JP4570241B2 - ヘア処理装置 - Google Patents
ヘア処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4570241B2 JP4570241B2 JP2000385370A JP2000385370A JP4570241B2 JP 4570241 B2 JP4570241 B2 JP 4570241B2 JP 2000385370 A JP2000385370 A JP 2000385370A JP 2000385370 A JP2000385370 A JP 2000385370A JP 4570241 B2 JP4570241 B2 JP 4570241B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- head
- mist
- hair treatment
- treatment unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cleaning And Drying Hair (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は美容院や理容院に配備されて染髪、パーマネント、乾燥、ウェーブ等の各種ヘア処理を行なうヘア処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、美容院や理容院に配備されるヘア処理装置としては、加熱ヒータや送風機を組み込んだボンネット型ものが一般的に用いられている。しかし、ボンネット型のものは、被施術者の頭部全体を被套する構造となっているうえに、ボンネットに加熱ヒータや送風機等の装置の多くがボンネット部に組み込まれるので、重心が上になり、安定性が悪く、特に、移動時には不安定となる問題があった。
しかも、頭部全体を被套するため部分的なヘア処理を行なうことができないうえ、施術を行ないつつヘア処置を行なうことができないという問題があった。さらに、ヘア処理用の薬液を使用するとボンネットに薬臭が染み付いて被施術者に不快感を与えるという問題もあった。そこで、部分的なヘア処理やヘア処理と施術とを同時に行なうことのでき、且つ安定性の向上や移動時の不安定さを解消するため、ボンネットを用いず加熱ヒータや送風機を取り付けた開放型のヘア処理装置も種々提案されている。
【0003】
しかし、開放型のため、頭部全体のヘアを均一に加熱したり、頭部全体に均一な送風を行なうことが難しいことから、モータ等により加熱ヒータや送風機を頭部の周囲で回動するようにして、頭部全体が均一に加熱されるようにしたり、頭部全体に均一な送風が行われるようにしている。ところが、加熱ヒータや送風機を頭部の周囲で均一に回動させる駆動機構は構造が複雑になることから、故障の原因となり易く長期間耐用できないという問題があるうえに、部品数が増し安価に製造できないという問題があった。しかも、駆動機構は上方に設けられるため従来と同様重心が上に位置し、安定性や移動時の不安定さがさほど改善されないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は安定性がよいうえに、構造が簡単で安価に提供でき、しかも施術の自由度が大きいヘア処置装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するため本発明は、上下位置調整機構と左右位置調整機構とを有するヘッドに内蔵される蒸気発生機構とミスト発生機構とから発生される蒸気とミストとを混合する混合器を設け、該ヘッドに固定される後部ヘア処理部と、位置保持自在な可動機構を介して前記ヘッドに、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部とを被施術者の頭部と接離自在に設けたヘア処理装置であって、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部及び後部ヘア処理部に加熱機と送風機とを組み込むとともに、後部ヘア処理部と側部ヘア処理部に、前記混合器に接続管を介して接続されるミスト噴霧機を組み込んだヘア処理装置を請求項1の発明とし、請求項1の発明において、可動機構が頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部をヘッドに枢着する枢軸部に設けられるヘア処理装置を請求項2の発明とし、可動機構を頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部をヘッドに取り付ける変形自在なアームとしたヘア処理装置を請求項3の発明とし、請求項1から3の発明において、可動機構に最小開度または最大開度または最小および最大開度で頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部を停止させるストッパ機構が設けられているヘア処理装置を請求項4の発明とし、請求項1から3の発明において、後部ヘア処理部または頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部が複数設けられるヘア処理装置を請求項5の発明とし、請求項1から5の発明において、上下位置調整機構が建物に固定されるヘッド取付用アームまたは高さ調整自在なヘッド取付用ワゴンまたは高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドであるヘア処理装置を請求項6の発明とし、請求項1から5の発明において、左右位置調整機構が建物に固定されるヘッド取付用アームまたはヘッド取付用ワゴンまたはヘッド取付用キャスター付きスタンドであるヘア処理装置を請求項7の発明とし、請求項1の発明において、ミスト噴霧機の噴霧ノズル部に液垂れ防止機構が設けられているヘア処理装置を請求項8の発明とし、請求項8の発明において、液垂れ防止機構が噴霧ノズル部の先端内周面に設けられた環状の堰または噴霧ノズル部の外周に巻装したヒータまたは噴霧ノズル部の外周に噴霧口より先端を張出させて嵌着した吸水体またはこれらを全てまたはこれらを適宜組み合せたものであるヘア処理装置を請求項9の発明とし、請求項9の発明において、環状の堰の内周端縁が鋭角部に形成されるヘア処理装置を請求項10の発明とし、請求項1の発明において、混合器にミスト分配部が一体的に設けられているヘア処理装置を請求項11の発明とし、混合器からのミストが開閉弁を設けた分岐部を介して分岐されるヘア処理装置を請求項12の発明とし、請求項12の発明において、分岐部と接続されるミスト送出管に複数の接続口を形成した結露タンクが接続されるヘア処理装置を請求項13の発明とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
