JP4567510B2 - 印刷装置およびステンシルの位置決め方法 - Google Patents

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Description

この発明は、クリーム半田などのペーストを基板に対して印刷するようにした印刷装置に関する。
従来、印刷ステージにセットした基板にスクリーン印刷用のステンシル(マスク)を重装し、ステンシル上に供給したクリーム半田などのペーストをスキージにより拡張させることにより、ステンシルに形成された開口部(パターン孔)を介して基板の所定位置にペーストを印刷(塗布)するようにしたスクリーン印刷装置は周知である。
たとえば特許文献1には、ステンシルを短時間に精度良く位置決めして取り付けるため、ステンシルの左右にジョイント部材を取り付け、装置本体側の左右に設けた取付部材とジョイント部材とをガイドピンを介して位置決めするようにした印刷装置が開示されている。
また特許文献2には、ステンシルをクランプするクランプ部材にステンシルの前後方向の位置決めを行うストッパを2種類設けて、大小2サイズのステンシルを位置決めできるようにした印刷装置が開示されている。
実公平6−11772号公報 実開平7−18838号公報(段落0014,0027)
しかしながら、特許文献1のようなガイドピンを介する位置決めは、特定のステンシルを着脱する際の位置再現性を目的とするものであり、サイズ等の異なるステンシルに取り替える場合には、その都度、目視で位置決めをしなければならず、作業性に問題があった。
また特許文献2のようにステンシルサイズに応じたストッパを設けると構成が繁雑になってしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ステンシルの種類に対応しながら容易にステンシルの取付作業を行うことができる印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は下記の手段を提供する。
[1]印刷ステージにセットされた基板に、ステンシルを介してペーストを塗布する印刷装置であって、
前記印刷ステージの左右両側に、奥行き方向に延びるガイドレールがそれぞれ設けられるとともに、このガイドレール上を奥行き方向に沿って移動可能な可動ユニットとしての可動ビームが、前記印刷ステージの上方を跨ぐように設けられ、
前記可動ビームの前面側には、スキージが昇降自在に設けられたスキージホルダーと、前記スキージホルダーに前記スキージを昇降駆動するスキージ昇降シリンダとが設けられ、
前記可動ビームの後面側には、ステンシルに当接して奥行き方向について位置決めを行う当接部材としてのストッパと、ストッパ取付部材と、そのストッパ取付部材に設けられた一対の軸受けと、この軸受けを貫通する一対のスライド軸と、前記ストッパ取付部材に設けられたストッパ昇降手段とが設けられ、
前記ストッパは、L字型材からなり、その一方の板状部を水平に、他方の板状部を下方にした状態で、前記一方の板状部の上面に前記一対のスライド軸の下端が連結されて、前記軸受けと前記スライド軸とによって昇降方向がガイドされるとともに、前記一方の板状部の上面に前記ストッパ昇降手段の下端が連結されて、そのストッパ駆動手段によって昇降駆動されるものとし、
前記ストッパ駆動手段による昇降動作によって、前記ストッパが降下すると、前記ストッパはステンシル取付高さに到達し、前記ストッパが上昇すると、前記ストッパは前記ステンシル取付高さの上方に退避するものとしたことを特徴とする印刷装置。
[2]ステンシルの種類に応じて前記可動ユニットを移動させて当接部材の位置を制御する当接部材位置制御手段を備えた前項1に記載の印刷装置。
上記発明[1]によると、可動ユニットの移動動作によって当接部材の位置を設定できるため、ステンシルの種類に応じてステンシルを適切に位置決めしながら容易にステンシルの取付作業を行うことができる。さらにステンシルの位置決めが完了すれば当接部材を退避させて、ストッパとステンシルとの干渉を防止して可動ユニットによる各種動作を行うことができる。さらにスキージを移動させる機構を利用して当接部材の位置決めを行うことができ、装置の簡素化を図ることができる。
上記発明[]によると、当接部材位置制御手段により当接部材位置が制御されるため、より効率よくステンシルの取付作業を行うことができる。
