JP4539142B2 - 梱包用緩衝部材 - Google Patents

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Description

本発明は、事務用製品、家電製品、精密機器などの被梱包体を梱包する際に使用される梱包用緩衝部材に関し、特に、重量が大きい被梱包体の下面に形成される被支持面(梱包用緩衝部材に支持される面)の面積が小さいため、前記小さな被支持面を支持する梱包用緩衝部材の支持面に大きな集中荷重が加わる場合に好適に使用される梱包用緩衝部材に関する。
被梱包体を外部からの衝撃より保護するため、輸送条件や被梱包体の質量、製品強度などの条件より、梱包用緩衝部材の材質、厚さ、緩衝受け面積について必要量を算出しているが、被梱包体の一部分に突起部が付いていたり、空洞部や薄肉部を有する形状の場合、必要な緩衝受け面積を均一に得ることができない場合がある。そのような場合、梱包用緩衝部材となる発泡樹脂成形品の一部分を異なる発泡倍率に成形したり、一部分を別材質の成形品に置き換えることで必要な緩衝面積を確保している。
前記梱包用緩衝部材としては、下記の技術が従来公知である。
(特許文献1:特開平08−151078号公報)
特許文献1には、被梱包体を梱包箱の内部に緩衝支持する梱包用緩衝部材であって、梱包箱内に配置される一対のブロック状の緩衝材本体を、前記一対の緩衝材本体に両端部が嵌合する板状連結部材により連結した梱包用緩衝部材が記載されている。
この特許文献1記載の技術は、緩衝材本体と連結材とを接着剤を用いることなく、簡単に組み立てたり分解することができると共に供給時や回収時の輸送を効率的に行うことができて、リサイクルを容易とし地球環境保護に最適な梱包用緩衝材を提供することができる。
(特許文献2:特開平2002−137245号公報)
特許文献2には、発泡樹脂材料の発泡倍率が異なる部分を含む発泡樹脂成形品が記載されている。成形体の補強部分を低発泡倍率で発泡成形している。
(特許文献3:特開平06−022929号公報)
特許文献3には、異なる発泡倍率を有する複数の原料の異なる発泡材料を用い、蒸気などの加熱媒体により加熱膨張させて発泡成形品を製造する異種原料同時発泡成形法が記載されている。
(特許文献4:特開平2000−334763号公報)
特許文献4には、異なる発泡倍率を有する複数の発泡材料を用いることなしに部分的に発泡倍率を変化させた緩衝材に用いる発泡成形品の製造方法が記載されている。
特開平08−151078号公報 特開平2002−137245号公報 特開平06−022929号公報 特開平2002−334763号公報
(前記特許文献1記載の技術の問題点)
特許文献1記載の技術では、重量の大きな被梱包体の下面を支持する梱包用緩衝部材としては使用できない。
(前記特許文献2〜4記載の技術の問題点)
特許文献2〜4記載の技術では、同一面内で部分的に緩衝部材の材質が異なると外部からの衝撃が受け面全域に加わる場合に、異なる材質特性により緩衝部材の歪量が異なる事から被梱包体に不均一な衝撃応答応力を発生させることとなり、被梱包体の筐体を損傷させることになる。また、部分的に発泡倍率が異なる発泡成形品を成形するには型が複雑になり、コスト高となる。
また、発泡倍率の低い部分と高い部分とを同時成形する場合には、発泡倍率の低い部分に対する高い部分の発泡倍率の比(発泡倍率比)を余り大きくすることができない。同一材料を使用する同時発泡成形の場合の前記発泡倍率比は1.5くらいにしかならない。この場合、重量が大きい被梱包物体の下面と、前記緩衝部材の被梱包体支持面との接触面積が小さい場合には、被梱包体支持面を硬く形成するために発泡倍率を低くすると、前記被梱包体支持面以外の部分の緩衝部材の発泡倍率も低くなってしまう。すなわち、緩衝部材全体の発泡倍率が低くなるので、緩衝部材の材料の消費量が多くなって、コスト高となってしまう。
さらに、梱包用緩衝部材の被梱包体支持面との接触面積が小さく重量が大きい被梱包体を、前記被梱包体支持面で支持する場合、低コストの発泡倍率が高い材料で前記被梱包体支持面を形成すると、被梱包体支持面が凹んだり、陥没したりすることにより変形または損傷してしまう。この場合、前記重量の大きい被梱包体は傾斜するため、梱包作業や輸送作業に支障をきたすという問題点もある。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)発泡倍率の高い梱包用緩衝部材を使用する際、前記被梱包体の重量が大きく且つ前記梱包用緩衝部材との接触面積が小さい場合であっても、前記梱包用緩衝部材が大きく変形したりまたは損傷したりするのを防止すること。
