JP4568296B2 - ミスト機能付き浴室暖房システム - Google Patents

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Description

本発明は、ミスト機能付き浴室暖房システムに関する。
従来、浴室暖房システムとしては、浴室内に温風のみを送風するドライ暖房機能とともに、ミストサウナ入浴を楽しめるようにするため、浴室内にミストを噴霧するミスト機能を備えたミスト機能付き浴室暖房システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
この種の浴室暖房システムの浴室暖房機200は、例えば、図8に示すように、給湯器から供給される温水を循環する熱交換部210と、熱交換部210の一面側にミスト用湯Mwを放散する湯噴出管220と、吸い込み口201から吹き出し口202へ空気搬送路Rを形成し、発生したミストを一定方向に送風する送風部230等を有している。上記の熱交換部210は、図9に示すように、横方向に所定間隔を有して略平行に配置された多数枚の薄板211と、この薄板211を横方向に連結する円形金属パイプからなる配管212と、この配管212を支える左右一対の支持部材213,213等で構成されており、配管212は、1本のパイプを熱交換部210の上部から下部に向け連続して蛇行状に折り曲げ形成されている。これにより、加湿暖房時には、湯噴出管220からミスト用湯Mwを熱交換部210に放散し、該ミスト用湯Mwが配管212内を循環する温水と熱交換して蒸発し、ミストが発生する。そして、発生したミストを送風部230により形成された空気搬送路Rに乗せて吹出し口202から浴室内に噴霧する。また、ドライ暖房時には、ミスト用湯Mwを熱交換部210に放散せず、熱交換部210の配管212内に温水を循環させ、搬送されてくる空気を熱交換部210で加熱し、この温風を空気搬送路Rに乗せて吹出し口202から浴室内に送風する。
特開2006−136号公報
ところで、上記のようなミスト機能付き浴室暖房システムは、浴室内にミストを噴霧するために、従来のミスト機能の付いていない浴室暖房システムと比べ、熱交換部において空気をより高温に加熱することが必要とされる。このため、熱交換部内の配管を屈曲させ、空気の搬送方向に対して配管列を複数形成することにより空気との接触面積を増大させた熱交換部が用いられる場合がある。浴室暖房システムにおいては、経済性及び省エネルギーの観点から熱交換部で効率よく熱交換する必要があるが、加湿暖房時はミスト用湯を蒸発させるのに対し、ドライ暖房時では空気を加熱するのみであるため熱交換の効率が異なっており、上記のような複数の配管列を有する熱交換部では接触面積を大きくした分、両者の熱交換の違いが顕著となる。従って、いずれの運転時にも効率よく熱交換することが望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、温水が循環される配管が、空気の搬送方向に対して複数の配管列を形成するよう配置された熱交換部を備えたミスト機能付き浴室暖房システムにおいて、加湿暖房時にも、ドライ暖房時にも効率よく熱交換を行うことができ、経済性に優れ、省エネルギー化可能なミスト機能付き浴室暖房システムを提供することを目的とする。
本発明は、給湯器と、浴室暖房機とを備えるミスト機能付き浴室暖房システムであって、
前記浴室暖房機は、吸い込み口から吹き出し口に向かって空気を搬送する送風部と、前記給湯器と接続管により接続されており、前記給湯器から供給される温水が循環される配管を有する熱交換部と、空気の搬送方向に対して前記熱交換部の上流側に位置し、前記熱交換部の一面側に向かってミスト用湯を放散する湯噴出管とを有し、
前記熱交換部の配管は、空気の搬送方向に対して複数の配管列を形成するよう配置されており、
前記給湯器と熱交換部とを接続する接続管は、加湿暖房時には、前記湯噴出管側に位置する第1配管列から前記湯噴出管側と反対側に位置する最終配管列に向かって温水を循環し、ドライ暖房時には、前記最終配管列から前記第1配管列に向かって温水を循環するよう前記熱交換部内の温水の循環経路を切り換える循環経路切換部を有するミスト機能付き浴室暖房システムである。
