JP4576186B2 - レンズ鏡胴、撮影装置、および光学装置 - Google Patents

レンズ鏡胴、撮影装置、および光学装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持したレンズ鏡胴、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置および複数のレンズ群により構成されたレンズを備えた光学装置に関する。
近年、デジタルカメラが急速に普及しつつあり、小型化、薄型化とともに、益々の高画質化が求められてきている。このニーズに合うデジタルカメラの一つとして、複数のレンズ群で構成されたズームレンズを保持したレンズ鏡胴を備えた、名刺サイズかつ薄型のデジタルカメラが提案され(非特許文献1参照)、製品化もなされている。このデジタルカメラの場合、それまでの薄型のデジタルカメラにおいては電子ズーム機能を用いて高倍率化を図るものが多かった中、光学ズームを備えることにより高画質のズーミングを行うことができる。
このように、益々の小型化、薄型化を実現しつつ、さらに高倍率のズーミングを行うことのできる光学ズームを搭載することが、ユーザニーズの1つの流れとなっている。
ここで、特許文献1には、ズームレンズを備えたレンズ鏡胴を、カム溝の設け方を工夫することにより薄型のカメラボディ内に沈胴させる技術が提案されている。
以下では、この特許文献1に示されているレンズ鏡胴の内部の構成を説明する。
図1,図2および図3は、デジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図である。この図1〜図3のうちの図1と図2はいずれも繰出状態を示した図である。なお、特許文献1には、図1がテレ端の図、図2がワイド端の図であると記載されている。また、図3は沈胴状態を示した図である。さらに、図4は、レンズ鏡胴を繰り出すときやレンズ鏡胴をカメラボディ内に沈動させるときに作用するカム溝を説明するための展開図である。
図1〜図4を参照してこのレンズ鏡胴100の構成を説明する。
このレンズ鏡胴100には、第1レンズ群210と第2レンズ群220と第3レンズ群230と第4レンズ群240とからなる4群構成のズームレンズを保持させている。それら4群のレンズ群のうち第2レンズ群220を光軸方向に移動させることにより焦点距離調節が行なわれるとともに、第4レンズ群240をフォーカスレンズとして作用させ、この第4レンズ群240を光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
第1レンズ群210は、内筒110に保持されている。この内筒110には、カムピン111が備えられており、このカムピン111は、外筒120の内周面に設けられたカム溝121(図4参照)と係合している。このカムピン111は内筒110の外周上に不等間隔に3つ設けられており、それらのカムピン111と係合するカム溝121が外筒120の内周に不等間隔に3つ設けられている(図4参照)。したがって、ズームモータ270の回転が連結ギア271(図2参照)から外筒120の内周に設けられたギア124へと伝えられて外筒120が回転するとカム溝121の形状に沿って第1レンズ群210が内筒110とともに繰り出される
また第2レンズ群220はレンズ群保持枠221に保持されており、そのレンズ群保持枠221の円周上にカムピン222が不等間隔に3つ設けられている。それらのカムピン222が外筒120の内周に設けられたカム溝122とそれぞれ係合している(図4参照)。また、第2レンズ群220のレンズ群保持枠221に設けられた貫通孔221aにガイド棒1132が挿通されており、外筒120が回転するとそのガイド棒1132に案内されて第2レンズ群220が光軸方向に移動する。そのガイド棒1132は先端支持部1132aにより支持されており、第3レンズ群230の移動をガイドするガイド棒1133ももう一つの先端支持部1133aにより支持されている。これらの先端支持部1132a,1133aは、2本のガイド棒1132,1133を各々支持するほか、内筒110を支持する部材としても用いられている。これらの先端支持部1132a,1133aは中間枠1101と押さえ環1102とを備えており、中間枠1101は、内筒110の内周に摺動自在に挿入されたものであり、押さえ環1102は、その内筒110の後端端部に、中間枠1101が後方側に動くのを防止するために設けられたものである。中間枠1101と押さえ環1102にはそれぞれスプリング掛け1101a、1102bが設けられており、中間枠1101が内筒110とともに繰り出されたときにはそのスプリング掛けに掛け渡されたスプリング1103により中間枠1101が摺動面に沿って先端側へ付勢されて中間枠1101が後方へ移動することがないように中間枠1101の動きが規制される。
また、外筒120には、さらに第3レンズ群230のレンズ群保持枠130に設けられたカムピン(不図示)が係合するカム溝123(図4参照)が、カム溝121とカム溝122との間に一本設けられている。したがって、ズームモータ270の駆動力を連結ギア271とギア124(図2参照)とを介して外筒120が受け取って外筒120が回転すると、カム溝123の形状に沿って第3レンズ群230も光軸方向に移動する。なおこの第3レンズ群230を保持するレンズ群保持枠130には、シャッタユニット131が連結されている。
また、このレンズ群保持枠130にも、レンズ群保持枠221と同様に貫通孔131aが設けられており、その貫通孔131aが上記ガイド棒1132に挿通されている。さらに後述する第4レンズ群240を保持するレンズ群保持枠140に設けられた貫通孔141aもこのガイド棒1132に挿通されている。このように、ここに示す例では、光軸のずれを抑えるべく、第2レンズ群220、第3レンズ群230、第4レンズ群240の移動を共通のガイド棒1132に案内させる構成が採用されている。
このような構造を持つレンズ鏡胴100の繰出動作を、図4を参照して詳細に説明する。
外筒120がズームモータ300により駆動され回転すると、内筒110が沈胴状態からカム溝121の形状(符号Aで示す領域)に沿って繰出位置(符号Aで示す領域の符号B側の端部)まで繰り出されてその繰出位置(符号Bで示す領域)に保持される。この繰出位置に保持されるまでの間に、第2レンズ群220は、カム溝122の形状に沿って符号Cで示す領域を移動して、内筒110が繰出位置まで繰り出されたときに符号Cで示す領域の端部に達する。ここでズームスイッチ(不図示)が操作されたら、第2レンズ群220は、そのズームスイッチの操作に応じて符号Dで示す領域に進入してズームスイッチが操作され続けると符号D領域の端部まで移動する。一方、第3レンズ群230は、外筒110が回転したときに沈胴位置からカム溝123に沿って繰り出し領域(符号Eで示す領域)を移動して繰出位置(符号Eと符号Fとの交点)に達し、ズームスイッチが操作されてもその繰出位置(符号Fで示す領域)に保持されたままになる。
このようにカム溝を外筒120の内周にうまく配置することによって、一つの筒120の回転により4群のレンズ群のうちの第1レンズ群と第2レンズ群220と第3レンズ群230とを光軸方向にそれぞれカム溝の形状に沿って移動させて、さらにズームスイッチの操作に応じて第2レンズ群を光軸方向に移動させることによってズーミングが行なわれる。
