JP4542975B2 - 電子デバイス、負荷変動補償回路、電源装置、及び試験装置 - Google Patents

電子デバイス、負荷変動補償回路、電源装置、及び試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体回路等の電子デバイスにおいて、動作回路に供給される電源電力の変動を補償する機能を備える電子デバイス、半導体回路等の電子デバイスに供給される電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路、当該負荷変動補償回路を備える電源装置、及び当該電源装置を備える試験装置に関する。特に本発明は、動作回路の消費電流変動により生じる電源電圧変動を補償する機能を有する電子デバイスに関する。
従来、半導体回路等の電子デバイスを試験する場合、電子デバイスを駆動するための電源電力を供給している。例えば、試験装置が備える電源装置は、電源配線を介して電子デバイスに電源電力を供給する。
現在、関連する特許文献等は認識していないので、その記載を省略する。
しかし、CMOS回路等の電子デバイスにおいては、電子デバイスが有する素子の動作率が変動することにより、消費電流が変動する。この場合、電源装置と電子デバイスとを接続する電源配線のインピーダンス、電子デバイス内部の電源配線のインピーダンス、又は電源装置の出力インピーダンスにより、消費電流の変動に伴い、電子デバイスの回路に供給される電源電圧の電圧降下量が変動する。
係る電源電圧の変動が生じた場合、電子デバイスの試験を精度よく行うことができない。このような問題に対し、電源電圧の変動を検出して電源装置にフィードバックし、当該変動を補償する電源電圧を生成することが考えられる。例えば、電源電圧変動の直流成分については、電子デバイスの電源入力端の近傍で電圧変動を検出することにより、電子デバイスに与えられる電源電圧を適正な値に補償することができる。電子デバイスの電源入力端の近傍における電源電圧変動を検出するには、当該電源入力端の近傍において、電源配線に分岐して接続されるセンス経路を設ける必要がある。
しかし、当該センス経路は電源配線から分岐して設けられるので、センス経路に電源電流の一部が流れてしまう。このため、当該センス経路のインピーダンスを大きくし、分岐して流れる電流量を小さくする必要がある。しかし、センス経路のインピーダンスを大きくした場合、センス経路の時定数が大きくなってしまう。また、電源装置の出力段に設けられるパワートランジスタは、大電力を出力可能なように、大規模のトランジスタを用いる必要がある。
このため、電子デバイスの電源入力端の近傍における電源電圧変動に対して高速に追従する電源電圧を出力することは困難である。例えば、電源電圧変動の低周波成分は補償することができるが、センス経路の時定数及びパワートランジスタのサイズ等により定まる電源装置の応答速度より速い周期の電圧変動は補償することができない。
このような負荷変動に対する電源電流及び電源電圧の変動、即ちロードレギュレーションは、集積化の著しい近年の半導体回路においては、近傍の回路に対するノイズとなり特に問題となる。このため、電源電圧変動に高速に追従することができる負荷変動補償回路が望まれている。
このため本発明は、上述した課題を解決することのできる電子デバイス、負荷変動補償回路、電源装置、及び試験装置を提供することを目的とする。この目的は、請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1形態においては、与えられる入力信号に応じた出力信号を出力する電子デバイスであって、入力信号が与えられ、出力信号を出力する動作回路と、外部から電源電力を受け取り、動作回路に電源電力を供給する電源配線と、電源配線から分岐して設けられ、動作回路に供給される電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路とを備え、負荷変動補償回路は、動作回路に供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、動作回路に供給される電源電圧の単位変動量に対して、第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる、第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、電源配線に対して動作回路と並列に接続される負荷回路と、第1遅延回路部が出力するクロック信号と、第2遅延回路部が出力するクロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部とを有する電子デバイスを提供する。
負荷変動補償回路は、動作回路の電源入力端子の近傍において、動作回路に電源電力を供給する主電源配線から分岐して設けられ、第1遅延回路部、第2遅延回路部、及び負荷回路に電源電力を供給する分岐電源配線を更に備えてよい。
位相検出部は、第1遅延回路部が出力するクロック信号と、第2遅延回路部が出力するクロック信号との位相差が、予め定められた位相差となるように、負荷回路が消費する消費電流量を制御してよい。
第1遅延回路部及び第2遅延回路部における遅延量は、動作回路に供給される電源電圧が所定の基準電圧となった場合に略同一となり、位相検出部は、第1遅延回路部及び第2遅延回路部に与えられる電源電圧が、所定の基準電圧となるように、負荷回路が消費する消費電流量を制御してよい。
位相検出部は、第1遅延回路部が出力するクロック信号の位相が、第2遅延回路部が出力するクロック信号の位相より進んでいる場合に、負荷回路が消費する消費電流量を増加させ、第1遅延回路部が出力するクロック信号の位相が、第2遅延回路部が出力するクロック信号の位相より遅れている場合に、負荷回路が消費する消費電流量を減少させてよい。
第1遅延回路部は、クロック信号を順次遅延させる、直列に接続された複数の第1遅延素子を有し、第2遅延回路部は、複数の第1遅延素子と同数が直列に接続され、クロック信号を順次遅延させる複数の第2遅延素子を有し、位相検出部は、それぞれの第1遅延素子、及びそれぞれの第1遅延素子に対応する第2遅延素子が出力するクロック信号の位相差を検出する複数の位相比較器を有し、負荷回路は、複数の位相比較器に対応して設けられ、対応する位相比較器の比較結果に応じて、所定の電流量を消費するか否かを切り替える複数の負荷器を有してよい。
負荷変動補償回路は、第1遅延回路部に入力されるクロック信号、又は第2遅延回路部に入力されるクロック信号のいずれかを所定の時間遅延させる位相差生成部を更に備えてよい。負荷変動補償回路は、動作回路が消費するべき電流量に基づいて、それぞれの負荷器が消費する電流量を調整する電流調整部を更に備えてよい。
