JP4571094B2 - 画像形成装置及びベルト搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置及びベルト搬送装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液体吐出装置を用いた画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いて、用紙(材質を紙に限定するものではなく、媒体、被記録媒体、記録媒体、転写紙、転写材、被記録材、記録紙などとも称されるものを含む意味である。)に記録液としてのインク滴を吐出して画像を記録(画像形成、印写、印字、印刷なども同義語である。記録は、文字、図形などの意味のある画像に限らず、パターンなどの意味のない画像を形成する場合を含む。)を行なうものであり、例えばインクジェット記録装置が知られている。
このような画像形成装置として、例えば駆動ローラと従動ローラとの間に無端状の搬送ベルトを掛け回して周回移動可能に構成し、この搬送ベルトによって被搬送部材としての用紙を搬送しながら液体吐出ヘッドから液滴を吐出して画像を形成するようにしたものがある。
この場合、搬送ベルトを周回移動させるための駆動ローラは相対的に大きな径のローラとし、搬送ベルトにテンションを与えるための従動ローラは搬送ベルトに対する負荷を軽減するためにも相対的に小さな径のローラで構成するのが一般的である。さらに、搬送ベルトから用紙を曲率分離で分離するためにも、従動ローラは小径のローラで構成される。
一方、搬送ベルトはスムーズな周回移動を可能にし、また、ベルト自身にシワが寄ることを防止するためにしなやかな材料ないし部材で形成される。
そのため、搬送ベルトが張られた状態で小さな径のローラと当接している時間が長くなると、ローラに当接している部分がローラ形状に対応して弧状に盛り上がる(外方に膨らむ)癖が付くことがある。このように、搬送ベルトに弧状に盛り上がる癖が付くと、用紙を搬送するときに用紙の平面度が低下したり、用紙の先端部分が癖の部分に乗り上げて対向するヘッドなどの画像形成手段やその他の部材に接触してジャムが発生したりするおそれがある。
そこで、特許文献1などに記載されているように、ヘッドと搬送ベルトを挟んで対向する位置(ベルトの背面側)に、搬送ベルトをヘッド側に突き上げるように支持するガイド部材(印写受け部材やプラテンなどとも称される。)を配置し、これによって搬送ベルトの平面性を確保しようとするものがある。
特開2005−313348号公報
また、特許文献2に記載されているように、電極板を設けた搬送ベルトを用いて、この電極板に電圧を印加することで、搬送ベルトの記録紙吸着面とは反対側の面に設けた複数の凸部に搬送ベルトを摺動可能に吸着しつつ、搬送ベルトに用紙を静電吸着して搬送し、ベルト停止時の搬送ベルトと凸部間の電位差が、ベルト動作時の搬送ベルトと凸部間の電位差よりも大きくなるように凸部に電圧を印加することで、長時間放置によるシワ形状の影響やベルト搬送時に発生するバタツキの影響を抑制するようにしたものがある。
特開2002−284383号公報
また、電子写真における転写ベルトなどの搬送ベルト自身の長期間放置による癖つきに対する対処としては、ベルトにテンションを与えるローラ類の径を大きくしたり、搬送性を損なわないレベルでテンションを緩める調整をしたり、ベルトの基材そのものに癖のつき難い材料(CRゴム、ポリイミド系など)を用いるようにしている。
なお、その他ベルトや用紙の癖に関する先行文献としては、次のようなものもある。
特開2003−335387号公報 特開2004−268269号公報 特開2000−214693号公報 特開平06−038027号公報
しかしながら、上述したように、搬送ベルトの背面側に設けたガイド部材によって搬送ベルトの平面性を確保する構成にあっても、搬送ベルトそのものに部分的に発生するローラ形状に対応する弧状の癖をなくすることは困難であるという課題がある。
また、電極板を備える搬送ベルトとベルトを吸着する複数の凸部とを備えるものにあっては、搬送ベルトの構成が複雑になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、搬送ベルトに癖を生じても用紙や被搬送部材の先端部分が癖の部分に乗り上げることを防止した画像形成装置及びベルト搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段とを備え
前記用紙の先端部分が前記画像形成手段よりも用紙搬送方向下流の位置で押さえ手段により押さえられたときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記画像形成手段よりも用紙搬送方向上流の位置で前記用紙に相対する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
複数枚の用紙に連続して画像を形成するときには、最初の用紙との関係だけで前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記用紙に相対する位置にする
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
前記搬送ベルトが駆動されない時間が所定時間を越えるときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記用紙に相対する位置にする
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
