JP4552877B2 - 冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、発熱体に取り付けた状態で冷媒を流すことによって、発熱体を冷却する冷却器に関する。
種々の局面で冷却器が必要とされる。例えば、パワーモジュールで制御する電力は大電力化しており、パワーモジュールに用いる半導体装置の発熱量が増大している。そこで、その半導体装置を効率的に冷却する冷却器が必要とされている。
特許文献1に、半導体装置等の発熱体に取り付けた状態で冷媒を流すことによって、発熱体を冷却する冷却器が開示されている。この冷却器は、内部に主流路を備えており、その主流路を水等の冷媒が流れる。冷媒の流動方向に沿った主流路の長さが発熱体の長さよりも長く、流動方向に直交する幅が発熱体の幅よりも広い。発熱体は、外壁を介して主流路に接しており、発熱体は主流路を流れる冷媒によって冷却される。
主流路を流れる冷媒は、発熱体を冷却することによって加熱される。従って、主流路の下流に至るほど、発熱体の冷却効率が低下してしまう。そこで、主流路とは別に副流路を設けた冷却器が開発されており、特許文献1に開示されている。この冷却器では、主流路を流れる冷媒が加熱されて冷却効率が低下する位置で、副流路から主流路に冷媒を供給する。すると、主流路を流れる冷媒の温度が低下し、冷却能力が回復する。
特開2005−79337号公報
上記の冷却器が意図したように機能するためには、副流路から連通路を経て主流路に流入する冷媒と主流路を流動してきた冷媒がよく混合する必要がある。主流路に流入する冷媒と主流路を流動してきた冷媒がよく混合しなければ、主流路内に冷えた冷媒が流れる領域と加熱された冷媒が流れる領域が形成されてしまう。発熱体を冷却する能力を高めるためには、主流路を流動する冷媒の温度を低温な均一温度に保つ必要がある。
従来の冷却器は、発熱体と主流路を分離する外壁、主流路、主流路と副流路を分離する隔壁、副流路、副流路を閉じる外壁の積層構造を備えている。副流路から流入する冷媒の温度は主流路を流動してきた冷媒の温度よりも低い。攪拌状態が悪いと、主流路の発熱体側を温度の高い冷媒が流れ、主流路の副流路側を冷たい冷媒が流れる。これでは、副流路から低温の冷媒を供給して冷却能力を回復する効果が十分に得られない。
本発明は、副流路から流入する冷媒と主流路を流動してきた冷媒がよく混合し、主流路を流れる冷媒が低温で均一な状態に保たれ、冷却能力にすぐれた冷却器を提供することを目的とする。
本発明は、発熱体に取り付けた状態で液体冷媒を流して用いる冷却器に関する。冷却器の内部には、主流路と副流路と連通路が形成されている。主流路は、一端が主流路用冷媒供給管に接続されており、他端が主流路用冷媒排出管に接続されており、発熱体を取り付ける面を有する壁部材の発熱体を取り付ける面の反対側の面に沿って伸びており、主流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて主流路用冷媒排出管に排出されるように構成されている。主流路を流動する液体冷媒が発熱体を冷却する。副流路は、一端が副流路用冷媒供給管に接続されており、他端が副流路用冷媒排出管に接続されており、主流路から隔てられた状態で主流路に沿って伸びており、副流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて副流路用冷媒排出管に排出されるように構成されている。連通路は、主流路の液体冷媒の流動方向の一部において主流路と副流路を連通しており、副流路内を流れる液体冷媒の一部が流入し、副流路から流入した液体冷媒が主流路に排出されるように構成されている。本発明の冷却器では、主流路に液体冷媒の流動を整える整流板が形成されている。その整流板は、液体冷媒が副流路から連通路を経て主流路に流入する領域で、不連続となっている。
上記の構成を有すると、液体冷媒が連通路から主流路に導入される領域では、整流板が形成されていない。整流板が途切れた領域では、液体冷媒の流れが乱れる。上記構成の冷却器によると、主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れた領域で、冷たい液体冷媒が主流路に導入される。液体冷媒の流れが乱れた部分に導入された液体冷媒は、主流路を流動してきた液体冷媒とよく混ざり合う。
本発明の技術によれば、副流路から流入する冷たい液体冷媒と、主流路を流動して昇温された液体冷媒がよく混ざり合う。冷えた液体冷媒と昇温した液体冷媒がよく混ざりあい、液体冷媒の温度が一様に低下したところで再び整流板によって液体冷媒の流れが整えられる。