(O02)梱包用緩衝部材との接触面積が小さく重量の大きい被梱包体を梱包した際に大きく変形したり、損傷したりしない低コストの梱包用緩衝部材を提供すること。
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(本発明)
前記課題を解決するために本発明の梱包用緩衝部材は、下記の構成要件(A01)〜(A03),(A03a)を備えたことを特徴とする。
(A01)被梱包体(U)を支持する梱包用板状部材(13)の下面が接合状態で装着される板状部材装着面(12a)を有し、発泡樹脂成形品により形成された梱包用緩衝部材本体(12)、
(A02)前記梱包用緩衝部材本体(12)よりも硬い材料により構成された前記梱包用板状部材(13)であって、前記被梱包体(U)を支持する被梱包体支持面が上面に形成された前記梱包用板状部材(13)
(A03)前記板状部材装着面(12a)および前記梱包用板状部材(13)の下面の一方の面に設けた嵌合凹部(12b)と他方の面に設けた嵌合凸部(13b)とが嵌合、離脱可能に形成された前記板状部材装着面(12a)および前記梱包用板状部材(13)の下面、
(A03a)前記梱包用板状部材(13)の下面と上面とを構成する辺のうち2辺は、前記梱包用緩衝部材本体(12)の前記板状部材装着面(12a)に対して立設する壁面と接触し、且つ、
前記梱包用板状部材(13)の下面と上面とを構成する辺のうち2辺は、前記梱包用緩衝部材本体(12)の前記壁面に接触せず、且つ、
前記嵌合凹部(12b)および嵌合凸部(13b)は、前記壁面に接触していない2辺よりも、前記壁面に接触している2辺に近い位置に配置された前記梱包用板状部材(13)
(本発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03),(A03a)を備えた本発明の梱包用緩衝部材では、発泡樹脂成形品により形成された梱包用緩衝部材本体(12)の板状部材装着面(12a)には、被梱包体(U)を支持する梱包用板状部材(13)の下面が接合状態で装着される。前記梱包用緩衝部材本体(12)よりも硬い材料により構成された前記梱包用板状部材(13)は、その上面に形成された被梱包体支持面により被梱包体(U)を支持する。
前記梱包用板状部材(13)は、梱包用緩衝部材本体(12)よりも硬い材料により構成されるので、その上面に形成された被梱包体支持面に載置された被梱包体(U)の重量が大きく且つ前記被梱包体(U)と前記被梱包体支持面との接触面積が小さい場合であっても、被梱包体支持面が凹んだり、陥没したりし難くい。また、被梱包体(U)の大きな重量または輸送時等に被梱包体(U)に作用する衝撃等は、前記梱包用緩衝部材本体(12)よりも硬い前記梱包用板状部材(13)材料から前記梱包用緩衝部材本体(12)の板状部材装着面(12a)の広い面積部分に分散して伝達される。このため、前記梱包用緩衝部材本体(12)は発泡倍率の高い材料により構成しても、梱包用緩衝部材本体(12)の板状部材装着面(12a)が凹んだり、陥没したりし難くい。
このため、梱包用緩衝部材本体(12)の変形または損傷を防止することができるので、被梱包体(U)に不均一な応力が発生することを抑制することができる。
また、本発明の梱包用緩衝部材では、前記板状部材装着面(12a)および前記梱包用板状部材(13)の下面の一方の面に設けた嵌合凹部(12b)と他方の面に設けた嵌合凸部(13b)とが嵌合、離脱可能に形成されているので、前記板状部材装着面(12a)および前記梱包用板状部材(13)の下面を位置決めした状態で容易に装着することができる。したがって、装着時の位置決ずれと、衝撃緩衝時の梱包用板状部材(13)の位置ずれとを防止することができる。
さらに、前記梱包用板状部材(13)の下面と上面とを構成する辺のうち2辺は、前記梱包用緩衝部材本体(12)の前記板状部材装着面(12a)に対して立設する壁面と接触しており、前記梱包用板状部材(13)の下面と上面とを構成する辺のうち2辺は、前記梱包用緩衝部材本体(12)の前記壁面に接触しない。そして、前記嵌合凹部(12b)および嵌合凸部(13b)は、前記壁面に接触していない2辺よりも、前記壁面に接触している2辺に近い位置に配置されている。
(本発明の形態1)
本発明の形態1の梱包用緩衝部材は、前記本発明において、下記の構成要件(A04)を備えたことを特徴とする。
