JP4539065B2 - モータの制御方法及びモータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明はモータを制御する技術に関し、特にモータの回転子の回転に伴って回転する座標系を導入し、モータに供給すべき電流を、回転子の磁極方向たるd軸及びこれと電気的に直交するq軸についての成分として捉える場合の当該電流の指令値を求める技術に関する。
従来から、モータに供給すべき電流を、上述のd軸成分(いわゆるd軸電流)及びq軸成分(いわゆるq軸電流)とに分けて、モータの駆動を制御する手法が知られている。この際、モータの回転子の位置を角度で示す位置角や、回転子の速度及びその指令値を用いて、d軸電流及びq軸電流の指令値がそれぞれ生成される。そして回転子の位置角の検出は、例えばモータに実際に供給される電流等によって推定される。
d軸電流の指令値id *とq軸電流の指令値iq *との比に対応する位相角指令値β*を決定する手法は例えば非特許文献1に、回転子の位置角の推定は例えば非特許文献2に、それぞれ紹介されている。
森本茂雄、弓削靖、武田洋次、平紗多賀男「PMモータの機器定数と出力範囲」、電気学会論文誌D、110巻11号、第1171乃至第1176頁(平成2年) 陳志謙、冨田睦雄、道木慎二、大熊繋「突極型ブラシレスDCモータのセンサレス位置推定法と安定性の検討」、平成10年電気学会産業応用部門全国大会論文集、No.59、1998年、第179乃至第182頁
以上のことから、回転子の位置角を正確に推定するためには正確に電流を検出する必要がある。しかしながら、従来の技術では、モータのトルクが小さい程、モータの回転を制御すべくモータに与えられる電流は小さく設定されていた。そのため、当該電流を測定する電流センサに誤差やばらつきがあることや、モータの諸元がその定格値に対してばらつくことに鑑みれば、回転子の位置角を正確に推定することは、モータのトルクが小さいほど困難である。位置角の推定誤差が大きくなればモータの回転制御が不安定となり安くなるという問題が生じる。
そこで本発明は、モータのトルクが小さい場合でも、位置角の推定誤差が小さく、以てモータの回転制御を安定とする技術を提供することを目的とする。
この発明にかかるモータの制御方法は、(a)モータ(5)の回転子の回転速度(ω)とその指令値(ω*)とに基づいて、前記回転子の回転に伴って回転する座標系における前記回転子の磁極方向についての電流指令値である第1の電流指令値(id1 *)と、前記磁極方向と電気的に直交な方向についての電流指令値である第2の電流指令値(iq1 *)とを生成するステップと、(b)前記第1の電流指令値又は/及び前記第2の電流指令値を更新するステップと、(c)前記ステップ(b)の後、前記第1の電流指令値及び前記第2の電流指令値並びに前記回転子の位置(θ)に基づいて前記モータの回転を制御する電流(ix)を供給するステップとを備える。
その第1の態様では、前記ステップ(b)において、前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値が第1の制限値(id0 *;√(I0 2−iq1 *2))よりも大きい場合に、前記第2の電流指令値をそのままにしつつ前記第1の電流指令値を減少させる更新を行って、前記第1の電流指令値を前記第1の制限値以下とする。
その第2の態様は第1の態様にかかるモータの制御方法であって、前記第1の制限値(id0 *)は一定値である。
その第3の態様は第1の態様にかかるモータの制御方法であって、前記第1の制限値は前記第2の電流指令値(iq1 *)の二乗と第2の制限値(I0 2)との差の平方根に(−1)を乗じた値である。
その第4の態様では、前記ステップ(b)において、前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値の二乗と前記第2の電流指令値の二乗との和が所定の最低値(I0 2)よりも小さい場合に、前記第1の電流指令値と前記第2の電流指令値とに基づいて定まる前記モータのトルク(τ)の変動を許容範囲に留めつつ、前記和が前記所定の最低値以上となる前記第1の電流指令値又は/及び前記第2の電流指令値を更新する。