主流路を流動する液体冷媒の流れが整流されていると、気泡の発生が抑制される。気泡の発生によって、冷却効率が低下することが避けられる。
本発明の冷却器によれば、発熱体を効率よく冷却することができる。
本発明の他の冷却器では、液体冷媒が副流路から連通路を経て主流路に流入する領域において、主流路の液体冷媒の流動方向と交差する方向に伸びる溝が主流路に形成されている。
上記の構成によれば、溝が形成されていない領域では、液体冷媒は主流路の底壁と略平行に流れる。溝が形成されている領域では、液体冷媒は溝底に向かって流れる。液体冷媒の流動方向が変わることで、液体冷媒の流れが一時的に乱れる。
本冷却器では、主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れる領域、即ち、主流路に溝が形成されている領域において、副流路からの冷たい液体冷媒が流入する。主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れた部分に副流路からの冷たい液体冷媒が流入するために、主流路を流動して昇温された液体冷媒と主流路に流入した低温の液体冷媒がよく混ざり合う。
本発明の技術によれば、温度が一様に低下した液体冷媒を主流路に流すことができ、発熱体を効率よく冷却することができる。
本発明の他の冷却器では、液体冷媒が副流路から連通路を経て主流路に流入する領域において、主流路の液体冷媒の流動方向と交差する方向に伸びる仕切り壁が主流路に形成されている。その仕切り壁の上部には、液体冷媒が流通可能な隙間が確保されている。
上記の構成によれば、仕切り壁が形成されていない領域では、液体冷媒は主流路の底壁と略平行に流れる。仕切り壁が形成されている領域では、液体冷媒は、仕切り壁の上部の隙間に向かって流れる。液体冷媒の流動方向が変わることで、液体冷媒の流れが一時的に乱れる。
本冷却器では、主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れる領域、即ち、主流路に仕切り壁が形成されている領域において、副流路からの冷たい液体冷媒が流入する。主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れた部分に液体冷媒が流入するために、主流路を流動して昇温された液体冷媒と主流路に流入した低温の液体冷媒がよく混ざり合う。
本発明の技術によれば、温度が一様に低下した液体冷媒を主流路に流すことができ、発熱体を効率よく冷却することができる。
本発明の他の冷却器では、主流路の長さ方向の複数個所において、連通路が主流路と副流路を連通している。
本冷却器では、上流側の連通路から下流側の連通路に至る範囲では、主流路の深さが連続的に変化し、連通路が形成されている領域で、主流路の深さが不連続的に変化する。
「深さが連続的に変化する」とは、主流路の底面が液体冷媒の流動方向に沿って傾斜していることをいう。主流路の底面は、上流から下流に向けて徐々に深くなるように傾斜してもよいし、徐々に浅くなるように傾斜していてもよい。その傾斜は、直線状であってもよいし、緩やかな曲線状であってもよい。また、「深さが不連続的に変化する」とは、主流路の底面が急激に変化していることをいう。例えば、段差状に急激に浅くなっていてもよいし、急激に深くなっていてもよい。
主流路の深さが連続的に変化している領域では、液体冷媒の流れは乱れにくい。主流路の深さが不連続的に変化している領域では、液体冷媒の流れが乱れる。
本冷却器では、主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れる領域、即ち、主流路の深さが不連続的に変化している領域において、副流路からの冷たい液体冷媒が流入する。主流路を流動する液体冷媒の流れが乱れた部分に液体冷媒が流入するために、主流路を流動して昇温された液体冷媒と主流路に流入した低温の液体冷媒がよく混ざり合う。
本発明の技術によれば、温度が一様に低下した液体冷媒を主流路に流すことができ、発熱体を効率よく冷却することができる。
本発明の冷却器において、副流路は、隔壁によって主流路から隔てられた状態で主流路の水平面上の側方に沿って伸びており、連通路は、主流路の液体冷媒の流動方向の一部において隔壁を主流路の液体冷媒の流動方向と交差する方向に貫通し、主流路と副流路を連通していると好ましい。
