JP4561103B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に係り、特に光硬化型のインクを使用したインクジェット記録装置に関する。
従来、用紙やプラスチック薄板等の記録媒体にインクを吐出して所定の画像を記録するインクジェット記録装置が実用化されている。インクジェット記録装置は、入力階調値に応じて各色のインクの印字量(インク滴の体積が常に一定で有れば、単位面積当たりのインク滴の吐出回数)を決定し、その決定した印字量でインクの吐出を行うものである。
特に、近年においては、インクを吸収しない記録媒体であっても画像が記録できるように、光硬化型のインクを使用して記録媒体上に着弾したインクに対して紫外線等の光を照射することで、画像を記録するインクジェット記録装置が開発されている。このようなインクジェット記録装置として、例えばラジカル重合系のインクを用いて多量の紫外線を一括して照射する装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。
光硬化型の非吸収性インクを用いた場合、記録媒体に着弾したインクが***した状態で硬化するため、記録媒体に記録された画像がざらついたり、凹凸感を持ったり、過度の光沢感をもったりする。画像のざらつき、凹凸感、過度の光沢感を抑制するために、透明なインクを用いて画像を記録するインクジェット記録装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2001−310454号公報 特開2003−191601号公報
ところが、透明なインクを用いて画像を記録した場合でも、画像中の或る部分では光沢感が高く、別の部分では光沢感が低くなることがあり、画像を面内で均一の光沢感にすることができなかった。
そこで、本発明の目的は、上記のような問題点を解決しようとしてなされたものであり、どのような光沢度の記録媒体であっても、記録媒体に記録される画像を面内で均一の光沢感にすることができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
光硬化型の着色インクを記録媒体に吐出する着色インク用記録ヘッドと、
光硬化型の透明インクを記録媒体に吐出する透明インク用記録ヘッドと、
前記着色インク用記録ヘッド及び前記透明インク用記録ヘッドを制御する制御装置と、
記録媒体の光沢度を測定する光沢度計と、を備え、
前記制御装置は、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、制御装置が印字量Aに対する印字量Bの関係に従わせて、透明インク用記録ヘッドの印字量を決定するので、その関係に従った印字量で着色インク用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドがインクを吐出する。そのため、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。
また、記録媒体の光沢度が光沢度計により測定され、その測定された光沢度に基づき、印字量Aに対する印字量Bの関係が決定されるので、その記録媒体の光沢度に適切な印字量で着色インク用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドがインクを吐出する。そのため、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
また、請求項に記載の発明は、光硬化型の着色インクを記録媒体に吐出する着色インク用記録ヘッドと、
光硬化型の透明インクを記録媒体に吐出する透明インク用記録ヘッドと、
前記着色インク用記録ヘッド及び前記透明インク用記録ヘッドを制御する制御装置と、
記録媒体の光沢度を測定する光沢度計と、を備え、
前記制御装置は、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第1閾値A 1 以上第2閾値A 2 以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが増加し、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第2閾値A 2 以上第3閾値A 3 以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とする。
請求項に記載の発明では、制御装置が印字量Aに対する印字量Bの関係に従わせて、透明インク用記録ヘッドに印字量を決定するので、その関係に従った印字量で着色インク用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドがインクを吐出する。そのため、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。
また、記録媒体の光沢度が光沢度計により測定され、その測定された光沢度に基づき、印字量Aに対する印字量Bの関係が決定されるので、その記録媒体の光沢度に適切な印字量で着色インク用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドがインクを吐出する。そのため、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
請求項に記載の発明は、光硬化型の着色インクを記録媒体に吐出する着色インク用記録ヘッドと、
光硬化型の透明インクを記録媒体に吐出する透明インク用記録ヘッドと、
前記着色インク用記録ヘッド及び前記透明インク用記録ヘッドを制御する制御装置と、
記録媒体の光沢度を測定する光沢度計と、を備え、
前記制御装置は、
前記光沢度計により測定された光沢度に基づき第1モードか又は第2モードに選択し、
第1モードに選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、
第2モードに選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第1閾値A1以上第2閾値A2以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが増加し、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第2閾値A2以上第3閾値A3以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量を決定することを特徴とする。
請求項に記載の発明では、記録媒体の光沢度が光沢度計により測定され、その測定された光沢度に基づき、印字量Aに対する印字量Bの関係が決定されるので、その記録媒体の光沢度に適切な印字量で着色インク用記録ヘッド及び透明インク用記録ヘッドがインクを吐出する。そのため、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、前記制御装置は、前記光沢度計により測定された光沢度が所定値未満である場合に、第1モードを選択し、前記光沢度計により測定された光沢度が前記所定値以上である場合に、第2モードを選択することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置において、前記制御装置は、第1モードに選択した場合に、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置においては、前記制御装置は、第2モードに選択した場合に、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第1閾値A 1 以上第2閾値A 2 以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが増加し、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第2閾値A 2 以上第3閾値A 3 以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記光沢度計が、前記着色インク用記録ヘッドよりも前記記録媒体の搬送方向下流側に配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載のインクジェット記録装置は、前記着色インク用記録ヘッドとして、シアンのインクを吐出する記録ヘッド、マゼンタのインクを吐出する記録ヘッド、イエローのインクを吐出する記録ヘッド、ブラックのインクを吐出する記録ヘッドを備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクにより画像が形成される。
