JP4572255B2 - 分注装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分注アームを回動させることによって所定の吸入位置において吸入された液体を所定の吐出位置へ搬送する分注装置に関し、特に、モータの駆動によって分注アームを回動させる分注装置に関する。
従来、たとえば、臨床検査に用いられる自動分析装置において、検体と試薬との化学反応液を生成するために、検体に対して試薬を分注することができる分注装置が用いられている。たとえば、患者のアレルギーを特定するために用いられるマルチアレルゲン検査においては、分注装置によって患者から抽出した検体(血液)に対して試薬(ビオチン化アレルゲン)を分注することで、自動分析に用いるための物質(特異的IgE抗体複合体)を含んだ化学反応液を生成することができる。
このような分注装置の中には、後述する図18に示すように、回動自在な分注アームの先端に設けられた分注ノズルによって、試薬テーブル上に保持された試薬容器から試薬を吸入し、ステッピングモータの駆動によって分注アームを回動させることによって分注ノズルを搬送テーブル上に移動させ、搬送テーブル上に保持された検体容器内に試薬を吐出することによって検体に対して試薬を分注することができる分注装置がある(たとえば、下記特許文献1参照。)。
図18は、従来技術を利用した従来の分注装置1800の外観を示す斜視図である。従来の分注装置1800は、試薬テーブル1850に配置されている試薬容器1851から吸入した試薬1852を、検体テーブル1860に配置され検体1862が注入されている検体容器1861へ吐出する装置である。この分注装置1800は、ケース1801と、分注アーム1810と、駆動モータ1820と、駆動伝達手段1830と、吸入吐出手段1840とによって構成されている。
ケース1801の上部には分注アーム1810および駆動伝達手段1830が設けられ、内部には駆動モータ1820が格納される。分注アーム1810は、分注アームシャフト1811と、アーム1812とによって構成されており、駆動モータ1820の駆動によって回動する。
分注アームシャフト1811は、ケース1801の上部に回動自在に立設された棒状である。分注アームシャフト1811は、アーム1812を軸支しており駆動モータ1820の駆動によってアーム1812とともに回動する。また、分注アームシャフト1811は、図示を省略するコンピュータに制御された駆動機構(たとえばモータ、油圧シリンダなど)の駆動によって昇降する。
アーム1812は、分注アームシャフト1811によって軸支され分注アームシャフト1811とともに回動する棒状であり、アーム1812の先端には分注ノズル1843が把持される。アーム1812は、駆動モータ1820の駆動により分注アームシャフト1811とともに回動することによって、アーム1812の先端に把持された分注ノズル1843を所定の吸入位置と所定の吐出位置との間を往復移動させることができる。
また、アーム1812は、図示を省略するコンピュータに制御された駆動機構の駆動により分注アームシャフト1811とともに昇降することによって、アーム1812の先端に把持された分注ノズル1843を昇降させることができる。たとえば、試薬テーブル1850に配置されている試薬容器1851から試薬1852を吸入するため、分注ノズル1843が所定の吸入位置(試薬容器1851の真上)に位置しているときに、アーム1812を分注アームシャフト1811とともに降下させることによって、分注ノズル1843の先端を試薬容器1851に注入されている試薬1852へ挿入させることができる。
駆動モータ1820は、駆動伝達手段1830を介して分注アーム1810を回動させるため、図示を省略するコンピュータの制御によって駆動するステッピングモータである。駆動伝達手段1830は、駆動軸、駆動プーリ、駆動ベルトによって構成されており、駆動モータ1820の駆動を分注アーム1810へ伝達する。
吸入吐出手段1840は、シリンジポンプユニット1841と、シリンジポンプパイプ1842と、分注ノズル1843とによって構成されている。シリンジポンプユニット1841は、図示を省略するコンピュータの制御によって、試薬1852を吸入するための圧力(負圧)および試薬1852を吐出するための圧力(正圧)を生成する。
シリンジポンプユニット1841によって生成された圧力(負圧および正圧)は、シリンジポンプパイプ1842を介して分注ノズル1843に伝わり、たとえば分注ノズル1843の先端が試薬容器1851に注入されている試薬1852へ挿入されているときに、シリンジポンプユニット1841により圧力(負圧)を生成することによって、分注ノズル1843の先端から試薬容器1851に注入されている試薬1852を吸入することができる。
反対に、試薬1852が吸入された分注ノズル1843の先端が検体容器1861へ挿入されているときに、シリンジポンプユニット1841により圧力(正圧)を生成することによって、分注ノズル1843の先端から検体容器1861に対して試薬1852を吐出することができる。
特開2002−311036号公報
しかしながら、上記の従来技術にあっては、分注アームを駆動するモータの駆動特性上、たとえば分注アームが回動を開始するときおよび分注アームが回動を停止するときなど、分注アームの回動速度が急に変化したり、分注アームに慣性負荷の急な変化(いわゆる衝撃)が生じたりする。
図19は、従来技術を利用した従来の分注装置1800における分注アーム1810の回動速度の変化の一例を示すグラフである。図19において、縦軸は分注アーム1810の回動速度を示しており、横軸は分注アーム1810の回動角度を示している。図19において、分注アーム1810の回動速度は、分注アーム1810が回動を開始した直後に分注アーム1810の回動速度が最大に達するまで急上昇することを示している。
その後分注アーム1810の回動速度は、最大の回動速度が維持されたままであることを示している。さらに分注アーム1810の回動速度は、分注アーム1810が回動を停止する直前から分注アーム1810が回動を停止するまでに急降下する事を示している。このように、図19において、分注アーム1810の回動速度は、分注アーム1810が回動を開始するときおよび分注アーム1810回動を停止するときに急に変化することが示されている。
図20は、従来技術を利用した従来の分注装置1800における分注アーム1810に生じた慣性負荷の変化の一例を示すグラフである。図20において、縦軸は分注アーム1810に生じた慣性負荷を示しており、横軸は分注アーム1810の回動角度を示している。
図20において、分注アーム1810に生じた慣性負荷は、分注アーム1810の回動が開始された直後と、分注アーム1810の回動速度が最大に達する直前と、分注アーム1810の回動速度の減速が開始された直後と、分注アーム1810の回動が停止される直前に慣性負荷の急な変化が生じていることが示されている。