その第5及び第6の態様は第4の態様にかかるモータの制御方法であって、前記ステップ(b)は(b−1)前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値(id1 *)と前記第2の電流指令値(iq1 *)とに基づいて前記トルクの基準値(τ1)を求めるステップと、(b−2)前記第2の電流指令値(iqJ *)の二乗を前記所定の最低値から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることにより、前記第1の電流指令値を更新する(id(J+1) *)ステップと、(b−3)前記ステップ(b−2)の後に前記第1の電流指令値(id(J+1) *)と前記第2の電流指令値(iqJ *)とに基づいて更新後の前記トルク(τ(J+1))を求め、当該トルクが前記基準値に対する許容範囲を越える場合には前記第2の電流指令値を更新(iq(J+1) *)するステップとを有する。そして前記ステップ(b−3)において求められた前記トルクが前記許容範囲内に収まる迄、前記ステップ(b−2)(b−3)が繰り返して実行される。
上記第5の態様は、前記モータが前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が大きい場合の制御方法であり、前記ステップ(b−3)においては、更新後の前記トルク(τ(J+1))が前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)する。
上記第6の態様は、前記モータが前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が小さい場合の制御方法であり、前記ステップ(b−3)においては、更新後の前記トルク(τ(J+1))が前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)する。
この発明にかかるモータの制御装置は、モータ(5)の回転子の回転速度(ω)とその指令値(ω*)とに基づいて、前記回転子の回転に伴って回転する座標系における前記回転子の磁極方向についての電流指令値である第1の電流指令値(id1 *)と、前記磁極方向と電気的に直交な方向についての電流指令値である第2の電流指令値(iq1 *)とを生成する速度制御部(1)と、前記第1の電流指令値又は/及び前記第2の電流指令値を更新する電流制限部(2)と、前記電流制限部から得られた前記第1の電流指令値及び前記第2の電流指令値、並びに前記回転子の位置(θ)に基づいて前記モータの回転を制御する電流(ix)を供給する電流制御部(3)とを備える。
その第1の態様では、前記電流制限部(2)において、前記速度制御部(1)から得られた前記第1の電流指令値が第1の制限値(id0 *;√(I0 2−iq1 *2))よりも大きい場合に、前記第2の電流指令値をそのままにしつつ前記第1の電流指令値を減少させる更新を行って、前記第1の電流指令値を前記第1の制限値以下とする。
その第2の態様は第1の態様にかかるモータの制御装置であって、前記第1の制限値(id0 *)は一定値である。
その第3の態様は第1の態様にかかるモータの制御装置であって、前記第1の制限値は前記第2の電流指令値(iq1 *)の二乗と第2の制限値(I0 2)との差の平方根に(−1)を乗じた値である。
その第4の態様では、前記電流制限部(2)において、前記速度制御部(1)から得られた前記第1の電流指令値の二乗と前記第2の電流指令値の二乗との和が所定の最低値(I0 2)よりも小さい場合に、前記第1の電流指令値と前記第2の電流指令値とに基づいて定まる前記モータのトルク(τ)の変動を許容範囲に留めつつ、前記和が前記所定の最低値以上となる前記第1の電流指令値又は/及び前記第2の電流指令値を更新する。
その第5及び第6の態様は第4の態様にかかるモータの制御装置であって、前記電流制限部(2)は(i)前記速度制御部(1)から得られた前記第1の電流指令値(id1 *)と前記第2の電流指令値(iq1 *)とに基づいて前記トルクの基準値(τ1)を求める第1のステップと、(ii)前記第2の電流指令値(iqJ *)の二乗を前記所定の最低値から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることにより、前記第1の電流指令値を更新する(id(J+1) *)第2のステップと、(iii)前記第2のステップの後に前記第1の電流指令値(id(J+1) *)と前記第2の電流指令値(iqJ *)とに基づいて更新後の前記トルク(τ(J+1))を求め、当該トルクが前記基準値に対する許容範囲を越える場合には前記第2の電流指令値を更新(iq(J+1) *)する第3のステップとを有する。そして前記第3のステップにおいて求められた前記トルクが前記許容範囲内に収まる迄、前記第2のステップ及び前記第3のステップが繰り返して実行される。
上記第5の態様は、前記モータが前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が大きい場合に関し、前記第3のステップにおいては、更新後の前記トルク(τ(J+1))が前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)する。