1は蒸気発生機構2とミスト発生機構3とを内蔵させたヘッドであり、該ヘッド1には後部ヘア処理部4、頂部ヘア処理部5、側部ヘア処理部6が取り付けられている。該後部ヘア処理部4はヘッド1に固定されるものであり、頂部ヘア処理部5と側部ヘア処理部6は位置保持自在な可動機構7により被施術者の頭部と接離自在とされるものである。また、ヘッド1は上下位置調整機構9および左右位置調整機構10を介して被施術者の頭部位置とヘッド1位置とを調整自在としている。前記上下位置調整機構9および左右位置調整機構10は水平回動および上下枢動自在なヘッド取付アーム11、あるいは高さ調整自在な被施術者用椅子とヘッド取付用ワゴンまたはヘッド取付用キャスター付きスタンドとの組合わせ、あるいは高さ調整自在なヘッド取付用ワゴン、あるいは高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドとすることができる。
【0007】
図1、2、3および図17に示されるようなワゴンやキャスター付きスタンドにヘッド1が装着される場合は、ワゴンやキャスター付きスタンドによりヘッド1の上下位置を調整することができないので、図示しない高さ調整自在な被施術者用椅子を上下位置調整機構9とし、ヘッド1を装着するヘッド取付用ワゴンやヘッド取付用キャスター付きスタンドを左右位置調整機構10とする。また、図18、19に示されるようなヘッド取付用ワゴンは、スライド自在なワゴンの胴部をモータ駆動により高さ調整するものとして、左右移動機構10をもつヘッド取付用ワゴン自体に上下位置調整機構9を持たせたものとしているので、被施術者用椅子は高さ調整機能が不要となる。さらに、図20、21に示されるようなヘッド取付用キャスター付きスタンドは、スタンドの支柱をスライド自在なものとし、該支柱を任意の長さにおいて固定ノブ1bにより締め付け固定することにより高さ調整するものとして、左右移動機構10をもつヘッド取付用キャスター付きスタンド自体に上下位置調整機構9を持たせたものとしているので、被施術者用椅子は高さ調整機能が不要となる。さらに、図23〜図31に示されるような、水平回動および上下枢動自在なヘッド取付アーム11にヘッド1が装着される場合は、ヘッド取付アーム11はヘッド1の上下および左右位置調整を行なうことができるので、高さ調整自在な被施術者用椅子は不要となる。
【0008】
また、前記ヘッド取付アーム11は図23〜28に示されるように、壁や天井に固定されるブラケット11aにアーム11bを水平回動自在に軸支させるとともに、該アーム11bの先端に伸縮アーム11cの基端を上下枢動自在に軸支し、伸縮アーム11cの先端にヘッド1を枢着したものである。さらに、図29〜31に示されるヘッド取付アーム11は、アジャスタ機構をもって天井と床間に立設される固定スタンド12に固定されるブラケット11aにアーム11bを水平回動自在に軸支させるとともに、該アーム11bの先端に伸縮アーム11cの基端を上下枢動自在に軸支し、伸縮アーム11cの先端にヘッド1を枢着したものである。このようにヘッド取付アーム11にヘッド1を装着することにより、ヘッド1をヘッド取付用ワゴンやヘッド取付用キャスター付きスタンドに装着した場合のように、施術者の作業を邪魔することがない。
【0009】
前記、固定の後部ヘア処理部4には図6、7に示されるような加熱機13と送風機14とミスト噴霧機15が取り付けられるもので、該後部ヘア処理部4はやや上向きの傾斜をもたせて上下に並設され、上下に並設される後部ヘア処理部4は上下を同時あるいは個別に作動させることができる。さらに、後部ヘア処理部4に設けられる加熱機13と送風機14とミスト噴霧機15は同時あるいは個別に作動させることができるものである。そして、後部ヘア処理部4のミスト噴霧機15には蒸気発生機構2とミスト発生機構3により生成されたミストが供給されるものである。なお、後部ヘア処理部4は上下に並設したものとしているが、一つあるいは二つ以上を適宜配置するものとしてもよい。
【0010】
また、前記頂部ヘア処理部5は図9、10に示されるように、加熱機13と送風機14とが取り付けられ、ミスト噴霧機15は取り付けられていない。これは頂部ヘア処理部5にミスト噴霧機15を組み込むと、結露水が滴下してヘア処理を阻害するうえに、被施術者に不快感を与えるからである。また、前後に並設される頂部ヘア処理部5は前後を同時あるいは個別に作動させることができる。さらに、頂部ヘア処理部5に設けられる加熱機13と送風機14は同時あるいは個別に作動させることができるものである。また、頂部ヘア処理部5はヘッド1に可動機構7を組み込んだ図5または図12に示されるようなアーム16を介して取り付けられ、可動機構7により頂部ヘア処理部5は被施術者の頭部位置と接離自在とされるとともに、頂部ヘア処理部5を任意の位置で動き止め保持できるものとしている。なお、頂部ヘア処理部5は前後に並設したものとしているが、一つあるいは二つ以上を適宜配置するものとしてもよい。
【0011】
さらに、前記側部ヘア処理部6、6は後部ヘア処理部4と同様、図6、7に示されるような加熱機13と送風機14とミスト噴霧機15が取り付けられるもので、左右に配置される側部ヘア処理部6は左右を同時あるいは個別に作動させることができる。さらに、側部ヘア処理部6に設けられる加熱機13と送風機14とミスト噴霧機15は同時あるいは個別に作動させることができるものである。
また、左右の側部ヘア処理部6はヘッド1に可動機構7を組み込んだ図5または図12に示されるようなアーム16を介して取り付けられるもので、可動機構7により各側部ヘア処理部6は個別あるいは同時に被施術者の頭部位置と接離自在とされるとともに、側部ヘア処理部6を任意の位置で動き止め保持できるものとしている。そして、側部ヘア処理部6のミスト噴霧機15にはヘッド1の蒸気発生機構2とミスト発生機構3により生成されたミストが供給されるものである。
【0012】
また、前記可動機構7は図4に示されるように、頂部ヘア処置部5や側部ヘア処理部6をヘッド1に取り付けるアーム16の枢軸部に設けられるものと、図13、14、15に示されるように、頂部ヘア処置部5や側部ヘア処理部6をヘッド1に取り付けるアーム17自体にその機能を持たせたものとがあり、該アーム17は変形自在で位置保持ができるフレキシブルチューブとしている。そして、可動機構7を枢軸部としたものは図4に示されるように、ヘッド1側の軸支部1aと頂部ヘア処理部3あるいは側部ヘア処理部4のアーム16の軸支部16aとをブレーキ機構18を介して枢着するもので、該ブレーキ機構18は軸支部1aの軸筒スペーサ18aの両端に螺着される軸ボルト18b、18bと、一方の軸ボルト18bの座面と軸支部16a間に介在される複数の皿ばね18cと、軸支部1aと軸支部16aとの間に介在される一つの皿ばね18cとよりなるものである。このように皿ばね18cによるばね力により軸支部1aと軸支部16a間に抵抗を与えて、頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6のアーム16を任意の角度で動き止め保持するものである。
