JP4555611B2 - 有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤及びトップエミッション方式の有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤及びトップエミッション方式の有機エレクトロルミネッセンス素子 Download PDF

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Description

本発明は、極めて着色が少なく透明性の高い硬化物を得ることができる光硬化性樹脂組成物に関する。
光硬化性樹脂組成物は、接着剤等の用途に広く用いられている。なかでも、近年では、有機エレクトロルミネッセンス素子の封止剤として注目されている。
有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)は、互いに対向する一対の電極間に有機発光材料層が挟持された積層体構造を有し、この有機発光材料層に一方の電極から電子が注入されるとともに他方の電極から正孔が注入されることにより有機発光材料層内で電子と正孔とが結合して発光する。このように有機EL素子は自己発光を行うことから、バックライトを必要とする液晶表示素子等と比較して視認性がよく、薄型化が可能であり、しかも直流低電圧駆動が可能であるという利点を有しており、次世代ディスプレイとして着目されている。
しかし、有機エレクトロルミネッセンス素子では、積層体を構成する有機発光材料や電極は水分等による酸化により特性が劣化しやすく、大気中で駆動させると、発光特性が急激に劣化し寿命が短いという問題があった。そこで、一般的な有機EL素子では、積層体の上に乾燥剤が設置されたガラス又は金属からなる蓋を被せ、その周辺を接着剤(封止剤)で封止することにより水分の侵入を遮断する構造が採られていた。この方式では、積層体から発せられた光は蓋の反対側、即ち、有機EL素子の底部側から取り出されることからボトムエミッション方式とも呼ばれている(例えば、特許文献1)。
一方、近年、従来のボトムエミッション方式の有機EL素子に代って、積層体から発せられた光を上面側から取り出すトップエミッション方式の有機EL素子が注目されている。この方式は、開口率が高く、低電圧駆動となることから、長寿命化に有利であるという利点がある。このようなトップエミッション方式の有機EL素子では、通常、積層体を2枚のガラス等の透明材料からなる防湿性基材により挟み込み、該防湿性基材間を封止剤で充填することにより封止している(例えば、特許文献2等)。
有機EL素子の封止剤には、有機EL素子の寿命を確保する為に充分に透湿性が低いこと、有機EL素子から発せられた光をできる限り損失させることなく取り出せるように透明性が高いことが要求されることに加え、正確な色再現を達成できるように、着色ができる限り少ないことが要求される。しかし、従来の光硬化性樹脂組成物を硬化させた硬化物は、若干の着色が不可避であり、有機EL素子の封止剤に求められる性能を満たすことはできなかった。
特開平9−148066号公報 特開2001−375973号公報
本発明者らは、鋭意検討の結果、これまでに、光カチオン重合性化合物と、ヨウ素又は硫黄を中心元素とするオニウムカチオンからなるオニウムボレート錯体とを含有する光硬化性樹脂組成物を用いれば、極めて硬化性が高く、しかも、着色が少なく透明性の高い硬化物が得られることを見出した。該光硬化性樹脂組成物を硬化させた硬化物は、防湿性にも優れることから、有機EL素子の封止剤として好適であると思われた。
しかしながら、液晶素子等との激しい性能競争のなか、有機EL素子に求められる性能も年々厳しいものになってきており、有機EL素子の封止剤に対してもより一層着色が少ないことが求められるようになってきた。
本発明は、上記現状に鑑み、極めて着色が少なく透明性の高い硬化物を得ることができる光硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、トップエミッション方式の有機エレクトロルミネッセンス素子を封止するための有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤であって、光カチオン重合性化合物と、ヨウ素又は硫黄を中心元素に少なくとも1つのアリール基が炭素数が18以下のアルキレン基を介して結合しているオニウムカチオンからなるオニウムボレート錯体とを含有し、前記光カチオン重合性化合物100重量部に対するオニウムボレート錯体の配合量が0.1〜10重量部である有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤である。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、更に鋭意検討の結果、中心元素であるヨウ素又は硫黄に少なくとも1つのアリール基がアルキレン基を介して結合しているオニウムカチオンからなるオニウムボレート錯体をカチオン重合開始剤として用いた場合には、極めて透明性に優れしかも着色の極めて少ない硬化物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