(A04)発泡樹脂、樹脂、段ボール、板紙または紙系積層材のいずれかにより構成された前記梱包用板状部材(13)
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A04)を備えた本発明の形態1の梱包用緩衝部材では、前記梱包用板状部材(13)としては、発泡樹脂、樹脂、段ボール、板紙または紙系積層材等の低コストの材料を使用することができるので、低コストの梱包用緩衝部材(11)を提供することが可能である。
前述の本発明の梱包用板状部材は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)発泡倍率の高い梱包用緩衝部材を使用する際、前記被梱包体の重量が大きく且つ前記梱包用緩衝部材との接触面積が小さい場合であっても、前記梱包用緩衝部材が大きく変形したりまたは損傷したりするのを防止することができる。
(E02)梱包用緩衝部材との接触面積が小さく重量の大きい被梱包体を梱包した際に大きく変形したり、損傷したりしない低コストの梱包用緩衝部材を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の梱包用板状部材を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の梱包用緩衝部材と前記梱包用緩衝部材により梱包される被梱包体としての画像形成装置とを示す斜視図である。
図1において、被梱包体としての画像形成装置(デジタル複合機)Uは、FAX、プリンタ、スキャナおよび複写機としての機能を備えている。画像形成装置Uは、IOT(イメージアウトプットターミナル、即ち、画像記録装置)、IIT(イメージインプットターミナル、すなわち画像読取装置)を有している。
前記IITの上面には、カバーU1が、その後端部(−X端部)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)によりプラテンガラス(図示せず)上面に対して回動可能に支持されており、原稿を作業者が手でプラテンガラス上に置く場合に上方に回動される。
また、前記IITの前部(X部)には、コピースタートや複写枚数等をユーザが入力するためのユーザインタフェースUIが支持されている。
前記IOT上面には上方のIITとの間にシート排出トレイTRhが設けられている。前記シート排出トレイTRhの左端部上方には、シート排出トレイTRhにシートを排出する排出ローラR1が配置されている。
また、IOTの下部には、給紙される画像記録用のシートを収容する複数の給紙トレイTR1、TR2が、前後方向に挿抜可能に支持されている。また、IOTの左側部には、手差しで給紙されるシートが支持される手差しトレイTR0が支持されている。
図2は前記図1に示す梱包用緩衝部材の要部の説明図である。
図3は前記図2に示す第1梱包用板状部材の説明図で、図3Aは斜視図、図3Bは平面図、図3Cは側面図である。
図4は前記図2に示す第2梱包用板状部材の説明図で、図4Aは斜視図、図4Bは平面図、図4Cは側面図である。
図1〜図4において、梱包用緩衝材1は、第1緩衝部材11、第2緩衝部材21、第3緩衝部材31、および第4緩衝部材41を有している。
図2において、第1緩衝部材11は第1緩衝部材本体12と第1梱包用板状部材13とを有している。第1緩衝部材本体12は、発泡ビーズ成形等の通常の成形法により金型を用いて50倍程度の発泡倍率にて成形されたものであり、緩衝部位となる板状部材装着面12aを有している。前記板状部材装着面12aには板状部材嵌合孔(嵌合凹部)12bが形成されている。前記板状部材嵌合孔12bの平面形状は正方形である。
図2、図3において、前記板状部材装着面12aに装着される第1梱包用板状部材13は、発泡ビーズ成形等の通常の成形法により金型を用いて10倍程度の発泡倍率にて成形されたものであり、長方形の板状部分13aとその下面から下方に突出する円柱状の嵌合凸部13bとを有している。前記円柱状の嵌合凸部13bの外径は、前記正方形の板状部材嵌合孔(嵌合凹部)12bの内径に嵌合する大きさに形成されている。
前記第1梱包用板状部材13を前記第1緩衝部材本体12の板状部材装着面12aに装着する際、前記板状部材装着面12aに形成された板状部材嵌合孔(嵌合凹部)12bに梱包用板状部材13の嵌合凸部13bが嵌合する。このため、板状部材装着面12a上の第1梱包用板状部材13の位置がずれないようになっている。