そのため、試薬の分注量が微量(2〜200μリットル)であり、なおかつ分注量の精度が要求されるにもかかわらず、分注アームの先端に設けられた分注ノズルに吸入されている試薬を分注アームの周辺に飛散させてしまい、分注精度を低下させてしまうという問題が発生していた。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、所定の吸入位置において分注アームの先端に設けられた分注ノズルによって吸入された液体を飛散させることなく所定の吐出位置へ搬送し、分注精度を向上することができる分注装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる分注装置は、所定の吸入位置において先端に把持された分注ノズルによって吸入した液体を所定の吐出位置へ搬送するための回動自在な分注アームと、前記分注アームを回動させる駆動モータと、前記駆動モータの駆動によって回動するクランク軸と、前記クランク軸と連結され前記クランク軸の回動によって回動し、当該回動により前記分注アームを回動させるクランクロッドと、からなる伝達手段とを備え、前記伝達手段は、前記駆動モータの駆動によって回動するクランク軸と、前記分注アームの回動に連動して回動自在であり、前記クランクロッドの一端が挿嵌される貫通孔が形成されたクランクロッドスライダと、前記クランク軸により軸支され、前記クランク軸の回動にともなって回動するクランクレバーと、前記クランクロッドスライダに形成された貫通穴に一端が摺動自在に挿嵌されるとともに、他端がクランクピンによって前記クランクレバーに軸支され、前記クランクロッドスライダの回動軸を中心として回動することによって、前記クランクロッドスライダを回動させるクランクロッドと、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる分注装置は、上記に記載の発明において、前記液体を吸入および吐出するための吸入吐出手段をさらに備え、前記吸入吐出手段は、前記分注アーム上に載置されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる分注装置は、上記に記載の発明において、前記分注アームを伸縮させることによって、前記分注アームの先端に把持された前記分注ノズルを前記分注アームの伸長方向に移動させる伸縮手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる分注装置は、上記に記載の発明において、前記伸縮手段は、前記分注アームを伸縮させる第二の駆動モータと、前記第二の駆動モータの駆動によって回動する第二のクランク軸と、前記第二のクランク軸と連結され前記第二のクランク軸の回動によって回動し、当該回動により前記分注アームを伸縮させる第二のクランクロッドと、からなる第二の伝達手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる分注装置は、上記に記載の発明において、前記第二の伝達手段は、前記分注アームが伸縮を開始するときおよび前記分注アームが前記伸縮を停止するときにおいて、前記分注アームの伸縮速度の変化量が小さくなるように、前記第二のクランク軸と前記第二のクランクロッドとを連結したことを特徴とする。
また、この発明にかかる分注装置は、上記に記載の発明において、前記第二の伝達手段は、前記第二の駆動モータの駆動によって回動する第二のクランク軸と、前記第二のクランク軸により軸支され、前記第二のクランク軸の回動にともなって回動する第二のクランクレバーと、一端が第二のクランクピンによって前記第二のクランクレバーに軸支され、他端がピストンピンによって前記分注アームに軸支され、前記ピストンピンを軸として回動することによって、前記分注アームを伸縮させる第二のクランクロッドと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、所定の吸入位置において分注アームの先端に設けられた分注ノズルによって吸入された液体を飛散させることなく所定の吐出位置へ搬送し、分注精度を向上することができる分注装置を得られるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1にかかる分注装置の外観を示す斜視図である。 伝達・緩衝手段を示す側面図である。 伝達・緩衝手段を示す平面図である。 分注アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吸入位置に位置したときの分注装置の状態の概要を示す平面図である。 分注アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吸入位置に位置した状態から所定の吐出位置に向かって回動したときの分注装置の状態の概要を示す平面図である。 分注アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吐出位置に向かってさらに回動したときの分注装置の状態の概要を示す平面図である。 分注アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吐出位置に向かってさらに回動したときの分注装置の状態の概要を示す平面図である。 分注アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吐出位置に位置したときの分注装置の状態の概要を示す平面図である。 この発明の実施の形態1にかかる分注装置における分注アームの回動速度の変化の一例を示すグラフである。 この発明の実施の形態1にかかる分注装置における分注アームに生じた慣性負荷の変化の一例を示すグラフである。 この発明の実施の形態1にかかる分注装置の外観を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2にかかる分注装置の外観を示す斜視図である。 第二の伝達・緩衝手段を示す側面図である。 第二の伝達・緩衝手段を示す平面図である。 アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吐出位置に位置したときの分注装置の状態の概要を示す平面図である。 アームの先端に把持された分注ノズルが所定の吐出位置に位置した状態から所定の洗浄位置に向かって伸長したときの第二の伝達・緩衝手段の状態の概要を示す平面図である。 アームの先端に把持された分注ノズルが所定の洗浄位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段の状態の概要を示す平面図である。 従来技術を利用した従来の分注装置の外観を示す斜視図である。 従来技術を利用した従来の分注装置における分注アームの回動速度の変化の一例を示すグラフである。 従来技術を利用した従来の分注装置における分注アームに生じた慣性負荷の変化の一例を示すグラフである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる分注装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(分注装置100の構成)
まず、実施の形態1にかかる分注装置100の構成について図1を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1にかかる分注装置100の外観を示す斜視図である。図1において、分注装置100は、試薬テーブル150に配置されている試薬容器151から吸入した試薬152を、検体テーブル160に配置され検体162が注入されている検体容器161へ吐出する装置である。
なお、以降においては、検体162に対して試薬152を分注するための分注装置100を一例として説明するが、これに限らず、液体を分注するための分注装置100であれば、たとえば試薬152に対して検体162を分注するための分注装置100であってもよい。
この分注装置100は、ケース101と、分注アーム110と、駆動モータ120と、駆動伝達手段130と、吸入吐出手段140と、伝達・緩衝手段180とによって構成されており、駆動モータ120の駆動によって伝達・緩衝手段180を介して分注アーム110を回動させる点が、上述した従来の分注装置1800と異なる。
ケース101は、矩形に形成され、上部に分注アーム110、駆動伝達手段130および駆動モータ120が設けられ、内部に伝達・緩衝手段180が格納される。分注アーム110は、分注アームシャフト111と、アーム112とによって構成されており、駆動モータ120の駆動によって回動する。
分注アームシャフト111は、ケース101の上部に回動自在に立設された棒状である。分注アームシャフト111は、アーム112を軸支しており駆動モータ120の駆動によってアーム112とともに回動する。また、分注アームシャフト111は、図示を省略するコンピュータに制御された駆動機構(たとえばモータ、油圧シリンダなど)の駆動によって昇降する。
アーム112は、分注アームシャフト111によって軸支され分注アームシャフト111とともに回動する棒状であり、アーム112の先端には分注ノズル143が把持される。アーム112は、駆動モータ120の駆動により分注アームシャフト111とともに回動することによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143を所定の吸入位置と所定の吐出位置との間を往復移動させることができる。
また、アーム112は、図示を省略するコンピュータに制御された駆動機構の駆動により分注アームシャフト111とともに昇降することによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143を昇降させることができる。たとえば、試薬テーブル150に配置されている試薬容器151から試薬152を吸入するため、分注ノズル143が所定の吸入位置(試薬容器151の真上)に位置しているときに、アーム112を分注アームシャフト111とともに降下させることによって、分注ノズル143の先端を試薬容器151に注入されている試薬152へ挿入させることができる。
駆動モータ120は、駆動伝達手段130および伝達・緩衝手段180を介して分注アーム110を回動させるため、図示を省略するコンピュータの制御によって駆動するモータ(直流モータまたは交流モータ)である。駆動伝達手段130は、駆動軸131、駆動プーリ132、駆動ベルト133によって構成されており、伝達・緩衝手段180とともに駆動モータ120の駆動を分注アーム110へ伝達する。
吸入吐出手段140は、シリンジポンプユニット141と、シリンジポンプパイプ142と、分注ノズル143とによって構成されている。シリンジポンプユニット141は、図示を省略するコンピュータの制御によって、試薬152を吸入するための圧力(負圧)および試薬152を吐出するための圧力(正圧)を生成する。
シリンジポンプユニット141によって生成された圧力(負圧および正圧)は、シリンジポンプパイプ142を介して分注ノズル143に伝わり、たとえば分注ノズル143の先端が試薬容器151に注入されている試薬152へ挿入されているときに、シリンジポンプユニット141により圧力(負圧)を生成することによって、分注ノズル143の先端から試薬容器151に注入されている試薬152を吸入することができる。
反対に、試薬152が吸入された分注ノズル143の先端が検体容器161へ挿入されているときに、シリンジポンプユニット141により圧力(正圧)を生成することによって、分注ノズル143の先端から検体容器161に対して試薬152を吐出することができる。
伝達・緩衝手段180は、駆動モータ120の駆動を駆動伝達手段130とともに分注アーム110へ伝達する。また伝達・緩衝手段180は、駆動モータ120の駆動が開始されたときや駆動モータ120の駆動が停止するときなどに駆動モータ120において生じた回動速度の急な変化を吸収して、駆動モータ120の駆動によって回動する分注アーム110の回動速度の変化を緩やかにする。
(伝達・緩衝手段180の構成)
つぎに、伝達・緩衝手段180の構成の詳細について、図2および図3を用いて説明する。図2は、伝達・緩衝手段180を示す側面図である。また、図3は、伝達・緩衝手段180を示す平面図である。図2および図3に示すように、伝達・緩衝手段180は、クランクレバー181と、クランクロッド182と、クランクロッドスライダ183と、クランク軸184と、クランクピン185とを備えて構成されている。
クランクレバー181は、駆動モータ120の駆動によってクランク軸184に生じた回動運動をクランクロッド182の揺動運動へ変換するものであり、クランク軸184によって軸支されクランク軸184とともに回動する。またクランクレバー181の先端に配設されたクランクピン185によってクランクロッド182が回動自在に連結される。
クランクレバー181は、駆動モータ120の駆動によりクランク軸184とともに分注アーム110を所定の吐出位置へ回動させる方向(方向A)および分注アーム110を所定の吸入位置へ回動させる方向(方向B)に回動し、クランクピン185によって連結されたクランクロッド182を回動させることができる。
クランクロッド182は、クランクレバー181の回動にともなってクランクロッドスライダ183が回動するようにクランクレバー181とクランクロッドスライダ183とを連結する棒状である。クランクロッド182は、一端がクランクロッドスライダ183に形成された貫通孔183Aを方向Cおよび方向Dに摺動自在となるように挿嵌され、他端がクランクピン185によってクランクレバー181に軸支される。
クランクロッドスライダ183は、駆動伝達手段130に備えられた駆動軸131の端部に形成され駆動軸131およびプーリ132とともに回動する。またクランクロッドスライダ183には、貫通孔183Aが形成されており、クランクロッド182が方向Cおよび方向Dに摺動自在となるように挿嵌される。クランクロッドスライダ183は、クランクレバー181の回動にともなうクランクロッド182の回動により、駆動軸131とともに分注アーム110を所定の吐出位置へ回動させる方向(方向E)および分注アーム110を所定の吸入位置へ回動させる方向(方向F)に回動する。
なお、本実施の形態における分注装置100においてはクランクロッドスライダ183の回動角度と、分注アーム110の回動角度が同じ角度となるように、駆動プーリ132の駆動ベルト133による駆動部分の径と、分注アーム110の駆動ベルト133による駆動部分の径を同一としているが、これに限らず、クランクロッドスライダ183の回動角度と、分注アーム110の回動角度が異なる角度となるように、駆動プーリ132の駆動ベルト133による駆動部分の径と、分注アーム110の駆動ベルト133による駆動部分の径が異なっていてもよい。
クランク軸184は、駆動モータ120の駆動と連動して回動する。またクランク軸184は、クランクレバー181を軸支し、クランクレバー181とともに回動する。クランクピン185は、クランクレバー181とクランクロッド182とを回動自在に連結する。
(分注ノズル143が所定の吸入位置に位置したときの分注装置100の状態)
つぎに、上述した構成による分注装置100の動作について、図4〜図8を用いて説明する。まず、分注ノズル143が所定の吸入位置に位置したときの分注装置100の状態について図4を用いて説明する。図4は、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吸入位置に位置したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図4において、駆動モータ120の駆動によって回動するクランクレバー181は、クランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態で、図示を省略するコンピュータの制御によって駆動モータ120の駆動が停止されるとともに回動が停止されている。
そしてクランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置したことによって、クランクピン185とクランクロッドスライダ183とに軸支されたクランクロッド182においてX1°の傾きが生じる。このときクランクレバー181とクランクロッド182との交角(角度a)は90°以内であることを必要とし、90°であることが最も望ましい。
ここで、本実施の形態における分注装置100においては、クランクロッドスライダ183とともに回動する駆動プーリ132の駆動ベルト133による駆動部分の径と、分注アーム110の駆動ベルト133による駆動部分の径を同一としているため、分注アーム110の回動角度は、クランクロッドスライダ183の回動角度(すなわちクランクロッド182の傾斜角度)と同一となる。
そのため、図4に示すようにクランクロッド182においてX1°の傾きが生じたことによって、クランクロッドスライダ183、駆動プーリ132および分注アーム110がX1°回動し、分注アーム110においてX1°の傾きが生じる。これによって、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143は所定の吸入位置(P21)に位置した状態となる。
このように、分注ノズル143が所定の吸入位置(P21)に位置した状態から、分注アーム110とともに分注ノズル143を降下させることによって、分注ノズル143の先端を試薬容器151に注入されている試薬152へ挿入させることができる。そして分注ノズル143の先端が試薬容器151に注入されている試薬152へ挿入されているときに、シリンジポンプユニット141により圧力(負圧)を生成することによって、分注ノズル143の先端から試薬容器151に注入されている試薬152を吸入することができる。
(分注アーム110が回動を開始したときの分注装置100の動作)
つぎに、分注アーム110が回動を開始したときの分注装置100の動作について、図5および図6を用いて説明する。図5は、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吸入位置に位置した状態から所定の吐出位置に向かって回動したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図5において、駆動モータ120の駆動により回動するクランクレバー181は、クランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から、図示を省略するコンピュータの制御による駆動モータ120の駆動によって方向Aに向かって約45°回動されている。
そしてクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置から約45°回動されたことによって、クランクピン185とクランクロッドスライダ183とに軸支されたクランクロッド182が、クランクロッドスライダ183に形成された貫通孔183Aの内部を方向Dに向かって摺動するとともに、すでにX1°の傾きが生じていたクランクロッド182において傾きの解消が生じ、クランクロッド182はX2°傾いた状態となる。
また、クランクロッド182において傾きの解消が生じたことによって、クランクロッドスライダ183、駆動軸131および駆動プーリ132が方向Eに向かってさらに回動されている。また、駆動プーリ132が方向Eに向かってさらに回動されたことによって、分注アーム110が方向Gに向かってさらに回動されている。そして、分注アーム110が方向Gに向かってさらに回動されたことによって、すでにX1°の傾きが生じていた分注アーム110において傾きの解消が生じ、分注アーム110はX2°傾いた状態となる。
図6は、図5を用いて上述した分注装置100の状態から分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に向かってさらに回動したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図6において、駆動モータ120の駆動により回動するクランクレバー181は、クランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から方向Aに向かって約45°回動されている状態(図5に示した状態)から、図示を省略するコンピュータの制御による駆動モータ120の駆動によって方向Aに向かってさらに約45°(すなわち、クランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から方向Aに向かって約90°)回動されている。
そしてクランクピン185がさらに約45°回動されたことによって、クランクピン185とクランクロッドスライダ183とに軸支されたクランクロッド182が、クランクロッドスライダ183に形成された貫通孔183Aの内部を方向Dに向かってさらに摺動するとともに、すでにX2°の傾きが生じていたクランクロッド182において傾きの解消が生じ、クランクロッド182は0°傾いた状態(すなわち、傾きがない状態)となる。
また、クランクロッド182において傾きの解消が生じたことによって、クランクロッドスライダ183、駆動軸131および駆動プーリ132が方向Eに向かってさらに回動されている。また、駆動プーリ132が方向Eに向かってさらに回動されたことによって、駆動ベルト133を介して分注アーム110が方向Gに向かってさらに回動されている。
そして、分注アーム110が方向Gに向かって回動されたことによって、すでにX2°の傾きが生じていた分注アーム110において傾きの解消が生じ、分注アーム110は0°傾いた状態(すなわち、傾きがない状態)となる。
(分注アーム110が回動を停止するときの分注装置100の動作)
つぎに、分注アーム110が回動を停止するときの分注装置100の動作について、図7および図8を用いて説明する。図7は、図6を用いて上述した分注装置100の状態から分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に向かってさらに回動したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図7において、クランクレバー181は、クランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から方向Aに向かって約90°回動されている状態(図6に示した状態)から、図示を省略するコンピュータの制御による駆動モータ120の駆動によって方向Aに向かってさらにさらに約45°(すなわち、クランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から方向Aに向かって約135°)回動されている。
そしてクランクピン185がさらに約45°回動されたことによって、クランクピン185とクランクロッドスライダ183とに軸支されたクランクロッド182が、クランクロッドスライダ183に形成された貫通孔183Aの内部を方向Cに向かって摺動するとともに、クランクロッド182は−X2°傾いた状態となる。
またクランクロッド182において−X2°の傾きが生じたことによって、クランクロッドスライダ183、駆動軸131および駆動プーリ132が方向Eに向かってさらにX2°回動されている。また、駆動プーリ132が方向Eに向かってさらにX2°回動されたことによって、駆動ベルト133を介して分注アーム110が方向Gに向かってさらにX2°回動されている。分注アーム110が方向Gに向かってさらにX2°回動されたことによって、分注アーム110において−X2°の傾きが生じ、分注アーム110は−X2°傾いた状態となる。
図8は、図7を用いて上述した分注装置100の状態から分注アーム110が所定の吐出位置に向かってさらに回動し、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に位置したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図8において、クランクレバー181は、クランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から方向Aに向かって約135°回動されている状態(図7に示した状態)から、図示を省略するコンピュータの制御による駆動モータ120の駆動によって方向Aに向かってさらに約45°(すなわち、クランクピン185が所定の吸入位置に対応する位置に位置した状態から方向Aに向かって約180°)回動され、クランクピン185は、所定の吐出位置に対応する位置に位置した状態で、図示を省略するコンピュータの制御によって回動が停止されている。
そしてクランクピン185がさらに約45°回動され、所定の吐出位置に対応する位置に位置したことによって、クランクピン185とクランクロッドスライダ183とに軸支されたクランクロッド182が、クランクロッドスライダ183に形成された貫通孔183Aの内部を方向Cに向かってさらに摺動するとともに、すでに−X2°の傾きが生じていたクランクロッド182においてさらに傾きが生じ、クランクロッド182は−X1°傾いた状態となる。このときクランクレバー181とクランクロッド182との交角(角度b)は90°以内であることを必要とし、90°であることが最も望ましい。
また、クランクロッド182においてさらに傾きが生じたことによって、クランクロッドスライダ183、駆動軸131および駆動プーリ132が方向Eに向かってさらに回動されている。また、駆動プーリ132が方向Eに向かってさらに回動されたことによって、駆動ベルト133を介して分注アーム110が方向Gに向かってさらに回動されている。
そして、分注アーム110が方向Gに向かってさらに回動されたことによって、すでに−X2°の傾きが生じていた分注アーム110においてさらに傾きが生じ、分注アーム110は−X1°傾いた状態となり、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143は所定の吐出位置(P22)に位置した状態となる。
このように、分注ノズル143が所定の吐出位置(P22)に位置した状態から、分注アーム110とともに分注ノズル143を降下させることによって、分注ノズル143の先端を検体容器161へ挿入させることができる。そして分注ノズル143の先端が検体容器161へ挿入されているときに、シリンジポンプユニット141により圧力(正圧)を生成することによって、分注ノズル143の先端から検体容器161に対して試薬152を吐出することができる。
(分注アーム110の回動速度の変化および分注アーム110の慣性負荷の変化)
図4〜図8で上述した分注装置100の動作において、クランクレバー181の回動にともなって傾斜角度を変化させながら回動するクランクロッド182は、分注アーム110が所定の吸入位置(P21)から回動速度の変化量を徐徐に増加させながら回動を開始するように、傾斜角度の変化量を徐徐に増加させながら回動する。また、クランクロッド182は、分注アーム110が所定の吐出位置(P22)に回動速度の変化量を徐徐に減少させながら回動を停止するように、傾斜角度の変化量を徐徐に減少させながら回動する。
これによって、分注アーム110は、所定の吸入位置(P21)に停止されている状態(回動速度が0の状態)から回動を開始して、後述する図9に示すように回動速度の急な変化が生じることなく徐徐に加速しながら、後述する図10に示すように慣性負荷の急な変化が生じることなく所定の吐出位置(P22)に向かって回動する。そして、分注アーム110は、所定の吸入位置(P21)と所定の吐出位置(P22)との中間位置に達すると同時に回動速度が最大に達する。
さらに、分注アーム110は、所定の吸入位置(P21)と所定の吐出位置(P22)との中間位置から後述する図9に示すように回動速度の急な変化が生じることなく徐徐に減速しながら、後述する図10に示すように慣性負荷の急な変化が生じることなく所定の吐出位置(P22)に向かって回動する。そして分注アーム110は、分注アーム110の回動が所定の吐出位置(P22)に達すると同時に回動を停止する。
図9は、この発明の実施の形態1にかかる分注装置100における分注アーム110の回動速度の変化の一例を示すグラフである。図9において、縦軸は分注アーム110の回動速度を示しており、横軸は分注アーム110の回動角度を示している。図9において、分注アーム110の回動速度は、分注アーム110の回動角度が所定の吸入位置(P21)から所定の吸入位置(P21)と所定の吐出位置(P22)との中間位置までの間においては、回動速度の急な変化が生じることなく徐徐に上昇することを示している。
そして分注アーム110の回動速度は、分注アーム110の回動角度が所定の吸入位置(P21)と所定の吐出位置(P22)との中間位置においては最大に達することを示している。さらに分注アーム110の回動速度は、分注アーム110の回動角度が所定の吸入位置(P21)と所定の吐出位置(P22)との中間位置から所定の吐出位置(P22)までの間においては、回動速度の急な変化が生じることなく徐徐に降下することを示している。
このように、図9において、分注アーム110の回動速度は、分注アーム110が所定の吸入位置(P21)から回動を開始して、所定の吐出位置(P22)で回動を停止するまで急な変化が生じることなく、緩やかに変化することが示されている。
図10は、この発明の実施の形態1にかかる分注装置100における分注アーム110に生じた慣性負荷の変化の一例を示すグラフである。図10において、縦軸は分注アーム110に生じた慣性負荷を示しており、横軸は分注アーム110の回動角度を示している。図10において、分注アーム110に生じた慣性負荷は、分注アーム110が所定の吸入位置(P21)から回動を開始して、所定の吐出位置(P22)で回動を停止するまで急な変化が生じることなく、緩やかに変化することが示されている。
このように、本実施の形態1における分注装置100によれば、駆動モータ120の駆動によって回動するクランク軸184と、クランク軸184と連結されクランク軸184の回動によって回動するクランクロッド182とを備えた伝達・緩衝手段180を介して駆動モータ120の駆動を分注アーム110へ伝達して、分注アーム110を回動させる構成とした。これによって、たとえ駆動モータ120の駆動に急な変化が生じた場合であっても分注アーム110に対して回動速度の急な変化や慣性負荷の急な変化にともなう振動や衝撃を生じさせることなく分注アーム110を回動させることができる。