環境温度が所定温度範囲外のときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記用紙に相対する位置にする
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙と前記搬送ベルトが相対したときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記用紙の先端部分よりも用紙搬送方向上流側で相対するように前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段と、を備えている
構成とした。
本発明に係るベルト搬送装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される被搬送部材と前記搬送ベルトが相対したときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記被搬送部材と相対するように前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段とを備え
前記搬送ベルトが駆動されない時間が所定時間を越えるときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記被搬送部材に相対する位置にする
構成とした。
本発明に係るベルト搬送装置は、
少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
この搬送ベルトで搬送される被搬送部材と前記搬送ベルトが相対したときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記被搬送部材と相対するように前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段と、を備え、
環境温度が所定温度範囲外のときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記被搬送部材に相対する位置にする
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、用紙と搬送ベルトが相対する前に、搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段を備え、用紙の先端部分が画像形成手段よりも用紙搬送方向下流の位置で押さえ手段により押さえられたときに、搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が画像形成手段よりも用紙搬送方向上流の位置で用紙に相対する構成、複数枚の用紙に連続して画像を形成するときには、最初の用紙との関係だけで搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を用紙に相対する位置にする構成、搬送ベルトが駆動されない時間が所定時間を越えるときに搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を用紙に相対する位置にする構成、環境温度が所定温度範囲外のときに搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を用紙に相対する位置にする構成としたので、用紙の先端部が搬送ベルトの癖の部分に乗り上げることを防止できる。
本発明に係る画像形成装置によれば、用紙と搬送ベルトが相対したときに、搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が用紙の先端部分よりも用紙搬送方向上流側で相対するように搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段を備えている構成としたので、用紙の先端部が搬送ベルトの癖の部分に乗り上げることを防止できる。
本発明に係るベルト搬送装置によれば、搬送ベルトで搬送される被搬送部材と搬送ベルトが相対したときに、搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が被搬送部材と相対するように搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段を備え、搬送ベルトが駆動されない時間が所定時間を越えるときに搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を被搬送部材に相対する位置にする構成、環境温度が所定温度範囲外のときに搬送ベルトの停止時に2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を被搬送部材に相対する位置にする構成としたので、被搬送部材の先端部が搬送ベルトの癖の部分に乗り上げることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係るベルト搬送装置を含む本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同装置の全体構成を説明する概略構成図、図2は同装置のベルト搬送装置部分の拡大説明図、図3は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、図2に示すように、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1と図示しないガイドステーとでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、駆動モータである主走査モータ4で駆動プーリ5と従動プーリ6間に架け渡したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ3には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液体吐出ヘッドからなる画像形成手段としての記録ヘッド8y、7m、7c、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド8」という。)