JP4563540B2 - 周囲温度に安定な茶濃縮物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は20乃至70重量%の茶固体又はそれより高含量の茶固体を有するが周囲温度において少なくとも3ヶ月間安定である水性茶濃縮物に関する。
【0002】
【従来の技術】
貯蔵安定性の茶濃縮物は非常に望ましく、いくつかの用途を有する。それらには、インスタントの茶及びフォンテンティー(Fountain tea)製品における使用のための天然茶濃縮物を提供する能力;小売販売用の茶濃縮物製品として;及び茶固体を輸送する好ましい方法としての用途が含まれる。粉末又は茶稀抽出物よりも茶濃縮物が優れている点は、より良好な茶の特性が得られることである。又、粉末用より少ないエネルギーしか必要でなく、濃縮物を輸送するために、稀抽出物用よりも少ない重量及び容量しか必要でない。
【0003】
先行技術においては、茶濃縮物は物理的に不安定であると考えられており、そのことによって多くの茶製品における茶濃縮物の使用が妨げられてきた。しかし、特定の条件下では、茶濃縮物から生成された茶製品は粉末よりも良好な品質(例えば、風味、新鮮味等)を有し、茶粉末又は稀茶抽出物よりも経済的であると考えられている。従って、貯蔵安定性の茶濃縮物を取得することは非常に望ましい。
【0004】
選ばれた量の高メトキシ柑橘類ペクチンを添加することにより、約0.1%の茶固体を有する茶製品が安定し、濁り及び沈降が防止される。このことは、米国特許第5,529,796号に開示されている。しかし、約40重量%以下の固体を有する茶濃縮物を安定化するために同じアプローチは成功しなかった。
【0005】
米国特許第4,748,033号には、循環凍結及び解凍の間の薄片形成を防ぎかつ冷水溶解性を増大させるために食用ガム(キサンタンガム、セルロースガム、ローカストビーンガム、シュガーガム(sugar gum)及びそれらの混合物)の使用が開示されている。
前記特許において特定された茶濃縮物の固体含量は0.4乃至8%(w/w)であり、キサンタンガムの使用量は茶固体の重量に対して5乃至12重量%である。
【0006】
Jongelingに付与された米国特許第4,051,267号には、自動販売機における使用のために、凍結された又は冷蔵された条件で輸送される茶抽出物中にタンニンを懸濁し、安定化させるためのカラジーナンの使用が開示されている。しかし、Jongelingはキサンタンガムを使用する茶抽出物の粘度が非常に高く、分配機における分配の正確性が損なわれることを見出した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、選ばれた茶抽出物と個々のガム又はガムとの混合物の使用に関する。しかし、本発明は先行技術の教示とは全く異なっている。先行技術は、茶固体のずっと低い含量、すなわち、0.4乃至8重量%を扱っている。さらに、先行技術は、20乃至70重量%の固体を含有する茶濃縮物を安定化しなかった。さらに、先行技術は、製品の風味、透明性、安定性及び貯蔵寿命を維持するために低温(冷蔵又は冷凍)を必要とした。
【0008】
それに対し、本発明により製造される濃縮物は周囲温度で安定である。本発明におけるキサンタンガムの茶固体に基づく使用量は非常に低く、0.5乃至2.5重量%である。又、キサンタンガムは、カラジーナン及びペクチンを含むスクリーニングされた14のガム/安定剤のうち最も効果的である。
【0009】
