JP4536303B2 - 輪転機の印刷立上げ方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転機の印刷立上げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
輪転印刷機による連続印刷中に、版の寿命、あるいは他の原因により版胴に装着した刷版を交換することがある。そしてその後の印刷始動時には、新しい版面上の水とインキが安定して正常な印刷物が得られるまで、いわゆる印刷立上げ運転が行われる。
【0003】
そしてこの印刷立上げ運転を輪転紙を走行させた状態で行うと、この間に走行する輪転紙はすべて損紙となってしまう。
【0004】
上記印刷立上げ時における損紙を少なくする方法として、特開平11−105256号公報に示されているように、紙通し状態のまま、紙送りを停止させた状態で印刷機を運転する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来の方法は、刷版に応じたインキ膜厚をインキローラ群に形成するまでの損紙の発生を防ぐようにしたもので、インキ着ローラが版胴の新しい版面に接触し、版面上に正常な画像が形成されるまでの損紙を防ぐことができない。
【0006】
また、インキ着ローラを版胴に接触する時点では、すでに高速で輪転機が走行しているため、刷版の浮き上がりや、インキ着ローラの圧不良、湿し水調整不良などで版面にインキがうまく乗らない現象が生じている場合、これを修正する間に大量の損紙が発生してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は上記のことに鑑みなされたもので、印刷途中で新しい刷版を交換したときにおける印刷立上げ時の損紙の発生を少なくすることができるようにした輪転機の印刷立上げ方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、輪転機による連続印刷中一時停止して版胴に新しい刷版を交換した後における輪転機の印刷立上げ時において、輪転紙が停止している状態で、インキ呼出しローラがOFF、水供給ローラがON、インキ着ローラがON、印刷胴部の版胴とブラケット胴と圧胴の相互の胴圧がOFF、さらに圧胴クラッチがOFFしている状態で、印刷胴部の版胴を印刷速度Vより低い設定速度Vの回転周速度で回転してこの間に、この版胴に装着した新しい刷版の表面に、インキローラ群に滞留しているインキを湿し水と共に供給してこの刷版のならし回転を行い、その後、輪転紙の走行を開始し、この輪転紙の走行速度が上記印刷胴部の版胴の回転周速度Vとなった時点で、輪転紙の走行速度と版胴の回転周速度とが共に印刷速度Vになるように同期制御し、この同期のためのシンクロ取得期間の終了の時点で圧胴クラッチをONにし、その後各胴の胴圧をONにして輪転紙を印刷胴部に接触させると共に、インキ呼出しローラをONにしてインキローラ群にインキを供給して印刷速度Vによる印刷を行うようにした。
【0009】
また、輪転機による連続印刷中一時停止して版胴に新しい刷版を交換した後における輪転機の印刷立上げ時において、輪転紙が停止している状態で、インキ呼出しローラがOFF、水供給ローラがON、インキ着ローラがON、印刷胴部の版胴とブラケット胴と圧胴の相互の胴圧がOFF、さらに圧胴クラッチがOFFしている状態で、印刷胴部の版胴を印刷速度Vより低い設定速度Vの回転周速度で回転してこの間に、この版胴に装着した新しい刷版の表面に、インキローラ群に滞留しているインキを湿し水と共に供給してこの刷版のならし回転を行い、その後、輪転紙の走行を開始し、この輪転紙の走行速度が上記印刷胴部の版胴の回転周速度Vとなった時点で、輪転紙の走行速度と版胴の回転周速度とが共に印刷速度Vになるように同期制御し、この同期のためのシンクロ取得期間の間に印刷ユニット相互及び/または加工部との位相を合わせ、シンクロ取得期間の終了の時点で圧胴クラッチをONにし、その後各胴の胴圧をONにして輪転紙を印刷胴部に接触させると共に、インキ呼出しローラをONにしてインキローラ群にインキを供給して印刷速度Vによる印刷を行うようにした。
