JP4575130B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、商品の輸送に使用するとともに、店頭で一部を破断して内部に収容した商品を露出させて展示可能とした包装箱に関するものである。
本発明の包装箱に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
実開平2−148926号公報
この特許文献1の包装箱は、四方を囲繞する4つの壁面のうち、対向する一対の側壁に、横方向に延びる第1破断手段が設けられるとともに、該第1破断手段の両端から外フラップとの境界線にかけて延びる第2破断手段が設けられている。また、前記側壁と外フラップとの境界部分には、前記第2破断手段の上端から外向きに延びる第3破断手段が設けられ、前記第1および第2破断手段により囲繞された部分を外フラップと一緒に分離できるように構成している。また、この引用文献では、側壁の一部および外フラップを分離した状態で、上側に位置する内フラップが内部の商品を覆い隠すのを防止するために、第4破断手段が設けられ、一部を分離できるように構成している。
この包装箱では、店頭において商品を露出させて積み重ねることができるため、販売促進効果を得ることができる。しかし、この商品を収容した包装箱に消費者が近づかなければ、どの様な商品であるか判断できないため、集客効果および訴求効果が乏しいという難点がある。
本発明では、集客効果および訴求効果が優れた包装箱を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、外周を囲繞する周壁と、該周壁を構成する各壁部に連設したフラップとを備えた包装箱において、少なくとも第1壁部に、連続する第1フラップとの境界線と平行な横方向に延びる第1破断手段と、該第1破断手段の両端から少なくとも前記第1フラップとの境界線上にかけて縦方向に延びる一対の第2破断手段と、これら第2破断手段の端部間にかけて横方向に延びる第3破断手段とを設け、これら第1から第3破断手段により囲繞された内部を分離可能とするとともに、前記第1フラップに、前記第1壁部との境界線上における前記第2破断手段の両側の2点から前記第3破断手段を迂回するように、前記折曲線と平行な横方向に延びる第1構成部と、該第1構成部の両端から前記折曲線に向けて縦方向に延びる第2構成部とからなる第4破断手段を設け、該第4破断手段および前記境界線により囲繞された内部を直立可能な表示部としている。
なお、この包装箱において、「少なくとも前記第1フラップとの境界線上にかけて縦方向に延びる一対の第2破断手段」とは、該第2破断手段の先端が、第1壁部と第1フラップとの境界線上にかけて延びる構成、および、境界線を越えて第1フラップまで延びる構成を意図している。また、この包装箱において、「周壁を構成する各壁部」とは、平面視矩形状の包装箱の場合には、一対の端壁および側壁である。
本発明の包装箱では、第1から第3破断手段により内部を分離することにより、収容した内部の商品を露出させることができるため、従来と同様の販売促進効果を得ることができる。しかも、本発明では、この一部を開口させた第1壁部に連続した第1フラップに、第4破断手段に囲繞され、第1壁部と連続した直立可能な表示部を設けているため、該表示部に商品に基づいた広告を施しておくことにより、包装箱の展示場所から離れた位置の消費者でも商品を確認することができる。その結果、集客効果および訴求効果を大幅に向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図6は、本発明の実施形態に係る包装箱を示す。この包装箱は、四方を囲繞する周壁を構成する壁部である一対の端壁11A,11Bおよび側壁12A,12Bと、前記端壁11A,11Bの上下端縁に連設したそれぞれ一対の上側内フラップ15A,15Bおよび下側内フラップ16A,16Bと、前記側壁12A,12Bの上下端縁に連設したそれぞれ一対の上側外フラップ17A,17Bおよび下側外フラップ18A,18Bとを備え、第1から第8の破断手段21〜28により、その一部を分離して内部に収容した商品を露出できるようにしたものである。