本発明の第2の形態においては、電子デバイスに供給される電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路であって、電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して、第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる、第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、共通の電源配線に対して電子デバイスと並列に接続される負荷回路と、第1遅延回路部が出力するクロック信号と、第2遅延回路部が出力するクロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部とを備える負荷変動補償回路を提供する。
本発明の第3の形態においては、電子デバイスに電源電力を供給する電源装置であって、電子デバイスに供給する電源電力を生成する電源回路と、電子デバイスに供給される電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路とを備え、負荷変動補償回路は、電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して、第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる、第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、電子デバイスと並列に設けられ、電源配線の少なくとも一部を電子デバイスと共通にする負荷回路と、第1遅延回路部が出力するクロック信号と、第2遅延回路部が出力するクロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部とを有する電源装置を提供する。
本発明の第4の形態においては、電子デバイスを試験する試験装置であって、電子デバイスに試験信号を入力するパターン発生部と、電子デバイスの出力信号に基づいて、電子デバイスの良否を判定する判定部と、電子デバイスに電源電力を供給する電源装置とを備え、電源装置は、電子デバイスに供給する電源電力を生成する電源回路と、電子デバイスに供給される電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路とを有し、負荷変動補償回路は、電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して、第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる、第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、電子デバイスと並列に設けられ、電源配線の少なくとも一部を電子デバイスと共通にする負荷回路と、第1遅延回路部が出力するクロック信号と、第2遅延回路部が出力するクロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部とを含む試験装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る試験装置100の構成の一例を示す図である。試験装置100は、半導体回路等の電子デバイス200を試験する装置であって、パターン発生部10、判定部12、及び電源装置20を備える。
パターン発生部10は、電子デバイス200に試験信号を入力する。例えば、パターン発生部10は、電子デバイス200の機能試験を行う場合に、電子デバイス200を動作させる試験パターンを入力してよい。また、パターン発生部10は、当該電子デバイス200が出力するべき信号の期待値を示す期待値信号を生成する。
判定部12は、電子デバイス200の出力信号に基づいて、電子デバイス200の良否を判定する。本例において判定部12は、パターン発生部10が生成する期待値信号と、電子デバイス200の出力信号とを比較することにより、電子デバイス200の良否を判定する。また、電源装置20は、電子デバイス200に電源電力を供給する。
図2は、電子デバイス200の構成の一例を示す図である。電子デバイス200は、与えられる入力信号に応じた出力信号を出力するデバイスであって、動作回路202、電源配線(30−1及び30−2、以下30と総称する)、及び負荷変動補償回路40を備える。動作回路202は、入力信号に応じた出力信号を出力する回路であり、例えばCMOS ASICである。電源配線30は、外部の電源装置20が生成した電源電力を受け取り、動作回路202に供給する。電源装置20は、電子デバイス200に供給する電源電力を生成する。本例において電源装置20は、正出力端子及び負出力端子を有し、それぞれ電子デバイス200の正電源配線30−1及び負電源配線30−2を介して、動作回路202の正電源入力端子及び負電源入力端子に接続される。
また、電源配線30は、動作回路202の電源入力端子の近傍において、主電源配線(28−1及び28−2、以下28と総称する)、及び分岐電源配線(26−1及び26−2、以下26と総称する)に分岐する。主電源配線28は、電源装置20と動作回路202とを接続し、動作回路202に電源電力を供給する。また分岐電源配線26は、電源装置20と負荷変動補償回路40とを接続し、負荷変動補償回路40に電源電力を供給する。本例においては、動作回路202及び負荷変動補償回路40は、同一のチップ内に構成される。
ここで、動作回路202の電源入力端子の近傍における分岐点は、例えば当該分岐点から動作回路202までの主電源配線28のインピーダンスが略ゼロ、又は実質的に無視できる大きさとなる位置であってよい。少なくとも、電源装置20から当該分岐点までの配線24のインピーダンスより、当該分岐点から動作回路202までの主電源配線28のインピーダンスが小さくなる位置となるように設けられる。本例においては、動作回路202及び当該分岐点は、同一のチップ内に構成される。また、電源装置20から電子デバイス200までの電力伝送距離は、電子デバイス200の内部における電力伝送距離に対して非常に大きい。このため、配線24のインピーダンスに比べ、主電源配線28のインピーダンスは非常に小さくなる。
また、分岐電源配線26のインピーダンスも、略ゼロ又は実質的に無視できる大きさとなるように設けられることが好ましい。また、当該分岐点から動作回路202までの主電源配線28のインピーダンスと、分岐電源配線26のインピーダンスとが略等しくなるように設けられてもよい。
負荷変動補償回路40は、動作回路202に供給される電源電力の変動を補償する。本例において負荷変動補償回路40は、第1遅延回路部42−1、第2遅延回路部42−2、位相検出部44、及び負荷回路46を有する。また、電子デバイス200が複数の動作回路202を備える場合、電子デバイス200は、複数の動作回路202に対応する複数の負荷変動補償回路40及びそれぞれの配線を備えてよい。
第1遅延回路部42−1は、動作回路202に供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる。また、第2遅延回路部42−2は、動作回路202に供給される電源電圧の単位変動量に対して、第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる。本例において第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2は、分岐電源配線26を介して電源電圧が与えられ、当該電源電圧の変動に応じて遅延量が変動する。
