JP4547590B2 - 受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、例えば、楽曲を含む放送の放送信号を受信する場合に用いて好適な受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CS(Communications Satellite)やBS(Broadcasting Satellite)のような衛星を介したディジタル衛星放送においては、音声をともなう映像の放送(以下、衛星テレビジョン放送と記述する)だけでなく、音声だけの放送(以下、衛星ラジオ放送と記述する)が存在する
【0003】
衛星ラジオ放送には、洋楽、邦楽、最新のヒット曲、昔流行した曲等の様々な種類の楽曲をそれぞれ放送する数多くのチャンネルが用意されており、例えば、CS放送では、400番台のチャンネルに約100チェンネルの衛星ラジオ放送が存在する。
【0004】
衛星ラジオ放送は、衛星テレビジョン放送を受信するIRD(Integrated Receiver and Decoder)を用いて受信することができるが、聴取する衛星ラジオ放送のチャンネルを選択して視聴契約を結び、所定の聴取料を支払う必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、衛星ラジオ放送および衛星テレビジョン放送を受信する従来のIRDに対しては、ユーザの使い勝手の面で次のような3つの課題があった。
【0006】
第1に、衛星放送の放送信号には、衛星ラジオ放送の信号および衛星テレビジョン放送の信号の他、電子プログラムガイド(EPG;Electronic Program Guide)や番組説明のデータ信号が多重化されて送信されている。ユーザがIRDを操作して番組表を表示させた場合、対応するデータ信号を受信して表示するまでの期間には、音声は出力されず、映像は静止画となってしまう。例えば、1週間先の番組表を表示させる場合、最大30秒以上の時間を要してしまい、その間、ユーザに退屈な思いをさせてしまう課題があった。
【0007】
第2に、衛星ラジオ放送で放送された楽曲の先頭から最後までを確実に録音することが困難であった。すなわち、データ信号による電子プログラムガイドを参照することにより、複数の楽曲からなるプログラムの放送開始時刻と放送終了時刻を確認して複数の楽曲を連続して録音することはできるが、電子プログラムガイドでは楽曲単位の放送時刻を正確に確認することができないので、放送された楽曲を楽曲単位で正確に録音することが困難である課題があった。
【0008】
第3に、通常、IRDと接続されるテレビジョン受像機には、経過時間を用いて設定可能なオフタイマが備えられており、一方のIRDには、プログラム単位で設定できるオフタイマだけが備えられている。したがって、テレビジョン受像機の電源が設定したオフタイマによってオフされた後においても、一方のIRDは、オフタイマとして指定したプログラムの放送終了時刻まで電源がオフされず、オンの状態となっているので、電力を無駄に浪費してしまう課題があった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、受信した衛星ラジオ放送のオーディオストリームをバッファリングすることにより、放送された楽曲を楽曲単位で記録できるようにするとともに、記録した楽曲を所定に処理におけるバックグランドミュージックとして出力できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信装置は、放送信号を受信する受信手段と、受信された放送信号から楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得手段と、取得されたオーディオストリームをデコードして、楽曲の音声信号を生成するデコード手段と、取得されたオーディオストリームをバッファリングするバッファリング手段と、ユーザからの指令に従い、バッファリングされたオーディオストリームを楽曲単位で保存する保存手段と、受信された放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出したデータ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理手段と、保存手段、およびデコード手段を制御して、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲を、データ信号処理手段が処理を行っている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力手段とを含む。
【0011】
前記データ信号処理手段は、抽出したデータ信号に基づいて、電子プログラムガイドの画面表示を行い、前記BGM出力手段は、保存手段、およびデコード手段を制御して、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲を、電子プログラムガイドの画面表示が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるようにすることができる。
【0012】
本発明の受信装置は、オフタイマとして、電源をオフするまでの残り時間を登録する登録手段をさらに含むことができ、前記BGM出力手段は、保存手段、およびデコード手段を制御して、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲を、オフタイマが作動するまでの期間にもバックグランドミュージックとして出力させるようにすることができる。
【0013】
