JP4576041B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機、冷凍機等に用いられる圧縮機に係り、特に、自動車等の車両に搭載される圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気調和機や冷凍機等には圧縮機が用いられている。この圧縮機としては、高効率かつ低騒音で稼動できるという特性を有するスクロール圧縮機が知られており、特に、自動車エアコン用として車両に搭載されている。
【0003】
このように、空気調和機や冷凍機等に用いられる圧縮機は、エバポレータで熱を吸収して低温・低圧となった冷媒ガスを吸入・圧縮し、高温・高圧となった冷媒ガスをコンデンサに送り込む役割を担っている。
ところで、この種の圧縮機には、冷媒ガスの出力容量を制御するために、電磁弁によって駆動されるバイパスピストンが設けられている。
つまり、外部からの信号制御により電磁弁がON・OFFされることにより、バイパスピストンが設けられたシリンダ内の圧力が制御され、バイパスピストンが駆動されて、コンデンサへ送り込む冷媒ガスの容量制御が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の圧縮機の容量制御を行う電磁弁のコイル、およびバイパスピストンを収容するシリンダの一部が圧縮機本体の側部から突出されており、車両のエンジンに取り付ける際に、突出したバイパスピストンを収容するシリンダの突出部や電磁弁のコイルがじゃまとなってしまい狭隘なエンジンルームへの搭載に支障を来してしまうという問題があった。
特に、図11及び図12に示すように、冷却などのために圧縮機本体11の側部から突出させた電磁弁を構成するコイル21に外力が加わると、このコイル2が損傷してしまう恐れもあった。
【0005】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、損傷等の不具合なく、狭隘なスペースにも容易に搭載させることが可能な圧縮機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の圧縮機は、ハウジングおよびフロントケースからなる圧縮機本体と、前記ハウジング内に設けられた圧縮機構と、前記ハウジング内に設けられて、前記ハウジング内に形成された高圧部、中間圧部、低圧部と連通するシリンダと、前記ハウジングに設けられて、外部からの信号制御によりON・OFFされるコイルにより開閉される電磁弁とを備え、前記シリンダ内に収容されて、前記電磁弁が開の状態となると、前記高圧部と前記シリンダ内とを連通させ、前記中間圧部と前記シリンダ内との連通を断つことにより大容量運転を行うとともに、前記電磁弁が閉の状態となると、前記中間圧部と前記低圧部とを連通させ、前記高圧部と前記シリンダ内との連通を断つことにより小容量運転を行うバイパスピストンとを備えた圧縮機であって、ハウジング内に設けられた圧縮機構によって吸入したガスを圧縮して吐出させる圧縮機本体を有し、外部からの信号制御により電磁弁がON・OFFされることにより、バイパスピストンを収容するシリンダ内の圧力が制御され、前記バイパスピストンが駆動されて、前記圧縮機本体から吐出されるガスの容量制御が行われる圧縮機であって、前記電磁弁のコイルが前記圧縮機本体を構成する前記ハウジングの周面から外方へ突出され、前記ハウジングには、外方へ突出された前記電磁弁のコイルの周囲を囲う保護壁が一体に形成されており、前記保護壁内における前記ハウジングの表面から突出する突起部を介して、前記電磁弁のコイルの一部が、前記ハウジングに支持されているとともに、前記電磁弁のコイルの外周面と、前記保護壁の内周面との間に、周方向にわたって隙間が形成されていることを特徴としている。
【0007】
このように、圧縮機本体の外周から突出された電磁弁のコイルがハウジングに形成された保護壁によって囲われた構造であるので、衝撃に弱い電磁弁を構成するコイルを確実に保護することができる。
また、電磁弁のコイルがハウジングに少なくとも一部分で当接される構造であるので、エンジンや圧縮機の振動に共振しないようにすることができるので、振動に弱い電磁弁を構成するコイルを確実に保護することができる。
【0008】