【0013】
また、図13、14、15に示されるように、可動機構7の機能をアーム17にもたせたものは、頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6をヘッド1に取り付けるアーム17が、変形自在で変形位置で位置保持できるフレキシブルチューブとするものであり、頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6を所定の位置に移動してフレキシブルチューブを変形させれば、フレキシブルチューブよりなるアーム17は移動した位置に頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6を位置決め保持することとなる。また、アーム17は図15に示されるように、3本のフレキシブルチューブとしているが、側部ヘア処理部6のように水平に配置されて大きな力がかからないうえに側部ヘア処理部6が一つで軽い場合は、1本あるいは2本のフレキシブルチューブとしてもよい。
【0014】
20は可動機構7に設けられるストッパ機構であり、該ストッパ機構20は枢軸式のものにおいては、図5に示されるような、アーム16の基端に最大開度でヘッド1側のストッパ部20aに当接する当て面16aを設けるとともに、アーム16の基方部内面に最小開度でヘッド1側のストッパ部20bに当接する当て面16bを形成し、前記ストッパ部20a、20bにより頂部ヘア処理部5あるいは側部ヘア処理部6の最大開度と最小開度を設定するものとするか、図12に示されるように、アーム16の基端に一定角度の円弧状切欠16cを形成し、該円弧状切欠16c内にヘッド1側に取り付けたストッパピン20cを配置させたものである。そして、円弧状切欠16cとストッパピン20cにより頂部ヘア処理部5あるいは側部ヘア処理部6の最大開度と最小開度が設定されるものとしている。また、最小開度の設定は何らかのトラブルや人がぶつかって頂部ヘア処理部5または側部ヘア処理部6がその位置で保持できなくなったとき、被施術者の頭部に頂部ヘア処理部5が当たることを防止できるので極めて重要なものとなる。
【0015】
また、可動機構7がアーム17によるものである場合、そのストッパ機構20は、図13、14、15に示されるように、アーム17としてのフレキシブルチューブが前傾されたとき、フレキシブルチューブを当接させるストッパ板20eを設けたものとしている。具体的には、フレキシブルチューブを直接ストッパ板20eに当接させると、フレキシブルチューブを傷めることとなるので、アーム17に取り付けられた当て板17aをストッパ板20eに当接させるものとしている。
【0016】
さらに、前記した加熱機13は防護スクリーン21を外した図6、7に示されるように、断面略半円形の環状反射板13aと、該環状反射板13aの前方に配置される環状の遠赤外線ヒータ13bとからなるものである。また、該加熱機13はパーマやヘヤダイの際、薬液の反応促進を促したり、遠赤外線効果により頭皮やヘアの細胞の代謝機能を活性化したり、洗髪されたヘアの乾燥を行なうものである。13cは遠赤外線ヒータ13bを支持する碍子である。
【0017】
また、送風機14はモータに駆動されるファン14aよりなるものであり、前記加熱機13とは各別または同時に作動することができ、送風機14のみを作動させてヘアの表面水分のみを乾燥させて艶出しを行なったり、加熱機13と同時に作動させて急速乾燥を行なうことができるものである。14bは背面に形成される送風空気吸引用のスリット状吸気口である。
【0018】
22はミスト噴霧機15に設けられる液垂れ防止装置であり、該液垂れ防止装置22は図8に示されるように、噴霧ノズル22aの開口内周縁に環状の堰22bを形成して結露水が垂れ落ちないようにするとともに、噴霧ノズル22aの周囲にヒータ23を巻装して結露水を蒸発乾燥させるようにしたり、図16に示されるように、噴霧ノズル22aの外周にノズル開口より先端を張出させて嵌着した吸水体24に結露水を吸収させるものである。また、吸水体24の表面は外筒22cにより被套されるとともに、外筒22cの先端に内鍔を形成して吸水体24の先端外周縁を係止させることにより、吸水体24の脱落を防止できるうえに、外筒22cの内鍔に付着する結露水を吸水体24が吸水して液垂れを確実に防止することができる。さらに、吸水体24は外筒22cと一体に噴霧ノズル22aから取り外すことができるので、吸水体24の吸水が限界に達したら、吸水体24と外筒22cを外して使い捨て式の吸水体24を交換するか、ウレタン樹脂よりなる吸水体24を絞って水分を除去したうえ、再び噴霧ノズル22aに吸水体24を装着して再使用してもよい。また、外筒22cに水分蒸発用の透孔22dを形成すれば、該透孔22dから水分を蒸発させることができるので、吸水量を増すことができ、長時間の連続使用が可能となり、外筒22cの交換回数を低減でき、交換作業による稼動時間の低下を抑えてヘア処理効率を上げることができる。25は堰22bの内周端縁に形成される外広がりの鋭角部であり、該鋭角部25は噴霧ノズル22aの先端に付着した結露水の成長を阻害するものである。また、前記堰22bやヒータ23、吸水体24等は使用状況に応じてこれらを単独または複数を適宜組み合わせれば液垂れをより確実に防止することができる。
【0019】
また、前記した蒸気発生機構2とミスト発生機構3はミスト噴霧機15にミストを供給するものであり、蒸気発生機構2は図11、22に示されるように蒸気窯30と、該蒸気窯30内に配置されるシーズヒータ30aとよりなる。前記ミスト発生機構3は水タンク31と、該水タンク31の底部に配置させた超音波振動子31aと、水タンク31内の水が既定値以下となったときに報知を行なうフロートスイッチ31bと、水タンク31に水を供給するための着脱自在な給水タンク31cと、超音波振動子31aにより発生したミストを送出させる送風ファン31dとからなるものである。32は給水タンク31cの給水ノズルであり、該給水ノズル32は先端が閉塞され、給水水位レベル位置の側壁に通水孔を透設することにより、常に、水位を一定に維持できるものとしている。また、33は先端を水中に位置させた水タンク31の隔壁であり、該隔壁33は給水タンク31cが設けられた給水タンク部と超音波振動子31aを設けたミスト発生部とを区画し、ミスト発生部で発生されたミストが給水タンク部に流入しないようにするためのものである。34は先端を水面から若干離した位置に配置させた区画板であり、該区画板34はミスト発生部をミスト生成部と送風部とに区画し、ミストが送風空気により確実に送出されるようにするものである。
