JP4552539B2 - ローダ装置の段取り替え部品 - Google Patents

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Description

この発明は、旋盤やその他の工作機械等にワークを供給するガントリ形式等のローダ装置における段取り替え部品に関する。
この種のローダ装置では、前後左右および上下に移動可能なローダヘッドに、開閉爪とプッシャーとを設け、開閉爪で把持したワークを、爪開き時にプッシャーで押し出して工作機械等へ受け渡すように構成したものが一般的である。この場合、ワークの寸法や形状が変わると、開閉爪やプッシャーを、ワークの寸法や形状に合わせてそれぞれ別々に交換する段取り替えが行われる。上記開閉爪は、マスター爪に交換可能に取付けられていて、マスター爪がチャック開閉のためのスライド動作をする。
しかし、ワークの多様化が進むにつれて、開閉爪やプッシャーを交換する段取り替えの回数が増えて来ている。また、段取り替え時間の短縮の要望も増して来ている。上記開閉爪は、通常は3つ設けられ、個々に交換する必要があるため、交換する部品の個数が多くて段取り替え時間が長くなる。
そこで、本発明者は、複数のマスター爪を含むチャック部分を、ローダヘッドに対して着脱自在な段取り替え部品として構成し、この段取り替え部品ごと交換することを考えた。マスター爪は、段取り替え部品の基台に設置されたものとする。
しかし、段取り替え部品の基台をローダヘッドから取り外すと、マスター爪がローダヘッドの開閉機構から外れることになる。この状態ではマスター爪は自由にスライドでき、そのスライドにより抜け落ちて作業の妨げになるという問題点が生じる。
この発明の目的は、ローダヘッドに対して開閉爪等の交換を行う段取り替えの所要時間を短縮でき、かつ段取り替え作業時にマスター爪が抜け落ちる問題のないローダ装置の段取り替え部品を提供することである。
この発明の他の目的は、マスター爪の抜け落ち規制の解除作業を、段取り替え部品の装着時に特に必要とせず、簡単に段取り替え部品を使用可能状態に装着できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、段取り替え部品をローダヘッドに対して着脱するだけで済み、その他の処置が不要なものとすることである。
この発明のローダ装置の段取り替え部品は、対象装置にワークを供給するローダ装置において、ローダヘッドに対して着脱自在に取付けられる段取り替え部品であって、基台と、ワークを把持する爪が取付けられ前記基台に対してスライド自在なマスター爪と、前記基台を前記ローダヘッドから外した状態では前記基台におけるマスター爪のスライド方向の位置を規制する位置規制手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、ローダヘッドに対して段取り替え部品を交換して取付けることで、ワークを把持する複数の爪が同時に交換され、個々に交換する必要がない。そのため、交換する部品の点数が少なくて済み、段取り替えの所要時間を短縮できる。また、段取り替え部品の基台をローダヘッドから外した状態では、基台におけるマスター爪のスライド方向の位置を位置規制手段が規制するので、段取り替えの作業時に基台からマスター爪が抜け落ちることがなく、段取り替え作業を容易に行うことができる。
なお、ワークを押し出すプッシャーを段取り替え部品に設けても良く、その場合、プッシャーも段取り替え部品ごと同時に交換される。
記位置規制手段は、マスター爪を前記基台に取付けた状態で、前記基台におけるマスター爪のスライド方向の位置の規制を解除するものとする。
この構成の場合、段取り替え部品をローダヘッドに取付けた状態では、位置規制手段による規制が解除されるで、特別な位置規制解除操作を行うことなく、段取り替え部品の取付けを行うだけで、爪の開閉を行うマスター爪のスライド動作が可能となる。
記マスター爪の前記基台側の摺動面に係合凹部が設けられ、前記位置規制手段は、前記係合凹部の深さ方向に沿って係合凹部に対して進退するピン状部材と、このピン状部材を進退方向に付勢する付勢手段と、前記ピン状部材の側方に位置し、一端が基台端から突出するピン状部材操作端となり、他端が、前記ピン状部材の退避側端に連結された連結部材に回動自在に連結される操作ピンとで構成され、前記ピン状部材操作端は、前記基台がローダヘッドに装着されると基台内に引き込まれ、これによりピン状部材は係合凹部から退避するものとする。