また、図1〜図3に示すレンズ鏡胴100では、ズームレンズを構成する4群のレンズ群のうちの最後尾の第4レンズ群240をフォーカスレンズとして作用させている。このレンズ鏡胴100が保持したズームレンズは、ズーム倍率が高倍率のものであるからそのフォーカスレンズとして作用する第4レンズ群240を移動させる距離を比較的長くとる必要がある。そこで、この例ではその長い距離分の長さを持つ柱状ネジ1131(図1参照)を光軸に沿って設けておき、第4レンズ群240を保持するレンズ群保持枠140にナット141bを固定して、そのナット141bを柱状ネジ1131に螺合させて精度良くピントの調整を行うことができるようにしてある。
この柱状ネジ1131には、フォーカスモータ(不図示)の回転駆動力が図示しないギア列を介して伝達されて、この柱状ネジ1131が回転し、その回転に伴ってレンズ群保持枠141が柱状ネジ1131の回転に応じた分だけ、その柱状ネジ1131とガイド棒1132、1133とに案内されて光軸方向に移動してピントが調整される。ここでは撮影レンズが被写体を捉え始めたら、撮像素子200で画像データを生成してその画像データに基づいてピント位置を検出してその検出したピント位置に柱状ネジを回転させてフォーカスレンズとして作用する第4レンズ群240を移動させることによりピント調整が行なわれる。
そしてピントの調整が行われた後、シャッタボタン(図示せず)が押されたら、第3レンズ群230を保持するレンズ群保持枠130に配設されているシャッタユニット131がシャッタボタンの全押しに同期して駆動され撮影が行なわれる。これにより、第1レンズ群210、第2レンズ群220、第3レンズ群230、および第4レンズ群(フォーカスレンズ)240を経由した被写体光は、撮像素子280の受光面に結像して、この撮像素子280により、その受光面上に結像した被写体像を表わす画像信号が生成される。
しかし、更なるレンズ鏡胴の短縮化を図ろうとしても、図1〜図4に示すレンズ鏡胴は2段の筒で構成しているため、今ひとつレンズ鏡胴の短尺化を図ることができない。そこで3段、4段と複数段に筒の数を増やしていくことでレンズ鏡胴の短尺化を図ることが考えられるが、このように3段以上の複数段にしても沈胴時に複数のレンズ群を光軸方向に並べるとなると、隣り合うレンズ群同士がぶつからない程度の安全率を考えた長さがレンズ鏡胴の長さとして必要になる。また、高倍率のズーミングを行うためには繰出時のレンズ鏡胴の長さの長尺化を図っておいて、複数のレンズ群からなるズームレンズの各レンズ群間の相対距離をいままでよりも長い距離調節することができるようにしておく必要もある。
そうすると、繰出時の長さを長くしてレンズ鏡胴の長尺化を図ろうとした分、レンズ鏡胴の、沈胴時の短尺化が今ひとつ図れない。
インタネット<URL:http://wwwjij.co.jp/sentan/jusyou/2003/pentax/> 特開2003−295031号公報
本発明は、上記事情に鑑み、沈胴時の更なる短尺化と繰出時の更なる長尺化との双方が図れるレンズ鏡胴、そのレンズ鏡胴がボディに組み込まれた撮影装置、および全長を大きく伸縮させることのできるレンズを備えた光学装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のレンズ鏡胴は、複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴であって、
駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴に繰出し、沈胴を行わせる回転筒と、
上記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、上記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、上記複数のレンズ群のうちの所定の第1のレンズ群を、沈胴時に上記ズームレンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時にその光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
上記第2のギアが、沈胴時に上記第1のレンズ群を上記退避位置に退避させた状態における上記第1のギアに向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とする。
上記本発明のレンズ鏡胴によれば、上記第1のレンズ群を上記所定の退避位置に退避させることによって沈胴時の、このレンズ鏡胴の長さの短尺化が図れる。
ここで、沈胴時に上記第1のレンズ群を上記退避位置に退避させた状態における上記第1のギアに向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであると、上記第1レンズ群を退避させた状態においては上記第1のギアと上記第2のギアとは噛合しないため、上記所定の退避位置に保持され収納される。また、例えば上記第1のレンズ群を常時光軸側にバネ付勢する構成にしておくと、繰出時には上記中間筒の回転により上記第2のギアが上記第1のギア側に付勢され、その第2のギアが第1のギアと噛み合って上記第1のレンズ群を光軸に進出させることができる。そうすると、ギア噛合とバネ付勢との双方を用いることによって、上記第1のレンズ群を光軸上に精度良く進出させることも、また光軸から退避させることもできる。このようにすることで、沈胴時のレンズ鏡胴の短尺化と繰出時のレンズ鏡胴の長尺化との双方が図られたレンズ鏡胴が実現される。
ここで、上記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で上記第1のギアよりも前方に繰出されてその第1のギアとの噛合が解除されるものであり、
上記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることが好ましい。
このように、第2のギアが少なくとも一部のズーミング領域で上記第1のギアよりも前方に繰り出されてその第1のギアとの噛合が解除されるものであると、ズーミング中には第1のギアと第2のギアとが噛合しないため、ギアにより規制されることなく円滑なズーミングが行われる。また、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであると、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達するときに双方のギアがぶつかることなくうまく噛み合って、さらなる沈胴の過程において第1のレンズ群を速やかに退避位置に退避させることができる。
また、固定筒と、その固定筒に進退自在に係合した直進キー部材とを備え、
上記回転筒が、上記直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒であって、さらに、
上記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒を備え、
上記第1のギアが、上記直進キー部材に回転自在に支持され前記中間筒の回転により駆動されて回転するものであることが好ましい。
このように上記回転筒である上記中間筒が回転して光軸方向に進退すると、前記前筒が光軸方向に進退し、さらに、上記第1のギアが駆動されて上記第1のレンズ群が回転する。つまり、中間筒を駆動筒にすることで鏡胴の簡素化、さらには小型化が図れる。
また上記ズームレンズが、4群レンズからなるズームレンズであって、
