JP4560558B2 - 画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラインセンサ(例えばCCD)などの固体撮像素子を用いて原稿などの媒体上に形成された画像の収差を補正する技術に関するものである。
ファクシミリやデジタル複写機などの読取部として、或いはイメージスキャナなどとして製品化された画像読取装置の殆どは、原稿からの反射光を読取レンズで縮小してCCDのような固体撮像素子上に結像させることにより、その原稿上に形成された画像を光学的に読み取り、その情報を光電変換して信号化させる構成である。
図11は、前記デジタル複写機などに搭載された従来の画像読取装置の概略構成を示す図である。この図は原稿の読み取り部分を抜粋して示したものである。画像読取装置は、原稿台200上に置かれた原稿(図示せず)を走査して読み取るものである。光源201aによって原稿を照明しながら第1走行体201を副走査方向に移動し、その原稿からの反射光を第1ミラー201bによって第1走行体201の半分の速度で副走査方向を走査する第2走行体202の第2ミラー202aに反射させ、その第2ミラー202aからの反射光を、第3ミラー202b、及び読取レンズ203を介してCCD204に結像させることにより、その原稿画像を読み取り光電変換して信号化するようになっている。そのCCD204は、例えば受光素子が主走査方向上に1列以上配置されたラインセンサである。
また、カラー機においてはR、G、Bのフィルタの3ラインCCDを用いてカラー原稿画像をR、G、Bの3原色に分解し読み取る。このような3ラインCCDでカラーの原稿画像を読み取る場合、R、G、B各色の結像位置を一致させる必要がある。図13は、従来例の読取レンズにおける結像の欠点を示す図である。ここで、読取レンズに軸上の色収差がある場合の一例として、緑(G)を基準波長として、赤(R)がプラス、青(B)がマイナスの色収差を有しているとする。この場合、像面位置を図13の30、31、32のどの位置に合わせても、各色全て良好なMTFを得ることは出来ない。例えば、像面を30の青(B)に合わせた場合のMTFを図14に示す。これから明らかなように、青(B)のMTFは高くなるが、緑(G)、赤(R)と低くなってしまう。
前記図11の画像読取装置に用いられる従来の読取レンズ203は、各像高で、或るスレッシュレベル以上の解像度を備えている。しかし、像高毎、特にCCD204のような固体撮像素子における主走査方向と、それに直交する副走査方向の結像位置の違いにより、像高間での解像力のレベルは異なっているのが通常である。このため、固体撮像素子の各受光素子から出力される信号のレベルは、同一濃度の原稿情報を読み取った場合でも異なるレベルとなり、それによって信号の2値化が適切に行えないという問題があった。その結果、例えば画像読取装置を搭載したデジタル複写機では、形成される画像の高画質化が阻害される問題が発生していた。
また、前記画像読取装置のピント調整は、主走査方向に直交し、等間隔に配列された白黒のラインのパターンが形成された調整用の紙(テストパターン)を、原稿台200に置いて読み取り、その結果に基づいて読取レンズ203およびCCD204(固体撮像素子)の位置関係を変化させ、縮率と固体撮像素子の出力が良好になるようカットアンドトライで行われている。
しかし、そのような従来の方法では、ピント調整時にCCD204における主走査方向の出力のみしか一度に確認できないため、例えば、図12に示すようにMTF(変調伝達関数)値が算出されるような状況では、例えば位置Aが適切であるとして読取レンズ203とCCD204の位置関係が調整される恐れがある。その位置Aでは、図12の「軸上」との交点Pと「主走査(方向)」との交点Qの解像力はスペックを実現させるためのスレッシュの上にあり、規格を満足するが、「副走査(方向)」との交点Rは、スペックを実現させるためのスレッシュより下となり規格を満足できず、副走査方向の解像力不良などの不具合を生じてしまう。従って、再度ピント調整が必要となる。これらのことから、極めて煩雑なピント調整作業を行わなければならないため、例えば画像読取装置を搭載したデジタル複写機では、画像を必ずしも高画質に形成することができないといった問題があった。
なお、解像力を高いレベルに設定するピント調整方法として、特開平8−214112号公報に開示された技術がある。しかし、この公報による技術では、副走査方向のMTF出力を見てピント調整を実施するのではなく、あらかじめ判明している読取レンズの性能を基に調整を行うようになっている。このため、読取レンズを構成する部品が公差内でばらついた結果、その性能に差が生じた場合、主走査、副走査方向共に良好な解像力を有する位置にピントを調整することが困難である。