副流路が主流路の水平面上に沿って形成されている場合、発熱体は、主流路の上面にのみ配置される。上記の構成によれば、発熱体は主流路のみと重なり合い、副流路と重なり合わない。副流路の液体冷媒に発熱体の熱が伝播しにくい。主流路には、上流下流を問わず、副流路から冷えた液体冷媒が供給される。
本発明は、内部を流通する液体冷媒の温度が沸点近くに設定されている冷却器に適用するとよい。
冷却器が発熱体を冷却するとき、冷却器内の液体冷媒が沸騰していると、冷却能力が高くなる。その一方で、液体冷媒が沸騰すると、冷却器内に気泡が発生する。冷却器内にその気泡が蓄積すると、断熱層が形成される。この断熱層は、冷却器の冷却能力が低下するバーンアウト現象の要因となる。液体冷媒の沸騰による気泡は、液体冷媒の温度を下げることで消滅する。従って、バーンアウト現象は、液体冷媒の温度を下げることで抑制される。
本発明の冷却器は、発熱体が設置される面を有する主流路と、発熱体が設置されない副流路を有している。主流路を流れる液体冷媒の温度は、発熱体からの熱吸収により昇温する。液体冷媒の温度を沸点近くに設定した場合、発熱体からの熱を吸収することで液体冷媒が沸騰する。主流路内には、液体冷媒の沸騰による気泡が発生する。本発明の構成によれば、副流路から温度の低い液体冷媒が主流路に流れ込む。主流路に発生した気泡には、副流路の低温の液体冷媒が衝突する。また、副流路の低温の液体冷媒は、主流路に流れていた液体冷媒と良く混合する。副流路から流入する液体冷媒の効果で、主流路に発生した気泡は、瞬時に冷やされて凝結し、液化する。本発明の冷却器に沸点近くの液体冷媒を内部に流通すると、バーンアウト現象の発生が抑制された、優れた冷却性能を有する冷却器を得ることができる。
以下に示す実施例の特徴を最初に列記する。
(特徴1)冷却器は、パワーモジュールを冷却する。
(特徴2)冷却器は、冷却器の制御温度上限に近い沸点を持つ冷媒を用いている。冷却器は、冷媒の沸騰熱を利用した沸騰冷却を行っている。
(特徴3)冷却器は、主流路の幅方向に並んで配置された複数の整流板を備える。
(特徴4)整流板は伝熱板を兼用しており、パワーモジュールの熱を冷媒に伝熱する。
(特徴5)冷却器は、上流側の仕切り壁の上部から下流側の仕切り壁の下部に向けて主流路の深さが徐々に深くなっている。
上記の構成によれば、上流側の仕切り壁の上部から下流側の仕切り壁の下部に向けて徐々に深くなる傾斜部が形成される。冷媒は、傾斜部を通過するときに流れが加速する。上記の構成の冷却器では、冷媒は、上流側の仕切り壁の上部から下向きに傾斜している傾斜部で加速したところで、下流側の仕切り壁でせき止められる。下流側の仕切り壁の下部では、冷媒の流れが急激に乱れる。冷媒の流れが急激に乱れたところで副流路から冷えた冷媒が流れ込む。副流路からの冷たい冷媒と主流路内の暖かい冷媒が、効率よく混ざり合う。
(特徴6)特徴5を有する冷却器において、傾斜部と仕切り壁の間には、傾斜部の裾野から連続した平坦部が形成されている。
(特徴7)冷却器は、上流側の連通路から下流側の連通路に至る範囲で徐々に主流路の深さが浅くなっており、連通路が形成されている領域で、その深さが急激に深くなる絶壁を有している。
上記の構成によれば、主流路は、流通方向に沿って上昇する傾斜部を有している。冷媒は、傾斜部を通過するときに、冷媒の流れが整えられる。そして冷媒は、流動方向に沿って上昇する傾斜部で流れが整ったところで、絶壁の上部から一気に落ちる。絶壁の下部領域では、冷媒の流れが急激に乱れる。冷媒の流れが急激に乱れたところで副流路から低温の冷媒が流れ込む。副流路からの冷たい冷媒と主流路内の暖かい冷媒が、効率よく混ざり合う。
(特徴8)特徴7を有する冷却器において、絶壁と傾斜部の間には絶壁の下部から傾斜部の裾野に連続する平坦部が形成されている。
参考例
参考例の冷却器10について、図1を参照して説明する。冷却器10は、上部にパワーモジュール100を設置して冷却する冷却器である。冷却器10の形状は、上面と下面が広い扁平形状である。冷却器10にパワーモジュール100を設置した状態では、パワーモジュール100の下面と冷却器10の上面が密着する。冷却器10は、内部に冷媒を流通し、パワーモジュール100を冷却する。冷却器10の主流路30を流れる冷媒の温度は、沸点近くに設定されている。冷媒がパワーモジュール100の熱を吸収するときに、冷媒は沸騰する。水やその他の液体は、沸騰するための熱(沸騰熱)を他の媒体から吸収する。パワーモジュール100の制御したい温度の上限に近い沸点の冷媒を用いると、冷却器10は、パワーモジュール100の熱をよく吸収する。