を複数の液滴吐出口(ノズル)を主走査方向と交叉する方向(副走査方向)に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド8を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、インクを吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。なお、異なる色を吐出する複数のノズル列を備えた1又は複数の液体吐出ヘッドで記録ヘッドを構成することもできる。
また、キャリッジ3には、記録ヘッド8に各色の液体を供給するための各色のヘッドタンク9を搭載している。このヘッドタンク9には図示しない供給チューブを介してメインタンク(液体カートリッジ)から液体が補充供給される。
一方、給紙トレイ10の用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド8の下方側に送り込んで搬送するために、用紙12を案内する図示しないガイド部材と、レジストローラ16と、搬送ガイド部材17と、用紙押えコロ18、19を有する用紙押さえ部材20とを備えるとともに、給送された用紙12を静電吸着して記録ヘッド8に対向する位置で搬送するためのベルト搬送手段を構成する搬送ベルト21を備えている。
この搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、駆動ローラとなる搬送ローラ22と従動ローラとなるテンションローラ23との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。この搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、この搬送ベルト21の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。この帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ベルト21の裏側には、記録ヘッド8による印写領域に対応して搬送ベルト21を記録ヘッド8側に突き上げるガイド部材(印写受け部材、プラテン)を配置することができる。
この搬送ベルト21は、副走査モータ31によって駆動ベルト32及びプーリ33を介して搬送ローラ22が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回移動する。また、搬送ローラ22の軸22aにはスリットを形成してエンコーダホイール34を取り付け、このエンコーダホイール34のスリットを検知するエンコーダセンサ35を配置して、これらによって搬送ベルト21の移動量を検出する副走査エンコーダ36を構成している。
また、記録ヘッド8による画像形成領域の下流側にはテンションローラ23に対向して拍車などの押さえ手段である用紙押えコロ41を配置するとともに、搬送ベルト21から曲率分離で分離させる用紙12を案内するガイド部材42と、このガイド部材42で案内されて排出される用紙12をスタックする排紙スタックトレイ43とを設けている。
また、装置本体の背面側には、両面ユニット50が装着される。この両面ユニット50は用紙反転ローラ51、52を備え、片面への印字終了後に搬送ベルト21が逆転することによって、片面への印字が終了した用紙12が両面ユニット50に送り込まれ、反転ローラ51、52によって他面が印字面になるように用紙12が反転されて、レジストローラ16と搬送ベルト21との間に給紙される。
また、この両面ユニット50の上方には、マルチ手差しトレイ60を接続可能としている。このマルチ手差しトレイ60は、マルチ手差し61に積載される用紙62を1枚ずつ給紙する給紙コロ63と、給紙コロ63を回転駆動するためのモータ(駆動源)65と、このモータ65の回転を給紙コロ63に伝達するための駆動力伝達機構66と、マルチ手差しトレイ61上の用紙52のサイドを規制する図示しないサイドフェンスなどを備えている。このマルチ手差しトレイ60から給紙コロ63によって給紙される用紙12は、押さえコロ18と搬送ベルト21との間に送り込まれる。
さらに、図1に示すように、給紙コロ13とレジストローラ16との間の搬送経路中に用紙12の有無を検知する用紙有無センサ71を設け、また、キャリッジ3には用紙12の先端位置、両端位置検知などに用いることができる用紙センサ72を設けている。
また、図2に示すように、キャリッジ3の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド8のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、記録ヘッド8の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引用及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
