JP4552373B2 - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存のテレビ放送番組に係る番組表等の電子情報内容を配信するサービスシステムに適用して好適な情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
【0002】
詳しくは、任意の電子情報内容を配信要求して情報配信系から電子情報内容を受信する情報処理装置を備え、この情報処理装置は電子情報内容に対して自機で取得した表示情報を編集合成処理し、編集合成後の電子情報内容を表示処理して、情報配信系から取得した電子情報内容と、自機で取得した表示情報とを結合し連動させた合成映像を同一画面上で視認できるようにすると共に、ユーザ独自の専用番組表画面等を構築できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、デジタル情報処理技術が発達し、地上波のテレビ放送波を始め、近頃ではディジタルCS/BSといったデジタル放送波を受信可能なテレビが使用される場合が多くなってきた。この種のテレビジョン受信システムによれば、受信地域によって異なるが、受信可能なチャンネルが多数準備されており、好みのチャンネルが選択可能となされている。また、このような多種類の放送番組に対して、ダブルチューナを備え、テレビ動画映像中に、いわゆる裏番組に関する静止画映像を見せるマルチ画面表示機能(テレビジョン・イン・テレビジョン)を導入したシステムも一部で利用されている。
【0004】
一方で、インターネットの発達によって各種のネットサービスを受けることができるようになってきた。この種のネットサービスには現在放送されている番組の情報を配信するものがある。この番組情報は1週間分の番組表を電子情報内容にして配信される。
【0005】
このサービスを受けるためには、一般に、予め情報提供事業者(以下で情報配信系ともいう)にユーザを登録したり、サービス提供時に個人認証や、ダウンロード終了時等に決済処理がなされる。この情報提供事業者に対して、ユーザの氏名、住所、生年月日、銀行口座番号等を登録(ユーザ登録)してID番号を取得し、以後、ネットサービスの提供を受ける場合は、そのID番号を入力して認証するようになされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式のマルチ画面表示機能を導入したテレビジョン受信システムによれば、同一画面のテレビ動画映像中に、いわゆる裏番組に関する静止画映像を表示するようになされる。この静止画映像に関してはその受信チャネルが表示される。
【0007】
従って、その番組タイトルや、その放送番組以降の放送内容を同一画面から知ることができない。このような場合に、ユーザは新聞や、別に番組表情報配信サービス等により取得した番組表等を視てその裏番組に係る番組タイトルや、その後の放送番組のタイトル等を確認しなければならない。これにより、受信可能チャネルが増えてくると、番組表中の放送局数が増加し、慣れないユーザに取ってこの種の配信サービスからせっかく取得した番組表情報が有効に利用されないばかりか、益々取り扱いづらくなったり、配信サービスの需要離れにつながるという問題がある。
【0008】
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、情報配信系から受信した番組表画面を表示する電子情報内容に、自機の受信処理手段で受信した任意の番組動画映像を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視認できるようにすると共に、ユーザ独自の専用番組表画面等を構築できるようにした情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題は、番組表画面を表示する電子情報内容を配信し処理するシステムが、その電子情報内容を配信する情報配信装置と、この情報配信装置に配信要求して電子情報内容を受信し、当該電子情報内容を情報処理する情報処理装置と、情報配信装置と情報処理装置とを接続する通信手段とを備え、情報処理装置は、ある番組と同一時刻に放送されている他の番組を裏番組としたとき、当該裏番組を受信可能なテレビ放送用の受信処理手段を有し、情報配信装置から受信した電子情報内容と受信処理手段で受信した任意の番組動画映像とを編集合成処理し、編集合成後の番組動画映像を番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示する情報処理システムによって解決される。
【0010】
本発明に係る情報処理システムによれば、番組表画面を表示する電子情報内容を処理する場合に、当該情報処理装置と情報処理装置とが通信手段により接続される。通信手段には、例えば、放送基盤、公衆電話回線、専用通信回線又は/及びインターネットが使用される。また、情報処理装置では情報配信装置に対して例えば、「番組表」に係る電子情報内容の配信が要求される。
【0011】
これを前提にして、配信要求を受信した情報配信装置では「番組表」に係る電子情報内容(番組表情報)を情報処理装置に配信する。情報処理装置では情報配信装置から受信した番組表情報に対して自機のテレビ放送用の受信処理手段で受信したテレビ動画映像等の表示情報を編集合成処理し、編集合成後の番組動画映像を番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示処理するものである。
【0012】
例えば、番組表画面の所定の位置に、第1の受信処理手段によって選局受信した任意の番組動画映像を当てはめて表示すると共に、第2の受信処理手段を所定の時間毎に選局巡回動作させることによって受信した裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示するようになされる。
【0013】
従って、情報配信装置から受信した番組表等の電子情報内容に、自機の受信処理手段で受信したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画映像等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。これにより、当該情報処理装置で非常に見やすいユーザ独自の専用番組表画面等を構築することができる。
【0014】
本発明に係る情報処理装置は、情報配信系から番組表画面を表示する電子情報内容を受信して情報処理する場合に、ある番組と同一時刻に放送されている他の番組を裏番組としたとき、当該裏番組を受信可能なテレビ放送用の受信処理手段と、情報配信系に対して電子情報内容を配信要求する配信要求手段と、この配信要求手段によって配信要求した電子情報内容を情報配信系から受信し、当該電子情報内容と受信処理手段で受信した任意の番組動画映像とを編集合成する制御装置と、この制御装置により編集合成された後の番組動画映像を番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示する表示手段とを備えるものである。
【0015】
本発明に係る情報処理装置によれば、情報配信系から番組表画面を表示する電子情報内容を受信して情報処理する場合に、配信要求手段では情報配信系に対して例えば、「番組表」に係る電子情報内容の配信要求処理をする。このとき、制御装置と当該情報配信系とがインターネット等の通信手段により接続される。これを前提にして、配信要求を受信した情報配信系では「番組表」に係る電子情報内容(番組表情報)を制御装置に配信する。制御装置では情報配信系から受信した番組表情報と、自機の受信処理手段で受信したテレビ動画映像等の表示情報とを編集合成処理し、この編集合成後の電子情報内容を表示手段に表示するものである。
【0016】
例えば、番組表画面の所定の位置に、第1の受信処理手段によって選局受信した任意の番組動画映像を当てはめて表示すると共に、第2の受信処理手段を所定の時間毎に選局巡回させることによって受信した裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示するようになされる。
【0017】
従って、情報配信系から受信した番組表等の電子情報内容に、自機の受信処理手段で受信したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画映像等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。これにより、当該表示手段で非常に見やすいユーザ独自専用の番組表画面等を構築することができる。
【0018】
本発明に係る情報処理方法は、番組表画面を表示する電子情報内容を配信し処理するシステムが、その電子情報内容を配信する情報配信系と当該電子情報内容を情報処理する情報処理系とが通信手段を通じて接続され、情報処理系が、情報配信系に配信要求して電子情報内容を受信すると共に、当該情報処理系で任意の番組動画映像を受信し、情報配信系から受信した電子情報内容と情報処理系で受信した番組動画映像とを編集合成し、編集合成後の番組動画映像を番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示するものである。
【0019】
本発明に係る情報処理方法によれば、番組表画面を表示する電子情報内容を配信し処理する場合に、情報配信系から受信した番組表等の電子情報内容に、情報処理系で受信したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。従って、当該情報処理系で非常に見やすいユーザ独自専用の番組表画面等を構築することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法の一実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
(1)実施形態
図1は本発明に係る実施形態としての情報処理システム100の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では任意の電子情報内容を配信要求し、情報配信系から電子情報内容を受信する情報処理装置を備え、この情報処理装置は情報配信装置から受信した電子情報内容と、自機で取得した表示情報とを編集合成処理し、編集合成後の電子情報内容を表示処理して、情報配信系から取得した番組表等の電子情報内容と、自機で取得したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画等の表示情報とを結合し連動させた合成映像を同一画面上で視聴できるようにすると共に、非常に見やすいユーザ独自の専用番組表画面等を構築できるようにしたものである。
【0021】
図1に示す情報処理システム100は、任意の電子情報内容を配信し処理するシステムであり、例えば、既存のテレビ放送番組に係る番組表等の電子情報内容を配信するサービスシステムに適用して好適である。このシステム100では情報提供事業者側に情報配信装置の一例となるサーバ106が準備され、テレビ放送に係る番組表情報等の電子情報内容を配信するようになされる。もちろん、電子情報内容は番組表情報等に限られない。
【0022】