図1は冷却器10の部分平面図である。図1に示すように、冷却器10の内部には、主流路30と一対の副流路20と複数個の連通路40を備える。図1では、パワーモジュール100の設置部位を仮想線で示している。図1に示すように、パワーモジュール100は、下面の全域が主流路30の上部に位置するように設置される。なお、図1において、紙面の手前側が冷却器10の上部であり、紙面の奥側が冷却器10の下部である。
図1に示すように、冷却器10の内部には、一対の副流路20、20が主流路30を挟んで並列した状態で設けられている。冷却器10は、主流路30を中心とした対称の構造である。副流路20と主流路30の間には連通路40が設けられている。連通路40は、長さ方向に間隔をおいた複数の位置において、主流路30と副流路20の間の隔壁48を貫通している。
冷却器10は、主流路30の底部に複数の整流板群50、52、54を備えている。整流板群50、52、54を構成する個々の整流板50a、50b、50c、50d、50e、52a、52b、52c、52d、52e、54a、54b、54c、54d、54eは、主流路30の流路に沿って略平行に形成されている。整流板群50、52、54は、主流路30の底壁面と一体化している。整流板群50、52、54が形成されることで、パワーモジュール100の熱を冷媒に放熱する面積が増える。冷却器30は、整流板群50、52、54を有することで放熱能力が向上している。
整流板50a、50b、50c、50d、50eは、流路に沿って略平行に形成されており、幅方向に整列して整流板群50を形成している。整流板群50は、主流路30の主流路用冷媒供給管60の主流路用冷媒排出管(図示しない)側に形成されている。整流板群50と主流路用冷媒供給管60の間には、供給された冷媒が幅方向に広がるだけのスペースが確保されている。
整流板52a、52b、52c、52d、52eは、主流路30に沿って略平行に形成されており、幅方向に整列して整流板群52を形成している。
整流板群50と整流板群52は離れている。即ち、整流板群50と整流板群52は不連続であり、両者間に間隙が形成されている。一対の連通路40は、整流板群50と整流板群52の間隔に形成されている。即ち、一対の連通路40は、整流板群50と整流板群52の不連続部分に形成されている。
整流板54a、54b、54c、54d、54eは、主流路30に沿って略平行に形成されており、幅方向に整列して整流板群54を形成している。
整流板群52と整流板群54は離れている。即ち、整流板群52と整流板群54は不連続であり、両者間に間隙が形成されている。一対の連通路40は、整流板群52と整流板群54の間隔に形成されている。即ち、一対の連通路40は、整流板群52と整流板群54の不連続部分に形成されている。
以下同様の構造が、主流路30の流動方向に沿って繰り返して形成されている。
図1に示す矢印は、冷媒が流れる方向である。主流路30を流れる冷媒は、主流路30の一方の端部に設けられた主流路用冷媒供給管60から供給され、他方の端部に設けられた主流路用冷媒排出管(図示しない)から排出される。副流路20を流れる冷媒は、主流路30の主流路用冷媒排出管側の端部にある副流路用冷媒供給管(図示しない)から供給され、主流路用冷媒供給管60側にある副流路用冷媒排出管76から排出される。図1の矢印が示すように、副流路20を流れる冷媒の流動方向は、主流路30を流れる冷媒の流動方向と反対である。連通路40では、副流路20を流れる冷媒が主流路30に向けて流れる。主流路30の下流側には副流路20の上流側の冷媒が流入し、主流路30の上流側には副流路20の下流側の冷媒が流入する。副流路20から連通路40を経て主流路30に低温な冷媒が流入するので、主流路30を流れる冷媒の温度上昇が抑制される。主流路30を流れる冷媒は、パワーモジュール100を冷却することによって昇温される。主流路30に副流路20から低温の冷媒が流入供給することで、主流路30の下流側を流れる冷媒の温度が過度に上昇することが防止される。
本冷却器10には、整流板群50、52、54が設けられている。この整流板群50、52、54は、前記したように、連通路40から冷媒が流れ込む領域をちょうど避けるように設けられている。整流板群50、52が途切れることで、整流板群50、52、54で整えられていた冷媒の流れが乱れる。冷却器10の主流路30には、パワーモジュール100の制御したい温度の上限に近い沸点の冷媒が流れている。沸点に近い温度の冷媒は、沸騰してしまうと沸騰蒸気の気泡が発生する。沸点に近い温度の冷媒は、冷却能力に優れる。しかし、沸騰蒸気の気泡が大きく成長すると、気泡の断熱効果で冷却能力が逆に低下するバーンアウト現象が生じる。冷媒の流れが乱れると、気泡がつぶれる。整流板群50、52、54が不連続的に形成されていることによって、主流路30内で気泡が大きく成長する現象が抑制される。