図1は本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷装置の側面図、図2はその装置の正面図、図3はその装置の平面図、図4はその装置の印刷ステージ10周辺の斜視図である。これらの図に示すように、このスクリーン印刷装置の基台2上には、印刷ステージ10が設けられ、この印刷ステージ10を挟んで両側にプリント基板Wを印刷ステージ10上に搬入および搬出するための上流側コンベア11および下流側コンベア12がX軸方向(搬送ライン)に沿って配置されている。
さらにこの印刷装置は、プリント基板Wをクランプするためのクランプユニット3と、基板Wをクランプする際に基板上面に係合して位置決めするための位置決めユニット4と、印刷ステージ10の上方に設けられるステンシル保持ユニット5およびスキージユニット6と、基板Wおよびステンシル51を撮影するためのカメラユニット7と、ステンシル51を清掃するためのクリーナー8とを備え、後述するようにクランプユニット3によりクランプされた基板Wがステンシル保持ユニット5のステンシル51に重装され、その状態で、スキージユニット6のスキージ61によってスクリーン印刷が施されるようにしている。
図1および図2に示すように、基台2上には、水平面内においてX軸方向と直交するY軸方向に沿ってレール211が配設されるとともに、このレール211にY軸テーブル21がY軸方向にスライド自在に取り付けられる。さらにY軸テーブル21および基台2間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによってY軸テーブル21が基台2に対しY軸方向に移動するよう構成されている。
Y軸テーブル21の上にはX軸方向に沿ってレール221が配設されるとともに、このレール221にX軸テーブル22がX軸方向にスライド自在に取り付けられる。さらにX軸テーブル22およびY軸テーブル21間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによってX軸テーブル22がY軸テーブル21に対しX軸方向に移動するよう構成されている。
X軸テーブル22には回転ユニット231を介して鉛直線(Z軸方向)の軸線回りに回転自在にR軸テーブル23が設けられている。このR軸テーブル23は、図示しない回転駆動手段によってZ軸回りに回転駆動するよう構成されている。
R軸テーブル23の四隅にはスライド支柱241が上下方向(Z軸方向)に沿ってスライド自在に取り付けられるとともに、このスライド支柱241の上部には昇降テーブル24が取り付けられ、スライド支柱241のスライドによって昇降テーブル24がR軸テーブル23に対しZ軸方向に昇降自在に取り付けられる。さらに昇降テーブル24およびR軸テーブル23間にはボールねじ機構243が設けられており、このボールねじ機構243が駆動することによって昇降テーブル24がR軸テーブル23に対しZ軸方向(上下方向)に移動するよう構成されている。この実施形態では、昇降テーブル24および昇降テーブル24上に設けられたクランプユニット3等が印刷ステージ10を構成している。
昇降テーブル24上にはX軸方向に沿って一対のメインコンベア20が設けられている。このメインコンベア20は、昇降テーブル24が降下した状態においては、上流側端部および下流側端部が上記上流側コンベア11の端部および下流側コンベア12の端部にそれぞれ対向して配置される。なおこの対向状態において、メインコンベア20と両側コンベア11,12との隙間は、コンベア間を基板Wが乗り継ぎ可能な間隔に設定されており、具体的には5mm程度と小さく設定されている。このため本実施形態において、メインコンベア20は、両側コンベア11,12との干渉を避けるために、降下状態においては、X軸およびR軸テーブル22,23の移動によるX軸およびR軸方向の移動が規制されるとともに、両側コンベア11,12に対する位置ずれを防止するために、Y軸およびR軸テーブル21,23の移動によるY軸およびR軸方向の移動が規制されている。つまり、メインコンベア20は、降下状態においては、X軸、Y軸およびR軸テーブル21〜23の移動による水平方向(X軸、Y軸およびR軸方向)の移動が規制されている。
