参考実施形態について、図11(a)および図11(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110,210の代わりに、図4(a)に示すパイプ電極110から導電性フィン110cを取り外す(削除する)とともに、電極本体110aの外周面全体が、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)110bで覆われたような形状を有するパイプ電極(図示せず)、すなわち、電極本体が先端面のみで露出するパイプ電極を具備しているという点で前述した第1実施形態および第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
本実施形態による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法では、まず、先端面のみで露出したパイプ電極が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、一定の電圧(例えば、10V)が与えられ、かつ、送り機構111によって送り速度が、例えば、1.0mm/minと2.0mm/minの2段階に変化させられながら、すなわち、図11(a)に示すような送り速度で鉛直方向に送り込まれるようになっている。なお、1.0mm/minで一定の時間(例えば、300秒間)、2.0mm/minで一定の時間(例えば、60秒間)保持されるようになっている。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法によれば、第1参考実施形態、第3実施形態および第2参考実施形態のところで説明した下孔を予め加工する必要がないので、加工に要する時間を短縮することができる。
また、電圧を一定に保ったままで、送り機構111による送り速度が変化させられながらパイプ電極が鉛直方向に送り込まれることとなるので、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図11(b)に示すような凹凸10h,19hを形成させることができて、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、前述した第1実施形態および第2実施形態では必須の構成要素とされていた、パイプ電極を鉛直方向に沿う軸線回りに回転させる回転機構112を不要とする(なくす)ことができるので、装置全体の構成を簡略化することができ、設備費等のコストを低減化させることができる。
さらにまた、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図11(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての凹凸10h,19hが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
本発明による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法の第4参考実施形態について、図12(a)および図12(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法は、パイプ電極110,210の代わりに、図4(a)に示すパイプ電極110から導電性フィン110cを取り外す(削除する)とともに、電極本体110aの外周面全体が、例えば、テフロン(登録商標)からなる被覆材(コーティング材)110bで覆われたような形状を有するパイプ電極(図示せず)、すなわち、電極本体が先端面のみで露出するパイプ電極を具備しているという点で前述した第1実施形態および第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。また、上述した実施形態と同じ部材には、同じ符号を付している。
本実施形態による電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法では、まず、先端面のみで露出したパイプ電極が、加工機本体109に取り付けられた被加工物114に対して、送り機構111によって一定の送り速度(例えば、2.0mm/min)で鉛直方向に送り込まれ、かつ、電圧が、例えば、5Vと10Vの2段階に変化させられながら、すなわち、図12(a)に示すような電圧が与えられるようになっている。なお、5Vで一定の時間(例えば、40秒間)、10Vで一定の時間(例えば、200秒間)保持されるようになっている。
本実施形態に係る電解加工装置およびガスタービン用高温部材の製造方法によれば、第1参考実施形態、第3実施形態および第2参考実施形態のところで説明した下孔を予め加工する必要がないので、加工に要する時間を短縮することができる。
また、パイプ電極に与えられる電圧が一定のままで、送り機構111による送り速度が変化させられながらパイプ電極が鉛直方向に送り込まれるようになっているので、被加工物114に冷却流体通路10または流体噴出孔19を加工しながら、これら冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図12(b)に示すような凹凸10i,19iを形成させることができて、加工に要する時間を短縮することができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、前述した第1実施形態および第2実施形態では必須の構成要素とされていた、パイプ電極を鉛直方向に沿う軸線回りに回転させる回転機構112を不要とする(なくす)ことができるので、装置全体の構成を簡略化することができ、設備費等のコストを低減化させることができる。
さらにまた、このような電解加工装置により製造されたタービン翼によれば、冷却流体通路10および流体噴出孔19の内周面に、図12(b)に示すようなタービュレータ(乱流発生手段)としての凹凸10i,19iが形成されていることとなるので、冷却流体通路10および流体噴出孔19を流通する冷却流体に乱流を生じさせることができ、熱伝達を促進させることができて、タービン翼全体の冷却性能を向上させることができる。
なお、上述した実施形態において、各パイプ電極の外径は、例えば、0.6mm〜3.4mmとなるように構成されており、パイプ電極は、冷却流体通路10および流体噴出孔19の孔径よりも0.2mm〜0.4mm程度小さい外径を有するものを選択することが好ましい。
また、上述した実施形態における凹凸の高低差は、0.2mm〜0.5mm程度となる。
さらに、本発明はガスタービン(産業用ガスタービンおよび航空機用ガスタービンを含む)のタービン動翼のみに適用され得るものではなく、ガスタービンのタービン静翼にも適用することができるし、その他のガスタービン用高温部材にも適用することができる。