上記第6の態様は、前記モータが前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が小さい場合に関し、前記第3のステップにおいては、更新後の前記トルク(τ(J+1))が前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)する。
この発明にかかるモータの制御方法の第1及び第4の態様、並びにこの発明にかかるモータの制御装置の第1及び第4の態様によれば、モータのトルクが小さくても、モータの回転を制御すべくモータに与えられる電流を大きくしておくことができ、よって回転子の位置の推定を正確に行い易くすることになる。これはモータの安定な回転制御を招来する。特にこの発明にかかるモータの制御方法の第3の態様、並びにこの発明にかかるモータの制御装置の第3の態様ではトルクの変動を小さくすることができる。
この発明にかかるモータの制御方法の第3の態様、並びにこの発明にかかるモータの制御装置の第3の態様によれば、モータの制御方法の第1の態様、並びにこの発明にかかるモータの制御装置の第1の態様の効果が簡易に得られる。
この発明にかかるモータの制御方法の第3の態様、並びにこの発明にかかるモータの制御装置の第3の態様によれば、第2の電流指令値が大きい場合でも、効率を顕著には低下させない。
この発明にかかるモータの制御方法の第5及び第6の態様、並びにこの発明にかかるモータの制御装置の第5及び第6の態様によれば、突極性あるモータにおいてトルクの変動を小さくすることができる。
図1は本発明にかかるモータの制御技術が適用可能な構成を例示するブロック図である。当該構成は、速度制御部1、電流制限部2、電流制御部3、位置検出部4、モータ5を備えており、モータ5を除いてはモータの制御装置として把握することができる。また当該構成においてモータの制御方法を実施することができる。
速度制御部1は、モータ5の回転子の回転速度(ここでは角速度)ωとその指令値ω*とに基づいて、d軸電流指令値id1 *と、q軸電流指令値iq1 *とを生成する。
電流制限部2は、速度制御部1から得られたd軸電流指令値id1 *(<0)がある制限値(<0)よりも大きい場合に(つまりd軸電流指令値id1 *の絶対値がある制限値の絶対値よりも小さい場合に)、q軸電流指令値iq1 *をそのままにしつつd軸電流指令値id1 *を減少(つまりその絶対値を増大)させてこれを更新する。これによりd軸電流指令値は上記制限値以下とする。あるいはトルクの変動を所定の許容範囲に収めつつ、d軸電流指令値id1 *の平方とq軸電流指令値iq1 *の平方の和を増大させる。これらの手法の詳細は後述する。電流制限部2は、更新後のd軸電流指令値ide *及びq軸電流指令値iqe *を出力する。但し前者の手法においてはq軸電流指令値iqe *は更新前の(即ち速度制御部1から得られた)q軸電流指令値iq1 *と一致する。
電流制御部3は、電流制限部2から得られたd軸電流指令値ide *及びq軸電流指令値iqe *並びに回転子の位置角θに基づいてモータ5の回転を制御する電流ixを供給する。
位置検出部4は、モータ5に供給された電流ixや電圧vxに基づいて位置角θを推定によって検出し、また回転角速度ωをも求める。
電流ix及び電圧vxは、例えばモータ5がU相、V相、W相の三相についてのモータであれば、U相電流iu、V相電流iv、W相電流iwの総称及びU相電圧vu、V相電圧vv、W相電圧vwの総称に、それぞれ相当する。
ブラシレスDCモータの回路方程式は、d軸及びq軸からなる回転座標系において式(1)で示される。
Figure 0004539065
但しモータに与えられる電圧のd軸成分(いわゆるd軸電圧)vd及びq軸成分(いわゆるq軸電圧vq)、モータに与えられる電流のd軸成分(いわゆるd軸電流)id及びq軸成分(いわゆるq軸電流iq)、d軸方向のインダクタンス成分(いわゆるd軸インダクタンス)Ld、q軸方向のインダクタンス成分(いわゆるq軸インダクタンス)Lq、電機子抵抗R、回転子の主磁束ψaを導入した。但し突極性がない場合には、d軸インダクタンスLdとq軸インダクタンスLqとが等しい。
図2はd軸及びq軸からなる回転座標系における上記諸量の関係を示すベクトル図である。ここでψ0は電機子反作用に因る磁束と主磁束ψaとの合成磁束である。また、Ia,Vaはそれぞれ電流及び電圧の絶対値であり、β=tan-1(−id/iq)である。
なおトルクτは式(2)で求められる。
Figure 0004539065
第1の実施の形態.
