JP4549361B2 - 自己申告方式クリニックのネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、個人情報の漏洩を保護しつつ受付時間も含めて100秒程度で済ませることで「3時間待ちの3分間診療」問題を軽減する診療ネットワークシステムに関する。
従来から、外来患者の声として、風邪、花粉症、水虫、高血圧、物貰い等の軽度な疾患に対しての「3時間待ちの3分診療」に対する批判が高かった。特に時間の無いビジネスマンは診療時間となる日中に3時間も待たされたのでは仕事にならないという理由があり職場からの理解も得られ難く、また一方ではかかりつけの医者つことにより、例えば同じ症状であった場合には薬をもらいに来るだけの患者もいるが、現状システムにおいては実際に医師が患者を確認する必要があるので、上記のような診療を受けるためには順番を待たなくてはならず、「3時間待ちの3分間診療」問題は解決の糸口すら見いだせないのが現状である。
また、医療サービスの明瞭化、或いは医療機関同士の競争という点では診療見積があれば便利だと思われていたが、法的な規制により医師が自由に特定患者に対して見積を出すことが出来なかった。
更に、インターネットが普及したことにより各種サービスがインターネットで申し込めるようになったが、こと医療に関しては個人情報が流出する可能性があり、利用者の理解を得ることは難しいのが現状である。
また、医療側の立場からすると、高齢者の診療報酬定額化や社会保障費の削減が叫ばれる中、現場において「3時間待ちの3分間診療」問題の改善に苦悩する医師に対するプレッシャーは高まるばかりである。その結果、専門家として知的労働者としての活用を期待される医師達が、実際の現場では、その理想とはほど遠い、肉体労働に近い過酷な労働を強いられているのが現状である。
病院のバーチャル化によるソリューションのひとつとして、特許文献1には、医師がITを利用してサイト上の架空の病院へ接続、空き時間を勤務にあてる。また患者がITを利用してサイト上の架空の病院へ接続し医師へ訴えを掲示する。また出された処方はITを利用して過去の蓄積データー等と照合して間違いを発見する方式。また処方に患者の名前や住所等の情報を加えて、患者近隣の調剤薬局等へ送信し郵送、配達する方式。以上、サイト上に全世界規模の世界最大の病院を設置することと、また関連発明として、患者が携帯電話等でITを利用し、病院へアクセスして受け付け手続きをして、待ち時間を確認する方式が開示されている。
更に特許文献2には、ポイント会員が医療ネットの例えばホームページを介して加盟医院を検索し、検索した医院で受けることができる診療項目、診療を受けたときの獲得ポイントを予め確認して医療ネットに診療申し込みを行い、医療ネットから参加医院に問い合わせをして予約を行い、会員に報知する。ポイント会員はこの結果を持って選択した医院に行き、実際の診療項目を相談して決定し、受けた診療行為に対応するポイントを獲得する方法によって、予め不特定多数のものに報酬金額を提示できない例えば医療機関などにおいても、処置ごとに報奨ポイントを定めて予め提示することにより、会員が医療ネットの加盟医院で例えば自由診療を受けるときに、受けることができる処理や診療料金の概略を確認可能とするポイント管理システムが開示されている。
また特許文献3には、医科診療報酬点数表に基づいて医療費を見積もる医療費見積りシステムにおいて、前記医科診療報酬点数表に基づいた患者の要求に対応する医科診療点数を検索する医科診療点数検索手段と、前記医科診療点数検索手段により検索された医科診療点数表に基づいて前記患者の要求に対応する医療費を計数する医療費計数手段と、前記患者の要求に少なくとも健康保険に関する要求が含まれている場合にその保険料を計数する保険料計数手段と、前記医療費計数手段と、前記保険料計数手段とにより計数された見積り額を前記患者に通知する通知手段とを備える医療費見積りシステムについて開示されている。
更に特許文献4には、サーバーシステムに、患者端末が接続され、前記サーバーシステムには、医療機関等に関するデーターや、カルテ等の患者の記録データー、診療の経過や処置内容等の記録データー、病気の症例を示すデーター等を格納する医療情報データーベースと、診療の経過や処置内容等の記録データーを加工して、報酬請求等の医療事務を行うための制御手段、記憶手段、表示手段、入力手段、出力手段と、登録された情報の内必要な情報をサーバーシステムにアクセスする患者の端末画面上に表示させる情報送信表示手段と、を備え、サーバー側でデーター管理、報酬算出等を行うオンライン医療情報管理サーバーシステムが開示されている。
また特許文献5には、複数の患者端末と複数の病院端末とに接続された病院情報提供システムにおいて、医療情報が蓄積されている医療情報データーベースと、この医療情報データーベースに接続された医療情報端末とを具備し、医療情報端末は、患者端末の1つからの病院情報提供サービスの依頼に呼応して記患者端末の1つに病状情報と病院選択条件情報との送信を促し、患者端末の1つから受信した病状情報と病院選択条件情報とで医療情報データーベースを検索することにより、複数の病院を特定し、特定した病院の病院端末に、病状情報を送信して、特定した病院に診療費用見積り情報の送信を促し、特定した病院の病院端末から受信した診療費用見積り情報に基づいて、診療費用見積り項目を含む病院リストを作成し、この作成した病院リストを患者端末の1つに送信する医療情報提供システム、医療情報提供方法、病院の受診費用見積り方法、医療情報データーベース及び患者端末について開示されている。
特開2003−016195 特開2004−054760 特開2003−281267 特開2002−140438 WO01/090977
上記において、特許文献1に記載されているオンラインホスピタルにおいては、患者や医師がITを利用してサイト上の架空の病院へ接続して様々なサービスの提供をネット上で受けるものであるが、現実問題として前記サイト上の架空の病院を運営することは現在の法律に照合してみても難しい。また、「3時間待ちの3分間診療」問題の解決については何ら関係のない発明である。また、個人情報管理に関しては何ら配慮されていない。
特許文献2においては、医者などが自由診療などにおいて料金を不特定多数の人に知らせることが出来ないので診療点数の代わりにポイントで診療・処方箋の見積を設定しているが、「3時間待ちの3分間診療」問題については何も解決できない。また、個人情報管理に関しては何ら配慮されていない。
特許文献3に記載された医療費見積りシステムにおいては、患者の診療にかかる費用を会計時前に見積り額として計数し、その計数された見積り額を表示することは可能であるが、「3時間待ちの3分間診療」問題については何も解決できない。また、個人情報管理に関しては何ら配慮されていない。
特許文献4に記載のオンライン医療情報管理サーバーシステムには、予防、検査や治療等の費用見積を算出するための見積算出手段が備えられているが、「3時間待ちの3分間診療」問題については何も解決できない。また、個人情報管理に関しては何ら配慮されていない。
特許文献5に記載の病院情報提供システムや方法においては、医療情報データーベースを使って、診療費用見積情報を患者端末に送信する機能と、患者が選択した病院に患者端末から直接予約を入れる予約情報送信機能について記載されているが、「3時間待ちの3分間診療」問題に対しては何ら解決策とはならない。また、個人情報管理に関しては何ら配慮されていない。