【0010】
【作用】
連続印刷中一時停止して版胴に新しい刷版を交換した後の印刷始動時において、この版胴に装着した新しい刷版の表面は、輪転紙の停止中に、インキローラ群に滞留しているインキと水供給ローラの湿し水が供給されてならされて平衡状態になる。そして刷版表面がならされた状態になってから輪転紙への印刷が開始される。この輪転紙への印刷開始は、輪転紙の走行開始から印刷胴部と同期した時点で行われる。
【0011】
そして、印刷ユニットが複数用いる場合及び/または加工部を用いる場合には、上記印刷の開始は、輪転紙の走行速度が印刷胴部の回転周速度と同期すると共に、上記印刷ユニット相互及び/または加工部との位相が合った時点で行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は本発明を適用してなる輪転機を概略的に示すもので、図中1は輪転紙2を供給する給紙装置、3は複数の印刷ユニット3a,3b…を輪転紙2の走行方向に並設した印刷部、4は印刷部3にて印刷された輪転紙2にミシン目加工、穴開け加工、折り加工等の加工を施す加工部である。
【0013】
そして上記給紙装置1は一対の送りローラ5a,5bを、また、各印刷ユニット3a,3b…は版胴6、ブラケット胴7、圧胴8からなる交換胴型の印刷胴部9、さらにこの図では示してないが図4にて示したインキ装置10を、また加工部4にもこれの最上流側に送りローラ11をそれぞれ有しており、これらはそれぞれセクショナルモータ12a,12b,12c,12d,12e,12fにて単独に駆動できるようになっている。
【0014】
図3は印刷ユニット3a〜3dの動力伝達機構を示すもので、版胴6の軸6aは軸受13aにてフレーム14に同心状に支持されている。また、ブラケット胴7と圧胴8の各軸7a,8aを支承する軸受13b,13cのそれぞれは、フレーム14に偏心回転可能に支持された偏心回動部材15a,15bに支持されている。各胴6〜8のフレーム14に対する軸受による支持構造は軸方向両側で同じである。
【0015】
そして版胴6とブランケット胴7の各軸6a,7aに互いに噛み合う歯車16,17が固着してあり、また圧胴8の軸8aにはブランケット胴7側の歯車17に噛み合う歯車18が回転自在に支持されている。そしてこの歯車18は電磁式の圧胴クラッチ19を介して圧胴8の軸8aに係脱可能に結合されている。上記版胴6の歯車16はセクショナルモータ12b〜12eの駆動歯車20に噛み合っており、またこの駆動歯車20に各インキ装置10の従動歯車21が噛み合っている。
【0016】
上記各偏心回動部材15a,15bは図示しないシリンダ装置等の駆動手段にて回動駆動することによりブランケット胴6と圧胴7の軸心位置が変えられて、版胴6に対してブランケット胴7が、及びブランケット胴7と圧胴8の相互が接離されるようになっている。なおこのとき各胴6,7,8は互いに離間しても各胴の歯車16,17,18の相互の噛み合いは外れないようになっている。
【0017】
図4はインキ装置10の一例を示すもので、版胴6に対向する3個のインキ着ローラ22a,22b,22cと、これらにインキを供給するインキローラ群23、このインキローラ群23の第1ローラ23aにインキツボローラ24からインキを呼び出すインキ呼出ローラ25、インキツボ26からなっている。そして上記各インキ着ローラ22a〜22cは図示しない回動機構により版胴6に対して接離可能になっている。
【0018】
図中27は湿し水装置であり、これは水舟28内に位置するメータリングローラ29と、水供給ローラ30とからなり、この水供給ローラ30は上記1つのインキ着ローラ22a(あるいは版胴6)に対して接離可能になっている。
【0019】