そして、分注アーム110に対して振動や衝撃を生じさせることなく分注アーム110を回動させることによって、分注アーム110の先端に把持されている分注ノズル143によって試薬容器151から吸入された試薬152を飛散させることなく分注ノズル143を所定の吐出位置へ搬送して、試薬152を検体容器161内へ吐出することができる。その結果、分注装置100によって検体容器161に対して試薬152を分注するときの分注精度を向上することができる。
なお、本実施の形態1における分注装置100は、図6〜図10を用いて上述した分注装置100の動作と反対に、モータ120の駆動によってクランクレバー181とクランクロッド182とを連結するクランクピン185を所定の吐出位置に対応する位置から所定の吸入位置に対応する位置に回動させることによって、分注アーム110に対して振動や衝撃を与えることなく分注アーム110を回動させることができる。
(分注装置100の他の構成例)
つぎに、分注装置100の他の構成例について図11を用いて説明する。図11は、この発明の実施の形態1にかかる分注装置100の外観を示す斜視図である。図11に示すように、分注装置100は、図1を用いて上述した分注装置100に対して、吸入吐出手段140に備えられたシリンジポンプユニット141が分注アーム110に備えられた分注アームシャフト111上に配設されている点が、図1を用いて上述した分注装置100と異なる。
また、シリンジポンプユニット141を分注アームシャフト111上に配設したことによって、シリンジポンプユニット141から分注ノズル143へ圧力を伝えるためのシリンジポンプパイプ142は、長さが短縮されている点が、図1を用いて上述した分注装置100と異なる。
このように、図11に示す分注装置100は、シリンジポンプユニット141を分注アームシャフト111上に配設したことによって、分注装置100の設置面積を縮小することができ、その結果、分注装置100を小型化することができる。また、シリンジポンプパイプ142の長さ短縮することができ、場合によってはシリンジポンプパイプ142の一部または全部に金属材料を用いることができる。これによって、シリンジポンプパイプ142の振動や膨張にともなって生じる分注ノズル143に伝わる圧力の低下や圧力の伝達時間の長時間化を防止することができ、その結果、分注装置100による分注精度(試薬152の吸入量の精度、および試薬152吐出量の精度)の向上、および分注時間の短縮化を図ることができる。
また、重量物(たとえば約400グラムの重量を有するシリンジポンプユニット141)が分注アーム110上に載置され、分注アーム110の重量が増加した場合であっても、伝達・緩衝手段180によって駆動モータ120の駆動トルクが増大されているため、分注アーム110の回動速度の変化や慣性負荷の変化に対する影響を及ぼすことなく、少ない駆動力で分注アーム110を回動させることができる。そのため、駆動モータ120に小型の駆動モータ120や消費電力の小さい駆動モータ120を用いた場合であっても、重量が増加した分注アーム110を回動させることができる。
(実施の形態2)
(分注装置1200の構成)
つぎに、実施の形態2にかかる分注装置1200の構成について図12を用いて説明する。図12は、この発明の実施の形態2にかかる分注装置1200の外観を示す斜視図である。図12において、分注装置1200は、試薬テーブル150に配置されている試薬容器151から吸入した試薬152を、検体テーブル160に配置され検体162が注入されている検体容器161へ吐出する装置である。
また、分注装置1200は、試薬152を検体容器161へ吐出した後にアーム112を伸長させることによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143を洗浄装置1210によって洗浄させることができる。この分注装置1200は、実施の形態1で上述した分注装置100と同一の構成に加えて、アーム112を伸縮させるための第二のケース1230と、第二の伝達・緩衝手段1240と、第二の駆動モータ1250と、アームスライダ1260をさらに備えて構成されている。なお、以降において、既に実施の形態1で説明した部分と重複する箇所には同一の符号を附して説明を省略する。
第二のケース1230は、矩形に形成され、上部に第二の駆動モータ1250が載置され、内部に第二の伝達・緩衝手段1240が格納される。第二のケース1230は、分注アームシャフト111によって軸支されており、駆動モータ120の駆動によって分注アーム110およびアーム112とともに回動する。また第二のケース1230の上面はアーム112が伸長する方向に延長されている。
第二の伝達・緩衝手段1240は、第二の駆動モータ1250の駆動によってアーム112の伸縮をさせる。また第二の伝達・緩衝手段1240は、アーム112の伸縮が開始されるときやアーム112の伸縮が停止されるときなどに、第二の駆動モータ1250に生じた回動速度の急な変化を吸収して、第二の駆動モータ1250の駆動によって伸縮するアーム112の伸縮速度の変化を緩やかにする。
第二の駆動モータ1250は、第二の伝達・緩衝手段1240を介してアーム112を伸縮させるため、図示を省略するコンピュータの制御によって駆動するモータ(交流モータまたは直流モータ)である。アームスライダ1260は、アーム112が伸長する方向に延長された第二のケース1230の上面の裏側の先端近傍に形成されている。アームスライダ1260には、後述する図13に示す貫通孔1260Aが形成されており、アーム112が伸長する方向(方向I)および縮む方向(方向J)に摺動自在となるように挿嵌される。
(第二の伝達・緩衝手段1240の構成)
つぎに、第二の伝達・緩衝手段1240の構成の詳細について、図13および図14を用いて説明する。図13は、第二の伝達・緩衝手段1240を示す側面図である。また、図14は、第二の伝達・緩衝手段1240を示す平面図である。図13および図14に示すように、第二の伝達・緩衝手段1240は、第二のクランクレバー1241と、第二のクランクロッド1242と、第二のクランク軸1243と、第二のクランクピン1244と、ピストンピン1245とを備えて構成されている。
第二のクランクレバー1241は、第二の駆動モータ1250の駆動によって第二のクランク軸1243に生じた回動運動をアーム112の伸縮運動へ変換するものであり、第二のクランク軸1243によって軸支され第二のクランク軸1243とともに回動する。また第二のクランクレバー1241の先端に配設された第二のクランクピン1244によって第二のクランクロッド1242が回動自在に連結される。
第二のクランクレバー1241は、第二の駆動モータ1250の駆動により第二のクランク軸1243とともにアーム112を縮退させる方向(方向K)およびアーム112を伸長させる方向(方向L)に回動し、第二のクランクピン1244によって連結された第二のクランクロッド1242を回動運動させることができる。
第二のクランクロッド1242は、第二のクランクレバー1241の回動にともなってアーム112が伸縮するように第二のクランクレバー1241とアーム112とを連結する棒状である。第二のクランクロッド1242は、一端が第二のクランクピン1244によって第二のクランクレバー1241に軸支され、他端がピストンピン1245によってアーム112に軸支される。