サーバ106には番組表情報等を格納するデータベース107が備えられ、番組表情報は新たな番組が制作される毎に、及び日を追う毎に更新される。サーバ106は当該情報処理装置を対象として提供される番組表情報等の配信サービスを個別に管理するようになされる。例えば、サーバ106は番組表情報の配信サービスを実現する場合であって、当該配信サービスの決済に対応した有料課金処理をする。
【0023】
一方で情報利用者側には情報処理装置103が準備される。この情報処理装置103には例えば、地上波のテレビ放送を受信する2つの受信処理系を有した対象機器として「エアボード」(ソニー(株):登録商標)が使用される。この種の対象機器ではテレビ放送受信システムを前提とし、情報処理装置103が固定用の選局装置101及び携帯端末用の表示装置102から構成され、この選局装置101から表示装置102のみを分離し搬送可能になされる。この表示装置102はタッチパネルを備えたものが好ましい。
【0024】
この受信処理系は選局装置101に備えられ、第1の受信処理系では、ユーザが任意に選択受信した番組動画映像が取得され、第2の受信処理系では所定の時間毎に選局巡回動作させることによって複数の裏番組が受信され、その裏番組に係る複数の静止画映像が取得される。
【0025】
このような情報処理装置103と上述のサーバ106とは通信手段の一例となるインターネット105により接続される。通信手段にはインターネット105の他に放送基盤、公衆電話回線、又は/及び専用通信回線が使用される。情報処理装置103ではサーバ106に配信要求して電子情報内容を受信し、当該電子情報内容を情報処理するようになされる。
【0026】
このシステム100では、情報処理装置103とサーバ106の間で、例えば、表示装置101で番組表画面に対する親画面及び子画面の大きさ又は/及びその表示位置に関する命令体系が取り決められる。この取り決めでは当該電子情報内容の表示画面に関して、動画表示領域や静止画表示領域等の表示位置が登録される。このような取り決めがなされない場合は、予めサーバ106に対して当該電子情報内容の表示画面に関して、動画表示領域や静止画表示領域等の表示位置を登録するようになされる。この部分をブランクにして電子情報内容を配信するためである。
【0027】
サーバ106ではこの登録に基づく命令体系を含めた電子情報内容を配信するようになされる。情報処理装置103ではサーバ106から受信した「番組表」等の電子情報内容と、自機で取得した表示情報とを編集合成処理し、編集合成後の電子情報内容を表示処理するようになされる。この表示情報には地上波テレビ放送による動画映像や、その裏番組としての静止画映像が含まれる。もちろん、表示情報はこれに限られることはない。配信サービスの内容によっては、デジタルカメラ等により私的に撮影した動画映像や静止画映像も対象となる。
【0028】
続いて、本発明に係る情報処理方法について説明をする。図2は情報処理システム100における処理例を示すフローチャートである。
【0029】
この実施形態では任意の電子情報内容を配信し処理する場合であって、情報処理系Iと情報配信系IIとの間で当該電子情報内容の表示画面に関して、動画表示領域や静止画表示領域等の表示位置が予め取り決めされる場合を前提とする。この取り決めがなされない場合は、情報処理系Iから情報配信系IIへ当該電子情報内容の表示画面に関して、動画表示領域や静止画表示領域等の表示位置が予め登録される。以後、表示位置を変更する場合は変更登録がなされる。表示位置を変更しない場合は変更登録の必要は生じない。
【0030】
これを前提して、図2に示すフローチャートのステップA1で、まず、当該情報処理装置103の電源をオンした後に、ステップA2で電子情報内容を配信する情報配信系IIと当該電子情報内容を情報処理する情報処理系Iとをインターネット105を通じて接続する。システム100の構築方法によっては、インターネット105の他に、例えば、放送基盤、公衆電話回線又は/及び専用通信回線が使用される。
【0031】
そして、ステップA3で情報処理系Iから情報配信系IIへ例えば、地上波テレビ放送の「番組表」に係る電子情報内容の配信が要求される。この配信要求は情報処理装置103を構成する表示装置102等によりなされる。
【0032】
そして、ステップA4で情報処理系Iは情報配信系IIから所定の命令体系を含めた電子情報内容を受信する。情報処理系Iでは情報配信系IIから受信した電子情報内容を例えば、選局装置101内蔵のキャッシュメモリ等に一時格納するようになされる。電子情報内容の格納後はインターネット105への接続が「断」される。
【0033】
その後、ステップA5で情報処理系Iは表示情報を取得する。この表示情報は地上波テレビ放送による動画映像又は/及び静止画映像である。このとき、情報処理装置103では、第1の受信処理系によって任意に選択受信した番組動画映像が取得され、第2の受信処理系で所定の時間毎に選局巡回動作させることによって複数の裏番組が受信され、その裏番組に係る複数の静止画映像が取得される。もちろん、これに限られることはない。
【0034】
他方、ステップA6で情報配信系IIから受信した電子情報内容をキャッシュメモリ等から読み出す。所定の命令体系に基づいて表示情報等を編集合成処理するためである。そして、ステップA7に移行して情報配信系IIからの電子情報内容と、情報処理系Iで取得した表示情報とを所定の命令体系に基づいて編集合成する。このとき、番組表画面の動画表示領域に、第1の受信処理系Iで選局受信した任意の番組動画映像を当てはめるように編集される。また、番組表画面の静止画表示領域には第2の受信処理系で所定の時間毎に選局巡回動作させることによって取得した裏番組に係る複数の静止画映像を当てはめるように編集される。
【0035】
そして、ステップA8で編集合成後の電子情報内容を情報処理装置103の同一画面上で表示する。このとき、番組表画面の所定の位置に当てはめられた番組動画映像が表示されると共に、所定の時間毎に選局巡回動作させることによって取得した裏番組に係る複数の静止画映像が同一番組表画面内に表示される。その後、ステップA9に移行して当該番組表画面を継続して表示するか判別される。
この画面を継続して表示する場合はステップA5及びA6に戻って上述した処理を繰り返される。この画面表示を継続しない場合、例えば、電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。
【0036】
このように、本発明に係る実施形態としての情報処理システム100によれば、任意の電子情報内容を処理する場合に、サーバ106では配信要求を受信した例えば、「番組表」に係る電子情報内容(番組表情報)を情報処理装置103に配信するようになされる。情報処理装置103ではサーバ106から受信した番組表情報と、自機で取得したテレビ動画映像等の表示情報とを編集合成処理し、編集合成後の電子情報内容を表示処理するようになされる。
【0037】
従って、サーバ106から受信した番組表等の電子情報内容に、自機で取得したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画映像等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。これにより、当該情報処理装置103で非常に見やすいユーザ独自の専用番組表画面等を構築することができる。
【0038】
この実施形態ではステップA5及びステップA6を並列処理しているが、これに限られることはなく、ステップA5の表示情報の取得処理を先にして、ステップA6の電子情報内容の読み出しを後に実行してステップA7に移行するようにしてもよい。また、反対に、ステップA6の電子情報内容の読み出しを先にして、ステップA5の表示情報の取得処理を後に実行してステップA7に移行するようにしてもよい。
【0039】
(2)実施例
図3は本発明に係る各実施例としての番組表情報配信処理システム2の構成例を示すイメージ図である。
図3に示す番組表情報配信処理システム2は情報処理システムの一例であり、「MY番組表」や、「airboテレビ」等の番組表情報を配信しそれを処理するシステムである。番組表情報配信処理システム2では情報処理装置103として選局装置101及び表示装置102が準備され、電子情報内容として番組表情報を情報配信系IIへ配信要求し、サーバ106等から受信した番組表情報と、自機で取得したテレビ動画映像等の表示情報とを編集合成処理し、この編集合成後の電子情報内容を表示処理するものである。
【0040】
この選局装置101及び表示装置102はテレビジョン受信システムを構成し、選局装置101と、表示装置102とは無線通信により接続され、1組で情報処理装置103を構成するものである。
【0041】
選局装置101は例えば、家庭の屋内に設置されて用いられるものである。選局装置101は少なくとも2系統のテレビ放送用の受信処理手段を備え、番組表画面の所定の位置に、第1の受信処理系によって選局受信した任意の番組動画映像を当てはめて表示すると共に、第2の受信処理系段を所定の時間毎に選局巡回させることによって受信した裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示するようになされる。
【0042】
また、表示装置102は、使用者の近傍において用いられるものである。この選局装置101には、屋外に設置されたテレビ放送信号受信用の受信用のアンテナ111に接続されて屋外から屋内に引き込まれたアンテナケーブル111cbが接続されるとともに、電話網に接続されて屋外から屋内に引き込まれた電話線Lが接続される。インターネットに接続するためである。
【0043】
この選局装置101は、アンテナ111により受信して選局したテレビ放送信号を復調して、これを送受信用のアンテナ118を通じて表示装置102に向けて無線送信したり、あるいは、電話線Lを通じて送信されてくる信号を受信して復調し、これを送受信用のアンテナ118を通じて、表示装置102に向けて無線送信する。
【0044】
また、選局装置101は表示装置102から指示情報や電子メールなどの送信情報を送受信用のアンテナ118を通じて受信し、受信した指示情報に応じて選局するテレビ放送信号を変えたり、送信情報を電話線Lを通じて送信したりすることができるものである。
【0045】
表示装置102は選局装置101から無線送信されてくるテレビ放送番組の信号を受信し、表示手段の一例となる液晶表示部(Liquid Crystal Display;以下でLCDという)125の表示画面に、受信した信号に含まれる画像信号に応じた画像を表示する。この例でLCD125において、番組表画面の所定の位置に当てはめられた番組動画映像が表示されると共に、所定の時間毎に選局巡回動作させることによって取得した裏番組に係る複数の静止画映像が同一番組表画面内に表示される。これと共に、表示装置102では受信した信号に含まれる音声信号による音声をスピーカから放音(発音)することにより、テレビ放送番組の視聴を可能となされる。
【0046】
また、表示装置102は選局装置101が電話線Lを通じて受信して無線送信してくる例えば電子メールやインターネット105のホームページなどの信号を受信し、受信した信号から表示用信号を形成し、この表示用信号に応じた画像をLCD125に表示して使用者に提供できるようになされている。
【0047】