式(2)から理解されるように、トルクτはq軸電流iqに大きく依存する。特に突極性がない場合には、q軸電流iqと主磁束ψaのみで定まり、d軸電流idには依存しない。よって、効率は低下するものの、d軸電流idを増加させればトルクτを殆ど変動させることなく、電流の絶対値Iaを大きくすることができる。これはモータ5のトルクτが小さくても、モータ5の回転を制御すべくモータに与えられる電流を大きくすることができ、よって回転位置角θの推定を正確に行い易くすることになる。これはモータ5の安定な回転制御を招来する。
図3は本実施の形態における電流制限部2の動作を示すベクトル図である。速度制御部1から得られたd軸電流指令値id1 *が制限値id0 *よりも大きい(d軸電流指令値id1 *の絶対値が制限値id0 *の絶対値よりも小さい)場合に、q軸電流指令値iq1 *をそのままにしつつd軸電流指令値id1 *を減少させ(つまりd軸電流指令値id1 *の絶対値を増大させ)てこれを更新する。ここでは更新されたd軸電流指令値ide *は制限値id0 *と等しくしているが、制限値id0 *より小さく(つまりd軸電流指令値ide *の絶対値は制限値id0 *の絶対値より大きく)てもよい。
制限値id0 *は、回転位置角θが安定して推定されるように実験的に求めることができる。例えば電流センサのばらつきや負荷変動や最低駆動周波数により設定することができる。
当該制御により、位相角の指令値β*が変動し、回転角速度ωが変動する可能性があるが、その変動は速度制御部1の動作によって解消することができる。
第2の実施の形態.
第1の実施の形態では、q軸電流指令値iq1 *に依らずにd軸電流指令値ide *を最低値id0 *以上に設定するため、その制御を簡易に行うことができるものの、q軸電流指令値iq1 *が大きい場合には効率の低下が顕著となる。そこで本実施の形態では、最低値id0 *をq軸電流指令値iq1 *の関数とする。具体的には更新後のd軸電流指令値ide *を式(3)で求める。ここでI0 2は定数である。
Figure 0004539065
もちろん、式(3)の右辺の値よりも小さな値を採っても(つまりd軸電流指令値ide *の絶対値は(I0 2−iq1 *21/2より大きくても)よい。
図4は本実施の形態における電流制限部2の動作を示すベクトル図である。式(3)に則れば、更新後の電流ベクトルは、半径|I0|の円として表される最低電流値円上にその終点が載る。
このように本実施の形態では電流の絶対値Iaを|I0|以上としつつd軸電流指令値id1 *を減少させて更新したd軸電流指令値ide *を得るので、q軸電流指令値iq1 *が大きい場合にも効率の低下が顕著とならずに、モータ5のトルクτが小さくても、モータ5の回転を制御すべくモータに与えられる電流を大きくし、よって回転位置角θの推定を正確に行い易くする。
最低電流値円の半径|I0|も、回転位置角θが安定して推定されるように実験的に求めることができる。例えば電流センサのばらつきや負荷変動や最低駆動周波数により設定することができる。また第1の実施の形態と同様に、当該制御において位相角の指令値β*の変動によって回転角速度ωが変動する可能性があるが、その変動は速度制御部1の動作によって解消することができる。
第3の実施の形態.