請求項9に記載のインクジェット記録装置においては、記録媒体に向けて紫外線を発する紫外線照射装置を更に備え、前記着色インク用記録ヘッドから吐出されるインク及び前記透明インク用記録ヘッドから吐出されるインクが紫外線により硬化するインクであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、記録媒体に着弾したインクが紫外線照射装置から発した紫外線によって硬化する。
請求項1に記載の発明によれば、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。特に、記録媒体の光沢度が単位面積当たりのインクの最大印字量した場合における光沢度よりも低いときに、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。
また、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
請求項に記載の発明によれば、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。特に、記録媒体の光沢度が単位面積当たりのインクの最大印字量した場合における光沢度と同等であるときに、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。記録媒体の光沢度が単位面積当たりのインクの最大印字量した場合における光沢度より高いときに、印字量の差異による光沢度の差異を低減することができる。
また、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
請求項に記載の発明によれば、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
請求項8に記載の発明によれば、着色インクとしてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを用いたインクジェット記録装置でも、請求項1から7の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項9に記載の発明によれば、光硬化性インクとして紫外線硬化性インクを用いたインクジェット記録装置でも、請求項1から8の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏する。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明を適用した実施形態におけるインクジェット記録装置1の正面図であり、図2は、このインクジェット記録装置1の上面図である。図3は、このインクジェット記録装置1の制御回路を示したブロック図である。
図1、図2、図3に示すように、このインクジェット記録装置1は、平板状に設けられたプラテン2と、プラテン2の上方においてプラテン2に対して平行に設けられたガイド部材3と、ガイド部材3に支持されているとともにガイド部材3によって案内されるキャリッジ4と、キャリッジ4に取り付けられた記録ヘッド5〜9と、キャリッジ4に取り付けられた紫外線照射装置10,11と、キャリッジ4に取り付けられた光沢度計13と、ガイド部材3に対して直交する方向にウェブ状の記録媒体99を搬送して記録媒体99をプラテン2上でインクジェット記録装置1の背面から正面へ通過させる搬送装置14と、記録ヘッド5〜9、紫外線照射装置10,11、搬送装置14及び光沢度計13を制御する制御装置15と、を備える。以下では、ガイド部材3に沿ってキャリッジ4が移動する方向を走査方向xとし、記録媒体99が搬送される方向を搬送方向yとする。
搬送装置14は、搬送モータ及び搬送ローラ等を備えており、搬送モータの駆動により搬送ローラを回転させることで記録媒体99を搬送するものである。また、搬送装置14は、記録媒体99を間欠的に搬送するように設けられている。
プラテン2は、記録媒体99を下から支持するものである。
キャリッジ4は、ガイド部材3に沿って走査方向xに移動可能に設けられている。
記録ヘッド5〜9は、走査方向xに沿って図1の左から透明インク用記録ヘッド9、着色インク用記録ヘッド8、着色インク用記録ヘッド7、着色インク用記録ヘッド6、着色インク用記録ヘッド5の順に配列されている。記録ヘッド5〜9は、それぞれの下面がプラテン2上の記録媒体99に対向するようにキャリッジ4に搭載されている。記録ヘッド5〜9のそれぞれの下面には、インクを吐出するための複数の吐出口が形成されており、吐出口ごとに素子(例えば、ピエゾ素子、加熱素子、静電素子等)が設けられている。そして、記録ヘッド5〜9は、素子の動作により各吐出口から個別にインクを液滴として吐出するように設けられている。
ここで、記録ヘッド5〜9が吐出するインクは、紫外線により硬化する紫外線硬化性インクであり、カチオン重合性インク、ラジカル重合性インクの何れでも良い。これらのうち着色インク用記録ヘッド5〜8は、着色剤を含有した着色インクを吐出するものであり、透明インク用記録ヘッド9は、着色剤を含有しない透明(CL)なインクを吐出するものである。特に、着色インク用記録ヘッド5は、イエロー(Y)のインクを吐出するものであり、着色インク用記録ヘッド6は、マゼンタ(M)のインクを吐出するものであり、着色インク用記録ヘッド7は、シアン(C)のインクを吐出するものであり、着色インク用記録ヘッド8は、ブラック(K)のインクを吐出するものである。なお、YMCK以外の色のインクを吐出する着色インク用記録ヘッドが更にキャリッジ4に搭載されていても良い。
紫外線照射装置10,11は、紫外線波長域を含む光を下方の記録媒体99に照射するものである。紫外線照射装置10,11は、走査方向xに沿って紫外線照射装置11、紫外線照射装置10の順に配列されている。そして、走査方向xに沿って紫外線照射装置10と紫外線照射装置11との間に透明インク用記録ヘッド9が配置され、走査方向xに沿って透明インク用記録ヘッド9と着色インク用記録ヘッド8との間に紫外線照射装置10が配置されている。なお、図1において、着色インク用記録ヘッド5の右側に紫外線照射装置が配置され、その紫外線照射装置の右側に透明インク用記録ヘッドが配置され、その透明インク用記録ヘッドの右側に紫外線照射装置が配置されていても良い。これにより、キャリッジ4が図1の左から右へ移動している場合でも、右から左へ移動している場合でも、画像記録が可能となる。
光沢度計13は、着色インク用記録ヘッド5の搬送方向y下流側に配置されている。この光沢度計13は、下方の記録媒体99に向けて所定角度(例えば、45°、60°)の入射角で投光し、記録媒体99における反射光を受光することによって記録媒体99の光沢度(光沢度はその所定角度における記録媒体99の反射率に対応している。)を測定するものである。つまり、この光沢度計13は、JIS Z8741に従って記録媒体99の光沢度を測定するものである。また、光沢度計13は、測定した記録媒体99の光沢度に従った電気信号として制御装置15に出力する。