さらに、この表示装置102のLCD125の表示画面には、タッチパネル351が貼付されており、LCD125の表示画面に表示される表示情報とタッチパネル351とにより、使用者からの各種の指示入力などの情報の入力を受け付けることができるようにしている。そして、タッチパネル351を用いることによって、電子メールを作成して送信したり、自分宛ての電子メールを受信して表示したりするなど各種の操作を行うことができるようにしている。
【0048】
この他に、AV機器等を遠隔制御するユーザインターフェースとしてのリモコン機能を有している。このリモコン機能は、リモコンコマンドに基づいて表示装置102で遠隔操作画面の表示処理をし、この遠隔操作画面上でリモコンキーの入力操作によって遠隔操作情報が選択される。この遠隔操作情報に基づいて選局装置101でAV機器等を遠隔制御することができる。
【0049】
この例では表示装置102の表示画面上で、上述のリモコンコマンドに基づくリモコン映像と、タッチパネル351の入力操作機能により、いわゆる「リモコン」が構築され、リモコンキーの入力操作によって遠隔操作情報を選局装置101へ出力するようになされる。
【0050】
つまり、この表示装置102は選局装置101によりテレビジョン受信システムに取り込まれた情報を使用者に提供したり、使用者からの情報を受け付けるユーザインターフェースとしての機能を有している。
【0051】
また、選局装置101は図3に示すように、アンテナケーブル111cbとの接続端子T1や電話線Lとの接続端子T2が設けられた位置に応じて、その両方に確実に接続することが可能な位置に設置して用いる。そして、図3に示したように、選局装置101と表示装置102とは無線接続される。
【0052】
従って、選局装置101からの無線信号の受信が可能なエリアであれば何処ででも、表示装置102を用いることによって目的とするテレビ放送番組を視聴したり、インターネット105に接続して電子メールのやり取りを行うなどのことができる。更に、遠くに離れたところにあるDVD機器や、ディジタルCSチューナー等のAV機器等を表示装置101の操作画面上のリモコンで遠隔操作できるようになされる。
【0053】
続いて、選局装置101及び表示装置102の内部構成例について、それぞれ内容を分けて説明する。
[選局装置]
図4は選局装置101の内部構成例を示すブロック図である。この選局装置101は所定のWebサイトから地上波テレビ放送の番組表等に係るアプリケーション(ソフトウエア)をダウンロード可能な装置である。選局装置101は地上波テレビ放送受信用の2つの受信処理手段(系)R1,R2を有している。選局装置101はテレビ放送信号や、電話線Lを通じて提供される各種の情報を、この実施の形態のテレビ受信システムに取り込んだり、この実施の形態のテレビ受信システムから電話線Lを通じて通信ネットワークに情報を送出したりするインターフェースとしての機能を有している。
【0054】
この選局装置101の各部は制御装置及び配信要求手段の一例となる制御部200によって制御するようにされている。制御部200は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)204がCPUバス206を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
【0055】
制御部200では情報配信系IIのサーバ106に対して番組表情報を配信要求したり、表示装置102に表示された番組表画面上で操作入力される選局情報に基づいて2つの受信処理手段R1,R2を制御する。制御部200には不揮発性の記憶装置の一例となるEEPROM204が備えられ、サーバ106から受信した「MY番組表」や「airboテレビ」等の番組表情報を格納するようになされる。
【0056】
ここで、ROM202は、この実施の形態の選局装置101において実行する各種の処理プログラムや情報処理に必要なデータなどが記録されたものである。
RAM203は、各種の処理において得られたデータを一時的に記憶保持するなどのように、主に各種の処理の作業領域として用いられるものである。
【0057】
EEPROM204はいわゆる不揮発性のメモリであり、電源が落とされても、記憶保持した情報が失われることがなく、番組表情報の他に、選局装置101の主電源が落とされる直前まで選局していた放送チャンネルの情報を記憶保持し、電源投入後においては、前回電源が落とされる直前まで選局していたチャンネルの放送信号を選局するようにするいわゆるラストチャンネルメモリ機能を実現することなどができるようにしている。
【0058】
上述の制御部200は表示装置102に表示された番組表画面上で操作入力される選局情報に基づいて2つの受信処理手段R1,R2を選局制御する。受信処理手段R1は選局部(チューナー)112、復調部113、スイッチ回路114、圧縮処理部115及び送信信号形成部116を有している。
【0059】
受信処理手段R1ではユーザによって選局された任意の番組動画映像に係る送信信号を復調処理等をして表示装置102に出力するようになされる。この送信信号は表示装置102の番組表画面の所定の位置で番組動画映像を表示するために使用される。
【0060】
選局部112では受信用のアンテナ111からのテレビ放送信号の中から、制御部200からの選局指示信号に応じたテレビ放送信号を選局し、この選局したテレビ放送信号を復調部113に供給する。復調部113はこれに供給されたテレビ放送信号を復調して、復調後の信号(テレビ番組の信号)をスイッチ回路114の入力端aに供給する。
【0061】
スイッチ回路114は制御部200からの切り換え制御信号により切り換え制御され、復調部113から入力端aに供給されるテレビ番組の信号を出力するのか、あるいは、制御部200から入力端bに供給される信号を出力するのかを切り換える。なお、制御部200からスイッチ回路114に供給される信号は後述もするように、電話線Lを通じて選局装置101に供給され、通信用のモデム部210を通じて受信した電子メールやインターネット105のいわゆるホームページの情報などである。
【0062】
また、スイッチ回路114から出力された信号は圧縮処理部115に供給される。圧縮処理部115はこれに供給された信号を所定の圧縮方式を用いてデータ圧縮する。この圧縮処理部115においては例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式やWavelet方式などのデータ圧縮方式を用いて、スイッチ回路114からの信号をデータ圧縮する。
【0063】
圧縮処理部115においてデータ圧縮された信号は送信信号形成部116に供給される。送信信号形成部116は予め決められた通信プロトコルに準拠した送信信号を形成する。この実施形態においてはIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11方式のプロトコル、あるいはその発展プロトコルに準拠した送信信号S1を形成する。この送信信号S1は表示装置102の番組表画面の所定の位置に、任意の番組動画映像を表示するための信号である。
【0064】
また、受信処理手段R2は選局部(チューナー)12A、復調部13A、スイッチ回路14A、圧縮処理部15A及び送信信号形成部16Aを有しており、選局部12Aを所定の時間毎に選局巡回動作させることによって受信し、復調処理等をした送信信号を出力する。送信信号は裏番組に係る複数の静止画映像を表示するための信号であり、表示装置102に出力される。
【0065】
この受信処理手段R2によれば、上述のテレビ放送信号受信用のアンテナ111からのアンテナケーブル111cbが、選局装置101の選局部12Aに接続される。このアンテナ111により受信されたテレビ放送信号は選局部12Aに供給される。
【0066】
選局部12Aでは制御部200によって所定の時間毎に選局巡回動作をする。
各チャネルを巡回動作させることにより、デジタル信号として現在放送されている番組をキャプチャして裏番組に係る静止画映像(以下でサムネイル映像という)を一覧表示することができる。
【0067】
この動作によれば、例えば、3秒間毎に受信チャネルを切り換え、受信用のアンテナ111からの裏番組に係るテレビ放送信号の中から、制御部200による選局指示信号に応じたテレビ放送信号を選局し、この選局したテレビ放送信号を復調部13Aに供給するようになされる。復調部13Aはこれに供給されたテレビ放送信号を復調して、復調後の信号(テレビ番組の信号)をスイッチ回路14Aの入力端aに供給する。
【0068】
スイッチ回路14Aは制御部200からの切り換え制御信号により切り換え制御され、復調部13Aから入力端aに供給されるテレビ番組の信号を出力するのか、あるいは、制御部200から入力端bに供給される信号を出力するのかを切り換える。なお、制御部200からスイッチ回路14Aに供給される信号は受信処理手段R1と同様である。このスイッチ回路14Aは当該受信処理手段R2を静止画映像専用に受信するように機能させる場合は省略してもよい。
【0069】
また、スイッチ回路14Aから出力された信号は圧縮処理部15Aに供給される。圧縮処理部15Aはこれに供給された信号をMPEG方式等によりデータ圧縮する。圧縮処理部15Aにおいてデータ圧縮された信号は送信信号形成部16Aに供給される。送信信号形成部16Aは予め決められた通信プロトコルに準拠した送信信号を形成する。
【0070】
この実施例においてはIEEE802.11方式のプロトコル、あるいはその発展プロトコルに準拠した送信信号S2を形成する。この送信信号S2は表示装置102の番組表画面の所定の位置に、裏番組に係るサムネイル映像を表示するための信号である。
【0071】
また、送信信号形成部116において形成された送信信号S1及び送信信号形成部116Aにおいて形成された送信信号S2は、無線手段の一例となる送受信無線部117の送信処理部117Sに供給される。送受信無線部117は共用部117K、送信処理部117S及び受信処理部117Rを有している。送信処理部117Sは制御部200からの制御信号に応じて、番組動画映像に係る送信信号S1及び静止画映像に係る送信信号S2の変調処理や増幅処理を行う。送信処理部117Sにおいて処理された送信信号は共用部117K、アンテナ118を通じて無線送信される(エアボードネット)。
【0072】
共用部117Kは送信信号と受信信号とが干渉し合うことを防止するものである。すなわち、この選局装置101では前述したように、表示装置102から無線送信される指示情報などをアンテナ118を通じて受信することができるように構成されたものである。そこで、共用部117Kは送信処理部117Sからの送信信号が、アンテナ118を通じて受信される受信信号に対して干渉することがないようにしている。
【0073】
そして、アンテナ118を通じて受信した表示装置102からの例えば選局指示などの信号は共用部117Kを通じて受信処理部117Rに供給される。受信処理部117Rはこれに供給された信号を復調するなどの処理を行って、制御部200が扱える信号にし、この信号を制御部200に供給する。
【0074】
制御部200は受信処理部117Rからの信号が、選局指示などの指示信号であるときにはその指示信号に応じて各部を制御する。したがって、受信処理部117Rから制御部200に供給された信号が、選局指示であった場合には制御部200は供給された選局指示に応じた選局指示信号を選局部112に供給し、選局するテレビ放送信号を切り換えることができるようにされている。
【0075】