図1〜4に示すように、昇降テーブル24に設けられるクランプユニット3は、一対のメインコンベア20の上方にX軸方向に沿って配置される一対の帯板状のクランプ片31a,31bを具備している。一方側クランプ片31aは、昇降テーブル24に固定されるとともに、他方側クランプ片31bは、Y軸方向にスライド自在に取り付けられ、一方側クランプ片31aに対し接離自在に構成されている。
そして図示しないクランプ駆動手段によって、他方側クランプ片31bが一方側クランプ片31aに対し接離することによって、一対のクランプ片31a,31bが開閉して、基板Wを保持/解除できるよう構成されている。
図3,4に示すように両クランプ片31a,31bの上面には、複数の吸引孔35が設けられている。各吸引孔35は、図示しない吸引手段によって負圧に設定されるよう構成されている。クランプ片31a,31b上にステンシル51が重装された状態において、各吸引孔35が負圧に設定されることにより、ステンシル51がクランプ片31a,31bの上面に吸着保持されるよう構成されている。
図1〜4に示すように昇降テーブル24には、一対のメインコンベア20間に対応し、スライド支柱291を介して上下方向に昇降自在に載置テーブル29が設けられている。さらに載置テーブル29は、ボールねじ機構などの駆動手段(図示省略)によって、昇降テーブル24に対し上下方向に移動するよう構成されている。この載置テーブル29は、上昇することによってメインコンベア20上の基板Wが載置テーブル29上に移載されて上方へ移動されるとともに、下降することによって載置テーブル29上の基板Wがメインコンベア20側に移載されるよう構成されている。
また図1〜4に示すように、両クランプ片31a,31bの外側には、一対の帯板状の位置決め板41a,41bからなる位置決めユニット4が設けられている。この位置決め板41a,41bは、図示しない支持機構を介して、両クランプ片31a,31bの両側に配置される退避位置と、両クランプ片31a,31bの上側に押圧当接される位置決め位置との間で変位自在に構成されている。そして基板Wをクランプ片31a,31bにより保持する際に、位置決め板41a,41bを位置決め位置に配置して、基板Wを上方から抑制することにより基板Wの上下方向の位置決めを図るようにしている。
なお、昇降テーブル24の四隅には、位置決め板支持用の支持部材としての支柱44が立設されている。そして位置決め板41aが退避位置に配置された状態(退避状態)では、位置決め板41a,41bが支柱44に支持されることにより、後述するスキージ61によるペースト拡張時の印圧(荷重)を支持できるよう構成されている。
また位置決め板41a,41bには、複数の吸引孔45が設けられている。各吸引孔45は、吸引パイプ46を介して図示しない吸引手段によって負圧に設定されるよう構成されている。そして後述するように位置決め板41a,41b上にステンシル51が重装された状態において、吸引孔45が負圧に設定されることにより、ステンシル51が位置決め板41a,41bの上面に吸着保持されるよう構成されている。
図5はこの実施形態にかかる印刷装置各部の位置関係を表す斜視概略図である。
ステンシル保持ユニット5は、図5に示すように、印刷ステージ10の左右両側に固定的に設けられたステンシル支持台52を有し、このステンシル支持台52上に、半田塗布部分に開口部(パターン孔)を有するステンシル51を水平配置で張り渡した状態で載置されるようになっている。左右のステンシル支持台52上にはそれぞれ前後に2つずつのステンシルクランプ53が設けられており、このステンシルクランプ53がエアシリンダ等の駆動手段(図示省略)によって駆動され、ステンシル5ステンシル枠54をステンシル支持台52上に押さえ付けることで、ステンシル51をステンシル支持台52上に固定するようになっている。
また左右のステンシル支持台52には、多数のピン孔56…が形成されており、使用するステンシル51の左右幅(X軸方向サイズ)に応じたピン孔56に位置決めピン55が挿し込んでおくことにより、ステンシル51を載置する際に左右方向(X軸方向)についてステンシル51の位置決めを行うことができるようになっている。なおステンシル51の奥行き方向の位置決めについては後述する。
