JP4535938B2 - キャパシタ電源装置,加熱装置,画像形成装置および複写装置 - Google Patents

キャパシタ電源装置,加熱装置,画像形成装置および複写装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数個のキャパシタを直列接続したキャパシタ電源装置に関し、特に、キャパシタ電源の充電制御に関する。このキャパシタ電源装置は、例えば、加熱装置,複写機,デジタル複合機,プリンタ,ファクシミリ装置等に使用できる。
特開2002−184554号公報 特開平 6−261452号公報 特開2004−336919号公報 特開2005−86900号公報 特開2002−142369号公報。
複写機やプリンタ等は、普通紙やOHP等の記録媒体上に画像を形成する。この画像形成は、画像形成の高速性や画像品質、コストなどから電子写真方式が採用されている。電子写真方式は、記録媒体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を熱と圧力で記録媒体上に定着する方式であり、定着方式としては安全性等の面からヒートロール方式が現在、最も多く採用されている。ヒートロール方式は、ハロゲンヒータなどの発熱部材により加熱される加熱ローラと、加熱ローラに対向配置される加圧ローラを圧接してニップ部と呼ばれる相互圧接部を形成し、このニップ部でトナー像が転写された記録媒体を通じて加熱する方式である。近年、環境問題が重要となり、複写機やプリンタ等の画像形成装置も省エネルギー化が進んでおり、この画像形成装置の省エネルギー化を考えるに当たって無視できないのは、トナーを記録媒体に定着する定着装置の省電力化である。定着装置の補助電源として電気二重層キャパシタ等の大容量キャパシタを使用して最大供給電力を増加させることで、省エネルギー化を実現する画像形成装置が、例えば特許文献1で提案されている。
電気二重層キャパシタの定格電圧は、電解液の分解電圧に依存し、2.5V程度と非常に低い。そのため、電気二重層キャパシタを蓄電装置として使用する場合には、複数のキャパシタを直列接続して定格電圧を高くし、モジュールとして使用するのが一般的である。しかしながら、これら直列接続されたキャパシタ群(モジュール又はユニット)を充放電する場合、各キャパシタの静電容量や漏れ電流ばらつきによって、分担電圧にばらつきが生じ、各キャパシタ電圧が定格を超えてしまうことにより、キャパシタ容量の劣化を引き起こしてしまう。
そのため、各キャパシタの静電容量や漏れ電流ばらつきを考慮した上で、複数のキャパシタを直列接続したモジュールを充放電させる場合には、キャパシタ電圧が定格電圧を超えないように定格電圧より低い充電電圧に設定して使用しなければならない。しかし、電気二重層キャパシタに蓄積できるエネルギーは、W=CV/2の関係に基づくため、定格電圧よりも、端子電圧を低くすると、電圧の二乗で充電エネルギーが低くなってしまう。例えば、定格電圧2.5Vに対して2.0Vを満充電とする場合は、充電可能なエネルギーの64%しか充電することができない。
この問題を解決するために、特許文献2,3および4には、直列に接続された電気二重層キャパシタの各キャパシタ端子電圧を検出し、端子電圧が所定値になったことを判別してキャパシタの充電を制限する並列モニタ回路が開示されている。並列モニタ回路がキャパシタをバイパスして充電を制限するとき、フォトカプラを発光させて充電完了を表す信号を発生し、全フォトカプラが充電完了信号を発生すると充電回路による充電を終了するキャパシタ充電回路が、引用文献4に記載されている。
しかしながら、これらの充電方法では、直列に接続された個々のキャパシタに大きな静電容量ばらつきがあると、最初のキャパシタが定格電圧に達して並列モニタが作動してから、その全てのキャパシタが定格電圧に充電されるまでに比較的長時間を要する。しかも並列モニタで消費される電力は、端子電圧×バイパス電流で表される大きな発熱量であるため、それに見合った回路素子や放熱機構を備える必要が生じるという問題があった。引用文献5には、各キャパシタの充電電圧を均等化するために、複数個のキャパシタを直列接続したユニットを一定時間充電した後、逆極性の電圧を一定期間印加して完全放電を行うことが記載されているが、全キャパシタを短時間に完全放電させるための逆極性充電回路および充電極性切換え回路が必要になり、ハードウエアおよび充放電制御が複雑になる。また、全キャパシタを完全放電させるためのリセット用の充放電で多量の電力を消費する。
本発明は、複数個のキャパシタを直列接続したキャパシタ群の充電時に並列モニタで消費される電力を低減することを第1の目的とし、これを比較的に簡素なハードウエアを用いて実現することを第2の目的とし、各キャパシタへの過充電を防止することを第3の目的とする。
複数個のキャパシタを直列接続したキャパシタ群の各キャパシタに並列に各並列モニタを接続したキャパシタ電源装置の場合、充放電サイクル毎に毎回同様の大きな発熱が発生するわけではない。直列接続したキャパシタに定電流充電をすると、各キャパシタに蓄積される電気量は等しいため、各キャパシタの静電容量のばらつきにより、各キャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達するまでの時間(ta1、tb1、tc1)にばらつきが生じる(図11の(a)参照)。所定電圧2(Vs2)に到達するまでの時間は静電容量が大きいほど長く、ta1>tb1>tc1となる。しかし、複数直列接続された全てのキャパシタの電圧を所定電圧2(Vs2)に一度揃えることにより、充放電の基準となる電圧が所定電圧2(Vs2)に移動するので、それ以降の充放電においては、図11の(b)のように、t1から放電を開始し、t2で放電を停止し、そして充電を開始し、t3で全てのキャパシタで同時に所定電圧(Vs2)に到達する。そのため、各キャパシタの電圧を揃えてからはバイパス経路に電流をバイパスする時間が短くなるため、その際の発熱を低減することができる。
(1)そこで本発明のキャパシタ電源装置は、
複数個のキャパシタ(C1-Cn)を直列に接続したキャパシタ群(C1-Cn);
該キャパシタ群(C1-Cn)の出力電圧(Vco)を検出する電圧検出手段(R8,R9);
上記キャパシタ群を充電する充電手段(86-88);
前記キャパシタ群の各キャパシタ(C1-Cn)にそれぞれが並列に接続され、各キャパシタの電圧が所定電圧に到達したら充電電流をバイパスするとともに、所定電圧到達を表す到達信号(Cst=L)を発生する複数個のモニタ手段(MN1-MNn);および、
前記モニタ手段(MN1-MNn)の1つが前記到達信号(Cst=L)発生したとき、前記出力電圧(Vco)が第1設定値(Vbt)より低いと長時間時限値(ts1)を、高いと短時間時限値(ts2)を定めて計時を開始し該時限値が経過した後、前記充電手段(86-88)による充電を停止する充電制御手段(508:図8の36-46);
を備える。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の記号または対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
これによれば、各キャパシタの残電圧が低く、各キャパシタの静電容量のばらつきにより、それぞれのキャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達するまでの時間(ta1、tb1、tc1)にばらつきが生じる場合には、長時間時限値(ts1)の充電の間に全キャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達する(図12参照)。各キャパシタの残電圧が高くそれぞれのキャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達するまでの時間(ta1、tb1、tc1)のばらつきが小さい場合には、短時間時限値(ts2)の充電の間に全キャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達する(図13参照)。すなわち、1つのキャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達したときのキャパシタ群の出力電圧が低く、各キャパシタにおいて漏れ電流ばらつきが大きいと判断される場合のみ残り充電時間(ts1,ts2)を長くすることにより、バイパス経路で消費される損失を低減することができる。残り充電時間(ts1,ts2)がキャパシタ群の出力電圧(Vco)に基づいて自動的に選択されるので、頻繁に繰り返される充放電の各回の充電において、全キャパシタの所定電圧2(Vs2)への充電とモニタ回路による電力消費の低減が両立する。また、残り充電時間が長時間時限値(ts1)又は短時間時限値(ts2)に制限されるため、キャパシタへの過充電を防止することができる。
(2)複数個のキャパシタ(C1-Cn)を直列に接続したキャパシタ群(C1-Cn);
該キャパシタ群(C1-Cn)の出力電圧(Vco)を検出する電圧検出手段(R8,R9);
上記キャパシタ群を充電する充電手段(86-88);
前記キャパシタ群の各キャパシタ(C1-Cn)にそれぞれが並列に接続され、各キャパシタの電圧が所定電圧に到達したら充電電流をバイパスするとともに、所定電圧到達を表す到達信号(Cst=L)を発生する複数個のモニタ手段(MN1-MNn);および、
前記充電手段(86-88)が充電を開始するときの前記出力電圧(Vco)が第2設定値(Vrt)より低いと長時間時限値(ts1)を、高いと短時間時限値(ts2)を定めて、前記到達信号(Cst=L)が発生したとき計時を開始し前記時限値が経過した後、前記充電手段(86-88)による充電を停止する充電制御手段(508:図10の36-46);
を備えるキャパシタ電源装置。