また、受信処理部117Rから制御部200に供給された信号が、電子メールなどの送信情報であった場合には制御部200は後述もするように、モデム部210および電話線Lを通じて、電話回線を接続し、送信情報を接続した電話回線に送出して、目的とする相手先に送信する。
【0076】
モデム部210は図4に示すように、インターフェース(図4においてはI/Fと記載)部211と、通信部212とからなっている。I/F部211は相手先と選局装置101との間に電話網を通じて接続される通信回線と、この選局装置101との間のインターフェースであり、電話回線(電話線L)を通じて送信されてくる信号を受信したり、選局装置101からの信号を送信したりする。
【0077】
通信部212はI/F回路211を通じて受信した信号を復調して、これを制御部200に供給したり、制御部200からの送信信号を変調して、これをI/F回路211に供給する。これにより、電話回線が接続された相手先との間で、各種のデータの送受を行うことができるようにされる。
【0078】
したがって、前述したように、この選局装置101ではモデム部210、電話線L、および、所定のISP(Internet Service Provider)を通じてインターネット105に接続し、インターネット105を通じて各種の情報の提供を受けるようになされる。この例で情報配信系IIに対して地上波テレビ放送の番組表情報の配信を要求し、情報配信系IIから番組表情報をダウンロードするようになされる。この他に、電子メールを受信したり送信したり、あるいはチャットをできるようになされる。
【0079】
このため、制御部200はモデム部210を制御して、オフフックしたりオンフックするなどのことができるとともに、オフフックするようにモデム部210を制御したときにはダイヤル信号を電話線Lに送出するようにするいわゆるダイヤラとしての機能なども備えたものである。情報配信系IIに対して番組表情報等の配信要求することができる。
【0080】
なお、図4において、制御部200には電源のオン/オフキーや各種の設定キーが設けられたキー入力部215が接続されており、選局装置101の主電源のオン/オフや、各種の設定入力が、このキー入力部215を通じて行うことができるようにされている。
【0081】
このように、選局装置101では選局指示され番組動画映像及び、裏番組に係る静止画映像を表示するためのテレビ放送信号を受信して復調し、この復調したこれらのテレビ放送番組の信号をデータ圧縮して、所定の通信プロトコルにしたがって無線送信することができるものである。また、電話回線を通じて提供される番組表情報等のネットワーク情報を受信して復調し、これをテレビ放送信号の場合と同様に、データ圧縮して、所定の通信プロトコルにしたがって無線送信することができるものである。
【0082】
更にまた、選局装置101は後述する表示装置102から無線送信されてくる選局指示などの指示情報やAV機器を遠隔操作するための遠隔操作情報を受信し、その情報に応じた処理を行ったり、表示装置102から送信されてくる電子メールなどの送信情報を、モデム部210を通じて送信することができるものである。
【0083】
なお、制御部200で番組表画面に対する親画面及び子画面の大きさ又は/及び位置に関する命令体系を情報配信系IIに登録し、情報配信系IIから命令体系を含めた電子情報内容を受信するようにしてもよい。
【0084】
[表示装置]
図5は表示装置102の内部構成例を示すブロック図である。この表示装置102は携帯端末表示装置を構成し、前述した選局装置101と無線接続されるものである。そして、AV機器等を遠隔制御するユーザインターフェースとしてのリモコン機能を有している。表示装置102はCPU301、ROM302、RAM303及び、EEPROM304をCPUバス305を通じて接続して構成されたマイクロコンピュータの制御部300によって各部を制御するようにされる。
【0085】
制御部300は例えば、情報処理系Iと情報配信系IIとの間で当該電子情報内容の表示画面に関して、動画表示領域や静止画表示領域等の表示位置が予め取り決めされていることを前提にして、親画面及び子画面の大きさ又は/及び位置に基づいて番組表画面内で親画面領域及び複数の子画面領域を設定し、親画面領域には番組動画映像を表示し、子画面領域には静止画映像を表示するようにLCD125を制御する。
【0086】
この他に、制御部300によって例えば、選局情報に基づいて親画面領域に表示された番組映像内容と、子画面領域に表示された番組映像内容とを入れ替えるようにLCD125を制御してもよい。選局情報はタッチパネル351におけるチャンネル選択操作によって発生し、選局装置101へ出力される。
【0087】
CPUバス305にはこの制御部300の他に、送受信無線部122、伸長処理部123、送信信号形成部128、キー入力部329及びタッチパネル351が接続されている。送受信無線部122は共用部122K、送信処理部122S及び受信処理部122Rを有している。伸長処理部123には画像信号処理部124及び音声信号処理部126が接続されている。
【0088】
CPUバス305に接続されたROM302にはこの表示装置102において実行する各種の処理プログラムや処理に必要なデータなどが記録されたものである。RAM303は各種の処理において得られたデータを一時的に記憶保持するなどのように、主に各種の処理の作業領域として用いられるものである。
【0089】
EEPROM304はいわゆる不揮発性のメモリであり、電源が落とされても、記憶保持した情報が失われることがなく、例えば、各種の設定パラメータや、作成した電子メールや受信した電子メール、チャットの内容(テキストデータ)などを記憶保持することができるものである。
【0090】
このEEPROM304にはテキストデータ等を記憶する他に、サーバ106から配信された番組表情報を格納するようになされる。この番組表情報は選択装置101から無線転送される。これにより、新たに追加された番組表情報等も容易にEEPROM304で更新することができる。
【0091】
この実施例で選局装置101からの無線信号を受信する場合に、表示装置102は次のように動作する。選局装置101からの所定の通信プロトコルに準拠した無線信号は、図5に示す送受信用のアンテナ121により受信され、共用部122Kを通じて受信処理部122Rに供給される。受信処理部122Rはこれに供給された信号を復調するなどの処理を行って、復調後の信号を伸長処理部123に供給する。
【0092】
前述したように、選局装置101と表示装置102との間で無線通信処理がなされ、選局装置101では無線送信する信号がデータ圧縮して送信されてくるので、表示装置102の伸長処理部123は選局装置101からの変調された信号を伸長して元の信号を復元する。そして、復元した信号が例えば、テレビ放送番組の信号である場合においては、復元された信号は、番組表情報、選局指示した番組動画映像及び、裏番組に係る静止画映像に係る画像信号と音声信号とからなっているので、画像信号は画像信号処理部124に供給され、音声信号は音声信号処理部126に供給される。
【0093】
画像信号処理部124は伸長処理部123からの画像信号に基づいて、番組表情報、番組動画映像及び裏番組に係る静止画映像を表示する信号を形成する。このとき、電子情報内容を構成する番組表中でブランクとなっている動画表示領域に、テレビ動画映像を貼り付けるように画像信号を編集して合成し、同様にして静止画表示領域に静止画映像を貼り付けるように編集して合成する。
【0094】
この編集合成後の画像信号を表示手段の一例となるタッチパネル方式のLCD125に供給する。このLCD125には入力手段の一例となるタッチパネル351が備えられる。これにより、LCD125では、表示情報を結合し連動させた合成映像の一例となる、選局装置101によってサーバ106から受信された番組表情報に基づいて番組表画面を表示すると共に、その番組表画面中、予め設定された動画像表示領域に選局装置101で取得したテレビ動画映像を表示し、静止画表示領域にその裏番組に係る静止画映像を表示する。
【0095】
従って、番組表に組み入れられたテレビ動画映像及び、その裏番組に係る静止画映像を同一画面上で視ることができる。表示装置102でユーザ独自の固有番組表画面等を構築することができる。この番組表画面は、選局装置101の配信要求機能によって情報配信系IIからダウンロードされた番組表情報に基づく「MY番組表」や、「airboテレビ」等である。これらの「MY番組表」や、「airboテレビ」の画面でタッチパネル351の入力操作機能を利用してチャンネルが切り換えられる。
【0096】
一方、音声信号処理部126はこれに供給された音声信号からスピーカ127に供給する音声信号を形成し、これをスピーカ127に供給する。スピーカ127は音声信号処理部126に接続されている。これにより、スピーカ127からは選局装置101から無線送信されてきた音声信号に応じた音声が放音される。
【0097】
このように、表示装置102は選局装置101から無線送信されてくるテレビ放送番組などの信号を受信して、その受信した信号の画像信号や音声信号を再生して出力することにより、使用者に提供することができるものである。この機能に加えて、LCD125の表示画面上で「リモコン」が構築され、この遠隔操作画面によるリモコンキーの入力操作によって選択部(チューナー)112や12A等の選択情報を含む遠隔操作情報を選択装置101へ出力するようになされる。
【0098】
この実施例ではユーザがタッチパネル351を操作し、図6で説明するような例えば、テレビ操作に係るメニュー画面であるトップページ画面24でチャンネルキーをタッチ操作すると、選局情報がCPU301の制御を受けて送信処理部122S、共用部12番組表情報配信処理システム2における処理例2Kを介して、アンテナ121から、電波で、選局装置101に送信される。
【0099】
この他に、サーバ106に番組表情報(電子番組ガイド)の配信要求するときは、このトップページ画面24で例えば、[MONEX]キーをタッチすると、この指令に基づき、表示装置102のCPU301は送信処理部122S、共用部122Kを介して、アンテナ121から、電波で、選局装置101を介在して所定のサーバ106をアクセスするようになされる。
【0100】
この配信要求は選局装置101のアンテナ118から、共用部117K、受信処理部117Rを介して、CPU201に伝達される。そこで、CPU201は通信部212を制御し、I/F211を介して、所定のISPに接続させ、そこから、インターネット105を介して所定のサーバ106にさらに接続させる。
そしてそのサーバ106から、番組表情報等のデータの配信を受ける。CPU201はI/F211および通信部212を介してそのサーバ106から番組表情報等のデータを受信すると、これをRAM203に供給し、一旦、記憶させる。
【0101】
さらに、CPU201はRAM203に記憶された番組表情報等の画像データを送信信号形成部116に供給し、送信信号を形成させる。この送信信号形成部116により形成された送信信号は送信処理部117S、共用部117Kからアンテナ118を介して、電波で表示装置102に出力される。
【0102】
表示装置102においては送受信用のアンテナ121を介してこの電波が受信され、共用部122K、受信処理部122Rを介して、伸長処理部123に供給される。伸長処理部123は受信処理部122Rより供給された番組表情報等の画像データを伸長処理した後、EEPROM304に記憶させる。