ステンシル保持ユニット5の上側に設けられるスキージユニット6は、図5に示すように印刷ステージ10の左右両側に立設されたスキージ支持フレーム63,63に支持されている。左右のスキージ支持フレーム63,63の上面にはそれぞれY軸方向に延びるスキージガイドレール64,64が設けられており、このスキージガイドレール64,64上をY軸方向に沿って移動可能な可動ビーム65が、印刷ステージ10の上方を跨ぐように設けられている。そして、一方のスキージ支持フレーム63には、この可動ビーム65をY軸方向に沿って移動駆動するボールねじ機構からなる駆動手段66が設けられている。この実施形態では、可動ビーム65はこの印刷装置の奥行き方向について移動可能な可動ユニットであり、かつスキージを移動させるスキージユニットとして機能するものである。
図6はこのスキージユニットを斜め前方から見た斜視図、図7は同スキージユニットを斜め後方から見た斜視図、図8は同スキージユニットの側面図である。
スキージユニット6の可動ビーム65の前面側には、一対のスキージ61,61がそれぞれ昇降自在に設けられたスキージホルダー62が取り付けられている。このスキージ61,61は、スキージホルダ62の軸受け614とこれを貫通するスライド軸612によってその昇降方向がガイドされ、スキージホルダー62に設けられたスキージ昇降シリンダ611によってそれぞれ独立して昇降駆動できるようになっている。
また、スキージ61,61の自重はスキージホルダ62に設けられた自重キャンセル機構621によって支持されるとともに、スキージ昇降シリンダ611とスキージ61,61との間にロードセル等の圧力センサ613が介在している。これにより圧力センサ613の検出値に基づいてスキージ昇降シリンダ611を駆動制御することにより、ステンシル51に対して予め設定された圧力でスキージ61,61を圧接することができるようになっている。
そして一方のスキージ61を降下させた状態でY軸方向一方側に移動させることにより、ステンシル51上でクリーム半田SをY軸方向一方側に向けてローリング(混練)させつつ拡張できるとともに、他方のスキージ61を降下させた状態でY軸方向他方側に移動させることにより、ステンシル51上でクリーム半田SをY軸方向他方側に向けてローリングさせつつ拡張できるよう構成されている。
また可動ビーム65の後面側には、ステンシル51装着時に、ステンシル51を奥行き方向(Y軸方向)について位置決めするL字型材からなるストッパ57が設けられている。このストッパ57は、可動ビーム65の後面のストッパ取付部材571に設けられた軸受け591、591とこれを貫通するスライド軸59、59によってその昇降方向がガイドされ、取付部材571に設けられたエアシリンダ等からなるストッパ昇降手段58によって昇降駆動されるようになっている。
この昇降動作によって図8の実線のようにストッパ57が下降すると、ストッパ57はステンシル台52上のステンシル取付高さに到達し、ステンシル台52上のステンシル51のステンシル枠54の後部端面に当接可能となる。このようなストッパ57が可動ビーム65に設けられていることにより、可動ビーム65をステンシル51の種類に応じて移動させることで、ステンシル51を印刷装置の奥行き方向(Y軸方向)について位置決めできるようになっている。本実施形態におけるストッパ57は、ステンシル51に当接して位置決めを行う当接部材として機能するものである。
また、図8の想像線で示すようにストッパ57は上昇することで前記ステンシル取付高さの上方に退避する。これによりストッパ57がステンシル枠54と干渉することなく、可動ビーム65が前後方向(Y軸方向)に移動可能となっている。
また、図5に示すように前記スキージ支持フレーム63,63の下面側にはY軸方向に延びる下側ガイドレール74,74が設けられ、この下側ガイドレール74,74に移動ビーム(移動ユニット)75が走行可能に支持されている。この移動ビーム75の前面側にはX軸方向に延びるカメラガイドレール771が設けられ、このレール771上を移動可能なスライダ772にカメラヘッド71が設けられている。このカメラヘッド71には、ステンシル51を撮影する上向きのステンシル撮影カメラ711と基板Wを撮影する下向きの基板撮影カメラ712が装備されている。
また、移動ビーム75の後面側にはステンシル51の下面(印刷面)に摺接して清掃を行うクリーナー8が取り付けられている。