また、本例においては第2遅延回路部42−2における第2変動量が、第1遅延回路部42−1における第1変動量より大きい場合について説明するが、他の例においては、第1変動量が第2変動量より大きくてもよい。即ち、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2において、電源電圧の単位変動量に対する遅延量の変動量が異なっていればよい。第1変動量又は第2変動量のいずれが大きい場合であっても、負荷変動補償回路40は等価な動作を行うことができる。
負荷回路46は、動作回路202と並列に設けられ、電源配線の少なくとも一部を動作回路202と共通にする。本例において負荷回路46は、電源配線30を動作回路202と共通にし、分岐電源配線26から電源電力を受け取る。
位相検出部44は、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号と、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて負荷回路46が消費する消費電流量を制御する。例えば、負荷回路46は、予め定められた消費電流を、分岐電源配線26を介して消費するか否かを切り替え可能な回路であり、位相検出部44は、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号と、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号とのいずれの位相が進んでいるかに基づいて、負荷回路46に当該消費電流を消費させるか否かを切替させてよい。また、負荷回路46は、消費電流量が変動可能な回路であり、位相検出部44は、当該位相差に基づいて負荷回路46における消費電流量を制御してもよい。
図3は、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2における、電源電圧と遅延量との関係の一例を示す図である。本例においては、第2変動量が、第1変動量より大きい場合について説明する。即ち、図3に示すように、電源電圧−遅延量特性の傾きが、第1遅延回路部42−1より第2遅延回路部42−2のほうが大きい場合について説明する。
第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2における遅延量は、動作回路202に供給される電源電圧が所定の基準電圧となった場合に同一となるように設計される。例えば、第1遅延回路部42−1は、図3の点線で示すように、電源電圧−遅延量特性の傾きが、第2遅延回路部42−2より小さい遅延素子と、与えられるクロック信号を遅延時間t0遅延させて当該遅延素子に入力する位相差生成部とを有する。位相差生成部における遅延時間t0を制御することにより、所望の基準電圧で、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2における遅延量を略同一とすることができる。当該基準電圧は、例えば動作回路202に与えられるべき電源電圧と略等しい電圧であってよく、例えば動作回路202の定格電圧と略等しい電圧であってよい。
位相検出部44は、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号と、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号との位相差が、予め定められた位相差となるように、負荷回路46が消費する消費電流量を制御する。本例においては、位相検出部44は、当該位相差が略ゼロとなるように、負荷回路46が消費する消費電流量を制御する。
図3に示すように、当該位相差が略ゼロとなるのは、第1遅延回路部42−1における遅延量と、第2遅延回路部42−2における遅延量が略等しくなる場合である。即ち、位相検出部44は、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2に与えられる電源電圧が、図3に示す所定の基準電圧となるように、負荷回路46が消費する消費電流量を制御する。
例えば、動作回路202の消費電流量が減少した場合、配線24のインピーダンス成分における電圧降下量は減少する。即ち、動作回路202に供給される電源電圧は基準電圧より大きくなる。この場合、図3に示すように第2遅延回路部42−2における遅延量が、第1遅延回路部42−1における遅延量より大きくなるので、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号の位相は、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号の位相より進む。
位相検出部44は、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号の位相が、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号の位相より進んでいる場合に、負荷回路46の消費電流量を増加させる。例えば、負荷回路46をオン状態に制御し、所定の消費電流を消費させる。負荷回路46は、電源配線30を介して電源電流を受け取るので、このような制御により、電源配線30に流れる電源電流量は増大する。これにより、動作回路202の消費電流の減少による電源電圧の増大を補償することができる。
また、動作回路202の消費電流量が増大した場合、同様に動作回路202に供給される電源電圧は基準電圧より小さくなる。この場合、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号の位相は、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号の位相より遅れる。
位相検出部44は、第1遅延回路部42−1が出力するクロック信号の位相が、第2遅延回路部42−2が出力するクロック信号の位相より遅れている場合に、負荷回路46の消費電流量を減少させる。例えば、負荷回路46をオフ状態に制御し、消費電流量を略ゼロとする。これにより、動作回路202の消費電流の増大による電源電圧の減少を補償することができる。
本例における負荷変動補償回路40によれば、上述したように、動作回路202の消費電流の変動による電源電圧変動を補償することができる。また、電源電圧の変動を電源装置20にフィードバックせず、電子デバイス200の内部に設けた負荷回路46の消費電流を制御することにより、電源電圧変動を補償するので、負荷変動に高速に追従することができる。特に、負荷回路46のオン又はオフを切り替えることで、電源電圧変動を補償することができるので、簡易な制御で負荷変動に高速に追従することができる。