制御装置15は、CPUと、CPUにとって読取可能な制御プログラムを記憶したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMと、光沢度計13から光沢度の測定値を入力するインターフェースと、制御プログラムに従ったCPUの指示によりキャリッジ4、記録ヘッド5〜9及び搬送装置14のそれぞれを駆動する駆動回路と、を備える。
制御装置15は、図4のグラフに示すような、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aに対する単位面積当たりの透明インクの印字量Bの関係をROMに記憶している。ここで、図4においては、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。また、グラフの原点においては、総印字量Aがゼロであり、印字量Bが最小値Bmin(例えば、ゼロ)である。図4のグラフに示すように、この関係は総印字量Aが増加するにつれて印字量Bが減少する関係となっており、印字量Bが総印字量Aの一次関数となっている。特に、図4のグラフの関係を式で表すと以下のようになる。
B=α1・A+β1 …(1)
但し、α1<0、β1>0であり、α1及びβ1ともに定数である。
式(1)で表されるような総印字量Aと印字量Bとの関係は、後述する第1モードで用いられる関係である。また、図4のグラフの関係は、総印字量Aに対する印字量BのデータテーブルとしてROMに格納されていても良いし、式(1)のようにα1及びβ1で表した式としてROMに格納されていても良い。なお、総印字量Aが増加するにつれて印字量Bが減少する関係となっていれば、印字量Bが総印字量Aの一次関数でなくても良い。
なお、単位面積当たりの印字量とは、一回に吐出されるインクの量ではなく、単位面積当たりに吐出されたインクの総量である。仮に一回に吐出されるインクの量が一定の場合には、その量と、単位面積当たりにインクが吐出された回数とを乗じた値が印字量である。
また、制御装置15は、図5のグラフに示すような、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aに対する単位面積当たりの透明インクの印字量Bの関係をROMに記憶している。ここで、図5においては、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。また、グラフの原点においては、総印字量Aがゼロであり、印字量Bが最小値Bmin(例えば、ゼロ)である。図5のグラフに示すように、この関係は、総印字量Aがゼロ以上第1閾値A1では総印字量Aに係わらず印字量Bが最小値Bminであり、総印字量Aが第1閾値A1以上第2閾値A2以下では総印字量Aが増加するにつれて印字量Bが増加し、総印字量Aが第2閾値A2以上第3閾値A3以下では総印字量Aが増加するにつれて印字量Bが減少する関係となっている。図5のグラフでは、第1閾値A1以上第2閾値A2以下であっても第2閾値A2以上第3閾値A3以下であっても、印字量Bが総印字量Aの一次関数となっている。特に、図5のグラフの関係を式で表すと以下のようになる。
B=Bmin (0≦A≦A1)、B=α2・A+β2 (A1≦A≦A2)、B=α3・A+β3 (A2≦A<A3) …(2)
但し、α2>0、β2<0、α3<0、β3>0、α2・A2+β2=α3・A2+β3であり、α2・A1+β23・A3+β3=βminであり、α2、β2、α3及びβ3は定数である。
図5のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係は、後述する第2モードで用いられる関係である。なお、図5のグラフの関係において、第1閾値A1に対応する印字量Bを第1特異値B1とし(B1=Bmin)、第2閾値A2に対応する印字量Bを第2特異値B2(B2=α2・A2+β2=α3・A2+β3)とし、第3閾値A3に対応する印字量Bを第3特異値B3(B3=Bmin)とする。なお、第1閾値A1以上第2閾値A2以下の範囲において総印字量Aが増加するにつれて印字量Bが増加する関係となっていれば、印字量Bが総印字量Aの一次関数でなくても良い。また、第2閾値A2以上第3閾値A3以下の範囲において総印字量Aが増加するにつれて印字量Bが減少する関係となっていれば、印字量Bが総印字量Aの一次関数でなくても良い。
制御装置15は、CPUでROMの制御プログラムに従った演算処理を行うことにより、光沢度計13から光沢度の測定値を入力したり、記録ヘッド5〜9に吐出動作を行わせたり、キャリッジ4を走査方向xに沿って移動させたり、搬送装置14に搬送動作を行わせたり、紫外線照射装置10,11を点灯・消灯したりする。
また、制御装置15は、制御プログラムに従ったCPUの処理により次のような手段として機能する。すなわち、制御装置15は、光沢度計13により測定された記録媒体99の光沢度に基づき第1モードか又は第2モードを選択する選択手段と、選択手段により第1モードとして選択された場合にはROMから図4のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係を読み出し、外部から入力された画像データ(入力階調値)に従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した着色インクの総印字量から図4のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係に従って透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量を決定し、第2モードとして選択された場合にはROMから図5のグラフのような総印字量Aと総印字量Bとの関係を読み出し、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した着色インクの総印字量から図5のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係に従って透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量を決定する手段と、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる手段と、に機能する。
次に、インクジェット記録装置1の動作について説明する。
ユーザが記録媒体99をインクジェット記録装置1にセッティングし、インクジェット記録装置1の電源をオン状態とする。そして、制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動する。キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。
そして、制御装置15は、光沢度計13から入力した光沢度の測定値に基づき第1モードか又は第2モードを選択する。例えば、光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。所定値としては、仮に最大印字量で記録した場合における画像の光沢度を適用することができる。
そして、制御装置15は、第1モードを選択した場合には図4のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係をROMから読み出す。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、
外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、図4のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。つまり、例えばコンピュータ等の外部から制御装置15に入力された入力階調値に応じた着色インクの総印字量AがA100である場合には、制御装置15は単位面積当たりの総印字量A100となるように着色インク用記録ヘッド5〜8に吐出動作を行わせ、単位面積当たりの印字量(α1・A100+β1)となるように透明インク用記録ヘッド9に吐出動作を行わせる。
