JP2000280441A - 平版の給湿方法、この給湿方法を実施する湿し装置、および、この湿し装置を有する平板印刷機 - Google Patents

平版の給湿方法、この給湿方法を実施する湿し装置、および、この湿し装置を有する平板印刷機

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JP2000280441A JP2000074220A JP2000074220A JP2000280441A JP 2000280441 A JP2000280441 A JP 2000280441A JP 2000074220 A JP2000074220 A JP 2000074220A JP 2000074220 A JP2000074220 A JP 2000074220A JP 2000280441 A JP2000280441 A JP 2000280441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】損紙およびゴーストを生じない、平版の間接的
な給湿方法と湿し装置をを提供する。 【解決手段】平版1を間接的に給湿するインキ着けロー
ラ2と、このインキ着けローラ2に接し、平板1を給湿す
る湿し水塗布ローラ4が接する接続ローラ3とによって、
回転する平版1が給湿される。給湿時に湿し水塗布ロー
ラ4が平板1の周速度とは異なる周速度で回転する。湿し
水塗布ローラ4が、調節装置によって、離隔位置4.1から
接続ローラ3に当接する当接位置4.2へ移動可能となって
おり、また、第1の湿し装置ローラ5が、回転駆動装置
によって嵌合で駆動可能であり、湿し水塗布ローラ4が
当接位置4.2にある場合に湿し水塗布ローラ4に接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提項
1に記載したように、平版を間接的に給湿するインキ着
けローラを介した、また、このインキ着けローラに接
し、平版を給湿する湿し水塗布ローラが接する接続ロー
ラを介した、回転する平版の給湿方法に関する。さら
に、本発明は、請求項7の前提項に記載したように、湿
し水塗布ローラだけに接する第1の湿し装置ローラを有
する、平板印刷機の湿し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平版を給湿するために2つの基本的な手
法、すなわち、1つは、湿し水塗布ローラを介して純粋
な湿し水を直接塗布すること、もう1つは、湿し水塗布
ローラまたはインキ着けローラを介して、湿し水を印刷
インキと湿し水とのエマルジョンの形で間接的に塗布す
ることが知られている。
【0003】最近のオフセット印刷機はインキ・湿し装
置を備えており、このインキ・湿し装置が連結されて運
転される場合、湿し水は、版上へ、湿し水塗布ローラを
介して部分的に間接的に、また、版胴の胴回転方向へ湿
し水塗布ローラに直接後続するインキ着けローラを介し
て部分的に間接的に塗布され、そして、湿し水塗布ロー
ラは、湿し水と印刷インキとのエマルジョンを版上へ塗
布する。この間接的な湿し水塗布は、インキ着けローラ
を湿し水塗布ローラに連結する接続ローラによって可能
である。
【0004】例えば、このようなオフセット印刷機の湿
し・インキ装置は、ドイツ実用新案公開第8716847号に
記載されている。この湿し・インキ装置は、間接的な給
湿のために、インキ着けローラと湿し水塗布ローラとを
備えている。インキ練りローラは、インキ着けローラと
湿し水塗布ローラとの間に配置された接続ローラを形成
している。この実用新案では、湿し水塗布ローラだけに
接している湿しローラの回転駆動装置の種類について、
すなわち、この湿しローラが例えば摩擦によって湿し水
塗布ローラにより駆動されるされるかどうかについて、
また、湿し水塗布ローラの周速度については言及されて
いない。この湿し・インキ装置における欠点は、これら
により給湿された版、特にけばだった印刷物を印刷する
際、比較的頻繁に洗浄されなければならないということ
であり、その理由は、湿し水塗布ローラと版との間でこ
ろがりスリップが不足していることにより印刷画像内で
いわゆるヒッキーを生じる自由な紙繊維が版上に積もる
からである。この頻繁な洗浄は、高い版にインキ着けす
る際、その度に再始動時の損紙を伴う印刷中断につなが
る。
【0005】ドイツ特許第3146223号に記載された湿し
・インキ装置は、この種のオフセット印刷機の構成につ
いての他の例である。この特許公報で明確に強調されて
いるように、ここで異例にもインキ着けローラと称され
た湿し水塗布ローラは版胴周速度で回転しなければなら
ないので、この湿し・インキ装置では前述の問題は解決
できない。
【0006】さらに、ドイツ実用新案公開第9305742号
には、オフセット印刷機用の湿し装置が記載されてお
り、このインキ着けローラは、版胴に対し差分速度で駆
動可能ではあるが、接続ローラには接しておらず、その
結果、この湿し装置は、インキ着けローラを介した直接
の給湿にのみ用いられ、間接的な給湿には用いられな
い。このインキ着けローラ上では、版からのインキ除去
により、印刷インキと湿し水とのエマルジョンが形成さ
れる。
【0007】良好な印刷品質を得るためには、ゴースト
の無いインキ盛りだけでなく、ゴーストの無い、版の給
湿もまた考慮されなければならない。このことは、特に
版を間接的に給湿する湿し装置の場合、最も強く要求さ
れる。湿し装置を構成する場合は、湿し水塗布ローラ上
でだけ転がる湿し装置ローラによってこの要求に答える
ことが可能である。
【0008】ドイツ特許第9110345号に記載された湿し
装置は、純粋な直接給湿の場合にのみ、ゴーストの無い
湿し水塗布についてのこれらの要求を満たすものであ
る。この湿し装置切換え装置の場合、湿し水塗布ローラ
は、歯車を介しその軸を介して、そしてこれにより嵌合
によって駆動される湿し水横振りローラに接しており、
後続のインキ装置ローラからは離れている。この湿し装
置の場合に好ましくないことは、版胴の間接的な給湿の
ための湿し装置切換え装置を備えていないことである。
後続のインキ装置ローラへ湿し水塗布ローラを当接させ