本発明は上記の問題点、つまり個人情報を保護しながら、「3時間待ちの3分間診療」問題を解決すべく、特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する複数の登録医療機関をグリッド構成することにより現行の医療体制と連携可能な自己申告方式クリニックのネットワークシステムを提供しようとするものである。
平成18年6月21日に改正され、平成19年4月1日から施行される医師法において、第4章の業務にある第20条には、診療に関して、”医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。”と規定され、
また処方箋に関しては同法第20条に、
第22条には、”医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当つている者に対して処方せんを交付しなければならない。ただし、患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。
1.暗示的効果を期待する場合において、処方せんを交付することがその目的の達成を妨げるおそれがある場合
2.処方せんを交付することが診療又は疾病の予後について患者に不安を与え、その疾病の治療を困難にするおそれがある場合
3.病状の短時間ごとの変化に即応して薬剤を投与する場合
4.診断又は治療方法の決定していない場合
5.治療上必要な応急の措置として薬剤を投与する場合
6.安静を要する患者以外に薬剤の交付を受けることができる者がいない場合
7.覚せい剤を投与する場合
8.薬剤師が乗り組んでいない船舶内において薬剤を投与する場合“
と記載されている。しかし、特定情報ではなく、一般情報によって診療や処方箋の見積を作成してはいけないという規定はないので、個人情報を使わずに診療や処方箋の見積を作成する行為は合法であり、本発明はこの合法性と患者本人の個人情報の取り扱いに注目してなされた発明である。
前記の課題を解決すべく、本発明では、患者の会員情報とアクセスIDを持つ通信端末と、前記アクセスIDを個人情報と紐付けされない会員データーとして持ち、診療・処方箋の見積データーベースと接続された診療・処方箋の見積サーバーと、予約データーを生成する予約サーバーと、特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する登録医療機関に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な医療機関用予約表示端末と、特定医療法人と業務契約した登録調剤薬局に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な調剤薬局用予約表示端末と、電子カルテ機能と電子レセプト機能を持つメディカルサーバーとで構成される自己申告方式クリニックのネットワークシステムであって、
前記診療・処方箋の見積サーバーは、医師によって事前作成され且つ前記メディカルサーバーにより更新されたデーターベースと患者から送信されてきた問診データーとを比較し、合致するデーターに紐付けされた見積コードを選択する選択手段と、医科診療報酬点数表および調剤報酬点数表に基づいて電子レセプト機能を使って診療・調剤報酬の見積金額を算出する見積金額算出手段と、前記選択した見積コードと前記算出した見積金額を前記通信端末に送信する送信手段を備え、
前記予約サーバーは、前記通信端末から前記会員情報と共に前記診療・処方箋の見積データーのコードを受信する受信手段と、前記会員情報とリンクした予約番号を生成する生成手段と、前記通信端末および前記医療機関用と調剤薬局用予約表示端末に前記予約番号を送信する送信手段とを備え、
前記メディカルサーバーは、個人ごとの電子カルテを作成する作成手段と、個人ごとの処方箋を生成する生成手段と、医師が患者を診断して作成した更新データーを前記見積サーバーに送信する送信手段とを備えるようにした。
これにより、個人情報を持たない診療・処方箋の見積サーバーによって選択した医療機関と調剤薬局における診療と処方箋の見積が生成され、少なくとも1つの個人情報を含む予約サーバーで医療機関および調剤薬局に対して予約が完了し、電子カルテやレセプトプログラムを搭載したメディカルサーバーを使って通常の治療が受けられるので、見積段階において個人情報が漏洩することはなく、安心して治療と処方箋の見積を取得できるようになる。
また、前記メディカルサーバーがデーターベースとバッファーメモリーを備え、前記データーベースのデーター更新は、前記バッファーメモリーを介して行われるようにすることも考えらえる。
これにより、万が一メディカルサーバーが外部から攻撃されたとしてもバッファーメモリーが外部攻撃から保護してくれるのでサイバーテロの被害を受けることはなくなる。
更に、前記登録医療機関および調剤薬局に対する支払いは、前記患者が事前登録したクレジットカード或いはおサイフケータイ(登録商標)などの電子マネーを使って前記特定医療法人に対して前記見積金額の支払うことも考えられる。これにより医療機関における会計処理が迅速化できる効果が期待できる。
本発明の自己申告方式クリニックのネットワークシステムは、患者の個人情報を持たず、診察内容と薬の診療・処方箋の見積を生成する診療・処方箋の見積サーバーにリンクする医療機関の医療機関用予約表示端末と、患者の個人情報を扱う、特定医療法人と業務委託契約した医師が実際の診療時に使う電子カルテ・レセプトサーバーを使い分けることにより、個人情報を保護しながら、従来は行われていなかった診療・処方箋の見積および診療内容の篩い分けを可能とした。これにより、風邪などの簡単に診察できる軽度疾患の患者や高血圧などの再診で薬だけが必要な患者を地域医療機関により短時間で分散処理することにより、医療の効率化が改善され、医療サービスを受ける側も提供する側もトータルで時間を節約する医療サービスが提供できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一機能を有するものは同一の符号とし、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の自己申告方式クリニックのネットワークシステムにおける基本概念図を示したものである。本ネットワークシステムは、患者が所有し、会員情報とアクセスIDを持つ通信端末と、前記アクセスIDを個人情報と紐付けされない会員データーとして持ち、診療・処方箋の見積データーベースと接続された診療・処方箋の見積サイトを持つ見積サーバーと、予約データーを生成する予約サイトの予約サーバーと、特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する登録医療機関に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な100秒クリニックの医療機関用予約表示端末と、特定医療法人と業務契約した登録調剤薬局に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な調剤調剤薬局の調剤薬局用予約表示端末と、電子カルテ機能と電子レセプト機能を持ち、前記100秒クリニックで診療に使うメディカルサーバーとで構成される。
最初のプロセスP1において、患者1は通信端末2を使って会員登録と特定情報の入力を行う。
プロセスP2では、患者1は通信端末2を使って見積サイトにある診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスし、個人情報を使わずに、問診又は疾患名を入力することにより一般的な診療及び処方箋の見積コードを通信端末2で受信する。