図4は、負荷変動補償回路40の構成の他の例を示す図である。本例における負荷変動補償回路40は、図2において説明した負荷変動補償回路40の構成に加え、位相差生成部57を更に有する。また、本例における第1遅延回路部42−1は、直列に接続されたn個(但しnは自然数)の第1遅延素子(48−1〜48−n、以下48と総称する)を有する。また、本例における第2遅延回路部42−2は、直列に接続されたn個の第2遅延素子(50−1〜50−n、以下50と総称する)を有する。また、位相検出部44は、n個の位相比較器(52−1〜52−n、以下52と総称する)を有し、負荷回路46は、n個の負荷器(54−1〜54−n、以下54と総称する)を有する。
複数の第1遅延素子48は、縦続接続され、与えられるクロック信号を順次遅延させる。それぞれの第1遅延素子48には、分岐電源配線26から電源電圧(VH、VL)が与えられ、当該電源電圧に応じた遅延を生じさせる。それぞれの第1遅延素子48における遅延量は略同一である。例えば、それぞれの第1遅延素子48における遅延量は、図3において点線で示した遅延量をn分割した遅延量であってよい。それぞれの第1遅延素子における遅延量は、例えばd1×Vで与えられる。ここで、d1は、第1遅延素子48に与えられる電源電圧の単位変動量に対する遅延量の変動量を示し、例えば第1遅延素子48に与えるバイアス電圧により制御される。また、Vは第1遅延素子48に与えられる電源電圧を示す。
複数の第2遅延素子50は、縦続接続され、与えられるクロック信号を順次遅延させる。それぞれの第2遅延素子50には、分岐電源配線26から電源電圧(VH、VL)が与えられ、当該電源電圧に応じた遅延を生じさせる。それぞれの第2遅延素子50における遅延量は略同一である。例えば、それぞれの第2遅延素子50における遅延量は、図3に示した第2遅延回路部42−2の遅延量をn分割した遅延量であってよい。それぞれの第2遅延素子50における遅延量は、例えばd2×Vで与えられる。ここで、d2は、第2遅延素子50に与えられる電源電圧の単位変動量に対する遅延量の変動量を示し、例えば第2遅延素子50に与えるバイアス電圧により制御される。また、Vは第2遅延素子50に与えられる電源電圧を示し、第1遅延素子48に与えられる電源電圧と略同一である。また、第2遅延素子50において、電源電圧の単位変動量に対する遅延量の変動量(d2)は、第1遅延素子48における当該単位変動量に対する遅延量の変動量(d1)より大きい。
位相差生成部57は、第1遅延回路部42−1に入力されるクロック信号と、第2遅延回路部42−2に入力されるクロック信号との間に、所定の位相差を生じさせる。本例において位相差生成部57は、第1遅延回路部42−1に入力されるクロック信号を遅延させる可変遅延回路59−1、又は第2遅延回路部42−2に入力されるクロック信号を遅延させる可変遅延回路59−2の少なくともいずれかを有し、第1遅延回路部42−1に入力されるクロック信号、又は第2遅延回路部42−2に入力されるクロック信号のいずれかを所定の時間遅延させる。また、可変遅延回路59の遅延量は、負荷変動補償回路40に与えられる電源電圧によらず一定である。負荷変動補償回路40は、一定の電源電圧を可変遅延回路59に供給する手段を有することが好ましい。
本例において、位相差生成部57は、動作回路202に与えられる電源電圧が所定の基準電圧となった場合に、第1遅延回路部42−1における略中間段の第1遅延素子48が出力するクロック信号の位相と、第2遅延回路部42−2における略中間段の第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相とが、略同一となるように、第1遅延回路部42−1又は第2遅延回路部42−2に与えるクロック信号を遅延させる。例えば、第2遅延素子50の遅延量が、第1遅延素子48の遅延量より大きい場合、第1遅延回路部42−1に入力するクロック信号を所定の時間遅延させる。
複数の位相比較器52は、複数の第1遅延素子48及び複数の第2遅延素子50と対応して設けられる。それぞれの位相比較器52は、対応する第1遅延素子48、及び対応する第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相差を検出する。本例では、第1遅延回路部42−1に与えられるクロック信号の位相が、第2遅延回路部42−2に与えられるクロック信号の位相より遅れており、第2遅延素子50の遅延量が第1遅延素子48の遅延量より大きいので、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2において、いずれかの段数の遅延素子が出力するクロック信号において、位相関係が逆転する。
例えば、当該段数の遅延素子より上流の遅延素子においては、第1遅延素子48が出力するクロック信号の位相が、第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相より遅れている。また、当該段数の遅延素子より下流の遅延素子においては、第1遅延素子48が出力するクロック信号の位相が、第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相より進んでいる。このため、当該段数の遅延素子より上流の遅延素子に対応する位相比較器52は、位相比較結果として例えばH論理の信号を出力し、当該段数の遅延素子以降の遅延素子に対応する位相比較器は、位相比較結果として例えばL論理の信号を出力する。
複数の負荷器54は、複数の位相比較器52と対応して設けられる。それぞれの負荷器54は、対応する位相比較器52の比較結果に応じて、所定の電流量を消費するか否かを切り替える。また、それぞれの負荷器54は、動作回路202と並列に設けられ、電源配線の少なくとも一部を動作回路202と共通にする。本例において負荷器54は、電源配線30を動作回路202と共通にし、分岐電源配線26から電源電力を受け取る。それぞれの負荷器54における所定の電流量は、それぞれ同一であってよい。
本例において、それぞれの位相比較器52は、対応する第1遅延素子48が出力するクロック信号の位相が、対応する第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相より進んでいる場合に、対応する負荷器54をオン状態に制御し、所定の電流量を消費させる。また、それぞれの位相比較器52は、対応する第1遅延素子48が出力するクロック信号の位相が、対応する第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相より遅れている場合に、対応する負荷器54をオフ状態に制御し、消費電流量を略ゼロに制御する。
図5は、図4において説明した負荷変動補償回路40の動作の一例を説明するタイミングチャートである。本例において、位相差生成部57は、第1遅延回路部42−1に入力されるクロック信号の位相を、第2遅延回路部42−2に入力されるクロック信号の位相に対して所定の時間T1遅らせて入力する場合について説明する。また、本例においては、第2遅延素子50の遅延量が、第1遅延素子48の遅延量より大きい場合について説明する。