さらに、主流路30を流れる冷媒の流れが乱れる領域で、副流路20から低温の冷媒が流れ込む。低温の冷媒と沸騰蒸気の気泡が接触することで、気泡は凝縮される。また、図1中の矢印が示すように、主流路30に流入した低温の冷媒は、主流路30を流れる冷媒の流れの乱れによってよく攪拌される。結果、主流路30を流れる冷媒は、均一に冷やされる。
参考例の冷却器10は、主流路30に上記の構成の整流板群50、52、54が設けられているため、すぐれた冷却能力を有している。
第1実施例
図2〜図4を用いて、本実施例の冷却器110について説明する。図2〜4中の矢印は、冷媒の流動方向を示している。なお、上記参考例と重複する説明は省略する。
図2は、冷却器110の部分平面図である。図2に示すように、冷却器110の内部には、主流路130と、一対の副流路120と、複数の連通路140を備える。冷媒の温度は、参考例と同様に沸点に近い。このため、冷却器110内では、沸騰蒸気の気泡が形成される。冷却器110は、上壁部材112と下壁部材114を重ね合わせて組み立てられる(図3の参照)。上壁部材112は、平板である。下壁部材114の一方の面には、主流路130用の溝と、副流路120用の溝と、連通路140用の溝が設けられている。また、下壁部材114には、主流路130と副流路120の間の隔壁148を構成する突条も形成されている。
図2に示すように、冷却器110の内部には、副流路120と主流路130と副流路120のが、幅方向に順に並列した状態で設けられている。冷却器110は、主流路130を中心とした対称の構造である。副流路120と主流路130の間には、連通路140が設けられている。連通路140は、主流路130と副流路120を隔てる隔壁148を貫通した状態で設けられている。そして、連通路140は、主流路130に溝150が形成されている領域で連通する。主流路130の流動方向の複数個所に溝150が形成されている。それに対応して、主流路130の流動方向の複数個所に連通路140が形成されている。溝150については、後で説明する。
図2に示す矢印は、冷媒が流れる方向である。主流路130を流れる冷媒は、主流路130の一方の端部に設けられた主流路用冷媒供給管160から供給され、他方の端部に設けられた主流路用冷媒排出管(図示しない)から排出される。副流路120を流れる冷媒は、主流路130の主流路用冷媒排出管側の端部にある副流路用冷媒供給管(図示しない)から供給され、主流路用冷媒供給管160側にある副流路用冷媒排出管176側から排出される。図2の矢印が示すように、副流路120を流れる冷媒の流動方向は、主流路130を流れる冷媒の流動方向と反対である。
図3は、図2のIII−III線断面図である。図3に示すように、主流路130は浅く形成されている。このため、主流路130内の冷媒の流れは速い。冷却効率は、冷媒の流れが速いほど向上する。冷却器110は、主流路130が浅いので冷媒の流れが速い。冷却器110は、パワーモジュール100を冷却する能力にすぐれている。
図2、3に示すように主流路130には、幅方向に伸びる溝150が形成されている。溝150は、主流路130の幅方向に伸びるように形成されている。冷却器110は、主流路130の底部に溝150を設けるだけでよく、作製が容易である。
冷媒は、溝150を横断するときに、一時的に流速が遅くなる。これにより、沸騰蒸気からなる気泡は、溝150の上部に集合する。図4は、溝150付近の断面形状を示す部分断面図である。図4に示すように、主流路130を流れる冷媒は、溝150を通過するときに溝150内に流れ込む。流れ込んだ冷媒は溝150内で上下方向に循環するように流れる。溝150が形成されることで、主流路130を流れる冷媒の流れが乱れる。
図2の矢印が示すように、溝150が形成された領域には、副流路120からの低温の冷媒が連通路140を通じて流れ込む。冷えた冷媒と沸騰蒸気の気泡が接触することで、沸騰蒸気の気泡は凝縮される。また、前記したように溝150が設けられた領域は、主流路130の冷媒の流れが乱れる領域である。連通路140を経て主流路130に流れ込んだ冷媒は、主流路130を流れる冷媒の乱れによってよく攪拌される。結果、主流路130内の冷媒は均一に冷やされる。
本冷却器110は、主流路130に上記の溝150が設けられているため、冷却能力が高い。