一方、制御装置15は、第2モードを選択した場合には図5のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係をROMから読み出す。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、図5のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
以上のように、本実施の形態によれば、記録媒体99の光沢度が所定値よりも低い場合には、制御装置15が図4のグラフのような関係に従わせて、着色インク用記録ヘッド5〜8の総印字量及び透明インク用記録ヘッド9の印字量を決定し、その関係に従った印字量で記録ヘッド5〜9にインクの吐出を行わせているので、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
一方、記録媒体99の光沢度が所定値以上である場合には、制御装置15が図5のグラフのような関係に従わせて、着色インク用記録ヘッド5〜8の総印字量及び透明インク用記録ヘッド9の印字量を決定し、その関係に従った印字量で記録ヘッド5〜9にインクの吐出を行わせているので、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
このように、記録媒体99の光沢度に基づき、図4のグラフの関係か又は図5のグラフの関係を決定しているので、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態におけるインクジェット記録装置について説明する。第2の実施の形態のインクジェット記録装置において、第1の実施の形態のインクジェット記録装置1の何れかの部分に対応する部分に対して同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。また、以下の説明においても、同一符号を用いて第2の実施の形態のインクジェット記録装置について説明する。
第2の実施の形態におけるインクジェット記録装置も、第1の実施の形態におけるインクジェット記録装置1と同様に、プラテン2と、ガイド部材3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5〜9と、紫外線照射装置10,11と、光沢度計13と、搬送装置14と、制御装置15と、を備える。
第1の実施の形態では、式(1)の関係はα1及びβ1が定数としてROMに格納されており、光沢度計13により測定された光沢度の測定値が第1モードの範囲であれば、光沢度計13により測定された光沢度の測定値が変わっても着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量及び透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量はα1及びβ1を定数とした式(1)の関係に従って決定されていた。
それに対して、第2の実施の形態では、制御装置15は、第1モードを選択してから図4のグラフのような関係を用いる場合に、図4のグラフのような関係を光沢度計13により測定された光沢度の測定値に基づき決定する。すなわち、第2の実施の形態では、α1及びβ1が光沢度λの変数としてROMに格納されている。具体的には、光沢度λが増加するにつれてβ1が減少する関係がROMに格納されているとともに、光沢度λが増加するにつれてα1が増加する関係がROMに格納されている。更に、光沢度λの値に係わらず、印字量Bが最小値Bminの場合には、総印字量Aが一定の最大値Amaxとなるように、α1とβ1との関係がある(すなわち、(Bmin−β1)/α1=Amax=一定)。このような、α1とβ1と光沢度λの関係によって総印字量Aと印字量Bとの関係をグラフで表すと、図6のようになる。図6において、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。
図6に示すように、総印字量Aと印字量Bとの関係を表す直線は、光沢度λが増加するにつれて点線で表すような直線に漸近していき、光沢度λが減少するにつれて実線で表すような直線に漸近していく。なお、β1が光沢度λの関数であるから、図6の実線におけるβ1の値と点線におけるβ1の値は異なる。
第2の実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動し、キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は測定された光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。
そして、制御装置15は、第1モードを選択した場合には、光沢度計13から入力した光沢度の測定値に基づいて、総印字量Aと印字量Bとの関係を決定する。具体的には、制御装置15は、ROMに格納された光沢度λとα1との関係の光沢度λに対して、光沢度計13による光沢度の測定値を代入して、α1の値を求めるとともに、ROMに格納された光沢度λとβ1との関係に光沢度λに対して、光沢度計13による光沢度の測定値を代入して、β1の値を求める。そして、制御装置15は、求めたα1の値とβ1の値から総印字量Aと印字量Bとの関係(式(1))を決定する。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
一方、制御装置15は、第2モードを選択した場合には、第1の実施の形態における第2モードと同様に制御を行う。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
また、記録媒体99の光沢度が所定値より低い場合においては、記録媒体99の光沢度に基づき、図4のグラフの関係を決定しているので、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態におけるインクジェット記録装置について説明する。第3の実施の形態のインクジェット記録装置において、第1の実施の形態のインクジェット記録装置1の何れかの部分に対応する部分に対して同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。また、以下の説明においても、同一符号を用いて第3の実施の形態のインクジェット記録装置について説明する。
第3の実施の形態におけるインクジェット記録装置も、第1の実施の形態におけるインクジェット記録装置1と同様に、プラテン2と、ガイド部材3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5〜9と、紫外線照射装置10,11と、光沢度計13と、搬送装置14と、制御装置15と、を備える。
第3の実施の形態では、制御装置15は、第1モードを選択してから図4のグラフのような関係(式(1)のような関係)を用いる場合に、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づいて図4のグラフのような関係を決定する。すなわち、第3の実施の形態では、α1が単位面積当たりの着色インクの最大総印字量γの変数としてROMに格納されている。具体的には、最大総印字量γが増加するにつれてα1が増加する関係がROMに格納されており、β1は定数としてROMに格納されている。このような、α1と最大総印字量γの関係によって総印字量Aと印字量Bとの関係をグラフで表すと、図7のようになる。図7において、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。