プロセスP3では、患者1が通信端末2を使って予約サイトにある診療予約サーバー7をアクセスして、通信端末2に格納していた会員登録情報(会員番号)と診療及び処方箋の見積コードを通信端末2から診療予約サーバー7に送信することにより、診療予約サーバー7で予約番号を発番する。
プロセスP4では、予約サイトにある診療予約サーバー7から登録医療機関100秒クリニック9に会員登録情報(会員番号)と診療及び処方箋の見積コードがエンコードされた予約番号を通知する。
プロセスP5では、予約サイトにある診療予約サーバー7から登録調剤薬局10に会員登録情報(会員番号)と処方箋の見積コードがエンコードされた予約番号を通知する。
プロセスP6では、患者1が通信端末2と健康保険証1aを持って登録医療機関100秒クリニック9を訪れ、診療受付をすることにより、医師12による診療を受ける。
プロセスP7では、医師12の診療により処方箋が発行され、登録調剤薬局10に対して、例えばファックスで前記処方箋の内容が登録調剤薬局10に対して通知される。
最後にプロセスP8において、患者1は登録調剤薬局10を訪れ、前記処方箋に基づき薬剤を購入することができる。
上記プロセスP1からプロセスP8を使った本発明の自己申告方式クリニックのネットワークシステムは、実際に個人医として開業している医師と、例えば特定医療法人と医師が業務委託契約を締結することにより、広域に分布する複数の医師を前記特定医療法人の契約医師として配置することを想定している。バーチャルではない責任ある医療サービスを広範囲に実施できるサービス、例えば、従来からある潜在医師をサイト上の架空の病院に架空勤務させるバーチャルホスピタルなどとは全く異なる医療システムとなる。
本発明においては、事前に自己問診などで診療内容を査定し、診療予約を入れた患者に対して、100秒程度の短時間な医療行為で診察を可能とすることにより医療サービスにおける診療の割り込み処理を可能としたものである。しかし、前記割り込み処理を特定の医師に集中させると、例え1人の患者に対する医療行為が100秒であっても、1時間に60人の患者を診なくてはならなくなり過労に繋がる。そこで、グリッド化により患者を割り振って複数の医師が例えば1時間に1人だけ100秒クリニックを実施するようにする。これにより、例えば毎日8時間の開院時間に対して、1時間に1人、つまり1日に8人の割り込み患者を受け入れれば一人の医師が8人分余計に診療することが可能となり、100人の医師で800人、1000人の医師で8000人の軽度な疾患の患者を追加的に診断することが可能となる。1日に受診する患者の数が同じだとすれば、医師は自らの診療時間を他の重症患者の治療に向け、開院時間を延長することなく多くの患者の診療することが可能となる。
分散処理という考え方としては、グリッドコンピューティングと類似の考え方ではあるが、事前の問診や疾患申告により短時間で処理可能な患者のみを選択して患者が希望する地域の医師に振り分ける点で単なる計算能力の分散化を意味するグリッドコンピューターとは異なるコンセプトとなる。
図2(a)〜(f)は、本発明による自己申告方式クリニックのネットワークシステムの具体的な仕組みを説明する図である。本自己申告方式クリニックのネットワークシステムは、患者の会員情報とアクセスIDを持つ通信端末2、前記アクセスIDを会員データーとして持ち、診療・処方箋の見積データーベースと接続された診療・処方箋の見積サーバー4と、予約データーを生成する予約サーバー7と、特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する登録医療機関に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な医療機関用予約表示端末9aと、特定医療法人と業務契約した登録調剤薬局に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと処方箋データーの表示が可能な調剤薬局用予約表示端末10aと、電子カルテ機能と電子レセプト機能を持つメディカルサーバー8とで構成される。
上記における手続きの流れは、例えば下記のようになる。
(ステップ1)
患者1が通信端末2で診療予約サーバー7をアクセスし、電話番号など個人を特定できる情報を使って会員登録をする。この時、診療予約サーバー7から診療・処方箋の見積サーバー4のアクセス情報(URLなど)を入手する。
(ステップ2)
患者1は、通信端末2で上記アクセス情報を使って診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスし、受診したい医療機関と調剤薬局を選択してから問診入力又は疾患入力をする。ここで受け入れられるのは、例えば風邪、薬のみの再診、
(ステップ3)
診療・処方箋の見積サーバー4から患者1の通信端末2に診療の見積コード5及び処方箋の見積コード5aが送られて来る。
(ステップ4)
患者1は通信端末2で診療予約サーバー7をアクセスし、前記通信端末2内に保存している会員番号と一緒に、登録医療機関9と登録調剤薬局10のデーター及び診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aを送信する。
(ステップ5)
診療予約サーバー7は患者1の通信端末2に対して予約番号を発行すると共に、医療機関と調剤薬局にも前記予約番号と会員番号を通知する。
(ステップ6)
患者1は登録医療機関9を訪ね、自身の保険証を提示すると共に、通信端末2に保存してある予約番号データー(予約番号、会員番号、見積データーがエンコードされている)を前記登録医療機関9に見せる。
(ステップ7)
登録医療機関9の医師12は、前記予約見積データーから診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aをデコードして確認し、内容に問題がなければメディカルサーバーに前記診療データーと処方箋データーを転送して診療を終了し、処方箋を発行する。
(ステップ8)
患者は前記処方箋を持って調剤薬局に行き、薬を購入する。
ステップ1において、患者1は、あらかじめ通信端末2の利用可能なネットワークを介して予約サーバー7にアクセスして、会員登録を済ませておく。この場合、個人を特定する情報としては、例えば通信端末2に関連する電話番号を使うことが考えられる。ここで、通信端末2が携帯電話機の場合は、携帯電話番号を使うことになる。
次に、前記患者1の会員登録行為に対して予約サーバー7は会員番号を発行し、診療・処方箋の見積を入手する為の診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスする為のURLなどのアクセス情報を通信端末2に対して通知する。通信端末2は前記会員番号を個人情報として内部メモリーに保存しておく。
ステップ2において、通信端末2は前記アクセス情報によって第1のネットワーク3を介して診療・処方箋の見積サーバー4に接続する。前記第1のネットワーク3は、例えばNTTドコモ(登録商標)のiモード(商標登録)やau(商標登録)のEZweb(登録商標)などの携帯電話の通信ネットワークでも良いし、携帯電話機の中継局をアクセスポイントとして携帯電話基地局から一般のインターネットに接続しても良いが、通信端末2と診療・処方箋の見積サーバー4は双方向通信する必要がある。