第2実施例
図5〜図7を用いて、本実施例の冷却器210について説明する。図5〜7中の矢印は、冷媒の流動方向を示している。なお、他の実施例と重複する説明は省略する。
図5は、冷却器210の部分平面図である。図5に示すように、冷却器210の内部には、主流路230と、一対の副流路220と、複数の連通路240を備える。冷媒の温度は、他の実施例と同様に沸点に近い。冷却器210内では、沸騰蒸気の気泡が形成される。
図5の矢印が示すように、主流路230を流れる冷媒は、主流路230の一方の端部に設けられた主流路用冷媒供給管260から供給され、他方の端部に設けられた主流路用冷媒排出管(図示しない)から排出される。副流路220を流れる冷媒は、主流路230の主流路用冷媒排出管側の端部にある副流路用冷媒供給管(図示しない)から供給され、主流路用冷媒供給管260側にある副流路用冷媒排出管276側から排出される。図5の矢印が示すように、副流路220を流れる冷媒の流動方向は、主流路230を流れる冷媒の流動方向と反対である。
冷却器210は、上壁部材212と下壁部材214を重ね合わせて組み立てられる(図6の断面図参照)。上壁部材212は、平板である。下壁部材214の一方の面には、主流路230用の溝と、副流路220用の溝と、連通路240用の溝が設けられている。また、下壁部材214には、主流路230と副流路220の間の隔壁248を構成する突条も形成されている。
図6は、図5のVI−VI線断面図である。図5、6に示すように、主流路230には、底部に沿って傾斜部254と平坦部252と仕切り壁250が形成されている。主流路230の底部には、傾斜部254、平坦部252及び仕切り壁250の順で並んだサイクル256が繰り返されている。図6に示すように、傾斜部254は、冷媒の流動方向に沿って下る傾斜である。平坦部252は、連通路240から冷媒が流入してくる領域に形成されている。仕切り壁250は、平坦部252から垂直上方に伸びるように形成されている。仕切り壁250の上部は上壁部材212には当接しておらず、冷媒が流通可能な隙間が確保されている。仕切り壁250の上部は、流動方向に沿って下向きに傾斜しており、その傾斜は次のサイクル256の傾斜部254を形成している。冷却器210は、冷媒の流動断面積が広く確保される。冷却器210は、冷媒を供給するときのポンプの負担を軽減することができる。
図7は、傾斜部254と平坦部252と仕切り壁250のサイクル256部分を拡大した断面図を示している。図7に示す矢印は、冷媒の流れを詳細に示している。図6、7に示すように、主流路230に導入された冷媒は、主流路230の傾斜部254に沿う流れが生じる。傾斜部254に沿った流れは、仕切り壁250にぶつかり、仕切り壁250に沿った上向きの流れが生じる。仕切り壁250にぶつかることで、冷媒の流れは乱れる。そして、平坦部252付近で、冷媒は、上下方向に循環するような流れが生じる。冷媒は、平坦部252が形成されていることで必要以上に乱れることなく、スムースに循環する。
また、流れてきた冷媒が仕切り壁250にぶつかると、冷媒の流れがさえぎられる。このため、冷媒と一緒に流れてきた沸騰蒸気の気泡が仕切り壁250の近辺に停滞する。
また、図5に示すように、平坦部252から仕切り壁250が形成された領域には、副流路220のよく冷えた冷媒が連通路240を通じて流れ込む。冷えた冷媒と沸騰蒸気の気泡が接触することで、気泡は凝縮される。また、前記したように仕切り壁250が形成された領域は、主流路230の冷媒の流れが乱れる領域である。連通路240を通じて流れ込んだ冷媒は、その流れの乱れによってよく攪拌される。結果、主流路230内の冷媒は均一に冷やされる。
本冷却器210は、主流路230の流動方向に沿って下る傾斜部254と平坦部252と仕切り壁250が設けられているため、冷却能力に優れる。
第3実施例
図8〜図10を用いて、本実施例の冷却器310について説明する。図8〜10中の矢印は、冷媒の流動方向を示している。なお、他の実施例と重複する説明は省略する。
図8は、冷却器310の部分平面図である。図8に示すように、冷却器310の内部には、主流路330と、一対の副流路320と、複数の340を備える。冷媒の温度は、他の実施例と同様に沸点に近い。冷却器310内では、沸騰蒸気の気泡が形成される。