請求項2記載の圧縮機は、請求項1記載の圧縮機において、前記保護壁に、先端から基端にわたって切欠部が形成されていることを特徴としている。
【0009】
つまり、保護壁に先端から基端へわたって切欠部が形成されているので、電磁弁を保護しつつ電磁弁を構成するコイルの冷却効率を高めることができる。
また、電磁弁のコイルを上方へ向けて配設した場合には、保護壁内に入り込んだ雨水等の水を切欠部の下端から外部へ流出させることができる。
【0010】
請求項3記載の圧縮機は、請求項1または2に記載の圧縮機において、前記ハウジングの周面から外方へ突出された前記電磁弁のコイルは、前記圧縮機本体の軸線を通りかつ前記圧縮機本体が取り付けられる取り付け面と平行な面に対して、圧縮機本体の軸線を中心としてそれぞれ45°傾けた面によって囲われた収納範囲に配置されていることを特徴としている。
【0011】
すなわち、圧縮機本体の軸線を通りかつ取り付け面と平行な面に対して、軸線を中心としてそれぞれ45°傾けた面によって囲われた収納範囲内に、電磁弁の突出したコイルが配設されているので、取り付け面側へ突出させたりあるいは取り付け面と反対側へ突出させた場合と比較して、取り付け面に沿わせたコンパクトな取り付けが可能となり、特に、車両の狭隘なエンジンルーム内に収納する際に有利である。
【0012】
請求項4記載の圧縮機は、請求項3記載の圧縮機において、前記バイパスピストンを収納するシリンダは、その一部が前記圧縮機本体を構成する前記ハウジングの周面から外方へ突出され、このハウジングの周面から外方へ突出された前記シリンダの突出部は、前記収納範囲に配置されていることを特徴としている。
【0013】
つまり、電磁弁のコイルとともに圧縮機本体の外周側から突出したシリンダの突出部も収納範囲内に収納されているので、さらなるコンパクトな取り付けが可能となる。
【0014】
請求項5記載の圧縮機は、請求項3または4記載の圧縮機において、前記電磁弁及び前記バイパスピストンが並列に配置されていることを特徴としている。
【0015】
このように、電磁弁とバイパスピストンとが並列に配置されているので、電磁弁及びバイパスピストンを収納する設置孔を同一方向からハウジングへ形成することができ、加工の容易化を図ることができる。
【0016】
請求項6記載の圧縮機は、請求項3または4記載の圧縮機において、前記電磁弁及び前記バイパスピストンが直列に配置されていることを特徴としている。
【0017】
すなわち、電磁弁とバイパスピストンとが直列に配置されているので、電磁弁とバイパスピストンとを連通する連通孔も同一方向である直列に形成することが可能となり、加工の容易化を図ることができる。
【0018】
請求項7記載の圧縮機は、請求項1から6のいずれかに記載されている圧縮機において、前記保護壁に電磁弁駆動用の配線を係止する凹部を設けたことを特徴とする。
【0019】
つまり、ハウジングに一体に形成された保護壁に電磁弁駆動用の配線を係止する凹部を設置したので別部品を設けることなく配線を係止することができ、部品点数削減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面を参照して説明する。
図1から図2に示した可変容量型スクロール型圧縮機において、アルミダイカスト製のカップ状のハウジング31とフロントケース41からなる圧縮機本体11に、基板及び渦巻状ラップを有する旋回スクロール3と、基板及び渦巻状ラップを有する固定スクロール4とが、互いに渦巻部を噛み合うように設置され、圧縮室Cを形成している。また回転軸6の回転に伴い、旋回スクロール3が公転運動することにより、圧縮室Cは外方から内方へ移動しつつ、容積を減少し圧縮作用が行われている。
【0021】
また固定スクロール4基板背面とカップ状ハウジング31の底面で形成される空間は高圧部HP、中間圧部MP、低圧部LPとに区画されている。またハウジング31内には、バイパスピストン13を収納するシリンダ15及び電磁弁14が、互いに設けられており、電磁弁14はCリング80により固定され、またシリンダ穴は蓋82により封鎖されている。なお図1ではシリンダ15と電磁弁14を直列に配置した例を、図2ではシリンダ15と電磁弁14を並列に配置した例を示している。
【0022】
