JP4568265B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作突部に与える力で変形部を変形させ、前記変形部の弾性変形量を検出することで、座標情報などの入力を可能とした入力装置に関する。
パーソナルコンピュータの操作部には、キーボード装置とともに、棒状の操作突部を有する入力装置が実装されている。以下の特許文献1ないし3に記載のように、この種の入力装置は、棒状の操作突部とその周囲の4方向に延びる変形部とが合成樹脂で一体に形成されており、それぞれの変形部に歪み検出素子が貼着されている。
前記操作突部を指で倒すと、操作突部が倒れる向きに応じていずれかの変形部に曲げ変形が与えられ、この曲げ変形が前記歪み検出素子で検出される。4つの変形部に対応するどの歪み検出素子が検出したかを検出し、さらに歪み検出素子で検出された歪み量を検出することにより、操作突部に力が与えられた方向および操作突部に与えられた荷重の大きさを認識できる。この検出出力に基づいて、X−Y座標上の操作データなどを出力することができる。
特開2001−331270号公報 特開2001−331271号公報 特開2000−267803号公報
この入力装置では、合成樹脂で形成された1つの部材に4つの変形部が形成され、それぞれの変形部に歪み検出部が取り付けられている。そのため、各歪み検出部を結ぶ配線パターンを、各変形部と重ねて設けることが必要である。この入力装置では、X方向の歪みを検出する2つのX方向検出素子を直列に接続してその両側から電力を与え、2つのX方向検出素子の中間からX出力を得るようにしており、またY方向の歪みを検出する2つのY方向検出素子を直列に接続してその両側から電力を与え、2つのY方向検出素子の中間からY出力を得るように回路を構成するのが一般的である。
上記各検出素子および前記回路を構成する配線パターンを、それぞれの変形部と重なるように構成すると、その配線回しが複雑になる。また、各変形部を小型に構成しようとすると、狭い領域内に検出素子と配線パターンとを密集させて配置しなくてはならなくなり、配線パターンの形成がいっそう困難になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、4つの変形部を有する動作部材に、検出素子とこの検出素子を接続する配線パターンとを、狭いスペース内に効率的に配置できる入力装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、4つの変形部を有する動作部材を小型に形成でき、しかも配線パターンが過剰に密集するのを防止できる入力装置を提供することを目的としている。
第1の本発明は、操作突部が一体に形成された動作部材に、前記操作突部を挟んで第1のX方向変形部と第2のX方向変形部とが形成され、前記操作突部を挟んで第1のY方向変形部と第2のY方向変形部とが形成されて、
前記第1のX方向変形部に第1のX方向検出素子が、前記第2のX方向変形部に第2のX方向検出素子が、前記第1のY方向変形部に第1のY方向検出素子が、前記第2のY方向変形部に第2のY方向検出素子が、それぞれ取り付けられており、
前記動作部材には、前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子に電力を与え、且つ前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子に電力を与える電力供給用の第1の導電部と第2の導電部、および前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子との中間からX出力を得るためのX出力用の導電部と、前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子との中間からY出力を得るためのY出力用の導電部とが設けられており、
前記X出力用の導電部と前記Y出力用の導電部がそれぞれ2個設けられて、前記動作部材には、それぞれのX出力用の導電部を前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子に個別に接続する配線パターンと、それぞれのY出力用の導電部を前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子に個別に接続する配線パターンとが設けられていることを特徴とするものである。
第2の本発明は、操作突部が一体に形成された動作部材に、前記操作突部を挟んで第1のX方向変形部と第2のX方向変形部とが形成され、前記操作突部を挟んで第1のY方向変形部と第2のY方向変形部とが形成されて、
前記第1のX方向変形部に第1のX方向検出素子が、前記第2のX方向変形部に第2のX方向検出素子が、前記第1のY方向変形部に第1のY方向検出素子が、前記第2のY方向変形部に第2のY方向検出素子が、それぞれ取り付けられており、
前記動作部材には、前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子に電力を与え、且つ前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子に電力を与える電力供給用の第1の導電部と第2の導電部、および前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子との中間からX出力を得るためのX出力用の導電部と、前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子との中間からY出力を得るためのY出力用の導電部とが設けられており、