図9はこの印刷装置の制御系を示すブロック図である。同図に示すように、この装置においては、各駆動部の駆動を制御するための制御手段としてのCPU91の他に、入力手段としてのキーボード92,表示手段としてのCRTディスプレイ93,記憶装置94などが設けられている。キーボード92は印刷処理に関連した各種のデータを印刷装置に入力するためのものであり、CRTディスプレイ93は、各種の情報(データ)を表示するものである。さらに記憶装置94は、印刷に必要な各種のデータ等を記憶するものである。
また本実施形態において、CPU91によって制御される駆動部(制御対象の機器)としては、たとえば各コンベア11,12,20の駆動部、各テーブル21,22,23,24,29の駆動部、クランプ片31a,31bおよび位置決め板41a,41bの駆動部(エア供給手段)、ステンシルクランプ53、ストッパ昇降手段58、スキージ昇降シリンダ611、可動ビーム65の駆動手段66、カメラユニット7の駆動部およびクリーナー8の駆動部などがある。
また本実施形態では、印刷動作を開始する前に予め、所定のデータがキーボード92から入力される。所定のデータには、基板Wに関するデータ(基板データ)が含まれている。この基板データとしては例えば、図10に示すように基板のサイズ、フィデューシャルマークの位置、形状、大きさ、使用するステンシルのサイズ、開口位置、フィデューシャルマークの位置、形状、大きさ、さらにスキージのスピード、印圧、クランプのエア圧力などが含まれる。
ここでステンシルの開口位置とは、ステンシル51に形成される開口の領域が、ステンシル51の奥行き方向についてどの辺りに存在するかを示す情報である。この開口位置は例えば奥側、中央、手前を中心に形成するといったいくつかの規格が存在し、いずれの規格によるステンシル51かとして表現することが可能である。なお、左右方向については既存の規格ではいずれも開口を中央に形成するものとなっている。
本実施形態の印刷装置では、生産する基板を切り替える際には、対応するステンシル51の取付作業が行われるが、このとき、この印刷装置では、このステンシル51の取付作業において、ステンシル51の位置決めを支援するようになっている。
具体的には、例えば生産する基板の切り替えがキーボード(入力手段)92に入力されると、CPU91は新たに生産する基板Wの基板データから、使用するステンシル51のサイズ情報および開口位置情報を読み出す。そして、CPU91は、この情報に応じて、ストッパ(当接部材)57によってステンシル51が位置決めされたとき、ステンシル51の開口の中央と印刷ステージ10に保持される基板Wの中央とが対応する位置になるように、ストッパ57を支持する可動ビーム65を駆動手段66によりY軸方向に移動させる。そして、ストッパ昇降手段58によりストッパ57をステンシル高さに降下させる。
この実施の形態においては、ストッパ57のY軸方向の位置が、主に基板サイズ、ステンシルのサイズ、開口位置の各データから演算できるよう、関連する構成部品が設定されている。
なおこの実施形態ではステンシルの左右方向(X軸方向)の位置決めは、上述したようにステンシル台52のピン孔56に挿し込んだ位置決めピン55によって行われるが、この位置決めピン55は装置前面側からアプローチしやすく容易に変更調整作業を行うことが可能である。
こうしてストッパ57がステンシル高さに降下した状態であれば、ステンシル51の左右をステンシル台52上の位置決めピン55にガイドさせながらステンシル51を装置の奥側に送り込み、ステンシル51の後端がストッパ57に当接したところで、ステンシル台52上に載置することによって、容易にステンシル51を適正な位置に位置決めすることができる。
このようにCPU91は、ステンシル51のサイズや開口位置というステンシル51の種類に応じて、可動ビームを移動させてストッパ57の位置を制御するストッパ位置制御手段(当接部材位置制御手段)として機能するものである。
そしてステンシル51が適正な位置に位置決めされた旨がキーボード92等によってCPU91に伝達されると、CPU91はステンシルクランプ53によってステンシル51をステンシル台52上に固定し、ストッパ昇降手段58によりストッパ57をステンシル51と干渉しない高さ位置まで退避させる。これにより、ストッパ57とステンシル51の干渉を防止しながら、可動ビーム65を移動させることができ、スキージ61による印刷動作等を支障なく実行することができる。