図8に示す矢印は、冷媒が流れる方向である。主流路330を流れる冷媒は、主流路330の一方の端部に設けられた主流路用冷媒供給管360から供給され、他方の端部に設けられた主流路用冷媒排出管(図示しない)から排出される。副流路320を流れる冷媒は、主流路330の主流路用冷媒排出管側の端部にある副流路用冷媒供給管(図示しない)から供給され、主流路用冷媒供給管360側にある副流路用冷媒排出管376側から排出される。図8の矢印が示すように、副流路320の冷媒の流れは、主流路330の冷媒の流れと反対である。
冷却器310は、上壁部材312と下壁部材314を重ね合わせて組み立てられる(図9の断面図参照)。上壁部材312は、平板である。下壁部材314の一方の面には、主流路330用の溝と、副流路320用の溝と、連通路340用の溝が設けられている。また、下壁部材314には、主流路330と副流路320の間の隔壁348を構成する突条も形成されている。
図9は、図8のIX−IX線断面図である。図9に示すように、主流路330の底部には、傾斜部354、絶壁350及び平坦部352の順で並んだサイクル356が繰り返されている。傾斜部354は、絶壁350の上部に向けて平坦部352から上るように形成されている。絶壁350は傾斜部354の上部から垂直に下るように形成されている。平坦部352は、傾斜部354の下部と絶壁350の下部の間に形成されている。主流路330の最も主流路用冷媒供給管360側には、傾斜部354が形成されておらず、平坦なプラトー領域358が形成されている。プラトー領域358の流通方向の端部には、垂直に下る絶壁350が形成されている。
次に主流路330における冷媒の流れについて説明する。
図10は、傾斜部354と絶壁350と平坦部352のサイクル356部分を拡大した断面図を示している。図10に示す矢印は、冷媒の流れを詳細に示している。サイクル356において、冷媒は、傾斜部354を流れるときはその傾斜に沿って上る方向に流れる。傾斜部354を上りきったところで、冷媒は、絶壁350の上部から下方に向けて一気に落ちる。絶壁350の下部に落ち込んだ冷媒は、平坦部352の面と垂直方向に押し返される。主流路330の冷媒は、絶壁350と平坦部352の間で流れが乱れる。冷媒は、平坦部352が形成されていることで必要以上に乱れない。なお、主流路用冷媒供給管360側では、傾斜部354の代わりにプラトー領域358が形成されている。
図8に示すように、平坦部352が形成された領域には、副流路320のよく冷えた冷媒が連通路340を通じて流れ込む。冷えた冷媒と沸騰蒸気の気泡が接触することで、気泡は凝縮される。また、前記したように絶壁350が形成された領域は、主流路330の冷媒の流れが乱れる領域である。連通路340を通じて流れ込んだ冷媒は、その流れの乱れによってよく攪拌される。結果、主流路330内の冷媒は均一に冷やされる。
本冷却器310は、主流路330に流動方向に沿って上る傾斜部354と絶壁350と平坦部352が設けられているため、冷却能力に優れる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、冷却器を流れる冷媒の種類も、限定されない。例えば、水のほか、フルオロカーボン等の有機冷媒を用いてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
参考例の冷却器を示す部分平面図である。 第1実施例の冷却器を示す部分平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 第1実施例の冷却器を部分的に拡大した拡大断面図である。 第2実施例の冷却器を示す部分平面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 第2実施例の冷却器を部分的に拡大した拡大断面図である。 第3実施例の冷却器を示す部分平面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 第3実施例の冷却器を部分的に拡大した拡大断面図である。
符号の説明
10、110、210、310 冷却器
20、120、220、320 副流路
30、130、230、330 主流路
40、140、240、340 連通路
48、148、248、348 隔壁
50a、50b、50c、50d、50e、52a、52b、52c、52d、52e、54a、54b、54c、54d、54e、整流板
50、52、54 整流板群
60、160、260、360 主流路用冷媒供給管
76、176、276、376 副流路用冷媒排出管
150 溝
250 仕切り壁
252、352 平坦部
254、354 傾斜部
350 絶壁
358 プラトー領域

Claims (4)

