JP4576314B2 - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、子供用、大人用、あるいは失禁用などの使い捨て吸収性物品に関する。
従来、一般的に、使い捨て吸収性物品は、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シートの間に封着された吸収体とを有する吸収性物品本体が、略四角形状に形成されている。
そして、吸収性物品本体の両側縁部と長手方向各端縁部からの***物の漏れを防止する構成として、吸収性物品本体の長手方向の前部、あるいは後部の両側縁近傍において、透液性表面シートを内側にして互いに重ね合い、かつ吸収性物品本体の両側縁の内側を長手方向に延びる一対の折曲線で幅方向外側へ向けて折り曲げて折曲線に沿って固着し、また、吸収性物品本体の長手方向の一端部、あるいは他端部の両側部に弾性部材を伸張状態で配設して吸収性物品本体の一端部、あるいは他端部に端縁部を頂として起立する男性器官収容空間、あるいは***物収容空間を形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この特許文献1に記載された使い捨て吸収性物品では、男性器官収容空間、あるいは***物収容空間を形成する左右の吸収性物品本体と弾性体の伸縮力とにより中央部の左右に形成される防漏壁によって、吸収性物品本体の幅方向への***物の漏れは防止できるものの、長手方向の端部は開口しているため、***物が勢いよく***された場合などには、この開口から***物が漏れるおそれがある。
そこで、例えば、特願2004−229599号明細書などに、吸収体の長手方向の両外側にそれぞれフラップ部を形成するとともに、吸収体の幅方向の両外側にそれぞれサイドフラップ部を形成し、幅方向中心線に沿って透液性表面シートを内側として吸収性物品本体を折り返し、フラップ部のいずれか一方の少なくとも幅方向の中心線を含む部分同士を互いに接合して接合部とすることで、使い捨て吸収性物品の長手方向の端部からの漏れを防止する構成が提案されている。
特開2002−345882号公報(第3−4頁、図1)
上述の使い捨て吸収性物品では、接合部が形成されることにより使い捨て吸収性物品が立体形状となり、端部からの漏れが防止され、さらに接合部を摘んで装着者に容易に装着させることができる。
しかしながら、接合部は、透液性表面シートが内側となるように折り返して、そのフラップ部を接合しているので、吸収性物品本体を折り畳まれている状態から使用状態にするために幅方向外方に向かって吸収性物品本体を引っ張った際などに、接合部に対して剥離方向に力が働き、接合部が剥離するおそれがあるという問題点を有している。
また、接合部が完全に剥離しない場合でも、この剥離した接合部の一部が透液性表面シート側に現れてしまうので、その剥離した接合部が肌に当たり、違和感を生じるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、装着を容易にするとともに立体形状を構成するための摘み部を確実に形成でき、かつ、装着感が良好な使い捨て吸収性物品を提供することを目的とする。
請求項1記載の使い捨て吸収性物品は、透液性表面シート、不透液性裏面シート、および、前記透液性表面シートと前記不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、幅方向両側と長手方向両端とが形成されるとともに、この長手方向に前側部分、中央部分および後側部分が順次形成された吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の長手方向両端部にて、前記吸収体の少なくとも長手方向両端縁から外方に延設されたフラップ部と、前記前側部分と前記後側部分とのいずれか一方に位置する前記フラップ部にて、前記吸収性物品本体の幅方向の略中心に沿って形成された摘み部と、前記吸収性物品本体の幅方向両側部のそれぞれに各一側部が接合され、各他側部が、弾性部材が配設された自由端状となる一対のカフス部と、前記吸収性物品本体を前記不透液性裏面シート側に突出するように幅方向の中心近傍にて折り返した状態で幅方向両側部の少なくとも一部が前記フラップ部に接合されることで前記摘み部を形成するフラップシートとを具備し、前記フラップシートは、前記フラップ部と前記一対のカフス部とに接合されているものである。
請求項2記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1記載の使い捨て吸収性物品において、フラップシートは、長手方向一端部側が、吸収性物品本体の長手方向一端部近傍に位置して幅方向に亘ってフラップ部に接合され、長手方向他端部側が、吸収体が位置している部分まで延在されて前記吸収性物品本体に接合されておらず、幅方向両側部が、前記フラップ部と透液性表面シートとの少なくともいずれか一方に接合されているものである