上記第1のギアが、第2のレンズ群を、沈胴時にそのズームレンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに、繰出し時にその光軸上に進出させるものであっても良く、また、上記第4レンズ群を、沈胴時にそのズームレンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに繰出時にその光軸上に位置させるものであっても、第2レンズ群および第4レンズ双方を、沈胴時にそのズームレンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに繰出時にその光軸上に位置させるものであっても良い。
このようにすると、レンズ鏡胴の短尺化が図れる。
また、本発明の撮影装置は、複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴を備え、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置であって、
上記レンズ鏡胴が、
駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴に繰出し、沈胴を行わせる回転筒と、
上記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
上記第1のギアと噛合しその第1ギアから駆動力を受けて、上記複数のレンズ群のうちの所定の第1のレンズ群を、沈胴時に上記ズームレンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに、繰出時にその光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
上記第2のギアが沈胴時に上記第1のレンズ群を上記退避位置に退避させた状態における上記第1のギアに向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とする。
ここで、上記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で上記第1のギアよりも前方に繰出されてその第1のギアとの噛合が解除されるものであり、
上記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることが好ましく、また、上記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることが望ましい。
また,本発明のレンズ鏡胴は、複数のレンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴を撮影状態又は収納状態への移行のための回転筒と、
前記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
前記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、前記複数のレンズ群のうちの所定の第1のレンズ群を、前記収納状態への移行に伴い、前記撮影レンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
前記第2のギアが、前記収納状態への移行に伴い前記第1のレンズ群を前記退避位置に退避させた状態における前記第1のギアに向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とするものであってもよい。
ここで、上記レンズ鏡胴において、前記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で前記第1のギアよりも前方に繰出されて該第1のギアとの噛合が解除されるものであり、前記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは前記収納状態への移行の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであってもよい。
また、上記レンズ鏡胴において、固定筒と、該固定筒に進退自在に係合した直進キー部材とを備え、
前記回転筒が、前記直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒であって、さらに、
前記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒を備え、
前記第1のギアが、前記直進キー部材に回転自在に支持され前記中間筒の回転により駆動されて回転するものであってもよい。
また、上記レンズ鏡胴は、前記撮影レンズが、4群レンズからなる撮影レンズであって、前記第1のギアは、第2のレンズ群を、前記収納状態への移行に伴い該撮影レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに、前記撮影状態への移行に伴い該光軸上に進出させるものであってもよく、前記撮影レンズが、4群レンズからなる撮影レンズであって、前記第1のギアは、第4レンズ群を、前記収納状態への移行に伴い該撮影レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに前記撮影状態への移行に伴い該光軸上に位置させるものであってもよい。
また、上記目的を達成する本発明の光学装置は、複数のレンズ群からなるレンズを収容し、相対的に筒長の短い第1の状態と相対的に筒長の長い第2の状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備えた光学装置において、
前記レンズ鏡胴は、
駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴を第1の状態又は第2の状態への移行のための回転筒と、
前記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
前記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、前記複数のレンズ群のうちの所定の第1のレンズ群を、前記第1の状態への移行に伴い、前記レンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
前記第2のギアが、前記第1の状態への移行に伴い前記第1のレンズ群を前記退避位置に退避させた状態における前記第1のギアに向き合う部分の歯が切除された形状を有することを特徴とする。
ここで、上記本発明の光学装置において、前記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で前記第1のギアよりも前方に繰出されて該第1のギアとの噛合が解除されるものであり、前記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは前記第1の状態への移行の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであってもよい。
さらに、上記本発明の光学装置は、固定筒と、該固定筒に進退自在に係合した直進キー部材とを備え、
前記回転筒が、前記直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒であって、さらに、
前記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒を備え、
前記第1のギアが、前記直進キー部材に回転自在に支持され前記中間筒の回転により駆動されて回転するものであってもよい。
また、本発明の光学装置において、前記レンズが、4群レンズからなるレンズであって、
前記第1のギアは、第2のレンズ群を、前記第1の状態への移行に伴い該レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに、前記第2の状態への移行に伴い該光軸上に進出させるものであってもよく、前記レンズが、4群レンズからなるレンズであって、
前記第1のギアは、第4レンズ群を、前記第1の状態への移行に伴い該レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに前記第2の状態への移行に伴い該光軸上に位置させるものであってもよい。
以上、説明したように、沈胴時(収納状態あるいは第1の状態)の短縮化と繰出(撮影状態あるいは第2の状態)時の伸張化との双方を図ることができるレンズ鏡胴と、そのレンズ鏡胴がボディに組み込まれた撮影装置、および伸縮量の大きなレンズを備えた光学装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図5,図6は、本発明のレンズ鏡胴の一実施形態が組み込まれた本発明の撮影装置の一実施形態である、デジタルカメラ300の外観斜視図である。
ここで、図5には、このデジタルカメラ300に組み込まれたレンズ鏡胴310が沈胴状態にあるときの外観が示されており、図6には、そのレンズ鏡胴310が繰り出し状態にあるときの外観が示されている。
図5、図6に示すデジタルカメラ300のレンズ鏡胴310には、後述するような4群で構成された撮影レンズが内蔵されており、それら4群のレンズ群のうち第2レンズ群を光軸方向に移動させることにより焦点距離調節が行なわれるとともに、第4レンズ群をフォーカスレンズとして光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
図5および図6に示すデジタルカメラ300の正面上部には、補助光発光窓302およびファインダ対物窓303が配置されている。また、このデジタルカメラ300の上面には、シャッタボタン304が配置されている。
このデジタルカメラ300の、図示しない背面には、ズーム操作スイッチが配備されており、このズーム操作スイッチの一方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴310が望遠側に繰り出し、ズーム操作スイッチの他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴310が広角側に移動する。
図7,図8および図9は、図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図である。この図7,図8および図9は、それぞれ、ワイド端、テレ端および沈胴状態を示す。また、図10は、図7に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして、図7に示す矢印A−A´の方向から見た断面図であり、図11は、図8に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして図8に示す矢印B−B´の方向から見た断面図であり、図12は、図9に示した状態のレンズ鏡胴を輪切りにして、図9に示す矢印C−C´の方向から見た断面図である。尚、図7は、図10に示す矢印D−D´に沿う断面図であり、図8は、図11に示す矢印E−E´に沿う断面図であり、図9は、図12に示す矢印F−F´に沿う断面図である。また、図13は、図7〜図12に示すレンズ鏡胴を構成する3段の筒のうちの最外郭側の筒の内周と、3段の筒の中間の筒の、内周に設けられたカム溝を説明する展開図である。以降の説明においては、3段筒の最外郭側の筒を固定筒313と記載し、3段筒の中間の筒を中間筒312と記載し、最内側の筒を前筒311と記載する。また、図14は本発明にいう第1のギアと本発明にいう第2のギアの形状を示す図である。
このレンズ鏡胴310には、第1レンズ群410と第2レンズ群420と第3レンズ群430と第4レンズ群440とからなる4群構成のズームレンズが内蔵されている。この4群構成のズームレンズのうちの最後尾にある第4レンズ群440は、フォーカスレンズとして用いられる。
図7、図8、図9に示すように、第1レンズ群410は前筒311に保持されており、この前筒311にはカムピン3111(図8参照)が備えられている。このカムピン3111は、中間筒312の内周に設けられているカム溝3123(図8および図13参照)と係合している。また、その中間筒312にもカムピン3124が備えられており、そのカムピン3124が固定筒313の内周のカム溝3131(図13参照)と係合している。また、直進キーリング320には前筒311の凸部3112が嵌め合わされる直進溝3205が設けられており、その凸部3112と直進溝3205との嵌合部(図8参照)が前筒311の回転止めになっている。したがって、前筒310と直進キーリング320は光軸方向への相対移動のみが可能であり、光軸まわりの回転はしない。
ここで中間筒312はズームモータ3300(図11,図12参照)により回転するように構成されており、ズームモータ3300に駆動されて中間筒312が回転すると、固定筒313の内周面のカム溝3131の形状に沿って中間筒312が回転しながら光軸方向に移動し、その回転しながら移動する中間筒312とのカム係合によりカム溝3123の形状に沿って前筒311が光軸方向に移動する。図11、図12には、ズームモータ3300と中間筒312との連結状態が示されており、ズームモータ3300から連結ギア3302(図9参照)によって中間筒312の内周に設けられたギア3125に回転力が与えられ、中間筒312が回転する構成が示されている。
また固定筒313の直進溝3132には直進キーリング320に設けられた直進キー320Kが進退自在に係合している。さらにこの直進キーリング320に設けられたカムピン3203が中間筒312のカム溝3122(図8および図12参照)と係合することによって中間筒320が直進キーリング320に回転自在に係合している。したがって、この中間筒320が固定筒313との間のカム係合により回転に伴って進退するとその中間筒312とともに直進キーリング320も進退する。
このように中間筒312は、光軸まわりの相対回転が可能であり、光軸方向には、直進キーリング320と一体的に移動可能である。
ここで各レンズ群を保持するレンズ群保持枠のうち、第2レンズ群420を保持するレンズ群保持枠421と第4レンズ群440を保持するレンズ群保持枠441と中間筒312との係わりと、直進キーリング320と第3レンズ群430との係わり、さらに中間筒312と固定筒313との係わりを、図7〜図13を参照して詳細に説明する。また、本実施形態の例では、レンズ鏡胴の更なる短縮化を図るために本発明にいう第1のレンズ群として第2レンズ群を退避位置に退避させる構成に加えてもう一つのレンズ群として第4レンズ群440も退避機構により退避位置に退避させる構成が示されている。これらの退避機構についても各レンズ群の係わりを説明していく中で随時説明する。