ることは、印刷インキだけを版胴上にインキ着けするイ
ンキ着けローラとしてか、または洗浄切換え装置とし
て、湿し水塗布ローラを利用するために用いられる。さ
らに、後続のインキ装置ローラへ湿し水塗布ローラを当
接させることは、構造上、台に固定された状態で側部枠
に支持された湿し水横振りローラからこの湿し水塗布ロ
ーラが退避させられることを必然的に伴うものであり、
その結果、この湿し装置によるゴーストの無い間接的な
給湿は、この理由からも不可能である。
【0009】さらに、ドイツ特許第2902228号には、イ
ンキ装置ローラが、間接給湿の際に概ね版胴の表面速度
に相応する表面速度で回転し、そして、接している湿し
水塗布ローラの表面速度がこれに合わせられ、これによ
り湿し水塗布ローラがスリップのない状態で版胴上で転
がるようになっている、インキ装置と湿し装置が記載さ
れている。湿し水塗布ローラは、インキ供給から切り離
された純粋な直接給湿の場合にのみ、版胴の周速度の概
ね10%を超えるかまたは下まわる周速度で回転する。こ
の湿し装置における大きな欠点は、この湿し装置には、
湿し水薄膜を湿し水塗布ローラ上で平滑にしさらにこの
湿し水塗布ローラだけに接する湿し装置ローラが備えら
れていないということである。湿し水を水元ローラから
湿し水塗布ローラ上へ移す湿し装置ローラには、湿し水
塗布ローラだけに接触するという、ゴーストを有効に防
止するために必要な構造上の前提が欠けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、損紙
が低減される、平版の間接的な給湿方法を提供すること
にあり、また、実質的にゴーストの無い状態で平版を給
湿する、本方法を実施する湿し装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この提案された目的は、
請求項1の特徴を有する給湿方法によって、また、請求
項7の特徴を有する湿し装置によって達成される。
【0012】平版を間接的に給湿するインキ着けローラ
を介して、また、この際にこのインキ着けローラに接し
平版を給湿する湿し水塗布ローラが接する接続ローラに
よって、回転する平版を給湿する、本発明による方法
は、湿し水塗布ローラが、給湿の際に平版の周速度とは
異なる周速度で回転するという特徴を有している。
【0013】平版の周速度と湿し水塗布ローラのとの間
の速度差により、印刷画像内のヒッキーを引き起こす自
由な紙繊維等、それと同じものが、湿し水塗布ローラに
よって平版から取り除かれ、その結果、平版は、ほとん
ど洗浄される必要がなく、そして、これにより、好まし
いこととして再始動時の損紙が防止される。この清掃効
果は、インキ着けローラにより印刷インキと湿し水との
エマルジョンを同時に塗布する際に平版上へもたらされ
る。さらに、接続ローラは、インキ着けローラに対して
も湿し水塗布ローラに対しても周囲側がころがり接触す
る状態にあり、その結果、湿し水は、湿し水塗布ローラ
から接続ローラを介してインキ着けローラ上へ搬送さ
れ、そして、インキ着けローラ上の印刷インキととも
に、印刷のために最適な、印刷インキと湿し水との混合
物を混合生成する。この場合、インキ着けローラ上の印
刷インキの一部が接続ローラを介して湿し水塗布ローラ
上へ到達し、そして湿し水塗布ローラ上の湿し水と共働
して同じく印刷インキと湿し水とのエマルジョンを形成
することにより、湿し水塗布ローラを介した平版の間接
的な給湿も行うことができる。このような場合では、通
常、インキ着けローラ上のエマルジョンにおける印刷イ
ンキ比率は、湿し水塗布ローラ上のエマルジョンにおけ
る印刷インキ比率よりも大きい。
【0014】本発明による方法についての特に好適な他
の構成は、第1の湿し装置ローラが給湿の際に湿し水塗
布ローラだけに接しこれ以外の他のローラには接触せ
す、そして、これにより2つのローラに接する転写ロー
ラとは反対に、湿し水塗布ローラ上へ到達する印刷イン
キへ湿し水をなじませる位置、および、湿し水薄膜を周
方向に平滑にする位置に、特に良好に置かれているとい
う特徴を有する。
【0015】本方法の他の構成は、第1の湿し装置ロー
ラが側方へ振動することにより、湿し水薄膜の平滑化
が、第1の湿し装置ローラの軸方向に行われる、という
特徴を有している。このようにして、いわゆる軸方向の
ゴーストが非常に確実に防止され、そして、湿し水塗布
ローラ上へ到達した印刷インキと、この湿し水塗布ロー
ラ上の湿し水の特に徹底的な混合が行われ、印刷に適切
なエマルジョンが得られる。
【0016】本方法の他の構成は、既に述べた第1の湿
し装置ローラの他に、湿し水塗布ローラ上の湿し水薄膜
を均質化するための、さらに1つの他の湿し装置ローラ
が、湿し装置ローラ上で転がることを特徴とする。この
付加的な第2の湿し装置ローラは、第1の湿し装置ロー
ラと同様に、転写ローラではなく、単独のローラ、すな
わち湿し水塗布ローラに接している。インキ着けローラ
が属するインキ装置を利用する際、いわゆる簡易型イン
キ装置として、湿し水塗布ローラ上の印刷インキへ湿し
水をなじませることが高度に要求されることが明らかで
ある。いわゆる館にインキ装置の運転では、平版のイン
キ盛りのために、インキ装置における全部の現存するイ
ンキ着けローラ全てが用いられるわけではない。例え
ば、現存する全体で4つのインキ着けローラのうち、1
つのインキ着けローラだけが、または、2つのインキ着
けローラだけが用いられる。これにより、インキ盛りの
ために現存する全てのインキ着けローラが使用される、
インキ装置のいわゆるインキ装置通常運転とは反対に、
インキ着けローラによってインキ着けされる百分率での
印刷インキ比率が変化する。言い換えると、簡易型イン
キ装置運転では、湿し水塗布ローラにより、インキ着け
された印刷インキ全体に関して通常インキ装置運転の場
合よりも高い比率がインキ着けされる。これにより簡易
型インキ装置運転での湿し水塗布ローラによる湿し水塗
布に関する高度の要求にも、湿し水塗布ローラ上だけを
転がる2つの湿し装置ローラにより、特に良好に答える
ことができる。さらに、湿し水塗布ローラ上だけを転が