  1. 発熱体に取り付けて液体冷媒を流して用いる冷却器であり、
    内部に主流路と副流路と連通路が形成されており、
    主流路は、一端が主流路用冷媒供給管に接続されており、他端が主流路用冷媒排出管に接続されており、発熱体を取り付ける面を有する壁部材の発熱体を取り付ける面の反対側の面に沿って伸びており、主流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて主流路用冷媒排出管に排出されるように構成されており、
    副流路は、一端が副流路用冷媒供給管に接続されており、他端が副流路用冷媒排出管に接続されており、主流路から隔てられた状態で主流路に沿って伸びており、副流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて副流路用冷媒排出管に排出されるように構成されており、
    連通路は、主流路の液体冷媒の流動方向の一部において主流路と副流路を連通しており、副流路内を流れる液体冷媒の一部が流入し、副流路から流入した液体冷媒が主流路に排出されるように構成されており、
    主流路には、液体冷媒が副流路から連通路を経て主流路に流入する領域で、主流路の液体冷媒の流動方向と交差する方向に伸びる溝が形成されていることを特徴とする冷却器。
  2. 発熱体に取り付けて液体冷媒を流して用いる冷却器であり、
    内部に主流路と副流路と連通路が形成されており、
    主流路は、一端が主流路用冷媒供給管に接続されており、他端が主流路用冷媒排出管に接続されており、発熱体を取り付ける面を有する壁部材の発熱体を取り付ける面の反対側の面に沿って伸びており、主流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて主流路用冷媒排出管に排出されるように構成されており、
    副流路は、一端が副流路用冷媒供給管に接続されており、他端が副流路用冷媒排出管に接続されており、主流路から隔てられた状態で主流路に沿って伸びており、副流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて副流路用冷媒排出管に排出されるように構成されており、
    連通路は、主流路の液体冷媒の流動方向の一部において主流路と副流路を連通しており、副流路内を流れる液体冷媒の一部が流入し、副流路から流入した液体冷媒が主流路に排出されるように構成されており、
    主流路には、液体冷媒が副流路から連通路を経て主流路に流入する領域で、主流路の液体冷媒の流動方向と交差する方向に伸びる仕切り壁が形成されており、その仕切り壁の上部に液体冷媒が流通可能な隙間が確保されていることを特徴とする冷却器。
  3. 発熱体に取り付けて液体冷媒を流して用いる冷却器であり、
    内部に主流路と副流路と連通路が形成されており、
    主流路は、一端が主流路用冷媒供給管に接続されており、他端が主流路用冷媒排出管に接続されており、発熱体を取り付ける面を有する壁部材の発熱体を取り付ける面の反対側の面に沿って伸びており、主流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて主流路用冷媒排出管に排出されるように構成されており、
    副流路は、一端が副流路用冷媒供給管に接続されており、他端が副流路用冷媒排出管に接続されており、主流路から隔てられた状態で主流路に沿って伸びており、副流路用冷媒供給管から供給される液体冷媒が内部を流れて副流路用冷媒排出管に排出されるように構成されており、
    連通路は、主流路の液体冷媒の流動方向の複数個所において主流路と副流路を連通しており、副流路内を流れる液体冷媒の一部が流入し、副流路から流入した液体冷媒が主流路に排出されるように構成されており、
    主流路は、上流側の連通路から下流側の連通路に至る範囲で、その深さが連続的に変化し、連通路が形成されている領域で、その深さが不連続的に変化していることを特徴とする冷却器。
  4. 副流路は、隔壁によって主流路から隔てられた状態で主流路の水平面上の側方に沿って伸びており
    連通路は、主流路の液体冷媒の流動方向の一部において隔壁を主流路の液体冷媒の流動方向と交差する方向に貫通し、主流路と副流路を連通していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項の冷却器。
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