JP4295055B2 - 梱包材とそれを用いた梱包方法 - Google Patents

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本発明は、梱包材とそれを用いた梱包方法に関し、より詳しくは、製品の表面に擦り傷を付けることなく収容、保管することのできる、箱体とダンボール製の緩衝材との組み合わせからなる梱包材、およびそれを用いた梱包方法に関する。
従来、パーソナルコンピュータ、ディスプレイ、プリンタ、複写機等の電子機器の包装においては、緩衝材として、発泡スチロール樹脂等の発泡プラスチック成形品が用いられている。しかしながら、包装を解いた後で不要となった発泡プラスチックからなる緩衝材は、廃棄されて、焼却や埋め立てられることから、その処理に手間とコストがかかるだけでなく、環境破壊原因にもなる。
そこで、近年、発泡プラスチックを用いない緩衝材について検討が進められており、特許文献1には、ダンボールシートを基材とし、これを順次折り曲げることによって成形してなる緩衝材が提案されている。
しかしながら、特許文献1の図1〜図3に記載されているような緩衝材は、ダンボール基材を繰り返し折り曲げることによって形成されていることから、その自重が大きくなっている。それゆえ、同文献の図4(a)に記載の仕様で製品を梱包して、上部の緩衝材を製品の天面上に載置した場合には、搬送時等のように外部から振動を受ける状況下で緩衝材と製品の天面とが擦れ合い易くなることから、緩衝材を形成するダンボール基材の段目によって、製品に細かな擦り傷がつくという問題が生じる。この擦り傷は、たとえ製品をポリ袋にかぶせて梱包した場合であっても、避けることができず、特に表面に光沢を有する製品の場合はその商品価値が損なわれるという問題を招く。
また、緩衝材が製品と擦れ合うことによって削れてしまい、紙粉が発生するという問題もあり、包装を解いた後で電子機器の内部に紙粉が付着、侵入することによって、機器の不具合を招くおそれもある。
そこで、ダンボール製の緩衝材について、製品に対する負荷を軽減させ、振動による擦れ、紙粉の発生を防止することが求められている。
特開2000−128248号公報
本発明の目的は、製品に対する負荷が小さく、製品の表面に擦り傷を付けたり、紙粉が発生したりするのを抑制することのできる梱包材および梱包方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る梱包材は、
製品を収容する箱体と、当該箱体の内部の少なくとも隅部に配置されるダンボール製の緩衝材と、からなるものであって、
上記箱体が、その側板の天板側に切り欠き部を備えており、
上記緩衝材のうち箱体の天板側に配置される緩衝材が、その側面に突起を備えており、
当該緩衝材が、その突起を上記箱体の切り欠き部に嵌め合わせた状態で、かつ上記製品の天面と直接に接触しない状態で、箱体の内部に配置されるものである
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る梱包方法は、側板の天板側に切り欠き部を備える箱体に製品を収容した後、側面に突起を備えるダンボール製の緩衝材を上記箱体の天板側に配置し、箱体の切り欠き部と緩衝材の突起とを嵌め合わせて、上記製品の天面と緩衝材とが直接に接触しない状態で箱体の天板を封止することを特徴とする。
本発明に係る梱包材およびそれを用いた梱包方法によれば、ダンボール製の緩衝材が直接に製品の天面と接触することがなく、それゆえ、搬送時等において緩衝材と製品の表面とが擦れ合うのを防止することができる。なお、製品の底面側においては、緩衝材と製品とが緊密に固定しており、それゆえ、搬送時において両者が擦れ合うという事態は本来的に生じにくい。これに対し、製品の天面側においては、前述のように、緩衝材と製品とが擦れ合い易く、それゆえ、製品に細かな擦り傷が生じ易い部位であるところ、上記の本発明に係る梱包材およびそれを用いた梱包方法によれば、製品の天面と緩衝材との間に、常時、わずかな隙間(いわゆる浮き)が生じることになる。従って、ダンボール製緩衝材による製品への負荷を軽減することができ、振動による擦れ、紙粉の発生を防止することができる。
本発明に係る梱包材およびそれを用いた梱包方法においては、前述のとおり、製品の天面と緩衝材との間に、常時、わずかな隙間(いわゆる浮き)が生じている。しかしながら、緩衝材自体は、その突起と箱体に設けられた切り欠き部とが嵌め合わされることによって箱体に固定されていることから、箱体内の所定の位置にて静止しており、通常想定され得る振動、衝撃等に対して十分な緩衝作用を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の梱包材10の一実施形態を示す全体図である。同図に示すように、本発明の梱包材10は、製品30を収容するための外装材である箱体11と、箱体11の内部の少なくとも隅部16に配置されるダンボール製の緩衝材20,31とからなる。この梱包材10の要部である、箱体11の切り欠き部13(図1中にAで示す部分)と、緩衝材20の突起22(図1中にBで示す部分)とを、図2に示す。