る2つの湿し装置ローラを用いることは、簡易型インキ
装置運転の場合だけでなく通常インキ装置運転の場合に
も、また、インキ着けローラを介した平版の間接的な給
湿の際だけでなく、湿し水塗布ローラを介した平版の純
粋な 直接給湿の際にも、適切であることが明らかであ
る。したがって、湿し装置をインキ装置から分離する場
合、例えば接続ローラに対して湿し水塗布ローラが離隔
した位置により、湿し水塗布ローラだけを介した平版の
直接給湿の間、第1の湿し装置ローラも第2の湿し装置
ローラも、湿し水塗布ローラに当接する状態に保たれる
ことが好ましい。
【0017】本発明による方法の他の構成は、湿し水塗
布ローラ上の湿し水薄膜を軸方向に平滑化するために、
第2の湿し装置ローラが側方へ揺動することを特徴とし
ている。多くの用途では、第2の湿し装置ローラが軸方
向に横振動する間、第1の湿し装置ローラが軸方向に静
止することができるが、第1の湿し装置ローラも第2の
湿し装置ローラも同時に軸方向に横振動することが好ま
しい。いわゆる軸方向ゴーストは、このようにして、完
全に確実に防止される。
【0018】本方法の他の構成は、湿し水塗布ローラが
その軸方向に横振動しないことを特徴としている。多く
の用途ケースでは、湿し水塗布ローラが軸方向に横振動
することが可能であり、この場合、この横振動は、軸方
向への摩擦駆動によって軸方向に横振動する第1の湿し
装置ローラにより、および/または、軸方向に横振動す
る第2の湿し装置ローラにより、駆動されることが可能
である。軸方向に静止している湿し水塗布ローラの場
合、また、この湿し水塗布ローラ上を回転しこの際に揺
動する少なくとも1つの湿し水横振りローラの場合、平
版上へ、好ましい湿し水塗布が行われる、ということも
明らかである。軸方向に静止している湿し水塗布ローラ
上を回転しこの際に揺動する2つの湿し水横振りローラ
を用いることにより、例えば印刷中断のような外乱によ
って印刷条件が途中で変更される場合にも、平版上への
湿し水塗布における高い安定性が得られる。
【0019】本発明による、湿し水塗布ローラだけに接
する湿し装置ローラを有する、平板印刷機の湿し装置
は、湿し水塗布ローラが、調節装置により、離隔位置か
ら当接位置へ、接続ローラへ移動可能であること、ま
た、湿し装置ローラが回転駆動装置によって嵌合によっ
て駆動可能であり、そして湿し水塗布ローラがこの当接
位置にある場合にこの湿し水塗布ローラに接すること、
を特徴としている。
【0020】この湿し装置は、本発明による方法の実施
に特に良好に適している。平版の間接的な給湿の場合、
湿し水塗布ローラ上だけを回転しこれ以外の他のローラ
上では回転しない湿しローラは、湿し水薄膜の均一化を
行い、その結果、ゴーストが十分に防止される。湿し水
塗布ローラは、この間接的な給湿の際に、接続ローラに
対してころがり接触しており、その結果、湿し水は、接
続ローラを介して、湿し水塗布ローラからインキ装置へ
到達する。この場合、接続ローラには、湿し水塗布ロー
ラの他に、好ましくは平版の間接的な給湿に用いられる
インキ着けローラであるインキ装置ローラも接触してい
る。湿し装置が平版の直接給湿だけに使用されると、湿
し水塗布ローラは、調節装置により、接続ローラから退
避されることが可能になり、その結果、湿し水は、接続
ローラを介して湿し装置からインキ装置内へそれ以上流
れなくなる。
【0021】回転駆動装置を用いて湿し装置ローラを駆
動することにより、本湿し装置の好ましい構造上の実施
様態が得られる。例えば、湿し装置ローラの他に、同時
に湿し水塗布ローラが回転駆動装置によって駆動される
ことができる。さらに、回転駆動装置は、湿し装置ロー
ラを歯車を介して回転駆動することができ、この場合、
湿し装置ローラは、湿し水塗布ローラを、駆動のみによ
って回転駆動する。さらに、湿し装置ローラの周囲外套
表面は、けば立たせる(aufgerauht)ことが可能であ
り、また、例えば、ボウル状の凹部および/またはドー
ム状の凸部を備えることが可能である。この場合、湿し
水塗布ローラは、柔らかい、例えばゴムから構成される
周囲外套表面を有している。回転駆動装置による湿し装
置ローラと湿し水塗布ローラを一緒に駆動することにつ
いての第2の変形例は、伝動装置を介して湿し装置ロー
ラだけでなく、伝動装置を介して湿し水塗布ローラも、
回転駆動装置によって駆動されるようになっている。湿
し水塗布ローラに回転不能に接続され、この湿し水塗布
ローラと同軸に配置された歯車は、湿し装置ローラに回
転不能に接続され、この湿し装置ローラと同軸に配置さ
れた他の歯車、すなわち回転駆動装置によって駆動され
る軸上に置かれるかまたは回転駆動装置によって駆動さ
れる第3の歯車にかみ合う他の歯車に、かみ合う状態と
なっていることが好ましい。
【0022】湿し水塗布ローラの駆動装置についての前
述の全ての変形例の場合、すなわち、摩擦駆動による、
または、歯車による場合、湿し装置ローラを回転駆動す
る回転駆動装置は、平板印刷機の、平版を回転駆動す
る、電動モータによる回転駆動装置であるか、または、
この回転駆動装置に付加された、湿し装置の、電動モー
タによる個別駆動装置であることが可能である。最初に
述べたケースでは、回転駆動装置は、湿し装置によって
給湿される平版を支持する版胴を、歯車を介して回転さ
せる電動モータである。この電動モータは、例えば、平
板印刷機の複数の印刷ユニットを同時に回転駆動する、
平板印刷機の主駆動装置であることが可能である。2つ
めに述べた場合では、平板印刷機は、平版を有する版胴
を駆動するための電動モータの他に、さらに1つの他の
電動モータ、すなわち、この電動モータにより湿し装置
ローラが嵌合によって駆動可能でありまた湿し水塗布ロ
ーラも駆動可能である、他の電動モータを備えている。
個別駆動装置は、電子的な制御装置により、版胴を駆動
する回転駆動装置に合わせて制御可能であることが可能
であり、そして、例えば、印刷速度が変化する場合に、
変化の方向、すなわち、増大または減少の方向に相応し
て再調整される。平版の回転駆動装置に合わせられた、
湿し装置ローラの個別駆動装置の制御に加え、この個別
駆動装置は電子的な制御装置により平版の回転駆動装置