また、キャリッジ3の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド31のノズル列方向に沿った開口89a〜89dを設けている。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図4を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部は、この画像形成装置全体の制御を司る、本発明に係るベルト駆動制御手段を兼ねたマイクロコンピュータで構成した主制御部101及び印刷制御を司るマイクロコンピュータで構成した印刷制御部102とを備えている。
そして、主制御部101は、通信回路100から入力される印刷処理の情報に基づいて用紙12に画像を形成するために、主走査モータ4や副走査モータ31を主走査モータ駆動回路103及び副走査モータ104を介して駆動制御するとともに、印刷制御部102に対して印刷用データを送出するなどの制御を行う。
また、主制御部101には、キャリッジ3の位置を検出するキャリッジ位置検出回路105からの検出信号が入力され、主制御部101はこの検出信号に基づいてキャリッジ3の移動位置及び移動速度を制御する。キャリッジ位置検出回路105は、例えばキャリッジ3の走査方向に配置されたエンコーダシートのスリット数を、キャリッジ3に搭載されたフォトセンサで読み取って計数することで、キャリッジ3の位置を検出する。主走査モータ駆動回路103は、主制御部101から入力されるキャリッジ移動量に応じて主走査モータ4を回転駆動させて、キャリッジ3を所定位置に所定の速度で移動させる。
また、主制御部101には搬送ベルト21の移動量を検出する搬送量検出回路106からの検出信号が入力され、主制御部101はこの検出信号に基づいて搬送ベルト21の移動量及び移動速度を制御する。搬送量検出回路106は、例えば搬送ローラ22の回転軸に取り付けられた回転エンコーダシートのスリット数を、フォトセンサで読み取って計数することで搬送量を検出する。副走査モータ駆動回路104は、主制御部101から入力される搬送量に応じて副走査モータ31を回転駆動させて、搬送ローラ22を回転駆動して搬送ベルト21を所定位置に所定の速度で移動させる。
また、主制御部101はACバイアス供給部107を介して帯電ローラ26に対してACバイアスを与えることで搬送ベルト21を帯電する制御を行う。
また、主制御部101は、給紙コロ駆動回路108に給紙コロ駆動指令を与えることによって給紙コロ13を一回転させる。主制御部101は、維持回復機構駆動用モータ駆動回路109を介して維持回復機構81の図示しないモータを回転駆動することにより、キャップ82の昇降、ワイパーブレード83の昇降、図示しない吸引ポンプの駆動などを行わせる。
また、主制御部101は、前述した用紙有無センサ71、用紙センサ72からの各検知信号を入力し、これらの両方又はいずれかの検知信号から用紙12の有無、先端位置などを検出し、この検出結果に応じて用紙12の印刷位置(記録ヘッド8による画像形成領域)への搬送を制御する。
また、主制御部101は、カートリッジ通信回路114を通じて、図示しないカートリッジ装填部に装着された各液体カートリッジに設けられる不揮発性メモリ116に記憶されている情報を取り込んで、所要の処理を行って、本体記憶手段である不揮発性メモリ(例えばEEPROM)115に格納保持する。
また、主制御部101には、環境温度、環境湿度を検知する環境センサ113からの検知信号が入力される。
印刷制御部102は、主制御部101からの信号とキャリッジ位置検出回路105及び搬送量検出回路106などからのキャリッジ位置や搬送量に基づいて、記録ヘッド8の液滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成して、上述した画像データをシリアルデータでヘッド駆動回路110に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッド駆動回路110に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバに与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッド駆動回路110に対して出力する。
ヘッド駆動回路110は、シリアルに入力される記録ヘッド8の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部102から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド8の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば前述したような圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド8を駆動する。このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、この給紙された用紙12は搬送ガイドで案内され、搬送ローラ22に相対する搬送ベルト21の部分とレジストローラ16との間で先端位置調整を行なわれた後、約90°方向転換されて、押さえコロ18と搬送ベルト21との間から送り出され、押さえコロ19で押さえられながら記録ヘッド8による画像形成領域に向けて送り出される。
そこで、用紙12を送って停止させ、キャリッジ3を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド8を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録する。そして、1行分の記録が終了したときに、搬送ベルト21を駆動して用紙12を所定の送り量(所定改行量)だけ送り、次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙スタックトレイ28に排紙する。