また、カラー機における前記図13、14で説明した問題点を改善するためには、読取レンズの色収差を、広い波長域で良好に補正する必要があるが、完全に色収差を補正することは困難であり、色収差を小さく抑えるためには、読取レンズに高価な硝材を使う必要が生じ、読取レンズのコストが高くなってしまう不具合がある。
また、各色の結像位置を一致させる方法としては、読取レンズとCCDの光路中に多重ダイクロイックミラーを配置する技術が、特開平6−326833号公報に開示されている。しかし、この方法では、多重ダイクロイックミラーという新規な部品を追加する必要があり、それに伴う保持機構などから部品点数も大幅に増加し、コストアップ要因となる。また、読取レンズとCCDの間に配置することで、多重ダイクロイックミラーの面精度を非常に高くする必要がある。更に、この方式は読取レンズとCCD間の光路長を変化させる方法であるため、調整の精度は高くする必要があり、多重ダイクロイックミラーの角度や厚みの精度も非常に高くする必要があり、部品単価は上がり、長い調整時間も必要となる。さらに、光路長を変化させることにより、各色の倍率が異なってしまう不具合があった。
また、アナモフィックな面を有する画像読取装置としては、特開2000−307828公報の発明が開示されている。しかし、同発明では、読取レンズのレンズ面をアナモフィック面としており、像面が傾くことによるピント位置ずれ、つまり、読取レンズの組み付け時の偏心による左右像高でのMTFのバランスの崩れを、読取レンズの光軸を回転軸として回転させることによりMTFのバランスを良好に補正する(主走査方向への像面の傾きを副走査方向に変化させる)ことができない。
本発明は、かかる課題に鑑み、主走査方向、副走査方向共に、固体撮像素子の各像高での解像力を均一にできる読取レンズを提供することを目的とする。
また、他の目的は、主走査方向、副走査方向共に、各色毎に固体撮像素子の各像高での解像力を均一にできるミラーを提供することを目的とする。
また、他の目的は、良好な状態へのピント調整を容易に行える画像読取装置を提供することである。
また、他の目的は、常に高画質で画像の形成が行える画像形成装置を提供することである。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項は、媒体からの反射光を副走査方向に走査する第1走行体ミラーと前記第1走行体ミラーの半分の速度で副走査方向に走査する第2走行体ミラーとを介して固体撮像素子上に結像させることにより、該媒体上の画像を前記固体撮像素子により読み取る画像読取装置であって、前記第1走行体ミラーは、媒体からの反射光から特定の波長のみを透過して他の波長を反射する反射面と、前記特定の波長に対して最適な面を形成するアナモフィック面を有するミラーが2層構造に形成されている波長ミラーを複数備え、前記複数の波長ミラーの各反射面は、夫々カラー3原色の各波長のみを透過するように構成され、且つ、前記各反射面と対応する面に設けられたアナモフィック面を有するミラーは、前記カラー3原色の各色毎に最適な面に形成されていることを特徴とする。
像高毎の主走査方向、副走査方向の結像位置を一致させ、同時にカラー画像読取時において、R、G、Bの結像位置を一致させることによって、固体撮像素子からの出力信号をR、G、B各色、各像高共に均一にすることが可能となる。その方法として、表面はR、G、Bの各色を個別に透過する反射ミラーとなっており、その反射ミラーと組合わせて各色に最適なアナモフィック面を有するミラーを組合わせて1枚の波長ミラーとし、その波長ミラーをR、G、B3枚組合わせればカラー画像読取時において、R、G、Bの結像位置を一致させた第1走行体ミラーを構成することができる。
かかる発明によれば、R、G、B各色で最適なアナモフィック面を持つことにより、色収差による結像位置のずれを補正することが可能となる。
請求項は、前記複数の波長ミラーは、前記複数の波長ミラーと前記原稿面までの光路長が一定であり、かつ前記複数の波長ミラーと前記読取レンズまでの光路長が一定となるように移動することを特徴とする。
ミラーの副走査方向への移動と共に、光束の通る位置が大きく変化するとアナモフィック面の効果が崩れてしまう。従って、アナモフィック面を有するミラーの位置は、原稿面との距離が一定でその距離が副走査により変化しない第1走行体のミラーである必要がある。
かかる発明によれば、アナモフィック面を有するミラーを第1走行体に設置するので、原稿面及び読取レンズに対して不変となり、アナモフィック面の効果を有効に発揮することができる。
請求項は、前記アナモフィック面の光軸近傍は、主走査方向及び副走査方向で同じ屈折力を持つことを特徴とする。