また通信端末2は基地局BS2を介して第2のネットワーク3aにも接続可能であり、該第2のネットワーク3aを介して予約サーバー7に接続して双方向通信が可能となっている。
患者1は、通信端末2を使って、まず受診したい医療機関と調剤薬局を選択する。選択方法としては、郵便番号や電話番号を使った地域検索でも良いし、地図を表示して場所を選択するグラフィカルな選択方法でも良く、いずれかの方法により絞り込まれた医療機関や調剤薬局のリストを画面表示することにより前記リストの番号やカーソル移動とクリックで最終選択が可能なスキームが好ましい。選択された医療機関と調剤薬局のデーターは診療・処方箋の見積サーバー4に送信すると共に通信端末2にも保存しておく。
患者1は、通信端末2の画面表示に従って、後述するような自己問診入力或いは疾患入力を行う。
ステップ3では、前記入力結果として診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aが診療・処方箋の見積サーバー4から通信端末2に送信される。
ステップ4では、まず患者1は通信端末2で診療予約サーバー7をアクセスする。通信端末2と診療予約サーバー7間の接続が確立すると、前記通信端末2内に保存している会員番号と一緒に、登録医療機関9と登録調剤薬局10のデーター及び診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aを通信端末2から診療予約サーバー7に送信する。
ステップ5では、診療予約サーバー7は患者1の通信端末2に対して予約番号を発行すると共に、前記診療予約サーバー7は第2のネットワークを介して登録医療機関9の医療機関用予約表示端末9a及び登録調剤薬局10の調剤薬局用予約表示端末10aに接続してそれぞれの端末に予約情報を送信する。
ここで、100秒クリニックを実施するためには、100秒クリニック専門の登録医療機関9を設けることも可能であるが、既存の開業医と委託契約することにより例えば1時間に1人だけ特定医療法人の患者を受け入れてもらう仕組みにすることにより、例えば実労10時間の医師は10人の100秒クリニック患者を受け入れてもらえるし、患者は軽度の疾患のみなので、この負担増は医師にとっては大きな負担とはならない。
ステップ6では、登録医療機関9において、患者1は予約した日時に登録医療機関9を訪ね、健康保険証1aを持って受付11で受診の受付をする。この時、通信端末2に蓄積されている診療と処方箋の見積の詳細データーを受付11の端末に転送するデーター転送手段を持つと便利である。これは、例えばQRコード、Near Field Communication(以下、NFCと呼ぶ)技術、あるいはBlue−Tooth技術を使うことにより実現が可能である。
ステップ7では、受付が済んだ患者1は医師12によって診療を受け、医師12はメディカルサーバー8に接続したメディカル端末9bの電子カルテ機能や電子レセプト機能を使いながら診療を実行する。
なお、上記の構成において、メディカルサーバー8は、電子カルテコンピューターとレセプトコンピューターの両方の機能を持つが、前記電子カルテコンピューターとレセプトコンピューターをそれぞれ独立させた構成でも良い。
また前記構成において、個人情報を持つのは患者1の通信端末2と電子カルテおよび電子レセプト機能を持つメディカルサーバー8のみであり、他の構成要素は患者1の個人情報を一切持たない。
更に、通信端末2に格納された個人情報は、患者1の健康保険証1aの情報とは独立しているので、単独では電子カルテ上の個人特定ができない内容となっているし、前記個人情報は治療内容と処方箋データーだけなので、万が一通信端末2を紛失しても、疾患名や治療履歴など電子カルテの内容が流出することは無いので安心である。
診療後に、医師12は処方箋見積コード5aの内容と同様で問題なければ処方箋見積コード5aの内容で処方箋を発行する。患者1は、登録医療機関9の会計窓口で診療代金の会計を済ませる。この際に、支払い手段をクレジットカードややおサイフケータイ(登録商標)などの電子マネーによる支払い方法を選択しておくことにより現地での支払いを簡略化することが出来る。
ステップ8では、患者1は前記処方箋を持って調剤薬局に行き、薬を購入する。ここにおいても、支払い手段をクレジットカードややおサイフケータイ(登録商標)などの電子マネーによる支払い方法を選択しておくことにより現地での支払いを簡略化することが出来る。
以下に図2(a)から(f)を使って具体的に、上記のステップ1〜ステップ8までを具体的に説明する。
図2(a)は通信端末から診療・処方箋の見積サーバーへのアクセスを図示したものである。手順としては、まず患者1は、通信端末2から診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスする。患者11は、通信端末2を使って会員登録した際に、前記診療予約サーバー7から受け取ったURLアドレスを事前に受け取り、該URLアドレスを使って診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスする。
通信端末2と診療・処方箋の見積サーバー4の間の通信が確立されると、更にパスワード或いはバイオメトリックを使った個人認証が行われる。患者1の個人認証が終了すると、通信端末2の画面案内に従って患者1は自分が希望する登録医療機関9と登録調剤薬局10を選択し、その後に後述する診療予約の画面に入る。
図2(b)は、診療・処方箋の見積サーバーから通信端末へ見積データーを送信する時のデーターフロー図である。診療・処方箋の見積サーバー44はアクセス路C02経由で通信端末2に対して問診入力或いは疾患入力を求め、問診入力の場合は問診結果に対応した診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aを生成し、疾患入力の場合は患者1が既知である疾患に対して診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aを生成して通信端末2の記憶手段に格納すとともに、通信端末2の案内画面の選択機能にて診療予約サーバー7への接続を促す。
なお、上記患者1が希望する登録医療機関9と登録調剤薬局10のデーター及び診療の見積コード5と処方箋の見積コード5aは、通信端末2に個人データーとして記録保存され、次回も同じ登録医療機関9と登録調剤薬局10、診療と処方箋を希望するのであれば、前記保存データーを使うことが出来るので、診療・処方箋の見積サーバー44へアクセスすることなく、いきなり診療予約サーバー7にアクセスして診療予約を取ることが出来る。
図2(c)は、通信端末から診療予約サーバーへのデーターフロー図である。通信端末2のメモリーには、個人情報としての会員番号が保存されており、該会員番号と前記診療の見積コード5及び処方箋の見積コード5aを診療予約サーバー7に送信する。
診療予約サーバー7は、患者1の通信端末2の登録番号、例えば通信端末が携帯電話機の場合は携帯電話番号をパスワードとして使って通信端末2から診療予約サーバー7へのアクセスを許可する仕組みになっている。通信端末2から診療予約サーバー7へ送信されるのは、通信端末2に保存された前記会員番号と、診療見積コード5、処方箋見積コード5aであり、これらのデーターから診療予約サーバー7は前記会員番号をエンコードした診療予約番号を生成する。