従って、本発明の目的は、周囲温度で少なくとも3ヶ月間、好ましくは少なくとも約6ヶ月まで良好な品質を有して貯蔵できる高濃度における茶濃縮物を製造することである。本発明は、そのような高濃度における茶固体が周囲温度で長期間安定化された最初であると考える。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は広範には、約70゜F乃至130゜F(約21℃乃至約54℃)の温度において抽出され、茶固体濃縮物が約70重量%未満である場合に約0.5重量%のキサンタンガムを有し、それによって周囲温度において約3ヶ月間安定化された水性茶濃縮物である。
【0011】
本発明は又、(a)1つ以上の細胞壁消化酵素で茶葉を抽出する工程、
(b)その抽出物を精製(polish)する工程、
(c)精製した抽出物を約20%乃至約70重量%の茶固体の濃度に濃縮する工程並びに
(d)濃縮物が約45重量%未満の茶固体量である場合にその濃縮物に、茶固体の重量に対するガムの重量を基礎にして0.5乃至2.5重量%のキサンタンガムを添加する工程
を含む、少なくとも3ヶ月間物理的に安定である水性茶濃縮物を製造する方法に関する。
【0012】
貯蔵安定性茶濃縮物の目的を達成するために、一連の天然化合物をスクリーニングした結果、キサンタンガムが最も効果的であることを見出した。特定の酵素で処理し抽出された茶葉(緑茶、紅茶及び烏龍茶)を用いる連続抽出又は回分抽出からの茶抽出物を遠心分離した。濃縮物に基づく茶固体(20乃至70%)において0.5乃至2.5%(w/w)の最終濃度を達成するために、蒸発の前又は後に、好ましくは後に、キサンタンガムを添加した。最終生成物の安定性に臨界的である高剪断力を用いて濃縮物中にガムを完全に溶解させた。安定化された濃縮物を低温殺菌し、無菌的に充填し、周囲温度に貯蔵した。濃縮物から製造された製品は、入れたての茶の風味及び良好な透明性を有する。
【0013】
6ヶ月たった茶濃縮物から製造されたインスタント飲料(RTD)製品は良好な感覚刺激性及び2.8もの低いpH値においてさえ許容性を有する透明な茶飲料を与える。濃縮された又は濃縮還元形態のどちらにおいても異風味又は沈降物が検出されなかった。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明方法には、紅茶、特に低クリーム指数を有するために選ばれ、非常に着色された浸出液を生成する紅茶を使用することが本質的に好ましいが、当然、緑茶及び烏龍茶も適切な配慮をすれば用いることができる。
【0015】
特に好ましいのは、少なくとも1つの細胞壁消化酵素の混合された酵素系で処理された紅茶から製造される茶濃縮物である。
【0016】
特に、それらの濃縮物は、セルラーゼ及びマスセラーゼ(mascerase)、例えば、NOVO Industri A/S Denmarkから入手できるViscozymeTML、を含むカルボヒドラーゼのような選ばれた細胞壁溶解酵素並びに任意にタンナーゼを含む酵素カクテルを用いて茶葉を処理することにより製造される。好ましくは、紅茶が用いられる。
【0017】
低温において抽出装置中の紅茶/水スラリーにその酵素を供給し、茶抽出物スラリーを得る。酵素を1つより多く用いる場合、カクテル中に混合し得るか又は個々に抽出装置に供給し得る。次に、酵素を含有する茶抽出物スラリーを熱抽出し、抽出工程を完了させ、茶葉を茶抽出物から分離する。その後、茶抽出物を好ましくは低温殺菌する。この熱処理は酵素を不活性化させる。
【0018】
次に、望ましい場合は、分離された又はデカンテーションされた茶抽出物をストリッピングし、さらなる香気を回収する。
【0019】
ストリッピングした抽出物を任意に濃縮し、その後に冷却し、遠心分離により又は、濾過等のような清澄化法により精製(polish)する。精製の後、その抽出物を濃縮、好ましくは真空で濃縮する。
【0020】
濃縮物を製造する特に好ましい方法は、以下の通りである:
茶葉の重量に基づいて約5乃至20重量部、好ましくは5乃至8重量部の水を約70゜F乃至145゜F(約21℃乃至約63℃)、好ましくは120゜F乃至140゜F(約49℃乃至60℃)に加熱する。その温水を茶葉に添加し、細胞壁溶解酵素のいずれかの混合から成る酵素混合物、例えばセルラーゼ、ペクチナーゼ及びマスセラーゼ(mascerase)のようなカルボヒドラーゼを抽出装置に連続的に計量しながら供給する。抽出装置はジャケットで覆ってあるか又は遮られており、温度制御を補助する。茶葉、水及び酵素の、抽出装置を通る流れは好ましくは並流である。その装置の長さ、直径及び流量は、それらが少なくとも20分間、好ましくは少なくとも60分間の最短接触時間を与えるようなものである。最長接触時間は、経済を考量した望ましい抽出度により変わり、約2乃至5時間又はそれよりも多い。
【0021】
得られたスラリーを抽出された茶葉及び抽出物に分離するか又はさらに、より高い温度の回分式の又は連続的のより高い温度の抽出のために送る。その後に、抽出物を、従来の手段により香気をストリッピングし、望ましい固体量に調整し、冷却し、遠心分離して不溶性物質を除去する。その後に、抽出物を約20重量%乃至70重量%の茶固体、好ましくは約30重量%乃至65重量%の茶固体に濃縮する。
【0022】
酵素調製
1つより多い酵素が用いられる場合、酵素カクテルは、選ばれた細胞壁消化酵素を水中におけるソルビット等のような酵素安定剤等と混合することにより調製される。それらの酵素は混合され得る。酵素を個別に抽出装置中に導入することも可能である。
【0023】
酵素回分には、約340gの細胞壁消化酵素を含有する。
【0024】
酵素カクテルを約35゜F乃至55゜F(約1.7℃乃至約13℃)の温度で維持し、抽出装置中に約3.4g/分の速度で添加する。
【0025】
抽出装置への酵素溶液の添加は、炭水化物組成、酸安定性及び冷水溶解性及び収率に影響を与える。抽出の好ましい条件は以下の通りである:
−抽出装置における温度が70゜F乃至145゜F(約21℃乃至約63℃)、好ましくは約120゜F乃至140゜F(約49℃乃至60℃)
−酵素供給速度達成目標は3.4g/分
−葉供給速度達成目標は60ポンド(約27240g)/時間
−水供給速度は5.0乃至8.0ポンド(約2270g乃至約3632g)/分
【0026】
酵素抽出操作
茶葉を新鮮な水及び酵素溶液とともに酵素による抽出装置に供給する。3つの成分すべてが、抽出装置中を並流として流れる。適する滞留時間を与える他の方法も認容できる。抽出装置は、好ましくはジャケットで覆われているなどして温度が制御される。
【0027】
酵素による抽出装置は好ましくは、茶葉と接触させる酵素溶液に関して約20分乃至約5時間又はそれより長い時間の滞留時間を提供する。温度制御は酵素の効果を最大にするために重要である。
【0028】
酵素による抽出装置のための操作のパラメーター
下記の表1は好ましい操作パラメーターを示す:
【表1】
【0029】
抽出
酵素抽出工程の後に、約70゜F乃至210゜F(約21℃乃至約99℃)、好ましくは100゜F乃至190゜F(約38℃乃至約88℃)の温度における抽出装置に葉スラリーを供給する。この操作により葉の抽出が完了する。この抽出における葉対水の割合は、1重量部の葉に対して約4重量部乃至10重量部の水である。
【0030】
低塩殺菌
低温殺菌が望ましい場合、熱抽出工程からの、デカンテーションした、約2重量%乃至5重量%の茶固体における抽出物をパストライザーにポンプで注入する。低温殺菌は、最低で約190゜F(約88℃)に抽出物の温度を上げることによって行われる。次に、熱抽出物を約1乃至10分の滞留時間保ち、抽出物中に存在し得る微生物を破壊する。この低温殺菌工程は又、酵素を変性し、その活性を停止させる。
【0031】
その後に、望ましい場合は、低温殺菌した抽出物の香気をストリッピングして除去し、その抽出物を遠心分離による精製(polishing)のために適する含量に濃縮する。
【0032】