本発明の受信方法は、放送信号を受信する受信ステップと、受信された放送信号から楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得ステップと、取得されたオーディオストリームをデコードして、楽曲の音声信号を生成するデコードステップと、取得されたオーディオストリームをバッファリングするバッファリングステップと、ユーザからの指令に従い、バッファリングされたオーディオストリームを楽曲単位で保存する保存ステップと、受信された放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出したデータ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理ステップと、保存ステップの処理、およびデコードステップの処理を制御して、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲を、データ信号処理ステップの処理が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力ステップとを含む。
【0014】
本発明の記録媒体は、放送信号を受信する受信ステップと、受信された放送信号から楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得ステップと、取得されたオーディオストリームをデコードして、楽曲の音声信号を生成するデコードステップと、取得されたオーディオストリームをバッファリングするバッファリングステップと、ユーザからの指令に従い、バッファリングされたオーディオストリームを楽曲単位で保存する保存ステップと、受信された放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出したデータ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理ステップと、保存ステップの処理、およびデコードステップの処理を制御して、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲を、データ信号処理ステップの処理が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力ステップとを含む処理を受信装置のコンピュータに実行させるプログラムが記録されている。
【0015】
本発明のプログラムは、放送信号を受信する受信ステップと、受信された放送信号から楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得ステップと、取得されたオーディオストリームをデコードして、楽曲の音声信号を生成するデコードステップと、取得されたオーディオストリームをバッファリングするバッファリングステップと、ユーザからの指令に従い、バッファリングされたオーディオストリームを楽曲単位で保存する保存ステップと、受信された放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出したデータ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理ステップと、保存ステップの処理、およびデコードステップの処理を制御して、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲を、データ信号処理ステップの処理が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力ステップとを含む処理を受信装置のコンピュータに実行させる。
【0016】
本発明においては、信された放送信号から楽曲に対応するオーディオストリームが取得され、取得されたオーディオストリームがデコードされて楽曲の音声信号が生成される。また、取得されたオーディオストリームがバッファリングされ、ユーザからの指令に従い、バッファリングされたオーディオストリームが楽曲単位で保存される。さらに、受信された放送信号に多重化されているデータ信号が抽出され、抽出されたデータ信号に基づく画面表示が行われる。そして、この画面表示の期間のバックグランドミュージックとして、保存された楽曲単位のオーディオストリームに対応する楽曲が出力される。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を適用したIRDの構成例について、図1を参照して説明する。このIRDは、衛星テレビジョン放送の放送信号、衛星ラジオ放送の放送信号、およびEPGや番組説明等のデータ信号が多重化された放送信号を受信し、得られるビデオ出力やオーディオ出力を後段のテレビジョン受像機等(不図示)に供給するものである。
【0018】
このIRDにおいて、フロントエンド1は、アンテナ(不図示)から供給される放送信号から、ユーザの選局に対応する周波数成分を抽出して復調処理、誤り訂正処理、デスクランブル処理等を施し、多重化データをデマルチプレクサ2に出力する。
【0019】
デマルチプレクサ2は、フロントエンド1から供給される多重化データから、衛星テレビジョン放送のAV(Audio Visual)ストリーム、および衛星ラジオ放送のオーディオストリームを分離して、MPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ3に出力する。また、デマルチプレクサ2は、分離した衛星ラジオ放送のオーディオストリームを、バス15を介してバッファ7に供給する。さらに、デマルチプレクサ2は、多重化データからデータ信号を分離し、バス15を介して制御部9に出力する。
【0020】
MPEGデコーダ3は、デマルチプレクサ2から入力されるAVストリームおよびオーディオストリームをデコードし、得られるビデオ信号を重畳部5に出力し、得られるオーディオ信号を後段のテレビジョン受像機等に出力する。
【0021】
重畳部5は、MPEGデコーダ3から入力されるビデオ信号に、OSD生成部4から入力される楽曲設定用ウィンドウ21(図3)などのビデオ信号であるOSD(On Screen Display)データを重畳し、所定の形式(例えば、NTSC形式)のビデオ信号に変換して、後段のテレビジョン受像機等に出力する。重畳部5はまた、バス15を介して制御部9から入力されるEPG画面等のビデオ信号を所定の形式のビデオ信号に変換して、後段に出力する。
【0022】
操作入力部6は、例えば、リモートコントローラ等より成り、ユーザからの各種のコマンドやオフタイマの時間設定を受け付けて制御部9に通知する。当該リモートコントローラには、音量を増減させるときに操作する音量ボタン、受信するチャンネルを切り替えさせるときに押下するチャンネルボタン、現在出力されている楽曲を登録させるとき(保存させるとき)に押下する登録ボタン、および、画面上のカーソルを移動させるときに押下する移動ボタン等が設けられている。