から独立して制御可能であることができる。例えば、平
版の周速度に関連し、平版の周速度に対する湿し水塗布
ローラおよび湿し装置ローラの周速度の速度差を表す百
分率値は、この電子的な制御装置で調節可能であるかま
たはプログラム可能であることができる。
【0023】本発明による湿し装置の他の好適な実施態
様は、接続ローラに湿し水塗布ローラが当接する際に湿
し装置ローラが同時に移動することが保証されるように
調節装置が形成されており、その結果、湿し水塗布ロー
ラに対する接続ローラの周囲側の接触が失なわれないと
いう特徴を有している。同じく、湿し装置ローラは、湿
し水塗布ローラが退避する際に、接続ローラによって湿
し水塗布ローラに常に当接した状態で湿し水塗布ローラ
とともに案内可能である。しかし、先ず、接続ローラに
対するその離隔位置から、接続ローラに当接するその当
接位置へ、湿し水塗布ローラの移動が行われ、続いて、
湿し水塗布ローラへの湿し装置ローラの当接が行われる
ように、湿し装置の調節装置が形成され、この場合、湿
し水塗布ローラは、離隔位置から接続ローラに当接する
当接位置へのこの移動の際に、一時的に湿し装置ローラ
から離れるようになっている湿し装置もまた、本発明の
範囲内に属する。この場合、湿し装置ローラは、湿し水
塗布ローラの移動に続いて、湿し水塗布ローラに追随し
て案内することが可能である。しかし、湿し水塗布ロー
ラおよび湿し装置ローラを1つのユニットとして移動す
ることがより好ましいことは明らかである。これは、好
ましくは、回転する平版を湿し装置により給湿する間に
行うことができ、その結果、給湿が行われているとき、
インキ装置が湿し装置から接続を解除された場合に湿し
水塗布ローラを介した純粋に直接的な給湿から、インキ
装置が接続ローラを介して湿し装置に接続された場合に
インキ着けローラを介した間接的な給湿へ、平板印刷機
を切換えることが可能である。この移動の間に湿し水塗
布ローラに常に当接した状態に保たれた湿し装置ローラ
の場合、これにより、多くの場合に、湿し装置ローラ
が、既に当接位置にある湿し水塗布ローラ上へ続いて当
接することにより生じるおそれがあるゴースト線条が防
止される。
【0024】この湿し装置の他の実施様態は、この湿し
装置が、既に述べた、湿し装置の第1の湿し装置ローラ
の他に、第1の湿し装置ローラと同様に湿し水塗布ロー
ラだけに接してそれ以外の他のローラには接しない第2
の湿し装置ローラを備えていることを特徴としている。
このように構成された湿し装置は、特に、本発明による
方法の、これに関連して既に説明した他の構成を実施す
るのに適している。
【0025】この湿し装置の他の実施様態は、湿し水塗
布ローラが接続ローラへ当接するために、湿し水塗布ロ
ーラ、第1の湿し装置ローラ、および第2の湿し装置ロ
ーラが、調節装置によって同時に移動可能であり、この
場合、湿し水塗布ローラに対する第1の湿し装置ローラ
の周囲側の接触と、湿し水塗布ローラに対する第2の湿
し装置ローラの周囲側の接触とが、この移動の際に失わ
れることがないということを特徴としている。この変形
例は、特に、湿し装置による平版の給湿が行われている
際に湿し装置がインキ装置へ連結される場合に好ましい
ものであり、その理由は、この種の構成を有する湿し装
置の場合、湿し水塗布ローラ上で第1の湿し装置ローラ
によって場合によっては生じる当接線条も、第2の湿し
装置ローラによって場合によっては生じる当接線条も、
確実に防止されるからである。湿し水塗布ローラ、第1
の湿し装置ローラ、および第2の湿し装置ローラは、共
通の、例えば軸受板状のローラ支持部材内にそれぞれ回
転可能に支持されることができ、この場合、ローラ支持
部材の調節により、すなわち例えばローラ支持部材の揺
動により、湿し水塗布ローラは、接続ローラに対する退
避位置から当接位置へ移動可能であり、そして、ローラ
支持部材は、第1の湿し装置ローラを湿し水塗布ローラ
に対して常に接触する状態に保ち、また、第2の湿し装
置ローラも湿し水塗布ローラに対して常に接触する状態
に保つ。多くの用途ケースでは、水塗布ローラが接続ロ
ーラに対する退避位置から当接位置へ湿し移動すること
に続く、既に当接位置へ調節された湿し水塗布ローラへ
第1の湿し装置ローラおよび/または第2の湿し装置ロ
ーラが当接することもまた可能である。
【0026】他の実施形態は、調節装置が偏心軸受から
構成されることを特徴としている。さらに、この調節装
置は、遠隔制御可能な調節駆動装置を備えることがで
き、この調節駆動装置によって、偏心軸受は、接続ロー
ラへ湿し水塗布ローラを移動させるために、また、接続
ローラから湿し水塗布ローラを退避させるために回転可
能となっている。偏心軸受は、わずかな構造的空間があ
ればよく、そして、例えば偏心ブッシュとして構造的に
簡単な構成で、コスト的に有利に製造可能である。
【0027】他の実施態様は、平版上また接続ローラ上
を転がる湿し水塗布ローラが、平版の給湿の際に、平版
の周速度とは異なる周速度で、回転駆動装置によって駆
動可能であることを特徴としている。したがって、平版
と湿し水塗布ローラの間で働くころがりスリップは、け
ばだった紙繊維が湿し水塗布ローラによって平版から取
り除かれることにより平版の清掃を行う。これは、接続
ローラを介してインキ装置に接続された湿し装置の場合
に可能であり、この結果、この版清掃は、平版の間接的
な給湿の間に、さらに接続ローラを介して湿し装置から
湿し水が供給されるインキ着けローラを介して行われ
る。このスリップは、回転駆動装置が平版の周速度に比
べより低い周速度で湿し水塗布ローラを駆動することに
よって生じることが好ましい。本発明による方法に関し
て既に述べたように、湿し水塗布ローラは、回転駆動装
置により、嵌合による伝動装置を介して駆動可能であ
る。同じく、既に述べたように、湿し水塗布ローラは、
嵌合による伝動装置を介し同じく回転駆動装置によって
駆動可能であることが可能な第1の湿し装置ローラによ
って、摩擦駆動で駆動可能である。
【0028】本方法は、特に、オフセット印刷法で印刷
を行う平版の給湿に適しており、そして、直接平板印刷
(平板じか刷り)で印刷を行う平版の給湿にも利用するこ