精製装置操作( Polisher Operation )
抽出物温度は約140゜F(約60℃)以下でなくてはならず、好ましくは約55゜F乃至90゜F(約13℃乃至約32℃)である。その抽出物を、重力の約8,000倍で表示では2分間、回転する遠心分離器に供給する。スラッジを捨て、精製された抽出物を濃縮のために保持する。この抽出物は約4重量%乃至約10重量%の茶固体で精製される。
【0033】
好ましい態様
本発明の第一の好ましい方法では、紅茶葉を酵素カクテルと約0.005乃至0.010部の酵素対1部の茶葉、好ましくは茶葉1部当り0.007乃至0.008部の酵素の重量比で混合する。酵素溶液は1つ以上の細胞壁溶解酵素を含有する。好ましくは、酵素溶液は、紅茶g当り2.5乃至5.0NCUのセルラーゼ及び約0.33乃至0.66FBGのカルボヒドラーゼを含有する。その茶を約70゜F乃至145゜F(約21℃乃至約63℃)の温度で20分間乃至5時間又はそれより長い時間、酵素を用いて抽出する。約150゜F(約66℃)より高い、好ましくは約190゜F(約88℃)以上の温度に加熱することによって酵素を不活性化し、次に本発明による次の工程のためにその茶を用意する。
【0034】
本発明の第二の好ましい方法では、紅茶葉を酵素カクテルと約0.005乃至0.010部の酵素対1部の茶葉、好ましくは茶葉1部当り0.007乃至0.008部の酵素の重量比で混合する。その酵素溶液は、タンナーゼと1つ以上の細胞壁溶解酵素を含有する。好ましくは、その酵素溶液は、紅茶g当り、約0.5乃至10単位のタンナーゼ活性度、約2.5乃至5.0NCUのセルラーゼ及び約0.33乃至0.66FBGのカルボヒドラーゼを含有する。その茶を約70゜F乃至145゜F(約21℃乃至約63℃)の温度で20分間乃至5時間又はそれより長い時間、酵素を用いて抽出する。約150゜F(約66℃)より高い、好ましくは約190゜F(約88℃)以上の温度に加熱することによって酵素を不活性化し、次に本発明による次の工程のためにその茶を用意する。
【0035】
酵素溶液
本明細書において「細胞壁消化酵素」は、1つ以上の茶の細胞壁成分をより単純な物質に分解し、従って、構造的一体性を分解し、細胞壁の透過性を高める単一の又は複数の酵素を意味する。植物の細胞壁は主にセルロースを含むが、しかし、より少ない量の蛋白質、ヘミセルロース、ペクチン及び脂質を含有している。従って、細胞壁消化酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼ及びデキストラナーゼのようなカルボヒドラーゼ並びにプロテアーゼ、リゾチーム及びリパーゼが含まれており、例えば、Novo Industriesによる米国特許第4,478,939号及び4,483,876号には、SPS−アーゼ(SPS-ase)活性について記載されている。セルラーゼ、ペクチナーゼ及びヘミセルラーゼのような細胞壁消化酵素は商業的酵素供給先から入手できる。
【0036】
細胞壁消化酵素は、Novo Industriesから入手できるCelluclastTM1.5Lのようなセルラーゼであり得る。この物質は、Trichoderma reeseiの選ばれた株の発酵により生成される。このセルラーゼはセルロースのグルコース、セロビオース及びより高度のグルコースポリマーへの分解を触媒する。CelluclastTM1.5Lは1,500NCU/gを有する。
【0037】
ノボ・セルラーゼユニット(NCU)は、標準条件下でCMCを分解して、分当り1μモルグルコースに相当する還元力を有する還元炭化水素にする酵素の量である。
【0038】
【表2】
【0039】