上記構成によれば、熱交換部の配管が空気の搬送方向に対して複数の配管列を有するよう形成されているため、熱交換部での空気との接触面積が増大し、空気をより高温に加熱することができる。また、加湿暖房時においては、熱交換部でミストを発生させるため湯噴出管からミスト用湯を熱交換部に放散する必要があるが、上記構成によれば、給湯器と熱交換部とを接続する接続管が熱交換部内の温水の循環経路を切り換える循環経路切換部を有しており、前記循環経路切換部によって、湯噴出管側に位置する第1配管列から湯噴出管側と反対側に位置する最終配管列に向かって温水が循環するよう温水の循環経路が切り換えられるため、空気搬送路の風上側の第1配管列が風下側の最終配管列よりも高温となる。このため、ミストを効率よく発生させることができる。そして、ドライ暖房時には、循環経路切換部により最終配管列から第1配管列に向かって温水を循環するよう熱交換部内の温水の循環経路が切り換えられるため、加湿暖房時の温水循環経路とは逆に、空気搬送路の風下側の最終配管列が風上側の第1配管列よりも高温となる。このため、搬送空気を効率よく加熱することができる。
上記接続管は、前記給湯器の給湯往き配管と前記熱交換部の第1配管列とを接続する第1接続管と、前記給湯器の給湯戻り配管と前記熱交換部の最終配管列とを接続する第2接続管とを有し、
前記第1接続管と前記第2接続管は、第1バイパス管と第2バイパス管とで接続されており、
前記循環経路切換部は、前記第1バイパス管の接続部に設けられた第1切換弁と、前記第2バイパス管の接続部に設けられた第2切換弁とを有することが好ましい。
上記構成によれば、第1切換弁と第2切換弁とを切り換えることにより、加湿暖房時には、熱交換部内を循環する温水は、給湯往き配管から第1接続管を流れ、風上側に位置する第1配管列に供給され、風下側に位置する最終配管列に流れる。そして、最終配管列から出た温水は、第2接続管を流れ、給湯戻り配管に戻る。また、ドライ暖房時には、熱交換部内を循環する温水は、給湯往き配管と接続された第1バイパス管及び第2接続管を介して最終配管列に供給され、風上側に位置する第1配管列に流れる。そして、第1配管列から出た温水は、第1接続管及び第2バイパス管を通り、給湯戻り配管に戻る。このため、加湿暖房時に、空気搬送路の風上側の第1配管列を風下側の最終配管列よりも高温とすることができ、ドライ暖房時に、空気搬送路の風下側の最終配管列を風上側の第1配管列よりも高温とすることができる。
上記第1切換弁及び第2切換弁は、三方弁を備えることが好ましい。上記構成によれば、第1切換弁及び第2切換弁が三方弁を備えているから、これら切換弁の開閉を制御することにより、熱交換部内の温水循環経路を容易に切り換えることができる。
本発明によれば、温水が循環される配管が、空気の搬送方向に対して複数の配管列を形成するよう配置された熱交換部を備えたミスト機能付き浴室暖房システムにおいて、加湿暖房時でも、ドライ暖房時でも効率よく熱交換を行うことができる。このため、経済性に優れ、省エネルギー化可能なミスト機能付き浴室暖房システムを提供することができる。
図1は、本実施の形態のミスト機能付き浴室暖房システムを示す概略構成図であり、図2は、浴室暖房機の概略構成図であり、図3は、熱交換部の概略構成図である。図1に示すように、このミスト機能付き浴室暖房システム1は、給湯器2と浴室暖房機3とを備えており、浴室暖房機3は、熱交換部7と、熱交換部7にミスト用湯Mwを放散する湯噴出管5と、発生したミストまたは温風を一定方向に搬送するために送風部である送風ファン4等を備えている。
図2に示すように、本体ケース6内で、熱交換部7は湯噴出管5からのミスト用湯Mwを受けるために垂直方向に対し所定角度傾斜した状態で配置されている。また、ミスト用湯Mwを放散する湯噴出管5は、熱交換部7の上方で、空気の搬送方向に対して熱交換部7よりも上流側に配置されている。これにより、熱交換部7の空気搬送路Rの上流側に位置する一面側に向かってミスト用湯Mwが放散される。この湯噴出管5は、例えばステレスパイプ等の材質からなり、熱交換部7と対向する下面側には熱交換部7の一面側に向かって指向する複数の湯噴出孔51を有している。さらに、熱交換部7の下端の延長線方向に湯噴出管5から放散されたミスト用湯Mwを受け止めるためのドレンパン8が配置されている。
図2中、熱交換部7の左側方下部には、送風部である送風ファン4が配置されている。また、送風ファン4の下方近傍のグリル板には吹き出し口10が設けられており、それと並列にグリル板に吸い込み口9が設けられている。これにより、送風ファン4を回転させると本体ケース6内に図中の一点鎖線で示すように、吸い込み口9−熱交換部7−吹き出し口10を連通する空気搬送路Rが形成される。なお、送風ファン4を設ける位置は特に限定されず、例えば吸い込み口9側に送風ファン4が配置されていてもよい。