図2において、第2緩衝部材21は第2緩衝部材本体22と第2梱包用板状部材23とを有している。第2緩衝部材本体22は、発泡ビーズ成形等の通常の成形法により金型を用いて50倍程度の発泡倍率にて成形されたものであり、緩衝部位となる板状部材装着面22aを有している。前記板状部材装着面22aには板状部材嵌合孔(嵌合凹部)22bが形成されている。前記板状部材嵌合孔22bの平面形状は正方形である。
図2、図4において、前記板状部材装着面22aに装着される第2梱包用板状部材23は、発泡ビーズ成形等の通常の成形法により金型を用いて10倍程度の発泡倍率にて成形されたものであり、長方形の板状部分23aとその下面から下方に突出する円柱状の嵌合凸部23bとを有している。前記長方形の板状部分23aの1つの角部は切除されて切除部23cが形成されている。前記円柱状の嵌合凸部23bの外径は前記長方形の板状部材嵌合孔(嵌合凹部)22bの内径に嵌合する大きさに形成されている。
前記第2梱包用板状部材23を前記第2緩衝部材本体22の板状部材装着面22aに装着する際、前記板状部材装着面22aに形成された板状部材嵌合孔(嵌合凹部)22bに梱包用板状部材23の嵌合凸部23bが嵌合する。このため、板状部材装着面22a上の第2梱包用板状部材23の位置がずれないようになっている。
図1、図2において、第3緩衝部材31および第4緩衝部材41は、発泡ビーズ成形等の通常の成形法により金型を用いて50倍程度の発泡倍率にて成形されている。この第3緩衝部材31および第4緩衝部材41は、画像形成装置(被梱包体)Uの左側部分(−Y側部分)よりも軽量な右側部分(Y側部分)を支持するので、前記第1、第2梱包用板状部材11,21で使用する梱包用板状部材は使用されない。
なお、前記第3緩衝部材31および第4緩衝部材41に被梱包体の大きな重量が加わる場合には、梱包用板状部材を使用することが可能である。
(実施例1の作用)
図1において、前記実施例1の第1〜第4梱包用緩衝部材11〜41は、図示しない直方体形状のダンボール紙製の梱包用箱または木の枠体等の底面の4つのコーナに配置して使用される。実施例1で使用される被梱包体としての画像形成装置Uは、左側(−Y側)部分の重量が右側部分よりも重く構成されている。このため、被梱包体(画像形成装置)の左側部分(−Y側部分)の下面を支持する梱包用緩衝部材には右側部分(Y側部分)下面を支持する梱包用緩衝部材よりも大きな荷重が加わる。
前記4個の梱包用緩衝部材11〜41の中の第1梱包用緩衝部材11および第2梱包用緩衝部材21は、被梱包体の左側(−Y側)部分を支持する位置に配置されており、右側(Y側)部分を支持する第3,第4梱包用緩衝部材31,41よりも大きな荷重が加わる。
したがって、第1、第2梱包用緩衝部材11,21は、梱包用緩衝部材本体12,22と、その板状部材装着面12a,22aに着脱可能に装着される梱包用板状部材13,23とにより構成されるが、第3、第4梱包用緩衝部材31,41は、梱包用板状部材が使用されない。
前記梱包用板状部材13,23は、梱包用緩衝部材本体12,22よりも硬い材料により構成されるので、その上面に形成された被梱包体支持面に載置された被梱包体としての画像形成装置Uの重量が大きく且つ前記画像形成装置Uと前記被梱包体支持面との接触面積が小さい場合であっても、梱包用板状部材13,23の上面に形成された被梱包体支持面が凹んだり、陥没したりし難くい。また、画像形成装置Uの大きな重量または輸送時等に画像形成装置に作用する上下方向の衝撃等は、前記梱包用緩衝部材本体12,22よりも硬い前記梱包用板状部材13,23材料から前記梱包用緩衝部材本体12,22の板状部材装着面12a,22aの広い面積部分に分散して伝達される。このため、前記梱包用緩衝部材本体12,22は発泡倍率の高い材料により構成しても、梱包用緩衝部材本体12,22の板状部材装着面12a,22aが凹んだり、陥没したりし難くい。
このため、梱包用緩衝部材本体12,22の変形または損傷を防止することができるので、画像形成装置Uに局所的な大きな応力が発生することを抑制することができる。
前記梱包用緩衝部材本体12,22に装着された梱包用板状部材13,23により、梱包用緩衝部材本体12,22に接触している梱包用板状部材13,23の下面の全面積が、緩衝面積となる。このため、梱包用緩衝部材本体12,22に加わる荷重が分散されるので、衝撃により画像形成装置(被梱包体)に加わる上下方向の衝撃力を分散して緩和することができる。