に示すように、各セクショナルモータ12a〜12fはセクショナル制御部31にて同期制御されると共に、給紙装置1と加工部4のセクショナルモータ12a,12fと各印刷ユニット3a〜3dのセクショナルモータ12b〜12eとが別々に駆動制御されるようになっており、このセクショナル制御部31はシーケンサ32にて制御されるようになっている。
【0020】
一方、各印刷ユニット3a〜3dの湿し水装置27の水供給ローラ30がインキ着ローラ22aに接離するための水供給ローラ接離駆動部と、インキ装置10のインキ着ローラ22a〜22cが版胴6に接離するためのインキ着ローラ接離駆動部、インキ装置10のインキ呼出ローラ25がインキ供給作動を行うためのインキ呼出ローラ駆動部、各印刷ユニット3a〜3dのブランケット胴7と圧胴8が互いに接離させるためのブランケット胴及び圧胴の接離駆動部(これら各駆動部は公知の構成なので図示せず)、さらに圧胴クラッチ19は上記シーケンサ32の指令にて図1に示すように制御される。33はシーケンサ32に、ON,OFFの各スイッチ34a,34bにて制御開始と制御終了の指示を与えるコントロールパネルである。
【0021】
上記のように構成された輪転機における印刷立上げ方法を図1に基づいて説明する。
【0022】
すなわち、始動前の各印刷ユニット3a〜3dはこれの各版胴6の刷版が交換された状態にある。このときの各印刷ユニット3a〜3dにあっては、各駆動部の作動により、ブランケット胴7は版胴6から離間し、また、ブランケット胴7から圧胴8が離間していると共に、圧胴クラッチ19がOFFとなっている。また、それぞれのインキ装置10においては、インキ着ローラ22a〜22cは版胴6から離間し、インキ呼出ローラ25はインキツボローラ24から離間している。また湿し水装置27の水供給ローラ30はインキ着ローラ22aから離間している。
【0023】
この状態で、コントロールパネル33のONスイッチ34aをONにすると、タイマにて設定された所定時間にわたってブザーが鳴り、その後に、印刷ユニット3a〜3dの停止していた各セクショナルモータ12b〜12eが起動されて各版胴6が寸動・緩動し、ついでこれの回転周速度がタイマにて設定された所定時間の経過後に運転時の印刷速度Vより低い速度に設定された設定速度Vになる(a)。
【0024】
この状態では、給紙装置1と加工部4のセクショナルモータ12a,12fが停止していること、及び印刷胴部9のブランケット胴7が圧胴8から離間していること、さらに圧胴クラッチ19がOFFとなっていて圧胴8がフリー状態になっていることにより輪転紙2は停止状態のままである。
【0025】
版胴6の回転周速度が設定速度Vになった状態で、タイマにて設定された所定時間後(または版胴6が設定された所定の回転回数だけ回転した後)(b)に湿し水装置27の水供給ローラ接離駆動部が作動して水供給ローラ30による湿し水の供給が開始される。そしてこの(b)の時点からタイマにて設定された所定時間後(または版胴6が設定された所定の回転回数だけ回転した後)(c)にインキ装置10のインキ着ローラ接離駆動部が作動して各インキ着ローラ22a〜22cが版胴6に接触される。
【0026】
この状態で、版胴6の刷版に湿し水装置27からの湿し水と、インキ装置10のインキローラ群23に滞留していたインキが供給され、この版胴6上の新しい刷版の表面がインキ装置10に対してならし運転される。このならし運転は設定速度Vにて行われる。
【0027】
このならし運転はタイマにて設定された所定時間(または版胴6が設定された所定の回転回数だけ回転した後)(c−d)にわたって行われ、これの設定時間終了直前でブザーが鳴らされる。
【0028】
新しい刷版のならし運転の終了(d)により、給紙装置1と加工部4のセクショナルモータ12a,12fが起動されて給紙装置1と加工部4のそれぞれの送りローラ5a,5b,11が寸動・緩動し、ついでこれらの回転周速度が上記設定速度Vの速度になる(e)。
【0029】
この状態で輪転紙2は運転時の印刷速度より遅い速度である設定速度Vで走行される。そしてこのときの輪転紙2は印刷胴部9のブランケット胴7に接触せず印刷されない。