この熱交換部7は、図3に示すように、所定ピッチで並設された多数枚の薄板11と、これら薄板11間を横方向に蛇行して延設され、薄板11を連結する配管12を有している。そして、この実施の形態では、配管12は熱交換部7の下方端部で折り返され、同様に横方向に蛇行して上方に向かって延設されている。このため、この熱交換部7は、空気の搬送方向に対して湯噴出管5側に位置する第1配管列121と、湯噴出管5側と反対側に位置する最終配管列122の2列の配管列を有している。これにより、空気との接触面積を増大させることができ、空気をより高温に加熱することができる。なお、配管12は縦方向に蛇行して延設されてもよく、また浴室の大きさ等に合わせて3列以上の配管列としてもよい。
そして、図1に示すように、給湯器2は、温水加熱循環回路21、給湯ポンプ22、及びバーナ23等を有しており、制御回路によってバーナ23、給湯ポンプ22等を制御することにより、所定温度の温水を熱交換部7に供給できるように構成されている。
図1に示すように、ミスト用湯Mwを受け止めるドレンパン8は湯噴出管5とミスト用湯循環ポンプ53及び戻り配管52を介して接続されている。これにより、加湿暖房時には、湯噴出管5から放散されたミスト用湯Mwがドレンパン8で回収され、回収されたミスト用湯Mwは、ミスト用湯循環ポンプ53で湯噴出管5に戻される。なお、ミスト用湯Mwを所定温度まで加熱するために、さらにドレンパン8は、ヒータ、熱交換部7に温水を供給する給湯器、または他の給湯器等と接続されていてもよい。加湿暖房時では、給湯ポンプ22を作動させることにより、給湯器2から熱交換部7に温水を供給し、熱交換部7内に温水を循環させるとともに、ミスト用湯循環ポンプ53を作動させて湯噴出管5からミスト用湯Mwを熱交換部7に放散することにより、熱交換部7でミストが発生する。そして、このミストが送風ファン4によって形成された搬送空気によって搬送され、浴室内に噴霧される。また、ドライ暖房時では、湯噴出管5からミスト用湯Mwを放散せずに、給湯器2から熱交換部7に温水を供給し、熱交換部7内で温水を循環させることにより搬送される空気を加熱し、浴室内に温風が吹き出される。
上記のようなミスト機能付き浴室暖房システム1においては、加湿暖房時には、熱交換部7でミストを発生させるために、ミスト用湯Mwが放散される風上側の第1配管列121を風下側の最終配管列122よりも高温とする温水循環経路が好ましいが、ミストを発生させないドライ暖房時には、このような温水循環経路では熱交換が悪くなり、暖房能力が低下する。このため、本実施の形態では、加湿暖房時には、湯噴出管5側に位置する第1配管列121から湯噴出管5側と反対側に位置する最終配管列122に向かって温水を循環し、ドライ暖房時には、最終配管列122から第1配管列121に向かって温水を循環するよう、給湯器2と熱交換部7とを接続する接続管13に設けた循環経路切換部30である第1切換弁301と第2切換弁302とで熱交換部7内の温水循環経路が切り換えられる。これにより、加湿暖房時には、給湯器2から供給される温水は第1配管列121から最終配管列122に向かって熱交換部7内を循環する。従って、ミスト用湯Mwが最初に接触する第1配管列121が最も高温となり、最終配管列122に向かうほど熱交換により温水温度が低下する。このため、ミスト用湯Mwが最初に接触する第1配管列121で効率よくミストを発生させることができる。また、ドライ暖房時には、給湯器2から供給される温水は、最終配管列122から第1配管列121に向かって熱交換部7内を循環する。従って、搬送空気が最初に接触する第1配管列121から最終配管列122に向かうほど熱交換部7内が高温となっているため、効率よく空気を加熱することができる。
例えば、図1に示すミスト機能付き浴室暖房システム1において、外気温20℃下で、ドライ暖房時に、加湿暖房時と同様に第1配管列121側から80℃の温水を流量3.5L/minで供給した場合、最終配管列122から出てくる温水の温度は67.3℃である。これに対し、最終配管列122側から80℃の温水を供給した場合、第1配管列121から出てくる温水の温度は64.8℃である。従って、熱交換の能力は、前者では
(80.0℃−67.3℃)×3.5L/min×60min/h=2667kcal/h(3.11kW)であり、後者では