次に、この画像形成装置における搬送ベルトの駆動制御について図5以降をも参照して説明する。
まず、搬送ベルトの癖の発生について説明すると、前述したように、搬送ベルトによって用紙などの被搬送部材を搬送するようにした場合、被搬送部材の平面性を確保するためには、搬送ベルトにテンションを掛けた状態を保持することが重要になる。また、搬送ベルトはスムーズな周回移動を可能にし、また、ベルト自身にシワが寄ることを防止するためにしなやかな材料ないし部材で形成される。
一方、搬送ベルトを周回移動させるための駆動ローラは相対的に大きな径のローラとし、搬送ベルトにテンションを与えるための従動ローラは搬送ベルトに対する負荷を軽減するためにも相対的に小さな径のローラで構成するのが一般的である。さらに、搬送ベルトから用紙を曲率分離で分離するためにも、従動ローラは小径のローラで構成される。
そのため、例えば図5に示すように、搬送ローラ22とテンションローラ23とに掛け回して張った搬送ベルト21が停止状態に置かれていると、テンションローラ23に当接している部分にローラ形状に対応して弧状に盛り上がる、つまり、外方に膨らむ癖200が付くことがあり、その後、搬送ベルト21を移動させると、図6に示すように、搬送ベルト21に生じている癖200が移動することになる。
そのため、図7に示すように、この搬送ベルト21の癖200が大きくなると、記録ヘッド8のノズルを形成した面(ノズル面)8aと用紙搬送面とは1mm程度の微小な間隔であることから、癖200が記録ヘッド8のノズル面8aに接触(干渉)することがある。また、図8に示すように、搬送ベルト21に送り込んだ用紙12(便宜上破線で図示している。)の先端部分12aが搬送ベルト21の癖200の部分に乗り上げた状態で搬送されると、用紙12の先端部分12aが記録ヘッド8のノズル面8aに接触(干渉)して、ジャムが発生することがある。特に用紙押えコロ19によって記録ヘッド8の手前側で用紙12を押えるようにした場合、用紙12の先端部分12aは癖200に対して反り返るようになって、用紙12の先端部分12aが記録ヘッド8のノズル面8aに接触(干渉)しやすくなる。
そこで、この主制御部が行う画像形成前に搬送ベルトの癖部分を所定位置に位置させる癖位置制御の一例について図9を参照して説明する。
主制御部101は、装置本体の電源が投入されると、所要の初期処理を行ない、この初期処理の一環として、搬送ローラ22を回転駆動することによって搬送ベルト21を所定の移動量分(所定空回し量分)だけ空回しを行ない、次いで、搬送ベルト21の停止時にテンションローラ23と相対している部分(癖部分)が「所定位置」になる位置で搬送ベルト21を停止させる。なお、このとき給紙トレイ10からの用紙12の給紙は行われていない。
その後、印字要求があれば、搬送ベルト21の駆動を開始するとともに、給紙トレイ10から用紙12の給紙を行って、搬送ベルト21上に用紙12を送り込み、前述したように記録ヘッド8の走査と用紙12の間歇的な搬送を行って用紙12上に画像を形成する印刷処理(印字処理)を実行し、複数の頁に連続的に印刷する連続印刷であれば、印刷処理を繰り返し行ない、印字要求がなければその他の処理に移行する。
このような処理を行ったとき、搬送ベルト21を用紙12の給紙前に所定位置で停止させる動作は、電源投入後のファーストプリント(最初の用紙の印刷)を行う前にだけ実行することになる。したがって、複数枚の用紙に連続して画像を形成するときには、最初の用紙との関係だけで搬送ベルトの停止時に従動ローラに相対している部分が所定位置になるように駆動制御される。このような制御を行うのは、連続印刷においては、複数の用紙12を紙間をできるだけ詰めて給紙搬送することで印刷速度を向上させており、連続印刷の場合に搬送ベルト21を所定位置に停止させる動作を行うと、その分印刷速度が低下することになるからである。勿論、要求される印刷速度との関係で1枚毎に搬送ベルト21を所定位置に停止させる動作を行うようにすることもできる。
そこで、搬送ベルト21の停止時にテンションローラ23と相対している部分を停止させる「所定位置」について説明する。
「所定位置」とは、少なくとも、用紙と搬送ベルトとが相対したとき、搬送ベルトの停止時に少なくとも1つのローラ(相対的に小さな径のローラ、ここでは従動ローラ)に相対している部分(癖が生じる部分)が用紙の先端部分以外の部分と相対する位置である。
例えば、図10に示すように、給紙トレイ10から給紙された用紙12が搬送ベルト21と相対したとき、搬送ベルト21の停止時に従動ローラ23に相対している部分(癖200が生じる部分、癖部分200ともいう。)が用紙12の先端部分12a以外の部分と相対するようになる位置である。このとき、給紙前の搬送ベルト21の癖200が仮想線で示す癖200´に位置する状態で搬送ベルト21を停止させておく。
なお、「所定位置」は、搬送ベルト21の癖200からレジストローラ16までの距離、搬送速度(移動速度)、搬送ベルト21の駆動開始タイミングと用紙12の給紙開始位置からレジストローラ16までの距離、搬送速度(給紙速度)、給紙コロ13の駆動開始タイミングとの関係などによって相対的に定まる位置であるので、図10の癖200´の位置に限るものではない。
このように、少なくとも、用紙と搬送ベルトとが相対したとき、搬送ベルトの停止時にローラに相対している部分(癖が生じる部分)が用紙の先端部分以外の部分と相対する位置になるように搬送ベルトを位置させておくことによって、用紙先端部分が搬送ベルトの癖に乗り上げた状態で搬送されて画像形成手段或いはその他の部材と接触することを防止できる。