第1の実施の形態において述べたように、式(2)に示されたように突極性がなければトルクτはd軸電流idには依存しない。しかし突極性があればトルクτはd軸電流idの影響を受ける。そこで突極性がある場合に、第1及び第2の実施の形態よりも更にトルクτの変動を小さくできる手法を説明する。
本実施の形態では、速度制御部1から得られたq軸電流指令値iq1 *の二乗とd軸電流指令値id1 *の二乗との和が所定の最低値I0 2よりも小さい場合に、q軸電流指令値iq1 *又は/及びd軸電流指令値id1 *を更新してq軸電流指令値iqe *とd軸電流指令値ide *とを得る。q軸電流指令値iqe *の二乗とd軸電流指令値ide *の二乗との和は所定の最低値I0 2以上であり、かつq軸電流指令値iqe *とd軸電流指令値ide *に基づいて定まるトルクτの変動を許容範囲に留める。
所定の最低値I0 2の大きさは実験的に決めることができる。また回転角速度ωに依存して設定してもよい。例えば回転角速度ωの上昇に従って最低値I0 2を小さくしてもよい。モータ電圧は回転角速度ωの上昇に従って上昇するものの、センサーノイズなどの外乱は回転角速度ωに依存しないことが多いからである。
具体的には下記のステップを実行する。まずLd<Lq(逆突極性)の場合を例にとって説明する。図5はq軸電流指令値及びd軸電流指令値を更新する様子を示すグラフであり、横軸にはq軸電流指令値iq *を、縦軸にはトルクτを、それぞれ採用している。なお逆突極性あるモータとしては、ブラシレスDCモータの内、埋め込み磁石型回転子を採用するものを例として挙げることができる。
第1のステップとして、q軸電流指令値iq1 *及びd軸電流指令値id1 *を用い、式(2)に基づいてトルクτの基準値τ1を求める。このとき、式(2)は傾きk1(=ψa+(Ld−Lq)id1 *)の直線として表され、基準値τ1はq軸電流指令値がiq1 *である場合の当該直線上の点のτ座標として表される。
第2のステップとして、q軸電流指令値iqJ *(J=1,2,3…)及び最低値I0 2を用いて式(4)に基づいてd軸電流指令値id(J+1) *を求める。即ちq軸電流指令値iqJ *の二乗を最低値I0 2から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることによりd軸電流指令値id(J+1) *を求める。
Figure 0004539065
第3のステップとして、d軸電流指令値id(J+1) *とq軸電流指令値iqJ *とを用い、式(2)に基づいてトルクτ(J+1)を求める。このとき式(2)は傾きkJ+1(=ψa+(Ld−Lq)id(J+1) *)の直線として表され、トルクτ(J+1)はq軸電流指令値がiqJ *である場合の当該直線上の点のτ座標として表される。
第3のステップにおいては、更に、トルクτ(J+1)が基準値τ1に対して許容範囲ε1(>0)よりも大きい場合(τ1+ε1<τ(J+1))にはq軸電流指令値を小さく、逆にトルクτ(J+1)が基準値τ1に対して許容範囲ε2(>0)よりも小さい場合(τ(J+1)<τ1−ε2)にはq軸電流指令値を大きく、それぞれ更新してq軸電流指令値iq(J+1) *を求める。
そして第3のステップにおいてトルクτ(J+1)が基準値τ1に対して許容範囲ε1以下であり、かつ許容範囲ε2以上(τ1−ε2≦τ(J+1)≦τ1+ε1)となるまで、第2のステップと第3のステップとを繰り返す。
図5では、第2のステップを最初に実行したことで得られるトルクτ2が基準値τ1よりも許容範囲ε1を越えて大きい場合が例示されている。この場合には、第3のステップによってq軸電流指令値iq1 *から、これよりも小さなq軸電流指令値iq2 *へと更新される。そして式(4)によってd軸電流指令値id3 *が求められ、傾きk3を有する直線においてq軸電流指令値iq2 *に対応するトルクτ3が求められる。ここではトルクτ3が基準値τ1よりも小さい場合が例示されている。τ3<τ1ーε2であれば、q軸電流指令値iq2 *から、これよりも大きなq軸電流指令値iq3 *へと更新される。τ1ーε2≦τ3であれば、ide *=id3 *,iqe *=iq2 *となる。