電磁弁14はコイル21により駆動され、外部信号により電磁弁14が開の状態となると、高圧部HPと連通している絞り27と連通路22とが開口されることより、シリンダ15内圧力は高圧となりバイパスピストン13は図面右側(図1と反対側の状態)に移動し、シリンダ15内に開口している中間圧部MPとの連通路25を閉塞し、大容量運転を行う。
【0023】
さらに外部信号により電磁弁14が閉の状態になると、高圧部HPと連通している絞り27と連通路22とは閉鎖されることから高圧の供給は行われなくなり、シリンダ15内に残留した高圧ガスはシリンダ15とバイパスピストン13間のスキマより低圧室LPへ流出し、シリンダ15内圧力は低圧となり、さらにばね5の復帰力により、バイパスピストン13は図面左側(図1の状態)へ移動し、シリンダ15内に開口している中間圧部MPと、低圧部LPの連通路26が連通し始めることにより、中間圧部MP内圧力は低圧まで低下する。すると圧縮室C内の圧力は低圧より高くなっているため、圧縮室C内のガスは、固定スクロール4基板に設置されたバイパス穴28、固定スクロール4基板背面に設置された逆止弁10、中間圧室MP、連通路25、26、24を経由し低圧部LPへバイパスされ、低容量運転を行う。
【0024】
ここで、特に、上記の圧縮機本体11の側部から突出されたコイル21は、図3に示すように、その外周側が、圧縮機本体11のハウジング31に一体成型された保護壁32によって囲われている。また、この保護壁32には、一側部に先端から基端にわたって切欠部33が形成されている。
また、図4に示すように保護壁32内におけるハウジング31の表面には、突起部34が形成されており、この突起部34がコイル21の下面に当接されている。つまり、この突起部34がコイル21に当接しているので、このコイル21がエンジンや圧縮機の振動に共振しないようになっている。さらに図5に示すように保護壁32の上端面には凹状部(凹部)35が設けられており、コイル21に接続されている配線50が前記凹上部にはめ込まれて係止されている。
【0025】
次に、上記構造の圧縮機の車両のエンジンルーム内における取り付け構造について説明する。
図6に示すように、この圧縮機は、取り付けボルト41によってエンジンEの側面に固定されるようになっている。
【0026】
このとき、この圧縮機は、バイパスピストン13を収納するためのシリンダ15及び封鎖蓋82の圧縮機本体11の外周からの突出部13a及び電磁弁14の圧縮機本体11の外周からの突出部14aが、圧縮機本体11の軸線Oを通りかつ取り付けボルト41によって取り付けられるエンジンEの取り付け面Eaと平行な平行面Yに対して軸心Oを中心としてそれぞれ45°傾けた面L1、L2によって囲われた収納範囲A1内に収められている。
【0027】
なお、これらバイパスピストン13を収納するためのシリンダ15及び封鎖蓋82の突出部13a、電磁弁14の突出部分14aは、収納範囲A1内であればいかなる場所に設けても良く、図7に示すものは、突出部13a、14aをそれぞれ上方側に並列に配置した例であり、図8に示すものは、突出部13a、14aを上下に対向させて直列に配置した例である。
【0028】
このように、上記圧縮機によれば、圧縮機本体11の外周から突出された電磁弁14のコイル21である突出部14aがハウジング31に形成された保護壁32によって囲われた構造であるので、衝撃に弱い電磁弁14のコイル21を確実に保護することができる。
【0029】
また、保護壁32に先端から基端へわたって切欠部33が形成されているので、電磁弁14を保護しつつ電磁弁14を構成するコイル21の冷却効率を高めることができる。また、電磁弁14の突出部14aを上方へ向けて配設した場合には、保護壁32内に入り込んだ雨水等の水を切欠部33の下端から外部へ流出させることができる。
【0030】
しかも、圧縮機本体11の軸線Oを通りかつ取り付け面Eaと平行な平行面Yに対して、軸線Oを中心としてそれぞれ45°傾けた面L1、L2によって囲われた収納範囲A1内に、電磁弁14の突出部14aが配設されているので、取り付け面Ea側へ突出させたりあるいは取り付け面Eaと反対側へ突出させた場合と比較して、取り付け面Eaに沿わせたコンパクトな取り付けが可能となり、特に、車両の狭隘なエンジンルーム内に収納する際に有利である。
【0031】
また、電磁弁14のコイル21とともに圧縮機本体11の外周側から突出したバイパスピストン13を収容するシリンダの突出部13aも収納範囲A1内に収納されているので、さらなるコンパクトな取り付けが可能となる。