請求項記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1または2記載の使い捨て吸収性物品において、フラップシートは、幅方向に伸縮可能な弾性部材により形成され、伸張された状態で両側部がそれぞれフラップ部に接合されるとともに両側部の間の中間部分が前記フラップ部に接合されておらず、摘み部は、前記フラップシートが収縮することで前記中間部分により形成されているものである。
請求項1記載の発明によれば、不透液性裏面シート側に突出するように幅方向の中心近傍にて折り返した状態でフラップシートの幅方向両側部の少なくとも一部をフラップ部に接合して摘み部を吸収性物品本体の幅方向略中心に沿って設けることで、装着者が装着する際に、摘み部を持って容易に装着させることができ、また、摘み部が、装着する際の目印になり、吸収性物品本体と装着者の身体とのそれぞれの中心を合わせることで装着者に対して適切な位置に容易に装着でき、かつ、摘み部を、前側部分、あるいは後側部分のいずれか一方に設けることで、装着時に排尿部近傍に位置する中央部分での吸収面積を狭めることもなく、さらに、摘み部がフラップシートによって確実に形成されるとともに、摘み部がフラップシートにより装着者に直接当たることがないので、装着感が良好になる。また、一対のカフス部の各一側部を、吸収性物品本体の幅方向両側部のそれぞれに接合するとともに、各他側部を、弾性部材が配設された自由端状とすることで、カフス部により漏れを防止でき、また、各カフス部は、フラップ部以外の部分で吸収性物品本体と接合されていないので、フラップ部において各カフス部に接合されているフラップシートにより、カフス部が立ち上がりやすくなる。
請求項2記載の発明によれば、フラップシートの長手方向一端部側を、吸収性物品本体の長手方向一端部近傍にて幅方向に亘ってフラップ部に接合し、長手方向他端部側を、吸収体が位置している部分まで延在して吸収性物品本体に接合せず、幅方向両側部を、フラップ部と透液性表面シートとの少なくともいずれか一方に接合することにより、フラップシートの長手方向の他端部と吸収性物品本体との間に空間部が形成され、この空間部に装着者からの***物などを収容できる
請求項記載の発明によれば、フラップシートを幅方向に伸縮可能な弾性部材により形成し、このフラップシートを伸張した状態で、両側部をそれぞれフラップ部に接合するとともに両側部の間の中間部分をフラップ部に接合しないことで、このフラップシートが収縮することにより中間部分により摘み部15が形成されるので、フラップ部を折り返さずとも摘み部を容易に形成できる。
以下、本発明の第1の参考技術の使い捨て吸収性物品の構成を図1および図2を参照して説明する。
図1および図2は、使い捨て吸収性物品を示し、この使い捨て吸収性物品は、長手方向および幅方向を有する略四角形状の吸収性物品本体1を備えている。さらに、この吸収性物品本体1は、透液性表面シート2、不透液性裏面シート3、これら各シート2,3の間に配設された液保持性を有する吸収体4を有し、図1に示す展開状態で幅方向の中心部を中心として線対称の左右対称に形成されて細長略四角形状を呈している。また、この吸収性物品本体1の吸収体4の周囲には、透液性表面シート2と不透液性裏面シート3とが接合されたフラップ部5が延在している。
さらに、この吸収性物品本体1には、長手方向に沿って、装着者の腹側となる前側部分11、脚回りに位置する切欠凹部12を両側に有し装着者の股下部分に位置する中央部分13、および、装着者の背側となる後側部分14が順次形成されている。そして、この吸収性物品本体1には、幅方向の中心線CLに沿って、フラップ部5に摘み部15が設けられている。
なお、以下、前側部分11側を使い捨て吸収性物品の前側、後側部分14側を使い捨て吸収性物品の後側として説明する。
透液性表面シート2は、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム、合成繊維などにて形成され、尿などの***物を吸収体4に透過できるように液透過性を有している。
不透液性裏面シート3は、上面周縁部が透液性表面シート2の下面周辺部に接着剤などで接合されている。また、この不透液性裏面シート3は、尿が透過できない液不透過性を有し、例えばポリエチレン樹脂のようなポリオレフィンなどの合成樹脂のフィルム状シートにて成形されている。
吸収体4は、長手方向の中心部を中心として線対称に配設され、幅方向の中心部を中心として線対称の形状で細長四角形状に形成されている。また、吸収体4は、扁平状で、吸収性物品本体1の少なくとも長手方向中央域を含む位置に配設されている。さらに、この吸収体4は、尿などの***物を吸収できる、例えばパルプを主材料として一部に高分子吸収体などの物質を含んだ材料にて形成されている。そして、この吸収体4は、吸収性物品本体1よりも長手寸法および幅寸法が小さく、かつ、吸収性物品本体1の外形形状に略沿って形成されている。したがって、吸収体4の長手方向両端および幅方向両側のそれぞれが、フラップ部5により囲まれている。