この構成の場合、基台をローダヘッドに装着すると、操作ピンが基台内に引き込まれ、これにより位置規制手段を構成するピン状部材がマスター爪の係合凹部から退避する。そのため、段取り替え部品をローダヘッドに対して着脱するだけで済み、その他の処置を特に必要とせずに、交換後の段取り替え部品の使用が可能となる。
この発明のローダ装置の段取り替え部品は、対象装置にワークを供給するローダ装置において、ローダヘッドに対して着脱自在に取付けられる段取替え部品であって、基台と、ワークを把持する爪が取付けられ前記基台に対してスライド自在なマスター爪と、前記基台を前記ローダヘッドから外した状態では前記基台におけるマスター爪のスライド方向の位置を規制する位置規制手段とを設けたため、ローダヘッドに対して開閉爪等の交換を行う段取り替えの所要時間を短縮でき、かつ段取り替え作業時にマスター爪が抜け落ちる問題がない。
前記位置規制手段を、前記マスター爪を前記基台に取付けた状態で、前記基台におけるマスター爪のスライド方向の位置の規制を解除するものとしたため、マスター爪の抜け落ち規制の解除作業を、段取り替え部品の装着時に特に必要とせず、簡単に段取り替え部品を使用可能状態に装着することができる。
前記マスター爪の前記基台側の摺動面に係合凹部が設けられ、前記位置規制手段は、前記係合凹部の深さ方向に沿って係合凹部に対して進退するピン状部材と、このピン状部材を進退方向に付勢する付勢手段と、前記ピン状部材の側方に位置し、一端が基台端から突出するピン状部材操作端となり、他端が、前記ピン状部材の退避側端に連結された連結部材に回動自在に連結される操作ピンとで構成され、前記ピン状部材操作端は、前記基台がローダヘッドに装着されると基台内に引き込まれ、これによりピン状部材は係合凹部から退避するものとしたため、段取り替え部品をローダヘッドに対して着脱するだけで済み、その他の処置が不要なものとできる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図9と共に説明する。図1は、この実施形態の段取り替え部品を備えたローダ装置、およびこのローダ装置によってワークが供給される対象装置である工作機械を概略的に示す正面図である。工作機械41は旋盤であり、主軸42と工具支持体45とを備える。主軸42はその先端に主軸チャック43を有し、ベッド47の上に設けられた主軸台44に回転自在に支持されている。主軸チャック43は、ワークWを把持する複数のチャック爪43aを有している。工具支持体45は刃物台であり、タレット式のものとされている。工具支持体45は、送り台46を介して主軸軸心に沿う方向(Z軸方向)と主軸軸心に直交する水平方向(X軸方向)とに移動可能とされる。前記主軸チャック43へはローダ装置1によってワークWの受け渡しが行われる。
ローダ装置1は、前記工作機械41の上方に設置されて、直交座標系で駆動されるガントリ式のものである。すなわち、このローダ装置1は、図1および図2に正面図および側面図で示すように、架設レール2に沿って走行する走行体3に前後移動台4を介して昇降ロッド5を設け、その下端にローダヘッド6を設けたものである。ローダヘッド6は、図3のようにワークWを把持する2個のローダチャック7A,7Bを取付けた回転台8を有し、回転台8が傾斜した回転中心Q回りで回転することにより、両ローダチャック7A,7Bが、下向き位置と主軸チャック対面位置とに入れ替えられる。
図4は、図3における下向き位置のローダチャック7Aの下面図を示し、図5は図4におけるA−A矢視断面図を示す。回転台8におけるローダチャック7A側の設置面には、段取り替え部品9がボルト10で締結することにより着脱自在に取付けられている。この段取り替え部品9は、前記回転台8に着脱自在に取付けられる基台11と、この基台11に対してスライド自在な3つのマスター爪12と、基台11を回転台8から外した状態で基台11における各マスター爪12のスライド方向の位置を規制する位置規制手段13と、プッシャー14とを有する。プッシャー14は、工作機械41の主軸チャック43にワークWを供給するときにワークWを押し出す手段である。マスター爪12は、プッシャー14の移動方向(図5では上下方向)と直交する方向にスライド自在とされ、これらのマスター爪12の前面に、ワークWを把持する開閉爪15がそれぞれ設けられている。