とができる。この平板印刷機は、平版じか刷り輪転印刷
機であることができ、また、好ましくは、ウエブ状印刷
物または枚葉印刷物を印刷することが可能なオフセット
輪転印刷機である。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1には、少なくとも1つの印刷ユニット
13を有する、枚葉紙オフセット輪転印刷機として形成さ
れた平板印刷機8が示されている。印刷ユニット13は、
平版1が上に張られた版胴14と、印刷物を案内する圧胴1
6と、印刷インキ画像を平版1から印刷物上へ転写するゴ
ムブランケット胴15とから構成されている。この平板印
刷機8には、平版1のインキ盛りのために、各々の版回転
の際に最初に平版1にインキ盛りするインキ着けローラ2
を有する、呼び出しインキ装置として形成されたインキ
装置42と、インキ着けローラに胴回転方向に後続配置さ
れた3つの他のインキ着けローラとが配置されている。
平版1の給湿のために、この平板印刷機8には、選択的
にインキ装置42に接続されるかまたはこのインキ装置42
から切り離される湿し装置7が配置されている。インキ
装置42に接続された湿し装置7の場合、湿し水は、湿し
装置7からインキ着けローラ2を介して平版1上へ流れ
る。回転駆動装置11は電動モータであり、互いにかみ合
う歯車から構成される伝動装置17を介して、胴14,15,16
を、印刷のために、また給湿の際に回転駆動する。
【0031】図2および図4でわかるように、湿し装置7
は、湿し水容器23から湿し水を汲み出すインキ出しロー
ラ22であってこのインキ出しローラ22にころがり接触す
る転写ローラ21へ渡すインキ出しローラ22が浸漬され
る、桶状の湿し水容器23から構成されている。転写ロー
ラ21は、インキ出しローラ22の回転軸のまわりに揺動可
能なローラ支持部材45内に回転可能に支持されている。
ローラ21,22は、歯車伝動装置20を介して互いに、ま
た、電動モータとして形成された回転駆動装置12に駆動
可能に接続されている。転写ローラ21は、このローラ上
の湿し水薄膜を湿し水塗布ローラ4上へ移す。湿し水塗
布ローラ4は、平版1に接する位置に置かれており、そし
て、転写ローラ21から受け取った湿し水を平版1上へ塗
布する。第1の湿し装置ローラ5は、湿し水塗布ローラ4
の回転方向にみて、永続的な接触状態で、湿し水塗布ロ
ーラ4と転写ローラ21との接触点に後続して、また湿し
水塗布ローラ4と平版1との接触点に先行して、湿し水塗
布ローラ4に接しており、そして、第2の湿し装置ロー
ラ6は、湿し水塗布ローラ4と平版1との接触点に後続し
て、また湿し水塗布ローラ4と転写ローラ21との接触点
に先行して、湿し水塗布ローラ4に接している。
【0032】電動モータとして形成された回転駆動装置
10は、歯車伝動装置18.1,18.2を介して、第1の湿し装
置ローラ5を駆動する。回転駆動装置10は、湿し水塗布
ローラ4をも駆動する。これに関して、図4では、1つの
図中で2つの駆動装置の例が示されている。湿し水塗布
ローラ4の、回転駆動装置10による嵌合での駆動は、回
転駆動装置10が歯車伝動装置18.3,18.4を介して湿し水
塗布ローラ4を駆動することにより行うことができる。
歯車伝動装置18.3,18.4は、例えば、湿し水塗布ローラ4
に同軸に配置されこの湿し水塗布ローラ4に回転不能に
接続され、歯車18.4にかみ合い、第1の湿し装置ローラ
5に回転不能に接続されこの第1の湿し装置ローラ5に同
軸に配置され、歯車18.3から構成することができる。回
転駆動装置10による湿し水塗布ローラ4の駆動もまた、
回転駆動装置10が歯車伝動装置18.1,18.2を介して第1
の湿し装置ローラ5を駆動することにより、そしてこの
第1の湿し装置ローラ5が周囲側の摩擦駆動によって湿
し水塗布ローラ4を摩擦で駆動することにより、行うこ
とができる。この場合、歯車伝動装置18.3,18.4は省略
することができる。
【0033】図2では、平版1に示され密に隣接した3
つの矢印が、平版1が比較的高い周速度で回転する、と
いうことを表している。ローラ4,5に示されたそれぞれ
2つの矢印により、ローラ4,5が、平版1の周速度よりも
わずかに遅い同一の周速度で互いに回転する、というこ
とが示されている。ローラ21,22に示されたそれぞれ1
つの矢印は、ローラ21,22もまた、互いに同じ周速度で
はあるが湿し水塗布ローラ4の周速度よりも実質的に低
い速度で回転する、ということを表している。ローラ4
と21の間に生じる速度差は、接触位置でローラ21からロ
ーラ4上へ移される湿し水量の正確な配量のために、回
転駆動装置12を制御する電子的な制御装置40により制御
可能である。
【0034】制御装置40は、回転駆動装置10,12を互い
に同期させた状態、かつ回転駆動装置11に依存させた状
態で制御し、その結果、回転駆動装置10,12は、印刷速
度変化に相応して平版1の周速度が増大または低減する
場合に、相応する速度調節方向へ駆動装置11にしたがっ
て再制御可能である。
【0035】詳細に図示しない他の実施形態の場合、回
転駆動装置10,11は、2つの異なる電動モータではな
く、同じ電動モータである。
【0036】さらに、この図示された実施形態の場合、
制御装置40は、圧力流体を作用させることが可能なピス
トンシリンダであり、例えば空気圧シリンダである、調
節装置9に適した調整駆動装置24を制御する。調節装置9
は、図2に示された、接続ローラ3からインキ装置42へ退
避させられた位置4.1から、図3に示された、接続ローラ
3に当接させられた位置4.2への、また、位置4.2から再
び位置4.1への、湿し水塗布ローラ4の移動を可能にす
る。接続ローラ3は、湿し装置7の連結のために、インキ
装置42へ移動される必要はなく、固定された、もしくは
台に固定された回転軸受で支持することができる。
【0037】この移動を実行するために、調節装置9に
適した、第1の偏心ブッシュ27として形成された偏心軸
受は、調整駆動装置24によってその中心軸線36のまわり
に回転可能である。偏心軸受27は、移動可能な軸受板と
して形成されたローラ支持部材25、すなわち、湿し水塗