【0020】
35はミストと蒸気を混合する混合器であり、該混合器35は図11に示されるように、その側壁にミスト発生機構3のミスト供給管35aと、蒸気発生機構2の蒸気供給管35bとが接続されている。蒸気供給管35bはミスト供給管35aより上方に接続されるとともに、その先端をミスト供給管35aより混合器35内に深く突出させたものとし、蒸気がミスト供給管35a内に逆流することがないようにしている。また、混合器35は図22に示されるように、その底部にミスト発生機構3のミスト供給管35aと、蒸気発生機構2の蒸気供給管35bとがその開口端を底部より突出させて接続している。また、蒸気供給管35bはミスト供給管35aより前方に接続したものとし、蒸気がミスト供給管35a内に逆流することがないようにしている。さらに、図22における混合器35は、開口50aが形成される水平な隔壁50bにより約半分に仕切り、上部にミスト噴霧機15にミストを分配するミスト分配部50を一体的に設けるとともに、結露タンクの機能をもたせたものとしている。このような構造とすることにより、図11に示されるような結露タンクが不要になり、装置を極めてコンパクト且つ、安価なものとすることができる。また、該混合器35にはイオンまたはオゾン発生装置42が設けられ、ミスト分配部50にはサーミスタ43が設けられている。混合器35のイオンまたはオゾン発生装置42は蒸気やミストに含まれる薬剤臭をイオンやオゾンにより分解して脱臭を行なうものであり、ミスト分配部50に設けられるサーミスタ43はミストの温度に基づいて蒸気とミストの混合率、すなわち、蒸気発生量を調整して蒸気の供給量を変え、ミストの温度を設定するためのものである。46は混合器35の底部に設けられる結露水排出用のドレン管であり、該ドレン管46は蒸気発生機構2とミスト発生機構3と接続されている。47は集合ドレン管であり、該集合ドレン管47には開閉弁47aが取り付けられている。
【0021】
36は図11に示されるように、混合器35からのミストを分岐させる分岐部であり、該分岐部36にはミスト送出管36a、36bの開口を開閉する開閉弁37a、37bが設けられているが、開閉弁を用いずT字継手により分岐するものとしてもよし、図22に示されるように、分岐されないものとしてもよい。前記開閉弁37a、37bはミストをミスト噴霧機15と外部接続口40との双方に供給すると、ミストの供給不足が生じることがあるため、分岐部36を交互にオンオフして切り換えることができるようにしているが、供給が十分であれば開閉弁37a、37bの双方を開放してもよい。38は分岐された一方のミスト送出管36aの終端に接続される結露タンクである。39は分岐された他方のミスト送出管36bの終端に接続される結露タンクである。そして、該結露タンク38には複数の接続口が形成され、該接続口は図11に示されるように、接続管を介して後部ヘア処理部4あるいは側部ヘア処理部6のミスト噴霧機15に接続される。また、該結露タンク39には複数の接続口が形成され、該接続口は図11に示されるように、接続管を介して外部接続口40に接続される。また、前記混合器35に接続されるミスト排出管41には、イオンまたはオゾン発生装置42とサーミスタ43が設けられている。イオンまたはオゾン発生装置42は排出管41を通過する温かいミスト中に含まれる薬剤臭をイオンやオゾンにより分解し、ミストの脱臭を行ない、サーミスタ43はミストの温度に基づいて蒸気とミストの混合率、すなわち、蒸気発生量を調整して蒸気の供給量を変え、ミストの温度を設定するためのものである。
【0022】
44は図11に示される結露タンク39の底部に取り付けられる結露水排水用のドレン管であり、該ドレン管44には開閉弁44aが設けられている。そして、結露タンク39に設けられたフロートスイッチ45が満水を検知すると開閉弁44aを開放して結露水を排出するものである。46は結露タンク38の底部に取り付けられる結露水排水用のドレン管であり、該ドレン管46は前記した蒸気発生機構2とミスト発生機構3と混合器35と接続されている。47は集合ドレン管であり、該集合ドレン管47には開閉弁47aが取り付けられている。48は必要に応じて外部接続口40にホースを介して接続されるヘアキャップである。49はアーム16を被覆する蛇腹式のブーツである。
【0023】
このように構成されたものは、先ず、使用環境や設置条件に合わせてヘッド取付用ワゴンあるいはヘッド取付用キャスター付きスタンドにヘッド1を取り付けたものか、高さ調整自在なヘッド取付用ワゴンあるいは高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドにヘッド1を取り付けたものか、建物に固定したヘッド取付アーム11にヘッド1を取り付けたもの、あるいは両者を適宜組み合わせたものを美容室や理容室に配備する。そして、使用にあたっては、施術者は先ずヘッド1位置を被施術者の頭部位置に合わせる。この位置合わせは、ヘッド1が上下位置調整機構9と左右位置調整機構10とを有するヘッド取付アーム11に取り付けられているときは、図23〜25または図26〜31に示されるように、壁や天井あるいは天井と床間に立設された固定スタンド12に固定されるブラケット11aに軸支されるアーム11bを水平回動させるとともに、アーム11bに軸支される伸縮アーム11cを上下枢動させて行なう。そして、ヘッド1が上下位置調整機構9と左右位置調整機構10とを有する高さ調整自在なヘッド取付用ワゴンあるいはヘッド取付用キャスター付きスタンドに取り付けられているときは、ヘッド取付用ワゴンあるいはヘッド取付用キャスター付きスタンドを床上で水平移動させてヘッド1の左右位置の調整を行なうとともに、ヘッド取付用ワゴンあるいはヘッド取付用キャスター付きスタンドの高さをモータ駆動により調整したり、手動で調整して固定ノブ1bにより締め付け固定してヘッド1の上下位置を調整する。また、ヘッド取付用ワゴンやヘッド取付用キャスター付きスタンドにヘッド1が取り付けられているとき、ヘッド取付用ワゴンやヘッド取付用キャスター付きスタンドには左右位置調整機構10しかないので、左右方向の位置合わせはヘッド取付用ワゴンやヘッド取付用キャスター付きスタンドにより行ない、被施術者の頭部の上下方向への位置合わせは、上下位置調整機構9を有する高さ調整自在な被施術者用椅子で行なうものとする。
【0024】