前記第1の導電部と前記第2の導電部がそれぞれ2個設けられて、前記動作部材には、それぞれの第1の導電部を一方の前記X方向検出素子と一方の前記Y方向検出素子に個別に接続する配線パターンと、それぞれの第2の導電部を他方の前記X方向検出素子と他方の前記Y方向検出素子に個別に接続する配線パターンとが設けられていることを特徴とするものである。
本発明の入力装置では、2つのX方向検出素子の間からX出力を得る導電部、および2つのY方向検出素子の間からY出力を得る導電部を2つに分割し、2つの導電部から外部へX出力やY出力を出力できるようにしている。または、電力を与えるための第1の導電部と第2の導電部をそれぞれ2つに分割し、2つの導電部から電力を供給できるようにしている。このように、検出素子を接続する配線パターンを動作部材に設けるのではなく、2つの導通部から入力装置の外部に引き出しているために、動作部材に設ける配線パターンを簡略化することができる。そのため、動作部材を小型化しやすくなる。
また本発明は、好ましくは、前記配線パターンは、前記動作部材の面にパターン形成されているものである。
この配線パターンは、合成樹脂製の動作部材の面に直接に導電性材料でパターン形成される。あるいは、動作部材の面にレジストなどの絶縁性の下地膜を形成した後に、この下地膜の表面に導電性材料でパターン形成される。または、、本発明では、動作部材に、配線パターンが形成されたフレキシブル基板(フィルム基板)を貼着し、このフレキシブル基板に各検出素子を装着したものであってもよい。
また本発明は、前記動作部材が合成樹脂で形成されて、この動作部材に金属板で形成された端子が複数個取り付けられており、それぞれの前記導電部は前記端子と一体に形成されているものとすることができる。
このように、金属板で形成された端子と導電部とを一体に形成することにより、この端子を用いて外部の回路に直接に接続することができる。または、端子が、動作部材以外の例えばケースに設けられ、動作部材に設けられた導電部と、ケースなどに設けられた端子とが導通されたものであってもよい。
さらに、本発明は、前記動作部材には、4つの貫通穴が形成されて、前記第1のX方向変形部と前記第2のX方向変形部および前記第1のY方向変形部と前記第2のY方向変形部が、前記貫通孔に両側から挟まれて形成されており、前記配線パターンは、前記第1のX方向検出素子および前記第2のX方向検出素子および前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子と共に、前記第1のX方向変形部と前記第2のX方向変形部および前記第1のY方向変形部と前記第2のY方向変形部に設けられているものにできる。
上記のように、本発明は、各X方向変形部とY方向変形部の限られたスペース内であっても、検出素子と配線パターンとを極度に過密化させずに配置することが可能である。
本発明の入力装置は、動作部材の狭い領域内に、検出素子と共に、配線パターンを余裕を有して引き回しできる。よって、小型の動作部材にも対応することができる。
図1は本発明の実施の形態の入力装置1を示す斜視図、図2は前記入力装置1の平面図、図3は図2に示す入力装置1をIII−III線で切断した断面図、図4は図2に示す入力装置1をIV−IV線で切断した断面図、図5は図2に示す入力装置1をV−V線で切断した断面図である。図6は前記入力装置1を斜め上方から見た分解斜視図、図7は前記入力装置1の一部を斜め下方から見た分解斜視図である。図8は動作部材の平面図、図9(A)は、実施の形態における動作部材の底面の構造を示す底面図、図9(B)は比較例の動作部材の底面図である。図10(A)(B)(C)は、動作部材の底面に設けられる回路を実施の形態別に示す回路図、図10(D)は比較例の回路図である。
図6の分解斜視図に示すように、この入力装置1は、下部ケース2と、上部ケース3とを有しており、下部ケース2と上部ケース3とでケースが構成されている。そして、下部ケース2と上部ケース3との間に、動作部材4と操作ノブ6および押圧スイッチ機構7が収納されている。この入力装置1は、平面で見たときの寸法が8mm×8mm以下の小型のものであり、さらに5mm×5mm以下の小型のものとすることも可能である。
下部ケース2は、電気的に絶縁な合成樹脂材料で形成されている。また、下部ケース2はリフロー半田工程で加熱炉の熱に耐えることができるように、LCPまたはPPSなどの高耐熱性の合成樹脂材料で形成されている。図1ないし図6に示すように、下部ケース2は、底面21と上面22が平面であり、底面21と上面22は互いに平行である。また、第1の側面2aと第2の側面2bは互いに平行な平面であり、第3の側面2cと第4の側面2dは互いに平行な平面である。第1の側面2aおよび第2の側面2bと、第3の側面2cおよび第4の側面2dは、互いに直交している。よって、下部ケース2は、平面形状がほぼ正方形であり且つ幅寸法よりも高さ寸法が小さい薄型形状である。
下部ケース2には、上面22に開口する有底の収納凹部24が形成されており、この収納凹部24内に動作部材4が収納される。収納凹部24には、その底面24aから一段高く形成された支持面24bが4箇所に設けられている。それぞれの支持面24bは、互いに離れて下部ケース2の4隅側に配置されており、それぞれの支持面24bは同一平面上に位置している。収納凹部24の底面24aの中央には、スイッチ機構7を収納する凹部25が形成されている。凹部25は平面形状が円形である。