まず、可変遅延回路59−1及び可変遅延回路59−2から、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2に対して、それぞれクロック信号が与えられる。上述したように、第1遅延回路部42−1に入力されるクロック信号の位相は、第2遅延回路部42−2に入力されるクロック信号の位相より、所定の位相差T1遅れている。
第1遅延素子48−1及び第2遅延素子50−1は、それぞれ与えられたクロック信号を遅延して出力する。上述したように、第2遅延素子50−1における遅延量は、第1遅延素子48−1における遅延量より大きい。このため、第1遅延素子48−1が出力するクロック信号と、第2遅延素子50−1が出力するクロック信号との位相差T2は、位相差T1から、第1遅延素子48−1と第2遅延素子50−2との遅延差を減算した値T2となる。
それぞれのクロック信号を、複数の第1遅延素子48及び第2遅延素子50を通過させることにより、それぞれのクロック信号の位相差は徐々に小さくなり、所定の第1遅延素子48−(k+1)、及び第2遅延素子50−(k+1)において、クロック信号の位相関係が逆転する。上述したように、位相比較器52は、対応する第1遅延素子48及び第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相を比較し、比較結果に応じて対応する負荷器54をオン又はオフ状態に制御する。
それぞれのクロック信号の位相が逆転する遅延素子の段数は、初期の位相差T1と、第1遅延素子48及び第2遅延素子50における遅延差により定まる。初期の位相差T1は、例えば電子デバイス200に与えられる電源電圧が所定の基準電圧となったときに、第1遅延回路部42−1における略中間段の第1遅延素子48が出力するクロック信号の位相と、第2遅延回路部42−2における略中間段の第2遅延素子50が出力するクロック信号の位相とが、略同一となるように設定される。
また、第1遅延素子48及び第2遅延素子50における遅延量は、動作回路202に供給される電源電圧に応じて変動する。このため、いずれの段数でクロック信号の位相関係が逆転するかは、与えられる電源電圧により定まる。例えば、電源電圧が基準電圧より小さくなった場合、第1遅延素子48及び第2遅延素子50における遅延差は、基準電圧が与えられている状態に比べ減少する。このため、クロック信号の位相関係が逆転する遅延素子の段数は、中間段から、基準電圧に対する電源電圧の変動量に応じた段数だけ下流に移動する。
この場合、移動した段数に応じて、オン状態となる負荷器54の個数が減少し、負荷回路46における消費電流が減少する。このため、電源配線30における電圧降下量が減少し、動作回路202に与えられる電源電圧の変動を補償することができる。
図6は、第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2における格段の遅延素子が出力するクロック信号の遅延時間を示す図である。図5において説明したように、それぞれの遅延素子が出力するクロック信号の位相は、第1遅延素子48及び第2遅延素子50の遅延差に応じた段数で逆転する。図6に示すように、遅延素子一段当たりの、第1遅延素子48及び第2遅延素子50の遅延差は、(d2−d1)×Vで与えられる。当該遅延差は、電源電圧に比例するので、位相が逆転する段数が電源電圧に応じて変化することがわかる。負荷変動補償回路40は、電源電圧の変動量と、位相が逆転する段数の変動量との関係が線形で近似できる電圧範囲で、電源電圧の変動を補償してよい。
図7は、第1遅延素子48及び第2遅延素子50の構成の一例を示す図である。第1遅延素子48及び第2遅延素子50は同一の構成を有してよい。本例においては、第1遅延素子48の構成について説明する。
第1遅延素子48は、トランジスタ56及びトランジスタ58を有する。トランジスタ56は、例えばPMOSトランジスタであって、ソース端子に分岐電源配線26−1から正側の電源電圧VHを受け取り、ドレイン端子がトランジスタ58のドレイン端子と接続され、ゲート端子に所定の第1バイアス電圧を受け取る。即ち、トランジスタ56は、トランジスタ58に流れる電流を、与えられる第1バイアス電圧に応じて規定する電流源として機能する。
トランジスタ58は、例えばNMOSトランジスタであって、ソース端子に分岐電源配線26−2から負側の電源電圧VLを受け取り、ドレイン端子がトランジスタ56のドレイン端子と接続され、ゲート端子にクロック信号を受け取る。トランジスタ58は、トランジスタ56により規定される電流値に応じた遅延量でクロック信号を遅延させ、次段のトランジスタ58及び対応する位相比較器52に供給する。第1遅延素子48及び第2遅延素子50にそれぞれ与えるバイアス電圧を制御することにより、それぞれの遅延素子における遅延量の変動量(d1、d2)を所望の値に制御することができる。
図8は、第1遅延素子48の構成の他の例を示す図である。また、第2遅延素子50も、図8に示す構成を有してよい。本例における第1遅延素子48は、4つのトランジスタ(60〜66)を有する。トランジスタ62及びトランジスタ64は、いわゆるCMOS回路を構成し、入力信号として与えられるクロック信号を、規定される電流に応じた遅延量で遅延して出力する。
トランジスタ60は、例えばPMOSトランジスタであって、ソース端子に分岐電源配線26−1から正側の電源電圧VHを受け取り、ドレイン端子がトランジスタ62のソース端子と接続され、ゲート端子に所定のバイアス電圧Pを受け取る。即ち、トランジスタ60は、トランジスタ62に流れる電流を、与えられるバイアス電圧Pに応じて規定する電流源として機能する。
トランジスタ66は、例えばNMOSトランジスタであって、ソース端子に分岐電源配線26−2から負側の電源電圧VLを受け取り、ドレイン端子がトランジスタ64のソース端子と接続され、ゲート端子に所定のバイアス電圧Nを受け取る。即ち、トランジスタ66は、トランジスタ64に流れる電流を、与えられるバイアス電圧Nに応じて規定する電流源として機能する。このような構成によっても、バイアス電圧P及びバイアス電圧Nを制御することにより、第1遅延素子48における遅延量の変動量を、所望の値に制御することができる。
図9は、第1遅延素子48の構成の他の例を示す図である。また、第2遅延素子50も、図9に示す構成を有してよい。本例における第1遅延素子48は、5つのトランジスタ(68〜76)を有する。トランジスタ70及びトランジスタ74は、いわゆる差動回路であって、クロック信号を反転した負入力信号、及びクロック信号を反転しない正入力信号がゲート端子に与えられ、規定される電流量に応じた遅延量で当該差動入力信号を遅延させた差動出力信号を出力する。
トランジスタ68及びトランジスタ72は、例えばPMOSトランジスタであって、ソース端子に分岐電源配線26−1から正側の電源電圧VHを受け取り、ドレイン端子がトランジスタ70又はトランジスタ74のドレイン端子と接続され、ゲート端子に所定のバイアス電圧Pを受け取る。即ち、トランジスタ68及びトランジスタ72は、トランジスタ70及びトランジスタ74に流れる電流を、与えられるバイアス電圧Pに応じて規定する電流源として機能する。