図2(d)は、予約サーバーから通信端末と、医療機関と調剤薬局に予約番号と会員番号を通知する時のデーターフローである。診察予約サーバー7は、前記予約番号データーを生成後、アクセス路C04で通信端末2に、アクセス路C05で医療機関用予約表示端末9aに、アクセス路C06で調剤薬局用予約表示端末10aに前記予約番号データーを送信する。この際、通信端末2に送るデーターは、前記予約番号データーの文字情報データーだけでも良いが、例えば前記の文字情報データーをQRコードにエンコードして送れば通信端末2でQRコードを表示できるので、医療機関受付でQRコードの読み取り装置を用意すれば直接QRコードの内容を読み込むことが出来るので便利である。
予約番号データーとしてエンコードするデーターとしては、日付の他に前記会員番号、診療見積データー、処方箋見積データー、登録医療機関の登録番号、登録調剤薬局の登録番号をエンコードしたデーターグループがあるが、診療予約サーバー7のメモリーに余裕があれば、診療見積データー5と処方箋見積データー5aを含むファイル自体に番号を付けて、会員番号と、日付と、ファイル番号とで保存管理することも考えられる。
図2(e)は、診療後にメディカルサーバーから診療予約サーバーに個人情報を含まないデーターを転送するデーターフローを図示している。患者1が通信端末2と健康保険証1aを持って登録医療機関9を訪れ、受付11にて診療受付を済ませると、医療機関用予約表示端末9aにて予約番号6が照合され、メディカル端末9bにて受付される。医師12が患者1を診察して、その結果をアクセス路C07にてメディカルサーバー8に格納すると、メディカルサーバー8は診療予約サーバー7に保存されている診療見積データー5と処方箋見積データー5aを比較照合する処理を実行する。
前記比較照合する処理において、差異が確認されると、メディカルサーバー8の管理者により内容が確認され、問診結果に更新が必要と判断されると診療予約サーバーに個人情報を含まない更新データー13が送信される。診療予約サーバーは、診療・処方箋の見積サーバー4がジョブを実行していない時にアクセスし、前記更新データー13を使って診療・処方箋の見積に使うデーターベースを構成する診療見積データー5及び処方箋見積データー5aを更新する。メディカルサーバー8から診療予約サーバーに送信された更新データー13自体に個人情報は含まれていないので、更新される診療見積データー5及び処方箋見積データー5aにも個人情報は含まれていない。
図2(f)は、診療後にメディカルサーバーから通信端末に個人データー転送するデーターフローを図示している。前記において、医師12が患者1を診察して、その結果をアクセス路C07にてメディカルサーバー8のバッファーメモリーに格納し、メディカルサーバー8は前記バッファーメモリーを介して診療予約サーバー7に保存されている診療見積データー5と処方箋見積データー5aを比較照合し、疾患入力に関する部分の診療見積データー又は処方箋見積データーが過去のデーターベースに見あたらないデーターである場合には、通信端末2に直接アクセスして診療見積データー5及び/あるいは処方箋見積データー5aに関連する新規データー14を通信端末2内に暗号化を使って保存する。これにより、患者1が次回に受診する場合において同じ内容の疾患症状であれば、通信端末2から診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスすることなく、通信端末2から診療予約サーバー7を直接アクセスして診療予約を取ることが出来る。
本システムにおいて、個人情報を持つのは患者1の所有する通信端末2と、診療予約サーバー7、電子カルテとレセプト機能を持つ医療機関のメディカルサーバー8のみであり、診療・処方箋見積を生成する診療・処方箋の見積サーバー4には個人情報は持たせないので、診療予約サーバー7とメディカルサーバー8を管理する組織における内部犯罪以外の正規のアクセスにおいて患者1の個人情報が外部に漏れる可能性は無い。
診療・処方箋の見積サーバー4とメディカルサーバー8との通信において外部から診療・処方箋の見積サーバー4のデーターベースへのダイレクアクセスは許可されておらず、診療・処方箋の見積サーバー4からメディカルサーバー8への通信は、必ず診療・処方箋の見積サーバー4からメディカルサーバー8のバッファーメモリーにデーターを転送する。その後に一旦通信を切断した状態で、前記バッファメーメモリーのデーターをメディカルサーバー8が取り込む仕組みになっているので、例えばハッカーなどによる不正アクセスによる被害は防止できる仕組みになっている。
またメディカルサーバー8から診療・処方箋の見積サーバー4への通信は、必ずメディカルサーバー8から診療・処方箋の見積サーバー4のバッファーメモリーにデーターを転送する。その後に一旦通信を切断した状態で、前記バッファメーメモリーのデーターを診療・処方箋の見積サーバー4が取り込む仕組みになっている。
通信プロトコルとしては、前記の通り、患者11が通信端末2を使って会員登録した際に、前記診療予約サーバー7から受け取ったURLアドレスを事前に受け取り、該URLアドレスを使って診療・処方箋の見積サーバー4をアクセスする以外でも、例えば、前記特定医療法人の会員である患者1が、通信端末2の固有加入者電話番号或いは事前登録した固定電話などから所定の電話番号にアクセスし、前記所定の電話番号のアクセス先によって前記いずれかの電話番号で認証を受けると、事前登録した電子メールアドレスにURL情報を含むメールが届き、所定の時間だけ前記電話番号をパスワードとして前記URL情報により診療・処方箋の見積サーバー4にアクセスが可能となる方法も考えられる。
診療・処方箋の見積サーバー4がアクセスされると、診療・処方箋の見積サーバー4は患者1に対して、特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する登録医療機関9群及び登録調剤薬局10群の中から利用したい地域内の登録医療機関9および調剤薬局10の選択を要求する。この際に、過去のアクセスあるいは事前登録によって登録医療機関9及び登録調剤薬局10が通信端末2内部にデーターとして保存されている場合は、これらのデーターを流用することも可能とする。
その後、前記診療・処方箋の見積サーバーによる初期画面では、問診入力か既知疾患入力かを選択する画面が表示される。
既知疾患入力の場合は、デフォルトでは診療が短時間治療の疾患のみを限定して選択対象としている。前記短時間治療の疾患としては、例えば風邪、高血圧、水虫、などが挙げられる。
前記の通り、同一内容での予約見積が2回以降であれば、患者1の通信端末2に記録を残しておくことにより、該記録を呼び出して同一内容で診療予約することが出来る。
ここで患者1が、簡単な問診を受けたい場合にはオンラインで問診を受け、症状がわかっている場合、或いは過去に同様の問診を受けたことがあり通信端末2に履歴が残っている場合には問診をせずに前記診療・処方箋の見積サーバー4によって提供される診療メニュー(例えば、風邪の薬をもらう等)から自らの判断で選択することもできる。前記診療メニューが選択されることにより、診療の内容と処方箋の内容が決定され、コード化された診療・処方箋の見積コード6が生成される。
ここで、診療予約サーバー7は登録医療機関9の予約可能な日時のデーターを該登録医療機関9のシステムから入手し、通信端末2に転送することにより、選択された登録医療機関9の予約可能時間が通信端末2のディスプレイに表示される。患者1は、希望する時間が該登録医療機関9の予約可能時間で無い場合には、近辺の登録医療機関9に変更するか予約日時を変更することにより予約を完了する。登録医療機関9を決定すると、患者1は登録調剤薬局10を選択することにより予約が確定する。