図6に示すように、前記スイッチ機構7は、中央接点板71と外側接点板72を有している。中央接点板71と外側接点板72は、共に導電性の金属板で形成されており、中央接点板71と外側接点板72は、下部ベース2内に埋設されている。図6の分解斜視図および図4の断面図に示すように、中央接点板71には中央接点部71aが一体に形成されており、この中央接点部71aは、前記凹部25の底面の中央に露出している。中央接点板71の他端にはスイッチ接続端子71bが一体に形成されており、このスイッチ接続端子71bが、下部ケース2の第3の側面2cの外面に折り曲げられている。スイッチ接続端子71bの表面は、第3の側面2cと平行である。
外側接点板72には、2つに分岐された外側接点部72a,72aが一体に形成されており、この外側接点部72a,72aは、前記凹部25の底面において、前記中央接点部71aを挟んで両側に露出している。外側接点板72の他端にはスイッチ接続端子72bが一体に形成されており、図2と図4に示すように、スイッチ接続端子72bは、下部ケース2の第4の側面2dの外面に折り曲げられており、スイッチ接続端子72bの表面と第3の側面2dとが平行である。
図6に示すように、下部ケース2の前記凹部25内には反転部材73が収納されている。この反転部材73は、導電性の金属板で形成されており、ドーム状に形成された反転部73aと、その外周の固定接続部73bを有している。反転部材73が凹部25内に収納されると、固定接続部73bが、前記外側接点部72a,72aに接触し、中央の反転部73aが、前記中央接点部71aの上方に距離を空けて対向する。反転部73aに上方からの押圧部が与えられると、反転部73aが反転して中央接点部71aに接触し、中央接点板71と外側接点板72とが導通状態となる。
前記動作部材4は合成樹脂材料で一体に形成されている。動作部材4もLCPまたはPPSなどの高耐熱性の合成樹脂材料で形成されている。
図6の分解斜視図、図8の平面図および図9の底面図に示すように、動作部材4は平面形状がほぼ正方形の板状の部材であり、対向する側面4a,4bおよび対向する側面4c,4dを有している。動作部材4は、下部ケース2に形成された前記収納凹部24内にほとんど隙間がなく収納される大きさに形成されている。
図8では、動作部材4の側面4aと側面4bの双方の中点を通り側面4cおよび側面4dに平行な軸をX軸とし、動作部材4の側面4cと側面4dの双方の中点を通り側面4aおよび側面4bに平行な軸をY軸としており、互いに直交するX軸とY軸の交点をOで示している。
図9(A)に示すように、動作部材4の底面41は平面である。図6および図8に示すように、動作部材4の上面では、4隅に固定部42a,42b,42c,42dが設けられている。固定部42a,42b,42c,42dの表面は互いに同一面上に位置しており、これらは前記底面41と平行な面である。動作部材4の上面では、側面4aの内側に、固定部42aと固定部42bの間を結ぶ細長の連結部42eが設けられている。同様にして、側面4bの内側には細長の連結部42fが、側面4cと側面4dの内側には、それぞれ連結部42g,42hが設けられている。連結部42e,42f,42g,42hの表面は、それぞれ固定部42a,42b,42c,42dの表面と同一面である。よって、動作部材4は、固定部42a,42b,42c,42dおよび連結部42e,42f,42g,42hが形成されている外周部分が肉厚部であり、この肉厚部に囲まれた部分が、前記肉厚部よりも厚さ寸法の小さい薄肉部である。
動作部材4が、下部ケース2の収納凹部24内に収納されると、動作部材4の底面41の4隅部が収納凹部24の底部に設けられた4箇所の支持面24bに当接し、動作部材4の上面の4隅部に設けられた固定部42a,42b,42c,42dが上部ケース3の下面に当接する。このように、動作部材4はその肉厚部である4隅の部分が、下部ケース2の収納凹部24の底部と上部ケース3の下面とでしっかりと挟まれて固定される。
動作部材4の前記薄肉部には、上下に貫通する4箇所の貫通穴45a,45b,45c,45dが形成されている。図8に示すように、貫通穴45aは、前記固定部42aの内側に沿ってL字形状に形成されている。同様に、貫通穴45b,45c,45dは、それぞれ固定部42b,42c,42dの内側に沿ってL字形状に形成されている。
そして、動作部材4の薄肉部には、貫通穴45aと貫通穴45bとで挟まれた部分に第1のX方向変形部43aが形成され、貫通穴45cと貫通穴45dとで挟まれた部分に第2のX方向変形部43bが形成されている。また、貫通穴45aと貫通穴45cとで挟まれた部分に第1のY方向変形部44aが形成され、貫通穴45bと貫通穴45dとで挟まれた領域に第2のY方向変形部44bが形成されている。
第1のX方向変形部43aは、貫通穴45aと貫通穴45bとで挟まれた領域を意味している。すなわち、図8に示すように貫通穴45aと貫通穴45bのX2側の縁部を結ぶ線L1を設定したときに、第1のX方向変形部43aの中心O側の端部である基端43a1は前記線L1上に位置している。また、貫通穴45aと貫通穴45bのX1側の縁部を結ぶ線L2を設定したときに、第1のX方向変形部43aの先端43a2は前記線L2上に位置している。
図8に示すように、第1のX方向変形部43aの幅寸法W0は、基端43a1から先端43a2に至る間、均一である。ただし、前記幅寸法が第1のX方向変形部43aの場所によって相違していてもよい。また、第1のX方向変形部43aの幅寸法W0を二分する線は、前記X軸と一致している。