まず、第2レンズ群420を保持するレンズ群保持枠421はレンズ群支持枠422に移動自在に支持されており、その支持枠の外周にカムピン3211が備えられている。そのカムピン3211は、直進キーリング320のキー溝320aを貫通して中間筒312の内周に設けられたカム溝3121(図7および図10参照)と係合している。また、図7〜図12に示すように、直進キーリング320は、レンズ群支持枠422を介して第2レンズ群保持枠に保持された第2レンズ群420を支持するとともに第3レンズ群430を支持しており、さらに第4レンズ群440を、柱状ネジ3201(図8参照)を有する移動機構を介して支持している。
前述したように直進キーリング320に係合するレンズ群支持枠422にはカムピン3211が設けられており、そのカムピン3211が直進キーリング320のキー溝320aを貫通して中間筒312のカム溝3121と係合している(図7参照)。このカムピン3211がカム溝3121の形状に沿って移動すると、キー溝320aに案内されて第2レンズ群420がテレ端からワイド端まで、あるいはワイド端からテレ端まで移動する。
また中間筒312は、その外周に植設されたカムピン3124を備えており、そのカムピン3124が固定筒313の内周に設けられたカム溝3131と係合している。このカム溝3131は、図9に示す沈胴状態から図8に示すテレ端まで繰り出す間に所定の角度回転するように溝(図13中、符号kで示す領域)が延びている。したがってズームモータ3300(図11,図12参照)からの駆動力を受けて、中間筒312は、そのカム溝3131に従って、沈胴状態(図9)からテレ端(図8)に至る間に所定の角度だけ回転しながら光軸方向に繰り出され、その中間筒312の繰り出しにしたがって、前筒311はカム溝3123の形状(図13中、符号mで示す領域)に沿って回転せずに繰り出される。この中間筒312が繰り出された状態にあるときに、ズームスイッチがワイド側に操作されると、中間筒312はその位置(図13中、符号lで示す領域)で回転し、その回転により第2レンズ群420がカム溝3121の形状(図13中、符号pで示す領域)に沿ってワイド端まで移動する。このようにしてズームスイッチの操作に応じたズーミングが行なわれる。
ここで第2レンズ群420を保持するレンズ群保持枠421は、レンズ群支持枠422にバネ付勢されて支持されており、レンズ群保持枠421には、そのレンズ群支持枠422と係合する貫通孔422cが設けられている。その貫通孔422cに回動軸422aが挿通され、この回動軸422aの基端側にはバネ422bが巻回されている。このバネ422bは光軸に第2レンズ群を精度良く進出させるためのものであり、また光軸前方に第2レンズ群420を付勢するためのものでもある。このようにバネ422bが設けられているため、繰出時にはそのバネ422bに付勢されて第2レンズ群420が光軸前方に移動して、沈胴時には、前筒311にある突起部311aに第2レンズ群保持枠421が押されてそのバネ422bが圧縮され、基端側に第2レンズ群420が移動して鏡胴内にコンパクトに収納される(図9参照)。
また、レンズ群保持枠421にはそのレンズ群保持枠421の外周部に第2のギア4211が設けられている。その第2のギア4211は後述する第1のギア3204と噛合するものである。この第1のギア3204は、直進キーリング320に回転自在に支持され中間筒312の回転により駆動されて回転するものであり、第2のギア4211は、第1のギア3204から駆動力を受けて、第2レンズ群420を、沈胴時にズームレンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに、繰出時に光軸上に進出させる。この繰出時には、第1のギア3204と第2のギア4211との噛合が解除されるため、前述したバネ422bによる付勢により第2レンズ群420が光軸に進出する。このとき第2レンズ群422の位置を精度良く定めるため、第2レンズ群保持枠421に突出片4212を設けて、その突出片4212をレンズ群支持枠422に設けられた止棒4221に当ててその止棒4221に第2レンズ群420の位置を定めさせるようにしている。
この第2のギア4211は、沈胴時に第2レンズ群420を退避位置に退避させた状態における第1のギア3204に向き合う部分の歯が切除された部分4211a(図14参照)を有するものであって、少なくとも一部のズーミング領域で第1のギア3204よりも前方に繰出されてその第1のギア3204との噛合が解除されるものであり、第1のギア3204は、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第1のギア4211と向き合う部分の歯が切除された部分3204a(図14参照)を有するものである。
図14に示すように第1のギア3204の一部、また第2のギア4211の一部をそれぞれ切除しておくと、双方のギアの噛合が解除された状態から双方のギアが噛合する噛合位置に達するとき、または第2レンズ群420が所定の退避位置に達するときに双方のギアがぶつかることなく、滑らかに双方のギアが噛み合う。第1のギア3204の一部を切除する部分は、レンズ群保持枠421とともに移動する第2のギア4211が、移動しながら第1のギア3204と噛合する位置に対応する部分であり、また第2のギア4211の一部を切除する部分4211aは、第2レンズ群420の退避位置に対応する部分である。したがって、第2のギア4211においては沈胴状態における第1のギア3204と向き合う部分の歯が切除され、第1のギア3204においてはズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギア4211と向き合う部分の歯が切除されている。
また、第3レンズ群430は直進キーリング320に支持されており、その直進キーリング320には、フォーカスモータ3200とそのフォーカスモータ3200のギアヘッドに噛合されている柱状ネジとからなる移動機構を介して第4レンズ群も支持されている。この第4レンズ群440はレンズ群保持枠441に保持され、そのレンズ群保持枠441には貫通孔441aが設けられ、その貫通孔441aに直進キーリング320に設けられたガイド棒3202が挿通されている。また柱状ネジ3201には、その柱状ネジ3201に螺合するナット3201aが嵌入されており、そのナット3201aがレンズ群保持枠441と係合している。一方、レンズ群保持枠440のガイド棒3202にはバネ441bが巻回されており、そのバネ441bによりガイド棒3202の基端側に付勢されている。
前述したように第4レンズ群440を光軸方向に移動させるためのフォーカスモータ3200も直進キーリング320に支持されており、図8に示す柱状ネジ3201には、直進キーリング320に支持されたフォーカスモータ3200の回転駆動力がギア列を介して伝達されて、この柱状ネジ3201が回転する。その回転に伴ってその柱状ネジ3201の回転に応じた分だけ、その柱状ネジ3201に回転自在に嵌め込まれたナット3201aが移動してそのナット3201aが移動した位置に第4レンズ群保持枠441が保持されることでピントが調整される。
さらに、第2レンズ群420と同様に、この第4レンズ群440を保持する第4レンズ群保持枠441にもギア4411が設けられており、そのギア4411が沈胴時に上記第2のギア4411と同様に第1のギア3204に噛合して、そのギアの噛合により第4レンズ群440を退避位置まで退避させる構成にもなっている(図12参照)。図12に示す第2のギア4211と同様、ギア4411にも切除された部分4411aが設けられている。この切除された部分4411aは、沈胴時に第4レンズ群440を退避位置まで退避させた状態における、第1のギア3204に向き合う部分である。