患者1は予約した日時に自分で選択した登録医療機関9を訪れ、受付11で通信端末2に保存された前記予約番号6および自分の健康保険証を提示して100秒クリニックを受診する。
ここで患者1が受付11で通信端末2に保存された前記予約番号6の提示方法としては、直接提示する方法以外に、第2のネットワーク7に接続される第2基地局BS2を介して前記通信端末2から特定の電話番号を呼び出すことにより、第2のネットワーク7上の診療予約サーバー7に事前登録された電話番号を使って前記第2のネットワーク7を介して登録医療機関9の端末に会員番号とリンクした予約番号6を自動送信することも出来る。
前記登録医療機関の医師12は、登録医療機関9の端末に入力された前記会員番号とリンクした予約番号6をインデックスとして診療予約サーバー7から検索可能な診療見積コード5と処方箋見積コード5aを使って、メディカルサーバーの電子カルテ機能にて保存された患者1のカルテ及び見積された診療内容を検討する。例えば、疾患が風邪である場合、前記患者1を目視検査して、患者1の顔が赤い、あるいは喉が腫れている場合には風邪と判断して風邪の処方を実施する。しかし、自己申告が風邪なのに明らかに風邪とは異なる症状を発見した場合には、通常診療に切り替えて診察する。前記自己申告内容による診療が行われた場合は、処方箋見積コード5aに対応した処方箋を発行する。ここで、クレジットカードやおサイフケータイ(登録商標)などの電子マネーによる支払い方法を選択しておくことにより現地での支払いを簡略化することが出来る。
前記処方箋の発行システムとしては、例えば診療・処方箋の見積コード6に対応した処方箋内容をあらかじめ登録しておき、診療・処方箋の見積コード6を入力或いは承認することにより処方箋が自動的に発行される仕組みを作っておけば便利である。
前記患者1は、前記処方箋を持って自身が選択した調剤薬局10を訪れ、前記処方箋と通信端末2に残された前記予約番号6を提示して薬を受け取る。この場合においても前記登録医療機関9の場合と同様にクレジットカードやおサイフケータイ(登録商標)などの電子マネーによる支払い方法を選択しておくことにより現地での支払いを簡略化することが出来る。
上記において、通信端末にNear Field Communication(NFC)機能を備えたおサイフケータイ(登録商標)やBluetooth(登録商標)通信機能を備えた通信端末使うことにより、前記登録番号をいちいち画面表示することなく無線通信でデーター送信することも考えられる。
また、通信端末2に蓄積するデーターとしては、診療・処方箋の見積コード6とは別に、見積された診療内容と薬の明細をQRコード(登録商標)によって視覚化すれば、登録医療機関9の医療機関用予約表示端末9aや調剤薬局10の調剤薬局用予約表示端末10aに不具合があった場合でも、例えばカメラ付き通信端末や前記QRコード(登録商標)リーダー機能を持つPCカメラなどで診療・処方箋の見積内容を簡単に読み取ることができる。
更に、患者1の自己申告内容では診療が実施できず、通常診療に切り替えて診察する場合において、前記通常診療の内容がパターン化できる場合には、個人情報を含まない診療内容をメディカルサーバー8に蓄積し、個人情報を除去した診療データーとして診療・処方箋の見積サーバーのバッファーメモリーを介してに転送することが出来る。診療・処方箋の見積サーバー4のデーター定期メンテナンス時に診療・処方箋の見積サーバー4診療・処方箋の見積サーバー4のバッファーメモリーに転送した後、診療・処方箋の見積サーバー4と診療・処方箋の見積サーバー4間の通信を遮断し、その後に診療・処方箋の見積サーバー4のデーターベースを更新する。診療・処方箋の見積サーバー4のデーターベース更新をオンラインではなく、前記バッファーメモリーを使ってバッチ処理することによって診療・処方箋の見積サーバー4のセキュリティーを確保することができる。
該診療・処方箋の見積サーバー4においては、メディカルサーバー4に保存された電子カルテデータおよびレセプトデータから個人情報を除去した診療データー及び処方箋データーを受診し、バッファーメモリーに一時保存して、メディカルサーバー4との通信を解除した後に、自身に組み込まれたプログラムを使って新規の診療・処方箋の見積コード6を生成してライブラリー化する。
前記ライブラリー化された診療・処方箋の見積コード6は、患者1によるアクセス頻度により、データーベースには頻度の高いものから順番に並べることによりアクセス時間を軽減することができる。前記データーベースのメディアに容量の制限がある場合には、頻度の高いデーターを優先して前記メディアに保存し、優先頻度の低いデーターは診療・処方箋の見積サーバー4に補助メディアを接続することによりデーター容量の拡大を図ることができる。
なお、上記予約表示端末においては、会員番号と診療・処方箋の見積および処方箋見積を閲覧することは出来るが、前記会員番号から会員氏名や住所などの個人情報を特定することはできない仕組みになっているので、万が一第三者が会員の画面を見ても個人を特定することは出来ない。よって、前記見積内容で診療を受けたり処方箋薬を受け取ったりするには、必ず本人の保険証と一緒に提示する必要がある。
図2は、診療・処方箋の見積サーバーによる自己申告問診のフローチャートである。前述の通り、本発明の医療用サーバーシステムは「3時間待ちの3分間診療」問題を軽減することを目的としているので、前記自己申告問診は、簡単な診療で済む症状、例えば風邪や腹痛などで特別な検査を必要としない軽症患者用の内容のみであり、検査や治療を必要とする内容の症状は除外する。
患者1は、問診に入る前に、計算の基礎データーとなる保険の種類、被保険者あるいは家族の別、年齢などの基本データーを登録し、これはデフォルトデーターとして通信端末2に保存する。また、都度の作業となるが、自分が受診したい登録医療機関9および登録調剤薬局10を選択する。前記登録医療機関9および登録調剤薬局10についてはデフォルト登録しておいたり、お気に入りデーターとして一旦登録したデーターを後日選択可能にしたりすることも考えられる。また。通信端末2にGPS機能あるいは類似の場所特定機能が内蔵されている場合には該場所特定機能を使って現在地に近い登録医療機関9および登録調剤薬局10を選択することも出来る。
上記の登録医療機関9および登録調剤薬局10を選択が終了すると、例えば通信端末2に携帯電話機を使った場合、iアプリ(登録商標)などのアプリケーションを実行することによりステップS01にスタート画面が表示されて自己申告問診がスタートする。
次にステップS02において、問診をスタートさせるか否かの判断を仰ぐ。ここで、問診が必要な場合には“問診する”を選択してステップS03に進み、例えば自分が風邪にかかっていることが明かな場合など、問診が不要な場合は“問診しない”を選択し、ステップS04に進む。
ステップS03において問診に使うデーターとしては、専門医レベルの高度な知識ではなく、例えば家庭の医学(登録商標)に掲載されている一般向けの医学知識を使った問診内容が考えられる。これにより、診療・処方箋の見積サーバー4と特定医療法人と業務委託契約した医師12との機能分担が明確化される。
ステップS02からステップS04に進んだ場合は、患者1が自己申告で、例えば風邪を引いたとか食あたりで腹痛がするなどの症状を選択するか、或いは過去において問診済みの内容と同じ場合は、通信端末2に保存されている問診結果を呼び出して受診内容を決定する。
ステップS03あるいはステップS04で受診内容が選択されると、ステップS05にて見積が選択され、ステップS01の開始前に選択された登録医療機関9および登録調剤薬局10のデーターに基づいて診療および処方箋見積の計算が実行される。