従来、ヨウ素又は硫黄を中心元素とするオニウムカチオンからなるオニウムボレート錯体をカチオン重合開始剤として用いる場合、感光域を調整する目的で、少なくとも1つのアリール基を有することが必要があるところ、加熱したときに中心元素とアリール基のベンゼン環とが相互作用して着色の原因となっていたものと思われる。これに対して、本発明では、アリール基と中心元素との間にアルキレン基を介する場合には、このような相互作用が発生しなくなり、光ラジカル重合開始剤としての優れた性能を維持したまま、より着色の少ない硬化物を生じることができるものと思われる。
上記アリール基と中心元素との間に介されるアルキレン基としては特に限定されず、直鎖状、分岐状又は環状のいずれであってもよい。
上記アルキレン基の炭素数の好ましい上限は18である。18を超えると、樹脂への溶解性が悪くなり、硬化性に影響を与えたり、未溶解物が不純物として残存することがある。
上記オニウムカチオンの中心元素に結合する他の基としては特に限定されないが、アルキル基又はアリール基が好適である。ただし、他の基がアリール基を含む場合には、アリール基は中心元素に直結合せず、アルキレン基を介して結合することが好ましい。
上記オニウムボレート錯体のオニウムカチオンとしては特に限定されないが、例えば、下記一般式(1−1)、(1−2)、(1−3)により表されるものや、一般式(2−1)、(2−2)により表されるもの等が挙げられる。
Figure 0004555611
式(1−1)、(1−2)、(1−3)中、Arはアリール基を表し、Rは、炭素数1〜18の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基を表し、R、Rは、アルキル基又はアリール基を表す。
式(2−1)、(2−2)中、Arはアリール基を表し、Rは、炭素数1〜18の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基を表し、Rは、アルキル基又はアリール基を表す。
上記オニウムボレート錯体におけるオニウムカチオンの対イオンとしては特に限定されないが、下記一般式(3)で表されるアニオンが好適である。
Figure 0004555611
式(3)中、Bは、3価のホウ素を表し、R〜Rの少なくとも1個は、炭素数6〜30のハロゲン置換芳香族基を表す。
上記オニウムボレート錯体におけるオニウムカチオンの対イオンが、このようなホウ素を中心元素とするものである場合には、光カチオン重合開始剤として用いたときの酸強度が強くなるため、光硬化性樹脂組成物の硬化性が向上し、高いガラス転移温度を有する硬化物を得ることができる。その結果、光硬化性樹脂組成物の硬化物の透湿性(透湿度)が低下するため、この光硬化性樹脂組成物を用いて作製した例えば有機EL素子の寿命を長くすることができ、信頼性を高めることができる。
上記一般式(3)中、R〜Rの少なくとも1個は、炭素数6〜30のハロゲン置換芳香族基である。上記芳香族基としては、特に限定されるものではないが、例えば、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基等が挙げられる。また、ハロゲン置換基としては、特に限定されるものではないが、例えば、塩素、フッ素等が挙げられ、中でも、フッ素が好適に用いられる。上記ハロゲン置換基は、芳香族基の芳香族環に直接結合したハロゲン基であっても良いし、例えばハロ−ヒドロカルビル置換基の場合のように他の置換基の一部として導入されたものであっても良く、なかでも、フルオロ−ヒドロカルビル置換基が好ましい。
上記一般式(3)で表されるホウ素中心アニオンとしては特に限定されないが、例えば、[3,5−(CF、(C、(C−p−CF、(C−m−CF、(C−p−F)、(C(CH)B、(C(n−C)B、(C−p−CH(C)B、(CFB、(C(C)B、(CH(C−p−CF、(C(n−C1837O)B等が好適である。
上記好ましいホウ素中心アニオンは、ホウ素に結合した3個以上のハロゲン置換芳香族基を含有しており、そのハロゲン置換基としてはフッ素が最も好ましい。最も好ましいホウ素中心アニオンの例としては、例えば、[3,5−(CF、(C、(C(CH)B、(C(n−C)B、(CFB等が挙げられる。
上記一般式(3)で表されるホウ素中心アニオン分子量は、400以上であることが好ましい。400未満であると、分子が移動しやすくなって、上記オニウムボレート錯体を光カチオン重合開始剤として用いる本発明の光硬化性樹脂組成物を有機EL素子の製造に用いた場合に、電極腐食を起こすことがある。