【0103】
さらに、ユーザがタッチパネル351を操作して、トップページ画面24で「airbo」キーK4の選択を指令すると、CPU301はEEPROM304に記憶された番組表情報をそこから読み出すと、それを伸長処理部123に供給し、そこから、画像信号処理部124に供給し、所定の処理を行わせた後、LCD125に出力し、「airboテレビ」の番組表等を表示するようになされる。
【0104】
なお、情報処理系Iと情報配信系IIとの間で当該電子情報内容の表示画面に関して、動画表示領域や静止画表示領域等の表示位置が予め取り決められていない場合は、タッチパネル351を使用して番組表画面に対する親画面及び子画面の大きさ又は/及び位置をWebサイトのサーバ106へ登録するようにしてもよい。
【0105】
このときは、当該情報処理装置103で適用するテレビダグをSGMLや、HTML,XML等のハイパーテキスト構造をもった文書を作成するという目的のために開発されたマークアップ言語により記述するようになされる。例えば、テレビダグとして<受信チャンネル,動画像表示領域の位置及び大きさ,静止画像表示領域の位置及び大きさ>をテキスト形式のファイルで情報提供事業者のサーバ106へ登録するようになされる。サーバ106から情報処理装置103へ配信される電子情報内容に対する命令体系を確立するためである。
【0106】
続いて、LCD125におけるトップページ画面24の表示例について説明をする。図6はLCD125におけるトップページ画面24の表示例を示すイメージ図である。
図6に示すトップページ画面(メニュー画面;エアボード画面)24のウインドウ20には上部表示部21、下部表示部22及びコンテンツ表示部23が割り当てられている。
【0107】
上部表示部21には「インターネット」の文字や、Webサイトのアドレスが表示され、この上部表示部21の右端には、細長い楕円形状のアイコンから成る、「子画面入」キーK1が設けられている。LCD125のウインドウ20内に子画面を表示できるようになされている。
【0108】
コンテンツ表示部23で左側の表示領域A(A:B=3:2程度)には、「air board net;エアボードネット」の名称が表示される。この名称の下方には円形状のアイコンから成る、「チャット広場」選択ボタンK2、「掲示板]選択ボタンK3、「airboテレビ」選択ボタンK4、「MY番組表」選択ボタンK5、「MYメニュー」選択ボタンK6、「MYカレンダー」選択ボタンK7が設けられている。
【0109】
これらの選択ボタンK2〜K7の下方には、細長い楕円形状のアイコンから成る、「テレビを楽しむ」キーK8、「ニュースを見る」キーK9、「エンターテイメント」キーK10、「生活に役立つ」キーK11、「ビジネスに役立つ」キーK12、「マネー」キーK13、「検索する」キーK14、「会員以外の方」キーK15等が備えられている。
【0110】
このコンテンツ表示部23は「airboテレビ」選択ボタンK4や、「MY番組表」選択ボタンK5がタッチされたときに、動画画表示領域及び静止画表示領域として使用される。「MY番組表」が選択されたときは、コンテンツ表示部23に電子番組ガイド、テレビ動画映像、及び裏番組に係る静止画映像が表示される。
【0111】
また、図6に示したトップページ画面24で「airboテレビ」が選択されたときは、コンテンツ表示部23の左側の表示領域Aにテレビ動画映像が表示され、その右側の表示領域B中に裏番組に係る複数の静止画映像が表示される。
【0112】
このコンテンツ表示部23で右側の表示領域Bにはユーザへのメッセージや、年月日、曜日等の暦情報、メモ等が表示されている。この表示領域には細長い楕円形状のアイコンから成る、「お客様ツール」キーK16が設けられている。
【0113】
また、下部表示部22には戻るキーK17、進むキーK18、ホームキーK19、更新キーK20、マークキーK21、履歴キーK22、及び文字を大するキーK23が表示されている。なお、表示装置102のウインドウ20の外部にはインデックスキー55が設けられている。この図6に示すトップページ画面24でインデックスキー55を押下すると、当該トップページ画面24上に重ねてインデックス画面25が表示される。
【0114】
図7はトップページ画面24上のインデックス画面25の表示例を示すイメージ図である。図7に示すインデックス画面25には当該情報処理装置103で利用可能な機能として、例えば、17項目の機能チャンネルの選択キーK31〜K47を表示するようになされる。選択キーK31は第1チャンネル(KHN総合)を選択する際にタッチされる。選択キーK32は第3チャンネル(KHN教育)を選択する際にタッチされる。
【0115】
選択キーK33は第4チャンネル(JPNテレビ)を選択する際にタッチされる。選択キーK34は第6チャンネル(TTS)を選択する際にタッチされる。選択キーK35は第8チャンネル(扶桑テレビ)を選択する際にタッチされる。選択キーK36は第10チャンネル(テレビ夕日)を選択する際にタッチされる。選択キーK37は第12チャンネル(テレビ東)を選択する際にタッチされる。
【0116】
また、選択キーK38はビデオ1を選択する際にタッチされる。選択キーK39はビデオ2を選択する際にタッチされる。選択キーK40はインターネットを選択する際にタッチされる。選択キーK41はメールチャネルを選択する際にタッチされる。選択キーK42はアルバムチャンネルを選択する際にタッチされる。
【0117】
選択キーK43はWebサイトへのジャンプを選択する際にタッチされる。選択キーK44はITSCOM(その他の処理)を選択する際にタッチされる。選択キーK45はマネーチャネルを選択する際にタッチされる。選択キーK46は番組表を選択する際にタッチされる。選択キーK47はAirboテレビを選択する際にタッチされる。なお、インデックス画面25の右下方には設定キーK46が設けられ、ユーザが好むチャンネルを設定する際にタッチされる。また、図6に比べて下部表示部22には保存一覧キーK24が表示される。インデックス画面で選択された操作情報をメモリ等に保存するために使用される。
【0118】
[第1の実施例]
図8は本発明に係る第1の実施例としてのLCD125における表示領域例を示すイメージ図である。図8に示すLCD125に係るウインドウ20における表示領域例によれば、上部表示部21と下部表示部22との間にコンテンツ表示部23が割り当てられている。これは前にも述べた通りである。
【0119】
このコンテンツ表示部23で、例えば、「MY番組表」に係る電子情報内容を表示する場合には、動画表示領域Pm、静止画表示領域Ps及び電子番組ガイド表示領域Pcの表示位置や、その大きさ等が予め割り当てられる。動画表示領域Pm及び静止画表示領域Psの合計表示領域は例えば、コンテンツ表示部23における上部位置であって、そのほぼ上方部分を占めるように割り当てられ、動画表示領域Pmは静止画表示領域Psに対して左端位置であって、ほぼ左端部分を占めるように割り当てられる。
【0120】
もちろん、これらの位置及び比率に限られることはない。この動画表示領域Pm及び静止画表示領域Psの表示位置や大きさ等は当該システム構築時に情報処理系Iと情報配信系IIの間で取り決めればよい。静止画表示領域Psは更に複数のサムネイル表示領域に分割される。この例では静止画表示領域Psが例えば、6つに分割され、裏番組に係る静止画映像(サムネイル画面)を表示するようになされる。
【0121】
図9はMY番組表画面26の表示例を示すイメージ図である。MY番組表画面26は図8に示した動画表示領域Pm、静止画表示領域Ps及び電子番組ガイド表示領域Pcに、各々の映像を当てはめた例を示すものである。
【0122】
図9に示すLCD125のウインドウ20における表示例によれば、図7に示したトップページ画面24で「MY番組表」選択キーK5をタッチし、その後、図7に示したインデックス画面で「番組表」選択キーK46をタッチすると共に、例えば、第1チャンネルを選択することにより視られる合成映像である。
【0123】
この表示例によれば、上部表示部21には「MY番組表」に係る映像と共に、「番組表」選択キーK5、「airboテレビ」選択キーK4、「今日のみどころ」選択キーK、「設定」キーK48、「検索」キーK14、「表示板」選択キーK3、「チャット」選択キーK2、「TOP」選択キーK0等が表示される。「TOP」選択キーK0はMY番組表画面26から図6に示したトップページ画面24に戻る際にタッチされる。また、「番組表」選択キーK5はMY番組表画面26が選択されていることから、例えば、ホーム表示色の水色から黄緑の動作表示に切り替えられている。
【0124】
上部表示部21の下方に位置するコンテンツ表示部23の動画表示領域Pmには第1チャンネルのKHN総合で現在放送されている、例えば、スキューバダイビング中の女性モデルに係るテレビ動画映像が表示される。このテレビ動画映像の下方には第1チャンネルに係る当該放送日の放送時間と共に、KHN総合放送の番組表が表示されている。
【0125】
この動画表示領域Pmの右隣りにはKHN総合放送の裏番組に係る、第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の複数のサムネイル(静止画)映像が横方向に順次並べて表示されている。これらのサムネイル映像は例えば3秒乃至5秒間隔で表示が切り替わるようになされる。また、第1チャンネルと同様にして第3チャンネルのサムネイル映像の下方にはKHN教育放送の番組表が表示され、第4チャンネルのサムネイル映像の下方にはJPNテレビ放送の番組表が表示されている。
【0126】
同様にして、第6チャンネルのサムネイル映像の下方にはTTS放送の番組表が表示され、第8チャンネルのサムネイル映像の下方には扶桑テレビ放送の番組表が表示され、第10チャンネルのサムネイル映像の下方にはテレビ夕日放送の番組表が表示され、第12チャンネルのサムネイル映像の下方にはテレビ東放送の番組表が表示されている。これにより、第1、第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の番組表と共に、第1チャンネルのテレビ動画映像や、その裏番組に係る6つのサムネイル映像を結合し連動させた合成映像を同一ウインドウ20上で視ることができる。
【0127】
続いて、第1の実施例に係る情報処理方法について説明をする。図10及び図11は第1の実施例としての番組表情報配信処理システム2における処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0128】
この実施例では任意の電子情報内容を配信し処理する場合であって、情報配信系IIであるサーバ106から情報処理系Iである選局装置101へMY番組表画面26に係るアプリケーション(番組表情報)を配信する場合を前提とする。MY番組表画面26に係るアプリケーションにおいては、図8に示したように選局装置101とサーバ106との間で動画表示領域Pmや静止画表示領域Ps等の表示位置が予め登録されている場合を前提とする。
【0129】
これを前提して、図10に示すフローチャートのステップB1で、まず、当該情報処理装置103の電源をオンした後に、ステップB2で図6に示したようなトップページ画面24をLCD125のウインドウ20に表示する。
【0130】
そして、ステップB3に移行してインデックスボタン55が押下された否かによって表示制御が分岐する。インデックスボタン55は表示装置102のウインドウ20の外部に設けられている。インデックスボタン55が押下された場合はステップB4に移行する。ステップB4ではLCD125のウインドウ20にインデックス画面25が表示される。
【0131】
その後、ステップB5に移行してインデックス画面25内でテレビに関するキーがタッチされた否かによって表示制御が分岐する。テレビに関するいずれかのキーが押下された場合はステップB6に移行する。ステップB6では番組表情報を配信するサーバ106と、当該番組表情報を情報処理する情報処理処置103の選局装置101とがインターネット105を通じて接続される。そして、ステップB7で選局装置101からサーバ106へ、地上波テレビ放送のMY番組表画面26に係る番組表情報の配信が要求される。この配信要求は情報処理装置103を構成する表示装置102によりなされる。
【0132】
そして、ステップB8で選局装置101はサーバ106から所定の命令体系を含めたMY番組表画面26に係る番組表情報をダウンロード(受信)する。選局装置101ではサーバ106から受信したMY番組表画面26に係る番組表情報を例えば、選局装置101内蔵のEEPROM204に一時格納するようになされる。番組表情報の格納後はインターネット105への接続が「断」される。
【0133】
その後、ステップB9で表示装置102ではチャンネルが選局された否かによって表示制御が分岐する。ユーザによって「チャンネル」選局キーK2〜K7等の中で「MY番組表」キーK5がタッチされた場合は、図11にフローチャートのステップB10に移行してMY番組表画面26に係る番組表情報を読み出す。所定の命令体系に基づいて編集合成処理するためである。その後、ステップB11で選局装置101では地上波テレビ放送によるテレビ動画映像を受信する。このとき、選局装置101では、受信処理手段R1によって当該チャンネルのテレビ動画映像が受信され取得される。
【0134】
また、ステップB12では選局装置101によって裏番組に係る静止画映像が受信される。このとき、受信処理手段R2では例えば、3秒間に1回の割合でチャンネル選局を巡回動作させることによって複数の裏番組が取得される。そして、ステップB13に移行してサーバ106からのMY番組表画面26と、選局装置101で取得したテレビ動画映像と、裏番組に係る静止画映像(サムネイル映像)とが所定の命令体系(アプリケーション)に基づいて編集され合成処理するようになされる。
【0135】
このとき、図8に示したMY番組表画面26の動画表示領域Pmに、図4に示した受信処理手段R1で選局受信したテレビ動画映像を当てはめるように編集される。また、その画面の静止画表示領域Psには同様に示した受信処理手段R2でチャンネル選局巡回動作させることによって取得した裏番組に係る複数のサムネイル映像を当てはめるように編集される。
【0136】
そして、ステップB14で編集合成後のMY番組表画面26に係る合成映像をLCD125の同一画面上で表示するようになされる。このとき、例えば、図9に示したように、動画表示領域Pmには第1チャンネルのKHN総合で現在放送されている、例えば、スキューバダイビング中の女性モデルに係るテレビ動画映像が表示される。このテレビ動画映像の下方には第1チャンネルに係る当該放送日の放送時間と共に、KHN総合放送の番組表が表示されている。
【0137】
また、静止画表示領域Psには第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の複数のサムネイル(静止画)映像が横方向に順次並べて表示される。これらのサムネイル映像の下方には各々の番組表が表示される。これにより、第1、第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の番組表と共に、第1チャンネルのテレビ動画映像や、その裏番組に係る6つのサムネイル映像を結合し連動させた合成映像を同一ウインドウ20上で視ることができる。
【0138】
そして、ステップB15に移行して他のキーが押下(タッチ)されたかを判別する。他のキーが押下されてない場合はステップB14の同一画面上の表示処理を継続する。他のキーが押下された場合はステップB16に移行する。その押下はチャンネル切換か、または、他のテレビに関するキーかが判別される。チャンネルが切り換えられた場合はステップB11に戻って、その切り換えられたチャンネルのテレビ動画映像を受信し取得するようになされる。そのテレビ動画映像を動画表示領域Pmに表示するためである。
【0139】
従って、先のチャンネルから他のチャンネルに切り換えられた場合は、ステップB13で先のテレビ動画映像を静止画情報表示領域Pmでサムネイル映像によって表示するように編集され、今回のチャンネル切り換えによって、先に静止画表示領域Psに表示されていたチャンネルの静止画映像を今度は動画表示領域Pmでテレビ動画映像によって表示するような編集がなされる。
【0140】
そして、ステップB14で編集合成後のMY番組表画面26に係る合成映像をLCD125の同一画面上で表示するようになされる。また、ステップB15で他のキーが押下された場合であって、ステップB16でチャネル切り換えでもない場合は、ステップB17に移行してテレビに関するキーであるかが判別される。テレビに関するキーである場合は図10に示すフローチャートのステップB5に戻ってテレビに関するどのキーが押下されたかが判別される。このとき、テレビに関するキーの入力が押下されたような場合はステップB20に移行して他の処理を実行する。
【0141】
更に、ステップB15で他のキーが押下された場合であって、ステップB16のチャネル切り換えでもなく、ステップB17のテレビに関するキーのいずれにも該当しない場合はステップB18に移行してインデックス画面25に戻るかが判別される。インデックス画面25に戻る場合は「戻る」キーK17等が押下されることから、ステップB4に戻ってLCD125にインデックス画面25を表示する。インデックス画面25に戻らない場合はステップB29に移行する。
【0142】
なお、ステップB3でインデックスボタン55が押下されない場合、ステップB5でテレビに関するキーが押下されない場合は及び、ステップB9でチャンネルが選局されない場合は、図11のステップB19にジャンプして他の処理を実行する。その後、ステップB20に移行する。
【0143】
このステップB20では当該MY番組表画面26を終了して他の表示処理をするか判別される。他の表示処理をする場合は「TOP」キーK0がタッチされることから、ステップB2に戻ってトップページ画面24を表示した後に、上述した処理を繰り返される。この表示処理を終了する場合、例えば、電源オフ情報を検出してMY番組表画面26に係る表示処理を終了する。
【0144】
このように、本発明に係る第1の実施例としての番組表情報配信処理システム2によれば、サーバ106からMY番組表画面26に係る番組表情報を受信して映像表示処理する場合に、ステップB13でサーバ106からのMY番組表画面26と、選局装置101で取得したテレビ動画映像と、裏番組に係る静止画映像(サムネイル映像)とが所定の命令体系(アプリケーション)に基づいて編集され合成処理するようになされる。
【0145】
従って、サーバ106から受信したMY番組表画面26に係る番組表情報に、選択装置101で取得したテレビ動画映像やその裏番組に係るサムネイル映像等を結合し連動させた合成映像をLCD125の同一ウインドウ20上で視ることができる。これにより、当該LCD125で非常に見やすいユーザ独自のMY番組表画面26を再現性良く構築することができる。
【0146】
[第2の実施例]
図12は本発明に係る第2の実施例としてのLCD125における表示領域例を示すイメージ図である。図12に示すLCD125に係るウインドウ20における表示領域例によれば、上部表示部21と下部表示部22との間にコンテンツ表示部23が割り当てられている。これは前にも述べた通りである。
【0147】
このコンテンツ表示部23で、例えば、「airboテレビ」に係る電子情報内容を表示する場合には、第1の実施例と異なる表示位置やその大きさ等により動画表示領域Pm’、静止画表示領域Ps’及び電子番組ガイド表示領域Pc’が予め割り当てられている。
【0148】
この例で親画面を構成する動画表示領域Pm’は、コンテンツ表示部23の表示領域Aを占めるように割り当てられている。電子番組ガイド表示領域Pc’はコンテンツ表示部23であって、動画表示領域Pm’の右隣りの表示領域Bに割り当てられている。子画面を構成する静止画表示領域Ps’は表示領域B内に割り当てられている。この静止画表示領域Ps’と動画表示領域Pm’との間の電子番組ガイド表示領域Pc’には、第1の実施例のような番組表示容量が割り当てられない。これはサムネイル映像に対応したその放送番組のタイトル又は放送内容の特徴等を表示するためである。もちろん、これらの位置及び大きさ等に限られることはない。
【0149】
第1の実施例と同様にして動画表示領域Pm’及び静止画表示領域Ps’の表示位置や大きさ等は、当該システム構築時に選局装置101とサーバ106の間で取り決めればよい。静止画表示領域Ps’は更に複数のサムネイル表示領域に分割される。この例では静止画表示領域Ps’が第1の実施例と同様にして6つに分割され、裏番組に係る静止画映像(サムネイル画面)を表示するようになされる。
【0150】
図13はairboテレビ画面27の表示例を示すイメージ図である。このairboテレビ画面27は図12に示した動画表示領域Pm’、静止画表示領域Ps’及び電子番組ガイド表示領域Pc’に、各々の映像を当てはめた例を示している。
【0151】
図13に示すLCD125のウインドウ20における表示例によれば、上部表示部21には「airboテレビ」に係る映像と共に、「番組表」選択キーK5、「airboテレビ」選択キーK4、「今日のみどころ」選択キーK、「設定」キーK、「検索」キーK14、「表示板」選択キーK3、「チャット」選択キーK2、「TOP」選択キーK0等が表示される。「airboテレビ」選択キーK4は「airboテレビ」が選択されていることから、ホーム表示色の水色から黄緑の動作表示に切り替えられている。
【0152】
上部表示部21の下方に位置するコンテンツ表示部23の動画表示領域Pm’には第1チャンネルのKHN総合で現在放送されている、例えば、スキューバダイビング中の女性モデルに係るテレビ動画映像が表示される。このテレビ動画映像の右側には第1チャンネルに係るKHN総合放送の番組タイトルが表示される。この番組タイトルの右隣には第1チャンネルに係るサムネイル映像が表示される。
【0153】
このサムネイル映像に代えて、動画表示領域Pm’に表示されているテレビ動画映像を縮小した動画映像をここに表示してもよい。このサムネイル映像の右隣りには第1チャンネルの選局キーK31が表示される。第1チャンネルの選局キーK31は第1チャンネルが選択されていることから、ホーム表示色の水色から黄緑の動作表示に切り替えられている。
【0154】