これによれば、各キャパシタの残電圧が低く、各キャパシタの静電容量のばらつきにより、それぞれのキャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達するまでの時間(ta1、tb1、tc1)にばらつきが生じる場合には、長時間時限値(ts1)の充電の間に全キャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達する(図12参照)。各キャパシタの残電圧が高くそれぞれのキャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達するまでの時間(ta1、tb1、tc1)のばらつきが小さい場合には、短時間時限値(ts2)の充電の間に全キャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達する(図13参照)。すなわち、キャパシタ群に充電を開始するときのキャパシタ群の出力電圧が低く、各キャパシタにおいて漏れ電流ばらつきが大きいと判断される場合のみ、1つのキャパシタが所定電圧2(Vs2)に到達してからの残り充電時間(ts1,ts2)を長くすることにより、バイパス経路で消費される損失を低減することができる。残り充電時間(ts1,ts2)がキャパシタ群の出力電圧(Vco)に基づいて自動的に選択されるので、頻繁に繰り返される充放電の各回の充電において、全キャパシタの所定電圧2(Vs2)への充電とモニタ回路による電力消費の低減が両立する。また、残り充電時間が長時間時限値(ts1)又は短時間時限値(ts2)に制限されるため、キャパシタへの過充電を防止することができる。
(3)前記充電制御手段(508)は、前記計時を開始した後、前記出力電圧(Vco)が第3設定値(Vft)に到達すると前記充電手段(86-88)による充電を停止する(図8,図10の45,46);上記(1)又は(2)に記載のキャパシタ電源装置。これによれば、残り充電時間(ts1又はts2)内であっても、キャパシタ群の出力電圧(Vco)が第3設定値(Vft)に到達すると充電を停止するので、モニタ回路による電力消費の低減効果およびキャパシタへの過充電を防止する効果が、更に高い。
(4)前記充電手段(86-88)は、充電電流を目標電流に制御し前記到達信号(Cst=L)が発生すると充電電流を下げる定電流制御手段(88,88r,88id,88ic);を含む、上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のキャパシタ電源装置。これによれば、コンデンサバイパスの電流が減少するので、バイパス回路の電力消費が低減する。また大電流バイパス時には必要となる放熱機構を省略することもできる。
(5)メインヒータ(518);該メインヒータに通電するメイン通電回路(540);補助ヒータ(519);および、該補助ヒータに通電する上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のキャパシタ電源装置(80);を備える加熱装置。これによれば、上記(1)又は(2)に記載の作用効果が得られる。
(6)加熱温度が第1設定値(Tft)より低いときに前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段(90,508:図7の23,24);を更に備える上記(5)に記載の加熱装置。
(7)省エネ制御手段(502);および、前記メイン通電回路(540)による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモード(低電力モード,休止モード)に移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段(508:図7〜図10の30-32,29,34-46);を更に備える、上記(5)又は(6)に記載の加熱装置。
(8)省エネ制御手段(502);および、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電をする動作モード(スタンバイモード)に移行するとき、前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段(90,508:図9の22,24);を更に備える上記(5)に記載の加熱装置。
(9)更に、前記メイン通電回路(540)による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段(508:図8〜図10の30-32,29,34-46);を備える上記(8)に記載の加熱装置。
(10)感光体(201)に静電潜像を形成し該静電潜像をトナー像に現像して該トナー像を直接にもしくは中間転写体を介して間接に用紙に転写する作像手段(201-210);
メインヒータ(518)および補助ヒータ(519)を備える、前記用紙上のトナー像を該用紙に固着する定着装置(214);
前記メインヒータに通電するメイン通電回路(540);および、
前記補助ヒータに通電する上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のキャパシタ電源装置(80);
を備える画像形成装置。これによれば、上記(1)又は(2)に記載の作用効果が得られる。
(11)定着温度が第1設定値(Tft)より低いときに前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段(90,508:図7の23,24);を更に備える上記(10)に記載の画像形成装置。
(12)省エネ制御手段(502);を更に備え、前記給電制御手段(90,508:図7の23,24)は、前記メイン通電回路により前記メインヒータに通電する動作モード(スタンバイモード)に移行したときに、定着温度が第1設定値(Tft)より低いときに前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する;上記(11)に記載の画像形成装置。
(13)省エネ制御手段(502);および、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電をする動作モード(スタンバイモード)に移行したとき、前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段(90,508:図9の22,24);を更に備える、上記(10)に記載の画像形成装置。
(14)省エネ制御手段(502);および、前記メイン通電回路(540)による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモード(低電力モード,休止モード)に移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段(508:図7〜図10の30-32,29,34-46);を更に備える、上記(10)に記載の画像形成装置。
(15)前記メイン通電回路(540)による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段(508:図8〜図10の30-32,29,34-46);を更に備える請求項12又は13に記載の画像形成装置。
(16)商用交流を直流に変換する整流回路(81),該直流を所要電圧(+5VE)の直流に変換するDC/DCコンバータ(82)、および、該所要電圧(+5VE)の直流を出力/停止するスイッチ手段(85)、を含む電源回路(514);を更に備え、前記省エネ制御手段(502)は、前記DC/DCコンバータ(82)が出力する所要電圧(+5VE)の直流によって動作して動作モード/省エネモード間の切り換え要否を決定し、省エネモードから動作モードへの切り換え要のとき前記スイッチ手段を前記直流の出力に設定する;上記(12)又は(13)に記載の画像形成装置。
(17)前記給電制御手段(90,508)は、前記スイッチ手段が出力する直流電圧(+5V)によって動作する;上記(16)に記載の画像形成装置。
(18)商用交流を直流に変換する整流回路(81),該直流を所要電圧(+5VE)の直流に変換するDC/DCコンバータ(82)、および、該所要電圧(+5VE)の直流を出力/停止するスイッチ手段(85)、を含む電源回路(514);を更に備え、前記省エネ制御手段(502)は、前記DC/DCコンバータ(82)が出力する所要電圧(+5VE)の直流によって動作して動作モード/省エネモード間の切り換え要否を決定し、省エネモードから動作モードへの切り換え要のとき前記スイッチ手段を前記直流の出力に設定する;上記(14)又は(15)に記載の画像形成装置。
(19)前記充電制御手段(508)は、前記スイッチ手段が出力する直流電圧(+5V)によって動作する;上記(18)に記載の画像形成装置。
(20)前記充電制御手段(508)は、前記キャパシタ電源装置の充電を終えると前記スイッチ手段(85)を出力の停止に切り換える(図8,図10の57);上記(19)に記載の画像形成装置。
(21)光学系の投影画像を読み取って該画像を表す画像データを生成する画像読み取り装置(100);および、請求項10乃至20のいずれか1つに記載の画像形成装置(200);を備え、該画像形成装置は、前記画像読み取り装置が生成した画像データを、前記画像形成装置(200)による前記作像に適合する画像データに変換して前記作像に用いる画像データ処理手段(IPP)を含む;複写装置(図3)。
(22)複数直列接続された電気二重層キャパシタから構成される充電可能な補助電源と、補助電源を充電する充電手段と、各キャパシタに並列に接続され、各キャパシタの充電電圧をモニタし、その電圧が所定電圧2に到達したら充電電流をバイパスするとともに、充電手段に所定電圧到達信号を送信するためのフォトカプラを設けた並列モニタ回路と、を有し、
複数直列接続されたキャパシタの充電開始時の両端電圧が所定電圧1より小さい場合には、全てのキャパシタの充電電圧を揃えるために、いずれか1つのキャパシタで所定電圧2に到達してから、所定時間1の充電を行った後、充電を終了させ、複数直列接続されたキャパシタの充電開始時の両端電圧が所定電圧1より大きい場合には、いずれか1つのキャパシタで所定電圧2に到達してから、所定時間2の充電を行い、充電を終了させることを特徴とするキャパシタユニット。
(23)上記(22)に記載のキャパシタユニットにおいて、複数キャパシタのうちいずれかの充電電圧が所定電圧2に達し、充電手段が所定電圧到達信号を受信した後、充電電流を減少させてさらに充電を行い、補助電源の両端電圧が所定電圧3に到達したら充電を終了させることを特徴とする。