上記オニウムボレート錯体におけるオニウムカチオンの対イオンとしては、上記一般式(3)で表されるホウ素中心アニオン以外にも、例えば、[3,5−(CFAl、(CAl、(C、(C)FSb、(C)F等;他のホウ素中心非求核的塩や;他の金属や半金属を含有している他の有用なアニオン等も用いることができる。
上記オニウムボレート錯体の吸収波長の好ましい下限は300nm、好ましい上限は400nmである。波長300nm未満の光を吸収するものであると、上記オニウムボレート錯体を光カチオン重合開始剤として用いる本発明の光硬化性樹脂組成物において、高圧水銀灯や超高圧水銀灯等を光源とする通常の光を使用したときに硬化が不充分となることがある。波長400nmを超える光を吸収するものであると、硬化進行過程において着色を起こすことがある。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、光カチオン重合性化合物を含有する。
上記光カチオン重合性化合物としては、分子内に少なくとも1個の光カチオン重合性官能基を有しているものであれば特に限定されず、例えば、分子内に少なくとも1個のエポキシ基、オキセタニル基、水酸基、ビニルエーテル基、エピスルフィド基、エチレンイミン基等を有する化合物等が挙げられる。なかでも、光カチオン重合性が高く、少ない光量でも効率的に光硬化が進行することから、分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有する化合物(以下、エポキシ系化合物ともいう)、又は、分子内に少なくとも1個のオキセタニル基を有する化合物(以下、オキセタニル系化合物ともいう)が好適に用いられる。
これらの光カチオン重合性化合物の性状(分子量)は特に限定されず、モノマー、オリゴマー、ポリマーのいずれであってもよい。また、これらの光カチオン重合性化合物は、単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
上記エポキシ系化合物としては特に限定されず、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂;脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、異節環状型エポキシ樹脂、多官能性エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂;水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂等のアルコール型エポキシ樹脂;臭素化エポキシ樹脂等のハロゲン化エポキシ樹脂;ゴム変性エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、エポキシ基含有ポリエステル樹脂、エポキシ基含有ポリウレタン樹脂、エポキシ基含有アクリル樹脂等が挙げられる。これらのエポキシ系化合物は単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
上記エポキシ系化合物のうち市販されているものとしては、例えば、ジャパンエポキシレジン社製の商品名「エピコート806」、「エピコート828」、「エピコート1001」、「エピコート1002」等の「エピコート」シリーズや、ダイセル化学工業社製の商品名「セロキサイド2021」等の「セロキサイド」シリーズ等が挙げられる。
上記オキセタニル系化合物としては特に限定されず、例えば、フェノキシメチルオキセタン、3,3−ビス(メトキシメチル)オキセタン、3,3−ビス(フェノキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−{[3−(トリエトキシシリル)プロポキシ]メチル}オキセタン、ジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル、オキセタニルシルセスキオキサン、フェノールノボラックオキセタン、1,4−ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン等が挙げられる。これらのオキセタニル系化合物は単独で用いられてもよく、2種類以上が併用されてもよい。
上記エポキシ系化合物、オキセタニル系化合物以外の光カチオン重合性化合物としては、例えば、エポキシド類、環状エーテル類、ビニルエーテル類、ビニルアミン類、不飽和炭化水素類、ラクトン類及び他の環状エステル類、ラクタム類、環状カーボネート類、環状アセタール類、アルデヒド類、環状アミン類、環状スルフィド類、シクロシロキサン類、シクロトリホスファゼン類及び他の光カチオン重合可能な基やモノマー等の少なくとも1個の光カチオン重合可能基を有している光カチオン重合性化合物が挙げられる。なかでも、エポキシドモノマー等の環状エーテルモノマーやビニル有機モノマー等が好適に用いられる。