さらには、電磁弁14とバイパスピストン13とが並列に配置されているので、電磁弁14及びバイパスピストン13を収納する設置孔を同一方向からハウジング31へ形成することができ、加工の容易化を図ることができる。
【0032】
また、電磁弁14とバイパスピストン13とを直列に配置した場合は、電磁弁14とバイパスピストン13とを連通する連通孔22も同一方向である直列に形成することが可能となり、加工の容易化を図ることができる。
なお、電磁弁14のコイル21を保護する保護壁32としては、図9に示すように、複数の切欠部33を形成しても良い。
【0033】
このようにすると、コイル21の放熱性をさらに良好にすることができるとともに、コイル21を上方に配置した際には、さらなる水はけ効果を得ることができる。
【0034】
また、図10に示すものは、ハウジング31に形成されたガス導入孔44を介して冷媒ガスが引き込まれる空間部分に近接するように、コイル21を配設して保護壁32をハウジング31に一体成型したもので、このような構造によれば、空間部分に引き込まれる冷媒ガスによってコイル21の周囲が冷却されるので、冷却効率をさらに向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の圧縮機によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載の圧縮機によれば、圧縮機本体の外周から突出された電磁弁のコイルがハウジングに形成された保護壁によって囲われた構造であるので、衝撃に弱い電磁弁を構成するコイルを確実に保護することができる。
また、電磁弁のコイルがハウジングに少なくとも一部分で当接される構造であるので、エンジンや圧縮機の振動に共振しないようにすることができるので、振動に弱い電磁弁を構成するコイルを確実に保護することができる。
【0036】
請求項2記載の圧縮機によれば、保護壁に先端から基端へわたって切欠部が形成されているので、電磁弁を保護しつつ電磁弁を構成するコイルの冷却効率を高めることができる。
また、電磁弁のコイルを上方へ向けて配設した場合には、保護壁内に入り込んだ雨水等の水を切欠部の下端から外部へ流出させることができる。
【0037】
請求項3記載の圧縮機によれば、圧縮機本体の軸線を通りかつ取り付け面と平行な面に対して、軸線を中心としてそれぞれ45°傾けた面によって囲われた収納範囲内に、電磁弁の突出したコイルが配設されているので、取り付け面側へ突出させたりあるいは取り付け面と反対側へ突出させた場合と比較して、取り付け面に沿わせたコンパクトな取り付けが可能となり、特に、車両の狭隘なエンジンルーム内に収納する際に有利である。
【0038】
請求項4記載の圧縮機によれば、電磁弁のコイルとともに圧縮機本体の外周側から突出したバイパスピストンを収容するシリンダの突出部も収納範囲内に収納されているので、さらなるコンパクトな取り付けが可能となる。
【0039】
請求項5記載の圧縮機によれば、電磁弁とバイパスピストンとが並列に配置されているので、電磁弁及びバイパスピストンを収納する設置孔を同一方向からハウジングへ形成することができ、加工の容易化を図ることができる。
【0040】
請求項6記載の圧縮機によれば、電磁弁とバイパスピストンとが直列に配置されているので、電磁弁とバイパスピストンとを連通する連通孔も同一方向である直列に形成することが可能となり、加工の容易化を図ることができる。
【0041】
請求項7記載の圧縮機によれば、ハウジングに一体に形成された保護壁に電磁弁駆動用の配線を係止する凹部を設置したので別部品を設けることなく配線を係止することができ、部品点数削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の圧縮機の構成及び構造を説明する圧縮機の概略断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の圧縮機の構成及び構造を説明する圧縮機の概略横断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の圧縮機の構造を説明する圧縮機の一部の斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態の圧縮機の構造を説明する圧縮機の一部の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の圧縮機の構造を説明する圧縮機の一部の斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態の圧縮機の設置の仕方を説明するエンジンに設置された圧縮機の概略正面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の圧縮機の設置の仕方を説明するエンジンに設置された圧縮機の概略正面図である。