この第1チャンネルに係るサムネイル映像の下隣りにはKHN総合放送の裏番組に係る、第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の複数のサムネイル(静止画)映像が縦方向に順次並べて表示されている。これらのサムネイル映像は第1の実施例と同様にして3秒乃至5秒間隔で表示が切り替わるようになされる。また、第1チャンネルと同様にして第3チャンネルのサムネイル映像の左隣りにはKHN教育放送の番組タイトルが表示される。これと共にサムネイル映像の右隣りには第3チャンネルの選局キーK32が表示される。選択キーK32は第3チャンネルを選択する際にタッチされる。
【0155】
第3チャンネルのサムネイル映像の下方には第4チャンネルのサムネイル映像が表示され、その左隣りにはJPNテレビ放送の番組タイトルが表示されている。第4チャンネルのサムネイル映像の右隣りには第4チャンネルの選局キーK33が表示される。選択キーK33は第4チャンネルを選択する際にタッチされる。
【0156】
同様にして、第4チャンネルのサムネイル映像の下方には第6チャンネルのサムネイル映像が表示され、その左隣りにはTTSテレビ放送の番組タイトルが表示されている。第6チャンネルのサムネイル映像の右隣りには第6チャンネルの選局キーK34が表示される。選択キーK34は第6チャンネルを選択する際にタッチされる。
【0157】
また、第6チャンネルのサムネイル映像の下方には第8チャンネルのサムネイル映像が表示され、その左隣りには扶桑テレビ放送の番組タイトルが表示されている。第8チャンネルのサムネイル映像の右隣りには第8チャンネルの選局キーK35が表示される。選択キーK35は第8チャンネルを選択する際にタッチされる。
【0158】
更に、第8チャンネルのサムネイル映像の下方には第10チャンネルのサムネイル映像が表示され、その左隣りにはテレビ夕日放送の番組タイトルが表示されている。第10チャンネルのサムネイル映像の右隣りには第10チャンネルの選局キーK36が表示される。選択キーK36は第10チャンネルを選択する際にタッチされる。
【0159】
また、第10チャンネルのサムネイル映像の下方には第12チャンネルのサムネイル映像が表示され、その左隣りにはテレビ東放送の番組タイトルが表示されている。第12チャンネルのサムネイル映像の右隣りには第12チャンネルの選局キーK37が表示される。選択キーK37は第12チャンネルを選択する際にタッチされる。これにより、第1、第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の番組タイトルと共に、第1チャンネルのテレビ動画映像や、その裏番組に係る6つのサムネイル映像を結合し連動させた合成映像を同一ウインドウ20上で視ることができる。
【0160】
続いて、第2の実施例に係る情報処理方法について説明をする。図14及び図15は第2の実施例としての番組表情報配信処理システム2における処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0161】
この実施例では任意の電子情報内容を配信し処理する場合であって、サーバ106から選局装置101へ「airboテレビ」に係るアプリケーション(番組表情報)を配信する場合を前提とする。「airboテレビ」に係るアプリケーションにおいては、図12に示したように選局装置101とサーバ106との間で動画表示領域Pm’や静止画表示領域Ps’等の表示位置が予め登録されている場合を前提とする。
【0162】
これを前提して、図14に示すフローチャートのステップC1で、まず、当該情報処理装置103の電源をオンした後に、ステップC2で図6に示したようなトップページ画面24をLCD125のウインドウ20に表示する。
【0163】
そして、ステップC3に移行してインデックスボタン55が押下された否かによって表示制御が分岐する。インデックスボタン55が押下された場合はステップC4に移行する。ステップC4ではLCD125のウインドウ20にインデックス画面25が表示される。
【0164】
その後、ステップC5に移行してインデックス画面25内でテレビに関するキーがタッチされた否かによって表示制御が分岐する。テレビに関するいずれかのキーが押下された場合はステップC6に移行する。ステップC6では第1の実施例と同様にしてサーバ106と、選局装置101とがインターネット105を通じて接続される。そして、ステップC7で選局装置101からサーバ106へ、地上波テレビ放送の「airboテレビ」に係る番組表情報の配信が要求される。この配信要求は表示装置102から選局装置101を通じて実行される。
【0165】
そして、ステップC8で選局装置101はサーバ106から所定の命令体系を含めた「airboテレビ」に係る番組表情報をダウンロード(受信)する。選局装置101ではサーバ106から受信した「airboテレビ」に係る番組表情報を第1の実施例と同様にして、EEPROM204等に一時格納するようになされる。番組表情報の格納後はインターネット105への接続が「断」される。
【0166】
その後、ステップC9で表示装置102ではチャンネルが選局された否かによって表示制御が分岐する。ユーザによって「チャンネル」選局キーK2〜K7等の中から「airboテレビ」キーK4が選択された場合は、図15にフローチャートのステップC10に移行して「airboテレビ」に係る番組表情報を読み出す。所定の命令体系に基づいて編集合成処理するためである。
【0167】
そして、ステップC11で選局装置101では地上波テレビ放送によるテレビ動画映像を受信する。このとき、選局装置101では、受信処理手段R1によって当該チャンネルのテレビ動画映像が受信され取得される。
【0168】
また、ステップC12では選局装置101によって裏番組に係る静止画映像が受信される。このとき、受信処理手段R2では第1の実施例と同様にして3秒間に1回の割合でチャンネル選局を巡回動作させることによって複数の裏番組が取得される。
【0169】
そして、ステップC13に移行してサーバ106からの「airboテレビ」と、選局装置101で取得したテレビ動画映像と、裏番組に係る静止画映像(サムネイル映像)とが所定の命令体系(アプリケーション)に基づいて編集され合成処理するようになされる。このとき、図12に示した「airboテレビ」の画面の動画表示領域Pm’に、図4に示した受信処理手段R1で選局受信したテレビ動画映像を当てはめるように編集される。また、その画面の静止画表示領域Ps’には同様に示した受信処理手段R2でチャンネル選局巡回動作させることによって取得した裏番組に係る複数のサムネイル映像を当てはめるように編集される。
【0170】
その後、ステップC14で編集合成後の「airboテレビ」に係る合成映像をLCD125の同一画面上で表示するようになされる。このとき、例えば、図13に示したように、動画表示領域Pm’には第1チャンネルのKHN総合で現在放送されている、例えば、スキューバダイビング中の女性モデルに係るテレビ動画映像が第1の実施例に比べて大きく表示される。このテレビ動画映像の右側には第1チャンネルに係るKHN総合放送の番組タイトルが表示されいる。
【0171】
この番組タイトルの右隣には第1チャンネルに係るサムネイル映像が表示される。また、第1チャンネルに係るサムネイル映像の下隣りには第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の複数のサムネイル(静止画)映像が縦方向に順次並べて表示されている。これらのサムネイル映像は第1の実施例と同様にして3秒乃至5秒間隔で表示が切り替わるようになされる。
【0172】
また、第1チャンネルと同様にして各々のチャンネルのサムネイル映像の左隣りには各々の放送に係る番組タイトルが表示される。これにより、第1、第3、第4、第6、第8、第10及び第12チャンネル等の番組タイトルと共に、第1チャンネルのテレビ動画映像や、その裏番組に係る6つのサムネイル映像を結合し連動させた合成映像を同一ウインドウ20上で視ることができる。
【0173】
そして、ステップC15に移行して他のキーが押下(タッチ)されたかを判別する。他のキーが押下されてない場合はステップC14の同一画面上の表示処理を継続する。他のキーが押下された場合はステップC16に移行する。その押下はチャンネル切り換えか、または、他のテレビに関するキーかが判別される。チャンネルが切り換えられた場合はステップC11に戻って、その切り換えられたチャンネルのテレビ動画映像を受信し取得するようになされる。そのテレビ動画映像を動画表示領域Pm’に表示するためである。
【0174】
従って、先のチャンネルから他のチャンネルに切り換えられた場合は、ステップC13で先のテレビ動画映像を静止画情報表示領域Ps’でサムネイル映像によって表示するように編集され、今回のチャンネル切り換えによって、先に静止画表示領域Ps’に表示されていたチャンネルの静止画映像を今度は動画表示領域Pm’でテレビ動画映像によって表示するような編集がなされる。そして、ステップC14で編集合成後の「airboテレビ」に係る合成映像をLCD125の同一画面上で表示するようになされる。
【0175】
また、ステップC15で他のキーが押下された場合であって、ステップC16でチャネル切り換えでもない場合は、ステップC17に移行してテレビに関するキーであるかが判別される。テレビに関するキーである場合は図14に示すフローチャートのステップC5に戻ってテレビに関するどのキーが押下されたかが判別される。このとき、テレビに関するキーの入力が押下されたような場合はステップC20に移行して他の処理を実行する。
【0176】
更に、ステップC15で他のキーが押下された場合であって、ステップC16のチャネル切り換えでもなく、ステップC17のテレビに関するキーのいずれにも該当しない場合はステップC18に移行してインデックス画面25に戻るかが判別される。インデックス画面25に戻る場合は「戻る」キーK17等が押下されることから、ステップC4に戻ってLCD125にインデックス画面25を表示する。インデックス画面25に戻らない場合はステップC29に移行する。
【0177】
なお、ステップC3でインデックスボタン55が押下されない場合、ステップC5でテレビに関するキーが押下されない場合は及び、ステップC9でチャンネルが選局されない場合は、図15のステップC19にジャンプして他の処理を実行する。その後、ステップC20に移行する。
【0178】
このステップC20では当該「airboテレビ」を終了して他の表示処理をするか判別される。他の表示処理をする場合は「TOP」キーK0がタッチされることから、ステップC2に戻ってトップページ画面24を表示した後に、上述した処理を繰り返される。この表示処理を終了する場合、例えば、電源オフ情報を検出して「airboテレビ」に係る表示処理を終了する。
【0179】
このように、本発明に係る第2の実施例としての番組表情報配信処理システム2によれば、サーバ106から「airboテレビ」に係る番組表情報を受信して映像表示処理する場合に、ステップC13でサーバ106からの「airboテレビ」と、選局装置101で取得したテレビ動画映像と、裏番組に係る静止画映像(サムネイル映像)とが所定の命令体系(アプリケーション)に基づいて編集され合成処理するようになされる。
【0180】
従って、サーバ106から受信した「airboテレビ」に係る番組表情報に、選択装置101で取得したテレビ動画映像やその裏番組に係るサムネイル映像等を結合し連動させた合成映像をLCD125の同一ウインドウ20上で視ることができる。これにより、当該LCD125で非常に見やすいユーザ独自のairboテレビ画面27を再現性良く構築することができる。