(24)上記(22)に記載のキャパシタユニットにおいて、複数キャパシタのうちいずれかで各キャパシタの充電電圧が所定電圧2に達し、充電手段が所定電圧到達信号を受信した後、充電電流を減少させてさらに充電を行い、設定された充電時間より先に、補助電源の両端電圧が所定電圧3に到達したら充電を終了させることを特徴とする。
(25)上記(22)に記載のキャパシタユニットにおいて、充電開始時の両端電圧値により、いずれか1つのキャパシタで所定電圧2に到達してから充電を終了させるまでの充電時間を所定時間1と所定時間2で切り替えを行うことを特徴とする充電制御方式。
(26)上記(22)に記載のキャパシタユニットにおいて、複数キャパシタのうちいずれかで各キャパシタの充電電圧が所定電圧2に達し、充電手段が所定電圧到達信号を受信した後、充電電流を減少させて所定時間充電を行う充電方法。
本発明の他の目的及び特徴は図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例のフルカラーデジタル複合機能複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機MF1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)120と、操作ボード10と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード10と、ADF120付きのカラースキャナ100は、プリンタ200から分離可能なユニットであり、カラースキャナ100は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、エンジンコントローラ(CPU508:図3)と直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読取りを行う。
スキャナ100およびプリンタ200ならびにエンジン(510:図3)を接続したコントローラボード(501:図3)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されており、ファクシミリコントロールユニット(FCU 506:図3)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。
図2に、複合機能複写機MF1のカラープリンタ200の機構を示す。この実施例のカラープリンタ200は、レーザプリンタである。このレーザプリンタ200は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットa〜dが、第1転写ベルト208の移動方向(図中の左から右方向y)に沿ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式(タンデム方式)のフルカラー画像形成装置である。回転可能に支持され矢印方向に回転する感光体201の外周部には、除電装置,クリーニング装置,帯電装置202および現像装置204が配備されている。帯電装置202と現像装置204の間には、露光装置203から発せられる光情報の入るスペースが確保されている。感光体201は4個(a,b,c,d)あるが、それぞれ周囲に設けられる画像形成用の部品構成は同じである。現像装置204が扱う色材(トナー)の色が異なる。各感光体201(4個)の一部が、第1転写ベルト208に接している。ベルト状の感光体も採用可能である。
第1転写ベルト208は矢印方向に移動可能に、回転する支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第1転写ローラが感光体201の近傍に配備されている。ベルトループの外側に、第1転写ベルト用のクリーニング装置が配備されている。第1転写ベルト208より転写紙(用紙)又は第2転写ベルトにトナー像を転写した後にその表面に残留する不要のトナーを拭い去る。露光装置203は公知のレーザ方式で、フルカラー画像形成に対応した光情報を、一様に帯電された感光体表面に潜像として照射する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
図2上で、第1転写ベルト208の右方には、第2転写ベルト215が配備されている。第1転写ベルト208と第2転写ベルト215は接触し、あらかじめ定められた転写ニップを形成する。第2転写ベルト215は矢印方向に移動可能に、支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第2転写手段が配備されている。ベルトループの外側に、第2転写ベルト用のクリーニング装置,チャージャ等が配備されている。該クリーニング装置は、用紙にトナーを転写した後、残留する不要のトナーを拭い去る。転写紙(用紙)は、図の下方の給紙カセット209,210に収納されており、最上の用紙が給紙ローラで1枚づつ、複数の用紙ガイドを経てレジストローラ233に搬送される。第2転写ベルト215の上方に、定着器214、排紙ガイド224、排紙ローラ225、排紙スタック226が配備されている。第1転写ベルト208の上方で、排紙スタック226の下方には、補給用のトナーが収納できる収納部227が設けてある。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色があり、カートリッジの形態にしてある。粉体ポンプ等により対応する色の現像装置204に適宜補給される。
ここで両面印刷のときの各部の動作を説明する。まず感光体201による、作像が行われる。すなわち、露光装置203の作動により、不図示のLD光源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置202で一様に帯電された感光体201のうち、作像ユニットaの感光体上に至り、書き込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。感光体201上の潜像は現像装置204で現像され、トナーによる顕像が感光体201の表面に形成され保持される。このトナー像は、第1転写手段により、感光体201と同期して移動する第1転写ベルト208の表面に転写される。感光体201の表面は、残存するトナーがクリーニング装置でクリーニングされ、除電装置で除電され次の作像サイクルに備える。第1転写ベルト208は、表面に転写されたトナー像を坦持し、矢印の方向に移動する。作像ユニットbの感光体201に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応する色のトナーで現像され顕像となる。この像は、すでに第1転写ベルト208に乗っている前の色の顕像に重ねられ、最終的に4色重ねられる。なお、単色黒のみを形成する場合もある。このとき同期して第2転写ベルト215は矢印方向に移動していて、第2転写手段117の作用で、第2転写ベルト215の表面に第1転写ベルト208表面に作られた画像が転写される。いわゆるタンデム形式である4個の作像ユニットa〜dの各感光体201上で画像が形成されながら、第1,第2転写ベルト208,215が移動し、作像が進められるので、その時間が短縮できる。第1転写ベルト208が、所定のところまで移動すると、用紙の別の面に作成されるべきトナー画像が、前述したような工程で再度感光体201により作像され、給紙が開始される。給紙カセット121又は122内の最上部にある用紙が引き出され、レジストローラ233に搬送される。レジストローラ233を経て、第1転写ベルト208と第2転写ベルト215の間に送られる用紙の片側の面に、第1転写ベルト208表面のトナー像が、第2転写手段117により転写される。更に記録媒体は上方に搬送され、第2転写ベルト215表面のトナー像が、チャージャにより用紙のもう一方の面に転写される。転写に際して、用紙は画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。
上記のステップで両面にトナー像が転写された用紙は、定着器214に送られ、用紙上のトナー像(両面)が一度に溶融、定着され、ガイド224を経て排紙ローラ225により本体フレーム上部の排紙スタック226に排出される。図2のように、排紙部224〜226を構成した場合、両面画像のうち後から用紙に転写される面(頁)、すなわち第1転写ベルト208から用紙に直接転写される面が下面となって、排紙スタック226に載置されるから、頁揃えをしておくには2頁目の画像を先に作成し、第2転写ベルト215にそのトナー像を保持し、1頁目の画像を第1転写ベルト208から用紙に直接転写する。第1転写ベルト208から直接に用紙に転写される画像は、感光体表面で正像にし、第2転写ベルト215から用紙に転写されるトナー像は、感光体表面で逆像(鏡像)になるよう露光される。このような頁揃えのための作像順、ならびに、正、逆像(鏡像)に切り換える画像処理も、コントローラ501上でのメモリに対する画像データの読書き制御によって行っている。第2転写ベルト215から用紙に転写した後、ブラシローラ,回収ローラ,ブレード等を備えたクリーニング装置が、第2転写ベルト215に残留する不要のトナーや紙粉を除去する。
図2では第2転写ベルト215のクリーニング装置のブラシローラが第2転写ベルト215の表面から離れた状態にある。支点を中心として揺動可能で、第2転写ベルト215の表面に接離可能な構造になっている。用紙に転写する以前で、第2転写ベルト215がトナー像を担持しているとき離し、クリーニングが必要のとき、図で反時計方向に揺動し接触させる。除去された不要トナーはトナー収納部に集められる。以上が、「両面転写モード」を設定した両面印刷モードの作像プロセスである。両面印刷の場合には、常にこの作像プロセスで印刷が行われる。