d>Lq(突極性)の場合はq軸電流指令値を更新する際の増減の方向が、逆突極性の場合とは反対になる。即ち、第3のステップにおいては、トルクτ(J+1)が基準値τ1に対して許容範囲ε1(>0)よりも大きい場合(τ1+ε1<τ(J+1))にはq軸電流指令値を大きく、逆にトルクτ(J+1)が基準値τ1に対して許容範囲ε2(>0)よりも小さい場合(τ(J+1)<τ1−ε2)にはq軸電流指令値を小さく、それぞれ更新してq軸電流指令値iq(J+1) *を求める。
図6は第1の実施の形態の効果を例示するグラフである。定格100kg/cmクラスのブラシレスDCモータを、−5乃至15kg/cmという小さな負荷で駆動する場合のシミュレーション結果である。横軸には時間を採り、縦軸には回転角速度ω、トルクτ、推定角度誤差θeを採っている。
同図(a)は電流センサや電圧センサ、モータ機器定数に誤差がない場合を、同図(b)(c)はいずれも電流センサや電圧センサ、モータ機器定数に数%程度の誤差が生じている場合を示す。また同図(a)(b)はいずれもd軸電流指令値を更新しない場合を示し、同図(c)は実施の形態1に従ってd軸電流指令値を更新した場合を示す。
誤差がない場合はd軸電流指令値を更新しなくても推定角度誤差θeがほぼ零となっている(同図(a))。しかし誤差がある場合にはd軸電流指令値を更新しなければトルクτが低い領域で推定角度誤差θeが大きく乱れ、−20度程度にも達している(同図(b))。一方、誤差があってもd軸電流指令値を更新した場合には、誤差を原因として推定角度誤差θeが零ではないものの、トルクτが低い領域でも推定角度誤差θeに乱れは殆どなく、数度程度の小さな値で安定している(同図(c))。
図6(c)に鑑みれば、第3の実施の形態において、推定角度誤差θeが大きく乱れている場合には、所定の最低値I0 2を増大させてもよい。例えば推定角度誤差θeに高周波成分(例えば回転角周波数の3倍以上の周波数成分)が検出された場合には、所定の最低値I0 2を増大させる。かかる制御のため、回転角θは位置検出部4から電流制御部3へ与えられるのみならず、電流制限部2にも与えられることが望ましい。かかる変形は図1において破線の矢印で示されている。
本発明にかかるモータの制御技術を例示するブロック図である。 d軸−q軸回転座標系における諸量の関係を示すベクトル図である。 本発明の第1の実施の形態における動作を示すベクトル図である。 本発明の第2の実施の形態における動作を示すベクトル図である。 本発明の第3の実施の形態における動作を示すグラフである。 本発明の実施例を示すグラフである。
符号の説明
1 速度制御部
2 電流制限部
3 電流制御部
4 位置検出部
1 モータ

Claims (12)

  1. (a)モータ(5)の回転子の回転速度(ω)とその指令値(ω*)とに基づいて、前記回転子の回転に伴って回転する座標系における前記回転子の磁極方向についての電流指令値である第1の電流指令値(id1 *)と、前記磁極方向と電気的に直交な方向についての電流指令値である第2の電流指令値(iq1 *)とを生成するステップと、
    (b)前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値が第1の制限値(id0 *;√(I0 2−iq1 *2))よりも大きい場合に、前記第2の電流指令値をそのままにしつつ前記第1の電流指令値を減少させる更新を行って、前記第1の電流指令値を前記第1の制限値以下とするステップと、
    (c)前記ステップ(b)の後、前記第1の電流指令値及び前記第2の電流指令値並びに前記回転子の位置(θ)に基づいて前記モータの回転を制御する電流(ix)を供給するステップと
    を備えるモータの制御方法。
  2. 前記第1の制限値(id0 *)は一定値である、請求項1記載のモータの制御方法。
  3. 前記第1の制限値は前記第2の電流指令値(iq1 *)の二乗と第2の制限値(I0 2)との差の平方根に(−1)を乗じた値である、請求項1記載のモータの制御方法。
  4. (a)モータ(5)の回転子の回転速度(ω)とその指令値(ω*)とに基づいて、前記回転子の回転に伴って回転する座標系における前記回転子の磁極方向についての電流指令値である第1の電流指令値(id1 *)と、前記磁極方向と電気的に直交な方向についての電流指令値である第2の電流指令値(iq1 *)とを生成するステップと、