また、「所定位置」は、搬送ベルトの癖が生じる部分(癖部分)が用紙の先端部分及び後端部分以外の部分(本発明では中間部分と称する。)と相対する位置とすることができる。つまり、用紙の後端部分が搬送ベルト21の癖200に乗り上げた状態で搬送されると、場合によっては用紙12が押さえコロ19などで押さえられなくなったときに、用紙12の後端部が跳ね上げられて(反り返った状態になって)記録ヘッド8のノズル面8aに接触するおそれがあるので、搬送ベルトの癖部分が後端部分にも相対しないようにすることが好ましい。
また、「所定位置」は、図11に示すように、用紙12の先端部分12aが排紙側の押さえコロ41で押さえられる位置になったときに、癖200の部分が画像形成手段である記録ヘッド7よりも用紙搬送方向上流の位置、この例では押さえコロ18、19の間で用紙12に相対する位置とすることができる。
この位置について説明すると、例えば図12に示すように、搬送ベルト21の癖200が図11で示すような位置関係になるように搬送ベルト21を位置させておき、この状態から最初の用紙12に対する印刷を開始するために、搬送ベルト21を駆動するとともに、給紙トレイ10から用紙12の給紙を開始することによって、図13に示すように、用紙12の中間部分(先端部分及び後端部分を除く部分)に搬送ベルト21の癖200が相対した関係で用紙12が搬送され、図11に示すように、用紙12の先端部分が排紙側の押さえコロ41で押さえられる。
この場合、搬送ベルト21の癖200の部分が対向する位置で記録ヘッド8によって画像を形成するようなタイミングでは搬送ベルト21の張力によって癖200がつぶれ、また、用紙12は先端部分が押さえコロ41で押さえられるとともに押さえコロ18、19で押さえられていることとも相俟って、搬送ベルト21の癖200の部分はつぶされた状態(符号201で図示)になり、用紙12が記録ヘッド8のノズル面8aと接触することを防止でき、ジャムの発生を防止できるとともに、平面性も確保できて画像品質の向上を図ることができる。
また、上記実施形態のように電源投入後(あるいは印字開始前でもよい。)に搬送ベルト21の空回しを行うことによって、搬送ベルト21の停止時に生じている癖200をある程度は低減することができ、ジャムの発生や画像劣化を低減することができる。
次に、主制御部が行う搬送ベルトの癖を所定位置に位置させる癖位置制御の他の例について図14を参照して説明する。
この処理では、電源投入後印字要求がないまま所定時間経過するまで待機したときには、再度、搬送ベルト31の空回し処理及び搬送ベルト31を所定位置で停止させる処理を行うようにしたものである。これにより、電源投入後長時間搬送ベルトが駆動されないことによって癖が生じる場合でも、画像形成手段あるいはその他の部材と接触してジャムが発生したり、画像劣化が生じることを防止できる。
なお、ここでは、待機時間が所定時間を経過したときには搬送ベルト31の空回し処理及び搬送ベルト31を所定位置で停止させる処理を行うようにしているが、癖の発生が少ない場合には、搬送ベルト31の空回し処理を行うだけでも癖を低減することができる。
また、本実施形態のように搬送ベルトの空回しを行う場合には、搬送ベルト21が駆動されていない時間(画像形成しないダウンタイム)を計測して、このダウンタイムの長さによって、用紙を給紙する前に空回しを行うか否か、空回しを行う場合の空回し量を設定するようにすることもできる。
次に、主制御部が行う搬送ベルトの癖を所定位置に位置させる癖位置制御の更に他の例について図15を参照して説明する。
この処理では、電源投入後、環境温度を検出し、環境温度が所定温度範囲外にあるときには、搬送ベルト31を所定位置で停止させる(癖200が所定位置になる)処理を行うようにしたものである。
搬送ベルト21の癖200の付き易さ(ない状態から癖が発生する場合、発生した癖がなくなりにくい場合の両者を含む意味である。)と環境温度との関係を見ると、相対的に高い温度では搬送ベルト21が伸び易く、相対的に低い温度では搬送ベルト21に癖200が付いたときにそのままの状態で固まり易い。
そこで、環境温度Tが温度TL以上温度TH以下(TL≦T≦TH)以外のときには、搬送ベルト21の空回しだけでは癖200が影響を与えない程度に低減することができないものとして、搬送ベルト21を所定位置で停止させる(癖200が所定位置になる)ようにする。
これにより、電源投入後印刷開始可能状態になるまでの時間が無駄に長くなることを防止できる。
なお、ここでは、環境温度に基づいて電源投入後搬送ベルト21を所定位置で停止させる処理を行うようにしているが、環境温度に基づいて搬送ベルト21の空回し回数を設定して、設定した回数だけ空回しを行うようにすることもできる。例えば上述したように搬送ベルト21に癖が付き易い環境温度では相対的に空回しの回数を多くするなどの処理も行うことができ、このようにすれば、電源投入後印刷開始可能状態になるまでの時間が無駄に長くなることを防止できる。
なお、上記実施形態においては、搬送ベルト21の癖部分が所定位置になる位置で停止させている例で説明しているが、停止させることに限定されるものではない。つまり、上述したように、搬送ベルトと用紙とが相対したときに癖部分が用紙の先端部分以外の部分に相対する関係になる位置に搬送ベルトの癖部分が位置するタイミングに合わせて(同時という意味ではなく、上記関係になるタイミングという意味である。)、給紙トレイからの給紙を行うようにすれば、搬送ベルトを癖部分が所定位置になる位置で停止させなくともよい。