アナモフィックな面の光軸近傍は、主走査方向、副走査方向共に屈折力を同じにしておくことが好ましい。その理由は、結像レンズの性能において、光軸近傍、つまり軸上光束における主走査方向、副走査方向の結像位置は一致することは周知のこと実である。このため、主走査方向、または副走査方向の屈折力が異なると、一致していた結像位置が離れてしまい、結像位置が一致している光軸近傍において屈折力が異なると逆効果となってしまうためである。
かかる発明によれば、主走査方向、副走査方向共に屈折力を同じにしておくので、主走査方向、副走査方向の結像位置が変化するのを防ぐことができる。
請求項は、前記アナモフィック面の光軸近傍は、主走査方向及び副走査方向の何れの方向にも屈折力を持たないことを特徴とする。
アナモフィックな面の光軸近傍は、主走査方向、副走査方向共に屈折力を持たない形状としておくことが好ましい。その理由は、前記の通り、軸上光束における主走査方向、副走査方向の結像位置は一致することは周知のこと実であるため、主走査方向、または副走査方向に屈折力を持たせると、一致していた結像位置が離れてしまい、結像位置が一致している光軸近傍においては屈折力を持たせると逆効果となってしまうためである。
かかる発明によれば、主走査方向、副走査方向共に屈折力を持たないので、主走査方向、副走査方向の結像位置が変化するのを防ぐことができる。
請求項5は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像読取装置を備え、該画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に形成することを特徴とする。
かかる発明によれば、本発明による請求項1乃至4の画像読取装置を使用することにより、カラー画像の主走査方向、副走査方向共に、各像高での固体撮像素子からの出力信号を均一にすることができ、その信号に基づいて記録媒体上に画像を形成するので、高画質な画像形成装置を提供することができる。
以上のごとく請求項1では、R、G、B各色で最適なアナモフィック面を持つことにより、色収差による結像位置のずれを補正することが可能となる。
また請求項では、アナモフィック面を有するミラーを第1走行体に設置するので、原稿面及び読取レンズに対して不変となり、アナモフィック面の効果を有効に発揮することができる。
また請求項では、主走査方向、副走査方向共に屈折力を同じにしておくので、主走査方向、副走査方向の結像位置が変化するのを防ぐことができる。
また請求項では、主走査方向、副走査方向共に屈折力を持たないので、主走査方向、副走査方向の結像位置が変化するのを防ぐことができる。
また請求項では、本発明による請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像読取装置を使用することにより、カラー画像の主走査方向、副走査方向共に、各像高での固体撮像素子からの出力信号を均一にすることができ、その信号に基づいて記録媒体上に画像を形成するので、高画質な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
なお、各実施形態における記号の意味は下記の通りである。
f:波長が略546nmにおける全系の合成焦点距離、
F/No.:Fナンバー、
ω:半画角(度)、
Y:物体高、
ri:物体側から数えてi番目の面の曲率半径、
di:物体側から数えてi番目の面間隔、
nj:物体側から数えてj番目のレンズの材料の屈折率、
vj:物体側から数えてj番目のレンズの材料のアッベ数、
ra:コンタクトガラスの物体側の曲率半径、
rb:コンタクトガラスの像側の曲率半径、
da:コンタクトガラスの肉厚、
na:コンタクトガラスの屈折率、
va:コンタクトガラスのアッベ数
図1は、本発明の第1の実施形態による読取レンズの構成図である。図1に示すように、第1の実施形態による読取レンズは、物体側から像側に向かって、第1群レンズ1から第4群レンズ4が配置され、第2群レンズ2と第3群レンズ3の間には絞り5が配置されている。第1群レンズ1は、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである第1レンズ11を有している。第2群レンズ2は正の屈折力を持つ第2レンズ12、及び負の屈折力を持ち、その第2レンズ12と接合する接合レンズである第3レンズ13を有し、第3群レンズ3は負の屈折力を持つ第4レンズ14、及び正の屈折力を持ち、その第4レンズ14と接合する接合レンズである第5レンズ15を有し、第4群レンズ4は正の屈折力を持つ第6レンズ16を有している。それにより、読取レンズは、4群レンズ6枚構成となっている。
前記各レンズ11〜16は、それぞれ以下の表1に示す特性を備えている。それにより、読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図2に示すようになっている。その図2において、非点収差は波長546.07nm(以下、e線と記す)で実線はサジタル光線、波線はメリディオナル光線を示している。他の収差については、実線はe線、波線は波長486.13nm(以下、f線と記す)をそれぞれ示している。これは、図3〜図6においても同様である。