このようにして、被施術者の頭部とヘッド1との位置合わせが行われた後、図4に示されるような枢軸部に設けられた可動機構7や図13、14、15に示されるような、変形自在で位置保持ができるフレキシブルチューブよりなるアーム17を用いた可動機構7によって、頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6の開度を調整し、ヘアの処理部位やヘア処理強さに応じて頭部との位置を調整する。前記枢軸部による可動機構7は皿ばね18cにより枢動抵抗を与えて任意の位置で頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6を位置決め保持させることができ、変形自在で位置保持ができるアーム17による可動機構7ではフレキシブルチューブを変形させて頂部ヘア処理部5や側部ヘア処理部6の位置決め保持を行なうものとする。そして、頭部全体の乾燥を行なう際、ヘッド1と後部ヘア処理部4の高さおよび頂部ヘア処理部5を図18あるいは図19、図20あるいは図21、図23、図26、図29に示される状態とするとともに、側部ヘア処理部6の位置を図3に示される若干閉じ気味の一点鎖線の状態に位置させる。
【0025】
次いで、後部ヘア処理部4と頂部ヘア処理部5および側部ヘア処理部6の加熱機13と送風機14を作動させ、遠赤外線ヒータ13aによる加熱と、送風機14のファン14aによる送風を行なう。遠赤外線による加熱と送風により、極めて効率よくヘアの乾燥を行なうことができる。しかも、遠赤外線ヒータ13aによる遠赤外線効果により、頭皮やヘアの代謝を活発化して傷んだ髪や頭皮を整えることができる。
【0026】
また、薬液を用いたパーマあるいはブローセットの際には、ヘッド1と後部ヘア処理部4の高さおよび頂部ヘア処理部5を図24、27、30に示されるように、頂部ヘア処理部5を最大開度まで起立させるとともにヘッド1を若干上昇させたものとする。そして、側部ヘア処理部6を図3に示される若干閉じ気味とした一点鎖線の状態に位置させる。これにより、被施術者の頭部略全体にミストが噴霧される状態に後部ヘア処理部4と側部ヘア処理部6とが配置されることとなる。この状態で後部ヘア処理部4と側部ヘア処理部6のミスト噴霧機15を作動させて後部と側部のヘアに温かいミストを噴霧すれば、ミストはヘア内に浸透して還元アルカリにより失われる水分を補うとともに、薬液の活性化を促進することとなる。また、ブローセットの場合は、ブローセットを行なう前に、後部ヘア処理部4と側部ヘア処理部6のミスト噴霧機15によりミストを噴霧させて、水分をヘア内に浸透させて、ブローの高温から髪を守り、乾燥し過ぎを防止する。
【0027】
前記ミスト噴霧の際、ミスト噴霧機15からのミストは図11、22に示される、蒸気発生機構2により発生された蒸気とミスト発生機構3により発生されたミストを混合器35により混合されて温かいミストとして噴霧される。ミスト噴霧機15は図6、7に示されるように、加熱機13と送風機14の中心前方に噴霧ノズル22aが配置されるので、加熱機13と送風機14がミスト流に干渉することはない。また、送風機14による送風とミストの噴霧を同時に行なえば、ミストはより強く噴霧されてヘアの奥の隅々にまで進入して頭皮に近い位置にあるヘアにも短時間に水分を浸透させることができる。
【0028】
また、必要に応じて、ミスト噴霧機15と加熱機13とを併用することにより、後部ヘア処理部4、側部ヘア処理部6により種々のヘア処理を行なうことができることとなる。また、ミスト噴霧機15によりミストを噴霧する際、噴霧ノズル22a内に付着する結露水は、噴霧ノズル22aの先端内周面に形成した環状の堰22bや、噴霧ノズル22aの周囲に巻装したヒータ23や、噴霧ノズル22aの外周にノズル開口より先端を張出させ吸水体24、あるいはこれらを適宜組み合せた液垂れ防止機構22により、結露水の垂れは確実に防止されるので、被施術者に結露水が垂れることがないので、ヘア処理時、染めむらや色むらが生じることがないうえに、被施術者に不快感を与えることがない。
【0029】
また、図25、28、31に示されるように、頂部ヘア処理部5を最小開度まで閉じた状態とすればヘッド1の上方はコンパクトに折り畳まれるので、不使用時にはヘッド1を天井付近に配置させることができるので、ヘッド1により施術者の邪魔をすることがない。また、頂部ヘア処理部5を最小開度まで閉じたとき、図5に示されるストッパ機構20では、アーム16の基端に設けられた当て面16bがヘッド1側のストッパ部20bに当接して頂部ヘア処理部5を確実に停止させることができる。また、図12に示されるストッパ機構20では、円弧状切欠16cの一端にヘッド1側のストッパピン20cが当接することにより、確実な停止が得られることとなる。また、ストッパ機構20は頂部ヘア処理部5または側部ヘア処理部6をある角度に保持させているとき人がぶつかったり、何らかのトラブルでアーム16が枢動して頂部ヘア処理部5が被施術者の頭部に当たったりすることを的確に防止するものである。
【0030】
また、ミストの噴霧は、図11、22に示される蒸気発生機構2の蒸気窯30内の水をシーズヒータ30aにより加熱して蒸気を発生させるとともに、ミスト発生機構3の水タンク31の底部に設けた超音波振動子31aによりミストは発生される。そして、蒸気発生機構2による蒸気と、超音波振動子31aにより発生されたミストは混合器35に送出される。そして、蒸気とミストは混合器35内で混合されて温かいミストとなり、図11においてはミスト排出管41に送り出され、図22においては、ミスト分配器50を介してミスト噴霧機15に送出されることとなる。このときミストはイオンまたはオゾン発生装置42によりイオンまたはオゾンが混入されて脱臭されるとともに、サーミスタ43により設定された温度とされる。図11においては、ミストは分岐部36を介して外部接続口40に向かうものと、ミスト噴霧機15に向かうものとに分けられる。そして、図11においては、ミスト噴霧機15に向かうミストは結露タンク38に供給された後、結露タンク38の接続口より各ミスト噴霧機15に分配されて噴霧されることとなる。また、結露タンク39の接続口を介して外部接続口40に向かうミストは、必要に応じて、外部接続口40にホースを介して接続されたヘアキャップ48に供給されるもので、ミストをヘアキャップ48に供給することにより、パーマやカラーリング、トリートメント時、効率よく薬液の浸透を促進したり、ヘアに水分を浸透させることができることとなる。
【0031】
なお、前記好ましい実施の形態では、ミストを温かいミストとしているが、蒸気を混合しない単なるミストのみとしてもよいことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】