トランジスタ76は、例えばNMOSトランジスタであって、ソース端子に分岐電源配線26−2から負側の電源電圧VLを受け取り、ドレイン端子がトランジスタ70及びトランジスタ74のソース端子と接続され、ゲート端子に所定のバイアス電圧Nを受け取る。即ち、トランジスタ76は、トランジスタ70及びトランジスタ74に流れる電流の和を規定する電流源として機能する。このような構成により、差動信号として与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延素子48における遅延量の変動量を、所望の値に制御することができる。
図10は、図7から図9において説明したバイアス電圧を生成するバイアス生成部78の構成例を示す図である。バイアス生成部78は、負荷変動補償回路40に設けられてよい。
図10(a)は、バイアス生成部78の構成の一例を示す図である。バイアス生成部78は、図7から図9において説明した第1遅延素子48及び第2遅延素子50に供給するべきバイアス電圧を生成する。バイアス生成部78は、第1遅延素子48及び第2遅延素子50に供給するべきバイアス電圧の種類に応じた数の抵抗群を有する。本例においては、2種類のバイアス電圧を供給する場合のバイアス生成部78の構成を説明する。
本例においてバイアス生成部78は、2つの抵抗をそれぞれ有する2つの抵抗群(抵抗80と抵抗82、及び抵抗84と抵抗86)を有する。それぞれの抵抗群において、2つの抵抗は直列に接続され、所定のバイアス電圧が印加される。当該バイアス電圧は、2つの抵抗により分圧され、第1遅延回路部42−1又は第2遅延回路部42−2に供給される。それぞれの抵抗の抵抗値を制御することにより、所望のバイアス電圧を生成することができる。
図10(b)は、バイアス生成部78の構成の他の例を示す図である。バイアス生成部78は、第1遅延素子48及び第2遅延素子50に供給するべきバイアス電圧の種類に応じた数のデジタルアナログコンバータ(DAC)88を有する。それぞれのDAC88には、生成するべきバイアス電圧の電圧値を示すデジタルデータが与えられる。このような構成により、所望のバイアス電圧を生成することができる。
図11は、DAC88の構成の一例を示す図である。DAC88は、複数のトランジスタ(90〜106)を有する。n個のトランジスタ(98〜104)は、対応するn個のトランジスタ(96〜102)のそれぞれのトランジスタに流れる電流量を、ゲート端子に与えられる電圧に基づいて規定する。n個のトランジスタ(96〜102)は、それぞれデジタルデータの対応するビット信号が与えられ、当該ビット信号に応じてオン状態又はオフ状態に制御される。即ち、与えられるデジタルデータのデータ値に応じた電流が、トランジスタ106に供給される。
トランジスタ(90〜94)は、n個のトランジスタ(98〜104)のゲート端子に与える電圧を生成する。また、トランジスタ106は、ゲート端子とドレイン端子とが接続され、与えられるn個のトランジスタ(96〜102)から与えられる電流に応じたバイアス電圧を生成する。
図12は、負荷器54の構成の一例を示す図である。負荷器54は、分岐電源配線26−1及び分岐電源配線26−2の間に直列に接続されたトランジスタ108及びトランジスタ110を複数段有する。各段のトランジスタ108は、例えばPMOSトランジスタであって、ソース端子が分岐電源配線26−1に接続され、ドレイン端子がトランジスタ110のドレイン端子に接続され、ゲート端子に、電流量制御信号の対応するビット信号を受け取る。
各段のトランジスタ110は、例えばNMOSトランジスタであって、ソース端子が分岐電源配線26−2に接続され、ドレイン端子がトランジスタ108のドレイン端子に接続され、ゲート端子に、対応する位相比較器52が出力する比較結果信号を受け取る。
即ち、電流量制御信号によって、オン状態となるトランジスタ108の個数を制御することができる。また、トランジスタ110は、位相比較器52における比較結果に応じて、全てオン又は全てオフ状態となる。このため、電流量制御信号によって、位相比較器52が負荷器54をオン状態に制御した場合に、負荷器54が消費する電流量を所望の値に制御することができる。負荷変動補償回路40は、動作回路202が消費するべき電流量に基づいて、当該電流量制御信号を生成し、それぞれの負荷器54が消費する電流量を調整する電流調整部を更に備えてよい。例えば、電流調整部は、動作回路202が消費する電流の変動量の最大値と、負荷回路46が消費する電流の変動量の最大値とが略同一となるように、それぞれの負荷器54が消費する電流量を調整してよい。
図13は、位相比較器52の構成の一例を示す図である。位相比較器52は、ダイナミックDフリップフロップ112及び正帰還Dフリップフロップ114を有する。ダイナミックDフリップフロップ112は、対応する第2遅延素子50が出力するクロック信号に応じて、対応する第1遅延素子48が出力するクロック信号をラッチして出力し、正帰還Dフリップフロップ114に供給する。
正帰還Dフリップフロップ114は、対応する第2遅延素子50が出力するクロック信号に基づいて、ダイナミックDフリップフロップ112が出力した信号を、正帰還回路によりラッチして出力する。
また、位相比較器52は、第2遅延素子50が出力するクロック信号を微小遅延させて正帰還Dフリップフロップ114のクロック信号として供給するバッファを更に有してよい。当該バッファを有することにより、ダイナミックDフリップフロップ112と正帰還Dフリップフロップ114とをパイプライン動作ではなくディレイライン動作させることができる。即ち、ダイナミックDフリップフロップ112と正帰還Dフリップフロップ114とを同一のクロック信号で動作させることができる。
ダイナミックDフリップフロップ112は、ゲート容量及び配線容量等の寄生容量により、第1遅延素子48から与えられるクロック信号のデータ値をラッチする。しかし、ダイナミックDフリップフロップ112は、ループ回路を有していないので、寄生容量に十分に電荷がチャージされないと、論理出力レベルが「H」レベルと「L」レベルとの中間レベルになってしまう。しかしながら、中間レベルを出力する位相幅は極めて小さく、ヒステリシスの幅が極めて小さいという利点がある。
正帰還Dフリップフロップ114は、正帰還回路により信号を増幅して出力する。このため、ダイナミックDフリップフロップ112から中間レベルのデータ信号(D)が入力された場合に、ヒステリシスが生じてしまう。しかしながら、このヒステリシスの幅は、ダイナミックDフリップフロップ112の論理出力が中間レベルとなる幅であるので、極めて小さい。したがって、本発明に係る位相比較器52によれば、ダイナミックDフリップフロップ112の利点と、正帰還Dフリップフロップ114の利点とを有することとなり、中間レベルの論理出力を出力することがなく、且つヒステリシスが生じないので、より高周波帯域への対応が可能となる。