他の細胞壁消化酵素は、Novoから入手できるViscozymeTMLである。Viscozyme 120Lは、アラビノーゼ、セルラーゼ、β−グルカナーゼ、ヘミセルラーゼ及びキシラナーゼを含む広範なカルボヒドラーゼ類を含有する複数酵素複合体である。この酵素は又、大豆細胞壁に見出される分枝鎖ペクチン様物質に対して活性を有する。
【0040】
この酵素調製物は、Aspergillus群の選ばれた株から生成される。この製品は、120FBG[菌類β-グルカナーゼ(Fungal β-Glucanase)]/mlの酵素活性を有する。
その分析法はNovoから入手できる。
【0041】
本発明において、茶葉を抽出するために用いることができる酵素カクテルは好ましくはタンナーゼを含有する。タンナーゼはガロイルエステルを加水分解することが知られている。その酵素は、Aspergillus属及びPenicillium属に属する特定の糸状菌の生育の同化生成物である。単一の炭素源としてタンニン酸を含有する培地において生育されたAspergillus flavusにより実質量のタンナーゼが供給される。実質量のタンナーゼを生成することが知られている微生物の他の特定の株はAspergillus oryzae、ATCC No. 9362及びAspergillus niger、ATCC No.16888である。タンナーゼ酵素の1つの適する調製物は、Enzyme Development Corporationから市販されている。なお他の調製物はKikkomanから入手できる。セルラーゼ、ペクチナーゼ及びヘミセルラーゼのような他の細胞壁消化酵素は、同様の商業的な酵素供給先から入手され得る。タンナーゼ活性度の測定の例を以下に記載する:
タンニン酸はタンナーゼの存在下で没食子酸及び糖部分に加水分解される。タンニン酸の加水分解は、310nmにおける紫外線吸光度の低減をもたらす。従って、タンナーゼ活性度は吸光度における変化から決定され、下記の条件下で、分当りタンニン酸における1μモルのエステル結合を加水分解する酵素の量として定義される。
【0042】
試薬及び溶液
(1)クエン酸塩緩衝液(0.05M、pH5.5)
9.6gの無水クエン酸を800mlの水中に溶解する。そのpHをNaOH(50%)で5.5に調整し、その溶液を脱イオン水で100mlに稀釈する。
(2)細胞壁消化酵素溶液(33.0%)
その溶液は、2:1の割合でブレンドされたViscozymeTM及びCelluclastTMの混合物である。この混合物は、タンナーゼ分析のための溶媒、安定剤及び対照として役立つ。その溶液は、脱イオン水を用いてw/v基準として調製される。そのpHは水酸化ナトリウムを用いて5.5に調整される。
(3)基質溶液(タンニン酸、0.350%w/v)
基質は、クエン酸塩緩衝液(1)中にタンニン酸175mgを溶解し、メスフラスコを用いて50mlの容量にすることにより使用直前に調製する。
(4)エタノール溶液(90%)
100mlの脱イオン水を1,000mlの容量に添加し、その容量をエタノールを用いて1000mlにする。
(5)タンナーゼ溶液(約2.6乃至2.9単位/ml)
タンナーゼ溶液は、細胞壁消化酵素溶液(2)中に0.1000gのタンナーゼを溶解(w/v)し、1,000mg/mlのタンナーゼを含有する溶液を生成することにより調製される。このことは、タンナーゼをU.S.分析に必要な活性度範囲にする。その対照は、1.0mlのNovoferm 91(2)溶液1.0mlにクエン酸塩緩衝液(1)18mlを混合することにより同じ様に調製される。
【0043】
溶液の安定性:4℃において貯蔵される場合、クエン酸塩緩衝液(1)は微生物による作用が生じない限り安定である。細胞壁消化酵素溶液(2)及び基質溶液(3)は新しく調製され、かつ光から保護されなくてはならない。エタノール溶液(4)は室温において貯蔵され得る。エタノール溶液(5)は、調製後約0乃至4℃において数時間貯蔵され得る。
【0044】
操作