プッシャー14は、図4に示すように3方向に放射状に延びる分岐部14aを有するスター状のプレートからなり、弾性部材であるコイルばね16により押し出し方向に付勢される。プッシャー14の各分岐部14aは、基台11に設けられた3つのガイド孔17にそれぞれ挿入されるガイドロッド18にボルト19で着脱自在に取付けられている。これにより、基台11に対してプッシャー14が進退自在となるようにされている。ガイドロッド18は、前端部が閉塞部となった円筒部材からなる。ガイドロッド18は、その後端外周に、ガイド孔17の前端口縁に設けられたリング状のストッパ20に係止される係止部18bが設けられ、これによりプッシャー14の進出量が規制される。ガイド孔17内には前記コイルばね16が装填され、その一端がガイドロッド18の後端円筒部18a内で受けられている。コイルばね16の他端は、ガイド孔17の後端に設けられた蓋部材21で受けられており、これによりコイルばね16の付勢力がガイドロッド18を介してプッシャー14に作用するようになされている。
基台11におけるプッシャー14の中心O(図4)に対面する位置には、前記回転台8に設けられた後述の開閉機構25の進退部材27をガイドする円形のガイド孔22Aが設けられている。また、段取り替え部品9におけるプッシャー設置側面の前記ガイド孔22Aを中心とする周方向の等配位置には、3つのマスター爪12がガイド孔22Aを中心とする径方向にスライド自在に設けられている。各マスター爪12は、各プッシャー分岐部14aを避け位置とされる。これらマスター爪12は、基台11のプッシャー設置面側に形成された各ガイド溝23に係合して、前記ガイド孔22Aを中心とする径方向にスライド自在とされている。前記ガイド溝23およびマスター爪12は、断面概形が逆ハット形とされ、ガイド溝23にマスター爪12が係合した状態では、段取り替え部品9が下向き位置にあっても基台11からマスター爪12が抜け落ちないようにされている。これら各マスター爪12の前面に、開閉爪15がそれぞれボルト24で締結して着脱自在に取付けられている。これらの各開閉爪15は、開閉機構25による前記マスター爪12のスライド駆動で、互いに同期して開閉する。
なお、ここでは、段取り替え部品9を回転台8に取付けるボルト10は2つとして、図4のようにプッシャー14の中心O回りの等配位置で段取り替え部品9を回転台8に締結しているが、3つ以上のボルト10を用いてプッシャー14の中心O回りの等配位置で段取り替え部品9を回転台8に締結しても良い。
前記開閉機構25は、駆動源26により駆動されてプッシャー14の進退方向と平行に移動自在な円柱状の進退部材27と、この進退部材27の移動をマスター爪12のスライドに変換する変換機構28とでなる。回転台8には、前記段取り替え部品9の基台11に設けられたガイド孔22Aとでプッシャー14の進退方向と平行に延びる1つのガイド孔22を構成する円形のガイド孔22Bが設けられている。このガイド孔22に、前記進退部材27が進退自在に挿入されている。
変換機構28は、回転台8内における前記進退部材27の周囲に各マスター爪12と同じ等配位置で設けられた3つのリンク部材29からなる。これらリンク部材29は、それぞれ2つのアーム部29a,29bを有し、各マスター爪12のスライド方向と直交する水平方向の軸心回りに揺動自在に支持されている。一方のアーム部29aの先端は、前記進退部材27の周面に形成された係合溝24aに係合する。他方のアーム部29bの先端は、対応するマスター爪12の裏面に形成された係合凹部12aに係合している。アーム部29bの先端は、段取り替え部品9が回転台8に取付けられるときに、マスター爪12の係合凹部12aに係合するように構成されている。これにより、進退部材27がガイド孔22に沿って進退すると、各リンク部材29が軸心回りに揺動し、マスター爪12がガイド溝23に沿ってスライドすることで開閉爪15が開閉する。
開閉機構25の駆動源26はシリンダからなり、その進退ロッド30が前記進退部材27の進退方向と直交する方向を向くように回転台8に設けられている。この進退ロッド30の進退動作が、別のリンク部材31を介して前記進退部材27に進退動作として伝達される。リンク部材31は、2つのアーム部31a,31bを有し、進退ロッド30の進退方向と直交する水平方向の軸心回りに揺動自在に支持されている。一方のアーム部31aの先端は、前記進退ロッド30の周面に形成された係合凹部30aに係合し、他方のアーム部31bの先端は進退部材27の周面に形成された係合凹部27bに係合している。