また、ステンシル51の開口の中央と印刷ステージ10に保持される基板Wの中央とが対応する位置になるように、ステンシル51が位置決めされるため、基板Wとステンシル51の位置合わせのために印刷ステージ10を水平方向に移動させる移動量が小さくて済む。このため、各基板Wに対する印刷作業に要する時間の短縮化を図ることができる。また、印刷ステージ10の水平方向の移動機構のストロークを小さく設定することができるため、装置の小型軽量化にも寄与することができる。
次にこのスクリーン印刷装置における印刷動作について説明する。なお初期状態としては、昇降テーブル24および載置テーブル29はそれぞれ降下状態にあり、メインコンベア20は、上流側コンベア11および下流側コンベア12に対応する位置に配置されている。さらにクランプユニット3のクランプ片(固定片)31a、クランプ片(可動片)31bは、クランプ片31bにより開放状態にあり、位置決めユニット4の位置決め板41a,41bは、それぞれクランプ片31a、クランプ片31bにより内側に突出するとともに、それぞれクランプ片31a、クランプ片31bに上から所定の押し付け力で当接する位置決め状態にある。
この状態から、上流側コンベア11からプリント基板Wがメインコンベア20に搬入され、メインコンベア20によって所定位置まで搬送される。
続いて載置テーブル29の上昇により基板Wが上昇して位置決め板41a,41bに当接して位置決めされ、その状態でクランプ片31a,31bにより挟み込まれて保持される。その後で位置決め板41a,41bは、それぞれクランプ片31a、クランプ片31bから離れて退避位置まで移動する。
次に昇降テーブル24が上昇して、位置決め板41a,41b、クランプ片31a,31bおよび基板Wの上面がステンシル保持ユニット5のステンシル51の下面に重ね合わされるように重装される。
その後、スキージユニット6の一方側スキージ61が降下して、ステンシル51上に沿ってY軸方向に移動することにより、ステンシル51上に供給されたペーストとしてのクリーム半田Sが拡張されて、クリーム半田Sが、ステンシル51のパターン孔を介して基板Wの所定位置に印刷(塗布)される。
ここで本実施形態において半田塗布を行う際には、スキージ61の、例えば一方側位置決め板41aおよび一方側クランプ片31aに対応するステンシル51上の領域(一方側助走エリア)を助走した後、基板Wの上方に対応するステンシル51上の領域(印刷エリア)上を摺動させるようにしている。このため、基板Wにクリーム半田Sを塗布する前に、助走エリアにおいてクリーム半田Sは、ローリング(混練)されて粘度が低下する。これによりクリーム半田Sがステンシル51のパターン孔に確実に充填されて、基板Wに精度良く塗布される。
続いて昇降テーブル24が降下すると同時に、クランプ片31a,31bが開放されて基板Wへの保持が解除される。さらに載置テーブル29が降下して、載置テーブル29上から基板Wがメインコンベア20に移載される。
次に、メインコンベア20によって基板Wが下流側コンベア12に搬送されて、下流側コンベア12を介して次工程に送り出される。
こうして基板Wが下流側コンベア12に搬出される一方、次の基板Wが上流側コンベア11によってメインコンベア20に搬送されて、上記と同様の印刷処理が行われる。こうして、基板Wが順次送り込まれて順次印刷処理される。
以上のように本実施形態の印刷装置によれば、印刷装置の奥行き方向について移動可能な可動ビーム(可動ユニット)65にステンシル51に当接して位置決めを行うストッパ(当接部材)57を設けたため、可動ビーム65の移動動作によってストッパ位置を設定できる。したがって、ステンシル51の種類に応じてステンシル51を適切に位置決めしながら容易にステンシル51の取付作業を行うことができる。
また本実施形態によれば、ストッパ(当接部材)57をステンシル51の取付高さから退避可能にしたため、ステンシル51の位置決めが完了すればストッパ57を退避させて、ストッパ57とステンシル51との干渉を防止しながら、可動ビーム(可動ユニット)65を移動させることによるスキージ61による印刷動作等、各種動作を行うことができる。