本発明は前記説明により明らかなように、上下位置調整機構と左右位置調整機構とを有するヘッドに内蔵される蒸気発生機構とミスト発生機構とから発生される蒸気とミストとを混合する混合器を設け、該ヘッドに固定される後部ヘア処理部と、位置保持自在な可動機構を介して前記ヘッドに、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部とを被施術者の頭部と接離自在に設けたヘア処理装置であって、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部及び後部ヘア処理部に加熱機と送風機とを組み込むとともに、後部ヘア処理部と側部ヘア処理部に、前記混合器に接続管を介して接続されるミスト噴霧機を組み込んだ開放型とすることにより、ボンネット型のように薬剤臭が染み付くことがないので、被施術者は薬剤臭による不快感を受けることがない。しかも、開放型とすることによりヘッドを軽量化できるので、ボンネット型のものと比較して安定性や操作性がよい。また、可動機構により頭部との接離を行なうことにより、部分的な加熱や送風あるいはミスト噴霧を行なうことができるうえに、部分的に加熱強さや送風強さミスト噴霧強さを変えることができるので、ヘア処理の自由度が高くなる。さらに、送風や加熱あるいはミスト噴霧を行ないつつ施術を行なうこともできるので、ヘア処理の自由度が大幅に増すうえに、施術時間を短縮することができる。しかも、モータ等による駆動機構がないので、構造が簡単で故障することがなく、長期間耐用できるものとなる。また、上下位置調整機構と左右位置調整機構により被施術者の頭部位置とヘッド位置とを調整自在とすることにより、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部がどのような位置にあっても、被施術者の頭部位置とヘッド位置とを簡単且つ確実に合わせることができる。しかも、後部ヘア処理部または側部ヘア処理部に、加熱機、送風機、ミスト噴霧機を組み合せて組み込むことにより、各種ヘア処理を一つの装置で行なうことができる。さらに、ミスト噴霧機より噴霧されるミストがヘッドに設けられた蒸気発生機構とミスト発生機構とにより生成されるものとすることにより、最も重量のある機構の取付位置を下げることができるので、安定性を増すことができる。また、蒸気発生機構により発生された蒸気とミスト発生機構により発生されたミストが混合器で混合されることにより、的確にミストと蒸気が混合されるものとなる。請求項4のように、可動機構に最小開度または最大開度または最小および最大開度で頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部を停止させるストッパ機構を設けることにより、頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部の操作を安全なものとすることができるうえに、頂部ヘア処理部や側部ヘア処理部が不意に移動して被施術者に当たることを確実に防止できる。請求項5のように、後部ヘア処理部または頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部が複数設けるものとすることにより、頭部全体のヘアに均一なヘア処理を行なうことができる。請求項8のように、ミスト噴霧機の噴霧ノズル部に液垂れ防止機構を設けることにより、施術中に結露水がヘアに滴下されてヘアカラーやヘアダイ時に色むら染めむらを生じさせることがないうえに、結露水が顔や頭部に滴下されて被施術者に不快感を与えることがない。請求項9のように、液垂れ防止機構が噴霧ノズル部の先端内周面に設けられた環状の堰または噴霧ノズル部の外周に巻装したヒータまたは噴霧ノズル部の外周に噴霧口より先端を張出させて嵌着した吸水体またはこれらを全てまたはこれらを適宜組み合せたものとすることにより、より確実に液垂れを防止することができる。請求項10のように、環状の堰の内周端縁を鋭角部に形成することにより、結露水が大きく成長することを防止できるので、たとえ、結露水が滴下することがあってもヘア処理に影響を与えることがなく、しかも、被施術者に不快感を与えることがほとんどない。請求項11のように、混合器にミスト分配部が一体的に設けられるものとすることにより、装置がコンパクトなものとなるうえに、部品数が低減できるので製造も簡単となり、故障も起こり難くなるうえに安価なものとすることができる。請求項12のように、混合器からのミストが開閉弁を設けた分岐部を介して分岐されるものとすることにより、ミストを交互に切り換えて送出できるので、ミストの供給不足を防止することができる。請求項13のように、分岐部に接続されるミスト送出管に複数の接続口形成した結露タンクを接続することにより、多数のミスト噴霧機よりミストを噴霧できるうえに、ミストに結露水が混じって噴霧されることを的確に防止できる等種々の利点を有するものである。
従って、本発明は従来の問題点を解消したヘア処理装置として業界の発展に寄与するところ極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態を示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態を示す平面図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態に用いられる可動機構を枢軸部に設けた例を示す一部切欠正面図である
【図5】本発明の好ましい実施の形態に用いられるストッパ機構を示す一部切欠側面図である。
【図6】本発明の好ましい実施の形態に用いられる後部または側部ヘア処理部の正面図である。
【図7】本発明の好ましい実施の形態に用いられる後部または側部ヘア処理部の断面図である。
【図8】本発明の好ましい実施の形態のミスト噴霧機に設けられる液垂れ防止機構を示す断面図である。
【図9】本発明の好ましい実施の形態に用いられる頂部ヘア処理部の正面図である。
【図10】本発明の好ましい実施の形態に用いられる頂部ヘア処理部の断面図である。
【図11】本発明の好ましい実施の形態の全体構造を示す概略説明図である。
【図12】本発明の好ましい実施の形態に用いられる他のストッパ機構を示す側面図である。
【図13】本発明の好ましい実施の形態に用いられる他の可動機構を示す一部切欠側面図である。
【図14】本発明の好ましい実施の形態に用いられる他の可動機構を示す一部切欠正面図である。
【図15】本発明の好ましい実施の形態に用いられる他の可動機構の可動状態を示す一部切欠側面図である。
【図16】本発明の好ましい実施の形態のミスト噴霧機に設けられる他の液垂れ防止機構を示す断面図である。
【図17】本発明の好ましい実施の形態のヘッドをヘッド取付ワゴンに組み込んだ例を示す正面図である。
【図18】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを高さ調整自在なヘッド取付用ワゴンに組み込んだ例を示す正面図である。
【図19】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを高さ調整自在なヘッド取付用ワゴンに組み込んだ例の状態を異にして示す正面図である。