段取り替え部品9の位置規制手段13は基台11に設置されている。図7(A)に示すように、位置規制手段13は、ピン状部材32と、コイルばね33と、操作ピン34と、連結部材35とで構成される。ピン状部材32は、マスター爪12の係合凹部12aの深さ方向に沿って、係合凹部12aに対して進退する。コイルばね33は、ピン状部材32を係合凹部12aに係合する進出方向へ付勢する手段である。操作ピン34は、ピン状部材32の側方に位置する。連結部材35は、水平軸回りに揺動自在に支持されている。操作ピン34の一端は、基台11の前記回転台8に対面する端面から突出し、前記ピン状部材32を操作するピン状部材操作端34aとなる。連結部材35の一端は、ピン状部材32の退避側端に相互に回動自在となるように支持される。連結部材35の他端は、操作ピン34の他端に相互に回動自在となるように連結されている。
図7(B)に示すように、マスター爪12の係合凹部12aは、位置規制手段13の係合部と開閉機構25の係合部とに兼用される。すなわち、マスター爪12の係合凹部12a内におけるピン状部材32の係合位置は、前記リンク部材29のアーム部29bと、マスター爪12の幅方向に隣接して並び、かつ互いに干渉しない位置とされている。
この構成により、操作ピン34のピン状部材操作端34aに操作力が作用しないときは、コイルばね33に付勢されてピン状部材32がマスター爪12の係合凹部12aに係合する。操作ピン34のピン状部材操作端34aに操作力が作用すると、コイルばね33の付勢力に抗してピン状部材32がマスター爪12の係合凹部13aから退避する。前記ピン状部材操作端34aは、段取り替え部品9をローダヘッド6の回転台8に取付けたときに、図8のように回転台8内の作用壁36に押されて基台11内に押し込まれ、ピン状部材32がマスター爪12の係合凹部13aから退避する。
次に、上記ローダ装置1の動作を説明する。未加工のワークWの待機位置(図示せず)において、ローダ装置1は、そのローダヘッド6の下向き位置のローダチャック(例えば7A)でワークWを把持する。図5は、このときのローダチャック7Aのワーク把持前の状態を示す。この状態から、ローダヘッド6が下降してプッシャー14がワークWに押し当てられると、プッシャー9が回転台8側に後退して、コイルばね16が圧縮する。次に、開閉爪15が閉じて、ワークWが把持される。すなわち、図9のように、駆動源26の進退ロッド30が後退動作するとリンク部材31が左回りに回動し、これに伴い進退部材27が後退する。進退部材27が後退すると、変換機構28の各リンク部材29が左回りに回動し、これに伴い各マスター爪12がガイド溝23に沿ってガイド孔22側へスライドすることで開閉爪15が閉じ、ワークWがバランス良く把持される。
ワークWを把持したローダ装置1は、架設レール2に沿って走行する走行体3の左右移動(X軸方向)と、前後移動台4の前後移動(Z軸方向)と、昇降ロッド5の昇降(Y軸方向)とにより、ワークWを主軸42の前面まで搬送する。このとき、先ずローダヘッド6の前後移動で、主軸チャック対面位置(横向き位置)のローダチャク7Bにより加工済みのワークWが主軸チャック33から受け取られる。次に、回転台8の180°回転により、未加工のワークWを把持した前記ローダチャック7Aが下向き位置から主軸チャック33に対面する横向き位置に入れ替えられる。この状態から、ローダヘッド6が主軸チャック33の前面の所定位置まで前進した後、開閉爪15を開くと、コイルばね16の付勢力で前進するプッシャー14によりワークWが押し出されて主軸チャック33に受け渡される。
工作機械41に受け渡すワークWの寸法や形状が変わった場合は、段取り替えとして、ローダヘッド6の回転台8に取付けられていたそれまでの段取り替え部品9を取り外し、新たなワークWに対応した別の段取り替え部品9を、ボルト10(図4)でローダヘッド6の回転台8に取付ける。この段取り替え部品9は、新たなワークWに対応したプッシャー14および開閉爪15が取付けられたものである。