第二のクランク軸1243は、第二の駆動モータ1250の駆動と連動して回動する。また第二のクランク軸1243は、第二のクランクレバー1241を軸支し、第二のクランクレバー1241とともに回動する。第二のクランクピン1244は、第二のクランクレバー1241と第二のクランクロッド1242とを回動自在に連結する。ピストンピン1245は、アーム112と第二のクランクロッド1242とを連結する。
(分注ノズル143が所定の吐出位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態)
つぎに、上述した構成による第二の伝達・緩衝手段1240の動作について、図15〜図17を用いて説明する。まず、分注ノズル143が所定の吐出位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態について図15を用いて説明する。図15は、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に位置したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図15において、第二の駆動モータ1250の駆動によって回動する第二のクランクレバー1241は、第二のクランクレバー1241と第二のクランクロッド1242とを回動自在に連結する第二のクランクピン1244が所定の吐出位置に対応する位置に位置した状態で、図示を省略するコンピュータの制御によって第二の駆動モータ1250の駆動が停止されるとともに回動が停止されている。
そして第二のクランクレバー1241と第二のクランクロッド1242とを連結する第二のクランクピン1244が所定の吸入位置に対応する位置に位置したことによって、第二のクランクロッド1242によって第二のクランクレバー1241と連結されたアーム112は最も縮退した状態となる。これによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置(P22)に位置した状態となっている。
このような状態から、分注装置1200は、分注アームシャフト111とともにアーム112を降下させ、アーム112の先端に把持された分注ノズル143から試薬152を検体容器161内に吐出した後に、分注アームシャフト111とともにアーム112を上昇させて、さらにアーム112を伸長させることによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143を所定の洗浄位置に位置させて、分注ノズル143を洗浄装置1210によって洗浄させることができる。
(アーム112が、伸長したときの第二の伝達・緩衝手段1240の動作)
つぎに、アーム112が伸長したときの第二の伝達・緩衝手段1240の動作について、図16を用いて説明する。図16は、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に位置した状態から所定の洗浄位置に向かって伸長したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態の概要を示す平面図である。
図16において、第二の駆動モータ1250の駆動により回動する第二のクランクレバー1241は、第二のクランクレバー1241と第二のクランクロッド1242とを連結する第二のクランクピン1244が所定の吐出位置に対応する位置に位置した状態から、図示を省略するコンピュータの制御による第二の駆動モータ1250の駆動によって方向Lに向かって約90°回動されている。
そして第二のクランクピン1244が所定の吐出位置に対応する位置から約90°回動されたことによって、第二のクランクロッド1242によって第二のクランクレバー1241と連結されたアーム112が、アームスライダ1260に形成された貫通孔1260Aの内部を方向Iに向かって摺動し伸長されている。
(分注ノズル143が所定の洗浄位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態)
つぎに、分注ノズル143が所定の洗浄位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態について、図17を用いて説明する。図17は、図16を用いて上述した第二の伝達・緩衝手段1240の状態からアーム112が所定の洗浄位置に向かってさらに伸長し、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の洗浄位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態の概要を示す平面図である。
図17において、第二の駆動モータ1250の駆動により回動する第二のクランクレバー1241は、第二のクランクレバー1241と第二のクランクロッド1242とを連結する第二のクランクピン1244が所定の吐出位置に対応する位置に位置した状態から方向Lに向かって約90°回動されている状態(図16に示した状態)から、図示を省略するコンピュータの制御による第二の駆動モータ1250の駆動によって方向Lに向かってさらに約90°回動され、第二のクランクピン1244は、所定の洗浄位置に対応する位置に位置した状態で、図示を省略するコンピュータの制御によって第二の駆動モータ1250の駆動が停止されるとともに回動が停止されている。
そして第二のクランクピン1244が方向Lに向かってさらに約90°回動されたことによって、アーム112が、アームスライダ1260に形成された貫通孔1260Aの内部を方向Iに向かってさらに摺動し伸長されている。
アーム112がアームスライダ1260に形成された貫通孔1260Aの内部を方向Iに向かってさらに摺動し伸長されたことによって、アーム112は最も伸長した状態となる。これによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の洗浄位置(P23)に位置した状態となっている。
このような状態から、分注装置1200は、分注アームシャフト111とともにアーム112を降下させることによって、アーム112の先端に把持された分注ノズル143を洗浄装置1210内に挿入して、分注ノズル143を洗浄装置1210によって洗浄させることができる。
(アーム112の伸長速度の変化および分注アーム110の慣性負荷の変化)
一方、第二の駆動モータ1250の駆動によって第二の伝達・緩衝手段1240を介して伸長するアーム112は、所定の吐出位置(P22)に停止されている状態(伸長速度が0の状態)から伸長を開始して、伸長速度の急な変化が生じることなく徐徐に加速しながら、慣性負荷の急な変化が生じることなく所定の洗浄位置(P23)に向かって伸長する。そして、アーム112は、所定の吐出位置(P22)と所定の洗浄位置(P23)との中間位置に達すると同時に伸長速度が最大に達する。
そしてアーム112は、所定の吐出位置(P22)と所定の洗浄位置(P23)との中間位置から伸長速度の急な変化が生じることなく徐徐に減速しながら、慣性負荷の急な変化が生じることなく所定の洗浄位置(P23)に向かって伸長する。そしてアーム112は、アーム112の伸長が所定の洗浄位置(P23)に達すると同時に伸長を停止する。
このように、本実施の形態2における分注装置1200によれば、第二の駆動モータ1250の駆動によって回動する第二のクランク軸1243と、第二のクランク軸1243と連結され第二のクランク軸1243の回動によって回動する第二のクランクロッド1242とを備えた第二の伝達・緩衝手段134を介して第二の駆動モータ1250の駆動をアーム112へ伝達して、アーム112を伸縮させる構成とした。これによって、たとえ第二の駆動モータ1250の駆動に急な変化が生じた場合であってもアーム112に対して伸長速度の急な変化や慣性負荷の急な変化にともなう振動や衝撃を生じさせることなくアーム112を伸縮させることができる。