第2のX方向変形部43bは、中心Oを挟んで、第1のX方向変形部43aと対称の位置にあり且つ対称形状である。第1のY方向変形部44aと第2のY方向変形部44bも互いに対称形状であり、これらは、第1のX方向変形部43aおよび第2のX方向変形部43bと同じ寸法を有し且つ同じ形状に形成されている。すなわち、第1のX方向変形部43aと第2のX方向変形部43bおよび第1のY方向変形部44aと第2のY方向変形部44bは、その幅方向を二分する中心線が、直交するX軸およびY軸に一致しており、またそれぞれの変形部43a,43b,44a,44bが、中心Oに近い側に位置する基端と、中心Oから離れて位置する先端を有している。
図6に示すように、動作部材4の薄肉部の中心には、操作突部46が一体に形成されている。操作突部46の軸中心線は、X軸とY軸の交点である中心Oに一致している。また、操作突部46の軸中心線は、X軸およびY軸の双方に直交している。操作突部46の中心には、動作部材4を上下に貫通する軸芯穴46aが形成されている。この軸芯穴46aは断面が円形である。
操作突部46の本体部分の外周面46bは、図8において破線Φで示すように円柱面である。そして操作突部46には、前記外周面46bからX軸に沿って相反する方向へ突き出る第1のX方向突出部47aと第2のX方向突出部47bが一体に形成されている。また外周面46bからY軸に沿って相反する方向へ突き出る第1のY方向突出部48aと第2のY方向突出部48bが一体に形成されている。
第1のX方向突出部47aは、第1のX方向変形部43aの先端43a2に向く先側部47a1を有している。この先側部47a1は、第1のX方向変形部43aの基端43a1を越えて、先端43a2側に位置している。すなわち、第1のX方向突出部47aは、その一部が第1のX方向変形部43aの上に位置している。前記先側部47a1は、曲面形状であり、図8に示すように、先側部47a1と第1のX方向変形部43aとの境界部は曲線であり、ほぼ円弧曲線である。第1のX方向変形部43aの基端43a1が位置する前記線L1から、第1のX方向突出部47aの先側部47a1までの最大距離は、第1のX方向変形部43aの長さ寸法(線L1から線L2までのX軸上の距離)の1/4以上であることが好ましく、さらに好ましくは1/3以上である。
図8には、前記線L1上における第1のX方向突出部47aの幅寸法をW1で示している。線L1上では、第1のX方向突出部47aの幅寸法W1が第1のX方向変形部43aの幅寸法W0よりも短く、前記線L1よりもX1側においては、第1のX方向突出部47aの両側(Y1側とY2側)に、第1のX方向変形部43aの一部が位置している。前記幅寸法W1は前記幅寸法W0の2/3以下が好ましく、さらに好ましくは1/2以下である。
第1のX方向突出部47aの先側部47a1が、第1のX方向変形部43aの上に位置しているため、操作突部46に対してX1側へ倒す向きの押圧力が与えられたときに、この押圧力が先側部47a1からその下に位置する第1のX方向変形部43aに直接に作用し、第1のX方向変形部43aに曲げ歪みが発生しやすくなる。また、第1のX方向突出部47aの先側部47a1が曲面形状であるため、操作突部46に押圧力を与えたときに、先側部47a1と第1のX方向変形部43aとの境界部で応力を分散させることができ、第1のX方向変形部43aのいずれか一箇所に過大な応力が集中するの防止でき、亀裂などが発生する故障を防止しやすい。
さらに、第1のX方向突出部47aの幅寸法W1よりも第1のX方向変形部43aの幅寸法W0が広く、第1のX方向突出部47aのY1側とY2側の両側部に、第1のX方向変形部43aの一部が存在している。よって、操作突部46にX1方向への押圧力が作用したときに、先側部47a1から第1のX方向変形部43aの幅寸法W0の全域に直接に過大な押圧力が作用することがない。すなわち、第1のX方向変形部43aの先側部47a1の両側が、第1のX方向変形部43aの一部で補強されていることになり、操作突部46に押圧力を与えたときに、第1のX方向変形部が破損しにくい。
このように、実施の形態の入力装置1は、操作突部46がX1方向へ押されたときに、第1のX方向変形部43aに曲げ歪みを発生させやすく、しかも第1のX方向変形部43aが疲労しにくく、また破損する危険性も少ない。
第2のX方向突出部47bもX2側に向く曲面形状の先側部47b1を有しているが、この先側部47b1と第2のX方向変形部43bとの位置関係は、前記先側部47a1と第1のX方向変形部43aとの関係と同じである。また、第1のY方向突出部48aも先側部48a1を有し、第2のY方向突出部48bも先側部48b1を有している。先側部48a1と第1のY方向変形部44aとの位置関係および先側部48b1と第2のY方向変形部44bとの位置関係も、前記先側部47a1と第1のX方向変形部43aとの関係と同じである。
図6に示すように、動作部材4の側面4aには、インサート成型工程によって、検出端子51a,51b,51cが埋設されており、側面4bには、検出端子52a,52b,52cが埋設されている。検出端子51a,51b,51cは、動作部材4の側面4aに露出して下向きに折り曲げられている。下部ケース2の上面には小凹部26a,26b,26cが形成されている。動作部材4が下部ケース2の収納凹部24内に収納されると、検出端子51a,51b,51cの基部が、小凹部26a,26b,26cに嵌合する。また、図1に示すように、各検出端子51a,51b,51cが、下部ケース2の第1の側面2aの外面に密着して配列する。