片面印刷の場合には、「第2転写ベルト215による片面転写モード」と「第1転写ベルト208による片面転写モード」の2つがあり、前者の第2転写ベルト215を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が第2転写ベルト215に転写され、そして用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の上面に印刷画面がある。後者の第1転写ベルト208を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が、第2転写ベルト215には転写されずに、用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合は、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の下面に印刷画面がある。
図3に、図1に示す複合機能複写機MF1の電装系統のシステム構成を示す。電装システムは、画像形成装置の全体制御を行うシステムコントローラ501、コントローラ501に接続された、画像形成装置の操作ボード10、画像データを記憶するHDD503、アナログ回線を使用して外部との通信を行う通信コントロール装置インターフェースボード504、LANインターフェースボード505、汎用PICバスに接続された、FAXのコントロールユニット506、IEEE1394ボード、無線LANボード、USBボード等507と、PCIバスでコントローラに接続されたエンジン制御510、エンジン制御510に接続された、画像形成装置のI/Oを制御するI/Oボード513、及び、コピー原稿(画像)を読込むスキャナーボード(SBU:Sensor Board Unit)511、及び画像データが表わす画像光を感光体ドラム上に投射する(光書込みする)LDB(レーザダイオードボード)512等で構成される。
原稿を光学的に読み取る画像スキャナ100は、原稿に対する原稿照明光源の走査を行い、CCD520に原稿像を結像する。原稿像すなわち原稿に対する光照射の反射光をCCD520で光電変換してR,G,B画像信号を生成する。
通信コントロール装置インターフェイスボード504は、装置に不具合が発生した場合に外部の遠隔地診断装置に即時に通報し、故障個所の内容,状況等をサービスマンが認識し早急に修理することを可能としている。また、それ以外に装置の使用状況等の発信にも使用されている。
図3に示すCCD520は、3ラインカラーCCDであり、EVENch(偶数画素チャンネル)/ODDch(奇数画素チャンネル)のR、G、B画像信号を生成し、SBUボードのアナログASIC(Application Specific IC)に入力する。SBUボード511にはアナログASIC及び,CCD、アナログASICの駆動タイミングを発生する回路を備えている。CCD520の出力は、アナログASIC内部のサンプルホールド回路により、サンプルホールドされその後、A/D変換され、R、G、Bの画像データに変換し、且つシェーディング補正し、そして出力I/F(インターフェイス)520で画像データバスを介して画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)に送出する。
IPPは画像処理をおこなうプログラマブルな演算処理手段であり、分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離),地肌除去,スキャナガンマ変換,フィルタ,色補正,変倍,画像加工,プリンタガンマ変換および階調処理を行う。SBUからIPPに転送された画像データは、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、フレームメモリ521に書き込まれる。
システムコントローラ501には、CPU502及びシステムコントローラボードの制御を行うROM、CPU502が使用する作業用メモリであるRAM,リチウム電池を内臓し、SRAMのバックアップと時計を内臓したNV−RAM及び、システムコントローラボードのシステバス制御、フレームメモリ制御、FIFO等のCPU周辺を制御するASIC及びそのインターフェース回路等が搭載されている。
システムコントローラ501は、スキャナアプリケーション,ファクシミリアプリケーション,プリンタアプリケーションおよびコピーアプリケーション等の複数アプリケーションの機能を有し、システム全体の制御を行う。操作ボード10の入力を解読して本システムの設定とその状態内容を操作ボード10の表示部に表示する。
PCIバスには多くのユニットが接続されており、画像データバス/制御コマンドバスで、画像データと制御コマンドが時分割で転送される。通信コントロール装置インターフェースボード504は、通信コントロール装置と、コントローラ501との通信インターフェースボードである。コントローラ501との通信は、全二重非同期シリアル通信で接続されている。通信コントロール装置522とは、RS−485インターフェース規格により、マルチドロップ接続されている。遠隔の管理システムとの通信は、この通信コントローラ装置インターフェースボード504を経由して実施される。LANインターフェースボード505は、社内LANに接続されている。社内LANとコントローラ501との通信インターフェースボードであり、PHYチップを搭載している。LANインターフェースボード505とコントローラ501とは、PHYチップI/F及びI2CバスI/Fの標準的な通信インターフェースで接続されている。外部機器との通信はこのLANインターフェースボード505を経由して実施される。
HDD503は、システムのアプリケーションプログラムならびにプリンタ、作像プロセス機器の機器付勢情報を格納するアプリケーションデータベース、ならびに、読取り画像や書込み画像のイメージデータ、すなわち画像データ、ならびにドキュメントデータを蓄える画像データベースとして用いられる。物理インターフェース、電気的インターフェース共に、ATA/ATAPI−4に準拠したインターフェースでコントローラに接続されている。
操作ボード10には、CPU及びROM,RAM、LCD及びキー入力を制御するASIC(LCDC)が搭載されている。ROMには操作ボード10の入力読込み、及び表示出力を制御する、操作ボード10の制御プログラムが書き込まれている。RAMは、CPUで使用する作業用メモリである。システムコントローラ501との通信により、パネルを操作して使用者がシステム設定の入力を行う入力と、使用者にシステムの設定内容,状態を表示する、表示および入力の制御を行っている。
システムコントローラ501のワークメモリから出力されたブラック(Bk)、シアン(C)、マデンタ(M)、イエロー(Y)の各色の書き込み信号は、LDB(Laser Diode control Board)512のBk,C,M,Yの各LD(Laser Diode)書き込み回路に入力される。各LD書き込み回路でLD電流制御(変調制御)が行われ、各LDに出力される。
エンジン制御510は、画像形成の作像作成制御を主として行い、CPU508及び、画像処理を行うIPP、複写およびプリントアウトを制御するため必要なプログラムを内蔵したROM、その制御に必要なRAM、及びNV−RAMを搭載している。NV−RAMにはSRAMと、電源OFFを検知して、EEPROMにストアするメモリを搭載している。また、他の制御を行なうCPUとの信号の送受信を行なう、シリアルインターフェースも備えているI/O ASICは、エンジン制御ボードが実装された、近くのI/O(カウンター、ファン、ソレノイド、モータ等)を制御するASICである。I/O制御ボード513とエンジン制御ボード510とは同期シリアルインターフェース接続されている。
I/O制御ボード513には、サブCPU515を搭載しており、定着温度センサ,キャパシタ電源装置の出力電圧Vco,Pセンサ、Tセンサ等のアナログ信号をデジタル変換して読み込み,出力機器の駆動,用紙センサ参照するジャム検出,用紙搬送制御も含む画像形成装置のI/O制御を行っている。インターフェース回路516は、各種センサ,アクチュエータ(モータ、クラッチ、ソレノイド)とのインターフェース回路である。
電源装置PSU514は、画像形成装置を制御する電源を供給するユニットである。メインSW79(図4)のオン(閉)により、商用電源が供給される。その商用電源からAC制御回路540に商用ACが供給され、AC制御回路540が定着装置214のメインヒータ518(図4)に交流電力を給電する。電源装置PSU514には、複写機各部に直流電圧を供給する主電源回路および定着装置214の補助ヒータ519(図4)に直流電圧を供給するキャパシタ電源装置80(図4)がある。
図4に、電源回路514の概要を示す。メインSW(元電源スイッチ)79が閉じられると、商用交流100Vが、電源回路514の整流平滑回路81およびAC制御回路540に加わる。整流平滑回路81の直流出力がDC/DCコンバータ82に印加される。この例ではDC/DCコンバータ82は、安定化した+24Vおよび+5Vの、2系統の直流電圧+24VE,+5VEを発生する。
電源回路514では、コンバータ出力の+24VE(+24Vの電圧)と+5VE(+5Vの電圧)にそれぞれスイッチ84,85が接続されている。定着装置214のメインヒータ518に通電するAC制御回路540には、スイッチ83を通して与えられる+24Vによって閉じられる電源リレーがあり、この電源リレーが閉じることにより、AC制御回路540内の、メインヒータ518に通電する交流通電回路に商用交流ACが印加される。この交流通電回路は、トライアック(位相制御スイッチング素子)を用いる位相制御の交流通電回路であり、I/O制御513が読み込んだ、定着温度センサの温度検出信号を参照して、定着温度が目標温度になるように、トライアックの導通位相を制御する。
上述のスイッチ85は自己保持スイッチであり、コントローラボード501のCPU502からのオン指示信号に応答してオン(導通)となってオンを自己保持し、エンジン制御510のCPU508からのオフ指示信号(リセット指示信号)に応答してオフ(非導通)となって自己保持を解除する。この自己保持スイッチ85が出力する+5Vが、複写機内各部の制御回路に給電される。スイッチ85に印加される+5VEは、省エネモード(休止モード)において動作モード(スタンバイモード)への復帰条件が成立したかをモニタする回路およびCPU502に印加される。エンジン制御510のCPU508(およびI/O制御513)にはスイッチ85の出力電圧+5Vが印加されるので、エンジン制御510(のCPU508)およびI/O制御513は、コントローラボード501のCPU502が省エネモード(休止モード)から動作モード(スタンバイモード)に復帰するためにスイッチ85をオンにしたときに、スイッチ85が出力する+5Vで付勢されて動作を開始する。