    (b)前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値の二乗と前記第2の電流指令値の二乗との和が所定の最低値(I0 2)よりも小さい場合に、前記第1の電流指令値と前記第2の電流指令値とに基づいて定まる前記モータのトルク(τ)の変動を許容範囲に留めつつ、前記和が前記所定の最低値以上となる前記第1の電流指令値又は/及び前記第2の電流指令値を更新するステップと、
    (c)前記ステップ(b)の後、前記第1の電流指令値及び前記第2の電流指令値並びに前記回転子の位置(θ)に基づいて前記モータの回転を制御する電流を供給するステップと
    を備えるモータの制御方法。
  5. 前記モータは前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が大きく、
    前記ステップ(b)は
    (b−1)前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値(id1 *)と前記第2の電流指令値(iq1 *)とに基づいて前記トルクの基準値(τ1)を求めるステップと、
    (b−2)前記第2の電流指令値(iqJ *)の二乗を前記所定の最低値から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることにより、前記第1の電流指令値を更新する(id(J+1) *)ステップと、
    (b−3)前記ステップ(b−2)の後に前記第1の電流指令値(id(J+1) *)と前記第2の電流指令値(iqJ *)とに基づいて更新後の前記トルク(τ(J+1))を求め、当該トルクが前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)するステップと
    を有し、
    前記ステップ(b−3)において求められた前記トルクが前記許容範囲内に収まる迄、前記ステップ(b−2)(b−3)が繰り返して実行される、請求項4記載のモータの制御方法。
  6. 前記モータは前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が小さく、
    前記ステップ(b)は
    (b−1)前記ステップ(a)から得られた前記第1の電流指令値(id1 *)と前記第2の電流指令値(iq1 *)とに基づいて前記トルクの基準値(τ1)を求めるステップと、
    (b−2)前記第2の電流指令値(iqJ *)の二乗を前記所定の最低値から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることにより、前記第1の電流指令値を更新する(id(J+1) *)ステップと、
    (b−3)前記ステップ(b−2)の後に前記第1の電流指令値(id(J+1) *)と前記第2の電流指令値(iqJ *)とに基づいて更新後の前記トルク(τ(J+1))を求め、当該トルクが前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)するステップと
    を有し、
    前記ステップ(b−3)において求められた前記トルクが前記許容範囲内に収まる迄、前記ステップ(b−2)(b−3)が繰り返して実行される、請求項4記載のモータの制御方法。
  7. モータ(5)の回転子の回転速度(ω)とその指令値(ω*)とに基づいて、前記回転子の回転に伴って回転する座標系における前記回転子の磁極方向についての電流指令値である第1の電流指令値(id1 *)と、前記磁極方向と電気的に直交な方向についての電流指令値である第2の電流指令値(iq1 *)とを生成する速度制御部(1)と、
    前記速度制御部から得られた前記第1の電流指令値が第1の制限値(id0 *;√(I0 2−iq1 *2))よりも大きい場合に、前記第2の電流指令値をそのままにしつつ前記第1の電流指令値を減少させる更新を行って、前記第1の電流指令値を前記第1の制限値以下とする電流制限部(2)と、
    前記電流制限部から得られた前記第1の電流指令値及び前記第2の電流指令値、並びに前記回転子の位置(θ)に基づいて前記モータの回転を制御する電流(ix)を供給する電流制御部(3)と