(80.0℃−64.8℃)×3.5L/min×60min/h=3192kcal/h(3.72kW)となる。このため、ドライ暖房時に最終配管列122から第1配管列121に向かって温水を循環することにより、熱交換の能力を20%程度向上することができる。
本実施の形態においては、図1に示すように、上記接続管13は、給湯往き配管33と熱交換部7の第1配管列121との間を接続する第1接続管131と、給湯戻り配管34と熱交換部7の最終配管列122との間を接続する第2接続管132とを備えている。また、第1接続管131と第2接続管132との間には、第1バイパス管31と第2バイパス管32とが接続されている。さらに、第1切換弁301は、第1バイパス管31と第1接続管131との接続部に設けられており、第2切換弁302は、第2バイパス管32と第2接続管132との接続部に設けられている。これにより、加湿暖房時には、第1切換弁301で第1接続管131側を開弁し、第2切換弁302で第2接続管132側を開弁することにより、熱交換部7内を循環する温水は、給湯往き配管33から第1接続管131を介して第1配管列121に供給される。この供給された温水は、風上側に位置する第1配管列121から風下側に位置する最終配管列122に向かって流れ、第2接続管132を介して給湯戻り配管34に戻る(FL1)。また、ドライ暖房時には、第1切換弁301で第1バイパス管31側を開弁し、第2切換弁302で第2バイパス管32側を開弁することにより、熱交換部7内を循環する温水は、給湯往き配管33から第1バイパス管31及び第2接続管132を介して最終配管列122に供給される。この供給された温水は、最終配管列122から第1配管列121に向かって流れ、第1接続管131及び第2バイパス管32を介して給湯戻り配管34に戻る(FL2)。これにより、加湿暖房時には、空気の搬送方向に対して風上側の第1配管列121を風下側の最終配管列122よりも高温とすることができ、ドライ暖房時には、空気の搬送方向に対して風下側の最終配管列122を風上側の第1配管列121よりも高温とすることができる。なお、上記第1切換弁301及び第2切換弁302は、給湯器2から熱交換部7への温水循環経路を変更できる弁構造を有していればよく、例えば、三方弁等を用いることができる。また、第1切換弁301及び第2切換弁302の開閉は、例えば、電磁弁等により行うことができる。
次に、本実施の形態のミスト機能付き浴室暖房システム1の加湿暖房運転及びドライ暖房運転の動作をフローチャートに基づいて説明する。図4は加湿暖房運転の動作フローの一例を示すフローチャートであり、図5はドライ暖房運転の動作フローの一例を示すフローチャートである。図4に示すように、まず運転モードが加湿暖房運転の場合は、リモコンの加湿暖房運転スイッチがオンされ、加湿暖房動作が開始される(S1)。この加湿暖房動作が開始されると、給湯器2が運転を開始する(S2)。
給湯器2が運転を開始すると、制御信号により、第1切換弁301及び第2切換弁302のそれぞれの第1接続管131側及び第2接続管132側が開弁される(S3)。そして、ドレンパン8にミスト用湯Mwを給水するミスト用湯供給処理が実行される(S4)。このとき、ドレンパン8内に供給されるミスト用湯Mwの水位が、フロートスイッチ等の水位検知手段35(図1参照)により検知されて、所定水位になるまでミスト用湯Mwがドレンパン8に供給される(S5)。また、このミスト用湯供給処理中には、送風ファン4は停止状態に維持されて、吹き出し口10からの送風が禁止されている。
ミスト用湯供給処理(S4)により、所定水位までミスト用湯Mwがドレンパン8に供給されると、制御信号により、温度センサで検知される熱交換部7内を循環する温水の温度が所定温度以上となるように、給湯器2から温水が循環される(S6)。このとき、S6では、まず制御回路により温水温度を設定するとともに、給湯ポンプ22を作動させることにより、所定温度になるまで熱交換部7内に温水が循環される(S7)。これにより熱交換部7が加熱される。そして、温水が所定温度以上となると、ミスト用湯循環ポンプ53を作動させることにより湯噴出管5から熱交換部7にミスト用湯Mwの放散が開始される(S8)。そして、送風ファン4を回転させて、吸い込み口9から吹き出し口10へ空気搬送路Rを形成することにより、ミストが浴室内に噴霧される(S9)。