外部からの衝撃が被梱包体を支持する梱包用板状部材13,23を介して、梱包用緩衝部材本体12,22の板状部材装着面12a,22aに伝達される。このとき、前記板状部材装着面12a,22aの前記梱包用板状部材13,23の下面との接触面全体に衝撃力が分散して伝達される。このため、前記接触面全体が均一に歪むことで被梱包体に不均一な応力発生を抑制することができる。
これにより、輸送環境における外部の衝撃から、被梱包体の一部に局所的応力などを発生させることなく、被梱包体の損傷を未然に防止することを可能にする。
また、前記第1、第2の梱包用緩衝部材11,21は、前記梱包用緩衝部材本体12,22の板状部材装着面12a,22aに設けた板状部材嵌合孔(嵌合凹部)12b,22bと前記梱包用板状部材13,23の下面に設けた円柱状の嵌合凸部13b,23bとが嵌合、離脱可能に形成されているので、前記板状部材装着面12a,22aおよび前記梱包用板状部材13,23の下面を位置決めした状態で容易に装着することができる。梱包用緩衝部材本体12,22の所定位置に梱包用板状部材13,23を装着する作業を行う際の作業性を向上させることが可能となる。
したがって、装着時の位置ずれと、衝撃緩衝時の梱包用板状部材13,23の位置ずれとを防止することができる。このため、衝撃緩衝時に凹凸部の嵌合により梱包用板状部材13,23が梱包用緩衝部材本体12,22と分離することなく、輸送時における連続的な衝撃についても、衝撃力を吸収することができる。
(変更例)
(H01)前記梱包用緩衝部材本体12,22の板状部材装着面12a,22aに板状部材嵌合孔(嵌合凹部)12b,22bを設け、前記梱包用板状部材13,23の下面に嵌合凸部13b,23bを設ける代わりに、板状部材装着面12a,22aに板状部材嵌合孔(嵌合凸部)を設け、前記梱包用板状部材13,23の下面に嵌合凹部を設けることが可能である。
(H02)第1梱包用緩衝部材本体12と、その板状部材装着面12aに装着される梱包用板状部材13とは、着脱可能に装着されるように構成する代わりに、装着した状態で接着材等により固着しておくことも可能である。
(H03)梱包用緩衝部材本体と梱包用板状部材とを有する梱包用緩衝部材は、梱包用箱の底面の4つのコーナ部以外の部分にも配置することが可能である。
図1は本発明の実施例1の梱包用緩衝部材と前記梱包用緩衝部材により梱包される被梱包体としての画像形成装置とを示す斜視図である。 図2は前記図1に示す梱包用緩衝部材の要部の説明図である。 図3は前記図2に示す第1梱包用板状部材の説明図で、図3Aは斜視図、図3Bは平面図、図3Cは側面図である。 図4は前記図2に示す第2梱包用板状部材の説明図で、図4Aは斜視図、図4Bは平面図、図4Cは側面図である。
符号の説明
U…被梱包体(画像形成装置)、
11,21…梱包用緩衝部材、
12,22…梱包用緩衝部材本体、
12a,22a…板状部材装着面、
13,23…梱包用板状部材、
12b,22b…嵌合凹部、
13b,23b…嵌合凸部、

Claims (2)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A03),(A03a)を備えた梱包用緩衝部材、
    (A01)被梱包体を支持する梱包用板状部材の下面が接合状態で装着される板状部材装着面を有し、発泡樹脂成形品により形成された梱包用緩衝部材本体、
    (A02)前記梱包用緩衝部材本体よりも硬い材料により構成された前記梱包用板状部材であって、前記被梱包体を支持する被梱包体支持面が上面に形成された前記梱包用板状部材、
    (A03)前記板状部材装着面および前記梱包用板状部材の下面の一方の面に設けた嵌合凹部と他方の面に設けた嵌合凸部とが嵌合、離脱可能に形成された前記板状部材装着面および前記梱包用板状部材の下面、
    (A03a)前記梱包用板状部材の下面と上面とを構成する辺のうち2辺は、前記梱包用緩衝部材本体の前記板状部材装着面に対して立設する壁面と接触し、且つ、
    前記梱包用板状部材の下面と上面とを構成する辺のうち2辺は、前記梱包用緩衝部材本体の前記壁面に接触せず、且つ、
    前記嵌合凹部および嵌合凸部は、前記壁面に接触していない2辺よりも、前記壁面に接触している2辺に近い位置に配置された前記梱包用板状部材。
  2. 下記の構成要件(A04)を備えた請求項1記載の梱包用緩衝部材、
    (A04)発泡樹脂、樹脂、段ボール、板紙または紙系積層材のいずれかにより構成された前記梱包用板状部材。
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