図7に示すように、総印字量Aと印字量Bとの関係を表す直線は、最大総印字量γが増加するにつれて点線で表すような直線に漸近していき、最大総印字量γが減少するにつれて実線で表すような直線に漸近していく。なお、最大総印字量γが増加するにつれてα1が増加し且つβ1が一定であるので、総印字量Aの最大値Amaxは最大総印字量γが増加するにつれて増加する。そのため、図7の実線における最大値Amaxの値と点線における最大値Amaxの値は異なる。
第3の実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動し、キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は測定された光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。
そして、制御装置15は、第1モードを選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づき、総印字量Aと印字量Bとの関係を決定する。具体的には、制御装置15は、ROMに格納された最大印字量γとα1との関係の最大印字量γに対して、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値を代入して、α1の値を求める。そして、制御装置15は、ROMに格納された一定のβ1と求めたα1の値とから総印字量Aと印字量Bとの関係(式(1))を決定する。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
一方、制御装置15は、第2モードを選択した場合には、第1の実施の形態における第2モードと同様に制御を行う。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
また、記録媒体99の光沢度が所定値より低い場合においては、最大印字量の設定値に基づき、図4のグラフの関係を決定しているので、単位面積当たりの着色インクの最大印字量が変化した場合でも、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態におけるインクジェット記録装置について説明する。第4の実施の形態のインクジェット記録装置において、第1の実施の形態のインクジェット記録装置1の何れかの部分に対応する部分に対して同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。また、以下の説明においても、同一符号を用いて第4の実施の形態のインクジェット記録装置について説明する。
第4の実施の形態におけるインクジェット記録装置も、第1の実施の形態におけるインクジェット記録装置1と同様に、プラテン2と、ガイド部材3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5〜9と、紫外線照射装置10,11と、光沢度計13と、搬送装置14と、制御装置15と、を備える。
第4の実施の形態では、制御装置15は、第2モードを選択してから図5のグラフのような関係(式(2)のような関係)を用いる場合に、図5のグラフのような関係を光沢度計13により測定された光沢度の測定値に基づき決定する。すなわち、第4の実施の形態では、β2が光沢度λの変数としてROMに格納されている。具体的には、光沢度λが増加するにつれてβ2が減少する関係がROMに格納されており、α2、α3、β3は定数としてROMに格納されている。これに伴い、境界条件も光沢度λに依存する。すなわち、α2、α3及びβ3が一定であり、光沢度λが増加するにつれてβ2が減少するから、光沢度λが増加するにつれて第1閾値A1が増加するとともに第2閾値A2も増加する。また、光沢度λの値に係わらず第3閾値A3は一定である。このような、β2と光沢度λの関係によって総印字量Aと印字量Bとの関係をグラフで表すと、図8のようになる。図8において、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。
図8に示すように、総印字量Aと印字量Bとの関係を表す線は、光沢度λが増加するにつれて点線で表すような折れ線に漸近していき、光沢度λが減少するにつれて実線で表すような折れ線に漸近していく。
第4の実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動し、キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は測定された光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。
そして、制御装置15は、第2モードを選択した場合には、光沢度計13から入力した光沢度の測定値に基づいて、総印字量Aと印字量Bとの関係を決定する。具体的には、制御装置15は、ROMに格納された光沢度λとβ2との関係の光沢度λに対して、光沢度計13による光沢度の測定値を代入して、β2の値を求める。そして、制御装置15は、ROMに格納された一定のα2、α3及びβ3と求めたβ2の値とから総印字量Aと印字量Bとの関係(式(2))を決定する。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
一方、制御装置15は、第1モードを選択した場合には、第1の実施の形態における第1モードと同様に制御を行う。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
また、記録媒体99の光沢度が所定値以上である場合においては、記録媒体99の光沢度に基づき、図5のグラフの関係を決定しているので、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態におけるインクジェット記録装置について説明する。第5の実施の形態のインクジェット記録装置において、第1の実施の形態のインクジェット記録装置1の何れかの部分に対応する部分に対して同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。また、以下の説明においても、同一符号を用いて第5の実施の形態のインクジェット記録装置について説明する。
第5の実施の形態におけるインクジェット記録装置も、第1の実施の形態におけるインクジェット記録装置1と同様に、プラテン2と、ガイド部材3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5〜9と、紫外線照射装置10,11と、光沢度計13と、搬送装置14と、制御装置15と、を備える。
第5の実施の形態では、制御装置15は、第2モードを選択してから図5のグラフのような関係(式(2)のような関係)を用いる場合に、図5のグラフのような関係を光沢度計13により測定された光沢度の測定値に基づき決定する。すなわち、第5の実施の形態では、α2及びβ2が光沢度λの変数としてROMに格納されている。具体的には、光沢度λが増加するにつれてβ2が減少する関係がROMに格納されており、光沢度λが増加するにつれてα2が増加する関係がROMに格納されており、α3、β3は定数としてROMに格納されている。これに伴い、境界条件も光沢度λに依存する。すなわち、α3及びβ3が一定であり、光沢度λが増加するにつれてβ2が減少するとともにα2が増加するから、光沢度λが増加するにつれて第1閾値A1が増加する。また、光沢度λの値に係わらず第2閾値A2及び第3閾値A3は一定である。このような、α2とβ2と光沢度λの関係によって総印字量Aと印字量Bとの関係をグラフで表すと、図9のようになる。図9において、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。
図9に示すように、総印字量Aと印字量Bとの関係を表す線は、光沢度λが増加するにつれて点線で表すような折れ線に漸近していき、光沢度λが減少するにつれて実線で表すような折れ線に漸近していく。