また、上記実施形態においては、本発明をプリンタ構成の画像形成装置及びそのベルト搬送装置に適用した例で説明したが、プリンタ/ファックス/コピアの複合機能を有するような画像形成装置、その他の搬送ベルトを用いたベルト搬送装置についても同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 同装置のベルト搬送装置部分の拡大説明図である。 同装置の要部平面説明図である。 同装置の制御部の概略構成を説明するブロック説明図である。 搬送ベルトの癖の発生の説明に供する説明図である。 図5の状態から癖が移動した状態の説明に供する説明図である。 搬送ベルトの癖が記録ヘッドに接触した状態の説明に供する説明図である。 搬送ベルトの癖に乗り上げた用紙先端部分が記録ヘッドに接触した状態の説明に供する説明図である。 主制御部が行う搬送ベルトの癖を所定位置に位置させる癖位置制御の一例の説明に供するフロー図である。 所定位置の説明に供する説明図である。 所定位置の他の例の説明に供する説明図である。 図11の例の説明に供する搬送ベルトを所定位置にしたときの癖の位置の説明に供する説明図である。 図12の状態から用紙が給紙されて搬送ベルトと相対した状態で搬送される途中経過の説明に供する説明図である。 主制御部が行う搬送ベルトの癖を所定位置に位置させる癖位置制御の他の例の説明に供するフロー図である。 主制御部が行う搬送ベルトの癖を所定位置に位置させる癖位置制御の更に他の例の説明に供するフロー図である。 環境温度と搬送ベルトの癖の付き易さの説明に供する説明図である。
符号の説明
3…キャリッジ
8…記録ヘッド
10…給紙トレイ
11…用紙積載部
12…用紙
16…レジストローラ
18、19…用紙押さえコロ
21…搬送ベルト
22…搬送ローラ
23…従動ローラ
28…排紙スタックトレイ
31…副走査モータ
41…押さえコロ
101…主制御部
200…癖

Claims (7)

  1. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
    前記用紙の先端部分が前記画像形成手段よりも用紙搬送方向下流の位置で押さえ手段により押さえられたときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記画像形成手段よりも用紙搬送方向上流の位置で前記用紙に相対する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
    複数枚の用紙に連続して画像を形成するときには、最初の用紙との関係だけで前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記用紙に相対する位置にする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
    前記搬送ベルトが駆動されない時間が所定時間を越えるときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記用紙に相対する位置にする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙と前記搬送ベルトが相対する前に、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を所定位置に位置させるベルト駆動制御手段と、を備え、
    環境温度が所定温度範囲外のときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記用紙に相対する位置にする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙と前記搬送ベルトが相対したときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記用紙の先端部分よりも用紙搬送方向流側で相対するように前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段とを備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される被搬送部材と前記搬送ベルトが相対したときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記被搬送部材と相対するように前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段とを備え
    前記搬送ベルトが駆動されない時間が所定時間を越えるときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記被搬送部材に相対する位置にする
    ことを特徴とするベルト搬送装置。
  7. 少なくとも2つのローラ間に掛け回された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトで搬送される被搬送部材と前記搬送ベルトが相対したときに、前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分が前記被搬送部材と相対するように前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動制御手段と、を備え、
    環境温度が所定温度範囲外のときに前記搬送ベルトの停止時に前記2つのローラの少なくとも1つのローラに相対している部分を前記被搬送部材に相対する位置にする
    ことを特徴とするベルト搬送装置。
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