同様に、検出端子52a,52b,52cは、動作部材4の側面4bに露出して下向きに折り曲げられている。下部ケース2の上面には小凹部27a,27b,27cが形成されている。動作部材4が下部ケース2の収納凹部24内に収納されると、検出端子52a,52b,52cの基部が、小凹部27a,27b,27cに嵌合する。また、各検出端子52a,52b,52cが、下部ケース2の第2の側面2bの外面に密着して配列する。
図3の断面図に示すように、検出端子51bの先部は、動作部材4の内部において底部側に折り曲げられており、その一部が導電部51b1となっている。この導電部51b1の表面は、動作部材4の底面41と同一面に現れている。図9に示すように、検出端子51aと一体の導電部51a1および検出端子51cと一体の導電部51c1も底面41と同一面に現れている。さらに、検出端子52aと一体の導電部52a1、検出端子52bと一体の導電部52b1、および検出端子52cの導電部52c1も、底面41と同一面に現れている。
図9(A)に示すように、動作部材4の底面41は平面であるが、この底面41では、第1のX方向変形部43aに、第1のX方向検出素子である検出素子53xが設けられ、第2のX方向変形部43bに、第2のX方向検出素子である検出素子54xが設けられている。また、第1のY方向変形部44aに、第1のY方向検出素子である検出素子53yが設けられ、第2のY方向変形部44bに、第2のY方向検出素子である検出素子54yが設けられている。それぞれの検出素子53x,53y,54x,54yはそれぞれ歪みゲージであり、伸び方向および縮み方向の歪み量に応じて電気抵抗が変化するものである。図9および図10の回路図では、各検出素子を識別するために、検出素子53xを「X+」で示し、検出素子53yを「Y+」で示している。また、検出素子53yを「Y−」で示し、検出素子54yを「Y+」で示している。
図9(A)に示すように、動作部材4の底面41には、配線パターンが印刷工程で直接に形成されている。すなわち、動作部材4の底面41に、銀ペーストなどの導電性インクにより配線パターンが形成されている。この印刷工程において、それぞれの配線パターンが、底面41に現れている導電部51a1,51b1,51c1、および導電部52a1,52b1,52c1に導通される。前記各検出素子53x,53y,54x,54yは、前記配線パターンと共に印刷工程で形成される。あるいは、各検出素子53x,53y,54x,54yが動作部材4と別体に形成され、動作部材4の底面41に貼着されてもよい。
図6に示すように、動作部材4では、側面4aに3個の検出端子51a,51b,51cが設けられて、底面41に3個の導電部51a1,51b1,51c1が設けられ、側面4bに3個の検出端子52a,52b,52cが設けられて、底面41に3個の導電部52a1,52b1,52c1が現れている。このように、側面4aと側面4bに3個ずつ検出端子を設け、底面41に合計で6個の導電部51a1,51b1,51c1および導電部52a1,52b1,52c1が設けられているため、動作部材4の底面41に形成される配線パターンの引き回しを単純な構成にできる。
図9(A)と図10(A)の回路図とを参照して説明すると、導電部51a1と検出素子53xおよび検出素子54yとの間には、配線パターン55aが形成されている。導電部51b1と検出素子53xとの間には、配線パターン55bが形成され、導電部51c1と検出素子54yとの間には配線パターン55cが形成されている。導電部52a1と検出素子54xおよび検出素子53yとの間には、配線パターン56aが形成されている。導電部52b1と検出素子54xとの間には配線パターン56bが形成され、導電部52c1と検出素子53yとの間には配線パターン56cが形成されている。
図9(A)と図10(A)に示す実施の形態では、導電部51b1と導電部52b1が、X出力を得るための導電部であり、導電部51c1と導電部52c1が、Y出力を得るための導電部である。また、導電部52a1と導電部52a1が、各検出素子に電力を供給するための第1の導電部と第2の導電部である。
図9(A)に示すように、第1のX方向変形部43aと第2のX方向変形部43bでは、検出素子53xと検出素子54xの両側を配線パターンが1本ずつ通過しているのみであって、配線パターンの通過本数が少ない。また、第1のY方向変形部44aと第2のY方向変形部44bでは、検出素子53yと検出素子54yの側方に1本の配線パターンが通過するのみであり、配線パターンの通過本数が少ない。
図10(A)において破線で示されているように、前記実施の形態の入力装置1が基板に実装されると、この基板の表面に形成されている導電パターン(すなわち入力装置1の外部に設けられた導電体)によって、検出端子51bと検出端子52bとが接続されてX出力が得られる。また、基板の表面に形成されている導電パターン(すなわち入力装置1の外部に設けられた導電体)によって、検出端子51cと検出端子52cとが短絡されてY出力が得られる。
図9(B)の比較例は、前記実施の形態における動作部材4と同等の機能を発揮する動作部材4Aを示している。この動作部材4Aでは、前記実施の形態の動作部材4と同様に、第1のX方向変形部に検出素子53xが設けられ、第2のX方向変形部に検出素子54xが設けられている。また第1のY方向変形部に検出素子53yが設けられ、第2のY方向変形部に検出素子54yが設けられている。
そして、動作部材4Aには合計4個の検出端子が設けられている。この比較例では図10(D)の回路図に示されるように、4個の検出端子は、「Vcc or Z」で表される電源端子、「GND」で表される接地端子、さらにX出力端子とY出力端子である。図9(B)に示すように、4個の検出端子を設けた例では、図9(A)に示した実施の形態に比べて、動作部材4Aの底面に設けられる配線パターンの引き回し構造が複雑になる。図9(B)では、例えば、検出素子54yの左側に2本のパターンを形成し、検出素子54yの右側に1本のパターンを形成することが必要になる。また、検出素子53xの一方の側部に2本のパターンを形成することが必要になる。さらに、図9(B)に示す例では、各検出素子53x,54x,53y,54yと軸芯穴46aとの間にも配線パターンを形成することが必要である。
これに対し、図9(A)に示す実施の形態では、動作部材4に検出端子を合計6本設け、図10(A)に示すように、入力装置1の外部に設けられた導電体によって、検出端子51bと検出端子52bとを導通させ、且つ検出端子51cと検出端子52cとを接続することにより、動作部材4に形成する配線パターンの引き回しを簡単にできる。よって、図9(A)に示す実施の形態は、図9(B)に示す例に比べて、動作部材4を小型に形成しやすい。
図6と図7に示す操作ノブ6は合成樹脂製であり、操作本体部61は円柱形状である。操作ノブ6の下端の周縁部にはフランジ部62が突出形成されている。図7に示すように、操作ノブ6には底面から一体に突出する押圧突起63が設けられており、押圧突起63の周囲には嵌合凹部64が形成されている。押圧突起63は円柱形状であり、図3と図4に示すように、押圧突起63は、動作部材4の中心Oに形成されている軸芯穴46a内にほとんど隙間が無く且つ摺動自在に挿入される。そして、押圧突起63の下端は、スイッチ機構7を構成している反転部材73の反転部73aに上方から対向する。
また、前記嵌合凹部64をX−Y平面と平行な面で切断したときの断面形状は、動作部材4の操作突部46および各突出部47a,47b,48a,48bの断面形状とほぼ同じである。よって、押圧突起63が軸芯穴46a内に挿入されると、嵌合凹部64が、操作突部46および各突出部47a,47b,48a,48bとほとんど隙間なく嵌合し、操作ノブ6と操作突部46とが互いに回動しないように連結される。
図6と図7に示すように、上部ケース3は金属板で形成され、平坦な押圧部31を有している。この上部ケース3が下部ケース2に取り付けられると、押圧部31の下面が操作部材4の固定部42a,42b,42c,42dの表面に密着し、この固定部42a,42b,42c,42dが、下部ケース2と上部ケース3との間で動かないように挟まれる。
上部ケース3の中央部には、上方へ向けてリング状に***する***部32が形成され、この***部32に円形の開口部33が形成されている。図3と図4に示すように、上部ケース3が下部ケース2に取り付けられると、前記操作ノブ6の操作本体部61が、前記開口部33内を通過して上部ケース3よりも上方へ突出する。また、図3と図4に示すように、操作ノブ6に形成されたフランジ部62が***部32の内部に位置し、***部32の内部にはフランジ部62が上下に移動できる移動空間66が形成される。操作ノブ6はこの移動空間66の高さ寸法内において、反転部材73を押圧する方向へ摺動できる。
上部ケース3には、対向する2辺からそれぞれ直角に折り曲げられた4つの保持片34が設けられており、それぞれの保持片34の先端には固定爪35が一体に形成されている。下部ケース2の上に反転部材73と動作部材4および操作ノブ6が設置された後に、上部ケース3が被せられるが、このとき、図1および図2に示すように、保持片34が、下部ケース2の第3の側面2cと第4の側面2dの表面に設置される。さらに固定爪35が下部ケース2の底面21に向けて折り曲げられる。
図5および図6に示すように、下部ケース2の底面21には、第3の側面2cから連続する一対の固定凹部21aと、第4の側面2dから連続する一対の固定凹部21aとが形成されている。図5に示すように、それぞれの固定凹部21aの底面21a1は、中心Oに向かうにしたがって底面21から徐々に離れるように傾斜している。
前記上部ケース2の保持片34から突出する固定爪35は、前記固定凹部21aの内部に押し付けるようにして折り曲げられる。固定凹部21aの底面21a1が傾斜面であるために、保持片34に対して固定爪35を90度未満の角度となるように折り曲げることができる。また、折り曲げ後のスプリングバックによって、固定爪35の表面35aが、上部ケース2の底面21から大きく突出するのを防止できる。よって、組み立て後の入力装置1では、固定爪35の表面35aと下部ケース2の底面21とがほぼ同一面となる。
この実施の形態の入力装置1は、図1に示すように、操作ノブ6以外の部分が立方体のチップ状であり、リフロー半田工程で、基板などに実装して固定することが可能である。このとき、下部ケース2の底面にほぼ同一面に現れている4つの固定爪35を、基板の金属膜の部分などに半田付けすることにより、入力装置1を基板上に強固に固定することができる。
前記リフロー半田工程において、下部ケース2の第1の側面2aに現れている3個の検出端子51a,51b,51cと、第2の側面2bに現れている3個の検出端子52a,52b,52cが、基板表面に形成された導電パターンに半田付けされる。このとき、図10(A)に示すように、検出端子52aを電源供給パターンに接続し、検出端子51aを接地パターンに接続する。また、検出端子51bと検出端子52bをX出力パターンに接続し、検出端子51cと検出端子52cをY出力パターンに接続する。さらに、第3の側面2cに現れているスイッチ接続端子71bと第4の側面2dに現れているスイッチ接続端子72bが、基板表面のスイッチ検出パターンに半田付けされる。