このような構成を持つレンズ鏡胴を備えた撮影装置によって撮影が行われるときには、撮像素子500で生成された画像データに基づいて図示しない制御装置から直進キーリングに支持されているフォーカスモータ3200へ駆動指令が発せられてピントの調整が行なわれる。
このようにしてピントの調整が行われた後、シャッタボタン304が押されたら、直進キーリングに支持されているシャッタユニット330が駆動され、さらに電子シャッタが駆動されて撮影が行なわれる。これにより、第1レンズ群410、第2レンズ群420、第3レンズ群430、および第4レンズ群(フォーカスレンズ)440を経由した被写体光は、撮像素子500の受光面に結像し、撮像素子500では、その受光面上に結像した被写体像を表わす画像信号が生成される。なお、図7〜図11にはフォーカスモータやシャッタユニットに指令を伝達するための配線ケーブルを図示していない。
このように光軸方向に移動する直進キーリング320に、第2レンズ群240と第3レンズ群430と、柱状ネジ3201を介して第4レンズ群440も支持させて、さらにその柱状ネジ3201を回転させるフォーカスモータ3200も支持させることによって、直進キーリングとともに第4レンズ群をピント付近にまで移動させておいて、ピント調整を行う段階では柱状ネジを回転させることにより第4レンズ群の位置を微調する構成になっている。このようにすると、撮像素子の受光面から光軸方向に長く延びる柱状ネジを設けて、その柱状ネジを回転させることにより第4レンズ群を長々と移動させる必要がなくなり、撮像素子500と第4レンズ群440との間に空きスペースが生じ、沈胴時にはその空きスペースに光軸から退避位置に退避させたレンズ群を立体的に詰め込むことで鏡胴の長さをいままでよりも遥かに短くすることが可能になる。そうすると、図5、図6に示すデジタルカメラ300が薄型のボディであっても、レンズ鏡胴310の沈胴時にはレンズ鏡胴310がカメラボディ内に収納され、また4群構成からなるズームレンズを保持したレンズ鏡胴310がカメラボディから繰り出された時には、このデジタルカメラ300でズーム倍率の高い撮影を楽しめる。
なお、本実施形態では本発明にいう所定の第1のレンズ群として第2レンズ群および第4レンズ群を退避位置に退避させた例を挙げたが、第2レンズ群のみ、また第4レンズ群のみであっても良い。さらに第1のレンズ群を第3レンズ群にしても第1レンズ群にしてもどの群のレンズ群にしても良い。
最後に図5、図6のデジタルカメラの内部構成を簡単に説明しておく。
図13は、本実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、図7〜図9に示す第1レンズ群410と第2レンズ群420と第3レンズ群430と第4レンズ群440とからなる4群構成のズームレンズ400、シャッタユニット330、および撮像素子500が備えられている。ズームレンズ400およびシャッタユニット330を経由して撮像素子500上に結像された被写体像は、撮像素子500により、アナログの画像信号に変換される。ここで、シャッタユニット330は、撮像素子に照射される光量を制限する絞りと撮像素子500からアナログ信号を読み出すにあたり光によるスミアの発生を抑えるためのシャッタとから構成されている。
また、ここには補助光発光部600が備えられており、この補助光発光部600は、低輝度時に、図5,図6に示す補助光発光部600からデジタルカメラ前方に向けて補助光を発光する。また、この補助光発光部600は、低輝度以外の必要時にも発光させることができる。
また、このデジタルカメラ300には、アナログ信号処理部501と、A/D部502と、デジタル信号処理部503と、テンポラリメモリ504と、圧縮伸長部505と、内蔵メモリ(またはメモリカード)506と、画像モニタ507と、駆動回路508とが備えられている。撮像素子固体撮像素子500は、駆動回路508内のタイミング発生回路(図示せず)によって発生したタイミングで駆動され、アナログの画像信号を出力する。また、駆動回路508には、撮影レンズ400、シャッタユニット、補助光発光部600等を駆動する駆動回路も含まれている。撮像素子320から出力されたアナログの画像信号は、アナログ信号処理部501でアナログ信号処理され、A/D部502でA/D変換されてデジタル信号処理部503でデジタル信号処理される。デジタル信号処理された後の画像を表わす画像データはテンポラリメモリ504に一時的に格納される。テンポラリメモリ504に格納された画像データは、圧縮伸長部505で圧縮されて内蔵メモリ(またはメモリカード)506に記録される。尚、撮影モードによっては、圧縮の過程を省いて内蔵メモリ(またはメモリカード)506に直接記録してもよい。また、テンポラリメモリ504に格納された画像データは画像モニタ507に読み出され、これにより画像モニタ507に被写体の画像が表示される。
さらに、このデジタルカメラ300には、このデジタルカメラ300全体の制御を行なうCPU509と、ズーム操作スイッチ等を含む操作スイッチ群510と、シャッタボタン304とが備えられており、操作スイッチ群510を操作して、所望の画角に設定することを含む所望の撮影状態に設定してシャッタボタン304を押下することにより、写真撮影すなわち上述の画像データの生成が行なわれる。
尚、以上の実施形態は、4群レンズ構成のズームレンズの例であり、第2群と第4群を退避させる例を示したが、第2群、第4群以外のレンズ群、例えば第3群を退避させてもよい。また本発明は4群レンズ構成のレンズに限られるものではなく、2群構成、3群構成、あるいは5群以上の構成のレンズであっても適用可能である。
また、以上の実施形態は、デジタルカメラの実施形態であるため、そのレンズ鏡胴について、沈胴、繰出しという用語を用いたが、本発明はデジタルカメラ等の撮影装置や撮影装置に限られるものではなく、複数のレンズ群からなるレンズを備えた光学装置に広く適用可能である。
ここで、複数のレンズ群で構成されるレンズユニットを持つ光学装置に、上記本発明の技術が適用可能であるので、その光学装置を例に掲げて以降説明する。
図16は、その光学装置の一例である光ピックアップ装置の構成を示す図である。
図16に示す光ピックアップ装置70は,半導体レーザ11と,この半導体レーザ11から出射する発散光を光ディスク20上に導くための光学系とを含んでいる。この光学系は、光軸方向前方から順に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群からなるレンズを収容し、相対的に筒長の短い第1の状態と相対的に筒長の長い第2の状態との間で筒長の変更が自在なレンズユニットで構成されている。そのレンズユニットが上記第2の状態から上記第1の状態への移行に伴って、複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を光軸上から退避させるとともに、上記第1の状態から第2の状態への移行に伴って退避させたレンズ群を光軸上に進出させるレンズ進退機構を備えている。
ここで、図16に示す光ピックアップ装置70の動作を簡単に説明しておく。