この場合に、変更前のワークWを加工している段階で、変更後のワークWに対応したプッシャー14および開閉爪15を別の段取り替え部品9に予め取付けておく。段取り替えでは、回転台8に対して段取り替え部品9を付け替えるだけとし、プッシャー14および開閉爪15を個別に取り替える作業を省略する。これにより、ローダ装置1を停止させて段取り替えする処理時間を短縮できる。なお、段取り替えが複数回行われる場合には、各段取り替えで要求されるプッシャー14および開閉爪15をそれぞれ取付けた複数の段取り替え部品9を予め用意しておく。これにより、以後の作業は段取り替え部品9の交換だけで済ますことができる。
上記段取り替え部品9の交換作業において、ローダヘッド6の回転台8に段取り替え部品9を取付ける前の状態では、図7(A)のように位置規制手段13の操作ピン34に操作力が作用しない。そのため、ピン状部材32がマスター爪12の係合凹部12aに係合した状態にある。これにより、基台11におけるマスター爪12のスライド方向の位置が規制され、基台11からのマスター爪12の抜け落ちが防止される。その結果、段取り替え部品9の交換作業を容易に行うことができる。
段取り替え部品9をローダヘッド6の回転台8に取付けると、図5のようにマスター爪12の係合凹部12aに、開閉機構25を構成するリンク部材29のアーム部29bの先端が係合する。これと共に、図8のように位置規制手段12における操作ピン34のピン状部材操作端34aが回転台8内の作用壁36(図8)に押し当てられることで、操作ピン34が基台11内に押し込まれる。このため、コイルばね33の付勢力に抗してピン状部材32がマスター爪12の係合凹部12aから退避する。これにより、特別な規制解除操作を行うことなく基台11におけるマスター爪12のスライド方向の位置規制が解除されて、開閉機構25によるマスター爪12のスライド駆動が許容される。
上記各実施形態は、ガントリ式のローダ装置1のローダヘッド6に装着される段取り替え部品9に適用し場合につき説明したが、この発明は、例えば多関節のローダ装置等、他の各種形式のローダ装置のローダヘッドに装着される段取り替え部品に適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる段取り替え部品を備えたローダ装置、およびこのローダ装置の対象装置である工作機械の概略構成を示す正面図である。 同ローダ装置の側面断面図である。 同ローダ装置におけるローダヘッドの概略構成を示す側面図である。 同ローダ装置における下向き位置のローダチャックの下面図である。 図4におけるローダチャックのA−A矢視断面図である。 同ローダチャックの段取り替え部品を取り外した状態を示す説明図である。 (A)は同段取り替え部品の部分拡大断面図、(B)は(A)における矢印Bの方向から見た部分側面図である。 同段取り替え部品における位置規制手段の位置規制解除動作の説明図である。 ローダチャックによるワーク把持直後の状態を示す説明図である
符号の説明
1…ローダ装置
6…ローダヘッド
9…段取り替え部品
11…基台
12…マスター爪
12a…係合凹部
13…位置規制手段
15…開閉爪
32…ピン状部材
33…コイルばね(付勢手段)
34…操作ピン
34a…ピン状部材操作端
35…連結部材
36…作用壁
W…ワーク

Claims (1)

  1. 対象装置にワークを供給するローダ装置において、ローダヘッドに対して着脱自在に取付けられる段取替え部品であって、基台と、ワークを把持する爪が取付けられ前記基台に対してスライド自在なマスター爪と、前記基台を前記ローダヘッドから外した状態では前記基台におけるマスター爪のスライド方向の位置を規制する位置規制手段とを備え、
    前記位置規制手段は、前記マスター爪を前記基台に取付けた状態で、前記基台におけるマスター爪のスライド方向の位置の規制を解除するものとし、
    前記マスター爪の前記基台側の摺動面に係合凹部が設けられ、前記位置規制手段は、前記係合凹部の深さ方向に沿って係合凹部に対して進退するピン状部材と、このピン状部材を進退方向に付勢する付勢手段と、前記ピン状部材の側方に位置し、一端が基台端から突出するピン状部材操作端となり、他端が、前記ピン状部材の退避側端に連結された連結部材に回動自在に連結される操作ピンとで構成され、前記ピン状部材操作端は、前記基台がローダヘッドに装着されると基台内に引き込まれ、これによりピン状部材は係合凹部から退避するものとしたことを特徴とするローダ装置の段取り替え部品。
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