JP4555658B2 - リンクの製法 - Google Patents
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Description
ここで横並びとは、ブッシュ取付用ブラケットとアーム部を結合線方向へ並べることをいう。
そこで本願発明はこれらの解決を目的とする。
前記各突き合わせセットの横並び配置状態にて、
前記突き合わせセットはそれぞれ、前記突き合わせ部近傍部表面が面一の平面である工具移動面をなし、
この工具移動面に臨む前記突き合わせ部は直線状をなし、
各突き合わせセットの突き合わせ部は一直線状に配置され、
前記スペーサーは、前記突き合わせ部の延長線と重なる位置に配置され、
かつ前記スペーサーの表面を、前記各突き合わせセットの工具移動面と面一の平面とすることにより、各突き合わせセット間のスペーサー上を、前記各突き合わせセットにおける前記突き合わせ部が形成されている工具移動面と面一で連続する工具移動面とし、
これらの各突き合わせセット及びスペーサーの前記工具移動面上にて、摩擦撹拌接合の回転工具を前記突き合わせ部の延長線上で移動させることにより、前記突き合わせ部上を摩擦撹拌接合することを特徴とする。
第1及び第2の部分をそれぞれ別々に複数個分の長さとなるように押出成形して押し出し素材を形成してから、
各押し出し素材を第1及び第2の部分の幅となる所定のカット幅W1・W2で押出方向へ定寸カットしたものであり、
第2の部分におけるアーム部のブッシュ取付用ブラケットが設けられている側と反対側の端部に設けられた接続用端部を前記第1の部分の取付突部と突き合わせて前記突き合わせ部を形成することを特徴とする。
前記第2の部分は、前記定寸カット面にて、アーム部の幅がブッシュ取付用ブラケットよりも狭くなる部分を備え、
前記接続用端部は前記アーム部の狭い部分の幅よりも拡大されている部分を備える
ことを特徴とする。
前記取付突部と前記接続用端部の各接合面は、矩形の平坦面であり、
それぞれ長辺がカット幅W1、短辺がカット幅W2をなす同形・同寸であり、
前記各ブッシュの中心軸線を90°ずらして前記第1及び第2の部分を突き合わせるとき、互いが一致して面一に突き合わされることを特徴とする。
また、第1の部分と第2の部分を面一に突き合わせるので、突き合わせ部を含むその近傍部表面を面一の工具移動面とすることができ、この突き合わせ部に沿って容易かつ確実に摩擦撹拌接合できる。しかも、接合部が一カ所で済むため、摩擦撹拌接合作業も容易である。
また、複数セットを横並べして一度に結合一体化せずに、1セット毎に結合してもよい。このようにすると結合後のカットによる分離工程が不用になる。
Claims (7)
- アーム部と、その長手方向両端部に結合されたブッシュ取付用ブラケットとを備えたリンクであってアーム部の長手方向へ複数に分割し、各分割端部間を突き合わせて突き合わせ部とした突き合わせセットとし、この突き合わせセットを複数個用意し、各突き合わせセットを前記両端のブッシュ取付用ブラケットのいずれか一方側の中心軸線方向へ横並びに配置し、かつ隣り合う各突き合わせ部間に前記スペーサーを挟むように配置し、前記突き合わせ部に沿って摩擦撹拌接合することにより各突き合わせセットの分割部間を連続して結合し、その後、前記スペーサーを除去して各突き合わせセット毎に分離するリンクの製法において、
前記各突き合わせセットの横並び配置状態にて、
前記突き合わせセットはそれぞれ、前記突き合わせ部近傍部表面が面一の平面である工具移動面をなし、
この工具移動面に臨む前記突き合わせ部は直線状をなし、
各突き合わせセットの突き合わせ部は一直線状に配置され、
前記スペーサーは、前記突き合わせ部の延長線と重なる位置に配置され、
かつ前記スペーサーの表面を、前記各突き合わせセットの工具移動面と面一の平面とすることにより、各突き合わせセット間のスペーサー上を、前記各突き合わせセットにおける前記突き合わせ部が形成されている工具移動面と面一で連続する工具移動面とし、
これらの各突き合わせセット及びスペーサーの前記工具移動面上にて、摩擦撹拌接合の回転工具を前記突き合わせ部の延長線上で移動させることにより、前記突き合わせ部上を摩擦撹拌接合することを特徴とするリンクの製法。 - 前記スペーサーを、横並べされた前記複数の突き合わせセットのうち、横並び方向両側の各外側にも配置し、突き合わせ部の延長線上における一端側のスペーサーから摩擦撹拌接合を開始し、他方側端部のスペーサーで終了させることを特徴とする請求項1に記載したリンクの製法。
- 前記分割部は、前記ブッシュ取付用ブラケットの一方と取付突部を一体にした第1の部分と、他方のブッシュ取付用ブラケットとアーム部とを一体にした第2の部分とに長手方向へ2分割したものであり、
第1及び第2の部分をそれぞれ別々に複数個分の長さとなるように押出成形して押し出し素材を形成してから、
各押し出し素材を第1及び第2の部分の幅となる所定のカット幅W1・W2で押出方向へ定寸カットしたものであり、
第2の部分におけるアーム部のブッシュ取付用ブラケットが設けられている側と反対側の端部に設けられた接続用端部を前記第1の部分の取付突部と突き合わせて前記突き合わせ部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載したリンクの製法。 - 前記第1及び第2の部分の前記結合前に、前記各ブッシュ取付用ブラケットに対してゴムブッシュを加硫接着したことを特徴とする請求項3に記載したリンクの製法。
- 前記第1及び第2の部分を突き合わせる際に、前記各ブッシュ取付用ブラケットに支持されるブッシュの中心軸線1・2の方向が互いにずれるようにして突き合わせることを特徴とする請求項3又は4に記載したリンクの製法。
- 前記アーム部両端のブッシュ取付用ブラケットを径が大小に異なるものとし、一方の大径をなすブッシュ取付用ブラケットと取付突部を一体にして第1の部分とし、他方の小径をなすブッシュ取付用ブラケットとアーム部とを一体にして第2の部分にするとともに、
前記第2の部分は、前記定寸カット面にて、アーム部の幅がブッシュ取付用ブラケットよりも狭くなる部分を備え、
前記接続用端部は前記アーム部の狭い部分の幅よりも拡大されている部分を備える
ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載したリンクの製法。 - 前記所定のカット幅W1及びW2は互いに異なって、W1>W2であり、
前記取付突部と前記接続用端部の各接合面は、矩形の平坦面であり、
それぞれ長辺がカット幅W1、短辺がカット幅W2をなす同形・同寸であり、
前記各ブッシュの中心軸線を90°ずらして前記第1及び第2の部分を突き合わせるとき、互いが一致して面一に突き合わされることを特徴とする請求項6に記載したリンクの製法。
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