ミストが浴室内に噴霧されると、浴室内温度が温度センサにより検知され、この検知された浴室内温度を予め記憶させた基準温度と比較して、ミスト用湯循環ポンプ53と、給湯ポンプ22とをオン・オフ制御することにより、浴室内温度が所定温度に維持される(S10)。上記制御は、加湿暖房運転スイッチがオフされるまで繰り返して行なわれる。使用者が、リモコンで加湿暖房運転スイッチをオフすると(S11)、停止処理が行なわれる(S12)。この停止処理(S12)では、給湯ポンプ22及びミスト用湯循環ポンプ53を停止し、ドレンパン8からミスト用湯Mwを排水し、制御信号により第1切換弁301及び第2切換弁302を閉弁し、送風ファン4を停止し、給湯器2の運転を停止する一連の動作が行なわれる。その後、一連の加湿暖房動作が終了する。
次に、ドライ暖房運転について説明する。図5に示すように、ドライ暖房運転の場合は、リモコンのドライ暖房運転スイッチがオンされ、ドライ暖房動作が開始する(S21)。このドライ暖房動作が開始すると、給湯器2が運転を開始する(S22)。
給湯器2が運転を開始すると、制御信号により、第1切換弁301及び第2切換弁302のそれぞれの第1バイパス管31側及び第2バイパス管32側が開弁される(S23)。そして、ドレンパン8にミスト用湯Mwを給水するミスト用湯供給処理を行うことなく、給湯器2から温水が循環される(S24)。このとき、S24は、前述のS6と同様に、まず制御回路により温水温度を設定するとともに、給湯ポンプ22を作動させることにより、所定温度になるまで熱交換部7内に温水が循環される(S25)。これにより熱交換部7が加熱される。そして、温水が所定温度以上となると、送風ファン4を回転させて吸い込み口9から吹き出し口10へ空気搬送路Rを形成することにより、温風が浴室内に送風される(S26)。温風が浴室内に送風されると、浴室内温度が温度センサにより検知され、この検知された浴室内温度を予め記憶させた基準温度と比較して、給湯ポンプ22をオン・オフ制御することにより、浴室内温度が所定温度に維持される(S27)。上記制御は、ドライ暖房運転スイッチがオフされるまで繰り返して行なわれる。使用者が、リモコンでドライ暖房運転スイッチをオフすると(S28)、停止処理が行なわれる(S29)。この停止処理では、給湯ポンプ22を停止し、制御信号により第1切換弁301及び第2切換弁302を閉弁し、送風ファン4を停止し、給湯器2の運転を停止する一連の動作が行なわれる。その後、一連のドライ暖房動作が終了する。
(その他の実施形態)
(1)上記実施の形態では、循環経路切換部30である第1切換弁301及び第2切換弁302は、給湯器2と浴室暖房機3との間に配置されているが、給湯器2と熱交換部7とを接続する接続管に配置されていれば、特にその位置は限定されない。例えば、循環経路切換部30は、給湯器2内に配置されていてもよいし、浴室暖房機3内に配置されていてもよい。
(2)上記実施の形態では、第1切換弁301の第1バイパス管31との接続部は第1接続管131側に、第2切換弁302と第2バイパス管32との接続部は第2接続管132側にそれぞれ配置されているが、第1切換弁301と第2切換弁302とにより温水の循環経路を切り換え可能な位置に切換弁が接続されていれば、特にその位置は限定されない。例えば、図6の部分概略構成図に示すように、第1バイパス管31及び第2バイパス管32と第1接続管131とのそれぞれの接続部に第1切換弁301及び第2切換弁302が設けられてもよい。また、切換弁は、第1接続管131、第2接続管132、第1バイパス管31、及び第2バイパス管32のそれぞれに設けられてもよい。
(3)上記実施の形態では、単一の熱交換器内に第1配管列121と最終配管列122とが連続して延設された形態について説明されたが、必ずしも第1配管列121と最終配管列122が単一の熱交換器内で連設して設けられている必要はない。例えば、図7に示すように、熱交換部7は、単一または複数の配管列を有する熱交換器が複数並設されて構成されていてもよい。この場合も上記実施の形態と同様に、湯噴出管5側に位置する熱交換器71の配管列を第1配管列121とし、湯噴出管5側と反対側に位置する熱交換器72の配管列を最終配管列122として、熱交換部7内で温水を循環することにより、同様の効果を得ることができる。