【図20】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドに組み込んだ例を示す正面図である。
【図21】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドに組み込んだ例の状態を異にして示す正面図である。
【図22】本発明の好ましい実施の形態の全体構造を示す概略説明図の他の例である。
【図23】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを壁に取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例を示す側面図である。
【図24】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを壁に取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例の可動状態を示す側面図である。
【図25】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを壁に取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例の収納状態を示す側面図である。
【図26】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを天井に取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例を示す側面図である。
【図27】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを天井に取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例の可動状態を示す側面図である。
【図28】本発明の好ましい実施の形態のヘッドを天井に取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例の収納状態を示す側面図である。
【図29】本発明の好ましい実施の形態のヘッドをスタンドに取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例を示す側面図である。
【図30】本発明の好ましい実施の形態のヘッドをスタンドに取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例の可動状態を示す側面図である。
【図31】本発明の好ましい実施の形態のヘッドをスタンドに取り付けたヘッド取付アームに組み込んだ例の収納状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド
2 蒸気発生機構
3 ミスト発生機構
4 後部ヘア処理部
5 頂部ヘア処理部
6 側部ヘア処理部
7 可動機構
9 上下位置調整機構
10 左右位置調整機構
11 ヘッド取付用アーム
13 加熱機
14 送風機
15 ミスト噴霧機
16 アーム
20 ストッパ機構
22 液垂れ防止機構
22a 噴霧ノズル部
22b 堰
23 ヒータ
24 吸水体
25 鋭角部
35 混合器
36 分岐部
36a ミスト送出管
36b ミスト送出管
37a 開閉弁
37b 開閉弁
38 結露タンク
39 結露タンク
50 ミスト分配部
Claims (13)
- 上下位置調整機構と左右位置調整機構とを有するヘッドに内蔵される蒸気発生機構とミスト発生機構とから発生される蒸気とミストとを混合する混合器を設け、該ヘッドに固定される後部ヘア処理部と、位置保持自在な可動機構を介して前記ヘッドに、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部とを被施術者の頭部と接離自在に設けたヘア処理装置であって、頂部ヘア処理部と側部ヘア処理部及び後部ヘア処理部に加熱機と送風機とを組み込むとともに、後部ヘア処理部と側部ヘア処理部に、前記混合器に接続管を介して接続されるミスト噴霧機を組み込んだことを特徴とするヘア処理装置。
- 可動機構が頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部をヘッドに枢着する枢軸部に設けられる請求項1に記載のヘア処理装置。
- 可動機構を頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部をヘッドに取り付ける変形自在なアームとした請求項1に記載のヘア処理装置。
- 可動機構に最小開度または最大開度または最小および最大開度で頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部を停止させるストッパ機構が設けられている請求項1から3のいずれかに記載のヘア処理装置。
- 後部ヘア処理部または頂部ヘア処理部または側部ヘア処理部が複数設けられる請求項1から4のいずれかに記載のヘア処理装置。
- 上下位置調整機構が建物に固定されるヘッド取付用アームまたは高さ調整自在なヘッド取付用ワゴンまたは高さ調整自在なヘッド取付用キャスター付きスタンドである請求項1から5のいずれかに記載のヘア処理装置。
- 左右位置調整機構が建物に固定されるヘッド取付用アームまたはヘッド取付用ワゴンまたはヘッド取付用キャスター付きスタンドである請求項1から5のいずれかに記載のヘア処理装置。
- ミスト噴霧機の噴霧ノズル部に液垂れ防止機構が設けられている請求項1に記載のヘア処理装置。
- 液垂れ防止機構が噴霧ノズル部の先端内周面に設けられた環状の堰または噴霧ノズル部の外周に巻装したヒータまたは噴霧ノズル部の外周に噴霧口より先端を張出させて嵌着した吸水体またはこれらを全てまたはこれらを適宜組み合せたものである請求項8に記載のヘア処理装置。
- 環状の堰の内周端縁が鋭角部に形成される請求項9に記載のヘア処理装置。
- 混合器にミスト分配部が一体的に設けられている請求項1に記載のヘア処理装置。
- 混合器からのミストが開閉弁を設けた分岐部を介して分岐される請求項1に記載のヘア処理装置。
- 分岐部と接続されるミスト送出管に複数の接続口を形成した結露タンクが接続される請求項12に記載のヘア処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385370A JP4570241B2 (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | ヘア処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385370A JP4570241B2 (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | ヘア処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002177041A JP2002177041A (ja) | 2002-06-25 |