この光ピックアップ装置70は、半導体レーザ71から出射する発散光を上記レンズユニットで構成される光学系73によって光ディスク73上に集光させるものであって、その集光によって光ディスク73上に画像信号の記録を行なうものである。この図16に示す光ピックアップ装置70では、半導体レーザ71の出力強度を調整するために光軸に対して傾斜しているガラス板74にその一部を反射させた光を光検出器76により検出してその検出信号を半導体レーザの駆動装置(図示せず)に帰還することによって半導体レーザ71の出射光の強度を制御している。また、このピックアップ装置70では、光ディスク73からの戻り光を、光検出器77、78それぞれで検出することによりフォーカシング・エラー信号およびトラッキング・エラー信号を生成している。
このような光学装置に上記レンズユニットを適用すると、未使用時には筐体内にコンパクトに収容される光学装置が実現される。
図17は、光学装置の別例である液晶プロジェクタ80を示す図である。
図17に示すように、ランプ81と、ランプ81から光軸後方に向けて放射される白色光を光軸前方へ向けるように反射する楕円形反射器82と、その楕円形反射器82から外れる光を楕円形反射器82側へ再び反射させる、放射孔を有する円形反射器83と、楕円形反射器82により生成された偏光光の経路を変え液晶パネル85に集光させるコンデンシングレンズ84と、そのコンデンシングレンズ84により集光された光を変調する液晶パネル85と、液晶パネル85により変調されたR,G,Bの光をスクリーン87上に結像させる投射レンズ86とから構成されている。この投射レンズ86に、前述したレンズ鏡胴と同様の構成のレンズユニットを適用することができる。そうすると未使用時には投射レンズ86が液晶プロジェクタ内にコンパクトに収容される光学装置が実現される。
従来のデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がワイド端にあるときの状態を示す図である。 従来のデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がテレ端にあるときの状態を示す図である。 従来のデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴が沈胴している状態を示す図である。 内筒110を繰り出すとともに第2レンズ群220と第3レンズ群230の間隔を調節して焦点距離を調節する、外筒120の内周面に設けられたカム溝を説明するための展開図である。 本発明のレンズ鏡胴の一実施形態が組み込まれた本発明の撮影装置の一実施形態である、デジタルカメラ300の外観斜視図である。 図5のデジタルカメラが有するレンズ鏡胴が繰り出された状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がワイド端にあるときの状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴がテレ端にあるときの状態を示す図である。 図5,図6に示すデジタルカメラに組み込まれたレンズ鏡胴310の、光軸に沿う断面図であって、レンズ鏡胴が沈胴している状態を示す図である。 図7に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 図8に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 図9に示す図の中にある線に沿ってレンズ鏡胴を切断して矢印の方向から見た図である。 中間筒の内周に設けられたカム溝を説明する展開図である。 第1のギアと第2のギアの形状を示す図である。 本実施形態のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 光学装置の一例である光ピックアップ装置の構成を示す図である。 光学装置の別例である液晶プロジェクタ80を示す図である。
符号の説明
70 光ピックアップ装置
71 半導体レーザ
72 レンズユニット
73 光ディスク
74,75 ガラス板
76,77,78 光検出器
80 プロジェクタ
81 ランプ
82 楕円反射器
83 円形反射器
84 コンデンシングレンズ
85 液晶パネル
86 レンズユニット
87 スクリーン
300 撮影装置
302 補助光発光窓
303 ファインダ対物窓
304 シャッタボタン
310 レンズ鏡胴
311 前筒
3111 カムピン
312 中間筒
3121 カム溝
3122 カム溝
3123 カム溝
3124 カムピン
313 固定筒
3131 カム溝
320 直進キーリング
3200 フォーカスモータ
3201 柱状ネジ
3202 連結ギア
3203 カムピン
3204 第1のギア
3204a ギアが切除された部分
3300 ズームモータ
400 撮影レンズ
410 第1レンズ群
420 第2レンズ群
421 レンズ群保持枠
4211 第2のギア
4211a ギアが切除された部分
430 第3レンズ群
440 第4レンズ群
441 レンズ群保持枠
4411 ギア
4411a ギアが切除された部分
500 撮像素子

Claims (14)

  1. 複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴において、
    駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴に繰出し、沈胴を行わせる回転筒と、
    前記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
    前記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を、沈胴時に前記ズームレンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
    前記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で前記第1のギアよりも前方に繰出されて該第1のギアとの噛合が解除されるものであり、
    前記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 固定筒と、該固定筒に進退自在に係合した直進キー部材とを備え、
    前記回転筒が、前記直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒であって、さらに、
    前記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒を備え、
    前記第1のギアが、前記直進キー部材に回転自在に支持され前記中間筒の回転により駆動されて回転するものであることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記ズームレンズが、光軸方向に前方側を先頭に順に並んだ第1から第4までの4つのレンズからなるズームレンズであって、
    前記第のギアは、前記第2のレンズ群を、沈胴時に該ズームレンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに、繰出し時に該光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記ズームレンズが、光軸方向に前方側を先頭に順に並んだ第1から第4までの4つのレンズからなるズームレンズであって、