第5の実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動し、キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は測定された光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。
そして、制御装置15は、第2モードを選択した場合には、光沢度計13から入力した光沢度の測定値に基づいて、総印字量Aと印字量Bとの関係を決定する。具体的には、制御装置15は、ROMに格納された光沢度λとα2との関係の光沢度λに対して、光沢度計13による光沢度の測定値を代入して、α2の値を求め、ROMに格納された光沢度λとβ2との関係の光沢度λに対して、光沢度計13による光沢度の測定値を代入して、β2を求める。そして、制御装置15は、ROMに格納された一定のα3及びβ3と求めたα2及びβ2の値とから総印字量Aと印字量Bとの関係(式(2))を決定する。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
一方、制御装置15は、第1モードを選択した場合には、第1の実施の形態における第1モードと同様に制御を行う。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
また、記録媒体99の光沢度が所定値以上である場合においては、記録媒体99の光沢度に基づき、図5のグラフの関係を決定しているので、どのような光沢度の記録媒体であっても、面内で均一の光沢感を持った画像を記録することができる。
〔第6の実施の形態〕
第6の実施の形態におけるインクジェット記録装置について説明する。第6の実施の形態のインクジェット記録装置において、第1の実施の形態のインクジェット記録装置1の何れかの部分に対応する部分に対して同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。また、以下の説明においても、同一符号を用いて第6の実施の形態のインクジェット記録装置について説明する。
第6の実施の形態におけるインクジェット記録装置も、第1の実施の形態におけるインクジェット記録装置1と同様に、プラテン2と、ガイド部材3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5〜9と、紫外線照射装置10,11と、光沢度計13と、搬送装置14と、制御装置15と、を備える。
第6の実施の形態では、制御装置15は、第2モードを選択してから図5のグラフのような関係(式(2)のような関係)を用いる場合に、図5のグラフのような関係を単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づき決定する。すなわち、第6の実施の形態では、β3が単位面積当たりの着色インクの最大総印字量γの変数としてROMに格納されている。具体的には、最大総印字量γが増加するにつれてβ3が増加する関係がROMに格納されており、α2、β2、α3は定数としてROMに格納されている。これに伴い、境界条件も最大総印字量γに依存する。すなわち、α2、β2及びα3が一定であり、最大総印字量γが増加するにつれてβ3が増加するから、最大総印字量γが増加するにつれて第2閾値A2が増加するとともに第3閾値A3も増加する。また、最大総印字量γの値に係わらず第1閾値A1は一定である。このような、β3と最大総印字量γの関係によって総印字量Aと印字量Bとの関係をグラフで表すと、図10のようになる。図10において、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。
図10に示すように、総印字量Aと印字量Bとの関係を表す線は、最大総印字量γが増加するにつれて実線で表すような折れ線に漸近していき、最大総印字量γが減少するにつれて点線で表すような折れ線に漸近していく。
第6の実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動し、キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は測定された光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。
そして、制御装置15は、第2モードを選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づき、総印字量Aと印字量Bとの関係を決定する。具体的には、制御装置15は、ROMに格納された最大印字量γとβ3との関係の最大印字量γに対して、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値を代入して、β3の値を求める。そして、制御装置15は、ROMに格納された一定のα2、β2及びα3と求めたβ3の値とから総印字量Aと印字量Bとの関係(式(2))を決定する。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが光源から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
一方、制御装置15は、第1モードを選択した場合には、第1の実施の形態における第1モードと同様に制御を行う。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
また、記録媒体99の光沢度が所定値以上である場合においては、最大印字量の設定値に基づき、図5のグラフの関係を決定しているので、単位面積当たりの着色インクの最大印字量が変化した場合でも、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。
〔第7の実施の形態〕
第7の実施の形態におけるインクジェット記録装置について説明する。第7の実施の形態のインクジェット記録装置において、第1の実施の形態のインクジェット記録装置1の何れかの部分に対応する部分に対して同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。また、以下の説明においても、同一符号を用いて第7の実施の形態のインクジェット記録装置について説明する。
第7の実施の形態におけるインクジェット記録装置も、第1の実施の形態におけるインクジェット記録装置1と同様に、プラテン2と、ガイド部材3と、キャリッジ4と、記録ヘッド5〜9と、紫外線照射装置10,11と、光沢度計13と、搬送装置14と、制御装置15と、を備える。
第7の実施の形態では、制御装置15は、第2モードを選択してから図5のグラフのような関係(式(2)のような関係)を用いる場合に、図5のグラフのような関係を単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づき決定する。すなわち、第7の実施の形態では、α3が単位面積当たりの着色インクの最大総印字量γの変数としてROMに格納されており、β3が単位面積当たりの着色インクの最大総印字量γの変数としてROMに格納されている。具体的には、最大総印字量γが増加するにつれてα3が増加する関係がROMに格納されており、最大総印字量γが増加するにつれてβ3が減少する関係がROMに格納されており、α2、β2は定数としてROMに格納されている。これに伴い、境界条件も最大総印字量γに依存する。すなわち、α2及びβ2が一定であり、最大総印字量γが増加するにつれてα3が増加し、最大総印字量γが増加するにつれてβ3が減少するから、最大総印字量γが増加するにつれて第3閾値A3も増加する。また、最大総印字量γの値に係わらず第1閾値A1及び第2閾値A2は一定である。このような、α3とβ3と最大総印字量γの関係によって総印字量Aと印字量Bとの関係をグラフで表すと、図11のようになる。図11において、横軸は、単位面積当たりのYMCKの着色インクの総印字量Aを表し、縦軸は、単位面積当たりの透明インクの印字量Bを表している。