【0023】
SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)等より成るバッファ7は、バス15を介してデマルチプレクサ2から入力される衛星ラジオ放送のオーディオストリームを、少なくともオーディオ出力として現在出力している楽曲のオーディオストリームを、順次上書きしてバッファリングし、ユーザの登録コマンドに対応する制御部9からの制御に従って、バッファリングしたオーディオストリームを楽曲単位で保存部8に供給する。
【0024】
フラッシュROM等より成る保存部8には、バッファ7から供給された楽曲単位のオーディオストリームが記録される。また、保存部8は、記録されている楽曲単位のオーディオストリームを、バス15を介してMPEGデコーダ3にDMA(Direct Memory Access)転送する。
【0025】
制御部9は、ドライブ10を制御して、磁気ディスク11(フロッピディスクを含む)、光ディスク12(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク13(MD(Mini Disc)を含む)、または半導体メモリ14に記憶されている制御用プログラムを読み出し、読み出した制御用プログラムやユーザからのコマンド等に基づいてIRDの全体を制御する。
【0026】
制御部9は、バス15を介してデマルチプレクサ2から入力されるデータ信号を用い、EPGや番組説明の画面のビデオ信号を生成し、バス15を介して重畳部5に出力する。
【0027】
制御部9はまた、内蔵するタイマに基づき、例えば、30分後、60分後、90分後等のように指定された時間が経過したときに電源をオフするオフタイマ機能を有している。
【0028】
次に、当該IRDによる衛星ラジオ放送を受信処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。この受信処理は、操作入力部6に対するユーザからの受信開始のコマンドに対応して開始される。
【0029】
ステップS1において、制御部9は、操作入力部6に対してユーザから受信終了のコマンドが入力されたか否かを判定する。ユーザから受信終了のコマンドが入力されていないと判定された場合、処理はステップS2に進む。
【0030】
ステップS2において、制御部9は、フロントエンド1乃至MPEGAVデコーダ3を制御して、ユーザが選局したチャンネルの衛星ラジオ放送を受信させて、その音声をオーディオ出力として後段のテレビジョン受像機等に出力させる。
【0031】
具体的には、フロントエンド1は、アンテナから供給された放送信号から、ユーザの選局に対応する周波数成分を抽出して復調処理、誤り訂正処理、デスクランブル処理等を施し、多重化データをデマルチプレクサ2に出力する。デマルチプレクサ2は、フロントエンド1から入力された多重化データから衛星ラジオ放送のオーディオストリームを分離してMPEGデコーダ3に出力する。MPEGデコーダ3は、デマルチプレクサ2から入力されたオーディオストリームをデコードし、得られたオーディオ信号を後段のテレビジョン受像機等に出力する。デマルチプレクサ2はまた、分離した衛星ラジオ放送のオーディオストリームを、バス15を介してバッファ7に供給する。
【0032】
ステップS3において、バッファ7は、制御部9からの制御に従って、デマルチプレクサ2から供給されたオーディオストリームのバッファリングを開始する。なお、バッファ7は、MPEGAVデコーダ3から、現在出力されている楽曲(以下、現曲と記述する)のオーディオストリームをバッファリングし、次の楽曲(以下、次曲と記述する)がMPEGAVデコーダ3から出力され始めた場合、先程バッファリングした現曲のオーディオストリームに次曲のオーディオストリームを上書きしてバッファリングする。なお、現曲と次曲の境は、オーディオ信号の無音期間に基づいて判定される。
【0033】
ステップS4において、制御部9は、操作入力部11に対してユーザから登録のコマンドが入力されたか否かを判定する。ユーザから登録のコマンドが入力されたと判定された場合、処理はステップS5に進む。ステップS5において、制御部9は、バッファ7にバッファリング中の現在出力されている楽曲のオーディオストリームを保存部8に記録する。
【0034】
ステップS4において、ユーザから登録のコマンドが入力されないと判定された場合、ステップS5はスキップされてステップS1に戻り、ユーザから受信終了のコマンドが入力されたと判定されるまで、それ以降の処理が繰り返される。
【0035】
以上説明したように、当該IRDによる衛星ラジオ放送の受信処理では、ユーザが登録のコマンドを入力した場合、そのとき出力されている楽曲のオーディオストリームが保存部8に保存される。
【0036】
次に、保存部8に楽曲単位で保存されたオーディオストリームの利用方法について説明する。当該IRDは、EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間、番組説明のデータ信号を受信して表示するまでの期間、オフタイマが設定されてから設定された時間が経過するまでの期間、およびメニュー画面を表示している期間において、保存部8に楽曲単位で保存されたオーディオストリームの楽曲を選択し、BGM(Back Ground Music)として出力することができる。
【0037】
図3は、EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間等において出力する楽曲を選択するための楽曲設定ウィンドウの表示例を示している。この楽曲設定ウィンドウ21には、保存部8に楽曲単位で保存されたオーディオストリームの楽曲名が表示される。図3の例では、楽曲Aとして「I want it way」、楽曲Bとして「No scrub」、楽曲Cとして「Heartbreaker」、楽曲Dとして「Oops,...I did it again」が表示されている。なお、楽曲の曲名は、EPGのデータ信号から取得することができるが、ユーザが入力するようにしてもよい。