上述のスイッチ83,84のオン/オフを行う制御信号は、エンジン制御510のCPU508からI/O制御513を介してスイッチ83,84に与えられるが、該オン/オフの切り換え指示はコントローラボード501のCPU502が、省エネモード/動作モードの切り換えが必要になったときに、エンジン制御510のCPU508に指示する。定着装置214の定着温度を、トナー像を転写した転写紙の定着処理に定められた目標温度又はそれよりやや低い温度に維持して、コピースタートあるいはプリントコマンドに応答して実質上遅れ時間無く画像形成を開始することが出来る「スタンバイモード」(待機モード;通常モード)では、スイッチ83,84および85がすべてオンである。
「低電力モード」(省エネモード)では、コントローラボード501のCPU502は、エンジン制御510のCPU508を介して、定着装置214のメインヒータ518に通電するAC制御回路540内の電源リレーにオン指示電圧+24Vを与えるスイッチ83を、オフに切り替える。すなわちAC制御回路540への電源を遮断する。「低電力モード」では、プリント出力を伴なわない、HDD401に蓄積又は登録する画像読取,ファクシミリ送信のための画像読取,パソコンPCに送る原稿の画像読取のための、スキャナ100およびADF120の動作は可能にするために、動力系に+24Vを給電するスイッチ84および制御系および通信系に+5Vを給電するスイッチ85はオンを継続する。
「休止モード」では、コントローラボード501のCPU502は、エンジン制御510のCPU508を介して、+24Vを給電するスイッチ84および+5Vを給電するスイッチ85を、ともにオフにする。すなわちスイッチ83〜85のすべてをオフにする。
しかし休止モードでは、スイッチ83〜85がオフではあるが、スキャナ100の圧板スイッチ,ADF120の原稿センサおよび操作ボード10の電源キースイッチの各検出信号線には、+5VEが印加される。また、パソコンPCのプリントコマンドを検知する電気回路、および、ファクシミリコントロールユニットFCUのファクシミリ受信検知回路に、+5VEが継続して印加される。
次の表1に、上述の省エネ切換えの各モードと、給電スイッチ83〜85のオン/オフの関係を示し、表2には、上述の各モードで可能な情報処理項目を示す。表2上の「送,受信」はFCUの、プリントアウトを伴なわないファクシミリ送,受信であり、データ保持は、メモリ406の蓄積画像データの保持である。
Figure 0004535938
Figure 0004535938
電源回路514には、定着装置214の補助ヒータ519に給電するキャパシタ電源装置80がある。キャパシタ電源装置80の主体はキャパシタユニット89である。その構成は、図5を参照して後述する。キャパシタユニット89は、充電手段であるDC/DCコンバータ88の直流出力端と放電手段(給電手段)である直流リレー90の直流入力端に接続されている。DC/DCコンバータ88には、交流リレー86を通して給電される商用交流電圧を整流平滑回路87が整流した直流電圧が、印加される。DC/DCコンバータ88内の、調圧トランスの1次側に通電するチョッパ回路(スイッチング回路)に、定電流制御回路88icがスイッチングパルス(PWMパルス)を与える。定電流制御回路88icはチョッパ回路のスイッチングをPWM制御(フィードバック定電流制御)するスイッチングレギュレータである。DC/DCコンバータ88内の、該調圧トランスの出力側の整流平滑回路の出力電流帰還路に介挿された電流検出用抵抗88rの、出力電流に比例する電圧(電流検出電圧)を充電電流検出回路88idが増幅して定電流制御回路88icにフィードバックする。定電流制御回路88icは、フイードバックされた充電電流信号が目標レベルに合致するようにPWMパルスのパルス幅を操作してチョッパ回路に与える。すなわち定電流制御をする。
充電電流検出回路88idには、低増幅率の第1フィードバック信号と高増幅率の第2フィードバック信号を生成する増幅回路と、一方の信号を選択して定電流制御回路88icにフィードバック信号として出力するアナログゲート回路があり、後述するキャパシタユニット89のモニタ信号Cstが、複数の電気二重層キャパシタを直列接続したキャパシタ群の、全キャパシタが全て所定電圧Vs2未満であることを表わす高レベルHの間は、低増幅率の第1フィードバック信号を定電流制御回路88icに出力し、モニタ信号Cstが、少なくとも1個のキャパシタの充電電圧が所定電圧Vs2に到達したことを表わす低レベルLになると、高増幅率の第2フィードバック信号を定電流制御回路88icに出力する。これにより、定電流制御回路88icは、全キャパシタが全て所定電圧Vs2未満である間は高電流値をキャパシタユニット89に定電流給電し、少なくとも1個のキャパシタの充電電圧が所定電圧Vs2に到達すると、低電流値をキャパシタユニット89に定電流給電する。
図5に、キャパシタユニット89の構成を示す。キャパシタユニット89は、この実施例では、定格充電電圧2.5V,容量600Fの電気二重層キャパシタC1〜Cnを18個(n=18)直列に接続したもので、充放電ラインLh/Le間に接続されている。充放電ラインLh/Le間直列接続キャパシタ群の両端間電圧Vcoすなわち充放電ラインLh/Le間の定格電圧は、2.5×18=45Vである。各キャパシタC1〜Cnには、実質上同一構成,同一特性のモニタ回路MN1〜MNnが接続されている。モニタ回路MN1は、キャパシタの充電電圧を検出する抵抗分圧回路R1,R2、該充電電圧が基準値に到達したか検出する比較およびバイパス回路SR,R3,Q1,R4、LEDドライバR5,Q2,R6およびフォトカプラPC1ならびに限流抵抗R7で構成されている。モニタ回路MN1〜MNnの各出力端は共通に接続(論理和接続)されている。モニタ信号Cstは、全モニタ回路MN1〜MNnの出力が、コンデンサ電圧が所定電圧Vs2に未満であることを表わす高レベルHである間は、モニタ信号CstはHであるが、いずれかのコンデンサCiの電圧が所定値Vs2に到達してそれに接続されたモニタ回路PCiのモニタ信号が低レベルLに反転すると、モニタ信号CstがLに反転する。
充電時には、充放電ラインLh/Le間にDC/DCコンバータ88から充電電圧、例えば45Vが印加され、定電流制御回路88icが充電電流を例えば10A程度に定電流制御する。キャパシタC1〜Cnに定電流充電していくと、キャパシタC1〜CnのいずれかのキャパシタCiの充電電圧が所定電圧Vs2に到達する。すると該キャパシタCiに接続されたモニタ回路MNiのシャントレギュレータSRがオン(導通)し、それによりPNPトランジスタQ1がオンするため、コンデンサCiへの充電電流がバイパスされ、キャパシタCiへの充電が終了する。また、PNPトランジスタQ1がオンすることにより、NPNトランジスタQ2がオンし、それによりフォトカプラPCiの発光ダイオードが点灯してフォトトランジスタがオンするため、モニタ信号CstがHからLに切り換る。
所定電圧Vs2は、この値に到達すると充電電流をバイパスする電圧値であり、電気二重層キャパシタの定格電圧より僅かに小さくなるように設定している。この所定電圧Vs2は、シャントレギュレータSRの基準電圧VR1および分圧抵抗R2、R1の抵抗値により下式のように決定している:
Vs2=VR1(1+R2/R1)。
図6に、コントローラボード501(のCPU502)が実行する、スタンバイモード/低電力モード/休止モード間の切換え制御を示す。電源回路514(図4)と商用交流電源AC(コンセント)との間のメインスイッチ79が閉じて電源回路514が動作電圧+5VEを与えると、コントローラボード501のCPU502は、電源オン応答の初期化処理(ステップ1)をして、そこでスタンバイモードを設定する(ステップ2)。すなわちスイッチ85をオンとし、これによってエンジン制御510およびI/O制御513に動作電圧+5Vが加わってそれらがそれぞれの初期化を終えると、CPU502は、エンジン制御510のCPU508にスタンバイモードの設定(スイッチ83,84のオン)を指示する。これに応答してCPU508が、I/O制御513を介してスイッチ83,84をオンにする。これによりAC制御回路540に動作電圧およびAC電圧が加わり、AC制御回路540がメインヒータ518への通電を開始して目標温度への、定着温度のヒートアップを開始する。
そしてCPU502は省エネモードレジスタFMのデータを、スタンバイモードを表わす「0」とし、スタンバイモードから低電力モードへの切換え待ち時間Td1を時限値とするタイマTd1をスタートする(ステップ2)。
なお、以下においては、カッコ内にはステップと言う語を省略してステップ番号数字のみを記す。
スタンバイモードが設定されたことにより、複写機MF1の各部に動作電圧が投入される。操作ボード10のCPUは、スタンバイモードの設定(2)による動作電圧の印加に応答して電源オン初期化を実行して、操作ボード10内のNVRAMにある標準処理モードのコピー条件を読み出して液晶タッチパネルに表示する。
入力読取(3)では、操作ボード10のCPUが操作ボード10に対するユーザの操作を読み込んでコントローラボード501のCPU502に報知し、また、コントローラボード501のCPU502が、パソコンPCおよびFCU506からのコマンドを解読する。操作ボード10のCPUは、画像処理モードキー入力の読取りと液晶パネルの表示の切換え,操作ボード10に対するユーザの操作に対応して、置数キーの押下の読込みと入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込みと、スタート指示のコントローラボード501への転送,用紙サイズの切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作読取りおよび表示出力の制御を行う。
スタンバイモードから低電力モードへの切換えの待ち時間Td1および低電力モードから休止モードへの切換えの待ち時間Td2は、操作ボード10から入力できるものであり、入力値が操作ボード10の不揮発メモリNVRAMに格納(登録)されているものである。