(表1)
f=50 F/No.=4.0 ω=16.9 Y=152.4

Figure 0004560558
次に、第2の実施形態による読取レンズの構成は、前記第1の実施形態と基本的に同じであるので、第1の実施形態で付した符号をそのまま用いて異なる部分のみ説明する。
第2の実施形態では、各レンズ11〜16は、それぞれ以下の表2に示す特性を備え、読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図3に示すようになっている。



















(表2)
f=51 F/No.=4.0 ω=16.9 Y=152.4

Figure 0004560558
また、第3の実施形態による読取レンズの構成も、前記第1の実施形態と基本的に同じであるので、第1の実施形態で付した符号をそのまま用いて異なる部分のみ説明する。
第3の実施形態では、各レンズ11〜16は、それぞれ以下の表3に示す特性を備え、読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図4に示すようになっている。



















(表3)
f=50 F/No.=4.0 ω=16.9 Y=152.4

Figure 0004560558
また、第4の実施形態による読取レンズの構成も、前記第1の実施形態と基本的に同じであるので、第1の実施形態で付した符号をそのまま用いて異なる部分のみ説明する。
第4の実施形態では、各レンズ11〜16は、それぞれ以下の表4に示す特性を備え、読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図5に示すようになっている。



















(表4)
f=50 F/No.=4.0 ω=16.9 Y=152.4

Figure 0004560558
また、第5の実施形態による読取レンズの構成も、前記第1の実施形態と基本的に同じであるので、第1の実施形態で付した符号をそのまま用いて異なる部分のみ説明する。
第5の実施形態では、各レンズ11〜16は、それぞれ以下の表5に示す特性を備え、読取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差は、図6に示すようになっている。



















(表5)
f=51 F/No.=4.0 ω=16.9 Y=152.4

Figure 0004560558
前記第1から第5の実施形態による読取レンズは、それぞれ、以下の条件式を満たすように構成されている。各実施形態におけるそれら条件式中の値は表6のようになっている。ここで、条件式中のDは第1レンズ11と第2レンズ12の間隔d2と第5レンズ15と第6レンズ16の間隔d9の和を示し、fは全系のe線での焦点距離、f1は第1レンズ11の焦点距離、f25は第2レンズ12〜第5レンズ15の合成焦点距離をそれぞれ示している。
0.10<D/f<0.19 ・・・条件式(1)
0.6 <f1/f<0.9 ・・・条件式(2)
−0.9 <f25/f<−0.6 ・・・条件式(3)
(表6)
Figure 0004560558
ここで、前記条件式(1)は、主走査方向、副走査方向の結像位置を一致させるために、第1レンズ11と第2レンズ12の空気間隔、第5レンズ15と第6レンズ16の空気間隔が満たすべき関係を定めたものである。ここでは、図1に示す読取レンズを、正の屈折力の第1レンズ11、合成で負の屈折力となる第2〜5レンズ12〜15、正の屈折力の第6レンズ16からなる正負正の3群として考えている。
主走査方向と副走査方向の結像位置を一致させる場合、ペッツバール和を小さくする必要がある。このためには、正群の入射高を高く設定し、負群の入射高を低く設定することが有効である。このことに着目し、第1レンズ11と第2レンズ12、第5レンズ15と第6レンズ16のそれぞれの空気間隔を規定し、正群の入射高を高く設定し、負群の入射高を低く設定するようにする。
また、D/fの値が条件式(1)の下限である0.1を下回ると、ペッツバール和が大きくなり、主走査方向、副走査方向の結像位置はずれてしまう。その値が上限である0.19を越えると、第1レンズ11、第6レンズ16が大きくなり、コストアップの要因となる。また、ペッツバール和を小さくするために、正レンズは高屈折率、負レンズは低屈折率とすることが望まれるが、正レンズの高屈折率ガラスは高価であり、そのようなレンズをさらに大型化すればコストアップはより大きくなる。このようなことから、条件式(1)を満たすことで、コストを抑えつつ、主走査方向、副走査方向の結像位置を一致させることができる。
条件式(2)は第1群1のパワー(屈折力)を定めるものである。f1/fの値が条件式(2)の上限である0.9を超えると、第1群1のパワーが弱くなり過ぎ、それに伴って歪曲収差が負の側に大きくなって調整や補正が非常に困難になる。また、その値が下限である0.6を下回ると第1群1のパワーが強くなり過ぎ、それに伴って球面収差が負の側に大きくなり、コマ収差も増大してしまう。このようなことから、条件式(2)を満たすことで、高空間周波数領域の画像も高いコントラストで読み取れる読取レンズを実現させることができる。
条件式(3)は、第2レンズ12から第5レンズ15までの合成のパワーを定めるものである。f25/fの値が条件式(3)の上限である−0.6を超えるとパワーが強くなり過ぎ、物体を負方向にとった場合に上光線でのコマフレアが増大してしまう。また、その値が下限である−0.9を下回るとパワーが弱くなり過ぎ物体を負方向にとった場合に下光線でのコマフレアが増大してしまう。このようなことから、条件式(3)を満たすことで、高空間周波数領域の画像も高いコントラストで読み取れる読取レンズを実現させることができる。特に条件式(2)及び(3)を共に満足させた際には、諸収差を良好に補正できることから、高周波数領域においてもより高いコントラストをもつ読取レンズを実現できるようになる。
ところで、前記実施形態と同等の画角で使用する場合、縮率を小さくすると、評価周波数が上がるため、より全体の収差量を小さくする必要がある。このためには、高価な硝材を使う必要が生じ、コストアップの要因となる。また、縮率を大きくしすぎると、焦点距離を長くする必要が生じ、読取レンズが大型化しコストアップの要因となる。このことから、前記実施例(表1〜表5)の縮率は、0.111であり、縮率が0.1、或いはその近傍の値であったときに、前記条件式(1)〜(3)の少なくとも1つを満足させることで更に良好な性能の読取レンズを実現させることができる。
このような読取レンズを画像読取装置に採用、例えば図11の読取レンズ203として採用した場合には、主走査方向、副走査方向共に、各像高での固体撮像素子の各受光素子からの出力信号レベルを均一にすることができ、高空間周波数領域においても高いコントラストで画像を読み取ることができるようになる。このようなことから、本発明は、画像を高画質で読み取る画像読取装置の実現に非常に有効である。そのような画像読取装置は、図11の読取レンズ203を前記実施形態による読取レンズと交換することでも実現できることから、詳細な明は省略する。
図7は、本発明の第6の実施形態による画像読取装置の概略構成を示す図である。この画像読取装置は、例えば、図示しない原稿台に置かれた原稿の画像を走査して読み取るものであり、図7に示すように、原稿からの反射光を第1〜第3ミラー71〜73により順次、反射させ、第3ミラー73からの反射光を、読取レンズ74、及び少なくとも1面にアナモフィック面を有する部材75を介してCCD76に結像させる構成となっている。第1ミラー71は、特に図示しない光源と第1走行体を構成し、第2及び第3ミラー72、73は、第1走行体の半分の速度で移動する第2走行体を構成している。CCD76には、例えば受光素子が主走査方向に1列以上配置されているラインイメージセンサである。
アナモフィック面を有する部材75は、主走査方向、副走査方向共に、各像高でのCCD76の各受光素子からの出力信号レベルを均一にするために配置されたものであり、主走査方向に長い形状となっている。アナモフィック面の主走査方向の形状は、光軸方向の座標をX、光軸と直交する方向の座標をY、近軸の曲率半径をR、円錐定数をK、高次の係数をA、B、C、D・・・とすると、
X=Y2/[R+R(1−(1+K)(Y/R)21/2]+A・Y4+B・Y6+C・Y8+D・Y10+・・・ (1)
なる式に上記R、K、A、B、C、D・・・の各値を与えて特定される。ただし、主走査方向は、屈折力を持たない、即ち平面形状でも良い。
また、アナモフィック面の副走査方向の形状については、光軸と直交する方向の座標Y(主走査方向の高さ)における曲率半径rsi(Y)(i=1、2・・・)は、
rsi(Y)=a+bY2+cY4+dY6+eY8+fY10+・・(2)
なる式における係数a、b、c、d、e、f、・・・を与えて特定される。
そのようなアナモフィック面を有する部材75の使用により、像高毎に副走査方向に異なる屈折力を持たせることができる。この結果、像面上で像高毎の副走査方向の結像位置を変化させ、読取レンズの像面湾曲により発生する副走査方向の結像位置のずれを補正(調整)することができる。