【図8】 本発明の実施の形態の圧縮機の設置の仕方を説明するエンジンに設置された圧縮機の概略正面図である。
【図9】 本発明の実施の形態の圧縮機の他の構造を説明する圧縮機の一部の斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態の圧縮機の他の構造を説明する圧縮機のハウジングの概略図である。
【図11】 圧縮機の従来構造を説明する圧縮機の一部の斜視図である。
【図12】 圧縮機の従来構造を説明する圧縮機の一部の断面図である。
【符号の説明】
11 圧縮機本体
13 バイパスピストン
13a 突出部
14 電磁弁
14a 突出部
31 ハウジング
32 保護壁
33 切欠部
35 凹状部(凹部)
Ea 取り付け面
O 軸線
Claims (7)
- ハウジングおよびフロントケースからなる圧縮機本体と、
前記ハウジング内に設けられた圧縮機構と、
前記ハウジング内に設けられて、前記ハウジング内に形成された高圧部、中間圧部、低圧部と連通するシリンダと、
前記ハウジングに設けられて、外部からの信号制御によりON・OFFされるコイルにより開閉される電磁弁とを備え、
前記シリンダ内に収容されて、前記電磁弁が開の状態となると、前記高圧部と前記シリンダ内とを連通させ、前記中間圧部と前記シリンダ内との連通を断つことにより大容量運転を行うとともに、前記電磁弁が閉の状態となると、前記中間圧部と前記低圧部とを連通させ、前記高圧部と前記シリンダ内との連通を断つことにより小容量運転を行うバイパスピストンとを備えた圧縮機であって、
前記電磁弁のコイルが前記圧縮機本体を構成する前記ハウジングの周面から外方へ突出され、
前記ハウジングには、外方へ突出された前記電磁弁のコイルの周囲を囲う保護壁が一体に形成されており、
前記保護壁内における前記ハウジングの表面から突出する突起部を介して、前記電磁弁のコイルの一部が、前記ハウジングに支持されているとともに、
前記電磁弁のコイルの外周面と、前記保護壁の内周面との間に、周方向にわたって隙間が形成されていることを特徴とする圧縮機。 - 前記保護壁には、先端から基端にわたって切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
- 前記ハウジングの周面から外方へ突出された前記電磁弁のコイルは、前記圧縮機本体の軸線を通りかつ前記圧縮機本体が取り付けられる取り付け面と平行な面に対して、圧縮機本体の軸線を中心としてそれぞれ45°傾けた面によって囲われた収納範囲に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
- 前記バイパスピストンを収納するシリンダは、その一部が前記圧縮機本体を構成する前記ハウジングの周面から外方へ突出され、このハウジングの周面から外方へ突出された前記シリンダの突出部は、前記収納範囲に配置されていることを特徴とする請求項3記載の圧縮機。
- 前記電磁弁及び前記バイパスピストンが並列に配置されていることを特徴とする請求項3または4記載の圧縮機。
- 前記電磁弁及び前記バイパスピストンが直列に配置されていることを特徴とする請求項3または4記載の圧縮機。
- 前記保護壁には、前記電磁弁に接続されている配線を係止するための凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の圧縮機。
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JP2581023Y2 (ja) | 密閉型コンプレッサ |
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