JP4570241B2 true JP4570241B2 (ja) | 2010-10-27 |
Family
ID=18852642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000385370A Expired - Fee Related JP4570241B2 (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | ヘア処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4570241B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040118425A1 (en) * | 2002-08-30 | 2004-06-24 | Conair Corporation | Ion and/or ozone producing hair setting assembly |
CN110141476A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-08-20 | 佛山市发缘地科技有限公司 | 一种活动固定喷头 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539676U (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-28 | 株式会社ピジヨン | 理美容院用加湿装置 |
JP2000070039A (ja) * | 1998-06-18 | 2000-03-07 | Matsushita Electric Works Ltd | スチ―ム式美容器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5861106U (ja) * | 1981-10-22 | 1983-04-25 | タカラベルモント株式会社 | 毛髪処理促進装置 |
JPS58145105U (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-30 | タカラベルモント株式会社 | 毛髪処理促進装置 |
JPH0732729B2 (ja) * | 1985-12-02 | 1995-04-12 | タカラベルモント株式会社 | 毛髪処理促進制御装置 |
-
2000
- 2000-12-19 JP JP2000385370A patent/JP4570241B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539676U (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-28 | 株式会社ピジヨン | 理美容院用加湿装置 |
JP2000070039A (ja) * | 1998-06-18 | 2000-03-07 | Matsushita Electric Works Ltd | スチ―ム式美容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002177041A (ja) | 2002-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4891489B2 (ja) | ミスト装置 | |
US8784390B2 (en) | Skin treatment spray nozzle system for automatic spray gantry | |
JP2005205163A (ja) | 理美容機用ミスト噴霧装置 | |
CA2759567A1 (en) | Automated skin spray and dry system | |
JP2005510316A (ja) | スプレーブース | |
KR20170081414A (ko) | 선풍기 겸용 에어워셔 | |
JP4570241B2 (ja) | ヘア処理装置 | |
US6418573B1 (en) | Bathing method and bathing apparatus | |
JP3739344B2 (ja) | 理美容装置 | |
US6705023B1 (en) | Dryer and atomized medicinal liquid apparatus for feet | |
US6839982B1 (en) | Dryer and atomized medicinal liquid apparatus for feet with shoe drying attachment | |
JP2002327940A (ja) | 空気調和機 | |
KR20200055896A (ko) | 반려동물 건조장치 | |
JP4342080B2 (ja) | ヘアドライヤ装置 | |
JP2000135111A (ja) | ドライヤー | |
JP4183039B2 (ja) | ヘア処理装置 | |
KR200190834Y1 (ko) | 미용용 모발처리기 | |
KR20020062780A (ko) | 인간 두발의 트리트먼트용 다기능 장치 | |
KR20200062966A (ko) | 이동형 덕트 살균기 | |
JP2525800Y2 (ja) | 理美容院用加湿装置 | |
JPH0347634Y2 (ja) | ||
KR970010406B1 (ko) | 이발소 및 미용실용 가습장치 | |
GB2057885A (en) | Apparatus for reducing high temperature in the human body | |
KR102601790B1 (ko) | 신발 관리기 | |
JPH07136079A (ja) | 手乾燥装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100406 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100810 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100810 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |