JP4556942B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

この発明は、スクリーンの水平線もしくは前記スクリーンの水平線の近傍に位置する走行車線側のカットオフラインと、前記走行車線側のカットオフラインよりも下方に位置する対向車線側のカットオフラインと、を有する配光パターン(以下、単に「カットオフラインを有する配光パターン」と称する)を車両の前方に照射する車両用前照灯に関するものである。
この種の車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。従来の車両用前照灯は、光源と、光源に設けられている遮光部材と、光源からの光を反射させてカットオフラインを有する配光パターンを車両の前方に反射させる反射面と、を備えるものである。光源を点灯すると、光源からの光の一部が遮光部材により遮蔽され、かつ、残りの光が遮光部材を通過して反射面で反射されてカットオフラインを有する配光パターンとして車両の前方に照射される。
ところが、従来の車両用前照灯は、光源の遮光部材により配光パターンのカットオフラインを形成するものであるから、配光パターンのうちカットオフライン付近の光の密度が高い。このために、従来の車両用前照灯は、走行車線側においては視認性が向上されるが、対向車線側においてはグレアの虞がある。そこで、配光パターンのうちカットオフライン付近の光の密度を低くする車両用前照灯(たとえば、特許文献2)が提案されている。しかしながら、この車両用前照灯の場合は、従来の車両用前照灯と逆に、対向車線側においてはグレアの虞がないが、走行車線側においては遠方の視認性に課題がある。
特開平11−232903号公報 実開平5−87704号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用前照灯では、走行車線側においては視認性が向上されるが、対向車線側においてはグレアの虞があり、または、対向車線側においてはグレアの虞がないが、走行車線側においては遠方の視認性に課題があるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、反射面が、主に走行車線側のカットオフラインを含む第1配光パターンを形成する第1反射面と、主に対向車線側のカットオフラインを含む第2配光パターンを形成する第2反射面と、第3反射面と、を有し、その第1反射面および第2反射面が光源を通る水平線に対して上下に幅を有し、遮光部材が、第1エッジと、第2エッジと、を有し、光源および遮光部材が、反射面に対して、第1エッジまたは第2エッジが光源を通る水平線もしくは光源を通る水平線の近傍に位置するように、かつ、第2エッジまたは第1エッジが光源を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に位置するように、取り付けられていて、遮光部材の第1エッジまたは第2エッジが、第1反射面中の光源を通る水平線もしくは光源を通る水平線の近傍に投影されて走行車線側のカットオフラインを形成しかつ第1配光パターンのうち走行車線側のカットオフライン付近の光の密度を高くし、遮光部材の第2エッジまたは第1エッジが、第2反射面中の光源を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に投影されて対向車線側のカットオフラインを形成しかつ第2配光パターンのうち対向車線側のカットオフライン付近の光の密度を低くし、第3反射面が、第2反射面のうち光源を通る水平線に対して斜め上方の範囲に設けられていて、主に、走行車線側のカットオフラインと対向車線側のカットオフラインとの間であってセンターラインもしくはセンターライン近傍に位置する斜めのカットオフラインを含み、かつ、第1配光パターンと第2配光パターンとの間に第3配光パターンを形成する反射面である、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項にかかる発明)は、光源が、管球と、管球中に配置されているフィラメントおよび遮光部材としてのシェードと、を有するハロゲン電球であり、その光源が、シェードの第1エッジまたは第2エッジがフィラメントを通る水平線もしくはフィラメントを通る水平線の近傍に位置するように、かつ、シェードの第2エッジまたは第1エッジがフィラメントを通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に位置するように、取り付けられている、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項にかかる発明)は、光源が、外管と、外管中に配置されている発光管と、外管に設けられている遮光部材としての遮光膜と、を有する放電電球であり、その光源が、遮光膜の第1エッジまたは第2エッジが発光管を通る水平線もしくは発光管を通る水平線の近傍に位置するように、かつ、遮光膜の第2エッジまたは第1エッジが発光管を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に位置するように、取り付けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、前記の課題を解決するための手段により、遮光部材の第1エッジまたは第2エッジが第1反射面中の光源を通る水平線もしくは光源を通る水平線の近傍に投影されるので、その遮光部材の第1エッジまたは第2エッジにより、走行車線側のカットオフラインが形成され、かつ、配光パターンの第1配光パターンのうち走行車線側のカットオフライン付近の光の密度を高くすることができる。すなわち、光源の発光部の辺が走行車線側のカットオフラインに沿って位置するので、走行車線側のカットオフライン付近の光の密度が高い。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、走行車線側における視認性が向上される。
一方、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、前記の課題を解決するための手段により、遮光部材の第2エッジまたは第1エッジが第2反射面中の光源を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に投影されるので、その遮光部材の第2エッジまたは第1エッジにより、対向車線側のカットオフラインが形成され、かつ、配光パターンの第2配光パターンのうち対向車線側のカットオフライン付近の光の密度を低くすることができる。すなわち、光源の発光部の角が対向車線側のカットオフラインに沿って位置するので、対向車線側のカットオフライン付近の光の密度が低い。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、対向車線側においてはグレアの虞が無く、しかも、明確な明暗差による違和感が無い。
しかも、この発明(請求項にかかる発明)の車両用前照灯は、第2反射面のうち光源を通る水平線に対して斜め上方の範囲に設けられている第3反射面により、センターラインもしくはセンターライン近傍に位置する斜めのカットオフラインを含みかつ第1配光パターンと第2配光パターンとの間において第3配光パターンが形成される。この結果、この発明(請求項にかかる発明)の車両用前照灯は、走行車線側における視認性がさらに向上され、一方、対向車線側におけるグレアの虞がない。
また、この発明(請求項にかかる発明)の車両用前照灯は、前記の課題を解決するための手段により、反射面を請求項1の反射面とし、かつ、光源のハロゲン電球の取付位置を変えるだけで新たな部品を必要としないので、製造コストを安価にすることができる。
さらに、この発明(請求項にかかる発明)の車両用前照灯は、前記の課題を解決するための手段により、前記の請求項にかかる車両用前照灯と同様に、反射面を請求項1の反射面とし、かつ、光源の放電電球の取付位置を変えるだけで新たな部品を必要としないので、製造コストを安価にすることができる。
以下、この発明にかかる車両用前照灯の2つの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。図面において、符号「F」は、自動車(車両)の前方向(自動車の前進方向)を示す。符号「B」は、自動車の後方向を示す。符号「U」は、ドライバー側から前方向を見た上方向を示す。符号「D」は、ドライバー側から前方向を見た下方向を示す。符号「L」は、ドライバー側から前方向を見た場合の左方向を示す。符号「R」は、ドライバー側から前方向を見た場合の右方向を示す。符号「VU−VD」は、垂直線、および、スクリーンSの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、水平線、およ、スクリーンSの左右の水平線を示す。符号「Z−Z」は、反射面の光軸を示す。符号「Z1−Z1」、「Z2−Z2」は、ハロゲン電球のバルブ軸、放電電球のバルブ軸を示す。
図1〜図12は、この発明にかかる車両用前照灯の実施例1を示す。この実施例1にかかる車両用前照灯は、この例では、たとえば、自動車のヘッドランプであって、カットオフラインを有する所定の配光パターンとしてたとえばすれ違い用配光パターンや高速道路用配光パターンなどが得られるヘッドランプについて説明する。また、この実施例1にかかる車両用前照灯は、右側通行の自動車に使用する。
以下、この実施例1における車両用前照灯の構成について説明する。この実施例1における車両用前照灯1は、自動車の前部の左側に装備される左側の車両用前照灯(左側ヘッドランプ)と、自動車の前部の右側に装備される右側の車両用前照灯(右側ヘッドランプ)と、から構成されている。
前記車両用前照灯1は、図1に示すように、光源2と、遮光部材と、反射面31、32、33、34を有するリフレクタ3と、を備えるものである。前記光源2および前記遮光部材および前記リフレクタ3は、ランプハウジング(図示せず)とランプレンズ(図示せず)とにより区画された灯室(図示せず)内にそれぞれ配置されている。
前記光源2は、図9および図10に示すように、この例では、H4バルブまたはHB2バルブのハロゲン電球である。前記光源2は、管球(ガラス管球)20と、前記管球20中に配置されている小円筒形状のフィラメント(発光部)21および前記遮光部材としてのシェード22と、口金23と、遮光膜(ブラックトップ)24と、を有するものである。なお、H4バルブまたはHB2バルブのハロゲン電球の前記光源2は、ダブルフィラメントであるが、1個のフィラメント(サブフィラメントもしくはすれ違い用フィラメント)のみを図示する。
前記遮光部材としての前記シェード22は、前記光源からの光、すなわち、前記光源の前記フィラメント21からの光の一部を遮蔽して残りの光を前記管球20側に通過させるものである。前記シェード22は、前記フィラメント21の下側を覆う断面円弧状の受け皿形状をなす。前記シェード22には、第1エッジ221と第2エッジ222とが設けられている。前記シェード22の中心角(前記第1エッジ221から前記第2エッジ222までの範囲であって前記フィラメント21からの光を遮蔽する範囲の中心角)は、図10に示すように、180°からθ°(この例では、約15°)を差し引いた分(180°−θ°)の角度である。図1および図10に示すように、前記第1エッジ221は、前記フィラメント21に対して左側に位置し、前記第2エッジ222は、前記フィラメント21に対して右側に位置する。
前記光源2は、前記リフレクタ3に取り付けられている。すなわち、図1および図10(A)に示すように、前記シェード22の前記第1エッジ221が前記フィラメント21の中心を通る水平線HL−HRもしくは前記フィラメント21の中心を通る水平線HL−HRの近傍に位置するように、前記光源2がバルブ軸Z1−Z1を中心として図10(A)中の矢印方向に回転されて前記リフレクタ3に取り付けられている。この結果、前記シェード22の前記第1エッジ221は、図1中の実線矢印に示すように、前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34のうち左側の反射面(第1反射面31)中の前記光源2の中心を通る水平線HL−HRもしくは前記光源2の中心を通る水平線HL−HRの近傍に投影される。
一方、前記シェード22の前記第2エッジ222は、図1および図10(A)に示すように、前記フィラメント21の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向に位置する。この結果、前記シェード22の前記第2エッジ222は、図1中の実線矢印に示すように、前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34のうち右側の反射面(第2反射面32)中の前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向に投影される。
図2および図3は、図1および図10(A)に示す前記光源2の前記フィラメント21から放射されかつ前記シェード22を通過した光を回転放物面の反射面(図示せず)で反射させて前方のスクリーンに照射したときの配光パターン(基本配光パターン)P10を示す説明図である。前記光源2の前記フィラメント21は、前記回転放物面の反射面の焦点(図示せず)よりも前方に位置する。このために、前記光源2の前記フィラメント21から放射された光は、前記回転放物面の反射面で反射されて収束し、かつ、前記回転放物面の反射面の焦点よりも前方のある点において交差し、その後、発散(拡散)して前方のスクリーンに前記配光パターンP10として照射される。このために、前記配光パターンP10は、前記光源2の前記フィラメント21から放射された光の像と上下左右逆となる。
すなわち、前記配光パターンP10は、図2に示すように、右側の走行車線40側の水平な第1カットオフラインCL11と、左側の対向車線41側の斜めの第2カットオフラインCL12と、を有する扇形状をなす。前記配光パターンP10の右側の走行車線40側の水平な前記第1カットオフラインCL11は、前記光源2の前記フィラメント21に対して左側に位置する前記第1エッジ221により形成される。一方、前記配光パターンP10の左側の対向車線41側の斜めの前記第2カットオフラインCL12は、前記光源2の前記フィラメント21に対して右側に位置する前記第2エッジ222により形成される。なお、図2(図6および図7)において、符号「42」は、センターライン、符号「43」は、走行車線側の路肩、符号「44」は、対向車線側の路肩である。
また、前記配光パターンP10は、図3に示すように、前記光源2の前記フィラメント21の四角形の像が放射状に配置されている。このために、前記光源2の前記フィラメント21の四角形の像の長辺が前記配光パターンP10の水平な前記第1カットオフラインCL11および斜めの前記第2カットオフラインCL12にそれぞれ沿って位置する。
前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34は、図4〜図8に示すように、前記光源2の前記フィラメント21から放射されかつ前記シェード22を通過した光を右側の走行車線40側の第1カットオフラインCL1と左側の対向車線41側の第2カットオフラインCL2と中央の斜めの第3カットオフラインCL3とを有する配光パターンPとして車両の前方に反射させるものである。右側の前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1は、スクリーンSの水平線HL−HRもしくは前記スクリーンSの水平線HL−HRの近傍に位置する。左側の前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2は、前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1よりも下方に位置する。中央の前記斜めの第3カットオフラインCL3は、前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1と前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2との間において、前記センターライン42もしくは前記センターライン42近傍に位置する。前記カットオフラインCL1、CL2、CL3を有する前記配光パターンPとしては、たとえば、すれ違い用配光パターンや高速道路用配光パターンなどである。
前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34は、たとえば、アルミ蒸着もしくは銀塗装などにより、形成されている。前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34は、図1および図8に示すように、放物線(回転放物面)を基本とする自由曲面(NURBS曲面)などの反射面からなる。前記反射面31、32、33、34のNURBS曲面は、「Mathematial Elemennts for omputer Graphis」(Devid F. Rogers、J Alan Adams)に記載されているNURBSの自由曲面(Non-Uniform Rational B-Spline Surfae)である。前記リフレクタ3の中央の壁には、前記光源2を取り付けるための透孔(図示せず)が設けられている。
前記リフレクタ3の前記反射面は、第1反射面31と、第2反射面32と、第3反射面33と、第4反射面34と、を有する。
前記第1反射面31は、図1に示すように、前記光源2に対して前記リフレクタ3の左側に位置し、かつ、前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して上下に幅を有する。また、前記第1反射面31は、図1に示すように、垂直な5個のセグメント311、312、313、314、315から構成されている。前記第1反射面31は、主に前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1を含む第1配光パターンP1を形成するものである。すなわち、前記第1反射面31は、図2に示す右側の走行車線40側の水平な第1カットオフラインCL11を水平線HL−HRもしくは水平線HL−HRの近傍まで上げて前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1とし、さらに、図2に示す配光パターンP10のうち水平な前記第1カットオフラインCL11を含む配光パターンを左右に広く広げかつ上下に少し広げて前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1を含む前記第1配光パターンP1を形成する反射面である。
さらに詳細に説明すると、前記第1反射面31は、図4に示すように、図2に示す配光パターンP10の水平な前記第1カットオフラインCL11に沿って位置する前記光源2の前記フィラメント21の横長の四角形の像を、横長のままの姿勢で水平線HL−HRもしくは水平線HL−HRの近傍まで上げ、さらに、左右に広く広げかつ上下に少し広げるように、設計されているものである。このように、広げられた前記光源2の前記フィラメント21の四角形の像の長辺が前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1に沿って位置するので、前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1付近の光の密度が高い。この結果、前記第1反射面31は、簡単な反射面設計で、前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1付近の光の密度が高い前記第1配光パターンP1を形成することができる。
前記第1配光パターンP1中の配光パターンP11は、主に、前記第1反射面31のセグメント311により形成される。また、前記第1配光パターンP1中の配光パターンP12は、主に、前記第1反射面31のセグメント312により形成される。さらに、前記第1配光パターンP1中の配光パターンP13は、主に、前記第1反射面31のセグメント313により形成される。さらにまた、前記第1配光パターンP1中の配光パターンP14は、主に、前記第1反射面31のセグメント314により形成される。最後に、前記第1配光パターンP1中の配光パターンP15は、主に、前記第1反射面31のセグメント315により形成される。
ここで、前記シェード22の前記第1エッジ221は、図1中の実線矢印に示すように、前記リフレクタ3の前記第1反射面31中の前記光源2の中心を通る水平線HL−HRもしくは前記光源2の中心を通る水平線HL−HRの近傍に投影される。この結果、前記第1配光パターンP1の右側の前記走行車線40側のカットオフラインCL1は、前記シェード22の左側の前記第1エッジ221により形成される。また、図5に示すように、前記シェード22の前記第1エッジ221が前記第1配光パターンP1を前記第1配光パターンP1のうち光の密度が高い箇所でカットオフするので、前記第1配光パターンP1のうち前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1付近の光の密度が高くなる。
前記第2反射面32は、図1に示すように、前記光源2に対して前記リフレクタ3の右側に位置し、かつ、前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して上下に幅を有する。前記第2反射面32の下側の境界線は、前記リフレクタ3のうち前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向の線上もしくはその線の近傍に位置する。また、前記第2反射面32は、図1に示すように、垂直な5個のセグメント321、322、323、324、325から構成されている。前記第2反射面32は、主に前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2を含む第2配光パターンP2を形成するものである。すなわち、前記第2反射面32は、図2に示す左側の対向車線41側の斜めの第2カットオフラインCL12を水平にしかつ前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1よりも下方に下げて前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2とし、さらに、図2に示す配光パターンP10のうち前記斜めの第2カットオフラインCL12を含む配光パターンを左右に広く広げかつ上下に少し広げて前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2を含む前記第2配光パターンP2を形成する反射面である。
さらに詳細に説明すると、前記第2反射面32は、図4に示すように、図2に示す配光パターンP10の斜めの前記第2カットオフラインCL12に沿って位置する前記光源2の前記フィラメント21の斜めの四角形の像を、斜めのままの姿勢で前記走行車線40側の第1カットオフラインCL1よりも下方に下げ、さらに、左右に広く広げかつ上下に少し広げるように、設計されているものである。このように、広げられた前記光源2の前記フィラメント21の四角形の像の角が前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2に沿って位置するので、前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2付近の光の密度が低い。この結果、前記第2反射面32は、簡単な反射面設計で、前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2付近の光の密度が低い前記第2配光パターンP2を形成することができる。
前記第2配光パターンP2中の配光パターンP21は、主に、前記第2反射面32のセグメント321により形成される。また、前記第2配光パターンP2中の配光パターンP22は、主に、前記第2反射面32のセグメント322により形成される。さらに、前記第2配光パターンP2中の配光パターンP23は、主に、前記第2反射面32のセグメント323により形成される。さらにまた、前記第2配光パターンP2中の配光パターンP24は、主に、前記第2反射面32のセグメント324により形成される。最後に、前記第2配光パターンP2中の配光パターンP25は、主に、前記第2反射面32のセグメント325により形成される。
ここで、前記シェード22の前記第2エッジ222は、図1中の実線矢印に示すように、前記リフレクタ3の前記第2反射面32の下側の境界線(前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向の線上もしくはその線の近傍)もしくはその境界線の近傍に投影される。この結果、前記第2配光パターンP2の左側の前記対向車線41側のカットオフラインCL2は、前記シェード22の右側の前記第2エッジ222により形成される。また、図5に示すように、前記シェード22の前記第2エッジ222が前記第2配光パターンP2を前記第2配光パターンP2のうち光の密度が低い箇所でカットオフしたりあるいはカットオフしなかったりするので、前記第2配光パターンP2のうち前記対向車線41側のカットオフラインCL2付近の光の密度が低くなる。
前記第3反射面33は、図1に示すように、前記光源2に対して前記リフレクタ3の右側の前記第2反射面32の上方に位置し、かつ、前記光源2の中心からの斜線S3に対して上下に幅を有する。すなわち、前記第3反射面33は、前記第2反射面32のうち前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して斜め上方の範囲に設けられている。前記斜線S3は、前記光源2の中心から前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して角度θ°S分斜め上方に引いた線分である。前記斜線S3の角度θ°Sは、図7に示すように、前記対向車線41側の第2カットオフラインCL2の延長線と前記斜めの第3カットオフラインCL3とのなす角度と一致もしくはほぼ一致する。
また、前記第3反射面33は、図1に示すように、垂直な3個のセグメントから構成されている。前記第3反射面33は、主に、前記斜めの第3カットオフラインCL3を含み、かつ、前記第1配光パターンP1と前記第2配光パターンP2との間に第3配光パターンを形成するものである。すなわち、前記第3反射面33は、図2に示す配光パターンP10の一部の配光パターンを反射させて、前記斜めの第3カットオフラインCL3を形成し、さらに、前記斜めの第3カットオフラインCL3を含む前記第3配光パターンP3を形成する反射面である。
図1において、前記第1反射面31のセグメント311〜315および前記第2反射面32のセグメント321〜325および前記第3反射面33のセグメントは、境界線が図示されている。なお、境界線が無いもしくは境界線が見極められないセグメントもある。
前記第4反射面34は、図1に示すように、前記リフレクタ3の前記第1反射面31および前記第3反射面33の上方の範囲に設けられている。前記第4反射面34は、図2に示す配光パターンP10の一部の配光パターンを左右に広く広げかつ上下に少し広げて、前記第1配光パターンP1および前記第2配光パターンP2および前記第3配光パターンP3を含まない配光パターン、または、前記第1配光パターンP1および前記第2配光パターンP2および前記第3配光パターンP3を全部もしくは一部含む配光パターンを形成する反射面である。
この実施例1における車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、車両用前照灯1の光源2のフィラメント21を点灯する。すると、光源2のフィラメント21から放射される光の一部は、光源2のシェード(遮光部材)22により遮蔽される。一方、残りの光は、図8に示すように、シェード22を通過してリフレクタ3の反射面31、32、33、34で反射されて所定の配光パターンPとして車両の前方に照射される。
所定の配光パターンPは、図5〜図8に示すように、右側の走行車線40側の第1カットオフラインCL1と左側の対向車線41側の第2カットオフラインCL2と中央の斜めの第3カットオフラインCL3とを有する。すなわち、所定の配光パターンPは、図8に示すように、右側の走行車線40側の第1カットオフラインCL1を含む第1配光パターンP1と、左側の対向車線41側の第2カットオフラインCL2を含む第2配光パターンP2と、中央の斜めの第3カットオフラインCL3を含む第3配光パターンP3と、その他の配光パターンと、からなる。
右側の走行車線40側の第1カットオフラインCL1を含む第1配光パターンP1は、リフレクタ3の第1反射面31で形成され、走行車線40側の第1カットオフラインCL1付近の光の密度が高い。また、左側の対向車線41側の第2カットオフラインCL2を含む第2配光パターンP2は、リフレクタ3の第2反射面32で形成され、対向車線41側のカットオフラインCL2付近の光の密度が低くい。さらに、中央の斜めの第3カットオフラインCL3を含む第3配光パターンP3は、リフレクタ3の第3反射面33で形成される。さらにまた、その他の配光パターンP4は、リフレクタ3の第4反射面34で形成される。
この実施例1にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1にかかる車両用前照灯1は、光源2のシェード(遮光部材)22の第1エッジ221が第1反射面31中の光源2の中心を通る水平線HL−HRもしくは光源2の中心を通る水平線HL−HRの近傍に投影される。このために、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、光源2のシェード22の第1エッジ221により、走行車線40側の第1カットオフラインCL1が形成され、かつ、所定の配光パターンPの第1配光パターンP1のうち走行車線40側の第1カットオフラインCL1付近の光の密度を高くすることができる。この結果、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、走行車線40側における視認性が向上される。
一方、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、所定の配光パターンPの第2配光パターンP2のうち対向車線41側の第2カットオフラインCL2付近の光の密度が低い。このために、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、対向車線41側においてはグレアの虞が無く、しかも、明確な明暗差による違和感が無い。
また、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、第2反射面32のうち光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して斜め上方の範囲に設けられている第3反射面33により、センターライン42もしくはセンターライン42近傍に位置する斜めの第3カットオフラインCL3を含みかつ第1配光パターンP1と第2配光パターンP2との間において第3配光パターンP3が形成される。この第3配光パターンP3により、図7中の点線が施されているエリアA、すなわち、センターライン42もしくはセンターライン42近傍のエリアAを照明することができる。このエリアAは、図7に示すように、走行車線40側の遠方を含み、かつ、対向車線41側をほとんど含まない。この結果、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、走行車線40側における視認性がさらに向上され、一方、対向車線41側におけるグレアの虞がない。なお、図7中の二点鎖線は、第3反射面33による第3配光パターンP3が得られない場合における対向車線41側の第2カットオフラインCL2の延長線、および、第1カットオフラインCL1と第2カットオフラインCL2の延長線とをむすぶ斜めのカットオフラインを示す。
さらに、この実施例1にかかる車両用前照灯1は、反射面を第1反射面31および第2反射面32および第3反射面33および第4反射面34とし、かつ、光源2のハロゲン電球の取付位置を変えるだけで新たな部品を必要としないので、製造コストを安価にすることができる。
図11および図12は、光源として前記のハロゲン電球に対して放電電球を使用する例について説明する。
放電電球からなる光源200としては、たとえば、ガスディスチャージ光源であって、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などを使用する。前記光源200は、外管(ガラス管球)201と、前記外管201中に配置されている発光管(発光部)202と、前記外管201に設けられている遮光部材としての2本の遮光膜(遮光ストライプ、ブラックストライプ)203、204と、口金205と、を有する。なお、図12中符号「206」は、シェードである。
前記発光管202内には、希ガス(キセノンガス)、水銀、金属ヨウ化物(ナトリウム、スカンジウム)などが封入されている。前記口金205側の電極と、セラミックパイプを介して前記管球201の先端に設けたリード線側の電極とが若干の隙間を開けて対向する。前記電極に電圧を印加すると、前記発光管202内でアーク放電して前記発光管202が発光する。前記2本の遮光膜203、204は、図12に示すように、前記管球201に所定の幅(中心角)で設けられている。左側の第1遮光膜203の上側エッジ(時計方向側の境界線)の第1エッジと右側の第2遮光膜204の上側エッジ(反時計方向側の境界線)の第2エッジとの間は、180°にθ°を足した中心角の角度の範囲にある。放電電球の前記光源200は、この例では、遮光塗装としての2本の遮光ストライプ10が設けられているD2RバルブやD4Rバルブなどを使用する。
放電電球の前記光源200は、ハロゲン電球の前記光源2と同様に、前記リフレクタ3に取り付けられている。すなわち、図12(A)に示すように、前記第1遮光膜203の上側エッジの第1エッジが前記発光管202の中心を通る水平線HL−HRもしくは前記発光管202の中心を通る水平線HL−HRの近傍に位置するように、前記光源200がバルブ軸Z2−Z2を中心として図12(A)中の矢印方向に回転されて前記リフレクタ3に取り付けられている。この結果、前記第1遮光膜203の上側エッジの第1エッジは、前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34のうち左側の反射面(第1反射面31)中の前記光源2の中心を通る水平線HL−HRもしくは前記光源2の中心を通る水平線HL−HRの近傍に投影される(図1参照)。
一方、前記第2遮光膜204の上側エッジの第2エッジは、図12(A)に示すように、前記発光管202の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向に位置する。この結果、前記第2遮光膜204の上側エッジの第2エッジは、前記リフレクタ3の前記反射面31、32、33、34のうち右側の反射面(第2反射面32)中の前記光源2の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向に投影される(図1参照)。
放電電球の前記光源200は、前記のごとき構成からなるので、ハロゲン電球の前記光源2と同様の作用効果を達成することができる。すなわち、反射面を第1反射面31および第2反射面32および第3反射面33および第4反射面34とし、かつ、光源200の放電電球の取付位置を変えるだけで新たな部品を必要としないので、製造コストを安価にすることができる。
図13は、この発明にかかる車両用前照灯の実施例2を示す。図中、図1〜図12と同符号は同一のものを示す。この実施例2にかかる車両用前照灯100は、左側通行の自動車に使用するものである。
以下、この実施例2における車両用前照灯100について説明する。この実施例2における車両用前照灯100は、リフレクタ300の反射面を、前記の実施例1における車両用前照灯1のリフレクタ3の反射面31、32、33、34と左右逆にする。
ハロゲン電球の光源2(放電電球の光源200)がリフレクタ300に取り付けられている。すなわち、図10(B)(図12(B))に示すように、シェード22の第2エッジ222(第2遮光膜204の上側エッジの第2エッジ)がフィラメント21(発光管202)の中心を通る水平線HL−HRもしくはフィラメント21(発光管202)の中心を通る水平線HL−HRの近傍に位置するように、光源2(200)がバルブ軸Z1−Z1(Z2−Z2)を中心として図10(B)(図12(B))中の矢印方向に回転されてリフレクタ3に取り付けられている。この結果、シェード22の第2エッジ222(第2遮光膜204の上側エッジの第2エッジ)は、リフレクタ300の反射面31、32、33、34のうち右側の反射面(第1反射面31)中の前記光源2(200)の中心を通る水平線HL−HRもしくは前記光源2(200)の中心を通る水平線HL−HRの近傍に投影される(図13参照)。
一方、シェード22の第1エッジ221(第1遮光膜203の上側エッジの第1エッジ)は、図10(B)(図12(B))に示すように、フィラメント21(発光管202)の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向に位置する。この結果、シェード22の第1エッジ221(第1遮光膜203の上側エッジの第1エッジ)は、リフレクタ300の反射面31、32、33、34のうち左側の反射面(第2反射面32)中の光源2(200)の中心を通る水平線HL−HRに対して下側にθ°の径方向に投影される(図13参照)。
この実施例2における車両用前照灯100は、前記のごとき構成からなるので、前記の実施例1における車両用前照灯1と同様の作用効果を達成することができる。
この発明にかかる車両用前照灯の実施例1を示す光源およびリフレクタの反射面の正面図である。 同じく、図1の光源からの光を回転放物面の反射面で反射してスクリーン上に照射した配光パターンを示す説明図である。 同じく、図1の光源からの光を回転放物面の反射面で反射してスクリーン上に照射した配光パターンと光源のフィラメントの四角形の像とを示す説明図である。 同じく、図1の光源からの光を回転放物面の反射面で反射してスクリーン上に照射した配光パターンと光源のフィラメントの四角形の像とを第1反射面および第2反射面により所定の配光パターンに変える状態を示す説明図である。 同じく、第1配光パターンおよび第2配光パターンおよび第3配光パターンの詳細を示す所定の配光パターンの説明図である。 同じく、スクリーン上に照射した所定の配光パターンを示す説明図である。 同じく、第3配光パターンの詳細を示す説明図である。 同じく、車両用前照灯とスクリーンとの相対関係を示す説明図である。 同じく、ハロゲン電球の光源を示す側面図である。 同じく、図9におけるVIII−VIII線断面図である。 同じく、放電電球の光源を示す側面図である。 同じく、図11におけるX矢視図である。 この発明にかかる車両用前照灯の実施例2を示す光源およびリフレクタの反射面の正面図である。
符号の説明
1、100 車両用前照灯
2 光源(ハロゲン電球)
20 管球
21 フィラメント(発光部)
22 シェード(遮光部材)
221 第1エッジ
222 第2エッジ
23 口金
24 遮光膜
200 光源(放電電球)
201 外管(ガラス管球)
202 発光管(発光部)
203 第1遮光膜(遮光部材)
204 第2遮光膜(遮光部材)
205 口金
206 シェード
3、300 リフレクタ
31 第1反射面
311、312、313、314、315 セグメント
32 第2反射面
321、322、323、324、325 セグメント
33 第3反射面
34 第4反射面
40 走行車線
41 対向車線
42 センターライン
43 走行車線側の路肩
44 対向車線側の路肩
F 前方向
B 後方向
U 上方向
D 下方向
L 左方向
R 右方向
HL−HR 左右の水平線
VU−VD 上下の垂直線
Z−Z 反射面の光軸
Z1−Z1、Z2−Z2 バルブ軸
P 所定の配光パターン
P1 第1配光パターン
P2 第2配光パターン
P3 第3配光パターン
CL1 第1カットオフライン
CL2 第2カットオフライン
CL3 第3カットオフライン
エリア
スクリーン
P10 基本配光パターン
CL11 基本配光パターンの水平なカットオフライン
CL12 基本配光パターンの斜めのカットオフライン

Claims (3)

  1. スクリーンの水平線もしくは前記スクリーンの水平線の近傍に位置する水平な走行車線側のカットオフラインと、前記走行車線側のカットオフラインよりも下方に位置する水平な対向車線側のカットオフラインと、斜めのカットオフラインと、を有する配光パターンを車両の前方に照射する車両用前照灯において、
    光源と、
    前記光源からの光の一部を遮蔽して残りの光を通過させる遮光部材と、
    前記遮光部材から通過した光を前記走行車線側のカットオフラインと前記対向車線側のカットオフラインとを有する前記配光パターンとして車両の前方に反射させる反射面と、
    を備え、
    前記反射面は、主に前記走行車線側のカットオフラインを含む第1配光パターンを形成する第1反射面と、主に前記対向車線側のカットオフラインを含む第2配光パターンを形成する第2反射面と、第3反射面と、を有し、
    前記第1反射面および前記第2反射面は、前記光源を通る水平線に対して上下に幅を有し、
    前記遮光部材は、第1エッジと、第2エッジと、を有し、
    前記光源および前記遮光部材は、前記反射面に対して、前記第1エッジまたは前記第2エッジが前記光源を通る水平線もしくは前記光源を通る水平線の近傍に位置するように、かつ、前記第2エッジまたは前記第1エッジが前記光源を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に位置するように、取り付けられていて、
    前記遮光部材の前記第1エッジまたは前記第2エッジは、前記第1反射面中の前記光源を通る水平線もしくは前記光源を通る水平線の近傍に投影されて前記走行車線側のカットオフラインを形成しかつ前記第1配光パターンのうち前記走行車線側のカットオフライン付近の光の密度を高くし、
    前記遮光部材の前記第2エッジまたは前記第1エッジは、前記第2反射面中の前記光源を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に投影されて前記対向車線側のカットオフラインを形成しかつ前記第2配光パターンのうち前記対向車線側のカットオフライン付近の光の密度を低くし、
    前記第3反射面は、前記第2反射面のうち前記光源を通る水平線に対して斜め上方の範囲に設けられていて、主に、前記走行車線側のカットオフラインと前記対向車線側のカットオフラインとの間であってセンターラインもしくは前記センターライン近傍に位置する前記斜めのカットオフラインを含み、かつ、前記第1配光パターンと前記第2配光パターンとの間に第3配光パターンを形成する反射面である
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記光源は、管球と、前記管球中に配置されているフィラメントおよび前記遮光部材としてのシェードと、を有するハロゲン電球であり、
    前記光源は、前記シェードの前記第1エッジまたは前記第2エッジが前記フィラメントを通る水平線もしくは前記フィラメントを通る水平線の近傍に位置するように、かつ、前記シェードの前記第2エッジまたは前記第1エッジが前記フィラメントを通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に位置するように、取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記光源は、外管と、前記外管中に配置されている発光管と、前記外管に設けられている前記遮光部材としての遮光膜と、を有する放電電球であり、
    前記光源は、前記遮光膜の前記第1エッジまたは前記第2エッジが前記発光管を通る水平線もしくは前記発光管を通る水平線の近傍に位置するように、かつ、前記遮光膜の前記第2エッジまたは前記第1エッジが前記発光管を通る水平線に対して下側に所定角度の径方向に位置するように、取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
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