(4)上記実施の形態では、熱交換部7としてミストを発生させる熱交換部7のみを設けた形態について説明されたが、ミストを発生させる熱交換部7に搬送される空気を予め暖めるために風上側に他の熱交換部を配置してもよい。例えば、吸い込み口9側に暖気用熱交換部をさらに配置してもよい。このような暖気用熱交換部を配置することにより、加湿暖房時及びドライ暖房時の熱交換部7での熱交換の効率をさらに改善することができる。なお、この場合、暖気用熱交換部を循環する温水循環系は、ミストを発生させる熱交換部7を循環する温水循環系と連続させてもよいし、異なる温水循環系としてもよい。
(5)上記実施の形態では、ミスト用湯Mwはドレンパン8から直接湯噴出管5に供給されているが、ミスト用湯Mwが所定温度以上になるまでミスト用湯Mwをドレンパン8と給湯器との間で循環させ、ミスト用湯Mwが所定温度以上となった後、湯噴出管5からミスト用湯Mwが放散されるように、ドレンパン8と戻り配管52との間に切換弁が配置されてもよい。
本発明の実施の形態に係るミスト機能付き浴室暖房システムを示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る浴室暖房機の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換部の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るミスト機能付き浴室暖房システムの加湿暖房運転における動作フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るミスト機能付き浴室暖房システムのドライ暖房運転における動作フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る循環経路切換部の他の一例を示す部分概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る浴室暖房機の他の一例を示す概略構成図である。 従来の浴室暖房機の概略構成図である。 従来の熱交換部の概略構成図である。
符号の説明
1 ミスト機能付き浴室暖房システム
2 給湯器
3 浴室暖房機
4 送風ファン(送風部)
5 湯噴出管
51 湯噴出孔
52 戻り配管
53 ミスト用湯循環ポンプ
6 本体ケース
7 熱交換部
8 ドレンパン
9 吸い込み口
10 吹き出し口
11 薄板
12 配管
121 第1配管列
122 最終配管列
13 接続管
131 第1接続管
132 第2接続管
21 温水加熱循環回路
22 給湯ポンプ
23 バーナ
30 循環経路切換部
301 第1切換弁
302 第2切換弁
31 第1バイパス管
32 第2バイパス管
33 給湯往き配管
34 給湯戻り配管
35 水位検知手段
Mw ミスト用湯
R 空気搬送路

Claims (3)

  1. 給湯器と、浴室暖房機とを備えるミスト機能付き浴室暖房システムであって、
    前記浴室暖房機は、吸い込み口から吹き出し口に向かって空気を搬送する送風部と、前記給湯器と接続管により接続されており、前記給湯器から供給される温水が循環される配管を有する熱交換部と、空気の搬送方向に対して前記熱交換部の上流側に位置し、前記熱交換部の一面側に向かってミスト用湯を放散する湯噴出管とを有し、
    前記熱交換部の配管は、空気の搬送方向に対して複数の配管列を形成するよう配置されており、
    前記給湯器と熱交換部とを接続する接続管は、加湿暖房時には、前記湯噴出管側に位置する第1配管列から前記湯噴出管側と反対側に位置する最終配管列に向かって温水を循環し、ドライ暖房時には、前記最終配管列から前記第1配管列に向かって温水を循環するよう前記熱交換部内の温水の循環経路を切り換える循環経路切換部を有するミスト機能付き浴室暖房システム。
  2. 前記接続管は、前記給湯器の給湯往き配管と前記熱交換部の第1配管列とを接続する第1接続管と、前記給湯器の給湯戻り配管と前記熱交換部の最終配管列とを接続する第2接続管とを有し、
    前記第1接続管と前記第2接続管は、第1バイパス管と第2バイパス管とで接続されており、
    前記循環経路切換部は、前記第1バイパス管の接続部に設けられた第1切換弁と、前記第2バイパス管の接続部に設けられた第2切換弁とを有する請求項1に記載のミスト機能付き浴室暖房システム。
  3. 前記第1切換弁及び前記第2切換弁は、三方弁を備える請求項2に記載のミスト機能付き浴室暖房システム。
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