図11に示すように、総印字量Aと印字量Bとの関係を表す線は、最大総印字量γが増加するにつれて実線で表すような折れ線に漸近していき、最大総印字量γが減少するにつれて点線で表すような折れ線に漸近していく。
第7の実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が走査方向xに沿って移動し、キャリッジ4の移動中に記録媒体99の光沢度が光沢度計13により測定され、制御装置15は測定された光沢度の測定値を光沢度計13から入力する。光沢度計13から入力した光沢度の測定値が所定値未満の場合には、制御装置15は第1モードを選択し、光沢度計13から入力した光沢度の測定値がその所定値以上の場合には、制御装置15は第2モードを選択する。
そして、制御装置15は、第2モードを選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づき、総印字量Aと印字量Bとの関係を決定する。具体的には、制御装置15は、ROMに格納された最大印字量γとα3との関係の最大印字量γに対して、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値を代入して、α3の値を求め、ROMに格納された最大印字量γとβ3との関係の最大印字量γに対して、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値を代入して、β3の値を求める。そして、制御装置15は、ROMに格納された一定のα2及びβ2と求めたα3及びβ3の値とから総印字量Aと印字量Bとの関係(式(2))を決定する。そして、制御装置15が紫外線照射装置10,11を点灯し更に搬送装置14を制御すると、搬送装置14が記録媒体99の搬送と停止とを繰り返して記録媒体99を間欠的に搬送する。記録媒体99の搬送中に制御装置15がキャリッジ4を制御すると、キャリッジ4が記録媒体99の停止中に走査方向xに往復移動し、更にキャリッジ4の往動中に制御装置15が入力階調値に基づいて記録ヘッド5〜9を制御すると、記録ヘッド5〜9が吐出口から記録媒体99に向けてインクを液滴として適宜吐出する。記録媒体99に着弾したインクが紫外線照射装置10,11から発した紫外線を受けて硬化する。これらの工程を繰り返すことにより、記録媒体99上に画像が記録されていく。記録媒体99に画像が記録されている時に、制御装置15は、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド5〜8により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、決定した総印字量Aと印字量Bとの関係に従って、決定した着色インクの総印字量から透明インク用記録ヘッド9により吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド5〜8に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド9に行わせる。
一方、制御装置15は、第1モードを選択した場合には、第1の実施の形態における第1モードと同様に制御を行う。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体99に記録することができる。
また、記録媒体99の光沢度が所定値以上である場合においては、最大印字量の設定値に基づき、図5のグラフの関係を決定しているので、単位面積当たりの着色インクの最大印字量が変化した場合でも、面内で均一の光沢感を持った画像を記録媒体に記録することができる。
〔変形例〕
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
上述した各実施の形態においては、本発明のインクジェット記録装置をシリアル型のインクジェット記録装置に適用した例示について説明したが、本発明のインクジェット記録装置をラインヘッド型のインクジェット記録装置に適用しても良い。
図12は、本発明を適用したラインヘッド型のインクジェット記録装置101である。
このインクジェット記録装置101は、平板状に設けられたプラテン102と、プラテン102の上方においてプラテン102に対して平行に設けられたガイド部材103と、ガイド部材103の延在方向に対して直交する搬送方向yに記録媒体99を搬送する搬送装置と、ガイド部材103に支持されているとともにガイド部材103に沿って移動可能に設けられた光沢度計113と、記録媒体99の搬送方向yに対して直交する方向つまり記録媒体99の幅方向に延在するようにプラテン102上に配設されたライン型記録ヘッド105〜109と、ライン型記録ヘッド108の搬送方向yの下流側に配置された紫外線照射装置110と、ライン型記録ヘッド109の搬送方向yの下流側に配置された紫外線照射装置111と、を備える。
記録ヘッド105〜109は、搬送方向yに沿って記録ヘッド105、記録ヘッド106、記録ヘッド107、記録ヘッド108、記録ヘッド109の順に配列されている。記録ヘッド105〜109は、紫外線により硬化するインクを液滴として吐出するように設けられている。記録ヘッド105は、イエロー(Y)のインクを吐出するものであり、記録ヘッド6は、マゼンタ(M)の着色剤を含有したインクを吐出する着色インク用記録ヘッドであり、記録ヘッド107は、シアン(C)の着色剤を含有したインクを吐出する着色インク用記録ヘッドであり、記録ヘッド8は、ブラック(K)の着色剤を含有したインクを吐出する着色インク用記録ヘッドであり、記録ヘッド109は、着色剤を含有しない透明インクを吐出する透明インク用記録ヘッドである。
紫外線照射装置110,111は、紫外線波長域を含む光を下方の記録媒体99に照射するものである。紫外線照射装置110,111は、記録媒体99の搬送方向yに直交する方向(つまり、記録ヘッド105の長手方向に平行な方向)に延在している。
光沢度計113は、上記各実施形態の光沢度計13と同様に、JIS Z8741に従って記録媒体99の光沢度を測定するものである。
このインクジェット記録装置101は、更に、第1〜第7の何れかの実施形態における制御装置15と同様の制御を行う制御装置を具備する。すなわち、制御装置は、光沢度計113により測定された記録媒体99の光沢度に基づき第1モードか又は第2モードを選択する。そして、第1モードとして選択した場合には、制御装置が、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド105〜108により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、ROMから図4のグラフのような総印字量Aと印字量Bとの関係を読み出し、決定した着色インクの総印字量からその関係に従って透明インク用記録ヘッド109により吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド105〜108に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド109に行わせる。一方、第2モードとして選択した場合には、この制御装置が、外部から入力された画像データに従って着色インク用記録ヘッド105〜108により吐出する単位面積当たりの着色インクの総印字量を決定した後に、ROMから図5のグラフのような総印字量Aと総印字量Bとの関係を読み出し、決定した着色インクの総印字量からその関係に従って透明インク用記録ヘッド109により吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量を決定し、決定した総印字量で着色インクの吐出を着色インク用記録ヘッド105〜108に行わせるとともに決定した印字量で透明インクの吐出を透明インク用記録ヘッド109に行わせる。