具体的には、この包装箱は、表紙および裏紙の間に波状の中しんを配設した周知の段ボール紙を図示しない周知の紙器打抜装置によって図6に示す連続した一枚のブランクとして打ち抜き、所定部位を糊付けにより貼着して成形されている。なお、この段ボール紙には、製造時に裏紙の表面に中しんの延び方向と直交方向に延びる切離帯10が貼着されている。この切離帯10は、段ボール紙を中しんと直交する横方向に破断する第1および第6破断手段21,26を構成するもので、本実施形態では、一面に接着剤が塗布されたポリプロピレン製のテープが適用されている。
この包装箱のブランクは、図6に示すように、それぞれ矩形状をなす前記端壁11A,11Bおよび側壁12A,12Bが、左側から側壁12A、端壁11A、側壁12Bおよび端壁11Bの順番で直線的に連続するように設けられている。これらのうち、左端の側壁12Aの端縁には、右端の端壁11Bの縁に貼着するための糊代部13が連設されている。そして、これらの各境界部分には、肉厚を圧縮するように罫を入れて形成した折曲線14が設けられている。
また、前記端壁11A,11Bの上下端縁には、それぞれ矩形状の前記上側内フラップ15A,15Bおよび下側内フラップ16A,16Bが連設されている。さらに、側壁12A,12Bの上下端縁には、それぞれ矩形状の前記上側外フラップ17A,17Bおよび下側外フラップ18A,18Bが連設されている。そして、上側に位置する端壁11A,11Bと上側内フラップ15A,15Bとの境界部分、および、側壁12A,12Bと上側外フラップ17A,17Bとの境界部分には、前記と同様の折曲線19が設けられている。また、下側に位置する端壁11A,11Bと下側内フラップ16A,16Bとの境界部分、および、側壁12A,12Bと下側外フラップ18A,18Bとの境界部分には、折曲線20が設けられている。
そして、本実施形態では、第1側壁12Aに第1破断手段21、第2破断手段22および第3破断手段23が設けられている。また、この側壁12Aに連続する第1上側外フラップ17Aには第4破断手段24が設けられている。さらに、組立状態で前記第4破断手段24を形成した上側外フラップ17Aと上下に重畳する上側内フラップ15A,15Bには第5破断手段25が設けられている。さらにまた、組立状態で第1側壁12A,12Bと隣接する端壁11A,11Bには、第6破断手段26、第7破断手段27および第8破断手段28が設けられている。
なお、前記第1から第3の破断手段21〜23により囲繞された第1側壁12Aの内部は第1分離部29となる。また、前記第4破断手段24、および、第1側壁12Aと上側外フラップ17Aの境界線である第3破断手段23を含む折曲線19で囲繞された内部は、側壁12Aと連続した直立可能な表示部30となる。さらに、上側外フラップ17A,17Bの縁と第5破断手段25により囲繞された内部は第2分離部31となる。さらにまた、第6から第8の破断手段26〜28により囲繞された端壁11A,11Bの内部は、第3分離部32となる。因みに、切離帯10において、第1および第6破断手段21,26を構成する部分を除く部分は、該切離帯10より上部を完全に分離するための破断手段として使用される。
具体的には、前記第1破断手段21は、第1側壁12Aの下部において、連続する第1上側外フラップ17Aとの境界線である折曲線19と平行な横方向に延びるように設けられた前記切離帯10により構成される。この第1破断手段21には、側壁12Aの両側近傍に位置するように、切離帯10とともに段ボール紙を切断した第1切断部33A,33Bが設けられている。これら第1切断部33A,33Bは、破断始点および破断終点を構成するもので、左側に位置する第1切断部33Aは、左右いずれの方向でも破断を開始できるように略倒H字形状に形成されている。また、右側に位置する第1切断部33Bは、該第1破断手段21そのものである左側方向への破断を開始できるように略倒凹字形状に形成されている。
前記第2破断手段22は、前記第1破断手段21の両端である第1切断部33A,33Bから第1上側外フラップ17Aとの境界線である折曲線19にかけて縦方向に延びるもので、所定間隔をもって直線的に延びる切断ラインと、該切断ラインの下端に設けたガイドラインとからなる所謂片ジッパーにより構成されている。前記ガイドラインは、分離される第1分離部29内に向けて下向きに傾斜するように設けられている。
前記第3破断手段23は、一対の前記第2破断手段22,22の上端部間にかけて横方向に延びるもので、本実施形態では、上側外フラップ17Aとの境界線である折曲線19と一致するように設けられている。この第3破断手段23は、前記第2破断手段22と同様に、所定間隔をもって直線的に延びる切断ラインと、該切断ラインの端部に設けたガイドラインとからなる片ジッパーにより構成されている。前記ガイドラインは、分離される第1分離部29内に向けて下向きに傾斜するように設けられている。また、左側端部の切断ラインには、その両端にガイドラインが設けられている。