【0181】
これらの実施例で、受信可能チャネルが増えて、番組表中の放送局数が増加した場合でも、そのサムネイル映像に隣接して表示された番組タイトルや、その放送番組以降の放送内容を同一画面から知ることができる。これにより、慣れないユーザに取って番組表情報配信処理サービス2を有効に利用できるばかりか、益々この種の配信サービスの需要が向上することが見込まれる。
【0182】
これらの実施例では電子情報内容に関して番組表情報の場合について説明したがこれに限られることはなく、例えば、ユーザが取得したビデオ映像と、デジタルカメラで撮影した静止画映像と、webサイトから配信される、例えば、アルバム整理情報等の電子情報内容を編集合成処理して同一画面上で表示する情報処理システムを構築する場合にも同様な効果が得られる。
【0183】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る情報処理システムによれば、情報配信系に番組表画面を表示する電子情報内容を配信要求して受信する情報処理装置を備え、この情報処理装置は情報配信系から受信した電子情報内容と、自機の受信処理手段で受信した任意の番組動画映像とを編集合成処理し、編集合成後の番組動画映像を番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示処理するものである。
【0184】
この構成によって、情報配信装置から受信した番組表等の電子情報内容に、自機の受信処理手段で受信したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画映像等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。従って、当該情報処理装置で非常に見やすいユーザ独自の専用の番組表画面等を構築することができる。
【0185】
本発明に係る情報処理装置によれば、情報配信系から番組表画面を表示する電子情報内容を受信して情報処理する場合に、電子情報内容を配信する情報配信系と当該電子情報内容を情報処理する制御装置とが通信手段を介して接続され、この制御装置では情報配信系に配信要求して電子情報内容を受信し、この電子情報内容に対して自機の受信処理手段で受信した任意の番組動画映像を編集合成処理し、表示手段には編集合成後の番組動画映像が番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示されるものである。
【0186】
この構成によって、情報配信系から受信した番組表等の電子情報内容に、自機の受信処理手段で受信したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画映像等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。従って、当該情報処理装置で非常に見やすいユーザ独自専用の番組表画面等を構築することができる。
【0187】
本発明に係る情報処理方法によれば、番組表画面を表示する電子情報内容を配信し処理する場合に、その電子情報内容を配信する情報配信系と当該電子情報内容を情報処理する情報処理系とが通信手段を通じて接続され、情報処理系は、情報配信系に配信要求して電子情報内容を受信すると共に、情報処理系の受信処理手段で受信した任意の番組動画映像を受信し、この情報配信系から受信した電子情報内容と当該情報処理系で受信した番組動画映像とを編集合成し、編集合成後の番組動画映像が番組表画面の所定の位置に当てはめて表示すると共に、裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内に表示するようになされる。
【0188】
この構成によって、情報配信系から受信した番組表等の電子情報内容に、情報処理系で取得したテレビ動画映像やその裏番組に係る静止画等の表示情報を結合し連動させた合成映像を同一画面上で視ることができる。従って、当該情報処理系で非常に見やすいユーザ独自専用の番組表画面等を構築することができる。
【0189】
この発明は既存の放送番組に係る番組表等の電子情報内容を配信するサービスシステムに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての情報処理システム100の構成例を示すブロック図である。
【図2】情報処理システム100における処理例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る各実施例としての番組表情報配信処理システム2の構成例を示すイメージ図である。
【図4】選局装置101の内部構成例を示すブロック図である。
【図5】表示装置102の内部構成例を示すブロック図である。
【図6】LCD125におけるトップページ画面24の表示例を示すイメージ図である。
【図7】トップページ画面24上のインデックス画面25の表示例を示すイメージ図である。
【図8】本発明に係る第1の実施例としてのLCD125における表示領域例を示すイメージ図である。
【図9】MY番組表画面26の表示例を示すイメージ図である。
【図10】第1の実施例としての番組表情報配信処理システム2における処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図11】番組表情報配信処理システム2における処理例(その2)を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る第2の実施例としてのLCD125における表示領域例を示すイメージ図である。
【図13】airboテレビ画面27の表示例を示すイメージ図である。
【図14】第2の実施例としての番組表情報配信処理システム2における処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図15】番組表情報配信処理システム2における処理例(その2)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2・・・番組表情報配信処理システム、20・・・ウインドウ、21・・・上部表示部、22・・・下部表示部、23・・・コンテンツ表示領域、24・・・トップページ画面、25・・・インデックス画面、26・・・MY番組表画面、27・・・airboテレビ画面、100・・・情報処理システム、101・・・選局装置(情報処理装置)、102・・・表示装置(情報処理装置)、103・・・情報処理装置、105・・・インターネット(通信手段)、106・・・サーバ(情報配信装置)、107・・・データベース、125・・・LCD(表示手段)、200,300・・・制御部(配信要求手段,制御装置)、204,304・・・EEPROM(記憶装置)、351・・・タッチパネル
Claims (3)
- 番組表画面を表示する電子情報内容を配信し処理するシステムは、
前記電子情報内容を配信する情報配信装置と、
前記情報配信装置に配信要求して電子情報内容を受信し、当該電子情報内容を情報処理する情報処理装置と、
前記情報配信装置と情報処理装置とを接続する通信手段とを備え、
前記情報処理装置は、
ある番組と同一時刻に放送されている他の番組を裏番組としたとき、当該裏番組を受信可能なテレビ放送用の受信処理手段を有し、
前記情報配信装置から受信した電子情報内容と前記受信処理手段で受信した任意の番組動画映像とを編集合成処理し、
編集合成後の前記番組動画映像を前記番組表画面の予め定められた動画表示領域に前記番組動画映像を放送するチャンネルの番組表と対にして表示すると共に、前記裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内の予め定められた静止画表示領域に前記複数の静止画映像をそれぞれ放送するチャンネル毎の番組表と対にして表示し、
前記情報処理装置は、少なくとも2系統のテレビ放送用の受信処理手段を備え、
前記番組表画面の動画表示領域に、第1の受信処理手段によって選局受信した任意の番組動画映像を当てはめて表示すると共に、第2の受信処理手段を所定の時間毎に選局巡回させることによって受信した前記裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内の静止画表示領域に表示する情報処理システム。 - 情報配信系から番組表画面を表示する電子情報内容を受信して情報処理する装置は、
ある番組と同一時刻に放送されている他の番組を裏番組としたとき、当該裏番組を受信可能なテレビ放送用の受信処理手段と、
前記情報配信系に対して電子情報内容を配信要求する配信要求手段と、
前記配信要求手段によって配信要求した前記電子情報内容を前記情報配信系から受信し、当該電子情報内容と前記受信処理手段で受信した任意の番組動画映像とを編集合成する制御装置と、
前記制御装置により編集合成された後の前記番組動画映像を前記番組表画面の予め定められた動画表示領域に前記番組動画映像を放送するチャンネルの番組表と対にして表示すると共に、前記裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内の予め定められた静止画表示領域に前記複数の静止画映像をそれぞれ放送するチャンネル毎の番組表と対にして表示し、
前記制御装置で編集合成される番組動画映像を受信するテレビ放送用の受信処理手段は、少なくとも2系統が備えられ、
前記制御装置は、
前記番組表画面の動画表示領域に、第1の受信処理手段によって選局受信した任意の番組動画映像を当てはめて表示すると共に、第2の受信処理手段を所定の時間毎に選局巡回動作させることによって受信した前記裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内の静止画表示領域に表示する情報処理装置。 - 番組表画面を表示する電子情報内容を配信し処理する情報処理方法は、
前記電子情報内容を配信する情報配信系と当該電子情報内容を情報処理する情報処理系とが通信手段を通じて接続され、
前記情報処理系が、
前記情報配信系に配信要求して前記電子情報内容を受信すると共に、当該情報処理系で任意の番組動画映像を受信し、
前記情報配信系から受信した電子情報内容と当該情報処理系で受信した前記番組動画映像とを編集合成し、
編集合成後の前記番組動画映像を前記番組表画面の予め定められた動画表示領域に前記番組動画映像を放送するチャンネルの番組表と対にして表示すると共に、前記裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内の予め定められた静止画表示領域に前記複数の静止画映像をそれぞれ放送するチャンネル毎の番組表と対にして表示し、
前記編集合成される番組動画映像を受信するテレビ放送用の受信処理手段は、少なくとも2系統が備えられ、
前記番組表画面の動画表示領域に、第1の受信処理手段によって選局受信した任意の番組動画映像を当てはめて表示すると共に、第2の受信処理手段を所定の時間毎に選局巡回動作させることによって受信した前記裏番組に係る複数の静止画映像を同一番組表画面内の静止画表示領域に表示する情報処理方法。
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