A.基質溶液(3)をフラスコに入れ、酵素反応を開始する前に30℃において15分間水浴で温める。
B.酵素溶液(5)の1.0mlアリコートを試験管(10ml)に入れる。対照試験試料のためには、(2)で特定された、細胞壁消化酵素対照溶液が用いられる。酵素反応を開始する前にすべての試験管を30℃において5分間水浴で温める。
C.4.0mlの基質溶液(3)4.0mlを各試験管に(30秒間隔で)入れ、30℃で15分間インキュベーションすることによって試験/反応を開始させる。
D.各フラスコにエタノール溶液(4)を入れることにより各試験試料用のフラスコ中でその反応を停止させる。各試験試料について15分間であるべきである反応時間の終りに、952μlの試料をエタノールで停止させた溶液に移し、完全に混合する。その試料を稀釈してさらにエタノール溶液(4)で容量にし、混合する。
E.各溶液の吸光度を参考として水を用いて310nmで測定する。
【0045】
計算
(1)試料及び対照について調べられた吸光度測定値の平均値をとる。
(2)次にタンナーゼ活性度を下記の等式から計算する:
タンナーゼ活性度(単位/g)=ΔA*150670
細胞壁消化酵素は、Novo Industriesにより入手できるCelluclastTM 1.5Lのようなセルラーゼであることができる。この物質は、Trichoderma reeseiの選ばれた株の発酵により生成される。このセルラーゼは、セルロースの、グルコース、セロビオース及びそれより高度のポリマーへの分解を触媒する。CelluclastTM 1.5Lは1,500 NCU/gを有する。
【0046】
1Novo Cellulase Unit(NCU)は、標準条件下でCMCを、分当り1μモルのグルコースに相当する還元力を有する還元炭水化物に分解する酵素量である。
【0047】
濃度
精製された茶抽出物が本発明の酵素による処理により生成されたら次に本技術分野でよく知られた手段により濃縮される。好ましくは、真空下での蒸発によりその濃縮物を調製する。蒸発が用いられる場合の好ましい条件は、約115゜F乃至195゜F(約46℃乃至約91℃)の温度及び約1.5psia乃至約10psiaの圧力である。このように、抽出物は、茶の感覚刺激性に負の影響を有することなく濃縮されることができる。市販の、上昇又は流下薄膜エバポレーターが通常用いられる。茶が約20重量%乃至約70重量%の茶固体の量に濃縮されたら、濃縮物を安定化させるために選ばれた量のキサンタンガムを添加する。そのキサンタンガムは好ましくは溶液として調製され、その後に均質の分散を確保するために比較的高剪断下で茶濃縮物に添加される。しかし、キサンタンガムは粉末としても添加され得る。
【0048】
茶抽出物は、まだ、動かし得るのに十分な流体であるいずれかの程度に濃縮され得るが、約20重量%乃至約70重量%、好ましくは約30重量%乃至約65重量%の程度が扱い易さでは好ましい。
【0049】
本明細書において用いられているように、「茶濃縮物」という用語は、水で稀釈され、飲むことができる茶飲料を生成する濃縮された、茶抽出物から誘導された製品をいう。本発明の茶濃縮物は、約20乃至約70重量%の茶固体を含む。本発明の好ましい茶濃縮物は、約30乃至約65重量%の茶固体を含む。本発明の茶濃縮物は液体製品形態である。
【0050】
本明細書で用いられているように、「茶飲料」という用語は、水での稀釈による、本発明の茶濃縮物から調製された飲むことができる飲料をいう。本発明の茶濃縮物は一般的には茶飲料を提供するのに十分な水で稀釈される。茶飲料を提供するための好ましい茶濃縮物は典型的には約0.08重量%茶固体の最低限に稀釈される。
【0051】
本明細書において用いられているように、「茶固体」という用語は、茶抽出物中に通常存在する固体である。しかし、茶固体には、カフェイン、蛋白質、アミノ酸、無機物質及び炭水化物も含まれる。