「入力読取」(3)で、パソコンPCから印刷指示を受けると、あるいはFCU506がファクシミリ受信を報知してくると(5)、CPU502は電源回路514を、休止モードまたは低電力モードであると、スタンバイモードに切換える(6)。
「入力読取」(3)で、指示入力、例えば、操作ボード10に対するユーザの操作(画像処理モード指定キーのタッチ,置数キーの押下,スタートキーの押下,用紙サイズの切換え,その他)を受けるとコントローラボード501のCPU502は、指示入力に対応した処理に進む(5−7−8)。
「入力読取」(3)で、スタンバイモードを設定しているときに操作ボード10上の電源キーがオンすると操作ボード10のCPUおよびコントローラボード501のCPU502は、ユーザが休止モードへの切換えを指示したとみなして(7,9)、液晶タッチパネル11に表示中の画像処理モードを、操作ボード10のNVRAMに前回モードとして書込み、休止モードに移行する(10)。休止モードに移行するとCPU502は、スキャナ100の圧板操作検知信号あるいはADF120への原稿セット検知信号が発生するのを待ち(11)、検知信号が発生すると、電源回路514をスタンバイモードに設定する(6)。なお、検知信号が発生するのを待っている間、PCから印刷コマンドが到来すると、電源回路514をスタンバイモードに設定する(5,6)。
低電力モード又は休止モードを設定しているときに電源キーがオンするとCPU502は、ユーザがスタンバイモードへの切換えを指示したとみなして、スタンバイモードを設定し、操作ボード10のNVRAMに書き込んでいる前回画像処理モードを読出して液晶タッチパネルに表示する(7−9−6)。
「入力読取」(3)で指示入力がないと、指示入力を待っている間、タイマTd1がタイムオーバしたかをチェックする(12,13)。そして指示入力が無くタイマTd1がタイムオーバすると、コントローラボード501のCPU502は、低電力モードに移行する(14)。また、モードレジスタFMに低電力モードであることを示す「1」を書き込んで、Td2時限のタイマTd2をスタートする。そしてその後、入力が無くタイマTd2がタイムオーバすると(15,16)、CPU502は、休止モードへ移行する(16−10)。
図7および図8に、エンジン制御510のCPU508が、I/O制御513を使用して実行する、キャパシタユニット89の充放電制御の概要を示す。まず放電処理を示す図7を参照する。すでに説明したが、コントローラボード501のCPU502がスイッチ85をオンにすることによりエンジン制御510およびI/O制御513ならびにその他の制御回路に制御動作電圧+5Vが印加される。これが起こるのは、メインスイッチ79がオンになって休止モード時の動作電圧+5VEがコントローラボード501のCPU502に加わり、これによってCPU502が動作をして、初期化(1:図6)を終えてスタンバイモードを設定するとき(2)、ならびに、メインスイッチ79はオンのまま、スタンバイモードから低電力モード又は休止モードに移行した後、スタンバイモードに復帰する条件が満たされてこれによりスタンバイモードに復帰するときである。
動作電圧+5Vが加わるとエンジン制御510のCPU508は、初期化(21)を実行してエンジン制御510の各部を待機状態に設定し、I/O制御513の、同様に動作電圧+5Vの印加に応答するI/O制御513内の初期化の完了を待つてから、I/O制御513を介してスイッチ83,84をオンにする(22)。これにより、複写機MF1はスタンバイモードになる。CPU508の内部RAMに定めたモードレジスタRMのデータは、スタンバイモードを表わす10進数の0を表わすデータとする(22)。なお、I/O制御513の、動作電圧+5Vの印加に応答する初期化により、キャパシタ電源装置80(図4)の交流リレー86および直流リレー90はオフ(非導通=遮断)に設定され、制御動作電圧+5Vの印加前からオフを継続する。すなわち、キャパシタユニット89への充電はなく、また、キャパシタユニット89から補助ヒータ519への放電(給電)もない。
CPU508は次に、I/O制御513が定着温度センサから読み込んだ定着温度を参照して、それがTft未満であると、I/O制御513を介して直流リレー90をオン(導通)にする。これにより、キャパシタユニット89が補助ヒータ519に給電(放電)し、補助ヒータ519がヒートアップする。定着温度がTft以上になると、直流リレー90をオフ(非導通=遮断)にする(25−125)。これにより、キャパシタユニット89から補助ヒータ519への放電が停止する。キャパシタユニット89から補助ヒータ519に給電中にCPU502から低電力モードへの切り換え指示(図6の14)があると、CPU508は、メインヒータ518への通電を遮断するために、I/O制御513を介してスイッチ83をオフにして、モードレジスタRMに10進数の1を表すデータを書込む(26〜28)。そして直流リレー90をオフにする(29)。スイッチ84のオンは継続するので、スキャナ100,ADF120による原稿画像読み取りは可能である。CPU502から休止モードへの切り換え指示(図6の10)があると、CPU508は、I/O制御513を介してスイッチ83,84をオフにして、モードレジスタRMに10進数の2を表すデータを書込む(30〜32)。そして直流リレー90をオフにする(29)。この休止モードへの移行の場合は、後述する図8のステップ34〜46の、キャパシタユニット89への充電処理を経てから、ステップ47を経てステップ57で、I/O制御513を介して自己保持スイッチ85をリセット(オフに)する。これにより、エンジン制御510(CPU508)およびI/O制御513ならびにその他の制御回路への制御動作電圧+5Vが消滅する。
定着温度がTft未満ではあるがTft近くの印刷開始可能温度まで上昇し、ユーザからのスタート指示を受け入れることができる機内状態になったときにCPU502がレディ信号を発生する。また、コピー又は印刷の一連の作像行程を終了して、次のユーザ指示を受け付けることができるようになったときにも、CPU502はレディ信号を発生する。このレディ信号が発生した時にも、CPU508は、直流リレー90をオフにする(29)。すなわち、キャパシタユニット89の放電を停止する。そして、図8の、充電処理に進む。
なお、補助ヒータ519は、メインスイッチ79のオン直後ならびに低電力モード又は休止モードからスタンバイモードへの復帰直後の、定着温度が低い可能性が高い場合に、定着温度の上昇を高速にすることを第1の目的としているが、この第1実施例では、メインヒータ518を定格電力が比較的に低いものとしてメインヒータ518のみならずAC制御回路540を小型のものとして定常電力消費を低くして、高速連続印刷,広幅用紙に対する印刷ならびに厚紙用紙に対する印刷等で定着温度不足になるのを回避する為に、定着機能を最低限満たす最低定着温度と同程度又はそれよりやや高い温度値に、上記閾値Tftを設定して、上述のスタンバイモードへの切換り時のみならず、切換り後の作像動作中にも、定着温度がTft未満になると、I/O制御513を介して直流リレー90をオン(導通)にする(図8の48−丸付き5−図7の23−24)。これにより、補助ヒータ519がヒートアップする。定着温度がTft以上であると、直流リレー90はオンにしないで、CPU502がレディ信号(一連の作像行程の終了)を発生するのを待ち(123)、その間に定着温度がTft未満に低下すると直流リレー90をオンにする(24)。定着温度がTft未満に低下することなくレディ信号が発生すると、CPU508は、直流リレー90をオフにして(124)、図8の、充電処理に進む。
図8を参照する。充電処理の最初には、CPU508は、I/O制御513が読み込んでいるキャパシタユニット89の出力電圧Vco(図5)を参照して、それが、キャパシタユニット89の定格電圧値(45V)に定めた設定値Vft未満であると、I/O制御513を介して交流リレー86をオンにする(35)。これにより整流平滑回路87に商用交流電圧が印加されて回路87が直流電圧を発生してDC/DCコンバータ88内の、調圧トランスの1次巻線に通電するチョッパ回路(スイッチング回路)に印加する。定電流制御回路88icが整流平滑回路87が発生する直流電圧(の分圧電圧)で動作してPWMパルスを発生してチョッパ回路に与え、これによりチョッパ回路がPWMパルスの周期およびデューティでオン/オフを繰り返して調圧トランスの1次巻線にパルス通電する。これによって調圧トランスの2次巻線に誘起する電圧が整流および平滑化されてDC/DCコンバータ88からキャパシタユニット89に出力される。
充電電流検出回路88idは、DC/DCコンバータ88の出力電流値(充電電流値)を抵抗88rの電圧に基づいて検出して、低増幅率の第1フィードバック信号を定電流制御回路88icに与えるので、定電流制御回路88icは高電流出力の定電流制御を行い、DC/DCコンバータ88が高電流値でキャパシタユニット89を充電する。CPU508は、キャパシタユニット89のいずれかのキャパシタがVs2にまで充電したことを表わす到達信号(Cst=L)が発生する(信号CstがLになる)か、CPU502からスタンバイモードへの移行指示又は作像スタート指示が到来するかを待つ(36,37)。
到達信号(Cst=L)が発生するとCPU508は、そのときのキャパシタユニット89の出力電圧(充電電圧)Vcoを参照して(39)、それが定格電圧(45V)の90%程度の値に定めた所定値Vbtより低いと長時間値ts1時限のタイマts1をスタートし(40)、所定値Vbt以上のときには短時間値ts2時限のタイマts2をスタートして(41)、タイマのタイムオーバを待って(42)タイムオーバすると、交流リレー86をオフにする(46)。すなわちキャパシタユニット89の充電を停止する。なお、CPU502からスタンバイモードへの移行指示又は作像スタート指示が到来したときにはそこで交流リレー86をオフにして(38,44)、図7のステップ22のスタンバイモードの設定に戻る。すなわちキャパシタユニット89の充電処理を終了して、放電処理に進む。また、タイマのタイムオーバを待っている間に、キャパシタユニット89の充電電圧Vcoが設定値Vftに到達したか監視して(45)、設定値Vftになるとそこで交流リレー86をオフにする(46)。