布ローラ4のローラ軸31が内部に回転可能に支持される
ローラ支持部材25であってこのローラ支持部材25を貫通
して第1の湿し装置ローラ5の中心軸線32が通るローラ
支持部材25を支持している。第1の偏心軸受27は、その
中心軸線37のまわりを手動により回転可能な、同じく偏
心ブッシュとして形成された第2の偏心軸受28を支持し
ている。
【0038】偏心軸受28には、この偏心軸受28と同軸
に、ローラ支持部材25内に回転可能に支持されたウオー
ムギヤ30にかみ合うウオームギヤ29が固定されている。
ウオームギヤ30内へ差込みまたは嵌込み可能な工具によ
り、ウオームギヤ30、したがって偏心軸受28が回転可能
である。偏心軸受27は、側壁41に、ローラ本体軸受また
はすべり軸受により、その中心軸線36のまわりを回転可
能に支持することができる。このような回転軸受によ
り、ローラ4,5、および、偏心軸受28もまた、回転可能
に支持することができる。偏心率e27は、第1の湿し装
置ローラ5の中心軸線35が偏心軸受27の中心軸線36に対
してずらされる分の寸法を表している。偏心軸受27の、
中心軸線36に関するその偏心率e27は、偏心軸受27の、
所定の回転角度の回転が、ローラ4および5の一緒の移動
を、接続ローラ3に対する偏心軸受27の回転の回転方向
に応じローラ間隔Wだけ、接近または離反する方向へ生
じるような大きさとなっている。例えば偏心率e27は約1
5mmである。ローラ軸32を回転可能に収納する孔は、偏
心軸受27と、これにより中心軸線36に対して同じく偏心
率e27だけずらされた、この偏心軸受27のブッシュ状の
段部33とを貫通している。偏心カム軸受28は、その中心
軸線37に対して偏心率e28だけずらされ、ブッシュ状段
部33が回転可能に差し込まれる孔を備えている。
【0039】詳細に図示しない他の実施形態の場合、偏
心軸受28に取り付けられるかまたは形成されたブッシュ
状段部33を、偏心軸受27内に回転可能に差し込むことが
できる。また、偏心軸受27,28を回転継手状に互いに接
続するブッシュは、ブッシュ状段部33の代わりに、偏心
軸受27内へも偏心軸受28内へも差し込むことができる。
【0040】図示されたこの実施形態の場合、偏心率e
28の大きさは、偏心率e27の大きさよりも実質的に小さ
く、例えば約2mmである。ウオームギヤ29,30による、中
心軸線37まわりへの偏心軸受28の回転は、この回転の回
転方向に応じて、ローラ4および5相互の軸間距離Aの増
大または減少を生じ、その結果、ローラ4,5が相互に押
す圧力の強さが調節可能である。軸間距離Aの変動は、
偏心軸受28の回転方向に応じ、湿し水塗布ローラ4が第
1の湿し装置ローラ5に接近またはこれから離反する方
向に移動することにより、もしくは、ローラ支持部材2
5が中心軸線35に対して相対的に移動することにより生
じる。軸間距離Aの調節は、ローラ4と5の間に存在する
押圧力が、ローラ5による、ローラ4の回転摩擦による駆
動に対して十分に大きい、または、歯車18.3,18,4が互
いに有効なかみ合い状態に保たれる調節領域内で行われ
る。
【0041】同じことは、第1の湿し装置ローラ5と同
軸に配置され、この第1の湿し装置ローラ5に回転不能
に連結された歯車18.2にも当てはまる。歯車18.2は、ロ
ーラ間隔Wを生じるかまたはゼロにする、第1の湿し装
置ローラ5が湿し水塗布ローラ4と共に移動する際に、歯
車18.2を駆動する歯車18.1に常で有効にかみ合った状態
に保たれる。
【0042】調整駆動装置24は、ピストン前面の圧力流
体を作用させることにより展開可能な、そして、ピスト
ン背面の圧力流体を作用させることにより退避可能な2
重に作用するピストンシリンダであって、そのピストン
ロッドが偏心軸受27に偏心状態でリンク接続されるピス
トンシリンダであることが好ましい。第1の湿し装置ロ
ーラ5の回転を駆動する回転駆動装置10、すなわち、既
に説明したように、それ自体が平版1の回転駆動装置11
とは別個の電動モータまたは回転駆動装置11であること
ができる回転駆動装置10は、第1の湿し装置ローラ5が
軸方向に振動するために、他の歯車伝動装置19を介し、
横振り駆動装置39に駆動可能に連結されている。例え
ば、図4で概略的に示された横振り駆動装置39は、回転
駆動装置10により駆動されるクランク機構、すなわち、
第1の湿し装置ローラ5のローラ軸に作用し揺動する、
回転する第1の湿し装置ローラ5を介して、軸方向の横
振りローラ持上げ運動を強制的に行うクランク機構であ
ってもよい。
【0043】湿し水塗布ローラ4の接続ローラ3との接触
点と、湿し水塗布ローラ4の転写ローラ21との接触点と
の間にある周囲領域内には、第2の湿し装置ローラ6
が、常に接触した状態で湿し水塗布ローラ4に接してい
る。第2の湿し装置ローラ6は、同時に軸方向に揺動す
る横振りローラとして形成された、いわゆるライダーロ
ーラである。第2の湿し装置ローラ6は、台に固定され
たローラ支持部材26内に回転可能に支持されている。第
2の湿し装置ローラ6のローラ軸が、第2の湿し装置ロ
ーラ6の調整運動を可能にする、ローラ支持部材26内の
案内部材内で案内されることにより、第2の湿し装置ロ
ーラ6は、湿し水塗布ローラ4の移動に合わせてこの湿し
水塗布ローラ4の位置4.1,4.2で再調整可能である。この
場合に好適な直線状案内部材は、例えば、第2の湿し装
置ローラ6のローラ軸を、既に示したようにブッシュと
して少なくとも部分的に囲むか、または、ローラとして
ローラ軸と同軸に固定できる円形のすべり金で構成する
ことができる。すべり金37は、ローラ支持部材26の溝ま
たはスリット内で案内され、連結部材44に固定されてい
る。このような、図2および3に概略的に示され詳細に
図示しない案内部材は、第2の湿し装置ローラ6の両側
に配置されている。
【0044】湿し水塗布ローラ4および第2の湿し装置
ローラ6は、連結部材44内に回転可能に支持されてい
る。詳細に図示しない調節装置、例えばねじにより、軸
間距離、したがってローラ4および6の押圧線条幅は、第
2の湿し装置ローラ6の調節により調節可能である。
【0045】図示されたこの実施形態の代わりとして、