さらに、主走査方向の形状を非円弧形状とすることで、CCD76の長手方向(主走査方向)上の「そり」を補正し、各像高での主走査方向の結像位置をCCD76の対応する像高の受光素子に一致させることができるようになる。この結果、アナモフィック面を有する部材75の使用により、主走査方向、副走査方向とも、各像高における結像位置を一致させることができ、CCD76の各受光素子からの出力信号レベルを均一にすることができる。
また、読取レンズ74は、組み付け時の偏心などの影響により、左右像高にてMTFのバランスが崩れることがある。この対策として、読取レンズ74を光軸を軸として回転させることにより、偏心方向を変化させ、左右像高でのMTFのバランス取り(左右像高のMTFピーク位置を一致させる)方法が多く採られている。上記アナモフィック面を有する部材75の形状は、主走査方向と副走査方向で異なるため、配置においても方向性を持っている。それにより、従来のように読取レンズ74中にアナモフィックな形状のレンズが存在している場合、読取レンズ74の回転によって左右像高のMTFのバランス取りができなかった。そこで、読取レンズ74とアナモフィックな面を持つ部材75を別体とすることで、左右像高のMTFのバランス取りを実施することができるようになる。
また、アナモフィックな面を持つ部材75は、主走査方向に長い形状をしている。この部材75は、上述したように、主走査方向と副走査方向で形状が異なるため、配置においても方向性を持つ。この配置に関しては、プリンタ等の書き込み光学系に用いられるfθレンズのように、機構的に位置決めを行い配置する。ラインCCD等の固体撮像素子にて情報を読み取る画像読取装置においては、主走査方向のラインにて情報を読み取るため、丸物形状である必要はなく、長尺形状にすることで、低コスト化を図ることができる。
なお、倍率、ピント調整を読取レンズ74の位置を変更するのみで実施する場合、読取レンズ74とアナモフィックな面を持つ部材75の距離が変動するため、光束のアナモフィック面への入射高さが変化して、像高毎の結像位置は一致せず崩れてしまう。そこで、高精度に像高毎の結像位置を一致させるために、図8に示すように、読取レンズ74とアナモフィックな面を持つ部材75の位置関係を崩さずに、倍率、ピント調整を実施できるようにしても良い。ここでは、読取レンズ74とアナモフィックな面を持つ部材75を同一の支持部材81に支持させて、読取レンズ74とアナモフィックな面を持つ部材75の一体的な移動を行えるようにすることにより、倍率、ピント調整を良好に、且つ容易に実施できるようにさせている。そのためには、アナモフィックな面を持つ部材75は、読取レンズ74とCCD76の間に配置することが好ましい。
また、画像の読み取りは通常、縮小して行われ、その倍率は0.1〜0.3程度である。このため、読取レンズ74の物体側に比べ、像面側の方がアナモフィックな面を持つ部材75の小型化に向いている。このことから、アナモフィックな面を持つ部材の低コスト化にはそれを読取レンズ74とCCD76の間に配置することが望ましい。
また、アナモフィックな形状を持つ部材75の作成方法として、3次元切削法等も可能であるが、プラスチックによる成形加工は容易で且つ確実であり、低コストで製作することができる。しかし、プラスチックを使用した場合は、線膨張係数の違いからガラスに比べ温度変動に弱く、面形状の崩れにより結像性能が劣化する傾向がある。このことから、プラスチックなどでアナモフィックな面を持つ部材75を製作した場合には、それを像面に近づけて倍率を小さくすることにより、温度変動時の形状変化による結像性能への影響を低減させることが望ましい。
更に、アナモフィックな面は、光軸、及びその近傍は、主走査方向、副走査方向共に屈折力を持たない形状としておく必要がある。読取レンズ74の性能において、光軸近傍、つまり軸上光束における、主走査方向、副走査方向の結像位置は一致することは周知である。このため、主走査方向、または副走査方向に屈折力を持たせると、一致していた結像位置が離れてしまう。つまり、上述したように、読取レンズ74の収差の影響により軸外光束においては、主走査方向、副走査方向にて結像位置が異なるため、アナモフィックな面での補正は有効であるが、主走査方向と副走査方向の結像位置が一致している光軸近傍においては、逆効果となり、結像位置は離れてしまう。
具体的には、前述した(1)式のR及びAを無限大とし、他の係数を最適に設定することにより、光軸上から軸外に亘り、結像位置を一致させることができるようになる。それにより、各像高でのCCD76(固体撮像素子)の受光素子からの出力信号レベルを均一にすることができる。この時、アナモフィック面を有する部材75は、軸上光束と軸外光束の結像位置を良好に補正するために、軸上と軸外の光束が充分分離されている位置、つまり、読取レンズ74から遠く配置することが望ましい。