本発明による電解加工装置を用いて加工された冷却孔を備えたタービン翼の全体斜視図である。 図1に示すタービン翼の縦断面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 (a)は図13に示すパイプ電極の要部拡大縦断面図であり、(b)は(a)に示すパイプ電極を用いて加工された冷却孔の要部拡大縦断面図である。 本発明による電解加工装置の第2実施形態を示す図であって、(a)は図4(a)と同様の図、(b)は図4(b)と同様の図である。 図5(a)に示すパイプ電極の電流密度を説明するための説明図である。 本発明による電解加工装置の第1参考実施形態を示す図であって、(a)は電極送り速度および電圧と時間との関係を示すグラフ、(b)は図4(b)と同様の図である。 本発明による電解加工装置の第実施形態を示す図であって、(a)は電圧と時間との関係を示すグラフ、(b)は図4(b)と同様の図である。 本発明による電解加工装置の第2参考実施形態を示す図であって、(a)は図4(a)と同様の図、(b)は図4(b)と同様の図である。 本発明による電解加工装置の第実施形態を示す図であって、(a)はパイプ電極の要部拡大斜視図であり、(b)は図4(b)と同様の図である。 本発明による電解加工装置の第3参考実施形態を示す図であって、(a)は電極送り速度と時間との関係を示すグラフ、(b)は図4(b)と同様の図である。 本発明による電解加工装置の第4参考実施形態を示す図であって、(a)は電圧と時間との関係を示すグラフ、(b)は図4(b)と同様の図である。 本発明による電解加工装置の第1実施形態を示す概略全体構成図である。
1 タービン翼(ガスタービン用高温部材:被加工物)
10 冷却流体通路(冷却孔)
10b 凹凸
10c 凹凸
10d 凹凸
10e 凹凸
10f 凹凸
10g 凹凸
10h 凹凸
10i 凹凸
19 流体噴出孔(冷却孔)
19b 凹凸
19c 凹凸
19d 凹凸
19e 凹凸
19f 凹凸
19g 凹凸
19h 凹凸
19i 凹凸
100 電解加工装置
110 パイプ電極
114 被加工物
210 パイプ電極
510 パイプ電極
610 パイプ電極

Claims (9)

  1. 冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、
    導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、
    前記電極の先端部に導電性フィンが設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるようにしたことを特徴とするガスタービン用高温部材の製造方法。
  2. 冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、
    導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、
    前記電極の先端部が、長手方向軸線に対して傾斜する傾斜面を一つだけ有するようにカットされているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるようにしたことを特徴とするガスタービン用高温部材の製造方法。
  3. 冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、
    導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、
    前記電極を前記被加工物から引き抜いていく際、前記直流電圧を断続的に変化させるようにしたことを特徴とするガスタービン用高温部材の製造方法。
  4. 冷却流体が通過する冷却孔の内周面に複数の凹凸が形成されたガスタービン用高温部材の製造方法で、
    導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って前記冷却孔を加工する際に、前記複数の凹凸を同時に、または前記冷却孔を加工した後に続けて前記複数の凹凸を加工するようにしたガスタービン用高温部材の製造方法であって、
    前記電極の先端部外表面に、円形状を呈する露出部が一つだけ設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるようにしたことを特徴とするガスタービン用高温部材の製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のガスタービン用高温部材の製造方法により製造されたガスタービン用高温部材を具備してなることを特徴とするガスタービン。
  6. 導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、
    前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている電解加工装置であって、
    前記電極の先端部に導電性フィンが設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるように構成されていることを特徴とする電解加工装置。
  7. 導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、
    前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている電解加工装置であって、
    前記電極の先端部が、長手方向軸線に対して傾斜する傾斜面を一つだけ有するようにカットされているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるように構成されていることを特徴とする電解加工装置。
  8. 導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、
    前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている 電解加工装置であって、
    前記電極を前記被加工物から引き抜いていく際、前記直流電圧を断続的に変化させるように構成されていることを特徴とする電解加工装置。
  9. 導電性材料からなる中空円筒状の電極内に電解液を流通させ、かつ、この電解液を電極の先端から噴出させながら前記電極を金属材料からなる被加工物に向って所定の速度で徐々に前進させ、前記電解液を介して前記電極と前記被加工物との間に直流電圧を印加し、前記被加工物に前記電極の軸線方向に沿って孔を加工する電解加工装置で、
    前記孔を加工する際に、前記孔の内周面に複数の凹凸を同時に、または前記孔を加工した後に続けて前記孔の内周面に複数の凹凸を加工することができるように構成されている 電解加工装置であって、
    前記電極の先端部外表面に、円形状を呈する露出部が一つだけ設けられているとともに、前記電極を前記被加工物に向って前進させる際、前記電極を、長手方向軸線周りに回転させるように構成されていることを特徴とする電解加工装置。
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