【0052】
キサンタンガムは、Melck and Companyの事業部であるKelcoから、KeltrolTM及びKeltrolTMRDとして入手できるバイオポリマーである。用いることができるキサンタンガムの量は、存在する茶固体の総量に基づいて約0.5重量%乃至約2.5重量%の範囲で変わる。キサンタンガムの最多量は、濃縮物を非常に粘性にし、容易に扱うことができない粘度の増大のために茶固体のより高い量においては制限される。より低い濃度の茶固体では、より高い量のキサンタンガムを用いることができるが、しかし必要ではなく、経済的に望ましくない。本明細書におけるすべての部、%及び割合は他に特定されていなければ重量による。
【0053】
【実施例】
実施例1
14の異なる食品級の添加剤又は安定剤を下記の表3において報告された初期スクリーニング研究における評価のために選択した。その結果を肉眼で観察し、一般的なコメントを報告した。上記のように製造された茶濃縮物中の各添加剤/安定剤についての2乃至3の異なる濃度を試験した。添加剤/安定剤を、8オンスのガラスジャー中の150mlの茶濃縮物にゆっくりと添加し、高速ホモジナイザー(Polytron)で1乃至3分間混合し、添加剤/安定剤が溶解状態であることを確保した。対照の生成物を同様にしかし添加剤/安定剤なしに調製した。8オンスのジャー中で600ワットの電子オーブンを用いてフルパワーで50秒/ボトル、低温殺菌した。生成物を190乃至200゜F(約88℃乃至約93℃)に加熱するのにその方法は十分である。そのジャーにすぐ蓋をし、その蓋を殺菌するために1分間逆さにした。試料を周囲温度で貯蔵した。
【0054】
茶濃縮物を安定化することにおいてスクリーニングした14化合物のうち、キサンタンガムが最も効果的な添加剤/安定剤であることが見出された。本発明の酵素混合物で抽出された、45重量%以上の固体を含有する茶濃縮物では、キサンタンガムは、物理的安定性への付加的な利点を与えなかった。約1.5%(w/w)より高い量におけるキサンタンガムは、非常に高い粘度をもたらし、濃縮物の固体量が約35重量%より高い場合に濃縮物の流動性を維持することができなかった。
【0055】
固体濃度が約45重量%より低い場合、キサンタンガムは濃縮物を安定化するのに非常に有効であった。必要とするキサンタンガムの量は、茶濃縮物の固体量に逆比例した。例えば、20重量%の固体量では、濃縮物を安定化するために2.5%(w/w)のキサンタンガムが必要であり、30重量%の固体量では、1.0%(w/w)のキサンタンガムしか必要でなかった。この研究からの結果は、0乃至2.5%(w/w)の量におけるキサンタンガムは、20乃至70重量%の範囲の茶固体量における茶濃縮物を安定化するのに十分であることを提示した。必要なキサンタンガムの量は、茶濃縮物の固体濃度により決定される。
【0056】
【表3】
【0057】
実施例2
試験された茶濃縮物の固体量は0.72重量%乃至50重量%の範囲であった。すべての茶固体濃度を0%のキサンタンガム(XG)及び0.5w/w%のXGを用いて実施した。1.5w/w%XG及び4.5w/w%XGは、50重量%を除くすべての固体濃度で実施した。30重量%の茶固体量における4.5%のキサンタンガムはあまりに粘性であり、容易に扱えなかった。より低い茶固体濃度は、50重量%の濃縮物を脱イオン水で稀釈することにより得られた。稀釈の前に、マイクロ波エネルギーを用いてその生成物を低温殺菌し、周囲温度で貯蔵した。
【0058】