なお、到達信号(Cst=L)が発生すると、これに応答して充電電流検出回路88idが、定電流制御回路88icへのフィードバック信号を、低増幅率の第1フィードバック信号から高増幅率の第2フィードバック信号に切り換えるので(39a)、上記タイマのタイムオーバを待っている残充電期間では、定電流制御回路88icは、低電流値をキャパシタユニット89に給電する定電流制御を行い、DC/DCコンバータ88の出力電流(充電電流)は低値の一定値に切り替わっている。残充電期間には、所定電圧Vs2に到達したキャパシタセルでは、並列モニタの充電電流バイパス経路に電流が流れるため、バイパス経路上のPNPトランジスタQ1および抵抗R4で電流損失による発熱が生じる。そこで、残充電期間は、上記のように充電電流を減少させて、PNPトランジスタおよび抵抗での発熱を抑制する。
交流リレー86をオフにすると、すなわちキャパシタユニット89の充電を停止すると、CPU508は、モードレジスタRMのデータを参照して(47)、それが「2」(休止モードへの移行指示)であると、スイッチ85をリセットする(57)。すなわちオフにする。これにより、エンジン制御510(CPU508),I/O制御513およびその他の制御回路への制御動作電圧+5Vが消えて、CPU508の動作が停止する。
CPU508が、図7のステップ30で、CPU502からの休止モードへの移行指示を認識すると、そこでキャパシタユニット89の充電を停止して(29)、図8のステップ34〜46でキャパシタユニット89を充電してそれを完了してから、自己保持スイッチ85をオフにする(57)。すなわち休止モードに移行する。上記充電中は、複写機MF1は、メインヒータ518への通電電流を下げた又は通電を遮断した低電力消費状態であるので、キャパシタユニット89の充電は、複写機MF1全体としての過分な電力負荷増大とはならない。休止モードからスタンバイモードに復帰したとき(図7の22)には、キャパシタユニット89が充電されており、補助ヒータ519に多量の電力を給電して、定着温度を急速に立ち上げることが可能である。
モードレジスタRMのデータが「1」(低電力モード)であると、スタンバイモード又は休止モードへの移行指示が到来するか、あるいは作像スタート指示が到来するのを待つ(55,56)。ここでも、キャパシタユニット89の充電は完了している。休止モードへの移行指示が到来すると、スイッチ85をオフにして休止モードにはいる(57)。しかし、スタンバイモードへの移行指示又は作像スタート指示があると、図7のスタンバイモードの設定(22)に進む。この場合にも、キャパシタユニット89が充電されており、補助ヒータ519に多量の電力を給電して、定着温度を急速に立ち上げることが可能である。
モードレジスタRMのデータが「0」(スタンバイモード)であると、低電力モード又は休止モードへの移行指示が到来するか、あるいは作像スタート指示が到来するのを待つ(48,49,52)。低電力モードへの移行指示があると、低電力モードに移行して(50,51)、充電処理(34〜46)を経て、上述の低電力モードでの待機(47,55,56)を行うが、休止モードへの移行指示があると休止モードへの移行前処理をして(53,54)、充電処理(34〜46)を経て、上述の休止モードに移行する(47,57)。このように、省エネモード(休止モード,低電力モード)に進んだときにはキャパシタユニット89の満充電が完了しているので、スタンバイモードに復帰したときには、補助ヒータ519に多量の電力を給電して、定着温度を急速に立ち上げることが可能である。しかも、そのためのキャパシタユニット89への充電は、複写機MF1の全体としての電力消費が少ない、スタンバイモードでのユーザ指示を待つ待機(レディ)時,低電力モード時および休止モードへの移行条件が成立した時、であるので、キャパシタユニット89への充電が、複写機MF1の瞬時電力負荷を過大にすることはなく、複写機MF1の定格電力の増大の回避又は低減と、定着温度の高速ヒートアップとが両立する。
ここで上述の時限値ts1,ts2を説明する。図12は、最初の充電時および長時間経過後の漏れ電流のばらつきによるキャパシタ単体間の、設定電圧までの充電時間ばらつきが大きい状態での充電時における、時間に対する各キャパシタ電圧および充電電流の変化を表したグラフである。この状態での充電時には、複数直列接続したキャパシタのいずれかが所定電圧Vs2に到達してから充電を終了させるまでの残充電時間は、比較的に長い時間となる。長時間時限値ts1は、キャパシタ静電容量および分圧抵抗の許容差により複数キャパシタのいずれかが所定電圧Vs2に到達してから全てのキャパシタで所定電圧Vs2に到達するまでの充電時間が最長となる条件を算出し、その最長時間t10よりも大きな値を設定したものである。
充電電流をI10、許容差を考慮して、キャパシタ静電容量の最小値をCmin、最大値をCmax、シャントレギュレータSR100の基準電圧の最小値をVR1min、最大値をVR1max、分圧抵抗R100、R101の最小値、最大値をそれぞれR100min、R100max、R101min、R101maxとすると、最長時間t10は下式より算出される:
t10=(Cmax×Vs2max−Cmin×Vs2min)/I10
Vs2max=VR1max(1+R100max/R101min)
Vs2min=VR1min(1+R100min/R101max)
したがって、長時間時限値ts1は上式のt10よりも大きな値を設定する必要がある。
図13は、充電時にキャパシタ電圧を所定電圧Vs2に揃えた後、各キャパシタの充放電の基準が所定電圧Vs2である状態における、時間に対する各キャパシタ電圧および充電電流の変化を表したグラフである。充電時にキャパシタ電圧を所定電圧Vs2に揃えた後、各キャパシタの充放電の基準が所定電圧Vs2である状態における充電においては、漏れ電流ばらつきが無い場合には、図13に示すように、全てのキャパシタが同時に所定電圧Vs2に到達する。しかし、実際には漏れ電流ばらつきが生じるため、所定電圧Vs2に到達する時間にずれが生じる。そこで、長時間時限値ts1よりも短い短時間時限値ts2を設定して、複数のキャパシタのいずれかが所定電圧Vs2に到達してから短時間時限値ts2のキャパシタ電圧の均等化を行う。
第1実施例では、キャパシタユニット89の全キャパシタの残留電圧を零にした状態から、充電電流10Aで充電を開始して、静電容量が600±5%の少なくとも1個のキャパシタが定格電圧2.5Vに到達するまでの先行充電時間は、150sec程度であり、閾値Vbt(図8の39)を定格出力45Vの90%程度にした場合、少なくとも1個のキャパシタが所定電圧Vs2に到達してからも、仮に充電電流10Aで充電を継続する場合で、残充電期間ts1は10〜15sec程度、ts2は5〜10sec程度とすると、該残充電期間の終わりあたりで、キャパシタユニット89の充電電圧Vcoが定格電圧45V程度となる。第1実施例では、残充電期間は充電電流を下げるので、これにより充電電圧の上昇が遅くなる。そこで充電電流を下げた分、残充電期間ts1は30〜40sec程度、ts2は10〜20sec程度と、残充電期間ts1,ts2は長く設定している。
第2実施例のハードウエアおよび機能(ソフトウエアによるものを含む)の大部分は、上述の図1〜図8を参照して説明した第1実施例と同様である。しかし第2実施例は、補助ヒータ519には、メインスイッチ79のオン直後ならびに低電力モード又は休止モードからスタンバイモードへの復帰直後の、定着温度が低い可能性が高い場合に、定着温度の上昇を高速にすることを目的として、スタンバイモードに入ったときに、定着温度に関わりなく、キャパシタユニット89から給電する。
図9に、第1実施例の図7に示す放電(給電)処理に代える、第2実施例のCPU508の放電(給電)処理、の内容を示す。メインスイッチ79がオンになってスタンバイモードを設定すると(22)、又は、低電力モード又は休止モードからスタンバイモードへの移行が指示されてスタンバイモードを設定すると(22)、CPU508は、直流リレー90をオンにする(24)。すなわちキャパシタユニット89から補助ヒータ519への給電を開始する。その後は、CPU508は、コントローラボード501のCPU502が、低電力モードへの移行指示,休止モードへの移行指示又はレディ信号を与えるのを待ち(26,30,33)、その間補助ヒータ519への給電を継続する。
低電力モードへの移行指示があると、CPU508は、メインヒータ518への通電を遮断するために、I/O制御513を介してスイッチ83をオフにして、モードレジスタRMに10進数の1を表すデータを書込む(26〜28)。そして直流リレー90をオフにする(29)。スイッチ84のオンは継続するので、スキャナ100,ADF120による原稿画像読み取りは可能である。CPU502から休止モードへの切り換え指示があると、CPU508は、I/O制御513を介してスイッチ83,84をオフにして、モードレジスタRMに10進数の2を表すデータを書込む(30〜32)。そして直流リレー90をオフにする(29)。レディ信号が発生した時にも、CPU508は、直流リレー90をオフにする(33,29)。すなわち、キャパシタユニット89の放電を停止する。その後の充電処理は、図8に示す第1実施例の充電処理と同様である。その他の機能および処理も、上述の第1実施例と同様である。
第3実施例のハードウエアおよび機能の大部分は、上述の図1〜図8を参照した第1実施例と同様である。しかし第3実施例は、キャパシタユニット89の充電処理に僅かな変更がある。
図10に、第3実施例のCPU508の、充電処理の内容を示す。この第3実施例では、CPU508は、キャパシタユニット89の充電を開始したとき(35)、そのときのキャパシタユニット89の出力電圧Vcoを参照して(39a)、それが定格電圧(45V)の50%程度の値に定めた所定値Vrtより低いと長時間値ts1をタイマTの時限値に設定し(40a)、所定値Vrt以上のときには短時間値ts2をタイマTの時限値に設定する(41a)。そして信号Cstが、いずれかのキャパシタの充電電圧がVs2に達したことを表わすLになると、タイマTをスタートして(42a)、タイマのタイムオーバを待って(42)タイムオーバすると、交流リレー86をオフにする(46)。すなわちキャパシタユニット89の充電を停止する。その他の機能および処理は、上述の第1実施例と同様である。なお、この第3実施例の放電(給電)処理は、第1実施例の図7に示すものから、第2実施例の図9に示すものに変更することもできる。
