JPS6274529A - 電解加工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガスタービン・ジェットエンジン動静翼の冷
却穴およびドリル加工ができない耐熱合金等の小径深穴
の電解加工法に関する。

〔従来の技術〕

ガスタービン動静翼の冷却穴明は加工には。

従来から中性塩系電解液？使用した電解加工方式が採用
されている。以下図を参照して説明する。

第２図は従来方式による電解加工装置の系統図ケ示す。

加工液供給タンク１からポンプ２で圧送でれ之電解液は
、流量調整バルブ３ケ経て。

パイプ電極４の管内に入る。加工機本体５に取付けられ
た被加工物６に対して、複数個のパイプ電極４が、送り
機構７によって垂直に送り込まれ１加工用の直流電源８
の陽極？被加工物６に、また陰極？パイプ電極４に結合
すると、電気化学的に連続して被加工物６の溶出による
表面からの加工が行われる。なお、電解液は第２図中の
拡大円内に示すように上方へ逆流し、被加工物６の上面
から溶出する。この電解液は。

電動の遠心分離機９によってスラッジが分離され、ドレ
ンタ／り１０および移送ポンプｌｌｉ経て、沈殿夕／り
１２に入る。沈殿タンク１２では、遠心分離機９で除去
されなかったスラッジ？重力によって分離し、上澄の電
解液が加工液供給タンク１に戻って、電解液の循環サイ
クルが行われる。

第３図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）、　（ｄ）は被加工
物の一例として、被加工物６であるガスタービン動翼６
Ｂの冷却空気孔６ｂｙ示したもので、１７個の小径深穴
の冷却空気孔６ｂが同時に上記電解加工装置によって加
工される。

第４図はパイプ電極４の一例全示しｔもので。

本実例では外径０．８ｍｍ、内径０．５　ｍｍのパイプ
電極４に電極口金４Ａが接合されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、ガスタービン動翼６Ｂに小径深穴の冷却空気
孔６ｂ２電解加工する際には、被加工物６との関係で、
使用するパイプ電極４か細くて長いものになるため、加
工液圧、流量が大きくとれず、加工中、パイプ電極４の
内面に電解生成物であるスラッジ（５ｌｕｄＦｌｅ　：
金属酸化物）が付着・堆積し、パイプ電極４内面ケ閉塞
し。

そのまま加工を続行すると、電解液の供給不足ヶおこし
、パイプ電極４と被加工物６が短絡し。

被加工物６七損傷することとなる。このために途中で電
解加工？中断し１パイプ電極４の内面ケ清掃したのちに
、再び電解加工ｒ行っているのが業界の現状であった。

このことは、生産能率？低下させるとともに。

加工が一時中断すると１被加工物６に停止痕ができ、製
品の品質を低下せしめる等の不具合があった。

〔問題点ケ解決するための手段〕

そこで１本発明では電解加工装置のパイプ電極内面への
スラッジの付看ン防止する九め、現在匣用している硝酸
す）　ｌ）ラムの中性塩系電解液（ペーパー、ＰＨニア
）に、硝酸等で少量添加し、酸性溶液（ＰＨ：　１〜３
）にすることによって、加工中生成したスラッジを溶液
中に再溶解させることで、電極円面へのスラッジの付着
？防止することにより、無短絡加工ケ実現し。

加工途中での電極内面の清掃作業ケ不要とし。

加工中断による停止痕をなくするようにしたものである
。

従って、この酸性電解加工液？使用して電解加工ケ行う
と１一旦は加工液中のスラッジは金属水配化物（Ｍ（Ｏ
Ｈ）ｎ　　：Ｍは金属原子）のスラッジとなって沈殿す
るが、加工液が酸性雰囲気にあるため、溶液中の水素イ
オン（Ｈ）　　と結合し、再び金属イオン（Ｍ　　）に
なり溶液中に溶解する。

この酸性電解加工液？使用して、電解加工に行うと、前
述のようにパイプ電極にスラッジが付着堆積することは
全くなくなり、しかも電解効果については従来と全く変
わりない。

〔実施例〕

以下本発明に係る電解加工装置の一実施例ケ図面によっ
て詳細に説明する。

第１図は本発明方式による小径深穴電解加工装置ｒ示す
系統図である。従来例？示す第４図と対比して、同一部
品には同じ符号？付している。本実施例は第本図に図示
の現状のものに比べて、硝酸タンク１３．ペーハー計１
４．硝酸供給制御弁１５および加工液供給タンク内ペー
・・−値制御装置が追設されている。

このように加工液供給タンク１に中性塩系の硝酸ナトリ
ウム（ベー／・−値７）七投入し、濃度調整ケ行ったの
ち、硝Ｖタンク１３の弁１５ケ開き、ペーハー計１４で
ペーハーの自動制御２行い、電解液に少量の硝酸？添加
して、加工液供給タンク１内の電解液のぺ−・・−値ｔ
１〜３に調整する。なお、上記実施例では、電解力ロ工
液のペーハー値を１〜３に調整するため硝酸ケ用いたが
、硫酸や石酸必要によっては塩酸等の酸欠用いても良い
。

〔発明の効果〕

電解加工液のペーハー値を常に１〜３に調整することに
より、電解加工中スラッジの生成が阻止されるため、パ
イプ電極内部へのスラッジの付着がなくなる。従って、
電解加工装置の熱短絡、無停止加工が実現し、電解穴明
は加工での生産性および品質の向上に資する処が極めて
太きい等５本発明は産業の発達に寄与するところ大であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式に係わる一実施例ケ示す電解加工装
置の系統図である。第２図は従来方式による電解加工装
置ケ示す系統図である。第３図は被加工物の一例ケ示す
図で、第３図（ａ）は第３図（ｂ）のａ−ａ線矢視上面
図、第３図（ｂ）は側面図、第３図（Ｃ）は第３図（ｂ
ｌのＣ−Ｃ線矢視底面図、第３図（ｄ）は第３図（ａ）
　ノｄ　−ｄ線矢視一部破断面図である。また第４図は
パイプ電極の一例〒示す縦［θ〒面図である。 ■・・・加工液供給タンク、４・・・パイプ電極、５・
・・加工機本体１６・・・被加工物、１３・・・硝酸タ
ンク、１１１・・・ぺ−・・−計、１５・・・硝酸供給
制御弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 硝酸ナトリウム等の中性塩系電解液を使用する電解加工
   法において、在来の電解加工装置に酸タンク、ペーハー
   計および酸供給制御弁を追設して、電解液供給タンク内
   の電解液ペーハー値を上記ペーハー計で検出して、自動
   的に上記酸タンクからの酸の添加量を上記酸供給制御弁
   で調節することにより、上記電解液供給タンク内の電解
   液のペーハー値を常に１〜３に保持することを特徴とす
   る電解加工法。