前記第4破断手段24は、前記第1側壁12Aとの境界線である折曲線19上の2点から第3破断手段23を迂回するように第1上側外フラップ17Aに設けられるもので、本実施形態では、一対の前記第2破断手段22の両外側にかけて設けられている。具体的には、本実施形態の第4破断手段24は、前記折曲線19と平行な横方向に延びる第1構成部24aと、該第1構成部24aの両端から折曲線19に向けて縦方向に延びる第2構成部24bとからなる略逆凹字形状のものである。前記第1構成部24aは、ガイドラインが内側に位置するように前記第2破断手段22と同様の片ジッパーを対称に一対設けた所謂ジッパーにより構成され、その両端は前記第2破断手段22,22より外側に位置するように設けられている。また、前記第2構成部24bは、第2破断手段22と同様の片ジッパーにより構成され、第1構成部24aの両端から折曲線19に対して直交するように設けられている。これにより、この第2構成部24b,24bの下端と第2破断手段22,22の上端との間には、切断されていない連続部が形成される。
前記第5破断手段25は、組立状態で前記第4破断手段24に囲繞された表示部30と重複する部分に上下に略一致するように形成されるもので、略L字形状に屈曲させた片ジッパーにより構成されている。この第5破断手段25のガイドラインは、分離される第2分離部31内に向けて傾斜するように設けられている。
前記第6破断手段26は、第1破断手段21と同様に、端壁11A,11Bの下部において、連続する上側内フラップ15A,15Bとの境界線である折曲線19と平行な横方向に延びるように配設された前記切離帯10により構成される。この第6破断手段26には、各端壁11A,11Bの両側近傍に位置するように、切離帯10とともに段ボール紙を切断した第2切断部34A,34Bが設けられている。これら第2切断部34A,34Bは、第1切断部33A,33Bと同様に破断始点および破断終点を構成するものである。そのうち、端壁11Bに形成する右側の第2切断部34Bは、左右いずれの方向でも破断を開始できるように略倒H字形状に形成されている。また、他の第2切断部34A,34Bは、左側方向への破断を開始できるように略倒凹字形状に形成されている。
前記第7破断手段27は、前記第6破断手段26の両端である第2切断部34A,34Bから上側内フラップ15A,15Bとの境界線である折曲線19にかけて縦方向に延びるもので、所定間隔をもって直線的に延びる切断ラインと、該切断ラインの下端に設けたガイドラインとからなる片ジッパーにより構成されている。前記ガイドラインは、分離される第3分離部32内に向けて下向きに傾斜するように設けられている。
前記第8破断手段28は、一対の前記第7破断手段27,27の上端部間にかけて横方向に延びるもので、本実施形態では、上側内フラップ15A,15Bとの境界線である折曲線19と一致するように設けられている。この第8破断手段28は、所定間隔をもって直線的に延びる切断ラインと、該切断ラインの端部に設けたガイドラインとからなる片ジッパーにより構成されている。前記ガイドラインは、分離される第3分離部32内に向けて下向きに傾斜するように設けられている。また、左側端部の切断ラインには、その両端にガイドラインが設けられている。
前記構成の包装箱は、前記ブランク形状に打ち抜く前段階で、段ボール紙の表紙に収容する商品に基づいた表示が印刷される。そして、本実施形態では、第4破断手段24と折曲線19とで囲繞された表示部30には、収容する商品を理解し易い独立した表示が施されている。そして、この包装箱の製造メーカでは、前記ブランクの糊代部13に酢酸ビニルエマルジョンなどの接着剤を塗布し、折曲線14に沿って端壁11Aに対して側壁12Aを折り曲げるとともに、側壁12Bに対して端壁11Bを折り曲げ、該端壁11Bの縁に糊代部13を貼着した状態で所定のメーカに納品する。
また、所定の商品を製造するメーカでは、まず、下側内フラップ16A,16Bを端壁11A,11Bに対して折り曲げた後、下側外フラップ18A,18Bを側壁12A,12Bに対して折り曲げ、重複した下側内フラップ16A,16Bと、下側外フラップ18A,18Bとをホットメルトなどによる糊付けで貼着する。