【0038】
楽曲選択欄22乃至25は、それぞれ、EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間、番組説明のデータ信号を受信して表示するまでの期間、オフタイマが設定されてから設定された時間が経過するまでの期間、またはメニュー画面を表示している期間において出力する楽曲を選択するための欄であり、例えば、入力操作部6を成すリモートコントローラの移動ボタンを操作して設定を実行する。「閉じる」ボタン26は、楽曲選択欄22乃至25に対する設定を終了した後、楽曲設定ウィンドウ21を閉じるときに押下する。
【0039】
図4は、EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間等において出力する楽曲を選択するための楽曲設定ウィンドウの他の表示例を示している。この楽曲設定ウィンドウ31には、図3の楽曲設定ウィンドウ21と同様、保存部8に楽曲単位で保存されたオーディオストリームの楽曲名が表示される。
【0040】
再生モード選択欄32乃至35は、それぞれ、EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間、番組説明のデータ信号を受信して表示するまでの期間、オフタイマが設定されてから設定された時間が経過するまでの期間、またはメニュー画面を表示している期間において出力する楽曲の再生モードを選択するための欄であり、例えば、入力操作部6を成すリモートコントローラの移動ボタンを操作して設定を実行する。
【0041】
再生モードとしては、楽曲A乃至楽曲Dを連続して出力する連続モードと、楽曲A乃至楽曲Dをランダムに出力するランダムモードが用意されており、2つのモードのうち、一方を選択することができる。オフタイマが設定されてから設定された時間が経過するまでの期間において出力する楽曲の再生モードを選択するための再生モード選択欄34には、連続モード、ランダムモードの他、当該期間において楽曲を出力しない電源オフモード(例えば、衛星テレビジョン放送を視聴しながら就寝するときに用いる)も用意されている。
【0042】
「閉じる」ボタン36は、楽曲選択欄32乃至35に対する設定を終了した後、楽曲設定ウィンドウ31を閉じるときに押下する。
【0043】
EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間等においては、制御部9の制御により、楽曲設定ウィンドウ21または楽曲設定ウィンドウ31に対する設定に対応して、保存部8に保存されているオーディオストリームが、バス15を介してMPEGデーダ3にDMA転送されてデコードされ、BGMとして出力される。
【0044】
以上のように、本発明を適用したIRDによれば、衛星ラジオ放送で放送された楽曲を単に聴取するだけでなく、任意の楽曲を楽曲単位で正確に保存することができる。さらに、通常、音声の出力が停止されて、表示が静止画像となってしまうEPGデータ取得時等において保存した楽曲をBGMとして出力することができる。
したがって、当該IRDを用いれば、衛星ラジオ放送の魅力、すなわち、利用価値を増加させることができ、衛星ラジオ放送の契約者数を増加させることが可能となる。
【0045】
なお、保存部8のオーディオストリームは、随時、バス15を介してMPEGデコーダ3にDMA転送し、デコードすることにより、IRDからのオーディオ出力として、MD(商標)レコーダ等を用いて録音することができる。
【0046】
また、EPGのデータ信号を受信して表示するまでの期間等において楽曲を出力しているときの静止画像を任意に選択できるようにしてもよい。
【0047】
本発明を適用したIRDによれば、テレビジョン受像機と同様、経過時間を用いてオフタイマを設定することができるので、テレビジョン受像機の電源がオフタイマによってオフされた後、IRDの電源がオフされずに、電力を無駄に浪費してしまうようなことを抑止することができる。
【0048】
なお、本発明は、衛星放送を受信するIRDに限定されるものではなく、地上ディジタル放送や有線放送等あらゆる種類の放送信号を受信する受信装置と、受信装置を内蔵するビデオレコーダやテレビジョン受像機等に適用することが可能である。
【0049】
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0050】
この記録媒体は、図1に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク11乃至半導体メモリ14などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMやハードディスクなどで構成される。
【0051】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発によれば、受信した楽曲を抽出されたデータ信号に基づく画面表示の処理におけるバックグランドミュージックとして出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したIRDの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したIRDによる衛星ラジオ放送を受信する処理を説明するフローチャートである。
【図3】楽曲設定ウィンドウ21の表示例を示す図である。
【図4】楽曲設定ウィンドウ31の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 フロントエンド, 2 デマルチプレクサ, 3 MPEGAVデコーダ, 4 OSD生成部, 5 重畳部, 6 操作入力部, 7 バッファ, 8 保存部, 9 制御部, 10 ドライブ, 11 磁気ディスク, 12 光ディスク, 13 光磁気ディスク, 14 半導体メモリ, 15 バス, 21 楽曲設定ウィンドウ, 31 楽曲設定ウィンドウ

Claims (6)

  1. 少なくとも楽曲が含まれる放送の放送信号を受信する受信装置において、
    前記放送信号を受信する受信手段と、
    受信された前記放送信号から前記楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得手段と、