    を備えるモータの制御装置。
  8. 前記第1の制限値(id0 *)は一定値である、請求項7記載のモータの制御装置。
  9. 前記第1の制限値は前記第2の電流指令値(iq1 *)の二乗と第2の制限値(I0 2)との差の平方根に(−1)を乗じた値である、請求項7記載のモータの制御装置。
  10. モータ(5)の回転子の回転速度(ω)とその指令値(ω*)とに基づいて、前記回転子の回転に伴って回転する座標系における前記回転子の磁極方向についての電流指令値である第1の電流指令値(id1 *)と、前記磁極方向と電気的に直交な方向についての電流指令値である第2の電流指令値(iq1 *)とを生成する速度制御部(1)と、
    前記速度制御部から得られた前記第1の電流指令値の二乗と前記第2の電流指令値の二乗との和が所定の最低値(I0 2)よりも小さい場合に、前記第1の電流指令値と前記第2の電流指令値とに基づいて定まる前記モータのトルク(τ)の変動を許容範囲に留めつつ、前記和が前記所定の最低値以上となる前記第1の電流指令値又は/及び前記第2の電流指令値を更新する電流制限部(2)と、
    前記電流制限部から得られた前記第1の電流指令値及び前記第2の電流指令値、並びに前記回転子の位置(θ)に基づいて前記モータの回転を制御する電流を供給する電流制御部と
    を備えるモータの制御装置。
  11. 前記モータは前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が大きく、
    前記電流制限部(2)は
    (i)前記速度制御部(1)から得られた前記第1の電流指令値(id1 *)と前記第2の電流指令値(iq1 *)とに基づいて前記トルクの基準値(τ1)を求める第1のステップと、
    (ii)前記第2の電流指令値(iqJ *)の二乗を前記所定の最低値から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることにより、前記第1の電流指令値を更新する(id(J+1) *)第2のステップと、
    (iii)前記第2のステップの後に前記第1の電流指令値(id(J+1) *)と前記第2の電流指令値(iqJ *)とに基づいて更新後の前記トルク(τ(J+1))を求め、当該トルクが前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)する第3のステップと
    を有し、
    前記第3のステップにおいて求められた前記トルクが前記許容範囲内に収まる迄、前記第2のステップ及び前記第3のステップが繰り返して実行される、請求項10記載のモータの制御装置。
  12. 前記モータは前記回転子のインダクタンスの前記磁極方向成分である第1のインダクタンス成分(Ld)よりも前記磁極方向と電気的に直交な方向の成分たる第2のインダクタンス成分(Lq)が小さく、
    前記電流制限部(2)は
    (i)前記速度制御部(1)から得られた前記第1の電流指令値(id1 *)と前記第2の電流指令値(iq1 *)とに基づいて前記トルクの基準値(τ1)を求める第1のステップと、
    (ii)前記第2の電流指令値(iqJ *)の二乗を前記所定の最低値から差し引いた値の平方根に(−1)を乗じることにより、前記第1の電流指令値を更新する(id(J+1) *)第2のステップと、
    (iii)前記第2のステップの後に前記第1の電流指令値(id(J+1) *)と前記第2の電流指令値(iqJ *)とに基づいて更新後の前記トルク(τ(J+1))を求め、当該トルクが前記基準値に対する許容範囲を越えて大きい場合には前記第2の電流指令値を大きくして、当該トルクが前記許容範囲を越えて小さい場合には前記第2の電流指令値を小さくして、それぞれ更新(iq(J+1) *)する第3のステップと
    を有し、
    前記第3のステップにおいて求められた前記トルクが前記許容範囲内に収まる迄、前記第2のステップ及び前記第3のステップが繰り返して実行される、請求項10記載のモータの制御装置。
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