医師12の診療所で風邪の症状で初めて診てもらうと、診察料は初診料の270点となり、前記自己申告問診の結果、「鼻水と咳、のどの痛み、すこし熱がある」という状態だとすれば、薬の値段は下記の様になる。
PL顆粒(かぜぐすり、熱や鼻水を抑える):1袋=6.9円、1日3回
ダーゼン(のどの炎症を抑える)1錠=20.2円、1日3回
メジコン(せきどめ)1錠=6.4円、1日3回
クラリシッド(抗生物質)1錠=117.3円、1日2回
1点を10円として、くすりの値段を10で割り、端数を五捨六入(6以上は切り上げ)すると、合計132点となる。
調剤報酬は調剤基本料と調剤料の合計となり、調剤料基本料は調剤薬局の規模によってランク付けがあるが、選択された調剤薬局が49点であったと仮定し、調剤料はくすりの日数と数で決まり、1日分が15点、4日分として60点として計算すると、下記のようになる。
診察料 初診料 270点
院外処方 処方料 68点
調剤報酬 109点
くすりの値段 132点
合計 579点
上記の計算の結果、診療報酬は447点、くすりは132点となる。1点を10円とすれば、診療報酬は4470円、くすりは1320円となる。個人負担額は、被保険者本人の場合3割だとすると診療報酬が1341円、くすりが396円となる。
上記の計算結果より、自己申告の問診結果によって事前に用意されている診療・処方箋の見積コードと共に見積金額が選択され、前記携帯電話機の画面には
見積コード 200702081023
診療・処方箋の見積 1341円
くすり見積 396円
予約医院名: QC大阪○○医院
予約調剤薬局名: 花○調剤薬局
と表示されることになる。
上記の携帯画面表示において、携帯電話機が専用又は汎用インターネットに接続されている場合、画面の予約医院名および予約調剤薬局名を選択することにより画面に医院や調剤薬局の地図を表示することが出来る。
次にステップS06で上記の仮予約を確定するとステップS07で仮予約データーの通信端末2への保存と診療・処方箋の見積サーバーへの通信が実行される。
ステップS06において、患者1が見積内容が確定しない場合は、ステップS02に戻って再見積を計算することになる。
上記の通り、患者1が診療・処方箋の見積に納得して仮予約を確定すると、仮予約情報は予約サーバーから該当する登録医療機関9と登録調剤薬局10に仮予約データーを送信して仮予約を成立させる。前記仮予約は当日のみ有効となり、患者が当日の所定業務時間内に登録医療機関9を訪れると医師12によって処方箋が発行され、この処方箋発行日から4日の間に登録調剤薬局10に患者が出かけることによりくすりを受け取ることができる。
上記のいずれの例においても、通信端末2の必要要件はインターネットと接続が出来ることであり、具体的には携帯電話機、通信機能を持つPDA、インターネットに接続可能なパーソナルコンピューターなどが使える。
また、セキュリティーが確保されていれば、第1のネットワーク3と第2のネットワーク7は同一のネットワーク、例えばインターネットを使うことも可能である。しかし、第2のネットワーク7には個人情報を持つメディカルサーバー8が接続されているので、通信データーの暗号化は勿論のこと、メディカルサーバー8へのログイン手段としては、例えばICカードやバイオメトリックス認証などのセキュリティーが確保された手段を使用することが必須要件となる。
医師12による診療の結果、患者1の自己問診の内容と診療結果が異なる場合、或いは変更した方が運用上で誤りを生じ難いと判断される場合には電子カルテにマーキングを付けておき、後日担当者が新しい診療の見積コード5及び処方箋の見積コード5aを生成する機能を持たせて診療・処方箋の見積サーバー4のデーターベースを更新することも考えられる。
図3は、携帯電話機画面に表示された問診例である。問診形式は1問ずつ表示して枝分かれする分岐問診方式でも良いし、本例のように段階的なグループ問診形式でも良い。
問診には、カメラを使って顔を写したり、口内の咽頭部を撮影したりして人工知能により症状をある程度診断する機能を付けても良い。また、平静時の体温や血圧などを手入力でデフォルトとして入力し、それに対しての現在の体温や血圧などを測定することにより客観的に初期診断することも可能である。
図4は、携帯電話機画面に表示された見積例である。画面上部には本人によって入力された計算条件として、保険種別、年齢、被保険者の本人家族の区分などが確認事項として表示され、また薬が処方される場合には何日分であるかの記載、予約日、見積コード、見積金額、予約医院名、予約調剤薬局名も表示される。更に一般情報として、予約が当日限り有効であることや処方箋の有効期限などについても注意を促す意味で表示することが考えられる。
図6は、本発明による連携医療の実施例である。これは、医療機関をシステム化することにより大病院を建設しなくても大病院に匹敵する医療サービスを実現する例である。現実的には、市中の民間医療機関においては設備投資が限定されているので個々の医療機関で全ての医療機器を揃えることは難しい。また、特定の医療機器に関する診療を全てひとりの医師に集中させることは該医師の時間的な負担増を招き医療の質低下の原因になりかねない。
そこで、プライマリケアとして特定の登録医療機関9aで診断された患者1が、疑いのある症状に対する精密検査としてレントゲン検査が必要と判断された場合に、登録医療機関9aにはレントゲン施設が無ければ、医師12aはレントゲン施設を持つ別の登録医療機関9bの医師12bに対して診療情報提供書15を作成する。
患者1は、診療情報提供書15を持って登録医療機関9bを訪ね、通信端末2を使って受け付けを済ませ、医師12bによってレントゲン装置16を使ったレントゲン検査が実施される。ここで医師12bの診断により、更に精密検査が必要と判断され、医師12cは登録医療機関9cに設備されたCTスキャン装置17を使った検査が必要と判断し、診療情報提供書15aを作成し患者1に持たせる。
患者1は、診療情報提供書15aを持って登録医療機関9cを訪ね、通信端末2を使って受け付けを済ませ、医師12cによってCTスキャン装置17を使ったCTスキャン検査が実施される。
上記の如く、個々の登録医療機関9a〜9cが個別に全ての検査装置を備えていなくとも特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する登録医療機関9a〜9cなどの地域医療機関のいずれかに該当する検査装置が設置されていれば複数科を標榜する保険医療機関としての前記特定医療法人が包括的な診療を実施することができるので地方に大病院が無くとも地域連携医療で大病院と同等の医療サービスを提供することができるようになる。
また、前記個々の登録医療機関9a〜9cなどの医師12a〜12cなどの診療サービス担当医師間の話し合いにより、前記複数科を標榜する保険医療機関としての前記特定医療法人が投資して適宜の医療検査設備を、例えばリースという形態で地域毎の登録医療機関9a〜9cなどに適材適所な配置を実施することも可能になる。
上記の如く、レントゲン、胃カメラ、CT、MRIなどの医療機器が前記プライマリケアとしての特定の登録医療機関9に設備していない場合においては、医師12の判断で、診療情報提供書を作成し、患者1に渡すことにより検査が必要な内容だけ他の登録医療機関9で検査してもらい、該他の登録医療機関9の医師と共に患者1のトータルケア医療を実施する。