本発明の光硬化性樹脂組成物中における、上記光カチオン重合性化合物とオニウムボレート錯体との配合比としては特に限定されないが、上記光カチオン重合性化合物100重量部に対するオニウムボレート錯体の配合量の好ましい下限は0.1重量部、好ましい上限は10重量部である。0.1重量部未満であると、光カチオン重合性化合物の光カチオン重合が充分に進行しなかったり、光硬化性樹脂組成物の光硬化が遅くなりすぎることがあり、10重量部を超えると、光硬化性樹脂組成物の光硬化が速くなりすぎて、作業性が低下したり、不均一な硬化物となりやすくなることがある。より好ましい下限は0.4重量部、より好ましい上限は5重量部である。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じて、光増感剤を含有してもよい。上記光増感剤としては特に限定されず、例えば、カルボニル化合物、有機硫黄化合物、過硫化物、レドックス系化合物、アゾ化合物、ジアゾ化合物、ハロゲン化合物、光還元性色素等が挙げられる。具体的には、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾイン誘導体;ベンゾフェノン、2,4−ジクロルベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;2−クロルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン等のチオキサントン誘導体;2−クロルアントラキノン、2−メチルアントラキノン等のアントラキノン誘導体等が挙げられる。これらの光増感剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明の光硬化性樹脂組成物中における上記光増感剤の含有量の好ましい下限は、光カチオン重合開始剤100重量部に対して1重量部、好ましい上限は500重量部である。より好ましい下限は10重量部、より好ましい上限は100重量部である。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、更に、硬化制御剤を含有することが好ましい。適当量の硬化制御剤を含有させることにより、光照射後の使用可能時間及び硬化時間を制御する反応調節剤としての機能を果たし、光硬化性樹脂組成物の作業性を大幅に向上させることができる。
上記硬化制御剤としては特に限定されず、例えば、水酸基を有する脂肪族炭化水素やポリエーテル化合物等が挙げられる。これらの硬化制御剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記水酸基を有する脂肪族炭化水素としては特に限定されず、例えば、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多官能水酸基含有化合物等が挙げられる。
上記ポリエーテル化合物としては特に限定されず、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール等のポリアルキレンオキサイドや、クラウンエーテル等が挙げられる。
なかでも、ポリアルキレンオキサイド及びクラウンエーテルが好適に用いられ、ポリアルキレンオキサイドとしてはポリオキシテトラメチレングリコールがより好適に用いられる。上記ポリアルキレンオキサイドの末端は特に限定されず、水酸基であってもよいし、他の化合物によりエーテル化やエステル化されていてもよく、エポキシ基等の官能基であってもよい。なかでも、前記光カチオン重合性化合物との反応性を有することから、水酸基やエポキシ基が好適である。
また、ポリアルキレンオキサイド付加ビスフェノール誘導体も好適に用いることができ、特に末端に水酸基又はエポキシ基を有するポリアルキレンオキサイド付加ビスフェノール誘導体がより好適である。これらのうち市販品としては、例えば、新日本理化社製の商品名「リカレジンBPO−20E」、「リカレジンBEO−60E」、「リカレジンPO−20」等の「リカレジン」シリーズ等が挙げられる。
上記クラウンエーテルとしては、例えば、12−クラウン−4,15−クラウン−5,18−クラウン−6等が挙げられる。
本発明の光硬化性樹脂組成物中における上記硬化制御剤の含有量の好ましい下限は、光カチオン重合開始剤100重量部に対して0.1重量部、好ましい上限は100重量部である。より好ましい下限は10重量部、より好ましい上限は50重量部である。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じて、例えば、粘接着性をより向上させるための粘接着性ポリマーや粘接着性付与剤(タッキファイヤー)、力学的物性や耐久性をより向上させるための充填剤、粘度を調整するための粘度調整剤、揺変性(チキソトロープ性)を付与するための揺変性付与剤(チキソトロープ剤)、力学的物性を改善するための物性調整剤、カップリング剤、補強剤、増量剤、軟化剤(可塑剤)、タレ防止剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、難燃剤、帯電防止剤、有機溶剤等の公知の各種添加剤を含有してもよい。また、着色性を阻害しない範囲で、一般的な光カチオン重合開始剤を併用してもよい。