フラップ部5は、吸収体4の全体の周囲に額縁状に形成されている。
そして、摘み部15は、使い捨て吸収性物品の装着時の摘みおよび目印となるもので、図1に示す前側部分11と後側部分14とのいずれに設けられていてもよいが、本参考技術では、便宜上、前側部分11に設けられているものとして以下説明する。すなわち、摘み部15は、吸収性物品本体1を不透液性裏面シート3側に突出するように、言い換えると、透液性表面シート2を内側にして不透液性裏面シート3側に凸形状(断面略V字状)となるように、幅方向の中心線CLの近傍にて折り返した状態で、前側部分11のフラップ部5にてフラップシート16の幅方向両側部が接合されることにより、フラップ部5とで囲まれた空間部18を内部に区画するように形成されている。
この結果、摘み部15は、互いに対向する側壁15a,15bを備え、中央部分13側からフラップ部5側へと幅方向に拡開状に形成されるとともに、吸収性物品本体1は、前側部分11側の長手方向端部が、後側部分14側の長手方向端部と比較して、幅方向に中心線CL側へと絞られ、幅寸法が小さく形成されている。
ここで、摘み部15の互いに対向する両側壁15a,15bは接合しても接合しなくてもよいが、摘み部15をより硬くせず、良好な装着感を確保するためには、両側壁15a,15bを接合しない方が好ましい。
さらに、摘み部15の突出量は大きい方が摘みやすく、また、目印として確認しやすい一方で、大きくしすぎると、装着時に違和感が生じ、また、吸収体4による吸収面積が小さくなってしまう。このため、摘み部15は、摘みおよび目印としての機能を確保しつつ、装着時に違和感がなく、さらに吸収体4による吸収面積を広く取るために、突出量を小さく抑えた方が好ましい。したがって、少なくとも中央部分13に位置する吸収体4が、摘み部15を形成する折り返しによる影響を受けない突出量とすることが望ましい。例えば、摘み部15の頂点部分の突出量としては、この摘み部15が設けられている前側部分11あるいは後側部分14の吸収体4の長手方向寸法に対して1/10〜1/4、幅方向寸法に対して1/20〜1/5の範囲とすることが好ましい。
また、フラップシート16は、例えば幅方向に長手状に形成され、吸収性物品本体1の幅方向の中心線CLを跨いで両側部がフラップ部5に接合されて側端フラップ部19,19を形成するとともに、これら両側部の間の中間部分が、フラップ部5に対して接合されていない。すなわち、フラップシート16は、摘み部15を跨いでフラップ部5に接合されている。
ここで、フラップシート16の両側部とフラップ部5との接合方法としては、例えばヒートシール、ホットメルト接着、あるいは超音波接着など、いずれの方法でも構わない。
次に、上記第1の参考技術の作用効果を説明する。
使い捨て吸収性物品の製造の際には、図1に示す展開状態から、吸収性物品本体1の前側部分11に位置するフラップ部5を不透液性裏面シート3側に突出するように、幅方向の中心線CLの近傍にて折り返し、この折り返し部分を跨ぐようにフラップ部5にフラップシート16を固着して、吸収性物品本体1の幅方向の中心線CLに沿って摘み部15を形成する。
そして、この摘み部15の形成により、装着者が装着する際に、摘み部15を持って容易に装着させることができ、また、摘み部15が、装着する際の目印になり、吸収性物品本体1と装着者の身体とのそれぞれの中心を合わせることで装着状態での位置ずれを防止し、装着者に対して適切な位置に容易に装着できる。
この結果、使い捨て吸収性物品の装着者に対する装着状態での位置ずれに起因する漏れなどを確実に防止できる。
また、摘み部15を、前側部分11に設けることで、装着時に装着者の排尿部近傍に位置する中央部分13での吸収面積を狭めることもない。
さらに、フラップシート16をフラップ部5に接合することで、摘み部15がフラップシート16によって確実に形成されるとともに、このフラップシート16が摘み部15に対して装着時に装着者の身体側に位置するため、摘み部15がフラップシート16により装着者に直接当たることがなく、装着感が良好になる。
なお、上記第1の参考技術において、図3(a)および図3(b)に示す第2の参考技術のように、フラップシート16を幅方向に伸縮可能な弾性部材により形成して、このフラップシート16を幅方向に伸張した状態で両側部をフラップ部5に接合して側端フラップ部19,19を形成するとともに、両側部の間の中間部分をフラップ部5に接合しないように構成することも可能である。この場合には、側端フラップ部19,19間の中間部分である、フラップシート16が接合されていないフラップ部5が、フラップシート16の幅方向への収縮により不透液性裏面シート3側へと折り返されて摘み部15が形成されるため、予めフラップ部5を折り返しておくことなくフラップシート16の両側部をフラップ部5に接合するだけで摘み部15を容易に形成できる。