それらの結果は、CelluclastTM及びViscozymeTMで処理された茶から生成され、約45重量%以上の固体の濃度を有する茶濃縮物はキサンタンガムなしで安定であり、約45重量%未満では安定性が低下し始めた。約45重量%より低い固体濃度では対照(キサンタンガムなし)と比較して、約0.5w/w%乃至2.5w/w%におけるキサンタンガムの使用により非常に改良された。取り扱い及び輸送の低減容量並びにより良好な微生物安定性のために、より高い固体濃度における茶濃縮物の方が、より低い固体濃度の茶濃縮物よりも望ましいので、より高い固体濃度がより安定であることは予期しないことであり有望である。
【0059】
表4で報告された結果により、初期観察が確認された。一般的に、45%(w/w)以上の固体濃度を有する本発明の茶濃縮物は、45%未満の固体濃度を有する茶濃縮物よりも良好な物理的安定性を有した。0.5w/w%のキサンタンガムの使用は約45%以上の固体における茶濃縮物の物理的安定性に影響を与えなかった。しかし、約45%未満の固体含量の茶濃縮物の物理的安定性を約0.5w/w%におけるキサンタンガムは改良した。2.5%以下の、より多量のキサンタンガムは、20乃至45%の固体における濃縮物を完全に安定化させるのに必要であり得る。
【0060】
最初、濃縮物を生成し、次に3%のキサンタンガム溶液を予め決定された量まで濃縮物に添加し、混合することにより、試験溶液が調製される。その濃縮物は、低温殺菌される。より低い濃度は、熱脱イオン水で稀釈することにより調製された。
【0061】
稀釈液を200mlの表示容積を有する遠心分離管中に置いた。その遠心分離管は、NalgeTM Companyから入手でき、61.5mmの直径及び126.5mmの長さを有した。その管は約50mlを収容し、円錐形の底部を有していた。選ばれた時間の後に、その底部における沈降量を肉眼で観察することができる。
【0062】
その生成物の物理的安定性をビンの底部における沈降程度に基づいて得点をつけた。安定な茶濃縮物についての評価基準は、それらは1mm未満の沈降物しか有せず、好ましくは底部における沈降物が実質的にないことであった。
【0063】
試験の数値で表わした結果を下記の表4において報告する。
【表4】
【0064】
実施例3
茶を110゜F(約43℃)の温度において酵素なしで抽出したときに、約40重量%の茶固体濃度における濃縮物を0.5%(w/w)のキサンタンガムで安定化した。すべての濃縮物は6ヶ月間、実質的な沈降がない安定なままであった。抽出温度が約70゜F乃至130゜F(約21℃乃至約54℃)であり、濃度が約35重量%乃至70重量%の間で変わる場合も同じ結果が予測される。
【0065】
本発明は、本発明の好ましい態様に関して詳細に記載したが、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、当業者には変形及び改変が容易に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2(0重量%のキサンタンを有する15、30及び50重量%の茶固体含量)において報告された値のグラフを示す。
【図2】実施例2(0.5重量%のキサンタンを有する15、30及び50重量%の茶固体含量)において報告された値のグラフを示す。
【図3】実施例2(1.5重量%のキサンタンを有する15及び30重量%の茶固体含量)において報告された値のグラフを示す。
Claims (3)
- 70゜F乃至130゜F(21℃乃至54℃)の温度において酵素を使用しないで抽出された後、茶固体濃度が35重量%以上70重量%未満に濃縮された水性茶濃縮物であって、茶固体の重量に対して0.5重量%〜2.5重量%のキサンタンガムを含有し、それによって常温において3ヶ月間安定化された、水性茶濃縮物。
- 常温において3ヶ月後に実質的に沈降物を有しない、請求項1に記載の水性茶濃縮物。
- 常温において6ヶ月後に実質的に沈降物を有しない、請求項1に記載の水性茶濃縮物。
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