なお、本実施の形態2における分注装置1200は、図15〜図17を用いて上述した第二の伝達・緩衝手段1240の動作と反対に、第二の駆動モータ1250の駆動によって第二のクランクレバー1241と第二のクランクロッド1242とを連結する第二のクランクピン1244を所定の洗浄位置に対応する位置から所定の吐出位置に対応する位置に回動させることによって、アーム112に対して振動や衝撃を与えることなくアーム112を縮退させることができる。
以上説明したように、本発明における分注装置によれば、駆動モータ120の駆動によって回動するクランク軸184と、クランク軸184と連結されクランク軸184の回動によって回動するクランクロッド182とを備えた伝達・緩衝手段180を介して駆動モータ120の駆動を分注アーム110へ伝達して、分注アーム110を回動させる構成とした。これによって、分注アーム110に対して振動や衝撃を生じさせることなく分注アーム110を回動させることができる。そのため、分注ノズル143によって吸入された試薬152を飛散させることなく分注ノズル143を所定の吐出位置へ搬送することができる。その結果、試薬152を分注するときの分注精度を向上することができる。
また、本発明における分注装置によれば、シリンジポンプユニット141を分注アームシャフト111上に配設したことによって、分注装置の設置面積を縮小することができ、その結果、分注装置100を小型化することができる。また、シリンジポンプパイプ142を長さを短縮することができ、場合によってはシリンジポンプパイプ142の一部または全部に金属材料を用いることができる。これによって、シリンジポンプパイプ142の振動や膨張にともなって生じる分注ノズル143に伝わる圧力の低下や圧力の伝達時間の長時間化を防止することができ、その結果、分注装置100による分注精度(試薬152の吸入量の精度、および試薬152吐出量の精度)の向上、および分注時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明における分注装置によれば、駆動モータ120の駆動トルクが増大することができる伝達・緩衝手段180を用いた構成としたことによって、たとえ重量物(たとえば約400グラムの重量を有するシリンジポンプユニット141)が分注アーム110上に載置され、分注アーム110の重量が増加した場合であっても、分注アーム110の回動速度の変化や慣性負荷の変化に対する影響を及ぼすことなく、少ない駆動力で分注アーム110を回動させることができる。そのため、駆動モータ120に小型の駆動モータ120や消費電力の小さい駆動モータ120を用いることができる。
さらに、本発明における分注装置によれば、アーム112を伸縮させ、分注ノズル143を洗浄装置1210によって洗浄させる構成とする場合であっても、第二の駆動モータ1250の駆動により第二の伝達・緩衝手段1240を介してアーム112を伸縮させる構成とすることによって、アーム112に対して伸縮速度の急な変化や慣性負荷の急な変化にともなう振動や衝撃を生じさせることなくアーム112を伸縮させることができる。
以上のように、本発明にかかる分注装置は、病院や臨床検査機関などでおこなわれる臨床検査の自動分析に利用可能であり、たとえば、検体に対して試薬を分注する際の分注精度の向上に適している。
100 分注装置
101 ケース
110 分注アーム
111 分注アームシャフト
112 アーム
120 駆動モータ
130 駆動伝達手段
131 駆動軸
132 駆動プーリ
133 駆動ベルト
140 吸入吐出手段
141 シリンジポンプユニット
142 シリンジポンプパイプ
143 分注ノズル
150 試薬テーブル
151 試薬容器
152 試薬
160 検体テーブル
161 検体容器
162 検体
180 分注装置
180 伝達・緩衝手段
181 クランクレバー
182 クランクロッド
183 クランクロッドスライダ
184 クランク軸
185 クランクピン

Claims (6)

  1. 所定の吸入位置において先端に把持された分注ノズルによって吸入した液体を所定の吐出位置へ搬送するための回動自在な分注アームと、
    前記分注アームを回動させる駆動モータと、
    前記駆動モータの駆動によって回動するクランク軸と、前記クランク軸と連結され前記クランク軸の回動によって回動し、当該回動により前記分注アームを回動させるクランクロッドと、からなる伝達手段とを備え、
    前記伝達手段は、
    前記駆動モータの駆動によって回動するクランク軸と、
    前記分注アームの回動に連動して回動自在であり、前記クランクロッドの一端が挿嵌される貫通孔が形成されたクランクロッドスライダと、
    前記クランク軸により軸支され、前記クランク軸の回動にともなって回動するクランクレバーと、
    前記クランクロッドスライダに形成された貫通孔に一端が摺動自在に挿嵌されるとともに、他端がクランクピンによって前記クランクレバーに軸支され、前記クランクロッドスライダの回動軸を中心として回動することによって、前記クランクロッドスライダを回動させるクランクロッドと、
    を備えたことを特徴とする分注装置。
  2. 前記液体を吸入および吐出するための吸入吐出手段をさらに備え、
    前記吸入吐出手段は、前記分注アーム上に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の分注装置。
  3. 前記分注アームを伸縮させることによって、前記分注アームの先端に把持された前記分注ノズルを前記分注アームの伸長方向に移動させる伸縮手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の分注装置。
  4. 前記伸縮手段は、
    前記分注アームを伸縮させる第二の駆動モータと、
    前記第二の駆動モータの駆動によって回動する第二のクランク軸と、前記第二のクランク軸と連結され前記第二のクランク軸の回動によって回動し、当該回動により前記分注アームを伸縮させる第二のクランクロッドと、からなる第二の伝達手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の分注装置。
  5. 前記第二の伝達手段は、前記分注アームが伸縮を開始するときおよび前記分注アームが伸縮を停止するときにおいて、前記分注アームの伸縮速度の変化量が小さくなるように、前記第二のクランク軸と前記第二のクランクロッドとを連結したことを特徴とする請求項4に記載の分注装置。
  6. 前記第二の伝達手段は、
    前記第二の駆動モータの駆動によって回動する第二のクランク軸と、
    前記第二のクランク軸により軸支され、前記第二のクランク軸の回動にともなって回動する第二のクランクレバーと、
    一端が第二のクランクピンによって前記第二のクランクレバーに軸支され、他端がピストンピンによって前記分注アームに軸支され、前記ピストンピンを軸として回動することによって、前記分注アームを伸縮させる第二のクランクロッドと、
    を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の分注装置。
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