また、図4および図5に示す第3の参考技術のように、フラップシート16を幅方向全体に亘ってフラップ部5に接合してもよい。この場合には、摘み部15の両側壁15a,15bが隣り合うように突出するため、摘み部15をより摘みやすくできる。
次に、第参考技術を図6および図7を参照して説明する。なお、上記各参考技術と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第参考技術の使い捨て吸収性物品は、フラップシート16の前端部が、吸収性物品本体1の前端部に位置して幅方向に亘ってフラップ部5に接合され、フラップシート16の後端部が、吸収体4が位置している部分まで延在されて吸収性物品本体1に接合されておらず、フラップシート16の幅方向両側部が、フラップ部5と透液性表面シート2との双方に接合されているものである。
すなわち、フラップシート16には、フラップ部5に位置する前端部から両側部に連続する平面視逆凹字状の側端フラップ部19が形成されるとともに、フラップシート16の側端フラップ部19以外の部分は、吸収性物品本体1に接合されていない非接合部となっている。
このため、摘み部15は、両側壁15a,15bが隣り合うように突出し、フラップシート16の後端部と吸収性物品本体1との間に、図7に示すように、空間部21が形成される。
そして、不透液性裏面シート3側に突出するように幅方向の中心近傍にて折り返した状態でフラップシート16の幅方向両側部をフラップ部5に接合して摘み部15を吸収性物品本体1の幅方向略中心に沿って形成することで、上記第1の参考技術と同様の作用効果を奏することが可能になる。
また、フラップシート16の後端部と吸収性物品本体1との間に空間部21が形成されるため、この空間部21に装着者からの***物などを収容できる。
なお、上記第参考技術において、フラップシート16の後端部に、幅方向に沿って弾性部材を配設する構成も可能である。この場合には、この弾性部材の収縮により、フラップシート16の吸収性物品本体1に接合されていない部分に空間部21が形成しやすくなるとともに、この空間部21の周囲の立体形状が保持され、使い勝手が向上する。
次に、実施の形態を図8ないし図10を参照して説明する。なお、上記各参考技術と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態の使い捨て吸収性物品は、上記第参考技術の使い捨て吸収性物品において、吸収性物品本体1の幅方向両側部に、カフス部としての一対のバリアカフス23,24がそれぞれ接合されているものである。
バリアカフス23,24は、吸収性物品本体1の長手方向に沿ってそれぞれ長手状に形成されている。バリアカフス23は、図8に示す左側部が、吸収性物品本体1の左側部に接合され、右側部が折り返されて、内部に弾性部材25を配設した自由端状に形成されている。同様に、バリアカフス24は、図8に示す右側部が、吸収性物品本体1の右側部に接合され、左側部が、弾性部材26を配設した自由端状に形成されている。また、これらバリアカフス23,24は、自由端側が吸収性物品本体1の幅方向に互いに離間されている。さらに、これらバリアカフス23,24の長手方向両端部は、それぞれ透液性表面シート2の長手方向両端部にそれぞれ接合されている。
弾性部材25,26は、例えば糸ゴムなどの伸縮自在の部材であり、吸収体4の長手方向両端間に連続し、かつ、長手方向に伸張された状態で配設されている。このため、これら弾性部材25,26の収縮力が、バリアカフス23,24の長手方向両端部の接合部にそれぞれ作用し、各バリアカフス23,24が、特に中央部分13で立体形状に立ち上がるように構成されている。
さらに、フラップシート16は、図9および図10に示すように、前端部側がフラップ部5と、各バリアカフス23,24とにそれぞれ接合されているとともに、図8に示すように、後端部側がバリアカフス23,24に接合され吸収性物品本体1に接合されていない。したがって、フラップシート16の後端部において、フラップシート16とバリアカフス23,24とは、吸収性物品本体1に接合されていない。
そして、不透液性裏面シート3側に突出するように幅方向の中心近傍にて折り返した状態でフラップシート16の幅方向両側部をフラップ部5に接合して摘み部15を吸収性物品本体1の幅方向略中心に沿って形成することで、上記各参考技術と同様の作用効果を奏することができる。
また、バリアカフス23,24の各一側部を吸収性物品本体1の幅方向両側部のそれぞれに接合するとともに、弾性部材25,26を配設した各他側部を自由端状とすることで、空間部21に***物などを収容できるだけでなく、バリアカフス23,24により両側方向への漏れを防止できるとともに、弾性部材25,26の収縮力がバリアカフス23,24の長手方向両端部の接合部に作用することで、特に摘み部15側である前側部分11が立体形状となり、装着者への密着性を向上できる。