本発明の光硬化性樹脂組成物を製造する方法としては特に限定されず、例えば、万能ミキサー、バンバリーミキサー、ニーダー、2本ロール、3本ロール、押出機等の公知の各種混練機を単独で用いるか又は併用して、上記光カチオン重合性化合物、オニウムボレート錯体及び必要に応じて配合される添加剤を、常温下又は加熱下で、常圧下、減圧下、加圧下又は不活性ガス気流下等の条件下で均一に混練する方法等が挙げられる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、好ましくは波長300nm以上、より好ましくは波長300〜400nmの光を含む光を照射することにより硬化する。
上記光を照射するための光源としては特に限定されず、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、エキシマレーザー、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイクロウェーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ、ナトリウムランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、蛍光灯、太陽光、電子線照射装置等が挙げられる。これらの光源は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
これらの光源の使用に際しては、例えば光カットフィルター等を用いて、熱線や波長300nm未満の光を除去することが好ましい。また、上記光源の光硬化性樹脂組成物への照射手順としては、例えば、各種光源の同時照射、時間差をおいての逐次照射、同時照射と逐次照射との組み合わせ照射等が挙げられ、いずれの照射手順を採ってもよい。
本発明の光硬化性樹脂組成物の硬化に際しては、光カチオン重合性化合物の光カチオン重合をより促進して、硬化時間をより短縮するために、光照射と同時に加熱を行ってもよい。上記加熱硬化を併用する場合の加熱温度としては特に限定されないが、50〜100℃程度であることが好ましい。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、硬化物の全光線透過率が80%以上であることが好ましい。80%未満であると、本発明の光硬化性樹脂組成物を有機EL素子の封入剤として用いた場合に、得られる有機EL素子の光学的特性が不充分となることがある。
なお、全光線透過率は、分光計(例えば、東京電色社製「AUTOMATIC HAZEMATER MODEL TC−III DPK」)等を用いて測定することができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、硬化物の波長350〜700nmの光の吸収率が80%以上であることが好ましい。80%未満であると、本発明の光硬化性樹脂組成物を有機EL素子の封入剤として用いた場合に、得られる有機EL素子の光学的特性が不充分となることがある。
なお、波長350〜700nmの光の吸収率は、色度計(例えば、東京電色社製「COLOR ANALYZER TC−1800M」)等を用いて測定することができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、硬化物のJIS Z 0208に準拠して85℃−85%RHの条件下で測定した透湿度が150g/m・24h/100μm以下であることが好ましい。150g/m・24h/100μmを超えると、本発明の光硬化性樹脂組成物を有機EL素子の封入剤として用いた場合に、得られる有機EL素子の寿命が短くなることがある。
本発明の光硬化性樹脂組成物の用途としては特に限定されず、例えば、接着剤、封止剤、片面テープ、両面テープ、封止フィルム、シーリング剤、コーティング剤、ライニング剤、印刷インキ、エレクトロニクス材料等の種々の用途に好適に用いることができる。なかでも、接着剤や封止剤として用いることが好ましい。また、これら接着剤、封止剤、片面テープ、両面テープ、封止フィルム等を用いて、ディスプレイ表示部等の透明又は半透明の構造体に好適に用いることができる。なかでも、トップエミッション方式の有機EL素子の封止剤として極めて好適である。
本発明の光硬化性樹脂組成物を用いてなる封止剤もまた、本発明の1つである。
本発明の光硬化性樹脂組成物又は封止剤を用いてなる表示素子もまた、本発明の1つである。このような表示素子としては、例えば、有機EL素子等が挙げられる。
本発明によれば、極めて着色が少なく透明性の高い硬化物を得ることができる光硬化性樹脂組成物を提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