【0030】
輪転紙2の走行速度が設定速度Vになった時点(e)で、この輪転紙2を走行駆動しているセクショナルモータ12a,12fと、周速度が設定速度Vとなるように回転されている版胴6を駆動しているセクショナルモータ12b〜12eを、輪転紙2の走行速度と版胴6の回転周速度が共に印刷速度Vになるように各セクショナルモータ12a〜12fを同期制御する。
【0031】
これにより、各セクショナルモータ12a〜12fはシンクロ取得期間(e−f)を経てから増速されて印刷速度Vに制御される。
【0032】
そしてこの間に、すなわち、シンクロ取得期間(e−f)の終了時点(f)で圧胴クラッチ19がONとなって圧胴8が輪転紙2によるフリー回転から各セクショナルモータ12b〜12eによる駆動回転に切換わる。また、このシンクロ取得期間(e〜f)の間に、複数のセクショナルモータ12a〜12fは、これのうちの1つのセクショナルモータ、例えば最上流側の印刷ユニット3aを駆動するセクショナルモータ12bに同期されることにより各印刷ユニット3a〜3d相互及びこれらと加工部の位相が合わせられる。
【0033】
なお、このとき、輪転機として1つの印刷ユニットのみを用い、加工部を用いない場合は位相合わせは必要ない。また複数の印刷ユニットを用い、加工部を用いない場合は各印刷ユニット相互間で位相合わせが行われ、さらに、複数の印刷ユニットと加工部を用いる場合は、この複数の印刷ユニット相互と加工部との間で位相合わせが行われる。
【0034】
ついで、上記(f)の時点から、時間差をおいた(g)でブランケット胴7及び圧胴8のそれぞれの接離駆動部を作動してブランケット胴7を版胴6に接触させると共に、ブランケット胴7と圧胴8の相互を接触させる。そしてさらにこの増速作用中にインキ装置10のインキ呼出ローラ駆動部が作動して(h)インキ呼出ローラ25によりインキローラ群23にインキが供給される。
【0035】
このとき、印刷胴部9の各胴及び輪転紙2の速度は同期して増速されているから、輪転紙2の走行速度が印刷速度Vに達していなくとも、ブランケット胴7と圧胴8が印刷位置に復帰した時点(g)で輪転紙2に印刷が開始される。そしてこのときの版胴6の刷版はならし運転された状態となっていることにより、この(g)の時点から輪転紙2は正常の印刷が施される。
【0036】
従って、このときの輪転紙2はこれの走行始め(d)からブランケット胴7と圧胴8の印刷位置復帰(g)間の走行分が損紙となる。そしてこのときの損紙は、設定速度Vの速度を十分低くしておくことにより少なくすることができる。
【0037】
コントロールパネル33のOFFスイッチ34bをONにすると、各セクショナルモータ12a〜12fが減速され、この間にインキ呼出ローラ25からのインキ郡23へのインキの供給が停止され(i)、ついでインキ着ローラ22a〜22cが版胴6から離間され(j)、これと同時に版胴6からブランケット胴7が離間されると共に、このブランケット胴7が輪転紙2から離間されて印刷が停止される。その後湿し水装置27からの湿し水の供給が停止され(k)、ついで各セクショナルモータ12a〜12fが停止される(m)。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、輪転紙が印刷ユニットの印刷胴部に接触して印刷が開始される前に、印刷胴部の版胴の刷版表面に供給されたインキと湿し水とは十分ならされて平衡状態となっていることにより、輪転紙を走行させて、これを印刷胴部に接触させた印刷開始時から、極めて良好な印刷を行うことができる。また、印刷の立上り途中で正常な印刷がなされているので、この印刷の立上りでの色間見当が自動あるいは手動を問わず合わせ易く、印刷立上り途中では正常な印刷がなされない、上記した特開平11−105256号公報に記載された従来の技術のものより損紙を少なくできる。
【0039】
また、上記刷版のならし回転中は輪転紙は停止しているので、新しい刷版を装着したときにおける刷版のならし運転による損紙をなくすことができる。