そのような配置を、部品点数を増やすことなく実現する方法として、原稿からの反射光を最初に反射する第1ミラー71の形状をアナモフィック面とするものがある。その第1ミラー71にアナモフィックな面を設けるのであれば、例えば、図7、或いは図11に示すようなミラースキャン方式の画像読取装置の場合、ミラーの副走査方向への移動と共に、光束の通る位置が大きく変化し、アナモフィック面による効果が崩れてしまう。このため、アナモフィックな面形状を有するミラーは、原稿面から第一番目に位置する第1ミラー71に限定される。その第1ミラー71をアナモフィックな面にしたときにも上述したような効果を得ることができる。
図9は、本発明の第7の実施形態の読取装置の第1走行体のミラー構造を示す図である。この第1走行体のミラーは、例えば、3枚のミラー40、41、42の第2面はアナモフィック面である。ミラー40の第1面40aは、緑(G)のみを透過する反射面となっており、同様にミラー41の第1面41aは赤(R)のみを透過し、ミラー42の第1面42aは青(B)のみを透過する反射面となるように表面コートされている。このため、アナモフィック面の形状は各色毎に最適なように設定可能となる。つまり、光源45により照射された原稿面46の反射光44は、ミラー40の第1面40aに入射し、その光束のうち緑(G)のみが透過して第2面40bにより緑(G)の波長に最適に補正されて反射光47となり、併せて第1面40aから赤(R)、青(B)の波長が反射されて反射光48となりミラー41に入射する。ミラー41の第1面41aに入射した光束のうち赤(R)のみが透過して第2面41bにより赤(R)の波長に最適に補正されて反射光51となり、併せて第1面41aから青(B)50、緑(G)49の波長が反射されてミラー42に入射する。ミラー42の第1面42aに入射した光束のうち青(B)50のみが透過して第2面42bにより青(B)の波長に最適に補正されて反射光53となり、併せて第1面42aから緑(G)の波長が反射されて反射光52となり図示しない第2走行体のミラーに入射する。
これにより、R、G、Bの各色で異なるアナモフィック面の効果を持たせることが可能であるため、色収差による結像位置のずれを補正することが可能となる。尚、図9の各色の光路は、原稿面上の同じ位置を読取っているが、3ラインCCD使用時は、R、G、Bの読取位置は副走査方向にずれることは周知の通りである。また、別の手段として各ミラーの厚みを変化させ、各色で物体距離を変化させることにより色収差による結像位置のずれを打ち消すこともできる。物体距離を長くすることで、結像位置は結像レンズ側に移動し、物体距離を短くすることで、結像位置が結像レンズより遠くなることは周知である。このとき、物体距離の変化に伴い、各色で倍率が異なってしまうが、アナモフィック面で各色の倍率を一致させることが可能である。尚、前記説明では、ミラーを3枚用いたが、結像レンズの色収差により枚数を変えることも可能である。
この構成により、カラー原稿にも対応でき、R、G、Bの各色の結像位置を一致させ、主走査方向、副走査方向共に、各像高での固体撮像素子からの出力信号を均一にした画像読取装置を提供することができる。
図10は、本発明の実施形態に係るレーザプリンタの構成図である。レーザプリンタ100は、画像読取装置として、例えば図7に示す画像読取装置と接続してそこからの読取画像をプリントしたり、或いは図7中の読取レンズ74及びアナモフィック面を有する部材75を図8に示すように変更した画像読取装置と接続してそこからの読取画像をプリントしたり、或いは図1に示す読取レンズを図11の読取レンズ203として採用した画像読取装置と接続してそこからの読取画像をプリントしたり、或いは図11の第1走行体201を図9の構成にした画像読取装置と接続してそこからの読取画像をプリントするものである。
本レーザプリンタ100は、図10に示すように、潜像担持体111として「円筒状に形成された光導電性の感光体」を有している。潜像担持体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ112の他に、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング装置115が配備されている。帯電手段としては「コロナチャージャ」を用いることもできる。更に、レーザビームLBにより光走査を行う光走査装置117が設けられ、帯電ローラ112と現像装置113との間で「光書込による露光」を行うようになっている。図において、116は定着装置、118はカセット、119はレジストローラ対、120は給紙コロ、121は搬送路、122は排紙ローラ対、123はトレイ、Pは記録媒体としての転写紙をそれぞれ示している。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体である像担持体111が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ112により均一帯電され、光走査装置117のレーザビームLBの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。