上記の連携医療においては、従来の独立系医療機関間の「診療情報提供書」提供ではなく、特定医療法人と契約した全ての登録医療機関9があたかも大病院の一部を形成するが如く医療サービスを実施するものであり、しかも丸投げ的に医師から医師に患者1を渡すのではなく、前記プライマリケアの医師1が責任を持って医療サービスの中心となり、紹介を受けた別の医師とチームを組んでより大きな医療チームとして患者1に対して医療サービスを提供するものである。
上記において、ひとりの患者1に対して複数の医師12a〜12cが担当することになるが、例えば前記プライマリケアの医師12aが責任者となり、最上位の責任レイヤに属することとする。医師12aは自動的にホームドクターとしての役割を持つことする。次に紹介を受けた医師或いは医師達が第2番目の責任レイヤに属し、紹介を受ける度に責任レイヤが次々と形成されて行く。情報伝達ルールとして、下位レイヤの医師は上位レイヤの医師に報告義務を持たせ、また全ての情報は全ての医師がシェアすることにより医師団間の情報を共有化する。こうして医師が個人の判断だけで診療を進めるのではなく、情報を公開することにより他の医師のチェックを受け、またアドバイスももらえるようになる。そして、単独の医師が誤診をした可能性がある場合にでも他の医師によるチェックを受けてフォローできるので一種の徒弟制度的な組織となり、全体として医療レベルも向上する。なお、患者1の疾患が完治するまでレイヤ構造は維持され、完治すると共に前記レイヤ構造は解消される。
上記レイヤ構造は、情報管理的には、単に電子カルテを共有するだけでなく、例えばサイボウズ株式会社のガルーン(登録商標)2などのグループウェアを使い日常的なレベルから知識の共有化を図ることにより、医療チームとしての連帯感と一体感の共有を図ることができる。
また、個人事業者としての開業医という立場とは別に、特定医療法人の契約医療機関としての組織帰属意識を持ってもらうことにより、単にIT機器やネットワークで接触を持つ過疎的な人間関係を改善し、組織として医療産業に従事するという個人開業医とは違った意味での仕事的な達成感をもたらす効果も期待できる。
上記において、患者1を診療する全ての医師12a〜12cは前記特定医療法人と契約した医師であるので、個々の治療や検査などを受ける場合でも、複数科を標榜する保険医療機関における同一医療機関での診察となり、別々に初診料を支払う必要がないので患者1の医療費個人負担も個別に開業医で診療を受けるよりも軽減される。例えば平成19年2月現在の医科診療報酬点数表において初診料は270点であるが、病院の場合の再診料は57点となる。また、医師12a〜12cについても、他の医師の診療結果を参照しながら検査や治療に専念できるので個人開業医として診療する場合に比べて患者1に費やす時間が短くて済み、医療サービスの効率化が図れる一方、各医師にとっては初診料の代わりに再診料としても時間当たりの収入では十分な報酬を得ることができる。
法律により診療・処方箋の見積が出来ない医師に代わり、個人情報を一切持たない診療・処方箋の見積サーバーを使って、風邪などの軽度な病気に対する一般的な診療内容について診療報酬の見積計算をして、同じ診療ルールで特定医療法人と業務委託契約した医師が診療を実施することにより前記見積内容が有効となり、従来行われていた医療現場での問診などを省略できるので、「3時間待ちの3分間診療」問題を軽減するのみならず前記医師の労働時間短縮にも繋がり、全体的に医療の効率化に貢献する。
自己申告方式クリニックのネットワークシステムにおける基本概念図 本発明による医療サーバーシステムの各モード図(a) 本発明による医療サーバーシステムの各モード図(b) 本発明による医療サーバーシステムの各モード図(c) 本発明による医療サーバーシステムの各モード図(d) 本発明による医療サーバーシステムの各モード図(e) 本発明による医療サーバーシステムの各モード図(f) 診療・処方箋の見積サーバーによる見積生成フローチャート 携帯電話機画面に表示された問診例 携帯電話機画面に表示された見積例 本発明による連携医療の実施例
符号の説明
1…患者、 1a…健康保険証、 2…通信端末、 3…第1のネットワーク、 3a…第2のネットワーク、 4…診療・処方箋の見積サーバー、 5…診療見積コード、 5a…処方箋見積コード、 6…予約番号、 7…診療予約サーバー、 8…メディカルサーバー、 9…登録医療機関100秒クリニック、 9a…医療機関用予約表示端末、 9b…メディカル端末、 10…登録調剤薬局、 10a…調剤薬局用予約表示端末、 11…受付、 12…医師、 13…更新データー、 14…新規データー、 15…診療情報提供書、 15a…診療情報提供書、 16…レントゲン装置、 17…CTスキャン装置、 BS1…第1基地局、 BS2…第2基地局。

Claims (3)

  1. 患者の会員情報とアクセスIDを持つ通信端末と、前記アクセスIDを個人情報と紐付けされない会員データーとして持ち、診療・処方箋の見積データーベースと接続された診療・処方箋の見積サーバーと、予約データーを生成する予約サーバーと、特定医療法人と業務委託契約した医師の所属する登録医療機関に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な医療機関用予約表示端末と、特定医療法人と業務契約した登録調剤薬局に接続され、前記予約サーバーから送信される前記予約データーから会員データーと診療・処方箋の見積データーの表示が可能な調剤薬局用予約表示端末と、電子カルテ機能と電子レセプト機能を持つメディカルサーバーとで構成される自己申告方式クリニックのネットワークシステムであって、
    前記診療・処方箋の見積サーバーは、医師によって事前作成され且つ前記メディカルサーバーにより更新されたデーターベースと患者から送信されてきた問診データーとを比較し、合致するデーターに紐付けされた見積コードを選択する選択手段と、医科診療報酬点数表および調剤報酬点数表に基づいて電子レセプト機能を使って診療・調剤報酬の見積金額を算出する見積金額算出手段と、前記選択した見積コードと前記算出した見積金額を前記通信端末に送信する送信手段を備え、
    前記予約サーバーは、前記通信端末から前記会員情報と共に前記診療・処方箋の見積データーのコードを受信する受信手段と、前記会員情報とリンクした予約番号を生成する生成手段と、前記通信端末および前記医療機関用と調剤薬局用予約表示端末に前記予約番号を送信する送信手段とを備え、
    前記メディカルサーバーは、個人ごとの電子カルテを作成する作成手段と、個人ごとの処方箋を生成する生成手段と、医師が患者を診断して作成した更新データーを前記見積サーバーに送信する送信手段とを備えることを特徴とする自己申告方式クリニックのネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載の診療ネットワークシステムであって、前記メディカルサーバーがデーターベースとバッファーメモリーを備え、前記データーベースのデーター更新は、前記バッファーメモリーを介して行われることを特徴とする自己申告方式クリニックのネットワークシステム。
  3. 請求項1又は請求項2のどちらかに記載の診療ネットワークシステムであって、前記登録医療機関および調剤薬局に対する支払いは、前記患者が事前登録したクレジットカード或いは電子マネーを使って前記特定医療法人に対して前記見積金額の支払うことを特徴とする自己申告方式クリニックのネットワークシステム。
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