図14は、図1に示した電源装置20の構成の一例を示す図である。図2から図13においては、電子デバイス200の内部に負荷変動補償回路40を備える例を説明したが、本例においては、試験装置100が、負荷変動補償回路40を備える例について説明する。この場合、負荷変動補償回路40は、電子デバイス200の近傍に設けられることが好ましい。例えば、負荷変動補償回路40は、試験装置100において、電子デバイス200を載置するパフォーマンスボード上に設けられていてよい。
電源装置20は、電源回路22、電源配線(30−1及び30−2、以下30と総称する)、及び負荷変動補償回路40を備える。電源回路22は、電子デバイス200に供給する電源電力を生成する。本例において電源回路22は、正出力端子及び負出力端子を有し、それぞれ正電源配線30−1及び負電源配線30−2を介して、電子デバイス200の正電源入力端子及び負電源入力端子に接続される。
また、電源配線30は、電子デバイス200の電源入力端子の近傍において、主電源配線(28−1及び28−2、以下28と総称する)、及び分岐電源配線(26−1及び26−2、以下26と総称する)に分岐する。主電源配線28は、電源回路22と電子デバイス200とを接続し、電子デバイス200に電源電力を供給する。また分岐電源配線26は、電源回路22と負荷変動補償回路40とを接続し、負荷変動補償回路40に電源電力を供給する。
ここで、電子デバイス200の電源入力端子の近傍における分岐点は、例えば当該分岐点から電子デバイス200までの主電源配線28のインピーダンスが略ゼロ、又は実質的に無視できる大きさとなる位置であってよい。少なくとも、電源回路22から当該分岐点までの電源配線30のインピーダンスより、当該分岐点から電子デバイス200までの主電源配線28のインピーダンスが小さくなる位置となるように設けられる。
また、分岐電源配線26のインピーダンスも、略ゼロ又は実質的に無視できる大きさとなるように設けられることが好ましい。また、当該分岐点から電子デバイス200までの主電源配線28のインピーダンスと、分岐電源配線26のインピーダンスとが略等しくなるように設けられてもよい。
負荷変動補償回路40は、電子デバイス200に供給される電源電力の変動を補償する。本例において負荷変動補償回路40は、図2から図13において説明した負荷変動補償回路40と同様の構成を有する。
このような構成によっても、電子デバイス200の消費電流の変動による電源電圧変動を補償することができる。また、電源電圧の変動を電源装置20にフィードバックせず、電子デバイス200の近傍に設けた負荷回路46の消費電流を制御することにより、電源電圧変動を補償するので、負荷変動に高速に追従することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以上から明らかなように、本発明によれば、動作回路の消費電流の変動による電源電圧変動を補償することができる。また、電源電圧の変動を電源回路にフィードバックせず、動作回路の近傍に設けた負荷回路の消費電流を制御することにより、電源電圧変動を補償するので、負荷変動に高速に追従することができる。
本発明の実施形態に係る試験装置100の構成の一例を示す図である。 電子デバイス200の構成の一例を示す図である。 第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2における、電源電圧と遅延量との関係の一例を示す図である。 負荷変動補償回路40の構成の他の例を示す図である。 図4において説明した負荷変動補償回路40の動作の一例を説明するタイミングチャートである。 第1遅延回路部42−1及び第2遅延回路部42−2における格段の遅延素子が出力するクロック信号の遅延時間を示す図である。 第1遅延素子48及び第2遅延素子50の構成の一例を示す図である。 第1遅延素子48の構成の他の例を示す図である。 第1遅延素子48の構成の他の例を示す図である。 図7から図9において説明したバイアス電圧を生成するバイアス生成部78の構成例を示す図である。図10(a)は、バイアス生成部78の構成の一例を示し、図10(b)は、バイアス生成部78の構成の他の例を示す。 DAC88の構成の一例を示す図である。 負荷器54の構成の一例を示す図である。 位相比較器52の構成の一例を示す図である。 図1に示した電源装置20の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・パターン発生部、12・・・判定部、20・・・電源装置、22・・・電源回路、24・・・配線、26・・・分岐電源配線、28・・・主電源配線、30・・・電源配線、40・・・負荷変動補償回路、42・・・遅延回路部、44・・・位相検出部、46・・・負荷回路、48・・・第1遅延素子、50・・・第2遅延素子、52・・・位相比較器、54・・・負荷器、57・・・位相差生成部、59・・・可変遅延回路、78・・・バイアス生成部、88・・・DAC、100・・・試験装置、112・・・ダイナミックDフリップフロップ、114・・・正帰還Dフリップフロップ、200・・・電子デバイス、202・・・動作回路

Claims (11)

  1. 与えられる入力信号に応じた出力信号を出力する電子デバイスであって、
    前記入力信号が与えられ、前記出力信号を出力する動作回路と、
    外部から電源電力を受け取り、前記動作回路に前記電源電力を供給する電源配線と、
    前記電源配線から分岐して設けられ、前記動作回路に供給される前記電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路と
    を備え、
    前記負荷変動補償回路は、
    前記動作回路に供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、
    前記動作回路に供給される前記電源電圧の前記単位変動量に対して、前記第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられる前記クロック信号を遅延させる、前記第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、
    前記電源配線に対して前記動作回路と並列に接続される負荷回路と、
    前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号と、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて前記負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部と
    を有する電子デバイス。
