JP4559109B2 - 非対称サイクロンを備えた差圧誘導パージング式燃料噴射装置 - Google Patents

非対称サイクロンを備えた差圧誘導パージング式燃料噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、総括的には、ガスタービンエンジン燃焼器の燃料噴射装置に関し、より具体的には、多数の噴射オリフィスと燃料パージ装置とを備えた燃料噴射装置に関する。
ガスタービンエンジンなどにおける燃料噴射装置は、マニフォルドから1つ又はそれ以上の燃焼チャンバに加圧燃料を導く。燃料噴射装置はまた、燃焼に先だって燃料を空気と混合する。噴射装置の各々は、典型的には、マニフォルドに接続された入口継手と、その入口継手の一端に接続された管状の延長部即ちステムと、そのステムの他端に接続された、燃焼チャンバ内に燃料を導くための1つ又はそれ以上の噴霧ノズルとを有する。燃料導管又は通路(例えば、管、パイプ又は円筒形通路)が、ステムを貫通して延びて入口継手からノズルに燃料を供給する。適切な弁及び/又は分流器を設けて、ノズルを通して燃料流を導きかつ制御することができる。燃料噴射装置は、多くの場合、等間隔に配置した環状配列で配置されて、燃焼チャンバ内に均一な状態で燃料を供給(噴霧)する。
広範囲に変化するエンジンの空気流量及び燃料流量にわたって局所火炎温度を制御することは、航空機ガスタービンエンジンの燃焼過程で発生する窒素酸化物(NOx)、未燃炭化水素(UHC)及び一酸化炭素(CO)の排出(エミッション)を減少させるために必要である。局所火炎温度は、燃焼器の燃焼域内における局所燃空比(FAR)によって決まる。高い火炎温度(高い局所FAR)において発生するNOxを減少させるための好ましい方法は、最大出力において低い局所FARとなるように燃焼域を設計することであった。逆に、T3及びP3が低く、またそれに応じて気化/反応速度が低い部分出力状態においては、CO及びUHCを減少させるために、比較的高い火炎温度、従って一層高い局所FARが必要となるが、エンジンサイクルは、最大出力時と比べて低い燃焼器全体FARを要求する。これらの相反すると思われる要求の結果として、燃料噴射ポイントの数及び/又は噴霧の貫入/混合を変化させることによって局所FARを変えることを可能にする燃料ステージ化を組込んだ燃料噴射装置が設計されるようになった。燃料噴射ポイントの数を変更することは、部分出力時に一部の燃料回路を停止することによって達成される。燃料ステージ化は、低出力時にはエンジン燃料流をより少数の噴射ポイントに供給して、CO、UHC及びバーンアウトの許容可能なレベル以上にするのに十分なように局所FARを上昇させる。高出力時には、エンジン燃料流をより多数の噴射ポイントに供給して、NOx発生率が高くなるレベル以下に局所FARを維持する。
燃料ステージ化噴射装置の一例が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。この噴射装置は、同心の半径方向外側メインノズルと半径方向内側パイロットノズルとを含む。メインノズルは、サイクロンノズルとも呼ばれる。メインノズルは、ステージ化された半径方向に配向した噴射孔と、エンジン作動時に常に燃料を流すパイロット噴射回路とを有する。燃料噴射装置と、単一の細長い貼合せ燃料供給ストリップの形態の燃料導管とが、ステムを通ってノズル組立体まで延びて、ノズル組立体内の1つ又はそれ以上のノズルに燃料を供給する。貼合せ燃料供給ストリップ及びノズルは、複数のプレートから形成される。各々のプレートは、細長い燃料供給ストリップ部分と、該燃料供給ストリップ部分に対してほぼ垂直になった単体ヘッド(ノズル)部分とを含む。
プレート内の燃料通路及び孔は、該プレートの表面を選択的にエッチングすることによって形成される。次にプレートは、互いに面と面とを接触させて配置され、蝋付け又は拡散接合などによって互いに固定されて、一体構造体を形成する。プレートを選択的にエッチングすることによって、噴射装置内に複数の燃料回路、単一又は複数のノズル組立体及び冷却回路を容易に設けることが可能になる。エッチング法はまた、複数の燃料通路及び冷却回路を比較的小さな断面内に作ることも可能にし、それによって噴射装置の寸法を減少させる。
利用できる燃料圧は限られておりまた必要な燃料流量の範囲が広いので、多くの燃料噴射装置は、パイロットノズルとメインノズルとを含んでおり、始動時にはパイロットノズルのみを使用し、より高出力作動時には両方のノズルを使用する。始動時及び低出力作動時には、メインノズルへの流量は、減少されるか停止される。このような噴射装置は、燃焼器の特定の要求に応じて燃料流量をより正確に制御しかつ燃料噴霧をより正確に方向付けることができるので、単一ノズル燃料噴射装置よりも効率が良くかつクリーン燃焼させることができる。パイロットノズル及びメインノズルは、同じノズルステム組立体内に収納するか、又は別個のノズル組立体内に支持することができる。これらの二重ノズル燃料噴射装置はまた、二重の燃焼器へ送る燃料をさらに制御して、燃料効率を一層増大させかつ有害なエミッションを減少させることを可能にするように構成される。
作動時及び停止後における燃焼チャンバ内の高温度により、燃料が分解して固形付着物(即ちコーキング)となるのを防止するためにメインノズル燃料回路のパージングを使用することが必要となる。このコーキングは、燃料通路内の濡れた壁が最高温度(典型的なジェット燃料の場合、約400°Fつまり200℃)を超えた時に発生する。燃料ノズル内のコークスは、成長して燃料ノズルを流れる燃料流を制限し、ノズルを効率の悪いものにするか又は使用不能にするおそれがある。
コーキングによる故障を防止するために、ステージ化された回路は、滞留燃料をパージし、また濡れた壁を、パージ付着を防止するのに十分な低温(流れがない場合の推定で、<550°F)に保つか又は付着物を焼き去るのに十分なだけ加熱(推定で、>800°F)するようにすべきであるが、後者の方法は、噴射装置を損傷しないように制御することが難しい。ステージ化された回路をパージするのに使用できる空気の温度は、T3であり、このT3は変化するので、エンジンの作動範囲全体にわたって常時低温又は常時高温の設計戦略を満たすことは不可能である。低温/高温戦略の組合せ(即ち、クリーニングサイクルの使用)は、末端ユーザサイクルが多様であること及び期待される付着/クリーニング速度が変化することによって、高い信頼性で実行することができない。
特許文献3に開示されているように、燃料回路の受動的パージングが使用されてきた。高出力時に遮断することなく液体燃料からガス燃料へ移行しなくてはならないようなGeneral ElectricのLM6000型及びLM2500型DLE Dual Fuel エンジンには、噴射装置回路を熱分解クリーニングする逆方向パージが組込まれてきた。液体回路内の滞留燃料は、マニフォルド上のドレイン弁を開放することにより高温の圧縮機吐出空気を全ての噴射装置に通すことよって、燃料容器内に押し戻される。この方法は、安全性、重量、コスト及び保守費用のため、航空機用途には適さない。ステージ化された燃料回路の順方向パージが、地上設置式エンジンに使用されてきたが、これは冷却空気の高圧源と燃料をパージ空気源から隔離するための弁を必要とするので、航空機用途には適さない。
流れている状態を保ち続ける噴射装置内の燃料回路は、該流れ式の燃料回路の場合には付着速度が高いので、パージが行われるステージ化された回路よりも一層低温(推定で、<350°F)に保たれるべきである。従って、パージ式の回路は、流れ式の回路から熱的に絶縁してクリーニングサイクルを使用するようにするか、又は流れ式の回路によって直接冷却してパージ式の回路の壁と流れ式の回路の壁との両方の温度限界を満足させるかのいずれかにすべきである。
米国特許第6321541号 米国特許第6672066号 特開平7−83436号 特表平9−503159号
同じ噴射装置内の他の回路がパージされている間に、一部の回路に燃料を流すことを必要とする複数のポイントノズルを備えた複数回路型噴射装置を使用する燃料ステージ化に適した燃料噴射装置及びノズルを提供することが非常に望ましい。また、噴射装置内で弁を使用して、燃料供給管の停止排液法を回避しかつ低燃料流量での良好な流量分布を得るための加圧法を行うことを可能にする好適な燃料噴射装置及びノズルを提供することも望ましい。比較的高温のパージ空気の高い流量率を供給する、内部燃料回路をパージすることは非常に難しく、従ってパージしようとする回路に流入させる前に、局所的な燃料管のオーバーヒートを防ぐため、パージ空気を許容可能な温度まで冷却することが非常に望ましい。
燃料噴射装置は、ノズル軸線の周りを囲む環状のノズルハウジングと、ノズルハウジング内でノズル軸線を囲む環状のメイン燃料ノズルとを含む。環状のメイン燃料ノズルは、少なくとも1つのメインノズル燃料回路とパイロットノズル燃料回路とを有する。噴霧オリフィスが、環状の燃料ノズルを通るメインノズル燃料回路から離れるように半径方向に延びる。噴霧ウエルが、ノズルハウジングを貫通して半径方向に延び、噴霧オリフィスと整列する。非対称サイクロン手段が、ハウジングの半径方向外側に配置されて、ハウジングの周りに旋回流と非対称静圧差とを発生させ、噴霧ウエルのうちの2つの間でメインノズル燃料回路の少なくとも一部分をパージする。
非対称サイクロン手段の1つの実施形態は、ノズル軸線と同一直線上にないサイクロン軸線の周りを囲む非対称ラジアル流入スワーラである。サイクロン軸線は、ノズル軸線から間隔をおいて位置しかつ該ノズル軸線に平行にすることができ、或いは別の実施形態では、サイクロン軸線は、ノズル軸線に対して斜めにすることができる。非対称サイクロン手段の別の実施形態は、サイクロン軸線に対して傾斜しかつ該サイクロン軸線の周りを非対称に囲んだ複数の傾斜流れ旋回要素を含む。サイクロン軸線は、ノズル軸線と同一直線上にあるようにすることもできる。傾斜流れ旋回要素の様々な実施形態は、サイクロン軸線の周りで非対称に間隔をおいて配置された旋回翼、サイクロン軸線の周りで旋回角度を非対称に変化させた旋回翼、サイクロン軸線の周りで翼厚さを非対称に変化させた旋回翼、サイクロン軸線の周りで非対称に間隔をおいて配置された旋回スロット、サイクロン軸線に対して非対称に傾斜した旋回スロット、又はサイクロン軸線の周りでスロット厚さを非対称に変化させた旋回スロットを含む。
環状の燃料ノズルの1つの実施形態は、長手方向に延びて互いに接合された単一対のプレートを有する単一の燃料供給ストリップから形成される。プレートの各々は、幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる単一列の平行溝を有する。プレートは、該プレートの各々内の対向し合う溝が整列してメインノズル燃料回路とパイロットノズル燃料回路とを形成するように、互いに接合される。パイロットノズル燃料回路の1つの実施形態は、平行な第1及び第2の波形部をそれぞれ有する時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部を含む。噴霧オリフィスが、円に沿ってほぼ整列するように、第1及び第2の波形部の交互する波形部内に配置される。
ハウジングは、パイロットノズル燃料回路がパイロット燃料ノズルに燃料を供給している間にメインノズル燃料回路をパージするためのパージ手段を有することができる。ハウジングの1つのより具体的な実施形態では、噴霧ウエルは、対称に広がったウエル部分(対称フレアウエル部分)と、噴霧ウエル中心線に関して局所的に上流方向に外向きに広がった非対称に上流側に広がったウエル部分(非対称上流側フレアウエル部分)と、噴霧ウエル中心線に関して局所的に下流方向に外向きに広がった非対称に下流側に広がったウエル部分(非対称下流側フレアウエル部分)とからなる群から選択された少なくとも2つのタイプのウエル部分を有する。時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部の各々内にある噴霧オリフィスのうちの隣接噴霧オリフィスは、上記の群から選択された異なるタイプのウエル部分を有する噴霧ウエルと整列させることができる。メインノズル燃料回路は、それらの間にパージ流制御弁が作動可能に配置された第1及び第2の燃料回路ブランチを有することができる。
図1に示すのは、燃焼器16の例示的な実施形態であり、燃焼器16は、それぞれ環状の半径方向外側ライナ20と内側ライナ22との間にかつそれらによって形成された燃焼域18を含む。外側及び内側ライナ20及び22は、該外側及び内側ライナ20及び22の周りで周方向に延びる環状の燃焼器ケーシング26の半径方向内側に配置される。燃焼器16はまた、外側及び内側ライナ20及び22の上流側に取付けられた環状のドーム34を含む。ドーム34は、燃焼域18の上流端36を形成し、複数のミキサ組立体40(1つのみを示す)が、ドーム34の周りで周方向に間隔をおいて配置される。ミキサ組立体40の各々は、それぞれパイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59を含み、燃料と空気の混合気を燃焼域18に供給する。ミキサ組立体40の各々は、ノズル軸線52を有し、このノズル軸線の周りをパイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59が囲む。
図1及び図2を参照すると、本発明による燃料噴射装置10の例示的な実施形態は、燃料ノズル先端組立体12(半径方向に間隔をおいて配置された1つ以上のノズル組立体を用いることができる)を有し、該燃料ノズル先端組立体12は、それぞれガスタービンエンジンの燃焼チャンバの燃焼域内に燃料を導くパイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59を含む。燃料噴射装置10は、燃焼器ケーシング26に固定されかつシールされるようになったノズルマウント又はフランジ30を含む。中空ステム32が、フランジ30と一体に形成されるか又は該フランジ30に固定(蝋付け又は熔接などによって)され、燃料ノズル先端組立体12とミキサ組立体40とを支持する。
中空ステム32は、チャンバ39の上部開放端の上方又は内部に配置された弁組立体42を有し、フランジ30と一体に形成されるか又は蝋付け又は熔接などによって該フランジ30に固定される。弁組立体42は、入口組立体41を含み、該入口組立体41は、弁ハウジング43の一部とすることができ、該弁ハウジング43から中空ステム32が垂下する。弁組立体42は、燃料ノズル先端組立体12内のメインノズル燃料回路102及びパイロットノズル燃料回路288を通る燃料流量を制御する燃料弁45を含む。
図2に示す弁組立体42は、フランジ30と一体に成形されるか又は該フランジに固定されかつ該フランジから半径方向外側に配置され、燃料弁45を収容するための燃料弁受け19を収納する。ノズル先端組立体12は、それぞれパイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59を含む。一般的には、パイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59は、定常状態及び最大出力状態時に用いられ、始動及び部分出力作動時には、パイロット燃料ノズルのみが用いられる。弁組立体42からノズル先端組立体12に燃料を供給するために、単一の細長い燃料供給ストリップ62の形態を有する例示的な可撓性の燃料噴射装置導管が使用される。燃料供給ストリップ62は、燃焼チャンバ内の燃焼温度に悪影響を受けることなく曝すことができる材料で形成された可撓性の燃料供給ストリップである。
図9及び図10を参照すると、燃料供給ストリップ62は、長手方向に延びて互いに接合された単一対の第1のプレート76及び第2のプレート78を有する。第1及び第2のプレート76及び78の各々は、幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる単一列80の平行溝84を有する。各々のプレート内の対向し合う溝84が整列して、燃料供給ストリップ62の入口端66から出口端69まで燃料供給ストリップ62を貫通した内部燃料流路90を形成するように、プレートは互いに接合される。パイロットノズル延長部54は、メイン燃料ノズル59から後方に延び、図2にさらに示すようにパイロット燃料供給管56によりパイロット燃料ノズル58の燃料噴射装置先端部57に流体的に接続される。図2、図3、図11及び図12に示すように、燃料供給ストリップ62は、メイン燃料ノズル59及びパイロット燃料ノズル58に燃料を供給する。図12及び図8を参照すると、パイロットノズル延長部54とパイロット燃料供給管56とは、一般にノズル軸線52の周りで角度AAだけ角度的に分離される。
図2及び図12を参照すると、燃料供給ストリップ62は、入口端66と出口端69との間でほぼ直線的に半径方向に延びる中間部64を有する。燃料供給ストリップ62の直線状ヘッダ104が、中間部64の出口端69から離れるように横方向に(軸方向後向き方向に)延びて、撓まないように固定されているメイン燃料ノズル59に至る。入口端66は、弁ハウジング43内に固定される。ヘッダ104は、ノズル軸線52とほぼ平行であり、メイン燃料ノズル59に至る。燃料供給ストリップ62は、図9に示すように、ほぼ平行な第1の面70と第2の面71とを備えた細長い本質的に平坦な形状と矩形の断面形状74とを有する。
図2及び図11を参照すると、燃料供給ストリップ62の入口端66における入口63は、弁組立体42内のそれぞれ第1の燃料入口ポート46及び第2の燃料入口ポート47と流体流れ連通し、つまり流体的に接続されて、メインノズル燃料回路102及びパイロットノズル燃料回路288へ燃料を送る。入口ポートは、燃料供給ストリップ62内の複数の内部燃料流路90内の燃料をノズル先端組立体12内のパイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59に供給すると共に、弁組立体を熱制御するための冷却回路を形成する。図11及び図12に示すように、ノズル先端組立体12のヘッダ104は、燃料供給ストリップ62から燃料を受け、メインノズル燃料回路102を通して、燃料をメイン燃料ノズル59とそこに組み込まれたパイロット燃料ノズル58とに運ぶ。
燃料供給ストリップ62と、メイン燃料ノズル59と、これらの間のヘッダ104とは、長手方向に延びる第1のプレート76及び第2のプレート78から一体的に作られる。メイン燃料ノズル59とヘッダ104とは、燃料供給ストリップ62の構成要素であると考えることができる。メインノズル燃料回路102の燃料流路90は、燃料供給ストリップ62とヘッダ104とメイン燃料ノズル59とを貫通して延びる。メインノズル燃料回路102の燃料流路90は、図2、図3及び図12に示すように、噴霧オリフィス106へと導かれ、また、パイロット燃料供給管56に流体的に接続するように作動可能なパイロットノズル延長部54を通して、パイロット燃料ノズル58に燃料を供給する。メインノズル燃料回路102の燃料流路90の平行溝84は、図9及び図10に示すように第1のプレート76及び第2のプレート78の隣接面210内にエッチングされる。
図10、図11及び図12を参照すると、メインノズル燃料回路102は、第1の燃料回路ブランチ280と第2の燃料回路ブランチ282とに接続された単一の幹線ライン287を含む。第1及び第2の燃料回路ブランチ280及び282の各々は、メイン燃料ノズル59内にそれぞれ時計方向及び反時計方向に延びるメイン環状脚部284及び286を含む。噴霧オリフィス106は、第1のプレート76及び第2のプレート78の一方又は両方を貫通して環状脚部284及び286から延びる。噴霧オリフィス106は、第1及び第2のプレート76及び78のうちの半径方向外側のプレートであるメイン燃料ノズル59の第1のプレート76を貫通して半径方向外向きに延びる。時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286は、平行な第1の波形部290及び第2の波形部292をそれぞれ有する。噴霧オリフィス106は、円300に沿ってほぼ円形に整列するように、第1及び第2の波形部290及び292の交互する波形部内に配置される。メインノズル燃料回路102はまた、パイロットノズル延長部54に燃料を供給するループ状パイロットノズル燃料回路288を含む。このループ状パイロットノズル燃料回路288は、メイン燃料ノズル59内にそれぞれ時計方向及び反時計方向に延びる環状パイロット脚部294及び296を含む。
ノズル組立体及び接合されたプレート間の燃料回路に関する情報については、米国特許第6321541号を参照されたい。図11及び図12を参照すると、燃料供給ストリップ62の長さに沿った下方の内部燃料流路90は、燃料をメインノズル燃料回路102に供給するために使用される。燃料供給ストリップ62内の各々の内部燃料流路90内に流入して、ヘッダ104からパイロット燃料ノズル58及びメイン燃料ノズル59内に入る燃料は、燃料弁45により制御される。ノズル先端組立体12のヘッダ104は、燃料供給ストリップ62から燃料を受け、その燃料をメイン燃料ノズル59に運ぶ。メイン燃料ノズル59は、環状であって、円筒形の形状又は構成を有する。プレート76及び78内の流路、孔及び噴霧装置の様々な要素は、エッチング、より具体的には化学エッチングによるなど任意の適当な方法で形成することができる。そのようなプレートの化学エッチングは、当業者には公知であって、例えば特表平9−503159号に記載されている。プレートのエッチングは、非常に精密かつ良好に形成した複雑な孔や通路の形成を可能にし、このことは、これらの構成要素の断面を小さく維持しながら複数の燃料回路を燃料供給ストリップ62及びメイン燃料ノズル59内に設けることを可能にする。プレート76及び78は、蝋付け又は拡散接合のような接合方法を使用し、面と面を接触させて互いに接合することができる。上記のような接合方法は、当業者にはよく知られており、様々なプレート間の非常に強固な接合をもたらす。拡散接合は、隣接層間の元の境界面を跨いで境界交差(原子相互交換と結晶成長)を生じるので特に有用である。
図1、図2及び図3を参照すると、各々のミキサ組立体40は、パイロットミキサ142と、メインミキサ144と、これらの間で延びるセンタボデー143とを含む。センタボデー143は、パイロットミキサ142の下流側にあって該パイロットミキサと流れ連通したチャンバ150を形成する。パイロット燃料ノズル58は、センタボデー143によりチャンバ150内に支持される。パイロット燃料ノズル58は、燃料の小滴を下流方向にチャンバ150内に噴霧するように設計される。メインミキサ144は、ラジアル流入スワーラ182の上流側に配置されたメインアキシャルスワーラ180を含み、該ラジアル流入スワーラ182は、噴霧オリフィス106の上流側に配置される。パイロットミキサ142は、同心に取付けられた1対のパイロットスワーラ160を含む。パイロットスワーラ160は、アキシャルスワーラとして図示されており、内側パイロットスワーラ162と外側パイロットスワーラ164とを含む。内側パイロットスワーラ162は、環状であり、パイロット燃料ノズル58の周りで周方向に配置される。内側パイロットスワーラ162及び外側パイロットスワーラ164の各々は、それぞれパイロット燃料ノズル58の上流に配置された複数の内側パイロット旋回翼166と外側パイロット旋回翼168とを含む。
特に図3を参照すると、環状のパイロットスプリッタ170が、半径方向において内側パイロットスワーラ162と外側パイロットスワーラ164との間に配置され、内側パイロットスワーラ162及び外側パイロットスワーラ164から下流方向に延びる。パイロットスプリッタ170は、内側パイロットスワーラ162を通って流れるパイロットミキサ空気流154を外側パイロットスワーラ164を通って流れる空気流から分離するように設計される。スプリッタ170は、エンジンの低出力作動時に燃料薄膜化面を形成する収束−発散形の内表面174を有する。スプリッタ170はまた、パイロットミキサ142を通って流れるパイロットミキサ空気流154の軸方向速度を低下させて、高温ガスの再循環を可能にする。内側パイロット旋回翼166は、それを通って流れる空気を、外側パイロット旋回翼168を通って流れる空気と同一方向に旋回させるか、又は、外側パイロット旋回翼168がそれを通って流れる空気を旋回させる第2の周方向とは逆方向である第1の周方向に旋回させるように構成することができる。
特に図1を参照すると、メインミキサ144は、環状空洞192を形成する環状のノズルハウジング190を含む。メインミキサ144は、パイロットミキサ142と同心に整列されたラジアル流入ミキサ又はサイクロンであり、パイロットミキサ142の周りで周方向に延びる。メインミキサ144は、ノズルハウジング190に沿って旋回するメインミキサ空気流156を生成する。環状のメイン燃料ノズル59は、パイロットミキサ142とメインミキサ144との間で周方向に配置される。より具体的には、メイン燃料ノズル59は、パイロットミキサ142の周りで周方向に延び、センタボデー143の半径方向外側においてノズルハウジング190の環状空洞192内に配置される。
特に図3を参照すると、ノズルハウジング190は、噴霧ウエル220を含み、燃料が、該噴霧ウエル220を通ってメイン燃料ノズル59の噴霧オリフィス106からメインミキサ空気流156内に噴射される。環状の半径方向内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196が、半径方向においてメイン燃料ノズル59とノズルハウジング190の外側環状ズル壁172との間に配置される。内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196は、それぞれ半径方向内側壁202及び外側壁204を含み、これら両壁の間には360°の環状ギャップ200がある。360°の内側ボス370及び外側ボス371(さらに図7に示す)が、それぞれ内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196から半径方向内向き及び外向きに延びる。内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196の各々は、それぞれ内側ボス370及び外側ボス371を貫通しかつ噴霧オリフィス106及び噴霧ウエル220と整列した複数の孔206を含む。内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196は、熔接又は蝋付けのような適当な方法でステム32(図1に示す)に固定される。図5には、前方蝋付け結合部176及び後方蝋付け結合部177において互いに蝋付けされた内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196を示している。内側ボス370及び外側ボス371は、内側蝋付け結合部178及び外側蝋付け結合部179においてそれぞれメイン燃料ノズル59及びメイン燃料ノズルハウジング190に蝋付けされる。
メイン燃料ノズル59及び噴霧オリフィス106は、内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196内の孔206を通して、燃料を半径方向外向きに空洞192内に噴射する。環状ギャップ200を通るクロスフローを防止するために、環状のスリップジョイントシール208が、噴霧オリフィス106の各オリフィスに整列した内側熱遮蔽体194内の各組の孔206内に配置される。環状のスリップジョイントシール208は、外側壁204と内側壁202の座ぐり穴211の半径方向内端における該内側壁202の環状棚部209との間に半径方向に捕捉される。環状のスリップジョイントシール208は、蝋付け又はその他の方法により内側熱遮蔽体194の内側壁202に取付けることができる。
図1及び図2を参照すると、ラジアル流入スワーラ182は、ハウジング190の半径方向外側に配置されて該ハウジングの周りに旋回流と非対称静圧差とを発生させる例示的な非対称サイクロン手段400の代表的なものである。非対称サイクロン手段400は、噴霧ウエル220のうちの少なくとも2つの間でメインノズル燃料回路102の少なくとも一部分をパージするために使用され、メインノズル燃料回路全体をパージすることができるものとして図示している。
図1及び図25に示すのは、非対称サイクロン手段400の第1の例示的な実施形態であり、この非対称サイクロン手段400においては、対称ラジアル流入スワーラ182が、ノズル軸線52と同一直線上になくかつ該ノズル軸線52に対して斜めになったサイクロン軸線402を囲む。サイクロン軸線402は、ノズル軸線52に対して約3度のスキュー角だけ斜めになったものとして図示している。図26に示すのは、非対称サイクロン手段400の別の例示的な実施形態であり、この非対称サイクロン手段400においては、対称ラジアル流入スワーラ182が、ノズル軸線52からオフセット距離Dだけ間隔をおいて位置しかつ該ノズル軸線52に平行なサイクロン軸線402を囲む。
図27に示すのは、非対称サイクロン手段400のさらに別の例示的な実施形態であり、この非対称サイクロン手段400は、サイクロン軸線402に対して傾斜しかつ該サイクロン軸線402の周りを非対称に囲んだ複数の傾斜流れ旋回要素404を含み、サイクロン軸線402は、この図に示すようにノズル軸線52と同一直線上にあるようにすることができる。これに代えて、サイクロン軸線402は、上述のようにノズル軸線52に対して斜めにし、或いはノズル軸線52から間隔をおいて位置するようにすることもできる。傾斜流れ旋回要素404の1つの実施形態は、サイクロン軸線402の周りで非対称に間隔をおいて配置された旋回翼410を含み、該旋回翼410のうちの隣接翼間の周方向距離Sが一定でなく、図28に示すようにサイクロン軸線402の周りで非対称に変化するようになっている。
傾斜流れ旋回要素404の別の実施形態では、旋回翼410は、図29に示すようにサイクロン軸線402の周りで旋回角度408が非対称に変化している。旋回角度408は、サイクロン軸線402に垂直な半径Rに対して測定する。傾斜流れ旋回要素404の別の実施形態では、旋回翼410は、図30に示すようにサイクロン軸線402の周りで翼厚さ418が非対称に変化している。傾斜流れ旋回要素404は、図28に示すようにサイクロン軸線402の周りで非対称に間隔をおいて配置された旋回スロット412とすることもできる。旋回スロット412は、サイクロン軸線402に対して非対称に傾斜させることもできるし、或いはサイクロン軸線402の周りでスロット厚さ414を非対称に変化させることもできる。
環状の燃料ノズル59の1つの実施形態は、長手方向に延びて互いに接合された単一対のプレート76及び78を有する単一の燃料供給ストリップ62から形成される。プレートの各々は、幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる単一列80の平行溝84を有する。プレートは、該プレートの各々内の対向し合う溝84が整列してメインノズル燃料回路102とパイロットノズル燃料回路288とを形成するように、互いに接合される。パイロットノズル燃料回路288の1つの実施形態は、平行な第1の波形部290及び第2の波形部292をそれぞれ有する時計方向に延びる環状脚部284及び反時計方向に延びる環状脚部286を含む。噴霧オリフィス106は、円300に沿ってほぼ整列するように、第1及び第2の波形部290及び292の交互する波形部内に配置される。
ハウジング190は、パイロットノズル燃料回路288がパイロット燃料ノズル58に燃料を供給している間にメインノズル燃料回路102をパージするためのパージ手段216を有することができる。ハウジングの1つのより具体的な実施形態では、噴霧ウエル220は、対称に広がったウエル部分(対称フレアウエル部分)218と、噴霧ウエル中心線224に関して局所的に上流方向226に外向きに広がった非対称に上流側に広がったウエル部分(非対称上流側フレアウエル部分)221と、噴霧ウエル中心線224に関して局所的に下流方向228に外向きに広がった非対称に下流側に広がったウエル部分(非対称下流側フレアウエル部分)222とからなる群から選択された少なくとも2つのタイプのウエル部分を有する。時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286の各々内にある噴霧オリフィス106のうちの隣接噴霧オリフィスは、上記の群から選択された異なるタイプのウエル部分を有する噴霧ウエル220と整列させることができる。パージ流制御弁298は、第1の燃料回路ブランチ280と第2の燃料回路ブランチ282との間に流体連通した状態で作動可能に配置することができる。
ハウジング190は、パイロットノズル燃料回路288がパイロット燃料ノズル58に燃料を供給している間にメインノズル燃料回路102から燃料をパージするためのパージ手段216を有する。パージ手段216は、第1の例示的な差圧手段223として図3、図14及び図15に全体的に示されており、差圧手段223は、パージ空気227でメインノズル燃料回路102(図11に示す)をパージするのに十分な静圧差を噴霧ウエル220のうちの少なくとも2つ異なるの噴霧ウエル間に発生させる。差圧手段223は、パージング中に比較的高い静圧を有する比較的高い静圧噴霧ウエルと比較的低い静圧を有する比較的低い静圧噴霧ウエルとを含み、これらの噴霧ウエルは、それぞれ符号+及び−で表してある。高静圧噴霧ウエル及び低静圧噴霧ウエルはまた、パージ空気が流入ウエル+に入りまた流出ウエル−から出るので、パージ空気流入ウエル+及びパージ空気流出ウエル−でもある。静圧差は、ノズルハウジング190を通って半径方向に延びる噴霧ウエル220の形状によりもたらされる。
図3に示す噴霧ウエル220は、非対称上流側フレアウエル部分221と非対称下流側フレアウエル部分222とを有し、これらのウエル部分は、図13、図14及び図15により具体的に示すように、噴霧ウエル220の対称ウエル部分241から噴霧ウエル中心線224に関して非対称に局所的に上流方向及び下流方向に外向きに広がっている。局所的流れ方向225、局所的上流方向226又は局所的下流方向228は、環状のズルハウジング190がその周りを囲むノズル軸線52と平行な軸方向成分236と、旋回するメインミキサ空気流156によるノズルハウジング190の周りでの周方向成分234とを有する。非対称フレア噴霧ウエル220はまた、噴霧ウエルの対称ウエル部分241の周りにリップ部240を有しており、局所的な空気圧回復を増進させるか又はそれぞれ非対称上流フレアウエル部分及び非対称下流フレアウエル部分における局所静圧を低下させる。リップ部240は、該リップ部から下流側に延びる剥離区域244の大きさを増大させる。リップ部240は、該リップ部が燃料と空気の混合気を自己着火させてノズルを焼損させるおそれがあるので、魅力的な特徴形状とはいえない。
異なる形状を有する噴霧ウエル220の組合せは、上流側非対称フレアウエル部分221及び/又は下流側非対称フレアウエル部分222と対称フレアウエル部分218(図19に示す)とを含む。対称フレアウエル部分218は、それらがパージ空気をウエル内に流入させるために使用されるか又はウエルから流出させるために使用されるかに応じて、それぞれ空気流入ウエル+又は空気流出ウエル−として使用することができる。上流側及び下流側非対称フレアウエル部分は、それぞれノズルハウジング190に沿って旋回するメインミキサ空気流156内に、図14及び図15に符号+及び符号−で表した正及び負の静圧変化を作り出す。対称フレアウエル部分218は、該対称フレアウエル部分を有する噴霧ウエル220において、旋回するメインミキサ空気流156内に実質的に何らの静圧上昇も発生させない。3つのタイプの外向きに広がったウエル部分のうちの任意の2つの組合せは、メインノズル燃料回路102の少なくとも一部分に静圧差を発生させ、燃料がメインノズル燃料回路102からパージされることを可能にする。
噴霧オリフィス106のうちの隣接噴霧オリフィスと外向きに広がったウエル部分との1つの配列は、時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286内の噴霧オリフィス106と整列した噴霧ウエル220のうちの隣接噴霧ウエル間に静圧差を生み出す。時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286が平行な第1及び第2の波形部290及び292をそれぞれ有する実施形態においては、噴霧オリフィス106を、第1及び第2の波形部290及び292の交互の波形部内に配置しかつ円300に沿って円形に整列させる。この実施形態では、時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286内の噴霧オリフィス106のうちの隣接噴霧オリフィスが、噴霧ウエルの円300に沿った噴霧ウエル220のうちの1つおきの噴霧ウエルと整列する。
従って、円300に沿った噴霧ウエル220のうちの1つおきの噴霧ウエルは、時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286内の噴霧オリフィス106の隣接対のうちの1つと整列する。図11には、時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部284及び286内の噴霧オリフィスのうちの隣接対289を示す。隣接オリフィス対289の各々内の噴霧オリフィス106は、異なる形状(上流側非対称フレアウエル部分221、下流側非対称フレアウエル部分222及び対称フレアウエル部分218)を有する噴霧ウエル220と整列する。これはさらに図13に示しており、この図は、交互になった上流側非対称フレアウエル部分221の上流側噴霧ウエル対260と下流側非対称フレアウエル部分222の下流側噴霧ウエル対262とを示している。上流側非対称フレアウエル部分221は、パージ空気流入ウエル+用として使用され、下流側非対称フレアウエル部分222は、パージ空気流出ウエル−用として使用される。
噴霧ウエル220及び噴霧オリフィス106の交互配列を、図16及び図17に示す。噴霧ウエル220と噴霧オリフィス106とは、円300に沿って配置される。第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282内の時計方向に延びる環状脚部284内の全ての噴霧オリフィス106は、図16及び図17に示すようにパージ空気流入ウエル+即ち噴霧ウエル220と整列する。第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282内の反時計方向に延びる環状脚部286内の全ての噴霧オリフィス106は、図16及び図17に示すようにパージ空気流出ウエル−と整列する。かくして、燃料は、第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282を通して、時計方向に延びる環状脚部284内の噴霧オリフィス106から反時計方向に延びる環状脚部286までパージされ、従ってメインノズル燃料回路102がパージされる。
図18及び図19には、噴霧ウエル220のうちの少なくとも2つの噴霧ウエル間に、メインノズル燃料回路102をパージするのに十分な静圧差を発生させるための第2の例示的な差圧手段283を示す。噴霧オリフィス106と対称フレアウエル部分218を備えたそれぞれの噴霧ウエル220とは、上流側環状列320及び下流側環状列322をなすように配列される。噴霧ウエル220の上流側環状列320は、メインラジアル流入スワーラ182とほぼ半径方向に整列する。メインミキサ空気流156の一部分は、メインラジアル流入スワーラ182からの旋回する半径方向流入流324であって、該流入流は、上流側環状列320内の噴霧ウエル220の近くでノズルハウジング190に沿って曲げられる。このことは、上流側環状列320内の流入ウエル+である噴霧ウエル220の近くで、メインミキサ空気流156内に符号+で表した比較的高い静圧を生み出し、下流側環状列322内の流出ウエル−である噴霧ウエル220の近くで、メインミキサ空気流156内に符号−で表した比較的低い静圧を生み出す。かくして、燃料は、第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282を通して、上流側環状列320内のそれぞれの噴霧ウエル220と整列した噴霧オリフィス106から下流側環状列322内のそれぞれの噴霧ウエル220と整列した噴霧オリフィス106までパージされる。
メインノズル燃料回路102の第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282を流れる燃料流量を制御するための単一の燃料弁45が図17に示されている。しかしながら、メインノズル燃料回路102は、幹線ライン287を省略して2つの燃料弁45を組込み、該燃料弁45の各々が、第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282のうちの1つに燃料を供給するようにすることもできる。これは、一方のブランチに燃料が流れている間に他方のブランチ及びその燃料オリフィスを遮断することができるように、ブランチをステージ化することを可能にする。
本明細書に開示した差圧手段は、エンジンが作動し、燃料がパイロット燃料ノズル58に流れ続けている間に、メイン燃料ノズル59内の燃料がメインノズル燃料回路102から迅速かつ完全にパージされることを可能にする。メインノズル燃料回路102をパージする空気を冷却することが望ましいエンジン及びノズル設計の場合もある。図4、図6、図7及び図8に示すのは、パージ中に噴霧ウエルにおける局所静圧を増大させるのに有効な噴霧ウエル220に、パージ空気227の冷却された部分342を供給するための第1のパージ空気冷却手段340である。パイロットノズル燃料回路288の時計方向に延びる環状パイロット脚部294及び反時計方向に延びる環状パイロット脚部296(図4、図6及び図7には、反時計方向に延びる環状パイロット脚部296のみが示されている)内のパイロット燃料流でパージ空気を冷却するために、パージ空気冷却通路344が、メイン燃料ノズル59を貫いて又は該メイン燃料ノズル59に沿って延びる。
パージ空気冷却通路344は、環状パイロット脚部と熱伝導関係にあり、パージング中に該環状パイロット脚部を通って流れる燃料により冷却される。パージ空気227の冷却された部分342は、圧縮機吐出空気によって、メイン燃料ノズル59の外側からパージ空気冷却通路344を通って、該圧縮機吐出空気よりも低圧の噴霧ウエル220への流れを生じるように加圧されている。貼合せメイン燃料ノズル59は、パイロットノズル燃料回路288内を流れる燃料により冷却され、パージ空気冷却通路344がパイロットノズル燃料回路288に近ければ近いほど、パージ空気227が噴霧ウエル220内に入る時、パージ空気227の冷却された部分342はより低温になることになる。図4に示すパージ空気冷却通路344は、メイン燃料ノズル59を貫通する軸方向に延びる通路350を含み、メイン燃料ノズル59の第1のプレート76及び第2のプレート78内に溝をエッチングすることによって形成することできる。パージ空気冷却通路344はさらに、軸方向に延びる通路350と直列の流れ関係にありかつ半径方向外側の第1のプレート76を貫通する半径方向に延びる通路356を含む。パージ空気227の冷却された部分342は、パージ空気冷却通路344から内側熱遮蔽体194とメイン燃料ノズル59との間の環状の外側ギャップ201内に流入する。次いで、冷却された部分342は、内側熱遮蔽体194の半径方向内表面372上に配置され、符号+で表した比較的高い静圧を生み出す噴霧ウエル220である流入ウエル+と整列した孔206を有する、内側ボス370を貫通して軸方向に延びる開口364を通って流れる。この軸方向に延びる開口364は、溝367及び/又は孔369を含むことができる。ボス370を貫通して軸方向に延びる開口364は、パージ空気227の冷却された部分342が孔206内に流入しかつ噴霧オリフィス106内に半径方向内向きに流入するようにすることを可能にする。
図21に示すのは、第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282への燃料流量が1つの燃料弁45によって個々に制御されるようになっている別の設計である。第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282への燃料が遮断された時、パージ空気はこれらのブランチ間を流れることができない。パージ流制御弁298は、ブランチ間に作動可能に配置され、ブランチを通して燃料が流れている時には通常閉じられている。パージ流制御弁298は、低レベル及び高レベルのパージングを行って、パージング中におけるメイン燃料ノズルの過熱を防止するために使用される。
燃料弁45のうちの1つにより燃料流が遮断されかつパージ流制御弁298が閉じられている時、低レベルのパージングが起こる。流出ウエル−間の小さい相対圧力差は、環状のメイン燃料ノズル内の回路を通して比較的低流量のパージ空気流を圧送して、流出ウエル−にあるオリフィスに供給する。流入ウエル+間の小さい相対圧力差は、環状のメイン燃料ノズル内の回路を通して比較的低流量のパージ空気流を圧送して、流入ウエル+にあるオリフィスに供給する。パージ流制御弁298が開かれている時は、高レベルのパージングが起こる。このことは、第1の燃料回路ブランチ280のオリフィスにおける流入ウエル+の平均圧力と第2の燃料回路ブランチ282のオリフィスにおける流出ウエル−の平均圧力との間の比較的高い圧力差により、パージ空気が第1の燃料回路ブランチ280から第2の燃料回路ブランチ282に流れることを可能にする。パージングが十分に完了した時、パージ流制御弁298は閉じられて、パージング動作を低レベルのパージングへ戻す。このことは、エンジン制御装置によって指令される交互の高いパージ空気流バースト及び低いパージ空気流バーストを使用して、噴射装置の過熱を防止しながらパージ効果を改善することを可能にすることになる。
許容可能な最長の高パージ継続時間は、一般にP3、T3、及びWfの関数であり、それらに従って計画されることになる。P3及びT3はタービン圧力及び温度であり、Wfは燃料流量である。パージ流制御弁298はまた、図18に示す第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282間で使用することもできる。この構成においては、パージ流制御弁298は、燃料が流れている間は開かれ、高レベルのパージング中には開かれ、また低レベルのパージング中には閉じられる。
噴霧ウエル220及び噴霧オリフィス106のもう1つの別の構成が、図22及び図23に示されている。噴霧ウエル220及び噴霧オリフィス106は、円に沿って配置される。図22に示すのは、符号+で表した比較的高い静圧の噴霧ウエルと整列した噴霧オリフィス106の半円列である。図23に示すのは、符号−で表した比較的低い静圧の噴霧ウエルと整列した噴霧オリフィス106の半円列である。図24は、パージ空気流入ウエル+及び流出ウエル−と整列したオリフィス106に燃料を供給する第1の燃料回路ブランチ280及び第2の燃料回路ブランチ282を示す。
図5に示すのは、パージ空気227の冷却された部分342を供給するための第2のパージ空気冷却手段380である。パージ空気冷却通路344が、メイン燃料ノズル59と最内側の環状熱遮蔽体384との間の最内側の環状ギャップ386を通って延びて、パイロットノズル燃料回路288内を流れるパイロット燃料流でパージ空気を冷却する。パージ空気227の冷却された部分342は、最内側の環状熱遮蔽体384内の冷却孔382を通して及び/又は最内側の環状熱遮蔽体384と半径方向内側熱遮蔽体194及び外側熱遮蔽体196の端部との間の滑り嵌め接続部388を通して流れることができる。冷却孔382及び滑り嵌め接続部388は、空気冷却通路344が、メイン燃料ノズル59を通してではなく該メイン燃料ノズル59の周りで延び、それでも依然として環状パイロット脚部と熱伝導関係にあり、かつパージング中に該環状パイロット脚部を通って運ばれる燃料によって冷却されることを可能にする。
本明細書では本発明の好ましくかつ例示的な実施形態であると考えられるものについて説明してきたが、当業者には本明細書における教示から本発明のその他の変更が明らかであろう。なお、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
非対称サイクロンを有する燃料ノズル組立体の例示的な実施形態を備えたガスタービンエンジン燃焼器の断面図。 図1に示す燃料ノズル組立体を備えた燃料噴射装置の拡大断面図。 図2に示す燃料ノズル組立体の拡大断面図。 冷却したパージ空気を使用する第1の別形態の燃料ノズル組立体の一部分の拡大断面図。 冷却したパージ空気を使用する第2の別形態の燃料ノズル組立体の一部分の拡大断面図。 図5に示す第2の別形態の燃料ノズル組立体におけるパージ空気冷却通路の拡大断面図。 図4、図5及び図6に示す噴霧ウエルとメイン燃料ノズルを囲む熱遮蔽体を通るパージ空気冷却通路の部分との拡大断面図。 図7に示す噴霧ウエルとメイン燃料ノズルを囲む熱遮蔽体の部分との半径方向外向きに見た斜視図。 図2の線9−9に沿った、燃料ストリップの断面図。 図1に示す燃料ストリップを形成するために使用するプレートの平面図。 図1に示す燃料噴射装置の燃料回路の概略図。 図11に示す燃料回路を備えた燃料ストリップの斜視図。 非対称に広がった静圧差のある噴霧ウエルを備えた、図3に示すハウジングの一部分の斜視図。 図13に示す比較的高い静圧を有する噴霧ウエルの断面図。 図13に示す比較的低い静圧を有する噴霧ウエルの断面図。 比較的高い静圧を有する噴霧ウエルと比較的低い静圧を有する噴霧ウエルとを備えた燃料噴射装置の概略図。 図16に示す燃料噴射装置のための燃料回路の概略図。 図16に示す燃料噴射装置のための別形態の燃料回路の概略図。 ミキサ流を曲げる静圧差を有する対称な断面をもつ噴霧ウエルの2つの列を備えたハウジングの断面図。 図19に示すハウジングの一部分の斜視図。 燃料噴射装置のための燃料回路ブランチ間にパージ流制御弁が配置された概略図。 比較的高い静圧を有する噴霧ウエルと整列したオリフィスの半円列を備えたハウジングの一側面の断面図。 比較的低い静圧を有する噴霧ウエルと整列したオリフィスの半円列を備えた、図22に示すハウジングの第2の側面の断面図。 図22及び図23に示す燃料噴射装置及びハウジングのための燃料回路の概略図。 図1及び図2に示すようなノズル軸線に対して斜めになったサイクロン軸線を有する非対称サイクロンの拡大側面図。 ノズル軸線に平行でありかつ該ノズル軸線からオフセットしたサイクロン軸線を有する非対称サイクロンの拡大側面図。 図1及び図2に示すようなノズル軸線と同一直線上で斜めになったサイクロン軸線を有する非対称サイクロンの拡大側面図。 図27の線28−28に沿った、サイクロン軸線の周りで旋回角度を非対称に変化させた非対称サイクロンの後方から前方に見た図。 図27の線29−29に沿った、サイクロン軸線の周りで翼厚さを非対称に変化させた翼を備えた非対称サイクロンの後方から前方に見た図。 図27の線30−30に沿った、サイクロン軸線の周りで翼厚さを非対称に変化させた翼を備えた非対称サイクロンの後方から前方に見た図。
符号の説明
10 燃料噴射装置
16 燃焼器
18 燃焼域
20 外側ライナ
22 内側ライナ
26 燃焼器ケーシング
32 中空ステム
34 ドーム
36 燃焼域の上流端
40 ミキサ組立体
42 弁組立体
52 ノズル軸線
58 パイロット燃料ノズル
59 メイン燃料ノズル
62 燃料供給ストリップ
106 噴霧オリフィス
142 パイロットミキサ
144 メインミキサ
160 パイロットスワーラ
180 メインアキシャルスワーラ
182 ラジアル流入スワーラ
190 ノズルハウジング
192 環状空洞

Claims (9)

  1. ノズル軸線(52)の周りを囲む環状のノズルハウジング(190)と、
    前記ノズルハウジング(190)内でノズル軸線(52)を囲み、少なくとも1つのメインノズル燃料回路(102)とパイロットノズル燃料回路(288)とを含む環状の燃料ノズル(59)と、
    前記環状の燃料ノズル(59)を通るメインノズル燃料回路(102)から離れるように半径方向に延びる噴霧オリフィス(106)と、
    前記ノズルハウジング(190)を貫通して半径方向に延び、前記噴霧オリフィス(106)と整列した噴霧ウエル(220)と、
    前記ハウジング(190)の半径方向外側に配置されて、前記ノズルの回りに旋回流を発生させまた前記ハウジングの周りに非対称静圧差を発生させる非対称サイクロン手段(400)と、
    を含み、
    前記ハウジング(190)は、前記パイロットノズル燃料回路(288)がパイロット燃料ノズル(58)に燃料を供給している間に前記メインノズル燃料回路(102)をパージするためのパージ手段を有し、
    前記噴霧ウエル(220)が、対称フレアウエル部分(218)と、噴霧ウエル中心線(224)に関して局所的に上流方向(226)に外向きに広がった非対称上流側フレアウエル部分(221)と、噴霧ウエル中心線(224)に関して局所的に下流方向(228)に外向きに広がった非対称下流側フレアウエル部分(221)とからなる群から選択された少なくとも2つのタイプのウエル部分(222)を有する
    ことを特徴とする、燃料噴射装置(10)。
  2. 前記非対称サイクロン手段(400)が、ノズル軸線(52)と同一直線上にないサイクロン軸線(402)の周りを囲む非対称ラジアル流入スワーラ(182)である、請求項1記載の燃料噴射装置(10)。
  3. 前記サイクロン軸線(402)が、ノズル軸線(52)から間隔をおいて位置しかつ該ノズル軸線(52)に平行である、請求項2記載の燃料噴射装置(10)。
  4. 前記サイクロン軸線(402)が、ノズル軸線(52)に対して斜めになっている、請求項2記載の燃料噴射装置(10)。
  5. 前記非対称サイクロン手段(400)が、サイクロン軸線(402)に対して傾斜しかつ該サイクロン軸線(402)の周りを非対称に囲んだ複数の傾斜流れ旋回要素である、請求項1記載の燃料噴射装置(10)。
  6. 前記サイクロン軸線(402)がノズル軸線(52)と同一直線上にあることをさらに特徴とする、請求項5記載の燃料噴射装置(10)。
  7. 前記環状の燃料ノズル(59)が、長手方向に延びて互いに接合された単一対のプレート(76及び78)を有する単一の燃料供給ストリップ(62)から形成され、
    前記プレートの各々が、幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる単一列(80)の平行溝を有し、
    前記プレートは、該プレートの各々内の対向し合う溝が整列してメインノズル燃料回路(102)とパイロットノズル燃料回路(288)とを形成するように、互いに接合されている、
    ことをさらに特徴とする、請求項1記載の燃料噴射装置(10)。
  8. 前記メインノズル燃料回路(102)が、平行な第1及び第2の波形部(290及び292)をそれぞれ有する時計方向及び反時計方向に延びる環状脚部(284及び286)をさらに含む、請求項7記載の燃料噴射装置(10)。
  9. 半径方向外側ライナ(20)と、
    前記半径方向外側ライナ(20)との間に燃焼域(18)を形成する半径方向内側ライナ(22)と、
    前記燃焼域(18)の上流に設けられた、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の燃料噴射装置(10)と
    を備える燃焼器(16)。
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