また本実施形態では、ステンシル51の取付時には、当該印刷装置が備えるCPU(制御手段)91によってステンシル51の種類に応じてストッパ57の位置が制御されるため、より効率よくステンシル51の位置決め作業を含む取付作業を行うことができる。
また本実施形態では、ストッパ(当接部材)57をスキージを移動させる可動ビーム(スキージユニット)65に取り付けたため、スキージ61を移動させる機構を利用してストッパ57の位置決めを行うことができ、装置の簡素化を図ることができる。
なお上記実施形態では、ステンシルの奥行き方向の位置決めを行う当接部材(ストッパ)をスキージユニットに設けたが、ステンシルを清掃するクリーナーを移動させるクリーナーユニットや、ステンシルまたは基板を撮影するカメラが取り付けられたカメラユニットに設けても良い。
また上記実施形態では、当接部材を上側から支持したが、当接部材をステンシルの下側に配置された可動ユニットに取り付ける場合には、当接部材を下側から支持するようにしても良い。
また上記実施形態では、当接部材(ストッパ)を昇降スライド動作させることでステンシルの取付高さから退避するようにしたが、回転動作によって退避させるようにしても良い。
また上記実施形態では、基板を支持する印刷ステージを昇降させてステンシルに重装するようにしたが、本発明は、ステンシルを昇降させて印刷ステージ上の基板に重装するようにしたステンシル昇降タイプの印刷装置にも適用することができる。
また上記実施形態では、基板を載置テーブル上に載置するようにしているが、本発明は、たとえば複数のピンからなるピンタイプの載置手段など他の載置手段を採用しても良い。
この発明の一実施形態にかかる印刷装置の側面図である。 上記印刷装置を示す正面図である。 上記印刷装置を概略的に示す斜視図である。 上記印刷装置の主要部を示す斜視図である。 この実施形態にかかる印刷装置各部の位置関係を表す斜視概略図である。 上記印刷装置のスキージユニットを斜め前方から見た斜視図である。 同スキージユニットを斜め後方から見た斜視図である。 同スキージユニットの側面図である。 上記印刷装置の制御系を示すブロック図である。 上記印刷装置に採用される基板データの内容を示す図である。
符号の説明
10 印刷ステージ
51 ステンシル
52 ステンシル台
57 ストッパ(当接部材)
58 ストッパ昇降手段
61 スキージ
65 可動ビーム(可動ユニット、スキージユニット)
66 駆動手段
91 CPU(当接部材位置制御手段)
S クリーム半田(ペースト)
W 基板

Claims (2)

  1. 印刷ステージにセットされた基板に、ステンシルを介してペーストを塗布する印刷装置であって、
    前記印刷ステージの左右両側に、奥行き方向に延びるガイドレールがそれぞれ設けられるとともに、このガイドレール上を奥行き方向に沿って移動可能な可動ユニットとしての可動ビームが、前記印刷ステージの上方を跨ぐように設けられ、
    前記可動ビームの前面側には、スキージが昇降自在に設けられたスキージホルダーと、前記スキージホルダーに前記スキージを昇降駆動するスキージ昇降シリンダとが設けられ、
    前記可動ビームの後面側には、ステンシルに当接して奥行き方向について位置決めを行う当接部材としてのストッパと、ストッパ取付部材と、そのストッパ取付部材に設けられた一対の軸受けと、この軸受けを貫通する一対のスライド軸と、前記ストッパ取付部材に設けられたストッパ昇降手段とが設けられ、
    前記ストッパは、L字型材からなり、その一方の板状部を水平に、他方の板状部を下方にした状態で、前記一方の板状部の上面に前記一対のスライド軸の下端が連結されて、前記軸受けと前記スライド軸とによって昇降方向がガイドされるとともに、前記一方の板状部の上面に前記ストッパ昇降手段の下端が連結されて、そのストッパ駆動手段によって昇降駆動されるものとし、
    前記ストッパ駆動手段による昇降動作によって、前記ストッパが降下すると、前記ストッパはステンシル取付高さに到達し、前記ストッパが上昇すると、前記ストッパは前記ステンシル取付高さの上方に退避するものとしたことを特徴とする印刷装置。
  2. ステンシルの種類に応じて前記可動ユニットを移動させて当接部材の位置を制御する当接部材位置制御手段を備えた請求項1に記載の印刷装置。
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