本発明において、梱包材10を構成する箱体11は、その側板12の天板14側に切り欠き部13を備えており、同じく梱包材10を構成する緩衝材のうち、箱体11の天板14側に配置されるダンボール製の緩衝材20は、その側面21に突起22を備えている。
従って、箱体11に製品30を収容した後、緩衝材20を箱体11の天板14側に配置し、箱体11の切り欠き部13と緩衝材20の突起22とを嵌め合わせて、天板14を封止すれば、製品30の天面と緩衝材20の内表面とが直接に接触しない状態で、箱体11内に製品30を収容することができる。この状態において、製品30の天面と緩衝材20の内表面との間には隙間(浮き)が形成されている。この隙間の程度は、本発明において特に限定されるものではないが、幅5〜10mm程度に設定するのが適当である。隙間が5mmを下回ると、製品30と緩衝材20との擦れ合いを防止して、製品30の表面に傷が付くのを防止するという本発明の効果を発揮するのが困難になるおそれがある。逆に、隙間が10mmを、緩衝材20が十分な緩衝作用を示さなくなるおそれがある。
図2に示すように、箱体11の切り欠き部13(13a,13b)は、その側板12の天板14側に設けられている。図2に示す箱体11では、切り欠き部13に緩衝材の突起22を嵌め合わせた場合でも、天板14の開閉に支障をきたすことがないように、天板14の一部にも切り欠き部が形成されている。
図1および図2に示す箱体11は、例えば図3に示すような展開図からなるダンボール基材を組み立てることによって形成すればよい。切り欠き部13は、ダンボール基材を組み立てるのに先立って、あらかじめ切り欠いておけばよいことから、切り欠き部13を有する箱体11は極めて簡易な作業によって作製することができる。なお、図3中、ハッチングを付した領域13は、欠落していることを示している。また、図3中の符号15は箱体11の底板を示し、符号17は綴じ代を示し、符号18はダンボール基材の段目を示す。
図2に示すように、緩衝材20の突起22(22a,22b)は、その側面21に設けられている。図2および図4(全体図)に示す緩衝材20においては、緩衝材を形成するダンボール基材に切り込みを設け、これを折り曲げて天面23と側面21と形成するのにあわせて、突起22(22a,22b)が形成される。符号24は、緩衝材20の強度の補強と製品との間の隙間の調整を目的として、複数枚のダンボール基材を重ね合わせた個所(コア部)である。
図1、図2および図4に示す緩衝材20は、例えば図5に示すような展開図からなるダンボール基材を組み立てることによって形成すればよい。突起22を形成する部分では、所望の突起の大きさに応じて、あらかじめダンボール基材に切り込みを入れておけばよい。網掛けを付した領域24はコア部を示しており、図の背面側に複数のダンボール基材が重ね合わされている領域である。緩衝材20は、図5に示すようなダンボール基材、すなわち突起22を形成するための切り込みや、コア部24を有するものを用いて、図中に点線で示されている部分を山折りにするという極めて簡易な作業によって作製することができる。
本発明は、以上の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲において、種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の梱包部材の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す梱包部材の要部拡大図である。 図1に示す箱体10の展開図である。 図1に示す緩衝材20の拡大斜視図である。 図4に示す緩衝材20の展開図である。
符号の説明
10 梱包材
11 箱体
12 側板
13,13a,13b 切り欠き部
14 天板
20 緩衝材
21 側面
22,22a,22b 突起
23 天面
24 コア部
30 製品

Claims (2)

  1. 製品を収容する箱体と、当該箱体の内部の少なくとも隅部に配置されるダンボール製の緩衝材と、からなる梱包材であって、
    上記箱体が、その側板の天板側に切り欠き部を備えており、
    上記緩衝材のうち箱体の天板側に配置される緩衝材が、その側面に突起を備えており、
    当該緩衝材が、その突起を上記箱体の切り欠き部に嵌め合わせた状態で、かつ上記製品の天面と直接に接触しない状態で、箱体の内部に配置されるものである
    ことを特徴とする梱包材。
  2. 側板の天板側に切り欠き部を備える箱体に製品を収容した後、側面に突起を備えるダンボール製の緩衝材を上記箱体の天板側に配置し、箱体の切り欠き部と緩衝材の突起とを嵌め合わせて、上記製品の天面と緩衝材とが直接に接触しない状態で箱体の天板を封止することを特徴とする梱包方法。
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