その後、包装箱の開放した上側から製造した商品を収容させた後、前記と同様に、上側内フラップ15A,15Bを折り曲げた後、上側外フラップ17A,17Bを折り曲げて糊付けする。この際、上側外フラップ17A,17Bと上側内フラップ15A,15Bとを糊付けする部分は、上側内フラップ15A,15Bにおける第2分離部31を除く部分とすることが好ましい。しかし、必ずしも第2分離部31を除く部分だけに制限する必要はなく、非常に制限がないものである。
一方、前記包装箱に収容した商品を販売する販売店の店頭では、図1に示すように、包装箱を積み上げ、その最上段の包装箱の一部を開放状態として内部に収容した商品を展示するとともに、表示部30を直立状態として、その包装箱の展示場所から離れた位置の消費者でも商品を確認できるようにする。
具体的には、展示状態での正面(本実施形態の場合には側壁12Aの側)を露出させる場合、まず、図2(A)に示すように、第1側壁12Aの第1破断手段21において、例えば左側の第1切断部33Aにより形成された端縁を切離帯10とともに把持し、右側に引っ張る。これにより、側壁12Aは、切離帯10によって裂かれるように破断される。なお、この破断は、右側の第1切断部33Bに達すると停止する。
ついで、第1破断手段21による破断により形成された隙間部分に手を差し込み、第1分離部29の下端縁を把持する。そして、図中、上向きに引き上げることにより、第2破断手段22に沿って第3破断手段23まで側壁12Aを破断する。その後、第1分離部29の右側縁を把持し、図中左向きに引っ張ることにより、第3破断手段23に沿って側壁12Aを破断する。これにより、図2(B)に示すように、第1から第3の破断手段21〜23によって囲繞された第1分離部29が分離される。
次に、図3(A)に示すように、第1上側外フラップ17Aの第4破断手段24において、例えば第1構成部24aの左側の端部に指を差し込んでその端部を把持し、右側に引っ張る。これにより、上側外フラップ17Aは、ジッパー構造からなる第4破断手段24の第1構成部24aにより部分的に破断される。
ついで、第4破断手段24の第1構成部24aによる破断により形成された隙間部分に手を差し込み、表示部30の縁を把持する。そして、図中手前に引っ張ることにより、第4破断手段24の第2構成部24bに沿って上側外フラップ17Aを破断する。これにより、図3(B)に示すように、第1側壁12Aとの境界線である折曲線19の2点間にかけて第3破断手段23を迂回するように形成した第4破断手段24によって囲繞された表示部30が、第2破断手段22による破断縁との間の折曲線19に沿って連続した状態で、直立状態に起き上げることができる。
なお、前記表示部30を直立させた状態では、それにより生じた開口部分からも内部の商品が露出される。しかし、その露出(開口)面積は、内部に位置する上側内フラップ15A,15Bの存在により狭くなっている。
そこで、露出した上側内フラップ15A,15Bの先端縁を把持し、それぞれ第5破断手段25に沿って上側内フラップ15A,15Bを破断する。これにより、図4に示すように、上側内フラップ15A,15Bによって覆い隠す部分を低減し、包装箱内に収容した商品を上方からも露出させることができる。
このように、本実施形態の包装箱では、第1から第3の破断手段21〜23により第1分離部29を簡単に分離して内部に収容した商品を露出させることができる。また、第4破断手段24により表示部30を直立させることができる。さらに、第5破断手段25により第2分離部31を簡単に分離し、表示部30を直立させることにより生じる開口部分からも内部の商品を露出させることができる。
そのため、従来と同様の販売促進効果を得ることができるうえ、直立される表示部30に商品に基づいた広告を施しておくことにより、包装箱の展示場所から離れた位置の消費者でも商品を確認することができる。その結果、集客効果および訴求効果を大幅に向上することができる。
しかも、本実施形態では、第5破断手段25を第4破断手段24と略一致するように設けているため、万が一、包装箱の閉塞時に第2分離部31の領域にも接着剤が塗布され、上側外フラップ17Aと貼着されている状況でも、第5破断手段25により第2分離部31を一緒に分離して同様の状態とすることができる。そのため、分離作業性を大幅に向上することができる。