ここで、インクジェット記録装置101の制御装置が、第2の実施の形態における制御装置15と同様に、第1モードを選択してから図4のグラフのような関係を用いる場合に、図4のグラフのような関係を光沢度計113により測定された光沢度の測定値に基づき決定しても良い。
また、インクジェット記録装置101の制御装置が、第3の実施の形態における制御装置15と同様に、制御装置15は、第1モードを選択してから図4のグラフのような関係を用いる場合に、単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づいて図4のグラフのような関係を決定しても良い。
また、インクジェット記録装置101の制御装置が、第4又は第5の実施の形態における制御装置15と同様に、第2モードを選択してから図5のグラフのような関係を用いる場合に、図5のグラフのような関係を光沢度計13により測定された光沢度の測定値に基づき決定しても良い。
また、インクジェット記録装置101の制御装置が、第6又は第7の実施の形態における制御装置15と同様に、第2モードを選択してから図5のグラフのような関係を用いる場合に、図5のグラフのような関係を単位面積当たりの着色インクの最大総印字量の設定値に基づき決定しても良い。
なお、第1〜第7の実施形態では、制御装置15が記録媒体99の間欠的に搬送するように搬送装置14を制御しているが、インクジェット記録装置101では、制御装置が記録媒体99を連続的に(停止させずに)搬送するように搬送装置を制御する。また、インクジェット記録装置101では、制御装置の制御により光沢度計113がガイド部材103に沿って移動するようになっている。また、インクジェット記録装置101では、制御装置が第1〜第7の実施の形態のようにキャリッジ114を移動させる制御を行わない。
インクジェット記録装置1の正面図である。 インクジェット記録装置1の平面図である。 インクジェット記録装置1の制御回路のブロック図である。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 総印字量Aと印字量Bとの関係を示したグラフである。 インクジェット記録装置101の平面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
5、6、7、8 記録ヘッド(着色インク用記録ヘッド)
9 記録ヘッド(透明インク用記録ヘッド)
13 光沢度計
15 制御装置
101 インクジェット記録装置
105、106、107、108 記録ヘッド(着色インク用記録ヘッド)
109 記録ヘッド(透明インク用記録ヘッド)
113 光沢度計

Claims (9)

  1. 光硬化型の着色インクを記録媒体に吐出する着色インク用記録ヘッドと、
    光硬化型の透明インクを記録媒体に吐出する透明インク用記録ヘッドと、
    前記着色インク用記録ヘッド及び前記透明インク用記録ヘッドを制御する制御装置と、
    記録媒体の光沢度を測定する光沢度計と、を備え、
    前記制御装置は、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 光硬化型の着色インクを記録媒体に吐出する着色インク用記録ヘッドと、
    光硬化型の透明インクを記録媒体に吐出する透明インク用記録ヘッドと、
    前記着色インク用記録ヘッド及び前記透明インク用記録ヘッドを制御する制御装置と、
    記録媒体の光沢度を測定する光沢度計と、を備え、
    前記制御装置は、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第1閾値A1以上第2閾値A2以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが増加し、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第2閾値A2以上第3閾値A3以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 光硬化型の着色インクを記録媒体に吐出する着色インク用記録ヘッドと、
    光硬化型の透明インクを記録媒体に吐出する透明インク用記録ヘッドと、
    前記着色インク用記録ヘッド及び前記透明インク用記録ヘッドを制御する制御装置と、
    記録媒体の光沢度を測定する光沢度計と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記光沢度計により測定された光沢度に基づき第1モードか又は第2モードに選択し、
    第1モードに選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定し、
    第2モードに選択した場合には、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第1閾値A1以上第2閾値A2以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが増加し、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第2閾値A2以上第3閾値A3以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりの透明インクの印字量を決定することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 前記制御装置は、前記光沢度計により測定された光沢度が所定値未満である場合に、第1モードを選択し、前記光沢度計により測定された光沢度が前記所定値以上である場合に、第2モードを選択することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御装置は、第1モードに選択した場合に、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御装置は、第2モードに選択した場合に、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第1閾値A 1 以上第2閾値A 2 以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが増加し、単位面積当たりの着色インクの印字量Aが第2閾値A 2 以上第3閾値A 3 以下では単位面積当たりの着色インクの印字量Aが増加するにつれて単位面積当たりの透明インクの印字量Bが減少する関係を、前記光沢度計により測定された光沢度に基づいて決定し、その決定した関係に従わせて、前記透明インク用記録ヘッドにより吐出する単位面積当たりのインク印字量を決定することを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記光沢度計が、前記着色インク用記録ヘッドよりも前記記録媒体の搬送方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記着色インク用記録ヘッドとして、シアンのインクを吐出する記録ヘッド、マゼンタのインクを吐出する記録ヘッド、イエローのインクを吐出する記録ヘッド、ブラックのインクを吐出する記録ヘッドを備えることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 記録媒体に向けて紫外線を発する紫外線照射装置を更に備え、
    前記着色インク用記録ヘッドから吐出されるインク及び前記透明インク用記録ヘッドから吐出されるインクが紫外線により硬化するインクであることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
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