さらに、フラップシート16とバリアカフス23,24とが接合されている部分において、バリアカフス23,24と吸収性物品本体1とが接合されていないので、フラップシート16の作用により、バリアカフス23,24が立体形状に、より立ち上がりやすくなり、装着者への密着性をより向上できる。
なお、上記実施の形態において、フラップシート16は、上記第1の参考技術のフラップシート16のように、フラップ部5に位置して両側部がフラップ部5に接合されたものなどとすることも可能である。
また、上記実施の形態において、フラップシート16の左右幅方向中央部分に、前後方向に沿って例えばミシン目などの切断線を設けることも可能である。この場合には、例えば吸収性物品本体1の長手方向の両端部、すなわち前側部分11と後側部分14との双方に予め摘み部15を形成しておくことで、使い捨て吸収性物品を使用する際に、使用しない摘み部15については切断線からフラップシート16を切断して摘み部15をなくすことができる、すなわち、少なくともいずれか一方の摘み部15を選択して使用でき、使い勝手がより向上する。
さらに、使い捨て吸収性物品としては、例えばアウタとして使用するパンツ型おむつ、展開型おむつ、あるいは、アウタや下着などを着用した際にインナとして使用するパッド型おむつなどがあり、そのいずれに限定されるものではないが、特に、パッド型おむつはアウタのように装着位置が定まらず、最適な位置で装着させることが容易でなく、位置ずれにより漏れの原因となることがあるので、上記実施の形態の摘み部15などを形成すると効果的である。
本発明の第1の参考技術の使い捨て吸収性物品を一部を切り欠いて示す展開平面図である。 図1のI−I断面図である。 (a)は同上使い捨て吸収性物品の第2の参考技術の要部の摘み部の形成前の状態を示す展開平面図、(b)は同上要部の摘み部の形成後の状態を示す展開平面図である。 同上使い捨て吸収性物品の第3の参考技術を一部を切り欠いて示す展開平面図である。 図4のII−II断面図である。 本発明の第参考技術の使い捨て吸収性物品の要部を示す展開平面図である。 図6のIII−III断面図である。 本発明の実施の形態の使い捨て吸収性物品の要部を示す展開平面図である。 図8のIV−IV断面図である。 図8のV−V断面図である。
1 吸収性物品本体
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸収体
5 フラップ部
11 前側部分
13 中央部分
14 後側部分
15 摘み部
16 フラップシート
23,24 カフス部としてのバリアカフス
25,26 弾性部材

Claims (3)

  1. 透液性表面シート、不透液性裏面シート、および、前記透液性表面シートと前記不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、幅方向両側と長手方向両端とが形成されるとともに、この長手方向に前側部分、中央部分および後側部分が順次形成された吸収性物品本体と、
    この吸収性物品本体の長手方向両端部にて、前記吸収体の少なくとも長手方向両端縁から外方に延設されたフラップ部と、
    前記前側部分と前記後側部分とのいずれか一方に位置する前記フラップ部にて、前記吸収性物品本体の幅方向の略中心に沿って形成された摘み部と、
    前記吸収性物品本体の幅方向両側部のそれぞれに各一側部が接合され、各他側部が、弾性部材が配設された自由端状となる一対のカフス部と、
    前記吸収性物品本体を前記不透液性裏面シート側に突出するように幅方向の中心近傍にて折り返した状態で幅方向両側部の少なくとも一部が前記フラップ部に接合されることで前記摘み部を形成するフラップシートとを具備し
    前記フラップシートは、前記フラップ部と前記一対のカフス部とに接合されている
    ことを特徴とした使い捨て吸収性物品。
  2. フラップシートは、
    長手方向一端部側が、吸収性物品本体の長手方向一端部近傍に位置して幅方向に亘ってフラップ部に接合され、
    長手方向他端部側が、吸収体が位置している部分まで延在されて前記吸収性物品本体に接合されておらず、
    幅方向両側部が、前記フラップ部と透液性表面シートとの少なくともいずれか一方に接合されている
    ことを特徴とした請求項1記載の使い捨て吸収性物品
  3. フラップシートは、幅方向に伸縮可能な弾性部材により形成され、伸張された状態で両側部がそれぞれフラップ部に接合されるとともに両側部の間の中間部分が前記フラップ部に接合されておらず、
    摘み部は、前記フラップシートが収縮することで前記中間部分により形成されている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の使い捨て吸収性物品。
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