    前記第のギアは、前記第4のレンズ群を、沈胴時に該ズームレンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に位置させるものであることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  5. 複数のレンズ群により構成されたズームレンズを保持した、繰出し、沈胴自在なレンズ鏡胴を備え、そのレンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
    前記レンズ鏡胴が、
    駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴に繰出し、沈胴を行わせる回転筒と、
    前記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
    前記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を、沈胴時に前記ズームレンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
    前記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で前記第1のギアよりも前方に繰出されて該第1のギアとの噛合が解除されるものであり、
    前記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とする撮影装置。
  6. 前記レンズ鏡胴に保持されたズームレンズを経由して入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子を備えたものであることを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
  7. 複数のレンズ群からなる撮影レンズを収容し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
    駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴を撮影状態又は収納状態への移行のための回転筒と、
    前記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
    前記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を、沈胴時に前記ズームレンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
    前記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で前記第1のギアよりも前方に繰出されて該第1のギアとの噛合が解除されるものであり、
    前記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とするレンズ鏡胴。
  8. 固定筒と、該固定筒に進退自在に係合した直進キー部材とを備え、
    前記回転筒が、前記直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒であって、さらに、
    前記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒を備え、
    前記第1のギアが、前記直進キー部材に回転自在に支持され前記中間筒の回転により駆動されて回転するものであることを特徴とする請求項7記載のレンズ鏡胴。
  9. 前記撮影レンズが、光軸方向に前方側を先頭に順に並んだ第1から第4までの4つのレンズからなる撮影レンズであって、
    前記第のギアは、前記第2のレンズ群を、前記収納状態への移行に伴い該撮影レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに、前記撮影状態への移行に伴い該光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項7記載のレンズ鏡胴。
  10. 前記撮影レンズが、光軸方向に前方側を先頭に順に並んだ第1から第4までの4つのレンズからなる撮影レンズであって、
    前記第のギアは、前記第4のレンズ群を、前記収納状態への移行に伴い該撮影レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに前記撮影状態への移行に伴い該光軸上に位置させるものであることを特徴とする請求項7記載のレンズ鏡胴。
  11. 複数のレンズ群からなるレンズを収容し、相対的に筒長の短い第1の状態と相対的に筒長の長い第2の状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備えた光学装置において、
    前記レンズ鏡胴は、
    駆動力を受けて回転し該回転により該レンズ鏡胴を第1の状態又は第2の状態への移行のための回転筒と、
    前記回転筒の回転により駆動されて回転する第1のギアと、
    前記第1のギアと噛合し該第1のギアから駆動力を受けて、前記複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を、沈胴時に前記レンズの光軸から外れた所定の退避位置に退避させるとともに繰出時に該光軸上に進出させる第2のギアとを備え、
    前記第2のギアは、少なくとも一部のズーミング領域で前記第1のギアよりも前方に繰出されて該第1のギアとの噛合が解除されるものであり、
    前記第1のギアは、ズーミングの過程ないしは沈胴の過程で前方から近づいて噛合位置に達した第2のギアと向き合う部分の歯が切除された形状を有するものであることを特徴とする光学装置。
  12. 固定筒と、該固定筒に進退自在に係合した直進キー部材とを備え、
    前記回転筒が、前記直進キー部材に回転自在に係合するとともに上記固定筒との間のカム係合により回転に伴って進退する中間筒であって、さらに、
    前記直進キー部材に進退自在に係合するとともに上記中間筒との間のカム係合によりその中間筒の回転に応じて進退する前筒を備え、
    前記第1のギアが、前記直進キー部材に回転自在に支持され前記中間筒の回転により駆動されて回転するものであることを特徴とする請求項11記載の光学装置。
  13. 前記レンズが、光軸方向に前方側を先頭に順に並んだ第1から第4までの4つのレンズからなるレンズであって、
    前記第のギアは、前記第2のレンズ群を、前記第1の状態への移行に伴い該レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに、前記第2の状態への移行に伴い該光軸上に進出させるものであることを特徴とする請求項11記載の光学装置。
  14. 前記レンズが、光軸方向に前方側を先頭に順に並んだ第1から第4までの4つのレンズからなるレンズであって、
    前記第のギアは、前記第4のレンズ群を、前記第1の状態への移行に伴い該レンズの光軸から外れた所定位置に退避させるとともに前記第2の状態への移行に伴い該光軸上に位置させるものであることを特徴とする請求項11記載の光学装置。
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