第2の湿し装置ローラ6が、湿し水塗布ローラ4の移動
に対して揺動して続くように、ローラ支持部材26によっ
て保持されることが可能である。
【0046】図4には、第2の湿し装置ローラ26が、第
2の湿し装置ローラ6の回転運動を付加的に軸方向の振
動へ嵌合状態で変換する歯車である、ローラ本体内へ組
み込まれたいわゆる内部横振り駆動装置38を備えている
ことが示されている。横振り駆動装置38は、例えば、カ
ム伝動装置であってもよい。第2の湿し装置ローラ6の
軸方向の振動は、回転駆動装置10によって、第2の湿し
装置ローラ6を摩擦によって回転駆動する湿し水塗布ロ
ーラ4を介して発生させられる。
【0047】さらに、図4には、印刷機のいわゆる駆動
側上のローラ4および5の支持について示されている。印
刷機8の、この駆動側に相対する、図示しないいわゆる
操作側上では、ローラ4,5が、実質的にローラ支持部材2
5に相応する他のローラ支持部材内に、そして、偏心軸
受27,28に実質的に相応する他の偏心軸受内に支持され
ている。この示された駆動側の調節装置9は、同期伝動
装置を介して、図示しない操作側の調節装置に連結する
ことができ、その結果、この2つの調節装置は、同時に
調整駆動装置24によって回転可能である。最も簡単な場
合では、偏心軸受27は、垂直軸線に関してこの偏心軸受
27に対し鏡像的に形成された操作側の偏心軸受に、この
偏心軸受の中心軸線36に対して偏心しこの2つの偏心軸
受に固定された接続ロッドによって接続することがで
き、その結果、ローラ4,5の、このローラ4,5の移動の際
における傾斜は生じない。
【0048】図1〜4に示された本装置については、平版
1の給湿の際に湿し水塗布ローラ4が平版1の周速度とは
異なる周速度で回転するだけでなく、これにより平版1
上の汚れが平板1から取り除かれることが好ましい。第
1の湿し装置ローラ5が給湿の際に回転駆動装置10によ
って嵌合によってで駆動されること、そして、水塗布ロ
ーラ4が接続ローラ3に接する際、第1の湿し装置ローラ
5が湿し水塗布ローラ4に接することも同じく好ましい。
したがって、インキ装置42に連結された、湿し装置7の
運転においても、湿し水塗布ローラ4上の湿し水を均一
化することが可能になる。さらに、湿し水塗布ローラ4
の回転駆動は、第1の湿し装置ローラ5により、摩擦に
よる駆動によって、この湿し水塗布ローラ4の位置4,1に
おいても、この湿し水塗布ローラ4の位置4.2においても
可能である。
【0049】この図示された湿し装置7の場合、平版1の
給湿の際に湿し水塗布ローラ4が軸方向に揺動すること
は、必ずしも必要でない。軸方向に揺動する湿し水塗布
ローラの場合にこのことがあてはまるとき、軸方向に動
かない湿し水塗布ローラ4を有する多くの場合では、よ
り均質な給湿を行うことができる、ということが明らか
である。ローラ4,5がローラ支持部材25により互いに周
囲が一定の接触状態に保持されることにより、そして、
実質的に偏心軸受28から構成される調節装置によって調
節される軸間距離Aが常に維持される場合の移動を、調
節装置9が保証することにより、ローラ4,5のいわゆる押
圧線条は完全に安定する。この押圧線条は、比較的柔ら
かい、例えば外側がゴム引きされた湿し水塗布ローラ4
の、ローラ4,5の間の接触ラインに沿って延びる周囲側
の平坦面である。
【0050】第1の湿し装置ローラ5は、比較的硬い、
例えば金属製のローラであり、好ましくはざらついた、
または、粗い凸部および/または凹部を構成するクロム
めっきされた周囲表面を有している。公知の湿し装置
(ドイツ特許第9110345号)とは逆に、例えば、湿し装置7
が、図2中に示された運転モード「直接給湿」から図3中
に示された運転モード「間接給湿」へ切替えられるか、
もしくはインキ装置42に連結されるとき、第1の湿し装
置ローラ5上の印刷インキは、この第1の湿し装置ロー
ラ5上では乾燥することができない。この切換えは、こ
の示された湿し装置7の場合、停止時だけでなく印刷機8
が運転中の場合も可能である。調節装置9、移動可能な
ローラ支持部材25、およびローラ支持部材26は、平板1
に当接させられた湿し水塗布ローラ4の場合も、平版1か
ら離された湿し水塗布ローラ4の場合も、したがって常
に接触した状態で、湿し装置ローラ5,6が湿し水塗布ロ
ーラ4に接するということを保証する。
【0051】従来技術から知られた上述の湿し装置に対
する他の利点は、この図示された湿し装置7の場合、湿
し水塗布ローラ4だけに接する第1の湿し装置ローラ5
が、インキ装置42に付属した清掃装置43によって共に洗
浄されることができるということである。清掃装置43
は、例えば噴射管として形成された、インキ装置42のロ
ーラへの清掃液供給路と、このローラからかき落とされ
た印刷インキを収容うするドクタ槽を有する、インキ装
置42のローラへ当接可能なドクタと、を備えている。ロ
ーラ4と21間の周囲の接触は、湿し装置7の清掃のため
に、解除可能であり、また、湿し水塗布ローラ4は、そ
の位置4.2で接続ローラ3へ当接させられ、その結果、清
掃装置43によってインキ装置42内へ持ち込まれた清掃液
は、回転する接続ローラ3を介して、回転する湿し水塗
布ローラ4へ到達し、したがって、この湿し水塗布ロー
ラ4から、清掃装置43により共に清掃され印刷工によっ
て手動で清掃される必要のない湿し装置ローラ5,6上へ
到達する。
【図面の簡単な説明】
【図1】それぞれ1つのインキ装置および1つの湿し装
置が配置された、同じ構成の複数の印刷ユニットを有す
るオフセット輪転印刷機を示す図である。
【図2】平版を直接に給湿する湿し装置を示す図であ
る。
【図3】湿し水塗布ローラを介して、またインキ着けロ
ーラを介して印刷インキと湿し水とのエマルジョンで平
版を間接的に給湿する湿し装置を示す図である。
【図4】湿し水塗布ローラおよび湿し装置ローラを一緒
に移動させるための調節装置が詳細に示された、本湿し
装置の、図2の側面図である。
【符号の説明】