  2. 前記動作回路の電源入力端子の近傍において、前記動作回路に前記電源電力を供給する主電源配線から分岐して設けられ、前記第1遅延回路部、前記第2遅延回路部、及び前記負荷回路に電源電力を供給する分岐電源配線を更に備える請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記位相検出部は、前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号と、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号との位相差が、予め定められた位相差となるように、前記負荷回路が消費する前記消費電流量を制御する請求項1に記載の電子デバイス。
  4. 前記第1遅延回路部及び前記第2遅延回路部における遅延量は、前記動作回路に供給される電源電圧が所定の基準電圧となった場合に略同一となり、
    前記位相検出部は、
    前記第1遅延回路部及び前記第2遅延回路部に与えられる前記電源電圧が、前記所定の基準電圧となるように、前記負荷回路が消費する前記消費電流量を制御する請求項1に記載の電子デバイス。
  5. 前記位相検出部は、
    前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号の位相が、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号の位相より進んでいる場合に、前記負荷回路が消費する前記消費電流量を増加させ、
    前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号の位相が、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号の位相より遅れている場合に、前記負荷回路が消費する前記消費電流量を減少させる
    請求項4に記載の電子デバイス。
  6. 前記第1遅延回路部は、前記クロック信号を順次遅延させる、直列に接続された複数の第1遅延素子を有し、
    前記第2遅延回路部は、前記複数の第1遅延素子と同数が直列に接続され、前記クロック信号を順次遅延させる複数の第2遅延素子を有し、
    前記位相検出部は、
    それぞれの前記第1遅延素子、及びそれぞれの前記第1遅延素子に対応する前記第2遅延素子が出力する前記クロック信号の位相差を検出する複数の位相比較器を有し、
    前記負荷回路は、
    前記複数の位相比較器に対応して設けられ、対応する前記位相比較器の比較結果に応じて、所定の電流量を消費するか否かを切り替える複数の負荷器を有する
    請求項1に記載の電子デバイス。
  7. 前記第1遅延回路部に入力される前記クロック信号、又は前記第2遅延回路部に入力される前記クロック信号のいずれかを所定の時間遅延させる位相差生成部を更に備える請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 前記動作回路が消費するべき電流量に基づいて、それぞれの前記負荷器が消費する電流量を調整する電流調整部を更に備える
    請求項6に記載の電子デバイス。
  9. 電子デバイスに供給される電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路であって、
    前記電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、
    前記電子デバイスに供給される前記電源電圧の前記単位変動量に対して、前記第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられる前記クロック信号を遅延させる、前記第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、
    共通の電源配線に対して前記電子デバイスと並列に接続される負荷回路と、
    前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号と、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて前記負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部と
    を備える負荷変動補償回路。
  10. 電子デバイスに電源電力を供給する電源装置であって、
    前記電子デバイスに供給する前記電源電力を生成する電源回路と、
    前記電子デバイスに供給される前記電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路と
    を備え、
    前記負荷変動補償回路は、
    前記電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、
    前記電子デバイスに供給される前記電源電圧の前記単位変動量に対して、前記第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられる前記クロック信号を遅延させる、前記第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、
    前記電子デバイスと並列に設けられ、電源配線の少なくとも一部を前記電子デバイスと共通にする負荷回路と、
    前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号と、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて前記負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部と
    を有する電源装置。
  11. 電子デバイスを試験する試験装置であって、
    前記電子デバイスに試験信号を入力するパターン発生部と、
    前記電子デバイスの出力信号に基づいて、前記電子デバイスの良否を判定する判定部と、
    前記電子デバイスに電源電力を供給する電源装置と
    を備え、
    前記電源装置は、
    前記電子デバイスに供給する前記電源電力を生成する電源回路と、
    前記電子デバイスに供給される前記電源電力の変動を補償する負荷変動補償回路と
    を有し、
    前記負荷変動補償回路は、
    前記電子デバイスに供給される電源電圧の単位変動量に対して所定の第1変動量で遅延量が変動し、与えられるクロック信号を遅延させる第1遅延回路部と、
    前記電子デバイスに供給される前記電源電圧の前記単位変動量に対して、前記第1変動量より大きい第2変動量で遅延量が変動し、与えられる前記クロック信号を遅延させる、前記第1遅延回路部と並列に設けられた第2遅延回路部と、
    前記電子デバイスと並列に設けられ、電源配線の少なくとも一部を前記電子デバイスと共通にする負荷回路と、
    前記第1遅延回路部が出力する前記クロック信号と、前記第2遅延回路部が出力する前記クロック信号との位相差を検出し、当該位相差に基づいて前記負荷回路が消費する消費電流量を制御する位相検出部と
    を含む試験装置。
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