本発明の第1実施例のキャパシタ電源装置を装備した複合機能複写機MF1の機構概要を示す縦断面図である。 図1に示すカラープリンタ200の拡大縦断面図である。 図1に示す複合機能複写機MF1の電気システム概要を示すブロック図である。 図1に示す複合機能複写機MF1の各部に給電する電源回路514の構成を示すブロック図である。 図4に示すキャパシタユニット89の構成を示す電気回路図である。 図3に示すコントローラボード501のCPU502による、省エネ制御を主体とする制御フローの、一部を示すフローチャートである。 図3に示すエンジン制御510のCPU508による、キャパシタユニット89の放電制御の概要を示すフローチャートである。 図3に示すエンジン制御510のCPU508による、キャパシタユニット89の充電制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の、エンジン制御510のCPU508による、キャパシタユニット89の放電制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例の、エンジン制御510のCPU508による、キャパシタユニット89の充電制御の概要を示すフローチャートである。 (a)は、図5に示すキャパシタユニット89の中の複数個のキャパシタの、所定電圧Vs2に到達するまでの時間ta1、tb1、tc1を模式的に示すグラフ、(b)は、全キャパシタの電圧を所定電圧Vs2に一度揃えた後の、放電および充電における各キャパシタの充電電圧の推移を模式的に示すグラフである。 図5に示すキャパシタユニット89の中の複数個のキャパシタの、低残留電圧から充電を開始して所定電圧Vs2に到達するまでの時間のばらつきと、これに対応して設定すべき残充電期間ts1を、模式的に示すグラフである。 図5に示すキャパシタユニット89の中の複数個のキャパシタの、高残留電圧から充電を開始して所定電圧Vs2に到達するまでの時間のばらつきと、これに対応して設定すべき残充電期間ts2を、模式的に示すグラフである。
符号の説明
201:感光体 202:帯電装置
203:露光装置
204,207:現像装置
208,215:転写ベルト
209〜211:給紙カセット
214:定着器 224:排紙ガイド
225:排紙ローラ
226:排紙スタック
227:補給トナー収納部
233:レジストローラ

Claims (21)

  1. 複数個のキャパシタを直列に接続したキャパシタ群;
    該キャパシタ群の出力電圧を検出する電圧検出手段;
    上記キャパシタ群を充電する充電手段;
    前記キャパシタ群の各キャパシタにそれぞれが並列に接続され、各キャパシタの電圧が所定電圧に到達したら充電電流をバイパスするとともに、所定電圧到達を表す到達信号を発生する複数個のモニタ手段;および、
    前記モニタ手段の一つが前記到達信号発生したとき、前記出力電圧が第1設定値より低いと長時間時限値を、高いと短時間時限値を定めて計時を開始し該時限値が経過した後、前記充電手段による充電を停止する充電制御手段;
    を備えるキャパシタ電源装置。
  2. 複数個のキャパシタを直列に接続したキャパシタ群;
    該キャパシタ群の出力電圧を検出する電圧検出手段;
    上記キャパシタ群を充電する充電手段;
    前記キャパシタ群の各キャパシタにそれぞれが並列に接続され、各キャパシタの電圧が所定電圧に到達したら充電電流をバイパスするとともに、所定電圧到達を表す到達信号を発生する複数個のモニタ手段;および、
    前記充電手段が充電を開始するときの前記出力電圧が第2設定値より低いと長時間時限値を、高いと短時間時限値を定めて、前記到達信号が発生したとき計時を開始し前記時限値が経過した後、前記充電手段による充電を停止する充電制御手段;
    を備えるキャパシタ電源装置。
  3. 前記充電制御手段は、前記計時を開始した後、前記出力電圧が第3設定値に到達すると前記充電手段による充電を停止する;請求項1又は2に記載のキャパシタ電源装置。
  4. 前記充電手段は、充電電流を目標電流に制御し前記到達信号が発生すると充電電流を下げる定電流制御手段;を含む、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のキャパシタ電源装置。
  5. メインヒータ;該メインヒータに通電するメイン通電回路;補助ヒータ;および、該補助ヒータに通電する請求項1乃至4のいずれか1つに記載のキャパシタ電源装置;を備える加熱装置。
  6. 加熱温度が第1設定値より低いときに前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段;を更に備える請求項5に記載の加熱装置。
  7. 省エネ制御手段;および、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段;を更に備える、請求項5又は6に記載の加熱装置。
  8. 省エネ制御手段;および、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電をする動作モードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段;を更に備える請求項5に記載の加熱装置。
  9. 更に、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段;を備える請求項8に記載の加熱装置。
  10. 感光体に静電潜像を形成し該静電潜像をトナー像に現像して該トナー像を直接にもしくは中間転写体を介して間接に用紙に転写する作像手段;
    メインヒータおよび補助ヒータを備える、前記用紙上のトナー像を該用紙に固着する定着装置;
    前記メインヒータに通電するメイン通電回路;および、
    前記補助ヒータに通電する請求項1乃至4のいずれか1つに記載のキャパシタ電源装置;
    を備える画像形成装置。
  11. 定着温度が第1設定値より低いときに前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段;を更に備える請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 省エネ制御手段;を更に備え、前記給電制御手段は、前記メイン通電回路により前記メインヒータに通電する動作モードに移行したときに、定着温度が第1設定値より低いときに前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する;請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 省エネ制御手段;および、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電をする動作モードに移行したとき、前記キャパシタ電源装置の出力電圧を前記補助ヒータに印加する給電制御手段;を更に備える、請求項10に記載の画像形成装置。
  14. 省エネ制御手段;および、前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段;を更に備える、請求項10に記載の画像形成装置。
  15. 前記メイン通電回路による前記メインヒータへの通電を停止する省エネモードに移行するとき、前記キャパシタ電源装置に充電する充電制御手段;を更に備える請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  16. 商用交流を直流に変換する整流回路,該直流を所要電圧の直流に変換するDC/DCコンバータ、および、該所要電圧の直流を出力/停止するスイッチ手段、を含む電源回路;を更に備え、前記省エネ制御手段は、前記DC/DCコンバータが出力する所要電圧の直流によって動作して動作モード/省エネモード間の切り換え要否を決定し、省エネモードから動作モードへの切り換え要のとき前記スイッチ手段を前記直流の出力に設定する;請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  17. 前記給電制御手段は、前記スイッチ手段が出力する直流電圧によって動作する;請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 商用交流を直流に変換する整流回路,該直流を所要電圧の直流に変換するDC/DCコンバータ、および、該所要電圧の直流を出力/停止するスイッチ手段、を含む電源回路;を更に備え、前記省エネ制御手段は、前記DC/DCコンバータが出力する所要電圧の直流によって動作して動作モード/省エネモード間の切り換え要否を決定し、省エネモードから動作モードへの切り換え要のとき前記スイッチ手段を前記直流の出力に設定する;請求項14又は15に記載の画像形成装置。
  19. 前記充電制御手段は、前記スイッチ手段が出力する直流電圧によって動作する;請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記充電制御手段は、前記キャパシタ電源装置の充電を終えると前記スイッチ手段を出力の停止に切り換える;請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 光学系の投影画像を読み取って該画像を表す画像データを生成する画像読み取り装置;および、請求項10乃至20のいずれか1つに記載の画像形成装置;を備え、該画像形成装置は、前記画像読み取り装置が生成した画像データを、前記画像形成装置による前記作像に適合する画像データに変換して前記作像に用いる画像データ処理手段を含む;複写装置。
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