1 平版 2 インキ着けローラ 4 湿し水塗布ローラ 4.1,4.2 位置 4 湿し水塗布ローラ 5 第1の湿し装置ローラ 6 第2の湿し装置ローラ 7 湿し装置 8 平板印刷機 9 調節装置 10,11,12 回転駆動装置 13 印刷ユニット 14 版胴 15 ゴムブランケット胴 16 圧胴 17 伝動装置 18.1,18.2,18.3,18.4,19,20 歯車伝動装置 21 転写ローラ 22 インキ出しローラ 23 湿し水容器 24 調整駆動装置 25 ローラ支持部材 27 第1の偏心ブッシュ 28 偏心軸受 29,30 ウオームギヤ 31,32 ローラ軸 33 ブッシュ状段部 35,36,37 中心軸線 38 横振り駆動装置 40 制御装置 41 側壁 42 インキ装置 43 清掃装置 45 ローラ支持部材 e27 ,e28 偏心率
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 ベルント ミューラー ドイツ連邦共和国 69226 ヌッスロッホ キルシュナーシュトラーセ 9 (72)発明者 マティアス ツベール ドイツ連邦共和国 74921 ヘルムシュタ ット−バルゲン シュルシュトラーセ 34

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平版(1)を間接的に給湿するインキ着けロ
    ーラ(2)と、前記インキ着けローラ(2)に接し、前記平板
    (1)を給湿する湿し水塗布ローラ(4)が接する接続ロー
    ラ(3)とによって、回転する平版(1)を給湿する方法にお
    いて、 前記湿し水塗布ローラ(4)が、前記給湿の際に、前記平
    板(1)の周速度とは異なる周速度で回転することを特徴
    とする、平板の給湿方法。
  2. 【請求項2】 前記湿し水塗布ローラ(4)上だけを転がる
    第1の湿し装置ローラ(5)が、前記湿し水塗布ローラ(4)
    上の湿し水薄膜を周方向に均一化する、請求項1記載の
    給湿方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の湿し装置ローラ(5)が、軸方向
    に横振動し、これにより前記湿し水薄膜を軸方向に均一
    化する、請求項2記載の給湿方法。
  4. 【請求項4】 前記湿し水塗布ローラ(4)上だけを転がる
    第2の湿し装置ローラ(6)が、前記湿し水薄膜を周方向
    に均一化する、請求項2または3に記載の給湿方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の湿し装置ローラ(6)が、軸方向
    に横振動し、これにより前記湿し水薄膜を軸方向に均一
    化する、請求項4記載の給湿方法。
  6. 【請求項6】 前記湿し水塗布ローラ(4)が、軸方向に静
    止している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給湿
    方法。
  7. 【請求項7】 湿し水塗布ローラ(4)だけに接する第1の
    湿し装置ローラ(5)を有する、平板印刷機(8)の湿し装
    置(7)、特に請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法
    を実施する湿し装置(7)において、 前記湿し水塗布ローラ(4)は、調節装置(9)により、離
    隔位置(4.1)から接続ローラ(3)に当接する当接位置(4.
    2)へ移動可能であること、前記第1の湿し装置ローラ
    (5)は、回転駆動装置(10)によって嵌合により駆動可能
    であり、そして、前記湿し水塗布ローラ(4)が前記当接
    位置(4.2)にある場合に前記湿し水塗布ローラ(4)に接し
    ていることを特徴とする湿し装置。
  8. 【請求項8】 前記湿し水塗布ローラ(4)および前記第1
    の湿し装置ローラ(5)が、前記調節装置(9)により一緒に
    移動可能であり、その結果、前記湿し水塗布ローラ(4)
    は、前記離隔位置(4,1)から前記接続ローラ(3)に当接す
    る前記当接位置(4.2)へ移動可能であり、そして、前記
    第1の湿し装置ローラ(5)は、この際、前記湿し水塗布
    ローラ(4)に常に当接する状態で共に案内されることが
    可能である、請求項7記載の湿し装置。
  9. 【請求項9】 第2の湿し装置ローラ(6)が前記湿し水塗
    布ローラ(4)だけに接する、請求項7または8に記載の
    湿し装置。
  10. 【請求項10】 前記湿し水塗布ローラ(4)、前記第1の
    湿し装置ローラ(5)、および前記第2の湿し装置ローラ
    (6)が、前記調節装置(9)により一緒に移動可能であり、
    その結果、前記湿し水塗布ローラ(4)は、前記離隔位置
    (4.1)から前記接続ローラ(3)に当接する前記当接位置
    (4.2)へ移動可能であり、そして、前記第1の湿し装置
    ローラ(5)も前記第2の湿し装置ローラ(6)もこの際に
    前記湿し水塗布ローラ(4)に常に当接する状態で共に案
    内されることが可能である、請求項9記載の湿し装置。
  11. 【請求項11】 前記調節装置(9)が偏心軸受を備えてい
    る、請求項7〜10のいずれか1項に記載の湿し装置。
  12. 【請求項12】 前記当接位置(4.2)で前記接続ローラ
    (3)に接する前記湿し水塗布ローラ(4)が、平版(1)に対
    してスリップすることによって、前記平版(1)上で転が
    る状態で前記回転駆動装置(10)によって駆動可能であ
    る、請求項7〜11のいずれか1項に記載の湿し装置
  13. 【請求項13】 請求項7〜12のいずれか1項にしたがっ
    て構成された少なくとも1つの湿し装置(7)を有する平
    板印刷機(8)、特にオフセット輪転印刷機。
JP2000074220A 1999-03-16 2000-03-16 平版印刷機の湿し装置、および、この湿し装置を有する平版印刷機 Expired - Fee Related JP4652517B2 (ja)

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