この静電潜像は現像装置113により反転現像され、像担持体111上にトナー画像が形成される。転写紙Pを収納したカセット118は、レーザプリンタ100本体に脱着可能であり、図10に示すごとく装着された状態において、収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ120により給紙され、給紙された転写紙Pは、その先端部をレジストローラ対119に捕らえられる。レジストローラ対119は、像担持体111上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて、転写紙Pを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ転写ローラ114の作用によりトナー画像を静電転写される。トナー画像を転写された転写紙Pは定着装置116へ送られ、定着装置116においてトナー画像を定着され、搬送路121を通り、排紙ローラ対122によりトレイ123上に排出される。トナー画像が転写された後の像担持体111の表面は、クリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
潜像担持体111に光走査により潜像を形成し、上記潜像を可視化して所望の記録画像を得るレーザプリンタ100において、潜像担持体111を光走査する光走査装置117は、搭載、或いは接続された画像読取装置が画像を読み取った場合に、それが出力する画像データを用いて潜像担持体111に対する露光を行う。それにより、高画質の画像を転写紙P上に形成させる。
本発明の第1の実施形態による読取レンズの構成図である。 本発明の第1の実施形態による読取レンズの収差図である。 本発明の第2の実施形態による読取レンズの収差図である。 本発明の第3の実施形態による読取レンズの収差図である。 本発明の第4の実施形態による読取レンズの収差図である。 本発明の第5の実施形態による読取レンズの収差図である。 本発明の第6の実施形態による画像読取装置の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態による画像読取装置の変形例を説明する図である。 本発明の第7の実施形態の読取装置の第1走行体のミラー構造を示す図である。 本発明の読取装置を備えたレーザプリンタの構成を示す図である。 従来の画像読取装置の概略構成を示す図である。 ピント調整時に算出されるMTF値の例を示す図である。 従来例の読取レンズにおける結像の欠点を示す図である。 像面を青(B)に合わせた場合の波長とMTFの関係を示す図である。
符号の説明
71 第1ミラー、72 第2ミラー、73 第3ミラー、74 読取レンズ、75 アナモフィック面を有する部材、76 CCD

Claims (5)

  1. 媒体からの反射光を副走査方向に走査する第1走行体ミラーと前記第1走行体ミラーの半分の速度で副走査方向に走査する第2走行体ミラーとを介して固体撮像素子上に結像させることにより、該媒体上の画像を前記固体撮像素子により読み取る画像読取装置であって、前記第1走行体ミラーは、媒体からの反射光から特定の波長のみを透過して他の波長を反射する反射面と、前記特定の波長に対して最適な面を形成するアナモフィック面を有するミラーが2層構造に形成されている波長ミラーを複数備え、前記複数の波長ミラーの各反射面は、夫々カラー3原色の各波長のみを透過するように構成され、且つ、前記各反射面と対応する面に設けられたアナモフィック面を有するミラーは、前記カラー3原色の各色毎に最適な面に形成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記複数の波長ミラーは、前記複数の波長ミラーと前記原稿面までの光路長が一定であり、かつ前記複数の波長ミラーと前記読取レンズまでの光路長が一定となるように移動することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  3. 前記アナモフィック面の光軸近傍は、主走査方向及び副走査方向で同じ屈折力を持つことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記アナモフィック面の光軸近傍は、主走査方向及び副走査方向の何れの方向にも屈折力を持たないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像読取装置を備え、該画像読取装置が読み取った画像を記録媒体上に形成することを特徴とする画像形成装置。
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