【0040】
さらに、この印刷立上げ時において、輪転紙の走行開始から、輪転紙が印刷胴部に接触する印刷開始時までの輪転紙の走行速度を遅く設定することで、輪転紙の走行開始から印刷開始時までの損紙を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一例を示すタイムチャートである。
【図2】本発明方法を適用した輪転機の概略的構成図である。
【図3】印刷胴部の駆動部を示す構成説明図である。
【図4】印刷ユニットを概略的に示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…給紙装置、2…輪転紙、3…印刷部、3a〜3d…印刷ユニット、4…加工部、5a,5b,11…送りローラ、6…版胴、7…ブランケット胴、8…圧胴、6a,7a,8a…軸、9…印刷胴部、10…インキ装置、12a〜12f…セクショナルモータ、13a,13b,13c…軸受、14…フレーム、15a,15b…偏心回動部材、16,17,18…歯車、19…圧胴クラッチ、20…駆動歯車、21…従動歯車、22a〜22c…インキ着ローラ、23…インキローラ群、23a…第1ローラ、24…インキツボローラ、25…インキ呼出ローラ、26…インキツボ、27…湿し水装置、28…水舟、29…メータリングローラ、30…水供給ローラ、31…セクショナル制御部、32…シーケンサ、33…コントロールパネル、34a…ONスイッチ、34b…OFFスイッチ。

Claims (2)

  1. 輪転機による連続印刷中一時停止して版胴に新しい刷版を交換した後における輪転機の印刷立上げ時において、
    輪転紙が停止している状態で、インキ呼出しローラがOFF、水供給ローラがON、インキ着ローラがON、印刷胴部の版胴とブラケット胴と圧胴の相互の胴圧がOFF、さらに圧胴クラッチがOFFしている状態で、印刷胴部の版胴を印刷速度Vより低い設定速度Vの回転周速度で回転してこの間に、この版胴に装着した新しい刷版の表面に、インキローラ群に滞留しているインキを湿し水と共に供給してこの刷版のならし回転を行い、
    その後、輪転紙の走行を開始し、この輪転紙の走行速度が上記印刷胴部の版胴の回転周速度Vとなった時点で、輪転紙の走行速度と版胴の回転周速度とが共に印刷速度Vになるように同期制御し、この同期のためのシンクロ取得期間の終了の時点で圧胴クラッチをONにし、その後各胴の胴圧をONにして輪転紙を印刷胴部に接触させると共に、インキ呼出しローラをONにしてインキローラ群にインキを供給して印刷速度Vによる印刷を行うようにしたことを特徴とする輪転機の印刷立上げ方法。
  2. 輪転機による連続印刷中一時停止して版胴に新しい刷版を交換した後における輪転機の印刷立上げ時において、
    輪転紙が停止している状態で、インキ呼出しローラがOFF、水供給ローラがON、インキ着ローラがON、印刷胴部の版胴とブラケット胴と圧胴の相互の胴圧がOFF、さらに圧胴クラッチがOFFしている状態で、印刷胴部の版胴を印刷速度Vより低い設定速度Vの回転周速度で回転してこの間に、この版胴に装着した新しい刷版の表面に、インキローラ群に滞留しているインキを湿し水と共に供給してこの刷版のならし回転を行い、
    その後、輪転紙の走行を開始し、この輪転紙の走行速度が上記印刷胴部の版胴の回転周速度Vとなった時点で、輪転紙の走行速度と版胴の回転周速度とが共に印刷速度Vになるように同期制御し、この同期のためのシンクロ取得期間の間に印刷ユニット相互及び/または加工部との位相を合わせ、シンクロ取得期間の終了の時点で圧胴クラッチをONにし、その後各胴の胴圧をONにして輪転紙を印刷胴部に接触させると共に、インキ呼出しローラをONにしてインキローラ群にインキを供給して印刷速度Vによる印刷を行うようにしたことを特徴とする輪転機の印刷立上げ方法。
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