    取得された前記オーディオストリームをデコードして、前記楽曲の音声信号を生成するデコード手段と、
    取得された前記オーディオストリームをバッファリングするバッファリング手段と、
    ユーザからの指令に従い、バッファリングされた前記オーディオストリームを楽曲単位で保存する保存手段と、
    受信された前記放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出した前記データ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理手段と、
    前記保存手段、および前記デコード手段を制御して、保存された楽曲単位の前記オーディオストリームに対応する楽曲を、前記データ信号処理手段が処理を行っている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力手段と
    を含む受信装置。
  2. 前記データ信号処理手段は、抽出した前記データ信号に基づいて、電子プログラムガイドの画面表示を行い、
    前記BGM出力手段は、前記保存手段、および前記デコード手段を制御して、保存された楽曲単位の前記オーディオストリームに対応する楽曲を、前記電子プログラムガイドの画面表示が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させる
    請求項1に記載の受信装置。
  3. オフタイマとして、電源をオフするまでの残り時間を登録する登録手段をさらに含み、
    前記BGM出力手段は、前記保存手段、および前記デコード手段を制御して、保存された楽曲単位の前記オーディオストリームに対応する楽曲を、オフタイマが作動するまでの期間にもバックグランドミュージックとして出力させる
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 少なくとも楽曲が含まれる放送の放送信号を受信する受信装置の受信方法において、
    前記放送信号を受信する受信ステップと、
    受信された前記放送信号から前記楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得ステップと、
    取得された前記オーディオストリームをデコードして、前記楽曲の音声信号を生成するデコードステップと、
    取得された前記オーディオストリームをバッファリングするバッファリングステップと、
    ユーザからの指令に従い、バッファリングされた前記オーディオストリームを楽曲単位で保存する保存ステップと、
    受信された前記放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出した前記データ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理ステップと、
    前記保存ステップの処理、および前記デコードステップの処理を制御して、保存された楽曲単位の前記オーディオストリームに対応する楽曲を、前記データ信号処理ステップの処理が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力ステップと
    を含む受信方法。
  5. 少なくとも楽曲が含まれる放送の放送信号を受信する受信装置の制御用のプログラムであって、
    前記放送信号を受信する受信ステップと、
    受信された前記放送信号から前記楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得ステップと、
    取得された前記オーディオストリームをデコードして、前記楽曲の音声信号を生成するデコードステップと、
    取得された前記オーディオストリームをバッファリングするバッファリングステップと、
    ユーザからの指令に従い、バッファリングされた前記オーディオストリームを楽曲単位で保存する保存ステップと、
    受信された前記放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出した前記データ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理ステップと、
    前記保存ステップの処理、および前記デコードステップの処理を制御して、保存された楽曲単位の前記オーディオストリームに対応する楽曲を、前記データ信号処理ステップの処理が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力ステップと
    を含む処理を受信装置のコンピュータに実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 少なくとも楽曲が含まれる放送の放送信号を受信する受信装置の制御用のプログラムであって、
    前記放送信号を受信する受信ステップと、
    受信された前記放送信号から前記楽曲に対応するオーディオストリームを取得する取得ステップと、
    取得された前記オーディオストリームをデコードして、前記楽曲の音声信号を生成するデコードステップと、
    取得された前記オーディオストリームをバッファリングするバッファリングステップと、
    ユーザからの指令に従い、バッファリングされた前記オーディオストリームを楽曲単位で保存する保存ステップと、
    受信された前記放送信号に多重化されているデータ信号を抽出し、抽出した前記データ信号に基づく画面表示を行うデータ信号処理ステップと、
    前記保存ステップの処理、および前記デコードステップの処理を制御して、保存された楽曲単位の前記オーディオストリームに対応する楽曲を、前記データ信号処理ステップの処理が行われている期間におけるバックグランドミュージックとして出力させるBGM出力ステップと
    を含む処理を受信装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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