この入力装置1では、操作ノブ6に傾き方向の押圧力を与えることで、X−Y座標データなどを出力することができる。操作ノブ6に傾き方向の押圧力が作用すると、動作部材4では、第1のX方向変形部43aと第2のX方向変形部43b、ならびに第1のY方向変形部44aと第2のY方向変形部44bの少なくとも1つに曲げ歪みが与えられ、この曲げ歪みが検出素子53x,54x,53y,54yで検出される。
図8に示すように、操作突部46と一体の第1のX方向突出部47aが、第1のX方向変形部43aの上に位置しているため、操作ノブ6に作用するX1方向への倒れ力により、第1のX方向変形部43aに大きな歪みを発生させることができる。これは、他の変形部43b,44a,44bにおいても同じである。
例えば、操作ノブ6によって操作突部46に対しX1方向へ傾かせる押圧力が作用すると、第1のX方向変形部43aの背面に設けられた検出素子53xに伸び方向の歪みが与えられ、第2のX方向変形部43bの背面に設けられた検出素子54xに縮み方向の歪みが与えられる。図10(A)に示す回路において、検出素子53xと検出素子54xに互いに逆極性の歪みが与えられると、検出素子53xと検出素子54xとの中間の電位が各検出素子53x,54xの個々の抵抗値の変化に対してほぼ2倍変化する。この中間の電位の変化がX出力として与えられる。
これは、操作突部46にY方向へ倒す押圧力が与えられたときも同じであり、検出素子53yと検出素子54yとに伸びと縮みの逆の歪みが与えられ、検出素子53yと検出素子54yの中間の電位が変化する。この電位の変化がY出力として得られる。このようにして出力されるX出力とY出力から座標入力データを生成することが可能である。
また、操作ノブ6がその軸方向に沿って垂直に押圧されると、操作ノブ6に一体に設けられた押圧突起63が、操作部材4の軸芯穴46a内を摺動し、押圧突起63の下端により、図3と図4などに示される反転部材73の反転部73aが反転して中央接点部71aに接触する。これにより中央接点板71と外側接点板72とが導通して、スイッチの切換え出力を検出することが可能である。
なお、前記実施の形態では、動作部材4の操作突部46と一体に設けられた、第1のX方向突出部47aの先側部47a1が曲面形状であり、他の突出部47b,48a,48bの先側部47b1,48a1,48b1も曲面形状である。しかし、これら先側部47a1,47b1,48a1,48b1が角張った形状や、断面が台形の形状などであってもよい。
図10(B)(C)は、動作部材4の底面41に配置される検出素子の配線構造の他の実施の形態を示す回路図である。
図10(B)に示す実施の形態では、動作部材4に6個の検出端子が設けられている。図10(B)において実線で示す配線部が、動作部材4の底面41に形成されている配線パターンであり、それぞれの配線パターンが検出端子に接続されている。図10(B)において破線で示している配線部は、入力装置1の外側に設けられる配線パターンである。検出素子54xの一端が接続されている接続端子と検出素子53yの一端が接続されている接続端子とが、基板上で共に電源供給部に接続されている。また、検出素子53xに接続された接続端子と検出素子54yに接続された検出端子とが、基板上の接地部に接続されている。図10(B)に示す回路パターンを備えることにより、動作部材4の底面41での配線パターンの引き回し構造を簡単にできる。
図10(C)に示す実施の形態では、動作部材4に8個の接続端子が設けられている。図10(C)において実線で示す配線部が、動作部材4の底面41に形成された配線パターンであり、それぞれの配線パターンは接続端子に接続されている。図10(C)において破線で示している配線部は、入力装置1の外側に設けられる導電パターンである。
検出素子54xが接続されている接続端子と検出素子53xが接続されている接続端子とが入力装置1の外側で接続されて、X出力とされている。また検出素子53yが接続されている検出端子と検出素子54yとが入力装置1の外側で接続されて、Y出力とされている。また、検出素子54xの一端が接続されている接続端子と検出素子53yの一端が接続されている接続端子とが、入力装置1の外側で電源供給部に接続されている。また、検出素子53xに接続された接続端子と検出素子54yに接続された検出端子とが、入力装置1の外側で接地部に接続されている。
図10(C)に示す実施の形態では、それぞれの検出素子53x,54x,53y,54yの両端が、検出端子に一対一の関係で接続されているため、動作部材4の底面41での配線パターンの引き回しを簡単にできる。
本発明の実施の形態の入力装置を示す斜視図、 実施の形態の入力装置を示す平面図、 図2に示す入力装置をIII−III線で切断した断面図、 図2に示す入力装置をIV−IV線で切断した断面図、 図2に示す入力装置をV−V線で切断した断面図、 入力装置を斜め上方から見た分解斜視図、 入力装置を構成する操作ノブと上部ケースを斜め下側から見た分解斜視図、 入力装置に設けられた動作部材の平面図、 (A)は実施の形態の入力装置に設けられた動作部材の配線の引き回し状態を示す底面図、(B)は比較例の動作部材の配線の引き回し状態を示す底面図、 (A)は実施の形態の入力装置の回路図、(B)ないし(C)は入力装置の他の構成を示す回路図、図10(D)は比較例の回路図、
符号の説明