(1)オニウムボレート錯体の調製
ジフェニル(ベンジル)スルホニウムクロライド0.213重量部を、蒸留水50重量部に溶解し、20℃にて攪拌しながら、ナトリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート1重量部を含有する水溶液50重量部を10分間かけて滴下した。生成した白色結晶を濾過し、蒸留水で洗浄した後、減圧乾燥して、下記式(4)で表されるオニウムボレート錯体を得た。
Figure 0004555611
(2)光硬化性樹脂組成物の調製
ビスフェノールF型エポキシ樹脂(商品名「エピコート806」、ジャパンエポキシレジン社製)100重量部に対して、得られたオニウムボレート錯体4重量部及び光増感剤(商品名「DETX−S」、日本化薬社製)0.1重量部を添加し、均一に攪拌混練した後、脱泡して、光硬化性樹脂組成物を製造した。
(比較例1)
ビスフェノールF型エポキシ樹脂(商品名「エピコート806」、ジャパンエポキシレジン社製)100重量部に対して、下記式(5)で表されるヨウ素(I)を含有する光カチオン重合開始剤(商品名「Rhotoinitiator2074」、Rhodia社製)0.6重量部及び光増感剤(商品名「DETX−S」、日本化薬社製)0.1重量部を添加し、均一に攪拌混練した後、脱泡して、光硬化性樹脂組成物を製造した。
Figure 0004555611
(比較例2)
(1)オニウムボレート錯体の調製
常温下で、トリフェニルスルホニウムブロマイド200mgを含有する水溶液に対して、ソジウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートの10重量%水分散液5gを滴下した。その後、遠心分離を5回行って、生成した沈殿物を濾別し、精製した後、乾燥して、下記式(6)で表されるオニウムボレート錯体を得た。
Figure 0004555611
(2)光硬化性樹脂組成物の調製
ビスフェノールF型エポキシ樹脂(商品名「エピコート806」、ジャパンエポキシレジン社製)100重量部に対して、得られたオニウムボレート錯体4重量部及び光増感剤(商品名「DETX−S」、日本化薬社製)0.1重量部を添加し、均一に攪拌混練した後、脱泡して、光硬化性樹脂組成物を製造した。
(評価)
実施例1及び比較例1、2で調製した光硬化性樹脂組成物を、アプリケーターを用いて離型処理が施されたポリエステルフィルム(商品名「#5011」、リンテック社製)の離型処理面に塗膜の厚みが150μmとなるように塗工した後、超高圧水銀灯を用いて20mWの光を100秒間(光照射量2000mJ)照射して塗膜を硬化させ、測定用サンプルを得た。
得られた測定用サンプルについて、以下の評価を行った。
結果を表1に示した。
(1)イエローインデックスの測定
測定用サンプルを80℃の雰囲気下に150時間放置した後、色差計「COLOR ANALYZER TC−1800M」を用いてイエローインデックスを測定した。
(2)全光線透過率の測定
分光光度計(商品名「COLOR ANALYZER TC−1800M」、東京電色社製)を用いて測定用サンプルの波長380〜780nmにおける全光線透過率を測定した。
(3)透湿度の測定
測定用サンプルを直径6cmの円形に裁断した後、塩化カルシウムが設置されたJIS Z 0208に規定のカップの上に載置し、周辺を蝋で固定した。次いで、85℃−85%RHの雰囲気下に24時間放置した後、重量変化を測定して、透湿度を求めた。
Figure 0004555611
本発明によれば、極めて着色が少なく透明性の高い硬化物を得ることができる光硬化性樹脂組成物を提供することができる。

Claims (2)

  1. トップエミッション方式の有機エレクトロルミネッセンス素子を封止するための有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤であって、
    光カチオン重合性化合物と、ヨウ素又は硫黄を中心元素に少なくとも1つのアリール基が炭素数が18以下のアルキレン基を介して結合しているオニウムカチオンからなるオニウムボレート錯体とを含有し、
    前記光カチオン重合性化合物100重量部に対するオニウムボレート錯体の配合量が0.1〜10重量部である
    ことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤。
  2. 請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤を用いて封止されていることを特徴とするトップエミッション方式の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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