なお、図1に示す展示状態で側面(本実施形態の場合には端壁11A,11Bの側)を露出させる場合、まず、図5(A)に示すように、端壁11A,11Bの第6破断手段26において、例えば第2切断部34Aの縁を切離帯10とともに把持し、それぞれ右側の第2切断部34Bの側に引っ張る。これにより、端壁11A,11Bは、側壁12Aと同様に、切離帯10によって裂かれるように破断される。
ついで、第6破断手段26による破断により形成された隙間部分に手を差し込み、第3分離部32の縁を把持する。そして、図中、上向きに引き上げることにより、第7破断手段27に沿って第8破断手段28まで端壁11A,11Bを破断する。その後、第3分離部32の右側縁を把持し、図中左向きに引っ張ることにより、第8破断手段28に沿って端壁11A,11Bを破断する。これにより、図5(B)に示すように、第6から第8の破断手段26〜28によって囲繞された第3分離部32が分離される。
このように、本実施形態の包装箱では、第1および第6の破断手段21,26に切離帯10を使用しているため、包装箱自身の剛性が低下することを最小限に抑えることができる。しかも、端壁11A,11Bをも一部を分離して内部を露出できるようにしているため、販売促進効果を十分に得ることができる。
なお、本発明の包装箱は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、第2破断手段22,22を連続する上側外フラップ17Aまで延びるように構成し、第3破断手段23を上側外フラップ17Aに設ける構成としてもよい。さらにまた、第1分離部29および表示部30は、一方の側壁12Aおよび上側外フラップ17Aにのみ設けたが、他方の側壁12Bおよび上側外フラップ17Bにのみ設けてもよく、両方に設けてもよい。
さらにまた、前記フラップ15A,15B〜18A,18Bによる封緘構造は、接着剤や粘着テープによる貼着に限られず、隣接するフラップに係合構造を用いた再封緘可能な構造のものであってもよい。
そして、前記実施形態では、包装箱を平面視矩形状をなすように4つの壁部(端壁11A,11B、側壁12A,12B)により構成したが、平面視六角形状や平面視八角形状など、3以上の壁部からなる平面視多角形状の包装箱において、所定の壁部および連続するフラップに、分離部29および表示部30を形成するための破断手段を設けることにより、同様の作用および効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 (A),(B)は包装箱の一部を分離する工程を示す斜視図である。 (A),(B)は包装箱の表示部を直立させる工程を示す斜視図である。 第1および第2分離部を分離するとともに表示部を直立させた状態を示す斜視図である。 (A),(B)は包装箱の他の部分を分離する工程を示す斜視図である。 本実施形態の包装箱のブランクを示す平面図である
符号の説明
11A,11B…端壁 12A,12B…側壁
15A,15B…上側内フラップ 16A,16B…下側内フラップ
17A,17B…上側外フラップ 18A,18B…下側外フラップ
21…第1破断手段 22…第2破断手段
23…第3破断手段 24…第4破断手段
24a…第1構成部 24b…第2構成部
25…第5破断手段 26…第6破断手段
27…第7破断手段 28…第8破断手段
29…第1分離部 30…表示部
31…第2分離部 32…第3分離部

Claims (1)

  1. 外周を囲繞する周壁と、該周壁を構成する各壁部に連設したフラップとを備えた包装箱において、
    少なくとも第1壁部に、連続する第1フラップとの境界線と平行な横方向に延びる第1破断手段と、該第1破断手段の両端から少なくとも前記第1フラップとの境界線上にかけて縦方向に延びる一対の第2破断手段と、これら第2破断手段の端部間にかけて横方向に延びる第3破断手段とを設け、これら第1から第3破断手段により囲繞された内部を分離可能とするとともに、
    前記第1フラップに、前記第1壁部との境界線上における前記第2破断手段の両側の2点から前記第3破断手段を迂回するように、前記折曲線と平行な横方向に延びる第1構成部と、該第1構成部の両端から前記折曲線に向けて縦方向に延びる第2構成部とからなる第4破断手段を設け、該第4破断手段および前記境界線により囲繞された内部を直立可能な表示部としたことを特徴とする包装箱。
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