1 入力装置
2 下部ケース
3 上部ケース
4 動作部材
6 操作ノブ
7 スイッチ機構
24 収納凹部
31 押圧部
32 ***部
33 開口部
34 保持片
35 固定爪
42a,42b,42c,42d 固定部
43a 第1のX方向変形部
43a1 基端
43a2 先端
43b 第2のX方向変形部
44a 第1のY方向変形部
44b 第2のY方向変形部
45a,45b,45c,45d 貫通穴
46 操作突部
46a 軸芯穴
47a 第1のX方向突出部
47b 第2のX方向突出部
48a 第1のY方向突出部
48b 第2のY方向突出部
47a1,47b1,48a1,48b1 先側部
51a,51b,51c 検出端子
51a1,51b1,51c1 導電部
52a,52b,52c 検出端子
52a1,52b1,52c1 導電部
53x,53y,54x,54y 検出素子
61 操作本体部
63 押圧突起
64 嵌合凹部
71 中央接点板
72 外側接点板
73 反転部材

Claims (5)

  1. 操作突部が一体に形成された動作部材に、前記操作突部を挟んで第1のX方向変形部と第2のX方向変形部とが形成され、前記操作突部を挟んで第1のY方向変形部と第2のY方向変形部とが形成されて、
    前記第1のX方向変形部に第1のX方向検出素子が、前記第2のX方向変形部に第2のX方向検出素子が、前記第1のY方向変形部に第1のY方向検出素子が、前記第2のY方向変形部に第2のY方向検出素子が、それぞれ取り付けられており、
    前記動作部材には、前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子に電力を与え、且つ前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子に電力を与える電力供給用の第1の導電部と第2の導電部、および前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子との中間からX出力を得るためのX出力用の導電部と、前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子との中間からY出力を得るためのY出力用の導電部とが設けられており、
    前記X出力用の導電部と前記Y出力用の導電部がそれぞれ2個設けられて、前記動作部材には、それぞれのX出力用の導電部を前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子に個別に接続する配線パターンと、それぞれのY出力用の導電部を前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子に個別に接続する配線パターンとが設けられていることを特徴とする入力装置。
  2. 操作突部が一体に形成された動作部材に、前記操作突部を挟んで第1のX方向変形部と第2のX方向変形部とが形成され、前記操作突部を挟んで第1のY方向変形部と第2のY方向変形部とが形成されて、
    前記第1のX方向変形部に第1のX方向検出素子が、前記第2のX方向変形部に第2のX方向検出素子が、前記第1のY方向変形部に第1のY方向検出素子が、前記第2のY方向変形部に第2のY方向検出素子が、それぞれ取り付けられており、
    前記動作部材には、前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子に電力を与え、且つ前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子に電力を与える電力供給用の第1の導電部と第2の導電部、および前記第1のX方向検出素子と前記第2のX方向検出素子との中間からX出力を得るためのX出力用の導電部と、前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子との中間からY出力を得るためのY出力用の導電部とが設けられており、
    前記第1の導電部と前記第2の導電部がそれぞれ2個設けられて、前記動作部材には、それぞれの第1の導電部を一方の前記X方向検出素子と一方の前記Y方向検出素子に個別に接続する配線パターンと、それぞれの第2の導電部を他方の前記X方向検出素子と他方の前記Y方向検出素子に個別に接続する配線パターンとが設けられていることを特徴とする入力装置。
  3. 前記配線パターンは、前記動作部材の面にパターン形成されている請求項1または2記載の入力装置。
  4. 前記動作部材が合成樹脂で形成されて、この動作部材に金属板で形成された端子が複数個取り付けられており、それぞれの前記導電部は前記端子と一体に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記動作部材には、4つの貫通穴が形成されて、前記第1のX方向変形部と前記第2のX方向変形部および前記第1のY方向変形部と前記第2のY方向変形部が、前記貫通孔に両側から挟まれて形成されており、前記配線パターンは、前記第1のX方向検出素子および前記第2のX方向検出素子および前記第1のY方向検出素子と前記第2のY方向検出素子と共に、前記第1のX方向変形部と前記第2のX方向変形部および前記第1のY方向変形部と前記第2のY方向変形部に設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の入力装置。
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